JP2004344474A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【目的】電断復旧時にメイン基板からサブ基板に可変表示の残り回数コマンドを送信することで可変表示の正確な残り回数を報知する遊技機を提供する。
【構成】主基板100は、特別条件の成立時に可変表示が特別回数実行されるまで特別遊技状態に制御する特別遊技状態制御手段と、実行回数を記憶する回数記憶手段と、回数設定制御情報と可変表示開始制御情報を送信する制御コマンド送信手段と、を含み、表示制御基板90は、特別回数の残り回数を記憶する回数情報記憶手段と、特別回数を設定する回数情報設定手段と、回数情報を更新する回数情報更新手段と、残り回数を報知演出する回数報知手段と、を含み、制御情報送信手段は、電力供給時に残り回数を特定する復旧時回数制御情報を送信する復旧時コマンド送信手段を有し、表示制御基板90は、残り回数を設定する回数情報再設定手段を含むことにより、電断復旧時に可変表示の正確な残り回数を表示できる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の始動条件の成立に基づいて各々が識別可能な複数種類の識別情報の可変表示を行って表示結果を導出表示する可変表示装置と、前記始動条件の成立に基づいて前記表示結果をその導出表示以前に決定する表示結果事前決定手段と、を備え、該表示結果事前決定手段が表示結果を予め定められた特定表示結果とすることを決定したときに前記可変表示装置に前記特定表示結果を表示した後に遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御する遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に、可変表示装置を備えた遊技機としての例である弾球遊技機は、可変表示装置で図柄(識別情報画像)を可変表示(これを変動ともいう)し、その表示結果が予め定めた大当り図柄(特定表示結果)となったことを条件に特定遊技状態が発生するようになっていた。また、このような遊技機では、表示結果が大当り図柄のうち特別の図柄(特別表示結果)で特定遊技状態となったときに、その特定遊技状態終了後に可変表示時間を短縮する等の特別遊技状態が発生するようになっていた。
【0003】
上記したような特別遊技状態が発生する遊技機においては、予め定められた特別条件が成立した場合に、所定回数の可変表示が実行されるまで特別遊技状態が発生する(回数切り)ように制御されるものが提案されている。このような遊技機の場合、従来、特別遊技状態が開始された時点で、実行される特別遊技状態での可変表示の所定回数を指示するコマンドがメイン基板からサブ基板に送信され、また、可変表示が実行される毎に可変表示パターンを示すコマンド等がメイン基板からサブ基板に送信されるようになっていた。そして、サブ基板では、この所定回数を指示するコマンド及び可変表示パターンを示すコマンド等に基づいて、実行する可変表示の残り回数を計数して報知するようになっていた(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−325579公報(第13頁、図35)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した特許文献1の構成では、何らかの原因で遊技機の電源が落ちてサブ基板で計数されていた可変表示の残り回数を示す情報がクリアされた場合、再び電源を投入して遊技機を復旧させたときに可変表示の正常な残り回数の計数及びその報知を行うことができないという問題があった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、遊技機の電源が遮断された後復旧した際に、メイン基板からサブ基板に対して特別遊技状態での可変表示の残り回数を示すコマンドを送信することにより、可変表示の正常な残り回数の報知を行うことができる遊技機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明においては、所定の始動条件の成立に基づいて各々が識別可能な複数種類の識別情報の可変表示を行って表示結果を導出表示する可変表示装置と、前記始動条件の成立に基づいて前記表示結果をその導出表示以前に決定する表示結果事前決定手段と、を備え、該表示結果事前決定手段が表示結果を予め定められた特定表示結果とすることを決定したときに前記可変表示装置に前記特定表示結果を表示した後に遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御する遊技機であって、遊技の進行を制御する遊技制御手段(主基板100)と、該遊技制御手段から送信される制御情報(コマンド)に応じて、遊技の演出を制御する演出制御手段(表示制御基板90)と、を備え、前記遊技制御手段は、予め定められた特別条件が成立したときに、該特別条件が成立してから前記識別情報の可変表示が予め定められた特別回数実行されるまで、遊技状態を特定遊技状態と異なり、遊技者に不利な通常遊技状態に制御されているときに比べ、前記特定遊技状態になり易い特別遊技状態に制御する特別遊技状態制御手段101dと、遊技機への電力供給が停止されても記憶内容を保持可能な記憶手段であって、前記特別条件が成立してから前記識別情報の可変表示が実行された実行回数を記憶する回数記憶手段102aと、前記特別条件が成立し前記特別遊技状態への制御が開始されるときに前記特別回数を特定可能な回数設定制御情報(コマンド)を送信すると共に、可変表示の開始を示す可変表示開始制御情報(コマンド)を送信する制御情報送信手段(制御コマンド送信手段101e)と、を含み、前記演出制御手段は、遊技機への電力供給が停止されたときに記憶内容が消去される記憶手段であって、前記特別回数の残り回数を特定可能な回数情報を記憶する回数情報記憶手段(RAM92)と、前記回数設定制御情報を受信したときに該回数設定制御情報に特定される特別回数に応じて前記回数情報を設定する回数情報設定手段91bと、前記可変表示開始制御情報を受信したときに前記回数情報を更新する回数情報更新手段91cと、前記回数情報に応じて、前記特別回数の残り回数を遊技者が認識可能な報知演出を実行する回数報知手段91dと、を含み、前記制御情報送信手段は、遊技機への電力供給が停止された後再開したときに、前記回数記憶手段に記憶された記憶内容に基づいて、前記特別回数の残り回数を特定可能な復旧時回数制御情報(コマンド)を送信する機能(復旧時コマンド送信手段101f)を有し、前記演出制御手段は、前記復旧時回数制御情報を受信したときに、該復旧時回数制御情報に特定される前記特別回数の残り回数に応じて前記回数情報を再設定する回数情報再設定手段91fを含むことを特徴とする。
【0007】
このように構成することにより、何らかの原因で遊技機の電源が落ちた後再び電源を投入した際に、メイン基板からサブ基板に対して特別遊技状態での可変表示の残り回数を示すコマンドが送信されるため、サブ基板はこの送信されるコマンドによって、可変表示の正確な残り回数を報知することができる。
【0008】
また、請求項2の発明においては、前記演出制御手段は、前記特別回数として設定可能な回数が複数種類記憶された設定回数記憶手段(ROM93)を有し、前記回数情報設定手段は、前記設定回数記憶手段に記憶された回数のうちから前記回数設定制御情報に対応する回数を選択することにより、前記特別回数を特定することを特徴とする。
【0009】
