JP2004318198A - パブリシティ仲介システム及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】パブリシティを実行しようとする情報発信者に対して適切な媒体を検索すること。
【解決手段】本発明にかかるパブリシティ仲介システムでは、媒体提供者により入力された媒体情報の属性情報を媒体情報DB151に格納する媒体情報分析登録プログラム121と、情報発信者により入力された発信情報の属性情報を発信情報DB154に格納する発信情報分析登録プログラム123と、媒体情報DB151に格納された媒体情報の属性情報と、発信情報DB154に格納された発信情報の属性情報に基づいて、発信情報の属性情報に一部又は全部合致した媒体情報の属性情報を検索するマッチングおよび発信情報加工プログラム122を記憶部12に格納しておき、適宜実行する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明にかかるパブリシティ仲介システムでは、媒体提供者により入力された媒体情報の属性情報を媒体情報DB151に格納する媒体情報分析登録プログラム121と、情報発信者により入力された発信情報の属性情報を発信情報DB154に格納する発信情報分析登録プログラム123と、媒体情報DB151に格納された媒体情報の属性情報と、発信情報DB154に格納された発信情報の属性情報に基づいて、発信情報の属性情報に一部又は全部合致した媒体情報の属性情報を検索するマッチングおよび発信情報加工プログラム122を記憶部12に格納しておき、適宜実行する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パブリシティを発表しようとする情報発信者と、パブリシティを公開する媒体のマッチングを実現するパブリシティ仲介システム及びパブリシティ仲介方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
製品やサービスを消費者に知らせる一般的な方法に広告宣伝がある。しかしながら、広告宣伝の場合は、コスト的に高く、一方的に情報伝達するだけの広告では消費者への理解や信頼を得にくいという問題がある。このような背景の下、パブリシティという行為が行われるようになってきた。
【0003】
パブリシティは、インターネット、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ等のジャーナリストに働きかけて報道としてとりあげてもらう行為又はその行為により公開される発信情報そのものをいう。具体的には、報道して欲しい事柄を文章(プレスリリースやニュースリリース)にまとめ、取り上げてもらいたい、マスコミ記者、プロデューサー、ディレクター、台本作家などに情報を提供する。このパブリシティは、広告宣伝に比べて、得られる反響、注目率、閲覧効果は2倍強であるというデータもある。また、費用面でも広告より遥かに安い費用で多くの人に情報を伝達することができる。
【0004】
尚、広告主に対してサイトを紹介するシステムが特許文献1に開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−298013号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の特許文献1に開示されたシステムは、広告主に対して広告のターゲットが合致した適切なウェブサイトを紹介するものであり、パブリシティに関するものではない。また、このシステムでは広告主は、広告のターゲット情報を種類毎に分類して入力しなければならず、広告主の負荷が大きかった。また、広告の掲載を希望するサイトの担当者もサイトの情報を種類毎に分類して入力しなければならず、負荷が大きかった。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、関連情報の入力を容易にすることができるパブリシティ紹介システム及びパブリシティ紹介方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかるパブリシティ仲介システムは、情報発信者からのパブリシティと当該パブリシティを公開する媒体とを仲介するパブリシティ仲介システムであって、媒体提供者により入力された媒体情報の属性情報を媒体情報データベースに格納する手段(例えば、媒体情報分析登録プログラム121)と、情報発信者により入力された発信情報の属性情報を発信情報データベースに格納する手段(例えば、発信情報分析登録プログラム123)と、前記媒体情報データベースに格納された媒体情報の属性情報と、前記発信情報データベースに格納された発信情報の属性情報に基づいて、発信情報の属性情報に一部又は全部合致した媒体情報の属性情報を検索する手段(例えば、マッチングおよび発信情報加工プログラム122)を備えたものである。このような構成により、パブリシティを実行しようとする情報発信者に対して適切な媒体を検索することができる。
【0009】
本発明にかかる他のパブリシティ仲介システムは、情報発信者からのパブリシティと当該パブリシティを公開する媒体とを仲介するパブリシティ仲介システムであって、媒体提供者により入力された媒体情報の属性情報を媒体情報データベースに格納する手段と、情報発信者により入力された発信情報を、発信情報の属性を表すキーワードを格納した属性データベースに基づいて分析し、分析の結果得られた発信情報の属性情報を発信情報データベースに格納する手段と、前記媒体情報データベースに格納された媒体の属性情報と、前記発信情報データベースに格納された発信情報の属性情報に基づいて、発信情報の属性に一部又は全部合致した媒体の属性情報を検索する手段を備えたものである。このような構成により、情報提供者は、発信情報を自由な形式で入力するのみでよく、情報提供者の負荷を軽減することができる。
【0010】
本発明にかかる他のパブリシティ仲介システムは、情報発信者からのパブリシティと当該パブリシティを公開する媒体とを仲介するパブリシティ仲介システムであって、媒体提供者により入力された媒体情報を、媒体の属性を表すキーワードを格納した属性データベースに基づいて属性分析し、分析の結果得られた媒体の属性情報を媒体情報データベースに格納する手段と、情報発信者により入力された発信情報を、発信情報の属性を表すキーワードを格納した属性データベースに基づいて分析し、分析の結果得られた発信情報の属性情報を発信情報データベースに格納する手段と、前記媒体情報データベースに格納された媒体の属性情報と、前記発信情報データベースに格納された発信情報の属性情報に基づいて、発信情報の属性情報に一部又は全部合致した媒体情報の属性情報を検索する手段を備えたものである。このような構成により、情報提供者は、発信情報を自由な形式で入力するのみでよく、情報提供者の負荷を軽減することができる。また、媒体提供者も同様に媒体情報を自由な形式で入力するのみでよく、媒体提供者の負荷も軽減することができる。
【0011】
さらに、情報発信者により予め登録された発信情報のロケーション情報(例えば、URL情報)を前記発信情報データベースに格納する手段と、前記発信情報データベースに格納された前記ロケーション情報に基づいて巡回し発信情報を取得する手段を備えるようにしてもよい。これにより、自動的に発信情報を取得することができ、さらに、情報発信者の負荷を軽減できる。また、仲介業者側から最適な媒体を情報発信者に対して提案することもできる。
同様に媒体提供者により予め登録された媒体情報のロケーション情報を前記媒体情報データベースに格納する手段と、前記媒体情報データベースに格納された前記ロケーション情報に基づいて巡回し媒体情報を取得する手段を備えるようにしてもよい。これにより、自動的に媒体情報を取得することができ、さらに、媒体提供者の負荷を軽減できる。
【0012】
前記媒体情報データベースは、さらに、媒体におけるパブリシティの条件情報を格納し、検索により発信情報の属性に一部又は全部合致した属性情報を有する媒体について、前記媒体情報データベースより前記パブリシティの条件情報を取得し、この条件情報と共に、発信情報データベースに格納された発信情報を修正可能な状態で画面に表示する手段を備えるようにしてもよい。これにより、発信情報を容易に修正することができる。
【0013】
また、発信情報の属性と媒体の属性との合致率に応じて手数料を算出する手段をさらに備えるようにしてもよい。
【0014】
本発明にかかるパブリシティ仲介方法は、コンピュータを用いて情報発信者からのパブリシティと当該パブリシティを公開する媒体とを仲介するパブリシティ仲介方法であって、媒体提供者により入力された媒体情報の属性情報を媒体情報データベースに格納するステップと、情報発信者により入力された発信情報の属性情報を発信情報データベースに格納するステップと、前記媒体情報データベースに格納された媒体情報の属性情報と、前記発信情報データベースに格納された発信情報の属性情報に基づいて、発信情報の属性情報に一部又は全部合致した媒体情報の属性情報を検索するステップを備えたものである。このような方法により、パブリシティを実行しようとする情報発信者に対して適切な媒体を検索することができる。
【0015】
本発明にかかる他のパブリシティ仲介方法は、情報発信者からのパブリシティと当該パブリシティを公開する媒体とを仲介するパブリシティ仲介方法であって、媒体提供者により入力された媒体情報の属性情報を媒体情報データベースに格納するステップと、情報発信者により入力された発信情報を、発信情報の属性を表すキーワードを格納した属性データベースに基づいて分析し、分析の結果得られた発信情報の属性情報を発信情報データベースに格納するステップと、前記媒体情報データベースに格納された媒体の属性情報と、前記発信情報データベースに格納された発信情報の属性情報に基づいて、発信情報の属性に一部又は全部合致した媒体の属性情報を検索するステップを備えたものである。このような方法により、情報提供者は、発信情報を自由な形式で入力するのみでよく、情報提供者の負荷を軽減することができる。
【0016】
本発明にかかる他のパブリシティ仲介方法は、情報発信者からのパブリシティと当該パブリシティを公開する媒体とを仲介するパブリシティ仲介方法であって、媒体提供者により入力された媒体情報を、媒体の属性を表すキーワードを格納した属性データベースに基づいて属性分析し、分析の結果得られた媒体の属性情報を媒体情報データベースに格納するステップと、情報発信者により入力された発信情報を、発信情報の属性を表すキーワードを格納した属性データベースに基づいて分析し、分析の結果得られた発信情報の属性情報を発信情報データベースに格納するステップと、前記媒体情報データベースに格納された媒体の属性情報と、前記発信情報データベースに格納された発信情報の属性情報に基づいて、発信情報の属性情報に一部又は全部合致した媒体情報の属性情報を検索するステップを備えたものである。このような方法により、情報提供者は、発信情報を自由な形式で入力するのみでよく、情報提供者の負荷を軽減することができる。また、媒体提供者も同様に媒体情報を自由な形式で入力するのみでよく、媒体提供者の負荷も軽減することができる。
【0017】
さらに、情報発信者により予め登録された発信情報のロケーション情報を前記発信情報データベースに格納するステップと、前記発信情報データベースに格納された前記ロケーション情報に基づいて巡回し発信情報を取得するステップを備えるようにしてもよい。これにより、自動的に発信情報を取得することができ、さらに、情報発信者の負荷を軽減できる。また、仲介業者側から最適な媒体を情報発信者に対して提案することもできる。
また、媒体提供者により予め登録された媒体情報のロケーション情報を前記媒体情報データベースに格納するステップと、前記媒体情報データベースに格納された前記ロケーション情報に基づいて巡回し媒体情報を取得するステップをさらに備えるようにしてもよい。これにより、自動的に媒体情報を取得することができ、さらに、媒体提供者の負荷を軽減できる。
【0018】
前記媒体情報データベースは、さらに、媒体におけるパブリシティの条件情報を格納し、検索により発信情報の属性に一部又は全部合致した属性情報を有する媒体について、前記媒体情報データベースより前記パブリシティの条件情報を取得し、この条件情報と共に、発信情報データベースに格納された発信情報を修正可能な状態で画面に表示するステップを備えることが望ましい。これにより、発信情報を容易に修正することができる。
