JP2004345027A - Assembly broaching tool, and broaching method - Google Patents
Assembly broaching tool, and broaching method Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004345027A JP2004345027A JP2003144854A JP2003144854A JP2004345027A JP 2004345027 A JP2004345027 A JP 2004345027A JP 2003144854 A JP2003144854 A JP 2003144854A JP 2003144854 A JP2003144854 A JP 2003144854A JP 2004345027 A JP2004345027 A JP 2004345027A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- assembly
- hollow cylindrical
- broaching
- shaped
- diameter rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスプライン穴、丸穴などのブローチ加工に用いられる組立ブローチ工具及びブローチ加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の組立式内面ブローチとしては、ブローチ工具の切れ刃とつかみ部の材質を変えたい場合、例えば特許文献1の図1として記載する、図5に示すような構成の組立ブローチがあった。このような組立ブローチでは、通常、前つかみ部を引っ張ることによりブローチ加工が行われる。
【0003】
【特許文献1】特開2002−137118号公報 図1
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特許文献1の組立ブローチでは図5に示すように、切れ刃31の付いた中空円筒状部材32を、押さえ部材33を介して、セットボルト24を小径棒状軸部25に設けたV溝26に斜め方向から挿入して押し当て固定する方法がとられていたが、セットボルト24の緩みが生じるなどの問題があった。又、加工負荷によっては、前つかみ部27、又は切れ刃31を有する中空円筒状部材32の内部を通す小径棒状軸部25の引っ張り荷重による伸びが原因となり、軸方向の加工振動が発生することがある。特に、加工負荷が大きい場合には、はげしい振動が発生し、工具寿命や加工品の品質に悪影響を与えていた。特に超硬切れ刃のブローチでは、振動により切れ刃がチッピングするという課題があった。
【0005】
本発明の課題はかかる従来技術の課題を解決した、加工負荷が大きい場合でも前つかみ部、又は切れ刃を有する中空円筒状部材の内部を通す小径棒状軸部の引っ張り荷重による伸びが原因となった軸方向の加工振動を発生させることがなく、振動により切れ刃がチッピングによる工具寿命や加工品の品質に悪影響を与えることのない組立ブローチ工具及びブローチ加工方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決する手段】このため請求項1記載の本発明の第1発明によると、合金鋼製本体と、合金鋼製本体にそれぞれ一体的に設けられた、前つかみ部と、前つかみ部に続く複数個の案内部を外周に設けた円筒部と、円筒部から突出する小径棒状軸部と、小径棒状軸部に嵌合した超硬製の多数の切れ刃を設けた中空円筒状又はリング状組立体を少なくとも1以上と、前記小径棒状軸部後端部に形成された後つかみ部と、を有し、前記中空円筒状又はリング状組立体後端部付近の前記小径棒状軸部に設けたおねじと螺合するナットにより前記中空円筒状又はリング状組立体に軸方向に予圧荷重をかけて固定した組立ブローチであって、前記予圧荷重Pは、ブローチ加工によるブローチ進行方向の切削荷重Wに対して、P>Wとなるよう設定された組立ブローチ工具及びブローチ加工方法によって上述した本発明の課題を解決した。
請求項5記載の本発明の第2発明によると、合金鋼製本体と、合金鋼製本体にそれぞれ一体的に設けられた、前つかみ部と、前つかみ部に続く小径棒状軸部と、小径棒状軸部にそれぞれ嵌合した複数個の案内部を外周に設けた中空円筒部及び超硬製の多数の切れ刃を設けた中空円筒状又はリング状組立体を少なくとも1以上と、前記本体の棒状軸部端部に一体的に形成された前記組立体後部端面と密着可能な垂直受け面を有する後部円筒部と、後部円筒部に続く後つかみ部と、を有し、前記中空円筒部前端付近の小径棒状軸部に設けたおねじと螺合するナットにより前記中空円筒状又はリング状組立体に軸方向に予圧荷重をかけて固定した組立ブローチであって、前記予圧荷重Pは、ブローチ加工によるブローチ進行方向の切削荷重Wに対して、P>Wとなるよう設定された組立ブローチ工具及びブローチ加工方法によっても上述した本発明の課題を解決した。
