JP2004313436A - ゴルフのスイング練習具 - Google Patents

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Takayuki Oga
隆之 大賀
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Abstract

【課題】ゴルファーのスイング動作によって受ける風圧によって、スイング練習具の先端側に設けられた傘体が開き、当該風圧を受けた傘体の抵抗によって、スイング動作におけるゴルファーの前腕が引っ張られて伸びると共に、腕の振りが遅れることによって、ゴルファーの腰の捻りが腕の振りに先行し、腕の振りと腰の捻りでゴルフボールを捕らえることができ、かつ、シャフト先端側に設けられた傘体がスイングにより開くことによって、ゴルフボールをインパクトすべき位置で開くようにスイング練習をすることによりゴルフクラブのヘッドスピードが最大となる位置でボールをインパクトすることを習得できるようにする。
【解決手段】一端側にグリップ部を有するシャフト100と、シャフトの他端側に開閉可能に設けられた傘体200とを備えたゴルフ・スイング・インパクト練習具1において、ゴルファー500のスイングによって前記傘体200が開くように構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴルフのスイング練習具において、より詳細には、ゴルファーのスイング動作によって受ける風圧によって、前記スイング練習具の先端側に設けられた傘体が開き、当該風圧を受けた傘体の抵抗により、スイング動作においてゴルファーの前腕が引っ張られて真っ直ぐに伸びると共に、腕の振りが遅れることによって、ゴルファーの腰の捻りが腕の振りに先行して生じ、腕の振りと腰の捻りの協調作用でゴルフボールを捕らえることができ、かつ、前記傘体が開くことによって、スイング中の最大ヘッドスピードの位置が分かり、当該位置を目標とするゴルフボールの位置に合わせる練習をすることによって、ヘッドスピードが最大となる位置でゴルフボールをインパクトすることを習得することができるゴルフのスイング練習具に関する。
【0002】
【従来技術】
従来からゴルフはメジャーなスポーツとして親しまれ、様々な年齢層や経験層の人々に普及している。しかし、ゴルフが他のスポーツと大きく異なるところは、目標とするゴルフボールの位置がゴルファーの目の位置から遠く、ゴルフヘッドの最適な位置と角度でその小さなゴルフボールに当てることは容易ではなく、正確に当てることができるようになるためには的確な練習をし、かつ多くの練習量が必要となる。また、ゴルフボールに単に当てれば遠くに飛ぶというものではなく、飛距離を伸ばし、目標とする方向にゴルフボールを正確に飛ばすためには、体全体を使うことが重要であり、特に、腕と腰の捻りの協調作用によりゴルフボールを捕らえることが必要である。しかし、通常これは非常に難しく、多くの練習と経験が必要となる。
そのため、現在までに様々なゴルフ用の練習具が開発され市場に流通している。しかし、ゴルフは年齢や経験等で練習方法や練習具の種類も異なり、一般的には一律に決まるものではない。例えば、ゴルファーのスイングフォームの練習に重点を置く場合には、一般的に練習具自体が大きなものになってしまい、大変扱い難いものとなる。
ゴルフのスイング練習具は、以下に記載する種類に大別することができる。
【0003】
まず、第一の分類は、経験の浅いゴルファーが最適なスイングフォームを体得することができるようにしたものである。スイング練習具はリンクで構成されており、そのスイング練習具のリンクの一つにゴルファーの肢体の一部又はゴルフクラブを固定し、ゴルファーがスイングすることによってリンクに従ってスイング動作をすることができ、一般的に最適と思われるスイングフォームを得ることができるスイング練習具である。特許文献1及び2に記載の発明はこのような分類に属するものである。
次に第二の分類は、ゴルフクラブの先端側からレーザー光等の可視光線を照射することによって、スイング動作中のゴルフクラブの軌跡をゴルファー自身が確認することができ、自己のスイングフォームを修正することができるようにしたスイング練習具である。特許文献3はこのような分類に属する発明である。
最後に第三の分類は、ゴルフのスイング練習具を適度な重さや大きさにすることによって、本物のゴルフクラブに近い感覚でスイングすることができるようにしたものである。特許文献4及び5に記載の発明はこのような分類に属するものである。
