JP2004315385A - Method for producing aromatic fluorine compound - Google Patents

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JP2004315385A
JP2004315385A JP2003108672A JP2003108672A JP2004315385A JP 2004315385 A JP2004315385 A JP 2004315385A JP 2003108672 A JP2003108672 A JP 2003108672A JP 2003108672 A JP2003108672 A JP 2003108672A JP 2004315385 A JP2004315385 A JP 2004315385A
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JP
Japan
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fluorinating agent
halogen
aromatic
fluorine compound
general formula
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JP2003108672A
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Inventor
Koitsu Hirota
幸逸 廣田
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To stably store a fluorinating agent over a long period, thereby solve problems due to solidification of the fluorinating agent and to further provide a method for producing an aromatic fluorine compound in high yield. <P>SOLUTION: The method for producing the corresponding aromatic fluorine compound is carried out according to a halogen exchange reaction of an aromatic halogen compound with the fluorinating agent in the presence of inorganic oxide powder such as silica fine particles. The fluorinating agent is preferably used as a mixture with the inorganic oxide powder. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は芳香族フッ素化合物の製造方法に関し、詳しくは芳香族ハロゲン化合物とフッ素化剤とのハロゲン交換反応により芳香族フッ素化合物を高収率で製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
芳香族ハロゲン化合物のハロゲン(フッ素)交換反応により芳香族フッ素化合物を製造することはよく知られている。例えば、芳香族ハロゲン化合物をベンゾニトリル中で190〜400℃の温度範囲で自然発生圧下にフッ素化剤とハロゲン交換反応をさせて対応する芳香族フッ素化合物を製造する(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
【特許文献1】特公昭62−24417号公報
【特許文献2】特公平3−13206号公報
【発明が解決しようとする課題】
フッ素化剤としては、通常、フッ化カリウムが用いられている。しかし、フッ化カリウムを大量に取り扱う場合、その保管が長期に及ぶと、フッ化カリウムが固化するという問題が生じる。フッ化カリウムが固化すると、これを反応器に仕込む際に、多大の労力を要する粉砕作業が必要となり、作業が繁雑となるだけではなく、仕込み時間が長時間に及ぶ結果、元来吸湿性の高いフッ化カリウムが吸湿し、目的物の収率が低下する。なお、固化したフッ化カリウムをそのままハロゲン交換反応に使用すると、フッ化カリウムと反応原料との接触効率が低下することによるものと考えられる収率の低下が起こる。
【0004】
かくして、本発明は、フッ素化剤を長期にわたって安定して保管し得るようにして、上記のようなフッ素化剤の固化による問題を解決し、さらには目的物である芳香族フッ素化合物を高収率で製造する方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らの研究によれば、フッ素化剤を無機酸化物粉体との混合物として取り扱うことにより、長期にわたり安定して保管し得ること、そしてハロゲン交換反応を無機酸化物粉体の存在下に行うことにより、目的物の芳香族フッ素化合物を高収率で製造できることがわかった。本発明は、このような知見に基づいて完成されたものである。
【0006】
すなわち、本発明は、一般式(1):
【0007】
【化6】

