JP2004317272A - プローブ先端クリーニング部材、プローブクリーニング装置及びプローブ先端クリーニング方法 - Google Patents
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Abstract
【目的】本発明の目的は、プローブの先端部分の形状を変化させることなく、且つプローブの自動クリーニングを行うことのできるプローブ先端クリーニング部材を提供することにある。
【構成】クリーニング部材Aは、プローブ100の先端部分の異物を除去するための複数の研磨シート10と、研磨シート10を支持する複数の支柱20と、面上にプローブ100のピッチ間隔と同じピッチ間隔で支柱20が立設された基板30とを具備し、支柱20は、クリーニング時にプローブ100の先端面から研磨シート10を通じて作用する押圧力により当該研磨シート10の少なくとも一部が傾斜するように弾性変形体が用いられている。
【選択図】 図1
【構成】クリーニング部材Aは、プローブ100の先端部分の異物を除去するための複数の研磨シート10と、研磨シート10を支持する複数の支柱20と、面上にプローブ100のピッチ間隔と同じピッチ間隔で支柱20が立設された基板30とを具備し、支柱20は、クリーニング時にプローブ100の先端面から研磨シート10を通じて作用する押圧力により当該研磨シート10の少なくとも一部が傾斜するように弾性変形体が用いられている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明はプローブの先端部分に付着した異物を除去するプローブ先端クリーニング部材、プローブクリーニング装置及びプローブ先端クリーニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のプローブ先端クリーニング部材としては、クリーニング時にプローブの先端面を通じて作用する押圧力により表面が窪むシリコンゴム又はウレタンゴム等の弾性を有する母材に、研磨粒子からなる微粉研磨剤を混入したもの( 特許文献1参照) 、プローブの先端部分の異物を除去するための研磨層と、この研磨層が面上に設けられ、クリーニング時にプローブの先端面を通じて作用する押圧力により表面が窪む内部に気泡を有する多孔質の発砲層とを有するもの( 特許文献2参照)、表面の一部がバフ研磨により削り取られており且つ内部に気泡を有する多孔質の発砲層と、この発砲層の表面上に設けられたプローブの先端部分の異物を除去するための研磨層とを有するもの( 特許文献3参照)がある。
【0003】
これらのプローブ先端クリーニング部材は、プローブの下方位置に配置されたステージ上に載置されている。このステージを上下方向に移動させることにより、プローブの先端部分をプローブ先端クリーニング部材の面上に略垂直に何回か押圧接触させ、且つ微細移動( オーバードライブ) させるようになっている。この過程でプローブの先端部分に付着した異物が除去される。
【0004】
また、プローブのクリーニングを自動的に行う場合、プローブの先端部分とプローブ先端クリーニング部材との両方をCCDカメラで撮影し、画像認識を通じてステージの移動を制御するようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開平07−244074号公報
【特許文献2】
特開2002−346939号公報
【特許文献3】
特開平09−057634号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1及び2記載のプローブ先端クリーニング部材による場合、研磨層の表面が平らに形成されていることから、先端面が球面状であるプローブを約数百と繰り返しクリーニングすると、プローブの先端面が平らに変形してしまう。また、プローブカードの基板に対して斜めに取り付けられたプローブ( カンチレバータイプのプローブカードにおけるプローブ) を約数千回と繰り返しクリーニングすると、プローブの先端面が斜めに変形してしまう。このように特許文献1及び2記載のプローブ先端クリーニング部材は、プローブの種類によってはプローブの先端部分の形状が変形してしまうという本質的な問題を有している。
【0007】
しかも、特許文献1のプローブ先端クリーニング部材は、研磨層の厚みが厚く、クリーニングの際にプローブ先端クリーニング部材がプローブの先端部分の周側面を包むようになっていることから、当該プローブの先端部分の周側面が研磨され易い。このため、前記プローブを前記プローブ先端クリーニング部材の同じ位置でクリーニングし続けると、研磨されたプローブの先端部分がゴミとして堆積し、プローブ先端クリーニング部材の面上及びプローブの先端部分をCCDカメラで認識することができなくなり、その結果、プローブの自動クリーニング工程が途中で停止してしまうという別の問題を有している。なお、特許文献2のプローブ先端クリーニング部材においても、同様にゴミ等の堆積により自動クリーニング工程が停止してしまうという別の問題を有している。
【0008】
一方、特許文献3記載のプローブ先端クリーニング部材による場合、発砲層がハブ研磨されており、研磨層が平らに形成されていないことから、オーバードライブの設定が非常に困難であり且つ安定し難い。このため、設定によってはプローブの先端部分の形状が変化してしまうという問題を有している。また、研磨層が平らでないことから、研磨層の表面をCCDカメラで認識することができず、プローブの自動クリーニングを行うことができないという別の問題を有している。
【0009】
本発明は上記した背景の下で創作されたものであって、その主たる目的とするところは、プローブの先端部分の形状を変化させることなく、且つプローブの自動クリーニングを行うことのできるプローブ先端クリーニング部材、プローブクリーニング装置及びプローブ先端クリーニング方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係るプローブ先端クリーニング部材は、プローブの先端部分に付着した異物を除去するのに使用されるプローブ先端クリーニング部材であって、プローブの先端部分の異物を除去するための研磨シートと、研磨シートを水平に支持する支柱と、面上に支柱が立設された基板とを具備しており、前記支柱は、クリーニング時にプローブの先端面、研磨シートを通じて作用する押圧力により当該研磨シートの少なくとも一部が傾斜するように弾性変形体が用いられていることを特徴としている。
【0011】
前記支柱の代わりに面上の一部分に研磨シートが設けられ、当該研磨シートを水平に支持する支持部が備えることもできる。この場合、前記支持部には、クリーニング時にプローブの先端面から研磨シートを通じて作用する押圧力により当該研磨シートの少なくとも一部が傾斜するように弾性変形体が用いられている。
【0012】
このような構成による場合、前記押圧力により前記支柱又は支持部が弾性変形し、これにより前記研磨シートの少なくとも一部が傾斜する。その結果、プローブの先端面が傾斜した研磨シートの面上を傾斜方向に滑り、その過程でプローブの先端部分の異物が除去されるのである。
