JP2004324353A - Connection metal fitting for temporary installation - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、工事現場において足場や支保工を構築するに際し、支柱に予め設けられた受け金具に手摺りや筋交い等の仮設要素を固定するための結合金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、足場や支保工(以下、これらを総称して「足場等」という。)を構築するにあたっては、その周面に予め差込口を有する受け金具を溶接等により一体化した支柱が使用される。これに対して、手摺りや筋交い等の仮設要素の端部には楔部材が一体的に設けられ、該楔部材を支柱の前記受け金具に差し込むことによって仮設要素を支柱に結合する技術が存在する。この従来技術によれば、楔部材を受け金具に差し込むだけで、支柱に対する仮設要素の結合が完了するため、それまで使用されていたダブルクランプが不要となり、人員や作業時間に関して効率よく足場等を構築することができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術にあっては、手摺り等の先行取付が不可能で、作業の安全性が担保されていなかった。即ち、従来技術の場合、楔部材は仮設要素の端部に溶接等により固設されていたため、当該仮設要素を支柱に結合するためには目的の階で当該作業をしなければならない。これに対して、仮設要素を目的階よりも一つ下の階より支柱に結合する、いわゆる先行取付が可能となれば、当該結合作業は常に先に取付けた手摺り等によって安全性が確保されることになる。
【0004】
そこで本発明者は、上述した手摺り等の先行取付を可能とするため、図7に示したような結合金具を創作するに至った。即ち、当該結合金具は、手摺りや筋交い等の仮設要素50に取付可能なコ字状チャンネル51の上面側端部を下向きに折曲して仮固定用爪52を形成すると共に、その上下面に貫通孔53を形成してなる金具本体54と、前記貫通孔53に挿入可能な楔部材55との組合せからなる。この結合金具を支柱60の受け金具61に結合するには、下階より仮設要素50を手で支持して結合金具を目的階の受け金具61まで持ち上げた後、該結合金具を支柱60に向かって水平に移動させて仮固定用爪52を受け金具61の差込口62上方に位置させ、さらに結合金具を下に引き下ろして仮固定用爪52を受け金具61に差し込む。この作業によって仮説要素50は目的階より一つ下の階から先行的に仮固定できるから、これを上階へと繰り返し行うとき、常に作業階の安全性は先行的に仮固定された仮設要素によって確保されることになる。そして、楔部材55をハンマー等を用いて受け金具61に打ち込めば結合金具の本固定が完了する。
【0005】
しかしながら、上記案出した結合金具にも次のような課題が存在する。それは、仮設要素50は先行取付時に仮固定用爪52による仮固定状態にあるが、金具本体54の開口部56のクリアランスAは受け金具61の全高Bよりも若干長く設定されるため、仮に結合金具に下向きの力が加われば仮固定用爪52が受け金具61より抜け出し、仮固定状態が解除され、仮設要素が落下するおそれもある。
【0006】
そこでは、本発明は、多少の衝撃によっては受け金具に差し込んだ仮固定用爪が不用意に落下しない仮設用結合金具を提供することを目的としてなされた。
【0007】
他方、上記従来技術では仮固定用爪52の差込みと楔部材55の打ち込みは別作業により行うことを前提としている。しかし、仮固定用爪52の差込み時に楔部材55をも同時に受け金具に挿入することができれば、より確実に結合金具の脱落を防止できて好ましい。このようないわゆるオートロック式の結合金具を開示するものして、特開2001−164744号公報に開示の技術がある。同公報に開示の結合金具は、手摺り等の水平材の両端部に設けられるホルダー部材と、このホルダー部材内で支柱の受け金具とホルダー部材を締結する楔部材との組合せからなり、ホルダー部材を受け金具に嵌挿すると、楔部材の杆状部の内側縁が受け金具に当接することにより、楔部材の係止段部がホルダー部材の下部横桟から外れ、楔部材は自重で落下して楔部が受け金具の結合孔に落ち込み、ホルダー部材の前壁を支柱に圧接した状態で楔部が受け金具とホルダー部材を固定するというものである。
【0008】
