JP2004321476A

JP2004321476A - Drink extractor

Info

Publication number: JP2004321476A
Application number: JP2003120207A
Authority: JP
Inventors: Akihiro Sato; 明広佐藤; Tomohisa Moribe; 智久森部; Koji Tsuchikawa; 浩司土川
Original assignee: Hoshizaki Electric Co Ltd
Current assignee: Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date: 2003-04-24
Filing date: 2003-04-24
Publication date: 2004-11-18

Abstract

PROBLEM TO BE SOLVED: To unerringly remove sticking dregs of a drink extraction substance by using hot water to extract a drink as flowing water. SOLUTION: The drink extractor, raises the upper end of an extrusion member 22 in a cylinder tube portion 19 to the position flush with the upper end of a cylinder member 16 and then discharges hot water heated to a prescribed temperature from the upper end of the extrusion member 22 through a supply pipe 76 by a pressure pump transferring water for extracting espresso coffee by a prescribed pressure through a hot water pouring through hole 75 formed in the extrusion member 22, and cleans a filter provided on the upper end of the extrusion member 22. At this time, hot water that has cleaned the filter provided on the upper end of the extrusion member 22 flows into a dreg container 7 through a discharge slope 8 from the upper end of the cylinder member 16 without gathering in the cylinder tube portion 19. COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、抽出シリンダ内で飲料抽出物質と湯水とから飲料を抽出する飲料抽出機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、コーヒーなどの飲料抽出物質と湯水とから飲料を抽出する飲料抽出機においては、飲料抽出物質の滓を掻き落とすことにより、飲料抽出物質の滓を排出することが行われている。
【０００３】
この点、飲料抽出物質の滓を掻き落とす手段として、往復動するスクレーパを使用する場合には、飲料抽出物質の滓がスクレーパに付着すると、飲料抽出物質の滓を掻き落とす性能が低下するため、スクレーパの洗浄を行うことが多い（例えば、特許文献１参照）。
また、飲料抽出物質（の滓）によって汚される全ての部品を洗浄するため、飲料を抽出するための湯水を使用するものがある（特許文献２参照）。
【０００４】
【特許文献１】
登録実用新案第２５５０９８３号公報（第２−３頁、第２図）
【特許文献２】
特開平１−１７０４３０号公報（第２−４頁、第４図）
【０００５】
また、コーヒーなどの飲料抽出物質と湯水とから飲料を抽出する飲料抽出機においては、粉状の飲料抽出物質がそのまま残って、飲料抽出物質の導出や衛生が害されることを防止するため、飲料抽出物質を供給するためのシュータにショックを与えて、シュータに付着した飲料抽出物質を排除するものがある（特許文献３参照）。
【０００６】
【特許文献３】
実公平２−３７０９４号公報（第２−４頁、第１図）
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、往復動するスクレーパで飲料抽出物質の滓を掻き落とす場合でも、スクレーパが飲料抽出物質の滓の一部を乗り越えることにより、飲料抽出物質の滓の一部が付着した状態のままであることがあり、また、飲料抽出物質（の滓）によって汚される全ての部品を飲料を抽出するための湯水を使用して洗浄する場合でも、抽出シリンダー内に湯水を貯めて行うものであることから、飲料抽出物質の滓が再び付着することがあった。
【０００８】
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、飲料を抽出するための湯水を流水として使用することにより、付着した飲料抽出物質の滓を取り除くことをより確実にした飲料抽出機を提供することを第１の課題とする。
【０００９】
また、飲料抽出物質の滓を掻き落とすスクレーパは、飲料抽出物質の滓が堆積した面のみを掻き取ることから、当該面以外の部分に付着した飲料抽出物質の滓を掻き落とすことができず、また、上述したように、飲料抽出物質（の滓）によって汚される全ての部品を飲料を抽出するための湯水を使用して洗浄しても、当該面以外の部分に、飲料抽出物質の滓が再び付着することがあった。
【００１０】
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、飲料抽出物質の滓が堆積する面以外の部分に付着した飲料抽出物質の滓を掻き落とすことができる飲料抽出機を提供することを第２の課題とする。
【００１１】
また、粉状の飲料抽出物質を供給するためのシュータにショックを与えて、シュータに付着した飲料抽出物質を排除する場合には、シュータに付着した飲料抽出物質に触れることなく、シュータの振動を介して、シュータに付着した飲料抽出物質を落下させることから、飲料抽出物質の付着状況によっては、シュータに付着した飲料抽出物質を排除できないことがあった。
【００１２】
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、飲料抽出物質を供給するための導入手段の供給口に付着した飲料抽出物質を掻き落とすことができる飲料抽出機を提供することを第３の課題とする。
【００１３】
また、粉状の飲料抽出物質を供給するためのシュータにショックを与えて、シュータに付着した飲料抽出物質を排除する際は、シュータに付着した飲料抽出物質が落下して、抽出シリンダーの端面に飲料抽出物質が付着することが多い。また、抽出シリンダー内に飲料抽出物質をシュータで供給する際も、抽出シリンダーの端面に飲料抽出物質の一部が付着することが多い。
【００１４】
このような場合、粉状の飲料抽出物質が付着した抽出シリンダーの端面は、飲料抽出物質の滓が堆積する面ではないので、飲料抽出物質の滓を掻き落とすスクレーパによって、抽出シリンダーの端面に付着した飲料抽出物質を排除することはできない。また、粉状の飲料抽出物質が付着した抽出シリンダーの端面は、洗浄のための湯水が貯められる抽出シリンダー内にはないことから、飲料抽出物質によって汚される全ての部品を飲料を抽出するための湯水を使用して洗浄しても、抽出シリンダーの端面に付着した飲料抽出物質を洗浄することはできない。
【００１５】
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、抽出シリンダーの端面に付着した飲料抽出物質を掻き落とすことができる飲料抽出機を提供することを第４の課題とする。
【００１６】
【課題を解決するための手段】
第１の課題を解決するために成された請求項１に係る発明は、粉砕された飲料抽出物質が供給される抽出シリンダと、前記抽出シリンダに湯水を供給する湯水供給手段と、を有し、前記抽出シリンダ内で飲料抽出物質と湯水とから飲料を抽出する飲料抽出機において、前記抽出シリンダ内を移動するとともに前記抽出シリンダ内に残存する飲料抽出物質の滓を前記抽出シリンダ内から外部へ押し出す押出部材を備え、前記押出部材の表面を前記湯水供給手段の湯水で洗浄すること、を特徴としている。
【００１７】
また、請求項２に係る発明は、請求項１に記載する飲料抽出機であって、前記押出部材の表面を前記抽出シリンダの端面にまで移動させて洗浄する際に前記抽出シリンダの端面に接触しながらすり動く摺動手段を備えたこと、を特徴としている。
【００１８】
第２の課題を解決するために成された請求項３に係る発明は、粉砕された飲料抽出物質が供給される抽出シリンダと、前記抽出シリンダに湯水を供給する湯水供給手段と、前記抽出シリンダ内を外部から押し進んで前記抽出シリンダ内の飲料抽出物質と湯水とを加えて飲料を抽出する押進部材と、を有する飲料抽出機であって、前記押進部材の表面を前記抽出シリンダの外部にまで移動させた後に前記抽出シリンダに接触しながらすり動く摺動手段と、前記摺動手段に設けられた払拭手段と、を備え、前記摺動手段の移動が実行される際に前記払拭手段が前記押進部材の表面に接触すること、を特徴としている。
【００１９】
また、請求項４に係る発明は、請求項３に記載する飲料抽出機であって、前記抽出シリンダ内にまで移動させた前記押進部材の表面を前記湯水供給手段の湯水で洗浄した後に、前記摺動手段の移動を実行させること、を特徴としている。
【００２０】
また、請求項５に係る発明は、請求項３に記載する飲料抽出機であって、前記押進部材が前記抽出シリンダの外部で待機している最中に、前記摺動手段の移動を実行させること、を特徴としている。
【００２１】
第３の課題を解決するために成された請求項６に係る発明は、粉砕された飲料抽出物質と湯水とから飲料が抽出される抽出シリンダと、前記抽出シリンダに飲料抽出物質を供給するための供給口を設けた導入手段と、を有した飲料抽出機において、前記抽出シリンダに接触しながらすり動く摺動手段と、前記摺動手段に設けられた払取手段と、を備え、前記摺動手段の移動が実行される際に前記払取手段が前記導入手段の供給口に接触すること、を特徴としている。
【００２２】
第４の課題を解決するために成された請求項７に係る発明は、粉砕された飲料抽出物質と湯水とから飲料が抽出される抽出シリンダと、前記抽出シリンダに飲料抽出物質を供給するための供給口を設けた導入手段と、を有した飲料抽出機において、前記抽出シリンダに接触しながらすり動く摺動手段を備え、前記導入手段の供給口の下端を前記摺動手段の接触範囲内にしたこと、を特徴としている。
【００２３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る飲料抽出機をエスプレッソコーヒー抽出機について具体化した実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図１は本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機内部の概略構成を示す斜視図である。図２はその側断面図である。
【００２４】
図１及び図２に示すように、エスプレッソコーヒー抽出機１には、エスプレッソコーヒーを抽出する抽出ユニット２と、この抽出ユニット２の上方に配置され、コーヒー豆を粉砕するコーヒーミル３と、コーヒーミル３と抽出ユニット２の間に配設され、コーヒーミル３によって挽かれたコーヒー粉を抽出ユニット２に案内する粉供給機構４と、抽出ユニット２の側部から装置下部にわたり配置され、飲料注出時に発生する湯気を装置外に排出する湯気排出機構５と、コーヒーミル３の上側に配置されてコーヒー豆が投入される豆入れホッパー（図示せず）が配置されている。
また、抽出ユニット２の左側には、抽出ユニット２から除去されたエスプレッソコーヒー抽出済みの円筒状に圧縮されたコーヒー粉ケーキが投入される滓容器７が配置されており、また、抽出ユニット２と滓容器７との間には、コーヒー粉ケーキを抽出ユニット２から滓容器７に案内する排出スロープ８が設けられている。かかる排出スロープ８は、抽出ユニット２を基準としてコーヒーミル３の反対側に配置されることとなる。尚、滓容器７は装置外部から取り出し可能となっている。
以下に本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機１について各部分ごとに分けて詳細に説明する。
【００２５】
まず、エスプレッソコーヒーを抽出する抽出ユニット２の概略構成を図３及び図４に基づいて説明する。図３は本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の抽出ユニットの概略構成を示す斜視図、図４はその側面図である。ここで、抽出ユニット２は、ベース部材１０にネジ止め等によって取り付けられるシリンダユニット１１と、シリンダユニット１１に対して上下移動可能に取り付けられる略枠体状のピストンユニット１２と、シリンダユニット１１の側面部に取り付けられる除去ユニット１３とから構成されている。
【００２６】
また、シリンダユニット１１は、ベース部材１０の前側端縁部にネジ止め等によって立設される縦断面クランク形の前側シリンダ取付部材１４と、前側シリンダ取付部材１４に対向して後側にネジ止め等によって立設される縦断面クランク形の後側シリンダ取付部材１５と、これら前側シリンダ取付部材１４と後側シリンダ取付部材１５とに載置されてネジ止め等によって固定されるシリンダ部材１６とから構成されている。
【００２７】
このシリンダ部材１６の前後方向（図３中、左右方向）の略中央部には、上下に貫通する貫通孔１７が形成されて上下方向に軸を案内する案内軸受１８が内部に取り付けられている。
また、この案内軸受１８の前側には、所定深さ寸法の水平断面円形のシリンダ筒部１９が形成されると共に、シリンダ筒部１９の底面の中心部には、貫通孔２０が穿設されている。また、この貫通孔２０の上下方向の略中央部には、略直角外側方向に加圧された熱湯を注入するための注湯貫通孔２１が穿設されている。また、このシリンダ筒部１９には、上側開口部から水平円形で縦断面略Ｔ字形の押出部材２２が挿入されて、シリンダ筒部１９の底面部をほぼ覆うと共に、注湯貫通孔２１から注入される熱湯をシリンダ筒部１９内に供給するように構成されている。また、この押出部材２２は、バネ２３によって下側方向に付勢され、通常時はシリンダ筒部１９の底面部に押圧されてシリンダ筒部１９の底面部を密封するように構成されている。
また、案内軸受１８の後側には、上下に貫通する貫通孔２４が形成されている。そして、貫通孔２４には、上側から中央部に雌ねじ部が貫通して形成されるネジ部材２５が嵌挿されて、各ネジ２６によって取り付けられている。尚、後側シリンダ取付部材１５のネジ部材２５の雌ねじ部に対向する位置には、所定径の貫通孔が穿設され、後述のリードスクリューネジ２７が挿通可能な構成になっている。
【００２８】
また、ピストンユニット１２は、シリンダ部材１６の案内軸受１８に嵌挿される所定長さのガイド軸２８と、このガイド軸２８の両端縁部が略中央部に固着されると共に、略平行に対向して設けられる所定厚さ寸法の上枠部材２９及び下枠部材３０と、各枠部材２９、３０の前側端面部に取り付けられて前側シリンダ取付部材１４の前面部と対向する前枠部材３１と、シリンダ部材１６のネジ部材２５に螺合すると共に、各枠部材２９、３０の後側端縁部に回転可能に軸支される所定長さのリードスクリューネジ２７とによって、略枠体状に構成されている。
また、リードスクリューネジ２７の上端部は、上枠部材２９の上面より突き出して設けられ、上枠部材２９の上面に取り付けられるギヤードモータ等によって構成されるピストン駆動モータ３２のモータ軸にスリーブを介して連結されている。これにより、ピストン駆動モータ３２を回転制御することによってピストンユニット１２が、上下垂直方向に移動制御される。
【００２９】
また、シリンダ部材１６のシリンダ筒部１９に対向する上枠部材２９の下端面には、シリンダ筒部１９の内径とほぼ等しい外径に形成されるピストン３３が各ネジ３４によって固着されている。このピストン３３の下端縁部にはＯリング３５が取り付けられ、シリンダ筒部１９に進入した場合は、液密な構成になっている。また、このピストン３３の中心軸に沿って縦断面略Ｌ字形の抽出孔３６が穿設されて、抽出孔３６の外周面側端部には管継手３７が取り付けられ、装置外部に設けられるコーヒー注出ノズル（図示せず）に接続されている。
【００３０】
また、シリンダユニット１１の側面部に取り付けられる除去ユニット１３は、側面逆Ｌ字形のスクレイパー取付台３８と、このスクレイパー取付台３８に載置されてシリンダ部材１６の上端面を左右方向（図４では、紙面に垂直方向）に摺動可能に取り付けられる断面横Ｌ字形のスクレイパー３９と、スクレイパー３９の前側側面の進行方向（図３では、左右方向）のほぼ全長に渡って取り付けられるラックギヤ４０と、このラックギヤ４０に歯合するピニオンギヤをベルトギヤ等を介して回転駆動させるスクレイパー駆動モータ４１とから構成されている。これにより、スクレイパー駆動モータ４１を回転制御することによってスクレイパー３９が、シリンダ部材１６のシリンダ筒部１９の開口上を左右方向に摺動制御される。
