JP2004316092A - Hinge - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はヒンジに関し、特に、フリクッショントルクを発生させるヒンジに関する。
【0002】
【従来の技術】
ラップトップ型のパーソナルコンピュータにおいて、ディスプレイ本体とキーボード本体とを結合させるために使用されるヒンジは、キーボード本体に対して、ディスプレイ本体を所定の角度に開いた状態で使用することができるようにするため、単に開閉するだけでなく、フリクッショントルクが発生するようにされている(例えば、特許文献1又は2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−42271号公報
【0004】
【特許文献2】
特表2000−501149号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のヒンジでは、フリクッショントルクが一様に発生するようにされているため、例えば、ラップトップ型のパーソナルコンピュータやディスプレイ付属型のDVD(Digital Versatile Disc)プレーヤーのディスプレイ本体を開閉する一動作中のフリクショントルクに強弱をつけることはできなかった。
【0006】
特に、通常、動摩擦係数よりも静止摩擦係数の方が大きいことから、閉じたディスプレイ本体を開き始める際に最も力が必要となるため、スムーズな開閉動作が困難であると共に、ディスプレイ本体を開き始める際に力が入りすぎてヒンジに故障を生ずる原因となることもあった。
【0007】
そこで、本発明は、開閉する一動作中のフリクッショントルクに強弱をつけることができるヒンジを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、本発明は、長手方向の一端に第一の貫通孔が形成され、水平方向に中空部分を有するハウジングと、水平方向に開口する第二の貫通孔を有し、前記第一の貫通孔と前記第二の貫通孔が同心となるように、前記ハウジングの他端を水平方向から連結する支持部材と、前記第一の貫通孔と前記第二の貫通孔に挿入する軸部材と、前記軸部材の一端を前記支持部材に回動可能に結合する結合部材と、弾性部材よりなり、縦断面がC字状に形成され、内部に前記軸部材を挟み込んだ状態で前記中空部分に収納することで、前記軸部材との間でフリクッショントルクが発生するようにしたスプリングピンと、を備え、前記支持部材を第一の本体に固定し、前記軸部材の他端を第二の本体に固定することで、前記第一の本体と前記第二の本体とを回動自在に取り付けるヒンジであって、前記軸部材には、前記軸部材の軸線からの距離が他の円周面よりも短い切り欠き面を長手方向に延びるように形成することにより、前記スプリングピンの内周面に前記切り欠き面が対向する位置であって、前記スプリングピンの相対向している端部の何れか一方の側に前記切り欠き面が位置している場合には、前記フリクッショントルクが弱くなるようにされていることを特徴とするヒンジを提供する。
【0009】
弾性部材によりC字状に形成したスプリングピンの内部に軸部材を挟み込むことにより、軸部材との間でフリクッショントルクが発生するようにした場合には、このスプリングピンの相対向している端部付近が最も弾性変形が大きくなり、この端部付近において最も強いフリクッショントルクが発生するようになる。
【0010】
したがって、軸部材の軸線からの距離が他の円周面よりも短い切り欠き面が、スプリングピンの内周面に対向する位置であって、この端部側に位置する場合には、この端部付近におけるフリクッショントルクが相対的に弱められるため、この端部付近が切り欠き面以外の円周面に接触している場合と比べて、フリクッショントルク全体は弱いものとなる。
【0011】
なお、このように形成されている軸部材には、この軸部材の一端側において軸部材の軸線からその円周面までの距離が長くなるような段差を設けておき、スプリングピンがこの段差に引っかかるようにすることで、このスプリングピンが軸部材から外れてしまうことを防止することができるようになる。
【0012】
また、軸部材の外周面又はスプリングピン内周面の少なくとも何れか一方には、潤滑剤を溜めておくための溝を形成しておくことで、軸部材とスプリングピンとが摩耗してしまうことを防止することができる。
【0013】
軸部材と支持部材とを結合する結合部材は、軸部材の一端側に形成されている雄ネジに螺合するナットを有しており、支持部材とこのナットとの間にスプリングワッシャーを挟み込むことによって、軸部材と支持部材との間でフリクッショントルクを生じさせることができる。
【0014】
以上に記載されたヒンジによって、ラップトップ型パーソナルコンピュータのディスプレイ本体とキーボード本体とを回動自在に取り付けることができ、この場合には、ディスプレイ本体を閉じた状態の際に、スプリングピンの相対向している端部の何れか一方の側に切り欠き面が位置するようにすることで、ディスプレイ本体が閉じた状態からスムーズにこのディスプレイ本体を開くことができるようになる。
【0015】
