JP2004332351A - Thumb turn device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、建物などの扉に設備される施解錠機構のサムタ−ン装置に関し、詳しくは、サムタ−ンの不正操作による解錠を防止することができるサムタ−ン装置に係る。
【0002】
【従来の技術】
住宅などの扉に装備されている施解錠機構は、扉外からキ−を使って施解錠するシリンダ−錠の他に、扉内から施解錠するサムタ−ンを備えたものが多い。
【0003】
しかし、このような施解錠機構は、扉に孔をあけたり、また、明かり採り窓のある扉の場合は、窓を壊わしてそこから手を扉内に差し入れたり、或いは、特殊な器具を差し入れてサムタ−ンを回転させ、不正に解錠されてしまうことがあった。
【0004】
そこで、現今では、サムタ−ンを着脱自在とし、施錠した状態でサムタ−ンを取り外しておくことにより、上記した不正解錠を防止するようにした施解錠機構が提案されている。
【0005】
図23は住宅などの扉に設備されたこの種の施解錠機構の一例を示す。
図示するように、この施解錠機構は、扉10の外面側にシリンダ錠11、その内面側にサムタ−ン12を備えている。
【0006】
シリンダ錠11は、キ−を差し入れて回転させることによってデッドボルト13が進退し、解錠されているときは施錠し、施錠されているときは解錠する。
また、サムタ−ン12を回転操作すると、その連動軸14の回転にしたがってデッドボルト13が進退し、上記同様に施解錠する。
【0007】
一方、この施解錠機構は、図24に示す如く、サムタ−ン12が着脱自在となっている。
具体的に述べれば、サムタ−ン12は、小歯車12bとリング溝12cとを形成した軸部12aが設けてあり、この軸部12aをケ−ス15の取付孔15aより差し込んで取付けるようになっている。
【0008】
また、ケ−ス15内に回転自在に軸支された連動軸14の一端には、上記小歯車12bが噛合する内歯車14aが設けられ、これら小歯車12bと内歯車14aによってサムタ−ン12が連動軸14に連結される。
【0009】
さらに、ケ−ス15内には、上記の取付孔15aを閉成する方向のばね勢力を与えたシャッタ−16が設けられている。
このシャッタ−16は、操作レバ−17を押し上げ操作することによって開口させ、この開口状態でサムタ−ン12の軸部12aを取付孔15aより挿入する。
【0010】
その後、操作レバ−17の押し上げ操作を解放すると、シャッタ−16の一部が軸部12aのリング溝12cに嵌入し、サムタ−ン12の取外れが防止される。
また、サムタ−ン12が取付けられている状態で、操作ノブ17を押し上げ操作すると、シャッタ−16が開動作し、その一部が上記のリング溝12cから抜け出ることから、サムタ−ン12を取り外すことができる。
【0011】
このように構成されている施解錠機構は、施錠した後にサムタ−ン12を取外しておくことにより、扉外からサムタ−ン12が回転されて解錠されると言う問題がない。
【0012】
なお、上記した施解錠機構は、いわゆる電子錠の機能を備えている。
すなわち、ケ−ス15内には、扉外から送られる無線信号によって始動するモ−タ、モ−タの駆動力を連動軸14に伝達する連動部、サムタ−ン12の回転力とモ−タ駆動力とを切換えるクラッチ18などを備えている。
【0013】
上記の施解錠機構は、扉の内側から施錠する場合、サムタ−ン12を回転して施錠した後に、サムタ−ン12を取外しておく。
また、外出するときには、サムタ−ン12を取外して扉を閉め、その後、扉の外側からキ−などを使って施錠する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上記した施解錠機構は、サムタ−ン12を施錠状態で取外して所定場所に保管しておくことができることから、扉に孔をあけたり、明り採り窓を壊して扉内に手を差し入れ、また、特殊な器具を差し入れても、サムタ−ン12を回転させることができない。
したがって、扉外からの不正解錠を防止した防犯性に優れる施解錠機構となる。
【0015】
しかし、この施解錠機構は、取外したサムタ−ン12を紛失してしまうことがある。
例えば、取外したサムタ−ンを外出中に持ち歩いたために、サムタ−ンをなくしたときは、帰宅しても扉内から施錠することができず、扉を解錠したままとしなければならない。
【0016】
また、扉内から施錠してサムタ−ン12を取外したが、サムタ−ン12を置いた場所を忘れたような場合などサムタ−ン12を見失ってしまったときには、扉内から解錠することができず、室内に閉じ込められた状態となり、火災などが起こったときに極めて危険な状態となる。
【0017】
上記した実情にかんがみ、本発明はサムタ−ンを常時連結する構成としてその紛失を防ぐと共に特定の条件操作下にサムタ−ンによる施解錠を可能として不正な解錠を防止するようにした施解錠機構のサムタ−ン装置を提案することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、第1の発明として、扉に設備される施解錠機構のサムタ−ン装置において、一端部を施解錠機構に連結し、回転駆動させることによって当該施解錠機構を施解錠することができるシャフトと、このシャフトの他端部に回転自在に取付けたサムタ−ンと、上記シャフトに非回転で摺動自在とし、上記サムタ−ンの一部に連結可能とした常時非連結のクラッチと、このクラッチを所定の条件操作の下に連結させる操作手段とを設け、クラッチを非連結としてサムタ−ンを空転状態とし、クラッチを連結させてサムタ−ンによる施解錠を自在とする構成としたことを特徴とするサムタ−ン装置を提案する。
【0019】
この第1の発明のサムタ−ン装置は、サムタ−ンがシャフト一端部に取付けられているため、サムタ−ンが取外れないから、サムタ−ンを紛失してしまうことがない。
【0020】
また、所定の条件にしたがって操作手段を操作することによって、クラッチがサムタ−ンに連結し、サムタ−ンがこのクラッチを介してシャフトに連結する。
したがって、サムタ−ンの回転によってシャフトが回転することから、サムタ−ンによって施解錠することができる。
【0021】
また、操作手段を操作しなければ、クラッチが非連結となっているため、サムタ−ンとシャフトとの連動系が遮断された状態となっている。
