JP2004322953A - 車両用断熱ボディ及びこれに用いる断熱パネル - Google Patents
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Abstract
【課題】冷蔵・冷凍車両や保冷車両等に装備される車両用断熱ボディ及びこれに用いる断熱パネルに関し、高断熱性に加え、低コスト及び環境保護に優れた車両用断熱ボディ及びこれに用いる断熱パネルを提供する。
【解決手段】車両用断熱ボディ(2)は、冷蔵・冷凍車両や保冷車両(1)などに装備される車両用断熱ボディ(2)であって、断熱ボディ(2)は複数の断熱パネル(3)で囲まれて成り、各断熱パネル(3)は、外装材(4)と、内装材(5)と、これら外装材(4)と内装材(5)とに挟まされた断熱材(6)と、を有し、上記外装材(4)のうち、少なくとも太陽光が直接照射される外装材(4)の外表面に水性セラミックコート層(7)を形成する。
【選択図】 図3
【解決手段】車両用断熱ボディ(2)は、冷蔵・冷凍車両や保冷車両(1)などに装備される車両用断熱ボディ(2)であって、断熱ボディ(2)は複数の断熱パネル(3)で囲まれて成り、各断熱パネル(3)は、外装材(4)と、内装材(5)と、これら外装材(4)と内装材(5)とに挟まされた断熱材(6)と、を有し、上記外装材(4)のうち、少なくとも太陽光が直接照射される外装材(4)の外表面に水性セラミックコート層(7)を形成する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵・冷凍車両や保冷車両等に装備される車両用断熱ボディ及びこれに用いる断熱パネルに関し、断熱性に優れた車両用断熱ボディ及びこれに用いる断熱パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、冷蔵・冷凍車両や保冷車両等に装備される車両用断熱ボディは、主に断熱材(コア材)としてのスラブ断熱材(ウレタン発泡材、スチレン発泡材など)をアルミニウム材、繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinforced Plastic)材などの外装材とFRP又は合板などの内装材とで挟持し、すなわち、サンドウィッチにした断熱パネルにより、箱体に構成するのが一般であった。
【0003】
【特許文献1】
また、近年、断熱効率の向上を高めるため、特開2002−295970号公報に記載されたものがある。この公報には、車両用断熱ボディの断熱パネルのコア材として、スラブ断熱材に代え、或いはこれと複合的に真空断熱板を用いることが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなスラブ断熱材や真空断熱板をコア材とした断熱板で車両用断熱ボディを構成した場合、スラブ断熱材のみを用いたものに比較して、断熱効率の向上を図ることができる。
【0005】
しかし、車両用断熱ボディにあっては、さらなる高断熱性、軽量化、薄肉化などが求められているのが現状である。
【0006】
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、更なる断熱性に優れた車両用断熱ボディ及びこれに用いる断熱パネルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明車両用断熱ボディ(2)は、冷蔵・冷凍車両や保冷車両(1)などに装備される車両用断熱ボディ(2)であって、断熱ボディ(2)は複数の断熱パネル(3)で囲まれて成り、各断熱パネル(3)は、外装材(4)と、内装材(5)と、これら外装材(4)と内装材(5)とに挟まされた断熱材(6)と、を有し、上記外装材(4)のうち、少なくとも太陽光が直接照射される外装材(4)の外表面に水性セラミックコート層(7)を形成した、ことを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、外装材(4)の外表面に水性セラミックコート層(7)を形成したので、外気が高温、特に、直射日光が照射された状況においても、外装材(4)の表面温度の上昇を抑制することができ、よって、車両用断熱ボディ(2)の内部(庫内)温度の上昇を抑制することができる。
【0009】
内装材(5)の表面に水性セラミックコート層(8)を形成すると、水性セラミックコート層が多孔質であるので脱臭性を有し、シックハウス症の原因となる揮発性化学物質の分解、アンモニア、タバコ、ペット臭などの分解するため、このような荷物を積んだ後であっても、庫内に臭いが付かないという効果がある。また、親水性ゆえに、吸湿、放湿性により庫内を調湿することができ、結露を防止することができる。
【0010】
また、断熱材(6)を真空断熱板にすることで、外装材から内装材への熱伝導率を小さくすることができ、これにより、さらに車両用断熱ボディ(2)の庫内温度の上昇を押さえることができる。
