JP2004345122A

JP2004345122A - Composite packaging film, packaging bag and method for manufacturing composite packaging film

Info

Publication number: JP2004345122A
Application number: JP2003142026A
Authority: JP
Inventors: Yukio Nakagawa; 幸夫中川; Yoshio Iwasaki; 佳生岩崎
Original assignee: Ishida Co Ltd
Current assignee: Ishida Co Ltd
Priority date: 2003-05-20
Filing date: 2003-05-20
Publication date: 2004-12-09
Anticipated expiration: 2023-05-20
Also published as: JP4248932B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a composite packaging film extremely low in cost and capable of obtaining extremely high efficiency when the molding of a packaging bag and the attachment to a display strip are performed by a continuous process, the packaging bag using it and a method for manufacturing the composite packaging film. <P>SOLUTION: The composite packaging film is composed of at least a base material layer (A), the sealant layer (B) formed on one surface of the base material layer (A) and the sealant layer (C) formed on the other surface of the base material layer (A). Both of the sealant layers (B) and (C) contain a heat-sealable adhesive component and the melting point of the heat-sealable adhesive component contained in the sealant layer (C) is higher than that of the heat-sealable adhesive component contained in the sealant layer (B). <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、極めて低コストであり、かつ、袋の成形とディスプレイストリップへの取り付けを連続工程にて行う場合に極めて高い効率が得られる複合包装フィルム、これを用いてなる包装袋、及び、複合包装フィルムの製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
スナック菓子等の商品は、通常、ピロー包装（縦ピロー、横ピロー）で袋に包装された形で販売される。このように商品を封入した袋は、商店の陳列棚に並べて販売されることが多い。しかし、この方法だと陳列棚に人手により１袋づつ陳列する必要があり、また、所定の陳列棚にしか展示して販売できないという場所的制限を受けていた。
【０００３】
ストリップバッグ展示と呼ばれる、陳列棚を必要としない商品の展示販売方法が知られている。ストリップバッグ展示とは、図１に示したようにディスプレイストリップと呼ばれる所定巾のテープ材に複数の商品を取り付けて吊り下げるという展示形態である。この展示形態であれば、陳列棚を必要とせず、商店のレジ横やホテルのフロント等のあらゆる場所において展示販売が可能である。
【０００４】
従来、ディスプレイストリップとしては、例えば、紙や樹脂からなるテープの所定の位置に予め穴あけ加工を施しておき、裏面から粘着テープを貼り付けることによって、穴を通じて商品を封入した袋を粘着テープに貼り付けるものが用いられていた。またその他にも、例えば、紙や樹脂からなるテープの所定の位置に予め樹脂製のフックを取り付けておき、商品が封入された袋側にホールパンチを開けることにより、その位置に商品を引っ掛けて取り付けるというものも用いられていた。
しかし、これらのディスプレイストリップでは、商品を封入した袋をディスプレイストリップに取り付ける工程を機械を用いて自動化するのが困難であるという問題があった。従って、ストリップバッグ展示が広く用いられるに至っていなかった。
【０００５】
これに対して、片面にヒートシール層を設けることにより、商品が封入された袋を直接ヒートシールして接着することができるディスプレイストリップが提案されている。このディスプレイストリップを用いれば、商品を封入した袋をディスプレイストリップに取り付ける工程を、商品を袋に封入する一連の工程と連続して自動化することが極めて容易である。
【０００６】
しかしながら、このようなヒートシール層を全面に有するディスプレイストリップは、高価なヒートシール性接着成分を大量に必要とすることから高コストであり、また、実際にはヒートシールに用いられる部分は袋との接触する一部分にすぎず、大部分はヒートシールに用いられることもなく極めて不効率であるという問題があった。
