JP2004336015A - 配線方法、およびcad装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 CADの負担を軽減するとともに、その負担の軽減されたCADツールを用いてデータ上でシールド配線を簡単に行なえる配線方法を提供する。
【解決手段】既存の電源またはグラウンドメッシュ21a/21bが形成されていることを利用し、これらをシールド線としてクロストークが発生しそうな所定の信号線12にシールド配線を行う。いままでのCADツールにあるグリッド定義に関するプログラムを若干変更してグリッド111bを電源またはグラウンドメッシュ21a/21bの間に配置し、所定の信号線12のシールド配線を行った後、所定の信号線を除く信号の配線を配線領域、配線層を問わずに行なう。
【選択図】図4

Description

本発明は、CADツールを用いたレイアウトの配線方法およびそのCAD装置(CADツール)に関する。
LSIなどの集積回路を製造するときには、CADツールを使いワークステーション(以下WSという)上でレイアウト設計が行なわれる。このCADツールは与えられた回路情報を基に配置配線を行なってレイアウトするだけでなく製造プロセスに準じた様々な検証を行なう。設計が完了したレイアウトデータをもとにレチクル作製が行なわれる。製造プロセスはそれを使って半導体チップを製造する。
ここで、CADツールを用いて回路間等の配線を行なう場合、自動的に配線されるため、必ずしも設計者の意図するように回路間を最短距離で配線されるとは限らない。例えば、図8に示すように配線Aはマクロの上側を迂回してI/Oに接続されるため、マクロの下側を迂回する配線と比べ長くなってしまって配線容量が増えてしまう。
すなわち、人手により意図的に配線される訳ではないので、マクロを迂回して配線されることにより、予測したよりも長い配線となり、その分見積をオーバーした信号遅延を生ずる場合がある。また、これとは逆に遅延調整のため所定の配線を長距離にわたって配線することは不可能である。
さらに、近年の製造プロセスの著しい進歩により半導体チップ上の集積度が増大し単位面積内の半導体素子の密度が上がり、従来に比べ配線間隔が狭くなってきている。また回路規模の増大に伴い各半導体素子を結ぶ配線の長さ本数ともに増大している。このように配線間隔が狭くなり、隣接配線が長い距離を並走することが多くなったために配線相互のクロストークノイズ問題が顕著になっている。
このようなクロストークノイズの発生を制御するため、CADツールの中には、配線間隔を2倍にしたり、デザインルールに基づいてシールドを自動追加したりすることを行なえるものもある(特許文献1参照)。
しかし、この特許文献1のCADツールでは、シールドの必要性を解析するための解析用プログラムや最小コストの探索を行なって自動的にシールドを施すための探索用プログラムが必要になる。また、その解析用プログラムや探索用プログラムに所定の情報を与えるためのデータベースが必要になるため、CADツール内のCPUの負荷が重くなり、CADツール自体の負担が大きくなってしまう。
またCADツールの中には、クロストークが発生しそうな2本の伝送線(並走線)をオペレータの操作により除去することができるものもある。しかし、並走線の除去を行った後、新たに配線を行なわなければならず、オペレータの作業が煩雑になるという問題もある。またリピータなどを挿入して波形を整形することによりクロストークを防止することができるCADツールもあるが、リピータ分、部品が増え、半導体チップが大型化してしまう問題がある。
特開平2000−259695号公報
本発明の目的は、上記問題に鑑みて、CADツールを用いて信号線の配線を行なう場合、所定の信号線については設計者の意図する経路で配線を可能とする配線方法を提供するものである。
さらに、本発明の目的は、CADツールの負担を軽減するとともに、その負担の軽減されたCADツールを用いてシールド配線を簡単に行なえる配線方法を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明は、CADツールを用いた配線方法において、配線グリッドの定義を複数回に分けて行い、所定の信号線を最初に定義したグリッドを通るように配線し、この所定の信号線を除く他の信号線を次に定義したグリッドを通るように配線する配線方法を提供する。
