JP2004330490A - 紙挟み - Google Patents

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Yutaka Arai
裕 新井
Shungo Matsumoto
俊吾 松本
Mitsunori Maeda
光則 前田
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Abstract

【課題】操作部材の操作する側とそれと対応する部位との間に不用意に人の指が入り込みにくく取り扱い易い、紙挟みを提供する。
【解決手段】この紙挟みは、台板12と、一方側部分に挟持部20が形成され、他方側部分に開用押圧部22が形成され、挟持部20が台板12に対して開閉できるように台板12に回動自在に支持される挟持部材14と、挟持部材14の挟持部20を台板12側に付勢する付勢部材18と、台板12に対して挟持部材14の挟持部20を開いた状態で維持するための操作部材16とを含み、操作部材16は、操作部材16の閉用操作部82が、付勢部材18の付勢力に抗して開いた状態で維持されるとき、閉用操作部82の台板12側面と挟持部20の上面との間の間隔が狭くなるように、操作部材16の閉用操作部82の台板12側の厚みが、厚く形成されおよび/または膨らんでいる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は紙挟みに関し、特に台板に挟持部材が設けられ、たとえば書類などを台板と挟持部材とで挟持することができる紙挟みに関する。
【0002】
【従来の技術】
この発明の背景となる従来の用箋挟の一例が、たとえば特開2002−19355号公報に開示されている。図35はこのような従来の用箋挟の一例を示す斜視図である。図35に示す用箋挟1でも、台板2の端部に挟持体3が設けられ、挟持体3は一方側部分3aがトーションばね(図示せず)で台板2に向けて付勢されている。挟持体3の一方側部分3aの近傍には、台板2に対して挟持体3の一方側部分3aを開閉するための操作部材4が設けられる。
図35に示す用箋挟1では、操作部材4を引き上げることによって、台板2に対して挟持体3の一方側部分3aを開くことができ、操作部材4をさらに引き上げて起こすことによって、挟持体3の一方側部分3aを開いた状態で挟持体3をロックすることができる。また、図35に示す用箋挟1では、操作部材4を押圧して倒すことによって、挟持体3のロックを解除して挟持体3の一方側部分3aを閉じることができる。
図35に示す用箋挟1では、それぞれ、台板2に対して挟持体3を開いた状態で維持することができるので、台板2と挟持体3との間に書類などを挿入しやすい。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−19355号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図35に示す用箋挟1では、操作部材4の前端、すなわち、操作端に対して、指先を引っ掛け易くするための湾曲陥没面3bが挟持体3に形成されているが、手に持って使用中あるいは、載置されているときにおいて、人の指などが操作部材4の操作端と湾曲陥没面3bとの間に入り込み易く、不用意に操作部材4が作動するなどして取り扱いにくい。
【0005】
それゆえに、この発明の主たる目的は、操作部材の操作する側とそれと対応する部位との間に不用意に人の指が入り込みにくく取り扱い易い、紙挟みを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1にかかる紙挟みは、台板と、一方側部分に挟持部が形成され、他方側部分に開用押圧部が形成され、前記挟持部が前記台板に対して開閉できるように前記台板に回動自在に支持される挟持部材と、前記挟持部材の前記挟持部を前記台板側に付勢する付勢部材、および前記台板に対して前記挟持部材の前記挟持部を開いた状態で維持するための操作部材を含み、前記操作部材は、前記挟持部材の前記挟持部側に配置される閉用操作部を備え、前記操作部材は、前記挟持部材に回動自在に支持され、前記挟持部材の前記開用押圧部を押圧して前記台板に対して前記挟持部材の前記挟持部を前記付勢部材の付勢力に抗して開き、且つ前記操作部材の前記閉用操作部が、開いた状態で維持されるとき、前記操作部材の閉用操作部の台板側面と挟持部材の挟持部の上面との間の間隔が狭くなるように、操作部材の閉用操作部の台板側の厚みが厚く形成され、および/または操作部材の閉用操作部の台板側が膨らんだ、紙挟みである。
