JP2004326707A - 化学物質の導入管理方法、情報処理装置、プログラム、記録媒体、および化学物質総合管理システム - Google Patents

化学物質の導入管理方法、情報処理装置、プログラム、記録媒体、および化学物質総合管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】導入予定の化学品や化学物質の効率的なリスク評価を可能とする。
【解決手段】申請者情報、導入が望まれる化学物質の属性および使用状況の情報を少なくとも含む導入申請情報を入力インターフェイスより受付けるステップと、導入申請情報をハザードクラステーブルへ適用して得られた化学物質のハザードクラスを認識するステップと、導入申請情報より化学物質の飛散性または揮発性の情報を抽出するステップと、ハザードクラスと飛散性または揮発性の情報とをリスクレベルテーブルに適用し該当するリスクレベルを認識するステップと、リスクレベルをリスク対応措置テーブルに適用し化学物質の取扱い条件を認識するステップと、化学物質の取扱い条件を出力インターフェイスに出力するステップとを実行する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、化学物質の導入管理方法、情報処理装置、プログラム、記録媒体、および化学物質総合管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、企業等における製品・素材等の研究・開発や生産時に新しい化学品(薬液、ガスなど)を導入したり、新しい設備を導入したりする場合、導入する部署が化学品名、使用場所、使用目的などを記入した書類を管理部署へ申請していた。この管理部署では、申請された化学品の有害性や危険性を判断し、取扱方法や設備に関する防護策の提示したり、保管量を確認して保管先を指示するといった処理を書類にて管理していた。
【0003】
従来提案されてきた技術としては、例えば、自然環境に及ぼす影響や安全性を迅速且つ簡易に調べることができる理想的な化学物質管理システムの実現を図るといった目的のもと、コンピュータのデータベースを用いて、化学物質の入庫、使用、移動、廃棄などの少なくともいずれかを管理する化学物質管理システムにおいて、保有している化学物質毎に所定の条件に応じて予め決定される環境排出量割合を管理する物質管理手段と、前記各化学物質毎にその使用量を管理する手段と、前記各化学物質毎の使用量とその化学物質の環境排出量割合とに基づいて、環境排出量を集計する集計処理手段とを具備することを特徴とする化学物質管理システムが提案されていた(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−137747号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記管理部署が有害性等を判断する項目は、導入する化学品のMSDS(Material Safety Data Sheet) に基づいた化学特性、危険性、有害性、取扱や保管方法、準拠すべき該当法令など多岐にわたる。そのため、前記判断を行うためには相当の知識を要する。したがって、1人の管理者、1つの管理部署といった小規模の管理体制のもとでは判断ができない場合が多く、複数の管理部署を経由して判断を行う必要があった。この結果、判断に要する時間や手間がかかり業務効率が低下するといった問題があった。
【0006】
また、化学物質等の導入ともなう自然環境へのリスクや労働安全衛生に関するリスクを回避するための回避策、防護策を適切に実践するには、その導入製品のライフサイクルを考慮すると、研究・開発部署、試作・生産技術部署、製造部署、回収・廃棄及びリサイクル部署、環境管理部署、安全衛生管理部署、設備管理部署といった多岐にわたる部署での前記策の実践が必要となる。
しかし、上述したような書類による管理手法では、これらの部署間で導入する化学品や化学品に含まれる物質、当該物質に関するリスク情報などを共有することは難しい。
【0007】
加えて、上述のように従来の紙などの書類と複数の管理者による人為的な管理方法では化学品等を導入するための判断基準や、管理項目が管理者の知識とスキルに依存してしまう。このため、化学品導入時のリスクアセスメントや安全衛生管理、環境管理を適切かつ迅速に行うことが困難である上、人為的な判断に誤りがあった場合、誤りを訂正・改訂することが困難であるという問題があった。
【0008】
更に、新たな化学品を導入する際に、従来のように保管取扱のための在庫管理や、自然環境への環境負荷や排出移動管理といった環境管理だけでなく、取扱方法や作業条件により人体へ与える影響といった、労働安全衛生管理についても事前にリスクを評価して管理する必要があるが、特に対応がなされてこなかった。
【0009】
そこで本発明はこのような経緯に基づいてなされたもので、導入予定の化学品や化学物質の効率的なリスク評価を可能とする化学物質の導入管理方法、情報処理装置、プログラム、記録媒体、および化学物質総合管理システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の化学物質の導入管理方法は、化学物質の導入管理を情報処理装置により行う方法であって、前記情報処理装置が、化学物質のハザードをその程度に応じてクラス分けしたハザードクラステーブルと、化学物質の飛散性または揮発性と前記ハザードクラスとの相関から取扱いリスクをレベル分けしたリスクレベルテーブルと、前記リスクレベルに応じた化学物質の取扱い条件を定めたリスク対応措置テーブルとにアクセス可能であり、申請者情報、導入が望まれる化学物質の属性および使用状況の情報を少なくとも含む導入申請情報を入力インターフェイスより受付けるステップと、前記導入申請情報を前記ハザードクラステーブルへ適用して得られた、化学物質のハザードクラスを認識するステップと、前記導入申請情報より化学物質の飛散性または揮発性の情報を抽出するステップと、前記ハザードクラスと前記飛散性または揮発性の情報とを、前記リスクレベルテーブルに適用し、該当するリスクレベルを認識するステップと、前記リスクレベルを前記リスク対応措置テーブルに適用し、化学物質の取扱い条件を認識するステップと、前記化学物質の取扱い条件を出力インターフェイスに出力するステップと、を含むことを特徴とする。
【0011】
また、化学物質の導入管理を行う情報処理装置であって、化学物質のハザードをその程度に応じてクラス分けしたハザードクラステーブルと、化学物質の飛散性または揮発性と前記ハザードクラスとの相関から取扱いリスクをレベル分けしたリスクレベルテーブルと、前記リスクレベルに応じた化学物質の取扱い条件を定めたリスク対応措置テーブルとにアクセス可能であり、申請者情報、導入が望まれる化学物質の属性および使用状況の情報を少なくとも含む導入申請情報を入力インターフェイスより受付ける手段と、前記導入申請情報を前記ハザードクラステーブルへ適用して得られた、化学物質のハザードクラスを認識する手段と、前記導入申請情報より化学物質の飛散性または揮発性の情報を抽出する手段と、前記ハザードクラスと前記飛散性または揮発性の情報とを、前記リスクレベルテーブルに適用し、該当するリスクレベルを認識する手段と、前記リスクレベルを前記リスク対応措置テーブルに適用し、化学物質の取扱い条件を認識する手段と、前記化学物質の取扱い条件を出力インターフェイスに出力する手段と、を含むことを特徴とする情報処理装置にかかる。
