JP2004324579A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気浄化手段の排気浄化性能についての再生処理において、排気浄化手段を所定温度以上に昇温制御しているときに給油作業を行っても、高温の排気が作業者などに不快感を与えることがない技術を提供する。
【解決手段】内燃機関のフィルタについてのPM再生処理において、フィルタを噴霧燃焼器によって所定温度以上に昇温制御しているときに、車両の燃料給油口が開けられたことを給油口センサが検出した場合には、その昇温制御を中断する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の排気を浄化する排気浄化装置に関し、特に、その排気浄化性能を再生するために、排気浄化装置を所定温度以上まで昇温制御するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディーゼルエンジン等の排気浄化装置として、排気通路に配置されて排気中のパティキュレート(排気微粒子)を捕集するパティキュレート・フィルタ(以下、フィルタという)などが知られている。
【0003】
かかるフィルタにおいては、捕集されたパティキュレートが増加すると、フィルタの目詰まりによって排気圧力が上昇しエンジン性能が低下するので、フィルタの上流側の排気通路内にバーナ等の加熱手段を配設し、捕集したパティキュレートを酸化除去することでフィルタの排気浄化性能の再生を図るようにしている。
【0004】
しかしながら、フィルタについての再生処理を行う場合に、捕集されたパティキュレートをバーナ等によって酸化除去する再生方式では、排気温度が比較的高温となるため、フィルタの再生中に、給油作業を行うと、高温の排気ガスがテールパイプから排出され、給油作業者などが作業中に不快を感じるおそれがある。
【0005】
これを防止する技術として、フィルタの再生中に車両が停車した場合は、フィルタに冷却ガスを噴射し、排気ガス温度を低下させる技術が提案されている(特許文献1参照。)。
【0006】
なお、上記以外の従来技術として、特許文献2に示すものが例示できる。
【0007】
【特許文献1】
特開平09−49419号公報
【特許文献2】
特開昭60−43113号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的とするところは、排気浄化手段の排気浄化性能についての再生処理において、排気浄化手段を所定温度以上に昇温制御しているときに給油作業を行っても、高温の排気が作業者などに不快感を与えることがない技術を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明は、内燃機関の排気浄化手段についての再生処理において、排気浄化手段を所定温度以上に昇温制御しているときに、車両の燃料給油口が開けられた場合、その昇温制御を中断するものである。
【0010】
より詳しくは、本発明は、燃料給油口を備えた車両において、排気浄化手段と、排気浄化手段についての再生処理を行う排気浄化性能再生手段と、再生処理の実行時に排気浄化手段を昇温制御する昇温制御手段と、燃料給油口の開閉を検出する開閉状態検出手段と、再生処理中に前記燃料給油口が開けられたことが検出されると前記排気浄化手段の昇温制御を中断する昇温制御中断手段と、を備える。
【0011】
すなわち、排気浄化手段についての再生処理時に、昇温制御手段が排気浄化手段を所定温度以上に昇温制御する。また、排気浄化手段が昇温制御されている最中に燃料の給油口が開けられたときに、開閉状態検出手段がそのことを検出する。そして、その検出信号を契機として昇温制御中断手段が昇温制御手段による昇温制御を中断する。
【0012】
このことにより、排気浄化手段についての再生処理中に給油作業が行われた場合に、排気浄化手段の昇温制御が自動的に中断される。よって、給油作業中に車両のテールパイプから排出される排気ガスの温度が低下する。これにより、高温の排気ガスが車両のテールパイプから排出されることがなくなり、給油作業者に不快感を与えることがない。
【0013】
なお、本発明においては、排気浄化手段についての再生処理中に、作業者が燃料給油口を開いたことが検出されたとき、積極的に排気ガスの温度を低下させる冷却制御を行ってもよい。このようにすれば、車両のテールパイプから排出される排気ガスの温度をさらに迅速に低下させることができる。よって給油作業者に不快感を与えることを、より早急に防止することができる。
【0014】
また、本発明における排気浄化手段としては、排気通路に配置されて排気中のパティキュレートを捕集するフィルタの他、排気の酸素濃度が高いときにNOxを吸蔵し、排気の酸素濃度が低下し且つ還元剤が存在するときにNOxを放出する吸蔵還元型NOx触媒を例示することができる。
【0015】
