JP2004340711A - 流量計の積算方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】超音波を利用した流量計で、超音波振動子の出力から瞬時流量を求める場合、測定系のゼロ点のふらつきやドリフトなどによる誤積算のため、積算表示桁の最小値がふらつくことがある。本発明の目的は、これら積算の誤りや、積算値表示の誤りを無くした流量計の積算方法を提供することにある。
【解決手段】積算表示最小値qm、時間カウンタ制限時間Tcと、表示カウンタ、作業カウンタ、時間カウンタとを設け、時間カウンタ積算値ΣTが時間カウンタ制限時間Tc以内で、作業カウンタ積算値Σqが積算表示最小値qm以上になった場合には、作業カウンタから表示カウンタに積算表示最小値qmずつ移動させて、表示カウンタ積算値ΣQを表示する方法で解決できる。
【選択図】 図2
【解決手段】積算表示最小値qm、時間カウンタ制限時間Tcと、表示カウンタ、作業カウンタ、時間カウンタとを設け、時間カウンタ積算値ΣTが時間カウンタ制限時間Tc以内で、作業カウンタ積算値Σqが積算表示最小値qm以上になった場合には、作業カウンタから表示カウンタに積算表示最小値qmずつ移動させて、表示カウンタ積算値ΣQを表示する方法で解決できる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は超音波の伝播時間から流量を計測する超音波流量計など、流体や気体の流量を計測する流量計において、積算値の誤積算を防止する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
超音波を利用した流量計は、流体の流れる管路に1対の超音波振動子を対向配置し、流体の流れに対して順方向(上流振動子で送信、下流振動子で受信)、逆方向(下流振動子で送信、上流振動子で受信)に交互に超音波パルスを送受信してガスの流れ方向と逆方向に伝播される超音波の伝播時間に基づきガスの流速を求め、この流速から流量を求めている。
超音波振動子の出力である微少な電気信号の値から瞬時流量を求める場合、超音波の伝播距離が短く限定されて伝播時間が短いために、測定誤差を生じ易く、また、ゼロ点のふらつきや2つの振動子やその送受信回路のアンバランスによるドリフトなどにより、実際には流量がゼロの場合でも、ごくわずかな流量があるような電気出力が出てしまうことがある。さらに、積算表示の表示桁の最小値付近でゼロ点がプラス・マイナスにふらつくような場合には、積算表示の最小値もふらつくことがある。この対策として、従来は、低流量レベルのしきい値を設け、このしきい値以下の流量の場合には積算しないなどの処理方法が提案されている(特許文献1参照)。この処理方法では、積算バッファという積算値とは別のカウンタを準備し、積算バッファを経由して積算を行うなどの対策がとられてい
る。
【特許文献1】
公開特許公報 第2002−116073号
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、これらの誤積算の問題点を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、流体や気体の流量を計測する流量計において、ゼロ点のふらつきやドリフトによる微少な流量の積算や、ノイズ等による一瞬の大流量の積算における誤りや、積算値表示の誤りを無くした流量計の積算方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明では、超音波の伝播時間から流体や気体の流量を計測する超音波流量計など、所定時間間隔で間欠的に瞬時流量を求めてこの瞬時流量から積算値を表示する流量計の積算方法において、積算表示最小値qm と時間カウンタ制限時間Tcとを用いて、積算表示用の積算値の誤積算を防止することとする(請求項1)。