【００３１】
次に、本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機１の粉供給機構４の概略構成を図５乃至図９に基づいて説明する。図５は本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の粉供給機構における粉シュータの概略構成を示す斜視図である。図６はその側面図である。また、図７は本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の粉供給機構における粉シュータの分割時の概略構成を示す斜視図である。図８はその側面図である。図９は粉シュータをエスプレッソコーヒー抽出機に取り付けた際の粉供給機構について示した模式図である。
【００３２】
粉シュータ４５は、コーヒーミル３にて粉砕されたコーヒー粉が供給されるとともに上方に配置された粉受け部材４６、及び、粉受け部材４６に供給されたコーヒー粉をシリンダ筒部１９に案内導入すべく下方に配置された導入部材４７とから構成されている。
粉受け部材４６は、平面視で略長方形状の開口４６Ａを有する粉受け部４６Ｂ、及び、粉受け部４６Ｂから下方に連続されるとともに漏斗状に形成された案内部４６Ｃが一体に形成されてなる。
粉受け部４６Ａの側壁４６Ｄ（コーヒーミル３側の側壁）には、２つの切欠部４８が形成されており、各切欠部４８には、豆入れホッパー（図示せず）から延出されて粉砕されたコーヒー粉を粉受け部４６Ｂに供給するミルパイプ４９が配置される（図９参照）。
また、案内部４６Ｃの側壁４６Ｅ（図５中左側の側壁）には、略三角形状の平板５０が一体に形成されており、かかる平板５０には、ネジ孔５１が穿設されている。更に、案内部４６Ｃの下端には、鍔部５２が一体に形成されており、この鍔部５２の下面には、導入部材４７の上面開口４７Ｂの内周壁に沿って嵌合される嵌合突起５３が形成されている（図８参照）。
尚、前記のように構成された粉受け部材４６の上部は、図２等に示すように、コーヒーミル３に近接して配置されている。
【００３３】
導入部材４７は、粉受け部材４６における粉受け部４６Ｂに供給され案内部４６Ｃを介して下方に案内されたコーヒー粉を、その上面開口４７Ｂからシリンダ筒部１９に運ぶべく略直方体からなる筒状構造を有している。導入部材４７の底部には、斜面部４７Ａが形成されており、また、斜面部４７Ａの下端部に対応して供給口４７Ｃが形成されている。これより、粉受け部材４６の案内部４６Ｃから供給されたコーヒー粉は、導入部材４７の上面開口４７Ｂから導入部材４７の筒状部を下方に案内されるとともに、傾斜面部４７Ａに沿って下方に流下し、供給口４７Ｃからシリンダ筒部１９内に供給される。
また、導入部材４７の側壁４７Ｄ（コーヒーミル３側の側壁）における上端部には係止部材５４が一体に形成されており、かかる係止部材５４には、下方が開放された係止溝５４Ａが設けられている。この係止溝５４Ａには、シュータブラケット５５に形成された板状部５５Ａが挿嵌され（図２参照）、これにより導入部材４７は、シュータブラケット５５に対して着脱可能に係止されて取り付けられる（図９参照）。その取り付けの際、導入部材４７はシュータブラケット５５の板状部５５Ａに挿嵌することのみにより取り付けられるので、ネジ止め等は必要なく、更に、取り付け作業において工具等も必要としない。
【００３４】
前記のように構成された粉シュータ４５をエスプレッソコーヒー抽出機１に取り付けるには、先ず、導入部材４７における係止部５４の係止溝５４Ａをシュータブラケット５５の板状部５５Ａに挿嵌して、導入部材４７をシュータブラケット５５に取り付ける。このとき、係止部５４の係止溝５４Ａをシュータブラケット５５の板状部５５Ａに挿嵌するだけで導入部材４７をシュータブラケット５５に取り付けることができる。
続いて、粉受け部材４６における鍔部５２の下面に形成された嵌合突起５３を、導入部材４７の上面開口４７Ｂの内周壁に沿って嵌合する。このとき、嵌合突起５３及び導入部材４７の上面開口４７Ｂは、共に四角形状に形成されていることから、嵌合突起５３を上面開口４７Ｂの内周壁に沿って嵌合した状態で嵌合突起５３と上面開口４７Ｂの内周壁との間でずれが発生することはなく、これより粉受け部材４６と導入部材４７の相互を確実に位置決めすることが可能となる。
そして互いに位置決めされた後に、粉受け部材４６に設けられた平板５０をネジ孔５１を介してエスプレッソコーヒー抽出機１本体に設けられたフレーム（図示せず）に化粧ネジにより固定することにより、粉受け部材４６は適切に固定される。また、化粧ネジはドライバ等を使用することなくネジ締結及びリリースが可能であり、よって、別途工具等を必要とせずに粉受け部材４６のみを導入部材４７と切り離して、エスプレッソコーヒー抽出機１から取り付け取り外しすることが可能となる。
【００３５】
以上より、エスプレッソコーヒー抽出機１の清掃及びメンテナンスの際には、先ず粉受け部材４６を固定する化粧ネジを外し、粉受け部材４６を上に持ち上げることで粉受け部材４６を取り外し、その後、導入部材４７を上方へ持ち上げることで、シュータブラケット５５の板状部５５Ａから係止部材５４の係止溝５４Ａを外すことにより、導入部材４７をシュータブラケット５５から取り外すことができる。以上の作業により、粉シュータ４５をエスプレッソコーヒー抽出機１から取り外すことができる。
前記したように、粉シュータ４５を構成する導入部材４７は、シュータブラケット５５の板状部５５Ａに対して、係止部材５４の係止溝５４Ａを挿嵌することにより着脱可能に取り付けられており、また、粉受け部材４６は、その嵌合突起５３を導入部材４７における上面開口４７Ｂの内周壁に沿って嵌合することにより、導入部材４７に対して着脱可能に位置決め嵌合されているので、別途専用の工具等を必要とすることなく粉シュータ４５をエスプレッソコーヒー抽出機１に対して容易に取り付けたり取り外したりすることができる。
また、粉シュータ４５を粉受け部材４６と導入部材４７とに分割可能としたことで、粉シュータ４５内部にコーヒー粉が残っていた場合において粉シュータ４５を取り外す際に、先に上部の粉受け部材４６を取り外すことで、取り外す際に内部のコーヒー粉が落下しても、下部に配置された導入部材４７によって受け止められ、導入部材４７を通ってシリンダ筒部１９に運ばれるため、装置内部をコーヒー粉により汚す虞をなくすことができる。また、それぞれに分割することで容易に内部の清掃が容易に可能となる。
【００３６】
次に、本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機１の湯気排出機構５の概略構成を図１０及び図１１に基づいて説明する。図１０は本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の湯気排出機構の概略構成を示す斜視図である。図１１はその側断面図である。
【００３７】
湯気排出機構５は、基本的に、湯気の通り道となる吸気ダクト６０、吸気ダクト６０内の湯気を吸引する排気ファン６１、及び吸引した湯気を機体外に排出する排気ダクト６２からなる。更に、吸気ダクト６０は排気ファン６１が取り付けられた胴体部６３と胴体部６３の前面を覆うように取り付けられた前面板６４が組み合わされることにより形成されている。また、胴体部６３と前面板６４は化粧ネジ６５により２箇所ネジ止めすることにより互いに固定されているため、容易に前面板６４の取り外しが可能である。
胴体部６３と前面板６４とで構成された吸気ダクト６０には、上部にＹ字型に形成され、湯気を吸気ダクト６０内に取り入れるための吸気口６６が形成され、吸気口６６のすぐ下方にはフィルタ６７が配置されている。また、胴体部６３の下側中央部には排気ファン６１が設けられ、排気ファン６１が回転することにより、装置内部で発生した湯気が吸気口６６に集められ、更に吸気ダクト６０を通って下部の排気ダクト６２に湯気が運ばれる。
また、排気ダクト６２は一端を吸気ダクト６０の下端部に接合し、エスプレッソコーヒー抽出機１のベース部材１０の下側を通り他端は機体外へと繋がれている。従って、排気ファン６１を通して運ばれた湯気は排気ダクト６２を介して装置下部を通り、装置外に放出されるように構成されている。
【００３８】
本実施形態におけるエスプレッソコーヒー抽出機１においては、胴体部６３はシリンダユニット１１の前面に固定されており、抽出ユニット２と滓容器７との間に吸気ダクト６０が配設される。更に、吸気口６６は、そのＹ字型の形状で排出スロープ８の両側を挟みこむように配置されている。
それにより、装置内部において湯気が発生するピストン３３、シリンダ筒部１９の近傍及び滓容器７の近傍から近接した位置に吸気口６６が配置されることとなるので、コーヒー抽出の際及び抽出後においてピストン３３、シリンダ筒部１９で発生する湯気、更に滓容器７に排出された使用後のコーヒー粉ケーキから発生する湯気を効率よく吸気ダクト６０内に取り込むことが可能となる。また、取り込まれた湯気はフィルタ６７を通って清浄され、吸気ダクト６０内を下降した後、排気ファン６１を介して排気ダクト６２から機体外へと排出される。図１１中に湯気の流れを矢印にて示す。
さらに、吸気口６６がピストン３３及びシリンダ筒部１９を基準として粉シュータ４５と反対方向に設けることにより、ピストン３３及びシリンダ筒部１９で発生した湯気が粉シュータ４５方向へ流れずに吸気口６６側へ流入する。それにより、湯気が粉シュータ４５の供給口４７Ｃからシュータ内部に入り込むことによって生じるシュータ内部表面の結露によるコーヒー粉の付着を防止することができる。
また、滓容器７を装置から取り外した後に、吸気ダクト６０における化粧ネジ６５を外し、前面板６４を胴体部６５から取り外すことによって、工具等を必要とせず、また吸気ダクト６０全体を装置から取り外すことなく、吸気ダクト６０内に設けられたフィルタ６７及び排気ファン６１の清掃、取り替えを容易に行うことが可能である。
【００３９】
次に、上記のように構成されたエスプレッソコーヒー抽出機１のコーヒー粉導入時、コーヒー粉圧縮及びコーヒー抽出時、及び抽出済みコーヒー粉排出時の機構動作について図１２乃至図１７に基づいて説明する。図１２は本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機のコーヒー粉導入時の状態を示す概略断面図である。図１３は本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機のコーヒー粉圧縮及びコーヒー抽出時の状態を示す概略断面図である。図１４は本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の抽出済みコーヒー粉がシリンダ筒部の上端部に押し出された状態を示す概略断面図である。図１５は本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の抽出済みコーヒー粉排出時の状態を示す概略断面図である。図１６は本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の抽出済みコーヒー粉排出時のスクレイパーが原点位置に復帰した状態を示す概略断面図である。図１７は本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の新たなコーヒー粉導入時の状態を示す概略断面図である。
【００４０】
図１２に示すように、起動時又は粉供給機構４からのコーヒー粉導入時には、ピストン駆動モータ３２が回転駆動され、リードスクリューネジ２７を介してピストンユニット１２が上下方向の原点位置に移動される。また、排出手段を構成するスクレイパー３９は、スクレイパー駆動モータ４１及びラックギヤ４０などを介して原点位置に移動されている。また、滓容器７は正面側からシリンダユニット１１のシリンダ筒部１９に対向する正面部に当接するように配設されている。
そして、コーヒー豆を豆入れホッパー（図示せず）に投入すると、コーヒーミル３から所定量のコーヒー粉が供給され、粉シュータ４５内を粉受け部材４６から導入部材４７へ向けて下方向（矢印７０方向）に案内される。続いて、供給されたコーヒー粉７２は、粉受け部材４６の出口端縁部から導入部材４７内を案内されて斜め下方向（矢印７１方向）に放出されてシリンダ筒部１９内に投入され、シリンダ筒部１９内の押出部材２２上に所定量のコーヒー粉７２が堆積される。
【００４１】
続いて、図１３に示すように、抽出ユニット２のシリンダ筒部１９内のコーヒー粉７２を圧縮後コーヒー抽出をする場合においては、先ず、ピストン駆動モータ３２が回転駆動され、リードスクリューネジ２７を介してピストンユニット１２が、コーヒー粉７２の供給量に対応する最下端位置（矢印７３方向）に移動される。尚、このコーヒー粉７２の各供給量に対応する最下端位置のデータは、予め制御回路部のＲＯＭに記憶されている。
よって、ピストンユニット１２の上枠部材２９に取り付けられるピストン３３は、シリンダ筒部１９内に下降して、シリンダ筒部１９内のコーヒー粉７２を所定体積の円柱形に圧縮成形する。
【００４２】
また、抽出ユニット２の右側には、エスプレッソコーヒー抽出用の水を所定圧力で圧送する加圧ポンプ（図示せず）が配置されている。これにより、押出部材２２に形成される注湯貫通孔７５を介して、所定温度に加熱された湯水が供給パイプ７６を通って所定圧力で圧縮成形されたコーヒー粉７２内に供給され、ピストン３３内の抽出孔３５及び管継手３７等を介してコーヒー注出ノズルに圧送される。これにより、エスプレッソコーヒーが抽出される。その際にシリンダ筒部１９で発生する湯気は排気ファン６１の作動により吸気口６６から吸気ダクト６０に吸引され、排気ダクト６２から機外へと排出される。
【００４３】
続いて、図１４に示すように、抽出ユニット２のシリンダ筒部１９内の抽出済みコーヒー粉ケーキ７２を排出する場合は、先ず、ピストン駆動モータ３０が回転駆動され、リードスクリューネジ２５を介してピストンユニット１２が、予め設定される原点位置に（矢印７７方向に）移動される。そして、ピストンユニット１２の上枠部材２９に取り付けられるピストン３３は、ピストンユニット１２の上昇と共に、シリンダ筒部１９内から上昇して、スクレイパー３９の上端部よりも上方に位置する。
一方、シリンダ筒部１９の底部にバネ２３によって押圧される押出部材２２は、ピストンユニット１２の下枠部材３０の上昇により、バネ２３に抗して上方に（矢印７７方向に）持ち上げられて、押出部材２２の上端面が、シリンダ部材１６の上端面と同一平面上に位置する高さまで持ち上げられる。これにより、円筒状の抽出済みコーヒー粉ケーキ７２は、シリンダ部材１６の上端面と同一平面上に位置することとなる。
【００４４】
そして、図１５に示すように、スクレイパー駆動モータ４１を回転駆動して、スクレイパー３９をシリンダ部材１６の上端面に沿って、シリンダ部材１６の正面側端縁部まで前側方向（図１５中、左側方向）に摺動移動させて、押出部材２２に載っていた抽出済みコーヒー粉ケーキ７２を押し出す。これにより、抽出済みコーヒー粉ケーキ７２は、シリンダ部材１６の正面側端縁部から排出スロープ８上を滑って回収容器としての滓容器７内に落下して除去される。滓容器７内の抽出済みコーヒー粉から発生する湯気についても同様に排気ファン６１の作動により吸気口６６から吸気ダクト６０に吸引され、排気ダクト６２から機外へと排出される。
【００４５】
その後、図１６に示すように、スクレイパー駆動モータ４１を再度、逆回転駆動して、スクレイパー３９がシリンダ部材１６上を摺動移動させられて原点位置まで戻る。
続いて、図１７に示すように、再度、エスプレッソコーヒーを抽出する場合は、押出部材２２は、ピストンユニット１２の下枠部材３０の下降により、バネ２３に下側方向に押圧されてシリンダ筒部１９の底部に当接される。
以上により、再びコーヒー粉を供給することでエスプレッソコーヒーを抽出可能な状態となる。尚、コーヒー抽出後のピストン３３及びコーヒー粉排出後のシリンダ筒部１９より発生する湯気についても同様に排気ファン６１の作動により吸気口６６から吸気ダクト６０に吸引され、排気ダクト６２から機外へと排出される。
【００４６】
さらに、上記のように構成されたエスプレッソコーヒー抽出機１では、図１８に示すように、スクレイパー３９の上面に直線状のブラシ１０１が設けられている。そして、図１４に示すようにして、抽出ユニット２のシリンダ筒部１９内の抽出済みコーヒー粉ケーキ７２を排出してから、図１５に示すようにして、押出部材２２に載っていた抽出済みコーヒー粉ケーキ７２を押し出すまでの間において、スクレイパー３９が、シリンダ部材１６の上端面に沿って、シリンダ部材１６の正面側端縁部まで前側方向（図１５中、左側方向）に摺動移動すると、スクレイパー３９のブラシ１０１が導入部材４７の供給口４７Ｃを払い、導入部材４７の供給口４７Ｃに付着したコーヒー粉７２を落とすことができる。このとき、シリンダ部材１６の上端面に落ちたコーヒー粉７２は、摺動移動するスクレイパー３９により、排出スロープ８を介して、滓容器７内に落下して除去される。
