JP2004323500A - 動物用毛球排出促進剤及び毛球排出促進飼料。 - Google Patents
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Abstract
本発明は、犬や猫、兎、フェレット等の毛づくろいを習性として行う動物が、その作業で飲み込んだ体毛をタンパク質分解酵素の働きにより溶解するとともに、溶解残の体毛を繊維質の働きにより短時間で体外に便として排出させることを目的としたものに関する。
【課題】パイナップル、リンゴ、リグニン、セルロース、ヘミセルロースのうち、1種類以上を含有する動物用毛球排出促進剤とする。
また、動物用毛球排出促進剤を1%〜20%含有した動物用飼料を作製し、毛球症の予防と、症状の緩和を目的とする。
【解決手段】そこで本発明は、パイナップルから抽出したタンパク質分解酵素を3%〜5%と、リンゴの微粉末であるアップルファイバーを20%〜25%を混合し、それに繊維質を加え、動物用毛球排出促進剤及び毛球排出促進飼料とする。
【課題】パイナップル、リンゴ、リグニン、セルロース、ヘミセルロースのうち、1種類以上を含有する動物用毛球排出促進剤とする。
また、動物用毛球排出促進剤を1%〜20%含有した動物用飼料を作製し、毛球症の予防と、症状の緩和を目的とする。
【解決手段】そこで本発明は、パイナップルから抽出したタンパク質分解酵素を3%〜5%と、リンゴの微粉末であるアップルファイバーを20%〜25%を混合し、それに繊維質を加え、動物用毛球排出促進剤及び毛球排出促進飼料とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、犬や猫、兎、フェレット等の毛づくろいを習性として行う動物が、その作業で飲み込んだ体毛を、パイナップル酵素がもつタンパク質分解成分の働きにより溶解するとともに、溶解残の体毛をリグニン、セルロース、ヘミセルロース等の繊維質とリンゴから精製したアップルファイバーの働きにより短時間の内に、体外に便として排出させることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】
動物の多くは、自分の体を定期的に舐めて毛づくろいを行う習性があり、その結果として体毛を体内に取り込んでしまう。体内に入った体毛は食道や胃及び腸などの消化器管で消化されず集まり毛の固まりである毛球となる。毛球は毛づくろいを行う習性を持つ動物にとって、もっとも重大でかつ深刻な問題であり、下痢、便秘、胃炎、嘔吐等の様々な消化器管の障害を招くだけでなく、症状が悪化すると動物が死に至ることもある。
【0002】
毛球症の治療は、初期段階では、化学物質で構成された薬剤等の投与による嘔吐と、強制的な胃洗浄等に依存するか下剤の投与に依存するケースが多い、
また、症状が進んだ動物の場合は、胃切開などの開腹手術が必要となる場合さえある。
【0003】
これらの、薬剤投与による方法又は胃洗浄、胃切開等の方法のいずれも動物の母体、特に内臓及び消化器管に障害を与え、後遺症となり真の問題解決とは言えない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、犬や猫、兎、フェレット等の毛づくろいを習性として行う動物が、その作業で飲み込んだ体毛をタンパク質分解酵素の働きにより溶解するとともに、溶解残の体毛を繊維質の働きにより短時間で体外に便として排出させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち、請求項1記載の発明によれば、パイナップル、リンゴ、リグニン、セルロース、ヘミセルロースのうち、1種類以上を含有する動物用毛球排出促進剤とする。このように構成すれば、パイナップルから抽出したタンパク質分解酵素とリグニン、セルロース、ヘミセルロース等の繊維質とリンゴから精製したアップルファイバーの働きにより、犬や猫、兎、フェレット等の毛づくろいを習性として行う動物が、その作業で飲み込んだ体毛を分解・排出し、毛球症の予防と治療につながることとなる。
なお、パイナップルは、抽出した酵素を使用、リグニン、セルロース、ヘミセルロース等の繊維質は牧草から抽出したものを使用、リンゴはアップルファイバーを使用する。
動物用毛球排出促進剤の原型としては、液剤、粉剤、ゲル剤等が挙げられる。液剤として、水に溶かして投与することもできるし、粉剤やゲル剤として、飼料に混合して投与することもできる。
【0006】
本発明にうち、請求項2記載の発明によれば、動物用毛球排出促進剤を含有する動物用飼料とする。このように構成すれば、通常の食事とともに動物用毛球排出促進剤が体内に入り、犬や猫、兎、フェレット等の毛づくろいを習性として行う動物が、その作業で飲み込んだ体毛を日常の食事とともに分解・排出し、常に健康な状態に維持することができる。動物用飼料としては、乾燥させた粒状の固形物、半練り状のものが挙げられる。