このように構成することにより、サブ基板では、メイン基板から送信される回数設定制御情報(コマンド)に基づいて、可変表示の特別回数が選択されて揮発性記憶手段に記憶され、この記憶に基づいて特別回数の可変表示が実行されることとなる。このため、回数設定制御情報自体に可変表示の特別回数の情報を含める必要がなく、回数設定制御情報のデータ内容が複雑になることがない。
【0010】
また、請求項3の発明においては、前記演出制御手段は、前記復旧時回数設定制御情報を受信したときに、予め定められた初期画面を表示させる(初期画面設定手段91f)ことを特徴とする。
【0011】
このように構成することにより、復旧時回数制御情報(コマンド)を初期画面の表示を指示する制御コマンドと共用することができるため、制御コマンド数を減らすことによりデータ容量を削減することができる。
【0012】
また、請求項4の発明においては、前記特別条件は、前記特定遊技状態の生起に関連して成立すると共に、前記特別遊技状態制御手段は、前記特定遊技状態が終了した後に前記特別遊技状態に制御し、前記回数設定制御情報は、前記特定遊技状態が終了したことを報知する終了報知を実行することを指定する大当り終了指定制御情報であることを特徴とする。
【0013】
このように構成することにより、特定遊技状態終了を指示する大当り終了指定制御情報(コマンド)によって可変表示の特別回数も指示されるため、回数設定用の制御コマンドを別途送信する必要がなく、制御コマンド数を減らすことによりデータ容量を削減することができる。
【0014】
また、請求項5の発明においては、前記演出制御手段は、前記表示結果事前決定手段によって前記特定表示結果とすることが決定されていないときに実行される前記識別情報の可変表示である通常可変表示の可変表示時間について、前記遊技状態制御手段により前記特別遊技状態に制御されていないときには当該通常可変表示の可変表示時間として第1の可変表示時間を決定し、前記特別遊技状態に制御されているときには当該通常可変表示の可変表示時間として前記第1の可変表示時間よりも短い第2の可変表示時間を決定する可変表示時間決定手段(CPU91)を含み、前記可変表示開始制御情報には、前記可変表示時間決定手段に決定された可変表示時間を特定可能な情報が含まれ、前記回数情報更新手段は、遊技状態が前記特別遊技状態に制御されているときに、前記第1の可変表示時間を特定可能な前記可変表示開始制御情報を受信したときに、前記特別回数の残り回数がクリアされるように前記回数情報を初期化する回数情報初期化手段(CPU91)を含むことを特徴とする。
【0015】
このように構成することにより、特別遊技状態以外の状態で可変表示の残り回数を誤って表示してしまうことを抑止することができる。
【0016】
更に、請求項6の発明においては、前記特別条件は、少なくとも前記識別情報の可変表示の表示結果として前記特定表示結果が表示され前記特定遊技状態に制御された後に成立し、前記遊技状態制御手段は、前記特定表示結果が表示されたときの遊技状態と前記特定表示結果に対応して前記特別回数が定められたテーブルを参照して前記特別回数を決定することを特徴とする。
【0017】
このように構成することにより、テーブルに含まれるデータを変更するだけで、特別遊技状態における可変表示の特別回数を変更することができるため、遊技機の制御プログラムを共通化することができ、スペックの異なる機種の開発時の負担を軽減することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明においては、遊技機1の遊技者側を表,表面,前面,前方等で表し、遊技機1を挟んで遊技者と反対側を裏,裏面,後面,後方,奥,背面等で示す。まず、図1を参照して実施形態に係る遊技機1の全体の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る遊技機1の正面図である。
【0019】
遊技機1は、図1に示すように、縦長な方形状に枠組み形成されて遊技機1の外形を形成する外枠(図示しない)と、この外枠の一側に開閉自在に軸支され且つ遊技機1の主要構成部のほぼすべてが集約して設けられる枠基体(図示しない)と、この枠基体の前面上部に開閉自在に設けられる透明板保持枠4と、枠基体の前面下部に開閉自在に設けられる上皿開閉枠11と、から構成されている。また、枠基体に設けられる主要構成部としては、上記した透明板保持枠4、遊技盤40、下皿27、灰皿ユニット29、操作ハンドル30等がある。また、図示の実施形態では、遊技機1の側方に遊技者に遊技球を貸し出す(球貸しする)ためのカードユニット装置31が付設されている。
【0020】
透明板保持枠4には、遊技盤40の遊技領域41をほぼ透視し得る遊技開口としての円形透視窓5が開設され、該円形透視窓5の裏面から複層ガラス板が装着されるようになっている。この円形透視窓5及び複層ガラス板は、いずれもやや縦長な円形状に形成されるものである。透明板保持枠4の周縁には、後方に向かって補強周枠リブ(図示しない)が立設され、透明板保持枠4の強度の向上を図っている。また、透明板保持枠4の前面側には、円形透視窓5の外周に沿って、上部に装飾部材としての上部装飾ユニット22が、左側方に被覆部材としての左装飾ユニット23が、右側方に被覆部材としての右装飾ユニット24が、下部に前面構成部材としての下部装飾ユニット25がそれぞれ設けられている。上部装飾ユニット22の内部に、発光部材としての遊技効果LED13,14a,14c及び遊技効果ランプ14b,14dが臨むように透明板保持枠4の前面側に備えられ、左装飾ユニット23及び右装飾ユニット24の内部に、それぞれ発光部材としての遊技効果ランプ16a,16b及び遊技効果ランプ17a,17bが臨むように透明板保持枠4の前面側に備えられている。この遊技効果LED13,14a,14c、遊技効果ランプ14b,14d,16a,16b,17a,17bは、遊技状態に応じて点灯又は点滅されるものであり、特別の遊技状態の発生時や継続時を遊技者に報知すると共に遊技の雰囲気を盛り上げるものである。
【0021】
また、上部装飾ユニット22の左右には、遊技の進行に応じた効果音(音声なども含む)を発生するスピーカ12a,12bが透明板保持枠4に設けられている。なお、スピーカ12a,12bは、遊技球の貸出異常が生じたとき、あるいは遊技球の貸出時(例えば、100円相当の遊技球が払い出される毎)に、その旨を報知する報知音も発生するようにしてもよい。また、左装飾ユニット23の上部右側方に、入賞球の発生に基づいて所定個数の賞球が払い出されたことを報知する遊技関連情報発光部材としての賞球LED10(なお、賞球未払出分がある場合に報知するものでもよい。具体的には、賞球未払出があるときは点灯し、賞球未払出がないときは消灯するなど)が透明板保持枠4に設けられ、右装飾ユニット24の上部左側方に、払い出すべく賞球が不足したことを報知する球切れLED9が透明板保持枠4に設けられている。この賞球LED10及び球切れLED9は、遊技機1において行なわれる遊技演出とは別に遊技に関する情報に関連して発光する遊技関連情報発光部材であり、遊技効果LEDや遊技効果ランプとは別に設けられるものである。また、左装飾ユニット23及び右装飾ユニット24のそれぞれ左側及び右側には、装飾するための前面装飾部6が設けられている。更に、下部装飾ユニット25の両側方には、遊技盤40に貼付される証紙を視認するための透視窓18が設けられている。
【0022】