【００４７】
また、図１５に示すようにして、押出部材２２に載っていた抽出済みコーヒー粉ケーキ７２を押し出してから、図１６に示すようにして、スクレイパー３９がシリンダ部材１６上を摺動移動させられて原点位置に戻るまでの間においても、スクレイパー３９のブラシ１０１が導入部材４７の供給口４７Ｃを払えば、導入部材４７の供給口４７Ｃに付着したコーヒー粉７２を落とすことができる。
【００４８】
従って、上記のように構成されたエスプレッソコーヒー抽出機１では、導入部材４７の供給口４７Ｃに付着したコーヒー粉７２は、スクレイパー３９のブラシ１０１により払い落とされるので、導入部材４７の供給口４７Ｃにコーヒー粉７２が殆ど付着していない状態を保つことができる。そのため、図１２のコーヒー粉導入時において、導入部材４７の供給口４７Ｃに付着して古くなったコーヒー粉７２が自然落下することにより、古くなったコーヒー粉７２がシリンダ筒部１９内の押出部材２２上に堆積するような事態を防止することができるので、風味が安定したエスプレッソコーヒーを提供することができる。また、導入部材４７の供給口４７Ｃに付着したコーヒー粉７２が古くなくても、当該コーヒー粉７２が自然落下すれば供給量が増加する方向でばらつくので、導入部材４７の供給口４７Ｃにコーヒー粉７２が殆ど付着していない状態を保つことは、所定量より多いコーヒー粉７２がシリンダ筒部１９内の押出部材２２上に堆積するような事態を防止することにもなる。従って、この点からも、風味が安定したエスプレッソコーヒーを提供することができる。
【００４９】
尚、スクレイパー３９の上面に設けられたブラシ１０１は、直線状のものに限定されるものではなく、図１９に示すように、スクレイパー３９の円弧状の縁端に沿って設けられるものでもよい。特に、この場合には、スクレイパー３９の円弧状の縁端に傾斜面１０２を設けていると（図２０参照）、ブラシ１０１で払い落とされたコーヒー粉が傾斜面１０２を滑ってシリンダ部材１６の上端面に落ちるので、スクレイパー３９の上面にコーヒー粉７２がたまることがない。
【００５０】
また、上記実施形態においては、抽出時におけるスクレイパー３９の摺動移動により、導入部材４７の供給口４７Ｃに付着したコーヒー粉７２をスクレイパー３９のブラシ１０１により払い落としていたが、後述する第１自動洗浄時においてスクレイパー３９を摺動移動させることにより、導入部材４７の供給口４７Ｃに付着したコーヒー粉７２をスクレイパー３９のブラシ１０１により払い落としてもよい。
【００５１】
また、上記のように構成されたエスプレッソコーヒー抽出機１では、図６に示すように、粉シュータ４５の導入部材４７の底部において、斜面部４７Ａが形成されており、さらに、斜面部４７Ａの下端部に対応して供給口４７Ｃが形成されている。従って、粉受け部材４６の案内部４６Ｃから供給されたコーヒー粉７２は、傾斜面部４７Ａに沿って下方に流下し、供給口４７Ｃからシリンダ筒部１９内に供給される（図１２の矢印７０，７１参照）。しかしながら、図１２に示すように、供給口４７Ｃはシリンダ筒部１９の上方に位置するので、供給口４７Ｃからシリンダ筒部１９内へコーヒー粉７２が流れ落ちていく際に、当該コーヒー粉７２の僅かな一部が、まいあがって、シリンダ部材１６の上端面に落ちることは避けられない。この点、シリンダ部材１６の上端面に落ちたコーヒー粉７２は、スクレイパー３９が接触して摺動する範囲に落ちていれば、スクレイパー３９が、シリンダ部材１６の上端面に沿って、シリンダ部材１６の正面側端縁部まで前側方向（図１５中、左側方向）に摺動移動することにより、排出スロープ８を介して、滓容器７内に除去させることができる。そこで、供給口４７Ｃからシリンダ筒部１９内へコーヒー粉７２が流れ落ちていく際に、当該コーヒー粉７２の僅かな一部がシリンダ部材１６の上端面に落ちても、スクレイパー３９の接触範囲に落ちるように、斜面部４７Ａの傾斜角度αをもって、供給口４７Ｃからのコーヒー粉７２の流れを制御する。
【００５２】
例えば、図１２の矢印１１１に示すように、供給口４７Ｃからシリンダ筒部１９内へ落ちていくコーヒー粉７２の流れが、シリンダ筒部１９の正面側端縁部付近に位置するように、斜面部４７Ａの傾斜角度αを決定する。この場合では、当該コーヒー粉７２の僅かな一部がシリンダ部材１６の上端面に落ちても、シリンダ部材１６の上端面の正面側端縁部に落ちるので、スクレイパー３９が、シリンダ部材１６の上端面に沿って、シリンダ部材１６の正面側端縁部まで前側方向（図１５中、左側方向）に摺動移動すると、排出スロープ８を介して、滓容器７内に除去させることができる。尚、スクレイパー３９の摺動移動は抽出毎に行われるので、シリンダ部材１６の上端面にコーヒー粉７２が堆積していくことはない。
【００５３】
従って、上記のように構成されたエスプレッソコーヒー抽出機１では、供給口４７Ｃからシリンダ筒部１９内へコーヒー粉７２が流れ落ちていく際に、当該コーヒー粉７２の僅かな一部がシリンダ部材１６の上端面に落ちても、スクレイパー３９の摺動移動により、シリンダ部材１６の上端面に落ちたコーヒー粉７２を滓容器７内に除去させることができるので、シリンダ部材１６の上端面がコーヒー粉７２で汚れることを抑えることができ、もって、シリンダ部材１６の上端面の洗浄について、その回数・時間を低減させることができる。
【００５４】
次に、上記のように構成されたエスプレッソコーヒー抽出機１の第１自動洗浄時の機構動作について図２１乃至図２４に基づいて説明する。図２１は本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の第１自動洗浄時のピストンが下点位置にある状態を示す概略断面図である。図２２は本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の第１自動洗浄時のピストンが上点位置にある状態を示す概略断面図である。図２３は本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の第１自動洗浄時のピストンが最下点位置にある状態を示す概略断面図である。図２４は本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の第１自動洗浄が終了時にピストンユニットが原点位置にある状態を示す概略断面図である。
【００５５】
上記のように構成されたエスプレッソコーヒー抽出機１の第１自動洗浄時では、先ず、図２１に示すように、ピストン駆動モータ３２が回転駆動され、リードスクリューネジ２７を介してピストンユニット１２が矢印７３方向に移動することにより、ピストン３３の下端面をシリンダ筒部１９内の所定の下点位置に移動させる。そして、エスプレッソコーヒー抽出用の水を所定圧力で圧送する加圧ポンプ（図示せず）により、抽出用電磁弁７４及び押出部材２２に形成される注湯貫通孔７５を介して、所定温度に加熱された湯水を、供給パイプ７６を介して、シリンダ筒部１９内に供給し、ピストン３３内の抽出孔３５及び管継手３７等を介してコーヒー注出ノズルから排出させる。
【００５６】
その後、図２２に示すように、ピストン駆動モータ３２が回転駆動され、リードスクリューネジ２７を介してピストンユニット１２が矢印７７方向に移動することにより、ピストン３３の下端面をシリンダ筒部１９内の所定の上点位置に移動させる。さらに、図２１に示すように、ピストン駆動モータ３２が回転駆動され、リードスクリューネジ２７を介してピストンユニット１２が矢印７３方向に移動することにより、ピストン３３の下端面をシリンダ筒部１９内の所定の下点位置に移動させる。このようにして、ピストン３３の下端面をシリンダ筒部１９内の所定の下点位置と所定の上点位置との間で所定回数往復動させた後、図２１に示すように、ピストン３３の下端面をシリンダ筒部１９内の所定の下点位置に停止させ、再び、エスプレッソコーヒー抽出用の水を所定圧力で圧送する加圧ポンプ（図示せず）により、押出部材２２に形成される注湯貫通孔７５を介して、所定温度に加熱された湯水を、供給パイプ７６を介して、シリンダ筒部１９内に供給し、ピストン３３内の抽出孔３５及び管継手３７等を介してコーヒー注出ノズルから排出させる。
【００５７】
そして、上述したピストン３３の上下動と湯水の排出を所定回数繰り返した後は、図２３に示すように、ピストン駆動モータ３２が回転駆動され、リードスクリューネジ２７を介してピストンユニット１２が矢印７３方向に移動することにより、ピストン３３の下端面をシリンダ筒部１９内の所定の最下点位置に移動させる。これにより、シリンダ筒部１９内の湯水は、ピストン３３内の抽出孔３５及び管継手３７等を介してコーヒー注出ノズルから排出され、シリンダ筒部１９内の水切りが行われる。その後は、図２４に示すように、ピストン駆動モータ３２が回転駆動され、リードスクリューネジ２７を介してピストンユニット１２が矢印７７方向に移動させて、ピストンユニット１２を原点位置に復帰させることにより、ピストン３３の下端面をシリンダ筒部１９より上方の位置に移動させる。このとき、シリンダ筒部１９の底部にバネ２３によって押圧される押出部材２２は、ピストンユニット１２の下枠部材３０の上昇により、バネ２３に抗して上方に（矢印７７方向に）持ち上げられて、押出部材２２の上端面が、シリンダ部材１６の上端面と同一平面上に位置する高さまで持ち上げられる。
これにより、第１自動洗浄が終了する。
【００５８】
尚、ピストン３３の下端面や押出部材２２の上端面に関する位置のデータは、予め制御回路部のＲＯＭに記憶されている。
【００５９】
また、上記のように構成されたエスプレッソコーヒー抽出機１では、第１自動洗浄の直後に、以下の第２自動洗浄を行っている。そこで、以下に、上記のように構成されたエスプレッソコーヒー抽出機１の第２自動洗浄時の機構動作について図２４乃至図２６に基づいて説明する。図２４は、本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の第１自動洗浄が終了時にピストンユニットが原点位置にある状態を示す概略断面図であるとともに、本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の第２自動洗浄の開始状態を示す概略断面図である。図２６は本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の第２自動洗浄時のスクレイパーが摺動移動した状態を示す概略断面図である。図２７は本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の第２自動洗浄時のスクレイパーが原点に復帰した状態を示す概略断面図である。
【００６０】
第１自動洗浄の直後は、図２４に示すように、シリンダ筒部１９の底部にバネ２３によって押圧される押出部材２２は、ピストンユニット１２の下枠部材３０の上昇により、バネ２３に抗して上方に（矢印７７方向に）持ち上げられて、押出部材２２の上端面が、シリンダ部材１６の上端面と同一平面上に位置する高さまで持ち上げられている。そこで、第２自動洗浄では、この状態において、エスプレッソコーヒー抽出用の水を所定圧力で圧送する加圧ポンプ（図示せず）により、押出部材２２に形成される注湯貫通孔７５を介して、所定温度に加熱された湯水を、供給パイプ７６を介して、押出部材２２の上端面から排出させる。このとき、押出部材２２の上端面から排出された湯水は、流水となって、排出スロープ８上を通って滓容器７内に流れ出る。これにより、押出部材２２の上端面に設けられたフィルタや排出スロープ８上に付着した抽出済みコーヒー粉７２の滓を確実に洗い流すことができる。
【００６１】
さらに、第２自動洗浄では、押出部材２２の上端面から湯水が排出されている状態において、図２５に示すように、スクレイパー駆動モータ４１を回転駆動して、スクレイパー３９をシリンダ部材１６の上端面に沿って、シリンダ部材１６の正面側端縁部まで前側方向（図２５中、左側方向）に摺動移動させ、その後に、図２６に示すように、スクレイパー駆動モータ４１を再度、逆回転駆動して、スクレイパー３９をシリンダ部材１６上を摺動移動させて原点位置にまで戻させる。このとき、押出部材２２の上端面はシリンダ部材１６の上端面と同一平面上に位置する高さまで持ち上げられており、シリンダ部材１６の上端面を摺動するスクレイパー３９が湯水を排出している押出部材２２の上端面を掻き取るので、押出部材２２の上端面に設けられたフィルタに付着した抽出済みコーヒー粉７２の滓をより一層確実に洗い落とすことができる。また、スクレイパー３９はシリンダ部材１６上を摺動移動するものであることから、押出部材２２の上端面から排出されている湯水により、スクレイパー３９の下面に付着した抽出済みコーヒー粉７２の滓を取り除くこともできる。また、仮に、押出部材２２の上端面に設けられたフィルタや、排出スロープ８上、スクレイパー３９の下面に付着した抽出済みコーヒー粉７２の滓を洗い流せなっかたとしても、１日に１回の程度で定期的に第２自動洗浄を実行すれば、それらの部分を湯水で湿らせた状態にすることができるので、抽出済みコーヒー粉７２の滓の堆積や固着を防止でき、もって、人手による掃除の時間・回数を低減させることができる。
【００６２】
さらに、上記のように構成されたエスプレッソコーヒー抽出機１では、スクレイパー３９の上面において、図１８のブラシ１０１に代えて、図２７のゴム製のワイパー１２１を設けてもよい。この場合では、上述した第２自動洗浄において、図２５に示すように、スクレイパー３９が、シリンダ部材１６の上端面に沿って、シリンダ部材１６の正面側端縁部まで前側方向（図２５中、左側方向）に摺動移動すれば、スクレイパー３９のワイパー１２１がピストン３３の下端面を払い、ピストン３３の下端面に設けられたフィルタに付着した抽出済みコーヒー粉７２の滓を落とすことができる。このとき、シリンダ部材１６の上端面に落ちた抽出済みコーヒー粉７２の滓は、摺動移動するスクレイパー３９や押出部材２２の上端面から排出されている湯水により、排出スロープ８を介して、滓容器７内に流されて除去される。
【００６３】
もっとも、スクレイパー３９のワイパー１２１がピストン３３の下端面を払う際においては、押出部材２２の上端面は、シリンダ部材１６の上端面と同一平面上に位置する高さまで持ち上げられている必要はなく、シリンダ筒部１９に内在して、スクレイパー３９の摺動移動に支障が生じない位置にあればよい。
【００６４】
さらに、図２６に示すようにして、スクレイパー３９がシリンダ部材１６上を摺動移動させられて原点位置まで戻るまでの間においても、スクレイパー３９のワイパー１２１がピストン３３の下端面を払えば、ピストン３３の下端面に設けられたフィルタに付着した抽出済みコーヒー粉７２の滓を落とすことができる。
【００６５】
従って、上記のように構成されたエスプレッソコーヒー抽出機１では、ピストン３３の下端面に設けられたフィルタに抽出済みコーヒー粉７２の滓が付着しても、第２自動洗浄においてスクレイパー３９のワイパー１２１により拭い落とされるので、ピストン３３の下端面に設けられたフィルタに抽出済みコーヒー粉７２の滓が殆ど付着していない状態を保つことができる。そのため、図１３のコーヒー抽出時において、抽出済みコーヒー粉７２の滓がシリンダ筒部１９内で圧縮されるような事態を防止することができ、これにより、抽出時間や抽出圧力が安定するので、風味が安定したエスプレッソコーヒーを提供することができる。これらの点は、上述した第２自動洗浄に限るものでなく、通常運転時の待機中において、スクレイパー３９を摺動移動させて、ピストン３３の下端面に設けられたフィルタに付着した抽出済みコーヒー粉７２の滓を拭い落とす場合でも、同様である。
【００６６】
但し、スクレイパー３９の上面に設けられたワイパー１２１については、図２５に示すように、スクレイパー３９が、シリンダ部材１６の上端面に沿って、シリンダ部材１６の正面側端縁部まで前側方向（図２５中、左側方向）に摺動移動する際において、及び、図２６に示すように、スクレイパー３９がシリンダ部材１６上を摺動移動させられて原点位置にまで戻る際において、導入部材４７の供給口４７Ｃに接触させないようにする。なぜなら、スクレイパー３９の上面に設けられたワイパー１２１は、スクレイパー３９の摺動移動中にピストン３３の下端面を払うので、湿った状態にあることが多く、この状態で導入部材４７の供給口４７Ｃに接触させてしまうと、導入部材４７の供給口４７Ｃにコーヒー粉７２が付着しやすくなるからである。従って、スクレイパー３９の上面に設けられたワイパー１２１は、図３０に示すように、スクレイパー３９が原点位置にある際において、ピストン３３と導入部材４７の間に位置するように設けられる。
【００６７】
尚、スクレイパー３９の上面に設けられたワイパー１２１は、直線状のものに限定されるものではなく、図２８に示すように、スクレイパー３９の円弧状の縁端に沿って設けられるものでもよい。特に、この場合には、スクレイパー３９の円弧状の縁端に傾斜面１０２を設けていると（図２９参照）、ワイパー１２１で拭い落とされた抽出済みコーヒー粉７２の滓が傾斜面１０２を滑ってシリンダ部材１６の上端面に落ちるので、スクレイパー３９の上面に抽出済みコーヒー粉７２の滓がたまることがない。
また、スクレイパー３９の上面に設けられたワイパー１２１は、ブラシ状のものであってもよい。
【００６８】