また、以上に記載されたヒンジによって、ディスプレイ付属型DVDプレーヤーのディスプレイ本体とDVD本体とを回動自在に取り付けることもでき、この場合にも、ディスプレイ本体を閉じた状態の際に、スプリングピンの相対向している端部の何れか一方の側に切り欠き面が位置するようにすることで、ディスプレイ本体が閉じた状態からスムーズにこのディスプレイ本体を開くことができるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第一の実施形態に係るヒンジ100の分解斜視図である。
【0017】
本発明に係るヒンジ100は、軸部材101と、ハウジング102と、スプリングピン103と、支持部材104と、二つのスプリングワッシャー105と、結合部材としてのナット106と、により構成されている。
【0018】
軸部材101の一端101aには、雄ネジ108が形成されており、後述するナット106をネジ込むことができるようにされている。
【0019】
また、軸部材101の他端101bには、このヒンジ100によって回動自在に連結する対象物(例えば、ラップトップ型パーソナルコンピュータのディスプレイ本体等)に固定するための固定部109が設けられている。
【0020】
なお、本実施形態では、固定部109は、連結する対象物に嵌め込むことで固定するように構成しているが、この固定部109については連結する対象物に固定することができるものであればどのような構造のものであってもよく、例えば、図2に表されている軸部材201のように、固定部209を平板状に形成し、この平板状の固定部209にネジを螺合することができるネジ用貫通孔210を設けておくことにより、この軸部材201を固定する対象物にネジ止めすることも可能である。
【0021】
軸部材101には、その長さ方向に延びるように切り欠き面111が設けられている。
【0022】
切り欠き面111は、図3(図1のA−A’線における矢示方向からみた縦断面図。)に表されているように、軸部材101の軸線Bからの距離Cが他の円周面101cまでの距離Dよりも短くなるように形成されている。
【0023】
ここで、本実施形態では、軸線Bから円周面101cまでの距離Dが2.3mmであるのに対して、軸線Bから切り欠き面111までの距離Cの最小値(即ち、軸線Bから切り欠き面111におろした垂線の長さ)が、2.15mm以上2.25mm以下となるように、構成しているが、これに限定されるわけではない。
【0024】
ハウジング102の長手方向の一端102aには、軸部材101を挿入するための第一の貫通孔112が形成されており、他端102bには、後述する支持部材104に連結するための嵌合用凸部113が形成されている。
【0025】
また、図4(ハウジング102の他端102b側から見た側面図。)に表されているように、ハウジング102の内部には、水平方向に中空部分114が形成されている。
【0026】
この中空部分114については、軸部材101及び後述するスプリングピン103とを収納することができる大きさ・形状に形成されており、スプリングピン103がハウジング102の内部で動かないように、スプリングピン103とハウジング102の内周面102cとは接着剤等の適当な手段で固定されている。
【0027】
スプリングピン103は、バネ鋼により形成されており、縦断面がC字状に形成されており、内部に軸部材101を挟み込むことができるようにされている。
【0028】
スプリングピン103の内周面103cは、一部が欠けた円柱状に形成されており、その半径Eは、軸部材101の軸線Bから円周面101cまでの距離Dよりもわずかに短くなるように形成されているため(本実施形態では、半径Eは、2.1mmに形成されている。)、スプリングピン103の内部に軸部材101を挟み込む際には、スプリングピン103の相対向する端部103a、103bの間の間隔Fを広げることにより、軸部材101をスプリングピン103の内部に挟み込むことができるようにされている。
【0029】
したがって、スプリングピン103は軸部材101を挟み込むことができ、軸部材101をその軸線Bを中心として回動させた際には、スプリングピン103の内周面103cと軸部材101の円周面101cとの間でフリクッショントルクが発生することとなるが、弾性変形が大きい端部103a、103b付近において最も強いフリクッショントルクが発生するようになる。
【0030】
なお、スプリングピン103の内周面103cには、軸部材101の円周面101cとの間で適度なフリクッショントルクが発生するように、樹脂等の摩擦部材を取り付けることも可能である。
【0031】
なお、本実施形態においては、相対向する端部103a、103bの間の間隔Fは、スプリングピン103の内周面側の間隔F1が2mm、外周面側の間隔F2が3mmに形成されているが、これに限られるわけではなく、この端部103a、103bにおいて最も強いフリクッショントルクが発生するような間隔であればどのような間隔であってもよい。
【0032】
支持部材104は、このヒンジ100によって回動自在に取り付ける対象物に固定する基台部104aとこの基台部104aから垂直に延びる側壁部104bにより形成されており、側壁部104bには、軸部材101を挿入するための第二の貫通孔116が形成されている。
【0033】
第二の貫通孔116は、軸部材101を挿入することができる大きさ・形状に形成されており、水平方向から軸部材101を挿入するため、水平方向に開口している。
【0034】
なお、第二の貫通孔116は、ハウジング102を支持部材104に連結した際に、ハウジング102に設けられている第一の貫通孔112と同心となるように形成することで、これらの第一の貫通孔112と第二の貫通孔116とに軸部材101を挿入することができるようになる。