上記した遊技効果LED13,14a,14c、遊技効果ランプ14b,14d,16a,16b,17a,17b、球切れLED9、賞球LED10は、それぞれプリント配線基板で構成されるLED基板,LEDランプ基板,ランプ基板,球切れLED基板,賞球LED基板(いずれも図示しない)に実装されて枠基体の前面側に取り付けられている。なお、遊技効果LED13,14a,14c、遊技効果ランプ16a,16b,17a,17b、球切れLED9、賞球LED10は、各プリント基板にそれぞれ複数個ずつ実装され、遊技効果ランプ14b,14dは、各プリント基板にそれぞれ1個ずつ実装されている。そして、各基板及びスピーカ12a,12bは、保持枠中継基板(図示しない)に接続され、この保持枠中継基板は、枠基体の裏面下部に取り付けられる中継基板取付台(図示しない)に止着される枠基体中継基板(図示しない)に接続された後、電飾制御基板(図示しない)に接続されている。電飾制御基板は、主基板(遊技制御手段;図2参照)100から表示制御基板(演出制御手段;図2参照)90を経由して送信される情報信号の種類に応じて上記した遊技効果LED13,14a,14c、遊技効果ランプ14b,14d,16a,16b,17a,17b、球切れLED9、賞球LED10の表示制御及びスピーカ12a,12bの駆動制御をするものである。なお、保持枠中継基板は、透明板保持枠4の裏面上部に取り付けられている。
【0023】
また、枠基体には、透明板保持枠4と枠基体とが開放したことを検出するための保持枠開放スイッチ(図示しない)及び枠基体と外枠とが開放したことを検出するための枠基体開放スイッチ(図示しない)が設けられており、枠基体中継基板を介して枠用外部端子基板に接続されている。このように、保持枠開放スイッチ及び枠基体開放スイッチが備えられているため、外枠,枠基体及び透明板保持枠4の開放状態を外部装置等によって確認することができる。なお、この保持枠開放スイッチ及び枠基体開放スイッチの配線は、枠基体中継基板に接続された後、電飾制御基板に接続され、表示制御基板90を経由して主基板100に接続するようにし、そして、主基板100からの情報信号に基づいて電飾制御基板によって一部又は全部のLEDあるいはランプ9,10,13,14a〜14d,16a,16b,17a,17bを点灯制御することにより枠基体あるいは透明板保持枠4が開放されたことを報知するようにしてもよい。
【0024】
次に、透明板保持枠4の透視窓5の下方に位置する上皿開閉枠11に形成された上皿19の構成について説明すると、上皿19は、複数の合成樹脂製部材を組合せた皿部材を固着することにより構成されている。上皿19の開放側の上方には、球抜き操作レバー21が設けられている。この球抜き操作レバー21は、左右方向に移動可能に設けられ、スプリング(図示しない)の付勢力に抗して一方向に移動させることにより、上皿19に貯留されていた球を裏面側に形成される球抜き路(図示しない)及び球抜き(図示しない)を流下させて下皿27に誘導するものである。
【0025】
上記した上皿19について、さらに詳細に説明すると、上皿19は、その上流側に形成される賞球払出口20から払い出された賞球を貯留し、且つ発射位置に球を供給するものである。また、上皿19には、遊技機1に隣接して設けられるカードユニット装置31を介して遊技球を借り受ける際に操作する操作部(残高表示部)が設けられている。この操作部は、球貸スイッチ,返却スイッチ,度数表示LED及び球貸表示LED(いずれも図示しない)が実装される残高表示基板(図示しない)からなり、該残高表示基板が上皿19の上面に臨むように設けられている。なお、度数表示LEDは、カード残高を7セグメントLEDで表示するLEDであり、球貸表示LEDは、球貸しが可能か否かを表すLEDである。球貸スイッチは、カードユニット装置31によって遊技球を借り受ける際に操作(球貸し操作)するものであり、返却スイッチは、遊技終了の際にカードユニット装置31のカード挿入口(図示しない)に差し込まれたカードを返却するためのものである。なお、上皿19に設けられて上記した球貸スイッチ,返却スイッチ,度数表示LED及び球貸表示LEDが実装される残高表示基板から延びる上皿配線は、枠基体の軸支側の下部に形成される配線通し開口(図示しない)から枠基体の裏側に引き出され、遊技機1の裏面に備えられる機構板(図示しない)の裏面下部に取り付けられるインターフェイス基板(図示しない)を経由して払出制御基板(図示しない)に接続されている。また、上皿19の右側方には、透明板保持枠4を枠基体に対して施錠し且つ枠基体を外枠に対して施錠する施錠装置(図示しない)を操作するためのシリンダー錠26が臨んでいる。
【0026】
また、枠基体の下部に取り付けられる下皿27は、前記上皿19から溢れた賞球であって機構板の裏面下部に形成される余剰球通路(図示しない)及び接続樋(図示しない)を介して排出される余剰球を貯留する余剰球貯留皿(余剰球受皿)であり、その下皿27の下方には、球抜き操作レバー28がスライド可能に取付けられるようになっている。この球抜き操作レバー28を操作することにより、下皿27に貯留されていた球(賞球)を下方に球抜きして持ち運び可能な球箱に移し替えることができる。また、下皿27の左側には、灰皿ユニット29が設けられ、右側には、操作ハンドル30が設けられている。操作ハンドル30は、打球発射装置(図示しない)のステッピングモータ(図示しない)の駆動を停止させるための単発発射スイッチ(図示しない)及びタッチリング(図示しない)に接続されるタッチ配線(図示しない)が組み付けられていると共に、弾発力を調節するものである。なお、タッチ配線は、単発発射スイッチからの配線と共に束ねられる。
【0027】
遊技機1の正面構造は、概ね上記した通りであるが、上記したように、本実施形態では、遊技機1にカードユニット装置31が隣接されている。このカードユニット装置31は、前記上皿19の上面に設けられる前述した球貸スイッチや返却スイッチ等の操作部を操作することにより作動されるものである。しかして、カードユニット装置31の表面側には、使用可能状態であるか否かを表示する使用可能表示器32と、当該カードユニット装置31がいずれの側の遊技機1に対応しているか否かを表示する連結台方向表示器34と、記録媒体としての磁気カードを挿入するカード挿入口32とが設けられている。そして、このように構成されるカードユニット装置31は、独自の制御回路によって制御されるものであるが、インターフェイス基板とカードユニット配線(図示しない)を介して接続され、このカードユニット配線からインターフェイス基板を経由して払出制御基板に接続されている。なお、カードユニット装置31を遊技機1に内蔵しても良いし、カードユニット装置31を付設せず、カードによる球貸し機能を有しない遊技機でもよい。また、本実施形態においては、遊技者に遊技球を貸し出す(球貸しする)ためのユニット装置としてカードユニット装置31を例示したが、例えば、紙幣等を挿入し得るユニット装置であっても良い。
【0028】
一方、遊技機1の背面には、入賞球の発生に基づいて所定個数の賞球を払い出すための各種の機構を装備した機構板が設けられると共に、前記操作ハンドル30に対応する裏面には、ステッピングモータ及び打球槌(図示しない)を有する打球発射装置(図示しない)が固着され、その打球発射装置の側方には、機構板の余剰球通路(図示しない)を流下する賞球を前記下皿27に誘導する接続樋(図示しない)が固着されている。打球発射装置には、発射制御基板(図示しない)が付設されており、この発射制御基板によって打球発射装置が駆動制御されるようになっている。発射制御基板は、枠基体中継基板を介して払出制御基板と接続されており、所定の状態(例えば、カードユニット未接続、それだけでもよいが、他に下皿満タン、球切れ時などのとき)となったときに払出制御基板から停止信号をうけて打球の発射を行えないようになっている。