【0011】
また、別の本発明断熱パネルは、冷蔵・冷凍車両や保冷車両(1)などに装備される車両用断熱ボディ(2)に用いられる断熱パネル(3)であって、断熱パネル(3)は、外装材(4)と、内装材(5)と、これら外装材(4)と内装材(5)とに挟まされた断熱材(6)と、を有し、上記外装材(4)のうち、少なくとも太陽光が直接照射される外装材(4)の外表面に水性セラミックコート層(7)を形成した、ことを特徴とする。
【0012】
この別の発明によれば、外装材(4)の外表面に水性セラミックコート層(7)を形成したので、外気が高温、特に、直射日光が照射された状況においても、外装材(4)の表面温度の上昇を抑制することができ、よって、車両用断熱ボディ(2)の庫内温度の上昇を押さえることができる。
【0013】
内装材(5)の表面に水性セラミックコート層(8)を形成すると、水性セラミックコート層が多孔質であるので脱臭性を有し、シックハウス症の原因となる揮発性化学物質の分解、アンモニア、タバコ、ペット臭などの分解するため、このような荷物を積んだ後であっても、庫内に臭いが付かないという効果がある。また、親水性ゆえに、吸湿、放湿性により庫内を調湿することができ、結露を防止することができる。
【0014】
また、断熱材(6)を真空断熱板にすることで、外装材(4)から内装材(5)への熱伝導率を小さくすることができ、これにより、さらに車両用断熱ボディ(2)の庫内温度の上昇を抑制することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。図1は保冷車両を示す斜視図である。
【0016】
図1に示すように、保冷車両1の荷台には断熱ボディ2が装備されている。断熱ボディ2は前後側壁パネル、左右側壁パネル、天井壁パネル、床壁パネルで箱体(六面体)に組まれて構成されており、これら各壁パネルはほぼ同様な構造をしているので、これら壁パネルを断熱パネル3と称して、以下、断熱パネル3について説明する。
【0017】
図2は図1のII−II線に沿う拡大断面図であり、断熱パネル3の拡大断面図である。
【0018】
断熱パネル3は、板状の外装材4と板状の内装材5との間に断熱材6が挟まれて、すなわち、サンドウィッチ構造に形成されている。
【0019】
外装材4は、たとえば、アルミニウム板で形成され、その外表面に水性セラミックコート層7が形成されている。なお、この実施の形態にあっては外装材4を平板状のものを適用したが、いわゆる波板状のものであっても良い。また、外装材4にはアルミニウム板に限らず、FRP板、或いは鋼板であっても良い。
【0020】
水性セラミックコート層7を形成する水性セラミックコート材としては、たとえば、特許第3313605号に記載されたものがあり、この実施の形態にかかる水性セラミックコート層7はこの特許第3313605号に記載されたものを用いている。
【0021】
水性セラミックコート層7は、一般に、通気性ポーラス(多孔質)膜を特徴とし、親水性を有するため、水性セラミックコート層7は、水分を保有する。そのため、断熱パネル3に太陽光が直射照射すると、その水分が気化し、気化熱として水性セラミックコート層7の熱が放熱されるため、外装材4の表面温度の上昇が抑制される。
【0022】
内装材5は、この実施の形態では、アルミニウム板であるが、これに限らず、FRP板、合板或いは鋼板であっても良い。
【0023】
内装材5の表面(内表面)、すなわち、当該断熱ボディ2の庫内側の面には水性セラミックコート層8が形成されている。内装材5の表面に形成された水性セラミックコート層8は上記外装材4の外表面に形成した水性セラミックコート層7と同質のものであってもよいし、他の水性セラミックコート材であってもよい。
【0024】
断熱材6は、ヤシの実の天然繊維で作成したマット(以下、「ビオシスマット」と称する。)を断熱コア材9として、該断熱コア材9を金属箔、プラスチックフィルムなどの被覆材10でラミネートして形成されており、このように形成された断熱材6の被覆材10内を減圧して真空状態にしたものである。
【0025】
このように形成された断熱材6を上記外装材4と内装材5とで挟持して断熱パネル3が構成される。なお、断熱パネル3は複数の断熱材6を平面方向に隙間がないようにして敷き詰められ、外装材4と内装材5とにより挟持されている。
【0026】
なお、図2において、断熱材6と外装材4及び内装材5とのそれぞれの間に空隙があるが、これは、作図上の問題であり、実際には空隙がなく、断熱材6と外装材4及び内装材5とは接触した状態になっている。また、断熱材6の断熱コア材9の各ヤシの実繊維間にかなり多くの空隙があるかのように表現しているが、実際には、断熱材6内が真空状態であり、各ヤシの実繊維はもっと密に絡み合っている。
【0027】