【0012】
更に、化学物質の導入管理を行う方法を、化学物質のハザードをその程度に応じてクラス分けしたハザードクラステーブルと、化学物質の飛散性または揮発性と前記ハザードクラスとの相関から取扱いリスクをレベル分けしたリスクレベルテーブルと、前記リスクレベルに応じた化学物質の取扱い条件を定めたリスク対応措置テーブルとにアクセス可能な情報処理装置に実行させるためのプログラムであって、申請者情報、導入が望まれる化学物質の属性および使用状況の情報を少なくとも含む導入申請情報を入力インターフェイスより受付けるステップと、前記導入申請情報を前記ハザードクラステーブルへ適用して得られた、化学物質のハザードクラスを認識するステップと、前記導入申請情報より化学物質の飛散性または揮発性の情報を抽出するステップと、前記ハザードクラスと前記飛散性または揮発性の情報とを、前記リスクレベルテーブルに適用し、該当するリスクレベルを認識するステップと、前記リスクレベルを前記リスク対応措置テーブルに適用し、化学物質の取扱い条件を認識するステップと、前記化学物質の取扱い条件を出力インターフェイスに出力するステップと、を含むことを特徴とする化学物質の導入管理プログラムにかかる。このプログラムは、前記各ステップの動作を行うためのコードから構成されている。
【0013】
また、前記化学物質の導入管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体にかかる。
【0014】
更に、化学物質を取扱う研究・開発部署、試作・生産技術部署、製造部署、回収・廃棄及びリサイクル部署、環境管理部署、安全衛生管理部署、設備管理部署などの少なくともいずれかの部署が共有して管理する必要のある化学物質の、危険性区分、有害性区分、該当法令区分などの複数の管理項目とその判断基準とを管理する手段と、化学物質の危険性情報、有害性情報、該当法令情報、取扱情報のすくなくともいずれかを管理するために必要な知識またはノウハウをデータベースとして蓄積する手段と、化学品及び化学物質を導入する際の人為的判断をサポートする自動判断処理手段とを備えることを特徴とする化学物質総合管理システムにかかる。
【0015】
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄及び図面により明らかにされる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は化学物質の導入管理システム(情報処理装置)を含むネットワーク構成図である。本発明における情報処理装置10(以下、システム)は、一例として例えばインターネットなどのネットワーク70を介し、申請者端末20、導入管理端末30、安衛管理端末40、環境管理端末50、およびシステム管理端末60らとI/O14を通じてデータ通信可能に結ばれたWebサーバを想定出来る。
【0017】
本発明の化学物質の導入管理方法を実現するプログラムを例えばメモリ12に格納し、これを演算装置たるCPU11らがOS(Operating System)に基づき適宜読み出すなどして化学物質の導入管理方法を実行する。この場合、他の端末20、30、40、50、60からのアクセスに応じて前記プログラム13の機能が提供されるWebサーバシステムとなる。或いは、当該プログラム13が他の端末20、30、40、50、60らに備わって実行されるとして、当該システム10をデータベース15を介したデータ管理手段としてのみ運用する状況も想定できる。
【0018】
従って、当該システム10を利用する場合、前記端末20、30、40、50、60らで特別なクライアントソフトウェア等を必要としない。つまり、Webブラウジング機能および適宜な入出力インターフェイスを備えている装置であれば、システム10へのアクセス場所や端末種別の制限なしにシステム10へアクセスできる。
【0019】
上記のようなシステム10に対し、ネットワーク70を通じて結ばれるのが前記申請者端末20である。この申請者端末20は、演算装置たるCPU21、当該CPU21が演算時に使用するメモリ22、当該メモリ22に格納されているWebブラウザ23、ネットワーク70らを介したシステム10とのデータ通信を行うI/O24を備える。勿論他に、ディスプレイ等の出力インターフェイスや、マウス・キーボードなどの入力インターフェイスを当然備える。前記導入管理端末30、安衛管理端末40、環境管理端末50、システム管理端末60らも、前記申請者端末20と同様の構成を備えている。
【0020】
なお、前記申請者端末20は、例えば化学物質の導入管理を所望する企業内の各事業所にて化学物質を使用する者、つまり申請者が操作する端末である。但し、前記事業所における事業所サーバ35を介してネットワーク70に接続し、システム10とデータ通信可能である状況が想定できる。
【0021】
前記導入管理端末30は、各事業所における化学物質の導入の管理者が操作する端末である。この管理者は当該端末30を操作してシステム10にアクセスし、前記申請者からの化学物質の導入申請に対して処理を行える。
【0022】
また、前記安衛管理端末40は、企業内の安全管理、設備管理、健康管理といった労働安全衛生に関わる管理者が操作する端末である。更に、前記環境管理端末50は、環境管理、化学物質管理といった環境管理者が操作する端末である。
【0023】
他方、前記システム管理端末60は、システム10へのアクセス管理等を行って、システム10における情報管理処理を実行する。システム管理者が操作する端末である。この端末60では、システム10の管理用、つまりサーバ管理用のソフトウェアとして特別なクライアントソフトウェア等を必要とせず、Webブラウザ63により場所や端末の制限なしにシステム10へのアクセスが可能となっている。
【0024】
各事業所の化学品使用者は、このようなシステム10に申請者端末20を利用してアクセスし、化学品使用申請(導入申請)を行うのである。申請された情報(導入申請情報)は、システム10の管理プログラム13によりデータベース1に登録され、メールなどの通知手段を用いて各事業所の導入管理端末30に送信される。これを認識した各事業所の導入管理者らは前記管理プログラム13により実現される化学物質の導入管理方法と、データベース15の蓄積情報等とを用いて、導入申請された化学品や化学物質の導入審査を行う。その結果は、システム10を介し、使用許可条件として申請者側に提示される。