Figure 2004315385
【0008】
(式中、Aはハロゲン原子を示し、−Xは−CN、−NO、−COFまたは−COClを示し、aはXの置換数を示し、0、1または2であり、bはAの置換数を示し、1〜6の整数(ただし、a+b≦6である。)である。)、または一般式(2):
【0009】
【化7】
Figure 2004315385
【0010】
(式中、Bはハロゲン原子を示し、−Z−は−O−または
【0011】
【化8】
Figure 2004315385
【0012】
(式中、Rは水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、またはアリール基である。)を示し、dはBの置換基を示し、1〜4の整数である。)で表される芳香族ハロゲン化合物とフッ素化剤とのハロゲン交換反応により、一般式(3):
【0013】
【化9】
Figure 2004315385
【0014】
(式中、Fはフッ素原子を示し、−X、aおよびbは一般式(1)における定義と同じである。)、または一般式(4):
【0015】
【化10】
Figure 2004315385
【0016】
(式中、Fはフッ素原子を示し、−Z−およびdは一般式(2)における定義と同じである。)で表される芳香族フッ素化合物を製造するにあたり、該ハロゲン交換反応を無機酸化物粉体の存在下に行うことを特徴とする芳香族フッ素化合物の製造方法である。
【0017】
【発明の実施の形態】
一般式(1)および一般式(2)におけるハロゲン原子は、塩素、臭素またはヨウ素である。ハロゲン原子が複数ある場合、同一でも、あるいは異なったものであってもよい。
【0018】
一般式(1)または一般式(2)で表される芳香族ハロゲン化合物としては、モノクロルベンゼン、モノブロムベンゼン、モノヨードベンゼン、ジクロルベンゼン、ジブロモベンゼン、ジヨードベンゼン、トリクロルベンゼン、トリブロムベンゼン、トリヨードベンゼン、テトラクロルベンゼン、テトラブロムベンゼン、ペンタクロルベンゼン、ペンタブロムベンゼン、ヘキサクロルベンゼン、ヘキサブロムベンゼン、2,6−ジクロロベンゾニトリル、2,4,6−トリクロロベンゾニトリル、ペンタクロロベンゾニトリル、3,4,5,6−テトラクロロフタロニトリル、2,4,5,6−テトラクロロフタロニトリル、テトラクロロ無水フタル酸、テトラクロロ無水フタル酸ジクロライド、テトラクロロ無水フタル酸アミド、N−アルキルテトラクロロ無水フタル酸アミド(アルキル基:メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチルなど)、N−フェニルテトラクロロ無水フタル酸アミド、2,3,4−トリクロロニトロベンゼン、ペンタクロロニトロベンゼンなどを挙げることができる。なかでも、3,4,5,6−テトラクロロフタロニトリル、ペンタクロロベンゾニトリルおよび2,6−ジクロロベンゾニトリルが好ましい。
【0019】
一般式(3)または一般式(4)で表される芳香族フッ素化合物としては、モノフルオロベンゼン、ジフルオロベンゼン、トリフルオロベンゼン、テトラフルオロベンゼン、ペンタフルオロベンゼン、ヘキサフルオロベンゼン、2,6−ジフルオロベンゾニトリル、2,4,6−トリフルオロベンゾニトリル、ペンタフルオロベンゾニトリル、3,4,5,6−テトラフルオロフタロニトリル、2,4,5,6−テトラフルオロイソフタロニトリル、5−クロル−2,4,6−トリフルオロイソフタロニトリル、テトラフルオロ無水フタル酸、テトラフルオロ無水フタル酸ジフルオライド、テトラフルオロ無水フタル酸アミド、N−アルキルテトラフルオロ無水フタル酸アミド(アルキル基:メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチルなど)、N−フェニルテトラクロロ無水フタル酸アミド、2,3,4−トリフルオロニトロベンゼン、ペンタフルオロニトロベンゼンなどを挙げることができる。
【0020】
本発明の方法は、3,4,5,6−テトラクロロフタロニトリル、ペンタクロロベンゾニトリルおよび2,6−ジクロロベンゾニトリルから、それぞれ、3,4,5,6−テトラフルオロフタロニトリル、ペンタフルオロベンゾニトリルおよび2,6−ジフルオロベンゾニトリルを製造するのに好適に用いられる。
【0021】
芳香族ハロゲン化合物とフッ素化剤とのハロゲン交換反応により対応する芳香族フッ素化合物を製造する際の条件については特に制限はなく、ハロゲン交換反応を無機酸化物粉体の存在下に行う点を除けば、この種のハロゲン交換反応に一般に用いられている条件下に行うことができる。
【0022】
ハロゲン交換反応は、無溶媒でも、あるいは有機溶媒中で行ってもよい。反応の制御が容易であり、またフッ素化剤の溶解性が高いことから目的物を収率よく製造できるとの理由により、有機溶媒中、特に非プロトン性極性溶媒中で行うのが好ましい。
【0023】
非プロトン性極性溶媒としては、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン(TMSO)、N,N−ジメチルスルホキシド(DMF)、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、ジメチルスルホン(DMSO)、ベンゾニトリルなどを挙げることができる。なかでも、反応性および熱安定性の点で、ベンゾニトリルが好適に用いられる。
【0024】