また、自動化された袋をディスプレイストリップに取り付ける装置においては、シーラント層を融点付近まで加熱してシールジョーを用いて圧着する必要があるが、この際、通常は室温付近の温度からシーラント層の融点にまで加熱する必要があり、高速化の点で問題となっていた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記現状に鑑み、極めて低コストであり、かつ、袋の成形とディスプレイストリップへの取り付けを連続工程にて行う場合に極めて高い効率が得られる複合包装フィルム、これを用いてなる包装袋、及び、複合包装フィルムの製造方法を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は、少なくとも、基材層（Ａ）と、基材層（Ａ）の一方の面に形成されたシーラント層（Ｂ）と、基材層（Ａ）の他方の面に形成されたシーラント層（Ｃ）とからなる複合包装フィルムであって、シーラント層（Ｂ）とシーラント層（Ｃ）とは、いずれもヒートシール性接着成分を含有するものであり、シーラント層（Ｃ）が含有するヒートシール性接着成分の融点は、シーラント層（Ｂ）が含有するヒートシール性接着成分の融点よりも高い複合包装フィルムである。
以下に本発明を詳述する。
【０００９】
本発明の複合包装フィルムは、少なくとも、基材層（Ａ）と、基材層（Ａ）の一方の面に形成されたシーラント層（Ｂ）と、基材層（Ａ）の他方の面に形成されたシーラント層（Ｃ）とからなるものである。
上記基材層（Ａ）としては特に限定されず、代表的なものとしては、例えば、二軸延伸ポリプロピレンフィルム（ＯＰＰ）（表面にシーラント性成分層が形成されたヒートシーラブル二軸延伸ポリプロピレンを含む）、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）フィルム等からなるものが挙げられる。上記基材層（Ａ）としてはこれらのフィルム単層からなるものであってもよく、ポリエチレン（ＰＥ）層等を介して積層された複数層からなるものであってもよい。
上記基材層（Ａ）は、また、積層する他の層との接着性を高める目的で、片面又は両面にコロナ処理等の表面処理が施されたり、表面又は内部にアンカーコート層が形成されたりしていてもよい。
【００１０】
上記基材層の厚さとしては特に限定されないが、好ましい下限は１０μｍ、好ましい上限は７５μｍである。１０μｍ未満であると、充分な強度が得られずに展示時や商品を封入した袋を取り外す際に破損する恐れがあり、７５μｍを超えると、基材層が断熱材の役割をしてヒートシール時にシーラント層（Ｂ）、シーラント層（Ｃ）に充分に熱が伝わらないことがある。
【００１１】
上記シーラント層（Ｂ）は、上記複合包装フィルムから袋を成形する際に、縦ピロー及び横ピローによりフィルム同士を接着する役割を有する。上記シーラント層（Ｂ）は、上記基材層（Ａ）の全面に形成されていてもよいし、袋を形成する際にヒートシールを行う部位にのみ形成されていてもよい。
【００１２】
上記シーラント層（Ｃ）は、ヒートシールにより本発明の複合包装フィルムからなる包装袋をディスプレイストリップに接着する役割を有する。上記シーラント層（Ｃ）は、上記基材層（Ａ）の全面に形成されていてもよいが、ヒートシールしてディスプレイストリップに取り付ける部位（長さ方向及び／又は巾方向）にのみ形成されることが好ましい。これによりコストを大幅に削減できる。
【００１３】
上記シーラント層（Ｂ）及びシーラント層（Ｃ）は、いずれもヒートシール性接着成分を含有する。
シーラント層（Ｂ）に含有されるヒートシール性接着成分としては特に限定されないが、例えば、ポリプロピレンを用い、無延伸で使用することが好適である。また、低温でのヒートシールを可能にするため、例えば、（ａ）プロピレンとエチレン、ブテン、ペンテン等の他のオレフィンとの共重合体；（ｂ）低密度ポリエチレン（シングルサイト触媒で重合された低密度ポリエチレンや、エチレンとプロピレン、１−ブテン、１−ペンテン、４−メチル−１−ペンテン、１−ヘキセン等のαオレフィンとの共重合を含む）、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン三元共重合体、プロピレンと他のオレフィン（１−ブテン、３−メチル−１−ブテン、３−メチル−１−ペンテン等）との共重合体等と、ポリプロピレンとの混合樹脂等も好適である。
また、上記シーラント層（Ｂ）としては、無延伸ポリプロピレンフィルムのシールされる側の表面層に上記（ａ）又は（ｂ）を主成分とする薄いシール層が形成されたもの等も好適である。
このようなヒートシール性接着成分を含有するシーラント層（Ｂ）のシール温度としては、１１０〜１８０℃程度が好ましい。
【００１４】
一方、シーラント層（Ｃ）に含有されるヒートシール性接着成分としては特に限定されないが、例えば、ポリエステル系ホットメルト樹脂、ポリウレタン系ホットメルト樹脂、ポリアミド系ホットメルト樹脂等が挙げられ、なかでも、融点が１３０〜２００℃のものが好ましく用いられる。
【００１５】
本発明の複合包装フィルムでは、シーラント層（Ｃ）が含有するヒートシール性接着成分の融点は、シーラント層（Ｂ）が含有するヒートシール性接着成分の融点よりも高い。このように含有されるヒートシール性接着成分の融点に差をつけることにより、袋の成形と袋のディスプレイストリップへの取り付けとを一連の連続工程とした場合に、袋の成形時の加熱によりシーラント層（Ｂ）が熱溶融してシールジョーや他の袋等を汚すことがない。従って、容易に自動化を行うことができる。また、このような連続工程とする場合には、袋成形時の加熱による熱が残ることから、ディスプレイストリップ取り付け時の加熱において室温から昇温する必要がなく、より高速での作業が可能になる。
【００１６】
シーラント層（Ｃ）が含有するヒートシール性接着成分の融点と、シーラント層（Ｂ）の含有するヒートシール性接着成分の融点との差の好ましい下限は１０℃である。１０℃未満であると、連続工程としたときに袋成形時の加熱によりシーラント層（Ｃ）が熱溶融してシールジョーや他の袋を汚染することがある。上限については特にないが、好ましい上限は８０℃である。８０℃を超えると、ディスプレイストリップ取り付け時の昇温に時間がかかり作業効率が低下することがある。
【００１７】
上記シーラント層（Ｂ）及びシーラント層（Ｃ）の厚さとしては特に限定されないが好ましい下限は１０μｍ、好ましい上限は５０μｍである。１０μｍ未満であると、充分なシール強度が得られないことがあり、５０μｍを超えると、コスト高となる一方でシール強度等は向上しない。
【００１８】
本発明の複合包装フィルムは、上記基材層（Ａ）とシーラント層（Ｂ）との間に印刷層（Ｄ）を有することが好ましい。上記印刷層（Ｄ）は、包装袋の内容物を表示したり、包装袋の意匠性を高めたりする役割を有する。