したがって、サムタ−ンを回転させてもシャフトは回転せず、サムタ−ンが空転するため、施解錠動作しない。
【0022】
この結果、扉に孔をあけたり、明り採り窓を壊したりしてサムタ−ンを回転して不正に解錠しようとしても、サムタ−ンが空転するだけとなるので、不正な解錠を確実に防止することができる。
【0023】
第2の発明は、上記第1の発明のサムタ−ン装置において、クラッチを非連結に保持する一方、ダイヤル部材の操作にしたがって当該クラッチを連結させる操作手段を備えたことを特徴とするサムタ−ン装置を提案する。
このサムタ−ン装置は、操作手段を特定の者のみが知覚しているダイヤルにしたがって操作したときにクラッチが連結する構成としてある。
【0024】
第3の発明は、上記第2の発明のサムタ−ン装置において、ダイヤル部材の操作にしたがって前記シャフトの軸心方向に移動させることができるダイヤル操作手段と、このダイヤル操作手段の移動位置を保持させる復動操作の自在なセット操作手段からなる操作手段を備え、ダイヤル操作手段の移動に連動させてクラッチを連結させる構成としたことを特徴とするサムタ−ン装置を提案する。
【0025】
この第3の発明のサムタ−ン装置は、ダイヤル部材を有するダイヤル操作部材と、このダイヤル操作部材の移動位置を保持するセット操作手段とによってクラッチを連結させる上記の操作手段を構成したことが特徴となっている。
【0026】
第4の発明は、上記した第3の発明のサムタ−ン装置において、セット操作手段の復動操作によってダイヤル部材の移動保持を解除することにより、ダイヤル操作手段を戻り移動させてクラッチを非連結とするばね部材を設けたことを特徴とするサムタ−ン装置を提案する。
【0027】
第5の発明は、上記第2〜第4のいずれかの発明のサムタ−ン装置において、前記シャフトの軸心方向に細長く形成し、非回転として同軸心方向に移動自在とした支持部材と、この支持部材に回転自在に支持させたダイヤル部材と、前記支持部材に形成した凹溝に遊嵌し、ダイヤル部材の回転に連動させてシャフト周り方向に回転させるリング状のロックプレ−トと、このロックプレ−トの内周縁に形成し、ダイヤル部材の目盛り合せに応じて支持部材位置に旋回して支持部材の移動を許可する凹形部と、前記支持部材を移動位置から復動させるリタ−ンスプリングとより構成し、ダイヤル部材の移動操作による前記支持部材の移動にしたがってクラッチを連結させるダイヤル操作手段とを備え、さらに、前記ダイヤル部材を移動させることによってばね勢力により突出しダイヤル部材の移動位置を保持するセット操作手段とを備えたことを特徴とするサムタ−ン装置を提案する。
この第5の発明は、サムタ−ン装置の具体的な構成を特徴としたものである。
【0028】
第6の発明は、上記第5の発明のサムタ−ン装置において、少なくとも2つ以上のロックプレ−トを設け、ダイヤル部材の目盛り合せの組合せによってロックプレ−ト各々の凹形部を支持部材位置に旋回させるダイヤル操作手段を備えたことを特徴とするサムタ−ン装置を提案する。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面に沿って説明する。
図1は、サムタ−ン装置20を施解錠機構に組付ける状態を示す斜視図である。
【0030】
この図において、21は扉22に設備された施解錠機構で、この施解錠機構21には扉22の外面に取付けてカム23に連動させるようにしたシリンダ錠が設けてある。
【0031】
また、サムタ−ン装置20は、そのシャフトヘッドをカム23の連結孔23aに嵌着すると共に、当該サムタ−ン装置20のアタッチメントに形成した取付孔に取付軸24を軸挿させるようにして、このサムタ−ン装置20を扉22の内面側に組付ける。
【0032】
このように組付けたサムタ−ン装置20は、シリンダ錠のキ−操作またはサムタ−ン25の回転に連動するシャフトの回転によってカム23を旋回させる。
これより、デッドボルト26がカム23によって連動されて進退して施解錠する。
なお、27は扉側面にねじ止めするフロント板である。
【0033】
図2はサムタ−ン装置20の通常状態(防犯セット状態)を示し、図3はサムタ−ン装置20の使用状態(施解錠状態)を示す。
図2から分かるように、通常状態では、ダイヤルノブ28が扉側方向(図2(B)において右方向)に前進した位置となっている。
【0034】
この通常状態では、サムタ−ン25と上記したカム23を旋回させるシャフトとが非連結となっており、サムタ−ン25を回転操作しても、このサムタ−ン25が空転し、施解錠しない。
【0035】
図3に示す使用状態では、ダイヤルノブ28が扉から離れる方向(図3(B)において左方向)に後退した位置となっている。
この使用状態では、サムタ−ン25とカム23を旋回するシャフトとが連結され、サムタ−ン25の回転によって施解錠することができる。
【0036】
なお、通常状態にセットする場合は、セットノブ29を押し操作することにより、ダイヤルノブ28がばね勢力によって図2に示すように進出し、また、ダイヤルノブ28を引張り操作すると、セットノブ29がばね勢力によって突出し、図3に示すように、ダイヤルノブ28の後退移動位置を保持する。
【0037】
図4は、通常状態を示す図2上のA−A線断面図、図5は使用状態を示す図3上のB−B線断面図である。
これらの図面に示すように、シャフト30の一端部にはサムタ−ン25を取付け、その他端部にはシャフトヘッド31が取付けてある。
【0038】
サムタ−ン25は、図12に詳細図として示してある通り、内底面中央部から円筒部25aを突出形成し、この円筒部25aにシャフト30を回転自在として軸挿してある。
また、このサムタ−ン25には、円筒部25aの先端周囲に沿って形成したクシ歯状のクラッチ連結部25bが設けてある。
【0039】
シャフト30とシャフトヘッド31は図18、図19に詳細図を示す。
これらの図面に示した如く、シャフト30は、一端部に拡径ヘッド30aを設けてサムタ−ン25の抜け止めを行ない、また、ほぼ小判断面の軸部30bを形成して後述のクラッチの摺動領域を設けた構成としてあり、さらに、その他端部にはシャフトヘッドの取付孔30cが設けてある。
【0040】