【0035】
また、支持部材104の側壁部104bには、水平方向からハウジング102を連結することができるように、嵌合用凹部117が形成されており、ハウジング102に形成されている嵌合用凸部113を水平方向からこの嵌合用凹部117に嵌め込むことで、ハウジング102は支持部材104に連結することができるようにされている。
【0036】
軸部材101は、支持部材104に形成されている第二の貫通孔116に挿入し、その一端に設けられている雄ネジ108にナット106を螺合させることにより、支持部材104に対して回動自在に結合される。
【0037】
なお、支持部材104とナット106との間には、バネ鋼からなるスプリングワッシャー105を介在させることにより、支持部材104と軸部材101との間でもフリクッショントルクを発生させるようにしている。
【0038】
なお、本実施形態では、スプリングワッシャー105を二つ使用しているが、この数については、どの程度のフリクッショントルクを発生させるかを考慮して適時選択することができる。
【0039】
以上のように構成される本実施形態に係るヒンジ100は、図6に表されているように組み立てられ使用される。
【0040】
即ち、図6に表されているように、軸部材101とハウジング102との間にスプリングピン103を介在させた状態で、ハウジング102の嵌合用凸部113を支持部材104の嵌合用凹部117に挿入することで、ハウジング102と支持部材104とが連結され、また、ハウジング102に設けられている第一の貫通孔112と支持部材104に設けられている第二の貫通孔116とに軸部材101が挿入されるようになる。
【0041】
そして、支持部材104から突出した軸部材101にスプリングワッシャー105を二つ挿入した後、ナット106を軸部材の一端101aに設けられている雄ネジ108に螺合させることにより、軸部材101と支持部材104とを回動自在に結合する。
【0042】
このようにして組み立てられたヒンジ100の軸部材101の他端101bに設けられている固定部109をラップトップ型コンピュータのディスプレイ本体120に嵌合等適切な手段で固定し、支持部材104の基台部104aをラップトップ型コンピュータのキーボード本体121に嵌合、接着、螺合その他適切な手段で固定することにより、ラップトップ型コンピュータのディスプレイ本体120とキーボード本体121とを回動自在に取り付けることができるようになる。
【0043】
ここで、ヒンジ100の軸部材101とスプリングピン103との間及び軸部材101と支持部材104との間には、フリクッショントルクが発生するようにされているため、キーボード本体121に対してディスプレイ本体120を所定の角度を保ったまま、静止させておくことができる。
【0044】
この点、上述のように、本実施形態に係るヒンジ100に使用されている軸部材101には、その長さ方向に延びるように切り欠き面111が形成されているため、この切り欠き面111が、軸部材101との間で最も強いフリクッショントルクを発生させるスプリングピン103の端部103a、103bの何れか一方の側にある場合には、この切り欠き面111により、端部103a、103b付近でのフリクッショントルクが弱められ、相対的に全体としてのフリクッショントルクが弱くなる。
【0045】
そして、軸部材101とスプリングピン103との位置関係と、ディスプレイ本体120とキーボード本体121との間の角度と、を(1)乃至(12)の12段階の相関図で表した図7に表されているように、スプリングピン103の一方の端部103a側に切り欠き面111が位置している(1)及び(2)の状態では、フリクッショントルクが相対的に弱くなっており、ディスプレイ本体120とキーボード本体121とを比較的楽な力で開くことができる。
【0046】
なお、図7に表されている角度は、ディスプレイ本体120とキーボード本体121との間の角度である。
【0047】
そして、(2)の角度を超えてディスプレイ本体120とキーボード本体121とを開いていくことで、スプリングピン103の一方の端部103a付近が軸部材101の円周面101cと接触するため、フリクッショントルクが強くなり、ディスプレイ本体120とキーボード本体121とを開く際に、強い力が必要となる。
【0048】
したがって、(3)乃至(11)までの間の角度で、ディスプレイ本体120とキーボード本体121とを安定して静止させることができるようになる。
【0049】
そして、(12)で表された角度までディスプレイ本体120とキーボード本体121とを開いた際には、切り欠き面111がスプリングピン103の他方の端部103b側に位置するため、再びフリクッショントルクが弱くなる。
【0050】
以上のような位置関係となるように、軸部材101とスプリングピン103とを配置することで、ディスプレイ本体120とキーボード本体121とが閉じた状態からこれらを開く際には、相対的に弱い力で、これらが開いた状態の際には、相対的に強い力でフリクッショントルクが働くようにすることができるようになる。
【0051】
なお、以上に記載した軸部材101に代えて、例えば、図8に表されている軸部材301のように、ラセン状の溝322や、図9に表されているリング状の溝422を形成しておくことにより、これらの溝322、422にグリス等の潤滑剤が保持されるようになり、軸部材301、401の円周面301c、401cとスプリングピン103の内周面103cとが摩耗してしまうことを防止することができる。