【0019】
また、発信情報の属性と媒体の属性との合致率に応じて手数料を算出するステップをさらに備えるようにしてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明にかかるパブリシティ仲介システムの構成について図1を用いて説明する。図に示されるように、広義のパブリシティ仲介システムは、狭義のパブリシティ仲介システム1、媒体提供者の端末2、情報発信者の端末3、通信網4を備えている。ここで、パブリシティ仲介システム1は、通信網4を介して媒体提供者の端末2や情報発信者の端末3と通信可能に接続されている。
【0021】
パブリシティ仲介システム1は、サーバコンピュータにより構成されており、パブリシティの仲介処理を実行する。このパブリシティ仲介システム1は、CPU11、記憶部12、通信制御部13、RAM14、データベース15等のハードウェア構成を備えている。その他、ディスプレイ等の出力装置、キーボード、マウス等の入力装置等を備えているが、図示を省略している。
【0022】
パブリシティ仲介システム1のCPU11は、記憶部12に予め記憶されたOSプログラムやアプリケーションプログラムに基づき、各種の処理を実行する制御部として機能する。
【0023】
記憶部12は、EEP−ROM、ハードディスク等の内部記憶手段やフレキシブルディスクやCD−ROM等の外部記憶手段により構成され、OSプログラムやアプリケーションプログラム等が格納される。この例におけるアプリケーションプログラムには、媒体情報分析登録プログラム121、マッチング及び発信情報加工プログラム122、発信情報分析登録プログラム123及び発信情報巡回登録プログラム124が含まれる。
【0024】
通信制御部13は、通信網4への接続インターフェースや通信制御回路を備えている。この通信制御部13によって、媒体提供者の端末2や情報発信者の端末3とデータ通信を実行することができる。
【0025】
RAM14は、CPU11のワークエリアとして用いられ、例えば、プログラムの実行部分や実行時に使用されるデータ等が一時的に格納される。
【0026】
データベース15は、ハードディスクや光ディスク等により構成されている。この例におけるデータベース15には、媒体情報DB151、属性DB152、発信加工情報DB153、発信情報DB154が含まれる。
【0027】
この発明の実施の形態にかかるパブリシティ仲介システム1は、単一のコンピュータでなくとも、複数のコンピュータによって構成することも可能であり、そのハードウェア構成は、図1で示す構成に限定されるものではない。また、ファイアウォールサーバ等のその他のサーバやハードウェア構成を備えていてもよい。
【0028】
媒体提供者の端末2や情報発信者の端末3は、媒体提供者や情報発信者により利用され、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯端末、いわゆるインターネット接続機能付き携帯電話等であり、CPU、ROM、RAM、キーボード、マウス等の入出力手段、ディスプレイ等を備えている。この媒体提供者の端末2や情報発信者の端末3は、ブラウザプログラムやメールプログラムがハードディスク等の記憶手段に格納されており、パブリシティ仲介システム1より送信されたウェブデータを受信し、ディスプレイに表示させることができ、また電子メールを作成し送受信できる。ここで、媒体提供者は、例えば、新聞社、出版社、テレビ局、ウェブサイト運営会社等であり、媒体の種類としては、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、ウェブサイト等がある。情報発信者は、例えば、企業、官庁、個人、団体等であり、発信情報の種類としては、ニュースリリース、個人情報、地域情報、口コミ情報等がある。
【0029】
通信網4は、インターネット、公衆網等の通信網である。
【0030】
尚、上述の例におけるパブリシティ仲介システム1は、通信網4を介して端末2、3と接続されたものであるが、いわゆるスタンドアローンでも運用することができる。その場合には、パブリシティ仲介システム1のディスプレイに各種の登録画面を表示させ、その入力手段を用いて情報を入力することによって、登録処理を実行する。
【0031】
次に、図2を用いて、パブリシティ仲介システム1のソフトウェア構成について説明する。このパブリシティ1は、上述のようにアプリケーションプログラムと、データベース15を有する。このアプリケーションプログラムには、媒体情報分析登録プログラム121、マッチング及び発信情報加工プログラム122、発信情報分析登録プログラム123及び発信情報巡回登録プログラム124が含まれる。データベース15には、媒体情報DB151、属性DB152、発信加工情報DB153、発信情報DB154,手数料算出基準DB155が含まれる。
【0032】
媒体情報分析登録プログラム121は、媒体提供者によって入力された媒体情報を属性DB152に格納された媒体の属性を表すキーワードに基づき属性分析し、分析の結果得られた媒体の属性情報を媒体情報DB151に格納するプログラムである。また、この媒体情報分析登録プログラム121は、媒体提供者によって入力されたURL情報に基づき関連サイトを巡回することによって、媒体情報を取得する機能も有する。
【0033】
マッチング及び発信情報加工プログラム122は、媒体情報DB151に格納された媒体情報の属性情報と発信情報DB154に格納された発信情報の属性情報に基づき、マッチング処理を実行し、また、発信情報を加工するための処理を実行し、加工後の発信情報を発信加工情報DB153に格納するプログラムである。さらに、このプログラム122は、マッチング処理を行った結果に応じて、手数料算出基準DB155を参照して手数料を算出する処理も実行する。
【0034】
発信情報分析登録プログラム123は、情報発信者によって入力された発信情報を属性DB152に格納された発信情報の属性を表すキーワードに基づき属性分析し、分析の結果得られた発信情報の属性情報を発信情報DB154に格納するプログラムである。
【0035】
発信情報巡回登録プログラム124は、属性DB152に格納された登録済み情報発信エリアに関する情報を取得し、この登録済み情報発信エリアより発信情報を取得し、発信情報B154に格納するプログラムである。
【0036】
媒体情報DB151は、媒体に関する情報を格納する。この媒体情報には、例えば、媒体の名称、運営会社名、購読者数(利用者数)、媒体情報、担当者情報、掲載条件情報が含まれる。
【0037】
属性DB152には、媒体情報及び発信情報の属性を表すキーワードと属性区分が互いに関連付けられて格納されている。属性区分には、媒体区分、商品、シーン、ライフステージ、ステイタス、感性、サービス、状態があり、それぞれキーワードが関連付けられている。媒体区分のキーワードには、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、ウェブサイト等があり、政治、スポーツ、女性、プレゼント等のカテゴリに関するキーワードがある。例えば、このうち、「女性」のキーワードには、さらに、「OL、化粧品、主婦、エステ、ダイエット、セレブ、スウィーツ、占い、ペット、旅行、ファッション、ブランド、デパ地下、グルメ、新名所、健康、コスメ、エステ、ダイエット」のキーワードが関連付けられている。商品のキーワードには、例えば、通信機器、オーディオ、家電白物、PC、TV、CD、自動車、スポーツ用品、アクセサリー、文具、ゲームソフト、食品、飲料、保険、株、ギフト等がある。シーンのキーワードには、例えば、レジャー、パーティ、演奏、芸術、ショッピング、インターネット、アウトドア等のエンタメ・余暇シーンに関するキーワード、だんらん、勉強、入浴等の生活シーンに関するキーワード、会議、食事、パーティー、通勤通学等のビジネスシーンに関するキーワードが含まれる。ライフステージのキーワードには、誕生、育児、休暇、小学校、高校、就職、結婚等がある。ステイタスのキーワードには、保守伝統派、自由趣味派、自己表現派等がある。感性キーワードには、きれいな、おいしい、若い、面白い、うれしい、健康的な、安全な、暖かい等がある。サービスのキーワードには、便利な、早い、高級な、簡単に、新しい等がある。状態のキーワードには、売れている、素晴らしい、高い、独自の、地域的な、最新式の、流行の等がある。
【0038】
発信加工情報DB153には、各媒体に対して掲載するために加工された発信加工情報が格納されている。媒体に応じて掲載条件が異なっているため、媒体毎に掲載する情報を変更する必要がある。このため、各媒体の掲載条件に応じて加工された発信情報を格納している。また、各媒体の掲載条件等の条件情報も格納されている。
【0039】
発信情報DB154は、タイトル、発信者名、発信情報、発信情報の属性情報、購読者(ターゲット)、媒体数、担当者情報、発信情報のロケーション情報等を格納する。ここで、媒体数は、情報発信者が掲載を希望する媒体の数である。発信情報のロケーション情報とは、例えば、情報発信者である企業のホームページのニュースリリースのページにアクセスすることができるURL情報である。
【0040】
手数料算出基準DB155には、マッチングの合致率と手数料率が互いに関連付けられて格納されている。例えば、左辺を合致率、右辺を手数料率とすると、0〜20%=20%、20〜40%=30%、40〜60%=50%、60〜80%=70%、80〜100%=90%といった情報が格納される。さらに、発信情報の内容、掲載期間、掲載する媒体等に応じて基準金額を算出するための基準金額情報が格納されている。
【0041】
続いて、図3に示すフローチャートを用いて、媒体情報分析登録フローについて説明する。パブリシティ仲介システム1は、まず、媒体提供者からのアクセスに応じて、媒体情報分析登録プログラム121によって媒体情報登録画面を表示するためのウェブデータを生成し、通信制御部13によって、通信網4を介して媒体提供者の端末2に送信する(S301)。尚、パブリシティ仲介システム1が外部とデータ通信を行うときには、通信制御部13が動作するが、以下の説明では、通信制御部13の動作及び処理については説明を省略する。
【0042】
媒体提供者の端末2では、ウェブブラウザにより受信したウェブデータに基づく画面表示を実行する。画面表示例を図9に示す。図に示されるように、媒体情報登録画面には、名称、運営会社名、購読者数の入力領域が設けられている。そして媒体情報を電子ファイル又はフリーテキストにより入力できるよう構成されている。電子ファイルは、参照ボタンをクリックすることにより、ハードディスクの所定ドライブや外部記憶媒体に格納された電子ファイルを指定することによりアップロードできる。一般に、各媒体は、紹介用の文章(資料、パンフレット)を電子ファイルで用意していることが多く、そのファイルをそのままアップロードすることにより入力できる。フリーテキストは、文章でも単語であってもよく、自由にキーボードやマウス等の入力手段を用いて情報を入力することができる。つまり、媒体の情報は分類する必要なく自由に入力できる。
また、媒体情報として、媒体のURL情報を入力できるよう構成されている。本システムは、この媒体のURL情報に基づき、そのURL情報により特定されるサイトにアクセス(巡回)し、媒体情報を取得する機能を有している。このようにして取得した媒体情報に基づき、属性分析を実行できる。定期的に当該URL情報に基づきサイトを巡回するようにすれば、媒体情報を最新の情報に更新することができる。尚、ここで、媒体は、ウェブサイトそのものに限らず、雑誌等もウェブサイトを有しているため、このウェブサイトを巡回することにより、雑誌等の属性分析も可能である。
さらに担当者情報として担当者名、住所、電話番号、メールアドレスを入力することができる。さらに、媒体への掲載条件も登録できるように構成することが望ましい。このような画面を表示させた状態で、情報発信者が発信情報を入力する(S302)。入力された情報は、通信網4を介してパブリシティ仲介システム1に送信される。
【0043】
