JP2004317463A - 磁気センサ及び紙幣識別装置 - Google Patents

磁気センサ及び紙幣識別装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ノイズの発生を抑制することが可能な磁気センサと、ジャム(紙詰まり)の発生を有効に防止できる紙幣識別装置とを提供する。
【解決手段】本発明に係る磁気センサ1は、磁気検出素子2を保持するケース3と、該ケース3の磁気検出面3aを覆うカバー4とを備え、該カバー4が前記ケース3に係合されてなるものであり、前記カバー4は、前記ケース3の磁気検出面3aと対面する上面部分4aと、該上面部分4aの両側に設けられた斜面部分4bと、該斜面部分4bを介して前記上面部分4aと連続する側面部分4cとを具備し、かつ、前記ケース3は前記カバー4の斜面部分4bと対向する位置に空間部Sを有していることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は磁気センサ及び紙幣識別装置に係り、特には、磁気センサ自体の構造と、この磁気センサを備えてなる紙幣識別装置の構造とに関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気センサは磁性インク等を用いて印刷された紙幣や証券等を識別するために使用される電子部品であり、これら磁気センサのうちには図10及び図11で示すような構成とされたものがある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。この磁気センサ51は、その上面部分である磁気検出面53aで単一または複数の磁気検出素子52を保持するケース53と、このケース53の磁気検出面53aを覆う硬質金属製のカバー54とを備えている。
【0003】
そして、ケース53の側面部分、つまり、磁気検出面53aの両側に設けられた斜面部分53bを介して連続する側面部分53cのそれぞれには、ケース53の長手方向と合致した溝部55が形成されている。なお、このとき、ケース53の内部には、バイアス用の磁石56が収納されている。
【0004】
また、金属平板が屈曲加工されてなるカバー54は、ケース53の磁気検出面53aと対面する上面部分54aと、この上面部分54aの両側に設けられた斜面部分54bと、これらの斜面部分54bを介して上面部分54aと連続する側面部分54cとを具備している。さらに、カバー54の各側面部分54cからは係合爪57が延出されており、これらの係合爪57がケース53の溝部55内にスライドしながら挿入されるのに伴ってカバー54の斜面部分54bはケース53の斜面部分53bと密着した状態で係合させられる。
【0005】
その結果、ケース53及びカバー54からなる磁気センサ51が構成され、図12及び図13で示すように、この磁気センサ51がステージ58でもって支持されることにより紙幣識別装置59が構成される。なお、図12及び図13中の符号Mは紙幣、符号Rは搬送ローラ、符号Xは紙幣Mの搬送方向をそれぞれ示しており、紙幣Mは磁気センサ51と対向して配置された搬送ローラRの円周面に沿って巻回されるようにして搬送されることもある。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−59860号公報
【特許文献2】
特開平6−151625号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の磁気センサ51では、溝部55及び係合爪57によってケース53とカバー54とが係合させられているため、ケース53の磁気検出面53aと対面して配置されたカバー54の上面部分54aにおける平面度が良好になるという利点が確保される。しかしながら、この磁気センサ51においては、次のような不都合が生じる。
【0008】
すなわち、磁気センサ51を備えてなる紙幣識別装置59では、図12及び図13で示すように、ステージ58の一方側(図では左側)から磁気センサ51を通過してステージ58の他方側(図では右側)へ向かう搬送方向Xに従って紙幣Mが搬送される。ところが、この紙幣識別装置59では、ステージ58から磁気センサ51へと搬送される紙幣Mの先端部が、磁気センサ51を構成するカバー54の斜面部分54bに衝突することがある。
