JP2004332827A

JP2004332827A - Portable equipment and hinge device

Info

Publication number: JP2004332827A
Application number: JP2003129556A
Authority: JP
Inventors: Kenji Tomizawa; 健二冨澤
Original assignee: Sugatsune Kogyo Co Ltd
Current assignee: Sugatsune Kogyo Co Ltd
Priority date: 2003-05-07
Filing date: 2003-05-07
Publication date: 2004-11-25
Anticipated expiration: 2023-05-07
Also published as: WO2004099635A1; JP4297725B2

Abstract

PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a hinge device having a good appearance for cellular phone and portable equipment. SOLUTION: A support hole 2d is formed on the front surface 2a of a transmitter part 2. A shaft part 4c of a connecting member 4 is inserted into the support hole 2d. The shaft part 4c is supported rotatably around a first turning axis L1. A support part 4f of the connecting member 4 is projected from the support hole 2d. The support part 4f is inserted into a recessed part 3d of a receiver part 3. The receiver part 3 is connected to both ends of the support part 4f rotatably around a second turning axis L2. Length of the support part 4f and the recessed part 3d in the second turning axis L2 direction are formed nearly equal to each other. Height of the support part 4f from the front surface 2a is formed nearly equal to depth of the recessed part 3d. COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯電話機やノートブック型パソコン等の携帯機器及びその携帯機器に用いるのに好適なヒンジ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の携帯電話機は、送話部と受話部とが一つの回動軸線を中心として回動するだけであったが、最近では送話部と受話部とが互いに直交する二つの回動軸線を中心として回動可能に連結された携帯電話機が提供されている。このような携帯電話機においては、送話部の受話部側の一端部に断面円形の連結軸の一端部がその軸線（第１回動軸線）を中心として回転自在に設けられている。この連結軸の他端部は、送話部の前面から突出している。一方、受話部の送話部側の一端部には凹部が形成されている。この凹部には、連結軸の送話部から突出した端部が挿入されており、連結軸と対向する凹部の両端面には腕部がそれぞれ形成されている。各腕部は、第１回動軸線と直交する第２回動軸線を中心として連結軸に回動可能に連結されている。これにより、送話部と受話部とが互いに直交する二つの回動軸線を中心として回動可能に連結されている（例えば、特許文献１参照。）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００２−２０９０００号公報（第２頁、第１図）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記携帯電話機においては、連結軸が断面円形をしているのに対し、受話部に形成された凹部が長方形状をしているため、凹部と連結軸との間に大きな隙間が形成される。特に、受話部を送話部に対してほぼ直交する位置に回動させたときには大きな隙間が形成される。このため、携帯電話機の見栄えが悪いという問題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の問題を解決するために、前面の一端部に支持孔が形成された本体部と、この本体部の一端部に隣接する一端部に凹部が形成された回動部と、上記本体部の支持孔に挿入され、上記本体部に上記支持孔の軸線と一致した第１回動軸線を中心として回動可能に支持された軸部、及びこの軸部に連設され、上記軸部の軸線と直交する方向に延び、かつ上記本体部の前面から前方に突出した支持部を有する連結部材とを備え、上記支持部の上記本体部の前面からの突出量が上記回動部の凹部の深さと等しく設定されるとともに、上記支持部の上記第１回動軸線方向における長さが上記凹部の同方向における幅と等しく設定され、上記支持部がその両端面を上記凹部の両端面と対向させた状態で上記凹部に挿入され、上記支持部と上記凹部との互いに対向する一端面間及び他端面間には、上記支持部と上記回動部とを上記第１回動軸線と直交する方向に延びる第２回動軸線を中心として回動可能に連結する第１、第２ヒンジがそれぞれ設けられていることを特徴としている。
この場合、上記第２回動軸線が上記本体部の他端側から一端側へ向う方向において上記第１回動軸線より前方に配置されていることが望ましい。
上記本体部の支持孔内に第３ヒンジが設けられ、上記連結部材の軸部が上記本体部に上記第３ヒンジを介して回動可能に支持されていることが望ましい。上記第３ヒンジが、上記連結部材を本体部に対し所定の初期位置において所定の大きさの力で位置固定する第１クリック機構と、上記連結部材を上記本体部に対し上記第１回動軸線を中心として上記初期位置から一方向へ所定角度だけ離れた旋回位置において所定の大きさの力で位置固定する第２クリック機構とを有していることをが望ましい。
上記本体部と上記連結部材との間には、上記連結部材の上記本体部に対する回動範囲を所定の第１回動限界位置と第２回動限界位置との間の回動可能範囲内に規制する回動範囲規制機構が設けられており、上記回動可能範囲内に上記初期位置及び上記旋回位置が含まれていることが望ましい。
上記回動部の上記連結部材に対する回動範囲が、折畳位置とこの折畳位置から所定角度だけ離れた展開位置との間に規制されており、上記第１、第２ヒンジの少なくとも一方が、上記回動部が上記折畳位置及びその近傍に位置しているときに上記回動部を上記展開位置側から折畳位置側へ回動付勢する第１回動付勢手段と、上記回動部が展開位置及びその近傍に位置しているときに上記回動部を上記折畳位置側から上記展開位置側へ回動付勢する第２回動付勢手段とを有していることが望ましい。
第３ヒンジとしては、回動軸線上に回動可能に、かつ回動軸線方向へ移動不能に配置された円板状をなす第１、第２ヒンジ部材と、上記第１ヒンジ部材に回動不能に、かつ上記回動軸線方向へ移動可能に連結された円板状をなす可動部材と、この可動部材を上記第２ヒンジ部材側へ付勢する皿ばねと、上記第２ヒンジ部材と上記可動部材との互いに対向する対向面の一方に複数の突出部が上記回動軸線を中心として周方向に離れて配置され、他方に、上記第１ヒンジ部材が上記第２ヒンジ部材に対して所定の第１の位置に位置したときに上記複数の突出部がそれぞれ嵌り込む複数の第１凹部が形成されるとともに、上記第１ヒンジ部材が上記第２ヒンジ部材に対して上記第１の位置から周方向へ所定角度だけ離れた第２の位置に位置したときに上記複数の突出部がそれぞれ嵌り込む複数の第２凹部が形成されているヒンジ装置を用いるのが望ましい。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図１〜図５３を参照して説明する。
図１〜図４３は、この発明の一実施の形態を示す。この実施の形態は、この発明を携帯電話機（携帯機器）１に適用したものである。先ず、携帯電話機１の概略構成について述べると、携帯電話機１は、送話部（本体部）２、受話部（回動部）３及び連結部材４を有している。送話部２は、厚さが薄い略直方体状をなしており、その前面２ａには各種の操作ボタン２ｂが設けられている。受話部３も厚さが薄い略直方体状をなしており、その前面３ａには液晶表示部３ｂが設けられている。受話部３の幅は、送話部２の幅と同一に設定されている。連結部材４は、送話部２の受話部３側の一端部にその前面２ａと直交する第１回動軸線Ｌ１を中心として回動可能連結されるとともに、受話部３の送話部２側の一端部に第１回動軸線Ｌ１と直交する第２回動軸線Ｌ２を中心として回動可能に連結されている。これにより、送話部２と受話部３とが第１、第２回動軸線Ｌ１，Ｌ２を中心として回動可能に連結されている。
【０００７】
次に、送話部２と受話部３との回動態様について説明する。なお、説明の便宜上、送話部２が固定され、受話部３が送話部２に対して回動するものとして説明する。
【０００８】
図１は、受話部３が送話部２に対して原位置に位置しているときの状態を示している。受話部３が原位置に位置しているときには、受話部３の第２回動軸線Ｌ２方向における中央が送話部２の同方向における中央と一致し、その結果受話部３の両側面が送話部２の両側面とそれぞれ同一平面上に位置している。しかも、原位置では、受話部３の前面３ａが送話部２の前面２ａに接触している。受話部３の両側面が送話部２の両側面とそれぞれ同一平面上に位置しているときの受話部３の第１回動軸線Ｌ１を中心とする周方向の位置が初期位置である。受話部３の前面３ａが送話部２の前面２ａに接触しているときの受話部３の第２回動軸線Ｌ２を中心とする周方向の位置が折畳位置である。したがって、原位置とは、受話部３が初期位置に位置し、かつ折畳位置に位置しているときの受話部３の位置である。
【０００９】
受話部３は、図２〜図４に示すように、第１回動軸線Ｌ１を中心として正逆方向へ所定範囲だけ回動可能である。この実施の形態の場合、受話部３は、図２、図３、図３２及び図３４において矢印で示す一方向へは初期位置からほぼ１８０°回動可能である。受話部３が初期位置からほぼ１８０°回動したときの受話部３の位置が第１回動限界位置である。その一方、受話部３は、図４及び図３６において矢印で示す他方向へは初期位置からほぼ９０°回動可能である。受話部３が初期位置からほぼ９０°回動したときの受話部３の位置が第２回動限界位置である。したがって、受話部３の回動可能範囲は、ほぼ２７０°である。なお、受話部３は、第１回動軸線Ｌ１を中心として回動するとき、連結部材４と一体に回動する。そこで、連結部材４の第１回動軸線Ｌ１を中心とする各回動位置については、受話部３の回動位置と同様に称するものとする。
