JP2004317955A - ルーペおよびこれを用いたルーペセット - Google Patents
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Abstract
【課題】携行に便利で、倍率を自在に変えることができるルーペと、直置き、手持ち式のいずれとしても使用でき、かつ名刺サイズ程度以下の各種小物と一緒に携行できる多機能なルーペセットを提供する。
【解決手段】中心にレンズ部5を有する平盤状樹脂成形体4にレンズ部5を外囲するリング状磁石片6を埋め込んでルーペ体とし、これを単体であるいは本体1aと蓋体1bを開閉可能に連結したケース体1に挿脱可能に収納し、本体1aと蓋体1bにはルーペ体1のレンズ部5に対応する部位に窓穴15,16を形成した。
【選択図】図1
【解決手段】中心にレンズ部5を有する平盤状樹脂成形体4にレンズ部5を外囲するリング状磁石片6を埋め込んでルーペ体とし、これを単体であるいは本体1aと蓋体1bを開閉可能に連結したケース体1に挿脱可能に収納し、本体1aと蓋体1bにはルーペ体1のレンズ部5に対応する部位に窓穴15,16を形成した。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はルーペおよびこれを用いたルーペセットに関する。
【0002】
【従来の技術】
ルーペは従来より汎用されているが、取手がついた手持ち式のものは、対象物にかざしながら透視するため焦点がぶれやすいとともに、手が疲れる問題があった。別のタイプとして、対象物に接近させて使用するものがあるが、通常、文鎮のようにブロック状をなしているので、使い勝手が悪く、携行して簡便に使用できない問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記のような問題点を解消するためになされたもので、その目的とするところは、携行に便利で、倍率を自在に変えることができるルーペを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、直置き、手持ち式のいずれとしても使用でき、かつ名刺サイズ程度以下の各種小物と一緒に携行できる多機能なルーペセットを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明のルーペは、中心にレンズ部を有する平盤状樹脂成形体にレンズ部を外囲するリング状磁石片を埋め込んでいることを特徴としている。
【0005】
また、発明のルーペセットは、本体と蓋体を開閉可能に連結したケース体にルーペ収容部と小物収容部を設け、前記ルーペ収容部には、中心にレンズ部を有する平盤状樹脂成形体にレンズ部を外囲するリング状磁石片を埋め込んだルーペ体を挿脱可能に収納し、本体と蓋体にはルーペ体のレンズ部に対応する部位に窓穴を形成したことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。
図1は本発明によるルーペセットの実施例を示しており、1は扁平状のケース体、2はルーペ体であり、複数(この例では2枚)使用している。3は小物品である。
前記ルーペ体2は、図2と図3に示すように、平盤状の樹脂成形体4の中央に凸のレンズ部5を有し、かつ該レンズ部5を囲んでリング状(完全なリングでなく円周上で分割されているものを含む)の磁石片6を埋設している。磁石片6は上下に磁極を有しており、埋め込み部分の樹脂成形体外周には相対的に厚みの薄いリング状つば7が形成されている。各ルーペ体2,2は前記リング状の磁石片6の吸着力によって重合され、一つのルーペとなっている。
【0007】
ルーペ体2は、たとえば、直径が42mm、厚さが5mm、レンズ部径が13mm、倍率5倍といったものが挙げられ、2枚重ねられることで10倍のルーペとされる。
【0008】
図3では、樹脂成形体4は上片4aと下片4bとに分割されており、それぞれ厚さ方向で半割の半断レンズ部50の外周に環状溝40と半断リング状つば70を形成している。前記環状溝40にリング状の磁石片6が収納され、その状態で上片4aと下片4bが重ねられ、圧着、接合などによって一体化されている。
【0009】
図4はルーペ体2の別の例を示しており、樹脂成形体4はリング状の磁石片6を埋設する形で一体成形されている。これは、リング状の磁石片6を成形型のキャビティーに装填して溶融樹脂を充填するインサート成形などで得ることができる。
【0010】
ケース体1は、たとえばポリプロピレンなどの合成樹脂で成形された本体1aと蓋体1bからなっており、それらは一体形成のヒンジ部10によって連結され、留め部11,12によって開閉されるようになっている。ケース体1は内容物の確認が容易なように透明ないし半透明に構成されている。
【0011】
本体1aは、面部とこれの周囲を囲む囲壁によって比較的浅い箱状を呈し、カード類、名刺、メモリカード、メモリスティック、各種部品、サンプルなど所望の小物品3を収納する収納部13が半部に設けられ、残る半部には、前記ルーペ体2の収納部14が設けられている。