【0029】
以上で、遊技機1の全体の概略構成を説明したが、以下、遊技機1を構成する要素のうち、遊技盤40について説明する。
【0030】
遊技盤40は、枠基体の裏面側に一体的に形成される遊技盤収納枠部(図示しない)に収容固定されるべく、ほぼ正方形状の合板により形成され、その表面には、円形うず巻き状に誘導レール42が取り付けられ、該誘導レール42の内側が縦長の円形状に形成された遊技領域41とされて発射された打球が落下するものである。遊技領域41には、図示の場合、特別可変表示装置(可変表示手段)44、特別可変入賞球装置48、普通可変入賞球装置58、普通可変表示装置63等が設けられると共に、単に打球を入賞とする入賞口、打球の流下方向,速度を変化せしめる風車又は多数の障害釘が設けられ、また、遊技領域41の最下方には、いずれの入賞領域にも入賞しない打球が取り込まれるアウト口69が設けられている。
【0031】
遊技領域41の構成をその遊技動作に従ってより詳細に説明すると、可変表示装置44の下方に普通可変入賞球装置58が設けられると共に、この普通可変入賞球装置58の両側方には、それぞれ通過球検出器62a,62bを内蔵する通過口61a,61bが設けられている。この通過球検出器62a,62bは、遊技領域41を落下する打球の通過を検出すると、その検出信号に基づいて特別可変入賞球装置48の右側方に設けられる上下一対のLEDからなる普通図柄表示器63を可変表示(点灯移動)して表示結果を導出する(上下いずれか一方のLEDのみを点灯表示する)。しかして、普通図柄表示器63の表示結果が予め定められた当りLEDの点灯(図示の場合は、上方のLED)である場合に、普通可変入賞球装置58が所定時間開放される。なお、普通図柄表示器63の可変時間は、非特別遊技状態のときに相対的に長く(例えば、30秒)、特別遊技状態のときに相対的に短く(例えば、3〜5秒)設定されている。また、可変表示装置44の表示領域下部には、特別図柄の可変動作中に始動球検出器60によって検出された球数を記憶表示する特別図柄始動記憶表示部46(最高4個まで記憶表示する)が表示される。なお、表示領域下部に表示される特別図柄始動記憶表示部46においては、始動記憶数の上限値を一定の4個としているが、これに限らず、予め定めた所定条件の成立に伴って始動記憶数の上限値を変更可能(例えば、確変大当りした場合には、20個に増加する等)に構成してもよい。また、特別図柄始動記憶表示部46を構成する点灯部のうち消灯状態のものは輪郭「○」を表示するようにしてもいいし、輪郭「○」も何も表示しないようにしてもよい。更に、特別可変入賞球装置48の左側方には、普通図柄表示器63の可変表示中に通過球検出器62a,62bを通過した打球数を記憶表示する普通図柄始動記憶LED64(最高4個まで記憶表示する)が設けられている。
【0032】
普通可変入賞球装置58は、遊技領域41のほぼ中央に配置される可変表示装置44と遊技領域41の前記アウト口69の上部に配置される特別可変入賞球装置48との間に配置され、ソレノイド(図示しない)によって開閉駆動される電動チューリップタイプの可変入賞球装置である。そして、普通可変入賞球装置58には、始動球検出器60が内蔵され、開放中又は閉成中に受け入れた入賞球を検出するようになっている。しかして、打球が始動球検出器60によって検出されると可変表示装置44が可変表示を開始する。なお、普通可変入賞球装置58の開放時間は、非特別遊技状態のときに相対的に短く(例えば、0.5秒)、特別遊技状態のときに相対的に長く(例えば、2秒)設定されている。また、普通可変入賞球装置58が開放していない場合でも打球を受け入れるようになっている。
【0033】
また、普通可変入賞球装置58には、発光色を複数有する(例えば、青色又は赤色等)報知LED(報知手段;図示しない)が内蔵されている。この報知LEDは、普通可変入賞球装置58に球が入賞すれば演出モードの切換えが可能となるときにいずれかの色彩で発光するものであり、演出モードの切換えが可能となった時点から所定時間経過後にその色彩が変化する。そして、入賞した時点の普通可変入賞球装置58(報知LED)の色彩の違いにより、切換えられる演出モードの種類が異なっている。例えば、普通可変入賞球装置58が青色で発光しているときに球が入賞すると演出モードは第1のモードに変化し、赤色で発光しているときに球が入賞すると演出モードは第2のモードに変化する等である。
【0034】
可変表示装置44は、図12に示すように、識別情報を可変表示する表示部67を有した液晶タイプの表示器であり、この表示部67は、左・中・右の3つの表示領域に識別情報が表示制御されるものである。
【0035】
上記した表示部67の前方外周には、表示部67の外周部分を装飾するための装飾部材66が設けられている。そして、可変表示装置44の変動停止時における図柄の組合せが予め定めた大当り図柄の組合せ(例えば、同一の図柄が当りラインのいずれかに揃った場合)である特定表示結果となった場合に、特定遊技状態となって特別可変入賞球装置48を次に説明する所定の態様で開閉駆動するものである。ただし、特定表示結果の一部は、特別表示結果として設定され、この特別表示結果で特定遊技状態となったときには、その特定遊技状態終了後における前記普通図柄表示器63における当り(当りLEDの点灯)の出現確率や可変表示装置44における大当り図柄の出現確率が高くなる遊技者に有利な特別遊技状態となるように設定されている。これに対し、特別表示結果以外の特定表示結果は、特別遊技状態よりも遊技者に不利な非特別遊技状態となる非特別表示結果として設定されている。なお、可変表示装置44は、液晶タイプのものに限らず、CRT,ドットマトリクス,LED,7セグメント,ドラム等により構成されるものであっても良い。
【0036】
特定遊技状態となったときに駆動制御される特別可変入賞球装置48は、ソレノイド(図示しない)によって開閉駆動される開閉板49を有し、その開閉板49に受け入れられた打球を検出する入賞個数検出器(図示しない)が設けられている。また、特別可変入賞球装置48内(開閉板49の内側)には、打球の検出(V入賞検出)に伴って特定遊技状態の継続権を成立させる特定球検出器(図示しない)が設けられており、該特定球検出器の上方には、一旦V入賞検出があると次に開閉板49を開放するまでは打球が特定球検出器を通過しないようにするVシャッター(図示しない)が設けられている。このVシャッターは、ソレノイド(図示しない)によって開閉駆動が行われる。しかして、特定遊技状態となった場合には、一定時間(例えば、28秒)が経過するまで又はその一定時間内に所定個数(例えば、10個)の入賞球が入賞するまで開閉板49を開放(以下、この開放を開放サイクルという)し、その開放サイクル中に受け入れられた打球が特定球検出器によって検出されたときに継続権が成立して、再度上記した開放サイクルが実行され、各開放サイクルにおいて継続権が成立していることを条件に最高16回の開放サイクルを繰り返すことができるようになっている。
【0037】
なお、本発明の特定遊技状態は、上記に限らず以下に示す▲1▼〜▲5▼の制御のうちいずれか1つの制御又は組合せた制御を実行する状態であればよい。
【0038】
▲1▼ 打球の入賞を容易にする第一の状態と、打球が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一の状態にする制御
▲2▼ 特定の入賞又は通過領域での打球の検出を介在させ、打球の入賞を容易にする第一の状態と、打球が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一の状態にする制御
