JP2004345421A - オートライト制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】調整回路を用いずに、フォトダイオード等の照度センサがもつ製品ばらつきを補償して最適な自動点消灯制御を行うこと。
【解決手段】予め設定されている所定時刻が到来すると、照度センサ20が出力する出力信号により得られるセンサ電圧Vtnと定刻基準照度記憶部部13が記憶している基準照度Ltとに基づいて照度ゼロに対応する新規ゼロ点電圧Vznを算出する。その新規ゼロ点電圧Vznと現在使用のゼロ点電圧Vzrとに基づいて照度ゼロに対応する補正ゼロ点電圧Vzcnを算出する。算出された補正ゼロ点電圧Vzcnを新たなゼロ点センサ電圧として電圧−照度特性を変更し、以降、この電圧−照度特性により照度算出を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】予め設定されている所定時刻が到来すると、照度センサ20が出力する出力信号により得られるセンサ電圧Vtnと定刻基準照度記憶部部13が記憶している基準照度Ltとに基づいて照度ゼロに対応する新規ゼロ点電圧Vznを算出する。その新規ゼロ点電圧Vznと現在使用のゼロ点電圧Vzrとに基づいて照度ゼロに対応する補正ゼロ点電圧Vzcnを算出する。算出された補正ゼロ点電圧Vzcnを新たなゼロ点センサ電圧として電圧−照度特性を変更し、以降、この電圧−照度特性により照度算出を行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オートライト制御装置に関し、特に、自動車等の車両のヘッドランプ/テールランプを車外照度に応じて点消灯する制御を行うオートライト制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車等のヘッドランプ/テールランプを、車外照度に応じて自動で点消灯するオートライトシステムでは、車外照度を測定するオートライトセンサ(照度センサ)として、一般的にフォトダイオードが用いられている。フォトダイオードは、感度(感知照度・電圧比例係数)が同じでも、個体ごとに、照度ゼロ時のセンサ電圧にばらつきがある。このため、製品毎に照度と発生電圧との相関関係が異なり、照度による点消灯タイミングが車両毎に異なってしまうおそれがある。
【0003】
このため、オートライトシステムでは、フォトダイオードの製品ばらつきを補正する必要がある。フォトダイオードの製品ばらつきを補正する従来技術として、光電流電圧変換回路と消費電流電圧変換回路のそれぞれの変換電圧が一致するように消費電流をフィードバックして調整する調整回路を備えているものがある(たとえば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献】
特開平8‐5456号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来技術は、調整回路を備える必要があり、コストアップに繋がるという問題点がある。
【0006】
本発明は、照度センサがもつ製品ばらつきを補償して最適な自動点消灯制御を行うオートライト制御装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によるオートライト制御装置は、照度センサの検出電圧に対する照度の特性(センサ電圧−照度特性であり、照度ゼロ電圧とセンサ感度を表す傾きで示される)を用いて、検出された照度センサの検出電圧に基づいて照度を算出する照度算出手段と、照度算出手段で算出された照度に基づいて灯具を点消灯する点消灯制御手段と、所定時刻における基準照度である基準電圧を記憶した記憶手段と、所定時刻で照度センサが検出する検出電圧と、記憶手段に記憶されている基準電圧の中から読み出された所定時刻の基準電圧と、センサ電圧−照度特性の傾きとに基づいて、センサ電圧−照度特性の照度ゼロに対応する新規ゼロ点電圧を算出する新規ゼロ点電圧演算手段と、新規ゼロ点演算手段によって算出された新規ゼロ点電圧と現在用いているゼロ点電圧とに基づいて、照度ゼロに対応する補正ゼロ点電圧を算出する補正ゼロ点電圧演算手段と、補正ゼロ点電圧演算手段によって算出された補正ゼロ点電圧を新たなゼロ点電圧とした傾きを有するセンサ電圧−照度特性を新たに算出する特性算出手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
【発明の効果】
