JP2004328727A - インターネット接続システム、インターネット接続システムにおけるデータ通信方法及びインターネット接続システムを利用する情報端末 - Google Patents

インターネット接続システム、インターネット接続システムにおけるデータ通信方法及びインターネット接続システムを利用する情報端末 Download PDF

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Abstract

【課題】 携帯情報機器の通信能力を判断することができるインターネット接続システム、インターネット接続システムにおけるデータ通信方法及びインターネット接続システムを利用する情報端末を提供する。
【解決手段】 本発明に係るインターネット接続システム、インターネット接続システムにおけるデータ通信方法及びインターネット接続システムを利用する情報端末では、携帯情報機器(10)の通信能力を特定するための固有データを予め携帯情報機器に書き換えできないように記憶させておき、インターネット接続に際して、インターネット接続システム(50)に対して固有データを送信できるように構成した。したがって、インターネット接続システムでは、インターネット接続要求を行っている携帯情報機器の通信能力を把握することが可能となった。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一次通信事業者による回線交換網とインターネット網とを相互に接続するためのインターネット接続システム、そのようなシステムにおけるデータ通信方法及びインターネット接続システムを利用する情報端末に関する。
ユーザは、PDA(Personal Digital Assistant)及びパーソナル・コンピュータ(PC)等の携帯情報機器に、通信事業者が運営するPHS(Personal Handyphone System)等の通信カードを接続して、データ通信を行うことができる。そのようなデータ通信において、通信事業者は、通信カードの固有番号、予め定められたユーザID(Identification Number)及びパスワードを用いてユーザの確認を行っていた。
最近、データ通信において、WWWサーバとの接続時間又は通信事業者の回線使用時間に依存しない定額料金体系に人気を呼んでいる。それは、ユーザが予め定められた定額料金さえ支払えば、サーバに接続し放題にすることができるという安心感が、多くのユーザに受け入れられているからである。例えば、32kbpsの通信速度の場合には1ヶ月あたり5000円、64kbpsの通信速度の場合には1ヶ月8000円、128kbpsの通信速度の場合には1ヶ月10000円等といった定額料金設定がある。このような定額料金体系では、ユーザは、大容量のコンテンツを長時間に渡ってダウンロードすることが可能である。
ユーザは、自己が良いと思う所定の通信速度による通信カードを購入し、通信事業者との間で契約を締結する。しかしながら、ユーザが利用する携帯情報機器の平均スループットによっては、通信カードの最大通信速度帯域に応じたデータ通信を実質的に行うことができない場合がある。
それにも拘らず、通信事業者側ではユーザが利用する携帯情報機器の平均スループットを確認することができないことから、使用される通信カードの最大通信速度帯域に応じた料金体系を、ユーザに割り当てていた。したがって、ユーザは、利用できないにも拘らず、必要以上の料金を支払っている場合があった。
そこで、本発明は、上記の問題を解決したインターネット接続システム及びインターネット接続システムにおけるデータ通信方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、携帯情報機器の通信能力を判断することができるインターネット接続システム及びインターネット接続システムにおけるデータ通信方法を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、携帯情報機器の平均スループットに合わせて、利用できる通信帯域を制限し、その代わりに利用料金を安価に設定することができる、インターネット接続システム及びインターネット接続システムにおけるデータ通信方法を提供することを目的とする。
本発明に係るインターネット接続システムは、情報端末からのインターネット接続要求に応じて、インターネット網上の所定のポイントとの通信接続を確立させるための通信接続部、回線交換網から情報端末を特定するための固有データを受信するための受信部、及び固有データに基づいて情報端末の通信能力を判断する判断部を有することを特徴とする。情報端末とインターネット上の所定のポイント(WWWサーバまたはメールサーバ等)との通信接続を確立する上で、情報端末の通信能力をも判断できるように構成した。
