JP2004327333A - 照明器具、照明器具用スイッチ装置及び照明器具用ランプ装置 - Google Patents
照明器具、照明器具用スイッチ装置及び照明器具用ランプ装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】一般的な家庭用蛍光灯は2灯点灯、1灯点灯、ナツメ球点灯、消灯のサイクルで切り替わる。従って就寝時、ナツメ球点灯の状態または消灯の状態から点灯すると、2灯点灯になり、明るすぎて同室者の安眠妨げになると言う問題があった。
これを解決するため、ナツメ球点灯回路に直列にオンーオフスイッチを追加し、従来のスイッチでナツメ球の点灯状態に切替えておき、追加スイッチでナツメ球のみを、オンーオフする。
【効果】ナツメ球はもともと就寝用にできているので、ナツメ球のオンーオフでは同室者の安眠妨害になりにくく安眠に効果がある。
【選択図】 図1
これを解決するため、ナツメ球点灯回路に直列にオンーオフスイッチを追加し、従来のスイッチでナツメ球の点灯状態に切替えておき、追加スイッチでナツメ球のみを、オンーオフする。
【効果】ナツメ球はもともと就寝用にできているので、ナツメ球のオンーオフでは同室者の安眠妨害になりにくく安眠に効果がある。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として家庭用蛍光灯といった用途に使用される照明器具、照明器具用スイッチ装置及び照明器具用ランプ装置 に関する。
なを、以降の説明を簡易化するため、一部品名を実施例に合わせ以下のようにする。
暗いランプ装置:ナツメ球
証明器具用スイッチ装置:付加スイッチ
微小発光素子:LED
【0002】
【従来の技術】
[照明器具]は、居間に使用されるほか、台所や寝室にも広く使用されている。この[照明器具]はスイッチの切り替え動作の順番に従い、明るい点灯状態、暗い点灯状態、消灯状態の順で点灯する。従来の[照明器具]は、次のような構造をしている。
図2は従来の照明器具の斜視図である。
図4は従来の照明器具の回路図である。
図中の符号をつけた部分は下記のような名前で呼ぶ。
1 傘
2 蛍光灯
3 グローランプ
4 ナツメ球
5 紐
6 電源コード
7 スイッチ1
8 トランスやコイル
図1において、紐(5)の奥には図4、スイッチ1(7)がある。さらにトランスやコイル(8)の蛍光灯の起動部品がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、従来の照明器具の解決すべき課題を述べる。
第1に、照明の動作はスイッチイングの順に従い明るい点灯状態(二灯灯)、なり明るい点灯状態(一灯点灯状態)、暗い点灯状態(ナツメ球点灯状態)、消灯状態、明るい点灯状態(二灯点灯)とくりかえす。
従って、消灯状態の次は明るい点灯状態となる。この状態は、特に照明器具を寝室に設置した場合、就寝者が夜中に眼を覚ましトイレに行くため消灯状態を点灯状態にする。 このとき同室で寝ていた人がいれば明るくなることにより、望みもしない目覚めとなる問題があった。
【0004】
本発明は以上の課題を解決するためになされたもので、スイッチ構成を改良し、消灯状態、暗い点灯状態の動作を繰り返すことができるようにし、同室の就寝者が不用意に目ざめることが少なくなるような照明器具を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
次項に説明する実施の形態によって実現される発明は、それぞれ次のような構成をしている。
〈構成1〉
照明が明るい状態と就寝用の暗い状態と消灯した状態をこの順番に切り替える第1のスイッチと、上記照明が就寝用の暗い状態と消灯した状態とを交互に繰り返すよう切り替える第2のスイッチとを備えたことを特徴とする照明器具。
【0006】
第1のスイッチも、第2のスイッチも、照明の切り替えスイッチである。スイッチの種類は問わない。機械式でも電気式でもよい。自動的でも手動式でもよい。単一の照明が明るい状態と暗い状態と消灯した状態をとるとよい。また、明るい状態と暗い状態とでは別のランプが点灯するようにしてもよい。しかし、第1のスイッチでは、消灯した状態から暗い状態に移ることができない。消灯した状態から明るい状態を経て暗い状態に移る。そこで、第2のスイッチを設けて、消灯した状態から暗い状態に移る操作を可能にした。夜間に少しだけ明かりがほしいときに便利になる。
【0007】
〈構成2〉
明るい状態では明るいランプ装置が点灯し、暗い状態では上記明るいランプ装置とは別の暗いランプ装置が点灯するものにおいて、上記暗いランプ装置に暗いランプを取り付けるためのソケットに装着され、暗いランプを取り付ける部分と、暗いランプを点灯させた就寝用の暗い状態と、暗いランプを消灯した状態を交互に繰り返すよう切り替える、オン−オフスイッチとを有するソケット装置と、このオン−オフスイッチを操作する、吊り下げ紐を備えたことを特徴とする照明器具用スイッチ装置。
【0008】