本発明によるオートライト制御装置によれば、所定時刻ごとに、その時検出されている照度と基準照度とセンサ電圧−照度特性の傾きとに基づいて新規ゼロ点電圧を算出し、その新規ゼロ点電圧と現在用いているゼロ点電圧に基づいてゼロ点電圧補正を行い、上記傾きにより新たにセンサ電圧−照度特性を算出するようにした。その結果、調整回路を用いることなく灯具の点消灯制御を最適化することができる。また、照度センサの製品ごとのばらつきによって生じる算出照度の誤差を最小限に収束することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明によるオートライト制御装置は、予め定めたセンサ電圧−照度特性に基づいて、検出したセンサ電圧から照度を算出することが前提技術である。そして、以下で説明するようなアルゴリズムによりセンサ電圧−照度特性を補正する。
【0010】
以下、図面を参照して本発明を説明する。図1は本発明によるオートライト制御装置の一実施の形態を示している。
オートライト制御装置10は、照度センサ20から照度信号(検出電圧)を受信してヘッドライト/スモールライト等の灯具を点消灯制御するものである。このオートライト制御装置10は、センサ電圧検出部11と、時刻検出部12と、定刻基準照度記憶部13と、新規ゼロ点電圧演算部14と、データ適否判断部15と、補正ゼロ点電圧演算部16と、既存ゼロ点電圧記憶部17と、照度演算部18と、点消灯判断部19とを有する。
【0011】
オートライト制御装置10は、カレンダ・タイマ付きのマイクロコンピュータにより構成することができ、新規ゼロ点電圧演算部14、データ適否判断部15、補正ゼロ点電圧演算部16、照度演算部18の各演算部と、点消灯判断部19は、マイクロコンピュータがプログラムを逐次実行することで実現される。
【0012】
センサ電圧検出部11は、フォトダイオード等による照度センサ20からのアナログ検出信号を、所定のサンプリングタイム毎(たとえば、数秒毎)にセンサ電圧(ディジタル値)VxとしてA/D変換する。
【0013】
時刻検出部12は、日付情報を含む時計機能付きのものであり、毎日、予めパラメータ設定された所定時刻(校正時刻)tが到来すると、たとえば、正午になると、その旨を新規ゼロ点電圧演算部14に通知する。
【0014】
定刻基準照度記憶部13は、所定時刻tにおける基準照度(通常照度)Ltのデータを規定値として予め記憶している。定刻、たとえば、正午の屋外照度は、季節により異なるから、定刻基準照度記憶部13は、このことを考慮して基準照度Ltを、季節、月ごと、あるいは週ごとの最適値として記憶する。すなわち、照度は太陽の高度に依存し、太陽の高度は季節に依存するので、たとえば、春夏秋冬ごとに、あるいは月ごとに時刻−基準照度のテーブルを用意する。
【0015】
新規ゼロ点電圧演算部14は、時刻検出部12より所定時刻tが到来した旨の通知を受けるたびに、その所定時刻t時点でのセンサ電圧VxをVtnとして取り込み、定刻基準照度記憶部13より基準照度Ltを読み出し、次式(1)によって新規ゼロ点電圧Vznを演算する。なお、ゼロ点電圧とは、照度ゼロ状態でのセンサ電圧を意味する。
【数1】
Vzn=Vtn−k・Lt …(1)
但し、k:センサ感度を示す係数、n:演算回数(定刻到来回数)(n=1、2、3…)である。センサ感度を示す係数kは、予めパラメータ設定されている。
【0016】
データ適否判断部15は、あらかじめ想定される製品ばらつきのゼロ点電圧の上限Vrmax、下限Vrminのデータを有する。そして、このデータ適否判断部15は、新規ゼロ点電圧演算部14によって演算された新規ゼロ点電圧Vznが上限Vrmaxと下限Vrminの範囲内である場合のみ、その時点で算出されている新規ゼロ点電圧Vznを補正ゼロ点電圧演算部16に送信する。範囲外である場合には、その新規ゼロ点電圧Vznのデータを破棄し、無効とする。すなわち、補正ゼロ点電圧演算部16にデータを送信しない。
【0017】
補正ゼロ点電圧演算部16は、データ適否判断部15から有効な新規ゼロ点電圧Vznが入力するたびに、既存ゼロ点電圧記憶部17から既存ゼロ点電圧Vzr(現在使用のゼロ点電圧)を読み出し、次式(2)に従って補正ゼロ点電圧Vzcnを演算する。
【数2】
Vzcn=(Vzr+Vzn)/2 …(2)
【0018】
既存ゼロ点電圧記憶部17は、照度演算に使用している現在のゼロ点電圧として、既存ゼロ点電圧Vzrを記憶している。既存ゼロ点電圧記憶部17が保存する既存ゼロ点電圧Vzrは、補正ゼロ点電圧演算部16が新たに補正ゼロ点電圧Vzcnを算出するたびに、新たな補正ゼロ点電圧Vzcnに更新、すなわち置換される。なお、既存ゼロ点電圧記憶部17は、初回の補正ゼロ点電圧演算等のために、既存ゼロ点電圧Vzrの初期値を有する。
【0019】
