JP2004346662A - Locking device for cover of manhole or the like - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、通信ケ−ブルや送電ケ−ブル、上下水道管を収納する共同溝の出入り用マンホール等に装備される蓋用ロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マンホール等の蓋を閉鎖位置において固定受枠に対し開放不能に施錠する従来のロック装置では、錠前ユニットの鍵孔が路上に露出しているため、泥等のに異物が目詰まりして回転しなくなる恐れがある。
【0003】
また、施錠状態と解錠状態の判別が容易でないため、蓋を閉めた後に施錠し忘れる可能性があり、正当権限者以外の者が共同溝に侵入することがある。
【0004】
他の蓋用ロック装置としては、前記蓋を上下方向に貫通する外筒と、該外筒に回転可能に収容された施錠軸と、該施錠軸の下端部に固着され、固定受枠側の受金部と係合する止め金板とからなり、操作用鍵には、前記施錠軸の上端部に形成した鍵受け凹部に挿入される鍵コード部を先端部に形成したものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
この蓋用ロック装置では、泥水の侵入によって施錠軸の鍵受部が目詰まりして鍵の差し込みが困難または不可能とならないようにするため、該鍵受部の形状を例えば略三角形状などの単純化した形状に形成している。
このような特殊な使用環境を考慮に入れた設計であるため、錠機能としてのセキュリティーにおいて劣る点があり、本来の鍵以外の用具を無理矢理に差し込むことによって施錠軸を回すことも不可能ではなかった。
【0006】
【特許文献1】特許第3291269号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目的は、雨水や泥水に曝される劣悪な使用環境に耐えるとともに、必要充分なセキュリティー機能を有するマンホール蓋用施錠装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下、添付図面中の参照符号を用いて説明すると、請求項1の発明の蓋用ロック装置は、マンホール等の蓋1に縦長に固着され、上半部内周面に雌螺子部3が形成された筒状ケース2と、筒状ケース2の下半部に上下動および回転可能に挿入され、頭部周面にL字状のカム溝5が形成されたロックシャフト4と、ロックシャフト4の下部に連結され、マンホール等の固定受枠6側のストライク7と係脱するロック板8と、筒状ケース2の下半部内面に固設され、ロックシャフト4が回転させられるとき、カム溝5との協働によってロックシャフト4を上下動させるガイドピン10と、ロックシャフト4の上方において筒状ケース2に抜差し可能に嵌め込まれる錠前ユニット12と、相交差する2本の操作軸14,15を備えており、ロックシャフト4の頭部上面の回転受動部9に嵌合される回転駆動部16が一方の操作軸14の先端部に形成され、錠前ユニット12の施錠軸18に嵌合される施錠駆動部17が他方の操作軸15の先端部に形成されたキーハンドル13とからなり、施錠駆動部17の使用によって錠前ユニット12を筒状ケース2から抜き取った後、キーハンドル13の回転駆動部16によってロックシャフト4を回転させて固定受枠6に対する蓋1の固定を解除し、筒状ケース2の雌螺子部3に蓋吊上げ用アイボルト11を捻じ込むようにしたものである。
【0009】
請求項2の発明の蓋用ロック装置において、前記錠前ユニット12は、筒状ケース2に挿入される外筒19と、外筒19に回転不能かつ上下方向に移動可能に収容され、施錠軸18が嵌挿される非円形状の受孔21を中央部に形成した錠止板20と、錠止板20を上昇方向に付勢するバネ部材22と、外筒19の下部空間に収容され、施錠軸18の下部が挿入される軸孔24を中央部に形成したサポート体23と、軸孔24と交差するサポート体23の側面孔25に嵌挿され、連動カム機構を介して施錠軸18に接続され、施錠軸18の回転に対応して筒状ケース2の下部内側面の係止突起26に係合可能な位置に出没するロック体27と、外筒19の上部内側面に突設