JP2004344507A - 棚柱と棚受け金物に１２ｖを主とする低い電圧の電気を直接流して活用 - Google Patents

Abstract

【課題】棚柱を利用したガラス棚等の下に照明器具類を設けた際、配線コードが見える点を解消するとともに、安価で自由度の高い照明計画を可能にする。
【解決手段】１２Ｖを主とする低い電圧用の安定器１と、左右２本の棚柱３を配線コード２でそれぞれ接続すると、棚柱に取り付けた棚受け類４は電気が流れる状態になる。例えば市販のマグネット式スポットライトを取り付ける場合、２本の角パイプを平行に並べて、その間に絶縁体を挟んでそれぞれを両面テープで固定のうえ、棚受けに引っ掛けるためのツメを１ヶずつ打ち込み、反対側の端部にはキャップを打ち込んだだけの簡単な構造の金物５を用意し、それを通電している棚受け類４に引っ掛けるだけで点灯することになる。なお、この場合に使用するスポットライトは、平行する２本の電極に磁力で吸着して点灯する照明器具として市販されている。
【選択図】 図３

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、棚を受ける用途などに利用される棚柱と棚受けに、１２Ｖを主とする低い電圧の電気を流し、市販のマグネット式スポットライトなどの点光源をはじめとする照明器具やその他の器具を使用するための、電気を伝える器具としての機能を付加する。
【０００２】
【従来の技術】
従来はガラスケース内をはじめとする棚下に、１２Ｖを主とする低い電圧用の照明器具類を設置する場合、別途に配線ダクトなどの配線器具を設けてそこから電気を取っていたのだが、それでは配線が目障りであるし、特にガラス棚の下にハロゲンランプ等の点光源を設けるのはコストや外観の面からも問題が有った。
【０００３】
【発明の実施の形態】
図面と併せて説明すると、左右の棚柱３の各々を配線コード２を使い安定器１と接続すると、棚柱に取り付けた棚受け類４は電気が流れる状態になる。例えば市販のマグネット式スポットライトを取り付ける場合、２本の角パイプを平行に並べて、その間に絶縁体を挟んでそれぞれを両面テープで固定のうえ、棚受けに引っ掛けるためのツメを１ヶずつ打ち込み、反対側の端部には絶縁用のキャップを打ち込んだだけの簡単な構造の金物５を製作して、通電している棚受け類４に引っ掛けるだけでスポットライトが点灯することになる。
【０００４】
【発明の効果】
この方法のメリットは、中途配線を廃したシンプルな照明計画が可能になる点と、殆どが市販材料であるためコストパフォーマンスの面で非常に優れている点、及びディスプレイ関連で応用出来る範囲が広い点である。特にガラスケースでは限られたスペース内で比較的自由度の高い照明計画が出来るようになる。また、１２Ｖの場合、濡れた手で両方の電極に触れた場合でもごく僅かに感じる程度の電気であり、ショートした瞬間に保護回路が働くことで通電が止まる仕組みの、安全な安定器が安く市販されているので、安全性とコストについては問題無い。
【０００５】
【実施例】
ハロゲンスポットのような点光源の場合、図面中の参考写真のようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】配線例の正面図である。
【図２】配線例の断面図である。
【図３】マグネット式ハロゲンスポット用金物を含めた、参考用の透視図である。
【図４】既製品の材料を組み合わせて作った、スポット用金物の参考図である。
【図５】市販のマグネット式ハロゲンスポットを取り付けた場合の参考写真である。
【符号の説明】
１ 安定器
２ 配線コード
３ 棚柱
４ 棚受け類
５ 配線用金物の例

Claims (2)

1. 従来、棚を受ける用途などに利用される棚柱と棚受け金物に、１２Ｖを主とする低い電圧の電気を直接流し、極めてシンプルな配線及び照明を可能にする。
2. 照明器具類が棚受けから低い電圧の電気を受けるために、棚受けに掛けて使用出来るように爪の付いた、絶縁された２本の平行な金物。

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