照度演算部18は、所定のサンプリングタイム毎(数秒毎)にセンサ電圧検出部11から出力される現在のセンサ電圧Vxを取り込む一方、既存ゼロ点電圧記憶部17から既存ゼロ点電圧Vzrを読み出し、次式(3)によって照度Lxを演算する。なお、既存ゼロ点電圧Vzrは、換言すれば、現在用いているゼロ点電圧である。
【数3】
Lx=(Vx−Vzr)/k …(3)
既存ゼロ点電圧Vzr=Vzcnであるから、式(3)は次式(4)でも表される。
【数4】
Lx=(Vx−Vzcn)/k …(4)
【0020】
点消灯判断部19は、照度演算部18によって演算された最新の照度Lxを入力し、予め定められている点消灯の閾値と照度Lxとを比較する。比較結果である点消灯指令信号は図示しないヘッドライト/スモールライトの電源回路へ出力される。これにより、現在の照度Lxに応じてヘッドライト/スモールライトの点消灯が自動的に行われる。
【0021】
次に、図2に示されている補正ゼロ点演算のフローチャートと、図3〜図5に示されているグラフを参照して上述の一実施の形態によるオートライト制御装置10の補正ゼロ点演算処理について説明する。
【0022】
校正時刻tが到来すると、補正ゼロ点演算ルーチンが呼び出され、センサ電圧Vtnを取得する(ステップS101)。1回目の補正ゼロ点演算処理では、n=1であり、センサ電圧Vt1を得る。これにより、センサ電圧Vt1と基準照度Ltとに基づいて、たとえば図3(a)に示されている電圧−照度グラフ上に座標点P1を得る。
【0023】
図3(a)において、Vzrをゼロ点(既存ゼロ点)とする直線Aは、フォトダイオード(照度センサ20)の製品ばらつきを考慮しない電圧―照度特性(ゼロ点電圧Vzr、感度係数k=傾き)である。つまり理想的な電圧―照度特性を示している。最初の補正時にはこの電圧―照度特性を使用する。
最初(1回目)の新規ゼロ点電圧Vz1は、次式(1)により算出する(ステップS102)。
【数5】
Vz1=Vt1−k・Lt …(5)
【0024】
ここで、新規ゼロ点電圧Vz1は、図3(b)に示されているように、所定時刻tで得たセンサ電圧Vt1と基準照度Ltとの交点P1および所定の傾きkから求められる直線BのY軸切片である。
【0025】
次に、新規ゼロ点電圧Vz1が予め設定されている上限Vrmaxと下限Vrminの範囲内であるか否かの判別を行う(ステップS103)。Vrmax≧Vz1≦Vrminであれば、次の補正ゼロ点演算ステップS104へ進む。これに対し、Vrmax≧Vz1≦Vrminでない場合には、新たな補正ゼロ点演算、既存ゼロ点更新を行わずに、補正ゼロ点演算ルーチンを終了する。
【0026】
車両が屋内にある場合には、新規ゼロ点電圧Vznを新たな補正に加えると、補正精度が低下してしまう。上述のように、あらかじめ想定される製品ばらつきの上限Vzmax、下限Vzminを設定し、図5に示されているように、その所定範囲を新規ゼロ点電圧Vznが超えた場合には、それを参照せず、今まで使用していた既存ゼロ点電圧を次回の所定時刻tまで、継続して照度演算に用いる。これにより、補正精度の低下を防止することができ、フォトタイオードの製品によるばらつきの補正精度を維持することができる。
【0027】
Vrmax≧Vz1≦Vrminである場合には(ステップS103肯定)、次に、既存ゼロ点電圧Vzrと新規ゼロ点電圧Vz1とから、補正ゼロ点電圧Vzc1を求める(ステップS104)。ここでは、式(6)の演算により、既存ゼロ点電圧Vzrと新規ゼロ点電圧Vz1の中点(平均値)を補正ゼロ点電圧Vzc1とする。
【数6】
Vzc1=(Vzr+Vz1)/2 …(6)
【0028】
これにより、図3(c)に示されているように、補正ゼロ点電圧Vzc1をY軸切片とする電圧一照度特性(ゼロ点電圧Vzc1、感度係数k=傾き)Cが得られる。製品ごとにばらつきをもっている既存ゼロ点電圧Vzrと新規ゼロ点電圧Vz1との中点を補正ゼロ点電圧Vzc1として使用することで、算出される値の信頼度を向上させるという効果がある。
【0029】
つぎに、補正ゼロ点電圧Vzc1を既存ゼロ点電圧Vzrとして、既存ゼロ点電圧Vzrを更新する(ステップS105)。
図3(d)に示されているように、センサ電圧VxをVaとすると、補正を行わない場合には、電圧Vaから算出される照度はLbとなるが、補正ゼロ点電圧Vzc1を用いた照度演算によって照度Laを求めることができ、より適切な照度を算出することができる。
【0030】
次回の所定の時刻tが到来すると、同様に、補正ゼロ点演算ルーチンが呼び出され、センサ電圧Vtnを取得する(ステップS101)。2回目の補正ゼロ点演算処理では、n=2であり、センサ電圧Vt2を得る。これにより、センサ電圧Vt1と基準照度Ltより、たとえば図4(a)に示されている電圧−照度グラフ上に座標点P2を得る。
