JP2004317336A - 気象警報情報発信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】気象警報・注意報が発令されている地域の人にその内容を即時に伝達することができる気象警報情報発信システムを提供する。
【解決手段】この気象警報情報発信システムでは、気象情報サーバ200が、インターネットを介して取得した気象警報情報に関する地域に存在する携帯端末10−1〜10nの電子メールアドレスを、携帯端末のGPS機能によって送られる位置情報と携帯端末の電子メールアドレスを対応付けて格納する位置情報管理サーバ100から取得し、取得した電子メールアドレスに対して電子メールによって気象警報情報を送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】この気象警報情報発信システムでは、気象情報サーバ200が、インターネットを介して取得した気象警報情報に関する地域に存在する携帯端末10−1〜10nの電子メールアドレスを、携帯端末のGPS機能によって送られる位置情報と携帯端末の電子メールアドレスを対応付けて格納する位置情報管理サーバ100から取得し、取得した電子メールアドレスに対して電子メールによって気象警報情報を送信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、気象警報情報発信システムに関し、特に、気象警報・注意報が発令されている地域の人にその内容を即時に伝達することを可能とする気象警報情報発信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、気象に関する警報や注意報は、情報伝達システムとして主に利用されているテレビやラジオによって各地域に伝達されるのが一般的であり、例えば外出先においてはラジオの気象情報によって外出先の地域における気象情報を知ることができる。
【0003】
また、最近では、携帯電話機などによってインターネットにアクセスすることにより、特定の地域の気象情報を検索すれば文字や画像情報で当該地域の気象内容を把握することができるようになってきている。
【0004】
従来の気象等の災害情報を無線電話装置に通知する無線電話システムが、特開2000−270374号公報(特許文献1)に開示されている。この無線電話システムにおいては、無線基地局から災害情報が送信されると、無線電話装置でそれを受信して警報の信号音を鳴らし、災害情報を示す文字情報を表示するものである。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−270374号公報「無線電話システム」
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の気象情報の伝達方法では、次に述べるような問題点があった。
【0007】
第1に、テレビやラジオをよる情報伝達では、放送を視聴している人には情報は伝達されるが、放送を視聴していない人には情報は伝達されないため、気象警報・注意報などの緊急を要する情報を迅速に該当する地域に居る人に知らせることができないという問題があった。特に、外出中など、気象変化により危険にさらされる可能性の高い人に確実に伝達させることが困難であった。
【0008】
第2に、携帯電話機などによってインターネットにアクセスして特定の地域の気象情報を検索すれば、外出中における地域の気象情報を取得できるけれども、携帯電話機を操作して気象情報を取得するかどうかはその操作者に任されるため、緊急を要する気象警報・注意報などを迅速かつ的確に知らせることができないと問題点がある。
【0009】
第3に、特許文献1に開示される無線電話システムでは、無線基地局が送信する災害情報等を無線電話装置に送信するようにしているが、気象警報・注意報が発令された地域に居る当該気象警報・注意報を即座に伝える必要のある人に対してのみ情報を送信することができないという欠点がある。
【0010】
本発明の目的は、以上の問題点を解決し、気象警報・注意報が発令されている地域の人にその内容を即時に伝達することができる気象警報情報発信システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は、携帯端末に対して気象警報・注意報などの気象警報情報を送信する気象警報情報発信システムであって、インターネットを介して取得した気象警報情報に関する地域に存在する前記携帯端末を、前記携帯端末のGPS機能によって送られる位置情報から特定し、特定した前記携帯端末に対して電子メールによって前記気象警報情報を送信することを特徴とする。
【0012】
請求項2の本発明の気象警報情報発信システムは、前記気象警報情報を取得して、前記携帯端末に対して電子メールによって前記気象警報情報を送信する気象情報サーバと、前記携帯端末のGPS機能によって送られる位置情報と前記携帯端末の電子メールアドレスを対応付けて格納する位置情報管理サーバを備え、前記位置情報管理サーバに格納された前記位置情報と電子メールアドレスに基づいて、前記気象警報情報に関する地域に存在する前記携帯端末とその電子メールアドレスを認識し、前記電子メールアドレスに対して前記気象警報情報を送信することを特徴とする。