しかして、このように構成された断熱パネル3で、保冷車両1の断熱ボディ2を形成すると、断熱ボディ2の表面温度における温度上昇を通常の塗装を施したものに比較して抑制することができるとともに、断熱ボディ2の庫内温度の上昇も従来のものに比較して抑制することができる。
【0028】
図3は、太陽光が外装材4に直接照射する状況下において、外装材4の表面に水性セラミックコート層7を形成した部位と、白色有機塗装11を施した部位と、外装材4が剥き出しの部位とにおける表面温度を比較した概略説明図である。
【0029】
図3からわかるように、外気温度が32℃で太陽光が外装材4の表面に直接照射する状況下において、外装材4が剥き出しの部位においてはその表面温度が61℃、白色有機塗装11が施された部位においてはその表面温度が54℃、水性セラミックコート層7が形成された部位においてはその表面温度が43℃になっている。
【0030】
このように、水性セラミックコート層7が形成された部位においては、白色有機塗装11が施された部位と比較して11℃の表面温度の低下が確認され、外装材4が剥き出しの部位との比較では18℃の表面温度の低下が確認された。
【0031】
また、図4は、太陽光が直接照射する状況下で、外装材4、内装材5及び断熱材が同じ断熱パネルで構成された車両用断熱ボディで、外装材4の表面塗装を、本発明にかかる水性セラミックコート層7を形成したものと、通常の塗装(有色有機塗装)を施したものとを、表面温度及び庫内温度について比較したグラフ図である。なお、ここでの有色有機塗装は上記図3における白色有機塗装と異なり有色であるため、表面温度は白色有機塗装11に比べて表面温度がやや低下している。
【0032】
図4において、縦軸は表面温度、横軸は時間を示す。また、図中、実線で示すグラフ線は水性セラミックコート層7を形成したものの表面温度、2点鎖線で示すグラフ線は有色有機塗装を施したものの表面温度、1点鎖線で示すグラフ線は水性セラミックコート層7を形成したものの庫内温度、破線で示すグラフ線は有色有機塗装を施したものの庫内温度をそれぞれ示す。
【0033】
図4から分かるように、60分くらいまでは水性セラミックコート層7を形成したものの方がやや表面温度は高いがその後は有色有機塗装を施したものの方が表面温度は高くなっている。特に80分経過後150分までは表面温度が約4℃相違し、150分経過後は約8℃相違している。
【0034】
また、庫内温度は50分後くらいまでは両者はほぼ同じであるが、その後、有色有機塗装を施したものの方が水性セラミックコート層7を形成したものに比較して徐々に高くなり、200分経過後は有色有機塗装を施したものの方が約2〜3℃高くなっていることが分かる。
【0035】
これは、水性セラミックコート層7が太陽光を反射するとともに、上述したように水性セラミックコート層7に保水された水分が気化する時に気化熱を放出するためと考えられる(図3参照)。
【0036】
このように、同じ外装材、同じ内装材、同じ断熱材の場合でも外装材4の外表面に水性セラミックコート層7を形成すれば、庫内温度の上昇を抑制することができる。
【0037】
このことは、例えば、断熱パネル3の断熱効率を同等のものにしようとすれば、本発明にかかる断熱パネル3にあっては断熱材の厚みを薄くすることができることであり、断熱ボディ2の軽量化を図ることができるとともに、断熱ボディ2の外寸法を同じにすれば、庫内の内部空間(容積)を拡大することができる。
【0038】
また、外装材4の外表面に水性セラミックコート層7を形成すると、該水性セラミックコート層7が親水性を有するため、塵埃などの汚れが水性セラミックコート層7に接触しても、該塵埃が水性セラミックコート層7内に侵入しにくく、また、これら塵埃は水分といっしょになって流されるため、水性セラミックコート層7に塵埃などの汚れが付着することなく、いわゆる防汚効果を有する。
【0039】
さらに、水性セラミックコート層7は耐候性を有し、紫外線に強く、環境への影響が少なく、また、防錆効果が高いため、外装材4の劣化を防止することができる。
【0040】
内装材5の表面に水性セラミックコート層8を形成すると、水性セラミックコート層8が多孔質であるので脱臭性を有し、シックハウス症の原因となる揮発性化学物質の分解、アンモニア、タバコ、ペット臭などの分解するため、このような荷物を積んだ後であっても、庫内に臭いが付かないという効果がある。また、親水性ゆえに、吸湿、放湿性により庫内を調湿することができ、結露を防止することができる。
【0041】
また、断熱材6を、いわゆる真空断熱板としたので、外装材4から内装材5への温度伝達を抑制することができ、さらなる、庫内温度の上昇の抑制を期待することができる。
【0042】