【0007】
【発明の効果】従来製品では、前つかみ部と、小径棒状軸部を有し、多数の切れ刃を設けた中空円筒状又はリング状の組立体を、小径棒状軸部に1以上嵌合し、軸方向に予圧をかけて固定した組立ブローチを用いる加工においては、前つかみ部を引っ張って加工する際、小径棒状軸部に引っ張り荷重がかかり、加工負荷が前記予圧荷重よりも大きくなると、組立体と小径棒状軸部の固定部材との間に、軸方向のすきまが生じ、軸方向剛性が極端に落ち、ブローチ加工特有の加工振動が大きくなるものと考えられる。
これに対し、本発明の第1発明及び第2発明のかかる構成により、本発明では、小径棒状軸部に設けたおねじと螺合するナットにより中空円筒状又はリング状組立体に軸方向に予圧荷重Pをかけて固定し、前記予圧荷重Pを、ブローチ加工によるブローチ進行方向の切削荷重Wに対して、P>Wとなるよう設定したので、加工時に予圧が完全に無くなることはない。予圧が少しでも残っていれば、組立体と小径棒状軸部の固定部材であるナットとの間に、軸方向のすきまが生じることはなく、軸方向の剛性は、小径棒状軸部単体の剛性ではなく、小径棒状軸部と中空円筒状又はリング状の組立体を加えた剛性を有することになり、振動の振幅は小さいレベルに押さえることが出来る組立ブローチとなった。
【0008】
好ましくは、請求項1記載の第1発明において、前記ナットと前記中空円筒状又はリング状組立体後端部との間にさらばねを配置することにより、予圧をかけて加工中の荷重が変動しても安定した加圧力を保つことができる。
より好ましくは、請求項1記載の第2発明において、前記予圧荷重Pは、前記小径棒状軸部に設けたおねじと螺合した環状ナット端面円周上に直角に多数設けられたセットボルトの各端部が前記中空円筒状又はリング状組立体後端部と前記環状ナットとの間に配置したカラーを押しつけることにより与えられることにより、比較的大きな予圧荷重をかけることができ、又、ブローチはブローチ加工による大きな荷重を受けることができる。環状ナット端面円周上に多数設けられたセットボルトによりブローチの振れ精度を確認しながら、バランス良く締め付けることにより、ブローチの組み付け精度が向上するとともに、多数のセットボルトを使用できるので、セットボルトの緩みも発生しにくいものとなった。
より好ましくは、請求項1記載の第1発明において、前記中空円筒状又はリング状組立体後端部と前記環状ナットとの間に配置した前記カラーと前記中空円筒状又はリング状組立体後端部との間にさらばねを配置することにより、予圧をかけて加工中の荷重が変動しても安定した加圧力を保つことができる。
【0009】
好ましくは、請求項5記載の第2発明において、前記ナットと前記中空円筒部前端との間にさらばねを配置することにより、予圧をかけて加工中の荷重が変動しても安定した加圧力を保つことができる。
より好ましくは、請求項5記載の第2発明において、前記予圧荷重Pは、前記小径棒状軸部に設けたおねじと螺合した環状ナット端面円周上に直角に多数設けられたセットボルトの各端部が前記中空円筒部前端と前記環状ナットとの間に配置したカラーを押しつけることにより与えられることにより、比較的大きな予圧荷重をかけることができ、又、ブローチはブローチ加工による大きな荷重を受けることができる。環状ナット端面円周上に多数設けられたセットボルトによりブローチの振れ精度を確認しながら、バランス良く締め付けることにより、ブローチの組み付け精度が向上するとともに、多数のセットボルトを使用できるので、セットボルトの緩みも発生しにくいものとなった。
より好ましくは、請求項5記載の第2発明において、前記中空円筒部前端と前記環状ナットとの間に配置した前記カラーと前記中空円筒部前端との間にさらばねを配置することにより、予圧をかけて加工中の荷重が変動しても安定した加圧力を保つことができる。