以上詳細に説明したように、本実施の形態のエスプレッソコーヒー抽出機１では、第２自動洗浄時において、図２４に示すように、シリンダ筒部１９の内に残存する抽出済みコーヒー粉ケーキ７２をシリンダ筒部１９内から外部へ押し出すための押出部材２２の上端面を、シリンダ部材１６の上端面と同一平面上に位置する高さまで持ち上げ、その後に、エスプレッソコーヒー抽出用の水を所定圧力で圧送する加圧ポンプ（図示ぜす）により、押出部材２２に形成される注湯貫通孔７５を介して、所定温度に加熱された湯水を、供給パイプ７６を介して、押出部材２２の上端面から排出させ、押出部材２２の上端面に設けられたフィルタを洗浄している。このとき、押出部材２２の上端面に設けられたフィルタを洗浄した湯水は、シリンダ筒部１９内にたまることなく、シリンダ部材１６の上端面から排出スロープ８を介して滓容器７内に流れ出る。従って、湯水（エスプレッソコーヒー抽出用の水）を流水として使用することにより、押出部材２２の上端面に設けられたフィルタに付着した抽出済みコーヒー粉７２の滓を取り除くことをより確実にしている。
【００６９】
さらに、本実施の形態のエスプレッソコーヒー抽出機１では、第２自動洗浄時において、図２５や図２６に示すように、湯水（エスプレッソコーヒー抽出用の水）を押出部材２２の上端面から排出させている最中にシリンダ部材１６の上端面を摺動して往復動するスクレイパー３９を備えており、このとき、押出部材２２の上端面はシリンダ部材１６の上端面と同一平面上に位置する高さまで持ち上げられており、シリンダ部材１６の上端面を摺動するスクレイパー３９が、湯水（エスプレッソコーヒー抽出用の水）を排出している押出部材２２の上端面を掻き取り、押出部材２２の上端面に設けられたフィルタに付着した抽出済みコーヒー粉７２の滓を掻き取ることができる。よって、押出部材２２の上端面に設けられたフィルタは、湯水（エスプレッソコーヒー抽出用の水）で流水洗浄されながら、スクレイパー３９で掻き取られることから、押出部材２２の上端面に設けられたフィルタに付着した抽出済みコーヒー粉７２の滓を取り除くことをより一層に確実にしている。
【００７０】
また、本実施の形態のエスプレッソコーヒー抽出機１では、図１３に示すように、ピストン３３がシリンダ筒部１９内に下降して、シリンダ筒部１９内のコーヒー粉７２とエスプレッソコーヒー抽出用の水とに圧力を加えて、エスプレッソコーヒーを抽出した後、図１４に示すように、ピストン３３の下端面をシリンダ筒部１９の上方にまで移動させると、抽出済みコーヒー粉ケーキ７２がシリンダ筒部１９内に残存する一方で、抽出済みコーヒー粉ケーキ７２の一部がピストン３３の下端面に設けられたフィルタに付着することがある。しかしながら、本実施の形態のエスプレッソコーヒー抽出機１では、第２自動洗浄時や通常運転時の待機中において、図２４に示すように、ピストン３３の下端面をシリンダ筒部１９の上方にまで移動させた後で、図２５及び図２６に示すように、スクレイパー３９がシリンダ部材１６の上端面を摺動して往復動すると、スクレイパー３９の上面に設けられたワイパー１２１（図２７〜図３０参照）が、ピストン３３の下端面に設けられたフィルタに接触する。従って、抽出済みコーヒー粉ケーキ７２が残存するシリンダ筒部１９以外において、例えば、抽出済みコーヒー粉ケーキ７２の一部がピストン３３の下端面に設けられたフィルタに付着することがあっても、スクレイパー３９の上面に設けられたワイパー１２１（図２７〜図３０参照）で掻き落とすことができる。
【００７１】
この点、第２自動洗浄時において、ピストン３３の下端面に設けられたフィルタを、スクレイパー３９の上面に設けられたワイパー１２１（図２７〜図３０参照）で掻き取ると、このときは、第１洗浄時の直後であって、図２１〜図２３に示すように、シリンダ筒部１９内にまで移動させたピストン３３の下端面を湯水（エスプレッソコーヒー抽出用の水）で洗浄した直後であるから、スクレイパー３９の上面に設けられたワイパー１２１（図２７〜図３０参照）で掻き落とすことをより確実にすることができる。
【００７２】
また、通常運転時の待機中において、ピストン３３の下端面に設けられたフィルタを、スクレイパー３９の上面に設けられたワイパー１２１（図２７〜図３０参照）で掻き取ると、図１３に示すように、ピストン３３がシリンダ筒部１９内に下降して、シリンダ筒部１９内のコーヒー粉７２とエスプレッソコーヒー抽出用の水とに圧力を加えて、エスプレッソコーヒーを抽出する際に、ピストン３３の下端面に設けられたフィルタに抽出済みコーヒー粉ケーキ７２の一部が付着した状態にあることを防止できるので、エスプレッソコーヒーの抽出を正常に保つことができる。
【００７３】
また、本実施の形態のエスプレッソコーヒー抽出機１では、コーヒー粉７２とエスプレッソコーヒー抽出用の水とからエスプレッソコーヒーが抽出されるシリンダ筒部１９に対して、図１２に示すように、導入部材４７の供給口４７Ｃから所定量のコーヒー粉７２を供給するので、コーヒー粉７２が導入部材４７の供給口４７Ｃに付着することがあるが、この点、図１４〜図１６に示すように、抽出毎において、スクレイパー３９がシリンダ部材１６の上端面を摺動して往復動すると、スクレイパー３９に設けられたブラシ１０１が導入部材４７の供給口４７Ｃに接触するので、コーヒー粉７２を供給するための導入部材４７の供給口４７に付着したコーヒー粉７２を、スクレイパー３９に設けられたブラシ１０１で掻き落とすことができる。
【００７４】
また、本実施の形態のエスプレッソコーヒー抽出機１では、コーヒー粉７２とエスプレッソコーヒー抽出用の水とからエスプレッソコーヒーが抽出されるシリンダ筒部１９に対して、図１２に示すように、導入部材４７の供給口４７Ｃから所定量のコーヒー粉７２を供給するので、コーヒー粉７２の僅かな一部がシリンダ部材１６の上端面にまい落ちることがあるが、この点、導入部材４７の斜面部４７Ａの傾斜角度αを調整することにより、シリンダ部材１６の上端面にまい落ちるコーヒー粉７２の範囲をスクレイパー３９の接触範囲内にしたので、シリンダ部材１６の上端面に接触しながらすり動くスクレイパー３９により、シリンダ部材１６の上端面に付着するコーヒー粉７２を掻き落とすことができる。すなわち、導入部材４７の下端（供給口４７Ｃの端縁と斜面部４７Ａとが交差する稜線）の垂直投影部がスクレイパー３９の接触範囲内にあれば、スクレイパー３９により、シリンダ部材１６の上端面に付着するコーヒー粉７２を掻き落とすことができる。
【００７５】
【発明の効果】
請求項１に係る発明の飲料抽出機では、抽出シリンダ内に残存する飲料抽出物質の滓を抽出シリンダ内から外部へ押し出すための押出部材の表面を、抽出シリンダの端面にまで移動させた後で湯水供給手段の湯水で洗浄しており、このとき、押出部材の表面を洗浄した湯水は、飲料を抽出するための湯水供給手段の湯水を流水として使用することにより、押出部材の表面に付着した飲料抽出物質の滓を取り除くことをより確実にすることができる。
【００７６】
さらに、請求項２に係る発明の飲料抽出機では、押出部材の表面を抽出シリンダの端面にまで移動させて洗浄する際に抽出シリンダの端面に接触しながらすり動く摺動手段を備えており、押出部材の表面が湯水供給手段の湯水で洗浄される際には、押出部材の表面が抽出シリンダの端面にまで移動されているので、摺動手段は、抽出シリンダの端面に接触しながらすり動くと、押出部材の表面までも接触しながらすり動くことが可能となり、押出部材の表面に付着した飲料抽出物質の滓を掻き取ることができる。よって、押出部材の表面は、湯水供給手段の湯水で流水洗浄されながら、摺動手段で掻き取られることから、押出部材の表面に付着した飲料抽出物質の滓を取り除くことをより一層に確実にすることができる。
【００７７】
請求項３に係る発明の飲料抽出機では、押進部材が抽出シリンダ内を外部から押し進んで、抽出シリンダ内の飲料抽出物質と湯水とを加えて飲料を抽出した後、押進部材の表面を前記抽出シリンダの外部にまで移動させると、飲料抽出物質の滓が抽出シリンダ内に堆積する一方で、飲料抽出物質の滓が押進部材の表面に付着することがあるが、この点、押進部材の表面を抽出シリンダの外部にまで移動させた後に、摺動手段が抽出シリンダに接触しながらすり動くと、摺動手段に設けられた払拭手段が押進部材の表面に接触するので、飲料抽出物質の滓が堆積する抽出シリンダ内以外の面である押進部材の表面に付着した飲料抽出物質の滓を、摺動手段に設けられた払拭手段で掻き落とすことができる。
【００７８】
さらに、請求項４に係る発明の飲料抽出機では、抽出シリンダ内にまで移動させた押進部材の表面を湯水供給手段の湯水で洗浄した後に、摺動手段に設けられた払拭手段で押進部材の表面を掻き取るので、押進部材の表面に付着した飲料抽出物質の滓を取り除くことをより確実にすることができる。
【００７９】
あるいは、請求項５に係る発明の飲料抽出機では、押進部材が抽出シリンダの外部で待機している最中に、摺動手段に設けられた払拭手段で押進部材の表面を掻き取るので、押進部材の表面に飲料抽出物質の滓が付着した状態で、押進部材が抽出シリンダ内を外部から押し進み、抽出シリンダ内の飲料抽出物質と湯水とに圧力を加えて飲料を抽出するケースを防止できるので、飲料の抽出を正常に保つことができる。
【００８０】
請求項６に係る発明の飲料抽出機では、粉砕された飲料抽出物質と湯水とから飲料が抽出される抽出シリンダに対して、案内部材の供給口から飲料抽出物質を供給するので、粉状の飲料抽出物質が案内部材の供給口に付着することがあるが、この点、摺動手段が抽出シリンダに接触しながらすり動くと、摺動手段に設けられた払取手段が案内部材の供給口に接触するので、飲料抽出物質を供給するための導入手段の供給口に付着した飲料抽出物質を、摺動手段に設けられた払取手段で掻き落とすことができる。
【００８１】
請求項７に係る発明の飲料抽出機では、粉砕された飲料抽出物質と湯水とから飲料が抽出される抽出シリンダに対して、案内部材の供給口から飲料抽出物質を供給するので、粉状の飲料抽出物質が抽出シリンダに付着することがあるが、この点、導入手段の供給口の下端を摺動手段の接触範囲内にしたので、抽出シリンダに接触しながらすり動く摺動手段により、抽出シリンダーに付着した飲料抽出物質を掻き落とすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の概略構成を示す斜視図である。
【図２】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の概略構成を示す側面図である。
【図３】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の抽出ユニットの概略構成を示す斜視図である。
【図４】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の抽出ユニットの概略構成を示す側面図である。
【図５】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の粉シュータの概略構成を示す斜視図である。
【図６】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の粉シュータの概略構成を示す側面図である。
【図７】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の粉シュータの分割時の概略構成を示す斜視図である。
【図８】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の粉シュータの分割時の概略構成を示す側面図である。
【図９】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の粉シュータをエスプレッソコーヒー抽出機に取り付けた際の粉供給機構について示した模式図である。
【図１０】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の湯気排出機構の概略構成を示す斜視図である。
【図１１】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の湯気排出機構の概略構成を示す側断面図である。
【図１２】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機のコーヒー粉導入時の状態を示す概略断面図である。
【図１３】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機のコーヒー粉圧縮及びコーヒー抽出時の状態を示す概略断面図である。
【図１４】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の抽出済みコーヒー粉がシリンダ筒部の上端部に押し出された状態を示す概略断面図である。
【図１５】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の抽出済みコーヒー粉排出時の状態を示す概略断面図である。
【図１６】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の抽出済みコーヒー粉排出時のスクレイパーが原点位置に復帰した状態を示す概略断面図である。
【図１７】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の新たなコーヒー粉導入時の状態を示す概略断面図である。
【図１８】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機のスクレイパーについて示した斜視図である。
【図１９】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機のスクレイパーについて示した斜視図である。
【図２０】図１９のスクレイパーについて示した断面図である。
【図２１】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の第１自動洗浄時のピストンが下点位置にある状態を示す概略断面図である。
【図２２】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の第１自動洗浄時のピストンが上点位置にある状態を示す概略断面図である。
【図２３】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の第１自動洗浄時にピストンが最下点位置にある状態を示す概略断面図である。
【図２４】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の第１自動洗浄が終了時にピストンユニットが原点位置にある状態を示す概略断面図であるとともに、本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の第２自動洗浄の開始状態を示す概略断面図である。
【図２５】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の第２自動洗浄時のスクレイパーが摺動移動した状態を示す概略断面図である。
【図２６】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機の第２自動洗浄時のスクレイパーが原点に復帰した状態を示す概略断面図である。
【図２７】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機のスクレイパーについて示した斜視図である。
【図２８】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機のスクレイパーについて示した斜視図である。
【図２９】図２８のスクレイパーについて示した断面図である。
【図３０】本実施形態に係るエスプレッソコーヒー抽出機のスクレイパーに設けられたワイパーの位置関係を示す概略断面図である。
【符号の説明】
１………エスプレッソコーヒー抽出機２………抽出ユニット
３………コーヒーミル１１………シリンダユニット
１２………ピストンユニット１３………除去ユニット
１６………シリンダ部材１９………シリンダ筒部
３３………ピストン４５………粉シュータ４６………粉受け部材
４７………導入部材４７Ａ………上面開口５２………鍔部
５３………嵌合突起５４………係止部材５４Ａ………係止溝
５５………シュータブラケット５５Ａ………板状部
１０１………ブラシ１２１………ワイパー[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a beverage extractor for extracting a beverage from a beverage extract and hot water in an extraction cylinder.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, in a beverage extractor that extracts a beverage from a beverage extract such as coffee and hot water, the slag of the beverage extract is discharged by scraping off the scum of the beverage extract.