また、本発明における排気浄化性能の再生処理としては、前記フィルタにおいて捕集されたPMを、フィルタの温度を上昇させることにより酸化させ、フィルタの目詰まりを解消するためのPM再生処理や、前記吸蔵還元型NOx触媒において、該吸蔵還元型NOx触媒に吸蔵されたSOxを還元除去するために、該吸蔵還元型NOx触媒の温度を上昇させ、かつ排気をリッチ空燃比に制御するS被毒再生処理を例示することができる。
【0016】
さらに、本発明においては、排気浄化手段の昇温制御を中断することと併せて、排気浄化性能の再生処理中に、運転者に、給油すべきでない旨の警告をするようにしてもよい。このようにすれば、排気浄化手段についての再生処理中に給油しないように、運転者を促すことができる。
【0017】
さらに、本発明においては、排気浄化手段の昇温制御を中断することと併せて、排気浄化手段についての再生処理が終了するまでの時間を運転者に報知するようにしてもよい。そのことで、上記と同様、排気浄化手段についての再生処理中には給油しないように、運転者を促すことができる。
【0018】
また、本発明においては、昇温制御を中断しているときに、作業者が燃料給油口を閉めたことが検出された場合、所定の条件に基づいて、排気浄化手段の昇温制御を再開するとよい。そして、上記の所定の条件としては、作業者が燃料給油口を閉めたことが検出されてから所定時間以上経過したこと、または、車両の車速が所定車速以上であることを例示することができる。
【0019】
ここで、作業者が燃料給油口を閉めたことが検出された場合、その時から所定時間以上経過したこと、または、車両の車速が所定車速以上であること、あるいはその両方によって、車両が給油所から出て走行を開始したことを推定することができる。
【0020】
従って、給油作業者が車両の周囲で作業をする可能性がなくなってから排気浄化手段の昇温制御を再開するので、高温の排気が、給油作業者に不快感を与えることを防止しながら、排気浄化手段についての再生処理を完了させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0022】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明を適用する内燃機関の概略構成を示す図である。図1において、内燃機関1は、4気筒の水冷式ディーゼルエンジンである。内燃機関1には、吸気枝管2が接続され、この吸気枝管2の各枝管が各気筒の燃焼室と図示しない吸気ポートを介して連通している。
【0023】
前記吸気枝管2は、吸気管3に接続されている。そして、吸気管3からは、吸気導入通路15が分岐しており、後述する噴霧燃焼器14に吸気が供給されるよう構成されている。また、内燃機関1には、燃料噴射弁10が取り付けられている。この燃料噴射弁10は、燃料分配管11、コモンレール12を介して燃料通路13に接続されており、この燃料通路13の末端には、燃料ポンプ23が連結されている。
【0024】
なお、上述の燃料ポンプ23は、燃料タンク22の内部に配設されており、燃料タンク22内の燃料を燃料通路13側へ圧送する。また、燃料タンク22には、車両外部から燃料を補給する燃料給油口24が連通されている。この燃料供給口24は、開閉自在になっており、給油作業時には、燃料給油口24を開いて燃料を補給したのち、燃料供給口24を閉める動作が行われる。
【0025】
さらに、燃料供給口24には、燃料供給口24の開閉状態を検出する開閉状態検出手段である給油口センサ25が備えられている。この給油口センサ25は、具体的には、燃料給油口24の図示しない蓋体の開閉を検出する機械式センサから構成されており、燃料給油口24の蓋体が閉められると、この蓋体が前記機械式センサを押すことにより、スイッチがONされる。
【0026】
逆に、燃料給油口24の蓋体が開けられると、前記機械式センサが開放され、スイッチがOFFされる。これらの動作によって燃料給油口24の開閉状態が検出される。なお、この給油口センサ25は、蓋体の開閉による圧力の相違によって、燃料給油口24の開閉状態を検出する圧力センサなど、他の原理に基づくものであってもよいことはもちろんである。
【0027】
一方、内燃機関1には、排気枝管6が接続され、この排気枝管6の各枝管が各気筒の燃焼室と図示しない排気ポートを介して連通している。この排気枝管6は、排気通路7に接続され、その排気通路7には、本実施の形態における昇温制御手段である噴霧燃焼器14が設けられている。
【0028】
この噴霧燃焼器14には、燃料導入通路20が接続されている。この燃料導入通路20は、図1に示すようにコモンレール12に燃料を輸送する燃料通路13から分岐したものである。これにより、燃料ポンプ23によって圧送され、燃料通路13を流れる燃料の一部を噴霧燃焼器14へ供給することが可能になっている。
【0029】
また、噴霧燃焼器14には、空気ポンプ14aが備えられている。この空気ポンプ14aは、吸気管3から吸気導入通路15内に空気を導き、その空気を噴霧燃焼器14に供給し、さらに噴霧燃焼器14を介して排気通路7側へ送出するためものである。
【0030】
さらに、噴霧燃焼器14には、図示しない点火装置が備えられている。燃料導入通路20から供給される燃料に、この図示しない点火装置により点火がされ、空気ポンプ14aから送出される空気と燃料との反応により燃焼を起こさせる。
