JP2004314033A - 電気による水質の浄化方法 - Google Patents
電気による水質の浄化方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004314033A JP2004314033A JP2003145522A JP2003145522A JP2004314033A JP 2004314033 A JP2004314033 A JP 2004314033A JP 2003145522 A JP2003145522 A JP 2003145522A JP 2003145522 A JP2003145522 A JP 2003145522A JP 2004314033 A JP2004314033 A JP 2004314033A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- water quality
- electrodes
- electricity
- reaction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/30—Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies
- Y02W10/37—Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies using solar energy
Landscapes
- Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Abstract
【課題】水は生物生命の根源である。従って、使った水は誰でも元の水に戻して返すのが原則である。然るにヒトは無責任極まる動物的行為から今日の地球的な環境破戒が起こり「ヒトの愚かさが証明」されたのである。従って、ヒトは大いなる反省として自然環の改善に全知全能を用いて「反省と改善」に努める責任がある。
【解決手段】地球人の全ての人が平和を愛し、自然を愛し、自然に生きる喜びを甘受するなら一人一人が地球に感謝して自然環境の改善に努めることが地球延命に貢献する所以である。
【選択図】 図1
【解決手段】地球人の全ての人が平和を愛し、自然を愛し、自然に生きる喜びを甘受するなら一人一人が地球に感謝して自然環境の改善に努めることが地球延命に貢献する所以である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
自然環境及び生活環境の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】
(1)背景
科学技術の発展に伴い大気汚染や酸性雨の悪化に加え食生活などの生活向上が自然環境や生活環境の破壊を招き入れ、これが地球的な環境破壊にも発展している中でヒトの生活に於いても重大な影響を及ぼしている昨今である。
【0003】
(2)従来技術の問題点
今日の技術で海洋や河川、湖沼、ダム等の水質浄化事業は全く不能に近く浄化事業をするための二次的な公害を排出する大きなエネルギーを必要とする現状にある。従って、対象療法的な技術で大きな期待は持てない状況である。即ち、量的制限以外にないと言われる所以である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上の実情に鑑み、本発明は「乾電池や太陽電池」などの電源を用いてアクアリウム水槽から池、プール、河川、湖沼、海洋に至る全ての水質の浄化を目的とした課題の解決に資するものである。
【0005】
【課題が解決するための手段】
(1)概念
以上の構想に基き電極から成る「電気力、磁化力、イオン化力」を用いて電気の刺激、分解、走電性、電磁化反応、イオン化反応に加えたバプリング反応を総合的に活用して難題とされる「水質の浄化」を全て自然力で最も合理的な手段で解決するものである。(図1)
【0006】
(2)概要
(1)電気エネルギーを用いて電気刺激作用、電気分解作用、走電性作用で水環境の改善を図る。
(2)磁石による電磁化反応作用、走磁性微生物の集中作用、水中酸素の活性化作用などの水質の改善を図る。
(3)金属と磁石によるイオン反応による凝集作用、金属反応による「リンや有機物」の沈降作用など水中の浄化を図る。
以上三ツの総合作用を主体とする「水質の浄化」の概要とする。
【0007】
水分子集団の細分化
通常の水(H2o)は単独でなく水分子集団(クラスター)を作りブドウの房のように繋り合っているが、水質が悪化する程クラスターの集団化が大きくなる。従って、クラスターの大、小が水質の一ツのバロメーターと言われている。従って、クラスターのミリオン化が一ツの水質改善のバロメーターである。
【0008】
走性と微生物
走性とは、自由な運動をする生物で外からの刺激に対して一定方向に運動することを言う。走電性とは、生物が電気刺激に対して電極に集中するのが正の走性で、反発して電極から遠ざかるのが負の走性である。
本発明で言う微生物とは、バクテリア、細菌、細胞等で肉眼で見えない生物をいう。