なお、前記システム10は、ファイヤウォールサーバとして外部からの不正進入を抑止したり、WWWサーバとして機能可能なものでもあるし、データ通信相手とのコミュニケーションを図るメールサーバーとしても機能可能なものとできる。
【0025】
また、システム10、事業所サーバ35、申請者端末20、導入管理端末30、安衛管理端末40、環境管理端末50、システム管理端末60らをそれぞれつなぐネットワーク70に関しては、インターネットや専用回線の他に、WAN(Wide Area Network)、LAN、電灯線ネットワーク、無線ネットワーク、公衆回線網、携帯電話網、EDI専用回線など様々なネットワークを採用することも出来る。また、VPNなど仮想専用ネットワーク技術を用いれば、インターネットを採用した際にセキュリティ性を高めた通信が確立され好適である。
【0026】
図2は化学物質の導入管理方法における評価処理概念を示す図である。従来、化学品の使用によるリスクを評価する場合、危険有害物使用申請書2300の申請項目(図23参照)をすべて化学品の使用者たる申請者が記入しリスクを自己評価する一方で、導入管理者は前記申請項目のチェックと申請されたリスクの管理を行うこととしていた。
【0027】
図23で示した従来の申請書2300では、申請項目が多いこと、発がん性・変異原性といった専門的な化学知識が必要であること、毎年社会情勢に追従して更新される労働安全衛生法等の法令に関する専門知識が必要であること、などから化学品使用者における申請に伴う負担が大きいものであった。
【0028】
そこで、下記式にあらわす一般的な化学品のリスク評価方法の考え方を適用し、導入申請情報に必要な項目を整理して評価することとした。
有害性・危険性 × 暴露量 = リスク
有害性・危険性を評価するために必要な情報は、製品/化学物質情報210として、化学品名/メーカ名、その化学品に含まれる組成成分、及びメーカが発行するMSDS(Material Safety Data Sheet)を想定する。これらの情報は、前記申請者端末20からシステム10に対する入力情報(導入申請情報)となる。ここで実業務上の問題となるのは、MSDSが存在していたとしてもその記載が十分でなかったり、危険性・有害性が不明確であったりする場合であった。そこで本発明においては、導入申請情報の製品/化学物質情報210(属性情報)に、危険性・有害性が不明な項目が存在してもシステム10への入力を可能とし、前記有害性等が不明なものとして評価可能となっている。
【0029】
暴露量を評価するために必要な情報は、有害性や危険性といった製品に関する定性的なものではなく、それを使用する場所や使用方法、使用量となる。このため、導入申請情報を前記製品/化学物質情報210と共に構成する申請情報220として、(化学物質の)使用量、使用目的及び方法、使用場所、飛散性/揮発性、作業条件といった情報を想定し、これをシステム10への導入申請情報に含めた。これらの入力情報(導入申請情報)をもとに、評価がなされリスク算出が行われる。
【0030】
評価ロジックとしては、製品/化学物質の定性的な評価230として、危険性/有害性評価、該当法規制評価、有害性クラスの決定を行い、作業条件評価240として、作業条件補正、健康リスク補正を行う。
【0031】
これらの評価結果をもとに、リスクを回避するための使用許可条件250を出力する。使用許可条件250には、危険性/有害性の種類や健康障害防止のための注意事項、有害性情報、健康リスクレベル、健康リスクレベルに関わる実施事項、安全に関する実施事項、遵法に関する実施事項、環境管理基準に関する情報などを提示する。ここで、危険性・有害性が不明なものは、不明であることを明示し、不明であるがゆえにリスクが高いことを明示する。なお、ここにおける処理内容の詳細については後述する。
【0032】
図3は化学物質の導入管理方法の評価処理フローを示す図である。評価フローとしてはまず、申請者端末20を通じて入力された導入申請情報21、22の入力項目チェック310を行い、入力項目に不足があればエラー内容の出力320を行う。入力項目が不足していない場合、その化学品について過去に申請/許可実績があるかのチェック330、健康リスク補正値(後述)の結果が指定値以下で自動処理回答が可能かのチェック340を実行する。
【0033】
前記チェック330、340がともに“Yes”の場合、化学品等の保管庫状態確認350を行い、使用許可条件の提示360を行う。ここで、保管庫状態を確認するのは、保管する場所がなかったり、保管可能な量を超えていたりした場合、たとえ使用許可が提示されていても購入を見合わせる必要があるためである。使用許可=即購入というわけではないことがあるため、保管庫状態の確認結果はワーニングとして出力している。
【0034】
過去に、その化学品の使用/許可実績がなかったり、前記健康リスク補正値結果が指定値以下でなかったりした場合、自動処理回答ではなく、製品/化学物質評価370と作業条件評価380を行う。評価を行った結果、製品に含まれている主な使用物質名(組成成分)の有害性・危険性が不明であり、それを利用した場合に影響が大きく、取扱に判断が必要かのチェック390を実行する。
前記化学品を、研究・開発時にやむなく微量を使用する場合、その影響範囲は小さいとみなすが、試作・量産過程等で使用する場合、その使用・排出量が多いため、影響範囲が大きいとみなす。
この、不明なものの扱いを判断する必要があるかのチェック390の結果、当該必要がない場合、保管庫状態の確認350を行って、使用許可条件の提示360を行う。一方、判断を要する場合、化学物質審査400が実行される。なお、この化学物質審査400は、有害性・危険性が不明な化学製品について、新たに実験を行い有害性・危険性を調査しその結果をもとに使用を許可するか否かを判断する。
【0035】
図4は化学物質の導入管理方法におけるデータフローを示す図であり、図5は本実施形態の化学物質の導入管理方法の実際手順を示すフロー図である。また、図6は本実施形態における化学物質の導入管理方法のサブフローである。以下、本発明の化学物質の導入管理方法の実際手順について図13〜21の画面例と併せて説明を行う。なお、以下で説明する化学物質の導入管理方法に対応する各種動作は、前記メモリ12が備える管理プログラム13によって実現される。そして、この管理プログラム13は、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
【0036】
なお、「ハザード」とは個々の化学物質の有する「環境・安全」の確保に影響を与える固有の性質、すなわち、火災爆発危険性(危険性)、人の健康障害の原因となる急性・慢性毒性(有害性)、生態毒性(環境影響)等をいう。また、「リスク」とは化学物質の製造・取扱条件、用途等の使用条件、人の暴露、環境への排出等を考慮した場合に生じ得る危害をいう。