【0031】
また、排気通路7における、噴霧燃焼器14の下流側には吸蔵還元型NOx触媒8が設けられている。この吸蔵還元型NOx触媒8は、内燃機関1からの排気に含まれる窒素酸化物(NOx)を除去するものである。すなわち、吸蔵還元型NOx触媒8に流入する排気の空燃比がリーン雰囲気にあるときは、排気中のNOxを吸蔵する。そして、流入排気の空燃比がリッチ雰囲気であり且つ還元剤が存在するときには、吸蔵していたNOxを放出しつつ窒素に還元せしめる。
【0032】
吸蔵還元型NOx触媒8は、アルミナを担体とし、その担体上に、カリウム(K)、ナトリウム(Na)等のアルカリ土類金属と、ランタン(La)もしくはイットリウム(Y)等の希土類とから選択された少なくとも1つと、白金(Pt)等の貴金属と、を担持して構成されている。
【0033】
ここで、内燃機関1の燃料には硫黄(S)成分が含まれている場合がある。このような場合、燃料が内燃機関1で燃焼されると硫黄酸化物(SOx)が生成される。この硫黄酸化物(SOx)は吸蔵還元型NOx触媒8に吸蔵されると吸蔵還元型NOx触媒8のNOx吸蔵能力を低下させる。
【0034】
従って、吸蔵還元型NO触媒8においては、適宜のタイミングで、吸蔵還元型NO触媒8に吸蔵された硫黄酸化物(SOx)を除去するために、吸蔵還元型NO触媒8の温度を500℃から700℃程度の高温に上昇させたうえで、流入する排気の空燃比をリッチ空燃比とする、いわゆるS被毒再生処理を行う必要がある。
【0035】
次に、吸蔵還元型NOx触媒8の下流側には、フィルタ16が配置されている。このフィルタ16は、排気中のパティキュレート(排気微粒子)を捕集することにより、パティキュレートの排出を低減する。
【0036】
かかるフィルタ16においては、捕集されたパティキュレートが増加すると、フィルタ16の目詰まりによって排気圧力が上昇しエンジン性能が低下する。従って、適宜のタイミングで、フィルタ16が捕集したパティキュレートを酸化除去するために、フィルタ16の温度を500℃から700℃程度の高温に上昇させる、いわゆるPM再生処理を実施する必要がある。
【0037】
なお、本実施の形態においては、前記吸蔵還元型NO触媒8と、フィルタ16を別々のケースに収納して並べて配置しているが、これらを同一のケースに収納してもよいことはもちろんであるし、触媒が担持されたフィルタ16を用いても構わない。
【0038】
また、本実施の形態における吸蔵還元型NOx触媒8とフィルタ16の間の排気通路7には、吸蔵還元型NOx触媒8から排出し、フィルタ16へ流入する排気の温度を検知するための排気温度センサ28が備えられている。そして、フィルタ16の下流には、マフラ26が配置されており、マフラ26はその下流側において、テールパイプ27に連通されている。
【0039】
また、内燃機関1には、内燃機関1の制御用の電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)21が併設されている。ECU21は、双方向性バスによって相互に接続された、CPU、ROM、RAM、入力インタフェース回路、出力インタフェース回路等から構成され、前記入力インタフェース回路には各種のセンサが電気配線を介して接続されている。本実施の形態における給油口センサ25や排気温度センサ28も同様にECU21の入力インターフェース回路に電気的に接続されている。
【0040】
ECU21は、各種センサの出力信号値に基づいて内燃機関1の運転状態を判別し、その判別結果に基づいて燃料噴射弁10、噴霧燃焼器14、あるいは空気ポンプ14aなどに対する制御信号値を算出する。このようにして算出された各種の制御信号値は、出力インタフェース回路から電気回線を介して燃料噴射弁10、噴霧燃焼器14、あるいは空気ポンプ14aなどに向かって出力される。
【0041】
また、ECU21に備えられたROMには各種プログラムが記憶されている。例えば、フィルタ16のいわゆるPM再生処理を行うPM再生ルーチン、吸蔵還元型NOx触媒8のS被毒再生処理を行うS被毒再生ルーチンのほか、本実施の形態において後述する昇温制御中断ルーチンや、昇温制御再開ルーチンなども記憶されている。
【0042】
また、ECU21に備えられたRAMには、各種のフラグの値が記憶されており、本実施の形態において後述するPM再生フラグや、昇温制御中断フラグの値もこのRAMに記憶されている。
【0043】
次に、本実施の形態において、いわゆるPM再生処理が実施されているときに、給油作業が行われた場合の制御について説明する。
【0044】
フィルタ16においては、前述のように、適宜のタイミングでいわゆるPM再生処理が行われる。その場合には、フィルタ16の温度は500℃から700℃程度の高温に制御される。そして本実施の形態においては、噴霧燃焼器14を燃焼させ、その燃焼熱を下流側のフィルタ16に供給することにより、フィルタ16の温度を高温に制御している。
【0045】