ソケット装置は、暗いランプを取り付けた状態で、暗いランプ装置に装着できる。吊り下げ紐でオン−オフスイッチを操作して、暗いランプを点灯させた就寝用の暗い状態と、暗いランプを消灯した状態を交互に繰り返す。この装置によれば、従来使用されている照明装置を改造することなく、本発明を適用できる。
【0009】
〈構成3〉
構成1に記載の照明装置において、第2のスイッチを操作する吊り下げ紐の下端に、微小発光素子を設け、この微小発光素子への電流供給を行う電線を、上記吊り下げ紐と兼用する構造とし、上記照明が消灯した状態では、上記微小発光素子のみ点灯できる構造にしたことを特徴とする照明器具。
【0010】
〈構成4〉
構成2に記載の照明器具用スイッチ装置において、吊り下げ紐の下端に、微小発光素子を設け、この微小発光素子への電流供給を行う電線を、上記吊り下げ紐と兼用する構造とし、上記照明が消灯した状態では、上記微小発光素子のみ点灯できる構造にしたことを特徴とする照明器具用スイッチ装置。
【0011】
〈構成5〉
構成1に記載の照明装置において、暗いランプの代わりに、赤、青、黄色の微小発光素子群と、これを点灯させる電流制御装置とを備え、かつ、赤、青、黄色の微小発光素子を組み合わせて発光させる切り替えスイッチとマトリックス回路を備えたことを特徴とする照明装置。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を具体例を挙げながら詳細に説明する。なお、構成1、構成2といった構成番号と下記の具体例1、具体例2といった具体例番号とは、特に関連性は無く、必ずしも対応していない。
【0013】
〈具体例1〉
図1は、具体例1の外観斜視図である。
図3は、具体例1の回路図である。
1 傘
2 蛍光灯
3 グローランプ
4 ナツメ球
6 電源コード
7 スイッチ1
8 トランスやコイル
9 紐A
10 紐B
11 スイッチ2
60 AC電源用コンネクタ
【0014】
図において、外観上では、従来品と同じ用途の傘(1)、蛍光灯(2)グローランプ(3)ナツメ球(4)電源コード(6)スイッチ1(7)に加え、新たに紐A(9)とナツメ球のみ点灯、消灯するための紐B(10)を備える。
紐A(9)と紐B(10)は、から見合わない程度の間隔にとりつけてある。
また内部回路上ではナツメ球のみ点灯,消灯するためのスイッチ2(11)を備える。
紐B(10)はスイッチ2(11)機構の切り替えレバーに接続されている。
使用方法及び機能動作。紐A(9)の操作でスイッチ1(7)が切り替え動作し、一般の家庭用蛍光灯と同様に、明るい状態、かなり明るい状態、ナツメ球の状態、消灯の状態の順に明るさの切り替えを行う。この紐A(9)でナツメ球が点灯した状態にしておき、紐B(10)を切り替えれば、切り替え順にナツメ球だけが消灯、点灯だけを繰り返す。従って就寝時消灯したい人達で誰かがトイレにたつ時等に最大明るさになることを好まない人達にとって便利である。
【0015】
〈具体例2〉
図5は具体例2の外観斜視図である。
図6は具体例2のスイッチ機構及び回路の構成図である。
12 スイッチ機構B
13 スイッチ機構C
14 コード穴付レバー
15 スイッチ2コンタクト
16 コードA
17 ノブA
【0016】
図に於いて、スイッチ機構B(12)は、コードA(16)によって
スイッチ機構C(13)のコード穴付レバー(14)に取り付けられている。
コードA(16)はスイッチ2コンタクト(15)とスイッチ機構C(13)とを接続している。
スイッチ機構B(12)のノブA(17)を左右にプッシュすることによりスイッチ2コンタクト(15)がオン−オフ動作する。
使用方法及び機能動作。具体例1に対し、本具体例2は二系統の操作紐を一系統の紐(2本撚りコード)に置き換えたもので、目的及び動作は具体例1に準ずる。
【0017】
〈具体例3〉
図7は具体例3の外観斜視図である。
図8は具体例3のスイッチ機構やLED、電源供給の構成図である。
図11は具体例3の回路図である。
18 LED―A
19 コードB
20 LED電源コンネクタ
21 紐C
22 レバーC
23 LED
24 抵抗器
【0018】
図に於いて、LED―A(18)に2本のコードB(19)がつながっておりその先に
LED電源コンネクタ(20)がつながっている。さらにその先が抵抗器(24)を経てAC電源に接続されている。
LED−A(18)はナツメ球よりももっと明るさの少ないLEDがよく、その存在が視認できる程度のものである。
コードB(19)は本具体例ではスイッチ2(11)ブロックのレバーC(22)に取り付けてある紐C(21)にからめてあるが、具体例2のように紐Cを使わず直接コードB(19)でレバーC(22)を直接駆動してもよい。
【0019】
抵抗器(24)はAC電源(例えば100V)からLED(23)が点灯できる程度に電流を制限するためと、抵抗器(24)とLED(23)間でショートや断線があっても低電流化していることにより、危険にならない安全を確保するためのものである。従って抵抗器(24)の代わり定電流回路を用いてもよい。
LED電源コンネクタ(20)は保守部品の切り分けポイント用であると共に強すぎる力で引っ張ったとき外れる安全構造も兼ねている.