【0031】
2回目の新規ゼロ点電圧Vz2は、次式(7)により算出する(ステップS102)。
【数7】
Vz2=Vt2−k・Lt …(7)
【0032】
ここで、新規ゼロ点電圧Vz2は、図4(a)に示されているように、所定時刻tに得たセンサ電圧Vt2と基準照度Ltとの交点P2および所定の傾きkから求められる直線DのY軸切片のことを意味している。
【0033】
Vrmax≧Vz1≦Vrminであれば(ステップS103肯定)、次に、更新された既存ゼロ点電圧Vzr=Vzc1と新規ゼロ点電圧Vz2とから、補正ゼロ点電圧Vzc2を求める(ステップS104)。ここでも、式(8)による演算により、既存ゼロ点電圧Vzrと新規ゼロ点電圧Vz1の中点(平均値)を補正ゼロ点電圧Vzc2とする。
【数8】
Vzc2=(Vzr+Vz1)/2 …(8)
【0034】
これにより、図4(b)に示されているように、補正ゼロ点電圧Vzc2を切片とする電圧一照度特性(ゼロ点電圧Vzc1、感度係数k=傾き)Eが得られる。
【0035】
例えば、感度係数k=−0.0004V/Lux、既存ゼロ点電圧Vzr=3.5V、基準照度Lt=500Lux、Vt1=2.9Vの場合は、以下のようになる。
【数9】
Vz1=2.9−(−0.0004×500)=3.1V
Vzc1=(3.5+3.1)/2=3.3V
【0036】
そして、Vt2=3.7Vの場合は、以下のようになる。
【数10】
Vz2=3.7−(−0.0004×500)=3.9V
Vzc2=(3.3+3.9)/2=3.6V
【0037】
このように、毎日所定時刻(定刻)に新規ゼロ点電圧Vznを得て既存ゼロ点電圧Vzrとの中点から補正ゼロ点電圧Vzcnを求めることにより、フォトダイオードの製品ばらつきに相応したゼロ点に収束してゆき、狙ったタイミングでヘッドライト/スモールライトを点消灯させることができる。
【0038】
さらに、基準照度Ltを季節により変化させることで、より精度の高い補正ゼロ点を得ることができる。
【0039】
以上の実施の形態は本発明の一例を示すものであり、本発明の特徴を損なわない限り種々の形態で実現できる。たとえば、式(2)や式(6)で中点を求めるようにしたが、照度ゼロ電圧VzrとVtnの間の照度ゼロ電圧Vzcnであれば中点に限らない。
【0040】
なお、照度算出手段は照度演算部18に対応し、点消灯制御手段は点消灯判断部19に対応し、記憶手段は定刻基準照度記憶部13に対応し、新規ゼロ点電圧演算手段は新規ゼロ点電圧演算部14に対応し、補正ゼロ点電圧演算手段は補正ゼロ点電圧演算部16に対応し、特性算出手段は照度演算部18にそれぞれ対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるオートライト制御装置の一実施の形態を示すブロック線図である。
【図2】一実施の形態によるオートライト制御装置の補正ゼロ点演算ルーチンを示すフローチャートである。
【図3】(a)〜(d)は一実施の形態によるオートライト制御装置の1回目の補正ゼロ点演算時の電圧一照度特性を示すグラフである。
【図4】(a)、(b)は一実施の形態によるオートライト制御装置の2回目の補正ゼロ点演算時の電圧一照度特性を示すグラフである。
【図5】一実施の形態によるオートライト制御装置の補正ゼロ点演算時のデータ適否判定特性を示すグラフである。
【符号の説明】
10 オートライト制御装置
11 センサ電圧検出部
12 時刻検出部
13 定刻基準照度記憶部
14 新規ゼロ点電圧演算部
15 データ適否判断部
16 補正ゼロ点電圧運算部
17 既存ゼロ点電圧記憶部
18 照度演算部
19 点消灯判断部
20 照度センサ
【発明の属する技術分野】
本発明は、オートライト制御装置に関し、特に、自動車等の車両のヘッドランプ/テールランプを車外照度に応じて点消灯する制御を行うオートライト制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車等のヘッドランプ/テールランプを、車外照度に応じて自動で点消灯するオートライトシステムでは、車外照度を測定するオートライトセンサ(照度センサ)として、一般的にフォトダイオードが用いられている。フォトダイオードは、感度(感知照度・電圧比例係数)が同じでも、個体ごとに、照度ゼロ時のセンサ電圧にばらつきがある。このため、製品毎に照度と発生電圧との相関関係が異なり、照度による点消灯タイミングが車両毎に異なってしまうおそれがある。
【0003】