【００１０】
図１〜図４と図５〜図１２とを比較することによって明かなように、受話部３は、回動可能範囲内のいずれの位置に位置している場合であっても、その前面３ａが送話部２の前面３ａに突き当たった折畳位置と、受話部３の背面３ｃが送話部２の前面２ａに突き当たった展開位置との間を第２回動軸線Ｌ２を中心として回動可能であり、この実施の形態では、折畳位置と展開位置との間の角度がほぼ１８０°に設定されている。
【００１１】
次に、携帯電話機１のより詳細な構成を説明すると、図１３〜図１５に示すように、送話部２は、第１回動軸線Ｌ１方向において２分された二つの部分によって構成されている。一方の部分は、前面２ａを含む前部２Ａであり、他方の部分は、背面２ｃ（図１４及び図１５参照）を含む背部２Ｂである。そして、前部２Ａと背部２Ｂとが第１回動軸線Ｌ１方向に互いに突き合わされ、接着その他の固定手段によって固定されることにより、送話部２が構成されている。図１３及び図１５に示すように、前部２Ａの受話部３側の端部には、前面２ａを有する壁部を貫通する支持孔２ｄが形成されている。この支持孔２ｄは、第２回動軸線Ｌ２方向における本体部２の中央部に位置し、しかもその軸線を第１回動軸線Ｌ１と一致させて配置されている。図１５及び図３０〜図３７に示すように、支持孔２ｄの内周面の前面２ａ側の端部には、周方向に延びる切欠き部２ｅが形成されている。この切欠き部２ｅの周方向の長さは、上記回動可能範囲（２７０°）より若干長く設定されている。
【００１２】
図１３〜図１５に示すように、受話部３は、第１回動軸線Ｌ１方向において２分された二つの部分によって構成されている。一方の部分は、前面３ａを含む前部３Ａであり、他方の部分は、背面３ｃを含む背部３Ｂである。前部３Ａと背部３Ｂとは、互いの厚さ（第１回動軸線Ｌ１方向の厚さ）がほぼ同一に設定されている。そして、前部３Ａと背部３Ｂとが第１回動軸線Ｌ方向に互いに突き合わされ、接着その他の固定手段によって固定されることによって受話部３が構成されている。受話部３の送話部２側の端部には、前面３ａから背面３ｃまで延びる凹部３ｄが形成されている。この凹部３ｄは、第２回動軸線Ｌ２方向における受話部３の中央部に配置されている。凹部３ｄの第２回動軸線Ｌ２方向における両端面には、図１５及び図３８〜図４０に示すように、断面長孔状をなす受容孔３ｅが形成されている。この受容孔３ｅは、その軸線を第２回動軸線Ｌと一致させて配置されている。図１〜図１２及び図１４に示すように、受話部３の送話部２側の端部であって凹部３ｄに隣接する両側部３ｆ，３ｆは、断面半円状に形成されている。側部３ｆの外面を構成する円弧面の曲率中心は、第２回動軸線Ｌ２上に配置されている。これにより、受話部３が第２回動軸線Ｌ２を中心として回動するとき、受話部３の送話部２側の端部の両側部３ｆ，３ｆが送話部２の前面２ａに干渉することなく、折畳位置と展開位置との間を回動することができるようになっている（図３８〜図４０参照）。
【００１３】
図２０〜図２５に示すように、連結部材４は、円板部４ａを有している。この円板部４ａの図２０及び図２１における下面の周縁部には、係合突起４ｂが形成されている。円板部４ａの中央部には、軸部４ｃが円板部４ａと一体に形成されている。この軸部４ｃは、その下端面から上方に向って基端部まで延びる孔４ｄが形成されることによって実質的には筒状をなしている。軸部４ｃは、中実に形成してもよい。軸部４ｃの基端部外周面には、一対のキー部４ｅ，４ｅが周方向に１８０°離れて配置形成されている。円板部４ａの上面には、支持部４ｆが円板部４ａと一体に形成されている。この支持部４ｆは、その上端部に連結軸部４ｇを有している。この連結軸部４ｇは、その軸線が円板部４ａ及び軸部４ｃの軸線と直交するように配置されている。連結軸部４ｇの長さは、円板部４ａの外径より長くなっており、その両端部は円板部４ａの外周から外側に突出している。円板部４ａから突出した連結軸部４ｇの両端部は、断面円形をなしている。連結軸部４ｇの中間部は、断面半円状をなしており、円板部４ａの上面に平行部４ｈ及び円弧部４ｊを介して滑らかに連なっている。連結軸部４ｇの両端面には、その軸線上を延びる取付孔４ｊが形成されている。
【００１４】
図１５に示すように、送話部２の内部には、ヒンジ装置（第３ヒンジ）５が設けられている。ヒンジ装置５は、その軸線を第１回動軸線Ｌ１と一致させて配置されている。そして、このヒンジ装置５を介して連結部材４が送話部２に第１回動軸線Ｌを中心として回動可能に支持され、ひいては受話部３が送話部２に第１回動軸線Ｌ１を中心として回動可能に支持されている。
【００１５】
図１５〜図１９に示すように、ヒンジ装置５は、第１ヒンジ部材５１を有している。この第１ヒンジ部材５１は、円板部５１ａを有している。円板部５１ａの図１８における下面（送話部２の背面２ｃ側を向く面）の中央部には、断面円形の嵌合軸部５１ｂが円板部５１ａと一体に形成されている。嵌合軸部５１ｂの外周面には、その基端部から先端部まで延びるキー溝５１ｃが形成されている。円板部５１ａ及び嵌合軸部５１ｂの中央部には、それらを貫通する貫通孔５１ｄが形成されている。この貫通孔５１ｄの内周面と円板部５１ａの上面との交差部には、一対のキー溝５１ｅ，５１ｅが周方向に１８０°離れて配置形成されている。
【００１６】
嵌合軸部５１ｂには、一対の皿ばね５２，５２、可動部材５３、第２ヒンジ部材５４、スペーサ５５及びストッパ５６がその順で外挿されている。皿ばね５２は、テーパ状をなしており、その外径は第１ヒンジ部材５１の円板部５１ａの外径とほぼ同一になっている。可動部材５３、第２ヒンジ部材５４、スペーサ５５及びストッパ５６は、いずれも円板状をなしており、それらの外径は円板部５１ａの外径とほぼ同一になっている。ストッパ５６は、嵌合軸部５１ｂの先端部（下端部）に固定されている。これにより、皿ばね５２，５２、可動部材５３、第２ヒンジ部材５４、スペーサ５５が嵌合軸部５１ｂから下方へ抜け止めされ、ヒンジ装置５全体がユニット化（一体化）されている。
【００１７】
第２ヒンジ部材５４の外周部には、一対の取付板部５４ａが形成されている。この取付板部５４ａは、ビスＢにより送話部２の前面２ａを有する壁部の内面に固定されている。これにより、ヒンジ装置５が送話部２に取り付けられている。この場合、ヒンジ装置５は、第１ヒンジ部材５１を前面２ａ側に位置させるとともに、その軸線を第１回動軸線Ｌ１と一致させた状態で取り付けられている。したがって、第１、第２ヒンジ部材５１，５４及び可動部材５３も、それらの軸線も第１回動軸線Ｌ１と一致させている。
【００１８】
可動部材５３は、その内周面に形成されたキー部５３ａがキー溝５１ｃに嵌り込むことにより、嵌合軸部５１ｂの外周に回動不能に、かつ軸線方向（第１回動軸線Ｌ方向）へ移動可能に嵌合されている。したがって、可動部材５３は、第１ヒンジ部材５１と一体に回動する。可動部材５３は、皿ばね５２によって第２ヒンジ部材５４側へ向って付勢されている。
【００１９】
可動部材５３の第２ヒンジ部材５４と対向する端面には、一対の球体（突出部）５７Ａ，５７Ｂがそれぞれの一部を第２ヒンジ部材５４側へ突出させた状態で回動可能に埋設されている。一対の球体５７Ａ，５７Ｂは、第１回動軸線Ｌ１を中心とする一つの円周上に１８０°離れて配置されている。一方、第２ヒンジ部材５４の可動部材５３と対向する端面には、一対の凹部５４ｂ，５４ｃが形成されている。一対の凹部５４ｂ，５４ｃは、第１回動軸線Ｌ１を中心とし、かつ球体５７Ａ，５７Ｂが配置された円と同一の直径を有する円周上に１８０°離れて配置されている。したがって、第１ヒンジ部材５１及び可動部材５３が回動すると、球体５７Ａ，５７Ｂが凹部５４ｂ、５４ｃに対して出入りする。この場合、可動部材５３が所定の位置（受話部３の初期位置）に回動すると、球体５７Ａ，５７Ｂが凹部（第１凹部）５４ｂ、５４ｃにそれぞれ嵌り込み、第１ヒンジ部材５１が所定の位置から１８０°離れた位置（受話部３の旋回位置）に回動すると、球体５７Ａ，５７Ｂが凹部（第２凹部）５４ｃ，５４ｂにそれぞれ嵌り込む。
【００２０】
球体５７Ａ，５７Ｂが凹部５４ｂ、５４ｃ（５４ｃ，５４ｂ）にそれぞれ嵌り込んだ状態においては、皿ばね５２の付勢力によって可動部材５３及び第１ヒンジ部材５１の第２ヒンジ部材５４に対する回動が所定の大きさの力で阻止される。第１ヒンジ部材５１が所定の位置及びそこから１８０°離れた位置以外の位置に位置しているときには、球体５７Ａ，５７Ｂが第２ヒンジ部材５４の端面上を転動する。このとき、球体５７Ａ，５７Ｂと第２ヒンジ部材５４との間には、転がり摩擦抵抗が発生し、球体５７Ａ，５７Ｂと可動部材５３との間には滑り摩擦抵抗が発生する。これらの摩擦抵抗により、第１ヒンジ部材５１が第２ヒンジ部材５４に対して任意の位置に停止することができるようになっている。なお、球体５７Ａ，５７Ｂ及び凹部５４ｂ，５４ｃと受話部３との位置関係の詳細については後述する。
【００２１】
球体５７Ａ，５７Ｂについては、それらに代えて例えば球面状をなす突起を形成してもよい。また、球体５７Ａ，５７Ｂを第２ヒンジ部材５４に設け、凹部５４ｂ，５４ｃを可動部材５３に設けてもよい。さらに、一対の凹部５４ｂ，５４ｃを１８０°離して配置しているため、一対の凹部５４ｂ，５４ｃが第１凹部及び第２凹部として兼用されているが、一対の凹部５４ｂ，５４ｃを第１凹部とし、この第１凹部５４ｂ，５４ｃに対して例えば９０°離れた位置に一対の凹部を形成し、この一対の凹部を第２凹部としてもよい。
【００２２】
図１５に示すように、連結部材４の円板部４ａは、支持孔２ｄに前面２ａ側の開口部から挿入され、スペーサＳを介してヒンジ装置５の第１ヒンジ部材５１に突き当たっている。この状態では、円板部４ａの図１５における上面が前面２ａとほぼ同一平面上に位置している。しかも、円板部４ａが支持孔２ｄにほとんど隙間なく嵌合しているので、支持孔２ｄを形成したことによる見栄えの低下を極力軽減することができる。なお、円板部４ａの上面は、前面２ａから若干突出させてもよい。
【００２３】
上記連結部材４の軸部４ｃは、ヒンジ装置５の第１ヒンジ部材５１の貫通孔５１ｄにほとんど隙間なく挿入されている。軸部４ｃの先端部は、貫通孔５１ｄを貫通して図１５の下方に突出しており、そこにはＣリング又はＥリング等からなる止め輪Ｒがストッパ５６に突き当たった状態で固定されている。止め輪Ｒがストッパ５６に突き当たるとともに、円板部４ａがスペーサＳを介して第１ヒンジ部材５１に突き当たることにより、連結部材４がヒンジ装置５に第１回動軸線Ｌ１方向へ移動不能に取り付けられ、ひいては送話部２に第１回動軸線Ｌ１方向へ移動不能に取り付けられている。
【００２４】
連結部材４の円板部４ａに形成された一対のキー部４ｅ，４ｅは、第１ヒンジ部材５１の一対のキー溝５１ｅ，５１ｅにそれぞれ嵌り込んでいる。これにより、連結部材４が第１ヒンジ部材５１に回動不能に連結されている。この結果、受話部３がヒンジ装置５を介して送話部２に第１回動軸線Ｌ１を中心として回動可能に連結されている。
【００２５】