【００１９】
本発明の複合包装フィルムは、上記基材層（Ａ）とシーラント層（Ｂ）との間に蒸着層（Ｅ）を有することが好ましい。このような蒸着層（Ｅ）を有することにより、本発明の複合包装フィルムからなる包装袋は、酸素バリア性及び水蒸気バリア性に優れたものとなり、特に食品等の包装に好適なものとなる。
上記蒸着層は、例えば、基材層（Ａ）にセラミック及び／又は金属を蒸着するか、シーラント層に金属を蒸着することにより形成することができる。
【００２０】
上記蒸着層は、ＳｉＯｘ、Ａｌ_２Ｏ_３、及び、Ａｌからなる群より選ばれる少なくとも１種の成分からなる単独蒸着層、又は、ＳｉＯｘ／Ａｌ_２Ｏ_３、ＳｉＯｘ／ＺｎＯ、ＳｉＯｘ／ＣａＯ、ＳｉＯｘ／Ｂ_２Ｏ_３、及び、ＣａＯ／Ｃａ（ＯＨ）_２からなる群より選ばれる少なくとも１組の２元成分からなる２元蒸着層であることが好ましい。このうち、光線を確実に遮断したい場合は、金属アルミニウム（Ａｌ）等が蒸着されることが好ましい。
また、異物等の混入を事前に発見するために金属検出器等を使用する場合には、ＳｉＯｘやＡｌ_２Ｏ_３からなる単独蒸着層、又は、ＳｉＯｘ／Ａｌ_２Ｏ_３、ＳｉＯｘ／ＺｎＯ、ＳｉＯｘ／ＣａＯ、ＳｉＯｘ／Ｂ_２Ｏ_３、ＣａＯ／Ｃａ（ＯＨ）_２からなる２元蒸着層が用いられる。なお、ＳｉＯｘとしては、例えば、ＳｉＯ_２、ＳｉＯ_１．８、ＳｉＯ_１．６等が挙げられる。これらのセラミックを蒸着することにより、従来金属蒸着のために異物検知が行えなかったものについても金属検出器による検査が可能となる。セラミックが蒸着されている場合は、金属アルミニウム等が蒸着されている場合に比べて、遮光性に劣る可能性があるが、印刷時に紫外線及び可視光線の遮光に有効な白べた印刷を施すことによって、中身の品質劣化を防ぐために充分な遮光性を確保することができる。
【００２１】
上記蒸着層の厚さとしては、１５００Å以下であることが好ましい。より好ましくは、３００〜１５００Åである。３００Å未満であると、均一な蒸着が困難である。
【００２２】
本発明の複合包装フィルムは、上記基材層（Ａ）とシーラント層（Ｂ）との間及び／又は上記基材層（Ａ）とシーラント層（Ｃ）との間に、更に、ポリエチレン層を有することが好ましい。ポリエチレンは柔軟で引張伸度が高いことから、上記ポリエチレン層を有することにより本発明の包装袋全体の強度が向上する。また、上記ポリエチレン層は基材層とシーラント層とを貼り合わせる役割をも果たす。上記ポリエチレンの積層は、基材層とシーラント層との間にポリエチレンを押出成形しながら積層することにより行うことができる。また、上記基材層とシーラント層とは、公知のドライラミネート法により接着剤を介して積層してもよい。
なお、ポリエチレンの他、エチレン−（メタ）アクリル酸共重合体又はエチレン−（メタ）アクリル酸共重合体のアイオノマーを用いてもよい。
【００２３】
本発明の複合包装フィルムの構成例としては、例えば、ポリエステルホットメルト接着剤層／二軸延伸ポリプロピレン（ＯＰＰ）層／印刷層／ポリエチレン（ＰＥ）層／アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）層／ポリエチレン（ＰＥ）層／無延伸ポリプロピレン（ＣＰＰ）層；ポリエステルホットメルト接着剤層／二軸延伸ポリプロピレン（ＯＰＰ）層／印刷層／アルミニウム蒸着無延伸ポリプロピレン（ＣＰＰ）層；ポリエステルホットメルト接着剤層／二軸延伸ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）層／印刷層／無延伸ポリプロピレン（ＣＰＰ）層；ポリアミドホットメルト接着剤層／ヒートシーラブル二軸延伸ポリプロピレン（ＯＰＨ）層／印刷層／アルミニウム蒸着ヒートシーラブル二軸延伸ポリプロピレン（ＯＰＨ）層等が挙げられる。
【００２４】
本発明の複合包装フィルムを製造する方法としては特に限定されないが、例えば、上記基材層（Ａ）の一方の面にシーラント層（Ｃ）を塗工により形成する工程１と、シーラント層（Ｃ）が形成された基材層（Ａ）の他方の面にシーラント層（Ｂ）をラミネート法により積層する工程２とを有する方法等が好適である。
上記塗工方法としては特に限定されず、例えば、ホットメルト塗工法、溶剤塗工法等の公知の塗工方法が用いられる。また、上記ラミネート法としては特に限定されず、例えば、アンカーコート剤を使用し、シーラント層の構成材料を薄膜状に積層させる押出しラミネート法；接着剤を塗工した後、シーラント層の構成材料をドライラミネートする方法等の公知のラミネート法が用いられる。
このような本発明の複合包装フィルムの製造方法もまた、本発明の１つである。
【００２５】
また、シーラント層（Ｃ）をディスプレイストリップに取り付ける部分にのみ形成する場合には、例えば、グラビア印刷を行う際に、シーラント層（Ｃ）を塗工する版を作製し、最後に表層に塗工を行うようにすれば、ロールの状態で所定位置にのみシーラント層（Ｃ）が形成された複合包装フィルムを得ることができる。
【００２６】
本発明の複合包装フィルムを用いて包装袋を成形することができる。
本発明の複合包装フィルムを用いて上記シーラント層（Ｂ）が袋の内側になるようにして形成された包装袋もまた、本発明の１つである。
上記包装袋の製造方法としては特に限定されないが、上述のように袋の成形とディスプレイストリップへの取り付けとを連続工程で自動化すれば、極めて高い効率が得られる。
【００２７】
本発明の複合包装フィルムは、上述の構成からなることにより、極めて低コストであり、かつ、高速でディスプレイストリップに取り付けることが可能である。とりわけ、袋の成形とディスプレイストリップへの取り付けとを連続工程で自動化する場合には、高い効率で行うことができる。
【００２８】
【実施例】
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
【００２９】
（実施例１）
巾４０ｃｍ、厚さ２０μｍの二軸延伸ポリプロピレンフィルムの両面にコロナ処理を行い、この一方の面に長さ２０ｃｍの食品包装袋に用いられるようにグラビア印刷を施した。次いで、グラビア印刷を施した側とは反対側の面上に、２００ｍｍ×１０ｍｍの範囲に融点１８５℃のポリエステル系ホットメルト材を塗布した。
