【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋根の壁際部の雨仕舞構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、屋根の棟側壁際部の雨仕舞構造としては、図７に示すように、屋根の壁際部に設置した屋根瓦上に、その壁際部に沿って笠木５１を延設し、壁側端縁に外壁パネル５２とほぼ平行な立板部５３を有する雨押え材５４で前記笠木５１を上から包被するようにし、前記笠木５１を、非木質系板材により構成すると共に前記外壁パネル５２とほぼ平行な立上り板５７を壁側端縁に具備し、雨押え材５４の立板部５３を、外壁パネル５２の外方において当該笠木５１の立上り板５７に重合状に固定し、雨押え材５４の立板部５３の上端部と前記外壁パネル５２との間に弾性シーリング５８を介装するようにしたものがある（例えば、特許文献１）。
【０００３】
また、図８に示すように、外壁パネル６１と屋根材６２との取合部の上側を、立上板部６３を有する雨押え材６４で覆い、雨押え材６４の立上板部６３を、壁に釘・ビス等の固着具６５により取付けられる固定部材６６を介して固定し、固定部材６６裏面の固着具６５が貫通する部分の外周に、空間を形成する凹部６７を設け、固定部材６６の前面に、固着具６５の貫通孔の上側に位置して前面側へ突出する水切段部６８が設けられ、固定部材６６の裏面上端部にシーリング材６９を介装したものがある（例えば、特許文献２）。
【０００４】
【特許文献１】
特開平６−１１７０６２号公報
【特許文献２】
特開平１１−２２９５６８号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者では、外壁施工後に屋根の施工を行う場合、屋根の壁際に設置する雨押え材５４の固定には、立上り板５７を有する特殊な形状の笠木５１であって、この特殊な形状の笠木５１は金属及び樹脂製であり、板厚が１．２ｍｍ程度の分厚いものが必要となり、このため、現場での切断にはサンダー等の工具が必要となり、屋根の施工が非常に面倒になった。
また、後者では、外壁施工後に屋根の施工を行う場合、屋根の壁際に設置する雨押え材６４の固定には外壁面のへのビス等の固着具６５による固定が必要であり、仮に雨押え材６４の上部の弾性シーリング５８が切れ、雨押え材６４と外壁面との間に水が侵入した場合、外壁面へ打ったビス等の固着具６５を伝わって外壁面内側への漏水のおそれが大であった。
【０００６】
本発明は上記問題点に鑑み、屋根の施工が簡単になると共に、外壁面内側への漏水のおそれが少なくなるようにしたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、外壁７と屋根との取合部の上側を、雨押え材１９で覆うようにした屋根の壁際部の雨仕舞構造において、
前記雨押え材１９の下側に、笠木１７に固定した補助雨押え２２が設けられ、補助雨押え２２の外壁７側端部に、上側に折り返してなる嵌合部２６が設けられ、雨押え材１９の外壁７側端部が、前記補助雨押え２２の嵌合部２６に嵌合固定されている点にある。
【０００８】
また、本発明の他の技術的手段は、前記雨押え材１９の外壁７側に、上方に突出した後に下方に突出するように外壁７側に折り返してなる上方突出部３０と、上方突出部３０の折り返し部の下端から外壁側に突出した被嵌合部３１とが設けられ、被嵌合部３１が、前記補助雨押え２２の嵌合部２６に嵌合され、前記上方突出部３０と嵌合部２６とで、外壁面に接するようにシーリング材３３を充填するための収納凹部３４が形成されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記補助雨押え２２は、笠木１７上面を包被する包被部２３と、包被部２３の外壁側の端部から上方に突出した立ち上がり部２５と、立ち上がり部２５の上端から外壁７側に突出した後に上側に折り返した嵌合部２６とが設けられている点にある。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に従って説明する。
図１は、本発明を棟側壁際部に採用した実施形態、特に既設屋根材上に新しい屋根材を葺いた場合の雨仕舞構造を示している。同図において、１は野地板で、下面側において垂木により支持されており、野地板１上面にはアスファルトルーフィング等からなる防水シート３が全面に敷設されていて、防水シート３の上に、ほぼ平板系の旧（既設）の屋根材４が葺かれている。
【００１０】