【0009】
金属のイオン化
貴なる金属と劣なる金属を接触させて水中に浸すとイオン化電池が出来る。(ガルバニー電池)
金属が電子を放出してイオンとなり溶液中に溶けこもうとする傾向、即ち、イオン化の大、小を金属について順番に並べた列をいう。1800年A、ボルタがこれに相当する系列を発見したのでボルタ列ともいう。
【0010】
エアーポンプ
エアーポンプとは、止水池や止水槽などで比較的に溶存酸素量の減少した池や酸素の新陳代謝のよくない対象水中に用いるポンプでAC,DCを電源にして水中にエヤーレイション及びバブリングによる推進力を目的とする。
【0011】
電極
対象水中に浸して使用する関係とイオン化反応や磁石と強磁性金属との影像磁化反応を考慮して、通常は銅、アルミニウム、ステンレス、鉄など平板、丸、角パイプ等を用いる。
【0012】
適用電源
太陽電池、乾電池、バッテリー、AC,DCの電気などて配線し、切替スイッチやダイオード、ボリーム等で装備する。(図3)
【0013】
用途
海洋、湖沼、河川、池、水槽、プール、排水溝、分解槽、アクアリウム、合併槽など。
【0014】
適用形態
対象水中に電極にセットした磁石とイオン化金属を結合又は結合しない両電極を水中に設置して磁化反応やイオン化反応に加えて磁石(セラミック)の遠赤外線の放射反応で水質の浄化を図る方法形態で対象水中に「浮かせたり、沈めたり、流したり」の方法に加えて速効的な手段として「ゼットスキーやモータボート」などに電極をセットして水面波(撹乱)揺動作用を惹起して水面張力の減少を図り、水中酸素の溶存力の増加を図る方法。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明は対象水中に両電極を設置して「電気的、磁化的、イオン化的」な総合エネルギーを用いた手段で水質の浄化を目的とした方法である。即ち、従来的な動力エネルギーを用いた浄化方法を改めた「二酸化炭素の排出」の半減を図り、経済的な負担と社会的な問題化を削減したものである。
本発明は、大半を自然エネルギーのみで賄い、且つ、水質の浄化作用の長期化と安定的な浄化目的を主因としたものである。従って、故障の心配事や施工の費用も維持費も全て低コストな方法である。
両電極に磁石とイオン化金属を結合セットして対象水中に浸すと電気的な刺激で走電性が働き、好気性や走磁性の微生物が陽電極サイドに集中する。又他方では、磁化反応やイオン化反応で対象水中の水環境の改善作用が起こる。即ち、磁石と水中酸素との反応やイオン化反応による凝集作用が働き「リンや有機物」などが時間と共に水底に沈降する。又他方では、磁化反応や電気刺激で水分子が細分化されてミリオン化するから水分子が包接していたコロイド状の汚物も沈降する。従って、水底に生息する微生物の分解作用が促進されるから水中の「COD,BOD,SS」も次第に改善されて水質の浄化が促進されるのである。
本発明が最も有効的な方法は「モータボート、ゼットスキー、ロボットブイ、ロボットボート」などのボテーや舟底などに両電極又は多電極をセットして対象水中の「撹乱と走行刺激」を用いる浄化法、即ち、対象水上層部の「表面張力」の減少を図り、空気中の酸素(ガス)の溶存力のアップを図り以て「対象水中の溶存酸素量の増加」による浄化方法であるが、水温の上昇と共に水環境中で最も難題とされる「アオコ(水の華)」の改善とその処理策に最も有効的であることが判った。即ち、アオコと言うプランクトンは、極度の酸素嫌いである。
従って、モータボート等に電極をセットして、対象水中の上層部を撹乱と走行刺激を加えると「アオコのストレス」が時間と共に極度に達し「浮体能力」が零に達する。従って、水底に沈み分解することが判った。これが本発明が求める一ツの浄化方法である。
【0016】
【実施例】
以下の実施例による発明実施の態様を説明するが、例示や実験は単なる説明用のもので発明思想の制限又は限定を意味するものではない。
【0017】
実施例
(1) プラスチックの水槽内に住吉公園池の汚水60リッターを入れて図1に示す電極を左側サイドに立てて通電(太陽電池6v)後約10時間で汚れ物質(有機物)は水底に沈降して汚水は完全に浄化された。
【0018】
実施例
(2) 約3トンの水量の池に「アオコ」の発生した汚水池に図2に示す電極体を水底に設置(2体)通電(乾電池6v)後5日目には浄化効果が現れる「アオコや汚れ物質」は水底に沈降され始め10日後には、完全に水質が浄化されて透明度のある水質になる。
【0019】
実施例
(3) 約550トンの防火用水槽の水底に図2に示す電極体6体を設置(通電なし)図5に示す電極浮体(太陽電池6v)6体を水面上に浮かせて通電し実施を試みた。設置後20日ごろより浄化効果が現れて約30日後には完全浄化が確認された。(水深85cmの水底が見える)アオコが水面より完全に消滅する。
【0020】
実施例
(4) 約1万トンの池に図6に示すモータボートの両サイドのボテーに両電極を設置(セット)して、太陽電池12vを通電後、延べ約10時間を要して水面上の波動作用による揺動作用(撹乱走行)を繰返したところ、水面上のアオコは半減以下に浄化された。
