JP2004314283A - 立方体形状をした研摩用品 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、一枚一枚同じ形状で消耗寿命が長く、研摩斑が出ない研摩用品を提供する。
【解決手段】分散された複数の研摩グレインを有する底辺が多角形状した立方体のコンポジットを基材上に複数配置した研磨用品であって、各コンポジットが予め定められた配列で配置された研磨ユニットを、任意に角度の変化を付けた複数のユニットを配列して設けたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】分散された複数の研摩グレインを有する底辺が多角形状した立方体のコンポジットを基材上に複数配置した研磨用品であって、各コンポジットが予め定められた配列で配置された研磨ユニットを、任意に角度の変化を付けた複数のユニットを配列して設けたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的に紙鑢、布鑢とよばれるシート状の研摩材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、基材表面に研摩グレインを塗布した研摩材や、研摩グレインを有する立方体のコンポジットが規則的に配列されている研摩材があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これらには次のような欠点があった。
(イ)研摩グレインを塗布した研摩材は、使う前は表面に凹凸があり、研摩が可能だが、使用するにつれ早い段階で表面の研摩グレインが削れ、凹凸が無くなってしまい研摩性能が低下した。
(ロ)また、研摩グレインを塗布した研摩材は、表面が不規則な凹凸をしており、厳密に同じ形状をした研摩材を量産することができなかった。
(ハ)研摩グレインを有する立方体のコンポジットが規則的に配列されている研摩材は、立方体の側面の溝が一定方向に規則的に伸びており、その溝の方向に研摩すると、研摩材の山部分が接触する部分は研摩され、溝部分は接触しないので研摩されず、研摩斑ができてしまう。
本発明は、これらの欠点を除くためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
バインダーの中に研摩グレインを分散させて立方体コンポジットを作り、立方体コンポジットを規則的に配列させた研摩ユニットを設け、その研摩ユニットを基材上に複数個設ける。そしてその研摩ユニットを基材面と水平に回転させるようにコンポジットの方向を変化させ、立方体コンポジットの溝の角度を、隣接するユニットのコンポジット間にある溝の角度と異なるように連結して設ける。
【0005】
また、各ユニット内の立方体コンポジットの形を、ユニット毎に三角錐、四角錐、三角柱、四角柱等の形状の違う物、もしくは大きさの違う物で作り、それらのコンポジットを有するそれぞれのユニットを、図6のように最低二種類以上組み合わせて基材上に配列させて設ける。
本発明は、以上のような構成よりなる立方体形状をした研摩用品である。
【0006】
【発明の実施の形態】
ニッケルや銅の金属や、アクリル等の樹脂に、頂点に適宜な角度を持たせたダイヤモンドバイトを使って溝を掘り、金型母型を製作する。その際、ダイヤモンドバイトで金属等の表面を一方向に削っていくと底辺が長方形の三角柱金型が製作でき、縦横二方向削ると底辺が四角形の四角錐金型が製作できる。また、三方向削ると底辺が三角形の三角錐金型が製作できる。これらの母型に鍍金をして母型のコピー型を製作し、それらを任意の方向に回転させ連結し一枚の製造用金型を作る。そしてその製造用金型に研磨グレインを混ぜたバインダーを流し込み、基材を密着させ、バインダーが硬化したら製造用金型から基材を剥がすと、基材にユニット毎に異なる角度の研摩コンポジットが成形された研摩用品ができる。
【0007】
【実施例】
ニッケルや銅の金属にダイヤモンドバイト等を使って、図5のようにV字型の多数の溝を彫り、三角柱や三角錐、四角錐といった立方体が連続した凸型金型母型を切削し、この母型から電鋳複製にて凹型金型を作成し、それらの凹型金型を連結する際は全て同じ方向で連結をせず、意図的に方向を変えて連結する。または、同じ凹型金型だけではなく、立方体形状の異なる凹型金型や、立方体の角度の異なる物、大きさの異なる物を最低二種類以上組み合わせて連結し製造金型を製作する。また、それらの凹型金型を連結する際は、連結線を縦横そろった桝目状にせず、適宜ずらして連結させる。その製造金型に、滑石、石コウ、雲母、方解石、螢石、リン灰石、角閃石、正長石、溶解石炭、水晶、黄玉石、ざくろ石、溶融ジルコン、酸化アルミニューム、炭化ケイ素、炭化ホウ素、ダイヤモンド等の研摩グレインを分散させたUV硬化樹脂等の反応性硬化バインダーを流し込み、その上に洋紙や和紙、油脂その他で耐水処理を施した洋紙、布、樹脂フィルム等の基材を設置し、反応性バインダーを硬化させて基材と研摩コンポジットとを接合させて研摩シートを作成する。また、製造金型をロール状に丸め連続成形を可能にする事も考えられる。
【0008】
【発明の効果】
【発明の効果】