なお、上記実施の形態にあっては、断熱材6として真空断熱板を用いたが、本発明車両用断熱ボディ及び断熱パネルはこれに限らず、発泡ウレタンフォームや発泡スチレンフォーム等のいわゆるスラブ材(既に発泡させて、板状に加工したもの)を用いても良い。
【0043】
また、上記実施の形態にあっては、断熱ボディ2のすべての外装材4の外表面に水性セラミックコート層7を形成したものについて説明したが、本発明車両用断熱ボディ及び断熱パネルにあっては、これに限らず、少なくとも太陽光が直接照射される外表面、例えば、天井パネル、左右壁パネル、後面壁パネルの外表面に形成すれば、上述した効果を奏する。また、前面壁パネルにあっては、太陽光が直接照射する部分に水性セラミックコート層を形成すれば足りる。床パネルには、太陽光が直接照射されることはないので、形成しなくても良い。
【0044】
さらに、上記実施の形態にあっては、断熱ボディ2として、いわゆる箱形(六面体)のものについて説明したが、本発明車両用断熱ボディ及び断熱パネルにあっては、これに限らず、いわゆるウイング構造の貨物室を備えた冷蔵トラックなどにも適用することができる。
【0045】
【発明の効果】
上述したように、本発明の車両用断熱ボディは、冷蔵・冷凍車両や保冷車両などに装備される車両用断熱ボディであって、外装材と内装材とこれら両装材に挟まされた断熱材とを有し、上記外装材の外表面に水性セラミックコート層を形成したので、外気が高温、特に、直射日光が照射された状況においても、外装材の表面温度の上昇を抑制することができ、よって、車両用断熱ボディの内部(庫内)温度の上昇を抑制することができる。
【0046】
内装材の表面に水性セラミックコート層を形成すると、水性セラミックコート層が多孔質であるので脱臭性を有し、シックハウス症の原因となる揮発性化学物質の分解、アンモニア、タバコ、ペット臭などの分解するため、このような荷物を積んだ後であっても、庫内に臭いが付かないという効果がある。また、親水性ゆえに、吸湿、放湿性により庫内を調湿することができ、結露を防止することができる。
【0047】
また、断熱材を真空断熱板にすることで、外装材から内装材への熱伝導率を小さくすることができ、これにより、さらに車両用断熱ボディの庫内温度の上昇を押さえることができる。
【0048】
また、別の本発明断熱パネルは、冷蔵・冷凍車両や保冷車両などに装備される車両用断熱ボディに用いられる断熱パネルであって、断熱パネルは、外装材と、内装材と、これら外装材と内装材とに挟まされた断熱材と、を有し、上記外装材のうち、少なくとも太陽光が直接照射される外装材の外表面に水性セラミックコート層を形成したので、外気が高温、特に、直射日光が照射された状況においても、外装材の表面温度の上昇を抑制することができ、よって、車両用断熱ボディの庫内温度の上昇を押さえることができる。
【0049】
断熱パネルの内装材の表面に水性セラミックコート層を形成すると、水性セラミックコート層が多孔質であるので脱臭性を有し、シックハウス症の原因となる揮発性化学物質の分解、アンモニア、タバコ、ペット臭などの分解するため、このような荷物を積んだ後であっても、庫内に臭いが付かないという効果がある。また、親水性ゆえに、吸湿、放湿性により庫内を調湿することができ、結露を防止することができる。
【0050】
また、断熱材を真空断熱板にすることで、外装材から内装材への熱伝導率を小さくすることができ、これにより、さらに車両用断熱ボディの庫内温度の上昇を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態にかかる車両用断熱ボディが装備された保冷車両を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う拡大断面図である。
【図3】外装材の表面に水性セラミックコート層を形成した部位と、白色有機塗装を施した部位と、外装材が剥き出しの部位とにおける表面温度を比較した概略説明図である。
【図4】外装材の表面塗装を、本発明にかかる水性セラミックコート層を形成したものと、通常の塗装(有色有機塗装)を施したものとを、表面温度及び庫内温度について比較したグラフ図である。
【符号の説明】
1 保冷車両
2 断熱ボディ
3 断熱パネル
4 外装材
5 内装材
6 断熱材
7 水性セラミックコート層(外表面)
8 水性セラミックコート層(内表面)
9 断熱コア材
10 被覆材
11 白色有機塗装
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵・冷凍車両や保冷車両等に装備される車両用断熱ボディ及びこれに用いる断熱パネルに関し、断熱性に優れた車両用断熱ボディ及びこれに用いる断熱パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、冷蔵・冷凍車両や保冷車両等に装備される車両用断熱ボディは、主に断熱材(コア材)としてのスラブ断熱材(ウレタン発泡材、スチレン発泡材など)をアルミニウム材、繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinforced Plastic)材などの外装材とFRP又は合板などの内装材とで挟持し、すなわち、サンドウィッチにした断熱パネルにより、箱体に構成するのが一般であった。