【0013】
より好ましくは、前記支柱又は支持部には、プローブが接触したとしても当該プローブが破損しないようにプローブの硬度よりも低い硬度の材料が用いられていることが望ましい。
【0014】
より好ましくは、前記研磨シート、支柱及び基板は、−60℃〜200℃の耐熱性を有する材料で構成されていることが望ましい。
【0015】
より好ましくは、前記研磨シートの厚さ寸法は0.1μm〜100μmであることが望ましい。
【0016】
本発明に係るプローブクリーニング装置は、プローブカードに取り付けられたプローブの先端部分に付着した異物を除去する装置であって、面上に上記プローブ先端クリーニング部材がセットされるステージと、このステージをプローブカードに対して相対的に移動させる駆動手段と、前記プローブの先端部分と前記プローブ先端クリーニング部材との両方を撮影するカメラと、このカメラで撮影した画面の画像認識を行いつつ、前記駆動手段を制御する制御部とを具備しており、前記制御部は、画像認識の結果に基いて前記駆動手段を動作させて前記ステージをプローブカードに対して相対的に移動させ、これによりプローブカードの面上に取り付けられたプローブの先端面を前記プローブ先端クリーニング部材の研磨シートに押圧させ、これにより前記支柱又は支持部を弾性変形させて前記研磨シートの少なくとも一部を傾斜させ、この状態で、プローブの先端面が傾斜した研磨シートの面上を傾斜方向に滑るように、前記駆動手段を動作させてステージを相対的に微細移動させる構成となっている。
【0017】
本発明に係るプローブ先端クリーニング方法は、前記プローブクリーニング装置を用いてプローブカードに取り付けられたプローブの先端部分に付着した異物を除去する方法であって、上記プローブ先端クリーニング部材をステージ上にセットし、前記カメラを通じて画像認識を行いつつ、この認識結果に基いてプローブカードに対して前記ステージを相対的に移動させ、これによりプローブカードの面上に取り付けられたプローブの先端面を前記プローブ先端クリーニング部材の研磨シートに押圧させ、この際の押圧力により前記支柱又は支持部を弾性変形させて前記研磨シートの少なくとも一部を傾斜させ、この状態で、プローブの先端面が傾斜した研磨シートの面上を傾斜方向に滑るように、プローブカードに対してステージを相対的に微細移動させるようにしている。
【0018】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態に係るプローブ先端クリーニングシート部材を図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係るプローブ先端クリーニング部材の断面図、図2はプローブの先端面がクリーニングされている様子を併せて示した同プローブ先端クリーニング部材の断面図、図3はプローブの球面状の先端面がクリーニングされている様子を併せて示した同プローブ先端クリーニング部材の模式的拡大側面図、図4は同プローブ先端クリーニング部材の設計変形例を示す断面図、図5は同プローブ先端クリーニング部材の別の設計変形例を示す断面図、図6はプローブの先端面がクリーニングされている様子を併せて示した別の設計変形例のプローブ先端クリーニング部材の断面図、図7はプローブの球面状の先端面がクリーニングされている様子を併せて示した別の設計変形例のプローブ先端クリーニング部材の模式的拡大側面図、図8は本発明の実施の形態を説明するための図であって、プローブクリーニング装置の模式的構成図である。
【0019】
ここに掲げるプローブ先端クリーニング部材Aは、プローブ100の先端部分に付着した異物を除去するのに使用されるものであって、プローブ100の先端部分の異物を除去するための複数の研磨シート10と、研磨シート10を支持する複数の支柱20と、面上にプローブ100のピッチ間隔と同じピッチ間隔で支柱20が立設された基板30とを具備している。以下、各部を詳細に説明する。なお、プローブ100の先端面は球面状に形成されている( 図2及び図3参照) 。
【0020】
基板30としては、−60℃〜200℃の耐熱性を有するウエハ、ガラス、金属板、PETフィルム、ホリイミド等のプラスチックフィルム又はプラスチック板等を用いることができる。この基板30は、後述するプローバ又はホットチャック等のプローブクリーニング装置Bのステージ300に装着される。従って、基板30についてはプローブクリーニング装置Bのステージ300に応じて適宜選定すれば良く、形状もステージ300に合わせてカットすれば良い。
【0021】
支柱20は、クリーニング時にプローブ100の先端面から研磨シート10を通じて作用する押圧力により当該研磨シート10の少なくとも一部が傾斜するように弾性変形体が用いられており、基板30の面上にCVD、PVD、電鋳技術、スピンコート又はスクリーン技法等を使用して製作される。この支柱20は円柱状に形成されており、その表面上は水平に形成されている。このため、支柱20は外力が加わらない状態で研磨シート10を水平に支持することができる。
【0022】
また、支柱20の材料としては−60℃〜200℃の耐熱性を有し、且つプローブ100の硬度よりも低い硬度の材料が用いられている。具体的には、支柱20は、ビッカーズ硬さHv0〜500を有するばね鋼等の金属弾性変形体、ビッカーズ硬さHv0〜500を有するCVD、PVD又は電鋳によって成形された弾性変形体、デュロメータ硬さHDD0〜100を有するプラスチック弾性変形体、デュロメータ硬さHDD0〜100を有するシリコーン樹脂やウレタン樹脂等からなるゴム弾性変形体、又はビッカーズ硬さHv0〜500を有するこれらの弾性変形体の合成物を用いることができる。従って、支柱20についてはプローブ100の材質、硬度等に応じて適宜選定すれば良い。
【0023】
研磨シート10としては、支柱20の面上にCVD、PVD、電鋳技術、スピンコート又はスクリーン技法等を使用して製作されるシート部材又はCVD、PVD又は電鋳技術等により成膜される薄膜を用いることができる。この研磨シート10の厚さ寸法は、支柱20の動きを損なわず、且つプローブ100の先端面を通じて作用される押圧力により突き破られない程度の厚さ(0. 1 μm〜100μm) にする。具体的な値については、この程度の範囲内において、プローブ100の材質等に応じて適宜選定すれば良い。また、研磨シート10の材料としては−60℃〜200℃の耐熱性を有する材料を用いる。
【0024】
前記シート部材は、シリコンゴム、ウレタンゴム等のゴム弾性と粘着性とを有する樹脂を母材11に、プローブ100の先端面をクリーニングにするに適した研磨粒子12(図3参照)からなる微粉研磨剤を混入したものである。研磨粒子12としては、炭素やダイヤモンド等の炭素化合物、酸化錫等の金属酸化物、 シリカや炭化カルシウム等の酸化物、炭化珪素等の炭化物、窒化ホウ素等の窒化化合物を用いることができる。母材11及び研磨粒子12についてはプローブ100の材質、硬度等に応じて適宜選定すれば良い。なお、母材11に粘着性を有する樹脂を用いると、クリーニング時に除去された異物が研磨シート10に付着した状態で残るので、除去された異物がプローブ100の先端部分に再び付着することを防止することができる。