【0013】
請求項3の本発明の気象警報情報発信システムは、前記気象情報サーバが、取得した前記気象警報情報に関する地域情報を前記位置情報管理サーバに送信し、前記位置情報管理サーバが、格納した前記位置情報によって前記地域情報で示される地域に存在する前記携帯端末を検索し、検索された前記携帯端末の電子メールアドレスを前記気象情報管理サーバに送信することを特徴とする。
【0014】
請求項4の本発明の気象警報情報発信システムは、前記気象情報サーバが、インターネットを介して前記気象警報情報を取得する気象情報問合わせ機能と、前記取得した前記気象警報情報に関する地域情報を前記位置情報管理サーバに送信して前記携帯端末の電子メールアドレスを取得する携帯端末情報問合わせ機能と、前記携帯端末に対して前記気象警報情報を電子メールで送信する電子メール発信機能とを備え、前記位置情報管理サーバが、前記携帯端末から送られる位置情報を、前記携帯端末の電子メールアドレスに対応させて蓄積する位置情報蓄積機能と、前記気象情報サーバから送信される前記気象警報情報に関する地域情報で示される地域に存在する前記携帯端末を検索し、検索された前記携帯端末の電子メールアドレスを前記気象情報管理サーバに送信する位置情報検索機能とを備えることを特徴とする。
【0015】
請求項5の本発明の気象警報情報発信システムは、前記位置情報管理サーバが、前記携帯端末の識別コードと、電子メールアドレスと、位置情報とを前記携帯端末毎に登録する携帯端末情報データベースを備えることを特徴とする。
【0016】
請求項6の本発明の気象警報情報発信システムは、前記位置情報管理サーバが、前記携帯端末情報データベースに登録される前記携帯端末の位置情報を、前記携帯端末のGPS機能によって送信される位置情報によって随時更新することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
図1は本発明の第1の実施の形態による気象警報情報発信システムの構成を示すブロック図である。
【0019】
図1を参照すると、本実施の形態による気象警報情報発信システムは、位置情報管理サーバ100、気象情報サーバ200、複数の携帯端末10−1〜10n(n:1以上の整数)とから構成されている。これら位置情報管理サーバ100、気象情報サーバ101は、インターネットを含むネットワークによって接続され相互に情報のやり取りが可能となっている。また、携帯端末10−1〜10nは、無線通信によって位置情報管理サーバ100、気象情報サーバ200とインターネット接続されている。
【0020】
携帯端末10−1〜10nは、ノートPCやハンドヘルドPC及び携帯電話機等からなり、図3に示すように、それぞれGPS(グローバル・ポジショニング・システム)機能301を有しており、各携帯端末10−1〜10−nは、GPS機能により取得した自身の位置情報を、位置情報管理サーバ100に対して送信する。また、携帯端末10−1〜10nは、ネットワーク上で電子メールを送受信する電子メール送受信機能302を有している。
【0021】
位置情報管理サーバ100は、プログラム制御されるコンピュータ装置で実現され、図2に示すように、上記携帯端末10−1〜10nから送信される位置情報を受信して、データベースとしての携帯端末情報データベース150に蓄積する位置情報蓄積機能101と、気象情報サーバ200からの問い合わせにより位置情報に基づいて携帯端末10−1〜10−nを検索する位置情報検索機能102とを備えている。
【0022】
図4に示すように、上記携帯端末情報データベース150には、携帯端末10−1〜10nを一意に判別できる識別コード、電子メールアドレス、位置情報が対応付けて格納されている。
【0023】
なお、携帯端末情報データベース150には、気象警報情報発信システムによるサービスの利用を希望する人の携帯端末の識別コード、電子メールアドレスが予め登録されている。
【0024】
気象情報サーバ200は、プログラム制御されるコンピュータ装置で実現され、気象庁により気象警報・注意報が発令されたタイミングでインターネットを通して気象警報・注意報が発令された地域、内容を取得する気象情報問合わせ機能201と、位置情報管理サーバ100に対して気象警報・注意報が発令された該当地域に存在する携帯端末の電子メールアドレスをネットワーク経由で問い合わせを行う携帯端末情報問合わせ機能202と、携帯端末10−1〜10nに対して電子メールを発信する電子メール発信機能203を有する。
【0025】
位置情報管理サーバ100は、気象情報サーバ200からの問い合わせに対して該当する携帯端末10−1〜10nを特定し、その電子メールアドレスを返却する。
【0026】
気象情報サーバ200は、位置情報管理サーバ100から取得した電子メールアドレスに対して気象警報・注意報の内容を含む気象情報メールを送信する。
【0027】
次に、図1〜図3及び図5、図6のフローチャートを参照して上記のように構成される本実施の形態による気象警報情報発信システムの動作について詳細に説明する。