このPM再生処理の実施途中で、給油作業を行った場合、フィルタの温度は500℃以上まで上昇しているため、車外に排出される排気ガスの温度もそれに伴い高温となり、給油作業を行う作業者に不快感を与える可能性がある。そこで、本実施の形態においては、いわゆるPM再生処理中において、燃料給油口24が開けられたことを給油口センサ25が検出した場合には、噴霧燃焼器14の燃焼を停止することにより、フィルタ16の昇温制御を中断する。
【0046】
図2は、本実施の形態における昇温制御中断ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、ECU21内のROMに記憶されたもので、内燃機関1の運転中、所定時間毎に実行される。なお、いわゆるPM再生処理が実施されるときには、同じくECU21のROMに記憶されているPM再生ルーチンが実行される。そして、このPM再生ルーチンが実行されるときには、PM再生フラグが1にセットされ、さらに、PM再生処理が開始してからの時間tがカウントされるものとする。
【0047】
上記の、昇温制御中断ルーチンが実行されると、まずS201において、フィルタ16のPM再生処理中かどうかが判断される。ここでは、先述した、PM再生ルーチンが実行されたときに1にセットされるPM再生フラグの値をECU21内のRAMから読み出すことによって、このことが判断される。
【0048】
S201において、PM再生処理中でないと判断された場合には、そのまま本ルーチンを終了する。一方、S201において、PM再生処理中であると判断された場合には、S202に進む。
【0049】
S202においては、燃料給油口24が開けられているかどうかが確認される。具体的には、本実施の形態における開閉状態検出手段である給油口センサ25の出力が確認される。ここで、燃料給油口24が閉まっていると判断された場合には、そのまま本ルーチンを終了する。一方、燃料給油口24が開けられたと判断された場合には、S203に進む。
【0050】
S203においては、フィルタ16の昇温制御の中断処理を行う。具体的には、噴霧燃焼器14の燃焼を停止して、フィルタ16への燃焼熱の供給を停止する。また、このとき、PM再生処理を開始してからの時間tは、ECU21内のRAMに記憶する。また、前述のPM再生フラグの値は0にリセットする。さらにここで、昇温制御中断フラグの値を1にセットする。このS203の処理が実施されたのち、本ルーチンを終了する。
【0051】
上記したように、本実施の形態においては、フィルタ16のいわゆるPM再生処理中に、燃料給油口24が開けられた場合には、噴霧燃焼器14の燃焼を停止することにより、フィルタ16の昇温制御を中断しているので、給油作業時には、テールパイプ27から排出される排気の温度は下がり、給油作業をする作業者などに高温の排気が不快感を与えることがない。
【0052】
なお、本実施の形態においては、排気浄化手段はフィルタ16を含んで構成され、昇温制御手段は噴霧燃焼器14を含んで構成される。また、排気浄化性能再生手段は、上記したPM再生ルーチンを記憶したROM及びそれを備えたECU21を含んで構成される。また、昇温制御中断手段は、本実施の形態における昇温制御中断ルーチンを記憶したROM及びECU21を含んで構成される。
【0053】
本実施の形態においては、上述したように、フィルタ16のいわゆるPM再生処理中に燃料給油口24が開けられたことを給油口センサ25が検出することにより、噴霧燃焼器14によるフィルタ16の昇温制御を中断する。そして、さらに本実施の形態においては、その後において燃料給油口24が閉められたことを、給油口センサ25が検出した場合には、その検出がされてから所定時間以上が経過したことを条件に、噴霧燃焼器14によるフィルタ16の昇温制御を再開する。以下、その制御について説明する。
【0054】
図3は、本実施の形態における昇温制御再開ルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンは、ECU21内のROMに記憶されたもので、内燃機関1の運転中、所定時間毎に実行される。
【0055】
本ルーチンが実行されると、まず、S301において、フィルタ16のいわゆるPM再生処理の中断中かどうかが判断される。先述の、昇温制御中断ルーチンのS203においては、昇温制御が中断されたときに昇温制御中断フラグの値を1にセットしたが、ここでは、この昇温制御中断フラグの値を確認することによってPM再生処理の中断中かどうかが判断される。
【0056】
S301において、フィルタ16のPM再生処理の中断中ではないと判断された場合には、そのまま本ルーチンを終了する。一方、S301において、フィルタ16のPM再生処理の中断中であると判断された場合にはS302に進む。S302においては、燃料給油口24の給油口センサ25の出力を読み込むことにより、燃料給油口24が閉められたかどうかが判断される。
【0057】
ここで、燃料給油口24が開いていると判断された場合には、まだ給油作業中であると判断されるので、そのまま本ルーチンを終了する。一方、燃料給油口24が閉められたと判断された場合には、S303に進む。
