【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば海岸や河川、池等で施工される護岸工法、あるいは盛土や切土において法面を補強、保護するために使用される土木用のブロックマットおよびその敷設方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
この種の施工方法は、具体的にはシート状の基布にブロックを、多数、並んだ状態で取り付けたマット、すなわちブロックマットを使用して行うものである（特許文献１及び特許文献２参照）。
上から見てトラック状の法面にブロックマットを敷設する場合、特に法肩、法尻あるいはコーナー部（曲線部）においては、特別な施工上のテクニックを必要とする。
【０００３】
例えば、水平面から法尻にかけてブロックマットを連続延長して敷設する場合、側面図（地面は断面）の図１０（Ａ）に示すように、ブロックが丁度、法尻１０２に位置すると、そのブロック同士が邪魔になってブロックマット１を折り曲げることができない。
そのため、図１０（Ｂ）に示すように、ブロックマット１を一旦、吊り上げて隣り合うブロック３の境界まで移動しなければならない（矢印方向参照）。
ブロックマット自体はかなりの重量を有することから、このような移動は施工上、極めて能率が悪い。
このようなことは、法肩に敷設する場合にも言える。
【０００４】
また、側面図（地面は断面）の図１１（Ａ）に示すように、並んでいるブロック同士が接触するまでの角度範囲まではクリテカルに施工可能であるが、それ以上の角度はブロック同士が衝突しあって、傾斜が取れない。
もっとも、そのために、図１１（Ｂ）に示すように、衝合する位置にあるブロック３を丸ごと取り除いてやればよいが、その作業は負担が大きく極めて能率が悪い。
しかもブロック取り除いた部分が大きく余白部分となって残る。
【０００５】
一方、コーナー部を持つ法面（すなわち敷設面を上方から見た場合に湾曲している法面）の施工を想定した場合、上部と下部の曲率半径の差によって、ブロックマット同士の突き合わせ部に必然的に概略三角形の空間が発生する。
そのため三角形状に切断した別のブロックマットをその空間に補充するか、また、上記の概略三角形の隙間が生じないように、ブロックマット同士の端部を斜め方向に切断しなければならない。
何れにしても、ブロックマットを切断する必要があるが、その場合、ブロックマットには、ブロックが整然と並んで取り付けられているために、その切断端は、図１２に示すように、段状に切断されることとなる。
そのために、隣接するブロックマット間には余白空間Ｓが大きく生じる結果、該空間をモルタル等を使って埋める必要があり極めて面倒である。
【０００６】
【特許文献１】
特開昭６０−１６６０７号公報
【特許文献２】
特許第２９７２９６３号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
従来では法肩、法尻或いはコーナー部の施工において、手間がかかることから施工工数が増加し、或いはモルタル等の付属材料が必要になる。
一方、ブロックを１枚１枚現場合わせしながら、それ自体切断して施工するのは極めて困難である。
【０００８】
本発明はかかる実情に鑑み、容易かつ適正にしかも効率よくブロックマットを敷設し得るブロックマットおよびその敷設方法を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
かくして、本発明者は、このような課題背景に対して鋭意研究を重ねた結果、本来、切断しにくいブロックを部分的に切断し易くすることにより、上記の諸問題点を解決することができることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成させたものである。
【００１０】
すなわち、本発明は、（１）、多孔質かつ可撓性を有するシートに多数のブロックを固定したブロックマットであって、該ブロックにその切断を容易にする切断溝を設けたブロックマットに存する。
【００１１】
そして、（２）、前記切断溝が、縦および横方向に碁盤目状に複数形成されているブロックマットに存する。
【００１２】
そしてまた、（３）、前記切断溝が、対角線に沿って複数形成されているブロックマットに存する。
【００１３】
そしてまた、（４）、前記切断溝が、ブロックマットの一部の領域のブロックのみに形成されているブロックマットに存する。
【００１４】