システム10は、セキュリティ上、ユーザ認証を行うため、申請者端末20らからのログイン410に際してユーザ認証情報データベース470を利用して認証処理を行う。この時、ユーザ認証情報データベース470におけるID情報データベース470aにてユーザID/パスワードのチェックを行う。また、組織情報データベース470bにてそのユーザが所属する組織をチェックする。更に、地域情報データベース470cにてそのユーザがデータ利用できる地域範囲を特定し、ログインを許可する。
【0037】
組織情報データベース470bには、場所や地域にとらわれない企業の組織体系が登録されている。地域情報データベース470cには、企業の組織体系に依存しない場所や地域が登録されている。労働安全衛生管理やリスク管理では組織体系ではなく場所に依存した管理となるため、地域情報による管理が必要となる。
【0038】
化学品使用者たる申請者は上述の如くログイン後、過去の導入申請情報が蓄積された申請情報データベース450に対し、類似あるいは同一の化学物質等に関する申請実績の検索や製品情報の検索420を行うことが出来る(s1000、s1001:YES)。なお、申請情報データベース450は、ユーザ認証情報データベース470と製品/化学物質情報データベース480とに関連付けされていることから、前記ログインした申請者が検索できる範囲を制限することができる。
【0039】
図8はログイン後の前記申請者が申請情報データベース450に対し申請実績検索や製品情報検索を行うための画面800である。この画面800は、ログインした申請者が利用できる地域範囲を選択可能なメニュー801を含む。また、申請結果の分類802として、化学物質等の導入が既に「許可済」、「申請中」、「廃止」、「全て」なのかを指定できる構成となっている。
【0040】
また、申請実績検索のための条件として、申請番号、許可番号、申請者名、申請職場名などの情報803を指定可能となっている。加えて、製品情報検索のための条件として、製品名、メーカ名などの情報804を指定できる。このような種々の条件を指定して検索ボタン805が押下されたとすれば、システム10では当該条件らに応じた検索を前記申請情報データベース450において行い(s1002)、図9に示すような検索結果画面900を表示する(s1003)。
【0041】
前記申請者は、前記申請情報データベース450における検索結果を用いて、申請・確認画面1000(図10)にて化学品使用申請情報430(導入申請情報)を作成することができる(s1004)。図9は、化学品使用申請時の「申請実績検索結果」画面イメージを示している。検索結果には、申請日、申請番号、許可日、許可番号、申請・審査の状態、申請者情報、製品情報などを表示している。製品情報に関連付けられて登録されているMSDSを参照可能とすることで、同じ製品かどうかを判断可能としている。同じ製品であれば既に登録されている情報を再利用して異なる場所、異なる目的で申請することが可能である。
【0042】
図10は、化学品使用申請画面イメージを示している。再利用申請ボタン902が押下されると、システム10はこれを受け付けて、既に登録されている情報を利用して前記申請・確認画面1000を表示する(前記ステップs1003と同様)。当該画面1000にて入力される情報には、製品情報、製品組成情報、MSDS、使用量、使用目的及び方法、使用場所、飛散性/揮発性、作業条件といった情報が含まれ、製品に関する情報は、製品/化学物質情報データベース480にマスタとして登録される。
【0043】
なお、前記製品/化学物質情報データベース480は、製品名やメーカ名、製品の別名といった情報とその製品を一意に決定するための製品コードが登録されている製品情報データベース480aと、その製品に含まれる組成情報とその含有率が登録されている製品組成情報データベース480bと、その製品のメーカから添付されているMSDSの情報を格納するMSDS情報データベース480cとから構成されている。
【0044】
また、製品組成情報データベース480bは、化学物質に関する管理情報データベース490と関連づけして登録される。化学物質に関する管理情報データベース490は、CAS(Chemical Abstracts Service)番号 や複数の別名と、その物質を一意に決定するための物質コードが登録されている物質情報データベース490aと、前記の物質コードをキーとして労働安全衛生法で規制される物質や、毒劇法で規制される物質の情報を登録した管理情報データベース490bとから構成されている。
【0045】
システム10はまた、前記画面1000においては、ログイン時に識別した申請者が利用できる地域範囲の申請となるように地域情報1001と、システム10内で一貫する番号を申請番号1002として採番し表示する。申請者は申請者連絡先1003として申請者名、職場名、連絡先(TEL)、連絡先(メール)を新規入力または確認する。
更に、製品情報1004として製品名、メーカ名、MSDS(電子ファイル又はFAX等の紙)の有無が新規入力または確認される。また、組成情報1005としてCAS番号または物質名とその含有率が新規入力または確認される。
申請情報1006として、その製品/化学物質を購入する場合の購入見込み量と容器形態、容器形態あたりの重量または体積、1ヶ月あたりの使用量、使用場所、フロア名、工程、用途、使用するときの設備に対応する特定・指定機会番号、排気接続系統を示す番号が新規入力または確認される。
作業条件1007として、液体状態で加熱、攪拌、混合、洗浄、注入、噴霧、噴射塗布、塗装、乾燥の作業を行うか、固体・粉体状態で粉砕、研磨、混合、篩い分け、加熱を行うか、その他の作業かといった作業状況が新規入力または確認される。
飛散性/揮発性1008として固体・粉体状態作業の場合、その粉末粒子のレベルを判断して低飛散性、中飛散性、高飛散性のいずれかが新規入力または確認される。液体の場合沸点が新規入力または確認される。
【0046】
他方、図8における新規登録ボタン806の押下に応じて表示する前記申請入力・確認画面1000では、上記全ての項目について新規入力がなされることとなる。
前記画面1000において申請ボタン1009が押下されたならば、当該画面1000にて入力された導入申請情報は、システム10に送信され(s1005)、申請情報データベース450に登録される(s1006、s1007)。既に上記した通り、申請者連絡先1003、申請情報1006、作業条件1007、飛散性/揮発性1008の各情報が申請情報データベース450に登録されることとなる。また、製品情報1004は前記製品/化学物質情報データベース480の製品情報データベース480aとMSDS情報データベース480cに、組成情報1005は製品組成情報データベース480bに登録される。
【0047】
図11は、関係者への連絡手段例の画面イメージを示している。画面1000にて申請ボタン1009が押下されたタイミングで、システム10は申請者連絡先1003に登録されている(導入管理者の)連絡先(例:メールアドレスなど)に例えば電子メールを発信する。この電子メールでは件名1101にて申請連絡であることがわかるように