され、筒状本体19に対するキーハンドル13の抜差しを規制する抜差し規制体28とからなり、施錠軸18の上部には、錠止板20の受孔21に係合したとき、施錠軸18を回転不能にする断面非円形状の回転制止部29と、施錠軸18を回転可能にする回転許容部30を上下に形成してあり、キーハンドル13の施錠駆動部17は施錠軸18の回転制止部29に合致した凹部形状に形成してあり、施錠駆動部17に隣接したキーハンドル13の操作軸15の外周面には、抜差し規制体28の規制突起31に当接する環状突起32を形成してあり、環状突起32には規制突起31が通過可能な逃げ溝33を形成してあり、ロック体27が筒状ケース2の係止鍔部26と非係合の位置までキーハンドル13の操作軸15を回転させたとき、規制突起31が環状突起32の下面に係合して、キーハンドル13を抜取り不能にしたものである。
【0010】
【発明の作用】請求項1の発明では、通信ケーブルの補修交換や点検等の作業のためにマンホールの正当管理者からキーハンドル13を渡された作業員は、筒状ケース2の上面開口からキーハンドル13の片側の操作軸15を錠前ユニット12に挿入し、操作軸15の施錠駆動部17を施錠軸18に嵌合させる。キーハンドル13で施錠軸18を解錠方向に回転させ、蓋1に対する錠前ユニット12の錠止を解除した後、図2に示したように錠前ユニット12を筒状ケース2から抜き取る。
【0011】
次に図3に示したようにキーハンドル13の別の操作軸14を筒状ケース2の上面開口から挿入し、回転駆動部16をロックシャフト4の回転受動部9に嵌合させ、ロックシャフト4をキーハンドル13と一体に所定方向に所要角度回す。
このとき、ガイドピン10が見掛け上、L字状のカム溝5の水平部分5aから屈折交差部5bに当たるまでの最初の過程では、ロック板8は水平方向に回転して固定受枠6側のストライク7の下面側から離脱する。これによって固定受枠60に対する蓋1の係止施錠が解除される。次に、ガイドピン10が見掛け上、屈折交差部5bから垂直部分5cに入り込む次の過程では、図4に示したようにロック板8はロックシャフト4と一体に筒状ケース2に沿って上方移動する。
【0012】
この後、図4に示したようにアイボルト11を筒状ケース2の雌螺子部3に捻じ込み、クレーン等の用重機より繰り出した吊下げ部材の末端部がアイボルト11に連結され、蓋1が吊上げ開放される。作業員は全面開放されたマンホールから共同溝等に入り込み、所定の作業に着手する。
作業の終了後、作業員はマンホールから路上に出る。前記重機の使用によって蓋1を固定受枠6の所定の閉鎖位置に吊り下した後、筒状ケース2からアイボルト11を取外す。
【0013】
キーハンドル13の操作軸14を筒状ケース2の上面開口から挿入し、操作軸14の回転駆動部16をロックシャフト4の回転受動部9に嵌合させて、ロックシャフト4をキーハンドル13と一体に前記とは逆方向に回転させる。見掛け上、ガイドピン10がL字状カム溝5の垂直部分5cから屈折交差部5bに戻る過程において、ロックシャフト4とロック板8は一体に下方移動し、屈折交差部5bから水平部分5aに戻る過程において、ロック板8は水平方向に回転してストライク7の下面側に入り込む。これによって固定受枠60に対する蓋1の係止施錠が成立する。
【0014】
次に、キーハンドル13の操作軸14を筒状ケース2から引出した後、筒状ケース2の上面開口から錠前ユニット12を嵌め落す。その後、筒状ケース2の上面開口からキーハンドル13の別の操作軸15を挿入し、操作軸15の施錠駆動部17を錠前ユニット12の施錠軸18に嵌合させる。キーハンドル13で施錠軸18を施錠方向に回転させ、筒状ケース2に対して錠前ユニット12を抜き取り不能に係止施錠する。
その後、キーハンドル13の操作軸15を筒状ケース2から抜き取り、筒状ケース2の上面開口を適当なキャップ盤34で閉塞した後、作業員は現場を立ち去る。
【0015】
請求項2の発明では、蓋1の閉鎖施錠状態においては、錠止板20の受孔21には施錠軸18の回転制止部29が係合しており、施錠軸18は錠止板20を介して外筒19に対して回転不能に拘束されている。そのため、施錠軸18に連動装備されているロック体27は、先端部が筒状ケース2の係止突起26に係合可能な施錠位置に保持されている。