次いで、グラビア印刷を施した側の面上に、厚さ３０μｍ、融点１２０〜１４０℃のアルミ蒸着無延伸ポリプロピレンフィルムを通常のドライラミネート法にて積層して、複合包装フィルムを得た。
図２に得られた複合包装フィルムの断面の模式図を、また、図３に得られた複合包装フィルムの外観の模式図を示した。図３に示したように、本実施例の複合包装フィルムでは、ディスプレイストリップに取り付けられる部位にのみにポリエステル系ホットメルト材からなるシーラント層が形成されている。
【００３０】
厚さ５０μｍの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、大日精化工業社製セイカダイン２７１０Ａ、２７１０Ｂを酢酸エチルに溶解した溶液を乾燥後の濃度が０．２ｇ／ｍ^２になるように塗布し、乾燥してアンカーコート層を形成した。このアンカーコート層上に、東ソー社製ＬＤＰＥペトロセンを３０μｍの厚さになるように押し出しラミネートを行い、ディスプレイストリップを得た。
【００３１】
イシダ社製の縦ピロー型包装機（商品名「ＡＰＥＸ」）を使用して、得られた複合包装フィルムを円筒状のフォーマに沿わせながらフィルムの両端の内面を重ね合わせながら縦方向にシールし、次いで、１４０℃の温度で２０ｃｍ間隔で横シールして包装袋を形成した。得られた包装袋を本願出願人により出願された特願２０００−２５１８４６号明細書に開示のストリップバッグ形成装置に連続的に供給し、包装袋をシール温度１８０℃、シール時間２００ｍｓｅｃの条件でディスプレイストリップに取り付けた。
この条件における１分間に処理可能な袋の数を求めた。
結果を表１に示した。
【００３２】
（比較例１）
厚さ２０μｍの二軸延伸ポリプロピレンフィルムの両面にコロナ処理を行い、この一方の面にグラビア印刷を施した。次いで、グラビア印刷を施した側とは反対側の面上に、２００ｍｍ×１０ｍｍの範囲に融点１２０℃のポリエステル系ホットメルト材を塗布した。
次いで、グラビア印刷を施した側の面上に、厚さ３０μｍ、融点１２０〜１４０℃のアルミ蒸着無延伸ポリプロピレンフィルムを通常のドライラミネート法にて積層して、複合包装フィルムを得た。
【００３３】
厚さ５０μｍの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、大日精化工業社製カダイン２７１０Ａ、２７１０Ｂを酢酸エチルに溶解した溶液を乾燥後の濃度が０．２ｇ／ｍ^２になるように塗布し、乾燥してアンカーコート層を形成した。このアンカーコート層上に、東ソー社製ＬＤＰＥペトロセンを３０μｍの厚さになるように押し出しラミネートを行い、ディスプレイストリップを得た。
【００３４】
得られた複合包装フィルムから、実施例１と同様にしてシール温度１４０℃でヒートシールして包装袋を作製し、連続的に、得られた包装袋をシールしてディスプレイストリップに取り付けようとしたが、包装袋の作製時に反対側の面のホットメルト材が溶融してシールジョーや他の袋を汚染したため、作業を続けることが困難であった。
【００３５】
（比較例２）
厚さ２０μｍの二軸延伸ポリプロピレンフィルムの片面にコロナ処理を行い、この面にグラビア印刷を施した。次いで、グラビア印刷を施した側の面上に、厚さ３０μｍ、融点１２０〜１４０℃のアルミ蒸着無延伸ポリプロピレンフィルムを通常のドライラミネート法にて積層して、複合包装フィルムを得た。
【００３６】
厚さ５０μｍの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、大日精化工業社製セイカダイン２７１０Ａ、２７１０Ｂを酢酸エチルに溶解した溶液を乾燥後の濃度が０．２ｇ／ｍ^２になるように塗布し、乾燥してアンカーコート層を形成した。このアンカーコート層上に、東ソー社製ＬＤＰＥペトロセンを３０μｍの厚さになるように押し出しラミネートを行った。更に、このＬＤＰＥペトロセン層上に、融点１８５℃のポリエステル系ホットメルト材を、乾燥後の厚さが２０μｍになるように塗布し、乾燥して、ディスプレイストリップを得た。
【００３７】
得られた複合包装フィルムから、実施例１と同様にしてシール温度１４０℃でヒートシールして包装袋を作製し、連続的に、得られた包装袋をシール温度２００℃、シール時間３５０ｍｓｅｃの条件でディスプレイストリップに取り付けた。この条件における１分間に処理可能な袋の数を求めた。
結果を表１に示した。
【００３８】
【表１】

【００３９】
表１より、実施例１では、袋とディスプレイストリップの構成を同じ材質のものとした比較例２の場合に比べて、１分間に処理可能な袋の数量が２０も向上した。これは、袋成形時の予熱によりディスプレイストリップへの取り付け時に要する熱量が少なくて済んだためと考えられる。
【００４０】
【発明の効果】
本発明によれば、極めて低コストであり、かつ、袋の成形とディスプレイストリップへの取り付けを連続工程にて行う場合に極めて高い効率が得られる複合包装フィルム、これを用いてなる包装袋、及び、複合包装フィルムの製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】ストリップバッグ展示を示す模式図である。
【図２】実施例１で得られた複合包装フィルムの断面の模式図である。
【図３】実施例１で得られた複合包装フィルムの外観の模式図である。
【符号の説明】
１ディスプレイストリップ
２商品を封入した袋
３二軸延伸ポリプロピレンフィルム
４無延伸ポリプロピレンフィルム
５アルミニウム蒸着層
６印刷層
７ドライラミネート接着剤
８ポリエステル系ホットメルト材
９シーラント層
１０印刷[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention provides a composite packaging film that is extremely low-cost and provides extremely high efficiency when forming a bag and attaching it to a display strip in a continuous process, a packaging bag using the same, and a composite bag. The present invention relates to a method for manufacturing a packaging film.