好ましくは、前記ナットは請求項1又は請求項5において、ダブルナットであることにより、強い予圧をかけてもそれを保持することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1(a)は本発明の第1発明の実施の形態の組立ブローチ工具の概略側面図で、左半分は概略正面図、右半分は概略断面図、をそれぞれ示す。図1(a)に示すように、本発明の第1発明の実施の形態を示す組立ブローチ工具は、合金鋼製本体5と、合金鋼製本体5にそれぞれ一体的に設けられた、前つかみ部1と、前つかみ部1に続く複数個の案内部15を外周に設けた円筒部3と、円筒部3から突出する小径棒状軸部6と、小径棒状軸部6に嵌合した超硬製の多数の切れ刃16を設けた中空円筒状又はリング状組立体4(2個以上で構成されてもよい)と、小径棒状軸部後端部に形成された後つかみ部17と、を有する。円筒状又はリング状組立体後端部付近の小径棒状軸部6に設けたおねじ18と螺合するダブルナット 2(a),2(b)により中空円筒状又はリング状組立体4に軸方向に予圧荷重Pをかけて固定した組立ブローチである。前記予圧荷重Pは、ブローチ加工によるブローチ進行方向の切削荷重Wに対して、P>Wとなるよう設定されている。
【0011】
即ち組立体4は圧縮荷重Bを、軸部6には引っ張り荷重Aが予圧として加えられ、組立体4とブローチ本体5が一体化される。このとき、荷重Aと荷重Bは大きさが同じで反対方向の力となり、互いに釣り合っている。この荷重AまたはBの大きさ、すなわち、予圧荷重Pを本実施例では、P=5トンとした。
このようなブローチを用い、インボリュートスプライン歯面に削り代を残して前加工されたワークを、熱処理し硬度60HRCとした後、スプライン歯面のブローチ仕上げ加工を行った。加工負荷をコントロールするため、加工するインボリュートスプラインの歯数を変え、加工負荷がW=3トン、4トン、5トン、6トンで実験を行い、被加工物を載せたテーブル上の加工振動を加速度センサーで測定したところ、図3のようになった。その結果、予測どおり、予圧荷重Pの設定をP>Wとした場合に、特に5トン以下では、加工振動が極端に小さくなることが確認できた。
【0012】
図1(b)は本発明の第2発明の実施の形態の組立ブローチ工具の概略断面図を示す。図1(b)に示すように、本発明の第2発明の実施の形態を示す組立ブローチ工具は、合金鋼製本体19と、合金鋼製本体19にそれぞれ一体的に設けられた、前つかみ部8と、前つかみ部8に続く小径棒状軸部10と、小径棒状軸部10にそれぞれ嵌合した複数個の案内部20を外周に設けた中空円筒部9及び超硬製の多数の切れ刃21を設けた中空円筒状又はリング状組立体11(2個以上で構成されてもよい)と、合金鋼製本体19の棒状軸部10端部に一体的に形成された組立体11後部端面と密着可能な垂直受け面12を有する後部円筒部13と、後部円筒部13に続く後つかみ部22と、を有し、中空円筒部9前端付近の小径棒状軸部10に設けたおねじ23と螺合するダブルナット 14(a),14(b)により、中空円筒状又はリング状組立体11に軸方向に予圧荷重Pをかけて固定した組立ブローチであって、予圧荷重Pは、ブローチ加工によるブローチ進行方向の切削荷重Wに対して、P>Wとなるよう設定されている。即ち、中空円筒状又はリング状組立体11は圧縮荷重Bを、棒状軸部10には引っ張り荷重Aが予圧として加えられ、組立体11と合金鋼製本体19に一体的に形成された円筒部13とが一体化される。こうした構成のブローチでも、図1(a)の実施に形態と同様、予圧荷重Pの設定をP>Wとした場合に、加工振動が小さくなった。
【0013】
図1(c)は本発明の第2発明の別の実施の形態の組立ブローチ工具の概略断面図を示し、図1(b)に示す組立ブローチ工具に対し、ダブルナット 14(a),14(b)と中空円筒部9前端との間にさらばね40を配置することにより、予圧をかけて加工中の荷重が変動しても安定した加圧力を保つことができる。同様の構成は図1(a)に示す組立ブローチ工具に対しても中空円筒状又はリング状組立体4後端部とダブルナット 2(a),2(b)との間に図示しないさらばねを配置することによって実施できる。
【0014】
図2は本発明の第2発明のさらに別の実施の形態の組立ブローチ工具の側面図で、左半分は概略側面図、右半分は概略断面図、をそれぞれ示す。図1(b)に示す組立ブローチ工具に対し、ナット 14(a)の代わりに、小径棒状軸部10に設けたおねじ23と螺合する環状ナット41を螺合させ、環状ナット41端面円周上に直角に多数設けられたセットボルト42の各端部が中空円筒部9前端と環状ナット41との間に配置したカラー43を押しつけることにより、予圧荷重Pが与えられることにより、比較的大きな予圧荷重をかけることができる。図1(c)に示す組立ブローチ工具と同様に、環状ナット41が押圧するカラー43と中空円筒部9前端との間にさらばね44が配置されている。環状ナット41端面円周上に多数設けられたセットボルト42によりブローチの振れ精度を確認しながら、バランス良く締め付けることにより、ブローチの組み付け精度が向上するとともに、多数のセットボルト42を使用できるので、セットボルト42の緩みも発生しにくいものとなった。予圧荷重Pは、ブローチ加工によるブローチ進行方向の切削荷重Wに対して、P>Wとなるよう設定されている。即ち、中空円筒状又はリング状組立体11は圧縮荷重Bを、棒状軸部10には引っ張り荷重Aが予圧として加えられ、組立体11と合金鋼製本体19に一体的に形成された円筒部13とが一体化される。こうした構成のブローチでも、図1(a)の実施に形態と同様、予圧荷重Pの設定をP>Wとした場合に、加工振動が小さくなった。