【0003】
【特許文献1】
また、近年、断熱効率の向上を高めるため、特開2002−295970号公報に記載されたものがある。この公報には、車両用断熱ボディの断熱パネルのコア材として、スラブ断熱材に代え、或いはこれと複合的に真空断熱板を用いることが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなスラブ断熱材や真空断熱板をコア材とした断熱板で車両用断熱ボディを構成した場合、スラブ断熱材のみを用いたものに比較して、断熱効率の向上を図ることができる。
【0005】
しかし、車両用断熱ボディにあっては、さらなる高断熱性、軽量化、薄肉化などが求められているのが現状である。
【0006】
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、更なる断熱性に優れた車両用断熱ボディ及びこれに用いる断熱パネルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明車両用断熱ボディ(2)は、冷蔵・冷凍車両や保冷車両(1)などに装備される車両用断熱ボディ(2)であって、断熱ボディ(2)は複数の断熱パネル(3)で囲まれて成り、各断熱パネル(3)は、外装材(4)と、内装材(5)と、これら外装材(4)と内装材(5)とに挟まされた断熱材(6)と、を有し、上記外装材(4)のうち、少なくとも太陽光が直接照射される外装材(4)の外表面に水性セラミックコート層(7)を形成した、ことを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、外装材(4)の外表面に水性セラミックコート層(7)を形成したので、外気が高温、特に、直射日光が照射された状況においても、外装材(4)の表面温度の上昇を抑制することができ、よって、車両用断熱ボディ(2)の内部(庫内)温度の上昇を抑制することができる。
【0009】
内装材(5)の表面に水性セラミックコート層(8)を形成すると、水性セラミックコート層が多孔質であるので脱臭性を有し、シックハウス症の原因となる揮発性化学物質の分解、アンモニア、タバコ、ペット臭などの分解するため、このような荷物を積んだ後であっても、庫内に臭いが付かないという効果がある。また、親水性ゆえに、吸湿、放湿性により庫内を調湿することができ、結露を防止することができる。
【0010】
また、断熱材(6)を真空断熱板にすることで、外装材から内装材への熱伝導率を小さくすることができ、これにより、さらに車両用断熱ボディ(2)の庫内温度の上昇を押さえることができる。
【0011】
また、別の本発明断熱パネルは、冷蔵・冷凍車両や保冷車両(1)などに装備される車両用断熱ボディ(2)に用いられる断熱パネル(3)であって、断熱パネル(3)は、外装材(4)と、内装材(5)と、これら外装材(4)と内装材(5)とに挟まされた断熱材(6)と、を有し、上記外装材(4)のうち、少なくとも太陽光が直接照射される外装材(4)の外表面に水性セラミックコート層(7)を形成した、ことを特徴とする。
【0012】
この別の発明によれば、外装材(4)の外表面に水性セラミックコート層(7)を形成したので、外気が高温、特に、直射日光が照射された状況においても、外装材(4)の表面温度の上昇を抑制することができ、よって、車両用断熱ボディ(2)の庫内温度の上昇を押さえることができる。
【0013】
内装材(5)の表面に水性セラミックコート層(8)を形成すると、水性セラミックコート層が多孔質であるので脱臭性を有し、シックハウス症の原因となる揮発性化学物質の分解、アンモニア、タバコ、ペット臭などの分解するため、このような荷物を積んだ後であっても、庫内に臭いが付かないという効果がある。また、親水性ゆえに、吸湿、放湿性により庫内を調湿することができ、結露を防止することができる。
【0014】
また、断熱材(6)を真空断熱板にすることで、外装材(4)から内装材(5)への熱伝導率を小さくすることができ、これにより、さらに車両用断熱ボディ(2)の庫内温度の上昇を抑制することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。図1は保冷車両を示す斜視図である。
【0016】
図1に示すように、保冷車両1の荷台には断熱ボディ2が装備されている。断熱ボディ2は前後側壁パネル、左右側壁パネル、天井壁パネル、床壁パネルで箱体(六面体)に組まれて構成されており、これら各壁パネルはほぼ同様な構造をしているので、これら壁パネルを断熱パネル3と称して、以下、断熱パネル3について説明する。