【0016】
図15に示したようにキーハンドル13の片側の操作軸15を錠前ユニット12に挿入し、操作軸15の環状突起32の逃げ溝33を抜差し規制体28の規制突起31と位置合わせをした後、キーハンドル13を押し下げると、操作軸15の施錠駆動部17の先端面が錠止板20に当接する。さらにキーハンドル13を押し下げると、錠止板20がバネ部材22の付勢に抗して下方移動し、図16に示したように施錠駆動部17が施錠軸18の回転制止部29に嵌合する一方、錠止板20の受孔21に施錠軸18の回転許容部30が係合する。そのため、錠止板20を介して成立していた外筒19に対する施錠軸18の回転拘束が解除される。
【0017】
この段階でキーハンドル13の操作軸15を解錠方向に回すと、施錠軸18がサポート体23の軸孔24を中心として操作軸15と一体的に回転し、ロック体27が連動カム機構の作用によって没入方向に摺動し、筒状ケース2の係止突起26の下面側位置から離脱するため、筒状ケース2に対する錠前ユニット12の拘束が解除される。この状態では、抜差し規制体28の規制突起31が操作軸15の環状突起32の下面側に係合しているため、図2に示したように錠前ユニット12は操作軸15を引き上げることによって、筒状ケース2から抜き取られる。
【0018】
次に図3に示したようにキーハンドル13の別の操作軸14を筒状ケース2に挿入し、操作軸14の回転駆動部16をロックシャフト4の回転受動部9に嵌合させて、ロックシャフト4をキーハンドル13と一体に所定方向に所要角度回す。
このとき、ガイドピン10が見掛け上、L字状のカム溝5の水平部分5aから屈折交差部5bに当たるまでの最初の過程では、ロック板8は水平方向に回転して固定受枠6側のストライク7の下面側から離脱する。これによって固定受枠60に対する蓋1の係止施錠が解除される。次に、ガイドピン10が見掛け上、屈折交差部5bから垂直部分5cに入り込む次の過程では、図4に示したようにロック板8はロックシャフト4と一体に筒状ケース2に沿って上方移動する。
【0019】
この後、図4に示したようにアイボルト11を筒状ケース2の雌螺子部3に捻じ込み、クレーン等の用重機より繰り出した吊下げ部材の末端部がアイボルト11に連結され、蓋1が吊上げ開放される。作業員は全面開放されたマンホールから共同溝に入り込む。。
作業の終了後、前記重機の使用によって蓋1を所定の閉鎖位置に吊り下した後、筒状ケース2からアイボルト11を取外す。
【0020】
キーハンドル13の操作軸14を筒状ケース2に挿入し、操作軸14の回転駆動部16をロックシャフト4の回転受動部9に嵌合させて、ロックシャフト4をキーハンドル13と一体に前記とは逆方向に回転させる。見掛け上、ガイドピン10がL字状カム溝5の垂直部分5cから屈折交差部5bに戻る過程において、ロックシャフト4とロック板8は一体に下方移動し、屈折交差部5bから水平部分5aに戻る過程において、ロック板8は水平方向に回転してストライク7の下面側に入り込む。これによって固定受枠60に対する蓋1の係止施錠が成立する。
【0021】
次に、キーハンドル13の操作軸14を筒状ケース2から引出した後、筒状ケース2の上面開口から錠前ユニット12を嵌め落とし、ロックシャフト4の上方空間を錠前ユニット12で閉塞する。その後、キーハンドル13の片側の操作軸15を錠前ユニット12に挿入し、操作軸15の環状突起32の逃げ溝33を抜差し規制体28の規制突起31と位置合わせしてから、キーハンドル13を押し下げると、操作軸15の施錠駆動部17の先端面が錠止板20に当接する。さらにキーハンドル13を押し下げると、錠止板20がバネ部材22の付勢に抗して下方移動し、施錠駆動部17が施錠軸18の回転制止部29に嵌合する一方、錠止板20の受孔21に施錠軸18の回転許容部30が係合する。そのため、外筒19に対する施錠軸18の回転拘束が解除される。
【0022】
この段階でキーハンドル13の操作軸15を施錠方向に回すと、施錠軸18がサポート体23の軸孔24を中心として回転し、ロック体27が連動カム機構の作用によって突出方向に摺動し、ロック体27の先端部が筒状ケース2の係止突起26の下面側の位置に来る。これによって筒状ケース2に対して錠前ユニット12が抜取り不能に錠止される。