この発明の請求項2にかかる紙挟みは、前記操作部材は、閉用操作部と開閉用作動部とが屈曲した状態で連設され、操作部材は、その閉用操作部が挟持部材の挟持部側に位置し、その開閉用作動部が挟持部材の開用押圧部側に位置するように、該屈曲した部位において回動自在に挟持部材に固定され、操作部材は、挟持部材の回動に対応して回動して、閉用操作部が挟持部材より立ち上がった状態において、前記開閉用作動部が操作部材の挟持部側に設けられた開用当接部に押し当てられて、開状態が維持されるように構成され、前記閉用操作部が挟持部材より立ち上がった状態において、操作部材の閉用操作部の台板側面と挟持部材の挟持部の上面との間の間隔が狭くなるように、操作部材の閉用操作部の台板側の厚みが厚く形成され、および/または操作部材の閉用操作部の台板側が膨らんだ、請求項1に記載の紙挟みである。
この発明の請求項3にかかる紙挟みは、前記操作部材は、挟持部材の閉状態のとき、その閉用操作部の台板側面が挟持部材の操作部材収容部に収容され、且つ、その表面が挟持部材の表面と略同一面になるように形成された、請求項1または2に記載の紙挟みである。
【0007】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この明細書においては、台板の手前側を「前」あるいは、「前側」といい、台板の手前側と対向する向こう側の反対側端縁側を「後(後ろ)」あるいは、「後ろ側」という。また台板の手前側から向こう側を見て、左側を「左」または「左側」といい、右側を「右」または「右側」という。
【0008】
図1は、この発明の一実施の形態である紙挟みの開状態における斜視図であり、図2は、この発明の一実施の形態である紙挟みの閉状態における斜視図であり、図3は、図1に示す紙挟みの要部を示す分解斜視図解図であり、図4は、図1に示す紙挟みの要部を示す平面図解図である。図5は、図4図示紙挟みのS−S断面図であり、図6は、図4図示紙挟みのT−T断面図である。
【0009】
この紙挟み10は、たとえば、合成樹脂からなる矩形平板状の台板12を含み、台板12に開閉自在に挟持部材14が設けられ、前記挟持部材14の胴部に穿設された操作部材用孔部30には、操作部材16が遊装されている。そして、挟持部材14を、台板12に対して台板12に載置された用箋Aを挟持する方向(閉状態にする方向)に付勢するとともに操作部材16を付勢する、付勢部材18が設けられている。
【0010】
前記挟持部材14は、台板12のほぼ3分の1の幅で、台板12の後ろ側端縁近傍より台板12の前側に向けて延びる長さを備えた平面略四角形状で、後側(図1図示台板の向こう側)より前側(図1図示台板の手前側)に向かうに従って下方(台板12側)に向けて湾曲して垂れ下がる断面を有するものであって、挟持部材14の前側と台板12との間において用箋を挟むことができるように構成されている。
挟持部材14の前部領域は、その先端で用箋Aを押さえることができるように挟持部20が形成され、前記挟持部20とは反対側端部(後側)領域にその表面を指で押さえることができる上面を有する開用押圧部22が形成されている。
そして、挟持部材14は、合成樹脂の一体成形品であり、その中央胴部には、一定の幅と長さを有する平面略方形の操作部材用孔部30が表面より裏面に亘って穿設されている。操作部材用孔部30の右側縁内壁部と左側縁内壁部には、操作部材16を枢支するための枢軸用孔32aおよび枢軸用孔32bが形成されている。
【0011】
挟持部20の台板12側領域に形成された嵌合溝20a,20bに滑り止め部材21が嵌合されている。