【0007】
【発明の実施の形態】
パイナップルから特別に抽出したタンパク質分解酵素を3%〜5%とリンゴの微粉末であるアップルファイバーを20%〜25%を混合し、それに不溶性繊維質であるリグニン、セルロース、ヘミセルロースを加え製作する。
【0008】
【発明の効果】
本発明の動物用毛球排出促進剤を投与すると、パイナップル酵素が持つタンパク質分解成分が毛球を溶解し、溶解残の毛球はリグニン、セルロース、ヘミセルロース等の繊維質とリンゴから精製したアップルファイバーの働きにより便とともに排出する。犬や猫、兎、フェレット等の毛づくろいを習性として行う動物が、その作業で飲み込んだ体毛が、長時間にわたり消化器管に留まることに起因する様々な障害を緩和することとなる。
また、製造工程においても化学薬品処理は一切行わないため地球環境を考慮した理想の動物毛球排出促進剤及び毛球排出促進飼料と言っても過言ではない。
【発明の属する技術分野】
本発明は、犬や猫、兎、フェレット等の毛づくろいを習性として行う動物が、その作業で飲み込んだ体毛を、パイナップル酵素がもつタンパク質分解成分の働きにより溶解するとともに、溶解残の体毛をリグニン、セルロース、ヘミセルロース等の繊維質とリンゴから精製したアップルファイバーの働きにより短時間の内に、体外に便として排出させることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】
動物の多くは、自分の体を定期的に舐めて毛づくろいを行う習性があり、その結果として体毛を体内に取り込んでしまう。体内に入った体毛は食道や胃及び腸などの消化器管で消化されず集まり毛の固まりである毛球となる。毛球は毛づくろいを行う習性を持つ動物にとって、もっとも重大でかつ深刻な問題であり、下痢、便秘、胃炎、嘔吐等の様々な消化器管の障害を招くだけでなく、症状が悪化すると動物が死に至ることもある。
【0002】
毛球症の治療は、初期段階では、化学物質で構成された薬剤等の投与による嘔吐と、強制的な胃洗浄等に依存するか下剤の投与に依存するケースが多い、
また、症状が進んだ動物の場合は、胃切開などの開腹手術が必要となる場合さえある。
【0003】
これらの、薬剤投与による方法又は胃洗浄、胃切開等の方法のいずれも動物の母体、特に内臓及び消化器管に障害を与え、後遺症となり真の問題解決とは言えない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、犬や猫、兎、フェレット等の毛づくろいを習性として行う動物が、その作業で飲み込んだ体毛をタンパク質分解酵素の働きにより溶解するとともに、溶解残の体毛を繊維質の働きにより短時間で体外に便として排出させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち、請求項1記載の発明によれば、パイナップル、リンゴ、リグニン、セルロース、ヘミセルロースのうち、1種類以上を含有する動物用毛球排出促進剤とする。このように構成すれば、パイナップルから抽出したタンパク質分解酵素とリグニン、セルロース、ヘミセルロース等の繊維質とリンゴから精製したアップルファイバーの働きにより、犬や猫、兎、フェレット等の毛づくろいを習性として行う動物が、その作業で飲み込んだ体毛を分解・排出し、毛球症の予防と治療につながることとなる。
なお、パイナップルは、抽出した酵素を使用、リグニン、セルロース、ヘミセルロース等の繊維質は牧草から抽出したものを使用、リンゴはアップルファイバーを使用する。
動物用毛球排出促進剤の原型としては、液剤、粉剤、ゲル剤等が挙げられる。液剤として、水に溶かして投与することもできるし、粉剤やゲル剤として、飼料に混合して投与することもできる。
【0006】
本発明にうち、請求項2記載の発明によれば、動物用毛球排出促進剤を含有する動物用飼料とする。このように構成すれば、通常の食事とともに動物用毛球排出促進剤が体内に入り、犬や猫、兎、フェレット等の毛づくろいを習性として行う動物が、その作業で飲み込んだ体毛を日常の食事とともに分解・排出し、常に健康な状態に維持することができる。動物用飼料としては、乾燥させた粒状の固形物、半練り状のものが挙げられる。
【0007】
【発明の実施の形態】
パイナップルから特別に抽出したタンパク質分解酵素を3%〜5%とリンゴの微粉末であるアップルファイバーを20%〜25%を混合し、それに不溶性繊維質であるリグニン、セルロース、ヘミセルロースを加え製作する。
【0008】
【発明の効果】