このように錠前ユニット12が抜き取り不能に錠止された状態においては、操作軸15の環状突起32の逃げ溝33が抜差し規制体28の規制突起31に対面した位置に来ているため、操作軸15を手前に引くことによって、キーハンドル13が錠前ユニット12から抜き取られる。その後、キーハンドル13の操作軸15を筒状ケース2から抜き取り、筒状ケース2の上面開口を適当なキャップ盤34で閉塞した後、作業員は現場を立ち去る。
【0023】
【発明の実施の形態】図示した実施例では、カム溝5は上側の水平部分5aの末端部から屈折交差部5bまでの部分が螺旋状に傾斜して形成され、屈折交差部5bの末端部から垂直部分5cが軸方向に真っ直ぐに形成されている。
錠前ユニット12のロック体27の先端部が係合する係止突起26は、筒状ケースの中間部内面に内向き鍔状に連続形成されている。筒状ケース2の雌螺子部3は該係止突起26の直上部まで深く形成されている。
【0024】
ロックシャフト4の頭部上面に形成した回転受動部9は、角部を丸めた略三角形状の凹部によって構成されており、これに嵌合する操作軸14の回転駆動部16は同形状の凸部によって形成されている。この回転受動部9と回転駆動部16の断面形状を適宜に変更することによって多数の鍵コードを設定できる。キーハンドル13は握り部36を含めればT字状に形成されている。筒状ケース2が嵌挿される垂直孔35は、蓋1の上面板部に形成されている。
【0025】
操作軸15の先端部の施錠駆動部17の内面形状は、正六角形の隣接二辺を円弧状とした非円形状に形成されており、これが嵌合する施錠軸18の頭部すなわち回転制止部29も同形状に形成されている。錠止板20の受孔21も同じ形状である。回転制止部29の下側に形成される回転許容部30は、受孔21に内接する円形断面に形成されている。施錠駆動部17などの断面形状を多様に変化させることによって、多数の鍵コードを設定できる。
【0026】
錠前ユニット12の外筒19の内側面には軸線方向に制止溝45が形成されており、錠止板20の外側面には制止突起46が形成されている。制止溝45に制止突起46が係合することによって、錠止板20は外筒19に対して上下方向に移動可能であって回転不能に拘束されている。
サポート体23の外側面の環状溝47には、外筒19の側壁部を通して抜け止めピン48が挿入されており、サポート体23は外筒19に対して回転可能及び抜取り不能に装着されている。
【0027】
施錠軸18の下面には偏心位置に駆動カム突起49が突設されており、板状のロック体27には駆動カム突起49が挿入される受動カム溝50を横断方向に形成してある。施錠軸18を回転させると、駆動カム突起49が受動カム溝50の内側面を押すため、ロック体27が施錠軸28の軸線に対して直角方向に摺動し、外筒19から出没する。
錠止板20を上昇方向に付勢するバネ部材22は圧縮コイルバネによって構成されており、サポート体23の上面と錠止板20の下面の間に挿入されている。
錠止板20の制止突起46の配置間隔と個数及び制止突起46の幅寸法を変更したり、操作軸15の環状突起32の配設個数、環状突起32の軸線方向の厚さ寸法を変更したりすることによっても、鍵コードを多数多様に設定変更できる。
【0028】
ガイドピン10は筒状ケース2の側面受孔51に打ち込み固定されている。筒状ケース2の下面開口は底盤体52によって閉塞されている。ガイドシャフト4は中間部が該底盤体52の貫通孔53に嵌挿されている。ガイドシャフト4の下部は断面角形に形成され、ロック板8の基端部の角孔54に嵌合固着されている。
筒状ケース2の中間部外側面には、一対の平行な受溝38が横断方向に形成されており、該受溝38には平面視コ字状の定着板40の一対の脚板部41が密に嵌合されており、定着板40は一対のボルト・ナット42によって蓋1の下面部分39に締め付け固着されている。
【0029】
前記キャップ盤34には雄螺子部55が形成されており、キャップ盤34は筒状ケース2の雌螺子部3に螺合される。キャップ盤34の上面には、キーハンドル13の操作軸14の回転駆動部16が嵌め込まれる回転受動部56を設けてある。
キャップ盤34の雄螺子部55の根元部の環状溝57には、O−リング58が嵌め込まれている。また、筒状ケース2の上部外周面の環状溝37にもO−リング59が嵌め込まれている。