シャフトヘッド31は、その一端面にシャフト30の他端部を嵌合させてねじ止めするほぼ小判形の嵌合凹部31aと、シャフト30をねじ止めする孔部31bと、非回転としてカム23の連結孔23aに嵌合させる嵌合部31cを備えた構成としてある。
【0041】
一方、図4、図5に示すクラッチ32は、シャフト30の軸部30bに摺動自在に設けてある。
このクラッチ32は、図13に詳細図として示してある通り、ほぼ小判形の軸孔32aと、クシ歯状のクラッチ連結部32bとを設け、さらに、拡筒部32cを形成して後述するロックバ−33を圧接させる段形部32dを設けた構成としてある。
【0042】
このクラッチ32は、その軸孔32aにシャフト30の軸部30bを軸挿して非回転で摺動するようにし、かつ、その拡筒部32cがボデ−34のクラッチ溝34a内で移動するようにしてある。
また、このクラッチ32は、上記クラッチ溝34aの奥底部との間に係架した拡圧作用のクラッチばね35によってサムタ−ン25方向への移動勢力が与えてある。
なお、ボデ−34については図20、図21に詳細図が示してある。
【0043】
上記したクラッチ32は、図4、図5に示すように、拡圧作用のリタ−ンばね36によってばね勢力を与えたロックバ−33によってサムタ−ン25より離れる方向に押動され、常時は図4に示す復動位置で静止している。
【0044】
なお、クラッチ32は、クラッチばね35によってサムタ−ン25方向に押動勢力を受けているが、上記したリタ−ンばね36がクラッチばね35に比べて大きいばね勢力となっていることから、クラッチ32が図4に示すように復動する。
【0045】
ロックバ−33は、図16に詳細図として示してある通り、細長形とした2つの支持片であり、これら2つのロックバ−33は、ダイヤルノブ28を支持する支持溝33aと、2つのロックプレ−トを支持させるプレ−ト溝33bとを設けた同構成のものとなっている。
なお、2つのロックバ−33に設けた孔部33cは上記したリタ−ンばね36の挿入孔である。
【0046】
このように形成した2つのロックバ−33は、ボデ−34のロックバ−溝34bに組込まれ、ロックバ−溝34bに沿って移動する。
なお、ロックバ−溝34bはボデ−34の起立片部34cに形成してあるが、それらについては図20、図21に示すボデ−34の詳細図を参照されたい。
【0047】
すなわち、ロックバ−33は、サムタ−ンボデ−37との間に係架したリタ−ンばね36によって押動され、この押動力でクラッチ32を図4に示す復動位置に移動させる。
クラッチ32がこのように復動すると、そのクラッチ連結部32bがサムタ−ン25のクラッチ連結部25bから抜け出るため、クラッチの非連結となり、サムタ−ン25とシャフト30の連動系が遮断される。
【0048】
他方、サムタ−ンボデ−37は、図6に示すように、ボデ−34にねじ止めされる。
なお、図6は図2上のC−C線断面図である。
つまり、図14に示すサムタ−ンボデ−37の詳細図より分かるように、サムタ−ンボデ−37のねじ孔37aと、ボデ−34の起立片部34cに設けたねじ孔34dとにねじ込んだねじ38によってサムタ−ンボデ−37を固定してある。
【0049】
他方、図4、図5に示すように、ダイヤルノブ28はほぼ皿状に形成したダイヤル部材で、その底部に形成した支持孔28aの孔縁部をロックバ−33の支持溝33aに回転自在に嵌合させてある。
【0050】
このダイヤルノブ28は、図15に詳細図として示した如く、周囲面にダイヤル目盛を設けると共に、内面の一部に凸条の突起28bが設けてある。
この突起28bはダイヤルノブ28の予定回転にしたがって後述する2つのロックプレ−トを回転させるものである。
【0051】
2つのロックプレ−ト39、40はロックバ−33のプレ−ト溝33bに回転自在に嵌合させてあるが、これらロックプレ−ト39、40は、図4、図5に示すように、3つのテンションプレ−ト41の間に配設してある。
【0052】
3つのテンションプレ−ト41は図17(A)に示すように、内周部に凹形部41aと凸形部41bとを設けたリング板であり、2つのロックプレ−ト39、40は図17(B)、(C)に示すように、内周部に凹形部39a、40aを設けたリング板となっている。
また、ロックプレ−ト39の外周部にはダイヤルノブ28の突起28bを係合させる二股凸形部39bを、ロックプレ−ト40の外周部にはその突起28bによって押動する突形部40bが設けてある。
【0053】
上記したロックプレ−ト39、40は既に述べたようにテンションプレ−ト41の各々の間に配設するが、図7、図8、図9に示すように、一方のテンションプレ−ト41の凸形部41bにサムタ−ンボデ−37の突出部37bを当接させ、他方のテンションプレ−ト41にテンションばね42のばね力を与えるようにしてロックプレ−ト39、40に適度のテンションを与えるようにしてある。
【0054】
なお、図7は図2(A)上のD−D線断面図、図8は図5上のE−E線断面図、図9は図5上のF−F線断面図であり、また、サムタ−ンボデ−37の突出部37bの詳細な構成は図14を参照されたい。
さらに、テンションばね42はボデ−34のばね孔34eに内装してある。
【0055】
上記したダイヤルノブ28、ロックバ−33、ロックプレ−ト39、40、テンションプレ−ト41などによってダイヤル操作手段を構成している。
また、セット操作手段は、セットばね43によって突出勢力を与えたセットノブ29によって構成してある。
【0056】
セットノブ29は、図4、図5、図22より分かる通り、ボデ−34とアタッチメント44との間に突出自在に設けた操作ノブとなっている。
このセットノブ29は、セットばね43のばね力に抗して押し操作することにより、その突出片部29aがダイヤルノブ28の内面に当接して図4に示す通常状態となる。
【0057】
また、ダイヤルノブ28を引張り操作し、サムタ−ン25とダイヤルノブ28とを扉10か離れる方向に後退移動させると、セットノブ29がセットばね43のばね力で突出し、その突出片部29aがダイヤルノブ28の円形端を受け止めするようになる。
【0058】
これより、ダイヤルノブ28の引張り操作を解放すると、図5に示すように、セットノブ29の突出片部29aによってダイヤルノブ28の後退移動位置が保持され、使用状態となる。