【0058】
本ルーチンにおけるS303からS305の処理においては、燃料給油口24が閉められたと判断されてから所定時間経過されるまで、フィルタ16のPM再生処理の再開を待つための処理が実行される。まず、S303においては、タイマスタートされ、時間tの計測が開始される。
【0059】
そして、S304においては、時間tが所定時間tより大きいかどうかが判断される。ここで、時間tがt以下である場合には、S304の処理の前に戻り、再び、S304においてtがtより大きいがどうかが判断される。そして、S304において、tがtより大きいと判断されるまで、この処理が繰り返される。
【0060】
ここで、所定時間tは、一般的な給油所において、燃料給油口24が閉められてから、車両が給油所を出るまでに必要な時間として充分な時間であり例えば3分などの値が設定される。そして、S304において、tがtより大きいと判断された場合には、車両が給油所を出た可能性が高いと判断され、S305にて、タイマリセットしたのち、S306に進む。
【0061】
S306においては、フィルタ16の昇温制御が再開される。具体的には噴霧燃焼器14の燃焼を開始し、その燃焼熱のフィルタ16への供給を再開させる。
【0062】
このとき、前述の昇温制御中断ルーチンのS203においてECU21内のRAMに記憶した、PM再生処理を開始してからの時間tを読み出し、そこから、PM再生処理時間のカウントを再開する。すなわち、中断していた時点からPM再生処理を再開する。また、このときに、先述のPM再生フラグを再度1にセットし、昇温制御中断フラグの値を0にリセットしてから、本ルーチンを終了する。
【0063】
以上説明したように、本ルーチンによれば、フィルタ16の昇温制御が中断されている間に、燃料給油口24が閉められたことを給油口センサ25の出力によって検出したときに、その検出より所定時間tの経過後であることを条件に、フィルタ16の昇温制御を再開する。
【0064】
よって、車両が給油所を出たと判断できてから、フィルタ16の昇温制御を再開することとなり、給油所内で、高温の排気をテールパイプ27から排出することがない。従って、給油作業者などに不快感を与えることを防止しながら、フィルタ16のいわゆるPM再生処理を完了させることができる。
【0065】
なお、本実施の形態においては、上記のとおり、燃料給油口24が閉められたことの検出から所定時間tの経過後であることを条件にフィルタ16の昇温制御を再開したが、例えば、車両の車速が所定車速より大きいことを条件にしてもよい。これは、車両の車速が所定車速より大きい場合は、車両は、給油所を出て道路の走行を開始したと推定できるからである。
【0066】
さらに、燃料給油口24が閉められたことの検出から所定時間tの経過後であり且つ、車両の車速が所定車速より大きいことを条件にしてもよい。
【0067】
また、本実施の形態においては、排気浄化手段は、フィルタ16を含んで構成され、排気浄化性能再生手段は、PM再生ルーチンを記憶したROM及びそれを備えたECU21を含んで構成されたが、排気浄化手段は吸蔵還元型NOx触媒8を含んで構成されてもよい。
【0068】
また、排気浄化性能再生手段としては、吸蔵還元型NOx触媒8のS被毒再生処理を行うプログラムであるS被毒再生ルーチンを記憶したROMと、それを備えたECU21とを含んで構成されてもよい。すなわち、本発明は、フィルタ16のPM再生処理の他、吸蔵還元型NOx触媒8のS被毒再生処理に適用することも可能である。
【0069】
さらに、本実施の形態における昇温制御中断ルーチン及び、昇温制御再開ルーチンを適用することと併せて、PM再生処理の開始時に、PM再生ルーチンにおいて、運転者に、給油すべきでない旨の警告をするようにしてもよい。例えば、PM再生処理が開始されると、運転席近傍のアラームランプが点灯してもよい。あるいは、「排気ガスフィルタの浄化処理中です。給油しないでください。」などの表示をするようにしてもよい。このようにすれば、フィルタ16についてのPM再生処理中には、運転者に、給油しないよう促すことができる。
【0070】
同様に、PM再生ルーチンにおいて、フィルタ16についてのPM再生処理が終了するまでの時間を運転者に報知するようにしてもよい。例えば、PM再生処理が開始したときに、運転席近傍に、PM再生処理が終了するまでの時間を表示する。そのことで、上記と同様、フィルタ16についてのPM再生処理中には、運転者に、給油しないよう促すことができる。
【0071】
加えて、本実施の形態においては、上記した昇温制御中断ルーチン及び、昇温制御再開ルーチンを両方実行するようにしたが、昇温制御中断ルーチンのみを実行するようにしてもよい。すなわち、フィルタ16のPM再生処理実行中に、燃料給油口24が開けられた場合には、PM再生処理を中止し、次回の通常のPM再生ルーチンの実行タイミングまで、PM再生処理を再開しないようにしてもよい。
【0072】
(第2の実施の形態)