パブリシティ仲介システム1では、媒体情報分析登録プログラム121によって受信した入力情報に基づき入力内容のチェックを行う(S303)。その結果問題がある場合(S304)には、エラー画面を表示するためのウェブデータを生成し、媒体提供者の端末2に送信する(S305)。問題がない場合(S304)には、媒体情報分析登録プログラム121は、媒体情報分析処理を実行する(S306)。この媒体情報分析処理については、後に詳述する。その後、媒体情報分析登録プログラム121は、媒体情報分析結果を媒体情報DB151に格納する(S307)。そして、媒体情報分析結果は、電子メールにより媒体提供者の端末2に対して送信される(S308)。電子メールは、通信網4を介して媒体提供者の端末2によって受信され、電子メールソフトにより画面表示される(S309)。
【0044】
ここで、図3の媒体情報分析処理(S306)について、図4に示すフローチャートを用いて詳述する。この処理のすべてのステップは、媒体情報分析登録プログラム121により実行される。まず、入力された媒体情報に対して周知のボキャブラリ分析を実行し、単語、語句に分解する。次に、単語、語句に分解された媒体情報を媒体区分分析する(S401)。具体的には、電子ファイルを指定することにより、又はフリーテキスト入力欄に入力することにより、入力された媒体情報に媒体区分を表すキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。次に、媒体情報をオーディエンス分析する(S402)。具体的には、入力された媒体情報にオーディエンス、即ち、媒体を閲覧する者の属性に関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。オーディエンスには、職業や年齢、住所等の情報が含まれる。
【0045】
さらに媒体情報を商品分析する(S403)。具体的には、入力された媒体情報に商品に関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。次に、媒体情報をシーン分析する(S404)。具体的には、入力された媒体情報にシーンに関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。そして、媒体情報をライフステージ分析する(S405)。具体的には、入力された媒体情報にライフステージに関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。
【0046】
次に、媒体情報をステイタス分析する(S406)。具体的には、入力された媒体情報にステイタスに関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。さらに、媒体情報を感性分析する(S407)。具体的には、入力された媒体情報に感性に関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。そして、媒体情報をサービス分析する(S408)。具体的には、入力された媒体情報にサービスに関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。さらに、媒体情報を状態分析する(S409)。具体的には、入力された媒体情報に状態に関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。このような分析により、媒体区分、オーディエンス、商品、シーン、ライフステージ、ステイタス、感性、サービス、情報の各々の属性についてキーワードが分類・抽出される。このため、媒体提供者は媒体情報を分類する必要がなく、自由な形式で入力が可能であり、入力負荷を軽減することができる。最後に、これらの分析結果を媒体情報DB151に媒体情報の属性情報として格納する(S410)。
【0047】
続いて、図5に示すフローチャートを用いて、発信情報分析登録フローについて説明する。パブリシティ仲介システム1は、まず、情報発信者からのアクセスに応じて、発信情報分析登録プログラム123によって発信情報登録画面を表示するためのウェブデータを生成し、通信網4を介して情報発信者の端末3に送信する(S501)。
【0048】
情報発信者の端末3では、ウェブブラウザにより受信したウェブデータに基づく画面表示を実行する。画面表示例を図10に示す。図に示されるように、発信情報登録画面には、タイトル、発信者名の入力領域が設けられている。そして発信情報を電子ファイル又はフリーテキストにより入力できるよう構成されている。電子ファイルは、参照ボタンをクリックすることにより、ハードディスクの所定ドライブや外部記憶媒体に格納された電子ファイルを指定することによりアップロードできる。フリーテキストは、文章でも単語であってもよく、自由にキーボードやマウス等の入力手段を用いて情報を入力することができる。つまり、発信の情報は分類する必要なく、自由な形式で入力できる。自動選択媒体数の欄には、検索に合致した媒体のうち、マッチング結果ページ上に表示する媒体の数を入力する。また、巡回先と付された領域では、企業のニュースリリース等が行われるウェブページのURL情報等、発信情報を取得できるロケーション情報を入力することができる。さらに担当者情報として担当者名、住所、電話番号、メールアドレスを入力することができる。このような画面を表示させた状態で、情報発信者が情報を入力する(S502)。入力された情報は、通信網4を介してパブリシティ仲介システム1に送信される。
【0049】
パブリシティ仲介システム1では、発信情報分析登録プログラム123によって受信した入力情報に基づき入力内容のチェックを行う(S503)。その結果問題がある場合(S504)には、エラー画面を表示するためのウェブデータを生成し、情報発信者の端末3に送信する(S505)。問題がない場合(S504)には、発信情報分析登録プログラム123は、発信情報分析処理を実行する(S506)。この発信情報分析処理については、後に詳述する。その後、発信情報分析登録プログラム123は、発信情報分析結果を発信情報DB154に格納する(S507)。そして、発信情報分析結果は、電子メールにより情報発信者の端末3に対して送信される(S508)。電子メールは、通信網4を介して情報発信者の端末3によって受信され、電子メールソフトにより画面表示される(S509)。
【0050】
ここで、図5の発信情報分析処理(S506)について、図6に示すフローチャートを用いて詳述する。この処理のすべてのステップは、発信情報分析登録プログラム123により実行される。まず、電子ファイルを指定することにより、又はフリーテキスト入力欄に入力することにより入力された発信情報に対して周知のボキャブラリ分析を実行し、単語、語句に分解する。そして、この分解した発信情報を媒体区分分析する(S601)。具体的には、入力された発信情報に媒体区分を表すキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。次に、発信情報をオーディエンス分析する(S602)。具体的には、入力された発信情報にオーディエンス、即ち、媒体を閲覧する者の属性に関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。オーディエンスには、職業や年齢、住所等の情報が含まれる。
【0051】
さらに発信情報を商品分析する(S603)。具体的には、入力された発信情報に商品に関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。次に、発信情報をシーン分析する(S604)。具体的には、入力された発信情報にシーンに関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。そして、発信情報をライフステージ分析する(S605)。具体的には、入力された発信情報にライフステージに関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。
【0052】
次に、発信情報をステイタス分析する(S606)。具体的には、入力された発信情報にステイタスに関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。さらに、発信情報を感性分析する(S607)。具体的には、入力された発信情報に感性に関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。そして、発信情報をサービス分析する(S608)。具体的には、入力された発信情報にサービスに関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。さらに、発信情報を状態分析する(S609)。具体的には、入力された発信情報に状態に関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。このような分析により、媒体区分、オーディエンス、商品、シーン、ライフステージ、ステイタス、感性、サービス、情報の各々の属性についてキーワードが分類・抽出される。このため、情報発信者は発信情報を分類する必要がなく、自由な形式で入力が可能であり、入力負荷を軽減することができる。最後に、これらの分析結果を発信情報DB154に発信情報の属性情報として格納する(S610)。
【0053】
ここで、発信情報分析処理について、具体例を挙げて説明する。例えば、入力された発信情報が「30代から40代のお肌のしみ、しわ、くすみが気になりはじめた働く女性向けに美白効果のある化粧水を新発売します。」であるとする。また、ターゲットの情報が「首都圏のOLを対象にしたい」であるとする。まず、ボキャブラリ分析を行い、「30代から40代」、「肌」、「しみ」、「くすみ」、「気になる」、「女性」、「美しい」、「白い」、「効果のある」、「化粧水」、「新しい」、「発売」、「首都圏」、「OL」のキーワードに分解する。これらのキーワードに対して、区分分析すると、「30代から40代」、「女性」のキーワードが抽出され、これに関連付けられた、例えば女性向けのサイトの区分が検索される。また、オーディエンス分析すると、「30代から40代」、「女性」が抽出される。また、商品分析すると、「化粧水」のキーワードが抽出される。シーン分析、ライフステージ分析、ステイタス分析を実行すると、該当なしと分析される。感性分析すると、「美しい」、「白い」のキーワードが抽出される。サービス分析すると、「効果のある」、「新しい」のキーワードが抽出される。状態分析すると、「首都圏」のキーワードが抽出される。これらの分析結果が、それぞれ、キーワードが属性区分と関連付けられて発信情報の属性情報として発信情報DB154に格納される。
【0054】
続いて、図7に示すフローチャートを用いて、マッチング及び発信情報加工フローにつき説明する。尚、このフローチャートにおいて実行される処理は、マッチングおよび発信情報加工プログラム122によって実行される。
【0055】
まず、発信情報DB154より発信情報の属性情報を取得する(S701)。そして、この発信情報の属性情報に基づき、媒体情報DB151を検索し、当該発信情報の属性情報と適合する媒体を抽出する(S702)。この検索処理においては、発信情報の属性情報と媒体の属性情報とが完全に、つまり100%一致している媒体のみならず、一部のみ一致している媒体も抽出される。検索結果を示すウェブデータが生成され、適宜、情報発信者の端末3に送信され、この端末3のディスプレイに表示される。ここで、図11にマッチング結果を表示する画面表示例を示す。図に示されるように検索条件と検索結果が表示される。検索結果では、ヒット率、即ち属性の合致率の高い順に5件の媒体に関する情報が表示される。このとき、属性の合致率を算出する際には、合致した属性の数に応じて算出してもよい。若しくは、属性そのものに重みをつけるために係数を掛け合わせてもよい。例えば、属性区分のうち、オーディエンスや媒体区分を他の属性区分と比較して重み付け係数を大きくする。つまり、オーディエンスや媒体区分については、合致率が高くなるように設定する。この重み付け係数の設定は、デフォルト設定しておいてもよいし、情報発信者や仲介サービス担当者が手動で設定するようにしてもよい。また、この重み付け係数に関して、発信情報(パブリシティ案件)を分析した結果ある特定の属性に関するキーワードが頻出した場合には、その属性を有する媒体については高い合致率となるようなロジックとしてもよい。例えば女性という属性に関するキーワード「OL、化粧品、主婦、エステ、ダイエット」がパブリシティ案件(発信情報)に含まれている場合は、女性属性を有する媒体は合致率が高くなるように重み付け係数を設定する。