非プロトン性極性溶媒の使用量については、非プロトン性極性溶媒100質量部に対し原料の芳香族ハロゲン化合物が5〜50質量部となる割合で用いるのが一般的である。
【0025】
フッ素化剤としては、芳香族ハロゲン化合物とのハロゲン交換反応に使用し得るものであればいずれでもよく、例えば、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化セシウムなどのアルカリ金属フッ化物;フッ化カルシウム、フッ化バリウムなどのアルカリ土類金属フッ化物;N−フルオロペンタクロロピリジニウム塩、テトラエチルアンモニウムフルオライド、テトラブチルアンモニウムフルオライドなどの有機塩基とフッ素との塩などを用いることができる。なかでも、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化セシウムなどのアルカリ金属フッ化物が好適に用いられる。
【0026】
フッ素化剤は、通常、スプレードライなどの方法により乾燥・粉体化して用いる。
【0027】
フッ素化剤の使用量については、フッ素原子により置換される、原料化合物の芳香族ハロゲン化合物に含まれるハロゲン原子に対し、フッ素原子が等モル以上とする必要があり、一般には、ハロゲン原子1個に対しフッ素原子が1〜1.5個となるようにフッ素化剤を使用する。
【0028】
本発明の無機酸化物粉体とは、ケイ素、アルミニウム、チタン、ジルコニウムなどの元素を含む酸化物の粉体を意味する。具体的には、例えば、シリカ;ゼオライト、ケイソウ土などのケイ素およびアルミニウムの酸化物の混合物;チタニア;ジルコニアを微粉砕したものを挙げることができる。なかでも、四塩化ケイ素を原料として高温で加水分解して得られるシリカが好ましくは、例えば、微粒子状シリカとして市販されているレオロシール(商品名、(株)トクヤマ製)、エアロジル(商品名:日本エアロジル(株)製)が好適に用いられる。
【0029】
無機酸化物粉体の粒度などについては、スプレードライなどの方法により乾燥・粉体化して得られるフッ素化剤の粉体と同程度のものとすればよい。通常、一次粒子径として、1nm〜100μmであり、好ましくは2nm〜70μm、更に好ましくは3nm〜50μmである。
【0030】
無機酸化物粉体は、フッ素化剤と予め混合し、混合物として反応器に仕込んでもよいし、またフッ素化剤と同時または別々にして反応器に仕込んでもよい。無機酸化物粉体をフッ素化剤との混合物として使用すると、この混合物を長期にわたり保管しても塊状化が効果的に抑制され、結果として目的物の芳香族フッ素化合物の収率が向上し、さらに仕込み作業が容易になる。このような理由により、無機酸化物粉体はフッ素化剤との混合物として使用するのが好ましい。
【0031】
無機酸化物粉体の使用量は、フッ素化剤に対し、通常、0.001〜5質量%であり、好ましくは0.005〜3質量%、より好ましくは0.01〜2質量%である。0.001質量%未満では、無機酸化物粉体の効果が得られず、また5質量%を超えて使用しても、それ以上の効果は得られず、かえってコストアップとなって経済的でない。
【0032】
ハロゲン交換反応の温度は、通常、150〜400℃であり、好ましくは180〜380℃、より好ましくは200〜360℃である。反応圧力は、上記温度範囲で常圧下に還流しながら行っても、あるいは自然発生圧力下で行ってもよい。さらには、窒素などにより圧力を高くして反応させてもよい。
【0033】
反応器については特に制限はなく、一般には、SUS316などの耐薬品性の素材を使用し、攪拌翼を配設した耐圧性反応器を用いてハロゲン交換反応を行う。
【0034】
反応時間は、通常、3〜30時間であり、好ましくは6〜25時間、より好ましくは8〜20時間である。
【0035】
【発明の効果】
ハロゲン交換反応を無機酸化物粉体の存在下に行うことにより、目的物の芳香族フッ素化合物を高収率で製造することができる。特に、フッ素化剤を無機酸化物粉体との混合物として使用すると、フッ素化剤を長期にわたり安定して保存することができ、また目的物の芳香族フッ素化合物の収率が向上する。
【0036】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
実施例1
スプレードライフッ化カリウムに微粒子状シリカ(商品名:レオロシール、(株)トクヤマ製)を加えて、微粒子状シリカ含量が0.5質量%のフッ化カリウム混合物を調製した。
【0037】
1LのSUS316製オートクレーブにベンゾニトリル300g、ペンタクロロベンゾニトリル90.0g(0.327キロモル)および上記フッ化カリウム混合物100g(1.713キロモル)を仕込んだ後、オートクレーブ内の空気を窒素で置換し、攪拌下、340℃で18時間反応を行った。なお、フッ化カリウム混合物は極めて流動性がよく、オートクレーブに短時間に仕込むことができた。
【0038】
反応終了後、反応液をガスクロマトグラフィー分析したところ、反応液中には目的物であるペンタフルオロベンゾニトリル57.0g(0.295モル、収率90.3モル%)と有効成分である3,5−ジクロロ−2,4,6−トリフルオロベンゾニトリル5.9g(0.026キロモル、収率8.0モル%)とが含まれていた。
比較例1
実施例1で用いたと同じフッ化カリウムを微粒子状シリカを加えることなくそのまま50日間放置したところ塊状化した。
【0039】
実施例1において、フッ化カリウム混合物の代わりに上記塊状化したフッ化カリウム100gをスパテラで粉砕して仕込んだ以外は実施例1と同様にして反応を行った。