使用方法及び機能動作。スイッチ1(7)がナツメ球点灯位置にあり、スイッチ2(11)がオフでナツメ球が消灯時、暗くて2本の紐の位置がまったくわからないと困るのでスイッチ2(11)用紐C(21)の先端に紐の存在がわかる程度のLED−A(18)を点灯させる様にしてある。それ以外の動作は具体例1の動作と同じである。
【0020】
〈具体例4〉
図9は具体例4の外観斜視図である。
図10は具体例4のスイッチ機構と関連部分の構成図である。
図12は具体例4の回路図である。
25 LED付スイッチA
26 LED電源コンネクタB
図において、LED付スイッチA(25)はLED点灯回路に直列に抵抗器(24)をつないだものである。LED電源コンネクタB(26)は保守部品の切り分けポイント用であると共に強すぎる力で引っ張った時外れる安全構造も兼ねている。
使用方法及び機能動作。具体例2のスイッチ機構B(12)にLEDを付けたもので、動作は具体例3に準ずる。
【0021】
〈具体例5〉
図13は具体例5の外観斜視図である。
図14は照明器具用スイッチ装置(付加スイッチA)の構造図である。
27 付加スイッチA
28 紐D
29 レバーD
30 コンネクタプラグA
31 コンネクタジャックA
32 オン−オフスイッチD
61 オン−オフスイッチD機構部
62 ラチエットストッパB
【0022】
本具体例は既存の家庭用蛍光灯照明器具を今まで述べたナツメ球を直接オン−オフする機能に改造するための改造用新規部品に関するものである。
付加スイッチA(27)にはナツメ球と同じ形のコンネクタプラグA(30)、ナツメ球用ソケットと同じ形をしたコンネクタジャックA(31)、紐D(28)を引くとレバーD(29)を介してオン−オフ動作するオン−オフスイッチD(32)が備わっている。
使用方法及び機能動作。 既存の蛍光灯照明器具のナツメ球を取り外す。新規部品の付加スイッチA(27)をナツメ球を外したあとにねじ込む。付加スイッチA(27)のコンネクタジャックA(31)にナツメ球をねじこむ。
既存の蛍光灯の紐A(9)でスイッチ1(7)を操作しナツメ球点灯の位置にする。そこで付加スイッチA(27)の紐D(28)を操作すれば交互にナツメ球がオン−オフする。
【0023】
〈具体例6〉
図15は具体例6の外観斜視図である。
図16は紐先端にLEDを付けた照明器具用スイッチ装置(付加スイッチB)の構造図である。
33 付加スイッチB
34 LED−B
35 コードC
36 レバーE
37 オン−オフスイッチE
【0024】
本具体例は既存の家庭用蛍光灯照明器具を今まで述べたナツメ球を直接オン−オフする機能に改造するための改造用新規部品に関するものである。具体例5の機能にさらに操作紐の先端にLEDを取り付けたものである。
付加スイッチB(33)にはナツメ球と同じ形のコンネクタプラグA(30)、ナツメ球用ソケットと同じ形をしたコンネクタジャックA(31)、コードC(35)を引くとレバーE(36)を介して切替え動作をするオン−オフスイッチE(37)が備わっている。
さらに、付加スイッチB(33)には、オン−オフスイッチE(37)の定常状態時に抵抗器(24)、LED電源コンネクタ(20)、コードC(35)、を電流が通りLED―B(34)を点灯させる。
コードC(35)は紐C(21)にからめてもよいが、紐C(21)を用いずコードC(35)だけでもよい。具体例3参照。
使用方法及び機能動作。取り付け、操作方法は具体例5と同じである。
LED−B(34)は既存蛍光灯の紐A(9)の操作でスイッチ1(7)のナツメ球点灯の位置で、常時点燈する。
【0025】
〈具体例7〉
図17は具体例7の外観斜視図である。
図18はスイッチ部のロータリー型スイッチ機構である。
図19は電気回路である。
38 紐E
39 ラチエットポール
40 スイッチ機構部
41 ランプ部
42 レバーF
43 ロータリーラチエット
44 ラチエットストッパ
45 下部ストッパ
46 上部ストッパ
47 移動接点
48 静止接点
49 ナツメ球と同じ形のソケット
50 定電流回路
51 整流回路
52 マトリックス回路用LED、あるいはダイオード
53 RGB表示LED
54 照明器具用ランプ装置
【0026】
本具体例は既存の家庭用蛍光灯のナツメ球の代わりに取付ける。紐E(38)を引くことによりR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の単色、RG、RB、GB、およびRGBの組み合わせ、消灯、などの色違い照明が楽しめる。
紐E(38)には下部にLED(39)を設けてもよいが、本例では小照明の方法を蛍光塗料の光とした場合について説明する、上部はレバーF(42)に結ばれている。
レバーF(42)はスプリングの力で引き上げられ上部ストッパ(46)の位置に止まっている。下へ引かれるとラチエットポール(39)でロータリーラチエット(43)を1ステップ進めて下部ストッパ45で停止する。ロータリーラチエット(43)の回転はラチエットストッパ(44)の位置で保持される。これによりロータリーラチエット(43)に付いている移動接点(47)が次の静止接点(48)に進む、こうして紐E(38)を順次引くことにより8通りの切替えができる。
ダイオードやLEDのマトリックス接続によりR,G,Bの照明組み合わせが7通り、OFF(消灯)を含めて8通りできる。
LEDの点灯には10mA程度の小電流があればよいので電流を下げるため定電流回路(50)を通して点灯電流を供給する。また、定電流回路(50)の代わり適度な抵抗器を入れてもよい。
RGB表示LED(53)はR、G、Bがそれぞれ隣り合わせるように配列すると色の変化がより楽しめる。
使用方法及び機能動作。既存の蛍光灯照明器具のナツメ球を取り外す。本具体例7の照明器具用ランプ装置(54)をナツメ球を外したあとにねじ込む。
既存の蛍光灯の紐A(9)を操作しナツメ球点灯の位置にする。そこで照明器具用ランプ装置(54)の紐E(38)を操作すると、紐E(38)を引いた順番にR、G、B、RG、RB、GB、RGB、消灯の順に点灯する。点灯順序はマトリックスの設定変更で可能(工場出荷前)。
【0027】
特許請求範囲の補足