前記ルーペ収納部14は平面輪郭が略U状をなし、ルーペ体2の輪郭に対応するように収納部13から延びており、内部にはルーペ体2を囲む分割囲壁140、140が立設され、これによりルーペ体2がずれることなく安定的に収納されるようになっている。
【0012】
前記本体1aと蓋体1bのルーペ収納部を構成する面部には、ルーペ体2のレンズ部5に対応する位置に、窓穴15,16が形成されている。
【0013】
【実施例の作用】
本発明のルーペ体2は、ケース体1に収容しない単体の状態で、図4のように1枚のルーペないしレンズとして使用することができる。また、レンズ部5を囲んでリング状の磁石片6を埋設しているので、図3のように、ルーペ体2を2枚あるいはそれ以上重ねるだけで、磁力によって吸着一体化した段重ねルーペないし段重ねレンズとなる。したがって、きわめて簡単に、所望の高倍率が得られる。
ルーペ体2は、厚みの薄いリング状つば7を外周部分に有しているので、段重ねした状態で周縁部に隙間が形成される。したがって、この隙間に手指を入れることで段重ねルーペないしレンズを簡単に単体ルーペないし単体レンズに分離することができる。
【0014】
また、本発明のルーペ体2は、薄く小型であるので、カメラのレンズの部位に装着することで、接写機能のないデジタルカメラやカメラ付き携帯電話機を接写できるようにすることができる。リング状の磁石片6を埋設しているので、カメラ筐体、レンズ筐体などが磁性体で構成されている場合には、磁力によりワンタッチで着脱することができる。カメラ筐体、レンズ筐体などが樹脂、非磁性ステンレス鋼、チタン、マグネシウムなど非磁性である場合も、レンズ外周部分に磁性体を接着等で固定しておくことにより、本発明のルーペ体2で簡便に接写機能を持たすことができる。
また、ルーペ体2はリング状の磁石片6を埋設しているので、この磁石片6の機能を使って、図7のように磁性板Bに対してメモや紙などの薄層品A’を留めておくクリップとしても利用でき、そのままルーペとして拡大視することができる。
【0015】
さらに、前記ルーペ体2、2を段重ねした状態でケース体1の本体1aのルーペ収納部14に入れ、収納部13に所望の小物品3を収納して蓋体1bを閉じることによりカード類と一緒に携帯することができる。
そして、収納している小物品3を取り出して見るとき、あるいは他の物品を拡大観察したいときには、図5のように、対象物Aの上にケース体1のルーペ収納部14を置き、窓穴15,16を覗けばよい。
【0016】
ルーペ体2は分割囲壁140で水平方向にずれぬように位置決め保持されており、窓穴15,16の位置にレンズ部5が露出しているため、的確に拡大視することができ、ケース体1を移動することによって文字列等を連続的に読み取ることができる。このとき、レンズ部5はケース体1の面部板厚分以上が対象物と離間しているので、レンズ部5が対象物と接触して汚れたりしない。
【0017】
また、もっと拡大視したい時には、ケース体1を把手として持ち、図6のように対象物Aから離して窓穴15,16から観察することができる。この場合、対象物Aを反転視したくないときには、ルーペ体2の1枚を取り出しておけばよい。分割囲壁140、140間には指先を挿入できるスペースがあるので、ルーペ体2の取り出しは容易である。
【0018】
【発明の効果】
以上説明した本発明の請求項1によるときには、中心にレンズ部5を有する平盤状樹脂成形体4にレンズ部5を外囲するリング状磁石片6を埋め込んだルーペ体としているので、単体の状態で直置き式あるいは手持ち式のルーペとして使用でき、しかも、複数のルーペ体2,2を重ねるだけで、リング状磁石片6の磁力で重ね状態が固定化され、所望の高倍率のルーペとすることができる。また、リング状磁石片の磁力を利用して、メモなどを留めておくマグネットクリップとしても使用できるというすぐれた効果が得られる。
【0019】
請求項2によれば、本体1aと蓋体1bを開閉可能に連結したケース体1にルーペ収容部14と小物収容部13を設けているので、名刺、カード類、サンプル、部品などを散逸させず、ルーペと一緒に携行することができ、前記ルーペ収容部14には、中心にレンズ部5を有する平盤状樹脂成形体4にレンズ部5を外囲するリング状磁石片6を埋め込んだルーペ体2を挿脱可能に収納し、本体1aと蓋体1bにはルーペ体1のレンズ部5に対応する部位に窓穴15,16を形成しているので、拡大視するときには、ルーペ体2を取り出すことなく、対象物の上にケース体1を置くだけで拡大視することができ、また、ケース体1を把手として手に持って拡大視することができ、あるいは、ルーペ体2を取り出して単体ルーペとして拡大視できるなどさまざまな態様で使用できるというすぐれた効果が得られる。
【0020】
請求項3によれば、ルーペ体2が複数でもリング状磁石片6の吸着によってしっかりと一体化された状態に保たれるので上下方向での位置が安定しており、しかもルーペ収容部13がルーペ体を囲む囲壁140を有しているので、水平方向でも位置が安定している。したがって、ぶれやちらつきが起こらず、円滑、的確に観察することができるというすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるルーペセットの一例を示す斜視図である。