【0004】
【特許文献1】
特開平7―008588号公報 (第2〜5頁、第1、2図)
【特許文献2】
特開平8―057100号公報 (第2〜7頁、第1〜3図)
【特許文献3】
特開平8―243202号公報 (第2頁、第1図)
【特許文献4】
特開平10―076037号公報 (第2〜5頁、第1、9、22、23図)
【特許文献5】
特開平11―137754号公報 (第2〜3頁、第1図)
【0005】
しかし、特許文献1及び2に記載の発明は、ゴルファーの体の動きを強制的に制限して最適と考えられるスイングフォームにするため、ゴルファーの体格や運動能力等の個体差によっては、ゴルファーに過度の負担を強いる可能性があると共に、個体差に対応させるために、様々な調整装置が付属しており、通常このようなスイング練習具は大きな装置となってしまい、ゴルファーが個人で気軽にゴルフのスイング練習をすることはできない。
また、特許文献3に記載の発明は、ゴルフクラブのシャフト内部に可視光線の発信装置が組み込まれたものである。当該発信装置を組み込むことによって、必然的にグリップ部分やシャフト部分が大きく又重くなってしまうため、ゴルファーは使用に際して違和感があり、実際のスイングとかけ離れた感覚でスイングの練習をしなければならず、練習具による練習の成果が実際のスイングに反映されにくいという問題がある。
さらに、特許文献4及び5に記載の発明は、本物のゴルフクラブに近い感覚でスイングできることを目的としたものである。まず、特許文献4に記載の発明は、ゴルフクラブのグリップの後端側に延長部15を取付けて、スイングした際に当該延長部15がゴルファーの胴体部分に当たり、それ以降の動作を制限して、手首の返りを防止することができる発明である。しかし、当該発明は延長部15があるためにスイング動作し難く、また延長部15がゴルファーの胴体に当たるため、恐怖感から通常のスイングと同じように力一杯にスイングをすることができないという問題がある。次に特許文献5に記載の発明は、適度の太さと長さを有する棒をスイングすることによって、本物のゴルフクラブを握ってスイングするのに近い感覚で、スイングの練習ができる発明である。しかしながら、特許文献5に記載の発明は、単に適度な重さと空気抵抗を感じるようにしたゴルフ練習具にすぎないものである。
以上述べたように、前述の特許文献1〜5に記載の発明は、ゴルフボールに当てることを主目的としているものであり、本発明のように、ゴルファーのスイング動作による風圧によって、前記スイング練習具の先端側に設けられた傘体が開き、当該風圧を受けた傘体の抵抗によって、前記スイング動作におけるゴルファーの前腕が引っ張られて真っ直ぐに伸び、それによって腰の捻りが先行して生じて、ゴルフボールを腕と腰の捻りの協調作用で捕らえることができ、かつ、当該開いた傘体によって、ゴルフクラブのヘッドスピードが最大となる位置でボールをインパクトすることを習得できるといった技術的思想に基づいた発明ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ゴルフのスイング練習具に関し、より詳細には、ゴルファーのスイング動作によって受ける風圧によって、前記スイング練習具の先端側に設けられた傘体が開き、当該風圧を受けた傘体の抵抗によって、スイング動作におけるゴルファーの前腕が引っ張られて真っ直ぐに伸びると共に、腕の振りが遅れることによって、ゴルファーの腰の捻りが腕の振りに先行して生じ、腕の振りと腰の捻りの協調作用でゴルフボールを捕らえることができ、かつ、ゴルフのスイング練習具のシャフト先端側に設けられた傘体がスイングをすることで開くようにされていることによって、ゴルフボールをインパクトすべき位置で開くようにスイング練習をすることによりゴルフクラブのヘッドスピードが最大となる位置でボールをインパクトすることを習得できるようにしたゴルフのスイング練習具に関する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ゴルフのスイング練習具において、シャフトの端部側に設けられ、スイング動作によって開くことにより、スイング動作を行っている使用者の腕に抵抗を与えると共に、所定の風圧を受けることによって開いた状態でロックされるように構成された傘体を備えていることによって、前記傘体の抵抗によって使用者の腕が後方に真っ直ぐに引っ張られて、当該腕の振り動作よりも使用者の腰の回転動作が先行するようにスイング動作をすることができ、使用者は特別に意識せずに腕の振り動作と腰の回転動作の強調動作によってスイングをする練習ができることを特徴とする。