しかしながら、この結合金具では、次のような課題がある。即ち、第一に適用可能な受け金具がプレート状のものに制限されており、例えばポケット状の受け金具には適用することができない。第二に、この結合金具ではホルダー部材を水平に移動させて受け金具に嵌挿するため、手摺り等の先行取付が困難である。第三に、楔部材は、楔部と杆状部を二股状に形成し、さらに杆状部には係止段部を形成した複雑な構造であるため、成型あるいは製品コストがかさむという課題も否定できない。そこで本発明は、ここに説明した課題をも解決することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために本発明では、足場等を構築する際、手摺りや筋交い等の仮設要素を支柱に設けた差込口を有する受け金具に連結するための結合金具であって、前記仮設要素の端部に取付可能で、且つ、前記差込口に掛止可能な下向きの挿入爪を設けた上部側に貫通孔を形成してなる金具本体と、該金具本体の挿入爪が差込口に掛止された状態で前記貫通孔を介して差込口に直立状態で差込み可能な楔とからなり、前記貫通孔は楔をその先端が抜脱不能な状態で水平保持するように金具本体の上部側に形成してなると共に、楔の先方には金具本体を引き下げることによって貫通孔の内側エッジと当接して楔を水平状態から起立状態に回転可能な角度調整部を設けるという手段を用いた。この手段によれば、楔は金具本体の貫通孔を介して受け金具に起立状態で突き刺さり、その楔効果によって仮設要素を受け金具に固定する。また、楔の角度調整部は、固定前に水平状態(寝かせた状態)にあっては上部側貫通孔内部にやや突出しており、挿入爪を受け金具に嵌め込む操作、即ち金具本体の引き下げ作業によって受け金具の内側エッジと当接して該角度調整部に上向きの力が作用する。すると、角度調整部に作用するその上向きの力は楔先端を支点とする回転力に変換して楔を水平状態から起立状態へと移行させる。
【0010】
このような作用を行う角度調整部を構成するには、勾配縁の先方を湾曲状に膨成したり(請求項2)、勾配縁の先方を屈曲する(請求項3)ことによって達成することができる。
【0011】
また、請求項4では、勾配縁とは他方縁に、上記作用によって楔が起立状態にあるとき、上部側貫通孔の内側エッジが係合可能な切欠部を設けるという手段を用いた。この手段によれば、楔の起立状態が安定する。そして、金具本体の体勢を変更したり、振動を加えることによって前記係合を解除すれば、楔は即座に自重によって落下する。
【0012】
請求項5では、楔の先方寄りに重心が位置するように調整した。その具体的手段としては、楔の一部に抜きを形成したり(請求項6)、抜止部によって調整する(請求項7)ことを挙げることができる。このように先方寄りに重心が位置する楔は、上述した起立状態までの回転動作や落下動作がスムーズとなる。
【0013】
さらに請求項8では、金具本体を、上下面のクリアランスが前記受け金具の全高よりも大きいコ字状チャンネルの上面側端部にその開口部のクリアランスが前記受け金具の全高よりも小さくなるように下向きに折曲した前記受け金具への挿入爪を設けて構成するという手段を用いた。この場合、金具本体の開口部(挿入爪の先端からチャンネルか下面まで)が受け金具の全高より小さいため、金具本体を前傾させなければ挿入爪を受け金具に挿入することができない。その反面、一度、挿入爪を受け金具に挿入したなら、衝撃等によって金具本体に上向きの力が加わったとしても挿入爪は受け金具から抜け出さないという作用を発揮する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の最良の実施の形態を添付した図面に従って説明する。図1の各図は、第一の実施形態に係り結合金具の正面(a)、側面(b)、背面(c)、平面(d)を示したものであり、図中、符号1はコ字状チャンネルの上下折曲部の端部をさらに下向きに折曲して挿入爪1aおよび受け顎1bを形成してなる金具本体、2は金具本体1の上部および下面に形成された貫通孔1c・1dに嵌挿可能な楔、3は金具本体1の背板1eに一体に設けられた仮設要素の取付部材である。
【0015】
各部材についてより詳しく説明すると、先ず金具本体1は、上下面のクリアランスを受け金具6の全高Hよりも大きく設定する一方、その開口部10、即ち挿入爪1aの先端と下面間のクリアランスCは、図2に示したように、受け金具6の全高Hよりも小さく設定している。また、この金具本体1には、上述したように上部と下面それぞれに連通する貫通孔1c・1dが形成されているが、より具体的には、正面図(図1a)に示したように、上部側貫通孔1cが下面側貫通孔1dよりも狭くなっている。これと共に、楔2の下端部には抜け止め用のリベット2aが設けられており、下面側貫通孔1dは該リベット2aの通過を許容する幅に設定する一方、上部側貫通孔1cをリベット2aの幅よりも狭く設定することにより、金具本体1と別体とした楔2が上部側貫通孔1cから脱落しないように構成している。また、上部側貫通孔1cは、背面図(図1c)に示したように、背板1eの上部まで切欠して形成されており、本結合金具の固定作業前において、楔2を寝かせた状態に保持できるようにしている。さらに、この上部側貫通孔1cを挿入爪1aの上部まで欠切することによって、後述するように、楔2の起立状態を安定化させるようにしている。