【0052】
なお、本実施形態では、ラップトップ型コンピュータのディスプレイ本体120とキーボード本体121とをヒンジ100で連結したが、例えば、このディスプレイ本体120の代わりにディスプレイ付属型DVDプレーヤーのディスプレイ本体、キーボード本体121の代わりにDVDプレーヤー本体を用いることで、ディスプレイ付属型DVDプレーヤーにこのヒンジ100を使用することができるようになる。
【0053】
また、図10に表されているスプリングピン203のように、内周面203aに潤滑油を保持することができる溝223を設けることによっても、軸部材101円周面101cとスプリングピン203の内周面203cとが摩耗してしまうことを防止することができる。
【0054】
図11は、本発明の第二の実施形態に係るヒンジ200の分解斜視図である。
【0055】
本実施形態に係るヒンジ200では、軸部材501以外は、第一の実施形態に係るヒンジ100と同様の構成を有しているため、以下、軸部材501に関してのみ説明する。
【0056】
本実施形態に係るヒンジ500に用いられている軸部材501は、一端501a側において、軸部材501の軸線からの距離が長くなる段差部524が設けられている。
【0057】
このような段差部524を設けておくことにより、図12に表されているように、段差部524にスプリングピン103の長さ方向の一端103dが引っかかることにより、このスプリングピン103が軸部材501から外れてしまうことを防止することができる。
【0058】
なお、この段差部524の大きさについては、スプリングピン103が軸部材501から外れてしまうことを防止することができる範囲で適時選択することができる設計事項である。
【0059】
もっとも、段差部524の大きさについては、第一の貫通孔112及び第二の貫通孔116を貫通することができる大きさとする必要がある。
【0060】
【発明の効果】
以上のように本発明を構成したので、開閉する一動作中のフリクッショントルクに強弱をつけることができるヒンジを提供することができる。
【0061】
このことにより、ラップトップ型コンピュータやディスプレイ付属型DVDプレーヤーにこのヒンジを使用する場合において、ディスプレイ本体を閉じた状態の際にフリクッショントルクが弱く働くようにすることで、このディスプレイ本体をスムーズに開くことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態に係るヒンジ100の分解斜視図。
【図2】軸部材201の上方斜視図。
【図3】図1のA−A’線における矢示方向から見た縦断面図。
【図4】ハウジング102の側面図。
【図5】スプリングピン103の側面図。
【図6】ヒンジ100の使用例を表す縦断面図。
【図7】軸部材101とスプリングピン103との位置関係と、ディスプレイ本体120とキーボード本体121との間の角度と、の相関関係を表す概念図。
【図8】軸部材301の正面図。
【図9】軸部材401の正面図。
【図10】スプリングピン203の上方斜視図。
【図11】第二の実施形態に係るヒンジ500の分解斜視図。
【図12】軸部材501とスプリングピン103の正面図。
【符号の説明】
100、500 ヒンジ
101、201、301、401、501 軸部材
102 ハウジング
103、203 スプリングピン
104 支持部材
105 スプリングワッシャー
106 ナット
108 雄ネジ
109 固定部
111 切り欠き面
112 第一の貫通孔
116 第二の貫通孔
120 ディスプレイ本体
121 キーボード本体
322、422 溝
223 溝
524 段差部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a hinge, and more particularly, to a hinge that generates a free cushion torque.
[0002]
[Prior art]
In a laptop personal computer, a hinge used to couple the display body and the keyboard body allows the display body to be used with the display body opened at a predetermined angle with respect to the keyboard body. Therefore, not only opening and closing, but also a free cushion torque is generated (for example, see
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-9-42271
[Patent Document 2]
Japanese Unexamined Patent Publication No. 2000-501149