1.請求項2において照明器具用スイッチ装置は従来の照明装置のナツメ球用ソケットとナツメ球の間にねじ込んで使用する例(図14)になっているが、具体例8として図20、21に示すようにナツメ球形オスソケット(55)を用いてコードD(58)を介し本体のナツメ球ソケットに取付け、マグネット(57)を持った付加スイッチC(56)は本体蛍光灯の鉄板部(59)に吸引取付けして使用してもよい。
図20は具体例8の外観斜視図である。
図21は具体例8付加スイッチC部の構成図である。
55 ナツメ球形オスソケット
56 付加スイッチC
57 取付けマグネット
58 コードD
59 蛍光灯鉄板部
2.請求項4において照明器具用ランプ装置はナツメ球のと同じ形のオス入力コンセントとなっているが、これにこだわらず標準ランプのと同じ形のオス入力コンセントを備えてもよい。そうすれば一般のランプ(40W、60W等)の代わりに取付けて多様な照明色が楽しめる。なを、切替えスイッチは吊り下げ紐で操作するようになっているが、本ランプ装置では,紐を介さず、直接手で操作する回転式やプッシュ式のスイッチを用いてもよい。
【0028】
以上説明した本発明のうち「照明器具用ランプ装置」は、家庭用切替えスイッチ付き蛍光灯用のみならず、一般の電球にかえて使用電力の低減とムードを楽しむといった用途に広く利用することが可能である。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、本発明にはそれぞれ次のような効果がある。
第1に、具体例1で説明したように、既存の家庭用蛍光灯の点灯順序は、ナツメ球点灯の次は消灯、その次は最大明るさの点灯となっていた。これに対し本具体例ではナツメ球点灯回路に直列にオンーオフスイッチ入れた。既存のスイッチでナツメ球を点灯状態にし、追加スイッチでオンーオフすれば、ナツメ球点灯―ナツメ球消灯―ナツメ球点灯を繰り返す。従ってもし,そこの寝室に他の人が寝ていた場合等には明るくなったために眼がさめたりする不便が減るという効果がある。
第2に、具体例3で説明したように、ナツメ球のオンーオフスイッチ操作紐の先端にナツメ球の明るさよりずっと暗い(例としてLED1ヶ)発光素子をつけると、ナツメ球が消灯時でも操作紐を容易に探り当てられ便利になるという効果がある。
第3に、具体例3で説明したように、小照明を付ける場合、つり紐プラスLEDへの電流供給線2本で計3本ではなく、つり紐を削除すると、紐がかさばらず、コストも下がるという効果がある。
第4に、具体例3で説明したように、LEDへ電流を2本のコードで供給する場合、切替えスイッチ側で低電流化(小電流化、直列抵抗を入れる,実施例は10mA)したものをコードへ供給すれば、コードやLEDが破損した場合など、ショートしたり、裸線に人が触っても安全であり事故を防げるという効果がある。
第5に、具体例3で説明したように、LEDに電流供給する電源側コードの電源側にコンネクタを設け、コンネクタが抜ける力をコードやLEDが破損する力より低く設定すれば、コードやLEDが破損する前にコンネクタが抜けるため事故が防げるという効果がある。
第6に、具体例5で説明したように、既存の家庭用蛍光灯のナツメ球とソケットの間に、吊り下げ紐付きオンーオフスイッチ(付加スイッチA)(27)を取付ければ、第1の効果と同じ効果が簡単に得られる。
第7に、具体例7で説明したように、ナツメ球の代わりに照明器具用ランプ装置(54)を取付けると、通常の明るい蛍光灯照明と本照明用ランプ装置(54)の多色光のムード照明とを簡単に切替えて楽しめる効果がある。
第8に、特許請求の範囲の項で説明したように、本照明器具用ランプ装置(54)のねじ込み口を、電源ソケットに合わせた単品でもスイッチを切替えるだけで7種類の色合いが楽しめる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、具体例1の外観斜視図である。
【図2】図2は従来の照明器具の斜視図である。
【図3】図3は、具体例1の回路図である。
【図4】図4は従来の照明器具の回路図である。
【図5】図5は具体例2の外観斜視図である。
【図6】図6は具体例2のスイッチ機構及び回路の構成図である。
【図7】図7は具体例3の外観斜視図である。
【図8】図8は具体例3のスイッチ機構やLED照明、電源供給の構成図である。
【図9】図9は具体例4の外観斜視図である。
【図10】図10は具体例4のスイッチ機構と関連部分の構成図である。
【図11】図11は具体例3の回路図である。
【図12】図12は具体例4の回路図である。
【図13】図13は具体例5の外観斜視図である。
【図14】図14は照明器具用スイッチ装置(付加スイッチA)の構造図である。
【図15】図15は具体例6の外観斜視図である。
【図16】図16は紐先端にLEDを付けた照明器具用スイッチ装置(付加スイッチB)の構造図である。
【図17】図17は具体例7の外観斜視図である。
【図18】図18はスイッチ部のロータリー型スイッチ機構である。
【図19】図19は電気回路である。
【図20】図20は具体例8の外観斜視図である。
【図21】図21は具体例8付加スイッチC部の構成図である。
【符号の説明】
1 傘
2 蛍光灯
3 グローランプ
4 ナツメ球
5 紐
6 電源コード
7 スイッチ1
8 トランスやコイル
9 紐A
10 紐B
11 スイッチ2
12 スイッチ機構B
13 スイッチ機構C
14 コード穴付レバー
15 スイッチ2コンタクト
16 コードA
17 ノブA
18 LED−A
19 コードB
20 LED電源コンネクタ
21 紐C
22 レバーC
23 LED
24 抵抗器
25 LED付スイッチA
26 LED電源コンネクタB
27 付加スイッチA
28 紐D
29 レバーD
30 コンネクタプラグA
31 コンネクタジャックA
32 オン−オフスイッチD
33 付加スイッチB
34 LED−B
35 コードC
36 レバーE
37 オン−オフスイッチE
38 紐E
39 ラチエットポール
40 スイッチ機構部
41 ランプ部
42 レバーF
43 ロータリーラチエット
44 ラチエットストッパ
45 下部ストッパ
46 上部ストッパ
47 移動接点
48 静止接点
49 ナツメ球と同じ形のソケット
50 定電流回路
51 整流回路
52 マトリックス回路用LED、あるいはダイオード
53 RGB表示LED
54 照明器具用ランプ装置
55 ナツメ球形オスソケット
56 付加スイッチC
57 取付けマグネット
58 コードD
59 蛍光灯鉄板部