【図2】本発明によるルーペの横断面図である。
【図3】(a)は複数のルーペを分離した状態の斜視図、(b)は重ねた状態の部分切欠側面図である。
【図4】本発明によるルーペの別態様を示す横断面図である。
【図5】(a)は本発明によるルーペセットを置きルーペとして使用している状態を示す断面図、(b)は(a)の一部拡大図である。
【図6】本発明によるルーペセットを手持ちルーペとして使用している状態を示す部分切欠側面図である。
【図7】本発明によるルーペの他の使用法を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ケース体
1a 本体
1b 蓋体
2 ルーペ体
3 小物品
4 樹脂成形体
5 レンズ部
6 リング状磁石片
13 小物品収納部
14 ルーペ収納部
15,16 窓孔
140 囲壁
【発明の属する技術分野】
本発明はルーペおよびこれを用いたルーペセットに関する。
【0002】
【従来の技術】
ルーペは従来より汎用されているが、取手がついた手持ち式のものは、対象物にかざしながら透視するため焦点がぶれやすいとともに、手が疲れる問題があった。別のタイプとして、対象物に接近させて使用するものがあるが、通常、文鎮のようにブロック状をなしているので、使い勝手が悪く、携行して簡便に使用できない問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記のような問題点を解消するためになされたもので、その目的とするところは、携行に便利で、倍率を自在に変えることができるルーペを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、直置き、手持ち式のいずれとしても使用でき、かつ名刺サイズ程度以下の各種小物と一緒に携行できる多機能なルーペセットを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明のルーペは、中心にレンズ部を有する平盤状樹脂成形体にレンズ部を外囲するリング状磁石片を埋め込んでいることを特徴としている。
【0005】
また、発明のルーペセットは、本体と蓋体を開閉可能に連結したケース体にルーペ収容部と小物収容部を設け、前記ルーペ収容部には、中心にレンズ部を有する平盤状樹脂成形体にレンズ部を外囲するリング状磁石片を埋め込んだルーペ体を挿脱可能に収納し、本体と蓋体にはルーペ体のレンズ部に対応する部位に窓穴を形成したことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。
図1は本発明によるルーペセットの実施例を示しており、1は扁平状のケース体、2はルーペ体であり、複数(この例では2枚)使用している。3は小物品である。
前記ルーペ体2は、図2と図3に示すように、平盤状の樹脂成形体4の中央に凸のレンズ部5を有し、かつ該レンズ部5を囲んでリング状(完全なリングでなく円周上で分割されているものを含む)の磁石片6を埋設している。磁石片6は上下に磁極を有しており、埋め込み部分の樹脂成形体外周には相対的に厚みの薄いリング状つば7が形成されている。各ルーペ体2,2は前記リング状の磁石片6の吸着力によって重合され、一つのルーペとなっている。
【0007】
ルーペ体2は、たとえば、直径が42mm、厚さが5mm、レンズ部径が13mm、倍率5倍といったものが挙げられ、2枚重ねられることで10倍のルーペとされる。
【0008】
図3では、樹脂成形体4は上片4aと下片4bとに分割されており、それぞれ厚さ方向で半割の半断レンズ部50の外周に環状溝40と半断リング状つば70を形成している。前記環状溝40にリング状の磁石片6が収納され、その状態で上片4aと下片4bが重ねられ、圧着、接合などによって一体化されている。
【0009】
図4はルーペ体2の別の例を示しており、樹脂成形体4はリング状の磁石片6を埋設する形で一体成形されている。これは、リング状の磁石片6を成形型のキャビティーに装填して溶融樹脂を充填するインサート成形などで得ることができる。
【0010】
ケース体1は、たとえばポリプロピレンなどの合成樹脂で成形された本体1aと蓋体1bからなっており、それらは一体形成のヒンジ部10によって連結され、留め部11,12によって開閉されるようになっている。ケース体1は内容物の確認が容易なように透明ないし半透明に構成されている。
【0011】
本体1aは、面部とこれの周囲を囲む囲壁によって比較的浅い箱状を呈し、カード類、名刺、メモリカード、メモリスティック、各種部品、サンプルなど所望の小物品3を収納する収納部13が半部に設けられ、残る半部には、前記ルーペ体2の収納部14が設けられている。
前記ルーペ収納部14は平面輪郭が略U状をなし、ルーペ体2の輪郭に対応するように収納部13から延びており、内部にはルーペ体2を囲む分割囲壁140、140が立設され、これによりルーペ体2がずれることなく安定的に収納されるようになっている。
【0012】
前記本体1aと蓋体1bのルーペ収納部を構成する面部には、ルーペ体2のレンズ部5に対応する位置に、窓穴15,16が形成されている。
【0013】
【実施例の作用】
本発明のルーペ体2は、ケース体1に収容しない単体の状態で、図4のように1枚のルーペないしレンズとして使用することができる。また、レンズ部5を囲んでリング状の磁石片6を埋設しているので、図3のように、ルーペ体2を2枚あるいはそれ以上重ねるだけで、磁力によって吸着一体化した段重ねルーペないし段重ねレンズとなる。したがって、きわめて簡単に、所望の高倍率が得られる。
ルーペ体2は、厚みの薄いリング状つば7を外周部分に有しているので、段重ねした状態で周縁部に隙間が形成される。したがって、この隙間に手指を入れることで段重ねルーペないしレンズを簡単に単体ルーペないし単体レンズに分離することができる。
【0014】
また、本発明のルーペ体2は、薄く小型であるので、カメラのレンズの部位に装着することで、接写機能のないデジタルカメラやカメラ付き携帯電話機を接写できるようにすることができる。リング状の磁石片6を埋設しているので、カメラ筐体、レンズ筐体などが磁性体で構成されている場合には、磁力によりワンタッチで着脱することができる。カメラ筐体、レンズ筐体などが樹脂、非磁性ステンレス鋼、チタン、マグネシウムなど非磁性である場合も、レンズ外周部分に磁性体を接着等で固定しておくことにより、本発明のルーペ体2で簡便に接写機能を持たすことができる。
また、ルーペ体2はリング状の磁石片6を埋設しているので、この磁石片6の機能を使って、図7のように磁性板Bに対してメモや紙などの薄層品A’を留めておくクリップとしても利用でき、そのままルーペとして拡大視することができる。
【0015】
さらに、前記ルーペ体2、2を段重ねした状態でケース体1の本体1aのルーペ収納部14に入れ、収納部13に所望の小物品3を収納して蓋体1bを閉じることによりカード類と一緒に携帯することができる。
そして、収納している小物品3を取り出して見るとき、あるいは他の物品を拡大観察したいときには、図5のように、対象物Aの上にケース体1のルーペ収納部14を置き、窓穴15,16を覗けばよい。
【0016】
ルーペ体2は分割囲壁140で水平方向にずれぬように位置決め保持されており、窓穴15,16の位置にレンズ部5が露出しているため、的確に拡大視することができ、ケース体1を移動することによって文字列等を連続的に読み取ることができる。このとき、レンズ部5はケース体1の面部板厚分以上が対象物と離間しているので、レンズ部5が対象物と接触して汚れたりしない。
【0017】
また、もっと拡大視したい時には、ケース体1を把手として持ち、図6のように対象物Aから離して窓穴15,16から観察することができる。この場合、対象物Aを反転視したくないときには、ルーペ体2の1枚を取り出しておけばよい。分割囲壁140、140間には指先を挿入できるスペースがあるので、ルーペ体2の取り出しは容易である。
【0018】
【発明の効果】
以上説明した本発明の請求項1によるときには、中心にレンズ部5を有する平盤状樹脂成形体4にレンズ部5を外囲するリング状磁石片6を埋め込んだルーペ体としているので、単体の状態で直置き式あるいは手持ち式のルーペとして使用でき、しかも、複数のルーペ体2,2を重ねるだけで、リング状磁石片6の磁力で重ね状態が固定化され、所望の高倍率のルーペとすることができる。また、リング状磁石片の磁力を利用して、メモなどを留めておくマグネットクリップとしても使用できるというすぐれた効果が得られる。
【0019】
請求項2によれば、本体1aと蓋体1bを開閉可能に連結したケース体1にルーペ収容部14と小物収容部13を設けているので、名刺、カード類、サンプル、部品などを散逸させず、ルーペと一緒に携行することができ、前記ルーペ収容部14には、中心にレンズ部5を有する平盤状樹脂成形体4にレンズ部5を外囲するリング状磁石片6を埋め込んだルーペ体2を挿脱可能に収納し、本体1aと蓋体1bにはルーペ体1のレンズ部5に対応する部位に窓穴15,16を形成しているので、拡大視するときには、ルーペ体2を取り出すことなく、対象物の上にケース体1を置くだけで拡大視することができ、また、ケース体1を把手として手に持って拡大視することができ、あるいは、ルーペ体2を取り出して単体ルーペとして拡大視できるなどさまざまな態様で使用できるというすぐれた効果が得られる。
【0020】
請求項3によれば、ルーペ体2が複数でもリング状磁石片6の吸着によってしっかりと一体化された状態に保たれるので上下方向での位置が安定しており、しかもルーペ収容部13がルーペ体を囲む囲壁140を有しているので、水平方向でも位置が安定している。したがって、ぶれやちらつきが起こらず、円滑、的確に観察することができるというすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるルーペセットの一例を示す斜視図である。
【図2】本発明によるルーペの横断面図である。
【図3】(a)は複数のルーペを分離した状態の斜視図、(b)は重ねた状態の部分切欠側面図である。
【図4】本発明によるルーペの別態様を示す横断面図である。
【図5】(a)は本発明によるルーペセットを置きルーペとして使用している状態を示す断面図、(b)は(a)の一部拡大図である。
【図6】本発明によるルーペセットを手持ちルーペとして使用している状態を示す部分切欠側面図である。
【図7】本発明によるルーペの他の使用法を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ケース体
1a 本体
1b 蓋体
2 ルーペ体
3 小物品
4 樹脂成形体
5 レンズ部
6 リング状磁石片
13 小物品収納部
14 ルーペ収納部
15,16 窓孔
140 囲壁
Claims (3)
- 中心にレンズ部5を有する平盤状樹脂成形体4にレンズ部5を外囲するリング状磁石片6を埋め込んでいることを特徴とするルーペ。
- 本体1aと蓋体1bを開閉可能に連結したケース体1に小物収容部13とルーペ収容部14とを設け、前記ルーペ収容部14には、中心にレンズ部5を有する平盤状樹脂成形体4にレンズ部5を外囲するリング状磁石片6を埋め込んだルーペ体2を挿脱可能に収納し、本体1aと蓋体1bにはルーペ体1のレンズ部5に対応する部位に窓穴15,16を形成したことを特徴とするルーペセット。
- ルーペ収容部14がルーペ体1を囲む囲壁140を有している請求項2に記載のルーペセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003114582A JP2004317955A (ja) | 2003-04-18 | 2003-04-18 | ルーペおよびこれを用いたルーペセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003114582A JP2004317955A (ja) | 2003-04-18 | 2003-04-18 | ルーペおよびこれを用いたルーペセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004317955A true JP2004317955A (ja) | 2004-11-11 |
Family
ID=33474120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003114582A Pending JP2004317955A (ja) | 2003-04-18 | 2003-04-18 | ルーペおよびこれを用いたルーペセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004317955A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007057987A1 (ja) * | 2005-11-16 | 2007-05-24 | Acp Japan Co., Ltd. | 双眼ルーペ |
WO2021157293A1 (ja) * | 2020-02-03 | 2021-08-12 | カシオ計算機株式会社 | コンバージョンレンズの取付構造、及び検査装置 |
-
2003
- 2003-04-18 JP JP2003114582A patent/JP2004317955A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007057987A1 (ja) * | 2005-11-16 | 2007-05-24 | Acp Japan Co., Ltd. | 双眼ルーペ |
US8045266B2 (en) | 2005-11-16 | 2011-10-25 | Shoichi Nakamura | Binocular loupe |
JP5032332B2 (ja) * | 2005-11-16 | 2012-09-26 | 日本エー・シー・ピー株式会社 | 双眼ルーペ |
WO2021157293A1 (ja) * | 2020-02-03 | 2021-08-12 | カシオ計算機株式会社 | コンバージョンレンズの取付構造、及び検査装置 |
JP2021124561A (ja) * | 2020-02-03 | 2021-08-30 | カシオ計算機株式会社 | コンバージョンレンズの取付構造、及び検査装置 |
US12105405B2 (en) | 2020-02-03 | 2024-10-01 | Casio Computer Co., Ltd. | Conversion lens attachment structure, and inspection device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060413 |
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