上記配線方法によれば、所定の信号線については、最初のグリッド定義により設計者の意図する経路を配線し、それ以外の信号線については次回以降のグリッド定義により自動的に配線することにより、所定の信号線の最短距離での配線、さらには信号遅延調整が可能となる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、CADツールを用いた配線方法において、間に配線が1本通る間隔を空けた電源線またはグラウンド線をレイアウト上にメッシュ状に配線し、
所定の信号線について電源線またはグラウンド線の間を通るように配線し、
前記所定の信号線を除く他の信号線を、電源線またはグラウンド線の間および該間以外の配線領域を問わずに配線することを特徴とする。
上記本発明の配線方法によれば、新たにシールドネットを設けることなどをせずに、既存の電源線およびグラウンド線をシールド線として所定の信号線に作用させ、クロストーク対策用のシールド効果を得ることができる。このようにするとデータベースなどを新たに設ける必要もなく、CADツールの負担を軽減することができ、かつ簡単にシールド配線を行なえる。またその所定の信号線を除く他の信号配線においては、いままでどおり、電源線またはグラウンド線の間、その間以外の配線領域を問わず配線を行なえるので、配線効率の良い配線を行なえる。
以上、説明したように、本発明の配線方法によれば、CADの負担を軽減するとともに、その負担の軽減されたCADツールを用いてシールド配線を簡単に行なえる配線方法を提供することができる。
先ず、本発明の実施に用いられるCADツールについて簡単に説明する。
図1は本実施形態の配線方法を説明する図である。図1にはCADツールがインストールされたWS10が示されている。
このCADツールを用いて配置や配線のレイアウトが行なわれる。レイアウト設計を行なうときには、配線を行なう上での最小単位であるグリッドが定義される。レイアウトは表示装置11の表示画面11aに表示することができ、便宜的にグリッド111aを表示することもできる。
図2はチップレイアウト20を示す図である。
レイアウトの周縁には外部と信号のやり取りを行うための入出力、電源またはグラウンドの供給(IO)部21がある。チップ内部には半導体素子を置くための配置領域(コア部)22がある。
以下、本発明の実施形態である配線方法を説明する。図3および図4は本実施形態の配線方法を説明する図である。
まず、チップ内部にマクロX、マクロYが配置された状態で、このチップの一部において、グリッド定義を行なう。このグリッド定義に従って、所定の配線A(例えば、最短距離で配線したい信号線や意図的に遅延させたい信号線)を行なう(図3)。次に、チップ全体についてグリッド定義を行ない、上述した所定の配線以外の配線B、Cをこのグリッドに従い自動配線する(図4)。このようにすることにより、所定の信号線については回路間の信号線の距離を設計者の意図するとおりに配線することが可能となり、信号遅延の調整が可能となる。
次に、本発明の別の実施形態である配線方法について説明する。
再び、図2にもどりチップレイアウト20の説明を続ける。
図2に示すように電源またはグラウンド線メッシュ21a/21bは配置領域全体を被い、一番外側にある電源リングまたはグラウンドリング21cに接続されるように構成されている。
さらに電源リングまたはグラウンドリング21cはIO部21と接続されチップ外部からの電源の供給をコア部22の各半導体素子にあまねく行なう。CADツールによる配線はIO部21より内側で行なわれ、そのほぼ全域に電源またはグラウンドメッシュ21a/21bが配線されているのでほぼ配線ルートの制限無く所定の配線に対してシールドを行なうことができる。
ここで、CADツールを用いてどのようにシールド配線が行われるかを、図5、6を参照して説明する。
ここでは電源またはグラウンドメッシュ21a/21bが配線領域にくまなく多層に配線されていることを利用して、電源またはグラウンドメッシュ21a/21bのいずれかの箇所を使用してシールド配線が行なわれる。
図5は、所定の信号線がシールド配線される前のグリッド定義と電源またはグランウンドメッシュ21a/21bの状態を示す図である。
図5には半導体チップ20上の電源またはグラウンドメッシュ21a/21b内にグリッドが配置されるようにグリッド定義が行なわれて、グリッド111bが電源またはグラウンドメッシュ21a/21bの間を通った状態が示されている。
図5に示すグリッド111bとそのグリッド111bの両脇に配置される電源線21aあるいはグラウンド線21bは同層にあり、ここでは縦方向のグリッドが上層側にある電源線21aあるいはグラウンド線21bの間を通り、横方向のグリッド111bが下層側にある電源線21aあるいはグラウンド線21bの間を通っている。
この状態で所定の信号線の配線が自動的に行なわれる。