さらに、インターネット接続システムでは、通信能力が予め定められた基準を満足する場合に、通信接続部は、情報端末と接続要求を受けたインターネット網上との所定のポイントとの通信を確立させることが好ましい。
さらに、インターネット接続システムでは、通信能力は、平均スループットであることが好ましい。
さらに、インターネット接続システムでは、情報端末には通信カードが接続され、インターネット接続システムは、通信カード及び回線交換網を介して、固有データと、情報端末のユーザID及びパスワードを受信することが好ましい。
さらに、本発明に係るインターネット接続システムでは、情報端末は、携帯情報機器であることが好ましい。
さらに、インターネット接続システムでは、ユーザID及びパスワードに基づいて情報端末を利用するユーザの認証を行うための認証部を有し、通信接続部は通信能力が予め定められた基準を満足し且つユーザの認証が確認された場合情報端末と接続要求を受けたインターネット網上の所定のポイントとの通信を確立させることが好ましい。
さらに、インターネット接続システムでは、認証部は、ユーザID及びパスワードを合成した合成データを利用して認証を行うことが好ましい。
また、本発明に係るデータ通信方法では、回線交換網から情報端末を特定するための固有データを受信し、固有データに基づいて情報端末の通信能力を判断し、情報端末からのインターネット接続要求に応じて情報端末とインターネット網上の所定のポイントとの通信を確立させる、ステップを有することを特徴とする。情報端末の通信能力を判断した上で、初めて情報端末とインターネット上のサーバとの通信接続を確立するように構成した。
さらに、データ通信方法では、通信を確立するステップは、通信能力が予め定められた基準を満足する場合に、情報端末と接続要求を受けたインターネット網上の所定のポイントとの通信を確立させることが好ましい。
さらに、データ通信方法では、判断ステップは、情報端末の平均スループットに基づいて通信能力を判断することが好ましい。
さらに、データ通信方法では、情報端末には通信カードが接続され、インターネット接続システムは、通信カード及び回線交換網を介して、固有データと、情報端末のユーザID及びパスワードを受信することが好ましい。
さらに、データ通信方法では、情報端末は、携帯情報機器であることが好ましい。
さらに、データ通信方法では、ユーザID及びパスワードに基づいて情報端末を利用するユーザの認証を行うステップをさらに有し、通信を確立するステップは通信能力が予め定められた基準を満足し且つユーザの認証が確認された場合情報端末と接続要求を受けたインターネット網上の所定のポイントとの通信を確立させることが好ましい。
さらに、データ通信方法では、認証するステップは、ユーザID及びパスワードを合成した合成データを利用して認証を行うことが好ましい。
また、本発明に係るデータ通信方法は、回線交換網から携帯情報機器を特定するための固有データとインターネット接続システムを利用するためのユーザID及びパスワードを受信し、携帯情報機器の固有データに基づいて携帯情報機器の平均スループットを判断し、ユーザID及びパスワードに基づいて携帯情報機器を利用するユーザの認証を行い、平均スループットが予め定められた基準を満足し且つユーザの認証が確認された場合携帯情報機器と接続要求を受けたインターネット網上の所定のポイントとの通信を予め定められた接続ランクで確立させる、ステップを有することを特徴とする。
さらに、データ通信方法では、平均スループットが予め定められた基準を満足しない又はユーザの認証が確認されない場合、携帯情報機器と接続要求を受けたインターネット網上の所定のポイントとの通信接続を拒絶することが好ましい。
さらに、データ通信方法では、平均スループットが予め定められた基準を満足しないが、ユーザの認証が確認された場合、予め定められた接続ランク以外の平均スループットに応じた接続ランクで、接続要求を受けたインターネット網上の所定のポイントとの通信を確立させることが好ましい。
また、本発明に係るインターネット接続システムを利用する情報端末は、通信カードを接続するための接続部と、情報端末の通信能力を特定するための固有データを記憶する第1記憶部と、インターネット接続システムを利用するためのユーザID及びパスワードを記憶する第2記憶部と、インターネット接続システムへの接続に際して、通信カードを利用して固有データ、ユーザID及びパスワードをインターネット接続システムに送信するために、第1及び第2記憶手段から固有データ、ユーザID及びパスワードを取出す処理部とを有することを特徴とする。情報端末を、情報端末の通信能力を判断することができるインターネット接続システムで利用可能な構成とした。
さらに、情報端末では、固有データは、少なくとも情報端末の通信能力を表記したデータであることが好ましい。
さらに、情報端末では、通信カードは通信カード固有データを有し、処理部は通信カード固有データをインターネット接続システムに送信するために通信カードから通信カード固有データを取出すことが好ましい。
本発明に係るインターネット接続システム、インターネット接続システムにおけるデータ通信方法、及びそのようなシステムに利用可能な携帯情報機器では、携帯情報機器の固有データによって、携帯情報機器の通信能力を判断することができるので、ユーザに対して適切な通信帯域を確保することが可能となった。したがって、通信事業者は、適正な料金体系を構築することができ、安価なデータ通信サービスを提供することが可能となった。
本発明に係るインターネット接続システム、インターネット接続システムにおけるデータ通信方法、及びそのようなシステムに利用可能な携帯情報機器を、添付図面を参照して以下に詳述する。
図1において、携帯情報機器10には、通信カード20が接続されている。携帯情報機器10は、所定の通信プロトコルを用い、通信カード20を介して、一次通信事業者30を経由して、インターネット接続システムとして構成される二次通信事業者50にアクセスする。二次通信事業者50は、携帯情報機器10から受信した所定のデータに基づいて認証を行い、携帯情報機器10とインターネット網60との接続を行う。これによって、携帯情報機器10のユーザは、インターネット網60上の所望のポイントと接続を行うことが可能となる。
携帯情報機器10は、PDA又はPC等の端末であって、PCカード(PCMCIAカード)用スロット、コンパクトフラッシュ(CF)カード用スロット、SD(Secure Digital)カード用スロット、又はUSB用コネクタ等の通信カード20を接続するための接続部を有している。
通信カード20は、PHSを使用したデータ通信能力を有しており、PCカード用スロット、CFカード用スロット、SDカード用スロット、又はUSB用コネクタ等に差し込んで使用するように構成されている。なお、通信カード20は、PHS以外のPDC、GSM、CDMA等の他のデータ通信能力を有するものであっても良い。
ところで、PCカードとは、PCMCIAとJEIDAが共同で策定した、パソコン向けの拡張カードの統一規格で、フラッシュメモリカードやハードディスク、SCSIカード、LANカード、モデムカードなどに利用されている。PCカード規格には、カードの厚さによってTypeI、TypeII及びTypeIIIの3つの種類がある。ノートパソコン用のPHS通信カードとして普及している種類は、TypeIIである。TypeII用のPHS通信カードのサイズは、54mm×85.6mm×5mm(厚さ)である。またCFカードとは、SanDisk社が提唱しているメモリカードの規格である。CFカードのサイズは、36.4mm×42.8mm×3.3mm(厚さ)であって、PCカードより小型のため、携帯端末用の通信カードとして利用されることが多い。またSDカードとは、SanDisk社、松下電器産業(株)及び(株)東芝の3社が共同で策定したメモリカードの規格である。SDカードのサイズは、24mm×32mm×2.1mm(厚さ)とCFカードよりさらに小型である。
一次通信事業者30とは、(株)NTTドコモやDDIポケット(株)のような移動体電話会社を言う。一次通信事業者30は、複数の無線基地局(BS)31及び関門局(ゲートウエイ)32を含むセルラーネットワーク、及び複数の交換器を含む有線網33等を含む回線交換網を有している。なお、回線交換網には、パケット単位のデータを取扱うパケット通信網を含むものとする。
二次通信業者50とは、一次通信事業者30から卸値で回線を仕入れ、それにデータ・サービスや付加価値を付けてユーザに販売する仮想移動体通信事業者(MVNO:Mobile Virtual Network Operator)を言い、一次通信事業者による回線交換網とインターネット網60とを相互に接続する。よって、二次通信事業者50は、専用回線40で一次通信事業者30と接続されており、それ自身で移動をサポートする機能を有してはいないが、二次通信事業者にアクセスしたユーザは、移動しながらでもインターネットのサービスを利用することができる。
また、二次通信事業者50のシステムは、認証サーバ51、メールサーバ52、アプリケーションサーバ53、管理サーバ54等を有しており、ルータ55を介して、携帯情報機器10とインターネット網60上のWWWサーバまたはメールサーバとの通信接続を確立することができるように構成されている。認証サーバ51は、後述するように、携帯情報機器10の通信能力の確認及び携帯情報機器10を利用するユーザの確認を行う。また、メールサーバ52は、ユーザに電子メールサービスを提供する。さらに、アプリケーションサーバ53は、ユーザに対して付加価値のある独自のサービスを提供する。さらに、管理サーバ54は、ユーザへの課金管理やユーザの顧客管理等を行う。
図2に、携帯情報機器10の内部構成の一例の概略を示すブロック図である。
携帯情報機器10は、図2に示すように、CPU101、ROM102、RAM103、通信用プロトコル、ユーザデータや各種設定データを記憶するためのメモリ104、モニタ105、操作手段106、接続部107、接続部制御手段108等を有している。携帯情報機器10の各手段は、バス109によって相互にデータの送受信が可能なように接続されている。また、ROM102には、予め携帯情報機器10の通信能力(例えば、平均スループット32kbps又は8kbps等)を特定するための固有データが、書き換え出来ないようにして記憶されている。
固有データとしては、例えば、8桁の英数字が用いられる。その内、先頭の第1及び2桁が情報機器のメーカを表し、第3〜6桁が情報機器の製造番号を表し、第7及び8桁が情報機器の通信能力(例えば32、64等)を表すようにすることができる。しかしながら、携帯情報機器10の固有の通信能力を示すことが出来さえすれば、他のデータであっても良い。また、携帯情報機器10のIDデータを携帯情報機器の通信能力を示す固有データとして取り扱うようにしても良い。なお、携帯情報機器10の平均スループットとは、一定期間内の携帯情報機器10が送受信する平均データ量を指し、CPU101、メモリ104、携帯情報機器10で用いられるブラウザやメーラー等の通信アプリケーションによって概略決定される。
接続部107は、PCカード用スロット、CFカード用スロット、SDカード用スロット、又はUSB用コネクタ等であり、利用する通信カード20を接続することができるように構成されている。
図3は、データ通信システムの通信手順の一例を示すシーケンス図である。
ユーザが、二次通信事業者50を利用して、特定のメールサーバに接続する場合について以下に説明する。
最初に、ユーザは、携帯情報機器10の操作手段108を用いて予め二次通信事業者50から付与されているユーザID及びパスワードを入力し、メモリ104に記憶させる(ステップ1)。即ち、ROM102が書き換え不可能な携帯情報機器10の固有データを記憶する第1の記憶部に相当し、メモリ104が書き換え可能なユーザID及びパスワードを記憶する第2の記憶部に相当する。なお、ユーザID及びパスワードは、携帯情報機器10のROM102、RAM103等に記憶させておくこともできる。
次に、携帯情報機器10は、通信カード20の固有データ及びROM102に予め記憶されている携帯情報機器10の固有データを取得する(ステップ2)。
次に、携帯情報機器10は、通信カード20を介して、二次通信事業者50から指定される電話番号を用いて、セルラーネットワークに対して発呼行い、携帯情報機器10が存在するセルの無線基地局31に接続する(ステップ3)。二次通信事業者50から指定される電話番号は、予め、通信カード20等に記憶させておいても良いし、ユーザが携帯情報機器10の操作手段108を用いて入力及び記憶させておいても良し、携帯情報機器10のROM102に予め記憶させても良い。
次に、無線基地局31は、ゲートウエイ32に接続する(ステップ4)。
次に、ゲートウエイ32は、発呼された電話番号から、有線網33及び二次通信事業者50の専用通信ケーブル40を経由して、二次通信事業者50の認証サーバ51に接続する(ステップ5)。
次に、認証サーバ51は、携帯情報機器10に対して認証要求を行う(ステップ6)。
次に、認証要求を受けた携帯情報機器10は、ユーザID、パスワード、通信カード20の固有データ及び携帯情報機器10の固有データを、認証サーバ51へ送信する(ステップ7)。
次に、認証サーバ51は、受信したユーザID、パスワード、通信カード20の固有データ及び携帯情報機器10の固有データに基づいて、インターネットへの接続の許可・不許可の判断を行う。認証サーバ51が接続を許可する場合、携帯情報機器10がインターネット網60上の指定されたメールサーバと接続を行い(ステップ8)、ユーザとメールサーバとの接続が確立される。
図3の例では、認証サーバ51は、ユーザの認証の為に、ユーザID、パスワード、通信カード20の固有データ及び携帯情報機器10の固有データを利用した。しかしながら、認証サーバ51は、ユーザID及びパスワードのみ、又は、ユーザID、パスワード及び携帯情報機器10の固有データのみを用いて、ユーザ認証を行っても良い。
図4に示すように、認証サーバ51が、ユーザ認証情報を管理するドメイン・コントローラ500、RADIUS(Remote Authentication Dial In User Service)サーバであるインターネット認証サービスサーバ501、及びRADIUSクライアントであるリモート・アクセスサーバ502を有している場合の認証の仕方について、以下に詳細に説明する。
リモート・アクセスサーバ502と携帯情報機器10との間の通信は、PPP(Point to Point Protocol)を用いて行われる。PPPは、シリアル回線を用いるデータリンク層におけるプロトコルであって、複数のネットワーク層プロトコルをサポートしており、公衆回線でIP接続を行う際に便利である。リモート・アクセスサーバ502における認証は、PAP(Password Authentication Protocol)又はCHAP(Challenge Handshake Authentication Protocol)により行われる。
リモート・アクセスサーバ502自身は認証データを持たず、インターネット認証サービスサーバ501とRADIUS認証が行われる。また、インターネット認証サービスサーバ501は、ユーザ認証データを管理するドメイン・コントローラ500との間でユーザ認証を行う。
ここで、RADIUS認証とは、リモート・アクセスサーバ502に対して認証・課金機能を提供するプロトコルである。RADIUS認証の最も重要な機能は、ユーザ情報を格納したデータベースを元にアクセスの許可/拒否を行うことである。なお、実際のRADIUS認証では、ユーザ名とパスワードだけでなく、接続時間、入出力されたデータ量、コールバックID、使用したポート番号などのアトリビュート(属性)と呼ばれるデータも同時に収集できる。したがって、RADIUS認証に、接続の統計情報などを収集するアカウンティングの機能を付加することもできる。そこで、リモート・アクセスサーバ502は、インターネット認証サービスサーバ(RADIUSサーバ)501に対してユーザ認証、課金サービスを要求する。インターネット認証サービスサーバ501は、その要求に対して、サーバ上に構築された管理情報データベースに基づいた応答を返す。RADIUS認証を利用すると、一つのインターネット認証サービスサーバ501だけで複数のリモート・アクセスサーバでのユーザ・パスワードなどの認証情報や課金情報を一元管理できるようになる。
PAPを用いた場合では、認証サーバ51からの認証要求に応じて、携帯情報機器10は、ユーザIDと携帯情報機器10の固有データとをつないだデータと、パスワードを送信する。例えば、ユーザIDと携帯情報機器10の固有番号との区切り目を判断できるようにするために、先頭に携帯情報機器10の固有番号の長さを示す1バイトを付加しておくことができる。ユーザIDが“user1”であり、携帯情報機器10の固有データが“00112233”である場合、携帯情報機器10は、“800112233user1”とパスワードを暗号化して送信する。
CHAPを用いた場合では、携帯情報機器10は、認証サーバ51から送信されるチャレンジの番号とパスワードを結合させてハッシュ値を計算し、ハッシュ値とユーザIDと携帯情報機器10の固有データをつないだデータを認証サーバ51に送信する。
いずれの場合も、認証サーバ51は、まず受信したデータから、ユーザIDと携帯情報機器10の固有データを分離する。次に、ユーザIDとパスワードから受け入れて良いユーザか否かの確認を行う。なお、ユーザID及びパスワードが適正か否かは、予め別途構築されているデータベースに基づいて判断する。
なお、通信カード20の固有データは、上記の携帯情報機器10の固有データと同様に符号化してリモート・アクセスサーバ502とインターネット認証サービスサーバ501との間の認証時に使用しても良い。
次に、受信した携帯情報機器10の固有データから、携帯情報機器10の通信速度を予め別途構築されているデータベースを用いて確認し、ユーザとの契約内容に合致しているか否かを判断して、受け入れて良い端末か否かの判断を行う。例えば、最初の契約内容が32kbps以下の通信速度の携帯情報機器を利用するものである場合、認証サーバ51は、携帯情報機器の固有データから現在利用している携帯情報機器の通信速度が最大64kbpsであると判断した時は、携帯情報機器10からインターネット網60への接続を許容しないように処理する。
上記の例では、認証サーバ51は、受信した携帯情報機器の通信速度が、契約内容の通信速度を超える場合に、インターネット網60へのアクセスを許容しないように処理した。しかしながら、認証サーバ51は、アクセスを拒否する代わりに、使い放題での定額料金の体系を解除して、通信時間に応じた課金を行う別の料金体系に変更するように処理することもできる。
また、使い放題料金での定額料金の体系に、異なる複数の料金ゾーンを設けることもできる。例えば、認証サーバ51は、最も安い料金ゾーンに加入したユーザが、異なる携帯情報機器により、指定されたゾーンの通信速度を超えるデータを扱った場合には、使用された携帯情報機器の性能に応じた料金ゾーンに切替えることをユーザに通知し、切替えた料金ゾーンによって課金を行うようにすることもできる。
例えば、使い放題料金での定額料金の体系を以下にようにする。
Aゾーン:32Kbps 使い放題+端末機種制限なし(4000円/月)
Bゾーン:32Kbps 使い放題+端末機種Aグループ(2000円/月)
Cゾーン:32Kbps 使い放題+端末機種Bグループ(1500円/月)
Dゾーン:32Kbps 使い放題+端末機種Cグループ(1000円/月)
このようなシステムでは、ユーザは引き続いて使い放題での定額料金の体系内で通信を行うことができ、従量課金制で料金が大幅に超過することを心配せずにインターネットへの接続を行うこと等ができる。
また、二次通信事業者50は、管理サーバ54においてリアルタイムで全ユーザの携帯情報機器の通信速度を合計し、一次通信事業者から仕入れている回線の通信容量を変更するように、一次通信事業者に依頼することもできる。例えば、当初二次通信事業者50が8Mbpsの通信回線を仕入れていた場合、ある期間でアクセスしている全ユーザの携帯情報機器の通信速度の合計が4Mbpsより十分に小さい時には、仕入れる通信回線の容量を8Mbpsから4Mbpsへ変更するように、一次通信事業者へ依頼することができる。その場合、例えば、通信容量変更手段70を一次通信事業者との専用回線40に設けて、管理サーバ54によって通信容量を最適値に変更するようにすることが好ましい。
上記の説明では、携帯情報機器10に通信カード20を取り付けることによって、通信を行う例について説明したが、本発明は、携帯情報機器自体に通信カード20と同様な通信機能を有するものにも対応することが可能である。
本発明に係るインターネット接続システム及び携帯情報機器の概要を説明するための図である。 携帯情報機器の内部構成の概要を示すブロック図である。 データ通信手順の一例を示すシーケンス図である。 認証サーバの一例を示す図である。
符号の説明
10…携帯情報端末
20…通信カード
30…一次通信事業者
40…二次通信事業者
50…インターネット接続システム
60…インターネット網

Claims (20)

  1. 回線交換網とインターネット網とを相互に接続するためのインターネット接続システムであって、
    情報端末からのインターネット接続要求に応じて、前記インターネット網上の所定のポイントとの通信接続を確立させるための通信接続部と、
    回線交換網から、情報端末を特定するための固有データを受信するための受信部と、
    前記固有データに基づいて情報端末の通信能力を判断する判断部と、
    を有することを特徴とするインターネット接続システム。
  2. 前記通信能力が予め定められた基準を満足する場合に、前記通信接続部は、情報端末と接続要求を受けたインターネット網上との所定のポイントとの通信を確立させる、請求項1に記載のインターネット接続システム。
  3. 前記通信能力は平均スループットである、請求項1又は2に記載のインターネット接続システム。
  4. 情報端末には通信カードが接続され、前記インターネット接続システムは、通信カード及び回線交換網を介して、前記固有データと、情報端末のユーザID及びパスワードを受信する、請求項1〜3の何れか一項に記載のインターネット接続システム。
  5. 前記ユーザID及び前記パスワードに基づいて情報端末を利用するユーザの認証を行うための認証部をさらに有し、
    前記通信接続部は、前記通信能力が予め定められた基準を満足し且つユーザの認証が確認された場合、情報端末と接続要求を受けたインターネット網上の所定のポイントとの通信を確立させる、
    請求項4に記載のインターネット接続システム。
  6. 前記認証部は、前記ユーザID及びパスワードを合成した合成データを利用して認証を行う、請求項5に記載のインターネット接続システム。
  7. 情報端末は携帯情報機器である、請求項1〜6の何れか一項に記載のインターネット接続システム。
  8. 回線交換網とインターネット網とを相互に接続するためのインターネット接続システムにおけるデータ通信方法において、
    回線交換網から、情報端末を特定するための固有データを受信し、
    前記固有データに基づいて情報端末の通信能力を判断し、
    情報端末からのインターネット接続要求に応じて、情報端末とインターネット網上の所定のポイントとの通信を確立させる、
    ステップを有することを特徴とするデータ通信方法。
  9. 前記通信を確立するステップは、前記通信能力が予め定められた基準を満足する場合に、情報端末と接続要求を受けたインターネット網上の所定のポイントとの通信を確立させる、請求項8に記載のデータ通信方法。
  10. 前記判断ステップは、情報端末の平均スループットに基づいて前記通信能力を判断する、請求項8又は9に記載のデータ通信方法。
  11. 情報端末には通信カードが接続され、前記インターネット接続システムは、通信カード及び回線交換網を介して、前記固有データと、情報端末のユーザID及びパスワードを受信する、請求項8〜10の何れか一項に記載のデータ通信方法。
  12. 前記ユーザID及びパスワードに基づいて情報端末を利用するユーザの認証を行い、
    前記通信を確立するステップは、前記通信能力が予め定められた基準を満足し且つユーザの認証が確認された場合、情報端末と接続要求を受けたインターネット網上の所定のポイントとの通信を確立させる、請求項11に記載のデータ通信方法。
  13. 前記認証するステップは、前記ユーザID及びパスワードを合成した合成データを利用して認証を行う、請求項12に記載のデータ通信方法。
  14. 情報端末は携帯情報機器である、請求項8〜13の何れか一項に記載のデータ通信方法。
  15. 通信カードが接続された携帯情報機器からのインターネット接続要求に応じて、回線交換網とインターネット網とを相互に接続するためのインターネット接続システムにおけるデータ通信方法において、
    回線交換網から、携帯情報機器を特定するための固有データと、前記インターネット接続システムを利用するためのユーザID及びパスワードを受信し、
    携帯情報機器の固有データに基づいて携帯情報機器の平均スループットを判断し、
    前記ユーザID及びパスワードに基づいて携帯情報機器を利用するユーザの認証を行い、
    前記平均スループットが予め定められた基準を満足し且つユーザの認証が確認された場合、携帯情報機器と接続要求を受けたインターネット網上の所定のポイントとの通信を予め定められた接続ランクで確立させる、
    ステップを有することを特徴とするデータ通信方法。
  16. 前記平均スループットが予め定められた基準を満足しない又はユーザの認証が確認されない場合、携帯情報機器と接続要求を受けたインターネット網上の所定のポイントとの通信接続を拒絶する、請求項15に記載のデータ通信方法。
  17. 前記平均スループットが予め定められた基準を満足しないが、ユーザの認証が確認された場合、前記予め定められた接続ランク以外の前記平均スループットに応じた接続ランクで、接続要求を受けたインターネット網上の所定のポイントとの通信を確立させる、請求項15に記載のデータ通信方法。
  18. 回線交換網とインターネット網とを相互に接続するためのインターネット接続システムを利用する情報端末であって、
    通信カードを接続するための接続部と、
    前記情報端末の通信能力を特定するための固有データを記憶する第1記憶部と、
    インターネット接続システムを利用するためのユーザID及びパスワードを記憶する第2記憶部と、
    インターネット接続システムへの接続に際して、前記通信カードを利用して前記固有データ、前記ユーザID及び前記パスワードをインターネット接続システムに送信するために、前記第1及び第2記憶手段から前記固有データ、前記ユーザID及び前記パスワードを取出す処理部と、
    を有することを特徴とする情報端末。
  19. 前記固有データは、少なくとも前記情報端末の通信能力を表記したデータである、請求項18に記載の情報端末。
  20. 前記通信カードは、通信カード固有データを有し、
    前記処理部は、前記通信カード固有データをインターネット接続システムに送信するために前記通信カードから前記通信カード固有データを取出す、請求項18に記載の情報端末。
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