具体的には、積算表示最小値qmと時間カウンタ制限時間Tcとを用いる方法として、流量計の積算表示最小値qmとゼロ点のふらつきやドリフトで定まる低流量しきい値qfsとから時間カウンタ制限時間Tcを予め定め、また、流量計の表示値を積算する表示カウンタ(積算値ΣQ)と、瞬時流量を積算する作業カウンタ(積算値Σq)と、時間カウンタ(積算値ΣT)とを設け、作業カウンタ積算値Σqは、測定時間間隔tTで測定する瞬時流速vfiから計算されるtT時間内の流量qtiを、積算表示最小値qmの桁以下に数桁のデータを保持して、積算し、時間カウンタ積算値ΣTが時間カウンタ制限時間Tc以内で、作業カウンタ積算値Σqが積算表示最小値qm以上になった場合には、作業カウンタから表示カウンタに積算表示最小値qmずつの移動(Σq−qm、ΣQ+qm)を作業カウンタの積算値Σqが積算表示最小値qm未満になるまで繰り返し行い、時間カウンタをクリアし、表示カウンタの積算値ΣQを表示し、時間カウンタ積算値ΣTが時間カウンタ制限時間Tcに達した場合には、作業カウンタ積算値をクリアし、時間カウンタをクリアし、表示カウンタの積算値ΣQを表示する、こととする(請求項2)。
【0005】
以下に、この請求項2の流量計の積算方法の詳細を、図1の本発明の例としての超音波ガスメータのブロック構成図と、図2の本発明の例としての表示カウンタ、作業カウンタ、時間カウンタを含む全体の流量計の処理動作を示すフロー図と、を用いて説明する。
図2に示すように、測定の開始時には、まず、時間カウンタ積算値ΣT、作業カウンタ積算値Σq、表示カウンタ積算値ΣQをクリアする。次に、tT時間間隔で測定媒体の瞬時流速vfiを測定する。図1に示すように送受信超音波素子4a,4bを測定媒体の上下流に角度をつけて対抗して設置した場合、超音波の順方向伝播時間t1i、逆方向伝播時間t2i、測定媒体の瞬時流速vfiは、次の(1)〜(3)式で表される。
【0006】
順方向伝播時間:t1i=L/(vs+vficos θ) (1)
【0007】
逆方向伝播時間:t2i=L/(vs−vficos θ) (2)
【0008】
媒体の瞬時流速:vfi=((L/t1i)−(L/t2i))/2 cosθ (3)
ここで、t1i:時間カウンタi番目の順方向伝播時間、t2i:時間カウンタi番目の逆方向伝播時間、L:送受信超音波素子の距離 θ:上下振動子の対向方向と流れ方向との角度、vs:超音波の伝播速度、vfi:時間カウンタi番目の媒体の瞬時流速、である。
次に、時間カウンタi番目の瞬時流量qfiとtT時間内の流量qtiは、(4)〜(5)式で表される。
【0009】
瞬時流量:qfi=vfiS (4)
【0010】
tT時間内の流量:qti=qfitT (5)
ここで、qfi:時間カウンタi番目の瞬時流量、S:測定管路の断面積、qti:時間カウンタi番目のtT時間内の流量、tT:測定間隔、である。
次に、時間カウンタ積算値ΣT、作業カウンタの積算値Σqにそれぞれ、tT、qtiを加算する。この際に、作業カウンタの積算値ΣqやtT時間内の流量qtiの桁数としては、積算表示最小値qmの2桁程度以下まで有効数字がとれるよう、測定時間間隔tTと関連して、瞬時流速vfiの測定精度を定めることが望ましい。
【0011】
この時点で、a)時間カウンタ積算値ΣTが時間カウンタ制限時間Tc以内で、作業カウンタ積算値Σqが積算表示最小値qm以上になった場合には、作業カウンタから表示カウンタに積算表示最小値qmずつの移動(Σq−qm、ΣQ+qm)を作業カウンタの積算値Σqが積算表示最小値qm未満になるまで繰り返し行い、時間カウンタをクリア(0)し、b)時間カウンタの積算値ΣTが積算カウンタ制限時間Tc以内であり、作業カウンタの積算値Σqが積算表示最小値qm以下の場合には、tT時間後の次回の瞬時流速測定を待つ。また、c)時間カウンタの積算値ΣTが積算カウンタ制限時間Tcに達した場合には、作業カウンタの積算値をクリアし(0)、時間カウンタをクリアする(0)。
【0012】
さらに、上記の流量計の積算方法において、予め定めた流量計の積算表示最小値qmと低流量しきい値qfsとから時間カウンタ制限時間Tcを求める方法として、低流量しきい値qfsが連続して測定され場合でも積算表示最小値qmに到達しない最大の測定回数をnとした場合に、時間カウンタ制限時間Tcは最大の測定回数nと測定間隔tTとの積であることとする(請求項3)。
以下に、この時間カウンタ制限時間Tcの決定方法を数式で表して説明する。
ゼロ点のふらつきやドリフトによる微少な流量の最大値から決められた低流量しきい値qfsと予め決められた積算表示最小値qmを利用して、時間カウンタ制限時間Tcは(6)式で表される。
【0013】
時間カウンタ制限時間:Tc=qm/qfs (6)
ここで、qm:積算表示最小値、qfs:低流量しきい値、である。
例えば、qm=1〔L〕、qts=1〔L/時間〕の場合は、Tc=60〔分〕となり、qm=1〔L〕、qts=2〔L/時間〕の場合は、Tc=30〔分〕となる。