【0040】
反応終了後、反応液をガスクロマトグラフィー分析したところ、反応液中には目的物であるペンタフルオロベンゾニトリル48.7g(0.252モル、収率77.2モル%)と有効成分である3,5−ジクロロ−2,4,6−トリフルオロベンゾニトリル13.3g(0.059キロモル、収率18モル%)とが含まれていた。
【0041】
実施例1と比較例1との比較により、無機酸化物粉体を含む粉体状のフッ素化剤の代わりに無機酸化物を含まず、塊状化したフッ素化剤を粉砕して使用すると、目的物の収率が低下することがわかる。
実施例2
実施例1において、微粒子状シリカ含量が0.5質量%のフッ化カリウム混合物の代わりに、微粒子状シリカ含量が1.0質量%のフッ化カリウム混合物を用いた以外は実施例1と同様の反応を行った。フッ化カリウム混合物は極めて流動性がよく、オートクレーブに短時間に仕込むことができた。
【0042】
反応終了後、反応液をガスクロマトグラフィー分析したところ、反応液中には目的物であるペンタフルオロベンゾニトリル58.6g(0.304モル、収率92.9モル%)と有効成分である3,5−ジクロロ−2,4,6−トリフルオロベンゾニトリル4.4g(0.02キロモル、収率6.0モル%)とが含まれていた。
実施例3
スプレードライフッ化カリウムに微粒子状シリカ(商品名:アエロジル、日本アエロジル(株)製)を加えて、微粒子状シリカ含量が0.3質量%のフッ化カリウム混合物を調製した。
【0043】
1LのSUS316製オートクレーブにベンゾニトリル300g、3,4,5,6−テトラクロロフタロニトリル109g(0.410キロモル)および上記フッ化カリウム混合物100g(1.716キロモル)を仕込んだ後、オートクレーブ内の空気を窒素で置換し、攪拌下、260℃で20時間反応を行った。なお、フッ化カリウム混合物は極めて流動性がよく、オートクレーブに短時間に仕込むことができた。
【0044】
反応終了後、反応液をガスクロマトグラフィー分析したところ、反応液中には目的物である3,4,5,6−テトラフルオロフタロニトリル73.2g(0.366モル、収率89.3モル%)と有効成分である3−クロロ−4,5,6−トリフルオロベンゾニトリル8.1g(0.037キロモル、収率9.1モル%)とが含まれていた。
実施例4
実施例3において、微粒子状シリカ含量が0.3質量%のフッ化カリウム混合物の代わりに、微粒子状シリカ含量が2.0質量%のフッ化カリウム混合物を用いた以外は実施例3と同様の反応を行った。フッ化カリウム混合物は極めて流動性がよく、オートクレーブに短時間に仕込むことができた。
【0045】
反応終了後、反応液をガスクロマトグラフィー分析したところ、反応液中には目的物である3,4,5,6−テトラフルオロフタロニトリル71.7g(0.358モル、収率87.4モル%)と有効成分である3−クロロ−4,5,6−トリフルオロベンゾニトリル9.05g(0.0418キロモル、収率10.2モル%)とが含まれていた。
実施例5
実施例3において、微粒子状シリカ含量が0.3質量%のフッ化カリウム混合物の代わりに、微粒子状シリカ含量が7.0質量%のフッ化カリウム混合物を用いた以外は実施例3と同様の反応を行った。
【0046】
反応終了後、反応液をガスクロマトグラフィー分析したところ、反応液中には目的物である3,4,5,6−テトラフルオロフタロニトリル62.2g(0.311モル、収率75.8モル%)と有効成分である3−クロロ−4,5,6−トリフルオロベンゾニトリル16.2g(0.075キロモル、収率18.3モル%)とが含まれていた。
【0047】
上記フッ化カリウム混合物の場合、実施例3のフッ化カリウム混合物に比べて、流動性は同程度であったが、過剰のシリカの存在に基づくものと考えられる収率の低下傾向が認められた。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing an aromatic fluorine compound, and more particularly to a method for producing an aromatic fluorine compound in a high yield by a halogen exchange reaction between an aromatic halogen compound and a fluorinating agent.
[0002]
[Prior art]
It is well known to produce an aromatic fluorine compound by a halogen (fluorine) exchange reaction of the aromatic halogen compound. For example, a corresponding aromatic fluorine compound is produced by subjecting an aromatic halogen compound to a halogen exchange reaction with a fluorinating agent in benzonitrile at a temperature range of 190 to 400 ° C. under a spontaneous pressure (for example, Patent Documents 1 and 2). reference).