▲3▼ 打球の入賞に関わらず所定数の景品球を直接排出する制御
▲4▼ 有価価値を有する記憶媒体(カードやレシート等)に対して有価数を加算する制御
▲5▼ 得点があることに基づいて遊技可能な遊技機に対して得点を付与する制御また、特別可変入賞球装置48の左右両側には、それぞれ入賞球検出器(図示しない)を内蔵する通常入賞口54a,54bが設けられ、該通常入賞口54a,54bの外側上方には、それぞれ入賞球検出器(図示しない)を内蔵する通常入賞口53a,53bが設けられている。
【0039】
上記したように、打球が入賞するすべての入賞口及び入賞装置には、入賞球を検出する入賞球検出器としての各スイッチ60等が設けられているが、これは、これらの検出信号に基づいて所定個数の賞球を払い出すために使用されるものである。なお、入賞球を検出するが、賞球を払い出さない各スイッチ62a,62b等も設けられている。しかして、これらのスイッチ(入賞球検出器)62a,62b等は、スイッチ中継基板(図示しない)を介して主基板100に接続され、主基板100では、これらの検出器からの検出信号により未払出数として対応した個数を加算すると共に順次払出制御基板に賞球個数信号を導出する。そして、払出制御基板は、その賞球個数信号に基づいて所定個数の賞球を払い出すように球払出装置(図示しない)を駆動制御するようになっている。なお、特定球検出器は、継続権の成立を検出する機能を兼用しており、入賞球個数検出器は、開閉板49の開放を規制するための計数機能を兼用している。また、始動球検出器60は、特別可変表示装置44の可変表示をさせるための始動機能を兼用している。
【0040】
また、始動球検出器60は、スイッチ中継基板を介することなく直接主基板100と接続されている。(ただし、他の入賞球検出器によって導出される賞球個数信号は、相対的に多い個数、例えば、13個や15個であるのに対し、始動球検出器60に基づく賞球個数信号は、相対的に少ない個数、例えば、5個や7個である)これは、始動球検出器60からの配線を直接主基板100に接続することにより、その途中に不正な回路基板を組み込んだ配線(ぶら下がり基板等と称されている)が接続されているか否かの発見を容易にするためである。また、始動球検出器60と主基板100とを直接接続する配線は、他の配線の色と明らかに異なる色(本実施形態の場合には、ピンクと黄の蛍光色)としたので、この点からも始動球検出器60からの配線に不正が行われているか否かを見分け易い。さらに、その始動球検出器60と主基板100とを接続する配線を遊技機裏面側から見て視認できるようにしているので、より不正を発見し易い。
【0041】
遊技盤40には、上記したようにスイッチやソレノイド、あるいは装飾ランプや装飾LED等が多数設けられるが、これらは、電飾制御基板やあるいはスイッチ中継基板を介して主基板100に接続されるようになっている。即ち、遊技盤40に設けられる各スイッチ及び各ソレノイドは、スイッチ中継基板を介して主基板100に接続され、普通図柄可変表示装置63は、盤用電飾中継基板(図示しない)を介して電飾制御基板に接続されている。
【0042】
一方、遊技盤40の裏面には、特別可変表示装置44の裏面が突出して設けられている。この特別可変表示装置44の裏面部分の右側には、音声制御基板(図示しない)が取り付けられている。この音声制御基板は、前記スピーカ12a,12bを駆動制御するものであり、主基板100からの情報信号に応じて遊技内容に対応した効果音を発生させるものである。また、音声制御基板の下方には、表示制御基板90から特別可変表示装置44へ送信される信号を中継するための表示中継基盤(図示しない)が備えられている。
【0043】
また、特別可変表示装置44の裏面部分の左側には、盤用電飾中継基板が取り付けられている。この盤用電飾中継基板は、遊技盤40に設けられる普通可変表示装置63と電飾制御基板との接続を中継するものである。また、盤用電飾中継基板の下方には、スイッチ中継基板が取り付けられている。このスイッチ中継基板は、前述したように、遊技盤40に設けられる各スイッチ及び各ソレノイドと主基板100との接続を中継するものである。また、盤用電飾中継基板の左側方には、盤用外部端子基板が取り付けられている。この盤用外部端子基板は、遊技機1の営業管理上必要な遊技情報(例えば、大当り遊技状態中である旨を報知する大当り1情報、確率変動図柄で大当り遊技状態となり、その大当り状態中及びその大当りによる確率変動中である旨を報知する大当り2情報(大当り中と確率変動中に出力され続ける信号)、確率変動図柄による大当り状態終了後の確率変動中である旨を報知する確率変動情報、始動球検出器をONした打球の数を報知する始動口情報、特別可変表示装置の可変動作回数を報知する図柄確定回数1情報、普通可変表示装置の可変動作回数を報知する図柄確定回数2情報、及び普通可変入賞球装置の開閉回数を報知する役物回数2情報等)を遊技場に設置される管理コンピュータに出力するための外部接続端子(図示しない)を有し、これらの情報が主基板100から与えられるようになっている。更に、どの図柄で大当りしたか、どの図柄で停止したか等の情報を出力するようにしてもよい。
【0044】
また、遊技盤40の裏面には、表示制御基板90及び電飾制御基板が取り付けられている。表示制御基板90は、可変表示装置44の可変表示動作を主基板100からの情報信号の種類に応じて駆動制御するものであり、電飾制御基板との情報信号のやり取りを行なうものである。また、電飾制御基板は、遊技盤40に設けられる装飾LED、普通可変表示装置63、ソレノイド、及び透明板保持枠4に設けられる遊技効果LEDや遊技効果ランプ等を主基板100からの情報信号に応じて一括して駆動制御するものである。
【0045】
以上、遊技盤40の構成について詳細に説明してきたが、上記のように構成される遊技盤40は、枠基体の裏面側に形成される遊技盤収納枠部(図示しない)に収納固定されるようになっている。また、遊技盤収納枠部の下方部は、平板状の支持板となって遊技盤40の下辺を載置するようになっており、その支持板のほぼ中央にアウト球を誘導するアウト球連通口(図示しない)が形成されている。また、遊技盤40を収容固定した状態においては、その裏面から機構板が被覆されることとなるが、その機構板は、開閉自在に軸支され、また、機構板を閉じた状態で保持することができるようになっている。なお、機構板は、枠基体に対して固定されて開閉できないものであってもよい。
【0046】
次に、本実施形態にかかる予告表示の制御について図2及び図3を参照して説明する。図2は、主基板(遊技制御手段)100及び表示制御基板(演出制御手段)90の構成を示すブロック図であり、図3は、本実施形態にかかる主基板100から表示制御基板90に送信されるコマンドと遊技機1の状態との関係を示すタイムチャートである。
【0047】
図2のブロック図において、主基板(遊技制御手段)100には、プログラムに従って制御動作を行うCPU101、ワークメモリとして使用される記憶手段の一例であり、可変表示装置44によって行われる演出を記憶するRAM102、ゲーム制御用のプログラム等を記憶するROM103及び、出力信号を表示制御基板90に送信するためのインターフェイスであるI/Oポート104を含む遊技制御用マイクロコンピュータが搭載されている。
【0048】
また、この遊技制御マイクロコンピュータでは、以下のような制御が行われる。