上記の請求項2と3の方法により、時間カウンタ制限時間Tc内に流量変化が積算表示の最小値以内であると判断した場合、不必要な積算値をクリアすることにより誤積算を防止することができ、精度のよい流量計測・積算処理が実施できる。この際に、瞬時流量qfiがマイナス側にドリフトすることもあるが、積算表示最小値qmは正の数値であるために、表示カウンタ積算値ΣQの変化は無く、表示のふらつきを防止できる。
【0014】
また、上記の何れかの流量計の積算方法において、通常は起こらないことであるが、流量計に何らかの異常で起こる逆流を考慮して逆流積算表示最小値qr を定め、時間カウンタ積算値ΣTが時間カウンタ制限時間Tc以内で、作業カウンタ積算値Σqがマイナスの値でその絶対値が逆流積算表示最小値qr以上になった場合には、作業カウンタから表示カウンタに積算表示最小値qrずつの移動(Σq+qr、ΣQ−qr)を作業カウンタの積算値Σqがマイナスの値でその絶対値が逆流積算表示最小値qr未満になるまで繰り返し行い、時間カウンタをクリアし、表示カウンタの積算値ΣQを表示し、時間カウンタ積算値ΣTが時間カウンタ制限時間Tcに達した場合には、作業カウンタ積算値をクリアし、時間カウンタをクリアし、表示カウンタの積算値ΣQを表示する、こととする(請求項4)。この場合、逆流積算表示最小値qrの値は、上記の積算表示最小値qm の値と同じでも、異なっていても良く、任意の値の選択が可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の例としての超音波ガスメータのブロック構成図を示す。この図のように、超音波ガスメータはタイミング回路1、送信回路2、切替スイッチ3、上流側振動子4a、下流側振動子4bより成り超音波を送受信する超音波振動子4、増幅器を内蔵する受信回路5、時間カウンタ6a、作業カウンタ6b、表示カウンタ6cなどを内蔵するマイクロコンピュータ(マイコン)6、2個の超音波振動子4を装着した流速測定管7などにより構成されている。
この図において、まずタイミング回路1より送信回路2を経て上流側振動子4aが励振されると、流路長Lの流路を通して超音波が伝播され、下流側の振動子4bで受信されて受信回路5で増幅され、マイコン内で送信と受信との時間差から順方向伝播時間t1iが求められる。同様に、次の時点で、切替スイッチ3を切替えて、下流側の振動子4bで送信、上流側振動子4aで受信して、逆方向伝播時間t2iが求められる。この2つの伝播時間t1i、t2iから媒体の瞬時流速vfiが求められ、上述の式によりtT時間内の流量qtiが得られる。
【0016】
ここで、超音波の伝搬時間t1i、t2iは、超音波の媒体内の伝播速度(ガス中の音速)vfiと伝播距離Lにより決定されるが、一般にガスメータの場合、大きさの制限があり伝播距離Lが短く限定されるため、伝播時間t1i、t2iは数百μsとなる。この伝播時間が非常に短いため、流量の計算には誤差を生じやすく、完全なゼロ点を持たせるのには、非常に困難であり、積算処理の方法を工夫する必要がある。
以下、本発明の3つの実施例について、図に基づき説明する。
〔実施例1〕
図3は、図1の超音波ガスメータのブロック構成図で、図2の全体の流量計の処理動作を示すフロー図により、請求項2の方法で行った表示カウンタ積算値ΣQ、作業カウンタ積算値Σq、時間カウンタ積算値ΣTの時間的な推移を示す測定例の図である。ここでは積算表示最小値qmを1リットル、低流量しきい値qfsを1〔L/時間〕とした場合、時間カウンタの制限時間Tcは60分となり、この場合、時間カウンタ積算値ΣTが60分以下であれば、作業カウンタ積算値Σqが1リットル以上の時に、1リットル分を作業カウンタ積算値Σqから表示カウンタ積算値ΣQに移して時間カウンタをクリアし(図3のA、B、C区間)、時間カウンタ積算値ΣTが60分を超えれば、作業カウンタと時間カウンタをクリアし(図3のD区間)ている。このD区間では、作業カウンタ積算値Σqが60分で1リットル未満の流量しか無かったので、ゼロ点のふらつきやドリフトによる微少な流量や、ノイズ等による一瞬の大流量と判定し、作業カウンタと時間カウンタの積算値をクリアすることで、誤積算の防止ができる。
〔実施例2〕