[0003]
In this regard, as a means for scraping off the beverage extractable material, when using a reciprocating scraper, when the beverage extractable material sticks to the scraper, the performance of scraping off the beverage extractable material is reduced, In many cases, the scraper is cleaned (for example, see Patent Document 1).
In addition, there is one that uses hot and cold water for extracting a beverage in order to wash all components contaminated with (a slag of) a beverage extract substance (see Patent Document 2).
[0004]
[Patent Document 1]
Registered Utility Model No. 2550983 (Page 2-3, FIG. 2)
[Patent Document 2]
JP-A-1-170430 (pages 2-4, FIG. 4)
[0005]
Further, in a beverage extractor that extracts a beverage from a beverage extract such as coffee and hot water, the beverage extract in powder form remains as it is to prevent the derivation and hygiene of the beverage extract from being impaired. There is one that shocks a shooter for supplying an extractable substance to remove a beverage extractable substance attached to the shooter (see Patent Document 3).
[0006]
[Patent Document 3]
Japanese Utility Model Publication No. 2-37094 (Pages 2-4, Fig. 1)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, even when the scraper of the beverage extract is scraped off by the reciprocating scraper, the scraper passes over a part of the residue of the beverage extract, so that the scrap of the beverage extract remains attached. In addition, even when washing all the parts contaminated by the beverage extract material (slag) using hot water for extracting the beverage, since the hot water is stored in the extraction cylinder, Beverages of the beverage extract material may adhere again.
[0008]
Therefore, the present invention has been made in view of the above points, and by using hot and cold water for extracting a beverage as running water, the beverage extraction more reliably removes the residue of the beverage extract substance attached thereto. The first task is to provide a machine.
[0009]
In addition, the scraper that scrapes off the beverage extractable material scrapes off only the surface on which the beverage extractable material residue is deposited, and thus cannot scrape off the beverage extractable material residue attached to parts other than the surface. Further, as described above, even if all the parts contaminated with the beverage extract material (slag) are washed using hot water for extracting the beverage, the residue of the beverage extract material is not removed from the surface. It may adhere again.
[0010]
In view of the above, the present invention has been made in view of the above points, and provides a beverage extractor capable of scraping off the beverage extract material residue attached to a portion other than the surface on which the beverage extract material residue is deposited. This is a second problem.
[0011]
In addition, when the shooter for supplying the powdery beverage extract is shocked to remove the beverage extract attached to the shooter, the vibration of the shooter is reduced without touching the drink extract attached to the shooter. Since the beverage extract adhered to the shooter drops via the shooter, the beverage extract adhered to the shooter could not be removed depending on the adhesion state of the beverage extract.
[0012]
Therefore, the present invention has been made in view of the above points, and provides a beverage extractor capable of scraping off a beverage extract attached to a supply port of an introduction unit for supplying a beverage extract. As a third problem.
[0013]
In addition, when the shooter for supplying the powdery beverage extract is shocked to remove the beverage extract attached to the shooter, the beverage extract attached to the shooter falls and is attached to the end surface of the extraction cylinder. Beverage extract material often adheres. Also, when the beverage extract is supplied into the extraction cylinder by a shooter, a part of the beverage extract often adheres to the end surface of the extraction cylinder.
[0014]
In such a case, since the end surface of the extraction cylinder to which the powdery beverage extract material adheres is not the surface on which the residue of the beverage extract material is deposited, it is attached to the end surface of the extraction cylinder by a scraper that scrapes off the residue of the beverage extract material. It is not possible to exclude the extracted beverage extract. In addition, since the end surface of the extraction cylinder to which the powdery beverage extract substance is attached is not in the extraction cylinder in which hot water for washing is stored, all parts contaminated by the beverage extract substance are used to extract the beverage. Washing with hot water does not remove the beverage extract attached to the end surface of the brew cylinder.
[0015]
Then, this invention was made in view of the above point, and makes it a 4th subject to provide the beverage extraction machine which can scrape off the beverage extraction substance adhered to the end surface of the extraction cylinder.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 made to solve the first problem has an extraction cylinder to which a pulverized beverage extract substance is supplied, and hot water supply means to supply hot water to the extraction cylinder. A beverage extractor for extracting a beverage from a beverage extract and hot water in the extract cylinder, wherein the beverage extract remaining in the extract cylinder while moving in the extract cylinder is discharged from the extract cylinder to the outside. An extrusion member is provided, and the surface of the extrusion member is washed with hot water of the hot water supply means.
[0017]
The invention according to claim 2 is the beverage brewing machine according to claim 1, wherein the surface of the extrusion member is moved to the end surface of the extraction cylinder to contact the end surface of the extraction cylinder when washing. And sliding means for sliding.
[0018]
The invention according to claim 3, which has been made to solve the second problem, is an extraction cylinder to which a pulverized beverage extract is supplied, hot water supply means for supplying hot water to the extraction cylinder, and the extraction cylinder A pusher member for pushing the inside from the outside and adding a beverage extractable substance and hot and cold water in the extraction cylinder to extract a beverage, and a beverage brewing machine comprising: A sliding unit that slides while contacting the extraction cylinder after being moved to the outside, and a wiping unit provided on the sliding unit, wherein the wiping is performed when the sliding unit is moved. Means is in contact with the surface of the pushing member.
[0019]
The invention according to claim 4 is the beverage brewing machine according to claim 3, wherein the surface of the pushing member moved to the inside of the brewing cylinder is washed with hot and cold water of the hot and cold water supply means, Moving the sliding means is performed.
[0020]
The invention according to claim 5 is the beverage brewing machine according to claim 3, wherein the movement of the sliding means is performed while the pushing member is waiting outside the brewing cylinder. Is characterized.
[0021]
The invention according to claim 6 made to solve the third problem is to provide an extraction cylinder from which a beverage is extracted from pulverized beverage extract and hot water, and to supply the beverage extract to the extraction cylinder. A brewing machine having a supply port provided with a supply port, and a sliding means that slides in contact with the brewing cylinder, and a payout means provided on the sliding means, When the movement of the moving means is performed, the paying means contacts the supply port of the introduction means.
[0022]
The invention according to claim 7 made in order to solve the fourth problem is to provide an extraction cylinder from which a beverage is extracted from pulverized beverage extract and hot water, and to supply the beverage extract to the extraction cylinder. A brewing machine having a supply port provided with a supply port, wherein a slide means sliding in contact with the brewing cylinder is provided, and a lower end of the supply port of the introduction means is within a contact range of the slide means. It is characterized by having.
[0023]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment in which the beverage brewing machine according to the present invention is embodied as an espresso coffee brewing machine will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a perspective view showing a schematic configuration inside an espresso coffee brewing machine according to the present embodiment. FIG. 2 is a side sectional view thereof.
[0024]
As shown in FIGS. 1 and 2, the espresso coffee brewing machine 1 includes an brewing unit 2 for brewing espresso coffee, a coffee mill 3 disposed above the brewing unit 2 for grinding coffee beans, and a coffee mill. A powder supply mechanism 4 disposed between the extraction unit 2 and the extraction unit 2 for guiding coffee grounds ground by the coffee mill 3 to the extraction unit 2; A steam discharging mechanism 5 for discharging steam generated at the time outside the apparatus, and a bean hopper (not shown) which is disposed above the coffee mill 3 and into which coffee beans are charged are disposed.
Further, on the left side of the extraction unit 2, a sac container 7 into which a cylindrically compressed coffee powder cake from which the espresso coffee removed from the extraction unit 2 has been extracted is placed. Between the slag container 7, a discharge slope 8 for guiding the coffee powder cake from the extraction unit 2 to the slag container 7 is provided. Such a discharge slope 8 will be arranged on the opposite side of the coffee mill 3 with respect to the brewing unit 2. The slag container 7 can be taken out of the apparatus.
Hereinafter, the espresso coffee brewing machine 1 according to the present embodiment will be described in detail for each part.
[0025]
First, a schematic configuration of the extraction unit 2 for extracting espresso coffee will be described with reference to FIGS. FIG. 3 is a perspective view showing a schematic configuration of an extraction unit of the espresso coffee extraction machine according to the present embodiment, and FIG. 4 is a side view thereof. Here, the extraction unit 2 includes a cylinder unit 11 attached to the base member 10 by a screw or the like, a substantially frame-shaped piston unit 12 attached vertically movably to the cylinder unit 11, and a side surface of the cylinder unit 11. And a removing unit 13 attached to the unit.
[0026]
Further, the cylinder unit 11 includes a front cylinder mounting member 14 having a crank-shaped vertical cross-section that is erected by a screw or the like on a front edge of the base member 10, and a screw that is rearwardly opposed to the front cylinder mounting member 14. And a cylinder member 16 mounted on the front cylinder mounting member 14 and the rear cylinder mounting member 15 and fixed by screws or the like. It is configured.
[0027]
At a substantially central portion in the front-rear direction (the left-right direction in FIG. 3) of the cylinder member 16, a through-hole 17 penetrating vertically is formed, and a guide bearing 18 for guiding the shaft in the vertical direction is mounted inside. .
A cylinder cylinder portion 19 having a circular shape with a horizontal cross section having a predetermined depth is formed on the front side of the guide bearing 18, and a through hole 20 is formed in the center of the bottom surface of the cylinder cylinder portion 19. I have. A pouring through-hole 21 for injecting hot water pressurized in a substantially right-angled outward direction is formed at a substantially central portion of the through-hole 20 in the vertical direction. An extruding member 22 having a horizontal circular shape and a substantially T-shaped vertical cross section is inserted into the cylinder tube portion 19 from the upper opening to substantially cover the bottom portion of the cylinder tube portion 19 and to be injected from the pouring through hole 21. The hot water to be supplied is supplied into the cylinder tube portion 19. The pushing member 22 is urged downward by a spring 23, and is normally pressed against the bottom surface of the cylinder tube portion 19 to seal the bottom surface portion of the cylinder tube portion 19.
On the rear side of the guide bearing 18, a through hole 24 penetrating vertically is formed. In the through hole 24, a screw member 25 formed by penetrating a female screw portion from the upper portion to the center portion is inserted and attached with each screw 26. A through hole having a predetermined diameter is formed in the rear cylinder mounting member 15 at a position facing the female screw portion of the screw member 25 so that a lead screw screw 27 described later can be inserted therethrough.
[0028]
In addition, the piston unit 12 has a guide shaft 28 of a predetermined length inserted into the guide bearing 18 of the cylinder member 16, and both end edges of the guide shaft 28 are fixed to a substantially central portion, and are opposed substantially in parallel. An upper frame member 29 and a lower frame member 30 each having a predetermined thickness, a front frame member 31 attached to the front end surface of each of the frame members 29 and 30 and facing the front surface of the front cylinder mounting member 14. A lead screw screw 27 of a predetermined length, which is screwed to the screw member 25 of the cylinder member 16 and is rotatably supported at the rear end of each of the frame members 29 and 30, is formed in a substantially frame shape. Have been.
Further, the upper end of the lead screw 27 is provided so as to protrude from the upper surface of the upper frame member 29, and a sleeve is provided on a motor shaft of a piston drive motor 32 constituted by a geared motor or the like attached to the upper surface of the upper frame member 29 via a sleeve. Connected. Thus, by controlling the rotation of the piston drive motor 32, the movement of the piston unit 12 in the vertical and vertical directions is controlled.
[0029]
Further, a piston 33 having an outer diameter substantially equal to the inner diameter of the cylinder tube portion 19 is fixed to a lower end surface of the upper frame member 29 facing the cylinder tube portion 19 of the cylinder member 16 with each screw 34. An O-ring 35 is attached to the lower end edge of the piston 33, and has a liquid-tight structure when it enters the cylinder tube portion 19. An extraction hole 36 having a substantially L-shaped vertical section is formed along the center axis of the piston 33, and a pipe joint 37 is attached to an end of the extraction hole 36 on the outer peripheral surface side. It is connected to an ejection nozzle (not shown).
[0030]
Further, the removing unit 13 attached to the side surface of the cylinder unit 11 includes a scraper mounting base 38 having an inverted L-shaped side surface, and the upper end surface of the cylinder member 16 mounted on the scraper mounting base 38 in the left-right direction (FIG. 4). A scraper 39 having a horizontal L-shaped cross section, which is slidably mounted in a direction perpendicular to the paper surface, and a rack gear 40 which is mounted over substantially the entire length of the front side surface of the scraper 39 in the traveling direction (in FIG. 3, left and right direction). And a scraper drive motor 41 for rotating a pinion gear meshing with the rack gear 40 via a belt gear or the like. Thus, by controlling the rotation of the scraper drive motor 41, the scraper 39 is slidably controlled in the left-right direction over the opening of the cylinder tube portion 19 of the cylinder member 16.
[0031]
Next, a schematic configuration of the powder supply mechanism 4 of the espresso coffee brewing machine 1 according to the present embodiment will be described with reference to FIGS. FIG. 5 is a perspective view showing a schematic configuration of the powder shooter in the powder supply mechanism of the espresso coffee extractor according to the present embodiment. FIG. 6 is a side view thereof. FIG. 7 is a perspective view showing a schematic configuration of the powder supply mechanism of the espresso coffee extractor according to the present embodiment when the powder chute is divided. FIG. 8 is a side view thereof. FIG. 9 is a schematic diagram showing a powder supply mechanism when the powder shooter is attached to an espresso coffee extraction machine.
[0032]
The powder shooter 45 is supplied with the coffee ground crushed by the coffee mill 3 and, at the same time, introduces the powder receiving member 46 disposed above and the coffee powder supplied to the powder receiving member 46 into the cylinder tube portion 19. And an introduction member 47 arranged below as much as possible.
The powder receiving member 46 is formed integrally with a powder receiving portion 46B having an opening 46A having a substantially rectangular shape in a plan view, and a guide portion 46C that is formed to be continuous from the powder receiving portion 46B and that is formed in a funnel shape. Become.
Two notches 48 are formed in a side wall 46D (side wall on the coffee mill 3 side) of the powder receiving portion 46A, and each notch 48 is extended from a bean hopper (not shown) and crushed. A mill pipe 49 for supplying the obtained coffee powder to the powder receiving portion 46B is arranged (see FIG. 9).
A substantially triangular flat plate 50 is integrally formed on a side wall 46E (left side wall in FIG. 5) of the guide portion 46C, and a screw hole 51 is formed in the flat plate 50. Further, a flange 52 is formed integrally with the lower end of the guide portion 46C, and a fitting protrusion fitted on the lower surface of the flange 52 along the inner peripheral wall of the upper surface opening 47B of the introduction member 47. 53 are formed (see FIG. 8).
The upper part of the powder receiving member 46 configured as described above is disposed close to the coffee mill 3 as shown in FIG.