【0016】
一方、楔の具体的な構造は、図3に示したように、前後縁のうち一方を勾配縁2bとして、その先方に湾曲部2cを膨成すると共に、先端を円弧部2dとして、両者2c・2dが連続するように成型している。湾曲部2cは、その段部2f(勾配縁2bの直線部との境界部)から先端円弧部2dまでの間隔が、金具本体1における挿入爪1aから背板1eまでの内寸とほぼ一致する大きさに形成されている。従って、楔2を金具本体1に寝かせた状態にセットしたとき、湾曲部2cが上部側貫通孔1cの内部で下向きに突出しつつ、段部2fと先端円弧部2dの二点支持によって当該状態を維持する。また、この実施形態では、他方の垂直縁2eの先方に切欠部2gを形成している。この切欠部2gは、後述するように、上部側貫通孔1cの挿入爪1a側エッジと係合することによって、楔2を起立させた状態に安定させるものである。
【0017】
次に、上記構成の結合金具による仮設要素の固定作業を図4に従って説明する。なお、同図中、4は金具本体1の取付部材3に回動可能に連結した仮設要素、5は該仮設要素4に一体的に設けられた連結部材であって、取付部材3に連結した仮設要素4を筋交いなどの斜材とすれば、前記連結部材5には手摺りなどの別の仮設要素を連結することができ、この場合、全体として松葉状の筋交い兼用の手摺り枠を構成することができる。このような基本的構成は、本出願人の出願に係る特開2003−41760号公報にて公知となっているので、該公知技術を適宜採用することとし、ここでは詳細を省略する。
【0018】
そして、当該手摺り枠の先行取付を例に説明すると、その作業に先だって、先ず楔2は、上述した要領に従って金具本体1の上面側に寝かさせた状態にセットしておき、仮設要素4を手で持ち上げて挿入爪1aを受け金具6の上方まで位置させる(同図a)。次に、金具本体1の挿入爪1a側コーナー部1hが支柱7と接するように、仮設要素4を回動させて金具本体1を前傾させると共に、仮設要素4を若干引き下げる(同図b)。こうすることによって、受け金具6の全高Hよりも幅狭な開口部10を有する金具本体1の挿入爪1aを受け金具6に挿入することができる。また、楔2は仮設要素4を回動した弾みで、その先端円弧部2dを支点としてこれと同方向に若干回動する(同図c)。そして、仮設要素4を垂直となるように回動させ、さらに仮設要素4を引き下げることによって、挿入爪1aを受け金具6に挿入したまま前傾した金具本体1を元の状態に戻すことができる。また、このとき楔2は、受け金具6の内側エッジ6aに湾曲部2cが乗った状態となる(同図d)。このように湾曲部2cが受け金具6の内側エッジ6aに乗った状態では、楔2は尻上がり(先下がり)にやや傾斜した状態となる。そして、この状態から仮設要素4を操作して挿入爪1aを支柱7から若干引き離し、且つ、仮設要素4を引き下げることによって、受け金具6の内側エッジ6aが湾曲部2cを突き上げ、楔2は先端円弧部2dと挿入爪1aの接点を支点として回転し、ほぼ起立した状態となる(同図e)。このように、湾曲部2cは受け金具6の内側エッジ6aと干渉して、楔2を水平状態から起立状態へと移行する角度調整部として機能するのである。
【0019】
さらに仮設要素4を引き下げることによって、楔2を完全に垂直状態として、楔2を自重によって挿入爪1aと受け金具6の間に落下させることは不可能ではなく、ここで固定作業が完了する場合もある。また、ここで固定作業が完了したとすれば、仮に結合金具に上向きの力が加わったとしても、挿入爪1aは受け金具6から抜け出さない。金具本体1の開口部10のクリアランスCは受け金具6の全高Hよりも小さいからである。
【0020】