受話部３及び連結部材４の送話部２に対する第１回動軸線Ｌ１を中心とした回動範囲は、所定の範囲に規制されている。すなわち、図３０〜図３７に示すように、連結部材４の円板部４ａに形成された係合突起４ｂは、支持孔２ｄの内周面に形成された切欠き部２ｅにその長手方向へ移動可能に入り込んでいる。そして、係合突起４ｂが切欠き部２ｅの一端部２ｆ又は他端部２ｇに突き当たることにより、連結部材４の送話部２に対する回動範囲が規制されている。図３５に示すように、係合突起４ｂが切欠き部２ｅの一端部２ｆに突き当たったときの受話部３及び連結部材４の位置が第１回動限界位置であり、図３７に示すように、係合突起４ｂが切欠き部２ｅの他端部２ｇに突き当たったときの受話部３及び連結部材４の位置が第２回動限界位置である。第１回動限界位置と第２回動限界位置との間が、受話部３及び連結部材４の回動可能範囲である。これから明かなように、この実施の形態では、切欠き部２ｅと係合突起４ｂとによって回動範囲規制機構６が構成されている。
【００２６】
図３０及び図３１に示すように、受話部３が初期位置に位置しているときには、係合突起４ｂが切欠き部２ｅの一端部２ｆから周方向へほぼ１８０°離れて位置している。換言すれば、第１回動限界位置からほぼ１８０°離れた位置が受話部３の初期位置になっている。このときには、球体５７Ａ，５７Ｂが凹部５４ｂ，５４ｃにそれぞれ入り込んでいる。したがって、受話部３が初期位置に位置しているときには、受話部３の送話部２に対する第１回動軸線Ｌ１を中心とした回動が所定の大きさの力をもって阻止されている。これから明らかなように、球体５７Ａ，５７Ｂと凹部（第１凹部）５４ｂ，５４ｃとによって第１クリック機構Ｋ１が構成されている。
【００２７】
図３４及び図３５に示すように、受話部３が初期位置から矢印方向へ１８０°回動すると、球体５７Ａ，５７Ｂが凹部５４ｃ，５４ｂにそれぞれ入り込む。このときの受話部３の回動位置が旋回位置である。したがって、旋回位置においても、受話部３は所定の大きさの力で第１回動軸線Ｌ１を中心とした回動が阻止されている。したがって、球体５７Ａ，５７Ｂと凹部（第２凹部）５４ｃ、５４ｄとによって第２クリック機構Ｋ２が構成されている。受話部３が旋回位置に達したとき、係合部４ｂが切欠き部２ｅの一端部２ｆに突き当たるか、その直前に達する。つまり、この実施の形態においては、旋回位置と第１回動限界位置とがほぼ同一位置に設定されている。したがって、受話部３は、旋回位置から図３４の矢印方向へはほとんど回動不能になっている。勿論、旋回位置は、第１回動限界位置と第２回動限界位置との範囲内であれば、第１回動限界位置から第２可動限界位置側へ離れた箇所に設定してもよい。
【００２８】
なお、図３２、図３３、図３６及び図３７に示すように、受話部３が第１、第２回動限界位置の範囲内において初期位置及び旋回位置以外の位置に位置しているときには、球体５７Ａ，５７Ｂが凹部５４ｂ，５４ｃから抜け出て第２ヒンジ部材５４の可動部材５３との対向面上を転動している。したがって、そのような位置においては、ヒンジ装置５内に発生する摩擦抵抗により、受話部３を任意の位置に停止させることができる。
【００２９】
図１〜図１２、図１５及び図３８〜図４０に示すように、連結部材４の支持部４ｆは、受話部３の凹部３ｄに挿入されている。ここで、支持部４ｆの第２回動軸線Ｌ２方向における長さは、凹部３ｄの同方向における長さとほぼ等しく、支持部４ｆの前面２ａからの高さは、凹部３ｄの深さ（受話部３の一端側から他端側へ向かう方向における深さ）とほぼ等しくなっている。したがって、連結部材４に受話部３を第２回動軸線Ｌ２を中心として回動可能に連結した状態（支持部４ｆの両端面に形成された取付孔４ｉの軸線と凹部３ｄの両端面に形成された受容孔３ｅの軸線とを互いに一致させた状態）では、凹部３ｄの各部と支持部４ｆの各部との間にほとんど隙間が形成されることがない。これによって、携帯電話機１の美観の向上が図られている。
【００３０】
特に、この実施の形態においては、図３９に示すように、支持部４ｆのうちの平行部４ｈの幅が受話部３の厚さとほぼ同一に設定されるとともに、図３８〜図４０に示すように、連結軸部４ｇの曲率半径が受話部３の端部３ｆの曲率半径とほぼ同一になっている。さらに、支持部４ｆの基部の両側部には、平行部４ｈと円板部４ａとを滑らかに連ねる円弧部４ｊが形成されており、凹部３ｄの底面の両側部には円弧部４ｊに対応した円弧部３ｈが形成されている。これらの構成が採用されることにより、携帯電話機１の美観のより一層の向上が図られている。
【００３１】
連結部材４の連結軸部４ｇの両端部は、受話部３にヒンジ装置（第１、第２ヒンジ）７，７を介して回動可能に連結されている。勿論、ヒンジ装置７，７は、その軸線を第２回動軸線Ｌと一致させている。したがって、連結部材４と受話部３とは、第２回動軸線Ｌを中心として回動可能に連結されている。二つのヒンジ装置７の一方については、それに代えて単なる軸体を用いてもよい。そのようにする場合には、軸体を連結部材４と受話部３とのいずれか一方に一体に形成し、他方に回動可能に嵌合させてもよい。
【００３２】
ヒンジ装置７は、図２６〜図２９に示すように、それぞれの軸線を第２回動軸線と一致させて配置された第１、第２ヒンジ部材７１，７２を有している。第１、第２ヒンジ部材７１，７２は、それらの中央部を貫通するヒンジ軸７３を介して互いに回動可能に連結されている。第１ヒンジ部材７１は、ヒンジ軸７３の一端部外周に回動可能に嵌合されており、ヒンジ軸７３の一端部に形成された頭部７３ａに突き当たることにより、ヒンジ軸７３の一端部からの抜け止めがなされている。第２ヒンジ部材７２は、ヒンジ軸７３の他端部外周に回動不能に嵌合されており、第２ヒンジ部材７２を貫通したヒンジ軸７３の他端部を図２８において想像線で示すように加締めることにより、ヒンジ軸７３の他端部からの抜け止めがなされている。
【００３３】
図１５に示すように、第１ヒンジ部材７１は、連結部材４の取付孔４ｉに回動不能に嵌合されており、第２ヒンジ部材７２は、受話部３の受容孔３ｅに回動不能に嵌合されている。第１、第２ヒンジ部材７１，７２は、上記のように、ヒンジ軸７３を介して回動可能に連結されている。したがって、受話部３は、第１、第２ヒンジ部材７１，７２及びヒンジ軸７３を介して連結部材４に第２回動軸線Ｌ２を中心として回動可能に連結されている。
【００３４】
第１、第２ヒンジ部材７１，７２の間に位置するヒンジ軸７３の外周には、可動部材７４が第２回動軸線Ｌ方向へ移動可能に嵌合されている。この可動部材７４は、第１ヒンジ部材７１に回動不能に、かつ第２回動軸線Ｌ２方向へ移動可能に連結されている。可動部材７４は、コイルばね（付勢手段）７５によって第２ヒンジ部材７２側へ付勢されている。可動部材７４と第２ヒンジ部材７２との間には、一対の球体７６Ａ，７６Ｂが配置されている。この一対の球体７６Ａ，７６Ｂを介して可動部材７４と第２ヒンジ部材７２とがコイルばね７５の付勢力によって押圧接触させられている。
【００３５】
図２８及び図４１に示すように、可動部材７４の第２ヒンジ部材７２との対向面には、径方向に延びる一対の収容溝７４ａ，７４ａが周方向に１８０°離れて配置形成されている。各収容溝７４ａ，７４ａには、球体７６Ａ，７６Ｂが収容溝７４ａの長手方向へ移動可能に収容されている。球体７６Ａ，７６Ｂの一部は、収容溝７４ａから第２ヒンジ部材７２側に突出している。
【００３６】
図４２及び図４３に示すように、第２ヒンジ部材７２の可動部材７４との対向面には、一対の第１凹部７２ａ，７２ｂが周方向に１８０°離れて配置されている。この一対の第１凹部７２ａ，７２ｂは、受話部３が折畳位置に位置し、かつ球体７６Ａ，７６Ｂが収容溝７４ａの径方向内側の端部に位置しているとき、図４２に示すように、球体７６Ａ，７６Ｂが第１凹部７２ａ，７２ｂの各中心から周方向に若干外れた位置において第１凹部７２ａ，７２ｂの各底面に突き当たるように配置されている。ここで、第１凹部７２ａ，７２ｂの各底面のうち、受話部３が折畳位置に位置しているときに球体７６Ａ，７６Ｂが突き当たる箇所は、周方向に向って傾斜している。したがって、球体７６Ａ，７６Ｂがコイルばね７５によって第１凹部７２ａ，７２ｂの各底面に押し付けられると、コイルばね７５の付勢力が回動付勢力に変換される。この回動付勢力によって第２ヒンジ部材７２が図４２の矢印方向へ回動付勢され、さらに第２ヒンジ部材７２を介して受話部３が展開位置側から折畳位置側へ回動付勢される。この結果、受話部３の前面３ａが送話部２の前面２ａに突き当たった状態に維持される。つまり、受話部３が折畳位置に維持される。これから明らかなように、球体７６Ａ，７６Ｂ、第１凹部７２ａ，７２ｂの各底面およびコイルばね７５によって第１回動付勢手段Ｆ１が構成されている。
【００３７】
第２ヒンジ部材７２の可動部材７４との対向面には、一対の第２凹部７２ｃ，７２ｄが周方向に１８０°離れて配置されている。この一対の第２凹部７２ｃ，７２ｄは、受話部３が展開位置に位置し、かつ球体７６Ａ，７６Ｂが収容溝７４ａの径方向外側の端部に位置したとき、図４３に示すように、球体７６Ａ，７６Ｂが第２凹部７２ｃ，７２ｄの各中心から周方向に若干外れた外れた位置において第２凹部７２ｃ，７２ｄの各底面に突き当たるように配置されている。ここで、第２凹部７２ｃ，７２ｄの各底面のうち、受話部３が展開位置に位置しているときに球体７６Ａ，７６Ｂが突き当たる箇所は、周方向に向って傾斜している。したがって、球体７６Ａ，７６Ｂがコイルばね７５によって第２凹部７２ｃ，７２ｄの各底面に押し付けられると、コイルばね７５の付勢力が回動付勢力に変換される。この回動付勢力によって第２ヒンジ部材７２が図４３の矢印方向へ回動付勢され、さらに第２ヒンジ部材７２を介して受話部３が折畳位置側から展開位置側へ回動付勢される。この結果、受話部３の背面３ｃが送話部２の前面２ａに突き当たった状態に維持される。つまり、受話部３が展開位置に維持される。これから明らかなように、球体７６Ａ，７６Ｂ、第２凹部７２ｃ，７２ｄの各底面およびコイルばね７５によって第２回動付勢手段Ｆ２が構成されている。
【００３８】
折畳位置と展開位置とは、第２回動軸線Ｌ２を中心として１８０°離れている。したがって、球体７６Ａ，７６Ｂが折畳位置に位置したときにそれぞれ入り込む第１凹部７２ａ，７２ｂと展開位置に位置したときにそれぞれ入り込む第２凹部７２ｃ，７２ｄとは、各球体７６Ａ，７６Ｂが凹部７２ａ〜７２ｄの各底面に対して上記の関係をもって接触することができるよう、周方向に１８０°より所定角度（例えば２０°）だけ大きく離れて配置されている。しかも、第１凹部７２ａ，７２ｂと第２凹部７２ｃ，７２ｄとは、第１凹部７２ａ，７２ｂの外側の端部と第２凹部７２ｄ，７２ｃの内側の端部とがそれぞれ交差するように配置されている。第２ヒンジ部材７２が受話部３の回動に伴って１８０°回動するときに、球体７６Ａ，７６Ｂが第１凹部７２ａ，７２ｂと第２凹部７２ｃ，７２ｄとの間を円滑に移動することができるよう、第２ヒンジ部材６２の可動部材６４との対向面には、第１凹部７２ａと第２凹部７２ｃとを連結するガイド溝７２ｅが螺旋状に形成され、第１凹部７２ｂと第２凹部７２ｄとを連結するガイド溝７２ｆが螺旋状に形成されている。
【００３９】
次に、図４４〜図５３に示すこの発明の第２の実施の形態について説明する。なお、この第２の実施の形態については、上記の実施の形態と異なる構成についてのみ説明し、同様な構成部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【００４０】