同様の構成は図1(a)に示す組立ブローチ工具に対しても円筒状又はリング状組立体後端部付近の小径棒状軸部6に設けたおねじ18と螺合する図示しない環状ナットとカラーを配置して中空円筒状又はリング状組立体4に軸方向に予圧荷重Pをかけふことにより、同様に実施できる。
【0015】
図3(a)は図2に示す環状ナット41の拡大下面図、(b)は(a)に示す環状ナット41の概略側面図、(c)は図2に示すさらばね44の拡大概略上面図でさらばね44は伸びた状態で、それぞれ示す。環状ナット41にはセットボルト42が設けられている。(b)に示す概略側面図では、代表的なセットボルト用タップ穴46を1点鎖線で示す。なお、図2、図3に示す実施の形態では、環状ナット41の緩みが生じないよう、環状ナット41には緩み止めのビス(図示せず)を螺合するビス穴47が設けられている。図示しないビスは、ビス穴47に先端に図示しない軟かい合金を介在させて小径棒状軸部6に設けたおねじ18を押しつけて、環状ナット41の緩み止めを行うようにされている。
図1(a)、(b)においてナット 2(a),2(b),14(a),14(b)はダブルナットであることにより、強い予圧をかけてもそれを保持することができる。
【0016】
〔第1発明及び第2発明の実施の形態の効果〕第1発明及び第2発明の実施の形態の構成としたので、各組立ブローチにおいて、前記予圧荷重Pは、ブローチ加工によるブローチ進行方向の切削荷重Wに対して、P>Wとなるよう設定したので、予圧抜けによる剛性低下を防止できた。その結果、加工振動の発生を押さえることができ、良好な加工品質を得ることができるようになった。また、超硬の切れ刃のブローチで振動により切れ刃がチッピングすることが少なくなり寿命が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1発明の実施の形態の組立ブローチ工具の概略側面図で、左半分は概略正面図、右半分は概略断面図をそれぞれ示し、(b)は本発明の第2発明の実施の形態の組立ブローチ工具の概略断面図を示し、(c)は本発明の第2発明の別の実施の形態の組立ブローチ工具の概略断面図を示す。
【図2】本発明の第2発明のさらに別の実施の形態の組立ブローチ工具の概略断面図を示す。
【図3】(a)は図2に示す環状ナット41の拡大右側面図、(b)は(a)の概略上面図をそれぞれ示し、(c)は図2に示すさらばね44の拡大概略上面図で、さらばね44を伸びた状態で示す。
【図4】図1(a)の組立ブローチ工具を使用して、加工するインボリュートスプラインの歯数を変え、加工負荷がW=3トン、4トン、5トン、6トンで実験を行い、被加工物を載せたテーブル上の加工振動を加速度センサーで測定した結果を示すグラフ。
【図5】従来の組立ブローチ工具の概略側面図で、上半分は概略正面図、下半分は概略断面図、をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1、8・・前つかみ部 2(a),2(b),14(a),14(b)・・ナット 3・・円筒部
4、11・・多数切れ刃を設け中空円筒状又はリング状の組立体
5、19・・合金鋼製本体 6、10・・小径棒状軸部 13・・後部円筒部
9・・中空円筒部 15、20・・案内部 16、21・・切れ刃
17、22・・後つかみ部 18、23・・小径棒状軸部に設けたおねじ
40、44・・さらばね 41・・環状ナット 42・・セットボルト
43・・カラー
P・・予圧荷重
W・・ブローチ加工によるブローチ進行方向の切削荷重[0001]
BACKGROUND OF THE
[0002]
2. Description of the Related Art As a conventional assembly type inner surface broach, when it is desired to change the material of a cutting edge and a grip portion of a broaching tool, for example, an assembly broach as shown in FIG. was there. In such an assembly broach, broaching is usually performed by pulling a front grip portion.