【0028】
所在位置が時々刻々と変わる携帯端末10−1〜10nからはGPS機能301によってその位置情報が位置情報管理サーバ100に送信され、位置情報管理サーバ100は、位置情報を受信すると位置情報蓄積機能101によって携帯端末情報データベース150の携帯端末毎に対応して格納されている位置情報を随時更新する。これにより、所在位置が時々刻々と変わる携帯端末10−1〜10nの位置情報を特定することができる。
【0029】
図5において、インターネットで提供される気象庁が発表した気象警報・注意報の発令を気象情報サーバ200が気象問合わせ機能201により検知すると(ステップ501)、気象情報サーバ200は気象問合わせ機能201によってインターネットから発令された気象警報・注意報を気象警報情報として取得する(ステップ502)。
【0030】
次に、気象情報サーバ200の携帯端末情報問合わせ機能202が、気象警報情報に含まれる気象警報・注意報が発令された地域の地域情報を、位置情報管理サーバ100に送信することにより、当該地域情報に示される地域に存在する携帯端末10−1〜10nの電子メールアドレスを問い合わせる(ステップ503)。
【0031】
ここで、図6に示すように、位置情報管理サーバ100は、気象情報サーバ200からの電子メールアドレスの問合わせを受信すると(ステップ601)、位置情報検索機能102で、送信された地域情報に示される地域に存在する携帯端末10−1〜10nを、携帯端末情報データベース150に格納されている位置情報に基づいて検索する(ステップ602)。
【0032】
そして、位置情報管理サーバ100は、検索された携帯端末10−1〜10nの電子メールアドレスを携帯端末情報データベース150から読み出し、問い合わせに対する回答として気象情報サーバ200に対して送信する(ステップ603)。
【0033】
気象情報サーバ200は、位置情報管理サーバ100から送信される携帯端末の電子メールアドレスを受信すると(ステップ504)、取得した電子メールアドレスに対して気象警報・注意報を含む気象警報情報メールを発信する(ステップ505)。なお、この気象警報情報メールには、文字データだけでなく気象内容を示す画像データ等が含まれてもよい。
【0034】
以上により、気象警報・注意報が発令された地域に存在する携帯端末10−1〜10nに対して気象警報情報メールが的確に送信される。
【0035】
図1においては、携帯端末10−1〜10nのうち、気象警報・注意報が発令された地域に存在する携帯端末10−(n−2)、10−(n−1)、10−nの3台に対して気象警報情報メールが送信された様子が示されている。
【0036】
本実施の形態の気象警報情報発信システムによれば、気象警報・注意報が発令されている地域の人にその内容を即時に伝達することができる。これにより、外出中における天災による危険を回避し、事故、被災件数を減少させることが可能となる。
【0037】
本発明の気象警報情報発信システムにおいては、例えば、本システムによるサービスの利用を希望するユーザに対して一定のサービス利用料を徴収することにり、登録されたユーザの携帯端末に対して気象警報情報メールを送信するような形態として実現することができる。
【0038】
本発明による気象警報情報発信システムの位置情報管理サーバ100、気象情報サーバ200及び携帯端末10−1〜10−nの各機能については、それをハードウェア的に実現することは勿論として、上記機能を達成するプログラム(アプリケーションプログラム)を各装置を実現する情報処理装置上で実行することにり実現することができる。これらのプログラムは、磁気ディスク、半導体メモリその他の記録媒体に格納され、その記録媒体から情報処理装置のメモリにロードされ、情報処理装置の動作を制御することにより、上述した各機能を実現する。
【0039】
以上好ましい実施の形態及び実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の気象警報情報発信システムによれば、以下に述べるような優れた効果が達成される。
【0041】
第1に、気象警報・注意報が発令されている地域の人にその内容を即時に伝達することができる。その理由は、GPS機能により該当地域に存在する携帯端末を特定でき、電子メールを使用することにより即時に伝達が可能なためである。
【0042】
第2に、天災による危険を回避し、事故、被災件数を減少させることが可能となる。その理由は、外出中など、従来では伝達が困難であった人間にも携帯端末と電子メールを利用して気象警報を伝達することができるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による気象警報情報発信システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態による気象警報情報発信システムにおける位置情報管理サーバと気象情報サーバのさらに詳しい構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態による気象警報情報発信システムにおける携帯端末の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態による気象警報情報発信システムにおける位置情報管理サーバの携帯端末情報データベースの例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態による気象警報情報発信システムにおける気象情報サーバの動作を説明するフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態による気象警報情報発信システムにおける位置情報管理サーバの動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