60 AC電源用コンネクタ
61 オン−オフスイッチD機構部
62 ラチエットストッパB
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として家庭用蛍光灯といった用途に使用される照明器具、照明器具用スイッチ装置及び照明器具用ランプ装置 に関する。
なを、以降の説明を簡易化するため、一部品名を実施例に合わせ以下のようにする。
暗いランプ装置:ナツメ球
証明器具用スイッチ装置:付加スイッチ
微小発光素子:LED
【0002】
【従来の技術】
[照明器具]は、居間に使用されるほか、台所や寝室にも広く使用されている。この[照明器具]はスイッチの切り替え動作の順番に従い、明るい点灯状態、暗い点灯状態、消灯状態の順で点灯する。従来の[照明器具]は、次のような構造をしている。
図2は従来の照明器具の斜視図である。
図4は従来の照明器具の回路図である。
図中の符号をつけた部分は下記のような名前で呼ぶ。
1 傘
2 蛍光灯
3 グローランプ
4 ナツメ球
5 紐
6 電源コード
7 スイッチ1
8 トランスやコイル
図1において、紐(5)の奥には図4、スイッチ1(7)がある。さらにトランスやコイル(8)の蛍光灯の起動部品がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、従来の照明器具の解決すべき課題を述べる。
第1に、照明の動作はスイッチイングの順に従い明るい点灯状態(二灯灯)、なり明るい点灯状態(一灯点灯状態)、暗い点灯状態(ナツメ球点灯状態)、消灯状態、明るい点灯状態(二灯点灯)とくりかえす。
従って、消灯状態の次は明るい点灯状態となる。この状態は、特に照明器具を寝室に設置した場合、就寝者が夜中に眼を覚ましトイレに行くため消灯状態を点灯状態にする。 このとき同室で寝ていた人がいれば明るくなることにより、望みもしない目覚めとなる問題があった。
【0004】
本発明は以上の課題を解決するためになされたもので、スイッチ構成を改良し、消灯状態、暗い点灯状態の動作を繰り返すことができるようにし、同室の就寝者が不用意に目ざめることが少なくなるような照明器具を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
次項に説明する実施の形態によって実現される発明は、それぞれ次のような構成をしている。
〈構成1〉
照明が明るい状態と就寝用の暗い状態と消灯した状態をこの順番に切り替える第1のスイッチと、上記照明が就寝用の暗い状態と消灯した状態とを交互に繰り返すよう切り替える第2のスイッチとを備えたことを特徴とする照明器具。
【0006】
第1のスイッチも、第2のスイッチも、照明の切り替えスイッチである。スイッチの種類は問わない。機械式でも電気式でもよい。自動的でも手動式でもよい。単一の照明が明るい状態と暗い状態と消灯した状態をとるとよい。また、明るい状態と暗い状態とでは別のランプが点灯するようにしてもよい。しかし、第1のスイッチでは、消灯した状態から暗い状態に移ることができない。消灯した状態から明るい状態を経て暗い状態に移る。そこで、第2のスイッチを設けて、消灯した状態から暗い状態に移る操作を可能にした。夜間に少しだけ明かりがほしいときに便利になる。
【0007】
〈構成2〉
明るい状態では明るいランプ装置が点灯し、暗い状態では上記明るいランプ装置とは別の暗いランプ装置が点灯するものにおいて、上記暗いランプ装置に暗いランプを取り付けるためのソケットに装着され、暗いランプを取り付ける部分と、暗いランプを点灯させた就寝用の暗い状態と、暗いランプを消灯した状態を交互に繰り返すよう切り替える、オン−オフスイッチとを有するソケット装置と、このオン−オフスイッチを操作する、吊り下げ紐を備えたことを特徴とする照明器具用スイッチ装置。
【0008】
ソケット装置は、暗いランプを取り付けた状態で、暗いランプ装置に装着できる。吊り下げ紐でオン−オフスイッチを操作して、暗いランプを点灯させた就寝用の暗い状態と、暗いランプを消灯した状態を交互に繰り返す。この装置によれば、従来使用されている照明装置を改造することなく、本発明を適用できる。
【0009】
〈構成3〉
構成1に記載の照明装置において、第2のスイッチを操作する吊り下げ紐の下端に、微小発光素子を設け、この微小発光素子への電流供給を行う電線を、上記吊り下げ紐と兼用する構造とし、上記照明が消灯した状態では、上記微小発光素子のみ点灯できる構造にしたことを特徴とする照明器具。
【0010】
〈構成4〉
構成2に記載の照明器具用スイッチ装置において、吊り下げ紐の下端に、微小発光素子を設け、この微小発光素子への電流供給を行う電線を、上記吊り下げ紐と兼用する構造とし、上記照明が消灯した状態では、上記微小発光素子のみ点灯できる構造にしたことを特徴とする照明器具用スイッチ装置。
【0011】
〈構成5〉
構成1に記載の照明装置において、暗いランプの代わりに、赤、青、黄色の微小発光素子群と、これを点灯させる電流制御装置とを備え、かつ、赤、青、黄色の微小発光素子を組み合わせて発光させる切り替えスイッチとマトリックス回路を備えたことを特徴とする照明装置。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を具体例を挙げながら詳細に説明する。なお、構成1、構成2といった構成番号と下記の具体例1、具体例2といった具体例番号とは、特に関連性は無く、必ずしも対応していない。
【0013】
〈具体例1〉
図1は、具体例1の外観斜視図である。
図3は、具体例1の回路図である。
1 傘
2 蛍光灯
3 グローランプ
4 ナツメ球
6 電源コード
7 スイッチ1
8 トランスやコイル
9 紐A
10 紐B
11 スイッチ2
60 AC電源用コンネクタ
【0014】
図において、外観上では、従来品と同じ用途の傘(1)、蛍光灯(2)グローランプ(3)ナツメ球(4)電源コード(6)スイッチ1(7)に加え、新たに紐A(9)とナツメ球のみ点灯、消灯するための紐B(10)を備える。
紐A(9)と紐B(10)は、から見合わない程度の間隔にとりつけてある。
また内部回路上ではナツメ球のみ点灯,消灯するためのスイッチ2(11)を備える。
紐B(10)はスイッチ2(11)機構の切り替えレバーに接続されている。