次に、本発明に係る第2の実施の形態について説明する。ここでは、前述の第1の実施の形態と異なる構成について説明する。その他の構成および作用については第1の実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0073】
本実施の形態においては、吸蔵還元型NOx触媒8についてのいわゆるS被毒再生処理中に、燃料の給油作業がされた場合に、吸蔵還元型NOx触媒8の昇温制御を中断し、さらに積極的に吸蔵還元型NOx触媒8を冷却する例について説明する。
【0074】
図4に本実施の形態における昇温制御中断及び冷却ルーチンを示す。本ルーチンは、ECU21内のROMに記憶されたもので、内燃機関1の運転中、所定時間毎に実行される。なお、いわゆるS被毒再生処理が実施されるときには、同じくECU21のROMに記憶されているS被毒再生ルーチンが実行される。そして、このS被毒再生ルーチンが実行されるときには、S被毒再生フラグを1にセットし、S被毒再生処理が開始されてからの時間tがカウントされているものとする。
【0075】
本ルーチンが実行されると、まずS401において、前述のS被毒再生フラグの値を確認することによって、吸蔵還元型NOx触媒8のいわゆるS被毒再生処理中かどうかが判断される。
【0076】
S401において、S被毒再生処理中でないと判断された場合には、そのまま本ルーチンを終了する。一方、S401において、S被毒再生処理中であると判断された場合には、S402に進む。
【0077】
S402においては、本実施の形態における開閉状態検出手段である、給油口センサ25の出力が確認される。ここで、燃料給油口24が閉められていると判断された場合には、そのまま本ルーチンを終了する。一方、燃料給油口24が開けられたと判断された場合には、S403に進む。
【0078】
S403においては、吸蔵還元型NOx触媒8の昇温制御を中断して、さらに、吸蔵還元型NOx触媒8の冷却を開始する。具体的には、噴霧燃焼器14の燃焼を停止することにより、排気への燃焼熱の供給を中断し、さらに、噴霧燃焼器14の空気ポンプ14aだけを作動させる。
【0079】
この空気ポンプ14aは、本来、噴霧燃焼器14の燃焼のための空気を供給するものであるが、噴霧燃焼器14の燃焼を停止し、空気ポンプ14aのみを作動させることによって、吸気管3内の低温の空気のみを排気通路7を介して、吸蔵還元型NOx触媒8に供給することができ、そのことにより、吸蔵還元型NOx触媒8の温度を急激に下降させることができる。
【0080】
また、S403においては、吸蔵還元型NOx触媒8の昇温制御を中断すると同時に、S被毒再生処理を開始してからの時間tを、ECU21内のRAMに記憶する。また、ECU21のRAMに記憶されているS被毒再生フラグの値は0にリセットする。さらに、昇温制御中断フラグの値を1にセットする。S403の処理が完了すると、S404に進む。
【0081】
S404においては、まず、昇温制御中断フラグの値を確認する。ここで、この値を確認するのは、S403において、昇温制御中断フラグの値を1にセットしているが、その後、後述する昇温制御再開ルーチンが実行され、吸蔵還元型NOx触媒8の昇温制御が再開されたかどうかを確認するためである。
【0082】
もし、S404において、昇温制御中断フラグが0にリセットされていれば、後述する昇温制御再開ルーチンにおいて、吸蔵還元型NOx触媒8の昇温制御が再開されたと判断できるので、そのまま本ルーチンを終了する。
【0083】
次に、S405に進み、吸蔵還元型NOx触媒8の温度が所定温度Tより低くなったかどうかが判断される。具体的には、吸蔵還元型NOx触媒8の下流側に配置された排気温度センサ28から出力される排気温度信号を検出し、その排気の温度とTとを比較することに判断される。ここでTは、通常運転時の排気温度と同等と判断するための閾値としての排気温度であり、500℃以下の値を設定するとよい。
【0084】
S405において、吸蔵還元型NOx触媒8の温度が、T以上と判断された場合には、S404の処理の直前に戻り、S404の処理のあと、再びS405において吸蔵還元型NOx触媒8の温度がTより低いかどうかが判断され、吸蔵還元型NOx触媒8の温度がTより低いと判断されるまでこの処理が繰り返される。なお、この繰り返し処理の間、S404において、毎回、昇温制御中断フラグの値は確認されており、昇温制御中断フラグが0にリセットされている場合は、本ルーチンを終了する。
【0085】
そして、S405において、吸蔵還元型NOx触媒8の温度がTより低いと判断された場合には、S406に進む。S406においては、吸蔵還元型NOx触媒8の冷却を終了する。具体的には、空気ポンプ14aの作動を停止する。この処理が完了したのち、本ルーチンを終了する。
【0086】
以上、説明したように、本ルーチンにおいては、昇温制御中断及び冷却ルーチンのS403以降の処理において、吸蔵還元型NOx触媒8の昇温制御を中断するばかりでなく、積極的に吸蔵還元型NOx触媒8を冷却する処理を行っているため、S被毒再生処理中に給油作業が行われた場合に、吸蔵還元型NOx触媒8から排出される排気の温度は急激に低くなる。
【0087】