まず、可変表示装置44における表示結果(大当たりとなるか否か)が表示結果事前決定手段101a(CPU101)によって、その導出表示以前に決定される。表示結果が決定されると、その表示結果を表示する際にいずれの変動パターンを実行するかが変動パターン決定手段101b(CPU101)によって、リーチを実行するか否か及び実行する場合にはいずれのリーチパターンを実行するかがリーチ決定手段101c(CPU101)によって決定される。
【0049】
上記した表示結果が大当りとなると遊技状態が特定遊技状態に制御されるが、この大当りが特定の表示結果によって構成されるもの(例えば、「777」による大当り)であった場合には、当該特定遊技状態が終了した後の遊技状態が特別遊技状態に制御される。特別遊技状態とは、例えば、特別遊技状態以外の状態に比べて大当りとなる確率が高くなる状態(確変)や、可変表示の表示時間が短縮される状態(時短)等をいう。
【0050】
そして、遊技状態が特別遊技状態となった場合に、後述する予め定められた特別条件が成立すると、予め定められた特別回数の可変表示が実行されるまで遊技状態が特別遊技状態となる(回数切り)ように特別遊技状態制御手段101d(CPU101)によって制御される。この特別回数の可変表示の計数及び記憶(バックアップ)は、回数記憶手段102a(RAM102)によって行われる。なお、この記憶手段は、遊技機への電力の供給が停止されても記憶内容を保持可能なものであり、記憶内容そのものを保持するものと、記憶内容を記憶保持するメモリに退避させて電源の復旧時に戻すものの双方を含んでいる。
【0051】
上記した特別条件成立時における可変表示の特別回数を特定可能な回数設定制御コマンド(回数設定制御情報)、表示結果,変動パターン,リーチパターン等の情報を含む可変表示パターン制御コマンド(演出制御コマンド)、可変表示の開始を示す可変表示開始制御情報(コマンド)等が制御コマンド送信手段(制御情報送信手段)101e(CPU101)によって表示制御基板(演出制御手段)90の制御コマンド受信手段91aに送信される。また、制御コマンド送信手段101eは、復旧時コマンド送信手段101fを含んでおり、回数記憶手段102aに保持された記憶に基づいた可変表示の特別回数の残り回数を特定可能な復旧時回数制御コマンド(復旧時回数制御情報)が、遊技機1の電源投入時にこの復旧時コマンド送信手段101fによって表示制御基板90に送信される。
【0052】
次に、表示制御基板90は、主基板100から送信される演出制御コマンドに応じて可変表示装置44及び普通可変表示装置63の表示結果を導出するように制御する。この表示制御基板90には、プログラムに従って制御動作を行うCPU91,ワークメモリとして使用される記憶手段の一例であり、可変表示装置44によって行われる演出等を一時的に記憶するRAM92,ゲーム制御用のプログラム等を記憶するROM93及び、主基板100から送信される制御コマンドを受信するためのインターフェイスであるI/Oポート94を含む表示制御用マイクロコンピュータが搭載されている。この表示制御基板90は、主基板100から出力される電飾制御信号に応じて、各種ランプ及び各種LED等も表示駆動制御するものである。
【0053】
また、この演出制御マイクロコンピュータでは、以下のような制御が行われる。まず、主基板100の制御コマンド送信手段101eから送信された回数設定制御コマンドを制御コマンド受信手段91aによって受信した後、この回数設定制御コマンドに特定される可変表示の特別回数が回数情報設定手段91b(CPU91)によって設定される。この回数情報設定手段91bによって設定された特別回数は、回数情報更新手段91c(CPU91)によって更新される。そして、更新された回数情報に応じて、特別回数の残り回数を示す報知演出が回数報知手段91d(CPU91)によって実行される。具体的には、例えば、残り回数が30回の場合、可変表示装置44の表示部67に残り回数の数字「30」を表示しておいて可変表示を消化する毎にカウントダウンしたり、あるいは、「0」を表示しておいて可変表示を消化する毎に「30」まで数字が増えるように表示する等すればよい。即ち、回数情報設定手段91bにより回数情報として「30」を設定して回数情報更新手段91cにより減算(更新)していくもの、あるいは、回数情報設定手段91bにより回数情報として初期値「0」及び最大値「30」を設定して回数情報更新手段91cにより加算(更新)していくもののいずれであってもよい。また、遊技機に備えられたランプやLEDが、可変表示の残り回数が30回から21回までの間では赤色で点滅し、20回から11回までの間では青色で点滅し、10回から0回までの間は黄色で点滅するというように、可変表示の残り回数によってランプやLEDの点滅色を変える等すればよい。
【0054】
また、遊技機1において、電源が遮断された後、再び電源が復帰したときには、主基板100の復旧時コマンド送信手段101fから送信された復旧時回数制御コマンドに示される可変表示の残り回数が回数情報再設定手段91e(CPU91)によって再設定される。この場合にも、再設定された特別回数が回数情報更新手段91c(CPU91)によって更新され、更新された回数情報に応じて、特別回数の残り回数を示す報知演出が回数報知手段91d(CPU91)によって実行される。
【0055】
また、上記した電源遮断後の復旧時に復旧時回数設定制御コマンドを受信し、回数情報再設定手段91e(CPU91)によって可変表示の残り回数が再設定される際、可変表示装置44において予め定められた初期画面が初期画面設定手段91fによって表示される。この初期画面の表示は、特別図柄初期出目,特別図柄保留記憶,普通図柄初期出目,普通図柄保留記憶数等を含む初期画面設定用データ93a(ROM93)を用いることにより行われる。
【0056】
また、表示制御基板90には、画像表示を行うための表示装置制御機能及び高速描画機能を有すると共に、CPU91からの描画命令に従って動作し、特定演出を行うキャラクタ画像あるいは識別情報50を表示させるVDP95,VDP95により生成された画像データを展開するためのフレームバッファメモリであるVRAM96,可変表示装置44に表示される画像の中でも使用頻度の高いキャラクタ画像データ、例えば、人物、動物、文字、図形、または記号を予め格納しておくためのキャラクタロム97が含まれている。
【0057】
次に、本実施形態にかかる主基板100から表示制御基板90に送信されるコマンドと遊技機1の遊技状態との関係について、図3を参照して説明する。
【0058】
遊技機1において、可変表示装置44で特定表示結果が表示されると、遊技状態が特定遊技状態(大当り)となるが、この特定遊技状態が終了すると、図3(a)で示すように、主基板(遊技制御手段)100から大当り終了指定制御コマンドが表示制御基板(演出制御手段)90に向けて送信される。表示制御基板90で大当り終了指定制御コマンドが受信されると、遊技状態制御手段101dによって遊技状態が特定遊技状態から特別遊技状態に制御される。この大当り終了指定制御コマンドは、可変表示の特別回数を示すコマンド、即ち、回数設定制御コマンドとなっているため、表示制御基板90が大当り終了指定制御コマンドを受信することにより、可変表示装置44で行われる可変表示の特別回数(本実施形態においては、100回)が設定される。このとき、可変表示の特別回数が100回である旨の回数情報が主基板100の回数記憶手段102aに記憶(バックアップ)される。
【0059】