このため、オートライトシステムでは、フォトダイオードの製品ばらつきを補正する必要がある。フォトダイオードの製品ばらつきを補正する従来技術として、光電流電圧変換回路と消費電流電圧変換回路のそれぞれの変換電圧が一致するように消費電流をフィードバックして調整する調整回路を備えているものがある(たとえば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献】
特開平8‐5456号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来技術は、調整回路を備える必要があり、コストアップに繋がるという問題点がある。
【0006】
本発明は、照度センサがもつ製品ばらつきを補償して最適な自動点消灯制御を行うオートライト制御装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によるオートライト制御装置は、照度センサの検出電圧に対する照度の特性(センサ電圧−照度特性であり、照度ゼロ電圧とセンサ感度を表す傾きで示される)を用いて、検出された照度センサの検出電圧に基づいて照度を算出する照度算出手段と、照度算出手段で算出された照度に基づいて灯具を点消灯する点消灯制御手段と、所定時刻における基準照度である基準電圧を記憶した記憶手段と、所定時刻で照度センサが検出する検出電圧と、記憶手段に記憶されている基準電圧の中から読み出された所定時刻の基準電圧と、センサ電圧−照度特性の傾きとに基づいて、センサ電圧−照度特性の照度ゼロに対応する新規ゼロ点電圧を算出する新規ゼロ点電圧演算手段と、新規ゼロ点演算手段によって算出された新規ゼロ点電圧と現在用いているゼロ点電圧とに基づいて、照度ゼロに対応する補正ゼロ点電圧を算出する補正ゼロ点電圧演算手段と、補正ゼロ点電圧演算手段によって算出された補正ゼロ点電圧を新たなゼロ点電圧とした傾きを有するセンサ電圧−照度特性を新たに算出する特性算出手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
【発明の効果】
本発明によるオートライト制御装置によれば、所定時刻ごとに、その時検出されている照度と基準照度とセンサ電圧−照度特性の傾きとに基づいて新規ゼロ点電圧を算出し、その新規ゼロ点電圧と現在用いているゼロ点電圧に基づいてゼロ点電圧補正を行い、上記傾きにより新たにセンサ電圧−照度特性を算出するようにした。その結果、調整回路を用いることなく灯具の点消灯制御を最適化することができる。また、照度センサの製品ごとのばらつきによって生じる算出照度の誤差を最小限に収束することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明によるオートライト制御装置は、予め定めたセンサ電圧−照度特性に基づいて、検出したセンサ電圧から照度を算出することが前提技術である。そして、以下で説明するようなアルゴリズムによりセンサ電圧−照度特性を補正する。
【0010】
以下、図面を参照して本発明を説明する。図1は本発明によるオートライト制御装置の一実施の形態を示している。
オートライト制御装置10は、照度センサ20から照度信号(検出電圧)を受信してヘッドライト/スモールライト等の灯具を点消灯制御するものである。このオートライト制御装置10は、センサ電圧検出部11と、時刻検出部12と、定刻基準照度記憶部13と、新規ゼロ点電圧演算部14と、データ適否判断部15と、補正ゼロ点電圧演算部16と、既存ゼロ点電圧記憶部17と、照度演算部18と、点消灯判断部19とを有する。
【0011】
オートライト制御装置10は、カレンダ・タイマ付きのマイクロコンピュータにより構成することができ、新規ゼロ点電圧演算部14、データ適否判断部15、補正ゼロ点電圧演算部16、照度演算部18の各演算部と、点消灯判断部19は、マイクロコンピュータがプログラムを逐次実行することで実現される。
【0012】
センサ電圧検出部11は、フォトダイオード等による照度センサ20からのアナログ検出信号を、所定のサンプリングタイム毎(たとえば、数秒毎)にセンサ電圧(ディジタル値)VxとしてA/D変換する。
【0013】
時刻検出部12は、日付情報を含む時計機能付きのものであり、毎日、予めパラメータ設定された所定時刻(校正時刻)tが到来すると、たとえば、正午になると、その旨を新規ゼロ点電圧演算部14に通知する。
【0014】
定刻基準照度記憶部13は、所定時刻tにおける基準照度(通常照度)Ltのデータを規定値として予め記憶している。定刻、たとえば、正午の屋外照度は、季節により異なるから、定刻基準照度記憶部13は、このことを考慮して基準照度Ltを、季節、月ごと、あるいは週ごとの最適値として記憶する。すなわち、照度は太陽の高度に依存し、太陽の高度は季節に依存するので、たとえば、春夏秋冬ごとに、あるいは月ごとに時刻−基準照度のテーブルを用意する。
