JP2004345464A - Fixing structure of cushion pad for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車室内に配設されるトリムに、衝撃吸収用のクッションパッドを固定する車輌のクッションパッドの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車輌のクッションパッドの固定構造に関するもので、ドアトリムの裏面に係止用突起を形成し、これをクッションパッドに形成した係止孔に挿入して互いに係合させることによって、クッションパッドをドアトリムの裏面に固定する固定構造があった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−81021公報(第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術による車輌のクッションパッドの固定構造においては、車輌の解体時にクッションパッドをドアトリムから引き離すことによって、係止用突起と係止孔との間の係合を容易に外すことができるため、クッションパッドのリサイクル性に優れたものであった。しかしながら、ドアトリムの係止用突起が形成された部位はクッションパッドが設けられておらず、その部位においては車輌の衝撃吸収の機能を有したものではなかった。
【0005】
本発明は上述したような事情に基づいて完成されたものであって、クッションパッドのリサイクル性を有するとともに、トリムの表面の広範囲において衝撃吸収の機能を有した車輌のクッションパッドの固定構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、車輌の室内に配設されるトリムの裏面に、係止部が形成された係合突部を立設し、車輌の衝撃を吸収するためのクッションパッドに、前記係合突部が挿入されるとともに、その前記係合突部が挿入される先端が前記クッションパッドによって閉じられた袋状の係合孔が形成され、前記係合孔には前記係止部と係合する係止受部が形成されており、前記係合孔に前記係合突部を挿入し、前記係合突部および前記係止受部の内、少なくともどちらかを撓ませて、前記係止部と前記係止受部とを互いに係合させることによって、前記クッションパッドを前記トリムの裏面に固定することを特徴とする車輌のクッションパッドの固定構造とした。
【0007】
請求項2の発明は、前記係止受部は前記係合孔の径方向内側に突出するように前記クッションパッドに装着された係止片に形成され、前記係合孔に前記係合突部を挿入し、前記係合突部および前記係止片の内、少なくともどちらかを撓ませて、前記係止部と前記係止受部とを互いに係合させることによって、前記クッションパッドと前記係止片との係合力よりも、前記係止部と前記係止受部との係合力が大きくなるように、前記クッションパッドを前記トリムの裏面に固定することを特徴とする請求項1記載の車輌のクッションパッドの固定構造とした。
【0008】
請求項3の発明は、前記係止片は前記クッションパッドの成形時にインサート成形によって前記クッションパッドに固着されたことを特徴とする請求項2記載の車輌のクッションパッドの固定構造とした。
【0009】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
係合孔の係合突部が挿入される先端を、車輌の衝撃を吸収可能なクッションパッドによって閉じられた袋状にすることにより、係合孔に係合突部が挿入される部位に加わった衝撃も吸収することが可能であり、トリムの表面の広範囲において衝撃吸収の機能を有することができる。
【0010】
<請求項2の発明>
係合孔に係合突部を挿入し、係合突部および係止片の内、少なくともどちらかを撓ませて、前記係止部と前記係止受部とを互いに係合させることによって、クッションパッドと係止片との係合力よりも、係止部と係止受部との係合力が大きくなるように、クッションパッドをトリムの裏面に固定する構成としたため、車輌の解体時にクッションパッドを係止片から容易に分離することができ、クッションパッドのリサイクル性を維持することができる。また、クッションパッドが係止片を介して係合突部に係合することにより、クッションパッドの係合突部に対する相対的な動きによる磨耗を低減できる。
【0011】
<請求項3の発明>
係止片はクッションパッドの成形時にインサート成形によってクッションパッドに固着された構成としたことにより、係止片をクッションパッドに装着する工程を特別に設ける必要がなく、クッションパッドの製造工程の手間および時間を低減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1乃至図3によって説明する。図1に示した、車輌ドア1の室内側にはドアトリム2が配設されている。ドアトリム2はポリプロピレン等の合成樹脂材料によって形成され、上方に配設されたものからアッパトリム3、センタートリム4およびロアトリム5によって構成されている。
【0013】
図2に示したように、アッパトリム3の下端部には複数の締付孔3aが形成され、一方、センタートリム4の上端部に形成されたボス部4aには、車輌ドア1に取付けられた状態で図示しないドアパネル側(図2において左方)に向いた、やはり複数の締付ピン4bが立設されている。ドア1へ取付ける前に、センタートリム4の締付ピン4bをアッパトリム3の締付孔3aに挿通し、締付ピン4bの先端部をドアパネル側からかしめることによって、アッパトリム3とセンタートリム4とを連結する。
【0014】
また、センタートリム4の下端部には複数の締付孔4cが形成され、一方、ロアトリム5の上端部に形成されたボス部5aにはドアパネル側に向いた、やはり複数の締付ピン5bが立設されている。ドア1へ取付ける前に、ロアトリム5の締付ピン5bをセンタートリム4の締付孔4cに挿通し、締付ピン5bの先端部をドアパネル側からかしめることによって、センタートリム4とロアトリム5とを連結する。
【0015】
センタートリム4およびロアトリム5の各々の車輌ドア1に取付けた状態でドアパネルに対向する面(本発明のトリムの裏面に該当する)には、複数の係合突部11が一体に形成され、これらに係合することによって、クッションパッド21がそれぞれドアトリム2のドアパネル側に固定されている。クッションパッド21は車輌の側突時の衝撃吸収のためのもので、一般的には半硬質のウレタン発泡体またはPP(ポリプロピレン)発泡体が多用されるが、車輌に加えられた衝撃を吸収でき、ドアトリム2に取付けられるように撓み可能なものであればその材質は特に限定されない。