[0033]
The introduction member 47 has a substantially rectangular parallelepiped shape so as to carry the coffee powder supplied to the powder receiving portion 46B of the powder receiving member 46 and guided downward through the guide portion 46C from the upper surface opening 47B to the cylinder cylindrical portion 19. It has a structure. A slope 47A is formed at the bottom of the introduction member 47, and a supply port 47C is formed corresponding to the lower end of the slope 47A. Thus, the coffee powder supplied from the guide portion 46C of the powder receiving member 46 is guided downward through the cylindrical portion of the introduction member 47 from the upper surface opening 47B of the introduction member 47, and downward along the inclined surface portion 47A. It flows down and is supplied into the cylinder tube portion 19 from the supply port 47C.
A locking member 54 is integrally formed at the upper end of the side wall 47D (the side wall on the coffee mill 3 side) of the introduction member 47, and the locking member 54 has a locking groove 54A whose bottom is opened. Is provided. A plate-like portion 55A formed on the shooter bracket 55 is inserted into the locking groove 54A (see FIG. 2), whereby the introduction member 47 is detachably locked and attached to the shooter bracket 55. (See FIG. 9). At the time of the attachment, the introduction member 47 is attached only by being inserted into the plate-like portion 55A of the shooter bracket 55, so that screwing or the like is not required, and further, tools or the like are not required in the attaching operation.
[0034]
In order to attach the powder shooter 45 configured as described above to the espresso coffee brewing machine 1, first, the locking groove 54A of the locking portion 54 of the introduction member 47 is inserted and fitted into the plate-shaped portion 55A of the shooter bracket 55. Then, the introduction member 47 is attached to the shooter bracket 55. At this time, the introduction member 47 can be attached to the shooter bracket 55 simply by inserting the engagement groove 54A of the engagement portion 54 into the plate-shaped portion 55A of the shooter bracket 55.
Subsequently, the fitting protrusion 53 formed on the lower surface of the flange portion 52 of the powder receiving member 46 is fitted along the inner peripheral wall of the upper surface opening 47B of the introduction member 47. At this time, since the fitting protrusion 53 and the upper surface opening 47B of the introduction member 47 are both formed in a rectangular shape, the fitting protrusion 53 is fitted along the inner peripheral wall of the upper surface opening 47B. There is no deviation between 53 and the inner peripheral wall of the upper surface opening 47B, and it is possible to reliably position the powder receiving member 46 and the introducing member 47 with each other.
After being positioned with respect to each other, the flat plate 50 provided on the powder receiving member 46 is fixed to a frame (not shown) provided on the main body of the espresso coffee brewing machine 1 through a screw hole 51 by a decorative screw, so that the powder is obtained. The receiving member 46 is appropriately fixed. In addition, the decorative screw can be screwed and released without using a screwdriver or the like. Therefore, only the powder receiving member 46 is separated from the introducing member 47 without requiring a separate tool or the like, and the espresso coffee brewing machine 1 is used. It can be attached and detached.
[0035]
As described above, at the time of cleaning and maintenance of the espresso coffee brewing machine 1, first remove the decorative screw for fixing the powder receiving member 46, remove the powder receiving member 46 by lifting the powder receiving member 46, and then introduce By lifting the member 47 upward to remove the locking groove 54A of the locking member 54 from the plate-like portion 55A of the shooter bracket 55, the introduction member 47 can be removed from the shooter bracket 55. By the above operation, the powder shooter 45 can be removed from the espresso coffee brewing machine 1.
As described above, the introduction member 47 constituting the powder shooter 45 is detachably attached to the plate-like portion 55A of the shooter bracket 55 by inserting the locking groove 54A of the locking member 54. The powder receiving member 46 is removably positioned and fitted to the introduction member 47 by fitting the fitting projection 53 along the inner peripheral wall of the upper surface opening 47B of the introduction member 47. The powder shooter 45 can be easily attached to and detached from the espresso coffee brewing machine 1 without requiring a special tool or the like.
Further, since the powder chute 45 can be divided into the powder receiving member 46 and the introduction member 47, when the powder chute 45 is removed when the coffee powder remains inside the powder chute 45, the upper powder receiving part is first placed. By removing the member 46, even if the coffee powder inside falls when the member 46 is removed, the coffee powder is received by the introduction member 47 arranged at the lower part, and is carried to the cylinder tube portion 19 through the introduction member 47. It is possible to eliminate the risk of soiling with coffee powder. In addition, the inside can be easily cleaned by dividing into each.
[0036]
Next, a schematic configuration of the steam discharging mechanism 5 of the espresso coffee brewing machine 1 according to the present embodiment will be described with reference to FIGS. 10 and 11. FIG. 10 is a perspective view showing a schematic configuration of a steam discharging mechanism of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment. FIG. 11 is a side sectional view thereof.
[0037]
The steam discharging mechanism 5 basically includes an intake duct 60 serving as a passage for the steam, an exhaust fan 61 for sucking steam in the intake duct 60, and an exhaust duct 62 for discharging the sucked steam to the outside of the machine. Further, the intake duct 60 is formed by combining a body 63 to which the exhaust fan 61 is attached and a front plate 64 attached to cover the front of the body 63. Further, since the body portion 63 and the front plate 64 are fixed to each other by being screwed at two places with decorative screws 65, the front plate 64 can be easily removed.
An intake duct 60 composed of a body portion 63 and a front plate 64 is formed in a Y-shape at an upper portion, and an intake port 66 for taking steam into the intake duct 60 is formed. Is provided with a filter 67. An exhaust fan 61 is provided at the lower central portion of the body 63, and when the exhaust fan 61 rotates, steam generated inside the apparatus is collected at an intake port 66, and further passes through an intake duct 60 to a lower portion. The steam is carried to the exhaust duct 62.
In addition, one end of the exhaust duct 62 is joined to the lower end of the intake duct 60, and the other end is connected to the outside of the espresso coffee brewing machine 1 through the lower side of the base member 10. Accordingly, the steam conveyed through the exhaust fan 61 is configured to pass through the lower portion of the apparatus via the exhaust duct 62 and be discharged outside the apparatus.
[0038]
In the espresso coffee brewing machine 1 according to the present embodiment, the body 63 is fixed to the front surface of the cylinder unit 11, and an intake duct 60 is provided between the brewing unit 2 and the slag container 7. Further, the intake port 66 is arranged so as to sandwich both sides of the discharge slope 8 in the Y-shape.
Accordingly, the intake port 66 is arranged at a position close to the vicinity of the piston 33, the cylinder cylinder portion 19, and the vicinity of the slag container 7, in which steam is generated inside the apparatus. Steam generated in the piston 33 and the cylinder tube portion 19 and steam generated from the used coffee powder cake discharged into the slag container 7 can be efficiently taken into the intake duct 60. The taken steam is cleaned through the filter 67, descends in the intake duct 60, and is discharged from the exhaust duct 62 to the outside of the machine via the exhaust fan 61. The flow of steam is indicated by arrows in FIG.
Further, since the intake port 66 is provided in the direction opposite to the powder shooter 45 with reference to the piston 33 and the cylinder tube portion 19, steam generated in the piston 33 and the cylinder tube portion 19 does not flow toward the powder shooter 45, but the intake port 66 does not flow. To the side. Thereby, it is possible to prevent coffee powder from adhering due to dew condensation on the inner surface of the chute caused by steam entering the chute from the supply port 47C of the powder chute 45.
Also, after removing the slag container 7 from the apparatus, the decorative screw 65 in the intake duct 60 is removed, and the front plate 64 is removed from the body 65, so that no tools or the like are required, and the entire intake duct 60 is removed from the apparatus. Therefore, the filter 67 and the exhaust fan 61 provided in the intake duct 60 can be easily cleaned and replaced.
[0039]
Next, the mechanical operation of the espresso coffee brewing machine 1 configured as described above at the time of introducing the coffee powder, at the time of compressing and extracting the coffee powder, and at the time of discharging the extracted coffee powder will be described with reference to FIGS. . FIG. 12 is a schematic cross-sectional view showing a state of the espresso coffee extractor according to the present embodiment when coffee powder is introduced. FIG. 13 is a schematic sectional view showing a state of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment at the time of coffee powder compression and coffee brewing. FIG. 14 is a schematic cross-sectional view showing a state in which the extracted coffee powder of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment is pushed out to the upper end of the cylinder tube. FIG. 15 is a schematic sectional view showing a state of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment when the extracted coffee powder is discharged. FIG. 16 is a schematic sectional view showing a state in which the scraper of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment has returned to the origin position when the extracted coffee powder is discharged. FIG. 17 is a schematic cross-sectional view showing a state of the espresso coffee extractor according to the present embodiment when new coffee powder is introduced.
[0040]
As shown in FIG. 12, at the time of start-up or when introducing coffee powder from the powder supply mechanism 4, the piston drive motor 32 is driven to rotate, and the piston unit 12 is moved to the vertical origin position via the lead screw 27. . The scraper 39 constituting the discharging means has been moved to the origin position via the scraper drive motor 41 and the rack gear 40. Further, the slag container 7 is disposed so as to abut on a front portion of the cylinder unit 11 facing the cylinder tube portion 19 from the front side.
When the coffee beans are put into a bean hopper (not shown), a predetermined amount of coffee powder is supplied from the coffee mill 3, and the inside of the powder shooter 45 is moved downward from the powder receiving member 46 to the introduction member 47 (arrow). 70 directions). Subsequently, the supplied coffee powder 72 is guided in the introduction member 47 from the outlet edge of the powder receiving member 46, is discharged obliquely downward (in the direction of arrow 71), and is injected into the cylinder tube portion 19, A predetermined amount of coffee powder 72 is deposited on the extruding member 22 in the cylinder tube portion 19.
[0041]
Subsequently, as shown in FIG. 13, when coffee is extracted after compressing the coffee powder 72 in the cylinder tube portion 19 of the extraction unit 2, first, the piston drive motor 32 is driven to rotate, and the lead screw 27 is turned on. Through this, the piston unit 12 is moved to the lowermost position (the direction of the arrow 73) corresponding to the supply amount of the coffee powder 72. The data of the lowermost position corresponding to each supply amount of the coffee powder 72 is stored in the ROM of the control circuit unit in advance.
Accordingly, the piston 33 attached to the upper frame member 29 of the piston unit 12 descends into the cylinder tube portion 19, and compression-molds the coffee powder 72 in the cylinder tube portion 19 into a column having a predetermined volume.
[0042]
On the right side of the extraction unit 2, a pressurizing pump (not shown) that pumps water for espresso coffee extraction at a predetermined pressure is arranged. As a result, hot water heated to a predetermined temperature is supplied through a supply pipe 76 into coffee powder 72 compressed and formed at a predetermined pressure through a pouring through hole 75 formed in the extruding member 22, and the piston 33 It is pressure-fed to the coffee discharging nozzle via the extraction hole 35 and the pipe joint 37 inside. Thereby, espresso coffee is extracted. At this time, steam generated in the cylinder tube portion 19 is sucked into the intake duct 60 from the intake port 66 by the operation of the exhaust fan 61 and is discharged from the exhaust duct 62 to the outside of the machine.
[0043]
Subsequently, as shown in FIG. 14, when discharging the extracted coffee powder cake 72 in the cylinder tube portion 19 of the extraction unit 2, first, the piston drive motor 30 is driven to rotate, and the lead screw screw 25 is used. The piston unit 12 is moved to a preset origin position (in the direction of the arrow 77). Then, the piston 33 attached to the upper frame member 29 of the piston unit 12 rises from inside the cylinder tube portion 19 with the rise of the piston unit 12 and is located above the upper end of the scraper 39.
On the other hand, the push-out member 22 pressed by the spring 23 against the bottom of the cylinder tube portion 19 is lifted upward (in the direction of the arrow 77) against the spring 23 by the rise of the lower frame member 30 of the piston unit 12, and The upper end surface of the pushing member 22 is lifted up to a level located on the same plane as the upper end surface of the cylinder member 16. As a result, the extracted coffee powder cake 72 having a cylindrical shape is located on the same plane as the upper end surface of the cylinder member 16.
[0044]
Then, as shown in FIG. 15, the scraper drive motor 41 is rotationally driven to move the scraper 39 along the upper end surface of the cylinder member 16 to the front edge of the cylinder member 16 in the front direction (the left side in FIG. 15). Direction) to push out the extracted coffee powder cake 72 placed on the push-out member 22. As a result, the extracted coffee powder cake 72 slides on the discharge slope 8 from the front edge of the cylinder member 16 and falls into the slag container 7 as a collection container to be removed. Similarly, steam generated from the extracted coffee powder in the slag container 7 is sucked into the intake duct 60 from the intake port 66 by the operation of the exhaust fan 61 and discharged from the exhaust duct 62 to the outside of the machine.
[0045]
Thereafter, as shown in FIG. 16, the scraper drive motor 41 is again driven to rotate in the reverse direction, and the scraper 39 is slid on the cylinder member 16 and returns to the origin position.
Subsequently, as shown in FIG. 17, when espresso coffee is extracted again, the push-out member 22 is pressed downward by the spring 23 by the lower frame member 30 of the piston unit 12, and is pushed downward by the spring 23. 19 abuts against the bottom.
Thus, espresso coffee can be extracted by supplying coffee powder again. In addition, steam generated from the piston 33 after coffee extraction and the cylinder cylinder portion 19 after coffee powder discharge is also sucked into the intake duct 60 from the intake port 66 by the operation of the exhaust fan 61, and from the exhaust duct 62 to the outside of the machine. Is discharged.
[0046]
Further, in the espresso coffee brewing machine 1 configured as described above, a linear brush 101 is provided on the upper surface of the scraper 39 as shown in FIG. Then, as shown in FIG. 14, the extracted coffee powder cake 72 in the cylinder tube portion 19 of the extraction unit 2 is discharged, and then, as shown in FIG. Until the powder cake 72 is extruded, when the scraper 39 slides along the upper end surface of the cylinder member 16 to the front side edge of the cylinder member 16 in the front direction (left direction in FIG. 15), The brush 101 of the scraper 39 pays off the supply port 47C of the introduction member 47, and the coffee powder 72 attached to the supply port 47C of the introduction member 47 can be dropped. At this time, the coffee powder 72 that has fallen on the upper end surface of the cylinder member 16 falls into the slag container 7 via the discharge slope 8 and is removed by the slidably moving scraper 39.
[0047]
Further, as shown in FIG. 15, after the extracted coffee powder cake 72 placed on the extruding member 22 is extruded, the scraper 39 is slid on the cylinder member 16 as shown in FIG. Even before returning to the home position, if the brush 101 of the scraper 39 wipes the supply port 47C of the introduction member 47, the coffee powder 72 attached to the supply port 47C of the introduction member 47 can be dropped.
[0048]
Accordingly, in the espresso coffee brewing machine 1 configured as described above, the coffee powder 72 attached to the supply port 47C of the introduction member 47 is wiped off by the brush 101 of the scraper 39. The state where the coffee powder 72 hardly adheres can be maintained. Therefore, at the time of introducing the coffee powder of FIG. 12, the old coffee powder 72 attached to the supply port 47C of the introduction member 47 naturally falls, and the old coffee powder 72 is pushed out of the cylinder member 19 by the pushing member. Since it is possible to prevent a situation in which the espresso 22 accumulates on the espresso 22, it is possible to provide espresso coffee having a stable flavor. Further, even if the coffee powder 72 attached to the supply port 47C of the introduction member 47 is not old, if the coffee powder 72 falls naturally, the supply amount varies in a direction of increasing the supply amount. Keeping the state in which almost no 72 adheres also prevents a situation in which more than a predetermined amount of coffee powder 72 accumulates on the push-out member 22 in the cylinder tube portion 19. Therefore, also from this point, it is possible to provide espresso coffee having a stable flavor.