従って、今後の技術的な面や装着方法を改善することで短時間で処理できることも判ったが、今後の課題である。
【0021】
例示
本発明は生活用水から排水に至る水環境の改善を図り以て河川から海洋に及ぶというすこぶる広範な水環境の改善と浄化に係る方法である。
従って、その実施方法は多岐多用であるが、基本的には全て自然エネルギーのみで浄化作用を賄うという仕組みである。即ち、従来方式と異なり二次的な公害は全く「ゼロ」であることが本発明の特長である。
然も、従来方式と比べると経費も手間も低コストであり手段も方法もシンプルであるから故障やアクシデントも少なく効果はゆるやかで長期に亘る特長もあるから今後の自然環境の保全と改善に寄与するものである。
【0022】
【発明の効果】
本発明の実施は、二次的な公害を全く放出しない99%が自然エネルギーのみで賄う単純なシンプルシステムであるからマクロ的にはこれからの地球環境の改善の一環として大いに社会に貢献できる効果と期待が持てる発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】パイプを磁石に挿入して取り付けた状態を示す一部切欠斜視図
【図2】パイプの両側面に磁石を取り付けた状態を示す一部切欠斜視図
【図3】パイプの両側面に磁石、電源を取り付けた状態を示す斜視図
【図4】電極浮体を水面上に浮かせた状態を示す側面図
【図5】モータボートの両側面に磁石を取り付けた状態を示す側面図
【符号の説明】
1 電極体
2 磁石
3 アルミパイプ
4 取付け部材
5 ステンレス(タワシ)
6 電極浮体
7 浮体
8 太陽電池
9 カバー
10 多孔質材(ゼオライト)
11 電極(+)
12 電極(−)
13 プラスチック容器
14 ロープ
15 アンカー
16 モータボート
17 イオン化金属(アルミ)
18 鉄座金(イオン化金属)
19 ステンレス穴あきシート
20 電池BOX
【発明の属する技術分野】
自然環境及び生活環境の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】
(1)背景
科学技術の発展に伴い大気汚染や酸性雨の悪化に加え食生活などの生活向上が自然環境や生活環境の破壊を招き入れ、これが地球的な環境破壊にも発展している中でヒトの生活に於いても重大な影響を及ぼしている昨今である。
【0003】
(2)従来技術の問題点
今日の技術で海洋や河川、湖沼、ダム等の水質浄化事業は全く不能に近く浄化事業をするための二次的な公害を排出する大きなエネルギーを必要とする現状にある。従って、対象療法的な技術で大きな期待は持てない状況である。即ち、量的制限以外にないと言われる所以である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上の実情に鑑み、本発明は「乾電池や太陽電池」などの電源を用いてアクアリウム水槽から池、プール、河川、湖沼、海洋に至る全ての水質の浄化を目的とした課題の解決に資するものである。
【0005】
【課題が解決するための手段】
(1)概念
以上の構想に基き電極から成る「電気力、磁化力、イオン化力」を用いて電気の刺激、分解、走電性、電磁化反応、イオン化反応に加えたバプリング反応を総合的に活用して難題とされる「水質の浄化」を全て自然力で最も合理的な手段で解決するものである。(図1)
【0006】
(2)概要
(1)電気エネルギーを用いて電気刺激作用、電気分解作用、走電性作用で水環境の改善を図る。
(2)磁石による電磁化反応作用、走磁性微生物の集中作用、水中酸素の活性化作用などの水質の改善を図る。
(3)金属と磁石によるイオン反応による凝集作用、金属反応による「リンや有機物」の沈降作用など水中の浄化を図る。
以上三ツの総合作用を主体とする「水質の浄化」の概要とする。
【0007】
水分子集団の細分化
通常の水(H2o)は単独でなく水分子集団(クラスター)を作りブドウの房のように繋り合っているが、水質が悪化する程クラスターの集団化が大きくなる。従って、クラスターの大、小が水質の一ツのバロメーターと言われている。従って、クラスターのミリオン化が一ツの水質改善のバロメーターである。
【0008】
走性と微生物
走性とは、自由な運動をする生物で外からの刺激に対して一定方向に運動することを言う。走電性とは、生物が電気刺激に対して電極に集中するのが正の走性で、反発して電極から遠ざかるのが負の走性である。
本発明で言う微生物とは、バクテリア、細菌、細胞等で肉眼で見えない生物をいう。
【0009】
金属のイオン化
貴なる金属と劣なる金属を接触させて水中に浸すとイオン化電池が出来る。(ガルバニー電池)
金属が電子を放出してイオンとなり溶液中に溶けこもうとする傾向、即ち、イオン化の大、小を金属について順番に並べた列をいう。1800年A、ボルタがこれに相当する系列を発見したのでボルタ列ともいう。
【0010】
エアーポンプ
エアーポンプとは、止水池や止水槽などで比較的に溶存酸素量の減少した池や酸素の新陳代謝のよくない対象水中に用いるポンプでAC,DCを電源にして水中にエヤーレイション及びバブリングによる推進力を目的とする。