【0016】
以下、図3に基づいて、クッションパッド21をドアトリム2に固定する固定構造10について詳述する。ドアトリム2を構成するセンタートリム4またはロアトリム5の裏面(図3の左側面)に立設された係合突部11は、ドアトリム2に一体に形成された円柱状の軸部12と、軸部12の先端部に形成された頭部13とによって構成されている。頭部13はその外周面が真円状に形成され、軸部12に比べて外径がはるかに大きく形成されるとともに、図においてその左端部は、クッションパッド21の係合孔22に挿入されやすいようにテーパ面14とされている。頭部13の図において右端面は後述するクッションパッド21の係止受部25と係合する係止部15とされている。
【0017】
クッションパッド21には係合突部11が挿入される係合孔22が形成されている。係合孔22は、係合突部11の軸部12と嵌合する円筒形の連結孔23と、連結孔23の先端部に、係合突部11の頭部13を収容するように容積が大きく形成された収容部24によって構成されている。収容部24の図において右端面は、上述したように係合突部11の係止部15と係合する係止受部25とされている。図3に示したとおり、係合孔22はその先端がクッションパッド21の閉塞部26によって閉じられて袋状をしており、係合孔22が形成された部位も、図における左方からの衝撃を吸収可能とされている。
【0018】
本実施形態において、クッションパッド21をドアトリム2に装着する場合、ドアトリム2の係合突部11をクッションパッド21の係合孔22に挿入していく。この時、クッションパッド21の連結孔23および係止受部25が撓んで拡張することによって、係合突部11の頭部13が係合孔22の連結孔23および係止受部25を通過することができる。頭部13が連結孔23および係止受部25を完全に通過することによって、頭部13は収容部24内に収容され、係合突部11の係止部15と係合孔22の係止受部25とが係合することでクッションパッド21がドアトリム2の裏面に固定され、ドアトリム2からの抜止めが行われる。
【0019】
車輌を解体等する場合、クッションパッド21を図3において左方に引っ張ることにより、クッションパッド21の連結孔23および係止受部25が拡張することによって係止部15と係止受部25との係合が外れ、連結孔23および係止受部25が係合突部11の頭部13を乗越え、クッションパッド21をドアトリム2から容易に引き離すことが可能である。
【0020】
上述した実施形態によるクッションパッドの固定構造10においては、車輌の解体時にクッションパッド21をドアトリム2から容易に分離することができ、クッションパッド21のリサイクル性を維持することができる。また、係合孔22の係合突部11が挿入される先端を、車輌の衝撃を吸収可能なクッションパッド21で形成された閉塞部26によって閉じられた袋状としたことにより、係合孔22に係合突部11が挿入される部位に加わった衝撃も吸収することが可能であり、ドアトリム2の表面の広範囲において衝撃吸収の機能を有することができる。
【0021】
<第2実施形態>
次に、図4に基づいて、本発明の第2実施形態によるクッションパッドの固定構造30について、第1実施形態に対する相違点を中心に説明する。ドアトリム2に一体に立設された係合突部31は、その中心部にスリット36を備えている。スリット36は図に示すとおり、係合突部31がその半径方向内側に撓み可能なように、係合突部31を横断して上下に2分割している。係合突部31は、ドアトリム2に一体に形成された円柱状の軸部32と、軸部32の先端部に形成された頭部33とによって構成されている。頭部33には、軸部32の外周面から半径方向外方に突出する一対の突出部33aが、スリット36を挟んで円周上の2箇所のみに形成されている。また、突出部33aの図において左端部には、斜面34が形成され、右端面は後述する係止片61の係止受部62と係合する係止部35とされている。
【0022】
一方、クッションパッド41は、係合孔42の連結孔43と収容部44との間に円板状の装着孔45が形成され、装着孔45内には係止片61が、係合孔42を構成している収容部44の半径方向内側へ突出するように装着されている。係止片61は、硬質の合成樹脂材料によって、中心に挿通孔63を備えたドーナツ状に形成され、クッションパッド41が成形される際に、成形型内に載置されてインサート成形によって、クッションパッド41に固着される。係止片61の図において左端面には、係合突部31の係止部35と係合する係止受部62が形成されている。尚、本実施形態においても、係合孔31の先端は、図における左方からの衝撃を吸収するためにクッションパッド41の閉塞部46によって、閉じられて袋状をしている。
【0023】
本実施形態において、クッションパッド41をドアトリム2に装着する場合、ドアトリム2の係合突部31を係止片61が固着されたクッションパッド41の係合孔42内に挿入していく。この時、スリット36が形成された係合突部31が半径方向内側に撓むことによって、係合突部31の頭部33に形成された一対の突出部33aが、係合孔42の連結孔43および係止片61の挿通孔63内を通過することができる。
【0024】
頭部33が連結孔43および係止片61を完全に通過することによって、頭部33は収容部44内に収容され、係合突部31の係止部35と係止片61の係止受部62とが係合することでクッションパッド41がドアトリム2の裏面に固定され、ドアトリム2からの抜止めが行われる。係止片61および係合突部31は、ともに硬質の合成樹脂材料にて形成されているため、係止部35と係止片61に形成された係止受部62とが係合した状態で、係止部35と係止受部62との係合力は、インサート成形による係止片61とクッションパッド41との係合力よりも大きくなっている。
【0025】
上述のように係止片61と係合突部31との係合力は、係止片61とクッションパッド41との係合力よりも大きいため、車輌を解体等する場合、クッションパッド41を図4において左方に引っ張ることにより、クッションパッド41の装着孔45と係止片61とが剥離して分離され、クッションパッド41は係止片61を係合突部31上に残したままドアトリム2から容易に引き離されることが可能であり、クッションパッド41のリサイクル性を維持することができる。