[0002]
[Prior art]
Products such as snacks are usually sold in pillow packaging (vertical pillows, horizontal pillows) and packed in bags. In many cases, the bags enclosing the products are sold side by side on display shelves of a store. However, according to this method, it is necessary to manually display one bag at a time on the display shelf, and there is a location restriction that the display can only be exhibited and sold on a predetermined display shelf.
[0003]
2. Description of the Related Art A method of displaying and selling a product that does not require a display shelf, called a strip bag display, is known. The strip bag display is a display form in which a plurality of products are attached and suspended on a tape material having a predetermined width called a display strip as shown in FIG. With this display mode, display shelves are not required, and can be displayed and sold at any place such as next to a cash register in a store or at a hotel reception.
[0004]
Conventionally, as a display strip, for example, a bag in which a product is sealed through a hole is attached to an adhesive tape by punching a predetermined position of a tape made of paper or resin in advance and pasting an adhesive tape from the back surface. What was attached was used. In addition, for example, a resin-made hook is attached to a predetermined position of a tape made of paper or resin in advance, and a hole punch is opened on the bag side in which the product is sealed, so that the product is hooked at that position. Attachments were also used.
However, in these display strips, there is a problem that it is difficult to automate a process of attaching a bag enclosing a product to the display strip using a machine. Therefore, strip bag displays have not been widely used.
[0005]
On the other hand, a display strip has been proposed in which a bag in which a product is enclosed can be directly heat-sealed and adhered by providing a heat-sealing layer on one side. If this display strip is used, it is extremely easy to automate the process of attaching the bag enclosing the product to the display strip continuously to a series of processes for enclosing the product in the bag.
[0006]
However, a display strip having such a heat seal layer on the entire surface is expensive because a large amount of an expensive heat seal adhesive component is required, and the part used for heat seal is actually a bag. However, there is a problem that it is very inefficient because it is not used for heat sealing and is mostly used only for a part that contacts.
In an automated apparatus for attaching a bag to a display strip, it is necessary to heat the sealant layer to a temperature close to the melting point and press-bond the sealant with a seal jaw. , Which has been a problem in terms of speeding up.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above situation, the present invention provides a composite packaging film that is extremely low-cost and that can achieve extremely high efficiency when forming a bag and attaching it to a display strip in a continuous process. An object of the present invention is to provide a method for manufacturing a bag and a composite packaging film.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention provides at least a base material layer (A), a sealant layer (B) formed on one surface of the base material layer (A), and a sealant formed on the other surface of the base material layer (A). A composite packaging film comprising a layer (C), wherein the sealant layer (B) and the sealant layer (C) both contain a heat-sealable adhesive component, and the sealant layer (C) contains The heat-sealing adhesive component has a melting point higher than that of the heat-sealing adhesive component contained in the sealant layer (B).
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0009]
The composite packaging film of the present invention comprises at least a substrate layer (A), a sealant layer (B) formed on one surface of the substrate layer (A), and a sealant layer (B) formed on the other surface of the substrate layer (A). And the formed sealant layer (C).
The substrate layer (A) is not particularly limited, and typical examples thereof include a biaxially oriented polypropylene film (OPP) (a heat-sealable biaxially oriented polypropylene having a sealant component layer formed on the surface thereof). And biaxially stretched polyethylene terephthalate (PET) film. The substrate layer (A) may be composed of a single layer of these films, or may be composed of a plurality of layers laminated via a polyethylene (PE) layer or the like.
The base material layer (A) may be subjected to a surface treatment such as a corona treatment on one or both sides, or an anchor coat layer may be formed on the surface or inside, for the purpose of enhancing the adhesiveness with another layer to be laminated. Or you may be.
[0010]
The thickness of the substrate layer is not particularly limited, but a preferred lower limit is 10 μm and a preferred upper limit is 75 μm. If it is less than 10 μm, sufficient strength may not be obtained and it may be damaged at the time of display or removal of the bag enclosing the product. If it is more than 75 μm, the base material layer acts as a heat insulating material and heat seals. Sometimes, heat is not sufficiently transmitted to the sealant layer (B) and the sealant layer (C).
[0011]
The sealant layer (B) has a role of bonding the films to each other by the vertical pillow and the horizontal pillow when forming a bag from the composite packaging film. The sealant layer (B) may be formed on the entire surface of the base material layer (A), or may be formed only on a portion where heat sealing is performed when forming a bag.