図4には、実施例1と同様な構成で、請求項2の方法で行った表示カウンタ積算値ΣQ、作業カウンタ積算値Σq、時間カウンタ積算値ΣTの時間的な推移を示す別の測定例の図である。ここでも積算表示最小値qmを1リットル、時間カウンタの制限時間Tcを60分、測定時間間隔tTを1分として、時間カウンタ積算値が60分以下であれば、作業カウンタ積算値Σqが1リットル以上の時に、1リットル分を作業カウンタ積算値Σqから表示カウンタ積算値ΣQに移して時間カウンタをクリアし(図4のE、F、G区間)ている。しかし、F区間では、作業カウンタ積算値Σqは、ゼロ点のふらつきやドリフトによりマイナスの値になっている時間があるが、積算表示最小値の+1リットルを超えていないので、表示カウンタの積算値即ち実際の積算表示の変動は無く、ゼロ点のふらつきやドリフトによる表示値の不安定を防止できる。
〔実施例3〕
図5には、実施例1と同様な構成で、請求項4の方法で行った表示カウンタ積算値ΣQ、作業カウンタ積算値Σq、時間カウンタ積算値ΣTの時間的な推移を示す測定例の図である。ここでは積算表示最小値qmを1リットル、逆流積算表示最小値qrを1リットル、時間カウンタの制限時間Tcを60分、測定時間間隔tTを1分としている。時間カウンタ積算値が60分以下であれば、作業カウンタ積算値Σqが1リットル以上の時に、1リットル分を作業カウンタ積算値Σqから表示カウンタ積算値ΣQに移して時間カウンタをクリアし(図4のH、J、K、L区間)ている。ただし、I区間では、作業カウンタ積算値Σqは、マイナスの値になっている時間があり、何らかの異常状態により積算表示最小値がマイナスで1リットルを超えている区間があるので、その時点で表示カウンタ積算値ΣQの表示は1リットル減らされることになる。
【0017】
【発明の効果】
本発明では、流量計の時間カウンタ制限時間Tcを積算表示最小値qmと低流量しきい値qfsとから予め定め、また、流量計の積算値を表示する表示カウンタと、作業カウンタと、時間カウンタとを設け、時間カウンタ積算値ΣTが時間カウンタ制限時間Tc以内で、作業カウンタ積算値Σqが積算表示最小値qm以上になった場合には、作業カウンタから表示カウンタに積算表示最小値qmを移動させ、時間カウンタ積算値ΣTがが時間カウンタ制限時間Tcに達した場合には、作業カウンタと時間カウンタをクリアすることで、不必要な桁の積算値をクリアして誤積算による積算値の表示を防止できる。また、流量計に何らかの異常で起こる逆流に対しては逆流積算表示最小値qrを定めることで、表示積算値Σqがマイナスの値でその絶対値が逆流積算表示最小値qr以上になった場合に積算値の訂正ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の例としての超音波ガスメータのブロック構成図
【図2】本発明の例としての表示カウンタ、作業カウンタ、時間カウンタを含む全体の流量計の処理動作を示すフロー図
【図3】本発明の請求項2の方法で行った表示カウンタ積算値ΣQ、作業カウンタ積算値Σq、時間カウンタ積算値ΣTの時間的な推移を示す測定例の図
【図4】本発明の請求項2の方法で行った表示カウンタ積算値ΣQ、作業カウンタ積算値Σq、時間カウンタ積算値ΣTの時間的な推移を示す別の測定例の図
【図5】本発明の請求項4の方法で行った表示カウンタ積算値ΣQ、作業カウンタ積算値Σq、時間カウンタ積算値ΣTの時間的な推移を示す別の測定例の図
【符号の説明】
1 : タイミング回路
2 : 送信回路
3 : 切替スイッチ
4 : 超音波振動子
4a: 上流側振動子
4b: 下流側振動子
5 : 受信回路
6 : マイコン
6a: 時間カウンタ
6b: 作業カウンタ
6c: 表示カウンタ
7 : 流速測定管
【発明の属する技術分野】
本発明は超音波の伝播時間から流量を計測する超音波流量計など、流体や気体の流量を計測する流量計において、積算値の誤積算を防止する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
超音波を利用した流量計は、流体の流れる管路に1対の超音波振動子を対向配置し、流体の流れに対して順方向(上流振動子で送信、下流振動子で受信)、逆方向(下流振動子で送信、上流振動子で受信)に交互に超音波パルスを送受信してガスの流れ方向と逆方向に伝播される超音波の伝播時間に基づきガスの流速を求め、この流速から流量を求めている。