【0030】
ロックシャフト4には排水孔60が上下に貫通して形成されている。筒状ケース2の内側面には垂直方向にガイド溝61が形成され、錠前ユニット17の外筒19の上部外面にはガイド突起62が突設されている。錠前ユニット17は、ガイド突起62をガイド溝61に合わせることによって筒状ケース2に嵌め落され、ガイド突起62がガイド溝61に係合することによって、錠前ユニット12は筒状ケース1に対して相対回転不能に支持されている。
【0031】
【発明の効果】以上のように構成された請求項1の発明では、筒状ケース2の上部空間にした錠前ユニット12によってロックシャフト4の頭部上面の回転受動部9を隠蔽し、筒状ケース2に対して抜き取り不能に係止施錠された錠前ユニット12を解放するには、錠前ユニット12の施錠軸18に嵌合する所定の施錠駆動部17を有するキーハンドル13がなければならないため、必要充分なセキュリティー機能を有する蓋用ロック装置が提供される。
【0032】
また、錠前ユニット12の抜き取り後、ロックシャフト4の回転受動部9にキーハンドル13の回転駆動部16を嵌め込んでロックシャフト4を所定方向に所要角度回転させると、ガイドピン10とL字状カム溝5の協働作用によってロックシャフト4とロック板8が回転しながら上昇して、ロック板8が固定受枠6側のストライク7から離脱するため、解錠操作は操作ハンドル13の回転操作のみによって簡単に行える。
【0033】
更にまた、アイボルト11は錠前ユニット12を抜き取った後の筒状ケース2の雌螺子部部3に充分深く螺合されるため、重機による吊上げ・吊下げ作業が充分な支持力をもって安全に行なわれる。アイボルト11は筒状ケース2に捻じ込まれ、筒状ケース2は蓋1内部に嵌挿固着されているため、吊上げ・吊下げ作業中にアンバランスな力が作用してもアイボルト11や筒状ケース2が撓み変形したり、せん断されてしまい、蓋1の落下事故を招く危険がない。
【0034】
請求項2の発明では、請求項1の発明の前記効果に加えて、錠前ユニット12の外筒19内に錠止板20を回転不能かつ上下方向に移動可能に収容し、錠止板20をバネ部材22によって上昇方向に付勢し、外筒19の下部空間に収容したサポート体23の軸孔24に施錠軸18の下部を挿入し、軸孔24と交差するサポート体23の側面孔25にロック体27を嵌挿し、連動カム機構を介して施錠軸18にロック体27を接続し、外筒19の上部内側面に突設した抜差し規制体28によって外筒19に対するキーハンドル13の抜差しを規制し、錠止板20の非円形状の受孔21に係合したとき、施錠軸18を回転不能にする回転制止部29を施錠軸18の上部に形成し、また、前記受孔21に係合したとき、施錠軸18を回転可能にする回転許容部30を回転制止部29の下側に形成し、キーハンドル13の操作軸15の外周面に抜差し規制体28の規制突起31に当接する環状突起32を形成し、環状突起32に規制突起31が通過可能な逃げ溝33を形成してあるため、雨水や泥水に曝される劣悪な使用環境でも砂泥粒子によって目詰まりを起すことなく、信頼性高く使用され、必要充分なセキュリティー機能を有するものとなる。
【0035】
また、ロック体27がロック溝26から離脱した状態においては、抜差し規制体28の規制突起31が操作軸15の環状突起32の下面側に係合しているため、錠前ユニット12は操作軸15を引き上げることによって、筒状ケース2から簡単に抜き取られ、作業性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る蓋用ロック装置の施錠状態の縦断面図である。
【図2】図1の蓋用ロック装置において錠前ユニットを抜き取ったときの縦断面図である。
【図3】図1の蓋用ロック装置において、キーハンドルをロックシャフトに挿入したときの縦断面図である。
【図4】図1の蓋用ロック装置において、アイボルトを筒状ケースに捻じ込んだときの縦断面図である。
【図5】図1の蓋用ロック装置に使用した錠前ユニットの平面図である。
【図6】図5の錠前ユニットの縦断面図である。
【図7】図1の蓋用ロック装置に使用したキーハンドルの正面図である。
【図8】図7のキーハンドルにおける施錠駆動部の拡大正面図である。