【申請】と職場コード、製品名を設定している。宛先1102では、あらかじめ登録されている審査者(導入管理者)と、申請者連絡先1003で登録した関係者と申請者自身の連絡先アドレス(例:メールアドレスなど)を設定する。メール本文1103には、申請された内容がわかるよう、申請番号、職場コードを意味する原価単位、職場名、申請者名、製品名、メーカ名を設定している。前記審査者がこの電子メールを受信した際に、審査をしやすいように、システム10へのログイン画面のURL1104を明記している。
【0048】
一方、前記導入管理者は、前記導入管理端末30を通じてシステム10にログイン後、前記化学品使用申請情報430に対し審査440を行う。この審査440により、製品/化学物質情報データベース480に登録された前記申請者由来の情報に対して有害性リスクが評価され、また当該有害性リスクに対応する安全衛生対策情報が、使用許可情報データベース460に登録される。
【0049】
図12は化学物質審査対象データの検索画面1200を示す図である。この画面1200は、導入管理端末30が図11に示した電子メールを受信後にシステム10へログインし、導入申請された情報を検索したり、過去に審査した使用許可情報を検索するための画面である。当該画面1200は、管理する地域範囲を特定可能なメニュー1201を含む。
【0050】
また、申請情報データベース450や使用許可情報データベース460、製品/化学物質情報データベース480について、「新規申請」、「廃止申請」、「審査済み」、「廃止済み」、「全て」のどの状態にある申請や審査結果なのかといった分類指定1202を含む。
【0051】
導入申請情報を検索するための条件として、申請番号、許可番号、使用場所、申請職場名、申請者名などの情報1203が含まれる。また、製品情報検索のための条件として、製品名、メーカ名などの情報1204が含まれる。更に、使用許可情報を検索するための条件として、審査者名や、有害性クラス、健康リスク、危険性分類、該当法令分類などの情報1205が含まれる。このように条件指定がなされ、検索ボタン1206が押下されたならば、システム10は検索処理を実行し、図13に示す如き検索結果画面1300を表示する。
【0052】
なお、前記使用許可情報データベース460は、製品/化学物質情報データベース480、化学物質に関わる管理情報データベース490、製品に関わる管理情報データベース500らと関連づけられ、前記安全衛生対策情報等の使用許可条件の提示520を可能とする。
【0053】
製品に関わる管理情報データベース500は、その製品や製品に含まれる化学物質を使用する際の管理すべき項目情報が登録されている。安全衛生対策情報データベース500a(リスク対応措置テーブル)には図27に示すように、危険分類、有害性分類、法令分類毎に、作業主任者が必要、MSDS表示義務、といった安全衛生管理上、実施すべき情報が登録される。危険性分類マスタ500bには、爆発性物質、引火性物質、自然発火性物質といった、その製品や製品に含まれる化学物質の取扱上の分類が登録される。ここに、危険性が不明な物質であるという分類をもうけ、管理を可能にしている。有害性分類マスタ500cには、同様にその製品や製品に含まれる化学物質の有害性分類が登録され、法令分類マスタ500cには、同様にその製品や製品に含まれる化学物質の法令上の取扱分類が登録される。
【0054】
図13は、化学物質審査対象データの検索結果画面1300を示している。この検索結果画面1300には、申請・審査の状態、申請情報の申請日、申請番号、許可情報の許可日、許可番号、申請職場名、申請者名と連絡先、製品名、メーカ名などの情報1301が一覧表示される。そこで、システム10は、導入審査の対象となる導入申請情報に該当するボタン1302が押下されると、図14に示す審査画面1400を表示する。
【0055】
図14は化学物質審査画面1400を示している。当該画面1400では、導入管理者が審査処理を行いやすくするため、左欄の申請情報1401(導入申請情報)の各項目と対応づけて、右欄に審査情報1402を配置している。ここにおける審査領域は2つに分類される。1つは、製品/化学物質情報21に対する審査を行うための入力・表示部1403であり、1つは使用状況等の情報を含む申請情報22に対する審査を行うための表示部1404である。
【0056】
システム10は、当該画面1400における安衛対策ボタン1403aが押下されたならば、製品/化学物質情報21に対する製品/化学物質評価23を行うための入力画面1500(図15)を表示する。この画面1500により、製品の危険性分類、有害性分類、関係法令の入力を受付ける。当該入力結果は表示欄1403bで表示される。
【0057】
他方、有害性ボタン1403cが押下されたならば、製品/化学物質評価23として有害性クラスを審査するための図16に示す画面1600(ハザードクラステーブル)を表示する。この画面1600により、有害性クラスの決定を受付ける(s1010)。そしてここで適用された導入申請情報にて化学物質の属性、例えば有害性についての情報が欠落していたならば(s1008:YES)、有害性のクラス(ハザードクラス)を高める措置をとる。
【0058】
なお前記有害性クラスは、例えば“1”〜“5”と“S”という分類に分けられる。数字の大きいほうが有害度が高いことを意味する。また、“S”は「Skin」のSを意味し化学物質への接触時(経皮吸収時)の有害性有無を意味している。この有害性クラスは、製品/化学物質情報21に付属されている図24〜図26に示すようなMSDS情報をもとに、導入管理者が判断しながら入力する。
【0059】
ここで例えば図25の有害性情報をみると、急性毒性や刺激性、変異原性などについて記述されている。この記述をみた導入管理者は、申請された化学品・化学物質がどのくらい危険なのかを客観的にわかるように、クラス分け評価をする。
【0060】
このクラス分け評価は、図16に示すように急性/亜急性毒性、慢性毒性の2分類でそれぞれMSDS情報の記載に近い表現とされた各項目について、該当項目にチェックする。有害性が不明と記述されている場合は、不明であることをチェックする。導入管理者がチェックした項目のなかでもっとも高いクラスを有害性クラス(ハザードクラス)とする。また“S”にチェックがなされていれば、接触時の有害性があるとする。
このチェック結果は画面1400(図14)における有害性欄1403dに表示される。また、製品/化学物質評価結果1403は使用許可情報データベース460に蓄積される。
【0061】
上記図9の再利用申請ボタン902の機能が利用された場合(s1100:YES)、蓄積された使用許可情報を使用許可情報データベース460より抽出し(s1101)、再利用可能に出力する(s1102)。この場合、再利用された使用許可情報の含む情報が、欄703bや欄703dに反映され、前記導入管理者がこれらの情報表示を確認するだけでよい。