これにより、給油作業時に、車両のテールパイプから排出される排気の温度も早急に低くなるので、作業者に不快感を与えることを早急に防止することができる。
【0088】
図5は、本実施の形態における昇温制御再開ルーチンを示すフローチャートである。本実施の形態においては、燃料給油口24が閉められたことを給油口センサ25が検知した場合、その検出がされてから所定時間が経過し且つ、車両の車速が所定車速以上になることを条件に、吸蔵還元型NOx触媒8の昇温制御を再開する例について説明する。本ルーチンは、ECU21内のROMに記憶されたルーチンであり、内燃機関1の運転中、所定時間毎に実行される。
【0089】
本ルーチンが実行されると、まず、S501において、吸蔵還元型NOx触媒8のいわゆるS被毒再生処理の中断中かどうかが判断される。これは、先述の、昇温制御中断及び冷却ルーチンのS403において、昇温制御が中断されたときに1にセットされる昇温制御中断フラグの値を確認することによって判断される。
【0090】
S501において、吸蔵還元型NOx触媒8のいわゆるS被毒再生処理の中断中ではないと判断された場合には、そのまま本ルーチンを終了する。一方、S501において、吸蔵還元型NOx触媒8のS被毒再生処理の中断中であると判断された場合には、S502に進む。S502においては、燃料給油口24の給油口センサ25の出力を読み込むことにより、燃料給油口24が閉められたかどうかが判断される。
【0091】
ここで、燃料給油口24が開けられていると判断された場合には、まだ給油作業中であると判断されるので、そのまま本ルーチンを終了する。一方、燃料給油口24が閉められたと判断された場合には、S503以降の処理に進む。
【0092】
本ルーチンにおけるS503からS505の処理においては、燃料給油口24が閉められたと判断されてから所定時間が経過するまで、吸蔵還元型NOx触媒8のS被毒再生処理の再開を待つための処理が実行される。これらの処理は、図3に示した第1の実施の形態における昇温制御再開ルーチンのS303からS305までの処理と同じであるので、ここでは、詳細な説明は省略する。S503からS505までの処理のあと、S506に進む。
【0093】
S506においては、車両の車速が所定車速Sより大きいかどうかが判断される。ここで、所定車速Sは、車両が道路の走行を開始したと判断するに充分な車速が設定されており、例えば、20km/hなどの車速が設定されている。
【0094】
ここで、車速がS以下であると判断された場合には、車両は、まだ給油所から出て、道路の走行を開始していない可能性があると判断されるので、S506の処理の前に戻り、再度S506において車速が所定車速Sより大きいかどうかが判断され、ここで車速が所定車速Sより大きいと判断されるまでこの処理が繰り返される。
【0095】
S506において、車速が所定車速Sより大きいと判断されると、そのことにより、車両が給油所を出て、道路を走行し始めたと推定できので、S507に進む。S507においては、吸蔵還元型NOx触媒8のいわゆるS被毒再生処理が再開される。具体的には噴霧燃焼器14の燃焼を開始し、その燃焼熱の吸蔵還元型NOx触媒8への供給を再開させる。
【0096】
前述の昇温制御中断ルーチンのS403においては、S被毒再生処理を開始してからの時間tを、ECU21内のRAMに記憶したが、S507においては、そのtの値をRAMから読み出し、そこから、S被毒再生処理時間のカウントを再開する。すなわち、中断していた時点からS被毒再生処理を再開する。また、このときに、先述のS被毒再生フラグを1にセットし、昇温制御中断フラグの値を0にリセットしてから、本ルーチンを終了する。
【0097】
以上説明したように、本ルーチンによれば、吸蔵還元型NOx触媒8の昇温制御が中断されている間に、燃料給油口24が閉められたことを燃料給油口センサ25の出力によって検出したときに、その検出から所定時間tの経過後であり且つ、車両の車速が所定車速Sより大きいことを条件に、吸蔵還元型NO触媒8の昇温制御を再開する。
【0098】
よって、車両が給油所を出て、道路の走行を開始したと推定できてから、吸蔵還元型NOx触媒8の昇温制御を再開することとなり、給油所内で、高温の排気をテールパイプ27から排出することがなくなる。従って、給油作業者などに不快感を与えることを、より確実に防止しながら、吸蔵還元型NOx触媒8のいわゆるS被毒再生処理を完了させることができる。
【0099】
なお、本実施の形態においては、上記のとおり、燃料給油口24が閉められたことの検出から所定時間tの経過後であり且つ、車両の車速が所定車速Sより大きいことを条件に吸蔵還元型NOx触媒8の昇温制御を再開したが、t及びSの値を最適化することで、燃料給油口24が閉められたことの検出から所定時間tの経過後であること、または、車両の車速が所定車速Sより大きいこと、のどちらか一方を条件に、吸蔵還元型NOx触媒8の昇温制御を再開してもよい。
【0100】
また、本実施の形態においては、排気浄化手段は、吸蔵還元型NOx触媒8を含んで構成され、排気浄化性能再生手段は、S被毒再生処理ルーチンを記憶したROM及びそれを備えたECU21を含んで構成されたが、排気浄化手段はフィルタ16を含んで構成されてもよい。