本発明の研摩用品は研摩層が立体構造になっているので、研摩しても凹凸が長時間持続され、消耗寿命が長い。また、製造された1枚1枚が同じ形状をしているため、それを使用して研摩した物はほとんど同じ仕上がりにすることが可能である。そして、一定方向だけに向かって研摩を繰り返しても研摩斑ができず、なおかつ研摩コンポジットの溝の斑も残らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の上面図である。
【図2】四角錐の研摩コンポジットを有するユニットの上面図である。
【図3】三角錐の研摩コンポジットを有するユニットの上面図である。
【図4】三角柱の研摩コンポジットを有するユニットの上面図である。
【図5】本発明の実施例を表す図である。
【図6】形状の異なる立方体のコンポジットを有する本発明の上面図である。
【図7】本発明の実施例を表す図である。
【図8】本発明の断面図である。
【符号の説明】
1 ダイヤモンドバイト
2 基材
3 バインダー
4 製造金型
5 研摩グレイン
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的に紙鑢、布鑢とよばれるシート状の研摩材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、基材表面に研摩グレインを塗布した研摩材や、研摩グレインを有する立方体のコンポジットが規則的に配列されている研摩材があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これらには次のような欠点があった。
(イ)研摩グレインを塗布した研摩材は、使う前は表面に凹凸があり、研摩が可能だが、使用するにつれ早い段階で表面の研摩グレインが削れ、凹凸が無くなってしまい研摩性能が低下した。
(ロ)また、研摩グレインを塗布した研摩材は、表面が不規則な凹凸をしており、厳密に同じ形状をした研摩材を量産することができなかった。
(ハ)研摩グレインを有する立方体のコンポジットが規則的に配列されている研摩材は、立方体の側面の溝が一定方向に規則的に伸びており、その溝の方向に研摩すると、研摩材の山部分が接触する部分は研摩され、溝部分は接触しないので研摩されず、研摩斑ができてしまう。
本発明は、これらの欠点を除くためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
バインダーの中に研摩グレインを分散させて立方体コンポジットを作り、立方体コンポジットを規則的に配列させた研摩ユニットを設け、その研摩ユニットを基材上に複数個設ける。そしてその研摩ユニットを基材面と水平に回転させるようにコンポジットの方向を変化させ、立方体コンポジットの溝の角度を、隣接するユニットのコンポジット間にある溝の角度と異なるように連結して設ける。
【0005】
また、各ユニット内の立方体コンポジットの形を、ユニット毎に三角錐、四角錐、三角柱、四角柱等の形状の違う物、もしくは大きさの違う物で作り、それらのコンポジットを有するそれぞれのユニットを、図6のように最低二種類以上組み合わせて基材上に配列させて設ける。
本発明は、以上のような構成よりなる立方体形状をした研摩用品である。
【0006】
【発明の実施の形態】
ニッケルや銅の金属や、アクリル等の樹脂に、頂点に適宜な角度を持たせたダイヤモンドバイトを使って溝を掘り、金型母型を製作する。その際、ダイヤモンドバイトで金属等の表面を一方向に削っていくと底辺が長方形の三角柱金型が製作でき、縦横二方向削ると底辺が四角形の四角錐金型が製作できる。また、三方向削ると底辺が三角形の三角錐金型が製作できる。これらの母型に鍍金をして母型のコピー型を製作し、それらを任意の方向に回転させ連結し一枚の製造用金型を作る。そしてその製造用金型に研磨グレインを混ぜたバインダーを流し込み、基材を密着させ、バインダーが硬化したら製造用金型から基材を剥がすと、基材にユニット毎に異なる角度の研摩コンポジットが成形された研摩用品ができる。
【0007】
【実施例】
ニッケルや銅の金属にダイヤモンドバイト等を使って、図5のようにV字型の多数の溝を彫り、三角柱や三角錐、四角錐といった立方体が連続した凸型金型母型を切削し、この母型から電鋳複製にて凹型金型を作成し、それらの凹型金型を連結する際は全て同じ方向で連結をせず、意図的に方向を変えて連結する。または、同じ凹型金型だけではなく、立方体形状の異なる凹型金型や、立方体の角度の異なる物、大きさの異なる物を最低二種類以上組み合わせて連結し製造金型を製作する。また、それらの凹型金型を連結する際は、連結線を縦横そろった桝目状にせず、適宜ずらして連結させる。その製造金型に、滑石、石コウ、雲母、方解石、螢石、リン灰石、角閃石、正長石、溶解石炭、水晶、黄玉石、ざくろ石、溶融ジルコン、酸化アルミニューム、炭化ケイ素、炭化ホウ素、ダイヤモンド等の研摩グレインを分散させたUV硬化樹脂等の反応性硬化バインダーを流し込み、その上に洋紙や和紙、油脂その他で耐水処理を施した洋紙、布、樹脂フィルム等の基材を設置し、反応性バインダーを硬化させて基材と研摩コンポジットとを接合させて研摩シートを作成する。また、製造金型をロール状に丸め連続成形を可能にする事も考えられる。