しかし、図4eの状態では、楔2は湾曲部2cと先端円弧部2dの何れも楔先方の二点支持によって起立状態を維持しており、その途中で楔2が元の水平状態に倒れやすいという不安定さは否めない。そこで、この実施形態では、楔2によるオートロックに確実性を期すため、続いて次の作業を行う。即ち、上記図4eの状態から、金具本体1の受け顎1bと支柱7との接点を支点として、仮設要素4を図示半時計回りに回動させる(図4f)。すると、楔2はその垂直縁2eの先方に挿入爪1aからの押力が作用することによって、後部が支柱7にもたれ掛かるように回転する。こうすることによって、挿入爪1aの内側エッジが楔2の垂直縁2eに設けた切欠部2gと係合し、結果、楔2の起立状態は、前記係合および、後部と支柱7との接触により安定する。そして、この状態から挿入爪1aが支柱7と接するように金具本体1を支柱7側に押しやれば、前記係合が解除されて、楔2は鉛直方向に自重落下し(図4g)、その先端が下面側貫通孔1dから突出するまで挿入爪1aと受け金具6の隙間に突き刺さり、当該固定作業が完了する(図4h)。
【0021】
ここで、上記実施形態の別の特徴を説明すると、楔2には重心が先端寄りとなるように、2カ所に抜き2iを設けている。これによって、楔2の起立状態への移行および落下をスムーズに行うことができる。
【0022】
なお、図4に示した作業手順は、各固定をいわばコマ送りの状態で説明したものであって、その操作は何ら困難を伴うことなく連続して行われ、また所要時間も僅か数秒であることが、本発明者による非公開の実験によって確認されている。また、楔2の垂直縁2eに形成した切欠部2gは、受け金具6の奥行きが比較的大きい場合に特に有効であって、奥行きが小さい場合は省略することも可能である。受け金具6の奥行きが小さい場合は楔2が容易に起立するからである。
【0023】
次に図5に従って本発明の第二の実施形態を説明する。上記第一の実施形態からの構造上の変更点は、楔の先端形状のみであるので、ここでは変更点のみを説明する。即ち、この第二実施形態に係る楔20は、その先端を勾配縁21側に若干屈曲してなることを特徴とする。その屈曲箇所や屈曲率は、厳格に設定するものではないが、少なくとも楔20を金具本体1に寝かせた状態にしたとき、その内側の角部22が金具本体1における上部側貫通孔1cの背面側エッジと合致し、且つ、屈曲部23が金具本体1の上部側貫通孔1cよりも下側に突出するように位置すればよい。これら角部22や屈曲部23は、上記第一実施形態の楔2において寝かせた状態を安定化させる段部2fと、受け金具6の内側エッジ6aと当接して楔を起立させる湾曲部2cと同じ機能を持つからである。
【0024】
この第二実施形態に係る楔20を採用した結合金具による作業手順は、図6に示したように、先ず金具本体1を寝かさせた状態にセットしておき(同図a)、次に第一実施形態で説明したと同じ要領で挿入爪1aを受け金具6に挿入し(同図b)、この状態で仮設要素4を引き下げ操作すれば(同図c)、受け金具6の内側エッジ6aが屈曲部23を突き上げることによって、その先端円弧部24を支点として楔20が回転して起立し(同図d)、受け金具6と挿入爪1aの隙間に楔20が落下する(同図e)。
【0025】
このように上述した二つの実施形態とも、仮設要素の先行取付が可能であるばかりでなく、受け金具6に挿入した挿入爪1aが不用意に抜け出すことがない上、仮設要素を操作するだけで楔によるオートロックが完了する。また、適用する受け金具も、ここで例示したポケット状のものだけでなく、従来技術で説明したプレート状のものであってもよい。ただし、この場合は、金具本体1の開口部10のクリアランスCを受け金具の全高Hよりも小さくすることはできないので、この要件を充足する必要はない。さらに金具本体、楔とも比較的簡単な構成であるので、その成型コストは従来技術のものに比して低い。なお、ここでは楔の自重落下によるオートロックを説明したが、さらに固定強度を高めるためには、事後的に楔をハンマー等で打ち込む利用方法を排除するものではない。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、楔の先方に金具本体の上部側貫通孔から突出する受け金具との角度調整部を設けたので、挿入爪の受け金具への挿入直後からその操作に追随して前記角度調整部に上向きの力が働き、楔を水平状態から起立状態へと素早く移行させることができる。また、角度調整部の構成は膨成湾曲部を形成したり、楔の先方を屈曲するといった比較的簡単な構成であるから、その製品コストの上昇を抑制することができる。さらに、楔先方に重心を位置させたため、起立状態への移行や落下がスムーズになり、オートロック作業が簡単なものとなった。さらに、本発明の結合金具は受け金具に内側エッジがあるものであれば、プレート状やポケット状に関係なく適用することができるため、汎用性の高い仮設部材と位置付けることができる。さらにまた、本発明の結合金具を手摺りや筋交い、あるいは両者兼用の手摺り枠の連結用とすれば、その先行取付を用に行うことができるなど、足場等構築の安全に対する寄与度も非常に多きものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る結合金具の全体図