100:位置情報管理サーバ
101:位置情報蓄積機能
102:位置情報検索機能
150:携帯端末情報データベース
200:気象情報サーバ
201:気象情報問合わせ機能
202:携帯端末情報問合わせ機能
203:電子メール発信機能
10−1〜10−n:携帯端末
301:GPS機能
302:電子メール送受信機能
【発明の属する技術分野】
本発明は、気象警報情報発信システムに関し、特に、気象警報・注意報が発令されている地域の人にその内容を即時に伝達することを可能とする気象警報情報発信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、気象に関する警報や注意報は、情報伝達システムとして主に利用されているテレビやラジオによって各地域に伝達されるのが一般的であり、例えば外出先においてはラジオの気象情報によって外出先の地域における気象情報を知ることができる。
【0003】
また、最近では、携帯電話機などによってインターネットにアクセスすることにより、特定の地域の気象情報を検索すれば文字や画像情報で当該地域の気象内容を把握することができるようになってきている。
【0004】
従来の気象等の災害情報を無線電話装置に通知する無線電話システムが、特開2000−270374号公報(特許文献1)に開示されている。この無線電話システムにおいては、無線基地局から災害情報が送信されると、無線電話装置でそれを受信して警報の信号音を鳴らし、災害情報を示す文字情報を表示するものである。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−270374号公報「無線電話システム」
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の気象情報の伝達方法では、次に述べるような問題点があった。
【0007】
第1に、テレビやラジオをよる情報伝達では、放送を視聴している人には情報は伝達されるが、放送を視聴していない人には情報は伝達されないため、気象警報・注意報などの緊急を要する情報を迅速に該当する地域に居る人に知らせることができないという問題があった。特に、外出中など、気象変化により危険にさらされる可能性の高い人に確実に伝達させることが困難であった。
【0008】
第2に、携帯電話機などによってインターネットにアクセスして特定の地域の気象情報を検索すれば、外出中における地域の気象情報を取得できるけれども、携帯電話機を操作して気象情報を取得するかどうかはその操作者に任されるため、緊急を要する気象警報・注意報などを迅速かつ的確に知らせることができないと問題点がある。
【0009】
第3に、特許文献1に開示される無線電話システムでは、無線基地局が送信する災害情報等を無線電話装置に送信するようにしているが、気象警報・注意報が発令された地域に居る当該気象警報・注意報を即座に伝える必要のある人に対してのみ情報を送信することができないという欠点がある。
【0010】
本発明の目的は、以上の問題点を解決し、気象警報・注意報が発令されている地域の人にその内容を即時に伝達することができる気象警報情報発信システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は、携帯端末に対して気象警報・注意報などの気象警報情報を送信する気象警報情報発信システムであって、インターネットを介して取得した気象警報情報に関する地域に存在する前記携帯端末を、前記携帯端末のGPS機能によって送られる位置情報から特定し、特定した前記携帯端末に対して電子メールによって前記気象警報情報を送信することを特徴とする。
【0012】
請求項2の本発明の気象警報情報発信システムは、前記気象警報情報を取得して、前記携帯端末に対して電子メールによって前記気象警報情報を送信する気象情報サーバと、前記携帯端末のGPS機能によって送られる位置情報と前記携帯端末の電子メールアドレスを対応付けて格納する位置情報管理サーバを備え、前記位置情報管理サーバに格納された前記位置情報と電子メールアドレスに基づいて、前記気象警報情報に関する地域に存在する前記携帯端末とその電子メールアドレスを認識し、前記電子メールアドレスに対して前記気象警報情報を送信することを特徴とする。
【0013】