[0003]
[Patent Document 1] Japanese Patent Publication No. Sho 62-24417 [Patent Document 2] Japanese Patent Publication No. Hei 3-13206 [Problems to be Solved by the Invention]
Usually, potassium fluoride is used as the fluorinating agent. However, when potassium fluoride is handled in large quantities, there is a problem that potassium fluoride solidifies when the storage is performed for a long time. When potassium fluoride is solidified, a large amount of labor is required when charging the potassium fluoride into the reactor, which not only complicates the work, but also results in a long charging time, and as a result, it is inherently hygroscopic. High potassium fluoride absorbs moisture, and the yield of the target product decreases. If the solidified potassium fluoride is used as it is in the halogen exchange reaction, a decrease in the yield, which is considered to be due to a decrease in the contact efficiency between the potassium fluoride and the reaction raw material, occurs.
[0004]
Thus, the present invention enables the fluorinating agent to be stably stored for a long period of time, solves the above-mentioned problems caused by the solidification of the fluorinating agent, and furthermore, provides a high yield of the target aromatic fluorine compound. The aim is to provide a method of manufacturing at a high rate.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
According to the study of the present inventors, by treating the fluorinating agent as a mixture with the inorganic oxide powder, it can be stably stored for a long time, and the halogen exchange reaction can be performed in the presence of the inorganic oxide powder. It was found that the target aromatic fluorine compound can be produced at a high yield. The present invention has been completed based on such findings.
[0006]
That is, the present invention provides a compound represented by the general formula (1):
[0007]
Embedded image
Figure 2004315385
[0008]
(Wherein, A represents a halogen atom, -X represents -CN, -NO 2 , -COF or -COCl, a represents the number of substitutions of X, 0, 1 or 2, and b represents The number of substitutions is an integer of 1 to 6 (where a + b ≦ 6) or the general formula (2):
[0009]
Embedded image
Figure 2004315385
[0010]
(Wherein B represents a halogen atom, -Z- represents -O- or
Embedded image
Figure 2004315385
[0012]
(Wherein, R is a hydrogen atom, an alkyl group having 1 to 6 carbon atoms, or an aryl group), and d is a substituent of B, and is an integer of 1 to 4. ) By a halogen exchange reaction between the aromatic halogen compound represented by the formula (3) and a fluorinating agent,
[0013]
Embedded image
Figure 2004315385
[0014]
(Wherein F represents a fluorine atom, and -X, a and b are the same as defined in the general formula (1)), or the general formula (4):
[0015]
Embedded image
Figure 2004315385
[0016]
(In the formula, F represents a fluorine atom, and -Z- and d are the same as defined in the general formula (2).) In producing the aromatic fluorine compound represented by the general formula (2), the halogen exchange reaction is carried out by inorganic oxidation. A method for producing an aromatic fluorine compound, which is carried out in the presence of a substance powder.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The halogen atom in the general formulas (1) and (2) is chlorine, bromine or iodine. When there are a plurality of halogen atoms, they may be the same or different.
[0018]
Examples of the aromatic halogen compound represented by the general formula (1) or (2) include monochlorobenzene, monobromobenzene, monoiodobenzene, dichlorobenzene, dibromobenzene, diiodobenzene, trichlorobenzene, and tribromobenzene. , Triiodobenzene, tetrachlorobenzene, tetrabromobenzene, pentachlorobenzene, pentabromobenzene, hexachlorobenzene, hexabromobenzene, 2,6-dichlorobenzonitrile, 2,4,6-trichlorobenzonitrile, pentachlorobenzo Nitrile, 3,4,5,6-tetrachlorophthalonitrile, 2,4,5,6-tetrachlorophthalonitrile, tetrachlorophthalic anhydride, tetrachlorophthalic anhydride dichloride, tetrachlorophthalic anhydride, N- Al Letetrachlorophthalic anhydride (alkyl group: methyl, ethyl, n-propyl, isopropyl, n-butyl, isobutyl, etc.), N-phenyltetrachlorophthalic anhydride, 2,3,4-trichloronitrobenzene, pentachloronitrobenzene, etc. Can be mentioned. Among them, 3,4,5,6-tetrachlorophthalonitrile, pentachlorobenzonitrile and 2,6-dichlorobenzonitrile are preferred.