【図9】図7のキーハンドルにおける施錠駆動部の底面図である。
【図10】図7のキーハンドルにおける回転駆動部の底面図である。
【図11】図5の錠前ユニットに使用する施錠軸の平面図である。
【図12】図11の施錠軸の正面図である。
【図13】図5の錠前ユニットに使用する錠止板の平面図である。
【図14】図13の錠止板の正面図である。
【図15】図1の蓋用ロック装置において、キーハンドルの施錠駆動部を錠前ユニットに挿入した状態の縦断面図である。
【図16】図15の状態からキーハンドルを押し下げたときの縦断面図である。
【符号の説明】
1 蓋
2 筒状ケース
3 雌螺子部
4 ロックシャフト
5 カム溝
6 固定受枠
7 ストライク
8 ロック板
9 回転受動部
10 ガイドピン
11 アイボルト
12 錠前ユニット
13 キーハンドル
14 操作軸
15 操作軸
16 回転駆動部
17 施錠駆動部
18 施錠軸
19 外筒
20 錠止板
21 受孔
22 バネ部材
23 サポート体
24 軸孔
25 側面孔
26 係止突起
27 ロック体
28 抜差し規制体
29 回転制止部
30 回転許容部
31 規制突起
32 環状突起
33 逃げ溝
34 キャップ盤[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a lid locking device provided in a communication cable, a power transmission cable, a manhole for entering and exiting a common groove for housing a water and sewage pipe, and the like.
[0002]
2. Description of the Related Art In a conventional locking device in which a lid such as a manhole is locked against a fixed receiving frame in a closed position in a closed position, foreign matter is clogged with mud etc. because the keyhole of the lock unit is exposed on the road. There is a risk that it will not rotate.
[0003]
Further, since it is not easy to distinguish between the locked state and the unlocked state, there is a possibility that the user forgets to lock after closing the lid, and a person other than the authorized person may enter the common groove.
[0004]
Other locking devices for the lid include an outer cylinder that penetrates the lid in the vertical direction, a locking shaft that is rotatably accommodated in the outer cylinder, and a lower end portion of the locking shaft that is fixed on the fixed receiving frame side. The operation key includes a key code portion that is inserted into a key receiving recess formed at the upper end portion of the locking shaft at the distal end portion (for example, Patent Document 1).