【0026】
また、クッションパッド41が係止片61を介して係合突部31に係合することにより、クッションパッド41が係合突部31に対して相対的に動いても、クッションパッド41自体が磨耗することがない。更に、本実施形態においては、クッションパッド41をドアトリム2に取付ける場合に、係合突部31が撓むことができるため、クッションパッド41に撓みの少ない硬質の材料を適用することも可能である。
【0027】
<第3実施形態>
次に、図5および図6に基づいて本発明の第3実施形態によるクッションパッドの固定構造50について説明する。本実施形態における係合突部11は、第1実施形態におけるものと全く同じ構成を有している。また、本実施形態におけるクッションパッド41は、上述した第2実施形態におけるものと全く同じ構成を有している。本実施形態においても、クッションパッド41に係止片65がインサート成形によって固着されている。第3実施形態による係止片65は、図6に示すように、合成樹脂材料によって中心に挿通孔67を備えたドーナツ状に形成されており、円周上の1箇所には切欠部68が形成されていて、撓んで半径方向外側に拡張可能とされている。
【0028】
本実施形態において、クッションパッド41をドアトリム2に装着する場合、ドアトリム2の係合突部11を係止片65が固着されたクッションパッド41の係合孔42に挿入していく。この時、切欠部68が形成された係止片65が、クッションパッド41とともに撓んで、半径方向外側に拡張することによって、係合孔42の連結孔43および係止片65の挿通孔67が係合突部11の頭部13を通過することができる。連結孔43および係止片65が頭部13を完全に通過することによって、頭部13は収容部44内に収容され、係合突部11の係止部15と係止片65の係止受部66とが係合することでクッションパッド41がドアトリム2の裏面に固定され、ドアトリム2からの抜止めが行われる。
【0029】
車輌を解体等する場合、クッションパッド41を図5において左方に引っ張ることにより、第2実施形態のものと同様にクッションパッド41は係止片65を係合突部11上に残したままドアトリム2から容易に引き離されることが可能であり、クッションパッド41のリサイクル性を維持することができる。
【0030】
<他の実施形態>
本発明は上述の記載および図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、以下に記載したもの以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0031】
(1)図3に示した第1実施形態によるクッションパッドの固定構造10において、係合突部11に第2実施形態において示したスリット36を形成して、クッションパッド21を係合突部11に係合させる場合に、係合突部11側を半径方向内側に撓ませて係止部15と係止受部25とを係合させてもよい。
【0032】
(2)係止片は必ずしもクッションパッドにインサート成形を用いて固着される必要はなく、クッションパッドへの圧着あるいは接着剤によるものなど、係止片とクッションパッドとの係合力が係止片と係合突部との係合力より小さく、係止片とクッションパッドとの分離性のよい方法であればいずれの方法を使用しても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクッションパッドの固定構造を適用した車輌ドアの正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態によるクッションパッドの固定構造を示す図2の拡大図である。
【図4】本発明の第2実施形態によるクッションパッドの固定構造を示す拡大図である。
【図5】本発明の第3実施形態によるクッションパッドの固定構造を示す拡大図である。
【図6】図5の係止片の斜視図である。
【符号の説明】
1…車輌ドア
2…ドアトリム
10、30、50…クッションパッドの固定構造
11、31…係合突部
15、35…係止部
21、41…クッションパッド
22、42…係合孔
25、62、66…係止受部
26、46…閉塞部
61、65…係止片[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a cushion pad fixing structure of a vehicle for fixing a shock absorbing cushion pad to a trim disposed in a vehicle interior.
[0002]
[Prior art]
The present invention relates to a structure for fixing a cushion pad of a vehicle, in which a locking projection is formed on the back surface of a door trim, and the locking projection is inserted into a locking hole formed in the cushion pad and engaged with each other, thereby connecting the cushion pad to the back surface of the door trim. (See, for example, Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2003-81021 A (FIG. 3)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described conventional structure for fixing a cushion pad of a vehicle, the engagement between the locking projection and the locking hole can be easily released by separating the cushion pad from the door trim when the vehicle is disassembled. The cushion pad was excellent in recyclability. However, the portion where the locking projection of the door trim is formed is not provided with a cushion pad, and the portion does not have a function of absorbing the impact of the vehicle.