前記野地板１の上端縁は、壁躯体５の表面に突き合わせ状に設けられ、これらにより屋根と壁の取合部即ち屋根の壁際部が構成されている。前記壁躯体５の表面には、横方向の胴縁を介在し又は胴縁を介在することなく外壁パネル７が取付けられ、この外壁パネル（外壁）７の裏側には壁用の防水シート８が張設されている。前記壁際部に配置した旧屋根材４上には、従来と同じ旧形式の雨仕舞構造が構成されている。即ち、旧屋根材４上の壁際には、壁躯体５と平行に長尺の木質笠木９が配され、釘等の固着具１０により屋根材４を介して野地板１に固定されており、該笠木９上に板金製の旧雨押え材１１が取付けられている。
【００１１】
該旧雨押え材１１は、笠木９の包被部１２と、包被部１２の壁側端縁に立設した立上板部１３とを一体に備え、包被部１２前面を前記笠木９に釘等の固着具１４で固定し、かつ立上板部１３を外壁パネル７の裏面側に挿入することで、壁際部に沿って固定され、既設の旧雨仕舞構造が構成されている。
新しい屋根材１５は、旧雨押え材１１の包被部１２前面から屋根の軒先に向って葺かれており、新屋根材１５棟側端部と旧雨押え材１１との上面には、防水シート（裏面に粘着剤を設けたアスファルトルーフィング等）１６が敷設され、旧笠木９上に防水シート１６を介して木質笠木１７が釘等の固着具１８により固定されている。そして、前記笠木１７は、新しい雨押え材１９により上側から包被され、雨押え材１９の下側に、ねじ釘等の固着具２１により笠木１７に固定した補助雨押え２２が設けられている。
【００１２】
補助雨押え２２は、図４にも示すように、笠木１７上面を包被する包被部２３と、包被部２３の外壁側の端部から上方に突出した立ち上がり部２５と、立ち上がり部２５の上端から外壁側に突出した後に上側に折り返した嵌合部２６とを有している。
前記雨押え材１９は、図３にも示すように、笠木１７上面を包被する包被部２９を有すると共に、包被部２９の外壁側に、上方に突出した後に下方に突出するように外壁側に折り返してなる上方突出部３０と、上方突出部３０の折り返し部の下端から外壁側に突出した被嵌合部３１とが設けられている。雨押え材１９の包被部１２前面が笠木１７にねじ釘等の固着具３２で固定されている。
【００１３】
被嵌合部３１は、補助雨押え２２の嵌合部２６に嵌合され、前記上方突出部３０と嵌合部２６（又は被嵌合部３１）とで、外壁面に接するようにシーリング材３３を充填するための収納凹部３４が形成されている。収納凹部３４の下部に、発泡体により構成したバックアップ材３５が収納され、収納凹部３４のバックアップ材３５上方にシーリング材３３が充填されている。シーリング材３３の充填により、雨押え材１９と外壁面との継ぎ目からの漏水を防ぐようになっている。
補助雨押え２２の立ち上がり部２５に、発泡体により構成した防水材３７が粘着材を介して貼り付けられている。防水材３７は、圧縮した状態で、外壁パネル７と立ち上がり部２５と嵌合部２６との間に保持されて、雨押え材１９と外壁面との継ぎ目からの漏水を一次的に防ぐようになっている。
【００１４】
上記実施の形態によれば、外壁施工後に屋根の施工を行う場合、図２に示すように、釘等の固着具１８で笠木１７を固定すると共に、補助雨押え２２を笠木１７にねじ釘等の固着具２１で固定し、その後、雨押え材１９を矢印Ａ方向へと差し込み、雨押え材１９の被嵌合部３１を、補助雨押え２２の嵌合部２６に嵌合すればよく、雨押え材１９を釘等の固着具を使用することなく外壁パネル７に対して簡単に固定することができる。
そして、収納凹部３４に、バックアップ材３５を収納すると共に、シーリング材３３を充填することによって、雨押え材１９と外壁面との継ぎ目からの漏水を防ぐことができる。
【００１５】
従って、雨押え材１９の外壁７側端部（被嵌合部３１）が、補助雨押え２２の嵌合部２６に嵌合固定されているので、雨押え材１９の固定には、立上り板を有する特殊な形状の笠木は必要でなくなり、通常の木質の笠木１７を使用できるため、雨押え材１９や補助雨押え２２等の切断加工は、従来からの板金役物の加工に用いるハサミでなすことが可能になって、現場での切断にサンダー等の工具は不要になり、屋根の施工が非常に簡単になる。しかも、上記の如く雨押え材１９の固定に、外壁面のへのビス等の固着具も不要になり、外壁面へ打ったビス等の固着具６５を伝わって外壁面内側への漏水のおそれがなくなる。
【００１６】