なお、セットノブ29は、先端両側に形成した突形部29bがボデ−34に形成したノブ溝34fの一部に当接することにより突出限界となる。
【0059】
上記のように構成したサムタ−ン装置は、セットノブ29が押し操作された状態では、ロックバ−33がリタ−ンばね36のばね力で扉10側に進出移動しているから、図2、図4に示すように、ダイヤルノブ28とクラッチ32とが扉側に進出移動している。
【0060】
この動作状態では、クラッチ32のクラッチ連結部32bがサムタ−ン25のクラッチ連結部25bから抜け出ているため、クラッチ32が非連結となっている。
したがって、サムタ−ン25の回転がクラッチ32に伝達されないため、このサムタ−ン25の回転によってシャフト30が回転しない。
【0061】
この結果、サムタ−ン25を回転させると、このサムタ−ン25が空転して施解錠しない。
つまり、防犯セットの通常状態となる。
このことから、施錠状態にある扉10に孔があけられたり、明り採り窓が壊されたりするなどの不正行為が行なわれ、扉外からサムタ−ン25が回転されても、サムタ−ン25が空転するだけで解錠されることがない。
【0062】
また、サムタ−ン25によって施解錠する場合は、ダイヤルノブ28を目盛合せした後に引張り操作する。
この引っ張り操作にしたがってセットノブ29がセットばね43のばね力で突出するから、引張り操作を解放させると、図5に示すように、ダイヤルノブ28の復動がセットノブ29の突出片部29aによって防止され、ダイヤルノブ28が引張り移動位置に保たれる。
【0063】
ダイヤルノブ28を上記のように引張り移動させると、ロックバ−33がリタ−ンばね36のばね力に抗してサムタ−ン25方向に移動するため、クラッチ32がクラッチばね35のばね力でサムタ−ン側に移動し、そのクラッチ連結部32bがサムタ−ン25のクラッチ連結部25bに噛合し、図5に示すように、クラッチ連結となる。
【0064】
クラッチ32が連結すると、このクラッチ32がシャフト30を非回転で摺動する構成となっているため、サムタ−ン25の回転によりクラッチ32が回転することにより、シャフト30が回転駆動されて施解錠する。
したがって、図3、図5に示した使用状態となる。
【0065】
また、この使用状態において、セットノブ29を押し操作すると、その突出片部29aの後退にしたがってロックバ−33がリタ−ンばね36のばね力で扉側に進出することから、ダイヤルノブ28とクラッチ32とが復動し、図2、図4に示す通常状態となる。
【0066】
一方、上記したようにダイヤルノブ28を引張り操作して使用状態とする場合は、ダイヤルノブ28の目盛合せを行なう。
すなわち、図2、図4に示す通常状態において、ダイヤルノブ28を回転操作し、予め定めた目盛りを所定のマ−クに合せることにより、ロックプレ−ト39、40の凹形部39a、40aがロックバ−33の位置に旋回し、このロックバ−33の移動を許可するようになる。
【0067】
このようにダイヤルノブ28を目盛合せしないかぎり、ロックプレ−ト39、40によってロックバ−33の移動が阻止されるため、ダイヤルノブ28を引張り移動させることができない。
【0068】
図10、図11を参照してダイヤルノブ28の目盛合せの一例を説明する。
先ず、ダイヤルノブ28を右回転させて目盛「3」をマ−ク45に合せる。
なお、マ−ク45はボデ−34の側面に設けてある。
【0069】
ダイヤルノブ28を右回転させると、その突起28bによってロックプレ−ト39、40が右回転し、目盛「3」の位置合せによってロックプレ−ト40の凹形部40aがロックバ−33の位置に旋回する。(図10参照)
この場合、ロックプレ−ト39はその二股突形部39bがダイヤルノブ28の突起28bによって押し回わされ、ロックプレ−ト40の突形部40bがその突起28bによって押し回される。
【0070】
その後、ダイヤルノブ28を左回転させると、その突起28bによって二股突形部39bのみが押し回され、ロックプレ−ト39が左回転し、ロックプレ−ト40は上記した右回転位置に残される。
そして、目盛「6」をマ−ク45に合せると、ロックプレ−ト39の凹形部39aがロックバ−33の位置に旋回する。(図11参照)
【0071】
このように、ロックプレ−ト39、40の凹形部39a、40aの位置をロックバ−33に合せると、ロックバ−33が凹形部39a、40a内を移動できる状態となるから、ダイヤルノブ28の引張り操作によってロックバ−33がサムタ−ン25側に移動し、図3、図5に示す使用状態にセットすることができる。
【0072】
【発明の効果】
上記した通り、本発明のサムタ−ン装置は、操作手段を所定の条件下に操作したときのみクラッチが連結し、サムタ−ンによる施解錠を可能とし、その他のときはサムタ−ンを空転させる構成としたので、操作手段を操作する所定の条件を知覚していなければ、サムタ−ンによる施解錠を行なうことができない。
【0073】
したがつて、扉に孔をあけたり、扉の明り採り窓を壊したりして扉外からサムタ−ンを回転しても、サムタ−ンが空転するだけで解錠されることがない。
また、サムタ−ンは常に取付け状態となっているので、サムタ−ンを紛失するようなこともない。
【0074】
さらに、本発明は、ダイヤル部材の目盛合せを利用した操作手段として構成することができるので、サムタ−ンによる施解錠操作が複雑とならず、防犯性にすぐれたサムタ−ン装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サムタ−ン装置の取付け状態を示す斜視図である。
【図2】図2(A)は通常状態を示すサムタ−ン装置の正面図、図2(B)は同サムタ−ン装置の側面図である。
【図3】図3(A)は使用状態を示すサムタ−ン装置の正面図、図3(B)は同サムタ−ン装置の側面図である。
【図4】図2上のA−A線断面図である。
【図5】図3上のB−B線断面図である。
【図6】図2上のC−C線断面図である。
【図7】図2上のD−D線断面図である。
【図8】図5上のE−E線断面図である。
【図9】図5上のF−F線断面図である。
【図10】ダイヤルノブの目盛合せを説明するための図9同様の断面図である。
【図11】図10同様の断面図である。
【図12】サムタ−ンを示し、(A)図は正面図、(B)図は側面図、(C)は断面図、(D)は背面図である。