[0005]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been completed based on the circumstances described above, and provides a cushion pad fixing structure for a vehicle having a cushion pad recyclability and a shock absorbing function over a wide area of a trim surface. The purpose is to do.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
As means for achieving the above object, the invention of claim 1 is characterized in that an engaging projection formed with a locking portion is erected on the back surface of a trim provided in a vehicle compartment, and the impact of the vehicle is improved. A cushion-shaped engagement hole, in which the engagement protrusion is inserted into the cushion pad for absorbing the oil and the tip into which the engagement protrusion is inserted is closed by the cushion pad, is formed. An engagement receiving portion that engages with the engaging portion is formed in the engagement hole, and the engagement protrusion is inserted into the engagement hole, and the inside of the engagement protrusion and the engagement receiving portion is formed. Fixing the cushion pad to the back surface of the trim by bending at least one of the engaging portions and engaging the engaging portion and the engaging receiving portion with each other. Structured.
[0007]
The invention according to
[0008]
The invention according to
[0009]
Function and effect of the present invention
<Invention of claim 1>
The tip of the engagement hole into which the engagement protrusion is inserted is formed into a bag-like shape closed by a cushion pad capable of absorbing the impact of the vehicle. Can also absorb shocks, and can have a shock absorbing function over a wide area of the trim surface.
[0010]
<Invention of
By inserting the engagement protrusion into the engagement hole, bending at least one of the engagement protrusion and the locking piece, and engaging the locking portion and the locking receiving portion with each other, The cushion pad is fixed to the rear surface of the trim so that the engagement force between the engagement portion and the engagement receiving portion is greater than the engagement force between the cushion pad and the engagement piece. Can be easily separated from the locking pieces, and the recyclability of the cushion pad can be maintained. In addition, since the cushion pad engages with the engagement protrusion via the locking piece, wear due to relative movement of the cushion pad with respect to the engagement protrusion can be reduced.