図５及び図６は他の実施形態を示し、図５に示すように、新しい屋根材１５として厚型のものが使用され、この屋根材１５は、例えば発泡体３９を金属被覆板４０により覆ってなり、旧雨押え材１１の包被部１２前面から屋根の軒先に向って葺かれている。また、前記旧笠木９と新笠木１７との間に、段差調整用の笠木４２が設けられ、段差調整用の笠木４２と屋根材１５の軒側端部との間に、段差調整用の雨押え材４３が設けられている。
段差調整用の笠木４２は、図示省略の固定具により旧笠木９等に固定されている。段差調整用の雨押え材４３は、図６にも示すように、笠木４２上面を包被する包被部４４を有すると共に、包被部４４の軒側に、鉤型に下方に突出した係止部４５が設けられている。雨押え材４３の包被部４４が笠木４２に図示省略のねじ釘等の固着具で固定され、係止部４５に、新屋根材１５の金属被覆板４０に形成した係合突起４７が係合されている。
【００１７】
その他の点は前記実施の形態の場合と同様の構成であり、前記実施の形態の場合と同様に現場での切断にサンダー等の工具は不要になり、屋根の施工が非常に簡単になるし、雨押え材１９の固定に、外壁面のへのビス等の固着具も不要になり、外壁面へ打ったビス等の固着具６５を伝わって外壁面内側への漏水のおそれがなくなる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、屋根の流れ側壁際部に採用できるほか、外壁がパネルではなくモルタル壁の場合にも採用でき、さらに屋根の改修以外の新築建物の壁際部の雨仕舞構造に採用可能である。
【００１８】
また、雨押え材１９や補助雨押え２２は、板金等の金属製のものに限定されず、合成樹脂製その他のもので構成するようにしてもよい。
【００１９】
【発明の効果】
本発明によれば、屋根の施工が簡単になると共に、外壁面内側への漏水のおそれが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態を示す換気棟の縦断面図である。
【図２】同組み立て工程を示す縦断面図である。
【図３】同雨押え材の斜視図である。
【図４】同補助雨押えの斜視図である。
【図５】他の実施の形態を示す換気棟の縦断面図である。
【図６】同段差調整用の雨押え材の斜視図である。
【図７】従来例を示す縦断面図である。
【図８】他の従来例を示す縦断面である。
【符号の説明】
７ 外壁パネル
１７ 笠木
１９ 雨押え材
２２ 補助雨押え
２３ 包被部
２５ 立ち上がり部
２６ 嵌合部
３０ 上方突出部
３１ 被嵌合部
３３ シーリング材
３４ 収納凹部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a structure for closing a roof at the edge of a wall.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a rain squashing structure at the side of a ridge side wall of a roof, as shown in FIG. 7, on a roof tile installed at a side of a roof, a shed 51 is extended along the side of the wall, and The cap 51 is covered from above with a flashing member 54 having an upright plate portion 53 substantially parallel to the outer wall panel 52 at the edge. A substantially parallel rising plate 57 is provided at the edge of the wall side, and the standing plate portion 53 of the flashing member 54 is fixed to the rising plate 57 of the coping 51 outside the outer wall panel 52 in an overlapping manner. There is one in which an elastic sealing 58 is interposed between the upper end portion of the upright plate portion 54 and the outer wall panel 52 (for example, Patent Document 1).