[0019]
As the aromatic fluorine compound represented by the general formula (3) or (4), monofluorobenzene, difluorobenzene, trifluorobenzene, tetrafluorobenzene, pentafluorobenzene, hexafluorobenzene, 2,6-difluoro Benzonitrile, 2,4,6-trifluorobenzonitrile, pentafluorobenzonitrile, 3,4,5,6-tetrafluorophthalonitrile, 2,4,5,6-tetrafluoroisophthalonitrile, 5-chloro- 2,4,6-trifluoroisophthalonitrile, tetrafluorophthalic anhydride, tetrafluorophthalic anhydride difluoride, tetrafluorophthalic anhydride, N-alkyltetrafluorophthalic anhydride (alkyl groups: methyl, ethyl, n -Propyl, isopropyl, - butyl, etc. isobutyl), N- phenyl-tetrachlorophthalic anhydride amide, 2,3,4-trifluoro-nitrobenzene, and the like pentafluoro nitrobenzene.
[0020]
The process of the present invention comprises the steps of converting 3,4,5,6-tetrachlorophthalonitrile, pentachlorobenzonitrile and 2,6-dichlorobenzonitrile to 3,4,5,6-tetrafluorophthalonitrile, It is suitably used for producing benzonitrile and 2,6-difluorobenzonitrile.
[0021]
Conditions for producing the corresponding aromatic fluorine compound by the halogen exchange reaction between the aromatic halogen compound and the fluorinating agent are not particularly limited, except that the halogen exchange reaction is performed in the presence of the inorganic oxide powder. For example, the reaction can be carried out under conditions generally used for this type of halogen exchange reaction.
[0022]
The halogen exchange reaction may be performed without a solvent or in an organic solvent. The reaction is preferably carried out in an organic solvent, particularly in an aprotic polar solvent, because the reaction can be easily controlled and the desired product can be produced in good yield because of the high solubility of the fluorinating agent.
[0023]
Examples of the aprotic polar solvent include dimethyl sulfoxide (DMSO), sulfolane (TMSO 2 ), N, N-dimethyl sulfoxide (DMF), N-methyl-2-pyrrolidone (NMP), dimethyl sulfone (DMSO 2 ), benzonitrile And the like. Above all, benzonitrile is preferably used in terms of reactivity and thermal stability.
[0024]
The amount of the aprotic polar solvent to be used is generally such that the aromatic halogen compound as the raw material is used in an amount of 5 to 50 parts by mass with respect to 100 parts by mass of the aprotic polar solvent.
[0025]
Any fluorinating agent may be used as long as it can be used for a halogen exchange reaction with an aromatic halogen compound. For example, alkali metal fluorides such as sodium fluoride, potassium fluoride and cesium fluoride; calcium fluoride And alkaline earth metal fluorides such as barium fluoride; salts of fluorine with an organic base such as N-fluoropentachloropyridinium salt, tetraethylammonium fluoride, tetrabutylammonium fluoride, and the like. Among them, alkali metal fluorides such as sodium fluoride, potassium fluoride and cesium fluoride are preferably used.
[0026]
The fluorinating agent is usually used after being dried and powdered by a method such as spray drying.
[0027]
Regarding the use amount of the fluorinating agent, the fluorine atom needs to be equimolar or more with respect to the halogen atom contained in the aromatic halogen compound of the raw material compound, which is substituted by the fluorine atom. The fluorinating agent is used so that the number of fluorine atoms becomes 1 to 1.5.
[0028]
The inorganic oxide powder of the present invention means an oxide powder containing an element such as silicon, aluminum, titanium, and zirconium. Specific examples thereof include silica; a mixture of silicon and aluminum oxides such as zeolite and diatomaceous earth; titania; and finely pulverized zirconia. Of these, silica obtained by hydrolyzing silicon tetrachloride as a raw material at a high temperature is preferable, for example, Reolosil (trade name, manufactured by Tokuyama Corporation) and Aerosil (trade name: Japan), which are commercially available as finely divided silica Aerosil Co., Ltd.) is preferably used.
[0029]
The particle size of the inorganic oxide powder may be about the same as the powder of the fluorinating agent obtained by drying and pulverizing by a method such as spray drying. Usually, the primary particle diameter is 1 nm to 100 μm, preferably 2 nm to 70 μm, and more preferably 3 nm to 50 μm.
[0030]
The inorganic oxide powder may be preliminarily mixed with the fluorinating agent and charged into the reactor as a mixture, or may be charged into the reactor simultaneously or separately with the fluorinating agent. When the inorganic oxide powder is used as a mixture with the fluorinating agent, agglomeration is effectively suppressed even when the mixture is stored for a long period of time, and as a result, the yield of the target aromatic fluorine compound is improved, Further, the preparation work becomes easier. For this reason, the inorganic oxide powder is preferably used as a mixture with a fluorinating agent.
[0031]
The amount of the inorganic oxide powder to be used is generally 0.001 to 5% by mass, preferably 0.005 to 3% by mass, and more preferably 0.01 to 2% by mass, based on the fluorinating agent. . If the amount is less than 0.001% by mass, the effect of the inorganic oxide powder cannot be obtained, and if the amount exceeds 5% by mass, no further effect can be obtained, and the cost is increased, which is not economical. .