そしてまた、（５）、前記一部の領域が、ブロックマットの両端から一定領域であるブロックマットに存する。
【００１５】
そしてまた、（６）、ブロックに植生用の貫通穴が形成されているブロックマットに存する。
【００１６】
そしてまた、（７）、上記（１）記載のブロックマットを法面に載置し、その後、複数の切断溝から一部の切断溝を選択し、その切断溝に沿ってブロックを分離するブロックマットの敷設方法に存する。
【００１７】
そしてまた、（８）、上記（１）記載のブロックマットのブロックを複数の切断溝から一部の切断溝を選択してその切断溝に沿ってブロックを分離し、その後、ブロックマットを法面に載置するブロックマットの敷設方法に存する。
【００１８】
本発明によれば、ブロックマットを法面に載置し、切断溝に沿って切り離すことで、ブロックマットをずらしながら敷設し、あるいは充填用モルタルを使用することなく、簡単かつ適正に敷設することができる。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明によるブロックマットおよびその敷設方法の好適な実施の形態を説明する。
【００２０】
〔第１の実施の形態〕
図１は、本発明の実施形態におけるブロックマットの例を示し、（Ａ）は、平面図、（Ｂ）は側面図である。
このブロックマット１は、多孔質かつ可撓性を有するシート２に多数のブロック３を固定したものである。
【００２１】
図示は簡略化しているが、シート２上に複数のほぼ矩形状のブロック３が縦方向および横方向に整然と並んで固着されている。
ブロックの固着（固定）手段あるいは固着（固定）方法としては、例えば、ブロック３の成形時に、シート２をブロック３と同時一体化する方法、また、接着剤によってブロック３をシート２に固定する方法等、公知の方法を採用することができる。
【００２２】
シート２としては屈曲性を有する網地、編地、織地もしくは不織布等、種々の形態が採用可能であり、その材質として、例えばポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等が採用可能である。
また、ブロック３として典型的にはコンクリートのブロック等が好適である、シート２は、例えば、縦、横長さがそれぞれ数メートルを有する矩形状等とし、また、ブロック３は例えば一辺の長さが数十センチメートル程度の四角形とする。
【００２３】
また、ブロック３は、植生用として用いるものは、真ん中に貫通孔５を設けて、その穴に土壌を充填できるようにする（尚、本発明の実施の形態で示すものは、このような植生用の貫通孔５を設けたもので示す）。
また、図１のブロックマット１は、ブロックの一部の片にマット代２Ａ（すなわちブロックの配置されていない領域）を有するものを示したが、このマット代２Ａの採り方はブロックマット１によって異なるものであり、無い場合もある。
【００２４】
さて、本発明のブロックマットは、そのうちのブロック３に切断を容易にする切断溝４を設けたことが主なる特徴である。
切断溝４は、ブロック３の設定された必要位置に形成されている。
切断溝４の深さは、ブロック３の所定強度を確保した上で、且つ切断溝４に沿って容易に切断し得るように設定されている。
【００２５】
図２は、そのブロックマットのブロックを拡大して示したものである。
図２の図示例では、ブロック３に縦及び横方向に碁盤目状の複数の切断溝４が形成されている。
このブロック３を有するブロックマット１は、法肩または法尻に敷設するのに効果的である。
【００２６】
例えば図４に示すように、ブロックマット１を法肩１０１を持つ法面１００に載置する。
その後、複数の切断溝４（Ｌ１，Ｌ２，Ｌ３，Ｌ４，Ｌ５，Ｌ６）から法肩１０１のラインに位置する切断溝、例えば中央位置に形成されている切断溝Ｌ２（図２参照）を選択し、その切断溝に沿ってブロック３を切断する。
これでブロック自体が分割されるので、障害とならずに法肩１０１のラインでブロックマット１を折り曲げることができる。
【００２７】
このようにブロックマット１を載置して、選択された切断溝４に添って切断するだけで簡単かつ適正に敷設することが可能となる。
なお、ブロック３の切断に際しては、応力を加えたり、またコンクリートカッタ等の治具を利用して効率的に行なうことができる。
【００２８】
図５は、ブロックマット１を法尻１０２を持つ法面１００に載置する場合を示す。
ブロックマット１を法尻１０２を含む法面上に載置した後、ブロック３の一部を除去する。
【００２９】