【図13】クラッチを示し、(A)図は正面図、(B)図は断面図、(C)は背面図である。
【図14】サムタ−ンボデ−を示し、(A)図は正面図、(B)図は側面図、(C)図は背面図、(D)図は(A)図上のG−G線断面図、(E)図は(A)図上のH−H線断面図である。
【図15】ダイヤルノブを示し、(A)図は正面図、(B)図は側面図、(C)図は断面図、(D)は背面図である。
【図16】ロックバ−を示し、(A)図は正面図、(B)図は側面図、(C)図は断面図である。
【図17】図17(A)はテンションプレ−トの正面図、図17(B)は一方のロックプレ−トの正面図、図17(C)図は他方のロックプレ−トの正面図である。
【図18】シャフトを示し、(A)図は正面図、(B)図は側面図、(C)図は背面図である。
【図19】シャフトヘッドを示し、(A)図は正面図、(B)図は側面図、(C)図は背面図である。
【図20】ボデ−を示し、(A)図は正面図、(B)図は(A)図上のG−G線断面図、(C)図は背面図である。
【図21】ボデ−を示し、(A)図は図20(A)上のH−H線断面図、(B)図は図20(A)上のI−I線断面図、(C)図は図20(A)上のJ−J線断面図である。
【図22】図5上のK−K線断面図である。
【図23】サムタ−ン装置を備える従来の施解錠機構を示す一部切欠き側面図である。
【図24】サムタ−ンを取外した状態を示す図23同様の施解錠機構の側面図である。
【符号の説明】
20 サムタ−ン装置
21 施解錠機構
25 サムタ−ン
25b クラッチ連結部
28 ダイヤルノブ
28b 突起
29 セットノブ
29a 突出片部
30 シャフト
32 クラッチ
32b クラッチ連結部
33 ロックバ−
33b プレ−ト溝
35 クラッチばね
36 リタ−ンばね
39 ロックプレ−ト
39a 凹形部
39b 二股突片部
40 ロックプレ−ト
40a 凹形部
40b 突形部
41 テンションプレ−ト
42 テンションばね
43 セットばね[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a thumb-turn device for a locking / unlocking mechanism installed in a door of a building or the like, and more particularly, to a thumb-turn device capable of preventing unlocking due to unauthorized operation of a thumb-turn.
[0002]
[Prior art]
Many locking / unlocking mechanisms mounted on doors of houses and the like include a thumb lock for locking / unlocking from inside the door, in addition to a cylinder lock for locking / unlocking from outside the door using a key.
[0003]
However, such a locking and unlocking mechanism may make a hole in the door, or, in the case of a door with a light window, break the window and insert your hand into the door, or use special equipment. In some cases, the thumb-turn was inserted and the thumb-turn was rotated, resulting in unauthorized unlocking.
[0004]
Therefore, at present, a locking / unlocking mechanism has been proposed in which the thumb-turn is detachable, and the above-mentioned unauthorized unlocking is prevented by removing the thumb-turn in a locked state.
[0005]
FIG. 23 shows an example of this kind of locking / unlocking mechanism installed in a door of a house or the like.
As shown in the figure, the locking / unlocking mechanism includes a
[0006]
When the key is inserted and rotated, the cylinder lock 11 advances and retreats. The
When the
[0007]
On the other hand, in this locking / unlocking mechanism, as shown in FIG. 24, the
More specifically, the
[0008]
At one end of the interlocking
[0009]
Further, in the
The shutter 16 is opened by pushing up the
[0010]
Thereafter, when the lifting operation of the
When the
[0011]
The locking / unlocking mechanism configured as described above does not have a problem that the
[0012]
The locking and unlocking mechanism described above has a function of a so-called electronic lock.