【0008】
【発明の効果】
【発明の効果】
本発明の研摩用品は研摩層が立体構造になっているので、研摩しても凹凸が長時間持続され、消耗寿命が長い。また、製造された1枚1枚が同じ形状をしているため、それを使用して研摩した物はほとんど同じ仕上がりにすることが可能である。そして、一定方向だけに向かって研摩を繰り返しても研摩斑ができず、なおかつ研摩コンポジットの溝の斑も残らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の上面図である。
【図2】四角錐の研摩コンポジットを有するユニットの上面図である。
【図3】三角錐の研摩コンポジットを有するユニットの上面図である。
【図4】三角柱の研摩コンポジットを有するユニットの上面図である。
【図5】本発明の実施例を表す図である。
【図6】形状の異なる立方体のコンポジットを有する本発明の上面図である。
【図7】本発明の実施例を表す図である。
【図8】本発明の断面図である。
【符号の説明】
1 ダイヤモンドバイト
2 基材
3 バインダー
4 製造金型
5 研摩グレイン
Claims (2)
- 分散された複数の研摩グレインを有する底辺が多角形状した立方体のコンポジットを基材上に複数配置した研磨用品であって、各コンポジットが予め定められた配列された研磨ユニットを、任意に角度の変化を付けた複数のユニットを配列した研摩用品。
- 前記研摩ユニットに配置された立方体のコンポジットが、ユニットごとに形状の異なる立方体のコンポジットである請求項1記載の用品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003142708A JP2004314283A (ja) | 2003-04-15 | 2003-04-15 | 立方体形状をした研摩用品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003142708A JP2004314283A (ja) | 2003-04-15 | 2003-04-15 | 立方体形状をした研摩用品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004314283A true JP2004314283A (ja) | 2004-11-11 |
Family
ID=33475079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003142708A Pending JP2004314283A (ja) | 2003-04-15 | 2003-04-15 | 立方体形状をした研摩用品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004314283A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015179335A1 (en) * | 2014-05-20 | 2015-11-26 | 3M Innovative Properties Company | Abrasive material with different sets of plurality of abrasive elements |
-
2003
- 2003-04-15 JP JP2003142708A patent/JP2004314283A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015179335A1 (en) * | 2014-05-20 | 2015-11-26 | 3M Innovative Properties Company | Abrasive material with different sets of plurality of abrasive elements |
KR20170009946A (ko) * | 2014-05-20 | 2017-01-25 | 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 | 복수의 연마 요소의 상이한 세트들을 갖는 연마 재료 |
CN106457526A (zh) * | 2014-05-20 | 2017-02-22 | 3M创新有限公司 | 具有不同组的多个研磨元件的磨料 |
US10183379B2 (en) | 2014-05-20 | 2019-01-22 | 3M Innovative Properties Company | Abrasive material with different sets of plurality of abrasive elements |
KR102292300B1 (ko) | 2014-05-20 | 2021-08-24 | 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 | 복수의 연마 요소의 상이한 세트들을 갖는 연마 재료 |
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