【0056】
これらの媒体のうち、発信情報の掲載を希望する媒体に対しては、情報発信者がチェックを付して、決定ボタンをクリックすると、各媒体向けの発信情報の加工処理が実行される(S703)。
【0057】
各媒体向けの発信情報の加工処理は、予め格納された各媒体の掲載条件情報を表示し、かつ発信情報DB154より取得した発信情報を修正可能に表示させた画面を情報発信者の端末3に表示させることにより実行される。情報発信者は、端末3のキーボード等を用いて、各媒体の掲載条件情報を参照しつつ、表示された発信情報を修正する。修正された情報は、発信加工情報として、通信網4を介して、パブリシティ仲介システム1に送信される。パブリシティ仲介システム1では、発信加工情報を発信加工情報DB153に格納する(S704)。このとき、修正された情報が媒体の掲載条件を充足しているかをチェックする機能をマッチングおよび発信情報加工プログラム122に設けるようにしてもよい。
【0058】
マッチングおよび発信情報加工プログラム122は、手数料算出基準DB155に格納された基準金額情報に基づき基準金額を算出する。そして、マッチングの合致率に対応する手数料率を手数料算出基準DB155より読み出す。そして、算出された基準金額に対して手数料率を掛けることによって手数料を算出する。例えば、合致率が100%の場合には100万円の手数料が算出され、合致率が70%の場合には70万円の手数料が算出され、合致率が50%の場合には50万円の手数料が算出される。このように、合致率が高い程手数料が高くなるように合致率と手数料率を定めると、合致率が高くパブリシティの効果が高い媒体を情報発信者に対して紹介した場合には高い手数料を課すことができ、逆に合致率が低くパブリシティの効果が低い媒体を情報発信者に対して紹介した場合には低い手数料を課すことができる。そのため、極めて合理的に手数料を課すことになるため、本システムの利用がより一層高まることになる。
【0059】
続いて、図8に示すフローチャートを用いて、発信情報巡回登録フローについて説明する。この処理は、発信情報巡回登録プログラム124により実行される。まず、発信情報のロケーション情報を発信情報DB154より取得する(S801)。そして、このロケーション情報に基づき、自動巡回し、発信情報を取得する(S802)。例えば、ロケーション情報がURL情報である場合には、登録されたURLにアクセスし、そのウェブページのデータを取得することによって、発信情報を取得する。
【0060】
その後、取得した発信情報について、発信情報分析処理を実行する(S803)。この発信情報分析処理は、図6に示すフローチャートを用いて説明した処理と同じ処理であり、説明を省略する。そして、この分析結果を発信情報DB154に格納する(S804)。
【0061】
上述した本発明にかかるパブリシティ仲介システム1、媒体提供者の端末2や情報発信者の端末3等のコンピュータを実現するためのハードウェア構成について図12を用いて詳細に説明する。コンピュータは、中央処理装置(CPU)201とメモリ204とを含んでいる。CPU201とメモリ204は、バスを介して、補助記憶装置としてのハードディスク装置213とを接続してある。フレキシブルディスク装置220、ハードディスク装置213・230、CD−ROMドライブ226・229、MOドライブ228等の記憶媒体駆動装置は、フレキシブルディスク・コントローラ219、IDEコントローラ225、SCSIコントローラ227等の各種コントローラを介してバスへ接続されている。
【0062】
フレキシブルディスク装置220等の記憶媒体駆動装置には、フレキシブルディスク等の可搬型記憶媒体が挿入され、このフレキシブルディスク等やハードディスク装置213、ROM214等の記憶媒体には、オペレーティングシステムと協働してCPU等に命令を与え、本発明を実施するためのコンピュータ・ソフトウエアを記録することができ、メモリ204にロードされることによって実行される。このコンピュータ・ソフトウエアは圧縮し、または、複数に分割して、複数の媒体に記録することもできる。
【0063】
更に、ユーザ・インターフェース・ハードウェアを備えたシステムとすることができ、ユーザ・インターフェース・ハードウェアとしては、例えば、入力をするためのポインティング・デバイス(マウス、ジョイスティック等)207またはキーボード206や、視覚データをユーザに提示するためのディスプレイ212があり、また、パラレルポート216を介してプリンタを接続するも可能である。このコンピュータは、シリアルポート215を介してモデムを接続することが可能であり、シリアルポート215およびモデムまたはトークンリングや通信アダプタ218等を介してネットワークに接続し、他のコンピュータシステムと通信を行っている。
【0064】
このように、本発明は、通常のパーソナルコンピュータ(PC)、ワークステーション、汎用機、携帯電話端末、PDA端末や、これらの組合せによって実施可能であることを容易に理解できるであろう。ただし、これらの構成要素は例示であり、その全ての構成要素が本発明の必須の構成要素となるわけではない。オペレーティング・システムとしては、WindowsNT(マイクロソフトの商標)、Windows2003(マイクロソフトの商標)、Windows2000(マイクロソフトの商標)、Windows3.x(マイクロソフトの商標)、OS/2(IBMの商標)、AIX(IBMの商標)上のX−WINDOWシステム(MITの商標)、Solaris(サンマイクロシステムズの商標)、Linux(Linus Torvaldsの商標)などの、標準でGUIマルチウインドウ環境をサポートするものや、PC−DOS(IBMの商標)、MS−DOS(マイクロソフトの商標)などのキャラクタ・ベース環境のもの、さらにはOS/Open(IBMの商標)VxWorks(Wind River Systems, Inc.の商標)等のリアルタイムOSでも実現可能であり、特定のオペレーティング・システム環境に限定されるものではない。
【0065】
上述の例において、システムのハードディスク、メモリ等の記憶手段等にインストールされた各種のプログラムは、様々な種類の記憶媒体に格納することが可能であり、また、通信媒体を介して伝達されることが可能である。ここで、記憶媒体には、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。また、通信媒体には、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等を含み、インターネットも含まれる。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば、パブリシティを実行しようとする情報発信者に対して適切な媒体を検索することができる。また、情報提供者は、発信情報を自由な形式で入力するのみでよく、情報提供者の負荷を軽減することができる。また、媒体提供者も同様に媒体情報を自由な形式で入力するのみでよく、媒体提供者の負荷も軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるパブリシティ仲介システムの構成を示す図である。
【図2】本発明にかかるパブリシティ仲介システムのソフトウェア構成を示す図である。
【図3】本発明における媒体情報分析登録の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明における媒体情報分析処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明における発信情報分析登録の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明における発信情報分析処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明におけるマッチング及び発信情報加工の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明における発信情報巡回登録の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明における媒体情報登録画面の表示例を示す図である。
【図10】本発明における発信情報登録画面の表示例を示す図である。
【図11】本発明におけるマッチング結果画面の表示例を示す図である。
【図12】本発明において用いられるコンピュータのハードウェア構成を示す図である。
【符号の説明】
1 パブリシティ仲介システム
2 媒体提供者の端末
3 情報発信者の端末
4 通信網
11 CPU
12 記憶部
13 通信制御部
14 RAM
15 データベース
【発明の属する技術分野】
本発明は、パブリシティを発表しようとする情報発信者と、パブリシティを公開する媒体のマッチングを実現するパブリシティ仲介システム及びパブリシティ仲介方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
製品やサービスを消費者に知らせる一般的な方法に広告宣伝がある。しかしながら、広告宣伝の場合は、コスト的に高く、一方的に情報伝達するだけの広告では消費者への理解や信頼を得にくいという問題がある。このような背景の下、パブリシティという行為が行われるようになってきた。
【0003】
パブリシティは、インターネット、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ等のジャーナリストに働きかけて報道としてとりあげてもらう行為又はその行為により公開される発信情報そのものをいう。具体的には、報道して欲しい事柄を文章(プレスリリースやニュースリリース)にまとめ、取り上げてもらいたい、マスコミ記者、プロデューサー、ディレクター、台本作家などに情報を提供する。このパブリシティは、広告宣伝に比べて、得られる反響、注目率、閲覧効果は2倍強であるというデータもある。また、費用面でも広告より遥かに安い費用で多くの人に情報を伝達することができる。
【0004】
尚、広告主に対してサイトを紹介するシステムが特許文献1に開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−298013号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の特許文献1に開示されたシステムは、広告主に対して広告のターゲットが合致した適切なウェブサイトを紹介するものであり、パブリシティに関するものではない。また、このシステムでは広告主は、広告のターゲット情報を種類毎に分類して入力しなければならず、広告主の負荷が大きかった。また、広告の掲載を希望するサイトの担当者もサイトの情報を種類毎に分類して入力しなければならず、負荷が大きかった。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、関連情報の入力を容易にすることができるパブリシティ紹介システム及びパブリシティ紹介方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかるパブリシティ仲介システムは、情報発信者からのパブリシティと当該パブリシティを公開する媒体とを仲介するパブリシティ仲介システムであって、媒体提供者により入力された媒体情報の属性情報を媒体情報データベースに格納する手段(例えば、媒体情報分析登録プログラム121)と、情報発信者により入力された発信情報の属性情報を発信情報データベースに格納する手段(例えば、発信情報分析登録プログラム123)と、前記媒体情報データベースに格納された媒体情報の属性情報と、前記発信情報データベースに格納された発信情報の属性情報に基づいて、発信情報の属性情報に一部又は全部合致した媒体情報の属性情報を検索する手段(例えば、マッチングおよび発信情報加工プログラム122)を備えたものである。このような構成により、パブリシティを実行しようとする情報発信者に対して適切な媒体を検索することができる。
【0009】