すなわち、図２に示すようなブロックマット１の複数の切断溝４（Ｌ１，Ｌ２，Ｌ３，Ｌ４，Ｌ５，Ｌ６）から、例えば切断溝Ｌ１，Ｌ２を選択し、その切断溝に沿って切断して、その間のブロックを取り除くのである。
これで法面（傾斜角θ１）におけるブロック同士が障害とならずに法尻１０２の線でブロックマット１を十分な余裕を持って折り曲げることができる〔図５（Ａ）参照〕。
このようにブロック３の一部を除去することにより、更に急角度θ２（θ２＞θ１）の法面に対しても対応することが可能となる〔図５（Ｂ）参照〕。
【００３０】
〔第２の実施の形態〕
図３の図示例では、ブロック３に対角線方向に（すなわち斜め方向に）、傾斜αの複数（ここでは５条）の切断溝４（Ｌ１，Ｌ２，Ｌ３，Ｌ４，Ｌ５）が形成されている。
このブロック３を有するブロックマット１は、特にコーナー部を敷設する場合に極めて有効である。
【００３１】
（方法１）
その場合、先ず、隣接するブロックマット１同士の突き合わせ部を割り付け図を基準にして切断する。
ここで、両ブロックマット１を突き合わせできるように、それぞれ斜め方向に切断するが（尚、マット自体は切断が容易に行えるものである）、その際、ブロックマット１のブロック３を、図３（Ａ）の切断溝Ｌ４に沿って切断すると図３（Ｂ）のような台形のブロック３Ａとなる。
また、ブロック３を、図３（Ａ）の切断溝Ｌ２に沿って切断すると、図３（Ｃ）のような三角形のブロック３Ｂとなる。
【００３２】
すなわち、ブロック３を切断溝Ｌ４や切断溝Ｌ２に沿って切断することで、ブロックマット１を従来のように階段状ではなく、斜め方向に直線状に切断することが可能となるのである。
もっとも、切断する場合には、突き合わせるブロックマット同士の重なり部ができるように、マット代を多少残すように切断することも行われる。
ここのように斜め方向に直線状に切断したブロックマット１を墨み出しされた法面に載置する。
図６は、このようにブロックマット１を切断後、法面に載置する敷設した状態を示すものである。
【００３３】
（方法２）
以上は、ブロックマット１を切断後、法面に載置する敷設した方法を示したが、法面に載置した後に切断する方法もある。
すなわちコーナー部において、法面に隣接するブロックマット１を載置する。そして、両ブロックマット１を突き合わせできるように、それぞれ斜め方向に切断する。
この場合、ブロック３の切断溝Ｌ４や切断溝Ｌ２に沿って切断することで、ブロックマットは斜め方向に直線状に切断される。
その結果、図６のようにコーナー部を有する法面に敷設されるものである。
【００３４】
〔第３の実施の形態〕
図７は、ブロックマット１においてク対角線の位置に２本の切断溝４（Ｌ１，Ｌ２）が形成されているブロック３を示す拡大図である。
すなわち、切断溝４（Ｌ１）を選択してその切断溝に沿ってブロック３を含むブロックマット１を斜め方向に直線状に切断する。
このような隣接するブロックマット１を相互に突き合わせて法面に載置することで、容易に図８に示すような湾曲面を有するコーナ部が敷設形成される。
【００３５】
〔第４の実施の形態〕
この実施の形態は、ブロックマット１における切断溝４が、ブロックマット１の一部の領域のブロック３のみに形成されているものである。
すなわち施工時に切断する必要性が高い領域のブロックマット１のブロック３にのみ切断溝４を形成している。
例えば、図９（Ａ）のブロックマット１は、ブロックマットの両端から一定領域にある幾つかのブロック３に対して切断溝４が形成されているブロックマットである。
また、例えば、図９（Ｂ）のブロックマット１は、ブロックマットの両端から一定領域にある幾つかのブロック３に対して切断溝４が形成されているブロックマットである。
【００３６】
以上、本発明を述べてきたが、本発明は上記実施形態にのみ限定されるものでなく、本発明の範囲内で種々の変形等が可能である。
例えば、ブロック３に形成される切断溝４の条数あるいは傾斜角度等は、必要に応じて適宜変更が可能である。
また、ブロックマット自体の外形やマット代の大きさは適宜選択できるものである。
【００３７】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、この種のブロックマットを法面に敷設する際、切断溝に沿って分離することで簡単かつ適正に敷設することができる。
また、手間がかからず、極めて効率良くブロックマットを敷設することができる。