この実施の形態の携帯電話機１′においては、図４８に示すように、連結部材４の連結軸部４ｇが円板部４ａの中央部に対して送話部２の他端側から一端側（連結部材４が配置された端部側）へ向かう方向にずらして配置されている。その結果、平行部４ｈの外側の側面が送話部２の一端面（図４８において右側の端面）とほぼ同一平面上に位置している。また、図４８及び図４９に示すように、連結軸部４ｇが送話部２の一端側に配置されたことに対応して、第２回動軸線Ｌ２が第１回動軸線Ｌ１に対して同方向へ離れて配置されている。
【００４１】
図４８に示すように、受話部３の展開位置は、凹部３ｄの底面が連結部材４の平行部４ｈの外側の側面に突き当たることによって規制されており、折畳位置からほぼ１６０°離れた位置に設定されている。これを可能にするために、支持部４ｆの外側の側部には、円弧部４ｊが形成されておらず、平行部４ｈの側面と同一平面をなす当接部４ｋが形成されている。一方、凹部３ｄの底面の当接部４ｋに対応する箇所には、円弧部３ｈに代えて傾斜面３ｊが形成されている。この傾斜面３ｊが当接部４ｋに突き当たることにより、受話部３の展開位置が規制されている。
【００４２】
図５０に示すように、ヒンジ装置７は連結部材４の一端部（図５０の左端部）に配置された一つだけ用いられており、他のヒンジ装置７に代えて連結部材４の他端面に枢軸部４ｌが一体に形成されている。この枢軸部４ｌは、受話部３の凹部３ｄの端面に形成された支持孔３ｉに回動可能に嵌合されている。これにより、連結部材４の他端部に受話部３が第２回動軸線Ｌ２を中心として回動可能に連結されている。
【００４３】
ヒンジ装置５に代えてヒンジ装置５′が用いられている。図５１〜図５３に示すように、このヒンジ装置５′においては、第１ヒンジ部材５１の嵌合軸部５１ｂに、第２ヒンジ部材５４、可動部材５３、皿ばね５２に代わるコイルばね５８及びストッパ５６が順次外挿されている。第２ヒンジ部材５４の外周部には、取付板部５４ａに代わる一対のキー部５４ｄが形成されている。このキー部５４ｄが送話部２の支持孔２ｄの内周面に形成されたキー溝（図示せず）に嵌り込むことにより、第２ヒンジ部材５４が送話部２に回動不能に連結されている。
【００４４】
第２ヒンジ部材５４の可動部材５３との対向面には、一対の球体５７Ａ，５７Ｂがその一部を可動部材５３側に突出させた状態で回動（自転）可能に埋設されている。一方、可動部材５３の第２ヒンジ部材５４との対向面には、上記実施の形態の凹部５４ｂ，５４ｃに対応する凹部５３ｂ，５３ｃが形成されている。コイルばね５８は、可動部材５３を第２ヒンジ部材５４側に向かって付勢している。この付勢力により、可動部材５３が第２ヒンジ部材５４に球体５７Ａ，５７Ｂを介して押圧接触させられるとともに、第２ヒンジ部材５４が第１ヒンジ部材５１の円板部５１ａに押圧接触させられている。
【００４５】
また、この実施の形態のヒンジ装置５′においては、送話部２に支持孔２ｄの底面を構成する底部２ｈが形成されている。この底部２ｈの中央部には、支持孔２ｄと軸線を一致させた係合孔２ｉが形成されている。底部２ｈには、ヒンジ装置５′のストッパ５６が載置されている。連結部材４の軸部４ｃの先端部は、係合孔２ｉを貫通しており、係合孔２ｉから突出した先端部に止め輪Ｒが装着されている。この止め輪Ｒとストッパ５６とによって底部２ｈを挟持することにより、ヒンジ装置５′及び連結部材４が支持孔２ｄに第１回動軸線Ｌ１方向へ移動不能に取り付けられている。
【００４６】
なお、この発明は上記の実施の形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、受話部３の前面３ａを送話部２の前面に突き当たることによって受話部３の折畳位置を規制しているが、受話部３の前面３ａ又は凹部３ｄの底面を連結部材４の円板部４ａに突き当てることによって受話部３の折畳位置を規制してもよい。その場合には、受話部３を折畳位置に位置させた状態で第１回動軸線Ｌ１を中心として回動させたときに、前面３ａが操作ボタン２ｂに接触するのを回避するために、折畳位置に位置している受話部３の前面３ａを送話部２の前面２ａに対して若干離間させてもよい。
【００４７】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係る携帯機器によれば、受話部に形成された凹部と連結部材との間に大きな隙間が形成されるのを防止することができ、それによって携帯機器の美観を向上させることができるという効果が得られる。
また、この発明に係るヒンジ装置によれば、第１、第２ヒンジ部材及び可動部材を円板状に形成するのみならず、付勢手段として皿ばねを用いているので、ヒンジ装置の軸線方向における寸法を小さくすることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施の形態を、受話部を原位置に位置させた状態で示す斜視図である。
【図２】同実施の形態を、受話部を原位置（初期位置）から第１回動軸線を中心として矢印方向へ９０°回動させた状態で示す斜視図である。
【図３】同実施の形態を、その受話部を原位置（初期位置）から第１回動軸線を中心として矢印方向へほぼ１８０°回動させて第１回動限界位置（旋回位置）に位置させた状態で示す斜視図である。
【図４】同実施の形態を、受話部を原位置（初期位置）から第１回動軸線を中心として矢印方向へ９０°回動させて第２回動限界位置に位置させた状態で示す斜視図である。
【図５】同実施の形態を、受話部を図１に示す原位置（折畳位置）から第２回動軸線を中心として矢印方向へ９０°回動させた状態で示す斜視図である。
【図６】同実施の形態を、受話部を図１に示す原位置（折畳位置）から第２回動軸線を中心として矢印方向へ１８０°回動させて展開位置に位置させた状態で示す斜視図である。
【図７】同実施の形態を、受話部を図２に示す位置から第２回動軸線を中心として矢印方向へ９０°回動させた状態で示す斜視図である。
【図８】同実施の形態を、受話部を図２に示す位置から第２回動軸線を中心として矢印方向へ１８０回動させて展開位置に位置させた状態で示す斜視図である。
【図９】同実施の形態を、受話部を図３に示す位置から第２回動軸線を中心として矢印方向へ９０°回動させた状態で示す斜視図である。
【図１０】同実施の形態を、受話部を図３に示す位置から第２回動軸線を中心として矢印方向へ１８０°回動させて展開位置に位置させた状態で示す斜視図である。
【図１１】同実施の形態を、受話部を図４に示す位置から第２回動軸線を中心として矢印方向へ９０°回動させた状態で示す斜視図である。
【図１２】同実施の形態を、受話部を図４に示す位置から第２回動軸線を中心として矢印方向へ１８０°回動させて展開位置に位置させた状態で示す斜視図である。
【図１３】同実施の形態の分解斜視図である。
【図１４】受話部を原位置に位置させた状態で示す同実施の形態の側面図である。
【図１５】図１４のＸ−Ｘ線に沿う拡大断面図である。
【図１６】同実施の形態において用いられているヒンジ装置（第３ヒンジ）を示す斜視図である。
【図１７】同ヒンジ装置の正面図である。
【図１８】図１７のＸ−Ｘ線に沿う断面図である。
【図１９】同ヒンジ装置の分解斜視図である。
【図２０】同実施の形態において用いられている連結部材を示す斜視図である。
【図２１】同連結部材の正面図である。
【図２２】同連結部材の平面図である。
【図２３】同連結部材の下面図である。
【図２４】図２１のＸ−Ｘ線に沿う断面図である。
【図２５】図２１のＹ−Ｙ線に沿う断面図である。
【図２６】同実施の形態において用いられているヒンジ装置（第１、第２ヒンジ装置）を示す斜視図である。
【図２７】同ヒンジ装置の正面図である。
【図２８】図２７のＸ−Ｘ線に沿う断面図である。
【図２９】同ヒンジ装置の分解斜視図である。
【図３０】受話部を原位置に位置させたときにおける同実施の形態の一部を切り欠いて示す平面図である。
【図３１】図３０のＸ円部の拡大図である。
【図３２】受話部を原位置から第１回動軸線を中心として矢印方向へ９０°回動させたときにおける同実施の形態の一部を切り欠いて示す平面図である。
【図３３】図３２のＸ円部の拡大図である。
【図３４】受話部を原位置から第１回動軸線を中心として矢印方向へ１８０°回動させて第１可動限界位置に位置させたときにおける同実施の形態の一部を切り欠いて示す平面図である。
【図３５】図３４のＸ円部の拡大図である。
【図３６】受話部を原位置から第１回動軸線を中心として矢印方向へ９０°回動させて第２回動限界位置に位置させたときにおける同実施の形態の一部を切り欠いて示す平面図である。
【図３７】図３６のＸ円部の拡大図である。
【図３８】受話部を原位置に位置させたときにおける同実施の形態の一部を省略して示す一部切欠き側面図である。
【図３９】受話部を原位置から第２回動軸線を中心として９０°回動させたときにおける同実施の形態の一部を省略して示す一部切欠き側面図である。
【図４０】受話部を原位置から第２回動軸線を中心として１８０°回動させて展開位置に位置させたときにおける同実施の形態の一部を省略して示す一部切欠き側面図である。
【図４１】同実施の形態において用いられているヒンジ装置（第１、第２ヒンジ）の可動部材の第２ヒンジ部材との対向面を、受話部が折畳位置に位置しているときの状態で示す平面図である。
【図４２】同実施の形態において用いられているヒンジ装置の第２ヒンジ部材の可動部材との対向面を、受話部が折畳位置に位置しているときの状態で示す平面図である。
【図４３】同実施の形態において用いられているヒンジ装置の第２ヒンジ部材の可動部材との対向面を、受話部が展開位置に位置しているときの状態で示す平面図である。
【図４４】この発明の他の実施の形態を、受話部を原位置に位置させた状態で示す斜視図である。
【図４５】同実施の形態を、受話部を原位置から第１回動軸線を中心として矢印方向へ９０°回動させるとともに、第２回動軸線を中心としてほぼ１６０°回動させて展開位置に位置させた状態で示す斜視図である。
【図４６】同実施の形態を、受話部を原位置から第２回動軸線を中心として矢印方向へほぼ１６０°回動させて展開位置に位置させた状態で示す斜視図である。
【図４７】同実施の形態の分解斜視図である。
【図４８】同実施の形態の一部省略側断面図である。
【図４９】同実施の形態の側面図である。
【図５０】図４９のＸ−Ｘ線に沿う拡大断面図である。
【図５１】同実施の形態において用いられているヒンジ装置（第３ヒンジ）を示す斜視図である。
【図５２】同ヒンジ装置の縦断面図である。
【図５３】同ヒンジ装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
Ｆ１第１回動付勢手段
Ｆ２第２回動付勢手段
Ｋ１第１クリック機構
Ｋ２第２クリック機構
Ｌ１第１回動軸線
Ｌ２第２回動軸線
１携帯電話機
１′ 携帯電話機
２送話部（本体部）
２ａ前面
２ｄ支持孔
３受話部（回動部）
３ａ前面
３ｄ凹部
４連結部材
４ｃ軸部
４ｆ支持部
５ヒンジ装置（第３ヒンジ）
６回動範囲規制機構
７ヒンジ装置（第１、第２ヒンジ）
５１第１ヒンジ部材
５２皿ばね
５３可動部材
５４第２ヒンジ部材
５４ｂ凹部（第１、第２凹部）
５４ｃ凹部（第１、第２凹部）
５７Ａ球体（突出部）
５７Ｂ球体（突出部）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a portable device such as a mobile phone or a notebook personal computer and a hinge device suitable for use in the portable device.