超音波振動子の出力である微少な電気信号の値から瞬時流量を求める場合、超音波の伝播距離が短く限定されて伝播時間が短いために、測定誤差を生じ易く、また、ゼロ点のふらつきや2つの振動子やその送受信回路のアンバランスによるドリフトなどにより、実際には流量がゼロの場合でも、ごくわずかな流量があるような電気出力が出てしまうことがある。さらに、積算表示の表示桁の最小値付近でゼロ点がプラス・マイナスにふらつくような場合には、積算表示の最小値もふらつくことがある。この対策として、従来は、低流量レベルのしきい値を設け、このしきい値以下の流量の場合には積算しないなどの処理方法が提案されている(特許文献1参照)。この処理方法では、積算バッファという積算値とは別のカウンタを準備し、積算バッファを経由して積算を行うなどの対策がとられてい
る。
【特許文献1】
公開特許公報 第2002−116073号
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、これらの誤積算の問題点を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、流体や気体の流量を計測する流量計において、ゼロ点のふらつきやドリフトによる微少な流量の積算や、ノイズ等による一瞬の大流量の積算における誤りや、積算値表示の誤りを無くした流量計の積算方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明では、超音波の伝播時間から流体や気体の流量を計測する超音波流量計など、所定時間間隔で間欠的に瞬時流量を求めてこの瞬時流量から積算値を表示する流量計の積算方法において、積算表示最小値qm と時間カウンタ制限時間Tcとを用いて、積算表示用の積算値の誤積算を防止することとする(請求項1)。
具体的には、積算表示最小値qmと時間カウンタ制限時間Tcとを用いる方法として、流量計の積算表示最小値qmとゼロ点のふらつきやドリフトで定まる低流量しきい値qfsとから時間カウンタ制限時間Tcを予め定め、また、流量計の表示値を積算する表示カウンタ(積算値ΣQ)と、瞬時流量を積算する作業カウンタ(積算値Σq)と、時間カウンタ(積算値ΣT)とを設け、作業カウンタ積算値Σqは、測定時間間隔tTで測定する瞬時流速vfiから計算されるtT時間内の流量qtiを、積算表示最小値qmの桁以下に数桁のデータを保持して、積算し、時間カウンタ積算値ΣTが時間カウンタ制限時間Tc以内で、作業カウンタ積算値Σqが積算表示最小値qm以上になった場合には、作業カウンタから表示カウンタに積算表示最小値qmずつの移動(Σq−qm、ΣQ+qm)を作業カウンタの積算値Σqが積算表示最小値qm未満になるまで繰り返し行い、時間カウンタをクリアし、表示カウンタの積算値ΣQを表示し、時間カウンタ積算値ΣTが時間カウンタ制限時間Tcに達した場合には、作業カウンタ積算値をクリアし、時間カウンタをクリアし、表示カウンタの積算値ΣQを表示する、こととする(請求項2)。
【0005】
以下に、この請求項2の流量計の積算方法の詳細を、図1の本発明の例としての超音波ガスメータのブロック構成図と、図2の本発明の例としての表示カウンタ、作業カウンタ、時間カウンタを含む全体の流量計の処理動作を示すフロー図と、を用いて説明する。
図2に示すように、測定の開始時には、まず、時間カウンタ積算値ΣT、作業カウンタ積算値Σq、表示カウンタ積算値ΣQをクリアする。次に、tT時間間隔で測定媒体の瞬時流速vfiを測定する。図1に示すように送受信超音波素子4a,4bを測定媒体の上下流に角度をつけて対抗して設置した場合、超音波の順方向伝播時間t1i、逆方向伝播時間t2i、測定媒体の瞬時流速vfiは、次の(1)〜(3)式で表される。
【0006】
順方向伝播時間:t1i=L/(vs+vficos θ) (1)
【0007】
逆方向伝播時間:t2i=L/(vs−vficos θ) (2)
【0008】
媒体の瞬時流速:vfi=((L/t1i)−(L/t2i))/2 cosθ (3)
ここで、t1i:時間カウンタi番目の順方向伝播時間、t2i:時間カウンタi番目の逆方向伝播時間、L:送受信超音波素子の距離 θ:上下振動子の対向方向と流れ方向との角度、vs:超音波の伝播速度、vfi:時間カウンタi番目の媒体の瞬時流速、である。
次に、時間カウンタi番目の瞬時流量qfiとtT時間内の流量qtiは、(4)〜(5)式で表される。
【0009】
瞬時流量:qfi=vfiS (4)
【0010】