[0012]
The sealant layer (C) has a role of bonding a packaging bag made of the composite packaging film of the present invention to a display strip by heat sealing. The sealant layer (C) may be formed on the entire surface of the base material layer (A), but is formed only on a portion (length direction and / or width direction) to be heat-sealed and attached to a display strip. Is preferred. This can significantly reduce costs.
[0013]
Both the sealant layer (B) and the sealant layer (C) contain a heat-sealable adhesive component.
The heat-sealable adhesive component contained in the sealant layer (B) is not particularly limited. For example, polypropylene is preferably used without stretching. Further, in order to enable heat sealing at a low temperature, for example, (a) a copolymer of propylene with another olefin such as ethylene, butene, pentene; (b) low-density polyethylene (polymerized with a single-site catalyst) Low-density polyethylene, including copolymerization of ethylene with α-olefins such as propylene, 1-butene, 1-pentene, 4-methyl-1-pentene, and 1-hexene), ethylene-vinyl acetate copolymer, ethylene- Propylene copolymer, ethylene-butene copolymer, propylene-ethylene-butene terpolymer, propylene and other olefins (1-butene, 3-methyl-1-butene, 3-methyl-1-pentene, etc.) A mixed resin of a copolymer of the above with polypropylene and the like is also suitable.
Further, as the sealant layer (B), those in which a thin seal layer mainly composed of the above (a) or (b) is formed on the surface layer on the side of the unstretched polypropylene film to be sealed are also suitable. .
The sealing temperature of the sealant layer (B) containing such a heat-sealable adhesive component is preferably about 110 to 180 ° C.
[0014]
On the other hand, the heat-sealable adhesive component contained in the sealant layer (C) is not particularly limited, and includes, for example, a polyester hot melt resin, a polyurethane hot melt resin, a polyamide hot melt resin, and the like. Those having a melting point of 130 to 200 ° C are preferably used.
[0015]
In the composite packaging film of the present invention, the melting point of the heat-sealable adhesive component contained in the sealant layer (C) is higher than the melting point of the heat-sealable adhesive component contained in the sealant layer (B). By making a difference in the melting point of the heat-sealable adhesive component contained in this manner, when forming the bag and attaching the bag to the display strip are a series of continuous steps, the sealant is heated by heating during the forming of the bag. The layer (B) is not melted by heat and does not stain the sealing jaws or other bags. Therefore, automation can be easily performed. In addition, in the case of such a continuous process, since heat due to heating during bag forming remains, it is not necessary to raise the temperature from room temperature in the heating when attaching the display strip, and work at higher speed is possible. .
[0016]
The preferred lower limit of the difference between the melting point of the heat-sealable adhesive component contained in the sealant layer (C) and the melting point of the heat-sealable adhesive component contained in the sealant layer (B) is 10 ° C. If the temperature is lower than 10 ° C., the sealant layer (C) may be heated and melted by heating during bag formation in a continuous process to contaminate the seal jaws and other bags. There is no particular upper limit, but a preferred upper limit is 80 ° C. When the temperature exceeds 80 ° C., it takes a long time to raise the temperature when attaching the display strip, and the working efficiency may be reduced.
[0017]
The thicknesses of the sealant layer (B) and the sealant layer (C) are not particularly limited, but a preferred lower limit is 10 μm and a preferred upper limit is 50 μm. If it is less than 10 μm, sufficient sealing strength may not be obtained, and if it is more than 50 μm, the cost is increased but the sealing strength is not improved.
[0018]
The composite packaging film of the present invention preferably has a printing layer (D) between the base layer (A) and the sealant layer (B). The printing layer (D) has a role of displaying the contents of the packaging bag and enhancing the design of the packaging bag.
[0019]
The composite packaging film of the present invention preferably has a vapor deposition layer (E) between the base material layer (A) and the sealant layer (B). By having such a vapor deposition layer (E), the packaging bag made of the composite packaging film of the present invention has excellent oxygen barrier properties and water vapor barrier properties, and is particularly suitable for packaging foods and the like.
The vapor deposition layer can be formed, for example, by vapor-depositing ceramic and / or metal on the base material layer (A) or vapor-depositing metal on the sealant layer.
[0020]
The vapor deposition layer, SiOx, _Al 2 _{O 3} and, alone deposited layer comprising at least one component selected from the group consisting of Al, _{_{or, SiOx / Al 2 O 3,}} SiOx / ZnO, SiOx / CaO, SiOx / B ₂ O ₃ and CaO / Ca (OH) ₂ are preferably a binary vapor deposition layer composed of at least one binary component selected from the group consisting of: Of these, when it is desired to reliably block light, it is preferable to deposit metal aluminum (Al) or the like.
In the case of using a metal detector or the like in order to discover the entry of foreign matter in advance, alone deposited layer consisting of SiOx and _Al 2 _{O 3,} _{_{or, SiOx / Al 2 O 3,}} SiOx / ZnO, SiOx / CaO, SiOx / B ₂ O ₃ , and a binary vapor-deposited layer composed of CaO / Ca (OH) ₂ are used. As the SiOx, for _{_{_{example, SiO 2, SiO 1.8, SiO}}} 1.6 , and the like. By vapor-depositing these ceramics, it is possible to perform inspection using a metal detector, even if foreign substances cannot be detected conventionally due to metal vapor deposition. When ceramic is deposited, there is a possibility that the light shielding property may be inferior to the case where metal aluminum etc. is deposited, but by printing solid white effective at blocking ultraviolet rays and visible light at the time of printing In addition, sufficient light-shielding properties can be ensured to prevent quality deterioration of the contents.