[0002]
[Prior art]
In the conventional mobile phone, the transmitter and receiver have only rotated around one rotation axis, but recently, the transmitter and receiver have two rotation axes that are orthogonal to each other. There is provided a mobile phone that is pivotally connected as a center. In such a cellular phone, one end portion of a connecting shaft having a circular cross section is provided at one end portion on the receiving portion side of the transmitting portion so as to be rotatable about its axis (first rotation axis). The other end portion of the connecting shaft protrudes from the front surface of the transmitting portion. On the other hand, a recess is formed at one end of the receiver on the transmitter side. End portions protruding from the transmitting portion of the connecting shaft are inserted into the concave portions, and arm portions are formed on both end surfaces of the concave portions facing the connecting shaft. Each arm is rotatably connected to a connecting shaft about a second rotation axis that is orthogonal to the first rotation axis. Thereby, the transmission part and the reception part are connected so as to be rotatable about two rotation axes that are orthogonal to each other (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2002-209000 (page 2, FIG. 1)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the mobile phone described above, the connecting shaft has a circular cross section, whereas the concave portion formed in the receiving portion has a rectangular shape, so that a large gap is formed between the concave portion and the connecting shaft. In particular, a large gap is formed when the receiver is rotated to a position substantially orthogonal to the transmitter. For this reason, there was a problem that the appearance of the mobile phone was poor.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, the present invention has a main body portion in which a support hole is formed in one end portion of the front surface, a rotating portion in which a concave portion is formed in one end portion adjacent to the one end portion of the main body portion, A shaft portion that is inserted into the support hole of the main body portion and is supported by the main body portion so as to be rotatable about a first rotation axis line that coincides with the axis line of the support hole, and is connected to the shaft portion. A connecting member having a support portion extending in a direction perpendicular to the axis of the shaft portion and projecting forward from the front surface of the main body portion, and a protruding amount of the support portion from the front surface of the main body portion is the rotating portion. And the length of the support portion in the first rotation axis direction is set to be equal to the width of the recess in the same direction, and the support portion has both end surfaces at both ends of the recess. Is inserted into the recess with the surface facing the Between the one end face and the other end face facing each other, the support part and the turning part are rotatable about a second turning axis extending in a direction perpendicular to the first turning axis. The first and second hinges to be connected are provided, respectively.
In this case, it is desirable that the second rotation axis is disposed in front of the first rotation axis in the direction from the other end side to the one end side of the main body.
It is desirable that a third hinge is provided in the support hole of the main body portion, and the shaft portion of the connecting member is rotatably supported by the main body portion via the third hinge. The third hinge has a first click mechanism for fixing the connecting member with respect to the main body at a predetermined initial position with a predetermined amount of force, and the first pivot axis relative to the main body. It is desirable to have a second click mechanism that fixes the position with a force of a predetermined magnitude at a turning position that is a predetermined angle away from the initial position in one direction from the initial position.
Between the main body portion and the connecting member, a rotation range of the connecting member relative to the main body portion is within a rotatable range between a predetermined first rotation limit position and a second rotation limit position. It is desirable that a turning range restricting mechanism for restricting is provided, and that the initial position and the turning position are included in the turnable range.
A rotation range of the rotation unit with respect to the connecting member is restricted between a folding position and a deployment position separated from the folding position by a predetermined angle, and at least one of the first and second hinges is A first turning biasing means for biasing the turning portion from the unfolding position side to the folding position side when the turning portion is located at or near the folding position; And a second rotation urging means for urging the rotation portion from the folding position side to the deployment position side when the rotation portion is positioned at and near the deployed position. It is desirable.
As the third hinge, first and second hinge members having a disk shape that can be rotated on the rotation axis and cannot move in the direction of the rotation axis, and the first hinge member can rotate. A disk-shaped movable member that is connected to be movable in the rotational axis direction, a disc spring that biases the movable member toward the second hinge member, the second hinge member, and the A plurality of projecting portions are arranged on one of opposing surfaces facing the movable member so as to be separated from each other in the circumferential direction about the rotation axis, and on the other hand, the first hinge member is predetermined with respect to the second hinge member. A plurality of first recesses into which the plurality of protrusions fit respectively when positioned at the first position, and the first hinge member from the first position with respect to the second hinge member. When it is located at the second position separated by a predetermined angle in the circumferential direction To use a hinge device in which a plurality of second recesses the plurality of protrusions is fitted are respectively formed is desirable.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to FIGS.
1 to 43 show an embodiment of the present invention. In this embodiment, the present invention is applied to a mobile phone (mobile device) 1. First, a schematic configuration of the mobile phone 1 will be described. The mobile phone 1 includes a transmitter (main body) 2, a receiver (rotating unit) 3, and a connecting member 4. The transmitter 2 has a substantially rectangular parallelepiped shape with a small thickness, and various operation buttons 2b are provided on the front surface 2a. The receiver 3 also has a substantially rectangular parallelepiped shape with a small thickness, and a liquid crystal display 3b is provided on the front surface 3a. The width of the receiver 3 is set to be the same as the width of the transmitter 2. The connecting member 4 is connected to one end of the transmitter 2 on the receiver 3 side so as to be rotatable about a first rotation axis L1 orthogonal to the front surface 2a, and the transmitter 2 side of the receiver 3 is connected. Is connected to one end of the first pivot axis about a second pivot axis L2 orthogonal to the first pivot axis L1. Thereby, the transmission part 2 and the reception part 3 are connected so that rotation is possible centering | focusing on the 1st, 2nd rotation axis L1, L2.
[0007]
Next, the rotation aspect of the transmission part 2 and the reception part 3 is demonstrated. For convenience of explanation, it is assumed that the transmitter 2 is fixed and the receiver 3 rotates with respect to the transmitter 2.
[0008]
FIG. 1 shows a state in which the receiver 3 is located at the original position with respect to the transmitter 2. When the receiver 3 is in the original position, the center of the receiver 3 in the direction of the second rotation axis L2 coincides with the center of the transmitter 2 in the same direction, and as a result, both side surfaces of the receiver 3 are transmitted. It is located on the same plane as both side surfaces of the talking section 2. Moreover, in the original position, the front surface 3 a of the receiver 3 is in contact with the front surface 2 a of the transmitter 2. The position in the circumferential direction around the first rotation axis L1 of the receiver 3 when both sides of the receiver 3 are located on the same plane as both sides of the transmitter 2 is the initial position. The position in the circumferential direction around the second rotation axis L2 of the receiver 3 when the front surface 3a of the receiver 3 is in contact with the front surface 2a of the transmitter 2 is the folding position. Therefore, the original position is the position of the receiver 3 when the receiver 3 is located at the initial position and the folding position.
[0009]
As shown in FIGS. 2 to 4, the receiver 3 can be rotated by a predetermined range in the forward and reverse directions around the first rotation axis L 1. In the case of this embodiment, the receiver 3 can be rotated by approximately 180 ° from the initial position in one direction indicated by an arrow in FIGS. 2, 3, 32 and 34. The position of the receiving unit 3 when the receiving unit 3 is rotated by approximately 180 ° from the initial position is the first rotation limit position. On the other hand, the receiver 3 can be rotated by approximately 90 ° from the initial position in the other direction indicated by the arrow in FIGS. 4 and 36. The position of the receiving unit 3 when the receiving unit 3 is rotated by approximately 90 ° from the initial position is the second rotation limit position. Therefore, the pivotable range of the receiver 3 is approximately 270 °. Note that the receiver 3 rotates integrally with the connecting member 4 when rotating around the first rotation axis L1. Accordingly, each rotation position around the first rotation axis L 1 of the connecting member 4 is referred to as the rotation position of the receiver 3.
[0010]
As will be apparent by comparing FIGS. 1 to 4 and FIGS. 5 to 12, the reception unit 3 can be positioned at any position within the rotatable range, even if its front surface 3 a. Rotating around the second rotation axis L2 between the folding position where the butt hits the front surface 3a of the transmitter 2 and the unfolded position where the back surface 3c of the tweeter 3 hits the front surface 2a of the transmitter 2 In this embodiment, the angle between the folding position and the deployed position is set to approximately 180 °.
[0011]
Next, a more detailed configuration of the mobile phone 1 will be described. As shown in FIGS. 13 to 15, the transmitter 2 is composed of two parts divided in the direction of the first rotation axis L1. Yes. One part is the front part 2A including the front surface 2a, and the other part is the back part 2B including the back surface 2c (see FIGS. 14 and 15). Then, the front part 2A and the back part 2B are abutted with each other in the direction of the first rotation axis L1, and fixed by bonding or other fixing means, whereby the transmission part 2 is configured. As shown in FIGS. 13 and 15, a support hole 2d penetrating through the wall portion having the front surface 2a is formed at the end of the front portion 2A on the receiver 3 side. The support hole 2d is located at the center of the main body 2 in the direction of the second rotation axis L2, and is arranged such that its axis coincides with the first rotation axis L1. As shown in FIGS. 15 and 30 to 37, a notch 2e extending in the circumferential direction is formed at the end of the inner peripheral surface of the support hole 2d on the front surface 2a side. The circumferential length of the notch 2e is set to be slightly longer than the rotatable range (270 °).
[0012]
As shown in FIG. 13 to FIG. 15, the receiver 3 is composed of two parts divided in two in the direction of the first rotation axis L1. One part is the front part 3A including the front surface 3a, and the other part is the back part 3B including the back surface 3c. The front part 3A and the back part 3B are set to have substantially the same thickness (thickness in the direction of the first rotation axis L1). And the front part 3A and the back part 3B are abutted with each other in the direction of the first rotation axis L, and are fixed by bonding or other fixing means, whereby the receiver part 3 is configured. A concave portion 3d extending from the front surface 3a to the back surface 3c is formed at the end of the receiver unit 3 on the transmitter unit 2 side. The recess 3d is disposed at the center of the receiver 3 in the second rotation axis L2 direction. As shown in FIG. 15 and FIG. 38 to FIG. 40, receiving holes 3e having a long cross-sectional shape are formed on both end surfaces of the recess 3d in the second rotation axis L2 direction. The receiving hole 3e is arranged such that its axis coincides with the second rotation axis L. As shown in FIG. 1 to FIG. 12 and FIG. 14, both side portions 3 f and 3 f adjacent to the concave portion 3 d at the end portion on the transmitter portion 2 side of the receiver portion 3 are formed in a semicircular cross section. The center of curvature of the arc surface constituting the outer surface of the side portion 3f is arranged on the second rotation axis L2. Thereby, when the receiver 3 rotates around the second rotation axis L2, both side portions 3f and 3f at the end of the receiver 3 on the transmitter 2 side interfere with the front surface 2a of the transmitter 2. Without being able to rotate between the folding position and the unfolded position (see FIGS. 38 to 40).
[0013]
As shown in FIGS. 20-25, the connection member 4 has the disc part 4a. Engagement protrusions 4b are formed on the peripheral edge portion of the lower surface of the disk portion 4a in FIGS. A shaft portion 4c is formed integrally with the disc portion 4a at the center of the disc portion 4a. The shaft portion 4c is substantially cylindrical by forming a hole 4d extending upward from the lower end surface to the base end portion. The shaft portion 4c may be formed solid. A pair of key portions 4e, 4e are disposed and formed 180 degrees apart in the circumferential direction on the outer peripheral surface of the base end portion of the shaft portion 4c. On the upper surface of the disc portion 4a, a support portion 4f is formed integrally with the disc portion 4a. The support portion 4f has a connecting shaft portion 4g at its upper end. The connecting shaft portion 4g is disposed so that its axis is orthogonal to the axes of the disc portion 4a and the shaft portion 4c. The length of the connecting shaft portion 4g is longer than the outer diameter of the disc portion 4a, and both end portions thereof protrude outward from the outer periphery of the disc portion 4a. Both end portions of the connecting shaft portion 4g protruding from the disc portion 4a are circular in cross section. The intermediate part of the connecting shaft part 4g has a semicircular cross section, and is smoothly connected to the upper surface of the disk part 4a via the parallel part 4h and the arc part 4j. Attachment holes 4j extending on the axis are formed on both end faces of the connecting shaft portion 4g.