[0003]
[Patent Document 1] Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-137118
[0004]
However, in the assembling broach of
[0005]
The object of the present invention is to solve the problems of the prior art, even when the processing load is large, the front grip portion, or the expansion due to the tensile load of the small-diameter rod-shaped shaft portion passing through the inside of the hollow cylindrical member having a cutting edge is caused. An object of the present invention is to provide an assembling broaching tool and a broaching method which do not generate machining vibrations in the axial direction, and do not adversely affect the tool life or the quality of a workpiece due to chipping due to the vibration.
[0006]
According to the first aspect of the present invention, an alloy steel body, a front grip portion, and a front grip portion provided integrally with the alloy steel body, respectively. A cylindrical portion provided with a plurality of guide portions on the outer periphery, a small-diameter rod-shaped shaft portion protruding from the cylindrical portion, and a hollow cylindrical shape provided with a number of carbide cutting edges fitted to the small-diameter rod-shaped shaft portion or The small-diameter rod-shaped shaft near the rear end of the hollow cylindrical or ring-shaped assembly, comprising at least one or more ring-shaped assemblies and a rear grip formed at the rear end of the small-diameter rod-shaped shaft. An assembly broach in which a preload is axially applied to the hollow cylindrical or ring-shaped assembly by a nut that is screwed into a male screw provided in the assembly broach. It is set so that P> W with respect to the cutting load W. It solved the problem of the present invention described above by assembling broaching tool and broaching method.
According to the second aspect of the present invention, an alloy steel main body, a front grip portion, a small-diameter rod-shaped shaft portion following the front grip portion, each of which is provided integrally with the alloy steel main body, A hollow cylindrical portion provided with a plurality of guide portions fitted on a rod-shaped shaft portion on the outer periphery thereof and at least one hollow cylindrical or ring-shaped assembly provided with a large number of cutting blades made of carbide; A rear cylinder portion having a vertical receiving surface that can be in close contact with the rear end surface of the assembly formed integrally with the rod-shaped shaft end portion, and a rear grip portion that follows the rear cylinder portion; An assembly broach in which a preload is applied in the axial direction to the hollow cylindrical or ring-shaped assembly by a nut that is screwed with a male screw provided on a small-diameter rod-shaped shaft in the vicinity, and the preload is applied to the broach. For cutting load W in the broaching direction by machining And to solve the problems of the present invention described above by the set assembled broaching tool and broaching method such as a P> W.
[0007]
According to the conventional products, one or more hollow cylindrical or ring-shaped assemblies having a front grip portion and a small-diameter rod-shaped shaft portion and provided with a large number of cutting edges are fitted to the small-diameter rod-shaped shaft portion. In the processing using an assembly broach fixed by applying a preload in the axial direction, when the front grip portion is pulled and processed, a tensile load is applied to the small-diameter rod-shaped shaft portion, and when the processing load is larger than the preload load, It is considered that an axial clearance is generated between the solid and the fixing member of the small-diameter rod-shaped shaft portion, the axial rigidity is extremely reduced, and processing vibration peculiar to broaching is increased.