[0011]
<Invention of
The locking piece is fixed to the cushion pad by insert molding at the time of forming the cushion pad, so that there is no need to provide a special step of attaching the locking piece to the cushion pad, and the time and effort of manufacturing the cushion pad are reduced. Time can be reduced.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
<First embodiment>
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. A
[0013]
As shown in FIG. 2, a plurality of tightening
[0014]
A plurality of tightening holes 4c are formed at the lower end of the
[0015]
A plurality of engaging
[0016]
Hereinafter, the fixing
[0017]
The
[0018]
In the present embodiment, when the
[0019]
When the vehicle is dismantled or the like, the
[0020]
In the cushion
[0021]
<Second embodiment>
Next, a cushion
[0022]
On the other hand, in the
[0023]
In this embodiment, when attaching the
[0024]
When the
[0025]
As described above, the engaging force between the locking
[0026]
Further, since the
[0027]
<Third embodiment>
Next, a cushion
[0028]
In the present embodiment, when the
[0029]
When the vehicle is dismantled or the like, the
[0030]
<Other embodiments>
The present invention is not limited to the embodiments described with reference to the above description and the drawings. For example, the following embodiments are also included in the technical scope of the present invention. Various modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
[0031]
(1) In the cushion
[0032]
(2) The locking piece does not necessarily need to be fixed to the cushion pad by insert molding, and the engaging force between the locking piece and the cushion pad, such as that obtained by pressure bonding to the cushion pad or an adhesive, is used as the locking piece. Any method may be used as long as it is smaller than the engagement force with the engagement protrusion and has good separability between the locking piece and the cushion pad.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a vehicle door to which a cushion pad fixing structure according to the present invention is applied.
FIG. 2 is a sectional view taken along line AA of FIG.
FIG. 3 is an enlarged view of FIG. 2 showing a cushion pad fixing structure according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an enlarged view showing a cushion pad fixing structure according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an enlarged view illustrating a cushion pad fixing structure according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a perspective view of the locking piece of FIG. 5;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ...
Claims (3)
車輌の衝撃を吸収するためのクッションパッドに、前記係合突部が挿入されるとともに、その前記係合突部が挿入される先端が前記クッションパッドによって閉じられた袋状の係合孔が形成され、前記係合孔には前記係止部と係合する係止受部が形成されており、
前記係合孔に前記係合突部を挿入し、前記係合突部および前記係止受部の内、少なくともどちらかを撓ませて、前記係止部と前記係止受部とを互いに係合させることによって、前記クッションパッドを前記トリムの裏面に固定することを特徴とする車輌のクッションパッドの固定構造。On the rear surface of the trim provided in the vehicle interior, an engaging projection with an engaging portion is formed upright,
The engagement projection is inserted into a cushion pad for absorbing a shock of a vehicle, and a bag-shaped engagement hole is formed in which a tip into which the engagement projection is inserted is closed by the cushion pad. The engagement hole is formed with an engagement receiving portion that engages with the engagement portion,
The engaging protrusion is inserted into the engaging hole, and at least one of the engaging protrusion and the locking receiving portion is bent to engage the locking portion and the locking receiving portion with each other. The cushion pad fixing structure for a vehicle, wherein the cushion pad is fixed to the rear surface of the trim by being combined.
前記係合孔に前記係合突部を挿入し、前記係合突部および前記係止片の内、少なくともどちらかを撓ませて、前記係止部と前記係止受部とを互いに係合させることによって、前記クッションパッドと前記係止片との係合力よりも、前記係止部と前記係止受部との係合力が大きくなるように、前記クッションパッドを前記トリムの裏面に固定することを特徴とする請求項1記載の車輌のクッションパッドの固定構造。The lock receiving portion is formed on a lock piece attached to the cushion pad so as to protrude radially inward of the engagement hole,
The engaging protrusion is inserted into the engaging hole, and at least one of the engaging protrusion and the locking piece is bent to engage the locking portion and the locking receiving portion with each other. By doing so, the cushion pad is fixed to the rear surface of the trim such that the engaging force between the locking portion and the locking receiving portion is larger than the engaging force between the cushion pad and the locking piece. The structure for fixing a cushion pad of a vehicle according to claim 1, wherein:
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