[0005]
In this lid locking device, in order to prevent the key receiving portion of the locking shaft from becoming clogged due to intrusion of muddy water and making it difficult or impossible to insert the key, the shape of the key receiving portion is, for example, substantially triangular. It is formed in a simplified shape.
Because it is designed in consideration of such a special use environment, there is a point that security is inferior as a lock function, and it is not impossible to rotate the lock shaft by forcibly inserting a tool other than the original key. It was.
[0006]
[Patent Document 1] Japanese Patent No. 3291269 [0007]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide a manhole cover locking device which can withstand a poor use environment exposed to rainwater and muddy water and has a necessary and sufficient security function.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS The lid locking device according to the first aspect of the present invention will be described in the following with reference to the accompanying drawings. A
[0009]
In the lid locking device according to the second aspect of the invention, the
[0010]
According to the first aspect of the present invention, an operator who has been given the
[0011]
Next, as shown in FIG. 3, another
At this time, in the first process from the appearance of the
[0012]
Thereafter, as shown in FIG. 4, the
After the work is completed, the worker leaves the manhole on the street. After the lid 1 is suspended at a predetermined closed position of the fixed
[0013]
The
[0014]
Next, after the
Thereafter, the operating
[0015]
In the invention of
[0016]
After inserting the
[0017]
When the
[0018]
Next, as shown in FIG. 3, another
At this time, in the first process from the appearance of the
[0019]
Thereafter, as shown in FIG. 4, the
After the work is completed, the lid 1 is suspended to a predetermined closed position by using the heavy machinery, and then the
[0020]
The
[0021]
Next, after the
[0022]
When the
Thus, in the state where the
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS In the illustrated embodiment, the
The locking
[0024]
The rotary
[0025]
The inner surface shape of the locking
[0026]
A
A retaining
[0027]
A
The
The arrangement interval and the number of the restraining
[0028]
The
A pair of parallel receiving
[0029]
The cap board 34 is formed with a male screw part 55, and the cap board 34 is screwed into the
An O-ring 58 is fitted in the annular groove 57 at the base of the male screw portion 55 of the cap board 34. An O-
[0030]
A
[0031]
According to the first aspect of the present invention constructed as described above, the rotary
[0032]
Further, after the
[0033]
Furthermore, since the
[0034]
In the invention of
[0035]
Further, in a state where the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a locking state of a lid locking device according to an embodiment of the present invention.
2 is a longitudinal sectional view when a lock unit is removed from the lid locking device of FIG. 1; FIG.
3 is a longitudinal sectional view when the key handle is inserted into the lock shaft in the lid locking device of FIG. 1. FIG.
4 is a longitudinal sectional view of the lid locking device of FIG. 1 when an eyebolt is screwed into a cylindrical case.
5 is a plan view of a lock unit used in the lid locking device of FIG. 1. FIG.
6 is a longitudinal sectional view of the lock unit shown in FIG. 5. FIG.
7 is a front view of a key handle used in the lid locking device of FIG. 1. FIG.
8 is an enlarged front view of a locking drive unit in the key handle of FIG. 7;
9 is a bottom view of the locking drive unit in the key handle of FIG. 7. FIG.
10 is a bottom view of a rotation driving unit in the key handle of FIG. 7;
11 is a plan view of a locking shaft used in the lock unit of FIG. 5. FIG.
12 is a front view of the locking shaft of FIG. 11. FIG.
13 is a plan view of a lock plate used in the lock unit shown in FIG. 5. FIG.
14 is a front view of the locking plate of FIG. 13. FIG.
15 is a longitudinal sectional view showing a state in which the lock driving unit of the key handle is inserted into the lock unit in the lid locking device of FIG. 1. FIG.
16 is a longitudinal sectional view when the key handle is pushed down from the state of FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
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