【0025】
このように構成されたプローブ先端クリーニング部材Aによる場合、プローブ100の先端面を研磨シート10に接触させると、図2に示すように、研磨シート10と通じて作用する押圧力により支柱20が湾曲させられたり収縮させられたりする( すなわち、弾性変形させられる) 。これに伴って研磨シート10の少なくとも一部が傾斜する。その結果、図3に示すように、プローブ100の先端面が研磨シート10の面上を傾斜方向に滑り、この過程でプローブ100の先端部分に付着した異物が研磨シート10研磨されて除去される。このとき、プローブ100の先端面と研磨シート10との接触面はプローブ100の先端面の形状に沿って移動する。このため、従来例のごとく研磨層の面に応じてプローブ100の先端部分が研磨され、当該プローブ100の先端部分の形状が変形することが殆どなくなる。しかも、研磨シート10、支柱20及び基板30には、耐熱性を有する材料が用いられている。このため、純水やアルコール( エタノール) を用いて洗浄したり、粘着ロールを用いてロールがけをすることによりクリーニング時に研磨シート10の表面などに付着した異物やゴミ等を除去することができる。すなわち、プローブ先端クリーニング部材A自体をクリーニングすることができるので、プローブ先端クリーニング部材Aを再利用することができ、その結果、低コスト化を図ることができる。
【0026】
なお、研磨シート10については、図4( a) に示すように、支柱20の面上からはみ出していても良いし、図4( b) に示すように、各研磨シート10を一体的に設けても良い。
【0027】
支柱20については、図5に示すように、この支柱20に代えて複数の研磨シート10を支持する支持部40を備えるようにすることができる。
【0028】
支持部40は、クリーニング時にプローブの先端面から研磨シート10を通じて作用する押圧力により当該研磨シート10の少なくとも一部が傾斜するように弾性変形体が用いられており、基板30の面上にCVD、PVD、電鋳技術、スピンコート又はスクリーン技法等を使用して製作される。なお、支持部40は、支柱20のように円柱上に製作する必要がないことから製作工程が少なくてすむ。
【0029】
支持部40の材料としては−60℃〜200℃の耐熱性を有し、且つプローブ100の硬度よりも低い硬度の材料を用いる。具体的には、支持部40は、JIS硬度A0〜100°のシリコーン樹脂又はウレタン樹脂からなるゴム弾性変形体を用いることができる。この支持部についてはプローブ100の材質、硬度等に応じて適宜選定すれば良い。
【0030】
支持部40の面上は水平に形成されており、外力が加わらない状態で研磨シート10を水平に支持するようになっている。また、支持部40の面上には、研磨シート10がプローブ100のピッチ間隔と同じピッチ間隔で配置されている。
【0031】
このように支柱20の代わりに支持部40を備えるようにした場合、プローブ100の先端面を研磨シート10に接触させると、図6に示すように、研磨シート10と通じて作用する押圧力により支持部40が収縮させられる( すなわち、弾性変形させられる) 。これに伴って研磨シート10の少なくとも一部が傾斜する。その結果、図7に示すように、プローブ100の先端面が研磨シート10の面上を傾斜方向に滑り、この過程でプローブ100の先端部分に付着した異物が除去される。このとき、プローブ100の先端面と、研磨シート10との接触面はプローブ100の先端面の形状に沿って移動する。このため、従来例のごとく研磨層の面に応じてプローブ100の先端部分が研磨され、当該プローブ100の先端部分の形状が変形することが殆どなくなる。また、支持部40も耐熱性を有する材料が用いられているので、洗浄やロールがけによりプローブ先端クリーニング部材A自体をクリーニングすることができる。
【0032】
支柱20及び支持部40については、プローブ100の硬度よりも硬度の低い材料が用いられている。このため、プローブ100の先端部分が傾斜した研磨シート10から外れ、支柱40又は支持部40に接触したとしてもプローブ100の先端部分が破損しないようになっている。
【0033】
研磨シート10の研磨粒子11については、プローブ100の材料の硬さに適した硬さを有する材料を選定すれば、先端面が球面状のプローブ100だけでなく、先端面が平らなプローブにも使用することが可能になる。
【0034】
プロープ110のクリーニングについては上述したプローブ先端クリーニング部材Aを使用して手作業で行っても良いが、実際には図8に示すようなプローブクリーニング装置Bを用いてプローブ100のクリーニングを自動的に行うのが一般的である。
【0035】
プローブクリーニング装置Bは、プローブカード200に取り付けられたプローブ100の先端部分に付着した異物を除去する装置であって、面上にプローブ先端クリーニング部材Aがセットされるステージ300と、ステージ300をプローブカード200に対して相対的に移動させる駆動手段( 図示せず) と、プローブ100の先端部分とプローブ先端クリーニング部材Aとの両方を撮影するカメラ400と、カメラ400で撮影した画面の画像認識を行いつつ、前記駆動手段を制御する制御部500とを具備している。制御部500は具体的にはマイクロコンピュータ等である。
【0036】
なお、プローブクリーニング装置Bは、プローブカード200を用いて半導体チップ等の電気的緒特性を測定する測定装置( フルオートプローバ) そのものであり、同測定装置の制御部に若干の設計変更を加えたものを制御部500として表している。
【0037】
カメラ400は、プローブ100の先端部分とプローブ先端クリーニング部材Aとの両方を撮影し得る位置に設置されたCCDカメラであり、撮影した画像データを制御部500に送信する構成となっている。
【0038】
制御部500は、前記画像データを受信して画像認識を行い、この認識結果に基いて前記駆動手段を動作させてステージ300を相対的に移動させ、これによりプローブカード200の面上に取り付けられたプローブ100の先端面をプローブ先端クリーニング部材Aの研磨シート10に押圧させ、これにより支柱20又は支持部40を弾性変形させて研磨シート10の少なくとも一部を傾斜させ、この状態で、プローブ100の先端面が傾斜した研磨シート10の面上を傾斜方向に滑るように、前記駆動手段を動作させてステージ300を相対的に微細移動させる構成となっている。
【0039】
次に、以上のように構成されたプローブクリーニング装置Bによりプローブ100がクリーニングされる過程について説明する。
【0040】