That is, in the
[0013]
In the above locking and unlocking mechanism, when locking from inside the door, the
When going out, the user removes the
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
The above-described locking and unlocking mechanism can remove the
Therefore, a locking and unlocking mechanism which is excellent in security and prevents unauthorized unlocking from outside the door is provided.
[0015]
However, this locking and unlocking mechanism may cause the removed
For example, when the removed thumb turn is carried away while going out, when the thumb turn is lost, the door cannot be locked even after returning home, and the door must be kept unlocked.
[0016]
In addition, when the
[0017]
In view of the above-mentioned circumstances, the present invention has a structure in which a thumb-turn is always connected to prevent its loss and unlocking / unlocking by a thumb-turn under a specific condition operation to prevent unauthorized unlocking. It is an object of the present invention to propose a mechanism thumb-turn device.
[0018]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a thumb-turning device for a locking / unlocking mechanism provided on a door, wherein one end of the thumb-turning device is connected to the locking / unlocking mechanism and driven to rotate. A shaft capable of locking and unlocking the lock mechanism, a thumb turn rotatably attached to the other end of the shaft, and a non-rotatably slidable non-rotatable shaft, which can be connected to a part of the thumb turn. A clutch which is always uncoupled and operating means for coupling the clutch under a predetermined condition operation, disengaging the clutch to make the thumb turn idle, connecting the clutch and dissolving by the thumb turn We propose a thumb-turn device characterized in that the lock can be freely used.
[0019]
According to the first aspect of the present invention, since the thumb turn is attached to one end of the shaft, the thumb turn cannot be removed, so that the thumb turn is not lost.
[0020]
By operating the operating means in accordance with predetermined conditions, the clutch is connected to the thumb turn, and the thumb turn is connected to the shaft via the clutch.
Therefore, since the shaft is rotated by the rotation of the thumb, the lock can be unlocked by the thumb.
[0021]
If the operating means is not operated, the clutch is not connected, so that the interlocking system between the thumb turn and the shaft is shut off.
Therefore, even when the thumb turn is rotated, the shaft does not rotate, and the thumb spins idle, so that the locking and unlocking operation is not performed.
[0022]
As a result, even if an attempt is made to unlock the door by opening a hole in the door or breaking the skylight and rotating the thumb, the thumb-turn will simply idle and the unauthorized unlocking will be ensured. Can be prevented.
[0023]
According to a second aspect of the present invention, there is provided the thumb-turn device according to the first aspect, further comprising operating means for holding the clutch in a non-connected state and connecting the clutch in accordance with the operation of the dial member. A device is proposed.
This thumb-turn device is configured so that the clutch is engaged when the operating means is operated in accordance with a dial which only a specific person perceives.
[0024]
According to a third invention, in the thumb-turn device of the second invention, dial operation means capable of moving in the axial direction of the shaft in accordance with operation of the dial member, and holding a moving position of the dial operation means. The present invention provides a thumb-turn device comprising an operating means comprising a set operating means capable of performing a reversing operation, wherein a clutch is connected in conjunction with movement of a dial operating means.
[0025]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a thumb-turn device comprising the above-mentioned operating means for connecting a clutch by a dial operating member having a dial member and a set operating means for holding a moving position of the dial operating member. It has become.
[0026]
According to a fourth aspect of the present invention, in the above-mentioned third aspect of the present invention, the dial member is returned and moved by releasing the movement of the dial member by the return operation of the set operation device, thereby disengaging the clutch. The present invention proposes a thumb-turn device characterized in that a spring member is provided.
[0027]
According to a fifth aspect of the present invention, in the thumb turn device according to any one of the second to fourth aspects, a support member is formed to be elongated in the axial direction of the shaft, and is non-rotatably movable in the coaxial direction. A dial member rotatably supported by the support member, a ring-shaped lock plate which is loosely fitted into a concave groove formed in the support member, and is rotated around the shaft in conjunction with the rotation of the dial member; A concave portion formed on the inner peripheral edge of the lock plate for pivoting to the position of the support member in accordance with the graduation of the dial member to permit the movement of the support member, and a return for moving the support member back from the movement position; A dial operating means for connecting a clutch in accordance with a movement of the support member by a movement operation of the dial member, further comprising: a spring; and further moving the dial member. Therefore Samuta wherein the projecting by a spring force and a set operation means for holding the movement position of the dial member - proposes a down device.
The fifth invention is characterized by a specific structure of the thumb-turn device.
[0028]
According to a sixth aspect, in the thumb turn device according to the fifth aspect, at least two or more lock plates are provided, and each concave portion of the lock plate is positioned at the position of the support member by a combination of graduations of the dial member. There is proposed a thumb-turn device comprising a dial operating means for turning.
[0029]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a perspective view showing a state where the
[0030]
In this figure,
[0031]
In the
[0032]
The thus-assembled
As a result, the
A
[0033]
FIG. 2 shows a normal state (security setting state) of the
As can be seen from FIG. 2, in the normal state, the
[0034]
In the normal state, the
[0035]
In the use state shown in FIG. 3, the
In this use state, the
[0036]
When the
[0037]
4 is a sectional view taken along line AA in FIG. 2 showing a normal state, and FIG. 5 is a sectional view taken along line BB in FIG. 3 showing a use state.