したがって、特に法肩、法尻、或いはコーナー部の施工において、施工人員を実質的に減少するとともにモルタル等の付属材料を使わないことからも作業効率が向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明の実施形態におけるブロックマットの例を示し、（Ａ）は、平面図、（Ｂ）は側面図である。
【図２】図２は、本発明の実施形態におけるブロックマットのブロックを拡大して示した斜視図である。
【図３】図３は、本発明の実施形態におけるブロックマットのブロックを拡大して示した平面図であり、（Ａ）は切断前、（Ｂ）は切断後の台形のもの、（Ｃ）は切断後の三角形のものを示す。
【図４】図４は、本発明におけるブロックマットの敷設方法を説明する側面図である。
【図５】図５は、本発明におけるブロックマットの敷設方法を説明する側面図であり、それぞれ法面の傾斜角の異なる場合を示す。
【図６】図６は、本発明のコーナー部におけるブロックマットの敷設方法を説明する平面図である。
【図７】図７は、本発明の実施形態におけるブロックマットのブロックを拡大して示した斜視図である。
【図８】図８は、本発明のコーナー部におけるブロックマットの別の敷設方法を説明する平面図である。
【図９】図９は、それそれブロックマット１における切断溝４が、ブロックマット１の一部の領域のブロック３のみに形成されているものを示す平面図である。
【図１０】図１０は、従来例におけるブロックマットの敷設方法を説明する側面図である。
【図１１】図１１は、従来例におけるブロックマットの別の敷設方法を説明する側面図である。
【図１２】図１２は、従来例のコーナー部におけるブロックマットの敷設方法を説明する平面図である。
【符号の説明】
１…ブロックマット
１０１…法肩
１０２…法尻
２…シート
２Ａ…シート代
３…ブロック
４（Ｌ１，Ｌ２，Ｌ３，Ｌ４，Ｌ５，Ｌ６）…切断溝
５…植生穴
Ｓ…余白空間[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a revetment method constructed on a beach, a river, a pond, or the like, or a block mat for civil engineering used to reinforce and protect a slope in an embankment or cut, and a method of laying the same.
[0002]
[Prior art]
Specifically, this type of construction method is performed using a mat in which a large number of blocks are attached to a sheet-like base cloth in a lined state, that is, a block mat (see Patent Documents 1 and 2). ).
When laying a block mat on a track-shaped slope when viewed from above, a special construction technique is required, especially at the shoulder, bottom, or corner (curved portion).
[0003]
For example, in the case where a block mat is continuously extended from a horizontal plane to the bottom of the butt, as shown in FIG. Cannot obstruct the block mat 1 because it is in the way.
Therefore, as shown in FIG. 10B, the block mat 1 must be temporarily lifted and moved to the boundary between the adjacent blocks 3 (see the arrow direction).
Since the block mat itself has a considerable weight, such movement is extremely inefficient in construction.
This is true even when laying on the shoulder.