【0062】
過去の、もしくは現行の審査結果の内容を変更する場合、導入管理者は前記安衛対策ボタン1403aや有害性ボタン1403cといったボタンを押下し、該当個所を修正する。この修正は、過去において不明であったハザードやリスクが判明した場合や、法改正により遵守事項やリスクへの対応措置内容が変更された場合になされる。
【0063】
このような内容変更により製品/化学物質評価結果1403が変わる場合(図6:s1300)、システム10は前記有害性クラスや健康リスクについて再処理或いは再認識を行う(s1301)。そして、関係する導入申請情報を申請情報データベース450より抽出し該当化学物質の使用者を特定する(s1302、s1303)。そして当該使用者に審査結果等が改訂された旨の情報を通知する(s1304)。
【0064】
また一方で、使用状況等の情報を含む申請情報22に対する審査結果たる健康リスク評価とその補正値の情報1404が示される。前記申請情報22に対し作業条件評価24を行う処理は、人為的な判断ではない。
【0065】
システム10は、導入申請情報に含まれる飛散性/揮発性の情報1008(図10)に対して、図17に示すような有害物質の健康リスク評価表1700(リスクレベルテーブル)に当てはめ、製品/化学物質の有害性が作業条件でどのくらい健康に影響を与えるかを健康リスクとして評価する(s1013、s1014)。健康リスク評価表1700におけるシステム10の判断基準は健康リスク評価ボタン1404aを選択すると表示確認できる。システム10が自動判断した結果は健康リスク1404bとして表示される。
【0066】
このほか、導入申請情報として入力された作業条件1007(図10)を認識し(s1015)、図18に示すような健康リスク補正表1800(リスク補正テーブル)に当てはめ(s1016)、前記作業条件1007が与える健康リスク1404の補正値を認識する(s1017)。当該処理により認識された補正値1404cは画面1400で示される。また前記補正値1404cを健康リスクに適用し(s1018)、補正結果1405として表示する。
【0067】
続いて、上記結果を用いた導入管理者による総合判断結果を、審査コメント欄1406にて表示する。そしてシステム10は、最終的な審査結果を、現場確認完了、許可番号登録完了、現場確認不要、廃止、非許可といったメニュー1407を介して受付ける。審査登録ボタン1408の押下がなされると、図19に示す画面1900を使用許可条件として表示する。この画面1900を構成する情報(化学物質の取扱い条件)は、図27に示す安全衛生対策情報、つまりリスク対応措置テーブルに前記健康リスク(リスクレベル)を適用することで得られる(s1019、s1020)。このような審査結果は、使用許可情報データベース460に格納される(s1021)。
【0068】
前記の使用許可条件の画面1900において導入管理者により確認ボタン1901が押下されたタイミングで、システム10は申請者連絡先1003(図10)に登録されている連絡先(例:電子メールアドレス)に電子メールなどを発信する(s1022)。申請者端末20はこの電子メールを受信し出力することで(s1023、s1024)、該当申請者に審査終了を認識させる。
【0069】
他方、(導入管理者以外の)各関係者(安全衛生管理者や環境管理者など)も審査が終了したことが認識できる。これらの申請者らはこの使用許可条件の画面1900を確認して導入申請の結果を知ることとなる。申請者を含めた関係者は、この使用許可条件から有害性や健康リスクだけでなく、どうすればそのリスクを回避できるかといった安全対策処置を実施可能になる。
【0070】
図20は、安全衛生管理に必要な情報を収集するための検索画面2000を示している。例えば、前記導入申請情報や使用許可情報を蓄積したデータベース450、460らを適宜利用することで、どんなリスクがどこにあるかを認識することもできる。従って、リスク回避のため健康診断を行う必要のある職場の抽出や定期的に実施する点検箇所の抽出、事故・災害発生時に、排出物から排気系統設備をたどって原因追及するといった安全衛生管理のサポートを行うことも可能となるのである。
【0071】
システム10は、この画面2000において導入管理端末30のログインを受け付けて、該当導入管理者が管理する地域範囲を特定するメニュー2001を提示する。この画面2000では他に、申請情報データベース450や使用許可情報データベース460、製品/化学物質情報データベース480における検索条件の1つとして、導入申請やその結果について「全て」、「新規申請」、「廃止申請」、「審査済み」、「廃止済み」といった分類ボタン2002が示される。
【0072】
更に検索条件として、申請番号、許可番号、使用場所、工程、用途、特定・指定機械番号や排気接続、有害性クラス、健康リスク、危険性分類、有害性分類、該当法令分類、のほか、製品組成に含まれる物質またはCAS番号などの項目2003を含むものとする。導入管理者による条件指定を受け付けて(図6:s1200)、検索ボタン2004の押下を認識したシステム10は検索処理を実行する(s1201)。そして該当設備等を特定し(s1202)、図21に示すような検索結果画面2100、2100に表示する。この画面2100、2100における検索結果をもとに、安全衛生に関する管理情報を提供することができる。
【0073】
図22は、社内事業所を他社の化学品取扱事業所に置き換えたビジネスモデル例を示している。図1に示した企業内の事業所サーバ35を、別会社の化学品取扱事業所サーバ2202に置き換えた例といえる。特に化学知識や管理ノウハウを持たない企業が製品開発や生産活動を行っていくに伴い、労働安全衛生上のリスクや環境汚染といったリスクを把握し管理していくことは容易でなかった。また一方で、このようなリスク管理業務の専任者を確保することも難しかった。
【0074】
そこで、各企業の化学品取扱事業所で、新規に製品/化学物質を導入にする場合や既存の製品/化学物質を導入する場合、インターネット等を利用して、情報提供サービス会社装置2209(前記システム10に相当)が提供するユーザインタフェースを利用して申請情報2202の入力をする。
【0075】
企業内の安衛管理端末40を安全衛生管理サービス提供端末2203に置き換え、申請情報2202の製品/化学物質評価、作業条件評価を行い、使用許可条件を提示し、場合によっては、現場確認を行うといった安全衛生管理業務2204を情報提供サービス会社装置2209が提供するユーザインタフェースを利用して行う。
【0076】
安全衛生管理業務2204を通じて、最新の知見にもとづき評価を変更した場合は、関係する申請情報2202を抽出し化学物質使用者を特定、限定して改訂情報を通知することが可能である。
【0077】