As shown in these drawings, a
[0038]
As shown in detail in FIG. 12, the
The
[0039]
The details of the
As shown in these drawings, the
[0040]
The
[0041]
On the other hand, the clutch 32 shown in FIGS. 4 and 5 is slidably provided on the
As shown in detail in FIG. 13, the clutch 32 is provided with a substantially oval-shaped
[0042]
In this clutch 32, the
The clutch 32 is provided with a moving force in the direction of the
The details of the
[0043]
As shown in FIGS. 4 and 5, the above-mentioned clutch 32 is pushed in a direction away from the
[0044]
The clutch 32 receives a pushing force in the direction of the
[0045]
The
The
[0046]
The two
Although the
[0047]
That is, the
When the clutch 32 moves back in this manner, the
[0048]
On the other hand, the
FIG. 6 is a sectional view taken along line CC in FIG.
That is, as can be seen from the detailed view of the
[0049]
On the other hand, as shown in FIGS. 4 and 5, the
[0050]
As shown in detail in FIG. 15, the
The
[0051]
The two
[0052]
As shown in FIG. 17A, the three
On the outer periphery of the
[0053]
The
[0054]
7 is a sectional view taken along line DD in FIG. 2A, FIG. 8 is a sectional view taken along line EE in FIG. 5, FIG. 9 is a sectional view taken along line FF in FIG. Refer to FIG. 14 for the detailed structure of the
Further, the
[0055]
The dial operation means is constituted by the
The set operating means is constituted by the
[0056]
The
By pushing the
[0057]
When the
[0058]
Thus, when the pulling operation of the
The
[0059]
In the thumb-turn device configured as described above, when the
[0060]
In this operation state, the clutch 32 is disengaged because the
Therefore, since the rotation of the
[0061]
As a result, when the
That is, the security set is in the normal state.
For this reason, even if the
[0062]
When unlocking is performed by the
Since the
[0063]
When the
[0064]
When the clutch 32 is connected, the clutch 32 slides on the
Therefore, the use state shown in FIGS. 3 and 5 is obtained.
[0065]
In this use state, when the
[0066]
On the other hand, when the
That is, in the normal state shown in FIGS. 2 and 4, the
[0067]
Unless the
[0068]
An example of the scale adjustment of the
First, the
The
[0069]
When the
In this case, the
[0070]
Thereafter, when the
When the scale "6" is set to the
[0071]
As described above, when the positions of the
[0072]
【The invention's effect】
As described above, in the thumb-turn device of the present invention, the clutch is engaged only when the operating means is operated under a predetermined condition, enabling unlocking and unlocking by the thumb-turn, and otherwise causing the thumb-turn to idle. With this configuration, unless a predetermined condition for operating the operation means is perceived, locking and unlocking by the thumb turn cannot be performed.
[0073]
Therefore, even if a hole is made in the door or the door is opened from the outside by breaking the window of the door, the thumb is not unlocked because the thumb is only idling.
Further, since the thumb turns are always in the attached state, the thumb turns will not be lost.
[0074]
Further, since the present invention can be configured as an operating means using the scale of the dial member, the locking / unlocking operation by the thumb turn is not complicated, and the thumb turn device is excellent in security.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an attached state of a thumb turn device.
FIG. 2A is a front view of a thumb-turn device showing a normal state, and FIG. 2B is a side view of the thumb-turn device.
FIG. 3 (A) is a front view of the thumb turn device showing a use state, and FIG. 3 (B) is a side view of the same thumb turn device.
FIG. 4 is a sectional view taken along line AA in FIG. 2;
FIG. 5 is a sectional view taken along line BB in FIG. 3;
FIG. 6 is a sectional view taken along line CC in FIG. 2;
FIG. 7 is a sectional view taken along line DD in FIG. 2;
8 is a sectional view taken along line EE in FIG.
FIG. 9 is a sectional view taken along line FF in FIG. 5;
FIG. 10 is a sectional view similar to FIG. 9 for explaining the scale adjustment of the dial knob.
FIG. 11 is a sectional view similar to FIG. 10;
12A and 12B show a thumb turn, wherein FIG. 12A is a front view, FIG. 12B is a side view, FIG. 12C is a sectional view, and FIG. 12D is a rear view.
13 (A) is a front view, FIG. 13 (B) is a sectional view, and FIG. 13 (C) is a rear view.
14 (A) is a front view, FIG. 14 (B) is a side view, FIG. 14 (C) is a rear view, and FIG. 14 (D) is a GG line in FIG. 14 (A). The cross-sectional view and (E) are cross-sectional views taken along line HH in (A).
15A and 15B show a dial knob, wherein FIG. 15A is a front view, FIG. 15B is a side view, FIG. 15C is a sectional view, and FIG. 15D is a rear view.
16 (A) is a front view, FIG. 16 (B) is a side view, and FIG. 16 (C) is a sectional view.
17 (A) is a front view of a tension plate, FIG. 17 (B) is a front view of one lock plate, and FIG. 17 (C) is a front view of the other lock plate. .
18 (A) is a front view, FIG. 18 (B) is a side view, and FIG. 18 (C) is a rear view.
19A and 19B show a shaft head, wherein FIG. 19A is a front view, FIG. 19B is a side view, and FIG. 19C is a rear view.
20 (A) is a front view, FIG. 20 (B) is a sectional view taken along line GG in FIG. 20 (A), and FIG. 20 (C) is a rear view.
21A and 21B show a body, FIG. 21A is a cross-sectional view taken along the line HH in FIG. 20A, FIG. 21B is a cross-sectional view taken along the line II in FIG. The figure is a sectional view taken along the line JJ in FIG.
FIG. 22 is a sectional view taken along the line KK in FIG.
FIG. 23 is a partially cutaway side view showing a conventional locking and unlocking mechanism including a thumb turn device.
FIG. 24 is a side view of the locking and unlocking mechanism similar to FIG. 23, showing a state where a thumb turn is removed.