使用方法及び機能動作。紐A(9)の操作でスイッチ1(7)が切り替え動作し、一般の家庭用蛍光灯と同様に、明るい状態、かなり明るい状態、ナツメ球の状態、消灯の状態の順に明るさの切り替えを行う。この紐A(9)でナツメ球が点灯した状態にしておき、紐B(10)を切り替えれば、切り替え順にナツメ球だけが消灯、点灯だけを繰り返す。従って就寝時消灯したい人達で誰かがトイレにたつ時等に最大明るさになることを好まない人達にとって便利である。
【0015】
〈具体例2〉
図5は具体例2の外観斜視図である。
図6は具体例2のスイッチ機構及び回路の構成図である。
12 スイッチ機構B
13 スイッチ機構C
14 コード穴付レバー
15 スイッチ2コンタクト
16 コードA
17 ノブA
【0016】
図に於いて、スイッチ機構B(12)は、コードA(16)によって
スイッチ機構C(13)のコード穴付レバー(14)に取り付けられている。
コードA(16)はスイッチ2コンタクト(15)とスイッチ機構C(13)とを接続している。
スイッチ機構B(12)のノブA(17)を左右にプッシュすることによりスイッチ2コンタクト(15)がオン−オフ動作する。
使用方法及び機能動作。具体例1に対し、本具体例2は二系統の操作紐を一系統の紐(2本撚りコード)に置き換えたもので、目的及び動作は具体例1に準ずる。
【0017】
〈具体例3〉
図7は具体例3の外観斜視図である。
図8は具体例3のスイッチ機構やLED、電源供給の構成図である。
図11は具体例3の回路図である。
18 LED―A
19 コードB
20 LED電源コンネクタ
21 紐C
22 レバーC
23 LED
24 抵抗器
【0018】
図に於いて、LED―A(18)に2本のコードB(19)がつながっておりその先に
LED電源コンネクタ(20)がつながっている。さらにその先が抵抗器(24)を経てAC電源に接続されている。
LED−A(18)はナツメ球よりももっと明るさの少ないLEDがよく、その存在が視認できる程度のものである。
コードB(19)は本具体例ではスイッチ2(11)ブロックのレバーC(22)に取り付けてある紐C(21)にからめてあるが、具体例2のように紐Cを使わず直接コードB(19)でレバーC(22)を直接駆動してもよい。
【0019】
抵抗器(24)はAC電源(例えば100V)からLED(23)が点灯できる程度に電流を制限するためと、抵抗器(24)とLED(23)間でショートや断線があっても低電流化していることにより、危険にならない安全を確保するためのものである。従って抵抗器(24)の代わり定電流回路を用いてもよい。
LED電源コンネクタ(20)は保守部品の切り分けポイント用であると共に強すぎる力で引っ張ったとき外れる安全構造も兼ねている.
使用方法及び機能動作。スイッチ1(7)がナツメ球点灯位置にあり、スイッチ2(11)がオフでナツメ球が消灯時、暗くて2本の紐の位置がまったくわからないと困るのでスイッチ2(11)用紐C(21)の先端に紐の存在がわかる程度のLED−A(18)を点灯させる様にしてある。それ以外の動作は具体例1の動作と同じである。
【0020】
〈具体例4〉
図9は具体例4の外観斜視図である。
図10は具体例4のスイッチ機構と関連部分の構成図である。
図12は具体例4の回路図である。
25 LED付スイッチA
26 LED電源コンネクタB
図において、LED付スイッチA(25)はLED点灯回路に直列に抵抗器(24)をつないだものである。LED電源コンネクタB(26)は保守部品の切り分けポイント用であると共に強すぎる力で引っ張った時外れる安全構造も兼ねている。
使用方法及び機能動作。具体例2のスイッチ機構B(12)にLEDを付けたもので、動作は具体例3に準ずる。
【0021】
〈具体例5〉
図13は具体例5の外観斜視図である。
図14は照明器具用スイッチ装置(付加スイッチA)の構造図である。
27 付加スイッチA
28 紐D
29 レバーD
30 コンネクタプラグA
31 コンネクタジャックA
32 オン−オフスイッチD
61 オン−オフスイッチD機構部
62 ラチエットストッパB
【0022】
本具体例は既存の家庭用蛍光灯照明器具を今まで述べたナツメ球を直接オン−オフする機能に改造するための改造用新規部品に関するものである。
付加スイッチA(27)にはナツメ球と同じ形のコンネクタプラグA(30)、ナツメ球用ソケットと同じ形をしたコンネクタジャックA(31)、紐D(28)を引くとレバーD(29)を介してオン−オフ動作するオン−オフスイッチD(32)が備わっている。
使用方法及び機能動作。 既存の蛍光灯照明器具のナツメ球を取り外す。新規部品の付加スイッチA(27)をナツメ球を外したあとにねじ込む。付加スイッチA(27)のコンネクタジャックA(31)にナツメ球をねじこむ。
既存の蛍光灯の紐A(9)でスイッチ1(7)を操作しナツメ球点灯の位置にする。そこで付加スイッチA(27)の紐D(28)を操作すれば交互にナツメ球がオン−オフする。
【0023】
〈具体例6〉
図15は具体例6の外観斜視図である。
図16は紐先端にLEDを付けた照明器具用スイッチ装置(付加スイッチB)の構造図である。
33 付加スイッチB
34 LED−B
35 コードC
36 レバーE
37 オン−オフスイッチE
【0024】
本具体例は既存の家庭用蛍光灯照明器具を今まで述べたナツメ球を直接オン−オフする機能に改造するための改造用新規部品に関するものである。具体例5の機能にさらに操作紐の先端にLEDを取り付けたものである。
付加スイッチB(33)にはナツメ球と同じ形のコンネクタプラグA(30)、ナツメ球用ソケットと同じ形をしたコンネクタジャックA(31)、コードC(35)を引くとレバーE(36)を介して切替え動作をするオン−オフスイッチE(37)が備わっている。
さらに、付加スイッチB(33)には、オン−オフスイッチE(37)の定常状態時に抵抗器(24)、LED電源コンネクタ(20)、コードC(35)、を電流が通りLED―B(34)を点灯させる。
コードC(35)は紐C(21)にからめてもよいが、紐C(21)を用いずコードC(35)だけでもよい。具体例3参照。
使用方法及び機能動作。取り付け、操作方法は具体例5と同じである。
LED−B(34)は既存蛍光灯の紐A(9)の操作でスイッチ1(7)のナツメ球点灯の位置で、常時点燈する。
【0025】
〈具体例7〉
図17は具体例7の外観斜視図である。
図18はスイッチ部のロータリー型スイッチ機構である。