[0004]
In addition, as shown in FIG. 11A of the side view (ground section), it is possible to critically construct up to an angle range until the blocks arranged side by side come into contact with each other. I collided and couldn't take the slope.
However, for this purpose, as shown in FIG. 11B, the entire block 3 at the abutting position may be removed, but the work is heavy and extremely inefficient.
In addition, the portion from which the block is removed remains as a large blank portion.
[0005]
On the other hand, when assuming the construction of a slope with a corner (that is, a slope that is curved when the laying surface is viewed from above), the difference between the upper and lower curvature radii causes Inevitably, a substantially triangular space is generated.
Therefore, another block mat cut into a triangular shape must be refilled into the space, or the ends of the block mats must be cut diagonally so that the above-described substantially triangular gap does not occur.
In any case, it is necessary to cut the block mat. In this case, since the blocks are attached to the block mat in an orderly manner, the cut ends are stepped as shown in FIG. You will be cut off.
As a result, a large blank space S is generated between adjacent block mats, and it is necessary to fill the space with mortar or the like, which is extremely troublesome.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-60-16607 [Patent Document 2]
Japanese Patent No. 2,972,963
[Problems to be solved by the invention]
Conventionally, it takes time and effort to construct a shoulder, a hip, or a corner, so that the number of construction steps is increased, or additional materials such as mortar are required.
On the other hand, it is extremely difficult to cut and construct the blocks themselves while aligning the blocks one by one on site.
[0008]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and has as its object to provide a block mat capable of easily, appropriately, and efficiently laying a block mat and a method of laying the same.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
Thus, as a result of intensive studies on the background of the problem, the inventor can solve the above-mentioned problems by making it easy to partially cut a block which is originally difficult to cut. The present invention has been completed based on this finding.
[0010]
That is, the present invention resides in (1) a block mat in which a large number of blocks are fixed to a porous and flexible sheet, and the block mats provided with cutting grooves for facilitating the cutting of the blocks. .
[0011]
(2) The cut groove is present in a block mat in which a plurality of cut grooves are formed in a grid pattern in the vertical and horizontal directions.
[0012]
Further, (3) there is a block mat in which a plurality of the cutting grooves are formed along a diagonal line.
[0013]
(4) The cutting groove is present in a block mat formed only in a block in a partial area of the block mat.
[0014]
(5) The partial area exists in the block mat which is a fixed area from both ends of the block mat.
[0015]
Further, (6) a block mat in which a through hole for vegetation is formed in the block.
[0016]
Further, (7) the block mat described in (1) above is placed on a slope, and then a part of the plurality of cut grooves is selected, and the block is separated along the cut grooves. It depends on how to lay the mat.
[0017]
Further, (8), the block of the block mat described in the above (1) is partially selected from a plurality of cutting grooves, and the blocks are separated along the cutting grooves. In the method of laying the block mat to be placed on the floor.
[0018]
According to the present invention, the block mat is placed on the slope, and cut along the cut grooves, so that the block mat is laid while being shifted, or laid easily and properly without using a filling mortar. Can be.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of a block mat and a method of laying the same according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0020]
[First Embodiment]
1A and 1B show an example of a block mat according to an embodiment of the present invention, wherein FIG. 1A is a plan view and FIG. 1B is a side view.
The block mat 1 has a large number of blocks 3 fixed to a porous and flexible sheet 2.
[0021]
Although the illustration is simplified, a plurality of substantially rectangular blocks 3 are fixedly arranged on the sheet 2 in order in the vertical and horizontal directions.
As a means for fixing (fixing) or fixing (fixing) the block, for example, a method of simultaneously integrating the sheet 2 with the block 3 when the block 3 is formed, or a method of fixing the block 3 to the sheet 2 with an adhesive And other known methods.
[0022]
Various forms such as a netting, a knitted fabric, a woven fabric, or a nonwoven fabric having flexibility can be used as the sheet 2, and examples of the material thereof include polyester, polyethylene, and polypropylene.