[0049]
The brush 101 provided on the upper surface of the scraper 39 is not limited to a linear brush, but may be provided along an arc-shaped edge of the scraper 39 as shown in FIG. In particular, in this case, if the inclined surface 102 is provided at the arc-shaped edge of the scraper 39 (see FIG. 20), the coffee powder blown off by the brush 101 slides on the inclined surface 102 to form the cylinder member 16. Since the coffee powder 72 falls on the upper end surface, the coffee powder 72 does not collect on the upper surface of the scraper 39.
[0050]
In the above embodiment, the coffee powder 72 attached to the supply port 47C of the introduction member 47 is wiped off by the brush 101 of the scraper 39 due to the sliding movement of the scraper 39 at the time of extraction. The coffee powder 72 attached to the supply port 47C of the introduction member 47 may be wiped off by the brush 101 of the scraper 39 by sliding the scraper 39 during the cleaning.
[0051]
Further, in the espresso coffee brewing machine 1 configured as described above, as shown in FIG. 6, a slope 47A is formed at the bottom of the introduction member 47 of the powder shooter 45, and further, a lower end of the slope 47A. A supply port 47C is formed corresponding to the portion. Accordingly, the coffee powder 72 supplied from the guide portion 46C of the powder receiving member 46 flows down along the inclined surface portion 47A and is supplied from the supply port 47C into the cylinder tube portion 19 (arrows 70 and 70 in FIG. 12). 71). However, as shown in FIG. 12, since the supply port 47C is located above the cylinder tube portion 19, when the coffee powder 72 flows down from the supply port 47C into the cylinder tube portion 19, a small amount of the coffee powder 72 is It is inevitable that a small part of the cylinder member 16 will fall on the upper end surface of the cylinder member 16. In this regard, if the coffee powder 72 that has fallen on the upper end surface of the cylinder member 16 has fallen within a range in which the scraper 39 contacts and slides, the scraper 39 is moved along the upper end surface of the cylinder member 16 by the cylinder member 16. By sliding in the frontward direction (leftward direction in FIG. 15) to the front side edge of the slag, it can be removed into the slag container 7 via the discharge slope 8. Therefore, when the coffee powder 72 flows down from the supply port 47C into the cylinder tube portion 19, even if a small part of the coffee powder 72 falls on the upper end surface of the cylinder member 16, it falls into the contact area of the scraper 39. Thus, the flow of the coffee powder 72 from the supply port 47C is controlled by the inclination angle α of the slope 47A.
[0052]
For example, as shown by an arrow 111 in FIG. 12, the flow of the coffee powder 72 falling from the supply port 47 C into the cylinder tube portion 19 is inclined such that the flow is located near the front edge of the cylinder tube portion 19. The inclination angle α of the portion 47A is determined. In this case, even if a small part of the coffee grounds 72 falls on the upper end surface of the cylinder member 16, it falls on the front edge of the upper end surface of the cylinder member 16, so that the scraper 39 When sliding along the end surface in the front direction (left direction in FIG. 15) to the front edge of the cylinder member 16, the cylinder member 16 can be removed through the discharge slope 8 into the slag container 7. Note that the sliding movement of the scraper 39 is performed every extraction, so that the coffee powder 72 does not accumulate on the upper end surface of the cylinder member 16.
[0053]
Therefore, in the espresso coffee brewing machine 1 configured as described above, when the coffee powder 72 flows down from the supply port 47 C into the cylinder tube portion 19, a small part of the coffee powder 72 becomes part of the cylinder member 16. Even if the coffee powder 72 falls on the upper end face, the coffee powder 72 dropped on the upper end face of the cylinder member 16 can be removed into the slag container 7 by sliding movement of the scraper 39. Thus, the number and time of cleaning the upper end surface of the cylinder member 16 can be reduced.
[0054]
Next, the mechanism operation at the time of the first automatic cleaning of the espresso coffee brewing machine 1 configured as described above will be described with reference to FIGS. FIG. 21 is a schematic sectional view showing a state in which the piston is at the lower point position at the time of the first automatic washing of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment. FIG. 22 is a schematic sectional view showing a state in which the piston is at the upper point position during the first automatic washing of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment. FIG. 23 is a schematic sectional view showing a state in which the piston is at the lowest point position at the time of the first automatic washing of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment. FIG. 24 is a schematic cross-sectional view showing a state where the piston unit is at the home position when the first automatic cleaning of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment is completed.
[0055]
At the time of the first automatic washing of the espresso coffee brewing machine 1 configured as described above, first, as shown in FIG. 21, the piston drive motor 32 is driven to rotate, and the piston unit 12 By moving in the 73 direction, the lower end surface of the piston 33 is moved to a predetermined lower point position in the cylinder tube portion 19. Then, the espresso coffee is heated to a predetermined temperature by a pressurizing pump (not shown) for pumping the water for espresso coffee extraction at a predetermined pressure through a brewing solenoid valve 74 and a pouring through hole 75 formed in the extrusion member 22. The supplied hot and cold water is supplied into the cylinder tube portion 19 through the supply pipe 76, and is discharged from the coffee discharging nozzle through the extraction hole 35 in the piston 33, the pipe joint 37, and the like.
[0056]
Thereafter, as shown in FIG. 22, the piston drive motor 32 is driven to rotate, and the piston unit 12 moves in the direction of arrow 77 via the lead screw 27, thereby causing the lower end surface of the piston 33 to move inside the cylinder tube portion 19. Move to a predetermined upper point position. Further, as shown in FIG. 21, the piston drive motor 32 is rotationally driven, and the piston unit 12 moves in the direction of the arrow 73 via the lead screw screw 27, so that the lower end surface of the piston 33 is moved inside the cylinder tube portion 19. Move to a predetermined lower point position. In this way, after the lower end surface of the piston 33 is reciprocated a predetermined number of times between the predetermined lower point position and the predetermined upper point position in the cylinder cylinder portion 19, as shown in FIG. The lower end surface is stopped at a predetermined lower point position in the cylinder tube portion 19, and a pressurizing pump (not shown) which again feeds water for espresso coffee extraction at a predetermined pressure to the extrusion member 22 is formed on the extrusion member 22. Hot water heated to a predetermined temperature through the hot water through hole 75 is supplied into the cylinder tube portion 19 through the supply pipe 76, and coffee is poured through the extraction hole 35 in the piston 33 and the pipe joint 37. Discharge from the outlet nozzle.
[0057]
After repeating the vertical movement of the piston 33 and the discharge of hot and cold water a predetermined number of times, the piston drive motor 32 is driven to rotate as shown in FIG. By moving in the direction, the lower end surface of the piston 33 is moved to a predetermined lowermost point position in the cylinder tube portion 19. Thereby, the hot and cold water in the cylinder tube portion 19 is discharged from the coffee discharge nozzle through the extraction hole 35 in the piston 33, the pipe joint 37, and the like, and the water in the cylinder tube portion 19 is drained. Thereafter, as shown in FIG. 24, the piston drive motor 32 is driven to rotate, the piston unit 12 is moved in the direction of arrow 77 via the lead screw 27, and the piston unit 12 is returned to the home position. The lower end surface of the piston 33 is moved to a position above the cylinder tube portion 19. At this time, the pushing member 22 pressed by the spring 23 against the bottom of the cylinder tube portion 19 is lifted upward (in the direction of the arrow 77) against the spring 23 by the rise of the lower frame member 30 of the piston unit 12. The upper end surface of the pushing member 22 is lifted up to a height located on the same plane as the upper end surface of the cylinder member 16.
Thus, the first automatic cleaning ends.
[0058]
The data on the positions of the lower end surface of the piston 33 and the upper end surface of the pushing member 22 is stored in advance in the ROM of the control circuit unit.
[0059]
Further, in the espresso coffee brewing machine 1 configured as described above, immediately after the first automatic cleaning, the following second automatic cleaning is performed. Therefore, the mechanism operation at the time of the second automatic cleaning of the espresso coffee brewing machine 1 configured as described above will be described below with reference to FIGS. FIG. 24 is a schematic cross-sectional view showing a state in which the piston unit is at the home position at the end of the first automatic washing of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment, and the second espresso coffee brewing machine according to the present embodiment. It is a schematic sectional drawing which shows the start state of automatic washing | cleaning. FIG. 26 is a schematic sectional view showing a state in which the scraper slides and moves at the time of the second automatic cleaning of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment. FIG. 27 is a schematic sectional view showing a state in which the scraper has returned to the origin at the time of the second automatic cleaning of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment.
[0060]
Immediately after the first automatic cleaning, as shown in FIG. 24, the push-out member 22 pressed by the spring 23 against the bottom of the cylinder tube portion 19 resists the spring 23 due to the rise of the lower frame member 30 of the piston unit 12. The upper end surface of the push-out member 22 is lifted upward (in the direction of the arrow 77) to a level located on the same plane as the upper end surface of the cylinder member 16. Therefore, in the second automatic washing, in this state, a pressurizing pump (not shown) for feeding water for espresso coffee extraction at a predetermined pressure through a pouring through hole 75 formed in the extruding member 22 in this state. Hot water heated to a predetermined temperature is discharged from the upper end surface of the extrusion member 22 through the supply pipe 76. At this time, the hot water discharged from the upper end surface of the extruding member 22 becomes running water and flows out into the slag container 7 through the discharge slope 8. Thereby, the residue of the extracted coffee powder 72 adhering to the filter provided on the upper end surface of the extruding member 22 and the discharge slope 8 can be reliably washed away.
[0061]
Further, in the second automatic cleaning, in a state where hot water is discharged from the upper end surface of the extruding member 22, the scraper driving motor 41 is driven to rotate as shown in FIG. Along the front side of the cylinder member 16 in the front direction (left direction in FIG. 25), and thereafter, as shown in FIG. 26, the scraper drive motor 41 is again driven in reverse rotation. Then, the scraper 39 is slid on the cylinder member 16 to return to the home position. At this time, the upper end surface of the extruding member 22 is lifted up to a height located on the same plane as the upper end surface of the cylinder member 16, and the scraper 39 sliding on the upper end surface of the cylinder member 16 discharges hot water. Since the upper end surface of the member 22 is scraped, the residue of the extracted coffee powder 72 attached to the filter provided on the upper end surface of the extruding member 22 can be more reliably washed off. Since the scraper 39 slides on the cylinder member 16, the hot water discharged from the upper end surface of the extruding member 22 removes the residue of the extracted coffee powder 72 attached to the lower surface of the scraper 39. You can also. Further, even if the filter provided on the upper end surface of the extruding member 22 and the residue of the extracted coffee powder 72 adhered to the lower surface of the scraper 39 on the discharge slope 8 cannot be washed out once a day, If the second automatic cleaning is performed on a regular basis, it is possible to keep those portions moistened with hot water, so that the accumulation and fixation of the slag of the extracted coffee powder 72 can be prevented, and accordingly, manual operation can be performed. The time and the number of times of cleaning can be reduced.
[0062]
Further, in the espresso coffee brewing machine 1 configured as described above, a rubber wiper 121 in FIG. 27 may be provided on the upper surface of the scraper 39 instead of the brush 101 in FIG. In this case, in the above-described second automatic cleaning, as shown in FIG. 25, the scraper 39 is moved forward along the upper end surface of the cylinder member 16 to the front edge of the cylinder member 16 (in FIG. 25, When the wiper 121 of the scraper 39 slides (to the left), the wiper 121 of the scraper 39 wipes the lower end surface of the piston 33, and the residue of the extracted coffee powder 72 attached to the filter provided on the lower end surface of the piston 33 can be removed. At this time, the slag of the extracted coffee powder 72 that has fallen on the upper end surface of the cylinder member 16 is discharged through the discharge slope 8 by the scraper 39 that slides and the hot water that is discharged from the upper end surface of the extrusion member 22. It is removed by flowing into the container 7.
[0063]
However, when the wiper 121 of the scraper 39 wipes the lower end surface of the piston 33, the upper end surface of the pushing member 22 does not need to be raised to a height that is located on the same plane as the upper end surface of the cylinder member 16. What is necessary is just to be in the cylinder tube part 19 and in the position which does not hinder the sliding movement of the scraper 39.
[0064]
Further, as shown in FIG. 26, even when the wiper 121 of the scraper 39 wipes the lower end surface of the piston 33 until the scraper 39 is slid on the cylinder member 16 and returns to the home position, the piston The residue of the extracted coffee powder 72 adhered to the filter provided on the lower end surface of 33 can be removed.
[0065]
Therefore, in the espresso coffee brewing machine 1 configured as described above, even if the residue of the extracted coffee powder 72 adheres to the filter provided on the lower end surface of the piston 33, the wiper 121 of the scraper 39 is used in the second automatic cleaning. Therefore, the state in which the residue of the extracted coffee powder 72 hardly adheres to the filter provided on the lower end surface of the piston 33 can be maintained. For this reason, at the time of coffee extraction in FIG. 13, it is possible to prevent a situation in which the slag of the extracted coffee powder 72 is compressed in the cylinder tube portion 19, thereby stabilizing the extraction time and the extraction pressure. An espresso coffee having a stable flavor can be provided. These points are not limited to the above-described second automatic washing, and during standby during normal operation, the scraper 39 is slid and moved to extract the extracted coffee adhering to the filter provided on the lower end surface of the piston 33. The same applies to the case where the residue of the powder 72 is wiped off.
[0066]
However, regarding the wiper 121 provided on the upper surface of the scraper 39, as shown in FIG. 25, the scraper 39 is moved along the upper end surface of the cylinder member 16 to the front side edge of the cylinder member 16 in the frontward direction (see FIG. 25). When the scraper 39 is slid on the cylinder member 16 and returned to the original position as shown in FIG. 26, the supply of the introduction member 47 is performed. Avoid contact with mouth 47C. Because the wiper 121 provided on the upper surface of the scraper 39 wipes the lower end surface of the piston 33 during the sliding movement of the scraper 39, the wiper 121 is often in a wet state. This is because the coffee powder 72 is likely to adhere to the supply port 47C of the introduction member 47 if the contact is made. Accordingly, the wiper 121 provided on the upper surface of the scraper 39 is provided so as to be located between the piston 33 and the introduction member 47 when the scraper 39 is at the origin position, as shown in FIG.
[0067]
The wiper 121 provided on the upper surface of the scraper 39 is not limited to a straight one, and may be provided along an arc-shaped edge of the scraper 39 as shown in FIG. In particular, in this case, if the inclined surface 102 is provided at the arc-shaped edge of the scraper 39 (see FIG. 29), the residue of the extracted coffee powder 72 wiped off by the wiper 121 slides on the inclined surface 102. As a result, the residue of the extracted coffee powder 72 does not collect on the upper surface of the scraper 39.
Further, the wiper 121 provided on the upper surface of the scraper 39 may be a brush.
[0068]
As described above in detail, in the espresso coffee brewing machine 1 of the present embodiment, as shown in FIG. 24, the extracted coffee powder cake 72 remaining in the cylinder tube portion 19 at the time of the second automatic washing is used. The upper end surface of the extruding member 22 for extruding from the inside of the cylinder tube portion 19 to the outside is raised to a height located on the same plane as the upper end surface of the cylinder member 16, and then water for espresso coffee extraction is pumped at a predetermined pressure. The hot water heated to a predetermined temperature is supplied from a top end surface of the extrusion member 22 through a supply pipe 76 through a pouring through hole 75 formed in the extrusion member 22 by a pressurizing pump (shown in FIG. 2). The filter is discharged and the filter provided on the upper end surface of the pushing member 22 is washed. At this time, the hot and cold water that has washed the filter provided on the upper end surface of the extruding member 22 flows out of the upper end surface of the cylinder member 16 into the slag container 7 via the discharge slope 8 without accumulating in the cylinder tube portion 19. Therefore, by using hot water (water for extracting espresso coffee) as running water, it is possible to more reliably remove the residue of the extracted coffee powder 72 attached to the filter provided on the upper end surface of the extruding member 22.