[0021]
The thickness of the vapor deposition layer is preferably 1500 ° or less. More preferably, it is 300-1500 degrees. If it is less than 300 °, uniform deposition is difficult.
[0022]
The composite packaging film of the present invention further comprises a polyethylene layer between the base layer (A) and the sealant layer (B) and / or between the base layer (A) and the sealant layer (C). It is preferred to have. Since polyethylene is flexible and has a high tensile elongation, the strength of the entire packaging bag of the present invention is improved by having the polyethylene layer. Further, the polyethylene layer also serves to bond the base material layer and the sealant layer. The lamination of the polyethylene can be performed by laminating the polyethylene between the base material layer and the sealant layer while extruding the polyethylene. Further, the base material layer and the sealant layer may be laminated via an adhesive by a known dry lamination method.
In addition, other than polyethylene, an ethylene- (meth) acrylic acid copolymer or an ionomer of an ethylene- (meth) acrylic acid copolymer may be used.
[0023]
Examples of the configuration of the composite packaging film of the present invention include, for example, polyester hot melt adhesive layer / biaxially oriented polypropylene (OPP) layer / printing layer / polyethylene (PE) layer / aluminum-deposited polyethylene terephthalate (PET) layer / polyethylene ( PE) layer / unstretched polypropylene (CPP) layer; polyester hot melt adhesive layer / biaxially stretched polypropylene (OPP) layer / printing layer / aluminum evaporated unstretched polypropylene (CPP) layer; polyester hot melt adhesive layer / biaxial Stretched polyethylene terephthalate (PET) layer / printing layer / unstretched polypropylene (CPP) layer; polyamide hot melt adhesive layer / heat-sealable biaxially oriented polypropylene (OPH) layer / printing layer / aluminum-deposited heat-sealable biaxially oriented polypropylene ( PH) layer, and the like.
[0024]
The method for producing the composite packaging film of the present invention is not particularly limited. For example, Step 1 of forming a sealant layer (C) on one surface of the base material layer (A) by coating, ) Is preferable. The method includes a step 2 of laminating a sealant layer (B) on the other surface of the base material layer (A) on which the sealant layer (A) is formed by a lamination method.
The coating method is not particularly limited, and for example, a known coating method such as a hot melt coating method or a solvent coating method is used. The laminating method is not particularly limited. For example, an extrusion laminating method in which an anchor coating agent is used and the constituent material of the sealant layer is laminated in a thin film form; A known laminating method such as a dry laminating method is used.
Such a method for producing the composite packaging film of the present invention is also one of the present invention.
[0025]
When the sealant layer (C) is formed only on the portion to be attached to the display strip, for example, when performing gravure printing, a plate for applying the sealant layer (C) is prepared, and finally, the surface layer is coated. Is carried out, it is possible to obtain a composite packaging film in which the sealant layer (C) is formed only at a predetermined position in a roll state.
[0026]
A packaging bag can be formed using the composite packaging film of the present invention.
A packaging bag formed by using the composite packaging film of the present invention so that the sealant layer (B) is inside the bag is also one of the present invention.
Although the method for manufacturing the packaging bag is not particularly limited, if the molding of the bag and the attachment to the display strip are automated in a continuous process as described above, extremely high efficiency can be obtained.
[0027]
Since the composite packaging film of the present invention has the above-described configuration, it can be attached to a display strip at a very low cost and at a high speed. In particular, when the molding of the bag and the attachment to the display strip are automated in a continuous process, it can be performed with high efficiency.
[0028]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples, but the present invention is not limited to these Examples.
[0029]
(Example 1)
Corona treatment was performed on both surfaces of a biaxially oriented polypropylene film having a width of 40 cm and a thickness of 20 μm, and gravure printing was performed on one surface of the film so as to be used for a food packaging bag having a length of 20 cm. Next, a polyester hot melt material having a melting point of 185 ° C. was applied in a range of 200 mm × 10 mm on the surface opposite to the side on which the gravure printing was performed.
Next, an aluminum-deposited unstretched polypropylene film having a thickness of 30 µm and a melting point of 120 to 140 ° C was laminated on the gravure-printed surface by a normal dry lamination method to obtain a composite packaging film.
FIG. 2 shows a schematic diagram of a cross section of the obtained composite packaging film, and FIG. 3 shows a schematic diagram of the appearance of the obtained composite packaging film. As shown in FIG. 3, in the composite packaging film of the present embodiment, a sealant layer made of a polyester-based hot melt material is formed only on a portion to be attached to a display strip.
[0030]
A solution obtained by dissolving Seikadyne 2710A and 2710B manufactured by Dainichi Seika Kogyo Co., Ltd. in ethyl acetate is applied to one surface of a biaxially stretched polyethylene terephthalate film having a thickness of 50 μm so that the concentration after drying is 0.2 g / m ^2. And dried to form an anchor coat layer. On this anchor coat layer, LDPE petrocene manufactured by Tosoh Corporation was extruded and laminated to a thickness of 30 μm to obtain a display strip.
[0031]
Using a vertical pillow-type wrapping machine (trade name “APEX”) manufactured by Ishida, the obtained composite wrapping film is sealed in the vertical direction while overlapping the inner surfaces of both ends of the film while following the cylindrical former. Then, it was horizontally sealed at a temperature of 140 ° C. at intervals of 20 cm to form a packaging bag. The obtained packaging bag is continuously supplied to a strip bag forming apparatus disclosed in Japanese Patent Application No. 2000-251846 filed by the present applicant, and the packaging bag is displayed at a sealing temperature of 180 ° C. and a sealing time of 200 msec. Attached to the strip.