tT時間内の流量:qti=qfitT (5)
ここで、qfi:時間カウンタi番目の瞬時流量、S:測定管路の断面積、qti:時間カウンタi番目のtT時間内の流量、tT:測定間隔、である。
次に、時間カウンタ積算値ΣT、作業カウンタの積算値Σqにそれぞれ、tT、qtiを加算する。この際に、作業カウンタの積算値ΣqやtT時間内の流量qtiの桁数としては、積算表示最小値qmの2桁程度以下まで有効数字がとれるよう、測定時間間隔tTと関連して、瞬時流速vfiの測定精度を定めることが望ましい。
【0011】
この時点で、a)時間カウンタ積算値ΣTが時間カウンタ制限時間Tc以内で、作業カウンタ積算値Σqが積算表示最小値qm以上になった場合には、作業カウンタから表示カウンタに積算表示最小値qmずつの移動(Σq−qm、ΣQ+qm)を作業カウンタの積算値Σqが積算表示最小値qm未満になるまで繰り返し行い、時間カウンタをクリア(0)し、b)時間カウンタの積算値ΣTが積算カウンタ制限時間Tc以内であり、作業カウンタの積算値Σqが積算表示最小値qm以下の場合には、tT時間後の次回の瞬時流速測定を待つ。また、c)時間カウンタの積算値ΣTが積算カウンタ制限時間Tcに達した場合には、作業カウンタの積算値をクリアし(0)、時間カウンタをクリアする(0)。
【0012】
さらに、上記の流量計の積算方法において、予め定めた流量計の積算表示最小値qmと低流量しきい値qfsとから時間カウンタ制限時間Tcを求める方法として、低流量しきい値qfsが連続して測定され場合でも積算表示最小値qmに到達しない最大の測定回数をnとした場合に、時間カウンタ制限時間Tcは最大の測定回数nと測定間隔tTとの積であることとする(請求項3)。
以下に、この時間カウンタ制限時間Tcの決定方法を数式で表して説明する。
ゼロ点のふらつきやドリフトによる微少な流量の最大値から決められた低流量しきい値qfsと予め決められた積算表示最小値qmを利用して、時間カウンタ制限時間Tcは(6)式で表される。
【0013】
時間カウンタ制限時間:Tc=qm/qfs (6)
ここで、qm:積算表示最小値、qfs:低流量しきい値、である。
例えば、qm=1〔L〕、qts=1〔L/時間〕の場合は、Tc=60〔分〕となり、qm=1〔L〕、qts=2〔L/時間〕の場合は、Tc=30〔分〕となる。
上記の請求項2と3の方法により、時間カウンタ制限時間Tc内に流量変化が積算表示の最小値以内であると判断した場合、不必要な積算値をクリアすることにより誤積算を防止することができ、精度のよい流量計測・積算処理が実施できる。この際に、瞬時流量qfiがマイナス側にドリフトすることもあるが、積算表示最小値qmは正の数値であるために、表示カウンタ積算値ΣQの変化は無く、表示のふらつきを防止できる。
【0014】
また、上記の何れかの流量計の積算方法において、通常は起こらないことであるが、流量計に何らかの異常で起こる逆流を考慮して逆流積算表示最小値qr を定め、時間カウンタ積算値ΣTが時間カウンタ制限時間Tc以内で、作業カウンタ積算値Σqがマイナスの値でその絶対値が逆流積算表示最小値qr以上になった場合には、作業カウンタから表示カウンタに積算表示最小値qrずつの移動(Σq+qr、ΣQ−qr)を作業カウンタの積算値Σqがマイナスの値でその絶対値が逆流積算表示最小値qr未満になるまで繰り返し行い、時間カウンタをクリアし、表示カウンタの積算値ΣQを表示し、時間カウンタ積算値ΣTが時間カウンタ制限時間Tcに達した場合には、作業カウンタ積算値をクリアし、時間カウンタをクリアし、表示カウンタの積算値ΣQを表示する、こととする(請求項4)。この場合、逆流積算表示最小値qrの値は、上記の積算表示最小値qm の値と同じでも、異なっていても良く、任意の値の選択が可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の例としての超音波ガスメータのブロック構成図を示す。この図のように、超音波ガスメータはタイミング回路1、送信回路2、切替スイッチ3、上流側振動子4a、下流側振動子4bより成り超音波を送受信する超音波振動子4、増幅器を内蔵する受信回路5、時間カウンタ6a、作業カウンタ6b、表示カウンタ6cなどを内蔵するマイクロコンピュータ(マイコン)6、2個の超音波振動子4を装着した流速測定管7などにより構成されている。