On the other hand, according to the first and second aspects of the present invention, in the present invention, a nut which is screwed with a male screw provided on a small-diameter rod-shaped shaft part is axially attached to a hollow cylindrical or ring-shaped assembly. The preload is fixed by applying a preload P, and the preload P is set such that P> W with respect to the cutting load W in the broaching direction by broaching. Therefore, the preload does not completely disappear during the processing. If a small amount of preload remains, there is no axial clearance between the assembly and the nut that is the fixing member for the small-diameter rod-shaped shaft, and the rigidity in the axial direction is the rigidity of the small-diameter rod-shaped shaft alone. Rather, the assembly broach has a rigidity that is obtained by adding a small-diameter rod-shaped shaft portion and a hollow cylindrical or ring-shaped assembly, so that the amplitude of vibration can be reduced to a small level.
[0008]
Preferably, according to the first aspect of the present invention, by disposing a flat spring between the nut and the rear end of the hollow cylindrical or ring-shaped assembly, the load during machining is varied by applying a preload. Even if the pressure is stable, it can be maintained.
More preferably, in the second invention as set forth in
More preferably, in the first invention according to
[0009]
Preferably, according to the second aspect of the present invention, by disposing a flat spring between the nut and the front end of the hollow cylindrical portion, a stable pressing force can be obtained even when a load during machining is changed by applying a preload. Can be kept.
More preferably, in the second invention as set forth in
More preferably, in the second aspect of the present invention, the spring is disposed between the collar disposed between the front end of the hollow cylindrical portion and the annular nut and the front end of the hollow cylindrical portion, whereby the preload is reduced. , A stable pressing force can be maintained even if the load during processing fluctuates.
Preferably, the nut is a double nut according to
[0010]
FIG. 1A is a schematic side view of an assembly broaching tool according to a first embodiment of the present invention. The left half shows a schematic front view, and the right half shows a schematic sectional view. . As shown in FIG. 1 (a), an assembled broach tool according to an embodiment of the first invention of the present invention comprises an alloy steel
[0011]
That is, a compression load B is applied to the
Using such a broach, the work pre-processed with leaving a shaving margin on the involute spline tooth surface was heat-treated to a hardness of 60 HRC, and then the spline tooth surface was subjected to broach finishing. In order to control the processing load, the number of teeth of the involute spline to be processed was changed, and experiments were performed with the processing load of W = 3 tons, 4 tons, 5 tons, and 6 tons. FIG. 3 shows the results of measurement with the acceleration sensor. As a result, it was confirmed that, as predicted, when the setting of the preload P was set to P> W, especially at 5 tons or less, the machining vibration became extremely small.
[0012]
FIG. 1B is a schematic sectional view of an assembly broaching tool according to a second embodiment of the present invention. As shown in FIG. 1 (b), an assembled broaching tool according to a second embodiment of the present invention has an alloy steel
[0013]
FIG. 1 (c) is a schematic sectional view of an assembly broaching tool according to another embodiment of the second invention of the present invention, and differs from the assembly broaching tool shown in FIG. 1 (b) by double nuts 14 (a) and 14 (a). By disposing the
[0014]
FIG. 2 is a side view of an assembly broaching tool according to still another embodiment of the second invention of the present invention. The left half shows a schematic side view, and the right half shows a schematic cross-sectional view. 1 (b), an
The same configuration is also applied to the assembling broach tool shown in FIG. 1A by using an annular nut (not shown) that is screwed with a
[0015]
3 (a) is an enlarged bottom view of the
In FIGS. 1 (a) and 1 (b), the nuts 2 (a), 2 (b), 14 (a) and 14 (b) are double nuts, so that they can be held even when a strong preload is applied. it can.
[0016]
[Effects of Embodiments of First and Second Inventions] Since the configuration of the first and second embodiments of the present invention is adopted, in each of the assembly broaches, the preload P is set in the direction of movement of the broach by broaching. Since the cutting load W was set so as to satisfy P> W, it was possible to prevent a decrease in rigidity due to preload loss. As a result, the occurrence of machining vibration can be suppressed, and good machining quality can be obtained. In addition, chipping of the cutting edge due to vibration with the broach of the carbide cutting edge was reduced, and the life was improved.