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional hinge, since the free cushion torque is generated uniformly, for example, the display body of a laptop personal computer or a DVD (Digital Versatile Disc) player attached to a display is opened and closed. The friction torque during operation could not be varied.
[0006]
In particular, since the coefficient of static friction is usually larger than the coefficient of kinetic friction, the most force is required when starting to open a closed display body, so it is difficult to smoothly open and close the display body and start opening the display body. In some cases, too much force was applied, which could cause a failure of the hinge.
[0007]
Then, an object of the present invention is to provide a hinge which can give strength to a free cushion torque in one operation of opening and closing.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention has a first through-hole formed at one end in the longitudinal direction, a housing having a hollow portion in the horizontal direction, and a second through-hole that opens in the horizontal direction, A support member for connecting the other end of the housing from a horizontal direction, and the first through hole and the second through hole are inserted into the first and second through holes such that the first and second through holes are concentric. A shaft member, a coupling member that rotatably couples one end of the shaft member to the support member, and an elastic member, a vertical cross section of which is formed in a C-shape, and the shaft member is sandwiched therein. A spring pin configured to generate a free cushion torque with the shaft member by being housed in the hollow portion, wherein the support member is fixed to the first main body, and the other end of the shaft member is fixed to the first body. By fixing to the second body, the first body and A hinge for rotatably attaching the second body to the shaft member, wherein the shaft member extends in a longitudinal direction through a cutout surface having a distance from the axis of the shaft member shorter than other circumferential surfaces. By forming, the notch surface is located at a position where the notch surface is opposed to the inner peripheral surface of the spring pin, and the notch surface is located at one of the opposing ends of the spring pin. In such a case, the hinge is characterized in that the free cushion torque is weakened.