【0011】
電極
対象水中に浸して使用する関係とイオン化反応や磁石と強磁性金属との影像磁化反応を考慮して、通常は銅、アルミニウム、ステンレス、鉄など平板、丸、角パイプ等を用いる。
【0012】
適用電源
太陽電池、乾電池、バッテリー、AC,DCの電気などて配線し、切替スイッチやダイオード、ボリーム等で装備する。(図3)
【0013】
用途
海洋、湖沼、河川、池、水槽、プール、排水溝、分解槽、アクアリウム、合併槽など。
【0014】
適用形態
対象水中に電極にセットした磁石とイオン化金属を結合又は結合しない両電極を水中に設置して磁化反応やイオン化反応に加えて磁石(セラミック)の遠赤外線の放射反応で水質の浄化を図る方法形態で対象水中に「浮かせたり、沈めたり、流したり」の方法に加えて速効的な手段として「ゼットスキーやモータボート」などに電極をセットして水面波(撹乱)揺動作用を惹起して水面張力の減少を図り、水中酸素の溶存力の増加を図る方法。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明は対象水中に両電極を設置して「電気的、磁化的、イオン化的」な総合エネルギーを用いた手段で水質の浄化を目的とした方法である。即ち、従来的な動力エネルギーを用いた浄化方法を改めた「二酸化炭素の排出」の半減を図り、経済的な負担と社会的な問題化を削減したものである。
本発明は、大半を自然エネルギーのみで賄い、且つ、水質の浄化作用の長期化と安定的な浄化目的を主因としたものである。従って、故障の心配事や施工の費用も維持費も全て低コストな方法である。
両電極に磁石とイオン化金属を結合セットして対象水中に浸すと電気的な刺激で走電性が働き、好気性や走磁性の微生物が陽電極サイドに集中する。又他方では、磁化反応やイオン化反応で対象水中の水環境の改善作用が起こる。即ち、磁石と水中酸素との反応やイオン化反応による凝集作用が働き「リンや有機物」などが時間と共に水底に沈降する。又他方では、磁化反応や電気刺激で水分子が細分化されてミリオン化するから水分子が包接していたコロイド状の汚物も沈降する。従って、水底に生息する微生物の分解作用が促進されるから水中の「COD,BOD,SS」も次第に改善されて水質の浄化が促進されるのである。
本発明が最も有効的な方法は「モータボート、ゼットスキー、ロボットブイ、ロボットボート」などのボテーや舟底などに両電極又は多電極をセットして対象水中の「撹乱と走行刺激」を用いる浄化法、即ち、対象水上層部の「表面張力」の減少を図り、空気中の酸素(ガス)の溶存力のアップを図り以て「対象水中の溶存酸素量の増加」による浄化方法であるが、水温の上昇と共に水環境中で最も難題とされる「アオコ(水の華)」の改善とその処理策に最も有効的であることが判った。即ち、アオコと言うプランクトンは、極度の酸素嫌いである。
従って、モータボート等に電極をセットして、対象水中の上層部を撹乱と走行刺激を加えると「アオコのストレス」が時間と共に極度に達し「浮体能力」が零に達する。従って、水底に沈み分解することが判った。これが本発明が求める一ツの浄化方法である。
【0016】
【実施例】
以下の実施例による発明実施の態様を説明するが、例示や実験は単なる説明用のもので発明思想の制限又は限定を意味するものではない。
【0017】
実施例
(1) プラスチックの水槽内に住吉公園池の汚水60リッターを入れて図1に示す電極を左側サイドに立てて通電(太陽電池6v)後約10時間で汚れ物質(有機物)は水底に沈降して汚水は完全に浄化された。
【0018】
実施例
(2) 約3トンの水量の池に「アオコ」の発生した汚水池に図2に示す電極体を水底に設置(2体)通電(乾電池6v)後5日目には浄化効果が現れる「アオコや汚れ物質」は水底に沈降され始め10日後には、完全に水質が浄化されて透明度のある水質になる。
【0019】
実施例
(3) 約550トンの防火用水槽の水底に図2に示す電極体6体を設置(通電なし)図5に示す電極浮体(太陽電池6v)6体を水面上に浮かせて通電し実施を試みた。設置後20日ごろより浄化効果が現れて約30日後には完全浄化が確認された。(水深85cmの水底が見える)アオコが水面より完全に消滅する。
【0020】
実施例
(4) 約1万トンの池に図6に示すモータボートの両サイドのボテーに両電極を設置(セット)して、太陽電池12vを通電後、延べ約10時間を要して水面上の波動作用による揺動作用(撹乱走行)を繰返したところ、水面上のアオコは半減以下に浄化された。
従って、今後の技術的な面や装着方法を改善することで短時間で処理できることも判ったが、今後の課題である。
【0021】
例示
本発明は生活用水から排水に至る水環境の改善を図り以て河川から海洋に及ぶというすこぶる広範な水環境の改善と浄化に係る方法である。
従って、その実施方法は多岐多用であるが、基本的には全て自然エネルギーのみで浄化作用を賄うという仕組みである。即ち、従来方式と異なり二次的な公害は全く「ゼロ」であることが本発明の特長である。