[0014]
As shown in FIG. 15, a hinge device (third hinge) 5 is provided inside the transmitter 2. The hinge device 5 is arranged such that its axis coincides with the first rotation axis L1. Then, the connecting member 4 is supported by the transmitting portion 2 so as to be rotatable about the first rotation axis L via the hinge device 5, and as a result, the receiving portion 3 is supported by the transmitting portion 2 on the first rotating axis L 1. Is supported so as to be rotatable around the center.
[0015]
As shown in FIGS. 15 to 19, the hinge device 5 has a first hinge member 51. The first hinge member 51 has a disc portion 51a. A fitting shaft portion 51b having a circular cross section is formed integrally with the disk portion 51a at the center of the lower surface (the surface facing the back surface 2c side of the transmitter portion 2) in FIG. 18 of the disk portion 51a. A key groove 51c extending from the base end portion to the tip end portion is formed on the outer peripheral surface of the fitting shaft portion 51b. A through hole 51d penetrating them is formed in the central part of the disc part 51a and the fitting shaft part 51b. A pair of key grooves 51e, 51e are disposed and formed 180 ° apart in the circumferential direction at the intersection between the inner peripheral surface of the through hole 51d and the upper surface of the disc portion 51a.
[0016]
A pair of disc springs 52, 52, a movable member 53, a second hinge member 54, a spacer 55, and a stopper 56 are extrapolated in this order on the fitting shaft portion 51b. The disc spring 52 has a tapered shape, and its outer diameter is substantially the same as the outer diameter of the disc portion 51 a of the first hinge member 51. The movable member 53, the second hinge member 54, the spacer 55, and the stopper 56 all have a disc shape, and their outer diameters are substantially the same as the outer diameter of the disc portion 51a. The stopper 56 is fixed to the distal end portion (lower end portion) of the fitting shaft portion 51b. Accordingly, the disc springs 52 and 52, the movable member 53, the second hinge member 54, and the spacer 55 are prevented from coming down downward from the fitting shaft portion 51b, and the entire hinge device 5 is unitized (integrated).
[0017]
A pair of attachment plate portions 54 a is formed on the outer peripheral portion of the second hinge member 54. The mounting plate portion 54a is fixed to the inner surface of the wall portion having the front surface 2a of the transmission portion 2 by screws B. As a result, the hinge device 5 is attached to the transmitter 2. In this case, the hinge device 5 is attached in a state where the first hinge member 51 is positioned on the front surface 2a side and the axis thereof is matched with the first rotation axis L1. Accordingly, the first and second hinge members 51 and 54 and the movable member 53 have their axes aligned with the first rotation axis L1.
[0018]
The movable member 53 has a key portion 53a formed on the inner peripheral surface thereof fitted in the key groove 51c so that the movable member 53 cannot rotate on the outer periphery of the fitting shaft portion 51b and is axially (in the first rotation axis L direction). ) Is movably fitted. Therefore, the movable member 53 rotates integrally with the first hinge member 51. The movable member 53 is biased toward the second hinge member 54 by the disc spring 52.
[0019]
A pair of spheres (protrusions) 57A and 57B are embedded in the end face of the movable member 53 facing the second hinge member 54 so as to be rotatable in a state where a part of each of the spheres (projections) 57A protrudes toward the second hinge member 54. ing. The pair of spheres 57A and 57B are arranged 180 degrees apart on one circumference centered on the first rotation axis L1. On the other hand, a pair of recesses 54b and 54c are formed on the end surface of the second hinge member 54 facing the movable member 53. The pair of recesses 54b and 54c are arranged 180 degrees apart on a circle having the same diameter as the circle on which the spheres 57A and 57B are arranged, with the first rotation axis L1 as the center. Therefore, when the first hinge member 51 and the movable member 53 rotate, the spheres 57A and 57B enter and exit the recesses 54b and 54c. In this case, when the movable member 53 is rotated to a predetermined position (the initial position of the receiver 3), the spheres 57A and 57B are fitted into the concave portions (first concave portions) 54b and 54c, respectively, and the first hinge member 51 is predetermined. When rotated to a position 180 ° away from the position (turning position of the receiver 3), the spheres 57A and 57B fit into the recesses (second recesses) 54c and 54b, respectively.
[0020]
In a state in which the spheres 57A and 57B are fitted in the recesses 54b and 54c (54c and 54b), the movable member 53 and the first hinge member 51 rotate with respect to the second hinge member 54 by the biasing force of the disc spring 52, respectively. Is blocked by the power of When the first hinge member 51 is located at a position other than the predetermined position and a position 180 ° away from the predetermined position, the spheres 57A and 57B roll on the end surface of the second hinge member 54. At this time, rolling frictional resistance is generated between the spheres 57A and 57B and the second hinge member 54, and sliding frictional resistance is generated between the spheres 57A and 57B and the movable member 53. With these frictional resistances, the first hinge member 51 can stop at an arbitrary position with respect to the second hinge member 54. The details of the positional relationship between the spheres 57A and 57B and the recesses 54b and 54c and the receiver 3 will be described later.
[0021]
For the spheres 57A and 57B, instead of them, for example, spherical projections may be formed. Further, the spheres 57 A and 57 B may be provided on the second hinge member 54, and the recesses 54 b and 54 c may be provided on the movable member 53. Furthermore, since the pair of recesses 54b and 54c are arranged 180 degrees apart, the pair of recesses 54b and 54c are also used as the first recess and the second recess, but the pair of recesses 54b and 54c are used as the first recess. For example, a pair of recesses may be formed at positions separated by 90 ° from the first recesses 54b and 54c, and the pair of recesses may be used as the second recess.
[0022]
As shown in FIG. 15, the disk portion 4 a of the connecting member 4 is inserted into the support hole 2 d from the opening on the front surface 2 a side and abuts against the first hinge member 51 of the hinge device 5 via the spacer S. In this state, the upper surface in FIG. 15 of the disc part 4a is located on the same plane as the front surface 2a. In addition, since the disc portion 4a is fitted into the support hole 2d with almost no gap, it is possible to reduce as much as possible the decrease in appearance due to the formation of the support hole 2d. In addition, you may make the upper surface of the disc part 4a protrude slightly from the front surface 2a.
[0023]
The shaft portion 4 c of the connecting member 4 is inserted into the through hole 51 d of the first hinge member 51 of the hinge device 5 with almost no gap. The distal end portion of the shaft portion 4c passes through the through hole 51d and protrudes downward in FIG. 15, and a retaining ring R made of a C ring, an E ring, or the like is fixed to the stopper 56 in a state of being abutted there. . The retaining ring R abuts against the stopper 56 and the disk portion 4a abuts against the first hinge member 51 via the spacer S, so that the connecting member 4 is attached to the hinge device 5 so as not to move in the direction of the first rotation axis L1. As a result, it is attached to the transmitter 2 so as not to move in the direction of the first rotation axis L1.
[0024]
The pair of key portions 4 e and 4 e formed on the disc portion 4 a of the connecting member 4 are fitted in the pair of key grooves 51 e and 51 e of the first hinge member 51, respectively. Thereby, the connecting member 4 is connected to the first hinge member 51 so as not to rotate. As a result, the receiver 3 is connected to the transmitter 2 via the hinge device 5 so as to be rotatable about the first rotation axis L1.
[0025]
The rotation range around the first rotation axis L1 with respect to the transmission section 2 of the reception section 3 and the connecting member 4 is restricted to a predetermined range. That is, as shown in FIGS. 30 to 37, the engagement protrusion 4b formed on the disk portion 4a of the connecting member 4 is formed in the longitudinal direction of the notch 2e formed on the inner peripheral surface of the support hole 2d. Moved into the movable. And the rotation range with respect to the transmission part 2 of the connection member 4 is controlled when the engaging protrusion 4b hits the one end part 2f or the other end part 2g of the notch part 2e. As shown in FIG. 35, the position of the earpiece 3 and the connecting member 4 when the engaging protrusion 4b hits the one end 2f of the notch 2e is the first rotation limit position, as shown in FIG. The position of the earpiece 3 and the connecting member 4 when the engaging protrusion 4b hits the other end 2g of the notch 2e is the second rotation limit position. A range between the first rotation limit position and the second rotation limit position is a range in which the receiver 3 and the connecting member 4 can rotate. As will be apparent from this, in this embodiment, the notch portion 2e and the engagement protrusion 4b constitute the rotation range restricting mechanism 6.
[0026]
As shown in FIGS. 30 and 31, when the receiver 3 is located at the initial position, the engaging protrusion 4b is located approximately 180 ° away from the one end 2f of the notch 2e in the circumferential direction. In other words, the position that is approximately 180 ° away from the first rotation limit position is the initial position of the receiver 3. At this time, the spheres 57A and 57B enter the recesses 54b and 54c, respectively. Therefore, when the reception unit 3 is located at the initial position, the rotation of the reception unit 3 around the first rotation axis L1 with respect to the transmission unit 2 is blocked with a predetermined amount of force. As is clear from this, the first click mechanism K1 is configured by the spheres 57A and 57B and the concave portions (first concave portions) 54b and 54c.
[0027]
As shown in FIGS. 34 and 35, when the receiver 3 is rotated 180 ° from the initial position in the direction of the arrow, the spheres 57A and 57B enter the recesses 54c and 54b, respectively. At this time, the turning position of the receiver 3 is the turning position. Accordingly, even at the turning position, the receiving unit 3 is prevented from rotating around the first rotation axis L1 with a predetermined force. Accordingly, the second click mechanism K2 is configured by the spheres 57A and 57B and the concave portions (second concave portions) 54c and 54d. When the receiving part 3 reaches the turning position, the engaging part 4b hits one end part 2f of the notch part 2e or reaches just before it. That is, in this embodiment, the turning position and the first rotation limit position are set at substantially the same position. Therefore, the receiving part 3 is hardly rotatable from the turning position in the direction of the arrow in FIG. Of course, as long as the turning position is within the range between the first turning limit position and the second turning limit position, the turning position may be set at a position away from the first turning limit position toward the second movable limit position. .
[0028]
As shown in FIGS. 32, 33, 36 and 37, when the receiver 3 is located at a position other than the initial position and the turning position within the first and second rotation limit positions, The spheres 57A and 57B come out of the recesses 54b and 54c and roll on the surface of the second hinge member 54 facing the movable member 53. Therefore, at such a position, the receiving section 3 can be stopped at an arbitrary position by the frictional resistance generated in the hinge device 5.
[0029]
As shown in FIGS. 1 to 12, 15, and 38 to 40, the support portion 4 f of the connecting member 4 is inserted into the recess 3 d of the receiver 3. Here, the length of the support portion 4f in the second rotation axis L2 direction is substantially equal to the length of the recess portion 3d in the same direction, and the height of the support portion 4f from the front surface 2a is the depth of the recess portion 3d (the receiving portion). 3 in the direction from one end side to the other end side). Therefore, the receiving part 3 is connected to the connecting member 4 so as to be rotatable about the second rotation axis L2 (formed on the axis of the mounting hole 4i formed on both end faces of the support part 4f and on both end faces of the recess 3d. In a state in which the axes of the receiving holes 3e are aligned with each other, almost no gap is formed between each part of the recess 3d and each part of the support part 4f. Thereby, the aesthetic appearance of the mobile phone 1 is improved.