まず、プローブ先端クリーニング部材Aをステージ300上に接着剤や両面テープを用いて接着する。その後、カメラ400を通じて画像認識を行いつつ、この認識結果に基いてプローブカード200に対してステージ300を相対的に移動させ、プローブカード200の面上に取り付けられたプローブ100の先端面をプローブ先端クリーニング部材Aの研磨シート10に接触させる。この際の押圧力により支柱20又は支持部40を弾性変形させて研磨10シートの少なくとも一部を傾斜させる。この状態で、プローブ100の先端面が傾斜した研磨シート10の面上を傾斜方向に滑るように、プローブカード200に対してステージ300を相対的に微細移動させる。これを繰り返すことによりプローブ100の先端面のクリーニングが完了する。
【0041】
このように構成されたプローブクリーニング装置Bを使用してプローブ100のクリーニングを行う場合、プローブ先端クリーニング部材Aの研磨シート10が支柱20又は支持部40により通常水平に支持されていることから、カメラ400により撮影することができる。しかも、プローブ先端クリーニング部材A自体をクリーニングすることができることから、プローブ100から除去した異物等が研磨シート10の面上に堆積することがない。従って、従来例のごとくカメラ400によりプローブ先端クリーニング部材Aの面上及びプローブ100の先端部分が撮影できず、自動クリーニングが停止することがなくなる。
【0042】
また、プローブクリーニング装Bについては、プローブ先端クリーニング部材Aが−60℃から200の耐熱性を有する材料で構成されているので、ホットチャック機能を付加することができる。
【0043】
なお、本発明に係るプローブ先端クリーニング部材は上記実施形態に限定されず、基板、研磨層、微粉研磨材の材質等については、上記と同様な機能を有する限りにおいて適宜設定変更することが可能である。また、本発明に係るプローブクリーニング装置は上記実施形態に限定されず、研磨シート10を水平に支持する支柱20又は支持部40を具備し、支柱20又は支持部40は、クリーニング時にプローブ100の先端面から研磨シート10を通じて作用する押圧力により当該研磨シート10の少なくとも一部が傾斜するように弾性変形体が用いられているものである限り、どのような設計変更をしてもかまわない。
【0044】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明に係る請求項1及び2のプローブ先端クリーニング部材による場合、クリーニング時のプローブの先端面から研磨シートを通じて作用する押圧力により支柱又は支持部が弾性変形させられ、これにより前記研磨シートの少なくとも一部が傾斜するようになっている。このため、プローブの先端面が研磨シートの面上を傾斜方向に滑り、この過程でプローブの先端部分に付着した異物が除去される。このとき、プローブの先端面と、研磨シートとの接触面はプローブの先端面の形状に沿って移動するので、従来例のごとく研磨層の面に応じてプローブの先端部分が研磨され、当該プローブの先端部分の形状が変形することが殆どなくなる。
【0045】
本発明に係る請求項3のプローブ先端クリーニング部材による場合、前記支柱及び支持部には、プローブの硬度よりも硬度の低い材料が用いられている。このため、プローブの先端部分が傾斜した研磨シートから外れ、前記支柱又は支持部に接触したとしてもプローブの先端部分が破損しない。
【0046】
本発明に係る請求項4のプローブ先端クリーニング部材による場合、前記研磨シート、支柱又は支持部及び基板は、−60℃〜200℃の耐熱性を有する材料で構成されているので、純水やアルコールによる洗浄したり、粘着ロールを使用してロールがけしたりすることによりクリーニング部材自体をクリーニングすることができる。すなわち、プローブ先端クリーニング部材を再利用することができるので、低コスト化を図る上でメリットがある。また、クリーニング部材自体をクリーニングすることにより当該クリーニング部材に付着したゴミ等を除去することができるので、クリーニング部材を自動クリーニングに使用する場合、自動クリーニング工程が途中で不用意に止まるようなことがなくなる。さらに、耐熱性を有していることから、ホットチャックに用いることも可能になる。
【0047】
本発明の請求項5に係るプローブ先端クリーニング部材による場合、前記研磨シートの厚さ寸法が0.1μm〜100μmとされている。このため、前記支柱又は支持部の弾性変形の動きを妨げない。
【0048】
本発明に係る請求項6のプローブクリーニング装置及び請求項7のプローブ先端クリーニング方法による場合、上記プローブ先端クリーニング部材を用いてプローブの先端部分をクリーニングするようになっているので、上記と同様のメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプローブ先端クリーニング部材の断面図である。
【図2】プローブの先端面がクリーニングされている様子を併せて示した同プローブ先端クリーニング部材の断面図である。
【図3】プローブの球面状の先端面がクリーニングされている様子を併せて示した同プローブ先端クリーニング部材の模式的拡大側面図である。
【図4】同プローブ先端クリーニング部材の設計変形例を示す断面図である。
【図5】同プローブ先端クリーニング部材の別の設計変形例を示す断面図である。
【図6】プローブの先端面がクリーニングされている様子を併せて示した別の設計変更例のプローブ先端クリーニング部材の断面図である。
【図7】プローブの球面状の先端面がクリーニングされている様子を併せて示した別の設計変更例のプローブ先端クリーニング部材の模式的拡大側面図である。
【図8】本発明の実施の形態を説明するための図であって、プローブクリーニング装置の模式的構成図である。
【符号の説明】
A プローブ先端クリーニング部材
10 研磨シート
20 支柱
30 基板
40 支持部
B プローブクリーニング装置
100 プローブ
200 プローブカード
300 ステージ
400 カメラ
500 制御部
【発明が属する技術分野】
本発明はプローブの先端部分に付着した異物を除去するプローブ先端クリーニング部材、プローブクリーニング装置及びプローブ先端クリーニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のプローブ先端クリーニング部材としては、クリーニング時にプローブの先端面を通じて作用する押圧力により表面が窪むシリコンゴム又はウレタンゴム等の弾性を有する母材に、研磨粒子からなる微粉研磨剤を混入したもの( 特許文献1参照) 、プローブの先端部分の異物を除去するための研磨層と、この研磨層が面上に設けられ、クリーニング時にプローブの先端面を通じて作用する押圧力により表面が窪む内部に気泡を有する多孔質の発砲層とを有するもの( 特許文献2参照)、表面の一部がバフ研磨により削り取られており且つ内部に気泡を有する多孔質の発砲層と、この発砲層の表面上に設けられたプローブの先端部分の異物を除去するための研磨層とを有するもの( 特許文献3参照)がある。
【0003】