本発明にかかる他のパブリシティ仲介システムは、情報発信者からのパブリシティと当該パブリシティを公開する媒体とを仲介するパブリシティ仲介システムであって、媒体提供者により入力された媒体情報の属性情報を媒体情報データベースに格納する手段と、情報発信者により入力された発信情報を、発信情報の属性を表すキーワードを格納した属性データベースに基づいて分析し、分析の結果得られた発信情報の属性情報を発信情報データベースに格納する手段と、前記媒体情報データベースに格納された媒体の属性情報と、前記発信情報データベースに格納された発信情報の属性情報に基づいて、発信情報の属性に一部又は全部合致した媒体の属性情報を検索する手段を備えたものである。このような構成により、情報提供者は、発信情報を自由な形式で入力するのみでよく、情報提供者の負荷を軽減することができる。
【0010】
本発明にかかる他のパブリシティ仲介システムは、情報発信者からのパブリシティと当該パブリシティを公開する媒体とを仲介するパブリシティ仲介システムであって、媒体提供者により入力された媒体情報を、媒体の属性を表すキーワードを格納した属性データベースに基づいて属性分析し、分析の結果得られた媒体の属性情報を媒体情報データベースに格納する手段と、情報発信者により入力された発信情報を、発信情報の属性を表すキーワードを格納した属性データベースに基づいて分析し、分析の結果得られた発信情報の属性情報を発信情報データベースに格納する手段と、前記媒体情報データベースに格納された媒体の属性情報と、前記発信情報データベースに格納された発信情報の属性情報に基づいて、発信情報の属性情報に一部又は全部合致した媒体情報の属性情報を検索する手段を備えたものである。このような構成により、情報提供者は、発信情報を自由な形式で入力するのみでよく、情報提供者の負荷を軽減することができる。また、媒体提供者も同様に媒体情報を自由な形式で入力するのみでよく、媒体提供者の負荷も軽減することができる。
【0011】
さらに、情報発信者により予め登録された発信情報のロケーション情報(例えば、URL情報)を前記発信情報データベースに格納する手段と、前記発信情報データベースに格納された前記ロケーション情報に基づいて巡回し発信情報を取得する手段を備えるようにしてもよい。これにより、自動的に発信情報を取得することができ、さらに、情報発信者の負荷を軽減できる。また、仲介業者側から最適な媒体を情報発信者に対して提案することもできる。
同様に媒体提供者により予め登録された媒体情報のロケーション情報を前記媒体情報データベースに格納する手段と、前記媒体情報データベースに格納された前記ロケーション情報に基づいて巡回し媒体情報を取得する手段を備えるようにしてもよい。これにより、自動的に媒体情報を取得することができ、さらに、媒体提供者の負荷を軽減できる。
【0012】
前記媒体情報データベースは、さらに、媒体におけるパブリシティの条件情報を格納し、検索により発信情報の属性に一部又は全部合致した属性情報を有する媒体について、前記媒体情報データベースより前記パブリシティの条件情報を取得し、この条件情報と共に、発信情報データベースに格納された発信情報を修正可能な状態で画面に表示する手段を備えるようにしてもよい。これにより、発信情報を容易に修正することができる。
【0013】
また、発信情報の属性と媒体の属性との合致率に応じて手数料を算出する手段をさらに備えるようにしてもよい。
【0014】
本発明にかかるパブリシティ仲介方法は、コンピュータを用いて情報発信者からのパブリシティと当該パブリシティを公開する媒体とを仲介するパブリシティ仲介方法であって、媒体提供者により入力された媒体情報の属性情報を媒体情報データベースに格納するステップと、情報発信者により入力された発信情報の属性情報を発信情報データベースに格納するステップと、前記媒体情報データベースに格納された媒体情報の属性情報と、前記発信情報データベースに格納された発信情報の属性情報に基づいて、発信情報の属性情報に一部又は全部合致した媒体情報の属性情報を検索するステップを備えたものである。このような方法により、パブリシティを実行しようとする情報発信者に対して適切な媒体を検索することができる。
【0015】
本発明にかかる他のパブリシティ仲介方法は、情報発信者からのパブリシティと当該パブリシティを公開する媒体とを仲介するパブリシティ仲介方法であって、媒体提供者により入力された媒体情報の属性情報を媒体情報データベースに格納するステップと、情報発信者により入力された発信情報を、発信情報の属性を表すキーワードを格納した属性データベースに基づいて分析し、分析の結果得られた発信情報の属性情報を発信情報データベースに格納するステップと、前記媒体情報データベースに格納された媒体の属性情報と、前記発信情報データベースに格納された発信情報の属性情報に基づいて、発信情報の属性に一部又は全部合致した媒体の属性情報を検索するステップを備えたものである。このような方法により、情報提供者は、発信情報を自由な形式で入力するのみでよく、情報提供者の負荷を軽減することができる。
【0016】
本発明にかかる他のパブリシティ仲介方法は、情報発信者からのパブリシティと当該パブリシティを公開する媒体とを仲介するパブリシティ仲介方法であって、媒体提供者により入力された媒体情報を、媒体の属性を表すキーワードを格納した属性データベースに基づいて属性分析し、分析の結果得られた媒体の属性情報を媒体情報データベースに格納するステップと、情報発信者により入力された発信情報を、発信情報の属性を表すキーワードを格納した属性データベースに基づいて分析し、分析の結果得られた発信情報の属性情報を発信情報データベースに格納するステップと、前記媒体情報データベースに格納された媒体の属性情報と、前記発信情報データベースに格納された発信情報の属性情報に基づいて、発信情報の属性情報に一部又は全部合致した媒体情報の属性情報を検索するステップを備えたものである。このような方法により、情報提供者は、発信情報を自由な形式で入力するのみでよく、情報提供者の負荷を軽減することができる。また、媒体提供者も同様に媒体情報を自由な形式で入力するのみでよく、媒体提供者の負荷も軽減することができる。
【0017】
さらに、情報発信者により予め登録された発信情報のロケーション情報を前記発信情報データベースに格納するステップと、前記発信情報データベースに格納された前記ロケーション情報に基づいて巡回し発信情報を取得するステップを備えるようにしてもよい。これにより、自動的に発信情報を取得することができ、さらに、情報発信者の負荷を軽減できる。また、仲介業者側から最適な媒体を情報発信者に対して提案することもできる。
また、媒体提供者により予め登録された媒体情報のロケーション情報を前記媒体情報データベースに格納するステップと、前記媒体情報データベースに格納された前記ロケーション情報に基づいて巡回し媒体情報を取得するステップをさらに備えるようにしてもよい。これにより、自動的に媒体情報を取得することができ、さらに、媒体提供者の負荷を軽減できる。
【0018】
前記媒体情報データベースは、さらに、媒体におけるパブリシティの条件情報を格納し、検索により発信情報の属性に一部又は全部合致した属性情報を有する媒体について、前記媒体情報データベースより前記パブリシティの条件情報を取得し、この条件情報と共に、発信情報データベースに格納された発信情報を修正可能な状態で画面に表示するステップを備えることが望ましい。これにより、発信情報を容易に修正することができる。
【0019】
また、発信情報の属性と媒体の属性との合致率に応じて手数料を算出するステップをさらに備えるようにしてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明にかかるパブリシティ仲介システムの構成について図1を用いて説明する。図に示されるように、広義のパブリシティ仲介システムは、狭義のパブリシティ仲介システム1、媒体提供者の端末2、情報発信者の端末3、通信網4を備えている。ここで、パブリシティ仲介システム1は、通信網4を介して媒体提供者の端末2や情報発信者の端末3と通信可能に接続されている。
【0021】
パブリシティ仲介システム1は、サーバコンピュータにより構成されており、パブリシティの仲介処理を実行する。このパブリシティ仲介システム1は、CPU11、記憶部12、通信制御部13、RAM14、データベース15等のハードウェア構成を備えている。その他、ディスプレイ等の出力装置、キーボード、マウス等の入力装置等を備えているが、図示を省略している。
【0022】
パブリシティ仲介システム1のCPU11は、記憶部12に予め記憶されたOSプログラムやアプリケーションプログラムに基づき、各種の処理を実行する制御部として機能する。
【0023】
記憶部12は、EEP−ROM、ハードディスク等の内部記憶手段やフレキシブルディスクやCD−ROM等の外部記憶手段により構成され、OSプログラムやアプリケーションプログラム等が格納される。この例におけるアプリケーションプログラムには、媒体情報分析登録プログラム121、マッチング及び発信情報加工プログラム122、発信情報分析登録プログラム123及び発信情報巡回登録プログラム124が含まれる。
【0024】
通信制御部13は、通信網4への接続インターフェースや通信制御回路を備えている。この通信制御部13によって、媒体提供者の端末2や情報発信者の端末3とデータ通信を実行することができる。
【0025】
RAM14は、CPU11のワークエリアとして用いられ、例えば、プログラムの実行部分や実行時に使用されるデータ等が一時的に格納される。
【0026】
データベース15は、ハードディスクや光ディスク等により構成されている。この例におけるデータベース15には、媒体情報DB151、属性DB152、発信加工情報DB153、発信情報DB154が含まれる。
【0027】
この発明の実施の形態にかかるパブリシティ仲介システム1は、単一のコンピュータでなくとも、複数のコンピュータによって構成することも可能であり、そのハードウェア構成は、図1で示す構成に限定されるものではない。また、ファイアウォールサーバ等のその他のサーバやハードウェア構成を備えていてもよい。
【0028】
媒体提供者の端末2や情報発信者の端末3は、媒体提供者や情報発信者により利用され、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯端末、いわゆるインターネット接続機能付き携帯電話等であり、CPU、ROM、RAM、キーボード、マウス等の入出力手段、ディスプレイ等を備えている。この媒体提供者の端末2や情報発信者の端末3は、ブラウザプログラムやメールプログラムがハードディスク等の記憶手段に格納されており、パブリシティ仲介システム1より送信されたウェブデータを受信し、ディスプレイに表示させることができ、また電子メールを作成し送受信できる。ここで、媒体提供者は、例えば、新聞社、出版社、テレビ局、ウェブサイト運営会社等であり、媒体の種類としては、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、ウェブサイト等がある。情報発信者は、例えば、企業、官庁、個人、団体等であり、発信情報の種類としては、ニュースリリース、個人情報、地域情報、口コミ情報等がある。
【0029】
通信網4は、インターネット、公衆網等の通信網である。
【0030】
尚、上述の例におけるパブリシティ仲介システム1は、通信網4を介して端末2、3と接続されたものであるが、いわゆるスタンドアローンでも運用することができる。その場合には、パブリシティ仲介システム1のディスプレイに各種の登録画面を表示させ、その入力手段を用いて情報を入力することによって、登録処理を実行する。
【0031】
次に、図2を用いて、パブリシティ仲介システム1のソフトウェア構成について説明する。このパブリシティ1は、上述のようにアプリケーションプログラムと、データベース15を有する。このアプリケーションプログラムには、媒体情報分析登録プログラム121、マッチング及び発信情報加工プログラム122、発信情報分析登録プログラム123及び発信情報巡回登録プログラム124が含まれる。データベース15には、媒体情報DB151、属性DB152、発信加工情報DB153、発信情報DB154,手数料算出基準DB155が含まれる。
【0032】