【0015】
新規ゼロ点電圧演算部14は、時刻検出部12より所定時刻tが到来した旨の通知を受けるたびに、その所定時刻t時点でのセンサ電圧VxをVtnとして取り込み、定刻基準照度記憶部13より基準照度Ltを読み出し、次式(1)によって新規ゼロ点電圧Vznを演算する。なお、ゼロ点電圧とは、照度ゼロ状態でのセンサ電圧を意味する。
【数1】
Vzn=Vtn−k・Lt …(1)
但し、k:センサ感度を示す係数、n:演算回数(定刻到来回数)(n=1、2、3…)である。センサ感度を示す係数kは、予めパラメータ設定されている。
【0016】
データ適否判断部15は、あらかじめ想定される製品ばらつきのゼロ点電圧の上限Vrmax、下限Vrminのデータを有する。そして、このデータ適否判断部15は、新規ゼロ点電圧演算部14によって演算された新規ゼロ点電圧Vznが上限Vrmaxと下限Vrminの範囲内である場合のみ、その時点で算出されている新規ゼロ点電圧Vznを補正ゼロ点電圧演算部16に送信する。範囲外である場合には、その新規ゼロ点電圧Vznのデータを破棄し、無効とする。すなわち、補正ゼロ点電圧演算部16にデータを送信しない。
【0017】
補正ゼロ点電圧演算部16は、データ適否判断部15から有効な新規ゼロ点電圧Vznが入力するたびに、既存ゼロ点電圧記憶部17から既存ゼロ点電圧Vzr(現在使用のゼロ点電圧)を読み出し、次式(2)に従って補正ゼロ点電圧Vzcnを演算する。
【数2】
Vzcn=(Vzr+Vzn)/2 …(2)
【0018】
既存ゼロ点電圧記憶部17は、照度演算に使用している現在のゼロ点電圧として、既存ゼロ点電圧Vzrを記憶している。既存ゼロ点電圧記憶部17が保存する既存ゼロ点電圧Vzrは、補正ゼロ点電圧演算部16が新たに補正ゼロ点電圧Vzcnを算出するたびに、新たな補正ゼロ点電圧Vzcnに更新、すなわち置換される。なお、既存ゼロ点電圧記憶部17は、初回の補正ゼロ点電圧演算等のために、既存ゼロ点電圧Vzrの初期値を有する。
【0019】
照度演算部18は、所定のサンプリングタイム毎(数秒毎)にセンサ電圧検出部11から出力される現在のセンサ電圧Vxを取り込む一方、既存ゼロ点電圧記憶部17から既存ゼロ点電圧Vzrを読み出し、次式(3)によって照度Lxを演算する。なお、既存ゼロ点電圧Vzrは、換言すれば、現在用いているゼロ点電圧である。
【数3】
Lx=(Vx−Vzr)/k …(3)
既存ゼロ点電圧Vzr=Vzcnであるから、式(3)は次式(4)でも表される。
【数4】
Lx=(Vx−Vzcn)/k …(4)
【0020】
点消灯判断部19は、照度演算部18によって演算された最新の照度Lxを入力し、予め定められている点消灯の閾値と照度Lxとを比較する。比較結果である点消灯指令信号は図示しないヘッドライト/スモールライトの電源回路へ出力される。これにより、現在の照度Lxに応じてヘッドライト/スモールライトの点消灯が自動的に行われる。
【0021】
次に、図2に示されている補正ゼロ点演算のフローチャートと、図3〜図5に示されているグラフを参照して上述の一実施の形態によるオートライト制御装置10の補正ゼロ点演算処理について説明する。
【0022】
校正時刻tが到来すると、補正ゼロ点演算ルーチンが呼び出され、センサ電圧Vtnを取得する(ステップS101)。1回目の補正ゼロ点演算処理では、n=1であり、センサ電圧Vt1を得る。これにより、センサ電圧Vt1と基準照度Ltとに基づいて、たとえば図3(a)に示されている電圧−照度グラフ上に座標点P1を得る。
【0023】
図3(a)において、Vzrをゼロ点(既存ゼロ点)とする直線Aは、フォトダイオード(照度センサ20)の製品ばらつきを考慮しない電圧―照度特性(ゼロ点電圧Vzr、感度係数k=傾き)である。つまり理想的な電圧―照度特性を示している。最初の補正時にはこの電圧―照度特性を使用する。
最初(1回目)の新規ゼロ点電圧Vz1は、次式(1)により算出する(ステップS102)。
【数5】
Vz1=Vt1−k・Lt …(5)
【0024】
ここで、新規ゼロ点電圧Vz1は、図3(b)に示されているように、所定時刻tで得たセンサ電圧Vt1と基準照度Ltとの交点P1および所定の傾きkから求められる直線BのY軸切片である。
【0025】
次に、新規ゼロ点電圧Vz1が予め設定されている上限Vrmaxと下限Vrminの範囲内であるか否かの判別を行う(ステップS103)。Vrmax≧Vz1≦Vrminであれば、次の補正ゼロ点演算ステップS104へ進む。これに対し、Vrmax≧Vz1≦Vrminでない場合には、新たな補正ゼロ点演算、既存ゼロ点更新を行わずに、補正ゼロ点演算ルーチンを終了する。