図19は電気回路である。
38 紐E
39 ラチエットポール
40 スイッチ機構部
41 ランプ部
42 レバーF
43 ロータリーラチエット
44 ラチエットストッパ
45 下部ストッパ
46 上部ストッパ
47 移動接点
48 静止接点
49 ナツメ球と同じ形のソケット
50 定電流回路
51 整流回路
52 マトリックス回路用LED、あるいはダイオード
53 RGB表示LED
54 照明器具用ランプ装置
【0026】
本具体例は既存の家庭用蛍光灯のナツメ球の代わりに取付ける。紐E(38)を引くことによりR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の単色、RG、RB、GB、およびRGBの組み合わせ、消灯、などの色違い照明が楽しめる。
紐E(38)には下部にLED(39)を設けてもよいが、本例では小照明の方法を蛍光塗料の光とした場合について説明する、上部はレバーF(42)に結ばれている。
レバーF(42)はスプリングの力で引き上げられ上部ストッパ(46)の位置に止まっている。下へ引かれるとラチエットポール(39)でロータリーラチエット(43)を1ステップ進めて下部ストッパ45で停止する。ロータリーラチエット(43)の回転はラチエットストッパ(44)の位置で保持される。これによりロータリーラチエット(43)に付いている移動接点(47)が次の静止接点(48)に進む、こうして紐E(38)を順次引くことにより8通りの切替えができる。
ダイオードやLEDのマトリックス接続によりR,G,Bの照明組み合わせが7通り、OFF(消灯)を含めて8通りできる。
LEDの点灯には10mA程度の小電流があればよいので電流を下げるため定電流回路(50)を通して点灯電流を供給する。また、定電流回路(50)の代わり適度な抵抗器を入れてもよい。
RGB表示LED(53)はR、G、Bがそれぞれ隣り合わせるように配列すると色の変化がより楽しめる。
使用方法及び機能動作。既存の蛍光灯照明器具のナツメ球を取り外す。本具体例7の照明器具用ランプ装置(54)をナツメ球を外したあとにねじ込む。
既存の蛍光灯の紐A(9)を操作しナツメ球点灯の位置にする。そこで照明器具用ランプ装置(54)の紐E(38)を操作すると、紐E(38)を引いた順番にR、G、B、RG、RB、GB、RGB、消灯の順に点灯する。点灯順序はマトリックスの設定変更で可能(工場出荷前)。
【0027】
特許請求範囲の補足
1.請求項2において照明器具用スイッチ装置は従来の照明装置のナツメ球用ソケットとナツメ球の間にねじ込んで使用する例(図14)になっているが、具体例8として図20、21に示すようにナツメ球形オスソケット(55)を用いてコードD(58)を介し本体のナツメ球ソケットに取付け、マグネット(57)を持った付加スイッチC(56)は本体蛍光灯の鉄板部(59)に吸引取付けして使用してもよい。
図20は具体例8の外観斜視図である。
図21は具体例8付加スイッチC部の構成図である。
55 ナツメ球形オスソケット
56 付加スイッチC
57 取付けマグネット
58 コードD
59 蛍光灯鉄板部
2.請求項4において照明器具用ランプ装置はナツメ球のと同じ形のオス入力コンセントとなっているが、これにこだわらず標準ランプのと同じ形のオス入力コンセントを備えてもよい。そうすれば一般のランプ(40W、60W等)の代わりに取付けて多様な照明色が楽しめる。なを、切替えスイッチは吊り下げ紐で操作するようになっているが、本ランプ装置では,紐を介さず、直接手で操作する回転式やプッシュ式のスイッチを用いてもよい。
【0028】
以上説明した本発明のうち「照明器具用ランプ装置」は、家庭用切替えスイッチ付き蛍光灯用のみならず、一般の電球にかえて使用電力の低減とムードを楽しむといった用途に広く利用することが可能である。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、本発明にはそれぞれ次のような効果がある。
第1に、具体例1で説明したように、既存の家庭用蛍光灯の点灯順序は、ナツメ球点灯の次は消灯、その次は最大明るさの点灯となっていた。これに対し本具体例ではナツメ球点灯回路に直列にオンーオフスイッチ入れた。既存のスイッチでナツメ球を点灯状態にし、追加スイッチでオンーオフすれば、ナツメ球点灯―ナツメ球消灯―ナツメ球点灯を繰り返す。従ってもし,そこの寝室に他の人が寝ていた場合等には明るくなったために眼がさめたりする不便が減るという効果がある。
第2に、具体例3で説明したように、ナツメ球のオンーオフスイッチ操作紐の先端にナツメ球の明るさよりずっと暗い(例としてLED1ヶ)発光素子をつけると、ナツメ球が消灯時でも操作紐を容易に探り当てられ便利になるという効果がある。
第3に、具体例3で説明したように、小照明を付ける場合、つり紐プラスLEDへの電流供給線2本で計3本ではなく、つり紐を削除すると、紐がかさばらず、コストも下がるという効果がある。
第4に、具体例3で説明したように、LEDへ電流を2本のコードで供給する場合、切替えスイッチ側で低電流化(小電流化、直列抵抗を入れる,実施例は10mA)したものをコードへ供給すれば、コードやLEDが破損した場合など、ショートしたり、裸線に人が触っても安全であり事故を防げるという効果がある。
第5に、具体例3で説明したように、LEDに電流供給する電源側コードの電源側にコンネクタを設け、コンネクタが抜ける力をコードやLEDが破損する力より低く設定すれば、コードやLEDが破損する前にコンネクタが抜けるため事故が防げるという効果がある。
第6に、具体例5で説明したように、既存の家庭用蛍光灯のナツメ球とソケットの間に、吊り下げ紐付きオンーオフスイッチ(付加スイッチA)(27)を取付ければ、第1の効果と同じ効果が簡単に得られる。
第7に、具体例7で説明したように、ナツメ球の代わりに照明器具用ランプ装置(54)を取付けると、通常の明るい蛍光灯照明と本照明用ランプ装置(54)の多色光のムード照明とを簡単に切替えて楽しめる効果がある。
第8に、特許請求の範囲の項で説明したように、本照明器具用ランプ装置(54)のねじ込み口を、電源ソケットに合わせた単品でもスイッチを切替えるだけで7種類の色合いが楽しめる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、具体例1の外観斜視図である。