滑り止め部材21は、弾性を有するゴムまたは軟質合成樹脂により形成された円柱状体であり、幅方向において左右に分かれて穿設された嵌合溝20aと嵌合溝20bとに押し込み固定されている。前記挟持部材14の挟持部20の台板12側領域に滑り止め部材21が設けられているので、挟持部材14で押さえられた用箋Aが、滑り落ちにくい。
【0012】
前記操作部材16は、開状態(挟持部材14の挟持部20の先端と台板12との間の間隔が広がり、挟持するために台板12上に用箋Aを載置したりあるいは載置され挟持されていた用箋Aを取り出すことができる状態)とするために、挟持部材14の開用押圧部22が開側(開用押圧部22が台板12の表面に向かう下側)に押されることにより、挟持部材14と相対変移して挟持部材14の開状態が維持されるように形成されるとともに、挟持部材14が閉状態(挟持部材14の挟持部20と台板12とが接する状態)とされるとき、その前部領域の閉用操作部82が閉側(台板12の表面に向かう下側)に押されることにより、挟持部材14と相対変移して挟持部材14の閉状態が維持されるように形成されている。
【0013】
挟持部材14は、その中央よりやや後側の下面に枢支部24が形成されている。挟持部材14の枢支部24は、挟持部材14の裏面に突設された4個の突設部26a,26b,26c,26dに、それぞれ挟持部材14の幅方向に向けて円柱状枢軸部28a,28b,28c,28dを突き出し設けられてなり、該円柱状枢軸部28a,28b,28c,28dによって、挟持部材14が台板12に回動自在に固定するように構成されている。
【0014】
台板12の後側端縁近傍には、挟持部材14を取り付けるための取着部40が形成されている。
台板12の取着部40は、前記挟持部材14の枢支部24を枢支するための枢支部42を備え、該枢支部42は、前記枢支部24を構成する円柱状枢軸部28a,28b,28c,28dの大きさ(それぞれの長さおよび径など)や位置(間隔など)に対応して、台板12の幅方向に一直線上に上面より突き出し設けられた4個の突設部44a,44b,44c,44dが形成されている。そして、該突設部44a,44b,44c,44dは、挟持部材14の円柱状枢軸部28a,28b,28c,28dを嵌装するために、その一部が円弧状を形成する軸受部46a,46b,46c,46dが形成されている。
前記軸受部46a,46b,46c,46dは、挟持部材14の前後端縁と台板12の前側・後側端縁とを平行な状態において、挟持部材14の裏面に設けられた枢支部24を構成する円柱状枢軸部28a,28b,28c,28dを、回動自在に嵌装するように形成されている。
挟持部材14は、操作部材16を付設した状態において、枢支部24をもって台板の枢支部42に回動自在に枢支される。従って、挟持部材14は、操作部材16とともに枢支部24を枢支点として揺動する。
さらに、取着部40は、付勢部材18を添装するための付勢部材配設部48が形成されている。
【0015】
前記付勢部材配設部48に添装される付勢部材18は、図25ないし図28に示すように、1本の鋼線を屈曲させて形成されたもので、操作部材16に向けて押し当てられる押し当て部60がほぼその中央に形成され、該押し当て部60は、平面略凹字形に屈曲され、その両端に約90°屈曲して連設された平面略L字型の立上がり部62aおよび立上がり部62bが形成されている。そして、該立上がり部62aおよび立上がり部62bの外側には、この付勢部材18を台板12に固定するための固定部64aおよび固定部64bが連設されている。
【0016】
付勢部材18については、後に詳しく説明するが、ここでは、台板12の付勢部材配設部48に付勢部材18を固定する固定部64aおよび固定部64bについて説明する。
固定部64aおよび固定部64bは、立上がり部62aより延びる直線部66aおよび立上がり部62bより延びる直線部66bを備え、該直線部66aおよび直線部66bの先端には、直線部66aから約90°屈曲した屈曲部68aおよび直線部66bから約90°屈曲した屈曲部68bが設けられている。
【0017】