この図において、まずタイミング回路1より送信回路2を経て上流側振動子4aが励振されると、流路長Lの流路を通して超音波が伝播され、下流側の振動子4bで受信されて受信回路5で増幅され、マイコン内で送信と受信との時間差から順方向伝播時間t1iが求められる。同様に、次の時点で、切替スイッチ3を切替えて、下流側の振動子4bで送信、上流側振動子4aで受信して、逆方向伝播時間t2iが求められる。この2つの伝播時間t1i、t2iから媒体の瞬時流速vfiが求められ、上述の式によりtT時間内の流量qtiが得られる。
【0016】
ここで、超音波の伝搬時間t1i、t2iは、超音波の媒体内の伝播速度(ガス中の音速)vfiと伝播距離Lにより決定されるが、一般にガスメータの場合、大きさの制限があり伝播距離Lが短く限定されるため、伝播時間t1i、t2iは数百μsとなる。この伝播時間が非常に短いため、流量の計算には誤差を生じやすく、完全なゼロ点を持たせるのには、非常に困難であり、積算処理の方法を工夫する必要がある。
以下、本発明の3つの実施例について、図に基づき説明する。
〔実施例1〕
図3は、図1の超音波ガスメータのブロック構成図で、図2の全体の流量計の処理動作を示すフロー図により、請求項2の方法で行った表示カウンタ積算値ΣQ、作業カウンタ積算値Σq、時間カウンタ積算値ΣTの時間的な推移を示す測定例の図である。ここでは積算表示最小値qmを1リットル、低流量しきい値qfsを1〔L/時間〕とした場合、時間カウンタの制限時間Tcは60分となり、この場合、時間カウンタ積算値ΣTが60分以下であれば、作業カウンタ積算値Σqが1リットル以上の時に、1リットル分を作業カウンタ積算値Σqから表示カウンタ積算値ΣQに移して時間カウンタをクリアし(図3のA、B、C区間)、時間カウンタ積算値ΣTが60分を超えれば、作業カウンタと時間カウンタをクリアし(図3のD区間)ている。このD区間では、作業カウンタ積算値Σqが60分で1リットル未満の流量しか無かったので、ゼロ点のふらつきやドリフトによる微少な流量や、ノイズ等による一瞬の大流量と判定し、作業カウンタと時間カウンタの積算値をクリアすることで、誤積算の防止ができる。
〔実施例2〕
図4には、実施例1と同様な構成で、請求項2の方法で行った表示カウンタ積算値ΣQ、作業カウンタ積算値Σq、時間カウンタ積算値ΣTの時間的な推移を示す別の測定例の図である。ここでも積算表示最小値qmを1リットル、時間カウンタの制限時間Tcを60分、測定時間間隔tTを1分として、時間カウンタ積算値が60分以下であれば、作業カウンタ積算値Σqが1リットル以上の時に、1リットル分を作業カウンタ積算値Σqから表示カウンタ積算値ΣQに移して時間カウンタをクリアし(図4のE、F、G区間)ている。しかし、F区間では、作業カウンタ積算値Σqは、ゼロ点のふらつきやドリフトによりマイナスの値になっている時間があるが、積算表示最小値の+1リットルを超えていないので、表示カウンタの積算値即ち実際の積算表示の変動は無く、ゼロ点のふらつきやドリフトによる表示値の不安定を防止できる。
〔実施例3〕
図5には、実施例1と同様な構成で、請求項4の方法で行った表示カウンタ積算値ΣQ、作業カウンタ積算値Σq、時間カウンタ積算値ΣTの時間的な推移を示す測定例の図である。ここでは積算表示最小値qmを1リットル、逆流積算表示最小値qrを1リットル、時間カウンタの制限時間Tcを60分、測定時間間隔tTを1分としている。時間カウンタ積算値が60分以下であれば、作業カウンタ積算値Σqが1リットル以上の時に、1リットル分を作業カウンタ積算値Σqから表示カウンタ積算値ΣQに移して時間カウンタをクリアし(図4のH、J、K、L区間)ている。ただし、I区間では、作業カウンタ積算値Σqは、マイナスの値になっている時間があり、何らかの異常状態により積算表示最小値がマイナスで1リットルを超えている区間があるので、その時点で表示カウンタ積算値ΣQの表示は1リットル減らされることになる。
【0017】
【発明の効果】