これらのプローブ先端クリーニング部材は、プローブの下方位置に配置されたステージ上に載置されている。このステージを上下方向に移動させることにより、プローブの先端部分をプローブ先端クリーニング部材の面上に略垂直に何回か押圧接触させ、且つ微細移動( オーバードライブ) させるようになっている。この過程でプローブの先端部分に付着した異物が除去される。
【0004】
また、プローブのクリーニングを自動的に行う場合、プローブの先端部分とプローブ先端クリーニング部材との両方をCCDカメラで撮影し、画像認識を通じてステージの移動を制御するようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開平07−244074号公報
【特許文献2】
特開2002−346939号公報
【特許文献3】
特開平09−057634号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1及び2記載のプローブ先端クリーニング部材による場合、研磨層の表面が平らに形成されていることから、先端面が球面状であるプローブを約数百と繰り返しクリーニングすると、プローブの先端面が平らに変形してしまう。また、プローブカードの基板に対して斜めに取り付けられたプローブ( カンチレバータイプのプローブカードにおけるプローブ) を約数千回と繰り返しクリーニングすると、プローブの先端面が斜めに変形してしまう。このように特許文献1及び2記載のプローブ先端クリーニング部材は、プローブの種類によってはプローブの先端部分の形状が変形してしまうという本質的な問題を有している。
【0007】
しかも、特許文献1のプローブ先端クリーニング部材は、研磨層の厚みが厚く、クリーニングの際にプローブ先端クリーニング部材がプローブの先端部分の周側面を包むようになっていることから、当該プローブの先端部分の周側面が研磨され易い。このため、前記プローブを前記プローブ先端クリーニング部材の同じ位置でクリーニングし続けると、研磨されたプローブの先端部分がゴミとして堆積し、プローブ先端クリーニング部材の面上及びプローブの先端部分をCCDカメラで認識することができなくなり、その結果、プローブの自動クリーニング工程が途中で停止してしまうという別の問題を有している。なお、特許文献2のプローブ先端クリーニング部材においても、同様にゴミ等の堆積により自動クリーニング工程が停止してしまうという別の問題を有している。
【0008】
一方、特許文献3記載のプローブ先端クリーニング部材による場合、発砲層がハブ研磨されており、研磨層が平らに形成されていないことから、オーバードライブの設定が非常に困難であり且つ安定し難い。このため、設定によってはプローブの先端部分の形状が変化してしまうという問題を有している。また、研磨層が平らでないことから、研磨層の表面をCCDカメラで認識することができず、プローブの自動クリーニングを行うことができないという別の問題を有している。
【0009】
本発明は上記した背景の下で創作されたものであって、その主たる目的とするところは、プローブの先端部分の形状を変化させることなく、且つプローブの自動クリーニングを行うことのできるプローブ先端クリーニング部材、プローブクリーニング装置及びプローブ先端クリーニング方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係るプローブ先端クリーニング部材は、プローブの先端部分に付着した異物を除去するのに使用されるプローブ先端クリーニング部材であって、プローブの先端部分の異物を除去するための研磨シートと、研磨シートを水平に支持する支柱と、面上に支柱が立設された基板とを具備しており、前記支柱は、クリーニング時にプローブの先端面、研磨シートを通じて作用する押圧力により当該研磨シートの少なくとも一部が傾斜するように弾性変形体が用いられていることを特徴としている。
【0011】
前記支柱の代わりに面上の一部分に研磨シートが設けられ、当該研磨シートを水平に支持する支持部が備えることもできる。この場合、前記支持部には、クリーニング時にプローブの先端面から研磨シートを通じて作用する押圧力により当該研磨シートの少なくとも一部が傾斜するように弾性変形体が用いられている。
【0012】
このような構成による場合、前記押圧力により前記支柱又は支持部が弾性変形し、これにより前記研磨シートの少なくとも一部が傾斜する。その結果、プローブの先端面が傾斜した研磨シートの面上を傾斜方向に滑り、その過程でプローブの先端部分の異物が除去されるのである。
【0013】
より好ましくは、前記支柱又は支持部には、プローブが接触したとしても当該プローブが破損しないようにプローブの硬度よりも低い硬度の材料が用いられていることが望ましい。
【0014】
より好ましくは、前記研磨シート、支柱及び基板は、−60℃〜200℃の耐熱性を有する材料で構成されていることが望ましい。
【0015】
より好ましくは、前記研磨シートの厚さ寸法は0.1μm〜100μmであることが望ましい。
【0016】
本発明に係るプローブクリーニング装置は、プローブカードに取り付けられたプローブの先端部分に付着した異物を除去する装置であって、面上に上記プローブ先端クリーニング部材がセットされるステージと、このステージをプローブカードに対して相対的に移動させる駆動手段と、前記プローブの先端部分と前記プローブ先端クリーニング部材との両方を撮影するカメラと、このカメラで撮影した画面の画像認識を行いつつ、前記駆動手段を制御する制御部とを具備しており、前記制御部は、画像認識の結果に基いて前記駆動手段を動作させて前記ステージをプローブカードに対して相対的に移動させ、これによりプローブカードの面上に取り付けられたプローブの先端面を前記プローブ先端クリーニング部材の研磨シートに押圧させ、これにより前記支柱又は支持部を弾性変形させて前記研磨シートの少なくとも一部を傾斜させ、この状態で、プローブの先端面が傾斜した研磨シートの面上を傾斜方向に滑るように、前記駆動手段を動作させてステージを相対的に微細移動させる構成となっている。
【0017】
本発明に係るプローブ先端クリーニング方法は、前記プローブクリーニング装置を用いてプローブカードに取り付けられたプローブの先端部分に付着した異物を除去する方法であって、上記プローブ先端クリーニング部材をステージ上にセットし、前記カメラを通じて画像認識を行いつつ、この認識結果に基いてプローブカードに対して前記ステージを相対的に移動させ、これによりプローブカードの面上に取り付けられたプローブの先端面を前記プローブ先端クリーニング部材の研磨シートに押圧させ、この際の押圧力により前記支柱又は支持部を弾性変形させて前記研磨シートの少なくとも一部を傾斜させ、この状態で、プローブの先端面が傾斜した研磨シートの面上を傾斜方向に滑るように、プローブカードに対してステージを相対的に微細移動させるようにしている。
【0018】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態に係るプローブ先端クリーニングシート部材を図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係るプローブ先端クリーニング部材の断面図、図2はプローブの先端面がクリーニングされている様子を併せて示した同プローブ先端クリーニング部材の断面図、図3はプローブの球面状の先端面がクリーニングされている様子を併せて示した同プローブ先端クリーニング部材の模式的拡大側面図、図4は同プローブ先端クリーニング部材の設計変形例を示す断面図、図5は同プローブ先端クリーニング部材の別の設計変形例を示す断面図、図6はプローブの先端面がクリーニングされている様子を併せて示した別の設計変形例のプローブ先端クリーニング部材の断面図、図7はプローブの球面状の先端面がクリーニングされている様子を併せて示した別の設計変形例のプローブ先端クリーニング部材の模式的拡大側面図、図8は本発明の実施の形態を説明するための図であって、プローブクリーニング装置の模式的構成図である。
【0019】
ここに掲げるプローブ先端クリーニング部材Aは、プローブ100の先端部分に付着した異物を除去するのに使用されるものであって、プローブ100の先端部分の異物を除去するための複数の研磨シート10と、研磨シート10を支持する複数の支柱20と、面上にプローブ100のピッチ間隔と同じピッチ間隔で支柱20が立設された基板30とを具備している。以下、各部を詳細に説明する。なお、プローブ100の先端面は球面状に形成されている( 図2及び図3参照) 。
【0020】
基板30としては、−60℃〜200℃の耐熱性を有するウエハ、ガラス、金属板、PETフィルム、ホリイミド等のプラスチックフィルム又はプラスチック板等を用いることができる。この基板30は、後述するプローバ又はホットチャック等のプローブクリーニング装置Bのステージ300に装着される。従って、基板30についてはプローブクリーニング装置Bのステージ300に応じて適宜選定すれば良く、形状もステージ300に合わせてカットすれば良い。
【0021】
支柱20は、クリーニング時にプローブ100の先端面から研磨シート10を通じて作用する押圧力により当該研磨シート10の少なくとも一部が傾斜するように弾性変形体が用いられており、基板30の面上にCVD、PVD、電鋳技術、スピンコート又はスクリーン技法等を使用して製作される。この支柱20は円柱状に形成されており、その表面上は水平に形成されている。このため、支柱20は外力が加わらない状態で研磨シート10を水平に支持することができる。
【0022】
また、支柱20の材料としては−60℃〜200℃の耐熱性を有し、且つプローブ100の硬度よりも低い硬度の材料が用いられている。具体的には、支柱20は、ビッカーズ硬さHv0〜500を有するばね鋼等の金属弾性変形体、ビッカーズ硬さHv0〜500を有するCVD、PVD又は電鋳によって成形された弾性変形体、デュロメータ硬さHDD0〜100を有するプラスチック弾性変形体、デュロメータ硬さHDD0〜100を有するシリコーン樹脂やウレタン樹脂等からなるゴム弾性変形体、又はビッカーズ硬さHv0〜500を有するこれらの弾性変形体の合成物を用いることができる。従って、支柱20についてはプローブ100の材質、硬度等に応じて適宜選定すれば良い。
【0023】
研磨シート10としては、支柱20の面上にCVD、PVD、電鋳技術、スピンコート又はスクリーン技法等を使用して製作されるシート部材又はCVD、PVD又は電鋳技術等により成膜される薄膜を用いることができる。この研磨シート10の厚さ寸法は、支柱20の動きを損なわず、且つプローブ100の先端面を通じて作用される押圧力により突き破られない程度の厚さ(0. 1 μm〜100μm) にする。具体的な値については、この程度の範囲内において、プローブ100の材質等に応じて適宜選定すれば良い。また、研磨シート10の材料としては−60℃〜200℃の耐熱性を有する材料を用いる。
【0024】
前記シート部材は、シリコンゴム、ウレタンゴム等のゴム弾性と粘着性とを有する樹脂を母材11に、プローブ100の先端面をクリーニングにするに適した研磨粒子12(図3参照)からなる微粉研磨剤を混入したものである。研磨粒子12としては、炭素やダイヤモンド等の炭素化合物、酸化錫等の金属酸化物、 シリカや炭化カルシウム等の酸化物、炭化珪素等の炭化物、窒化ホウ素等の窒化化合物を用いることができる。母材11及び研磨粒子12についてはプローブ100の材質、硬度等に応じて適宜選定すれば良い。なお、母材11に粘着性を有する樹脂を用いると、クリーニング時に除去された異物が研磨シート10に付着した状態で残るので、除去された異物がプローブ100の先端部分に再び付着することを防止することができる。
【0025】
このように構成されたプローブ先端クリーニング部材Aによる場合、プローブ100の先端面を研磨シート10に接触させると、図2に示すように、研磨シート10と通じて作用する押圧力により支柱20が湾曲させられたり収縮させられたりする( すなわち、弾性変形させられる) 。これに伴って研磨シート10の少なくとも一部が傾斜する。その結果、図3に示すように、プローブ100の先端面が研磨シート10の面上を傾斜方向に滑り、この過程でプローブ100の先端部分に付着した異物が研磨シート10研磨されて除去される。このとき、プローブ100の先端面と研磨シート10との接触面はプローブ100の先端面の形状に沿って移動する。このため、従来例のごとく研磨層の面に応じてプローブ100の先端部分が研磨され、当該プローブ100の先端部分の形状が変形することが殆どなくなる。しかも、研磨シート10、支柱20及び基板30には、耐熱性を有する材料が用いられている。このため、純水やアルコール( エタノール) を用いて洗浄したり、粘着ロールを用いてロールがけをすることによりクリーニング時に研磨シート10の表面などに付着した異物やゴミ等を除去することができる。すなわち、プローブ先端クリーニング部材A自体をクリーニングすることができるので、プローブ先端クリーニング部材Aを再利用することができ、その結果、低コスト化を図ることができる。
【0026】
なお、研磨シート10については、図4( a) に示すように、支柱20の面上からはみ出していても良いし、図4( b) に示すように、各研磨シート10を一体的に設けても良い。
【0027】
支柱20については、図5に示すように、この支柱20に代えて複数の研磨シート10を支持する支持部40を備えるようにすることができる。
【0028】
支持部40は、クリーニング時にプローブの先端面から研磨シート10を通じて作用する押圧力により当該研磨シート10の少なくとも一部が傾斜するように弾性変形体が用いられており、基板30の面上にCVD、PVD、電鋳技術、スピンコート又はスクリーン技法等を使用して製作される。なお、支持部40は、支柱20のように円柱上に製作する必要がないことから製作工程が少なくてすむ。
【0029】
支持部40の材料としては−60℃〜200℃の耐熱性を有し、且つプローブ100の硬度よりも低い硬度の材料を用いる。具体的には、支持部40は、JIS硬度A0〜100°のシリコーン樹脂又はウレタン樹脂からなるゴム弾性変形体を用いることができる。この支持部についてはプローブ100の材質、硬度等に応じて適宜選定すれば良い。
【0030】
支持部40の面上は水平に形成されており、外力が加わらない状態で研磨シート10を水平に支持するようになっている。また、支持部40の面上には、研磨シート10がプローブ100のピッチ間隔と同じピッチ間隔で配置されている。
【0031】
このように支柱20の代わりに支持部40を備えるようにした場合、プローブ100の先端面を研磨シート10に接触させると、図6に示すように、研磨シート10と通じて作用する押圧力により支持部40が収縮させられる( すなわち、弾性変形させられる) 。これに伴って研磨シート10の少なくとも一部が傾斜する。その結果、図7に示すように、プローブ100の先端面が研磨シート10の面上を傾斜方向に滑り、この過程でプローブ100の先端部分に付着した異物が除去される。このとき、プローブ100の先端面と、研磨シート10との接触面はプローブ100の先端面の形状に沿って移動する。このため、従来例のごとく研磨層の面に応じてプローブ100の先端部分が研磨され、当該プローブ100の先端部分の形状が変形することが殆どなくなる。また、支持部40も耐熱性を有する材料が用いられているので、洗浄やロールがけによりプローブ先端クリーニング部材A自体をクリーニングすることができる。
【0032】
支柱20及び支持部40については、プローブ100の硬度よりも硬度の低い材料が用いられている。このため、プローブ100の先端部分が傾斜した研磨シート10から外れ、支柱40又は支持部40に接触したとしてもプローブ100の先端部分が破損しないようになっている。
【0033】
研磨シート10の研磨粒子11については、プローブ100の材料の硬さに適した硬さを有する材料を選定すれば、先端面が球面状のプローブ100だけでなく、先端面が平らなプローブにも使用することが可能になる。
【0034】
プロープ110のクリーニングについては上述したプローブ先端クリーニング部材Aを使用して手作業で行っても良いが、実際には図8に示すようなプローブクリーニング装置Bを用いてプローブ100のクリーニングを自動的に行うのが一般的である。
【0035】
プローブクリーニング装置Bは、プローブカード200に取り付けられたプローブ100の先端部分に付着した異物を除去する装置であって、面上にプローブ先端クリーニング部材Aがセットされるステージ300と、ステージ300をプローブカード200に対して相対的に移動させる駆動手段( 図示せず) と、プローブ100の先端部分とプローブ先端クリーニング部材Aとの両方を撮影するカメラ400と、カメラ400で撮影した画面の画像認識を行いつつ、前記駆動手段を制御する制御部500とを具備している。制御部500は具体的にはマイクロコンピュータ等である。
【0036】
なお、プローブクリーニング装置Bは、プローブカード200を用いて半導体チップ等の電気的緒特性を測定する測定装置( フルオートプローバ) そのものであり、同測定装置の制御部に若干の設計変更を加えたものを制御部500として表している。
【0037】
カメラ400は、プローブ100の先端部分とプローブ先端クリーニング部材Aとの両方を撮影し得る位置に設置されたCCDカメラであり、撮影した画像データを制御部500に送信する構成となっている。
【0038】
制御部500は、前記画像データを受信して画像認識を行い、この認識結果に基いて前記駆動手段を動作させてステージ300を相対的に移動させ、これによりプローブカード200の面上に取り付けられたプローブ100の先端面をプローブ先端クリーニング部材Aの研磨シート10に押圧させ、これにより支柱20又は支持部40を弾性変形させて研磨シート10の少なくとも一部を傾斜させ、この状態で、プローブ100の先端面が傾斜した研磨シート10の面上を傾斜方向に滑るように、前記駆動手段を動作させてステージ300を相対的に微細移動させる構成となっている。
【0039】
次に、以上のように構成されたプローブクリーニング装置Bによりプローブ100がクリーニングされる過程について説明する。
【0040】
まず、プローブ先端クリーニング部材Aをステージ300上に接着剤や両面テープを用いて接着する。その後、カメラ400を通じて画像認識を行いつつ、この認識結果に基いてプローブカード200に対してステージ300を相対的に移動させ、プローブカード200の面上に取り付けられたプローブ100の先端面をプローブ先端クリーニング部材Aの研磨シート10に接触させる。この際の押圧力により支柱20又は支持部40を弾性変形させて研磨10シートの少なくとも一部を傾斜させる。この状態で、プローブ100の先端面が傾斜した研磨シート10の面上を傾斜方向に滑るように、プローブカード200に対してステージ300を相対的に微細移動させる。これを繰り返すことによりプローブ100の先端面のクリーニングが完了する。
【0041】
このように構成されたプローブクリーニング装置Bを使用してプローブ100のクリーニングを行う場合、プローブ先端クリーニング部材Aの研磨シート10が支柱20又は支持部40により通常水平に支持されていることから、カメラ400により撮影することができる。しかも、プローブ先端クリーニング部材A自体をクリーニングすることができることから、プローブ100から除去した異物等が研磨シート10の面上に堆積することがない。従って、従来例のごとくカメラ400によりプローブ先端クリーニング部材Aの面上及びプローブ100の先端部分が撮影できず、自動クリーニングが停止することがなくなる。
【0042】
また、プローブクリーニング装Bについては、プローブ先端クリーニング部材Aが−60℃から200の耐熱性を有する材料で構成されているので、ホットチャック機能を付加することができる。
【0043】
なお、本発明に係るプローブ先端クリーニング部材は上記実施形態に限定されず、基板、研磨層、微粉研磨材の材質等については、上記と同様な機能を有する限りにおいて適宜設定変更することが可能である。また、本発明に係るプローブクリーニング装置は上記実施形態に限定されず、研磨シート10を水平に支持する支柱20又は支持部40を具備し、支柱20又は支持部40は、クリーニング時にプローブ100の先端面から研磨シート10を通じて作用する押圧力により当該研磨シート10の少なくとも一部が傾斜するように弾性変形体が用いられているものである限り、どのような設計変更をしてもかまわない。
【0044】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明に係る請求項1及び2のプローブ先端クリーニング部材による場合、クリーニング時のプローブの先端面から研磨シートを通じて作用する押圧力により支柱又は支持部が弾性変形させられ、これにより前記研磨シートの少なくとも一部が傾斜するようになっている。このため、プローブの先端面が研磨シートの面上を傾斜方向に滑り、この過程でプローブの先端部分に付着した異物が除去される。このとき、プローブの先端面と、研磨シートとの接触面はプローブの先端面の形状に沿って移動するので、従来例のごとく研磨層の面に応じてプローブの先端部分が研磨され、当該プローブの先端部分の形状が変形することが殆どなくなる。
【0045】
本発明に係る請求項3のプローブ先端クリーニング部材による場合、前記支柱及び支持部には、プローブの硬度よりも硬度の低い材料が用いられている。このため、プローブの先端部分が傾斜した研磨シートから外れ、前記支柱又は支持部に接触したとしてもプローブの先端部分が破損しない。
【0046】
本発明に係る請求項4のプローブ先端クリーニング部材による場合、前記研磨シート、支柱又は支持部及び基板は、−60℃〜200℃の耐熱性を有する材料で構成されているので、純水やアルコールによる洗浄したり、粘着ロールを使用してロールがけしたりすることによりクリーニング部材自体をクリーニングすることができる。すなわち、プローブ先端クリーニング部材を再利用することができるので、低コスト化を図る上でメリットがある。また、クリーニング部材自体をクリーニングすることにより当該クリーニング部材に付着したゴミ等を除去することができるので、クリーニング部材を自動クリーニングに使用する場合、自動クリーニング工程が途中で不用意に止まるようなことがなくなる。さらに、耐熱性を有していることから、ホットチャックに用いることも可能になる。
【0047】
本発明の請求項5に係るプローブ先端クリーニング部材による場合、前記研磨シートの厚さ寸法が0.1μm〜100μmとされている。このため、前記支柱又は支持部の弾性変形の動きを妨げない。
【0048】
本発明に係る請求項6のプローブクリーニング装置及び請求項7のプローブ先端クリーニング方法による場合、上記プローブ先端クリーニング部材を用いてプローブの先端部分をクリーニングするようになっているので、上記と同様のメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプローブ先端クリーニング部材の断面図である。
【図2】プローブの先端面がクリーニングされている様子を併せて示した同プローブ先端クリーニング部材の断面図である。
【図3】プローブの球面状の先端面がクリーニングされている様子を併せて示した同プローブ先端クリーニング部材の模式的拡大側面図である。
【図4】同プローブ先端クリーニング部材の設計変形例を示す断面図である。
【図5】同プローブ先端クリーニング部材の別の設計変形例を示す断面図である。
【図6】プローブの先端面がクリーニングされている様子を併せて示した別の設計変更例のプローブ先端クリーニング部材の断面図である。
【図7】プローブの球面状の先端面がクリーニングされている様子を併せて示した別の設計変更例のプローブ先端クリーニング部材の模式的拡大側面図である。
【図8】本発明の実施の形態を説明するための図であって、プローブクリーニング装置の模式的構成図である。
【符号の説明】
A プローブ先端クリーニング部材
10 研磨シート
20 支柱
30 基板
40 支持部
B プローブクリーニング装置
100 プローブ
200 プローブカード
300 ステージ
400 カメラ
500 制御部
Claims (7)
- プローブの先端部分に付着した異物を除去するのに使用されるプローブ先端クリーニング部材において、プローブの先端部分の異物を除去するための研磨シートと、研磨シートを水平に支持する支柱と、面上に支柱が立設された基板とを具備しており、前記支柱は、クリーニング時にプローブの先端面から研磨シートを通じて作用する押圧力により当該研磨シートの少なくとも一部が傾斜するように弾性変形体が用いられていることを特徴とするプローブ先端クリーニング部材。
- 請求項1記載のプローブ先端クリーニング部材において、前記支柱の代わりに面上の一部分に研磨シートが設けられ、当該研磨シートを水平に支持する支持部が備えられており、前記支持部は、クリーニング時にプローブの先端面から研磨シートを通じて作用する押圧力により当該研磨シートの少なくとも一部が傾斜するように弾性変形体が用いられていることを特徴とするプローブ先端クリーニング部材。
- 請求項1又は2記載のプローブ先端クリーニング部材において、前記支柱又は支持部には、プローブの先端部分が接触したとしても当該プローブの先端部分が破損しないようにプローブの硬度よりも低い硬度の材料が用いられていることを特徴するプローブ先端クリーニング部材。
- 請求項1、2又は3記載のプローブ先端クリーニング部材において、前記研磨シート、支柱又は支持部及び基板は、−60℃〜200℃の耐熱性を有する材料で構成されていることを特徴とするプローブ先端クリーニング部材。
- 請求項1、2、3又は4記載のプローブ先端クリーニング部材において、前記研磨シートの厚さ寸法は0.1μm〜100μmであることを特徴とするプローブ先端クリーニング部材。
- プローブカードに取り付けられたプローブの先端部分に付着した異物を除去するプローブクリーニング装置において、面上に請求項1、2、3、4又は5のプローブ先端クリーニング部材がセットされるステージと、このステージをプローブカードに対して相対的に移動させる駆動手段と、前記プローブの先端部分と前記プローブ先端クリーニング部材との両方を撮影するカメラと、このカメラで撮影した画面の画像認識を行いつつ、前記駆動手段を制御する制御部とを具備しており、前記制御部は、画像認識の結果に基いて前記駆動手段を動作させて前記ステージをプローブカードに対して相対的に移動させ、これによりプローブカードの面上に取り付けられたプローブの先端面を前記プローブ先端クリーニング部材の研磨シートに押圧させ、これにより前記支柱又は支持部を弾性変形させて前記研磨シートの少なくとも一部を傾斜させ、この状態で、プローブの先端面が傾斜した研磨シートの面上を傾斜方向に滑るように、前記駆動手段を動作させてステージを相対的に微細移動させる構成となっていることを特徴とするプローブクリーニング装置。
- 請求項6のプローブクリーニング装置を用いてプローブカードに取り付けられたプローブの先端部分に付着した異物を除去するプローブ先端クリーニング方法において、請求項1、2、3、4又は5のプローブ先端クリーニング部材をステージ上にセットし、前記カメラを通じて画像認識を行いつつ、この認識結果に基いてプローブカードに対して前記ステージを相対的に移動させ、これによりプローブカードの面上に取り付けられたプローブの先端面を前記プローブ先端クリーニング部材の研磨シートに押圧させ、この際の押圧力により前記支柱又は支持部を弾性変形させて前記研磨シートの少なくとも一部を傾斜させ、この状態で、プローブの先端面が傾斜した研磨シートの面上を傾斜方向に滑るように、プローブカードに対してステージを相対的に微細移動させるようにしたことを特徴とするプローブ先端クリーニング方法。
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