上記のように、特別回数の可変表示が行われるまで特別遊技状態が発生する(いわゆる回数切り)ように制御されるのは、予め定められた特別条件が成立したときである。この特別条件とは、例えば、大当り時の表示結果の種類(例えば、「333」)によって成立するもの等がある。この場合、表示結果が特定表示結果(大当り)となったときの遊技状態(通常状態,確率変動状態,時短状態のいずれであるか)と特定表示結果(「777」,「333」等のいずれの表示結果であるか)との組合せによって、異なった特別回数が設定されたテーブルを用いて特別遊技状態に制御するもの等であればよい。具体的には、例えば、図4に示す特別回数設定テーブルを参照して説明すると、この特別回数設定テーブルでは、大当り時の遊技状態として通常状態,確率変動状態,時短状態があり、それぞれの遊技状態における当り図柄に応じた特別回数が示されている。
【0060】
大当り時の遊技状態が通常状態である場合には、通常図柄(「000」及び偶数図柄)で特定表示結果となると、特別回数が50回となり、確変図柄(奇数図柄)で特定表示結果となると、特別回数が70回となる。
【0061】
また、大当り時の遊技状態が確率変動状態である場合には、通常図柄(「000」及び偶数図柄)で特定表示結果となると、特別回数が70回となり、確変図柄(奇数図柄)で特定表示結果となると、特別回数が100回となる。
【0062】
更に、大当り時の遊技状態が時短状態である場合には、通常図柄(「000」及び偶数図柄)で特定表示結果となると、特別回数が100回となり、確変図柄(奇数図柄)で特定表示結果となると、特別回数が70回となる。
【0063】
このように、特定表示結果が表示されたときの遊技状態と特定表示結果に対応して特別回数が定められたテーブルを参照して特別回数を決定することにより、テーブルに含まれるデータを変更するだけで、特別遊技状態における可変表示の特別回数を変更することができるため、遊技機の制御プログラムを共通化することができ、スペックの異なる機種の開発時の負担を軽減することができる。
【0064】
また、表示制御基板90には、可変表示の特別回数として設定可能な回数が複数種類記憶された設定回数記憶手段(ROM93)が備えられており、回数情報設定手段91bが、この設定回数記憶手段に記憶された回数のうちから回数設定制御コマンドに対応する回数を選択することにより、特別回数が設定される。具体的には、例えば、設定回数記憶手段に可変表示の特別回数として「50回」及び「100回」が記憶されており、「50回」に対応する回数設定制御コマンドが「00」、「100回」に対応する回数設定制御コマンドが「01」とする。この場合、表示制御基板90が主基板100から回数設定制御コマンド「00」を受信したときには、可変表示の特別回数として設定回数記憶手段から「50回」が選択されることとなる。
【0065】
可変表示の特別回数が設定された後、普通可変入賞球装置58に球が入賞する毎に可変表示装置44で可変表示が行われるが、普通可変入賞球装置58に球が入賞した際には、図3(b)〜(d)に示すように、変動パターンの種類等の情報を含む変動パターンコマンドが主基板100の制御コマンド送信手段101eから表示制御基板90に対して送信される。表示制御基板90では、主基板100から送信される変動パターンコマンドを制御コマンド受信手段91aで受信することにより可変表示が行われた旨の情報を得て、設定された特別回数、即ち、可変表示装置44での可変表示の残り回数から1回分ずつ回数を減算する。このように、表示制御基板90では、主基板100から送信される変動パターンコマンドと回数情報設定手段91bによって設定された特別回数とに基づき、図3(b)〜(d)で示す100回、・・・97回というように、回数情報更新手段91c(CPU91)によって回数情報が更新される。なお、この回数情報更新手段91cによって更新された可変表示の回数情報は、回数報知手段91d(CPU91)によって、可変表示装置44の表示部67で表示することにより報知される。
【0066】
ここで、遊技機1の稼動中に、図3(e)で示すように電源が遮断された場合、表示制御基板90の揮発性記憶手段に記憶された回数情報がリセットされるため、電源が遮断された時点で可変表示の残り回数(図の場合、97回)が何回であったかの情報が消去される。しかし、電源が遮断された後、図3(f)に示すように、再び電源が投入されると、図3(g)に示すように、回数記憶手段102a(RAM102)に保持(バックアップ)されていた記憶に基づいて可変表示の残り回数を示す復旧時回数制御コマンドが、復旧時コマンド送信手段101f(CPU101)によって表示制御基板90に対して送信される。
【0067】
表示制御基板90では、制御コマンド受信手段91aによって主基板100からの復旧時回数制御コマンドが受信され、この復旧時回数制御コマンドに示される可変表示の残り回数が回数情報再設定手段91e(CPU91)によって回数情報として再設定される。この場合、上記したように、電源が遮断された時点での可変表示の残り回数が97回であったため、97回に再設定される。また、表示制御基板90では、復旧時回数制御コマンドを受信したとき、初期画面設定手段91f(CPU91)が初期画面設定用データ93aを用いることにより、可変表示装置44において予め定められた初期画面を表示させる。
【0068】
そして、電源復旧後、最初に普通可変入賞球装置58に球が入賞した場合には、上記と同様に主基板100から表示制御基板90に対して変動パターンコマンドが送信されることにより、図3(h)に示すように、可変表示の残り回数は96回となり、以下同様に、図3(i)では、可変表示の残り回数が95回というように、普通可変入賞球装置58に球が入賞する毎に、可変表示の残り回数が回数情報更新手段91cにより更新されることとなる。
【0069】
なお、主基板100は、表示結果がハズレになると決定されているときに実行される可変表示である通常可変表示について、特別遊技状態でないときの可変表示時間(第1の可変表示時間)と、この第1の可変表示時間よりも短い特別遊技状態のときの可変表示時間(第2の可変表示時間)と、を決定する可変表示時間決定手段(CPU101)含んでいる。また、上記した可変表示開始制御コマンドには、可変表示時間決定手段で決定される可変表示時間を特定可能な情報が含まれている。そして、遊技状態が特別遊技状態に制御されているときに、第1の可変表示時間を示す可変表示開始制御コマンドを受信したときには、回数情報更新手段91cに含まれる回数情報初期化手段(CPU91)によって特別回数の残り回数がクリアされるように回数情報が初期化されるようになっている。即ち、遊技状態が可変表示時間の短いいわゆる時短の状態のときに、時短である旨を示さない情報を含む可変表示開始制御コマンドを表示制御基板90が受信したときには、回数情報初期化手段によってこの可変表示開始制御コマンドが初期化されることとなる。
【0070】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、請求項1の発明においては、何らかの原因で遊技機の電源が落ちた後再び電源を投入した際に、メイン基板からサブ基板に対して特別遊技状態での可変表示の残り回数を示すコマンドが送信されるため、サブ基板はこの送信されるコマンドによって、可変表示の正確な残り回数を報知することができる。
【0071】
また、請求項2の発明においては、サブ基板では、メイン基板から送信される回数設定制御情報(コマンド)に基づいて、可変表示の特別回数が選択されて揮発性記憶手段に記憶され、この記憶に基づいて特別回数の可変表示が実行されることとなる。このため、回数設定制御情報自体に可変表示の特別回数の情報を含める必要がなく、回数設定制御情報のデータ内容が複雑になることがない。
【0072】