[0009]
When a free cushion torque is generated between the shaft member and the shaft member by sandwiching the shaft member inside a C-shaped spring pin formed by an elastic member, the opposite ends of the spring pin are opposed to each other. The elastic deformation is greatest near the portion, and the strongest free cushion torque is generated near this end.
[0010]
Therefore, when the notch surface whose distance from the axis of the shaft member is shorter than the other circumferential surface is the position facing the inner circumferential surface of the spring pin and is located on this end side, this end Since the free cushion torque in the vicinity of the portion is relatively weakened, the entire free cushion torque is weaker than when the end portion is in contact with a circumferential surface other than the notched surface.
[0011]
The shaft member thus formed is provided with a step at one end of the shaft member so that the distance from the axis of the shaft member to the circumferential surface thereof is long, and the spring pin is provided at the step. By being hooked, the spring pin can be prevented from coming off the shaft member.
[0012]
Also, by forming a groove for storing lubricant on at least one of the outer peripheral surface of the shaft member and the inner peripheral surface of the spring pin, the shaft member and the spring pin are prevented from being worn. Can be prevented.
[0013]
The coupling member that couples the shaft member and the support member has a nut that is screwed into a male screw formed on one end side of the shaft member, and a spring washer is sandwiched between the support member and the nut. Thereby, a free cushion torque can be generated between the shaft member and the support member.
[0014]
With the hinge described above, the display main body and the keyboard main body of the laptop personal computer can be rotatably mounted. In this case, when the display main body is closed, the spring pins face each other. By arranging the cutout surface on either side of the end, the display body can be smoothly opened from the closed state.
[0015]
In addition, the hinge described above allows the display main body of the display-attached DVD player and the DVD main body to be rotatably attached. In this case as well, when the display main body is in the closed state, the spring pin is not used. By arranging the cutout surface on either side of the opposing ends, the display body can be opened smoothly from the closed state.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 is an exploded perspective view of a
[0017]
The
[0018]
A
[0019]
The
[0020]
In the present embodiment, the
[0021]
The
[0022]
As shown in FIG. 3 (a vertical cross-sectional view taken along the line AA ′ in FIG. 1), the
[0023]
Here, in the present embodiment, while the distance D from the axis B to the
[0024]
A first through-
[0025]
Further, as shown in FIG. 4 (a side view as viewed from the
[0026]
The
[0027]
The
[0028]
The inner
[0029]
Therefore, the
[0030]
Note that a friction member such as resin can be attached to the inner
[0031]
In this embodiment, the interval F between the opposing ends 103a and 103b is such that the interval F1 on the inner peripheral surface side of the
[0032]
The
[0033]
The second through-
[0034]
The second through-
[0035]
In addition, a
[0036]
The
[0037]
A
[0038]
In the present embodiment, two
[0039]
The
[0040]
That is, as shown in FIG. 6, with the
[0041]
Then, after inserting two
[0042]
The fixing
[0043]
Here, since a free cushion torque is generated between the
[0044]
In this regard, as described above, the
[0045]
FIG. 7 shows the positional relationship between the
[0046]
The angle shown in FIG. 7 is an angle between the display
[0047]
By opening the display
[0048]
Therefore, the display
[0049]
When the display
[0050]
By disposing the
[0051]
Note that, instead of the
[0052]
In the present embodiment, the display
[0053]
Also, by providing a
[0054]
FIG. 11 is an exploded perspective view of a hinge 200 according to the second embodiment of the present invention.
[0055]
Since the hinge 200 according to the present embodiment has the same configuration as the
[0056]
The
[0057]
By providing such a stepped
[0058]
The size of the
[0059]
However, the size of the
[0060]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, it is possible to provide a hinge capable of increasing or decreasing the free cushion torque during one operation of opening and closing.