【0026】
車両が屋内にある場合には、新規ゼロ点電圧Vznを新たな補正に加えると、補正精度が低下してしまう。上述のように、あらかじめ想定される製品ばらつきの上限Vzmax、下限Vzminを設定し、図5に示されているように、その所定範囲を新規ゼロ点電圧Vznが超えた場合には、それを参照せず、今まで使用していた既存ゼロ点電圧を次回の所定時刻tまで、継続して照度演算に用いる。これにより、補正精度の低下を防止することができ、フォトタイオードの製品によるばらつきの補正精度を維持することができる。
【0027】
Vrmax≧Vz1≦Vrminである場合には(ステップS103肯定)、次に、既存ゼロ点電圧Vzrと新規ゼロ点電圧Vz1とから、補正ゼロ点電圧Vzc1を求める(ステップS104)。ここでは、式(6)の演算により、既存ゼロ点電圧Vzrと新規ゼロ点電圧Vz1の中点(平均値)を補正ゼロ点電圧Vzc1とする。
【数6】
Vzc1=(Vzr+Vz1)/2 …(6)
【0028】
これにより、図3(c)に示されているように、補正ゼロ点電圧Vzc1をY軸切片とする電圧一照度特性(ゼロ点電圧Vzc1、感度係数k=傾き)Cが得られる。製品ごとにばらつきをもっている既存ゼロ点電圧Vzrと新規ゼロ点電圧Vz1との中点を補正ゼロ点電圧Vzc1として使用することで、算出される値の信頼度を向上させるという効果がある。
【0029】
つぎに、補正ゼロ点電圧Vzc1を既存ゼロ点電圧Vzrとして、既存ゼロ点電圧Vzrを更新する(ステップS105)。
図3(d)に示されているように、センサ電圧VxをVaとすると、補正を行わない場合には、電圧Vaから算出される照度はLbとなるが、補正ゼロ点電圧Vzc1を用いた照度演算によって照度Laを求めることができ、より適切な照度を算出することができる。
【0030】
次回の所定の時刻tが到来すると、同様に、補正ゼロ点演算ルーチンが呼び出され、センサ電圧Vtnを取得する(ステップS101)。2回目の補正ゼロ点演算処理では、n=2であり、センサ電圧Vt2を得る。これにより、センサ電圧Vt1と基準照度Ltより、たとえば図4(a)に示されている電圧−照度グラフ上に座標点P2を得る。
【0031】
2回目の新規ゼロ点電圧Vz2は、次式(7)により算出する(ステップS102)。
【数7】
Vz2=Vt2−k・Lt …(7)
【0032】
ここで、新規ゼロ点電圧Vz2は、図4(a)に示されているように、所定時刻tに得たセンサ電圧Vt2と基準照度Ltとの交点P2および所定の傾きkから求められる直線DのY軸切片のことを意味している。
【0033】
Vrmax≧Vz1≦Vrminであれば(ステップS103肯定)、次に、更新された既存ゼロ点電圧Vzr=Vzc1と新規ゼロ点電圧Vz2とから、補正ゼロ点電圧Vzc2を求める(ステップS104)。ここでも、式(8)による演算により、既存ゼロ点電圧Vzrと新規ゼロ点電圧Vz1の中点(平均値)を補正ゼロ点電圧Vzc2とする。
【数8】
Vzc2=(Vzr+Vz1)/2 …(8)
【0034】
これにより、図4(b)に示されているように、補正ゼロ点電圧Vzc2を切片とする電圧一照度特性(ゼロ点電圧Vzc1、感度係数k=傾き)Eが得られる。
【0035】
例えば、感度係数k=−0.0004V/Lux、既存ゼロ点電圧Vzr=3.5V、基準照度Lt=500Lux、Vt1=2.9Vの場合は、以下のようになる。
【数9】
Vz1=2.9−(−0.0004×500)=3.1V
Vzc1=(3.5+3.1)/2=3.3V
【0036】
そして、Vt2=3.7Vの場合は、以下のようになる。
【数10】
Vz2=3.7−(−0.0004×500)=3.9V
Vzc2=(3.3+3.9)/2=3.6V
【0037】
このように、毎日所定時刻(定刻)に新規ゼロ点電圧Vznを得て既存ゼロ点電圧Vzrとの中点から補正ゼロ点電圧Vzcnを求めることにより、フォトダイオードの製品ばらつきに相応したゼロ点に収束してゆき、狙ったタイミングでヘッドライト/スモールライトを点消灯させることができる。
【0038】
さらに、基準照度Ltを季節により変化させることで、より精度の高い補正ゼロ点を得ることができる。
【0039】
以上の実施の形態は本発明の一例を示すものであり、本発明の特徴を損なわない限り種々の形態で実現できる。たとえば、式(2)や式(6)で中点を求めるようにしたが、照度ゼロ電圧VzrとVtnの間の照度ゼロ電圧Vzcnであれば中点に限らない。