然も、従来方式と比べると経費も手間も低コストであり手段も方法もシンプルであるから故障やアクシデントも少なく効果はゆるやかで長期に亘る特長もあるから今後の自然環境の保全と改善に寄与するものである。
【0022】
【発明の効果】
本発明の実施は、二次的な公害を全く放出しない99%が自然エネルギーのみで賄う単純なシンプルシステムであるからマクロ的にはこれからの地球環境の改善の一環として大いに社会に貢献できる効果と期待が持てる発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】パイプを磁石に挿入して取り付けた状態を示す一部切欠斜視図
【図2】パイプの両側面に磁石を取り付けた状態を示す一部切欠斜視図
【図3】パイプの両側面に磁石、電源を取り付けた状態を示す斜視図
【図4】電極浮体を水面上に浮かせた状態を示す側面図
【図5】モータボートの両側面に磁石を取り付けた状態を示す側面図
【符号の説明】
1 電極体
2 磁石
3 アルミパイプ
4 取付け部材
5 ステンレス(タワシ)
6 電極浮体
7 浮体
8 太陽電池
9 カバー
10 多孔質材(ゼオライト)
11 電極(+)
12 電極(−)
13 プラスチック容器
14 ロープ
15 アンカー
16 モータボート
17 イオン化金属(アルミ)
18 鉄座金(イオン化金属)
19 ステンレス穴あきシート
20 電池BOX
Claims (4)
- 電極に磁石とイオン化金属を装着した両電極を対象水中に設置(浸して)し、通電による「電気刺激及び電磁化反応、イオン化反応」を特徴とした電気による水質の浄化方法。
- 両電極又は多電極を「船体、人工浮体、イカダ、ブイ、ゼットスキー、モーターボート、ロボットボート、ロボットブイ、水上自動車」などの船体や機体に装着する請求項1の電気による水質の浄化方法。
- 電極又は電極近傍にエアーポンプを設置(セット)する請求項1、2の電気による水質の浄化方法。
- 電極に多孔質材をセットする請求項1、2の電気による水質の浄化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003145522A JP2004314033A (ja) | 2003-04-15 | 2003-04-15 | 電気による水質の浄化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003145522A JP2004314033A (ja) | 2003-04-15 | 2003-04-15 | 電気による水質の浄化方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004314033A true JP2004314033A (ja) | 2004-11-11 |
Family
ID=33475263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003145522A Pending JP2004314033A (ja) | 2003-04-15 | 2003-04-15 | 電気による水質の浄化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004314033A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006346670A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-12-28 | Sora Catalyzer Laboratory Co Ltd | 循環装置の殺菌/殺藻装置 |
JP2007014952A (ja) * | 2005-06-10 | 2007-01-25 | Iijima Hideyuki | アオコによって汚染された水の浄化方法またはアオコによって水が汚染されるのを防止する方法 |
WO2019246223A1 (en) * | 2018-06-19 | 2019-12-26 | Fisherh20, Llc | Apparatuses and methods for treating, purifying and/or extracting from wastewater |
US11772991B2 (en) | 2018-06-19 | 2023-10-03 | FisherH2O, LLC | Apparatuses and methods for treating, purifying and/or extracting from wastewater |
-
2003
- 2003-04-15 JP JP2003145522A patent/JP2004314033A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006346670A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-12-28 | Sora Catalyzer Laboratory Co Ltd | 循環装置の殺菌/殺藻装置 |