請求項3の本発明の気象警報情報発信システムは、前記気象情報サーバが、取得した前記気象警報情報に関する地域情報を前記位置情報管理サーバに送信し、前記位置情報管理サーバが、格納した前記位置情報によって前記地域情報で示される地域に存在する前記携帯端末を検索し、検索された前記携帯端末の電子メールアドレスを前記気象情報管理サーバに送信することを特徴とする。
【0014】
請求項4の本発明の気象警報情報発信システムは、前記気象情報サーバが、インターネットを介して前記気象警報情報を取得する気象情報問合わせ機能と、前記取得した前記気象警報情報に関する地域情報を前記位置情報管理サーバに送信して前記携帯端末の電子メールアドレスを取得する携帯端末情報問合わせ機能と、前記携帯端末に対して前記気象警報情報を電子メールで送信する電子メール発信機能とを備え、前記位置情報管理サーバが、前記携帯端末から送られる位置情報を、前記携帯端末の電子メールアドレスに対応させて蓄積する位置情報蓄積機能と、前記気象情報サーバから送信される前記気象警報情報に関する地域情報で示される地域に存在する前記携帯端末を検索し、検索された前記携帯端末の電子メールアドレスを前記気象情報管理サーバに送信する位置情報検索機能とを備えることを特徴とする。
【0015】
請求項5の本発明の気象警報情報発信システムは、前記位置情報管理サーバが、前記携帯端末の識別コードと、電子メールアドレスと、位置情報とを前記携帯端末毎に登録する携帯端末情報データベースを備えることを特徴とする。
【0016】
請求項6の本発明の気象警報情報発信システムは、前記位置情報管理サーバが、前記携帯端末情報データベースに登録される前記携帯端末の位置情報を、前記携帯端末のGPS機能によって送信される位置情報によって随時更新することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
図1は本発明の第1の実施の形態による気象警報情報発信システムの構成を示すブロック図である。
【0019】
図1を参照すると、本実施の形態による気象警報情報発信システムは、位置情報管理サーバ100、気象情報サーバ200、複数の携帯端末10−1〜10n(n:1以上の整数)とから構成されている。これら位置情報管理サーバ100、気象情報サーバ101は、インターネットを含むネットワークによって接続され相互に情報のやり取りが可能となっている。また、携帯端末10−1〜10nは、無線通信によって位置情報管理サーバ100、気象情報サーバ200とインターネット接続されている。
【0020】
携帯端末10−1〜10nは、ノートPCやハンドヘルドPC及び携帯電話機等からなり、図3に示すように、それぞれGPS(グローバル・ポジショニング・システム)機能301を有しており、各携帯端末10−1〜10−nは、GPS機能により取得した自身の位置情報を、位置情報管理サーバ100に対して送信する。また、携帯端末10−1〜10nは、ネットワーク上で電子メールを送受信する電子メール送受信機能302を有している。
【0021】
位置情報管理サーバ100は、プログラム制御されるコンピュータ装置で実現され、図2に示すように、上記携帯端末10−1〜10nから送信される位置情報を受信して、データベースとしての携帯端末情報データベース150に蓄積する位置情報蓄積機能101と、気象情報サーバ200からの問い合わせにより位置情報に基づいて携帯端末10−1〜10−nを検索する位置情報検索機能102とを備えている。
【0022】
図4に示すように、上記携帯端末情報データベース150には、携帯端末10−1〜10nを一意に判別できる識別コード、電子メールアドレス、位置情報が対応付けて格納されている。
【0023】
なお、携帯端末情報データベース150には、気象警報情報発信システムによるサービスの利用を希望する人の携帯端末の識別コード、電子メールアドレスが予め登録されている。
【0024】
気象情報サーバ200は、プログラム制御されるコンピュータ装置で実現され、気象庁により気象警報・注意報が発令されたタイミングでインターネットを通して気象警報・注意報が発令された地域、内容を取得する気象情報問合わせ機能201と、位置情報管理サーバ100に対して気象警報・注意報が発令された該当地域に存在する携帯端末の電子メールアドレスをネットワーク経由で問い合わせを行う携帯端末情報問合わせ機能202と、携帯端末10−1〜10nに対して電子メールを発信する電子メール発信機能203を有する。
【0025】
位置情報管理サーバ100は、気象情報サーバ200からの問い合わせに対して該当する携帯端末10−1〜10nを特定し、その電子メールアドレスを返却する。
【0026】
気象情報サーバ200は、位置情報管理サーバ100から取得した電子メールアドレスに対して気象警報・注意報の内容を含む気象情報メールを送信する。
【0027】
次に、図1〜図3及び図5、図6のフローチャートを参照して上記のように構成される本実施の形態による気象警報情報発信システムの動作について詳細に説明する。
【0028】
所在位置が時々刻々と変わる携帯端末10−1〜10nからはGPS機能301によってその位置情報が位置情報管理サーバ100に送信され、位置情報管理サーバ100は、位置情報を受信すると位置情報蓄積機能101によって携帯端末情報データベース150の携帯端末毎に対応して格納されている位置情報を随時更新する。これにより、所在位置が時々刻々と変わる携帯端末10−1〜10nの位置情報を特定することができる。
【0029】
図5において、インターネットで提供される気象庁が発表した気象警報・注意報の発令を気象情報サーバ200が気象問合わせ機能201により検知すると(ステップ501)、気象情報サーバ200は気象問合わせ機能201によってインターネットから発令された気象警報・注意報を気象警報情報として取得する(ステップ502)。
【0030】
次に、気象情報サーバ200の携帯端末情報問合わせ機能202が、気象警報情報に含まれる気象警報・注意報が発令された地域の地域情報を、位置情報管理サーバ100に送信することにより、当該地域情報に示される地域に存在する携帯端末10−1〜10nの電子メールアドレスを問い合わせる(ステップ503)。
【0031】
ここで、図6に示すように、位置情報管理サーバ100は、気象情報サーバ200からの電子メールアドレスの問合わせを受信すると(ステップ601)、位置情報検索機能102で、送信された地域情報に示される地域に存在する携帯端末10−1〜10nを、携帯端末情報データベース150に格納されている位置情報に基づいて検索する(ステップ602)。
【0032】
そして、位置情報管理サーバ100は、検索された携帯端末10−1〜10nの電子メールアドレスを携帯端末情報データベース150から読み出し、問い合わせに対する回答として気象情報サーバ200に対して送信する(ステップ603)。
【0033】
気象情報サーバ200は、位置情報管理サーバ100から送信される携帯端末の電子メールアドレスを受信すると(ステップ504)、取得した電子メールアドレスに対して気象警報・注意報を含む気象警報情報メールを発信する(ステップ505)。なお、この気象警報情報メールには、文字データだけでなく気象内容を示す画像データ等が含まれてもよい。
【0034】
以上により、気象警報・注意報が発令された地域に存在する携帯端末10−1〜10nに対して気象警報情報メールが的確に送信される。
【0035】
図1においては、携帯端末10−1〜10nのうち、気象警報・注意報が発令された地域に存在する携帯端末10−(n−2)、10−(n−1)、10−nの3台に対して気象警報情報メールが送信された様子が示されている。
【0036】
本実施の形態の気象警報情報発信システムによれば、気象警報・注意報が発令されている地域の人にその内容を即時に伝達することができる。これにより、外出中における天災による危険を回避し、事故、被災件数を減少させることが可能となる。
【0037】
本発明の気象警報情報発信システムにおいては、例えば、本システムによるサービスの利用を希望するユーザに対して一定のサービス利用料を徴収することにり、登録されたユーザの携帯端末に対して気象警報情報メールを送信するような形態として実現することができる。
【0038】
本発明による気象警報情報発信システムの位置情報管理サーバ100、気象情報サーバ200及び携帯端末10−1〜10−nの各機能については、それをハードウェア的に実現することは勿論として、上記機能を達成するプログラム(アプリケーションプログラム)を各装置を実現する情報処理装置上で実行することにり実現することができる。これらのプログラムは、磁気ディスク、半導体メモリその他の記録媒体に格納され、その記録媒体から情報処理装置のメモリにロードされ、情報処理装置の動作を制御することにより、上述した各機能を実現する。
【0039】
以上好ましい実施の形態及び実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の気象警報情報発信システムによれば、以下に述べるような優れた効果が達成される。
【0041】
第1に、気象警報・注意報が発令されている地域の人にその内容を即時に伝達することができる。その理由は、GPS機能により該当地域に存在する携帯端末を特定でき、電子メールを使用することにより即時に伝達が可能なためである。
【0042】
第2に、天災による危険を回避し、事故、被災件数を減少させることが可能となる。その理由は、外出中など、従来では伝達が困難であった人間にも携帯端末と電子メールを利用して気象警報を伝達することができるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による気象警報情報発信システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態による気象警報情報発信システムにおける位置情報管理サーバと気象情報サーバのさらに詳しい構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態による気象警報情報発信システムにおける携帯端末の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態による気象警報情報発信システムにおける位置情報管理サーバの携帯端末情報データベースの例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態による気象警報情報発信システムにおける気象情報サーバの動作を説明するフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態による気象警報情報発信システムにおける位置情報管理サーバの動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
100:位置情報管理サーバ
101:位置情報蓄積機能
102:位置情報検索機能
150:携帯端末情報データベース
200:気象情報サーバ
201:気象情報問合わせ機能
202:携帯端末情報問合わせ機能
203:電子メール発信機能
10−1〜10−n:携帯端末
301:GPS機能
302:電子メール送受信機能
Claims (6)
- 携帯端末に対して気象警報・注意報などの気象警報情報を送信する気象警報情報発信システムであって、
インターネットを介して取得した気象警報情報に関する地域に存在する前記携帯端末を、前記携帯端末のGPS機能によって送られる位置情報から特定し、特定した前記携帯端末に対して電子メールによって前記気象警報情報を送信することを特徴とする気象警報情報発信システム。 - 前記気象警報情報を取得して、前記携帯端末に対して電子メールによって前記気象警報情報を送信する気象情報サーバと、
前記携帯端末のGPS機能によって送られる位置情報と前記携帯端末の電子メールアドレスを対応付けて格納する位置情報管理サーバを備え、
前記位置情報管理サーバに格納された前記位置情報と電子メールアドレスに基づいて、前記気象警報情報に関する地域に存在する前記携帯端末とその電子メールアドレスを認識し、前記電子メールアドレスに対して前記気象警報情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の気象警報情報発信システム。 - 前記気象情報サーバが、取得した前記気象警報情報に関する地域情報を前記位置情報管理サーバに送信し、
前記位置情報管理サーバが、格納した前記位置情報によって前記地域情報で示される地域に存在する前記携帯端末を検索し、検索された前記携帯端末の電子メールアドレスを前記気象情報管理サーバに送信することを特徴とする請求項2に記載の気象警報情報発信システム。 - 前記気象情報サーバが、
インターネットを介して前記気象警報情報を取得する気象情報問合わせ機能と、
前記取得した前記気象警報情報に関する地域情報を前記位置情報管理サーバに送信して前記携帯端末の電子メールアドレスを取得する携帯端末情報問合わせ機能と、
前記携帯端末に対して前記気象警報情報を電子メールで送信する電子メール発信機能とを備え、
前記位置情報管理サーバが、
前記携帯端末から送られる位置情報を、前記携帯端末の電子メールアドレスに対応させて蓄積する位置情報蓄積機能と、
前記気象情報サーバから送信される前記気象警報情報に関する地域情報で示される地域に存在する前記携帯端末を検索し、検索された前記携帯端末の電子メールアドレスを前記気象情報管理サーバに送信する位置情報検索機能とを備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の気象警報情報発信システム。 - 前記位置情報管理サーバが、
前記携帯端末の識別コードと、電子メールアドレスと、位置情報とを前記携帯端末毎に登録する携帯端末情報データベースを備えることを特徴とする請求項2から請求項4の何れか1項に記載の気象警報情報発信システム。 - 前記位置情報管理サーバが、
前記携帯端末情報データベースに登録される前記携帯端末の位置情報を、前記携帯端末のGPS機能によって送信される位置情報によって随時更新することを特徴とする請求項5に記載の気象警報情報発信システム。
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Cited By (3)
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JP2007085755A (ja) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Kddi Corp | 気象データ配信装置および局域気象データ配信システムならびに同システムにおける気象データ推定方法 |
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-
2003
- 2003-04-17 JP JP2003112558A patent/JP2004317336A/ja active Pending
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JP4633588B2 (ja) * | 2005-09-20 | 2011-02-16 | Kddi株式会社 | 気象データ配信装置および局域気象データ配信システムならびに同システムにおける気象データ推定方法 |
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