[0030]
In particular, in this embodiment, as shown in FIG. 39, the width of the parallel part 4h of the support part 4f is set to be substantially the same as the thickness of the receiver part 3, and as shown in FIGS. Further, the radius of curvature of the connecting shaft portion 4g is substantially the same as the radius of curvature of the end portion 3f of the receiving portion 3. Further, arc portions 4j that smoothly connect the parallel portions 4h and the disc portions 4a are formed on both sides of the base portion of the support portion 4f, and both sides of the bottom surface of the recess 3d correspond to the arc portions 4j. An arc portion 3h is formed. By adopting these configurations, the aesthetic appearance of the mobile phone 1 is further improved.
[0031]
Both end portions of the connecting shaft portion 4g of the connecting member 4 are connected to the receiver portion 3 via hinge devices (first and second hinges) 7 and 7 so as to be rotatable. Of course, the hinge devices 7 and 7 have their axes aligned with the second rotation axis L. Therefore, the connecting member 4 and the receiver 3 are connected so as to be rotatable about the second rotation axis L. As for one of the two hinge devices 7, a simple shaft body may be used instead. In such a case, the shaft body may be formed integrally with one of the connecting member 4 and the receiver 3 and may be pivotally fitted to the other.
[0032]
As shown in FIGS. 26 to 29, the hinge device 7 includes first and second hinge members 71 and 72 that are arranged with their respective axes aligned with the second rotation axis. The first and second hinge members 71 and 72 are connected to each other via a hinge shaft 73 penetrating through the central portion thereof. The first hinge member 71 is rotatably fitted to the outer periphery of one end portion of the hinge shaft 73, and comes into contact with a head portion 73 a formed at one end portion of the hinge shaft 73. It has been secured. The second hinge member 72 is non-rotatably fitted to the outer periphery of the other end portion of the hinge shaft 73, and the other end portion of the hinge shaft 73 penetrating the second hinge member 72 is indicated by an imaginary line in FIG. By being caulked, the retaining from the other end of the hinge shaft 73 is prevented.
[0033]
As shown in FIG. 15, the first hinge member 71 is non-rotatably fitted in the mounting hole 4 i of the connecting member 4, and the second hinge member 72 is unrotatable in the receiving hole 3 e of the receiver 3. Is fitted. The first and second hinge members 71 and 72 are rotatably connected via the hinge shaft 73 as described above. Accordingly, the receiver 3 is connected to the connecting member 4 via the first and second hinge members 71 and 72 and the hinge shaft 73 so as to be rotatable about the second rotation axis L2.
[0034]
A movable member 74 is fitted on the outer periphery of the hinge shaft 73 located between the first and second hinge members 71 and 72 so as to be movable in the second rotation axis L direction. The movable member 74 is connected to the first hinge member 71 so as not to rotate and to move in the direction of the second rotation axis L2. The movable member 74 is biased toward the second hinge member 72 by a coil spring (biasing means) 75. A pair of spheres 76 A and 76 B are disposed between the movable member 74 and the second hinge member 72. The movable member 74 and the second hinge member 72 are pressed and contacted by the biasing force of the coil spring 75 via the pair of spheres 76A and 76B.
[0035]
As shown in FIGS. 28 and 41, a pair of receiving grooves 74 a and 74 a extending in the radial direction are arranged and formed on the surface of the movable member 74 facing the second hinge member 72 so as to be 180 ° apart in the circumferential direction. . In each of the receiving grooves 74a and 74a, spheres 76A and 76B are received so as to be movable in the longitudinal direction of the receiving groove 74a. Part of the spheres 76A and 76B protrudes from the accommodation groove 74a to the second hinge member 72 side.
[0036]
As shown in FIGS. 42 and 43, a pair of first recesses 72a and 72b are disposed 180 ° apart from each other on the surface of the second hinge member 72 facing the movable member 74 in the circumferential direction. The pair of first recesses 72a and 72b are as shown in FIG. 42 when the receiver 3 is located at the folding position and the spheres 76A and 76B are located at the radially inner ends of the receiving grooves 74a. In addition, the spheres 76A and 76B are arranged so as to abut against the bottom surfaces of the first recesses 72a and 72b at positions slightly deviated from the centers of the first recesses 72a and 72b in the circumferential direction. Here, among the bottom surfaces of the first recesses 72a and 72b, the locations where the spheres 76A and 76B abut when the receiver 3 is located at the folding position are inclined in the circumferential direction. Accordingly, when the spheres 76A and 76B are pressed against the bottom surfaces of the first recesses 72a and 72b by the coil spring 75, the urging force of the coil spring 75 is converted into a rotation urging force. The second urging member 72 is urged to rotate in the direction of the arrow in FIG. 42 by this urging force, and the receiving portion 3 is further urged to rotate from the deployed position side to the folded position side via the second hinge member 72. Is done. As a result, the front surface 3a of the receiver 3 is maintained in a state where it abuts against the front surface 2a of the transmitter 2. That is, the receiver 3 is maintained at the folding position. As is clear from this, the first rotation urging means F1 is configured by the spherical bodies 76A and 76B, the bottom surfaces of the first recesses 72a and 72b, and the coil spring 75.
[0037]
On the surface of the second hinge member 72 facing the movable member 74, a pair of second recesses 72c and 72d are disposed 180 degrees apart in the circumferential direction. As shown in FIG. 43, the pair of second recesses 72c and 72d has a spherical shape when the receiving portion 3 is located at the deployed position and the spheres 76A and 76B are located at the radially outer ends of the receiving grooves 74a. 76A and 76B are disposed so as to abut against the bottom surfaces of the second recesses 72c and 72d at positions slightly deviated from the centers of the second recesses 72c and 72d in the circumferential direction. Here, among the bottom surfaces of the second recesses 72c and 72d, the locations where the spheres 76A and 76B abut when the receiver 3 is located at the deployed position are inclined in the circumferential direction. Accordingly, when the spheres 76A and 76B are pressed against the bottom surfaces of the second recesses 72c and 72d by the coil spring 75, the urging force of the coil spring 75 is converted into a rotating urging force. Due to this rotational biasing force, the second hinge member 72 is rotationally biased in the direction of the arrow in FIG. 43, and the receiving portion 3 is also rotationally biased from the folding position side to the deployed position side via the second hinge member 72. Is done. As a result, the back surface 3c of the receiver 3 is maintained in a state where it abuts against the front surface 2a of the transmitter 2. That is, the receiver 3 is maintained at the deployed position. As is clear from this, the second rotation urging means F2 is constituted by the spherical bodies 76A and 76B, the bottom surfaces of the second recesses 72c and 72d, and the coil spring 75.
[0038]
The folding position and the unfolding position are 180 ° apart from each other about the second rotation axis L2. Therefore, the first recesses 72a and 72b that enter when the spheres 76A and 76B are located at the folding position and the second recesses 72c and 72d that enter when the spheres 76A and 76B are located at the unfolded position, respectively. In order to be able to make contact with each of the bottom surfaces of -72d with the above-mentioned relationship, they are arranged apart from each other by a predetermined angle (for example, 20 °) from 180 ° in the circumferential direction. In addition, the first recesses 72a, 72b and the second recesses 72c, 72d are arranged so that the outer ends of the first recesses 72a, 72b and the inner ends of the second recesses 72d, 72c intersect each other. ing. When the second hinge member 72 rotates 180 ° with the rotation of the receiver 3, the spheres 76A and 76B smoothly move between the first recesses 72a and 72b and the second recesses 72c and 72d. On the surface of the second hinge member 62 facing the movable member 64, a guide groove 72e that connects the first recess 72a and the second recess 72c is formed in a spiral shape, and the first recess 72b and the second recess 72b are connected to each other. A guide groove 72f that connects the recess 72d is formed in a spiral shape.
[0039]
Next, a second embodiment of the present invention shown in FIGS. 44 to 53 will be described. In addition, about this 2nd Embodiment, only a different structure from said embodiment is demonstrated, the same code | symbol is attached | subjected to the same component and the description is abbreviate | omitted.
[0040]
In the mobile phone 1 'of this embodiment, as shown in FIG. 48, the connecting shaft portion 4g of the connecting member 4 is connected to the central portion of the disc portion 4a from the other end side of the transmitting portion 2 to one end side ( The connecting member 4 is disposed so as to be shifted in the direction toward the end side where the connecting member 4 is disposed. As a result, the outer side surface of the parallel portion 4h is positioned on substantially the same plane as one end surface of the transmitter 2 (the right end surface in FIG. 48). Further, as shown in FIGS. 48 and 49, the second rotation axis L2 corresponds to the first rotation axis L1 in response to the connection shaft portion 4g being disposed on one end side of the transmitter portion 2. They are spaced apart in the same direction.
[0041]
As shown in FIG. 48, the unfolded position of the receiver 3 is restricted by the bottom surface of the recess 3d abutting against the outer side surface of the parallel part 4h of the connecting member 4, and is a position approximately 160 ° away from the folding position. Is set to In order to make this possible, the arc part 4j is not formed on the outer side part of the support part 4f, but the contact part 4k that is flush with the side surface of the parallel part 4h is formed. On the other hand, an inclined surface 3j is formed in place corresponding to the contact portion 4k on the bottom surface of the recess 3d instead of the arc portion 3h. When the inclined surface 3j abuts against the abutting portion 4k, the deployed position of the receiving portion 3 is restricted.
[0042]
As shown in FIG. 50, only one hinge device 7 is used at one end portion (left end portion in FIG. 50) of the connecting member 4, and the other end surface of the connecting member 4 is used instead of the other hinge device 7. The pivot portion 4l is integrally formed. The pivot portion 4l is rotatably fitted in a support hole 3i formed in the end surface of the recess 3d of the receiving portion 3. Thereby, the receiver 3 is connected to the other end of the connecting member 4 so as to be rotatable about the second rotation axis L2.
[0043]
Instead of the hinge device 5, a hinge device 5 'is used. As shown in FIGS. 51 to 53, in this hinge device 5 ′, the fitting shaft portion 51 b of the first hinge member 51 includes a second hinge member 54, a movable member 53, a coil spring 58 instead of the disc spring 52, and The stopper 56 is sequentially extrapolated. A pair of key portions 54d instead of the mounting plate portion 54a is formed on the outer peripheral portion of the second hinge member 54. When the key portion 54d is fitted in a key groove (not shown) formed on the inner peripheral surface of the support hole 2d of the transmission portion 2, the second hinge member 54 is non-rotatably connected to the transmission portion 2. Has been.
[0044]
A pair of spheres 57A and 57B are embedded in the surface of the second hinge member 54 facing the movable member 53 so as to be rotatable (spinned) in a state where a part of the spheres 57A and 57B protrudes toward the movable member 53 side. On the other hand, recesses 53b and 53c corresponding to the recesses 54b and 54c of the above-described embodiment are formed on the surface of the movable member 53 facing the second hinge member 54. The coil spring 58 urges the movable member 53 toward the second hinge member 54 side. By this urging force, the movable member 53 is pressed and brought into contact with the second hinge member 54 via the spheres 57 A and 57 B, and the second hinge member 54 is pressed and brought into contact with the disc portion 51 a of the first hinge member 51. Yes.