媒体情報分析登録プログラム121は、媒体提供者によって入力された媒体情報を属性DB152に格納された媒体の属性を表すキーワードに基づき属性分析し、分析の結果得られた媒体の属性情報を媒体情報DB151に格納するプログラムである。また、この媒体情報分析登録プログラム121は、媒体提供者によって入力されたURL情報に基づき関連サイトを巡回することによって、媒体情報を取得する機能も有する。
【0033】
マッチング及び発信情報加工プログラム122は、媒体情報DB151に格納された媒体情報の属性情報と発信情報DB154に格納された発信情報の属性情報に基づき、マッチング処理を実行し、また、発信情報を加工するための処理を実行し、加工後の発信情報を発信加工情報DB153に格納するプログラムである。さらに、このプログラム122は、マッチング処理を行った結果に応じて、手数料算出基準DB155を参照して手数料を算出する処理も実行する。
【0034】
発信情報分析登録プログラム123は、情報発信者によって入力された発信情報を属性DB152に格納された発信情報の属性を表すキーワードに基づき属性分析し、分析の結果得られた発信情報の属性情報を発信情報DB154に格納するプログラムである。
【0035】
発信情報巡回登録プログラム124は、属性DB152に格納された登録済み情報発信エリアに関する情報を取得し、この登録済み情報発信エリアより発信情報を取得し、発信情報B154に格納するプログラムである。
【0036】
媒体情報DB151は、媒体に関する情報を格納する。この媒体情報には、例えば、媒体の名称、運営会社名、購読者数(利用者数)、媒体情報、担当者情報、掲載条件情報が含まれる。
【0037】
属性DB152には、媒体情報及び発信情報の属性を表すキーワードと属性区分が互いに関連付けられて格納されている。属性区分には、媒体区分、商品、シーン、ライフステージ、ステイタス、感性、サービス、状態があり、それぞれキーワードが関連付けられている。媒体区分のキーワードには、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、ウェブサイト等があり、政治、スポーツ、女性、プレゼント等のカテゴリに関するキーワードがある。例えば、このうち、「女性」のキーワードには、さらに、「OL、化粧品、主婦、エステ、ダイエット、セレブ、スウィーツ、占い、ペット、旅行、ファッション、ブランド、デパ地下、グルメ、新名所、健康、コスメ、エステ、ダイエット」のキーワードが関連付けられている。商品のキーワードには、例えば、通信機器、オーディオ、家電白物、PC、TV、CD、自動車、スポーツ用品、アクセサリー、文具、ゲームソフト、食品、飲料、保険、株、ギフト等がある。シーンのキーワードには、例えば、レジャー、パーティ、演奏、芸術、ショッピング、インターネット、アウトドア等のエンタメ・余暇シーンに関するキーワード、だんらん、勉強、入浴等の生活シーンに関するキーワード、会議、食事、パーティー、通勤通学等のビジネスシーンに関するキーワードが含まれる。ライフステージのキーワードには、誕生、育児、休暇、小学校、高校、就職、結婚等がある。ステイタスのキーワードには、保守伝統派、自由趣味派、自己表現派等がある。感性キーワードには、きれいな、おいしい、若い、面白い、うれしい、健康的な、安全な、暖かい等がある。サービスのキーワードには、便利な、早い、高級な、簡単に、新しい等がある。状態のキーワードには、売れている、素晴らしい、高い、独自の、地域的な、最新式の、流行の等がある。
【0038】
発信加工情報DB153には、各媒体に対して掲載するために加工された発信加工情報が格納されている。媒体に応じて掲載条件が異なっているため、媒体毎に掲載する情報を変更する必要がある。このため、各媒体の掲載条件に応じて加工された発信情報を格納している。また、各媒体の掲載条件等の条件情報も格納されている。
【0039】
発信情報DB154は、タイトル、発信者名、発信情報、発信情報の属性情報、購読者(ターゲット)、媒体数、担当者情報、発信情報のロケーション情報等を格納する。ここで、媒体数は、情報発信者が掲載を希望する媒体の数である。発信情報のロケーション情報とは、例えば、情報発信者である企業のホームページのニュースリリースのページにアクセスすることができるURL情報である。
【0040】
手数料算出基準DB155には、マッチングの合致率と手数料率が互いに関連付けられて格納されている。例えば、左辺を合致率、右辺を手数料率とすると、0〜20%=20%、20〜40%=30%、40〜60%=50%、60〜80%=70%、80〜100%=90%といった情報が格納される。さらに、発信情報の内容、掲載期間、掲載する媒体等に応じて基準金額を算出するための基準金額情報が格納されている。
【0041】
続いて、図3に示すフローチャートを用いて、媒体情報分析登録フローについて説明する。パブリシティ仲介システム1は、まず、媒体提供者からのアクセスに応じて、媒体情報分析登録プログラム121によって媒体情報登録画面を表示するためのウェブデータを生成し、通信制御部13によって、通信網4を介して媒体提供者の端末2に送信する(S301)。尚、パブリシティ仲介システム1が外部とデータ通信を行うときには、通信制御部13が動作するが、以下の説明では、通信制御部13の動作及び処理については説明を省略する。
【0042】
媒体提供者の端末2では、ウェブブラウザにより受信したウェブデータに基づく画面表示を実行する。画面表示例を図9に示す。図に示されるように、媒体情報登録画面には、名称、運営会社名、購読者数の入力領域が設けられている。そして媒体情報を電子ファイル又はフリーテキストにより入力できるよう構成されている。電子ファイルは、参照ボタンをクリックすることにより、ハードディスクの所定ドライブや外部記憶媒体に格納された電子ファイルを指定することによりアップロードできる。一般に、各媒体は、紹介用の文章(資料、パンフレット)を電子ファイルで用意していることが多く、そのファイルをそのままアップロードすることにより入力できる。フリーテキストは、文章でも単語であってもよく、自由にキーボードやマウス等の入力手段を用いて情報を入力することができる。つまり、媒体の情報は分類する必要なく自由に入力できる。
また、媒体情報として、媒体のURL情報を入力できるよう構成されている。本システムは、この媒体のURL情報に基づき、そのURL情報により特定されるサイトにアクセス(巡回)し、媒体情報を取得する機能を有している。このようにして取得した媒体情報に基づき、属性分析を実行できる。定期的に当該URL情報に基づきサイトを巡回するようにすれば、媒体情報を最新の情報に更新することができる。尚、ここで、媒体は、ウェブサイトそのものに限らず、雑誌等もウェブサイトを有しているため、このウェブサイトを巡回することにより、雑誌等の属性分析も可能である。
さらに担当者情報として担当者名、住所、電話番号、メールアドレスを入力することができる。さらに、媒体への掲載条件も登録できるように構成することが望ましい。このような画面を表示させた状態で、情報発信者が発信情報を入力する(S302)。入力された情報は、通信網4を介してパブリシティ仲介システム1に送信される。
【0043】
パブリシティ仲介システム1では、媒体情報分析登録プログラム121によって受信した入力情報に基づき入力内容のチェックを行う(S303)。その結果問題がある場合(S304)には、エラー画面を表示するためのウェブデータを生成し、媒体提供者の端末2に送信する(S305)。問題がない場合(S304)には、媒体情報分析登録プログラム121は、媒体情報分析処理を実行する(S306)。この媒体情報分析処理については、後に詳述する。その後、媒体情報分析登録プログラム121は、媒体情報分析結果を媒体情報DB151に格納する(S307)。そして、媒体情報分析結果は、電子メールにより媒体提供者の端末2に対して送信される(S308)。電子メールは、通信網4を介して媒体提供者の端末2によって受信され、電子メールソフトにより画面表示される(S309)。
【0044】
ここで、図3の媒体情報分析処理(S306)について、図4に示すフローチャートを用いて詳述する。この処理のすべてのステップは、媒体情報分析登録プログラム121により実行される。まず、入力された媒体情報に対して周知のボキャブラリ分析を実行し、単語、語句に分解する。次に、単語、語句に分解された媒体情報を媒体区分分析する(S401)。具体的には、電子ファイルを指定することにより、又はフリーテキスト入力欄に入力することにより、入力された媒体情報に媒体区分を表すキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。次に、媒体情報をオーディエンス分析する(S402)。具体的には、入力された媒体情報にオーディエンス、即ち、媒体を閲覧する者の属性に関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。オーディエンスには、職業や年齢、住所等の情報が含まれる。
【0045】
さらに媒体情報を商品分析する(S403)。具体的には、入力された媒体情報に商品に関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。次に、媒体情報をシーン分析する(S404)。具体的には、入力された媒体情報にシーンに関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。そして、媒体情報をライフステージ分析する(S405)。具体的には、入力された媒体情報にライフステージに関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。
【0046】
次に、媒体情報をステイタス分析する(S406)。具体的には、入力された媒体情報にステイタスに関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。さらに、媒体情報を感性分析する(S407)。具体的には、入力された媒体情報に感性に関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。そして、媒体情報をサービス分析する(S408)。具体的には、入力された媒体情報にサービスに関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。さらに、媒体情報を状態分析する(S409)。具体的には、入力された媒体情報に状態に関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。このような分析により、媒体区分、オーディエンス、商品、シーン、ライフステージ、ステイタス、感性、サービス、情報の各々の属性についてキーワードが分類・抽出される。このため、媒体提供者は媒体情報を分類する必要がなく、自由な形式で入力が可能であり、入力負荷を軽減することができる。最後に、これらの分析結果を媒体情報DB151に媒体情報の属性情報として格納する(S410)。
【0047】
続いて、図5に示すフローチャートを用いて、発信情報分析登録フローについて説明する。パブリシティ仲介システム1は、まず、情報発信者からのアクセスに応じて、発信情報分析登録プログラム123によって発信情報登録画面を表示するためのウェブデータを生成し、通信網4を介して情報発信者の端末3に送信する(S501)。
【0048】
情報発信者の端末3では、ウェブブラウザにより受信したウェブデータに基づく画面表示を実行する。画面表示例を図10に示す。図に示されるように、発信情報登録画面には、タイトル、発信者名の入力領域が設けられている。そして発信情報を電子ファイル又はフリーテキストにより入力できるよう構成されている。電子ファイルは、参照ボタンをクリックすることにより、ハードディスクの所定ドライブや外部記憶媒体に格納された電子ファイルを指定することによりアップロードできる。フリーテキストは、文章でも単語であってもよく、自由にキーボードやマウス等の入力手段を用いて情報を入力することができる。つまり、発信の情報は分類する必要なく、自由な形式で入力できる。自動選択媒体数の欄には、検索に合致した媒体のうち、マッチング結果ページ上に表示する媒体の数を入力する。また、巡回先と付された領域では、企業のニュースリリース等が行われるウェブページのURL情報等、発信情報を取得できるロケーション情報を入力することができる。さらに担当者情報として担当者名、住所、電話番号、メールアドレスを入力することができる。このような画面を表示させた状態で、情報発信者が情報を入力する(S502)。入力された情報は、通信網4を介してパブリシティ仲介システム1に送信される。
【0049】
パブリシティ仲介システム1では、発信情報分析登録プログラム123によって受信した入力情報に基づき入力内容のチェックを行う(S503)。その結果問題がある場合(S504)には、エラー画面を表示するためのウェブデータを生成し、情報発信者の端末3に送信する(S505)。問題がない場合(S504)には、発信情報分析登録プログラム123は、発信情報分析処理を実行する(S506)。この発信情報分析処理については、後に詳述する。その後、発信情報分析登録プログラム123は、発信情報分析結果を発信情報DB154に格納する(S507)。そして、発信情報分析結果は、電子メールにより情報発信者の端末3に対して送信される(S508)。電子メールは、通信網4を介して情報発信者の端末3によって受信され、電子メールソフトにより画面表示される(S509)。
【0050】
ここで、図5の発信情報分析処理(S506)について、図6に示すフローチャートを用いて詳述する。この処理のすべてのステップは、発信情報分析登録プログラム123により実行される。まず、電子ファイルを指定することにより、又はフリーテキスト入力欄に入力することにより入力された発信情報に対して周知のボキャブラリ分析を実行し、単語、語句に分解する。そして、この分解した発信情報を媒体区分分析する(S601)。具体的には、入力された発信情報に媒体区分を表すキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。次に、発信情報をオーディエンス分析する(S602)。具体的には、入力された発信情報にオーディエンス、即ち、媒体を閲覧する者の属性に関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。オーディエンスには、職業や年齢、住所等の情報が含まれる。
【0051】
さらに発信情報を商品分析する(S603)。具体的には、入力された発信情報に商品に関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。次に、発信情報をシーン分析する(S604)。具体的には、入力された発信情報にシーンに関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。そして、発信情報をライフステージ分析する(S605)。具体的には、入力された発信情報にライフステージに関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。
【0052】
次に、発信情報をステイタス分析する(S606)。具体的には、入力された発信情報にステイタスに関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。さらに、発信情報を感性分析する(S607)。具体的には、入力された発信情報に感性に関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。そして、発信情報をサービス分析する(S608)。具体的には、入力された発信情報にサービスに関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。さらに、発信情報を状態分析する(S609)。具体的には、入力された発信情報に状態に関するキーワードが含まれていないかどうかを属性DB152を参照して分析する。このような分析により、媒体区分、オーディエンス、商品、シーン、ライフステージ、ステイタス、感性、サービス、情報の各々の属性についてキーワードが分類・抽出される。このため、情報発信者は発信情報を分類する必要がなく、自由な形式で入力が可能であり、入力負荷を軽減することができる。最後に、これらの分析結果を発信情報DB154に発信情報の属性情報として格納する(S610)。
【0053】
ここで、発信情報分析処理について、具体例を挙げて説明する。例えば、入力された発信情報が「30代から40代のお肌のしみ、しわ、くすみが気になりはじめた働く女性向けに美白効果のある化粧水を新発売します。」であるとする。また、ターゲットの情報が「首都圏のOLを対象にしたい」であるとする。まず、ボキャブラリ分析を行い、「30代から40代」、「肌」、「しみ」、「くすみ」、「気になる」、「女性」、「美しい」、「白い」、「効果のある」、「化粧水」、「新しい」、「発売」、「首都圏」、「OL」のキーワードに分解する。これらのキーワードに対して、区分分析すると、「30代から40代」、「女性」のキーワードが抽出され、これに関連付けられた、例えば女性向けのサイトの区分が検索される。また、オーディエンス分析すると、「30代から40代」、「女性」が抽出される。また、商品分析すると、「化粧水」のキーワードが抽出される。シーン分析、ライフステージ分析、ステイタス分析を実行すると、該当なしと分析される。感性分析すると、「美しい」、「白い」のキーワードが抽出される。サービス分析すると、「効果のある」、「新しい」のキーワードが抽出される。状態分析すると、「首都圏」のキーワードが抽出される。これらの分析結果が、それぞれ、キーワードが属性区分と関連付けられて発信情報の属性情報として発信情報DB154に格納される。
【0054】
続いて、図7に示すフローチャートを用いて、マッチング及び発信情報加工フローにつき説明する。尚、このフローチャートにおいて実行される処理は、マッチングおよび発信情報加工プログラム122によって実行される。
【0055】
まず、発信情報DB154より発信情報の属性情報を取得する(S701)。そして、この発信情報の属性情報に基づき、媒体情報DB151を検索し、当該発信情報の属性情報と適合する媒体を抽出する(S702)。この検索処理においては、発信情報の属性情報と媒体の属性情報とが完全に、つまり100%一致している媒体のみならず、一部のみ一致している媒体も抽出される。検索結果を示すウェブデータが生成され、適宜、情報発信者の端末3に送信され、この端末3のディスプレイに表示される。ここで、図11にマッチング結果を表示する画面表示例を示す。図に示されるように検索条件と検索結果が表示される。検索結果では、ヒット率、即ち属性の合致率の高い順に5件の媒体に関する情報が表示される。このとき、属性の合致率を算出する際には、合致した属性の数に応じて算出してもよい。若しくは、属性そのものに重みをつけるために係数を掛け合わせてもよい。例えば、属性区分のうち、オーディエンスや媒体区分を他の属性区分と比較して重み付け係数を大きくする。つまり、オーディエンスや媒体区分については、合致率が高くなるように設定する。この重み付け係数の設定は、デフォルト設定しておいてもよいし、情報発信者や仲介サービス担当者が手動で設定するようにしてもよい。また、この重み付け係数に関して、発信情報(パブリシティ案件)を分析した結果ある特定の属性に関するキーワードが頻出した場合には、その属性を有する媒体については高い合致率となるようなロジックとしてもよい。例えば女性という属性に関するキーワード「OL、化粧品、主婦、エステ、ダイエット」がパブリシティ案件(発信情報)に含まれている場合は、女性属性を有する媒体は合致率が高くなるように重み付け係数を設定する。
【0056】
これらの媒体のうち、発信情報の掲載を希望する媒体に対しては、情報発信者がチェックを付して、決定ボタンをクリックすると、各媒体向けの発信情報の加工処理が実行される(S703)。
【0057】
各媒体向けの発信情報の加工処理は、予め格納された各媒体の掲載条件情報を表示し、かつ発信情報DB154より取得した発信情報を修正可能に表示させた画面を情報発信者の端末3に表示させることにより実行される。情報発信者は、端末3のキーボード等を用いて、各媒体の掲載条件情報を参照しつつ、表示された発信情報を修正する。修正された情報は、発信加工情報として、通信網4を介して、パブリシティ仲介システム1に送信される。パブリシティ仲介システム1では、発信加工情報を発信加工情報DB153に格納する(S704)。このとき、修正された情報が媒体の掲載条件を充足しているかをチェックする機能をマッチングおよび発信情報加工プログラム122に設けるようにしてもよい。
【0058】
マッチングおよび発信情報加工プログラム122は、手数料算出基準DB155に格納された基準金額情報に基づき基準金額を算出する。そして、マッチングの合致率に対応する手数料率を手数料算出基準DB155より読み出す。そして、算出された基準金額に対して手数料率を掛けることによって手数料を算出する。例えば、合致率が100%の場合には100万円の手数料が算出され、合致率が70%の場合には70万円の手数料が算出され、合致率が50%の場合には50万円の手数料が算出される。このように、合致率が高い程手数料が高くなるように合致率と手数料率を定めると、合致率が高くパブリシティの効果が高い媒体を情報発信者に対して紹介した場合には高い手数料を課すことができ、逆に合致率が低くパブリシティの効果が低い媒体を情報発信者に対して紹介した場合には低い手数料を課すことができる。そのため、極めて合理的に手数料を課すことになるため、本システムの利用がより一層高まることになる。
【0059】
続いて、図8に示すフローチャートを用いて、発信情報巡回登録フローについて説明する。この処理は、発信情報巡回登録プログラム124により実行される。まず、発信情報のロケーション情報を発信情報DB154より取得する(S801)。そして、このロケーション情報に基づき、自動巡回し、発信情報を取得する(S802)。例えば、ロケーション情報がURL情報である場合には、登録されたURLにアクセスし、そのウェブページのデータを取得することによって、発信情報を取得する。
【0060】
その後、取得した発信情報について、発信情報分析処理を実行する(S803)。この発信情報分析処理は、図6に示すフローチャートを用いて説明した処理と同じ処理であり、説明を省略する。そして、この分析結果を発信情報DB154に格納する(S804)。
【0061】
上述した本発明にかかるパブリシティ仲介システム1、媒体提供者の端末2や情報発信者の端末3等のコンピュータを実現するためのハードウェア構成について図12を用いて詳細に説明する。コンピュータは、中央処理装置(CPU)201とメモリ204とを含んでいる。CPU201とメモリ204は、バスを介して、補助記憶装置としてのハードディスク装置213とを接続してある。フレキシブルディスク装置220、ハードディスク装置213・230、CD−ROMドライブ226・229、MOドライブ228等の記憶媒体駆動装置は、フレキシブルディスク・コントローラ219、IDEコントローラ225、SCSIコントローラ227等の各種コントローラを介してバスへ接続されている。
【0062】
フレキシブルディスク装置220等の記憶媒体駆動装置には、フレキシブルディスク等の可搬型記憶媒体が挿入され、このフレキシブルディスク等やハードディスク装置213、ROM214等の記憶媒体には、オペレーティングシステムと協働してCPU等に命令を与え、本発明を実施するためのコンピュータ・ソフトウエアを記録することができ、メモリ204にロードされることによって実行される。このコンピュータ・ソフトウエアは圧縮し、または、複数に分割して、複数の媒体に記録することもできる。
【0063】
更に、ユーザ・インターフェース・ハードウェアを備えたシステムとすることができ、ユーザ・インターフェース・ハードウェアとしては、例えば、入力をするためのポインティング・デバイス(マウス、ジョイスティック等)207またはキーボード206や、視覚データをユーザに提示するためのディスプレイ212があり、また、パラレルポート216を介してプリンタを接続するも可能である。このコンピュータは、シリアルポート215を介してモデムを接続することが可能であり、シリアルポート215およびモデムまたはトークンリングや通信アダプタ218等を介してネットワークに接続し、他のコンピュータシステムと通信を行っている。
【0064】
このように、本発明は、通常のパーソナルコンピュータ(PC)、ワークステーション、汎用機、携帯電話端末、PDA端末や、これらの組合せによって実施可能であることを容易に理解できるであろう。ただし、これらの構成要素は例示であり、その全ての構成要素が本発明の必須の構成要素となるわけではない。オペレーティング・システムとしては、WindowsNT(マイクロソフトの商標)、Windows2003(マイクロソフトの商標)、Windows2000(マイクロソフトの商標)、Windows3.x(マイクロソフトの商標)、OS/2(IBMの商標)、AIX(IBMの商標)上のX−WINDOWシステム(MITの商標)、Solaris(サンマイクロシステムズの商標)、Linux(Linus Torvaldsの商標)などの、標準でGUIマルチウインドウ環境をサポートするものや、PC−DOS(IBMの商標)、MS−DOS(マイクロソフトの商標)などのキャラクタ・ベース環境のもの、さらにはOS/Open(IBMの商標)VxWorks(Wind River Systems, Inc.の商標)等のリアルタイムOSでも実現可能であり、特定のオペレーティング・システム環境に限定されるものではない。
【0065】
上述の例において、システムのハードディスク、メモリ等の記憶手段等にインストールされた各種のプログラムは、様々な種類の記憶媒体に格納することが可能であり、また、通信媒体を介して伝達されることが可能である。ここで、記憶媒体には、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。また、通信媒体には、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等を含み、インターネットも含まれる。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば、パブリシティを実行しようとする情報発信者に対して適切な媒体を検索することができる。また、情報提供者は、発信情報を自由な形式で入力するのみでよく、情報提供者の負荷を軽減することができる。また、媒体提供者も同様に媒体情報を自由な形式で入力するのみでよく、媒体提供者の負荷も軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるパブリシティ仲介システムの構成を示す図である。
【図2】本発明にかかるパブリシティ仲介システムのソフトウェア構成を示す図である。
【図3】本発明における媒体情報分析登録の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明における媒体情報分析処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明における発信情報分析登録の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明における発信情報分析処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明におけるマッチング及び発信情報加工の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明における発信情報巡回登録の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明における媒体情報登録画面の表示例を示す図である。
【図10】本発明における発信情報登録画面の表示例を示す図である。
【図11】本発明におけるマッチング結果画面の表示例を示す図である。
【図12】本発明において用いられるコンピュータのハードウェア構成を示す図である。
【符号の説明】
1 パブリシティ仲介システム
2 媒体提供者の端末
3 情報発信者の端末
4 通信網
11 CPU
12 記憶部
13 通信制御部
14 RAM
15 データベース
Claims (14)
- 情報発信者からのパブリシティと当該パブリシティを公開する媒体とを仲介するパブリシティ仲介システムであって、
媒体提供者により入力された媒体情報の属性情報を媒体情報データベースに格納する手段と、
情報発信者により入力された発信情報の属性情報を発信情報データベースに格納する手段と、
前記媒体情報データベースに格納された媒体情報の属性情報と、前記発信情報データベースに格納された発信情報の属性情報に基づいて、発信情報の属性情報に一部又は全部合致した媒体情報の属性情報を検索する手段を備えたパブリシティ仲介システム。 - 情報発信者からのパブリシティと当該パブリシティを公開する媒体とを仲介するパブリシティ仲介システムであって、
媒体提供者により入力された媒体情報の属性情報を媒体情報データベースに格納する手段と、
情報発信者により入力された発信情報を、発信情報の属性を表すキーワードを格納した属性データベースに基づいて分析し、分析の結果得られた発信情報の属性情報を発信情報データベースに格納する手段と、
前記媒体情報データベースに格納された媒体の属性情報と、前記発信情報データベースに格納された発信情報の属性情報に基づいて、発信情報の属性に一部又は全部合致した媒体の属性情報を検索する手段を備えたパブリシティ仲介システム。 - 情報発信者からのパブリシティと当該パブリシティを公開する媒体とを仲介するパブリシティ仲介システムであって、
媒体提供者により入力された媒体情報を、媒体の属性を表すキーワードを格納した属性データベースに基づいて属性分析し、分析の結果得られた媒体の属性情報を媒体情報データベースに格納する手段と、
情報発信者により入力された発信情報を、発信情報の属性を表すキーワードを格納した属性データベースに基づいて分析し、分析の結果得られた発信情報の属性情報を発信情報データベースに格納する手段と、
前記媒体情報データベースに格納された媒体の属性情報と、前記発信情報データベースに格納された発信情報の属性情報に基づいて、発信情報の属性情報に一部又は全部合致した媒体情報の属性情報を検索する手段を備えたパブリシティ仲介システム。 - 情報発信者により予め登録された発信情報のロケーション情報を前記発信情報データベースに格納する手段と、
前記発信情報データベースに格納された前記ロケーション情報に基づいて巡回し発信情報を取得する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のパブリシティ仲介システム。 - 媒体提供者により予め登録された媒体情報のロケーション情報を前記媒体情報データベースに格納する手段と、
前記媒体情報データベースに格納された前記ロケーション情報に基づいて巡回し媒体情報を取得する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のパブリシティ仲介システム。 - 前記媒体情報データベースは、さらに、媒体におけるパブリシティの条件情報を格納し、
検索により発信情報の属性に一部又は全部合致した属性情報を有する媒体について、前記媒体情報データベースより前記パブリシティの条件情報を取得し、この条件情報と共に、発信情報データベースに格納された発信情報を修正可能な状態で画面に表示する手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のパブリシティ仲介システム。 - 発信情報の属性と媒体の属性との合致率に応じて手数料を算出する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のパブリシティ仲介システム。
- コンピュータを用いて情報発信者からのパブリシティと当該パブリシティを公開する媒体とを仲介するパブリシティ仲介方法であって、
媒体提供者により入力された媒体情報の属性情報を媒体情報データベースに格納するステップと、
情報発信者により入力された発信情報の属性情報を発信情報データベースに格納するステップと、
前記媒体情報データベースに格納された媒体情報の属性情報と、前記発信情報データベースに格納された発信情報の属性情報に基づいて、発信情報の属性情報に一部又は全部合致した媒体情報の属性情報を検索するステップを備えたパブリシティ仲介方法。 - 情報発信者からのパブリシティと当該パブリシティを公開する媒体とを仲介するパブリシティ仲介方法であって、
媒体提供者により入力された媒体情報の属性情報を媒体情報データベースに格納するステップと、
情報発信者により入力された発信情報を、発信情報の属性を表すキーワードを格納した属性データベースに基づいて分析し、分析の結果得られた発信情報の属性情報を発信情報データベースに格納するステップと、
前記媒体情報データベースに格納された媒体の属性情報と、前記発信情報データベースに格納された発信情報の属性情報に基づいて、発信情報の属性に一部又は全部合致した媒体の属性情報を検索するステップを備えたパブリシティ仲介方法。 - 情報発信者からのパブリシティと当該パブリシティを公開する媒体とを仲介するパブリシティ仲介方法であって、
媒体提供者により入力された媒体情報を、媒体の属性を表すキーワードを格納した属性データベースに基づいて属性分析し、分析の結果得られた媒体の属性情報を媒体情報データベースに格納するステップと、
情報発信者により入力された発信情報を、発信情報の属性を表すキーワードを格納した属性データベースに基づいて分析し、分析の結果得られた発信情報の属性情報を発信情報データベースに格納するステップと、
前記媒体情報データベースに格納された媒体の属性情報と、前記発信情報データベースに格納された発信情報の属性情報に基づいて、発信情報の属性情報に一部又は全部合致した媒体情報の属性情報を検索するステップを備えたパブリシティ仲介方法。 - 情報発信者により予め登録された発信情報のロケーション情報を前記発信情報データベースに格納するステップと、
前記発信情報データベースに格納された前記ロケーション情報に基づいて巡回し発信情報を取得するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項8乃至10いずれかに記載のパブリシティ仲介方法。 - 媒体提供者により予め登録された媒体情報のロケーション情報を前記媒体情報データベースに格納するステップと、
前記媒体情報データベースに格納された前記ロケーション情報に基づいて巡回し媒体情報を取得するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項8乃至10いずれかに記載のパブリシティ仲介方法。 - 前記媒体情報データベースは、さらに、媒体におけるパブリシティの条件情報を格納し、
検索により発信情報の属性に一部又は全部合致した属性情報を有する媒体について、前記媒体情報データベースより前記パブリシティの条件情報を取得し、この条件情報と共に、発信情報データベースに格納された発信情報を修正可能な状態で画面に表示するステップを備えたさらに備えたことを特徴とする請求項8乃至10いずれかに記載のパブリシティ仲介方法。 - 発信情報の属性と媒体の属性との合致率に応じて手数料を算出するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項8乃至10いずれかに記載のパブリシティ仲介方法。
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JP (1) | JP2004318198A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006350668A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 広告情報配信システム及びそのプログラム |
JP2010182202A (ja) * | 2009-02-06 | 2010-08-19 | Fixer:Kk | 広告配信システム |
-
2003
- 2003-04-10 JP JP2003106956A patent/JP2004318198A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006350668A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 広告情報配信システム及びそのプログラム |
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