[0032]
The temperature of the halogen exchange reaction is usually from 150 to 400 ° C, preferably from 180 to 380 ° C, more preferably from 200 to 360 ° C. The reaction may be carried out under the above-mentioned temperature range while refluxing under normal pressure, or under a naturally occurring pressure. Further, the reaction may be carried out at an increased pressure with nitrogen or the like.
[0033]
There is no particular limitation on the reactor, and generally, a halogen exchange reaction is performed using a chemical-resistant material such as SUS316 and using a pressure-resistant reactor provided with a stirring blade.
[0034]
The reaction time is usually 3 to 30 hours, preferably 6 to 25 hours, more preferably 8 to 20 hours.
[0035]
【The invention's effect】
By performing the halogen exchange reaction in the presence of the inorganic oxide powder, the target aromatic fluorine compound can be produced in high yield. In particular, when the fluorinating agent is used as a mixture with the inorganic oxide powder, the fluorinating agent can be stably stored for a long time, and the yield of the target aromatic fluorine compound is improved.
[0036]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples.
Example 1
Fine particle silica (trade name: Leolosil, manufactured by Tokuyama Corporation) was added to the spray-dried potassium fluoride to prepare a potassium fluoride mixture having a fine particle silica content of 0.5% by mass.
[0037]
300 g of benzonitrile, 90.0 g (0.327 kmol) of pentachlorobenzonitrile and 100 g (1.713 kmol) of the above-mentioned potassium fluoride mixture were charged into a 1 L SUS316 autoclave, and the air in the autoclave was replaced with nitrogen. The reaction was carried out at 340 ° C. for 18 hours with stirring. The potassium fluoride mixture had extremely good fluidity and could be charged in an autoclave in a short time.
[0038]
After the completion of the reaction, the reaction solution was analyzed by gas chromatography. As a result, 57.0 g (0.295 mol, yield 90.3 mol%) of pentafluorobenzonitrile, which was the target substance, was found in the reaction solution, and the active ingredient 3 , 5-dichloro-2,4,6-trifluorobenzonitrile (5.9 g, 0.026 mmol, yield 8.0 mol%).
Comparative Example 1
When the same potassium fluoride used in Example 1 was left as it was for 50 days without adding the particulate silica, it was agglomerated.
[0039]
The reaction was carried out in the same manner as in Example 1, except that 100 g of the agglomerated potassium fluoride was ground and charged with a spatula instead of the potassium fluoride mixture.
[0040]
After the completion of the reaction, the reaction solution was analyzed by gas chromatography. As a result, 48.7 g (0.252 mol, yield: 77.2 mol%) of pentafluorobenzonitrile, which was the target substance, was found in the reaction solution, and the active ingredient 3 , 5-Dichloro-2,4,6-trifluorobenzonitrile (13.3 g, 0.059 mmol, 18 mol% yield).
[0041]
Comparison between Example 1 and Comparative Example 1 shows that the fluorinating agent containing no inorganic oxide instead of the powdery fluorinating agent containing the inorganic oxide powder was used after being pulverized and used. It can be seen that the yield of the product decreases.
Example 2
Example 1 is the same as Example 1 except that a potassium fluoride mixture having a particulate silica content of 1.0% by mass was used instead of the potassium fluoride mixture having a particulate silica content of 0.5% by mass. The reaction was performed. The potassium fluoride mixture was extremely fluid and could be charged in an autoclave in a short time.
[0042]
After completion of the reaction, the reaction solution was analyzed by gas chromatography. As a result, 58.6 g (0.304 mol, yield 92.9 mol%) of pentafluorobenzonitrile, which was the target substance, was found in the reaction solution, and the active ingredient 3 , 5-dichloro-2,4,6-trifluorobenzonitrile (4.4 g, 0.02 mmol, yield 6.0 mol%).
Example 3
Fine particle silica (trade name: Aerosil, manufactured by Nippon Aerosil Co., Ltd.) was added to spray-dried potassium fluoride to prepare a potassium fluoride mixture having a fine particle silica content of 0.3% by mass.
[0043]
300 g of benzonitrile, 109 g (0.410 kmol) of 3,4,5,6-tetrachlorophthalonitrile and 100 g (1.716 kmol) of the above-mentioned potassium fluoride mixture were charged into a 1 L SUS316 autoclave, and then charged in the autoclave. The air was replaced with nitrogen, and the reaction was carried out at 260 ° C. for 20 hours with stirring. The potassium fluoride mixture had extremely good fluidity and could be charged in an autoclave in a short time.