[0045]
Further, in the hinge device 5 ′ of this embodiment, a bottom portion 2 h constituting the bottom surface of the support hole 2 d is formed in the transmitter portion 2. An engagement hole 2i is formed in the center of the bottom 2h so that the support hole 2d and the axis coincide with each other. A stopper 56 of the hinge device 5 'is placed on the bottom 2h. The distal end portion of the shaft portion 4c of the connecting member 4 passes through the engagement hole 2i, and a retaining ring R is attached to the distal end portion protruding from the engagement hole 2i. By sandwiching the bottom 2h by the retaining ring R and the stopper 56, the hinge device 5 'and the connecting member 4 are attached to the support hole 2d so as not to move in the direction of the first rotation axis L1.
[0046]
In addition, this invention is not limited to said embodiment, It can change suitably.
For example, in the above embodiment, the folding position of the reception unit 3 is regulated by abutting the front surface 3a of the reception unit 3 against the front surface of the transmission unit 2, but the front surface 3a or the recess 3d of the reception unit 3 is restricted. The folding position of the receiving part 3 may be regulated by abutting the bottom surface of the receiving part 3 against the disc part 4 a of the connecting member 4. In that case, in order to avoid the front surface 3a from touching the operation button 2b when the receiver 3 is rotated around the first rotation axis L1 in the state where the receiver 3 is located at the folding position, The front surface 3 a of the receiver 3 located at the folding position may be slightly separated from the front surface 2 a of the transmitter 2.
[0047]
【The invention's effect】
As described above, according to the portable device according to the present invention, it is possible to prevent a large gap from being formed between the recess formed in the receiver and the connecting member, and thereby, the beauty of the portable device. The effect that can be improved is obtained.
Further, according to the hinge device according to the present invention, the first and second hinge members and the movable member are not only formed in a disk shape, but also the disc spring is used as the biasing means, so the axial direction of the hinge device The effect that the dimension in can be made small is acquired.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of the present invention in a state where an earpiece is located at an original position.
FIG. 2 is a perspective view showing the embodiment in a state in which the receiver is turned 90 ° from the original position (initial position) in the arrow direction around the first rotation axis.
FIG. 3 shows the same embodiment in which the earpiece is rotated from the original position (initial position) by about 180 ° in the direction of the arrow about the first rotation axis to the first rotation limit position (turning position). It is a perspective view shown in the state made to position.
FIG. 4 shows the embodiment in a state in which the receiver is rotated from the original position (initial position) by 90 ° in the direction of the arrow about the first rotation axis and positioned at the second rotation limit position. It is a perspective view.
5 is a perspective view showing the embodiment in a state in which the earpiece is rotated 90 ° in the direction of the arrow about the second rotation axis from the original position (folding position) shown in FIG. 1; FIG.
6 shows a state in which the receiving unit is rotated from the original position (folding position) shown in FIG. 1 by 180 ° in the direction of the arrow about the second rotation axis and positioned at the unfolded position. It is a perspective view shown.
7 is a perspective view showing the embodiment in a state in which the receiver is turned 90 ° in the direction of the arrow about the second turning axis from the position shown in FIG. 2; FIG.
8 is a perspective view showing the embodiment in a state in which the receiver is rotated 180 degrees in the direction of the arrow about the second rotation axis from the position shown in FIG.
9 is a perspective view showing the embodiment in a state in which the earpiece is turned 90 ° in the direction of the arrow about the second turning axis from the position shown in FIG. 3;
10 is a perspective view showing the embodiment in a state in which the receiver is rotated 180 ° in the direction of the arrow about the second rotation axis from the position shown in FIG. 3 and is located at the deployed position. FIG.
11 is a perspective view showing the embodiment in a state in which the earpiece is rotated 90 ° in the direction of the arrow about the second rotation axis from the position shown in FIG. 4; FIG.
12 is a perspective view showing the embodiment in a state in which the receiver is rotated 180 ° in the direction of the arrow about the second rotation axis from the position shown in FIG. 4 and positioned at the deployed position. FIG.
FIG. 13 is an exploded perspective view of the same embodiment.
FIG. 14 is a side view of the same embodiment shown in a state where the receiver is located at the original position.
15 is an enlarged sectional view taken along line XX of FIG.
FIG. 16 is a perspective view showing a hinge device (third hinge) used in the embodiment;
FIG. 17 is a front view of the hinge device.
18 is a cross-sectional view taken along line XX of FIG.
FIG. 19 is an exploded perspective view of the hinge device.
FIG. 20 is a perspective view showing a connecting member used in the embodiment.
FIG. 21 is a front view of the connecting member.
FIG. 22 is a plan view of the connecting member.
FIG. 23 is a bottom view of the connecting member.
24 is a cross-sectional view taken along line XX of FIG.
25 is a cross-sectional view taken along line YY of FIG.
FIG. 26 is a perspective view showing a hinge device (first and second hinge devices) used in the embodiment.
FIG. 27 is a front view of the hinge device.
28 is a cross-sectional view taken along line XX of FIG.
FIG. 29 is an exploded perspective view of the hinge device.
FIG. 30 is a plan view showing a part of the same embodiment with the receiving unit positioned at the original position, with a part cut away.
31 is an enlarged view of an X circle part in FIG. 30. FIG.
FIG. 32 is a plan view showing a cutaway part of the same embodiment when the receiving unit is rotated 90 ° in the direction of the arrow about the first rotation axis from the original position;
33 is an enlarged view of an X circle part of FIG. 32. FIG.
FIG. 34 is a cutaway view of a portion of the same embodiment when the receiving unit is rotated 180 ° in the direction of the arrow about the first rotation axis from the original position and is positioned at the first movable limit position. It is a top view.
35 is an enlarged view of an X circle part in FIG. 34. FIG.
FIG. 36 is a partial cutaway view of the same embodiment when the receiver is rotated 90 ° in the direction of the arrow about the first rotation axis from the original position and is positioned at the second rotation limit position. FIG.
FIG. 37 is an enlarged view of an X circle part in FIG. 36.
FIG. 38 is a partially cutaway side view showing a part of the same embodiment omitted when the receiving unit is located at the original position.
FIG. 39 is a partially cutaway side view showing the embodiment with a part thereof omitted when the receiving unit is rotated 90 ° from the original position about the second rotation axis.
FIG. 40 is a partially cutaway side view showing a part of the embodiment omitted from the original position when the receiving unit is rotated 180 ° from the original position about the second rotation axis and positioned at the unfolded position. It is.
FIG. 41 shows a state in which the receiving part is positioned at the folding position on the surface of the hinge member (first and second hinges) used in the embodiment facing the second hinge member of the movable member. It is a top view shown in a state.
FIG. 42 is a plan view showing the surface of the hinge device used in the embodiment facing the movable member of the second hinge member in a state where the receiver is located at the folding position.
FIG. 43 is a plan view showing a surface of the second hinge member of the hinge device used in the embodiment facing the movable member in a state where the receiver is located at the unfolded position.
FIG. 44 is a perspective view showing another embodiment of the present invention with the earpiece positioned in the original position.
FIG. 45 shows the embodiment, in which the receiver is rotated 90 ° in the direction of the arrow about the first rotation axis from the original position, and is rotated about 160 ° about the second rotation axis. It is a perspective view shown in the state located in the position.
FIG. 46 is a perspective view showing the embodiment in a state in which the receiver is rotated from the original position by about 160 ° in the direction of the arrow about the second rotation axis and positioned at the deployed position.
47 is an exploded perspective view of the same embodiment; FIG.
48 is a partially omitted side sectional view of the same embodiment; FIG.
FIG. 49 is a side view of the same embodiment.
50 is an enlarged cross-sectional view taken along line XX in FIG. 49. FIG.
FIG. 51 is a perspective view showing a hinge device (third hinge) used in the embodiment.
FIG. 52 is a longitudinal sectional view of the hinge device.
FIG. 53 is an exploded perspective view of the hinge device.
[Explanation of symbols]
F1 first rotation biasing means
F2 Second turning biasing means
K1 first click mechanism
K2 Second click mechanism
L1 1st rotation axis
L2 Second rotation axis
1 Mobile phone
1 'mobile phone
2 Sending part (main part)
2a front
2d support hole
3 Earpiece (turning part)
3a front
3d recess
4 connecting members
4c Shaft
4f support part
5 Hinge device (third hinge)
6 Rotation range restriction mechanism
7 Hinge device (first and second hinges)
51 First hinge member
52 Disc spring
53 Movable member
54 Second hinge member
54b recess (first and second recesses)
54c recess (first and second recesses)
57A Sphere (protrusion)
57B Sphere (protrusion)

Claims

A main body having a support hole formed at one end of the front surface; a rotating part having a recess formed at one end adjacent to the one end of the main body; and the main body inserted into the support hole of the main body. A shaft portion supported rotatably about a first rotation axis that coincides with the axis of the support hole, and extending in a direction perpendicular to the axis of the shaft, and connected to the shaft. And a connecting member having a support portion protruding forward from the front surface of the main body portion, and the protrusion amount of the support portion from the front surface of the main body portion is set equal to the depth of the concave portion of the rotating portion, and the support The length in the first rotation axis direction of the portion is set equal to the width in the same direction of the recess, and the support portion is inserted into the recess in a state where both end surfaces thereof are opposed to both end surfaces of the recess, Between the one end surface where the said support part and the said recessed part mutually oppose, and the other end A first hinge and a second hinge are provided between the support portion and the rotation portion so as to be rotatable about a second rotation axis extending in a direction orthogonal to the first rotation axis. A portable device characterized by that.

2. The portable device according to claim 1, wherein the second rotation axis is disposed in front of the first rotation axis in a direction from the other end side to the one end side of the main body portion.

The third hinge is provided in the support hole of the main body, and the shaft portion of the connecting member is rotatably supported by the main body via the third hinge. 2. The mobile device according to 2.

The third hinge has a first click mechanism for fixing the connecting member with respect to the main body at a predetermined initial position with a predetermined amount of force, and the first pivot axis with respect to the main body. The mobile phone according to claim 3, further comprising: a second click mechanism that fixes the position with a predetermined amount of force at a turning position that is a predetermined angle away from the initial position in one direction from the initial position. machine.

Between the main body portion and the connecting member, a rotation range of the connecting member relative to the main body portion is within a rotatable range between a predetermined first rotation limit position and a second rotation limit position. 5. The portable device according to 4, wherein a turning range restriction mechanism for restriction is provided, and the initial position and the turning position are included in the turnable range.

A rotation range of the rotation unit with respect to the connecting member is restricted between a folding position and a deployment position separated from the folding position by a predetermined angle, and at least one of the first and second hinges is A first turning biasing means for biasing the turning portion from the unfolding position side to the folding position side when the turning portion is located at or near the folding position; And a second rotation urging means for urging the rotation portion from the folding position side to the deployment position side when the rotation portion is positioned at and near the deployed position. The portable device according to claim 1, wherein the portable device is a portable device.

The first and second hinge members, each of which has a disk shape that can be rotated on the rotation axis and cannot move in the direction of the rotation axis, and the first hinge member cannot rotate, and A disk-shaped movable member connected to be movable in the direction of the movement axis, a disc spring for biasing the movable member toward the second hinge member, and the second hinge member and the movable member facing each other A plurality of projecting portions are arranged on one of the opposing surfaces apart from each other in the circumferential direction around the rotation axis, and on the other hand, the first hinge member is at a predetermined first position with respect to the second hinge member. A plurality of first recesses into which the plurality of protrusions fit respectively when positioned are formed, and the first hinge member is circumferentially spaced from the first position by a predetermined angle with respect to the second hinge member. When the plurality of protrusions are located at a second position apart from each other, Hinge device, wherein a plurality of second recesses respectively fitted Re is formed.