The number of bags that can be processed in one minute under these conditions was determined.
The results are shown in Table 1.
[0032]
(Comparative Example 1)
Corona treatment was performed on both surfaces of a biaxially oriented polypropylene film having a thickness of 20 μm, and gravure printing was performed on one surface. Next, a polyester hot melt material having a melting point of 120 ° C. was applied in a range of 200 mm × 10 mm on the surface opposite to the side on which the gravure printing was performed.
Next, an aluminum-deposited unstretched polypropylene film having a thickness of 30 µm and a melting point of 120 to 140 ° C was laminated on the gravure-printed surface by a normal dry lamination method to obtain a composite packaging film.
[0033]
One side of a biaxially stretched polyethylene terephthalate film having a thickness of 50 μm is coated with a solution obtained by dissolving Kadine 2710A and 2710B manufactured by Dainichi Seika Kogyo Co., Ltd. in ethyl acetate so that the concentration after drying is 0.2 g / m ^2. And dried to form an anchor coat layer. On this anchor coat layer, LDPE petrocene manufactured by Tosoh Corporation was extruded and laminated to a thickness of 30 μm to obtain a display strip.
[0034]
From the obtained composite packaging film, a packaging bag was prepared by heat-sealing at a sealing temperature of 140 ° C. in the same manner as in Example 1, and the obtained packaging bag was continuously sealed to be mounted on a display strip. However, it was difficult to continue the operation because the hot melt material on the opposite side melted during the production of the packaging bag and contaminated the seal jaws and other bags.
[0035]
(Comparative Example 2)
One surface of a biaxially stretched polypropylene film having a thickness of 20 μm was subjected to corona treatment, and gravure printing was performed on this surface. Next, an aluminum-deposited unstretched polypropylene film having a thickness of 30 µm and a melting point of 120 to 140 ° C was laminated on the gravure-printed surface by a normal dry lamination method to obtain a composite packaging film.
[0036]
A solution obtained by dissolving Seikadyne 2710A and 2710B manufactured by Dainichi Seika Kogyo Co., Ltd. in ethyl acetate is applied to one surface of a biaxially stretched polyethylene terephthalate film having a thickness of 50 μm so that the concentration after drying is 0.2 g / m ^2. And dried to form an anchor coat layer. On this anchor coat layer, LDPE petrocene manufactured by Tosoh Corporation was extruded and laminated to a thickness of 30 μm. Further, a polyester hot melt material having a melting point of 185 ° C. was applied on the LDPE petrocene layer so that the thickness after drying became 20 μm, and dried to obtain a display strip.
[0037]
From the obtained composite packaging film, heat-sealing was performed at a sealing temperature of 140 ° C. in the same manner as in Example 1 to prepare a packaging bag, and the obtained packaging bag was continuously subjected to a sealing temperature of 200 ° C. and a sealing time of 350 msec. To the display strip. The number of bags that can be processed in one minute under these conditions was determined.
The results are shown in Table 1.
[0038]
[Table 1]

[0039]
As shown in Table 1, in Example 1, the number of bags that can be processed in one minute was increased by 20 as compared with Comparative Example 2 in which the configuration of the bag and the display strip were made of the same material. This is presumably because the amount of heat required for attachment to the display strip was small due to preheating at the time of bag molding.
[0040]
【The invention's effect】
According to the present invention, a very low cost, and a composite packaging film that can obtain extremely high efficiency when forming the bag and attaching it to the display strip in a continuous process, a packaging bag using the same, and And a method for producing a composite packaging film.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing a strip bag display.
FIG. 2 is a schematic diagram of a cross section of the composite packaging film obtained in Example 1.
FIG. 3 is a schematic view of the appearance of the composite packaging film obtained in Example 1.
[Explanation of symbols]
Reference Signs List 1 display strip 2 bag in which product is enclosed 3 biaxially oriented polypropylene film 4 unoriented polypropylene film 5 aluminum deposited layer 6 printing layer 7 dry laminating adhesive 8 polyester hot melt material 9 sealant layer 10 printing

Claims

At least a base material layer (A), a sealant layer (B) formed on one surface of the base material layer (A), and a sealant layer (C) formed on the other surface of the base material layer (A). A composite packaging film comprising:
Each of the sealant layer (B) and the sealant layer (C) contains a heat-sealable adhesive component, and the melting point of the heat-sealable adhesive component contained in the sealant layer (C) is as follows: A composite packaging film having a melting point higher than the melting point of the heat-sealable adhesive component contained in the composite packaging film.

The composite packaging film according to claim 1, wherein the difference between the melting point of the heat-sealable adhesive component contained in the sealant layer (C) and the melting point of the heat-sealable adhesive component contained in the sealant layer (B) is 10 ° C or more.

The composite packaging film according to claim 1 or 2, wherein the sealant layer (C) is partially formed on the base material layer (A).

The composite packaging film according to claim 1, further comprising a printing layer (D) between the base material layer (A) and the sealant layer (B).

A packaging bag formed using the composite packaging film according to claim 1, 2, 3 or 4 such that the sealant layer (B) is located inside the bag.

It is a manufacturing method of the composite packaging film of Claim 1, 2, 3 or 4, Comprising:
Step 1 of forming a sealant layer (C) on one surface of the base material layer (A) by coating, and a sealant layer (B) on the other surface of the base material layer (A) on which the sealant layer (C) is formed. A) laminating by a laminating method.