[Brief description of the drawings]
1A is a schematic side view of an assembly broaching tool according to an embodiment of the first invention of the present invention, in which a left half is a schematic front view, a right half is a schematic sectional view, and FIG. A schematic sectional view of an assembly broaching tool according to a second embodiment of the present invention is shown, and (c) is a schematic sectional view of an assembly broaching tool according to another embodiment of the second invention of the present invention.
FIG. 2 is a schematic sectional view of an assembly broaching tool according to still another embodiment of the second invention of the present invention.
3A is an enlarged right side view of an
FIG. 4 shows an experiment in which the number of teeth of an involute spline to be machined is changed by using the assembly broaching tool of FIG. 7 is a graph showing a result of measuring a processing vibration on a table on which a workpiece is placed with an acceleration sensor.
FIG. 5 is a schematic side view of a conventional assembly broaching tool, in which an upper half shows a schematic front view and a lower half shows a schematic sectional view.
[Explanation of symbols]
1, 8 · · · front gripping part 2 (a), 2 (b), 14 (a), 14 (b) · · ·
Claims (10)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003144854A JP4330119B2 (en) | 2003-05-22 | 2003-05-22 | Broaching method using assembly broach tool |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003144854A JP4330119B2 (en) | 2003-05-22 | 2003-05-22 | Broaching method using assembly broach tool |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004345027A true JP2004345027A (en) | 2004-12-09 |
JP4330119B2 JP4330119B2 (en) | 2009-09-16 |
Family
ID=33532199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003144854A Expired - Lifetime JP4330119B2 (en) | 2003-05-22 | 2003-05-22 | Broaching method using assembly broach tool |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4330119B2 (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102673282A (en) * | 2012-05-25 | 2012-09-19 | 深圳市创造机电有限公司 | Tool sleeve group of scribing machine and scribing machine |
-
2003
- 2003-05-22 JP JP2003144854A patent/JP4330119B2/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102673282A (en) * | 2012-05-25 | 2012-09-19 | 深圳市创造机电有限公司 | Tool sleeve group of scribing machine and scribing machine |
CN102673282B (en) * | 2012-05-25 | 2014-06-04 | 深圳市创造机电有限公司 | Tool sleeve group of scribing machine and scribing machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4330119B2 (en) | 2009-09-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5330275B2 (en) | Material removal tool with increased rigidity by spacers arranged along the length | |
JP2004338009A (en) | Cemented carbide broach, broaching method, and broaching machine | |
JP2009023032A (en) | Workpiece holding device for cutting internal circumference of cylindrical portion | |
JP2004345027A (en) | Assembly broaching tool, and broaching method | |
JP2005329509A (en) | Cutting tool | |
JP5430992B2 (en) | Machining method for slotted holes | |
JP2906138B1 (en) | Circular saw with split outer cutting edge | |
US11325193B2 (en) | Cutting tool and method of assembling cutting tool | |
KR20190015559A (en) | The main body of the interchangeable cutting tool and the interchangeable cutting tool | |
JP6974292B2 (en) | Cutting inserts applicable to machining tools and machining tools equipped with them | |
JP2003136301A (en) | Cutting tool | |
JP2527516B2 (en) | Vibration cutting equipment | |
JPH0866803A (en) | Main spindle of machine tool | |
JP2001079709A (en) | End mill | |
JP4500994B2 (en) | Cutting tool and cutting device | |
JP2004130484A (en) | Assembled broach | |
JP2010269429A (en) | Hob | |
JP4856447B2 (en) | Chuck device | |
JPH05309506A (en) | Boring tool | |
JP2524159Y2 (en) | Fixed flange | |
JPH1080803A (en) | Cutting tool | |
JPH03169451A (en) | Manufacture of stem | |
JP4442862B2 (en) | Assembly type internal broach tool | |
JP6382682B2 (en) | Tool holder | |
JP4445572B2 (en) | Tapping jig |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060328 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090317 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090325 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090609 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090615 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4330119 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130626 Year of fee payment: 4 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |