JP2004328588A - Multipoint conference system - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多地点に配置された複数の端末を用いて会議を行う多地点間会議システムに関する。本発明は特に、多地点間会議システムを用いた会議の進行支援に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、通信回線で接続された複数の端末間で音声、画像および/または会議資料などのデータを送受信することで会議を行う多地点間会議システムでは、会議は、議長の司会のもと、参加者が各自の端末を介して発表を行うことにより進行する。議長は、一人の発表者の発表が終了すると、次の発表者が該発表者の端末で発表できるよう(次の発表者が予め作成した発表内容が他の端末の表示部に表示されるよう)、議長自身の端末を介してシステムに指示する必要がある。議長はまた、議事進行スケジュールを確認しながら、予定時間内に終了するように会議を進める役割を担っている。
【0003】
このように議長の負担は大きいため、負担を軽減するための議事進行支援機能を有する多地点間会議システムが提案されている。例えば、特許文献1に記載されたシステムは、予め登録した議事進行スケジュールと、議事進行スケジュールの各議題の経過時間を示すバーグラフとを各端末の画面に表示させることで、会議の時間情報を議長および会議参加者に知らせるものである。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−30506号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような多地点間会議システムでは、時間表示の補助があるものの、効率的に会議を進めるためには発表画面の切り替えを議長が手際良く行う必要があり、議長の負担を軽減するには十分なものではなかった。
【0006】
そこで、本発明は、議長の負担を大幅に軽減しつつ会議を円滑に進行できるように議事進行を支援するための多地点間会議システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る多地点間会議システムは、
異なる地点に配置された複数の端末と、該複数の端末と通信回線を介して接続されたサーバとを備えた多地点間会議システムにおいて、
サーバは、議事進行スケジュールを記憶するデータベースと、複数の端末との間の通信を制御するための多地点制御部とを有し、
サーバは、データベースに記憶された議事進行スケジュールに基づいて多地点制御部を制御し、これによりサーバと複数の端末との間の通信の切り替えを行うことを特徴とする。
【0008】
かかる多地点間会議システムでは、各時刻での各端末の役割(例えば発表者が用いる端末か否か)を示す議事進行スケジュールに基づいて、サーバと各端末との通信が自動的に切り替わるので、議長の負担を大幅に軽減でき、その結果、議長は効率よく会議を運営できることになる。
【0009】
議事進行スケジュールには、議長端末と非議長端末を区別する第1の権限情報が含まれ、
各端末は、議長用の画面または非議長用の画面を選択的に表示装置に表示させる選択部を備え、
サーバは、第1の権限情報に基づいた信号を各端末に送信し、各端末の選択部は、該信号に基づいて、表示装置に議長用または非議長用の画面を表示させるようにしてもよい。
【0010】
この場合、多地点間会議システムは、会議に参加すべくサーバに接続された各端末が、会議の進行を行う議長が操作するのか議長以外の一般参加者が操作するのかを識別し、その結果、議長が操作する端末の表示装置には議長用の画面、一般参加者が操作する端末の表示装置には非議長(一般参加者)用の画面がそれぞれ自動的に表示される。したがって、いずれの端末も議長端末としても一般参加者端末としても利用できるため、システムの利便性が向上する。会議の途中で議長が交代するような場合であっても、その内容を議事進行スケジュールに予め登録しておけば、表示画面の切り替えも自動的に行われるので、効率的な会議が行える。
【0011】
議事進行スケジュールには、発表者端末と非発表者端末を区別する第2の権限情報が含まれ、
サーバは、第2の権限情報に基づいて多地点制御部を制御し、これにより上記複数の端末のうち特定の端末に対し発表者端末としての権限を与えるようにしてもよい。
ここで、発表者端末としての権限とは、各端末の表示装置に共通して表示された発表画面を発表者端末を介して発表者が操作可能であることを意味する。
【0012】
この場合、発表画面の操作権が自動的に切り替わるので、議長の負担を大幅に軽減できる。
【0013】
議事進行スケジュールには、複数の端末を複数のグループに分割する分割情報が含まれ、
サーバは、分割情報に基づいて多地点制御部を制御し、これにより上記複数の端末を複数のグループに分割するようにしてもよい。
ここで、グループに分割とは、各グループ間でのみ画像データ等のデータの送受が行われることを意味する。
【0014】
この場合、グループの分割が自動的に行われるので、議長がシステムに分割指示を行う必要がなく、その結果、議長の負担を軽減できる。
【0015】
分割情報には、各グループでの議長端末と非議長端末を区別する第3の権限情報が含まれ、
各端末は、議長用の画面または非議長用の画面を選択的に表示装置に表示させる選択部を備え、
サーバは、第3の権限情報に基づいた信号を各端末に送信し、各端末の選択部は、該信号に基づいて、表示装置に議長用または非議長用の画面を表示させるようにしてもよい。
【0016】
この場合、多地点間会議システムは、各グループの各端末が、グループの議長が操作するのか議長以外の一般参加者が操作するのかを識別し、その結果、グループの議長が操作する端末の表示装置には議長用の画面、一般参加者が操作する端末の表示装置には非議長(一般参加者)用の画面がそれぞれ自動的に表示される。したがって、各グループのいずれの端末も議長端末としても一般参加者端末としても利用できるため、システムの利便性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を説明する。
【0018】
図1〜5は、本発明に係る多地点間会議システムの一実施形態を示す。この会議システム2は、例えば遠隔地を結んであるいは一つの会議室で会議を行うためのもので、図1に示すように、異なる地点に配置された複数の端末3a〜3eと、これら端末3a〜3eと通信回線4を介して接続した会議用管理サーバ6とを備える。各端末3a〜3eは、音声入力部、音声出力部、映像入力部、表示部(映像出力部を兼ねる。)、これらを制御するための制御部、およびユーザ指令を入力するための操作部を備えたコンピュータシステムで、制御部には多地点間会議用のソフトウェアがインストールされている。サーバ6は、後述するように、サーバ6に予め登録した議事進行スケジュールに基づいて、サーバ6と複数の端末3a〜3eとの間の通信の切り替えを自動的に行う。本実施形態では、端末3a〜3eとサーバ6間で送受信されるデータには、画像データ、音声データ、プレゼンテーションデータ、進捗データ、変更指示データ(変更要求データ)、権限データ等が含まれる。これらのデータについては後述する。通信回線4として、インターネット、有線または無線LAN、デジタル電話回線(例えばISDN)、ADSLシステムとしてのアナログ電話回線など、有線伝送路または無線伝送路あるいはそれらの組み合わせが用いられる。なお、本発明は、端末の数に限定されない。以下の説明では、会議の議長が使用する端末(以下、議長端末という。)を端末3aとする。
【0019】
図2に示すように、サーバ6は、認証部10、会議予約部12、スケージュール管理部14、会議制御部16、スケジュール変更制御部18、多地点制御部20、およびデータベース22を有する。
【0020】
認証部10は、端末3a〜3eが会議用管理サーバ6に接続する際に、データベース22に記録された利用者データに登録されたユーザIDとパスワードに基づいて、利用者の認証を行うためのものである。この認証が行われるのは、会議予約を行う場合と会議に参加する場合である。利用者データは、多地点間会議システム2を利用する資格のある人のIDとパスワードを登録したデータであり、会議予約や会議に先立って予め登録されるものである。
【0021】
図6は、端末がサーバ6に接続する際のフローチャートを示す。まず、ステップS601でインデックスnを0に設定し、ステップS602で端末がサーバ6にアクセスする。図7は、会議予約を行う際のユーザログイン画面を示す。ステップS603で、サーバ6の認証部10は、入力されたユーザIDやパスワードのデータと、利用者データとの比較を行って特定のユーザであるか否かを判断する。認証を受けることができたら、端末はサーバ6への接続を完了する(ステップS604)。ステップS603で認証が受けれない場合、フローはステップS605に進む。ステップS605でインデックスnが所定値Nを超えなければ、ステップS606に進みインデックスnをインクリメントし、ステップS602に戻る。ステップS605でインデックスnがNを超えると、すなわち、認証を受けられない状態が一定回数続くと、サーバ6は接続拒否の通知を端末に行う(ステップS607)。
【0022】
図2に戻って、会議予約部12は、会議予約画面を起動し、該画面を介して入力された情報に基づいて、議事進行スケジュールをデータベース22に記録させるためのものである。議事進行スケジュールとして、図8に示すように、会議中の各時刻における各端末の権限情報(議長端末あるいは一般参加者端末であるかを表す第1の権限情報、および、発表者端末(各端末3a〜3eの表示部に表示するプレゼンテーション用画面(発表画面)の「操作権」を有する端末)あるいは非発表者端末であるかを表す第2の権限情報)、後述するように会議中に複数のグループに分割して各グループ内で会議を行う場合は、グループのID等が含まれる。
【0023】
図9は、端末を介して会議予約を行う際のフローチャートである。上述のように、端末がサーバ6にアクセスし(このとき、図7に示すユーザログイン画面が端末の表示部に表示される。)(ステップS901)、認証を受けてサーバ6のログインを完了すると(ステップS902)、会議予約部12は、図10に示す会議予約画面を端末の表示部に表示させる(ステップS903)。ステップS904で必要事項を入力する。入力事項には、会議テーマ、開催日時、議事次第(開始・終了時刻、発表時刻、発表者端末、発表テーマ)、参加者端末情報(ホスト名(例えばIPアドレス)、参加者の名前・所属、議長端末か否か)、会議中に複数のグループに分割して会議を行う場合には、分割情報(分割・合併時刻、各グループに所属する端末、各グループでの議長端末)等が含まれる。ステップS905で、入力事項に不備がないことをユーザが確認すると(例えば、図10の会議予約画面で「入力完了」をクリックすると、入力事項の確認画面(図示せず)に切り替わり、続いて、ユーザが確認画面上の「確認」ボタンをクリックする。)、ステップS906で、会議予約部12は、データベース22に入力事項を記録するとともに、上述した一部のデータ(例えば各時刻における各端末の権限情報)を議事進行スケジュールとして保存し、フローが終了する。なお、会議予約を行う際に用いる端末は、会議を行う端末3a〜3eである必要はない。
【0024】
図2に戻って、スケジュール管理部14は、議事進行スケジュールのデータを適宜(例えば一定時間間隔で)会議制御部16に出力するとともに、スケジュール変更制御部18から指令を受けて、議事進行スケジュールを書き換えるためのものである。会議制御部16は、スケジュール管理部14からのデータに基づいて、多地点制御部20を制御するもので、議事進行スケジュールに記録された会議開始予定時間の所定時間前になると起動するようになっている。サーバ6は、時計を内蔵しスケジュール管理部14や会議制御部16に時間情報を提供するためのタイマ(図示せず)を備えている。スケジュール変更制御部18は、議長端末3aからの要請によりスケジュールに変更が生じる場合に、スケジュール管理部14を制御してデータベース22に記録された議事進行スケジュールを書き換えるものである。多地点制御部20は、会議制御部16の指示に基づいて、サーバ6と複数の端末3a〜3eとの間の通信を制御するためのものである。多地点制御部20は後で詳述する。
【0025】
図3は、各端末3a〜3eの送信部30を示す。送信部30は、例えば参加者の顔を撮像するカメラなどの映像入力部32と、該入力部32より入力されるアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器34と、該変換器34より出力される画像データに対し圧縮等の符号化を行う符号化回路36と、符号化された画像データにヘッダを付けてパケット化するパケット化回路38とを備える。送信部30はまた、マイクなどの音声入力部40と、該入力部40より入力されるアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器42と、該変換器42より出力される音声データの符号化を行う符号化回路44と、符号化された音声データにヘッダを付けてパケット化するパケット化回路46とを備える。送信部30はさらに、自端末でプレゼンテーション用ソフトウェア(例えばパワーポイント(商標名))を起動している場合に該ソフトウェアのデータ(以下、プレゼンテーションデータという。)の画像形式を(例えばPPT形式から動画形式に)変換する画像形式変換回路48と、該変換回路48で画像形式が変換されたプレゼンテーションデータの符号化を行う符号化回路50と、符号化されたプレゼンテーションデータにヘッダを付けてパケット化するパケット化回路52とを備える。画像形式変換回路48として例えばカスタムLSIが用いられる。送信部30は加えて、発表画面とともに操作アイコン等から構成されたグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)画面を表示する表示部54を備える。キーボード、マウスなどの操作部56を介してアイコンをクリックすることで、表示部54は、議長端末3aでは変更指示データまたはそれ以外の端末3b〜3eでは変更要求データを出力する。なお、端末の構成要素としてPDA(personal data assistant)を用いる場合、操作部56はタッチパネルに相当する。
【0026】
送信部30はさらにまた、変更指示データ(変更要求データ)を処理するデータ処理部58と、処理された変更指示データ(変更要求データ)にヘッダを付けてパケット化するパケット化回路60とを備える。送信部30はまた、パケット化された画像データ、音声データ、プレゼンテーションデータ、および変更指示データ(変更要求データ)を多重化して多重化データを作成するための多重化回路62を備える。データ処理部58は、後述するように、受け取った権限データに基づいて、画像形式変換回路48の動作を制御する機能も有する。
【0027】
変更要求データは、他端末を介して発表が行われている最中に、非発表者が発表画面の操作権を要求する際に作成されるものである。変更指示データは、非発表者が発表画面の操作権を要求した場合に議長が操作権を許可する際、議長が発表途中で発表を強制的に終了する際、議長が発表などの時間延長を行う際に作成されるものである。これらデータは、データ処理部58で処理された後、パケット化回路60でパケット化され、続いて、他のデータと多重化されてサーバ6に送信される。後述するように、サーバ側では、多重化データから変更要求データまたは変更指示データが分離され、スケジュール変更制御部18に出力される。
【0028】
図4は、多地点制御部20の詳細な構成を示す。以下の説明では、発表者端末が端末3cであるとする。多地点制御部20は、各端末3a〜3eからそれぞれ送信される多重化データから、画像データ、音声データ、プレゼンテーションデータおよび変更指示データ(変更要求データ)を分離する分離回路70a〜70eと、分離回路70a〜70eによりそれぞれ分離された音声データの復号化を行う復号化回路72a〜72eとを備える。多地点制御部20はまた、分離回路70a〜70eによりそれぞれ分離された画像データを多重化して多重化画像データを作成する多重化部74を備える。多重化部74は、会議の分割・合併を行うために複数の多重化回路を備えている。議長端末3aから送信された多重化データから分離回路70aで分離された変更指示データは、スケジュール変更制御部18に出力される。スケジュール変更制御部18は、変更指示データを受けると、スケジュール管理部14を制御して、データベース22の議事進行スケジュールを書き換えるようになっている。ある一般参加者端末、例えば端末3dから変更要求データが送信される場合、端末3dから送信された多重化データから分離回路70dで分離された変更要求データは、スケジュール変更制御部18に出力される。スケジュール変更制御部18は、変更要求データを受けると、会議制御部16に該データを転送するようになっている。そして、会議制御部16は、多地点制御部20を制御して、変更要求データを議長端末3aに送信する。
【0029】
多地点制御部20はさらに、復号化回路72a〜72eで復号化された音声データを合成するミキシング部76と、ミキシング部76で合成した音声データを符号化する符号化回路78と、符号化回路78で符号化した合成音声データにヘッダを付けてパケット化するパケット化回路79とを備える。ミキシング部76は、会議の分割・合併を行うために複数のミキシング回路を備えている。多地点制御部20は加えて、会議制御部16から出力される進捗データ、権限データおよび/または変更指示データ(変更要求データ)それぞれに対しヘッダを付けてパケット化するパケット化部80と、多重化部74から出力される多重化画像データ、パケット化回路79から出力される合成音声データ、発表者3cの分離回路70cから出力されるプレゼンテーションデータ、パケット化部80から出力される進捗データ、権限データ、および変更要求データ(変更指示データ)を多重化して多重化データを作成するとともに、該多重化データを各端末3a〜3eに送信するための多重化分配部81を備える。多重化分配部81は、会議の分割・合併を行うために複数の多重化分配回路を備えている。
【0030】
図は省略するが、多地点制御部20は、端末3a〜3eの通信能力を認識して、データ転送のパラメータ(例えば、データの圧縮方式、受信可能な転送速度など)を決定し、各端末3a〜3eとサーバ6との間で通信制御用のデータの送受信を行うマルチポイントコントローラを備えており、上記制御用データは、画像データ等と多重化されて各端末3a〜3eに送信されるようになっている。
【0031】
ミキシング部76は、各端末3a〜3eから送信された各音声データが同じ端末に送信されてエコーが発生することがないように、音声データの合成を行うのが好ましい。例えば端末3dに関して、端末3dから送信された音声データを除く、端末3a〜3c,3eの音声データを合成したものを、多重化分配部81で多重化画像データ等と多重化して、端末3dに送信する。
【0032】
図5は、各端末3a〜3eの受信部82を示す。受信部82は、サーバ6から送信される多重化データを、ヘッダに基づいて、多重化画像データ、合成音声データ、プレゼンテーションデータ、進捗データ、および権限データに分離する分離回路84を備える。後述するように、他端末から発表画面の操作権の要求があった場合、議長端末3aに送信される多重化データには変更要求データが含まれる。議長が発表画面の操作権の変更を許可したり、発表を強制的に終了させる場合、発表端末に送信される多重化データには変更指示データが含まれる。
【0033】
受信部82はまた、分離回路84で分離された多重化画像データをヘッダに基づいて複数の画像データに分離する分離回路86と、分離回路86で分離した複数の画像データの復号化をそれぞれ行う複数の復号化回路を備えた復号化部88と、復号化部88で復号化した各画像データが書き込まれるVRAM90とを備える。VRAM90に書き込まれた各画像データに基づいて、表示部54上の所定の位置には、例えば各端末3a〜3eの映像入力部32が撮像した参加者の顔が表示されるようになっている。このように、表示部54には、自端末を含めて各端末3a〜3eで撮像した画像全てが表示されるが、自端末で撮影した画像は表示部54上には表示しないようにしてもよい。
【0034】
受信部82はさらに、分離回路84で分離された合成音声データを復号化する復号化回路92と、復号化回路92から出力されたデジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器94と、D/A変換器94から出力されたアナログ信号を出力する、スピーカなどの音声出力部96とを備える。このように、各端末3a〜3eの音声出力部96を通して他の全ての参加者の声を聞くことができるが、発表者や議長の声だけが聞こえるようにしてもよい。
【0035】
受信部82は加えて、分離回路84で分離されたプレゼンテーションデータを復号化する復号化回路98を備える。復号化回路98で復号化したデータの画像形式は、画像形式変換回路48で例えば画像形式からPPT形式に変換される。画像形式変換回路48で画像形式が変換されたプレゼンテーションデータは、表示部54上の所定の位置にある発表画面に表示されるようになっている。なお、映像入力部として書画カメラを用い、該カメラで撮像した資料のデータをプレゼンテーションデータとして使用できるようにしてもよい。
【0036】
進捗データは、議事進行スケジュールに基づいて会議用管理サーバ6から各端末3a〜3eに送信される、会議の進捗状況を示すもので、データ処理部58は、分離回路84で分離された進捗データに基づいて、表示部54上の所定の位置に発表テーマ、発表者情報(例えば、発表者の名前、所属)、発表残り時間等を表示するようになっている。
【0037】
権限データは、議事進行スケジュールに記載された第1の権限情報(議長端末か一般参加者端末か)と第2の権限情報(発表端末か非発表者端末か)に基づいて、サーバ6から各端末3a〜3eに送信されるものである。データ処理部(選択部)58は、分離回路84で分離された権限データに基づいて、自端末が議長端末であれば表示部54に議長用のGUI画面(図11)を表示し、自端末が一般参加者(非議長)端末であれば表示部54に一般参加者用のGUI画面(図12)を表示する機能を有する。図3も参照して、データ処理部58は、分離回路84で分離された権限データに基づいて、自端末が発表者端末であれば、画像形式変換回路48を駆動し、発表者端末で起動しているプレゼンテーション用ソフトウェアのデータすなわちアプリケーションデータをサーバに送信し、自端末が非発表者端末であれば、画像形式変換回路48を作動させない(すなわち、プレゼンテーションデータはサーバ6に送信されない。)。
【0038】
かかる構成を有する多地点間会議システム2の基本的な動作を説明する。端末3cを介して発表が行われている場合、すなわち端末3cが発表端末であることを示す権限データが会議用管理サーバ6から各端末3a〜3eに送信されている場合、発表者端末3cでは、画像データ、音声データ、およびプレゼンテーションデータ、非発表者端末3a,3b,3d,3eでは、画像データおよび音声データが多重化され、各多重化データは、通信回線4を介してサーバ6に送信される。
【0039】
多地点制御部20において、各端末3a〜3eから送信された多重化データはそれぞれ、分離回路70cにおいて、各パケットに付加されたヘッダに基づき、画像データ、音声データ、およびプレゼンテーションデータに分離され、分離回路70a,70b,70d,70eにおいて、各パケットに付加されたヘッダに基づき、画像データおよび音声データに分離される。各分離回路70a〜70eでそれぞれ分離された複数の画像データは多重化部74で多重化されて、多重化画像データが多重化分配部81に供給される。各分離回路70a〜70eでそれぞれ分離された複数の音声データは、ミキシング部76で合成され、符号化回路78で符号化され、続いて、パケット化回路79でパケット化された後、合成音声データが多重化分配部81に供給される。発表者端末3cに対応する分離回路70cで分離されたプレゼンテーションデータは、多重化分配部81に供給される。また、会議制御部16からパケット化部80を介して多重化分配部81に進捗データおよび権限データが供給される。多重化分配部81では、多重化画像データ、合成音声データ、プレゼンテーションデータ、進捗データ、および権限データが多重化され、多重化データとして各端末3a〜3eに送信される。
【0040】
各端末3a〜3eでは、多重化データを受信すると、分離回路84で多重化画像データ、合成音声データ、プレゼンテーションデータ、進捗データ、権限データに分離される。多重化画像データは、分離回路86でさらに複数の画像データに分離される。データ処理部58は、権限データに基づいて、議長端末であれば図11のGUI画面、一般参加者端末であれば図12のGUI画面を表示部54に表示する。合成音声データは、音声出力部96を介して音声として出力される。各画像データ、プレゼンテーションデータ、および進捗データは、表示部54上の所定の位置に表示される。但し、発表者以外の参加者(議長も含む)の端末のデータ処理部58は、送信されてきたプレゼンテーションデータを、表示部54に表示させるが、発表者端末3cのデータ処理部58は、送られきたプレゼンテーションデータを用いず、端末3cで起動しているプレゼンテーション用ソフトウェアのデータを直接表示部54に表示させる。なお、多地点制御部20の多重化分配部81は、発表者端末3cに対しプレゼンテーションデータ以外のデータを多重化した多重化データを端末3cに送信するようにしてもよい。
【0041】
ここで、議長端末3aの表示部54に表示される図11のGUI画面を説明する。画面中央部にはプレゼンテーションデータとしてグラフのデータ、画面上部には会議進捗情報として発表テーマ、発表者情報、発表残り時間、画面右側には各端末(自端末を含む)からの画像データとして議長および一般参加者の顔の画像、画面下側には議長が操作を行うためのアイコンが表示されている。
【0042】
操作アイコンは、議長が会議運営上必要な権限を行使し、これにより円滑な会議進行を可能にするためのもので、「操作権変更」、「会議分割」、「強制終了」等が用意されている。
【0043】
「強制終了」は、発表途中に強制的に発表を終了させるさせるためのもので、議長が「強制終了」をクリックすると、議長端末3aからサーバ6のスケジュール変更制御部18に、強制終了情報を含む変更指示データが送信される。変更指示データは会議制御部16に転送され、会議制御部16は、変更指示データを発表者端末に送信し、「操作権」を剥奪する。具体的には、発表者端末のデータ処理部58は、変更指示データを受信すると画像形式変換回路48の動作を中止し、これにより、発表者端末で起動中のプレゼンテーション用ソフトウェアのデータをサーバ6に送信できなくする。但し、強制終了時点のアプリケーションデータは、各端末3a〜3eの表示部54に表示されていてもよい。変更指示データを受け取ると、スケジュール変更制御部18は、スケジュール管理部14を制御して、当該発表者の残り時間だけ会議を繰り上げるよう議事進行スケジュールを書き換える。その後、スケジュール管理部14は、変更した議事進行スケジュールのデータを会議制御部16に出力することになる。
【0044】
「操作権変更」は、発表画面の操作権を発表者端末から他の端末に強制的に切り替えるためのもので、議長が「操作権変更」をクリックすると、切り替え端末の候補が表示された画面(図示せず)が表示部54に表示されるようになっている。議長がその中から操作権を与える端末を操作部56を介して選択すると、議長端末3aからサーバ6のスケジュール変更制御部18に、操作権変更情報を含む変更指示データが送信される。スケジュール変更制御部18は、発表画面の操作権が発表者端末から他の端末に切り替わるよう、議事進行スケジュールの「権限」項目(第2の権限情報)を書き換える。その後、スケジュール管理部14は、変更した議事進行スケジュールのデータを会議制御部16に出力し、会議制御部16は多地点制御部20を制御し、他の端末を介して発表可能な状態とする。発表が終了した時点で、議長が切り替え端末の候補の表示画面上などで切り替え終了の入力を行うと、議長端末3aからサーバ6のスケジュール変更制御部18に、操作権変更情報を含む変更指示データが送信される。スケジュール変更制御部18は、議事進行スケジュールの「権限」項目(第2の権限情報)を書き換え、もとの発表端末に発表画面の操作権が再度与えられるようにする。なお、発表画面の操作権が他端末に移動した場合、他端末で起動したプレゼンテーション用のソフトウェアのデータを、各端末3a〜3eの表示部54に表示させる代わりに、もとの発表端末の起動しているプレゼンテーション用のソフトウェアを、上記他端末で操作可能となるように多地点間会議システム2を設計してもよい。
【0045】
「会議分割」は、会議中に複数のグループに分割するための情報を入力するためのものである。議長が「会議分割」をクリックすると、議長端末3aの表示部54には、分割情報入力画面(図示せず)が現れるようになっている。必要事項を入力すると、議長端末3aからサーバ6に分割データが送信され、サーバ6のスケジュール変更制御部18は、スケジュール管理部14を制御して、議事進行スケジュールの「グループID」項目を書き換える。会議制御部16は、この情報にしたがって多地点制御部20を制御し、会議を分割することになる。会議分割については後で詳述する。
【0046】
議長端末3aの表示部54には、発表終了予定時刻またはその所定時間前になった時点で、時間延長の有無を問い合わせる画面(図示せず)が現れるようになっている。議長は、操作部56を介して延長時間を入力することで、時間を延長できる。議長端末3aから延長時間情報を含む変更指示データを受けると、サーバ6のスケジュール変更制御部18は、スケジュール管理部14を制御し、延長時間だけ会議を繰り下げるよう議事進行スケジュールを書き換える。その後、スケジュール管理部14は、変更した議事進行スケジュールのデータを会議制御部16に出力することになる。時間通りに終了する場合は、議長は延長無しの指示を入力する。
【0047】
また、会議中に非発表者端末より発表画面の操作権の要求があった場合に、議長端末3aの表示部54には、操作権の要求を示す画面(図示せず)が表示されるようになっている。議長は、操作部56を介して要求の可否を入力する。要求を許可する場合、議長端末3aから操作権変更情報を含む変更指示データを受けると、サーバ6のスケジュール変更制御部18は、スケジュール管理部14を制御して、発表画面の操作権が発表者端末から発言要求者の端末となるよう、議事進行スケジュールの「権限」項目(第2の権限情報)を書き換える。その後、スケジュール管理部14は、変更した議事進行スケジュールのデータを会議制御部16に出力し、会議制御部16は、多地点制御部20を制御し、発言要求者が発表可能な状態とする。要求を許可しない場合は、許可しない旨の表示が、発言要求した端末のみに表示される。発言要求者の発表が終了した時点で、議長が操作権要求を示す画面上などで要求終了の入力を行うと、議長端末3aからサーバ6のスケジュール変更制御部18に、操作権変更情報を含む変更指示データが送信される。スケジュール変更制御部18は、スケジュール管理部14を制御して、議事進行スケジュールの「権限」項目(第2の権限情報)を書き換え、もとの発表端末に発表画面の操作権が再度与えられるようにする。このように、会議中に非発表者端末より発表画面の操作権の要求があった場合に、議長は許可を与えることができる。
【0048】
また、図示は省略するが、会議を分割中に、合併時刻になると各グループの議長端末の表示部54には、合併許可の問い合わせが表示されるようになっている。議長は、操作部56を介して要求の可否を入力する。要求を許可する場合、議長端末からサーバ6に合併許可情報を含む変更指示データが送信される。全ての議長から変更指示データを受けた場合、スケジュール変更制御部18は、スケジュール管理部14を制御して、合併後の議事進行スケジュールのデータを会議制御部16に出力させる。会議制御部16は、多地点制御部20を制御して、全ての端末3a〜3e間でデータの送受が可能となるよう、グループを合併する。会議合併については後でも言及する。
【0049】
図12は、一般参加者端末3b〜3eの表示部54に表示されるGUI画面を示す。議長端末3aと同様に、画面中央部にはプレゼンテーションデータとしてグラフのデータ、画面上部には会議進捗情報として発表テーマ、発表者情報、発表残り時間、画面右側には各端末からの画像データとして議長および一般参加者の顔の画像が表示されている。画面下側には一般参加者が操作を行うためのアイコンが表示されている。発表者は、自端末に発表画面の操作権を与えられた場合、自端末で起動したプレゼンテーション用ソフトウェアのデータを各端末の発表画面に表示でき、この発表画面に基づいて説明を行う。操作アイコンには、一般参加者が発表画面の操作権を要求するための「発表画面の操作権要求」(後述)等が含まれている。
【0050】
次に、多地点間会議システム2を用いた会議進行の流れを、図13に示すフローチャートを用いて説明する。
【0051】
ステップS1301で、各参加者(議長も含む)が自端末で多地点間会議用のソフトウェアを起動し、ステップS1302で、端末を会議用管理サーバ6に接続する。サーバ6は、会議予約時に登録した端末か否かの確認を行い、登録済み端末であれば、ステップS1303で、端末の表示部54には、今回開催される会議の内容・予定などを表示した会議初期画面(図14)が表示される。
【0052】
ステップS1304で、登録された議事進行スケジュールに記録された会議開始時刻の所定時間前に、会議制御部16が起動する。ステップS1305で、サーバ6の会議制御部16は、議事進行スケジュールに基づいて各端末3a〜3eに権限データを送信し、その結果、各端末3a〜3eの表示部54には、第1の権限情報に応じた画面が表示される。具体的には、図15のサブルーチンを参照して、ステップS1501で、各端末3a〜3eのデータ処理部58は、自端末のホスト名(例えばIPアドレス)を確認し、ステップS1502で、権限データに基づいて自端末が議長端末か一般参加者端末かを判断し、議長端末であれば議長用のGUI画面(図11)、一般参加者端末であれば一般参加者用のGUI画面(図12)を表示部54に表示させる(ステップS1503,S1504)。この時点で、GUI画面には議長の情報や発表者の顔が表示され、端末間で音声のやり取りも可能となっているが、発表テーマ、発表者、発表残り時間や、プレゼンテーションデータは表示されない。
【0053】
図13に戻って、ステップS1306で、最初の発表者、例えば端末3cの操作者が発表する時刻になると、サーバ6から各端末3a〜3eに送信される権限データの第2の権限情報は、「発表端末が端末3c」となる。ステップS1307で、権限データに基づいて、端末3cのデータ処理部58は、画像形式変換回路48を制御して、端末3cで起動しているプレゼンテーション用ソフトウェアのデータをサーバ6に送信する。それ以外の端末3a,3b,3d,3eで起動しているプレゼンテーション用ソフトウェアのデータはサーバ6に送信されない。サーバ6の多地点制御部20は、端末3cで起動しているプレゼンテーション用ソフトウェアのデータのみを各端末3a〜3eに送信するため、各端末の3a〜3eの表示部54の発表画面には、上記プレゼンテーション用ソフトウェアのデータが表示される。また、各端末3a〜3eのデータ処理部58は、サーバ6から送信された進捗データに基づいて、発表テーマ、発表者、発表残り時間を表示部54に表示させる。このように、議長端末3aだけでなく全ての端末に発表者と発表残り時間を表示することで、参加者は会議の進捗について容易に把握でき、したがって、議長にとって会議の運営が効率的になる効果がある。
【0054】
ステップS1308で議長が発表途中で発表を強制終了しない場合、ステップS1309で、発表終了予定時刻になった時点で、議長端末3aの表示部54には、時間延長の有無を問い合わせる画面が現れる。議長は、操作部56を介して延長時間を入力することもできるし(ステップS1310のYES,S1311)、延長無しの指示を入力することもできる(ステップS1310のNO)。発表終了後、ステップS1312で、次の発表者の発表時刻になるまで、質疑応答が行われる。この状態では、必要に応じて、発表者端末が起動したプレゼンテーション用ソフトウェアを他端末から操作できるようにしてもよい。なお、図では省略しているが、この質疑応答の時間も延長可能となるようにしてもよい。この場合、発表時間を延長する場合と同様に、サーバ6のスケジュール変更制御部18は、スケジュール管理部14を制御し、延長時間だけ会議を繰り下げるよう議事進行スケジュールを書き換える。
【0055】
ステップS1307で議長が発表途中で発表を強制終了する場合、ステップS1312に進み、質疑応答が行われる。
【0056】
ステップS1313で、次の発表がある場合、例えば、端末3dが次の発表端末である場合、ステップS1306に戻って、所定時刻になると、サーバ6から各端末3a〜3eに送信される権限データの第2の権限情報は、「発表端末が端末3d」となる。この権限データに基づいて、端末3dのデータ処理部58は、画像形式変換回路48を制御して、端末3dで起動しているプレゼンテーション用ソフトウェアのデータをサーバ6に送信する。それ以外の端末3a〜3c,3eで起動しているプレゼンテーション用ソフトウェアのデータはサーバ6に送信されない。サーバ6の多地点制御部20は、端末3dで起動しているプレゼンテーション用ソフトウェアのデータのみを各端末3a〜3eに送信するため、各端末の3a〜3eの表示部54の発表画面には、上記プレゼンテーション用ソフトウェアのデータが表示される。また、各端末3a〜3eのデータ処理部58は、サーバ6から送信された進捗データに基づいて、発表テーマ、発表者、発表残り時間を表示部54に表示させる。
【0057】
ステップS1306〜S1312の動作を繰り返して、予定の発表が終了すると、ステップS1314に進み、会議のまとめを行って、会議を終了する。会議のまとめ時間では、必要に応じて、議長がある端末に発表者権限を与えることで、発表者端末が起動したプレゼンテーション用ソフトウェアのデータを各端末3a〜3eの表示部54に表示できるようにしてもよい。なお、図では省略しているが、このまとめの時間も延長可能となるようにしてもよい。この場合、発表時間を延長する場合と同様に、サーバ6のスケジュール変更制御部18は、スケジュール管理部14を制御し、延長時間だけ会議を繰り下げるよう議事進行スケジュールを書き換える。
【0058】
このように、データベース22に予め記録した議事進行スケジュールに基づいて、自動的に発表者端末に「操作権」が切り替わるので、議長の会議進行の負担を大幅に軽減させることができる。
【0059】
次に、図16を参照して、一般参加者端末が発表画面の操作権を得るための手順を説明する。ステップS1601で、一般参加者、例えば端末3dの操作者が表示部54のGUI画面上で「発表画面の操作権要求」アイコンをクリックすると、端末3dからサーバに変更要求データが送信される(図4参照)。これに対応して、サーバ6は議長端末3aに対し変更要求データを送信する。ステップS1602で、議長端末3aの表示部54には、操作権要求の旨の表示がなされる。ステップS1603で、議長が操作権要求を許可する場合、ステップS1604に進み、議長端末3aからサーバ6に変更指示データが送信される。その結果、サーバ6のスケジュール変更制御部18は、発表画面の操作権が発表者端末から発言要求者の端末3dとなるよう、スケジュール管理部14を制御して議事進行スケジュールの「権限」項目(第2の権限情報)を書き換える。その後、スケジュール管理部14は、変更した議事進行スケジュールのデータを会議制御部16に出力し、会議制御部16は、多地点制御部20を制御し、発言要求者が発表可能な状態とする。ステップS1605で、発言要求者の発表が終了した時点で議長が要求終了の入力を行うと、スケジュール変更制御部18は、議事進行スケジュールの「権限」項目(第2の権限情報)を書き換え、その結果、もとの発表端末に発表画面の操作権が再度与えられる(ステップS1606)。ステップS1603で要求を許可しない場合、ステップS1607に進み、許可しない旨の表示が、発言要求した端末のみに表示される。
【0060】
ところで、多地点間会議は社外のみならず社外とでも行われるが、会議中に社外からの参加者には聞こえないようにした状態で社内の参加者同士で秘密の内容を話したい場合がある。そこで、本実施形態に係る多地点間会議システム2では、会議の途中で、会議を複数のグループに分割し、その後合併できるようになっている。
【0061】
図17は、図10の会議予約画面上、あるいは、上述したように会議中に議長が「会議分割」アイコンをクリックして表示させた画面上で所定の情報を入力することで、データベース22に記録された議事進行スケジュールのデータを示す。会議を複数のグループ、例えば端末3a,3c,3dからなるグループ1と端末3b,3eからなるグループ2に分割する場合、各端末3a〜3eに対応したグループIDが予め付与されている。また、各グループの各端末に対し、会議分割中の各時刻における議長端末(グループ1では議長端末が3a、グループ2では議長端末が3e)か一般参加者端末かの第3の権限情報が記録されている。なお、図の例では、グループ1の議長端末と、全端末を用いた会議での議長端末は端末3aで等しいが、異なっていてもよい。さらに、各グループの各端末に対し、会議分割中の各時刻における発表者端末か非発表者端末かの第4の権限情報が記録されている。
【0062】
図4を参照して、多地点制御部20の多重化部74、ミキシング部76、および多重化分配部81は、上述したように、複数の多重化回路、ミキシング回路、多重化分配回路をそれぞれ有している。会議制御部16は、スケジュール管理部14から会議分割情報を受けると、多重化部74、ミキシング部76、および多重化分配部81を以下のように制御する。すなわち、多重化部74は、多重回路の一つで、グループ1の端末3a,3c,3dから送信される画像データを多重化して第1の多重化画像データとし、別の多重回路で、グループ2の端末3b,3eから送信される画像データを多重化して第2の画像多重化データとし、多重化分配部81に出力する。ミキシング部76は、ミキシング回路の一つで、グループ1の端末3a,3c,3dから送信される音声データを合成して第1の合成音声データとし、別のミキシング回路で、グループ2の端末3b,3eから送信される音声データを合成して第2の合成音声データとし、多重化分配部81に出力する。上述したのと同様に、ミキシング部76でエコーキャンセル処理を行うのが好ましい。この場合、2つの端末から構成されるグループ2の端末3b,3eに対して、自端末ではない端末からの音声データのみが送信されることになる。多重化分配部81は、多重化分配回路の一つで、第1の多重化画像データおよび第1の合成音声データとともに、進捗データや権限データ(第3および第4の権限情報を含む。)を多重化して、第1の多重化データとして、各端末3a,3c,3dに送信するとともに、別の多重回路で、第2の画像多重化データおよび第2の合成音声データとともに、進捗データや権限データ(第3および第4の権限情報を含む。)を多重化して、第2の多重化データとして、各端末3b,3eに出力する。各グループの各端末のデータ処理部58は、権限データに基づいて、グループの議長端末であれば図11のGUI画面、一般参加者端末であれば図12のGUI画面を表示部54に表示する。
【0063】
多地点間会議システム2を用いた会議分割・合併進行の流れを、図18に示すフローチャートを用いて説明する。図10の会議予約画面上、あるいは、会議中に議長が「会議分割」アイコンをクリックして表示させた画面上で所定の情報を入力した場合、ステップS1801で分割予定時刻になると、ステップS1802で、サーバ6の会議制御部16は、議事進行スケジュールの分割情報に基づいて各端末に権限データを送信し、その結果、各端末3a〜3eの表示部54には、第3の権限情報に応じた画面が表示される。具体的には、各端末3a〜3eのデータ処理部58は、自端末のホスト名(例えばIPアドレス)を確認し、権限データの第4の権限情報に基づいて自端末が議長端末か一般参加者端末かを判断し、グループの議長端末(グループ1の端末3aおよびグループ2の端末3e)であれば議長用のGUI画面(図11)、一般参加者端末(グループ1の端末3c,3dおよびグループ2の端末3b)であれば一般参加者用のGUI画面(図12)を表示部54に表示させる。これとともに、ステップS1803で、サーバ6の会議制御部16は、スケジュール管理部14から出力された議事進行スケジュールの分割情報に基づいて多地点制御部20の多重化部74、ミキシング部76、および多重化分配部81を制御し、各グループの画像データおよび音声データが同一のグループの端末間で送受が可能となるよう、端末3a〜3eを端末3a,3c,3dのグループ1と、端末3b,3eのグループ2に分割する。
【0064】
ステップS1804で、各グループ内において会議が行われる。各グループでの会議進行に伴う端末とサーバ6間のデータの送受信は、全端末3a〜3eが参加する会議進行と同様である。すなわち、例えばグループ1において、端末3dの操作者が発表する時刻になると、サーバ6から各端末3a,3c,3dに送信される権限データの第4の権限情報は、「発表端末が端末3d」となる。この権限データに基づいて、端末3dのデータ処理部58は、画像形式変換回路48を制御して、端末3dで起動しているプレゼンテーション用ソフトウェアのデータをサーバ6に送信する。それ以外の端末3a,3cで起動しているプレゼンテーション用ソフトウェアのデータはサーバ6に送信されない。サーバ6の多地点制御部20は、端末3dで起動しているプレゼンテーション用ソフトウェアのデータのみを各端末3a,3c,3dに送信するため、各端末の3a,3c,3dの表示部54の発表画面には、上記プレゼンテーション用ソフトウェアのデータが表示される。また、各端末3a,3c,3dのデータ処理部58は、サーバ6から送信された進捗データに基づいて、発表テーマ、発表者、発表残り時間を表示部54に表示させる。もちろん、グループ分割をしても各グループ内で発表を行わない場合も考えられるが、この場合、例えば、グループ1の端末3a,3c,3d間ではプレゼンテーションデータの送受は行わない。
【0065】
ステップS1805で合併予定時刻になると、ステップS1806で、各グループ1,2の議長端末3a,3eの表示部54には、合併許可の問い合わせが表示される。ステップS1807で、各グループの議長は、操作部56を操作して、状況に応じて合併許可かどうかの返答を行う。サーバ6が全ての議長端末3a,3eから合併許可を示す変更指示データを受信すると、ステップS1808に進み、会議制御部16は、多地点制御部20の多重化部74、ミキシング部76、および多重化分配部81を制御し、全ての端末3a〜3e間で、画像データ、音声データ等の送受が可能な状態となるよう、グループ1,2を合併する。これとともに、ステップS1809で、図19に示すような合併後のスケジュールを示す画面を各端末3a〜3eの表示部54に表示し、フローが終了する。図19の例では、合併後の会議再開時間、残りの発表の時間、発表者、発表テーマ、発表済みの情報などが表示されている。
【0066】
ステップS1807で、グループ1,2のいずれか(3つ以上にグループであれば、グループの一つ)、例えばグループ2が合併を許可しない場合、グループの合併は行われず、ステップS1810で、サーバ6は、グループ2の議長3eからの不許可信号を受けて、グループ1の議長端末3aに信号を送信し、議長端末3aの表示部54には、「合併未許可グループあり」との表示がなされる。このように、グループの合併は自動的には行われず、予め全てのグループの合意を得てから行われるようにしているので、あるグループのメンバーにとって不都合となる情報が他のグループに漏れることはなく、その結果、社内だけでなく社外も含めた多様な会議開催が可能となる。
【0067】
以上のように、データベース22に予め記録した議事進行スケジュールに基づいて、自動的に会議が分割されるので、議長の会議進行の負担を大幅に軽減させることができる。
【0068】
なお、図11の議長端末の画面を参照して、操作アイコンには「会議合併」が用意されている。これは、会議が少なくとも3つ以上に分割している場合に他のグループの議長に合併の可否を求めるためのものである。具体的には、あるグループの議長が「会議合併」をクリックすると、この議長の端末の表示部54には、合併可能な他のグループの候補を表示した画面(図示せず)が現れるようになっている。議長がその中から希望するグループを選択すると、サーバ6は、合併を望む議長の端末からの信号を受けて、選択されたグループの議長の端末にグループ合併の可否を求める信号を送信する。選択されたグループの議長端末から許可の信号があれば、会議制御部16は、多地点制御部20を制御して両グループを合併させる。
【0069】
以上の説明は、本発明の一実施形態にかかるもので、本発明はこれに限らず種々改変可能である。例えば、前記実施形態では、プレゼンテーションデータは、「操作権」を有する端末からのみサーバ6に送信されるようにしたが、全ての端末3a〜3eからサーバ6にプレゼンテーションデータを送信するようにしてもよい。この場合、多地点制御部20に、第2の権限情報に基づいた会議制御部16によりプレゼンテーションデータの選択を行う回路を設ける。この選択されたプレゼンテーションデータが、多重化画像データ等とともに多重化されて、各端末3a〜3eに送信される。
【0070】
【発明の効果】
本発明によれば、予め登録した議事進行スケジュールにしたがって、サーバと複数の端末との間の通信の切り替え、例えば発表画面の操作権の切り替えが自動的に行われるので、議長の負担を大幅に軽減しつつ会議を円滑に進行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多地点間会議システムの一実施形態を示す構成図。
【図2】図1の会議用管理サーバの構成を示すブロック図。
【図3】図2の各端末の送信部の構成を示すブロック図。
【図4】図2の多地点制御部の構成を示すブロック図。
【図5】図2の各端末の受信部の構成を示すブロック図。
【図6】会議用管理サーバへの接続手順を示すフローチャート。
【図7】会議予約を行う際のユーザログイン画面の一例を示す図。
【図8】会議用管理サーバのデータベースに記録された議事進行スケジュールのデータの一例を示す図。
【図9】会議予約をする際の手順を示すフローチャート。
【図10】会議予約画面の一例を示す図。
【図11】議長端末の表示部に表示されるGUI画面の一例を示す図。
【図12】一般参加者端末の表示部に表示されるGUI画面の一例を示す図。
【図13】図1の多地点間会議システムを用いた会議進行の流れを示すフローチャート。
【図14】会議初期画面の一例を示す図。
【図15】図13のステップS1305のサブルーチンを示すフローチャート。
【図16】一般参加者端末が発表画面の操作権を得るための手順を示すフローチャート。
【図17】会議用管理サーバのデータベースに記録された会議分割情報を表す議事進行スケジュールのデータの一例を示す図。
【図18】図1の多地点間会議システムを用いた会議分割・合併進行の流れを示すフローチャート。
【図19】合併後に各端末に表示される画面の一例を示す図。
【符号の説明】
2:多地点間会議システム
3a〜3e:端末
4:通信回線
6:会議用管理サーバ
22:データベース
58:データ処理部(選択部)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a multipoint conference system for holding a conference using a plurality of terminals arranged at multiple points. In particular, the present invention relates to a conference progress support using a multipoint conference system.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, in a multipoint conference system in which a conference is performed by transmitting and receiving data such as voice, images, and / or conference materials between a plurality of terminals connected by a communication line, the conference participates under the moderation of a chair. Progress by giving presentations through their own terminals. When the presentation of one presenter is completed, the chair makes it possible for the next presenter to make a presentation on the presenter's terminal (so that the presentation contents created in advance by the next presenter are displayed on the display unit of another terminal). ), It is necessary to instruct the system via the chair's own terminal. The Chair is also responsible for reviewing the agenda schedule and advancing the meeting so that it ends within the scheduled time.
[0003]
Since the burden on the chairman is large as described above, a multipoint conference system having a function to support proceedings to reduce the burden has been proposed. For example, the system described in
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-5-30506
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a multipoint conference system, although there is assistance in displaying the time, the chair needs to switch the presentation screen efficiently in order to proceed with the meeting efficiently. Was not enough.
[0006]
Therefore, an object of the present invention is to provide a multipoint conference system for supporting the proceedings so that a conference can proceed smoothly while greatly reducing the burden on the chairperson.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a multipoint conference system according to the present invention comprises:
In a multipoint conference system including a plurality of terminals arranged at different points and a server connected to the plurality of terminals via a communication line,
The server has a database storing the proceedings schedule, and a multipoint control unit for controlling communication between the plurality of terminals,
The server controls the multipoint control unit based on the proceedings schedule stored in the database, thereby switching communication between the server and the plurality of terminals.
[0008]
In such a multipoint conference system, communication between the server and each terminal is automatically switched based on a proceeding schedule indicating the role of each terminal at each time (for example, whether or not the terminal is used by the presenter), The burden on the chair can be greatly reduced, and as a result, the chair can run the meeting efficiently.
[0009]
The proceedings progress schedule includes first authority information for distinguishing between the chair terminal and the non-chair terminal,
Each terminal includes a selection unit for selectively displaying a screen for the chair or a screen for a non-chair on a display device,
The server may transmit a signal based on the first authority information to each terminal, and the selection unit of each terminal may cause the display device to display a screen for the chair or a screen for the non-chair based on the signal. Good.
[0010]
In this case, the multipoint conferencing system identifies whether each terminal connected to the server to participate in the conference is operated by the chair who conducts the conference or by a general participant other than the chair, and as a result, The screen for the chairman is automatically displayed on the display device of the terminal operated by the chair, and the screen for the non-chairperson (general participant) is automatically displayed on the display device of the terminal operated by the general participant. Therefore, any of the terminals can be used as a chair terminal or a general participant terminal, so that the convenience of the system is improved. Even if the chair changes in the middle of the meeting, if the contents are registered in the proceeding schedule in advance, the display screen is automatically switched, so that an efficient meeting can be performed.
[0011]
The proceeding schedule includes second authority information for distinguishing the presenter terminal from the non-presenter terminal,
The server may control the multipoint control unit based on the second authority information, thereby giving authority to a specific terminal among the plurality of terminals as a presenter terminal.
Here, the authority as a presenter terminal means that the presenter can operate the presentation screen commonly displayed on the display device of each terminal via the presenter terminal.
[0012]
In this case, since the operation right of the presentation screen is automatically switched, the burden on the chair can be greatly reduced.
[0013]
The proceeding schedule includes division information for dividing a plurality of devices into a plurality of groups,
The server may control the multipoint control unit based on the division information, thereby dividing the plurality of terminals into a plurality of groups.
Here, division into groups means that data such as image data is transmitted and received only between the groups.
[0014]
In this case, the division of the group is automatically performed, so that the chair does not need to issue a division instruction to the system, and as a result, the burden on the chair can be reduced.
[0015]
The split information includes third authority information for distinguishing a chair terminal and a non-chair terminal in each group,
Each terminal includes a selection unit for selectively displaying a screen for the chair or a screen for a non-chair on a display device,
The server may transmit a signal based on the third authority information to each terminal, and the selection unit of each terminal may cause the display device to display a chairperson or non-chairperson screen on the basis of the signal. Good.
[0016]
In this case, the multipoint conferencing system identifies whether each terminal of each group is operated by the chair of the group or a general participant other than the chair, and as a result, the terminal operated by the chair of the group is displayed. A screen for the chairperson is automatically displayed on the device, and a screen for the non-chairperson (general participant) is automatically displayed on the display device of the terminal operated by the general participant. Therefore, any terminal of each group can be used as a chair terminal or a general participant terminal, so that the convenience of the system is improved.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment according to the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
[0018]
1 to 5 show one embodiment of a multipoint conference system according to the present invention. This
[0019]
As shown in FIG. 2, the
[0020]
The
[0021]
FIG. 6 shows a flowchart when the terminal connects to the
[0022]
Returning to FIG. 2, the conference reservation unit 12 activates a conference reservation screen and records the proceedings schedule in the
[0023]
FIG. 9 is a flowchart when making a conference reservation via a terminal. As described above, the terminal accesses the server 6 (at this time, the user login screen shown in FIG. 7 is displayed on the display unit of the terminal) (step S901). (Step S902), the conference reservation unit 12 displays the conference reservation screen shown in FIG. 10 on the display unit of the terminal (Step S903). In step S904, necessary items are input. The input items include the theme of the meeting, the date and time of the meeting, the agenda (start / end time, presentation time, presenter terminal, presentation theme), participant terminal information (host name (for example, IP address), participant name / affiliation, If the conference is divided into a plurality of groups during the conference and the conference is held, division information (division / merging time, terminals belonging to each group, chair terminal in each group) and the like are included. . In step S905, when the user confirms that there is no deficiency in the input items (for example, when clicking “input completed” on the conference reservation screen in FIG. 10), the screen is switched to a confirmation screen for input items (not shown). The user clicks a “confirm” button on the confirmation screen.) In step S906, the conference reservation unit 12 records the input items in the
[0024]
Returning to FIG. 2, the
[0025]
FIG. 3 shows the
[0026]
The
[0027]
The change request data is created when a non-presenter requests an operation right for a presentation screen while a presentation is being made via another terminal. The change instruction data is used when the non-presenter requests the right to operate the presentation screen, when the chair grants the right to operate, when the chair forcibly ends the presentation during the presentation, and when the It is created when performing. After these data are processed by the
[0028]
FIG. 4 shows a detailed configuration of the
[0029]
The
[0030]
Although illustration is omitted, the
[0031]
It is preferable that the mixing
[0032]
FIG. 5 shows the receiving
[0033]
The receiving
[0034]
The receiving
[0035]
The receiving
[0036]
The progress data indicates the progress of the meeting, which is transmitted from the
[0037]
The authority data is obtained from the
[0038]
The basic operation of the
[0039]
In the
[0040]
In each of the terminals 3a to 3e, when receiving the multiplexed data, the
[0041]
Here, the GUI screen of FIG. 11 displayed on the
[0042]
The operation icons are used by the chairman to exercise necessary authority for the operation of the conference, thereby enabling a smooth conference progress. "Change operation authority", "division of the conference", "forced termination", etc. are prepared. ing.
[0043]
The “forced termination” is for forcibly terminating the presentation during the presentation. When the chairman clicks “forced termination”, the forced termination information is sent from the chair terminal 3a to the schedule
[0044]
"Change operation right" is for forcibly switching the operation right of the presentation screen from the presenter terminal to another terminal, and when the chairman clicks "change operation right", the screen showing the candidate of the switching terminal is displayed (Not shown) is displayed on the
[0045]
“Meeting division” is for inputting information for dividing into a plurality of groups during a meeting. When the chairman clicks on "meeting split", a split information input screen (not shown) appears on the
[0046]
On the
[0047]
Further, when a request for operation right of the presentation screen is made from the non-presenter terminal during the conference, a screen (not shown) indicating the request for operation right is displayed on the
[0048]
Although illustration is omitted, during the division of the conference, at the time of the merger, an inquiry about merger permission is displayed on the
[0049]
FIG. 12 shows a GUI screen displayed on the
[0050]
Next, a flow of a conference using the
[0051]
In step S1301, each participant (including the chairperson) starts multipoint conference software on its own terminal, and connects the terminal to the
[0052]
In step S1304, the
[0053]
Returning to FIG. 13, at step S1306, at the time when the first presenter, for example, the operator of the terminal 3c makes a presentation, the second authority information of the authority data transmitted from the
[0054]
If the chairman does not forcibly end the presentation in the middle of the presentation in step S1308, at step S1309, when the scheduled end time of the presentation is reached, a screen appears on the
[0055]
If the chairperson forcibly ends the presentation in the middle of the presentation in step S1307, the process proceeds to step S1312, and a question and answer session is performed.
[0056]
In step S1313, when there is a next announcement, for example, when the terminal 3d is the next announcement terminal, the process returns to step S1306, and at a predetermined time, the authority data transmitted from the
[0057]
When the operations of steps S1306 to S1312 are repeated and the announcement of the schedule ends, the process proceeds to step S1314, where the conference is summarized and the conference ends. At the meeting summary time, if necessary, the presenter gives presenter authority to a certain terminal so that the data of the presentation software started by the presenter terminal can be displayed on the
[0058]
As described above, the “operation right” is automatically switched to the presenter terminal based on the proceeding schedule recorded in the
[0059]
Next, a procedure for the general participant terminal to obtain the operation right of the presentation screen will be described with reference to FIG. In step S1601, when a general participant, for example, the operator of the terminal 3d clicks the “request for operation right of presentation screen” icon on the GUI screen of the
[0060]
By the way, multipoint conferences are held not only outside the company but also outside the company, but there are cases where it is necessary to talk about confidential content between internal participants while keeping them inaudible to external participants during the conference . Therefore, in the
[0061]
FIG. 17 shows the
[0062]
Referring to FIG. 4, multiplexing
[0063]
The flow of the progress of the conference division / merger using the
[0064]
In step S1804, a conference is held in each group. The transmission and reception of data between the terminal and the
[0065]
When the scheduled merger time comes in step S1805, in step S1806, an inquiry about merger permission is displayed on the
[0066]
In step S1807, if any of
[0067]
As described above, the meeting is automatically divided based on the proceeding schedule recorded in the
[0068]
In addition, referring to the screen of the chair terminal of FIG. 11, “meeting merger” is prepared as the operation icon. This is for asking the chairperson of another group whether the merger is possible when the meeting is divided into at least three or more. Specifically, when the chair of a certain group clicks on “Meeting merger”, a screen (not shown) displaying other group candidates that can be merged appears on the
[0069]
The above description relates to one embodiment of the present invention, and the present invention is not limited to this, and can be variously modified. For example, in the above embodiment, the presentation data is transmitted to the
[0070]
【The invention's effect】
According to the present invention, switching of communication between a server and a plurality of terminals, for example, switching of operation right of a presentation screen is automatically performed according to a pre-registered proceeding schedule, so that the burden on the chair is greatly reduced. The meeting can proceed smoothly while reducing.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing an embodiment of a multipoint conference system according to the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing a configuration of a conference management server of FIG. 1;
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration of a transmission unit of each terminal in FIG. 2;
FIG. 4 is a block diagram illustrating a configuration of a multipoint control unit in FIG. 2;
FIG. 5 is a block diagram showing a configuration of a receiving unit of each terminal in FIG. 2;
FIG. 6 is a flowchart showing a procedure for connecting to the conference management server.
FIG. 7 is a diagram showing an example of a user login screen when making a conference reservation.
FIG. 8 is a diagram showing an example of data of a proceeding schedule recorded in a database of a conference management server.
FIG. 9 is a flowchart showing a procedure for making a conference reservation.
FIG. 10 is a diagram showing an example of a conference reservation screen.
FIG. 11 is a view showing an example of a GUI screen displayed on the display unit of the chair terminal.
FIG. 12 is a diagram showing an example of a GUI screen displayed on a display unit of a general participant terminal.
FIG. 13 is a flowchart showing the flow of a conference progress using the multipoint conference system of FIG. 1;
FIG. 14 is a diagram showing an example of a conference initial screen.
FIG. 15 is a flowchart showing a subroutine of step S1305 in FIG. 13;
FIG. 16 is a flowchart showing a procedure for a general participant terminal to obtain an operation right on a presentation screen.
FIG. 17 is a view showing an example of data of a meeting progress schedule representing meeting division information recorded in a database of the meeting management server.
FIG. 18 is a flowchart showing the flow of a conference division / merger process using the multipoint conference system of FIG. 1;
FIG. 19 is a diagram showing an example of a screen displayed on each terminal after the merger.
[Explanation of symbols]
2: Multipoint conference system
3a to 3e: terminal
4: Communication line
6: Meeting management server
22: Database
58: Data processing unit (selection unit)
Claims (5)
サーバは、議事進行スケジュールを記憶するデータベースと、複数の端末との間の通信を制御するための多地点制御部とを有し、
サーバは、データベースに記憶された議事進行スケジュールに基づいて多地点制御部を制御し、これによりサーバと複数の端末との間の通信の切り替えを行うことを特徴とする多地点間会議システム。In a multipoint conference system including a plurality of terminals arranged at different points and a server connected to the plurality of terminals via a communication line,
The server has a database storing the proceedings schedule, and a multipoint control unit for controlling communication between the plurality of terminals,
A multipoint conference system, wherein the server controls the multipoint control unit based on the proceedings schedule stored in the database, and thereby switches communication between the server and a plurality of terminals.
各端末は、議長用の画面または非議長用の画面を選択的に表示装置に表示させる選択部を備え、
サーバは、第1の権限情報に基づいた信号を各端末に送信し、各端末の選択部は、該信号に基づいて、表示装置に議長用または非議長用の画面を表示させることを特徴とする請求項1の多地点間会議システム。The proceedings progress schedule includes first authority information for distinguishing between the chair terminal and the non-chair terminal,
Each terminal includes a selection unit for selectively displaying a screen for the chair or a screen for a non-chair on a display device,
The server transmits a signal based on the first authority information to each terminal, and the selection unit of each terminal causes the display device to display a screen for a chairperson or a screen for a non-chairperson based on the signal. The multipoint conference system according to claim 1, wherein
サーバは、第2の権限情報に基づいて多地点制御部を制御し、これにより上記複数の端末のうち特定の端末に対し発表者端末としての権限を与えることを特徴とする請求項1または2の多地点間会議システム。The proceeding schedule includes second authority information for distinguishing the presenter terminal from the non-presenter terminal,
3. The server according to claim 1, wherein the server controls the multipoint control unit based on the second authority information, thereby giving authority to a specific terminal among the plurality of terminals as a presenter terminal. Multipoint conference system.
サーバは、分割情報に基づいて多地点制御部を制御し、これにより上記複数の端末を複数のグループに分割することを特徴とする請求項1の多地点間会議システム。The proceeding schedule includes division information for dividing a plurality of devices into a plurality of groups,
The multipoint conference system according to claim 1, wherein the server controls the multipoint control unit based on the division information, thereby dividing the plurality of terminals into a plurality of groups.
各端末は、議長用の画面または非議長用の画面を選択的に表示装置に表示させる選択部を備え、
サーバは、第3の権限情報に基づいた信号を各端末に送信し、各端末の選択部は、該信号に基づいて、表示装置に議長用または非議長用の画面を表示させることを特徴とする請求項4の多地点間会議システム。The division information includes third authority information for distinguishing a chair terminal and a non-chair terminal in each group,
Each terminal includes a selection unit for selectively displaying a screen for the chair or a screen for a non-chair on a display device,
The server transmits a signal based on the third authority information to each terminal, and the selection unit of each terminal causes the display device to display a screen for a chairperson or a screen for a non-chairperson based on the signal. 5. The multipoint conference system according to claim 4, wherein:
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