【0017】
図2は図1のII−II線に沿う拡大断面図であり、断熱パネル3の拡大断面図である。
【0018】
断熱パネル3は、板状の外装材4と板状の内装材5との間に断熱材6が挟まれて、すなわち、サンドウィッチ構造に形成されている。
【0019】
外装材4は、たとえば、アルミニウム板で形成され、その外表面に水性セラミックコート層7が形成されている。なお、この実施の形態にあっては外装材4を平板状のものを適用したが、いわゆる波板状のものであっても良い。また、外装材4にはアルミニウム板に限らず、FRP板、或いは鋼板であっても良い。
【0020】
水性セラミックコート層7を形成する水性セラミックコート材としては、たとえば、特許第3313605号に記載されたものがあり、この実施の形態にかかる水性セラミックコート層7はこの特許第3313605号に記載されたものを用いている。
【0021】
水性セラミックコート層7は、一般に、通気性ポーラス(多孔質)膜を特徴とし、親水性を有するため、水性セラミックコート層7は、水分を保有する。そのため、断熱パネル3に太陽光が直射照射すると、その水分が気化し、気化熱として水性セラミックコート層7の熱が放熱されるため、外装材4の表面温度の上昇が抑制される。
【0022】
内装材5は、この実施の形態では、アルミニウム板であるが、これに限らず、FRP板、合板或いは鋼板であっても良い。
【0023】
内装材5の表面(内表面)、すなわち、当該断熱ボディ2の庫内側の面には水性セラミックコート層8が形成されている。内装材5の表面に形成された水性セラミックコート層8は上記外装材4の外表面に形成した水性セラミックコート層7と同質のものであってもよいし、他の水性セラミックコート材であってもよい。
【0024】
断熱材6は、ヤシの実の天然繊維で作成したマット(以下、「ビオシスマット」と称する。)を断熱コア材9として、該断熱コア材9を金属箔、プラスチックフィルムなどの被覆材10でラミネートして形成されており、このように形成された断熱材6の被覆材10内を減圧して真空状態にしたものである。
【0025】
このように形成された断熱材6を上記外装材4と内装材5とで挟持して断熱パネル3が構成される。なお、断熱パネル3は複数の断熱材6を平面方向に隙間がないようにして敷き詰められ、外装材4と内装材5とにより挟持されている。
【0026】
なお、図2において、断熱材6と外装材4及び内装材5とのそれぞれの間に空隙があるが、これは、作図上の問題であり、実際には空隙がなく、断熱材6と外装材4及び内装材5とは接触した状態になっている。また、断熱材6の断熱コア材9の各ヤシの実繊維間にかなり多くの空隙があるかのように表現しているが、実際には、断熱材6内が真空状態であり、各ヤシの実繊維はもっと密に絡み合っている。
【0027】
しかして、このように構成された断熱パネル3で、保冷車両1の断熱ボディ2を形成すると、断熱ボディ2の表面温度における温度上昇を通常の塗装を施したものに比較して抑制することができるとともに、断熱ボディ2の庫内温度の上昇も従来のものに比較して抑制することができる。
【0028】
図3は、太陽光が外装材4に直接照射する状況下において、外装材4の表面に水性セラミックコート層7を形成した部位と、白色有機塗装11を施した部位と、外装材4が剥き出しの部位とにおける表面温度を比較した概略説明図である。
【0029】
図3からわかるように、外気温度が32℃で太陽光が外装材4の表面に直接照射する状況下において、外装材4が剥き出しの部位においてはその表面温度が61℃、白色有機塗装11が施された部位においてはその表面温度が54℃、水性セラミックコート層7が形成された部位においてはその表面温度が43℃になっている。
【0030】
このように、水性セラミックコート層7が形成された部位においては、白色有機塗装11が施された部位と比較して11℃の表面温度の低下が確認され、外装材4が剥き出しの部位との比較では18℃の表面温度の低下が確認された。
【0031】
また、図4は、太陽光が直接照射する状況下で、外装材4、内装材5及び断熱材が同じ断熱パネルで構成された車両用断熱ボディで、外装材4の表面塗装を、本発明にかかる水性セラミックコート層7を形成したものと、通常の塗装(有色有機塗装)を施したものとを、表面温度及び庫内温度について比較したグラフ図である。なお、ここでの有色有機塗装は上記図3における白色有機塗装と異なり有色であるため、表面温度は白色有機塗装11に比べて表面温度がやや低下している。
【0032】
図4において、縦軸は表面温度、横軸は時間を示す。また、図中、実線で示すグラフ線は水性セラミックコート層7を形成したものの表面温度、2点鎖線で示すグラフ線は有色有機塗装を施したものの表面温度、1点鎖線で示すグラフ線は水性セラミックコート層7を形成したものの庫内温度、破線で示すグラフ線は有色有機塗装を施したものの庫内温度をそれぞれ示す。