【図2】同結合金具と受け金具の関係を示した説明図
【図3】同結合金具における楔の詳細な説明図
【図4】同結合金具による手業手順を示した工程図
【図5】本発明の第二実施形態に係る結合金具の全体図
【図6】同結合金具による作業手順を示した工程図
【図7】本発明者が案出した従来結合金具の概略図
【符号の説明】
1 金具本体
1a 挿入爪
1b 受け顎
1c 上部側貫通孔
1d 下面側貫通孔
1e 背板
2、20 楔
2a 抜止部(リベット)
2b 勾配縁
2c 膨成した湾曲部
2d 先端円弧部
2e 垂直縁
2f 段部
2g 切欠部
3 取付部材
4 仮設要素
5 連結部材
6 受け金具
6a 内側エッジ
7 支柱[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, when constructing a scaffold or a shoring (hereinafter, these are collectively referred to as “scaffolds or the like”), a support column having a receiving metal fitting having an insertion port on its peripheral surface integrated by welding or the like is used. You. On the other hand, there is a technique in which a wedge member is integrally provided at an end of a temporary element such as a handrail or a brace, and the temporary element is connected to the column by inserting the wedge member into the receiving bracket of the column. . According to this conventional technique, since the connection of the temporary element to the column is completed only by inserting the wedge member into the receiving bracket, the double clamp used up to that point becomes unnecessary, and the scaffolding and the like can be efficiently provided with respect to personnel and working time. Could be built.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-mentioned prior art, prior mounting of a handrail or the like is impossible, and work safety has not been ensured. That is, in the case of the prior art, since the wedge member is fixed to the end of the temporary element by welding or the like, the work must be performed on the target floor in order to connect the temporary element to the column. On the other hand, if the temporary element can be connected to the column from the floor one level below the destination floor, so-called pre-installation is possible, the safety of the connection work is always ensured by the handrail etc. installed earlier. Will be.