The block 3 is typically a concrete block or the like. The sheet 2 is, for example, a rectangular shape having several meters in length and width, and the block 3 is, for example, one side long. It is a square of about several tens of centimeters.
[0023]
The block 3 used for vegetation is provided with a through hole 5 in the center so that the hole can be filled with soil. (Indicated by a through hole 5).
Also, the block mat 1 in FIG. 1 shows a mat having a mat allowance 2A (that is, an area where no block is arranged) in a part of the block. They are different and may not exist.
[0024]
The main feature of the block mat of the present invention is that a cut groove 4 for facilitating cutting is provided in the block 3 of the block mat.
The cutting groove 4 is formed at a set required position of the block 3.
The depth of the cutting groove 4 is set such that the predetermined strength of the block 3 is ensured and that the block 3 can be easily cut along the cutting groove 4.
[0025]
FIG. 2 shows an enlarged block of the block mat.
In the illustrated example of FIG. 2, a plurality of grid-shaped cutting grooves 4 are formed in the block 3 in the vertical and horizontal directions.
The block mat 1 having the block 3 is effective for laying on a shoulder or a hip.
[0026]
For example, as shown in FIG. 4, the block mat 1 is placed on a slope 100 having a slope 101.
Thereafter, a cutting groove located on the line of the shoulder 101, for example, a cutting groove L2 (see FIG. 2) formed at the center position is selected from the plurality of cutting grooves 4 (L1, L2, L3, L4, L5, L6). Then, the block 3 is cut along the cutting groove.
As a result, the block itself is divided, so that the block mat 1 can be bent at the line of the shoulder 101 without any obstacle.
[0027]
In this manner, the block mat 1 can be simply and appropriately laid by simply placing the block mat 1 and cutting along the selected cutting groove 4.
The cutting of the block 3 can be efficiently performed by applying stress or using a jig such as a concrete cutter.
[0028]
FIG. 5 shows a case where the block mat 1 is placed on a slope 100 having a slope 102.
After the block mat 1 is placed on the slope including the buttocks 102, a part of the block 3 is removed.
[0029]
That is, for example, the cutting grooves L1 and L2 are selected from the plurality of cutting grooves 4 (L1, L2, L3, L4, L5, and L6) of the block mat 1 as shown in FIG. 2 and cut along the cutting grooves. And remove the blocks in between.
Thus, the block mat 1 can be bent with a sufficient margin along the line of the slope 102 without any obstacle between the blocks on the slope (inclination angle θ1) (see FIG. 5A).
By removing a part of the block 3 in this manner, it is possible to cope with a slope having a steep angle θ2 (θ2> θ1) (see FIG. 5B).
[0030]
[Second embodiment]
In the example shown in FIG. 3, a plurality of (here, five) cutting grooves 4 (L1, L2, L3, L4, L5) having an inclination α are formed in the block 3 in a diagonal direction (that is, in an oblique direction). .
The block mat 1 having the blocks 3 is extremely effective particularly when laying a corner portion.
[0031]
(Method 1)
In this case, first, the butted portions of the adjacent block mats 1 are cut with reference to the layout drawing.
Here, the two block mats 1 are cut diagonally so that the mats can be abutted with each other (the mat itself can be easily cut). Cutting along the cutting groove L4 in FIG. 3A results in a trapezoidal block 3A as shown in FIG. 3B.
When the block 3 is cut along the cutting groove L2 in FIG. 3A, the block 3 becomes a triangular block 3B as shown in FIG. 3C.
[0032]
That is, by cutting the block 3 along the cutting groove L4 or the cutting groove L2, the block mat 1 can be cut in a diagonal straight line instead of a step-like shape as in the related art.
Of course, when cutting, it is also performed to leave some matting allowance so as to form an overlapping portion between the block mats to be abutted.
The block mat 1 cut linearly in the oblique direction as described above is placed on the blackened slope.