企業内の環境管理端末50が担う機能は、調査研究機関端末2205に相当する。この調査研究機関端末2205における製品/化学物質評価の最新情報や、作業条件評価方法の最新情報は、安全衛生管理サービス提供端末2203や化学品取扱事業所サーバ2201に対し、情報提供サービス会社装置2209より提供される。
【0078】
情報提供サービス会社装置2209は安全衛生管理業務2202をサポートするために必要な情報提供を行うため、安全衛生機器メーカ端末2207等から、保護帽、保護眼鏡、保護面、呼吸用保護具、手袋といったサポート機器情報2208を入手し、情報提供を行う。安全衛生機器メーカ端末2207は情報提供とともに、顧客毎の安全衛生機器の有効期限管理サービスを情報提供サービス会社装置2209を通して行うこともできる。
【0079】
本発明の化学物質の導入管理方法等によれば、導入予定の化学品や化学物質の効率的なリスク評価を可能とする化学物質の導入管理方法、情報処理装置、プログラム、記録媒体、および化学物質総合管理システムを提供可能となる。
【0080】
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0081】
【発明の効果】
本発明によれば、導入予定の化学品や化学物質の効率的なリスク評価を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】化学物質の導入管理システム(情報処理装置)を含むネットワーク構成図である。
【図2】化学物質の導入管理方法における評価処理概念を示す図である。
【図3】化学物質の導入管理方法の評価処理フローを示す図である。
【図4】化学物質の導入管理方法におけるデータフローを示す図である。
【図5】本実施形態における化学物質の導入管理方法のメインフローである。
【図6】本実施形態における化学物質の導入管理方法のサブフローである。
【図7】化学物質の導入管理方法におけるデータ関連図である。
【図8】化学品使用申請時の申請実績検索画面を示す図である。
【図9】化学品使用申請時の申請実績検索結果画面を示す図である。
【図10】化学品使用申請画面を示す図である。
【図11】関係者への連絡手段例を示す図である。
【図12】化学物質審査対象データの検索画面を示す図である。
【図13】化学物質審査対象データの検索結果画面を示す図である。
【図14】化学物質審査画面を示す図である。
【図15】審査時に入力する製品安全衛生対策情報登録画面を示す図である。
【図16】審査時に入力する有害性クラス情報登録画面を示す図である。
【図17】評価基準となる有害物質の健康リスク評価画面を示す図である。
【図18】評価基準となる作業条件による健康リスク補正表画面を示す図である。
【図19】化学物質審査による使用許可条件画面を示す図である。
【図20】安全衛生管理に必要な情報を収集するための検索画面を示す図である。
【図21】安全衛生管理(結果)画面を示す図である。
【図22】社内事業所を他社の化学品取扱事業所に置き換えたビジネスモデル例を示す図である。
【図23】従来の危険有害物使用申請書の例を示す図である。
【図24】MSDSの例(1)を示す図である。
【図25】MSDSの例(2)を示す図である。
【図26】MSDSの例(3)を示す図である。
【図27】安全衛生対策情報の例を示す図である。
【符号の説明】
10 情報処理装置、化学物質の導入管理システム、システム
11 CPU
12 メモリ
13 管理プログラム、化学物質の導入管理プログラム
14 I/O
15 データベース
20 申請者端末
23 Webブラウザ
30 導入管理端末
35 事業所サーバ
40 安衛管理端末
50 環境管理端末
60 システム管理端末
70 ネットワーク、インターネット
450 申請情報データベース
460 使用許可情報データベース
470 ユーザ認証情報データベース
480 製品/化学物質情報データベース
490 化学物質に関わる管理情報データベース
500 製品に関わる管理情報データベース

Claims (18)

  1. 化学物質の導入管理を情報処理装置により行う方法であって、前記情報処理装置が、
    化学物質のハザードをその程度に応じてクラス分けしたハザードクラステーブルと、化学物質の飛散性または揮発性と前記ハザードクラスとの相関から取扱いリスクをレベル分けしたリスクレベルテーブルと、前記リスクレベルに応じた化学物質の取扱い条件を定めたリスク対応措置テーブルとにアクセス可能であり、申請者情報、導入が望まれる化学物質の属性および使用状況の情報を少なくとも含む導入申請情報を入力インターフェイスより受付けるステップと、
    前記導入申請情報を前記ハザードクラステーブルへ適用して得られた、化学物質のハザードクラスを認識するステップと、
    前記導入申請情報より化学物質の飛散性または揮発性の情報を抽出するステップと、
    前記ハザードクラスと前記飛散性または揮発性の情報とを、前記リスクレベルテーブルに適用し、該当するリスクレベルを認識するステップと、
    前記リスクレベルを前記リスク対応措置テーブルに適用し、化学物質の取扱い条件を認識するステップと、
    前記化学物質の取扱い条件を出力インターフェイスに出力するステップと、
    を含むことを特徴とする化学物質の導入管理方法。
  2. 前記ハザードクラステーブルにおけるハザードは、化学物質の危険性、有害性、および関係法令のうち、少なくとも有害性の項目を含むものとし、
    前記ハザードクラスは、前記ハザードの程度に応じたクラス分けに加えて、経皮吸収性の有無の項目を含むものとしたことを特徴とする請求項1に記載の化学物質の導入管理方法。
  3. 前記情報処理装置が、化学物質の使用状況と当該使用状況に応じた前記リスクレベルの補正値との関係を定めたリスク補正テーブルにアクセス可能であり、
    前記導入申請情報より化学物質の使用状況情報を抽出するステップと、
    前記使用状況情報を前記リスク補正テーブルに適用し、該当するリスクレベルの補正値を認識するステップと、
    前記補正値を、前記リスクレベルに適用しリスクレベルの補正を行うステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の化学物質の導入管理方法。
  4. 前記リスク補正テーブルにおいて前記使用状況は、化学物質の取扱量、取扱時間、および取扱頻度の少なくともいずれかの項目を含むものとし、
    前記リスクレベルの補正値は、前記使用状況の程度が低いほどリスクレベルを低減補正する値であることを特徴とする請求項3に記載の化学物質の導入管理方法。
  5. 前記導入申請情報または取扱い条件をデータベースに格納するステップと、
    入力インターフェイスを通じて検索条件を受け付けて、当該検索条件に基づいて、前記データベースを検索するステップと、
    前記検索により得られた導入申請情報または取扱い条件を、再利用可能な情報として出力インターフェイスに出力するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の化学物質の導入管理方法。