JP4524256B2 (ja) * | 2005-03-28 | 2010-08-11 | 宙総合研究所株式会社 | 循環装置の殺菌/殺藻装置 |
JP2007014952A (ja) * | 2005-06-10 | 2007-01-25 | Iijima Hideyuki | アオコによって汚染された水の浄化方法またはアオコによって水が汚染されるのを防止する方法 |
WO2019246223A1 (en) * | 2018-06-19 | 2019-12-26 | Fisherh20, Llc | Apparatuses and methods for treating, purifying and/or extracting from wastewater |
US10662089B2 (en) | 2018-06-19 | 2020-05-26 | FisherH2O, LLC | Apparatus for treating, purifying and/or extracting from wastewater |
US11261108B2 (en) | 2018-06-19 | 2022-03-01 | FisherH2O, LLC | Apparatuses and methods for treating, purifying and/or extracting from wastewater |
US11772991B2 (en) | 2018-06-19 | 2023-10-03 | FisherH2O, LLC | Apparatuses and methods for treating, purifying and/or extracting from wastewater |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4600924B2 (ja) | 水素回収型電解式水質改善装置 | |
CN104030520B (zh) | 一种船用生活污水处理系统 | |
CN104829034B (zh) | 一种水体修复系统及修复方法 | |
CN102838189A (zh) | 一种类电芬顿多功能处理船舶压载水的装置与方法 | |
CN105060411A (zh) | 一种内电解-电絮凝法处理含磷废水的方法 | |
Lv et al. | Microalgae removal technology for the cold source of nuclear power plant: A review | |
CN105858897A (zh) | 一种太阳能三维生物浮岛地表水净化装置 | |
JP2004314033A (ja) | 電気による水質の浄化方法 | |
CN109502687A (zh) | 用于连续降解河道有机污染物的光催化水处理装置 | |
JP2006114375A (ja) | 汚泥処理用微生物電池およびそれを用いた汚泥浄化装置 | |
CN109052861A (zh) | 一种用于船舶生活污水处理的一体化装置和方法 | |
CN102887606A (zh) | 一种直流电絮凝-mbr处理垃圾渗滤液的方法 | |
CN210261454U (zh) | 一种海水养殖尾水处理系统 | |
CN103641271B (zh) | 一种微生物强化型廊道推流式废水处理生物电化学装置 | |
CN103754979A (zh) | 一种电吸附装置 | |
CN106809920A (zh) | 一种用于深度处理农药废水的Fe‑C微电解‑电Fenton工艺方法 | |
CN210261261U (zh) | 一种处理水产养殖尾水的高效脱氮除磷系统 | |
CN109851037B (zh) | 纯氧纳米曝气-多孔陶瓷膜筛分的黑臭水处理装置及处理工艺 | |
CN113461170A (zh) | 一种快速培养自养反硝化电缆细菌的方法、设备、及应用 | |
CN104692496A (zh) | 一种环保应急事故中有机污染废水处理系统及其方法 | |
CN204454705U (zh) | 一种环保应急事故中有机污染废水处理系统 | |
CN104773883A (zh) | 一种以光电气浮联合净化水中持久性有机污染物的方法 | |
CN215667564U (zh) | 一种屋面雨水处理一体化装置 | |
CN110776087A (zh) | 一种包含微生物电化学净水装置的循环养殖系统 | |
CN209522729U (zh) | 一种废水电气浮高级氧化处理系统 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060428 |
|
A072 | Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination] |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072 Effective date: 20061003 |