[0044]
After the completion of the reaction, the reaction solution was analyzed by gas chromatography. As a result, 73.2 g (0.366 mol, yield: 89.3 mol) of the target compound, 3,4,5,6-tetrafluorophthalonitrile, was found in the reaction solution. %) And 8.1 g (0.037 kmol, 9.1 mol%) of 3-chloro-4,5,6-trifluorobenzonitrile as an active ingredient.
Example 4
Example 3 is the same as Example 3 except that a potassium fluoride mixture having a particulate silica content of 2.0% by mass was used instead of the potassium fluoride mixture having a particulate silica content of 0.3% by mass. The reaction was performed. The potassium fluoride mixture was extremely fluid and could be charged in an autoclave in a short time.
[0045]
After completion of the reaction, the reaction solution was analyzed by gas chromatography. As a result, 71.7 g (0.358 mol, yield: 87.4 mol) of the target compound, 3,4,5,6-tetrafluorophthalonitrile, was found in the reaction solution. %) And 9.05 g (0.0418 kmol, 10.2 mol% yield) of 3-chloro-4,5,6-trifluorobenzonitrile as an active ingredient.
Example 5
Example 3 was the same as Example 3 except that a potassium fluoride mixture having a particulate silica content of 7.0% by mass was used instead of the potassium fluoride mixture having a particulate silica content of 0.3% by mass. The reaction was performed.
[0046]
After the completion of the reaction, the reaction solution was analyzed by gas chromatography. As a result, 62.2 g (0.311 mol, yield: 75.8 mol) of the target compound, 3,4,5,6-tetrafluorophthalonitrile, was found in the reaction solution. %) And the active ingredient, 3-chloro-4,5,6-trifluorobenzonitrile, 16.2 g (0.075 kmol, yield 18.3 mol%).
[0047]
In the case of the above-mentioned potassium fluoride mixture, the fluidity was comparable to that of the potassium fluoride mixture of Example 3, but a tendency of a decrease in the yield considered to be due to the presence of excess silica was observed. .

Claims (2)

一般式(1):
Figure 2004315385
(式中、Aはハロゲン原子を示し、−Xは−CN、−NO、−COFまたは−COClを示し、aはXの置換数を示し、0、1または2であり、bはAの置換数を示し、1〜6の整数(ただし、a+b≦6である。)である。)、または一般式(2):
Figure 2004315385
(式中、Bはハロゲン原子を示し、−Z−は−O−または
Figure 2004315385
(式中、Rは水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、またはアリール基である。)を示し、dはBの置換基を示し、1〜4の整数である。)で表される芳香族ハロゲン化合物とフッ素化剤とのハロゲン交換反応により、一般式(3):
Figure 2004315385
(式中、Fはフッ素原子を示し、−X、aおよびbは一般式(1)における定義と同じである。)、または一般式(4):
Figure 2004315385
(式中、Fはフッ素原子を示し、−Z−およびdは一般式(2)における定義と同じである。)で表される芳香族フッ素化合物を製造するにあたり、該ハロゲン交換反応を無機酸化物粉体の存在下に行うことを特徴とする芳香族フッ素化合物の製造方法。
General formula (1):
Figure 2004315385
(Wherein, A represents a halogen atom, -X represents -CN, -NO 2 , -COF or -COCl, a represents the number of substitutions of X, 0, 1 or 2, and b represents The number of substitutions is an integer of 1 to 6 (where a + b ≦ 6) or the general formula (2):
Figure 2004315385
(Wherein, B represents a halogen atom, -Z- represents -O- or
Figure 2004315385
(Wherein, R is a hydrogen atom, an alkyl group having 1 to 6 carbon atoms, or an aryl group), and d is a substituent of B, and is an integer of 1 to 4. ) By a halogen exchange reaction between the aromatic halogen compound represented by the formula (3) and a fluorinating agent,
Figure 2004315385
(Wherein F represents a fluorine atom, and -X, a and b are the same as defined in the general formula (1)), or the general formula (4):
Figure 2004315385
(In the formula, F represents a fluorine atom, and -Z- and d are the same as defined in the general formula (2).) In producing the aromatic fluorine compound represented by the general formula (2), the halogen exchange reaction is performed by inorganic oxidation. A method for producing an aromatic fluorine compound, which is carried out in the presence of a substance powder.
フッ素化剤を無機酸化物粉体との混合物として使用する請求項1に記載の芳香族フッ素化合物の製造方法。The method for producing an aromatic fluorine compound according to claim 1, wherein the fluorinating agent is used as a mixture with the inorganic oxide powder.
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