【0101】
また、排気浄化性能再生手段としては、フィルタ16のPM再生ルーチンを記憶したROMと、それを備えたECU21とを含んで構成されてもよい。すなわち、本発明は、吸蔵還元型NOx触媒8のS被毒再生処理の他、フィルタ16のPM再生処理に適用することも可能である。
【0102】
さらに、本実施の形態における昇温制御中断及び冷却ルーチン及び、昇温制御再開ルーチンを適用することと併せて、S被毒再生ルーチンが開始されたときに、運転者に、給油すべきでない旨の警告をするようにしてもよい。また、同様に、S被毒再生ルーチンが開始されたときに、吸蔵還元型NOx触媒8のS被毒再生処理が終了するまでの時間を運転者に報知するようにしてもよい。これらにより、吸蔵還元型NOx触媒8のS被毒再生処理中には、運転者に、給油しないよう促すことができる。
【0103】
加えて、本実施の形態においては、上記した昇温制御中断及び冷却ルーチンと、昇温制御再開ルーチンとを両方実行するようにしたが、昇温制御中断及び冷却ルーチンのみを実行するようにしてもよい。すなわち、吸蔵還元型NOx触媒8のS被毒再生処理実施中に、燃料給油口24が開けられた場合には、S被毒再生処理を中止し、次回の通常のS被毒再生ルーチンの実行タイミングまで、S被毒再生処理を再開しないようにしてもよい。
【0104】
【発明の効果】
上述のように本発明にあっては、排気浄化手段の排気浄化性能についての再生処理において、排気浄化手段を所定温度以上に昇温制御しているときに給油作業を行っても、高温の排気が作業者などに不快感を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を適用する内燃機関の概略構成を示す図である。
【図2】図2は、本発明における第1の実施の形態に係る昇温制御中断ルーチンを示すフローチャートである。
【図3】図3は、本発明における第1の実施の形態に係る昇温制御再開ルーチンを示すフローチャートである。
【図4】図4は、本発明における第2の実施の形態に係る昇温制御中断及び冷却ルーチンを示すフローチャートである。
【図5】図5は、本発明における第2の実施の形態に係る昇温制御再開ルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…内燃機関
7…排気通路
8…吸蔵還元型NOx触媒
14…噴霧燃焼器
14a…空気ポンプ
16…フィルタ
21…ECU
22…燃料タンク
23…燃料ポンプ
24…燃料給油口
25…給油口センサ
26…マフラ
27…テールパイプ
28…排気温度センサ

Claims (3)

  1. 燃料タンクへ内燃機関の燃料を供給する開閉自在の燃料給油口を備えた車両において、
    内燃機関の排気通路に配置され、前記内燃機関の排気を浄化する排気浄化手段と、
    前記排気浄化手段の排気浄化性能の再生処理を行う排気浄化性能再生手段と、
    前記排気浄化性能再生手段による排気浄化性能の再生処理時に、前記排気浄化手段を所定温度以上に昇温制御する昇温制御手段と、
    前記燃料給油口の開閉状態を検出する開閉状態検出手段と、
    前記昇温制御手段により前記排気浄化手段を所定温度以上に昇温制御しているときに、前記燃料給油口が開けられたことを前記開閉状態検出手段が検出した場合には、前記昇温制御手段による前記排気浄化手段の昇温制御を中断する昇温制御中断手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記昇温制御中断手段による前記排気浄化手段の昇温制御の中断後、前記燃料給油口が閉められたことを前記開閉状態検出手段が検出した場合、所定の条件に基づいて、前記昇温制御手段による前記排気浄化手段の昇温制御を再開する昇温制御再開手段を、
    さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記所定の条件は、前記燃料給油口が閉められたことを検出したときから所定時間経過後であること、及び、前記車両の車速が所定車速以上であること、の少なくとも一方であることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010019187A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Hitachi Constr Mach Co Ltd 車両の後処理装置
JP2011021549A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Ihi Corp ディーゼルエンジン
JP2011157824A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Hino Motors Ltd 排気浄化装置

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