[0003]
As shown in FIG. 8, the upper side of the joint between the outer wall panel 61 and the roofing material 62 is covered with a rain-holding member 64 having a rising plate 63, and the rising plate 63 of the rain-holding member 64 is covered. A fixing member 66 attached to the wall by a fixing tool 65 such as a nail or a screw, and a concave portion 67 forming a space is provided on an outer periphery of a portion of the back surface of the fixing member 66 through which the fixing tool 65 penetrates. On the front surface of the fixing member 66, there is provided a draining step 68 which is located above the through hole of the fixing tool 65 and protrudes toward the front side. , Patent Document 2).
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 6-117062 [Patent Document 2]
JP-A-11-229568
[Problems to be solved by the invention]
However, in the former, when the roof is to be constructed after the outer wall is constructed, the flashing member 54 to be installed near the roof wall is fixed by a specially shaped cap 51 having a rising plate 57, Kasagi 51 is made of metal and resin, and requires a thick one with a thickness of about 1.2 mm. For this reason, tools such as sanders are required for on-site cutting, and the construction of the roof becomes very troublesome. Was.
Further, in the latter, when the roof is constructed after the outer wall is constructed, the fixing of the flashing member 64 to be installed near the roof wall requires fixing with a fixing tool 65 such as a screw to the outer wall surface. When the elastic sealing 58 at the upper part of the member 64 is broken and water enters between the flashing member 64 and the outer wall surface, there is a possibility of water leaking to the inner side of the outer wall surface through a fixing tool 65 such as a screw hit on the outer wall surface. Was big.
[0006]
SUMMARY OF THE INVENTION In view of the above problems, the present invention is intended to simplify the construction of a roof and reduce the risk of water leaking to the inside of an outer wall surface.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The technical means of the present invention for solving this technical problem is a rain break structure on the edge of the roof wall where the upper side of the joint between the outer wall 7 and the roof is covered with a rain brace 19.
An auxiliary flashing 22 fixed to the coping 17 is provided below the flashing material 19, and a fitting portion 26 that is folded upward is provided at an end of the auxiliary flashing 22 on the outer wall 7 side. The outer wall 7 side end of the material 19 is fitted and fixed to the fitting portion 26 of the auxiliary flasher 22.
[0008]
Further, another technical means of the present invention includes: an upper protruding portion 30 formed on the outer wall 7 side of the flashing member 19; A fitting part 31 protruding from the lower end of the folded back part 30 to the outer wall side is provided, and the fitting part 31 is fitted to the fitting part 26 of the auxiliary flasher 22, and The point is that a storage recess 34 for filling the sealing material 33 with the fitting portion 26 so as to be in contact with the outer wall surface is formed.
Another technical means of the present invention is that the auxiliary flashing device 22 includes a covering portion 23 covering the upper surface of the cover 17 and a rising portion 25 protruding upward from an end of the covering portion 23 on the outer wall side. And a fitting portion 26 that protrudes from the upper end of the rising portion 25 toward the outer wall 7 and then turns upward.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described with reference to the illustrated embodiments.