【0009】
このような事態となった場合には、紙幣Mの衝突に伴って発生した外力がカバー54の斜面部分54bを振動させるため、振動するカバー54の斜面部分54bと密着した状態にあるケース53の斜面部分53bを介して振動が磁気検出素子52へと伝わる。従って、この磁気検出素子52に対しては、振動に起因した圧力が直接的に作用することになり、InSbなどの圧電材料からなる磁気検出素子52でノイズが発生する結果、磁気センサ51を備えた紙幣識別装置59においては識別精度の低下を招いてしまう。
【0010】
また、この紙幣識別装置59にあっては、磁気センサ51とステージ58とが互いに離間して配置されており、これらの間に隙間部60が存在しているため、搬送中の紙幣Mが隙間部60内に入り込むことがあり、この隙間部60内に入り込んだ紙幣Mがジャム(紙詰まり)を引き起こすこともある。そして、ジャムが発生した場合には、紙幣Mの搬送を停止したうえで対処しなければならず、その結果として紙幣Mの識別作業に支障をきたすことになる。
【0011】
なお、磁気センサ51におけるノイズや紙幣識別装置59におけるジャムは、搬送ローラRの円周面に沿って紙幣Mを巻回するようにしながら搬送している場合に発生しやすいのが実状である。
【0012】
本発明は上記の不都合に鑑みて創案されたものであり、ノイズの発生を抑制することが可能な磁気センサと、ジャムの発生を有効に防止できる紙幣識別装置との提供を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明に係る磁気センサは、磁気検出素子を保持するケースと、該ケースの磁気検出面を覆うカバーとを備え、該カバーが前記ケースに係合されてなるものであり、前記カバーは、前記ケースの磁気検出面と対面する上面部分と、該上面部分の両側に設けられた斜面部分と、該斜面部分を介して前記上面部分と連続する側面部分とを具備し、かつ、前記ケースは前記カバーの斜面部分と対向する空間部を有していることを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明に係る磁気センサは請求項1に記載したものであり、前記カバーの斜面部分には、前記ケースの空間部側に突出する凹部を形成していることを特徴とする。
【0015】
請求項3記載の発明に係る磁気センサは請求項1に記載したものであり、前記カバーの斜面部分には孔を形成していることを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明に係る紙幣識別装置は、請求項2または請求項3に記載の磁気センサと、該磁気センサを支持するステージとを備えてなるものであり、前記ステージには前記磁気センサ側に突出する凸部を形成し、かつ、該凸部は前記カバーの斜面部分に形成された凹部または孔と嵌合していることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る磁気センサの構成を示す分解斜視図であり、図2はその断面図である。また、図3は実施の形態1に係る紙幣識別装置の構成を示す斜視図であり、図4はその断面図である。なお、図1〜図4中の符号1は磁気センサ、また、符号10は紙幣識別装置をそれぞれ示している。
【0018】
磁気センサ1は、図1及び図2で示すように、上面部分である磁気検出面3aで単一または複数の磁気検出素子2を保持する長尺状のケース3と、このケース3の磁気検出面3aを覆う硬質金属製のカバー4とを備えている。そして、ケース3の側面部分3b、つまり、磁気検出面3aの両側に設けられた段差部分3cを介して磁気検出面3aと連続する側面部分3bの各々には、ケース3の長手方向に沿った溝部5が形成されている。なお、ケース3の内部には、バイアス用の磁石6が収納されている。
【0019】
また、金属平板が屈曲加工されてなるカバー4は、ケース3の磁気検出面3aと対面する上面部分4aと、この上面部分4aの両側に設けられた斜面部分4bと、これらの斜面部分4bを介して上面部分4aと連続する側面部分4cとを具備している。なお、このカバー4を構成する硬質金属としては、モリブデンやタングステン、ステンレス鋼等が一般的である。