【0033】
図4から分かるように、60分くらいまでは水性セラミックコート層7を形成したものの方がやや表面温度は高いがその後は有色有機塗装を施したものの方が表面温度は高くなっている。特に80分経過後150分までは表面温度が約4℃相違し、150分経過後は約8℃相違している。
【0034】
また、庫内温度は50分後くらいまでは両者はほぼ同じであるが、その後、有色有機塗装を施したものの方が水性セラミックコート層7を形成したものに比較して徐々に高くなり、200分経過後は有色有機塗装を施したものの方が約2〜3℃高くなっていることが分かる。
【0035】
これは、水性セラミックコート層7が太陽光を反射するとともに、上述したように水性セラミックコート層7に保水された水分が気化する時に気化熱を放出するためと考えられる(図3参照)。
【0036】
このように、同じ外装材、同じ内装材、同じ断熱材の場合でも外装材4の外表面に水性セラミックコート層7を形成すれば、庫内温度の上昇を抑制することができる。
【0037】
このことは、例えば、断熱パネル3の断熱効率を同等のものにしようとすれば、本発明にかかる断熱パネル3にあっては断熱材の厚みを薄くすることができることであり、断熱ボディ2の軽量化を図ることができるとともに、断熱ボディ2の外寸法を同じにすれば、庫内の内部空間(容積)を拡大することができる。
【0038】
また、外装材4の外表面に水性セラミックコート層7を形成すると、該水性セラミックコート層7が親水性を有するため、塵埃などの汚れが水性セラミックコート層7に接触しても、該塵埃が水性セラミックコート層7内に侵入しにくく、また、これら塵埃は水分といっしょになって流されるため、水性セラミックコート層7に塵埃などの汚れが付着することなく、いわゆる防汚効果を有する。
【0039】
さらに、水性セラミックコート層7は耐候性を有し、紫外線に強く、環境への影響が少なく、また、防錆効果が高いため、外装材4の劣化を防止することができる。
【0040】
内装材5の表面に水性セラミックコート層8を形成すると、水性セラミックコート層8が多孔質であるので脱臭性を有し、シックハウス症の原因となる揮発性化学物質の分解、アンモニア、タバコ、ペット臭などの分解するため、このような荷物を積んだ後であっても、庫内に臭いが付かないという効果がある。また、親水性ゆえに、吸湿、放湿性により庫内を調湿することができ、結露を防止することができる。
【0041】
また、断熱材6を、いわゆる真空断熱板としたので、外装材4から内装材5への温度伝達を抑制することができ、さらなる、庫内温度の上昇の抑制を期待することができる。
【0042】
なお、上記実施の形態にあっては、断熱材6として真空断熱板を用いたが、本発明車両用断熱ボディ及び断熱パネルはこれに限らず、発泡ウレタンフォームや発泡スチレンフォーム等のいわゆるスラブ材(既に発泡させて、板状に加工したもの)を用いても良い。
【0043】
また、上記実施の形態にあっては、断熱ボディ2のすべての外装材4の外表面に水性セラミックコート層7を形成したものについて説明したが、本発明車両用断熱ボディ及び断熱パネルにあっては、これに限らず、少なくとも太陽光が直接照射される外表面、例えば、天井パネル、左右壁パネル、後面壁パネルの外表面に形成すれば、上述した効果を奏する。また、前面壁パネルにあっては、太陽光が直接照射する部分に水性セラミックコート層を形成すれば足りる。床パネルには、太陽光が直接照射されることはないので、形成しなくても良い。
【0044】
さらに、上記実施の形態にあっては、断熱ボディ2として、いわゆる箱形(六面体)のものについて説明したが、本発明車両用断熱ボディ及び断熱パネルにあっては、これに限らず、いわゆるウイング構造の貨物室を備えた冷蔵トラックなどにも適用することができる。
【0045】
【発明の効果】
上述したように、本発明の車両用断熱ボディは、冷蔵・冷凍車両や保冷車両などに装備される車両用断熱ボディであって、外装材と内装材とこれら両装材に挟まされた断熱材とを有し、上記外装材の外表面に水性セラミックコート層を形成したので、外気が高温、特に、直射日光が照射された状況においても、外装材の表面温度の上昇を抑制することができ、よって、車両用断熱ボディの内部(庫内)温度の上昇を抑制することができる。
【0046】
内装材の表面に水性セラミックコート層を形成すると、水性セラミックコート層が多孔質であるので脱臭性を有し、シックハウス症の原因となる揮発性化学物質の分解、アンモニア、タバコ、ペット臭などの分解するため、このような荷物を積んだ後であっても、庫内に臭いが付かないという効果がある。また、親水性ゆえに、吸湿、放湿性により庫内を調湿することができ、結露を防止することができる。
【0047】