FIG. 1 shows an embodiment in which the present invention is applied to a side wall of a building, particularly a rain break structure in a case where a new roofing material is laid on an existing roofing material. In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a base plate, which is supported by rafters on the lower surface side. A waterproof sheet 3 made of asphalt roofing or the like is laid on the entire upper surface of the base plate 1, and is almost entirely on the waterproof sheet 3. An old (existing) flat roofing material 4 is laid.
[0010]
The upper edge of the base plate 1 is provided in abutting manner on the surface of the wall frame 5 to form a joint between the roof and the wall, that is, the edge of the roof. An outer wall panel 7 is attached to the surface of the wall frame 5 with or without a lateral waist edge, and a waterproof sheet 8 for a wall is provided on the back side of the outer wall panel (outer wall) 7. It is stretched. On the old roofing material 4 arranged on the side of the wall, the same old-type rain-closing structure as that of the related art is formed. That is, a long wooden cap 9 is arranged in parallel with the wall frame 5 near the wall on the old roofing material 4, and is fixed to the field board 1 via the roofing material 4 by a fixing tool 10 such as a nail. An old rain gutter 11 made of sheet metal is mounted on the cover 9.
[0011]
The old rain-holding member 11 is integrally provided with a wrapping portion 12 of a cap 9 and a rising plate portion 13 erected on a wall-side edge of the wrapping portion 12. By fixing with a fixing tool 14 such as a nail and inserting the rising plate portion 13 into the back surface side of the outer wall panel 7, it is fixed along the edge of the wall, and the existing old rain closing structure is configured.
The new roofing material 15 is laid from the front of the wrapping portion 12 of the old flashing material 11 toward the eaves of the roof, and a waterproof sheet ( An asphalt roofing 16 provided with an adhesive on the back surface is laid thereon, and a wooden cap 17 is fixed on the old cap 9 via a waterproof sheet 16 by a fixing tool 18 such as a nail. The shed 17 is covered with a new flashing material 19 from above, and an auxiliary flashing 22 fixed to the shaping 17 with a fixing tool 21 such as a screw nail is provided below the flashing material 19. .
[0012]
As shown in FIG. 4, the auxiliary flasher 22 includes a wrapping portion 23 that covers the upper surface of the cover 17, a rising portion 25 that protrudes upward from an outer wall side end of the wrapping portion 23, and a rising portion 25. And a fitting portion 26 protruding from the upper end to the outer wall side and then turned upward.
As shown in FIG. 3, the flashing member 19 has a wrapping portion 29 that covers the upper surface of the coping 17, and protrudes upward on the outer wall side of the wrapping portion 29 and then protrudes downward. An upper protruding portion 30 folded back to the outer wall side and a fitted portion 31 protruding from the lower end of the folded portion of the upper protruding portion 30 to the outer wall side are provided. The front surface of the wrapping portion 12 of the flashing member 19 is fixed to the coping 17 with a fixing tool 32 such as a screw nail.
[0013]
The fitted portion 31 is fitted into the fitting portion 26 of the auxiliary rain gutter 22, and the upper projecting portion 30 and the fitting portion 26 (or the fitted portion 31) are sealed so as to contact the outer wall surface. A storage recess 34 for filling 33 is formed. A backup material 35 made of a foam is stored in a lower portion of the storage recess 34, and a sealing material 33 is filled above the backup material 35 in the storage recess 34. The filling of the sealing material 33 prevents water leakage from the seam between the flashing material 19 and the outer wall surface.
A waterproof material 37 made of a foam is adhered to the rising portion 25 of the auxiliary flasher 22 via an adhesive. The waterproof material 37 is held between the outer wall panel 7 and the rising portion 25 and the fitting portion 26 in a compressed state so as to temporarily prevent water leakage from the seam between the flashing member 19 and the outer wall surface. Has become.