そして、台板12の付勢部材配設部48は、付勢部材18の固定部64aおよび固定部64bを収容するため、台板12の幅方向に連続する直線状の直線部収容部50aおよび直線部収容部50bが設けられている。該直線部収容部50aおよび直線部収容部50bには、挟持部材14の開状態のとき、付勢部材18の固定部64aおよび固定部64bが撓んで上方に向けて持ち上がることを防止するために、固定部64aおよび固定部64bの上面を停止させる抑止部52aおよび抑止部52bが突設されている。
抑止部52aおよび抑止部52bは、台板12の直線部収容部50aおよび直線部収容部50bの近傍より上方に向けて突設され、その上端は付勢部材18の直線部66aおよび直線部66bを覆うように形成されている。
また、台板12の付勢部材配設部48は、付勢部材18の屈曲部68aおよび屈曲部68bを収容するため、屈曲部収容部54aおよび屈曲部収容部54bが形成されている。該屈曲部収容部54aおよび屈曲部収容部54bは、前記直線部収容部50aおよび直線部収容部50bとは直交する方向に向けて、すなわち、台板12の後側に向けて延びるように形成され、台板12の後側に向けて延びるように配設された付勢部材18の屈曲部68aおよび屈曲部68bを収容する。
【0018】
付勢部材18は、立上がり部62aおよび立上がり部62bの上面が挟持部材14の開用押圧部22の下面に当接し、常時は、開用押圧部22を台板12の上方に向けて付勢する付勢力が作用し、挟持部20の下面が、台板12の上面と当接し、台板12の上面と挟持部材14の挟持部20の下面との間に挟まれた用箋を挟持するように構成されている。
すなわち、付勢部材18の立上がり部62aおよび立上がり部62bが挟持部材14の裏面に当接して挟持部材14を閉側に付勢するように設けられている。したがって、挟持部材14は、その開用押圧部22の台板12側の表面と離れる方向に付勢する付勢部材18により閉状態が維持されるとともに、その開用押圧部22の台板12側の表面を台板12とは離れる方向に付勢する付勢部材18の付勢力に抗してその開用押圧部22が台板12側に向けて押圧されることにより開状態が維持される。
【0019】
挟持部材14は、その中央に操作部材用孔部30が設けられ、操作部材16が嵌装されている。そして、挟持部材14は、その下部に設けられた枢支部24によって、台板12に回動自在に固定されるが、操作部材16は、前記挟持部材14の枢支部24より上方で且つ挟持部材14の挟持部20の側(前側)に設けられた操作部材枢支部80によって回動自在に挟持部材14に固定されている。
【0020】
操作部材16は、合成樹脂をもって一体成形された断面L字型の屈曲体で挟持部材14の操作部材用孔部30の形状に対応した平面形状を備え、そのほぼ中央の屈曲部に操作部材枢支部80が設けられている。そして、操作部材枢支部80より前側に閉用操作部82が設けられ、操作部材枢支部80の下方側に、すなわち、台板12側に向けて開閉用作動部84が連設されている。
操作部材16は、操作部材枢支部80によって挟持部材14に回動自在に固定されている。
【0021】
操作部材枢支部80は、挟持部材14の操作部材用孔部30の右側縁内壁部と左側縁内壁部に形成された枢軸用孔32aおよび枢軸用孔32bに、操作部材枢支部80を構成する枢軸80aおよび枢軸80bが嵌装され、操作部材枢支部80を枢支点として前後に回動するように、挟持部材14に付設される。
すなわち、操作部材16は、操作部材16の閉用操作部82が挟持部材14の挟持部20側に位置し、操作部材16の開閉用作動部84が挟持部材14の開用押圧部22側に位置し、挟持部材14の枢支部24より上方で且つ挟持部材14の挟持部20の側に設けられた操作部材枢支部80によって回動自在に挟持部材14に固定されている。
【0022】
操作部材16の閉用操作部82は、操作部材枢支部80より後方に向けてやや湾曲した表面で挟持部材14の表面形状に対応して両方の表面が揃うように形成され、そして、操作部材16の閉用操作部82の台板14側は、前記操作部材16の閉用操作部82の台板12側面と挟持部材14の挟持部20の上面との間の間隔が狭くなるように、操作部材16の閉用操作部82の台板14側は膨らんでいる。