[0004]
The inventor of the present invention has come up with a fitting as shown in FIG. That is, the joining fitting forms a
[0005]
However, the following problems are also present in the coupling hardware devised above. This is because the
[0006]
SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a temporary connecting fitting in which a temporary fixing claw inserted into a receiving fitting is not inadvertently dropped by a slight impact.
[0007]
On the other hand, in the above-mentioned prior art, it is assumed that the insertion of the
[0008]
However, this joint has the following problems. That is, first, the applicable metal fitting is limited to a plate-shaped metal fitting, and cannot be applied to, for example, a pocket-shaped metal fitting. Second, in this connection fitting, since the holder member is moved horizontally and inserted into the receiving fitting, it is difficult to attach the handrail or the like in advance. Third, since the wedge member has a complicated structure in which the wedge portion and the rod-shaped portion are formed in a forked shape, and furthermore, the rod-shaped portion is formed with a locking step, so that there is also a problem that the molding or product cost increases. I can't deny it. Therefore, an object of the present invention is to solve the problems described here.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, in order to achieve the above-described object, when constructing a scaffold or the like, a connecting metal fitting for connecting a temporary element such as a handrail or a brace to a receiving metal fitting having an insertion port provided in a support, A fitting main body having a through hole formed on an upper side provided with a downward insertion claw that can be attached to the end of the temporary element and that can be hooked on the insertion port, is different from the insertion claw of the metal fitting body. A wedge that can be inserted upright into the insertion port through the through hole in a state of being hooked on the insertion port, and the through hole holds the wedge horizontally so that the tip thereof cannot be removed. Means are formed on the upper side of the metal fitting body, and provided at the tip of the wedge with an angle adjuster that can rotate the wedge from a horizontal state to a standing state by contacting the inner edge of the through hole by pulling down the metal fitting body. Was used. According to this means, the wedge penetrates the receiving fitting in an upright state through the through hole of the fitting main body, and the temporary element is fixed to the receiving fitting by the wedge effect. In addition, the wedge angle adjusting portion slightly protrudes into the upper side through hole in the horizontal state (in a laid state) before being fixed, and the insertion claw is fitted into the metal fitting, that is, the metal fitting main body lowering operation. As a result, an upward force acts on the angle adjusting portion by contacting the inner edge of the receiving fitting. Then, the upward force acting on the angle adjusting unit is converted into a rotational force with the tip of the wedge as a fulcrum, and the wedge is shifted from the horizontal state to the upright state.
[0010]
In order to configure the angle adjusting portion that performs such an action, it is achieved by expanding the front of the slope edge in a curved shape (claim 2) or bending the front of the slope edge (claim 3). Can be.
[0011]
According to the fourth aspect of the present invention, a notch is provided at the other edge of the slope edge so that the inner edge of the upper side through-hole can be engaged when the wedge is in an upright state by the above operation. According to this means, the standing state of the wedge is stabilized. Then, if the engagement is released by changing the posture of the bracket main body or applying vibration, the wedge immediately falls under its own weight.