また、断熱材を真空断熱板にすることで、外装材から内装材への熱伝導率を小さくすることができ、これにより、さらに車両用断熱ボディの庫内温度の上昇を押さえることができる。
【0048】
また、別の本発明断熱パネルは、冷蔵・冷凍車両や保冷車両などに装備される車両用断熱ボディに用いられる断熱パネルであって、断熱パネルは、外装材と、内装材と、これら外装材と内装材とに挟まされた断熱材と、を有し、上記外装材のうち、少なくとも太陽光が直接照射される外装材の外表面に水性セラミックコート層を形成したので、外気が高温、特に、直射日光が照射された状況においても、外装材の表面温度の上昇を抑制することができ、よって、車両用断熱ボディの庫内温度の上昇を押さえることができる。
【0049】
断熱パネルの内装材の表面に水性セラミックコート層を形成すると、水性セラミックコート層が多孔質であるので脱臭性を有し、シックハウス症の原因となる揮発性化学物質の分解、アンモニア、タバコ、ペット臭などの分解するため、このような荷物を積んだ後であっても、庫内に臭いが付かないという効果がある。また、親水性ゆえに、吸湿、放湿性により庫内を調湿することができ、結露を防止することができる。
【0050】
また、断熱材を真空断熱板にすることで、外装材から内装材への熱伝導率を小さくすることができ、これにより、さらに車両用断熱ボディの庫内温度の上昇を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態にかかる車両用断熱ボディが装備された保冷車両を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う拡大断面図である。
【図3】外装材の表面に水性セラミックコート層を形成した部位と、白色有機塗装を施した部位と、外装材が剥き出しの部位とにおける表面温度を比較した概略説明図である。
【図4】外装材の表面塗装を、本発明にかかる水性セラミックコート層を形成したものと、通常の塗装(有色有機塗装)を施したものとを、表面温度及び庫内温度について比較したグラフ図である。
【符号の説明】
1 保冷車両
2 断熱ボディ
3 断熱パネル
4 外装材
5 内装材
6 断熱材
7 水性セラミックコート層(外表面)
8 水性セラミックコート層(内表面)
9 断熱コア材
10 被覆材
11 白色有機塗装
Claims (6)
- 冷蔵・冷凍車両や保冷車両(1)などに装備される車両用断熱ボディ(2)であって、
断熱ボディ(2)は複数の断熱パネル(3)で囲まれて成り、
各断熱パネル(3)は、外装材(4)と、内装材(5)と、これら外装材(4)と内装材(5)とに挟まされた断熱材(6)と、を有し、
上記外装材(4)のうち、少なくとも太陽光が直接照射される外装材(4)の外表面に水性セラミックコート層(7)を形成した、ことを特徴とする車両用断熱ボディ。 - 内装材(5)の表面に水性セラミックコート層(8)を形成した、ことを特徴とする請求項1に記載した車両用断熱ボディ。
- 断熱材(6)が真空断熱板である、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した車両用断熱ボディ。
- 冷蔵・冷凍車両や保冷車両(1)などに装備される車両用断熱ボディ(2)に用いられる断熱パネル(3)であって、
断熱パネル(3)は、外装材(4)と、内装材(5)と、これら外装材(4)と内装材(5)とに挟まされた断熱材(6)と、を有し、
上記外装材(4)のうち、少なくとも太陽光が直接照射される外装材(4)の外表面に水性セラミックコート層(7)を形成した、ことを特徴とする断熱パネル。 - 内装材(5)の表面に水性セラミックコート層(8)を形成した、ことを特徴とする請求項4に記載した断熱パネル。
- 断熱材(6)が真空断熱板である、ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載した断熱パネル。
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EP3336843A1 (en) | 2004-05-14 | 2018-06-20 | Panasonic Intellectual Property Corporation of America | Speech coding method and speech coding apparatus |
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-
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- 2003-04-28 JP JP2003123443A patent/JP2004322953A/ja active Pending
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