すなわち、前記閉用操作部82が挟持部材14より立ち上がった状態において、操作部材16の閉用操作部82の台板12側面と挟持部材14の挟持部20の上面との間の間隔が狭くなるように、操作部材16の閉用操作部82の台板12側が膨らんでいる。
そして、前記操作部材16は、挟持部材14の閉状態のとき、その閉用操作部82の台板12側面が挟持部材14の操作部材収容部34に収容され、且つ、その表面が挟持部材14の表面と略同一面になるように形成されている。
【0023】
開閉用作動部84は、操作部材枢支部80より下方に向けて延びる板状体である。開閉用作動部84の前側、すなわち、挟持部材14の挟持部20側に台板12の幅方向に延びる板状の開用当接部56が、台板12の上面より突設されている。
そして、開閉用作動部84は、その先端に、開用当接部56の先端と係合する開用係合部86が形成され、開用係合部86の前側には開用当接部56の後側表面と摺接する断面円弧状の摺動面88が形成されている。なお、開閉用作動部84の先端は、台板12の表面と空間が形成されるように浮いている。
開用当接部56は、台板12の上面にあって、付勢部材配設部48の直線部収容部50aおよび直線部収容部50bの前側近傍に位置している。
【0024】
そして、付勢部材18は、固定部64aおよび固定部64bより上方に向けて立ち上がっている立上がり部62aおよび立上がり部62bを連結する押し当て部60が形成され、押し当て部60の前側先端直線部分において、操作部材16の開閉用作動部84の表面と当接する。
付勢部材18は、挟持部材14が閉状態にあるとき、操作部材16の開閉用作動部84に押し当て部60の先端が当接し、且つ、立上がり部62aおよび立上がり部62bの後ろ側より、すなわち、立上がり部62aおよび立上がり部62bの屈曲部より押し当て部60と立上がり部62aおよび立上がり部62bとの境界部(屈曲した部分)の方が、図31および図32に示すように後ろ側に向けて突き出るように撓み、その付勢力によって開閉用作動部84を開用当接部56に向けて押し当てる。
【0025】
台板12の裏面には、取着部40の裏面に設けられた孔を塞ぐための裏蓋90が、その両端に穿設された係止部90aおよび係止部90bを取着部40の両側縁に設けられた係止部92aおよび係止部92bに係止させて固定される(図示せず)。
【0026】
次に、この紙挟み10の作動状態について、主として図31ないし図34に基づいて説明する。
挟持部材14の挟持部20と台板12の上面との間を離間させて、その間に挟持された用箋を取り外すときは、挟持部材14の開用押圧部22を押すと付勢部材18の付勢力に抗して立上がり部62aおよび立上がり部62bが、下方、すなわち、台板12の上面側に向けて押し下げられるとともに、操作部材16の閉用操作部82の前方に連続して設けられた操作部材係合部34によって操作部材16の閉用操作部82の前端を上方に向けて持ち上げる。
そして、挟持部材14の開用押圧部22側を押すと、挟持部材14は枢支部24を枢支点として回動するとともに、操作部材16は、挟持部材14の回動に伴い、開閉用作動部84の摺動面88が開用当接部56の後面と摺接して上方に向けて上昇する(図34図示)。さらに、開閉用作動部84の摺動面88が開用当接部56の最上端に達した後も若干開閉用作動部84が上方に向けて持ち上がる(図35図示)。そして、開用押圧部22側より手を離して押す力を除くと、付勢部材18の押し当て部60の付勢力により操作部材16の開閉用作動部84が下側に向けて変移し、開用当接部56の後面に操作部材16の開用係合部86を係合させる(図36図示)。そして、開用係合部86の当接面86aを開用当接部56の後面に当接させて、挟持部材14の開状態を維持するとともに、操作部材16の閉用操作部82が挟持部材14の操作部材係合部34から離れ、操作部材16の閉用操作部82が上方に向けて立ち上がった状態で維持される。
【0027】
挟持部材14を閉じて用箋を挟持するとき、すなわち、台板12の上面に向けて挟持部20を接近する方向に向けて下げるときには、操作部材16の閉用操作部82を台板12の上面側に向けて押し下げる。