[0069]
Furthermore, in the espresso coffee extraction machine 1 of the present embodiment, hot water (water for espresso coffee extraction) is discharged from the upper end surface of the extrusion member 22 at the time of the second automatic washing, as shown in FIGS. A scraper 39 that slides on the upper end surface of the cylinder member 16 during reciprocating movement, and at this time, the upper end surface of the push-out member 22 is located at the same height as the upper end surface of the cylinder member 16. The scraper 39, which has been lifted up and slides on the upper end surface of the cylinder member 16, scrapes off the upper end surface of the extruding member 22 discharging hot water (water for espresso coffee extraction), and the upper end surface of the extruding member 22. The scraps of the extracted coffee powder 72 attached to the filter provided in the above can be scraped off. Therefore, the filter provided on the upper end face of the extruding member 22 is scraped off by the scraper 39 while being washed with hot water (water for extracting espresso coffee) while being washed with running water. It is further ensured that the residue of the extracted coffee powder 72 adhered to the slag is removed.
[0070]
Further, in the espresso coffee brewing machine 1 of the present embodiment, as shown in FIG. 13, the piston 33 descends into the cylinder tube portion 19, and the coffee powder 72 in the cylinder tube portion 19 and the water for espresso coffee extraction. After the espresso coffee is extracted by applying pressure to the above, as shown in FIG. 14, when the lower end surface of the piston 33 is moved to above the cylinder tube portion 19, the extracted coffee powder cake 72 is While remaining inside, a part of the extracted coffee powder cake 72 may adhere to a filter provided on the lower end surface of the piston 33. However, in the espresso coffee brewing machine 1 of the present embodiment, the lower end surface of the piston 33 is moved up to above the cylinder tube portion 19 during the second automatic washing and during the standby during the normal operation, as shown in FIG. After that, as shown in FIGS. 25 and 26, when the scraper 39 slides on the upper end surface of the cylinder member 16 and reciprocates, the wiper 121 provided on the upper surface of the scraper 39 (see FIGS. 27 to 30) ) Contacts the filter provided on the lower end surface of the piston 33. Therefore, even if a part of the extracted coffee powder cake 72 adheres to a filter provided on the lower end surface of the piston 33, for example, even if the extracted coffee powder cake 72 remains on the cylinder tube portion 19 other than the cylinder cylinder portion 19, the scraper The wiper can be scraped off by a wiper 121 (see FIGS. 27 to 30) provided on the upper surface of 39.
[0071]
In this regard, at the time of the second automatic cleaning, if the filter provided on the lower end surface of the piston 33 is scraped off by the wiper 121 (see FIGS. 27 to 30) provided on the upper surface of the scraper 39, Immediately after the washing, and as shown in FIGS. 21 to 23, immediately after the lower end surface of the piston 33 moved into the cylinder tube portion 19 is washed with hot water (water for extracting espresso coffee). Therefore, it is possible to more reliably scrape off the wiper 121 provided on the upper surface of the scraper 39 (see FIGS. 27 to 30).
[0072]
Further, when the filter provided on the lower end surface of the piston 33 is scraped off by the wiper 121 (see FIGS. 27 to 30) provided on the upper surface of the scraper 39 during standby during normal operation, as shown in FIG. Then, when the piston 33 descends into the cylinder tube portion 19 and applies pressure to the coffee powder 72 and water for extracting espresso coffee in the cylinder tube portion 19 to extract espresso coffee, Since it is possible to prevent a part of the extracted coffee powder cake 72 from adhering to the filter provided on the end face, it is possible to keep the espresso coffee extraction normal.
[0073]
In addition, in the espresso coffee brewing machine 1 of the present embodiment, as shown in FIG. 12, the introduction member 47 is attached to the cylinder tube portion 19 from which the espresso coffee is extracted from the coffee powder 72 and the water for espresso coffee extraction. Since the predetermined amount of coffee powder 72 is supplied from the supply port 47C, the coffee powder 72 may adhere to the supply port 47C of the introduction member 47. In this regard, as shown in FIGS. When the scraper 39 slides on the upper end surface of the cylinder member 16 and reciprocates, the brush 101 provided on the scraper 39 comes into contact with the supply port 47C of the introduction member 47. The coffee powder 72 attached to the supply port 47 of the member 47 can be scraped off by a brush 101 provided on the scraper 39.
[0074]
In addition, in the espresso coffee brewing machine 1 of the present embodiment, as shown in FIG. 12, the introduction member 47 is attached to the cylinder tube portion 19 from which the espresso coffee is extracted from the coffee powder 72 and the water for espresso coffee extraction. Since a predetermined amount of coffee powder 72 is supplied from the supply port 47C, a small portion of the coffee powder 72 may fall onto the upper end surface of the cylinder member 16. By adjusting the inclination angle α, the range of the coffee powder 72 falling onto the upper end surface of the cylinder member 16 is set within the contact range of the scraper 39, so that the scraper 39 that slides while contacting the upper end surface of the cylinder member 16 includes: The coffee powder 72 attached to the upper end surface of the cylinder member 16 can be scraped off. That is, if the vertical projection portion of the lower end of the introduction member 47 (the ridge line at which the edge of the supply port 47C intersects the slope portion 47A) is within the contact range of the scraper 39, the scraper 39 causes the upper end surface of the cylinder member 16 to move. The adhering coffee powder 72 can be scraped off.
[0075]
【The invention's effect】
In the beverage brewing machine according to the first aspect of the present invention, after the surface of the pushing member for extruding the slag of the beverage extract remaining in the brewing cylinder from the inside of the brewing cylinder to the outside is moved to the end face of the brewing cylinder. Washing with hot water of the hot water supply means, at this time, the hot water having washed the surface of the extrusion member adhered to the surface of the extrusion member by using the hot water of the hot water supply means for extracting the beverage as running water. It is possible to more reliably remove the residue of the beverage extract.
[0076]
Furthermore, in the beverage brewing machine of the invention according to claim 2, when the surface of the extruded member is moved to the end face of the extraction cylinder to be washed, the sliding means is provided with sliding means that slides while contacting the end face of the extraction cylinder, When the surface of the pushing member is washed with hot water of the hot water supply means, since the surface of the pushing member is moved to the end face of the extraction cylinder, the sliding means slides while contacting the end face of the extraction cylinder. Thus, it is possible to slide while contacting the surface of the extruded member, and scraps of the beverage extract substance adhering to the surface of the extruded member can be scraped off. Therefore, since the surface of the extruded member is scraped off by the sliding means while being washed with running hot water in the hot and cold water supply means, it is possible to more reliably remove the residue of the beverage extract attached to the surface of the extruded member. can do.
[0077]
In the beverage brewing machine according to the third aspect of the present invention, the pushing member pushes the inside of the extraction cylinder from the outside to add the beverage extractable substance and the hot water in the extraction cylinder to extract the beverage, and then the surface of the pushing member. Is moved to the outside of the extraction cylinder, while the slag of the beverage extract substance accumulates in the extraction cylinder, the scum of the beverage extract substance may adhere to the surface of the pushing member. After moving the surface of the advancement member to the outside of the extraction cylinder, if the sliding means slides in contact with the extraction cylinder, the wiping means provided on the slide means comes into contact with the surface of the pushing member, The beverage extract material residue adhering to the surface of the pushing member, which is a surface other than the inside of the extraction cylinder on which the beverage extract material residue accumulates, can be scraped off by the wiping means provided in the sliding means.
[0078]
Further, in the beverage brewing machine according to the fourth aspect of the present invention, after the surface of the pushing member moved to the inside of the extraction cylinder is washed with hot water of the hot water supply means, it is pushed by the wiping means provided on the sliding means. Since the surface of the member is scraped, it is possible to more reliably remove the residue of the beverage extract substance attached to the surface of the pushing member.
[0079]
Alternatively, in the beverage brewing machine according to the fifth aspect of the present invention, the surface of the pushing member is scraped by the wiping means provided in the sliding means while the pushing member is waiting outside the extraction cylinder. In a state in which the residue of the beverage extract substance adheres to the surface of the push member, the push member pushes the inside of the extraction cylinder from outside, and applies pressure to the beverage extract substance and hot water in the extraction cylinder to extract the beverage. Since the case can be prevented, the extraction of the beverage can be kept normal.
[0080]
In the beverage extractor of the invention according to claim 6, since the beverage extraction substance is supplied from the supply port of the guide member to the extraction cylinder from which the beverage is extracted from the pulverized beverage extraction substance and the hot water, powdery The beverage extract material may adhere to the supply port of the guide member. In this regard, when the slide means slides while contacting the extraction cylinder, the wiping means provided on the slide means causes the supply port of the guide member to move. , The beverage extract attached to the supply port of the introduction means for supplying the beverage extract can be scraped off by the wiping means provided in the sliding means.
[0081]
In the beverage extractor of the invention according to claim 7, since the beverage extract is supplied from the supply port of the guide member to the extraction cylinder from which the beverage is extracted from the pulverized beverage extract and hot water, the powder extractor is powdered. The beverage extract substance may adhere to the extraction cylinder, but at this point, the lower end of the supply port of the introduction means is within the contact range of the slide means, so that the slide means that slides while contacting the extraction cylinder can extract the beverage. The beverage extract adhered to the cylinder can be scraped off.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a schematic configuration of an espresso coffee brewing machine according to the present embodiment.
FIG. 2 is a side view showing a schematic configuration of an espresso coffee brewing machine according to the present embodiment.
FIG. 3 is a perspective view illustrating a schematic configuration of an extraction unit of the espresso coffee extraction machine according to the present embodiment.
FIG. 4 is a side view showing a schematic configuration of an extraction unit of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment.
FIG. 5 is a perspective view showing a schematic configuration of a powder shooter of the espresso coffee extractor according to the present embodiment.
FIG. 6 is a side view showing a schematic configuration of a powder shooter of the espresso coffee extractor according to the present embodiment.
FIG. 7 is a perspective view showing a schematic configuration of the espresso coffee brewing machine according to the embodiment when the powder chute is divided.
FIG. 8 is a side view showing a schematic configuration of the espresso coffee extractor according to the present embodiment when the powder chute is divided.
FIG. 9 is a schematic diagram showing a powder supply mechanism when the powder shooter of the espresso coffee extractor according to the present embodiment is attached to the espresso coffee extractor.
FIG. 10 is a perspective view showing a schematic configuration of a steam discharging mechanism of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment.
FIG. 11 is a side sectional view showing a schematic configuration of a steam discharging mechanism of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment.
FIG. 12 is a schematic cross-sectional view showing a state of the espresso coffee extractor according to the present embodiment when coffee powder is introduced.
FIG. 13 is a schematic cross-sectional view showing a state of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment during coffee powder compression and coffee extraction.
FIG. 14 is a schematic cross-sectional view showing a state in which extracted coffee grounds of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment are pushed out to the upper end of the cylinder tube.
FIG. 15 is a schematic cross-sectional view showing a state of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment when the extracted coffee powder is discharged.
FIG. 16 is a schematic cross-sectional view showing a state in which the scraper of the espresso coffee brewing machine according to the embodiment returns to the origin position when the extracted coffee powder is discharged.
FIG. 17 is a schematic sectional view showing a state when new coffee powder is introduced in the espresso coffee extractor according to the present embodiment.
FIG. 18 is a perspective view showing a scraper of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment.
FIG. 19 is a perspective view showing a scraper of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment.
FIG. 20 is a sectional view illustrating the scraper of FIG. 19;
FIG. 21 is a schematic cross-sectional view showing a state in which a piston is at a lower point position during the first automatic washing of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment.
FIG. 22 is a schematic cross-sectional view showing a state in which the piston is at the upper point position during the first automatic cleaning of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment.
FIG. 23 is a schematic cross-sectional view showing a state in which a piston is at a lowest point position during the first automatic washing of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment.
FIG. 24 is a schematic cross-sectional view showing a state where the piston unit is at the home position at the end of the first automatic cleaning of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment, and the second espresso coffee brewing machine according to the present embodiment. It is a schematic sectional drawing which shows the start state of automatic washing | cleaning.
FIG. 25 is a schematic sectional view showing a state in which the scraper has slid and moved at the time of the second automatic washing of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment.
FIG. 26 is a schematic sectional view showing a state in which the scraper has returned to the origin at the time of the second automatic cleaning of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment.
FIG. 27 is a perspective view showing a scraper of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment.
FIG. 28 is a perspective view showing a scraper of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment.
FIG. 29 is a sectional view illustrating the scraper of FIG. 28;
FIG. 30 is a schematic sectional view showing a positional relationship of a wiper provided in a scraper of the espresso coffee brewing machine according to the present embodiment.
[Explanation of symbols]
1. Espresso coffee extraction machine 2. Extraction unit
3 Coffee mill 11 Cylinder unit
12 Piston unit 13 Removal unit
16 Cylinder member 19 Cylinder cylinder
33 Piston 45 Powder chute 46 Powder receiving member
47 Introducing member 47A Top opening 52 Flange
53 fitting fitting 54 locking member 54A locking groove
55 ... Shooter bracket 55A ... Plate-shaped part
101: Brush 121: Wiper

Claims

Beverage extractor having an extraction cylinder to which pulverized beverage extract material is supplied, and hot water supply means for supplying hot water to the extraction cylinder, and for extracting a beverage from the beverage extract material and hot water in the extraction cylinder At
An extrusion member that moves in the extraction cylinder and pushes out the slag of the beverage extract remaining in the extraction cylinder from the extraction cylinder to the outside,
The surface of the extrusion member is washed with hot water of the hot water supply means.

It is a beverage brewing machine according to claim 1,
A beverage brewing machine comprising sliding means for sliding the surface of the extrusion member to the end surface of the extraction cylinder when the surface is moved to the end surface of the extraction cylinder while the extrusion member is in contact with the end surface of the extraction cylinder.

An extraction cylinder to which pulverized beverage extract material is supplied, hot water supply means for supplying hot water to the extraction cylinder, and a beverage extract material and hot water in the extraction cylinder by pushing the inside of the extraction cylinder from outside. And a pushing member for extracting the beverage,
Sliding means that slides while contacting the extraction cylinder after moving the surface of the pushing member to the outside of the extraction cylinder;
Wiping means provided on the sliding means,
The brewing device contacts the surface of the pushing member when the sliding device is moved.

The beverage brewing machine according to claim 3, wherein
The beverage brewing machine according to claim 1, characterized in that, after the surface of the pushing member moved into the extraction cylinder is washed with hot water of the hot water supply means, the movement of the sliding means is executed.

The beverage brewing machine according to claim 3, wherein
The beverage brewing machine, wherein the movement of the sliding means is performed while the pushing member is waiting outside the brewing cylinder.

An extraction cylinder in which a beverage is extracted from the pulverized beverage extract and hot water, and an introduction unit having a supply port for supplying the beverage extract to the extraction cylinder, a beverage extractor having:
Sliding means for sliding while contacting the extraction cylinder;
A paying means provided in the sliding means,
A dispenser that contacts the supply port of the introduction unit when the sliding unit is moved.

An extraction cylinder in which a beverage is extracted from the pulverized beverage extract and hot water, and an introduction unit having a supply port for supplying the beverage extract to the extraction cylinder, a beverage extractor having:
Comprising sliding means that slides while contacting the extraction cylinder,
The lower end of the supply port of the said introduction means was made into the contact range of the said sliding means, The drink extraction machine characterized by the above-mentioned.