【0040】
なお、照度算出手段は照度演算部18に対応し、点消灯制御手段は点消灯判断部19に対応し、記憶手段は定刻基準照度記憶部13に対応し、新規ゼロ点電圧演算手段は新規ゼロ点電圧演算部14に対応し、補正ゼロ点電圧演算手段は補正ゼロ点電圧演算部16に対応し、特性算出手段は照度演算部18にそれぞれ対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるオートライト制御装置の一実施の形態を示すブロック線図である。
【図2】一実施の形態によるオートライト制御装置の補正ゼロ点演算ルーチンを示すフローチャートである。
【図3】(a)〜(d)は一実施の形態によるオートライト制御装置の1回目の補正ゼロ点演算時の電圧一照度特性を示すグラフである。
【図4】(a)、(b)は一実施の形態によるオートライト制御装置の2回目の補正ゼロ点演算時の電圧一照度特性を示すグラフである。
【図5】一実施の形態によるオートライト制御装置の補正ゼロ点演算時のデータ適否判定特性を示すグラフである。
【符号の説明】
10 オートライト制御装置
11 センサ電圧検出部
12 時刻検出部
13 定刻基準照度記憶部
14 新規ゼロ点電圧演算部
15 データ適否判断部
16 補正ゼロ点電圧運算部
17 既存ゼロ点電圧記憶部
18 照度演算部
19 点消灯判断部
20 照度センサ
Claims (4)
- 照度センサの検出電圧に対する照度の特性(センサ電圧−照度特性であり、照度ゼロ電圧とセンサ感度を表す傾きで示される)を用いて、検出された照度センサの検出電圧に基づいて照度を算出する照度算出手段と、
前記照度算出手段で算出された照度に基づいて灯具を点消灯する点消灯制御手段と、
所定時刻における基準照度である基準電圧を記憶した記憶手段と、
所定時刻で前記照度センサが検出する検出電圧と、前記記憶手段に記憶されている基準電圧の中から読み出された前記所定時刻の基準電圧と、前記センサ電圧−照度特性の傾きとに基づいて、前記センサ電圧−照度特性の照度ゼロに対応する新規ゼロ点電圧を算出する新規ゼロ点電圧演算手段と、
前記新規ゼロ点演算手段によって算出された新規ゼロ点電圧と現在用いているゼロ点電圧とに基づいて、照度ゼロに対応する補正ゼロ点電圧を算出する補正ゼロ点電圧演算手段と、
前記補正ゼロ点電圧演算手段によって算出された補正ゼロ点電圧を新たなゼロ点電圧とした前記傾きを有するセンサ電圧−照度特性を新たに算出する特性算出手段とを備えることを特徴とするオートライト制御装置。 - 請求項1記載のオートライト制御装置において、
前記補正ゼロ点電圧演算手段は、前記新規ゼロ点電圧と現在用いているゼロ点電圧との平均値演算によって前記補正ゼロ点電圧を算出することを特徴とするオートライト制御装置。 - 請求項1または2記載のオートライト制御装置において、
前記記憶手段は、季節と時刻に依存する太陽の高度に応じた基準照度をその電圧値として記憶することを特徴とするオートライト制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項記載のオートライト制御装置において、
前記新規ゼロ点電圧演算手段によって算出された前記新規ゼロ点電圧が予め設定された上限値と下限値の範囲内であるか否かを判断するデータ適否判断手段を有し、
前記新規ゼロ点電圧が予め設定された上限値と下限値の範囲内である場合のみ、その新規ゼロ点電圧を用いた補正ゼロ点電圧演算を行い、範囲外である場合には補正ゼロ点電圧を更新しないことを特徴とするオートライト制御装置。
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JP2003142540A JP2004345421A (ja) | 2003-05-20 | 2003-05-20 | オートライト制御装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101354736B1 (ko) | 2011-12-14 | 2014-01-23 | 한국오므론전장주식회사 | 차량 윈도우 썬팅지 투과도에 따른 오토라이트 센서 감도 조절 장치 및 방법 |
KR101360071B1 (ko) | 2012-12-28 | 2014-02-12 | 현대자동차 주식회사 | 차량의 오토 라이트 시스템 및 그 제어 방법 |
-
2003
- 2003-05-20 JP JP2003142540A patent/JP2004345421A/ja active Pending
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