すなわち、挟持部材14を押し下げるのではなく、挟持部材14の閉じる方向に向けて操作部材16の閉用操作部82の後端側を押し下げる。
操作部材16の閉用操作部82を閉状態にするとき、開閉用作動部84は、操作部材枢支部80を枢支点として後側に移動し、開用係合部86と開用当接部56との係合状態が解除される。
このとき、開閉用作動部84は、操作部材16の開閉用作動部84の摺動面88に沿って後側に向けて移動するとともに、操作部材16の閉用操作部82は、開閉用作動部84が付勢部材18の押し当て部60を後側に向けてその付勢力に抗して押すことにより、台板12の上面側に向けて(すなわち、下方に向けて)押し下げられ、挟持部材14の操作部材係合部34の上面と係合するまで押し下げられる。
操作部材16の閉用操作部82と挟持部材14の操作部材係合部34とが係合した後は、操作部材16の閉用操作部82が押し下げられるに従って、挟持部材14は枢支部24を枢支点として回動し、挟持部20が台板12の上面に載置された用箋の上面に達するまで押し下げられることとなる。
【0028】
そして、操作部材16の閉用操作部82の上面より手が離された後も、付勢部材18の立上がり部62aおよび立上がり部62bの付勢力によって挟持部材14の挟持部20側が台板12の上面(台板12の表面に載置された用箋Aの表面)に向けて押し下げられる状態が維持される。
また、操作部材16は、付勢部材18の押し当て部60の付勢力により開閉用作動部84が開用当接部56の後側表面に向けて押し当てられ、閉状態が維持される。
【0029】
なお、台板12には、たとえば、ペンホルダ96を設け、あるいはまた、左側端縁にリブ98を設け、挟持部材14に挟持される用箋の左端を当接させて、挟持される用箋の端を揃えることができるように構成してもよい。
【0030】
【発明の効果】
この発明によれば、操作部材の操作する側とそれと対応する部位との間に不用意に人の指が入り込みにくく取り扱い易い、紙挟みを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態である紙挟みの開状態における斜視図である。
【図2】この発明の一実施の形態である紙挟みの閉状態における斜視図である。
【図3】図1に示す紙挟みの要部を示す分解斜視図解図である。
【図4】図1に示す紙挟みの要部を示す平面図解図である。
【図5】図4図示紙挟みのS−S断面図である。
【図6】図4図示紙挟みのT−T断面図である。
【図7】挟持部材の平面図である。
【図8】挟持部材の正面図である。
【図9】挟持部材の背面図である。
【図10】挟持部材の側面図である。
【図11】図7図示挟持部材のA−A断面図である。
【図12】図9図示挟持部材のF−F断面図である。
【図13】図9図示挟持部材のB−B断面図である。
【図14】図9図示挟持部材のC−C断面図である。
【図15】図9図示挟持部材のD−D断面図である。
【図16】図9図示挟持部材のE−E断面図である。
【図17】操作部材の平面図である。
【図18】操作部材の正面図である。
【図19】操作部材の背面図である。
【図20】操作部材の底面図である。
【図21】操作部材の側面図である。
【図22】図21図示操作部材のB−B断面図である。
【図23】図20図示操作部材のA−A断面図である。
【図24】付勢部材の平面図である。
【図25】付勢部材の撓んだ状態の平面図である。
【図26】付勢部材の要部を示す平面図である。
【図27】付勢部材の側面図である。
【図28】図4図示紙挟みのD−D断面図解図である。
【図29】図4図示紙挟みのJ−J断面図解図である。
【図30】図1に示す紙挟みの要部を示す断面図である。
【図31】図1に示す紙挟みの作動状態を示す断面図解図である。
【図32】図1に示す紙挟みの作動状態を示す断面図解図である。
【図33】図1に示す紙挟みの作動状態を示す断面図解図である。
【図34】図1に示す紙挟みの作動状態を示す断面図解図である。