【0020】
さらに、カバー4の側面部分4cそれぞれからは係合爪7が延出されており、これらの係合爪7がケース3の側面部分3bに形成された溝部5にスライドしながら挿入されたのに伴ってカバー4はケース3と係合することになり、磁気センサ1として一体化される。このとき、ケース3の磁気検出面3a及び側面部分3b間に段差部分3cが形成されているため、このケース3におけるカバー4の斜面部分4bと対向する位置には、段差部分3c及び斜面部分4bで囲まれた空間部Sが存在している。
【0021】
その後、磁気センサ1はステージ9で支持されることになり、図3及び図4で示すような紙幣識別装置10が構成される。そして、この紙幣識別装置10においては、ステージ9の一方側(図では左側)から磁気センサ1を通過してステージ9の他方側(図では右側)へ向かう搬送方向Xに従って紙幣Mが搬送される。
【0022】
ところで、この紙幣識別装置10にあっても、従来同様、ステージ9から磁気センサ1へと搬送中の紙幣Mが、磁気センサ1を構成しているカバー4の斜面部分4bと衝突することがある。しかしながら、この紙幣識別装置10が備える磁気センサ1では、ケース3におけるカバー4の斜面部分4bと対向する位置に空間部Sが存在しており、この空間部Sが存在する結果としてカバー4の斜面部分4bがケース3と密着した状態にはないため、紙幣Mの衝突に伴って発生したカバー4の斜面部分4bにおける振動がケース3へと直接的に伝わることはなくなる。
【0023】
すなわち、この紙幣識別装置10においては、磁気センサ1の備えるカバー4の斜面部分4bに紙幣Mが衝突することがあっても、このカバー4の斜面部分4bそのものが振動するだけであり、伝わる振動が空間部Sで緩衝されるため、カバー4の斜面部分4bからケース3に対して振動が直接的に伝わることはなくなる。従って、紙幣Mの衝突が起こったとしても、InSbなどの圧電材料からなる磁気検出素子2に作用する圧力、つまり、振動に起因した圧力は低減されることになり、その結果、磁気センサ1におけるノイズの発生は抑制される。
【0024】
(実施の形態2)
図5は実施の形態2に係る磁気センサの構成を示す分解斜視図、図6はその断面図であり、図7は紙幣識別装置の構成を示す斜視図である。また、図8は紙幣識別装置の構成を示す断面図であり、図9はノイズ測定実験に用いた測定回路の構成を示す説明図である。なお、実施の形態2に係る磁気センサ21及び紙幣識別装置26それぞれの構成は実施の形態1と基本的に異ならないので、図5〜図8において図1〜図4と互いに同一となる部品、部分には同一符号を付し、ここでの詳しい説明は省略する。
【0025】
実施の形態2に係る磁気センサ21は、図5及び図6で示すように、上面部分である磁気検出面3aで磁気検出素子2を保持し、かつ、内部にはバイアス用の磁石6が収納されたケース3と、このケース3の磁気検出面3aを覆う硬質金属製のカバー22とを備えている。そして、ケース3の側面部分3bそれぞれにはケース3の長手方向に沿った溝部5がそれぞれ形成されており、磁気検出面3aと各側面部分3bとの間には、カバー4の斜面部分4bと対向配置されて空間部Sを構成するための段差部分3cが形成されている。
【0026】
一方、金属平板が屈曲加工されてなるカバー22は、ケース3の磁気検出面3aと対面する上面部分22aと、この上面部分22aの両側に設けられた斜面部分22bと、各斜面部分22bを介して上面部分22aと連続する側面部分22cとを具備しており、これら側面部分22cの各々からは係合爪23が延出されている。さらに、この際、カバー22の斜面部分22bには、ケース3の空間部S側に向かって突出する複数の凹部24がカバー22の長手方向に沿う所定位置ごとに配置され、これらの凹部24は絞り加工等により形成されている。
【0027】
本実施の形態に係る磁気センサ21においては、カバー22の斜面部分22bに対し、所定深さの凹部24を形成しているので、この斜面部分22bの有する強度が単なる平板状である場合よりも向上する。そのため、磁気センサ21に紙幣Mが衝突することがあっても、カバー22の斜面部分22bそのものは振動し難くなる。そして、この斜面部分22bから上面部分22aへと伝わる振動が軽減する結果、この振動に起因して磁気検出素子2に作用する圧力はさらに低減される。
【0028】
すなわち、カバー22の斜面部分22bに凹部24を形成していない場合は、紙幣Mの衝突したカバー22の斜面部分22bから上面部分22aへと振動が伝わりやすいため、この上面部分22aの振動に起因した圧力が磁気検出素子2に作用し、磁気センサ21でノイズが発生することもあった。しかしながら、カバー22の斜面部分22bに凹部24を形成している場合には、上面部分22aへと伝わる振動が軽減され、この上面部分22aの振動に起因して磁気検出素子2に作用する圧力がより一層低減されるため、磁気センサ21におけるノイズの発生は大きく抑制される。
【0029】
ところで、本実施の形態に係る磁気センサ21が、カバー22の係合爪23がケース3の溝部5内にスライドして挿入され、かつ、カバー22がケース3と係合して構成されることは実施の形態1と同じである。なお、以上の説明では、カバー22の斜面部分22bに凹部24を形成するとしているが、これらの凹部24に代わる孔(図示省略)をカバー22の斜面部分22bに形成してもよい。
【0030】
そして、磁気センサ21はステージ25で支持されることになり、その結果として図7及び図8で示すような紙幣識別装置26が構成されるが、この際におけるステージ25には、磁気センサ21側に突出した形状を有する単一または複数の凸部27が形成されている。そして、これらの凸部27それぞれは、磁気センサ21を構成するカバー22の斜面部分22bに形成された凹部24の各々と嵌合している。
【0031】
なお、ここでは、ステージ25に形成された凸部27がカバー22の斜面部分22bに形成された凹部24と嵌合するとしているが、凸部27が凹部24に代わる孔と嵌合する構成であってもよい。そして、この紙幣識別装置26では、カバー22の斜面部分22bに形成された凹部24とステージ25から突出した凸部27とが嵌合しあうため、磁気センサ21とステージ25とは凸部27を介して相互に連結される。
【0032】
従って、ステージ25の一方側(図では左側)から搬送方向Xに従って搬送されてきた紙幣Mは凸部27上をそのまま通過することになり、離間して配置された状態にある磁気センサ21及びステージ25間の隙間部11内に入り込むことは起こらない。そのため、この紙幣識別装置26にあっては、ジャムが引き起こされることはなくなる。なお、搬送ローラRの円周面に沿って紙幣Mを巻回するようにしながら搬送する構成とされた紙幣識別装置26であっても、ジャムの発生は確実に防止される。
【0033】
さらに、本実施の形態では、カバー22の両斜面部分22bに対して凹部24または孔を形成しているが、このような構成に限定されることはなく、少なくとも紙幣Mの搬入側(図8の左側)に位置する斜面部分22bに対して凹部24または孔を形成しておくだけでもよい。
【0034】
ところで、本発明の発明者は、磁気センサ1,21,51それぞれで発生するノイズを測定する実験を実施してみたので、以下、その内容を説明する。まず、このノイズ測定実験においては、図9で示すような測定回路、つまり、直流電源31と接続された一対の磁気抵抗素子MR1,MR2からなり、かつ、これら間から出力されてコンデンサ32を通ったノイズをアンプ33で増幅する構成とされた測定回路を用意する。
【0035】
次に、直径が3mmで長さが100mmとされたステンレス鋼製の丸棒(図示省略)を別に用意し、この丸棒により磁気センサ1,21,51の各々を叩くことによって0.3N程度の衝撃力を加えてみた。すると、従来構成の磁気センサ51から出力されるノイズの平均測定値は100mV程度であるのに対し、実施の形態1に係る構成とされた磁気センサ1から出力されるノイズの平均測定値は74mV程度と抑制されていることが分かった。
【0036】
一方、実施の形態2に係る構成とされた磁気センサ21から出力されるノイズの平均測定値は58mV程度であり、実施の形態1に係る磁気センサ1よりもさらに抑制されていることが確認された。従って、ケース3がカバー4の斜面部分4bと対向する空間部Sを有している磁気センサ1であれば良好なノイズ抑制効果が得られ、また、ケース3が空間部Sを有し、かつ、カバー22の斜面部分22bに凹部24が形成された磁気センサ21の場合にあっては、より優れたノイズ抑制効果が得られることは明らかである。
【0037】
【発明の効果】
本発明に係る磁気センサであれば、磁気検出素子を保持するケースがカバーの斜面部分と対向する空間部を有しているので、カバーの斜面部分に紙幣Mが衝突し、かつ、衝突に伴ってカバーの斜面部分が振動しても、カバーからケースへと直接的に伝わる振動は空間部によって低減される。従って、振動に起因した圧力が磁気検出素子に作用することが抑制される結果、磁気センサにおけるノイズの発生も抑制される。
【0038】
そのため、本発明に係る磁気センサを備えた紙幣識別装置における識別精度の向上を実現することが可能となる。特に、カバーの斜面部分に凹部を形成している場合には、その強度の向上を実現できるばかりか、カバーの上面部分における振動が低減し、振動に起因した圧力が磁気検出素子に作用することがより一層抑制されるので、磁気センサにおけるノイズの発生がより効果的に抑制されるという利点が確保される。
【0039】
本発明に係る紙幣識別装置では、ステージに形成された凸部とカバーの斜面部分に形成された凹部または孔とを嵌合しており、磁気センサ及びステージ間に凸部が架橋状として配置されているので、紙幣によるジャムが引き起こされることはなくなる。従って、この紙幣識別装置によれば、ジャムの発生を有効に防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る磁気センサの構成を示す分解斜視図である。
【図2】実施の形態1に係る磁気センサの構成を示す断面図である。
【図3】実施の形態1に係る紙幣識別装置の構成を示す斜視図である。
【図4】実施の形態1に係る紙幣識別装置の構成を示す断面図である。
【図5】実施の形態2に係る磁気センサの構成を示す分解斜視図である。
【図6】実施の形態2に係る磁気センサの構成を示す断面図である。
【図7】実施の形態2に係る紙幣識別装置の構成を示す斜視図である。
【図8】実施の形態2に係る紙幣識別装置の構成を示す断面図である。
【図9】ノイズ測定実験に用いた測定回路の構成を示す説明図である。
【図10】従来の形態に係る磁気センサの構成を示す分解斜視図である。
【図11】従来の形態に係る磁気センサの構成を示す断面図である。
【図12】従来の形態に係る紙幣識別装置の構成を示す斜視図である。
【図13】従来の形態に係る紙幣識別装置の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 磁気センサ
2 磁気検出素子
3 ケース
3a 磁気検出面
3b 段差部
4 カバー
4a 上面部分
4b 斜面部分
4c 側面部分
S 空間部

Claims (4)

  1. 磁気検出素子を保持するケースと、該ケースの磁気検出面を覆うカバーとを備え、該カバーが前記ケースに係合されてなる磁気センサであり、
    前記カバーは、前記ケースの磁気検出面と対面する上面部分と、該上面部分の両側に設けられた斜面部分と、該斜面部分を介して前記上面部分と連続する側面部分とを具備し、かつ、前記ケースは前記カバーの斜面部分と対向する空間部を有していることを特徴とする磁気センサ。
  2. 前記カバーの斜面部分には、前記ケースの空間部側に突出する凹部を形成していることを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ。
  3. 前記カバーの斜面部分には、孔を形成していることを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ。
  4. 請求項2または請求項3に記載の磁気センサと、該磁気センサを支持するステージとを備えてなる紙幣識別装置であり、
    前記ステージには前記磁気センサ側に突出する凸部を形成し、かつ、該凸部は前記カバーの斜面部分に形成された凹部または孔と嵌合していることを特徴とする紙幣識別装置。
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