[Explanation of symbols]
20 Thumb turn device
21 Locking and unlocking mechanism
25 Thumb Turn
25b Clutch connection
28 Dial knob
28b protrusion
29 Set knob
29a Projection piece
30 shaft
32 clutch
32b Clutch connection
33 Lock Bar
33b Plate groove
35 Clutch spring
36 Return spring
39 Rock Plate
39a concave part
39b bifurcated piece
40 Rock Plate
40a concave part
40b protrusion
41 Tension plate
42 tension spring
43 Set spring
Claims (6)
一端部を施解錠機構に連結し、回転駆動させることによって当該施解錠機構を施解錠することができるシャフトと、
このシャフトの他端部に回転自在に取付けたサムタ−ンと、
上記シャフトに非回転で摺動自在とし、上記サムタ−ンの一部に連結可能とした常時非連結のクラッチと、
このクラッチを所定の条件操作の下に連結させる操作手段とを設け、
クラッチを非連結としてサムタ−ンを空転状態とし、クラッチを連結させてサムタ−ンによる施解錠を自在とする構成としたことを特徴とするサムタ−ン装置。In a thumb-turn device of a locking and unlocking mechanism installed on a door,
One end is connected to the locking / unlocking mechanism, and a shaft capable of locking / unlocking the locking / unlocking mechanism by rotating the shaft,
A thumb turn rotatably attached to the other end of the shaft;
A clutch which is non-rotatably slidable on the shaft and can be connected to a part of the thumb turn;
Operating means for connecting the clutch under a predetermined condition operation,
A thumb-turn device characterized in that the clutch is disengaged, the thumb-turn is idle, and the clutch is connected to enable free-locking and unlocking by the thumb-turn.
クラッチを非連結に保持する一方、ダイヤル部材の操作にしたがって当該クラッチを連結させる操作手段を備えたことを特徴とするサムタ−ン装置。The thumb-turn device according to claim 1,
A thumb-turn device comprising operating means for holding the clutch in a non-connected state and connecting the clutch in accordance with an operation of a dial member.
ダイヤル部材の操作にしたがって前記シャフトの軸心方向に移動させることができるダイヤル操作手段と、このダイヤル操作手段の移動位置を保持させる復動操作の自在なセット操作手段からなる操作手段を備え、
ダイヤル操作手段の移動に連動させてクラッチを連結させる構成としたことを特徴とするサムタ−ン装置。The thumb-turn device according to claim 2,
A dial operating means that can be moved in the axial direction of the shaft in accordance with the operation of the dial member, and operating means that includes a set operating means that can be freely moved backward to hold the moving position of the dial operating means,
A thumb-turn device, wherein a clutch is connected in conjunction with movement of a dial operating means.
セット操作手段の復動操作によってダイヤル部材の移動保持を解除することにより、ダイヤル操作手段を戻り移動させてクラッチを非連結とするばね部材を設けたことを特徴とするサムタ−ン装置。The thumb-turn device according to claim 3,
A thumb device wherein a spring member is provided for releasing the movement and holding of the dial member by a return operation of the setting operation means, thereby returning the dial operation means and disengaging the clutch.
前記シャフトの軸心方向に細長く形成し、非回転として同軸心方向に移動自在とした支持部材と、
この支持部材に回転自在に支持させたダイヤル部材と、
前記支持部材に形成した凹溝に遊嵌し、ダイヤル部材の回転に連動させてシャフト周り方向に回転させるリング状のロックプレ−トと、
このロックプレ−トの内周縁に形成し、ダイヤル部材の目盛り合せに応じて支持部材位置に旋回して支持部材の移動を許可する凹形部と、
前記支持部材を移動位置から復動させるリタ−ンスプリングとより構成し、ダイヤル部材の移動操作による前記支持部材の移動にしたがってクラッチを連結させるダイヤル操作手段とを備え、
さらに、前記ダイヤル部材を移動させることによってばね勢力により突出しダイヤル部材の移動位置を保持するセット操作手段とを備えたことを特徴とするサムタ−ン装置。The thumb-turn device according to any one of claims 2 to 4,
A support member that is elongated in the axial direction of the shaft and is non-rotatably movable in the coaxial direction;
A dial member rotatably supported by the support member,
A ring-shaped lock plate that is loosely fitted in the concave groove formed in the support member and rotates in the direction around the shaft in conjunction with the rotation of the dial member;
A concave portion formed on the inner peripheral edge of the lock plate and pivoting to the position of the support member in accordance with the scale of the dial member to permit movement of the support member;
Dial operating means comprising a return spring for returning the supporting member from a moving position, and connecting a clutch in accordance with the movement of the supporting member by a moving operation of a dial member.
The thumb turning device further comprises a setting operation means for projecting by a spring force by moving the dial member and holding a moving position of the dial member.
少なくとも2つ以上のロックプレ−トを設け、ダイヤル部材の目盛り合せの組合せによってロックプレ−ト各々の凹形部を支持部材位置に旋回させるダイヤル操作手段を備えたことを特徴とするサムタ−ン装置。The thumb-turn device according to claim 5,
A thumb turn device comprising at least two or more lock plates, and dial operating means for turning the concave portions of each of the lock plates to the position of the support member by a combination of graduations of the dial members.
Priority Applications (1)
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JP2003128769A JP2004332351A (en) | 2003-05-07 | 2003-05-07 | Thumb turn device |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007023670A (en) * | 2005-07-20 | 2007-02-01 | U-Shin Showa Ltd | Thumb-turn device |
JP2011169062A (en) * | 2010-02-22 | 2011-09-01 | Daiken Co Ltd | Adjustable dial lock |
-
2003
- 2003-05-07 JP JP2003128769A patent/JP2004332351A/en active Pending
Cited By (3)
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