また、請求項3の発明においては、復旧時回数制御情報(コマンド)を初期画面の表示を指示する制御コマンドと共用することができるため、制御コマンド数を減らすことによりデータ容量を削減することができる。
【0073】
また、請求項4の発明においては、特定遊技状態終了を指示する大当り終了指定制御情報(コマンド)によって可変表示の特別回数も指示されるため、回数設定用の制御コマンドを別途送信する必要がなく、制御コマンド数を減らすことによりデータ容量を削減することができる。
【0074】
また、請求項5の発明においては、特別遊技状態以外の状態で可変表示の残り回数を誤って表示してしまうことを抑止することができる。
【0075】
更に、請求項6の発明においては、テーブルに含まれるデータを変更するだけで、特別遊技状態における可変表示の特別回数を変更することができるため、遊技機の制御プログラムを共通化することができ、スペックの異なる機種の開発時の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る遊技機の正面図である。
【図2】遊技制御手段(主基板)及び演出制御手段(表示制御基板)の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態にかかる主基板から表示制御基板に送信されるコマンドと遊技機の状態との関係を示すタイムチャートである。
【図4】特定表示結果となったときの遊技状態と特定表示結果との組合せによって異なった特別回数が設定されたテーブルの一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 遊技機
90 表示制御基板
91 CPU
91a 制御コマンド受信手段
91b 回数情報設定手段
91c 回数情報更新手段
91d 回数報知手段
91e 回数情報再設定手段
91f 初期画面設定手段
100 主基板
101 CPU
101a 表示結果事前決定手段
101b 変動パターン決定手段
101c リーチ決定手段
101d 特別遊技状態制御手段
101e 制御コマンド送信手段
101f 復旧時コマンド送信手段
102a 回数記憶手段

Claims (6)

  1. 所定の始動条件の成立に基づいて各々が識別可能な複数種類の識別情報の可変表示を行って表示結果を導出表示する可変表示装置と、前記始動条件の成立に基づいて前記表示結果をその導出表示以前に決定する表示結果事前決定手段と、を備え、
    該表示結果事前決定手段が表示結果を予め定められた特定表示結果とすることを決定したときに前記可変表示装置に前記特定表示結果を表示した後に遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御する遊技機であって、
    遊技の進行を制御する遊技制御手段と、
    該遊技制御手段から送信される制御情報に応じて、遊技の演出を制御する演出制御手段と、を備え、
    前記遊技制御手段は、
    予め定められた特別条件が成立したときに、該特別条件が成立してから前記識別情報の可変表示が予め定められた特別回数実行されるまで、遊技状態を特定遊技状態と異なり、遊技者に不利な通常遊技状態に制御されているときに比べ、前記特定遊技状態になり易い特別遊技状態に制御する特別遊技状態制御手段と、
    遊技機への電力供給が停止されても記憶内容を保持可能な記憶手段であって、前記特別条件が成立してから前記識別情報の可変表示が実行された実行回数を記憶する回数記憶手段と、
    前記特別条件が成立し前記特別遊技状態への制御が開始されるときに前記特別回数を特定可能な回数設定制御情報を送信すると共に、可変表示の開始を示す可変表示開始制御情報を送信する制御情報送信手段と、
    を含み、
    前記演出制御手段は、
    遊技機への電力供給が停止されたときに記憶内容が消去される記憶手段であって、前記特別回数の残り回数を特定可能な回数情報を記憶する回数情報記憶手段と、
    前記回数設定制御情報を受信したときに該回数設定制御情報に特定される特別回数に応じて前記回数情報を設定する回数情報設定手段と、
    前記可変表示開始制御情報を受信したときに前記回数情報を更新する回数情報更新手段と、
    前記回数情報に応じて、前記特別回数の残り回数を遊技者が認識可能な報知演出を実行する回数報知手段と、
    を含み、
    前記制御情報送信手段は、遊技機への電力供給が停止された後再開したときに、前記回数記憶手段に記憶された記憶内容に基づいて、前記特別回数の残り回数を特定可能な復旧時回数制御情報を送信する機能を有し、
    前記演出制御手段は、前記復旧時回数制御情報を受信したときに、該復旧時回数制御情報に特定される前記特別回数の残り回数に応じて前記回数情報を再設定する回数情報再設定手段を含むことを特徴とする遊技機。
  2. 前記演出制御手段は、前記特別回数として設定可能な回数が複数種類記憶された設定回数記憶手段を有し、
    前記回数情報設定手段は、前記設定回数記憶手段に記憶された回数のうちから前記回数設定制御情報に対応する回数を選択することにより、前記特別回数を特定することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記演出制御手段は、前記復旧時回数設定制御情報を受信したときに、予め定められた初期画面を表示させることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 前記特別条件は、前記特定遊技状態の生起に関連して成立すると共に、前記特別遊技状態制御手段は、前記特定遊技状態が終了した後に前記特別遊技状態に制御し、
    前記回数設定制御情報は、前記特定遊技状態が終了したことを報知する終了報知を実行することを指定する大当り終了指定制御情報であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記演出制御手段は、前記表示結果事前決定手段によって前記特定表示結果とすることが決定されていないときに実行される前記識別情報の可変表示である通常可変表示の可変表示時間について、前記遊技状態制御手段により前記特別遊技状態に制御されていないときには当該通常可変表示の可変表示時間として第1の可変表示時間を決定し、前記特別遊技状態に制御されているときには当該通常可変表示の可変表示時間として前記第1の可変表示時間よりも短い第2の可変表示時間を決定する可変表示時間決定手段を含み、
    前記可変表示開始制御情報には、前記可変表示時間決定手段に決定された可変表示時間を特定可能な情報が含まれ、
    前記回数情報更新手段は、遊技状態が前記特別遊技状態に制御されているときに、前記第1の可変表示時間を特定可能な前記可変表示開始制御情報を受信したときに、前記特別回数の残り回数がクリアされるように前記回数情報を初期化する回数情報初期化手段を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 前記特別条件は、少なくとも前記識別情報の可変表示の表示結果として前記特定表示結果が表示され前記特定遊技状態に制御された後に成立し、
    前記遊技状態制御手段は、前記特定表示結果が表示されたときの遊技状態と前記特定表示結果に対応して前記特別回数が定められたテーブルを参照して前記特別回数を決定することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の遊技機。
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