[0014]
According to the above embodiment, when the roof is constructed after the outer wall is constructed, as shown in FIG. 2, the cap 17 is fixed with the fixing tool 18 such as a nail, and the auxiliary flasher 22 is screwed to the cap 17 with the nail or the like. Then, the flashing member 19 is inserted in the direction of arrow A, and the fitted portion 31 of the flashing member 19 may be fitted into the fitting portion 26 of the auxiliary flashing 22. The flashing member 19 can be easily fixed to the outer wall panel 7 without using a fixing tool such as a nail.
By storing the backup material 35 in the storage recess 34 and filling the sealing material 33 with the backup material 35, it is possible to prevent water leakage from the seam between the flashing member 19 and the outer wall surface.
[0015]
Therefore, since the outer wall 7 side end (fitted portion 31) of the flashing member 19 is fitted and fixed to the fitting portion 26 of the auxiliary flashing 22, the rising plate is used for fixing the flashing member 19. Since a specially shaped hemming board having a special shape is no longer necessary and a normal woody hemming board 17 can be used, the cutting work of the flashing material 19, the auxiliary flashing 22 and the like is carried out with scissors used in the conventional processing of a sheet metal part. This makes it possible to eliminate the need for tools such as sanders for on-site cutting, making the construction of the roof very simple. Further, as described above, the fixing of the rain hold-down member 19 does not require a fixing tool such as a screw to the outer wall surface, and the water may leak to the inside of the outer wall surface through the fixing tool 65 such as a screw hit to the outer wall surface. Disappears.
[0016]
FIGS. 5 and 6 show another embodiment, in which a thick roofing material 15 is used as shown in FIG. It is covered from the front of the wrapping portion 12 of the old rain gutter 11 toward the eaves of the roof. In addition, between the old cover 9 and the new cover 17, a cover 42 for adjusting the step is provided. Between the cover 42 for adjusting the step and the eaves end of the roofing material 15, a rain for adjusting the step is provided. A pressing member 43 is provided.
The shed 42 for adjusting the level difference is fixed to the old shed 9 and the like by a fixture not shown. As shown in FIG. 6, the flashing member 43 for adjusting the level difference has a wrapping portion 44 that covers the upper surface of the coping 42, and a hook-like projection that projects downward on the eaves side of the wrapping portion 44. A stop 45 is provided. The covering portion 44 of the flashing material 43 is fixed to the coping 42 with a fixing tool such as a screw nail (not shown), and the engaging portion 47 is engaged with the engaging projection 47 formed on the metal covering plate 40 of the new roofing material 15. Have been combined.
[0017]
The other points are the same as those of the above-described embodiment. As in the case of the above-described embodiment, tools such as a sander are not required for on-site cutting, and the construction of the roof becomes very simple. In order to fix the flashing member 19, a fixing tool such as a screw to the outer wall surface is not required, and there is no danger of water leaking inside the outer wall surface through the fixing tool 65 such as a screw hit to the outer wall surface.
The present invention is not limited to the above embodiment. For example, the present invention can be applied to a flow-side wall portion of a roof, and can also be applied to a case where an outer wall is not a panel but a mortar wall. It can be applied to the rain-closing structure near the wall.
[0018]
Further, the flashing member 19 and the auxiliary flashing 22 are not limited to those made of metal such as sheet metal, but may be made of synthetic resin or other materials.
[0019]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, while the construction of a roof becomes easy, the possibility of a water leak inside an outer wall surface decreases.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a ventilation building showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view showing the assembling step.
FIG. 3 is a perspective view of the rain holding member.
FIG. 4 is a perspective view of the auxiliary flashing.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of a ventilation building showing another embodiment.
FIG. 6 is a perspective view of the flashing member for adjusting the level difference.
FIG. 7 is a longitudinal sectional view showing a conventional example.
FIG. 8 is a longitudinal section showing another conventional example.
[Explanation of symbols]
7 Outer wall panel 17 Kasagi 19 Rain presser 22 Auxiliary rain presser 23 Envelope section 25 Standing section 26 Fitting section 30 Upper projecting section 31 Fitted section 33 Sealing material 34 Storage recess