  6. 前記導入申請情報における化学物質の属性情報が全部または一部欠落していた場合、当該欠落度に応じて前記ハザードクラスの程度を高めるステップを含む事を特徴とする請求項1記載の化学物質の導入管理方法。
  7. 前記ハザードクラステーブルにおいて化学物質のハザード、ハザードの程度、およびハザードとその程度との対応関係の少なくともいずれかについての変更と、
    前記リスクレベルテーブルにおいて化学物質の飛散性または揮発性と、飛散性または揮発性とハザードクラスとの相関から定める取扱いリスクとの少なくともいずれかについての変更と、
    前記リスク対応措置テーブルにおいてリスクレベルに応じた化学物質の取扱い条件の変更とに応じて、
    該当化学物質について該当するリスクレベルと取扱い条件とを再認識するステップと、
    前記再認識の結果を、出力インターフェイスに出力するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の化学物質の導入管理方法。
  8. 前記化学物質に対応する導入申請情報より申請者情報を認識し、申請者宛ての連絡先アドレスを特定するステップと、
    前記連絡先アドレスに宛てて前記再認識の結果を送信するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項7に記載の化学物質の導入管理方法。
  9. 前記導入申請情報は、化学物質の取扱いに関与する設備または機器の情報を含むものとし、
    入力インターフェイスより受け付けた化学物質の属性情報、化学物質の使用状況情報、および申請者情報の少なくともいずれかに基づいて、前記導入申請情報を検索し、該当設備または機器を特定するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の化学物質の導入管理方法。
  10. 化学物質の導入管理を行う情報処理装置であって、
    化学物質のハザードをその程度に応じてクラス分けしたハザードクラステーブルと、化学物質の飛散性または揮発性と前記ハザードクラスとの相関から取扱いリスクをレベル分けしたリスクレベルテーブルと、前記リスクレベルに応じた化学物質の取扱い条件を定めたリスク対応措置テーブルとにアクセス可能であり、申請者情報、導入が望まれる化学物質の属性および使用状況の情報を少なくとも含む導入申請情報を入力インターフェイスより受付ける手段と、
    前記導入申請情報を前記ハザードクラステーブルへ適用して得られた、化学物質のハザードクラスを認識する手段と、
    前記導入申請情報より化学物質の飛散性または揮発性の情報を抽出する手段と、
    前記ハザードクラスと前記飛散性または揮発性の情報とを、前記リスクレベルテーブルに適用し、該当するリスクレベルを認識する手段と、
    前記リスクレベルを前記リスク対応措置テーブルに適用し、化学物質の取扱い条件を認識する手段と、
    前記化学物質の取扱い条件を出力インターフェイスに出力する手段と、
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
  11. 化学物質の導入管理を行う方法を、
    化学物質のハザードをその程度に応じてクラス分けしたハザードクラステーブルと、化学物質の飛散性または揮発性と前記ハザードクラスとの相関から取扱いリスクをレベル分けしたリスクレベルテーブルと、前記リスクレベルに応じた化学物質の取扱い条件を定めたリスク対応措置テーブルとにアクセス可能な情報処理装置に実行させるためのプログラムであって、
    申請者情報、導入が望まれる化学物質の属性および使用状況の情報を少なくとも含む導入申請情報を入力インターフェイスより受付けるステップと、
    前記導入申請情報を前記ハザードクラステーブルへ適用して得られた、化学物質のハザードクラスを認識するステップと、
    前記導入申請情報より化学物質の飛散性または揮発性の情報を抽出するステップと、
    前記ハザードクラスと前記飛散性または揮発性の情報とを、前記リスクレベルテーブルに適用し、該当するリスクレベルを認識するステップと、
    前記リスクレベルを前記リスク対応措置テーブルに適用し、化学物質の取扱い条件を認識するステップと、
    前記化学物質の取扱い条件を出力インターフェイスに出力するステップと、
    を含むことを特徴とする化学物質の導入管理プログラム。
  12. 請求項11に記載の化学物質の導入管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. 化学物質を取扱う研究・開発部署、試作・生産技術部署、製造部署、回収・廃棄及びリサイクル部署、環境管理部署、安全衛生管理部署、設備管理部署などの少なくともいずれかの部署が共有して管理する必要のある化学物質の、危険性区分、有害性区分、該当法令区分などの複数の管理項目とその判断基準とを管理する手段と、
    化学物質の危険性情報、有害性情報、該当法令情報、取扱情報のすくなくともいずれかを管理するために必要な知識またはノウハウをデータベースとして蓄積する手段と、
    化学品及び化学物質を導入する際の人為的判断をサポートする自動判断処理手段とを備えることを特徴とする化学物質総合管理システム。
  14. 化学物質を導入するために申請された情報と申請情報に対する自動判断結果と人為的な判断結果とをデータベースとして蓄積する手段と、類似または同じ化学物質を導入する際に前記データベースを参照し、蓄積情報と同じ判断を行う手段とを備えることを特徴とする請求項13に記載の化学物質管理システム。
  15. 化学物質の危険性や有害性、自然環境への影響などのハザードが未知である化学物質を導入するとした場合、前記ハザードが不明であることのリスクを管理する手段を備えることを特徴とする請求項13に記載の化学物質管理システム。
  16. 有害性や危険性、自然環境への影響が新たに判明した、或いは変更が判明した場合、化学物質を導入する際に判断した結果の変更を行う手段と、
    前記化学物質の使用者を特定して、当該使用者に注意喚起情報を配信する手段と、を備えることを特徴とする請求項13に記載の化学物質管理システム。
  17. 化学品やその含有物質と含有率および、有害性や危険性といった情報以外に、作業場所や作業時の取扱量といった、作業条件や作業環境に関する情報を用いることで、化学物質のリスクを適正に判断する手段を備えることを特徴とする請求項13に記載の化学物質管理システム。
  18. 化学物質の導入時に申請する情報が、作業に関わる設備や機器の情報を含み、環境測定時に検出される化学物質の情報を前記設備や機器の情報に照合することで放出元を特定可能とする手段を備えることを特徴とする請求項13に記載の化学物質管理システム。
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