[0061]
As a result, when the hinge is used for a laptop computer or a DVD player with a display, the free cushion torque acts weakly when the display is closed, so that the display can be smoothly moved. You can open it.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of a
FIG. 2 is an upper perspective view of a
FIG. 3 is a vertical cross-sectional view taken along the line AA 'in FIG. 1;
FIG. 4 is a side view of the
FIG. 5 is a side view of the
FIG. 6 is a longitudinal sectional view illustrating a usage example of the
FIG. 7 is a conceptual diagram showing a correlation between a positional relationship between a
FIG. 8 is a front view of the
FIG. 9 is a front view of the
FIG. 10 is an upper perspective view of a
FIG. 11 is an exploded perspective view of a
FIG. 12 is a front view of a
[Explanation of symbols]
100, 500
Claims (8)
水平方向に開口する第二の貫通孔を有し、前記第一の貫通孔と前記第二の貫通孔が同心となるように、前記ハウジングの他端を水平方向から連結する支持部材と、
前記第一の貫通孔と前記第二の貫通孔に挿入する軸部材と、
前記軸部材の一端を前記支持部材に回動可能に結合する結合部材と、
弾性部材よりなり、縦断面がC字状に形成され、内部に前記軸部材を挟み込んだ状態で前記中空部分に収納することで、前記軸部材との間でフリクッショントルクが発生するようにしたスプリングピンと、を備え、
前記支持部材を第一の本体に固定し、前記軸部材の他端を第二の本体に固定することで、前記第一の本体と前記第二の本体とを回動自在に取り付けるヒンジであって、
前記軸部材には、前記軸部材の軸線からの距離が他の円周面よりも短い切り欠き面を長手方向に延びるように形成することにより、前記スプリングピンの内周面に前記切り欠き面が対向する位置であって、前記スプリングピンの相対向している端部の何れか一方の側に前記切り欠き面が位置している場合には、前記フリクッショントルクが弱くなるようにされていることを特徴とするヒンジ。A housing having a first through hole formed at one end in the longitudinal direction and having a hollow portion in the horizontal direction,
A support member that has a second through hole that opens in the horizontal direction, and connects the other end of the housing from the horizontal direction so that the first through hole and the second through hole are concentric,
A shaft member inserted into the first through-hole and the second through-hole,
A coupling member that rotatably couples one end of the shaft member to the support member,
It is made of an elastic member, the longitudinal section is formed in a C-shape, and the shaft member is housed in the hollow portion while sandwiching the shaft member inside, so that a free cushion torque is generated between the shaft member and the shaft member. With a spring pin,
A hinge for fixing the first main body and the second main body to be rotatable by fixing the support member to a first main body and fixing the other end of the shaft member to a second main body. hand,
The notch surface is formed on the inner peripheral surface of the spring pin by forming a notch surface in which the distance from the axis of the shaft member is shorter than the other circumferential surface in the shaft member so as to extend in the longitudinal direction. Are opposed to each other, and when the cutout surface is located on either side of the opposed end of the spring pin, the free cushion torque is reduced. Hinge.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003107686A JP2004316092A (en) | 2003-04-11 | 2003-04-11 | Hinge |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003107686A JP2004316092A (en) | 2003-04-11 | 2003-04-11 | Hinge |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004316092A true JP2004316092A (en) | 2004-11-11 |
Family
ID=33469450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003107686A Pending JP2004316092A (en) | 2003-04-11 | 2003-04-11 | Hinge |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004316092A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009174716A (en) * | 2008-01-23 | 2009-08-06 | Shenzhen Futaihong Precision Industrial Co Ltd | Hinge structure and portable electronic device using this hinge structure |
KR101067893B1 (en) | 2009-08-03 | 2011-09-28 | 장종복 | Free hinge for opening and closing a door |
-
2003
- 2003-04-11 JP JP2003107686A patent/JP2004316092A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009174716A (en) * | 2008-01-23 | 2009-08-06 | Shenzhen Futaihong Precision Industrial Co Ltd | Hinge structure and portable electronic device using this hinge structure |
KR101067893B1 (en) | 2009-08-03 | 2011-09-28 | 장종복 | Free hinge for opening and closing a door |
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