図6はその所定の信号線12の配線が行われた後の表示画面11aの拡大図である。
図6に示すように、所定の信号線12の配線が行われるときには、最初のグリッド定義に従って、点Aで配線方向が変わると配線層も変更される。図6では縦方向に配線される所定の信号線12が縦方向の電源線21aあるいはグラウンド線21bによりシールドされ、横方向に配線される所定の信号線12が横方向の電源線21aあるいはグラウンド線21bによりシールドされている。この所定の信号線12の縦方向と横方向とが交差する点Aはビアホールになっており、このビアホールにより縦横の信号線が接続されて所定の信号線12がいずれかの層の電源線21aあるいはグラウンド線21bにより各シールド配線される。
このようにすると所定の信号線12が多層配線され、同じく多層からなる電源線21aあるいはグラウンド線21bのうち、同層となる電源線あるいはグラウンド線によって所定の信号線がシールド配線される。このようにしてシールド配線されたら次に所定の信号線12を除く他の信号線13の配線を行なうため、次のグリッド定義、すなわちグリッド定義の追加が行なわれる。
図7は再びグリッド定義された後の表示画面を示す図である。
図7には、2回目のグリッド定義が行なわれ、最小単位であるグリッド111cを表示装置の表示画面に表示させた状態が示されている。ここでグリッド111cに従って自動配線が行われ、今までどおり配線効率の高い配線が行なわれる。
つまり、クロストーク対策の必要な所定の信号線12を自動的に配線した後、そのクロストーク対策の必要な所定の信号線12を除く他の信号線13を、電源線21aまたはグラウンド線21bの間およびその間以外の配線領域、配線層を問わず配線し、全領域内の配線が行われる。図5には、縦方向の配線においては上層側が配線層になり、横方向の配線においては下層側が配線層になった状態が示されている。
このように所定の信号12を除く他の信号線13を配線するときには、シールド配線を行なうときのようなグリッド定義による配線経路の制約は関係なくなり、配線の自由度が高められる。
以上説明したように、既存の電源またはグラウンドメッシュ21a/21bを利用してシールド配線を行なうことができるので、特に従来技術のように解析プログラム等に所定の情報を与えるためのデータベースを用意する必要もなくなり、CADツールへの負担が軽減される。またグリッド定義という簡単な操作を行なうだけでシールド配線を行なえる。
本実施形態に用いるCADツールを示す図である。 半導体チップ上の電源またはグラウンドのメッシュパターンを示す図である。 所定の信号線を配線する方法を示す図である。 所定の信号線以外の残りの信号線を配線する方法を示す図である。 シールド配線を行う箇所を示す図である。 シールド配線が行われた後の配線状態を示す図である。 所定の信号線がシールドされた後、他の信号線の配線が行なわれたときの配線状態を示す図である。 従来の配線方法を示す図である。
符号の説明
10 データ処理装置(WS)
11 表示装置
111a グリッド
111b グリッド
111c グリッド(最小単位)
12 所定の信号線
13 所定の信号線を除く他の信号線
20 半導体チップ
21 入出力部(IO部)
21a 電源線
21b グラウンド線
21c 電源リングまたはグラウンドリング
22 コア部

Claims (4)

  1. CADツールを用いた配線方法において、
    配線グリッド定義を複数回に分けて行い、
    所定の信号線を最初に定義したグリッドに従って配線し、
    前記所定の信号線を除く他の信号線を次に定義したグリッドに従って配線することを特徴とする配線方法。
  2. 間に配線が1本通る間隔を空けた電源線またはグラウンド線をレイアウト上にメッシュ状に配線し、
    前記所定の信号線について電源線またはグラウンド線の間を通るように配線し、
    前記所定の信号線を除く他の信号線を、電源線またはグラウンド線の間および該間以外の配線領域を問わずに配線する請求項1記載の配線方法。
  3. CADツールを用いた配線方法において、
    間に配線が1本通る間隔を空けた電源線またはグラウンド線をレイアウト上にメッシュ状に配線し、
    所定の信号線について電源線またはグラウンド線の間を通るように配線し、
    前記所定の信号線を除く他の信号線を、電源線またはグラウンド線の間および該間以外の配線領域を問わずに配線することを特徴とする配線方法。
  4. 請求項1〜3記載のCADツールを用いてレイアウトを行うCAD装置。
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