【図35】この発明の背景となる従来の用箋挟の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 用箋挟
2 台板
3 挟持体
3a 挟持体の一方側部分
3b 湾曲陥没面
4 操作部材
10,110 紙挟み
12,112 台板
14 挟持部材
16 操作部材
18 付勢部材
20 挟持部
20a,20b 嵌合溝
21 滑り止め部材
22 開用押圧部
24 枢支部
26a,26b,26c,26d 突設部
28a,28b,28c,28d 枢軸部
30,130 操作部材用孔部
32a,32b 枢軸用孔
34,134 操作部材係合部
40 取着部
42 枢支部
44a,44b,44c,44d 突設部
46a,46b,46c,46d 軸受部
48 付勢部材配設部
50a,50b 直線部収容部
52a,52b 抑止部
54a,54b 屈曲部収容部
56,156 開用当接部
60,160 押し当て部
62a,62b 立上がり部
64a,64b 固定部
66a,66b 直線部
68a,68b 屈曲部
80 操作部材枢支部
80a,80b 枢軸
82 閉用操作部
84 開閉用作動部
86 開用係合部
86a 当接面
88 摺動面
90 裏蓋
90a,90b 係止部
92a,92b 係止部
96 ペンホルダ
98 リブ

Claims (3)

  1. 台板と、
    一方側部分に挟持部が形成され、他方側部分に開用押圧部が形成され、前記挟持部が前記台板に対して開閉できるように前記台板に回動自在に支持される挟持部材と、
    前記挟持部材の前記挟持部を前記台板側に付勢する付勢部材、および
    前記台板に対して前記挟持部材の前記挟持部を開いた状態で維持するための操作部材を含み、
    前記操作部材は、前記挟持部材の前記挟持部側に配置される閉用操作部を備え、
    前記操作部材は、前記挟持部材に回動自在に支持され、
    前記挟持部材の前記開用押圧部を押圧して前記台板に対して前記挟持部材の前記挟持部を前記付勢部材の付勢力に抗して開き、且つ前記操作部材の前記閉用操作部が、開いた状態で維持されるとき、
    前記操作部材の閉用操作部の台板側面と挟持部材の挟持部の上面との間の間隔が狭くなるように、操作部材の閉用操作部の台板側の厚みが厚く形成され、および/または操作部材の閉用操作部の台板側が膨らんだ、紙挟み。
  2. 前記操作部材は、閉用操作部と開閉用作動部とが屈曲した状態で連設され、
    操作部材は、その閉用操作部が挟持部材の挟持部側に位置し、その開閉用作動部が挟持部材の開用押圧部側に位置するように、該屈曲した部位において回動自在に挟持部材に固定され、
    操作部材は、挟持部材の回動に対応して回動して、
    閉用操作部が挟持部材より立ち上がった状態において、前記開閉用作動部が操作部材の挟持部側に設けられた開用当接部に押し当てられて、開状態が維持されるように構成され、
    前記閉用操作部が挟持部材より立ち上がった状態において、操作部材の閉用操作部の台板側面と挟持部材の挟持部の上面との間の間隔が狭くなるように、操作部材の閉用操作部の台板側の厚みが厚く形成され、および/または操作部材の閉用操作部の台板側が膨らんだ、請求項1に記載の紙挟み。
  3. 前記操作部材は、挟持部材の閉状態のとき、その閉用操作部の台板側面が挟持部材の操作部材収容部に収容され、且つ、その表面が挟持部材の表面と略同一面になるように形成された、請求項1または2に記載の紙挟み。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103253031A (zh) * 2013-04-27 2013-08-21 蒋海丹 一种文件夹用文件夹具
JP2014205326A (ja) * 2013-04-15 2014-10-30 株式会社リヒトラブ 筆記具ホルダー及びそれを有する用箋挟み
CN109249729A (zh) * 2017-07-12 2019-01-22 国誉株式会社 布告用具

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