[0012]
In
[0013]
Further, in the eighth aspect, the metal fitting body is formed such that the clearance of the opening is smaller than the total height of the receiving metal fitting at the upper side end of the U-shaped channel whose clearance in the upper and lower surfaces is larger than the total height of the receiving metal fitting. Means was used in which an insertion claw for the receiving fitting bent downward was provided. In this case, since the opening of the metal fitting body (from the tip of the insertion claw to the channel or the lower surface) is smaller than the overall height of the receiving metal fitting, the insertion claw cannot be inserted into the receiving metal fitting unless the metal fitting body is tilted forward. On the other hand, once the insertion claw is inserted into the receiving fitting, the insertion claw does not come out of the receiving fitting even if an upward force is applied to the fitting main body due to an impact or the like.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the best mode of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. Each figure in FIG. 1 shows the front (a), side (b), back (c), and plane (d) of the fitting according to the first embodiment. A metal fitting body formed by bending the end of the vertically bent portion of the character-shaped channel further downward to form an insertion claw 1a and a receiving jaw 1b, and a through
[0015]
Each member will be described in more detail. First, the metal fitting
[0016]
On the other hand, as shown in FIG. 3, the specific structure of the wedge is such that one of the front and rear edges is a sloped edge 2b, and a curved portion 2c is swelled in front of the sloped edge 2b. -Molded so that 2d is continuous. In the curved portion 2c, the distance from the step portion 2f (boundary portion of the sloped edge 2b to the linear portion) to the distal end arc portion 2d substantially matches the inner size of the metal
[0017]
Next, the operation of fixing the temporary element by the above-described connecting fitting will be described with reference to FIG. In the figure,
[0018]
To explain the pre-attachment of the handrail frame as an example, prior to the work, first, the
[0019]
Further, by lowering the
[0020]
However, in the state of FIG. 4E, the
[0021]
Here, another feature of the above embodiment will be described. The
[0022]
In the work procedure shown in FIG. 4, each fixation is described in the state of frame advance, and the operation is performed continuously without any difficulty, and the time required is only a few seconds. This has been confirmed by a private experiment by the present inventors. The notch 2g formed in the vertical edge 2e of the
[0023]
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. The only structural change from the first embodiment is the shape of the tip of the wedge, so only the change will be described here. That is, the
[0024]
As shown in FIG. 6, the work procedure using the connecting fitting employing the
[0025]
As described above, in both of the above-described embodiments, not only the provisional attachment of the temporary element is possible, but also the insertion claw 1a inserted into the receiving
[0026]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since the angle adjustment portion with the receiving fitting protruding from the upper side through hole of the fitting main body is provided in front of the wedge, the operation is performed immediately after the insertion claw is inserted into the receiving fitting. An upward force acts on the angle adjusting section following the above, and the wedge can be quickly shifted from the horizontal state to the upright state. Further, since the configuration of the angle adjusting section is a relatively simple configuration such as forming a swelling curved section or bending the tip of a wedge, it is possible to suppress an increase in product cost. Furthermore, since the center of gravity is located at the tip of the wedge, the transition to the upright state and the fall are smooth, and the auto-lock work is simplified. Furthermore, since the connection fitting of the present invention can be applied irrespective of a plate shape or a pocket shape as long as the reception fitting has an inner edge, it can be positioned as a versatile temporary member. Furthermore, if the connecting bracket of the present invention is used for connecting handrails or bracing, or a dual-purpose handrail frame, it can be used for pre-installation, and the contribution to the safety of construction of scaffolds and the like is very large. There are many things.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall view of a fitting according to a first embodiment of the present invention. FIG. 2 is an explanatory view showing the relationship between the fitting and a receiving fitting. FIG. 3 is a detailed explanatory view of a wedge in the fitting. FIG. 4 is a process chart showing a manual procedure using the same fitting. FIG. 5 is an overall view of a fitting according to a second embodiment of the present invention. FIG. 6 is a process diagram showing a working procedure using the same fitting. 7: Schematic diagram of conventional fittings devised by the inventor [Description of reference numerals]
2b Inclined edge 2c Swelled curved portion 2d Tip arc 2e Vertical edge 2f
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