【図2】図2は従来の照明器具の斜視図である。
【図3】図3は、具体例1の回路図である。
【図4】図4は従来の照明器具の回路図である。
【図5】図5は具体例2の外観斜視図である。
【図6】図6は具体例2のスイッチ機構及び回路の構成図である。
【図7】図7は具体例3の外観斜視図である。
【図8】図8は具体例3のスイッチ機構やLED照明、電源供給の構成図である。
【図9】図9は具体例4の外観斜視図である。
【図10】図10は具体例4のスイッチ機構と関連部分の構成図である。
【図11】図11は具体例3の回路図である。
【図12】図12は具体例4の回路図である。
【図13】図13は具体例5の外観斜視図である。
【図14】図14は照明器具用スイッチ装置(付加スイッチA)の構造図である。
【図15】図15は具体例6の外観斜視図である。
【図16】図16は紐先端にLEDを付けた照明器具用スイッチ装置(付加スイッチB)の構造図である。
【図17】図17は具体例7の外観斜視図である。
【図18】図18はスイッチ部のロータリー型スイッチ機構である。
【図19】図19は電気回路である。
【図20】図20は具体例8の外観斜視図である。
【図21】図21は具体例8付加スイッチC部の構成図である。
【符号の説明】
1 傘
2 蛍光灯
3 グローランプ
4 ナツメ球
5 紐
6 電源コード
7 スイッチ1
8 トランスやコイル
9 紐A
10 紐B
11 スイッチ2
12 スイッチ機構B
13 スイッチ機構C
14 コード穴付レバー
15 スイッチ2コンタクト
16 コードA
17 ノブA
18 LED−A
19 コードB
20 LED電源コンネクタ
21 紐C
22 レバーC
23 LED
24 抵抗器
25 LED付スイッチA
26 LED電源コンネクタB
27 付加スイッチA
28 紐D
29 レバーD
30 コンネクタプラグA
31 コンネクタジャックA
32 オン−オフスイッチD
33 付加スイッチB
34 LED−B
35 コードC
36 レバーE
37 オン−オフスイッチE
38 紐E
39 ラチエットポール
40 スイッチ機構部
41 ランプ部
42 レバーF
43 ロータリーラチエット
44 ラチエットストッパ
45 下部ストッパ
46 上部ストッパ
47 移動接点
48 静止接点
49 ナツメ球と同じ形のソケット
50 定電流回路
51 整流回路
52 マトリックス回路用LED、あるいはダイオード
53 RGB表示LED
54 照明器具用ランプ装置
55 ナツメ球形オスソケット
56 付加スイッチC
57 取付けマグネット
58 コードD
59 蛍光灯鉄板部
60 AC電源用コンネクタ
61 オン−オフスイッチD機構部
62 ラチエットストッパB
Claims (5)
- 照明が明るい状態と就寝用の暗い状態と消灯した状態をこの順番に切り替える第1のスイッチと、
前記照明が就寝用の暗い状態と消灯した状態とを交互に繰り返すよう切り替える第2のスイッチとを備えたことを特徴とする照明器具。 - 明るい状態では明るいランプ装置が点灯し、暗い状態では前記明るいランプ装置とは別の暗いランプ装置が点灯するものにおいて、
前記暗いランプ装置に暗いランプを取り付けるためのソケットに装着され、暗いランプを取り付ける部分と、暗いランプを点灯させた就寝用の暗い状態と、暗いランプを消灯した状態を交互に繰り返すよう切り替える、オン−オフスイッチとを有するソケット装置と、
このオン−オフスイッチを操作する、吊り下げ紐を備えたことを特徴とする照明器具用スイッチ装置。 - 請求項1に記載の照明装置において、
第2のスイッチを操作する吊り下げ紐の下端に、微小発光素子を設け、
この微小発光素子への電流供給を行う電線を、前記吊り下げ紐と兼用する構造とし、
前記照明が消灯した状態では、前記微小発光素子のみ点灯できる構造にしたことを特徴とする照明器具。 - 請求項2に記載の照明器具用スイッチ装置において、
吊り下げ紐の下端に、微小発光素子を設け、
この微小発光素子への電流供給を行う電線を、前記吊り下げ紐と兼用する構造とし、
前記照明が消灯した状態では、前記微小発光素子のみ点灯できる構造にしたことを特徴とする照明器具用スイッチ装置。 - 請求項1に記載の照明装置において、
暗いランプの代わりに、赤、青、黄色の微小発光素子群と、これを点灯させる電流制御装置とを備え、かつ、
赤、青、黄色の微小発光素子を組み合わせて発光させる切り替えスイッチとマトリックス回路を備えたことを特徴とする照明装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003122645A JP2004327333A (ja) | 2003-04-25 | 2003-04-25 | 照明器具、照明器具用スイッチ装置及び照明器具用ランプ装置 |
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---|---|---|---|
JP2003122645A JP2004327333A (ja) | 2003-04-25 | 2003-04-25 | 照明器具、照明器具用スイッチ装置及び照明器具用ランプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP2003122645A Pending JP2004327333A (ja) | 2003-04-25 | 2003-04-25 | 照明器具、照明器具用スイッチ装置及び照明器具用ランプ装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009146790A (ja) * | 2007-12-17 | 2009-07-02 | Komaden:Kk | 吊下式照明具、導線及び拡散体 |
-
2003
- 2003-04-25 JP JP2003122645A patent/JP2004327333A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009146790A (ja) * | 2007-12-17 | 2009-07-02 | Komaden:Kk | 吊下式照明具、導線及び拡散体 |
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