本発明の動物用毛球排出促進剤を投与すると、パイナップル酵素が持つタンパク質分解成分が毛球を溶解し、溶解残の毛球はリグニン、セルロース、ヘミセルロース等の繊維質とリンゴから精製したアップルファイバーの働きにより便とともに排出する。犬や猫、兎、フェレット等の毛づくろいを習性として行う動物が、その作業で飲み込んだ体毛が、長時間にわたり消化器管に留まることに起因する様々な障害を緩和することとなる。
また、製造工程においても化学薬品処理は一切行わないため地球環境を考慮した理想の動物毛球排出促進剤及び毛球排出促進飼料と言っても過言ではない。
Claims (2)
- パイナップル、リンゴ、リグニン、セルロース、ヘミセルロースのうち1種類以上を含有することを特徴とする動物用毛球排出促進剤。
- 前記動物用毛球排出促進剤を含有することを特徴とする動物用毛球排出促進飼料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003158678A JP2004323500A (ja) | 2003-04-28 | 2003-04-28 | 動物用毛球排出促進剤及び毛球排出促進飼料。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003158678A JP2004323500A (ja) | 2003-04-28 | 2003-04-28 | 動物用毛球排出促進剤及び毛球排出促進飼料。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004323500A true JP2004323500A (ja) | 2004-11-18 |
Family
ID=33508455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003158678A Pending JP2004323500A (ja) | 2003-04-28 | 2003-04-28 | 動物用毛球排出促進剤及び毛球排出促進飼料。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004323500A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100843777B1 (ko) | 2006-12-11 | 2008-07-03 | 이성우 | 사과를 함유하는 돼지사료 및 이의 제조방법 |
WO2012029285A1 (en) | 2010-08-31 | 2012-03-08 | Uni-Charm Corporation | Pet food |
JP5943368B1 (ja) * | 2015-09-30 | 2016-07-05 | ユニ・チャーム株式会社 | ペットフード |
-
2003
- 2003-04-28 JP JP2003158678A patent/JP2004323500A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100843777B1 (ko) | 2006-12-11 | 2008-07-03 | 이성우 | 사과를 함유하는 돼지사료 및 이의 제조방법 |
WO2012029285A1 (en) | 2010-08-31 | 2012-03-08 | Uni-Charm Corporation | Pet food |
JP2012070724A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-04-12 | Unicharm Corp | ペットフード |
EP2611309A1 (en) * | 2010-08-31 | 2013-07-10 | Unicharm Corporation | Pet food |
EP2611309A4 (en) * | 2010-08-31 | 2014-01-22 | Unicharm Corp | HOUSE ANIMAL FEED |
JP5943368B1 (ja) * | 2015-09-30 | 2016-07-05 | ユニ・チャーム株式会社 | ペットフード |
WO2017056275A1 (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | ユニ・チャーム株式会社 | ペットフード |
CN108135219A (zh) * | 2015-09-30 | 2018-06-08 | 尤妮佳股份有限公司 | 宠物食品 |
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