FIG. 6 shows a state in which the block mat 1 is cut and then laid on a slope.
[0033]
(Method 2)
The method of laying the block mat 1 on the slope after cutting the block mat 1 has been described above, but there is also a method of cutting after placing the block mat 1 on the slope.
That is, the block mat 1 adjacent to the slope is placed at the corner. Then, the two block mats 1 are cut diagonally so that they can abut each other.
In this case, by cutting along the cutting groove L4 and the cutting groove L2 of the block 3, the block mat is cut linearly in an oblique direction.
As a result, it is laid on a slope having corners as shown in FIG.
[0034]
[Third Embodiment]
FIG. 7 is an enlarged view showing the block 3 in which two cutting grooves 4 (L1, L2) are formed at diagonal positions in the block mat 1.
That is, the cutting groove 4 (L1) is selected, and the block mat 1 including the block 3 is cut along the cutting groove linearly in an oblique direction.
By placing such adjacent block mats 1 against each other and placing them on a slope, a corner having a curved surface as shown in FIG. 8 is easily laid.
[0035]
[Fourth Embodiment]
In this embodiment, the cutting grooves 4 in the block mat 1 are formed only in the blocks 3 in a partial area of the block mat 1.
That is, the cutting groove 4 is formed only in the block 3 of the block mat 1 in a region where it is highly necessary to cut at the time of construction.
For example, the block mat 1 in FIG. 9A is a block mat in which cutting grooves 4 are formed in some blocks 3 in a certain area from both ends of the block mat.
For example, the block mat 1 in FIG. 9B is a block mat in which cutting grooves 4 are formed in some blocks 3 located in a certain area from both ends of the block mat.
[0036]
Although the present invention has been described above, the present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications and the like are possible within the scope of the present invention.
For example, the number of the cutting grooves 4 formed in the block 3 or the inclination angle thereof can be appropriately changed as necessary.
The outer shape of the block mat itself and the size of the mat allowance can be appropriately selected.
[0037]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when laying this kind of block mat on a slope, it can be easily and properly laid by separating the block mat along the cut groove.
In addition, it is possible to lay the block mat extremely efficiently without any trouble.
Therefore, especially in the construction of the shoulder, the bottom, or the corner, the number of construction personnel can be substantially reduced, and the work efficiency can be improved because no additional material such as mortar is used.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows an example of a block mat according to an embodiment of the present invention, wherein (A) is a plan view and (B) is a side view.
FIG. 2 is an enlarged perspective view showing a block of a block mat according to the embodiment of the present invention.
FIGS. 3A and 3B are enlarged plan views showing blocks of a block mat according to the embodiment of the present invention, wherein FIG. 3A shows a state before cutting, FIG. 3B shows a trapezoid after cutting, and FIG. Indicates a triangle after cutting.
FIG. 4 is a side view illustrating a method of laying a block mat according to the present invention.
FIG. 5 is a side view for explaining a method of laying block mats according to the present invention, and shows a case where slope angles of slopes are different from each other.
FIG. 6 is a plan view illustrating a method of laying a block mat at a corner according to the present invention.
FIG. 7 is an enlarged perspective view showing a block of a block mat according to the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a plan view illustrating another method of laying a block mat at a corner according to the present invention.
FIG. 9 is a plan view showing that the cutting grooves 4 in the block mat 1 are formed only in the blocks 3 in a partial area of the block mat 1;
FIG. 10 is a side view for explaining a method of laying a block mat in a conventional example.
FIG. 11 is a side view for explaining another method of laying a block mat in a conventional example.
FIG. 12 is a plan view illustrating a method of laying block mats at corners in a conventional example.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Block mat 101 ... Hope 102 ... Hoshiri 2 ... Sheet 2A ... Sheet allowance 3 ... Block 4 (L1, L2, L3, L4, L5, L6) ... Cutting groove 5 ... Vegetation hole S ... Margin space