本発明では、流量計の時間カウンタ制限時間Tcを積算表示最小値qmと低流量しきい値qfsとから予め定め、また、流量計の積算値を表示する表示カウンタと、作業カウンタと、時間カウンタとを設け、時間カウンタ積算値ΣTが時間カウンタ制限時間Tc以内で、作業カウンタ積算値Σqが積算表示最小値qm以上になった場合には、作業カウンタから表示カウンタに積算表示最小値qmを移動させ、時間カウンタ積算値ΣTがが時間カウンタ制限時間Tcに達した場合には、作業カウンタと時間カウンタをクリアすることで、不必要な桁の積算値をクリアして誤積算による積算値の表示を防止できる。また、流量計に何らかの異常で起こる逆流に対しては逆流積算表示最小値qrを定めることで、表示積算値Σqがマイナスの値でその絶対値が逆流積算表示最小値qr以上になった場合に積算値の訂正ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の例としての超音波ガスメータのブロック構成図
【図2】本発明の例としての表示カウンタ、作業カウンタ、時間カウンタを含む全体の流量計の処理動作を示すフロー図
【図3】本発明の請求項2の方法で行った表示カウンタ積算値ΣQ、作業カウンタ積算値Σq、時間カウンタ積算値ΣTの時間的な推移を示す測定例の図
【図4】本発明の請求項2の方法で行った表示カウンタ積算値ΣQ、作業カウンタ積算値Σq、時間カウンタ積算値ΣTの時間的な推移を示す別の測定例の図
【図5】本発明の請求項4の方法で行った表示カウンタ積算値ΣQ、作業カウンタ積算値Σq、時間カウンタ積算値ΣTの時間的な推移を示す別の測定例の図
【符号の説明】
1 : タイミング回路
2 : 送信回路
3 : 切替スイッチ
4 : 超音波振動子
4a: 上流側振動子
4b: 下流側振動子
5 : 受信回路
6 : マイコン
6a: 時間カウンタ
6b: 作業カウンタ
6c: 表示カウンタ
7 : 流速測定管
Claims (4)
- 超音波の伝播時間から流体や気体の流量を計測する超音波流量計など、所定時間間隔で間欠的に瞬時流量を求めてこの瞬時流量から積算値を表する流量計の積算方法において、積算表示最小値qmと時間カウンタ制限時間Tcとを用いて、積算表示用の積算値の誤積算を防止することを特徴とする流量計の積算方法。
- 請求項1に記載の流量計の積算方法において、積算表示最小値qmと時間カウンタ制限時間Tcとを用いる方法として、
流量計の積算表示最小値qmと計測において無視可能な低流量しきい値qfsとから時間カウンタ制限時間Tcを予め定め、また、流量計の表示値を積算する表示カウンタ(積算値ΣQ)と、瞬時流量を積算する作業カウンタ(積算値Σq)と、時間カウンタ(積算値ΣT)とを設け、
作業カウンタ積算値Σqは、測定時間間隔tTで測定する瞬時流速vfiから計算されるtT時間内の流量qtiを、積算表示最小値qmの桁以下に数桁のデータを保持して、積算し、
時間カウンタ積算値ΣTが時間カウンタ制限時間Tc以内で、作業カウンタ積算値Σqが積算表示最小値qm以上になった場合には、作業カウンタから表示カウンタに積算表示最小値qmずつの移動(Σq−qm、ΣQ+qm)を作業カウンタの積算値Σqが積算表示最小値qm未満になるまで繰り返し行い、時間カウンタをクリアし、表示カウンタの積算値ΣQを表示し、
時間カウンタ積算値ΣTが時間カウンタ制限時間Tcに達した場合には、作業カウンタ積算値をクリアし、時間カウンタをクリアし、表示カウンタの積算値ΣQを表示する、ことを特徴とする流量計の積算方法。 - 請求項2に記載の流量計の積算方法において、
予め定めた流量計の積算表示最小値qmと低流量しきい値qfsとから時間カウンタ制限時間Tcを求る方法として、低流量しきい値qfsが連続して測定され場合でも積算表示最小値qmに到達しない最大の測定回数をnとした場合に、時間カウンタ制限時間Tcは最大の測定回数nと測定間隔tTとの積であることを特徴とする流量計の積算方法。 - 請求項1から3の何れかに記載の流量計の積算方法において、流量計に何らかの異常で起こる逆流を考慮して逆流積算表示最小値qrを定め、
時間カウンタ積算値ΣTが時間カウンタ制限時間Tc以内で、作業カウンタ積算値Σqがマイナスの値でその絶対値が逆流積算表示最小値qr以上になった場合には、作業カウンタから表示カウンタに積算表示最小値qrずつの移動(Σq+qr、ΣQ−qr)を作業カウンタの積算値Σqがマイナスの値でその絶対値が逆流積算表示最小値qr未満になるまで繰り返し行い、時間カウンタをクリアし、表示カウンタの積算値ΣQを表示し、
時間カウンタ積算値ΣTが時間カウンタ制限時間Tcに達した場合には、作業カウンタ積算値をクリアし、時間カウンタをクリアし、表示カウンタの積算値ΣQを表示する、ことを特徴とする流量計の積算方法。
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