【0008】
上記課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、ゴルフのスイング練習具において、シャフトの端部側にスイング動作に伴って開く傘体を設け、傘体がボールをインパクトすべき位置で開くようにスイング練習をすることによりゴルフクラブのヘッドスピードが最大となる位置でボールをインパクトすることを習得できるようにしたことを特徴とする。
【0009】
上記課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、ゴルフのスイング練習具において、一端側にグリップ部を有するシャフトと、そして、シャフトの前記グリップ部側とは反対側の端部側にスイング動作に伴う風圧によって開く傘体開閉機構が設けられた傘体と、を備えて構成され、傘体がボールをインパクトすべき位置で開くようにスイング練習をすることによりゴルフクラブのヘッドスピードが最大となる位置でボールをインパクトすることを習得できるようにしたことを特徴とする。
【0010】
上記課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のゴルフのスイング練習具において、グリップ部は長手方向に可動可能に設けられ、それによりシャフトの長さを調節可能とされていることを特徴とする。
【0011】
上記課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載のゴルフのスイング練習具において、傘体開閉機構は、傘体が開いたときに音又は光を発し、開時位置を視覚又は聴覚で確認することができるようにされた開時位置告知機構をさらに有することを特徴とする。
【0012】
上記課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のゴルフのスイング練習具において、傘体は、開時圧力を調節するための圧力調節機構を備えていることを特徴とする。
【0013】
上記課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載のゴルフのスイング練習具において、傘体を開いた状態で固定するロック機構と、そして、開いた状態の傘体を閉じるロック解除機構と、を備えて構成され、傘体がスイング動作に伴って開くと当該傘体はロック機構によって開いた状態で固定されると共に、ロック解除機構を動作させることにより開いた前記傘体が閉じられることを特徴とする。
【0014】
上記課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載のゴルフのスイング練習具において、シャフトの先端側にゴルフヘッドに近似の形状及び重さの重りを着脱可能にされたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るゴルフのスイング練習具を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本願発明に係るゴルフのスイング練習具1の一実施形態を示す全体図である。
まず、本発明に係るゴルフのスイング練習具1は、図1に示すように、シャフト100と、当該シャフトの一端側に傘体200を備えて構成されている。
【0016】
シャフト100は、図2に示すように、シャフト本体110と、グリップ部材120と、シャフト長さ調節機構140とを備えて構成されている。
【0017】
図1又は図5に示すようにシャフト本体110は、非金属製若しくはカーボン製の断面略円形の棒状部材である。また、シャフト本体110は、長手方向の略中間の位置でくびれ形状となっており、当該くびれ部分前後を境にシャフト本体110の先端側は後端側よりも僅かに細くなっている。
本実施例では、シャフト本体110の材質は非金属製又はカーボン製の中空の断面略円形の部材を使用したが、スイングをしたときに所定の柔軟性と強度があり、ゴルフをするのに適した材質であればこれに限らず、また、シャフト本体110の断面についても例えば、楕円形又は四角形等でもよく、それぞれ中空部材でも良いことはいうまでもない。
【0018】
シャフト本体110は、さらに、一端側に係合部112と他端側に移動部材スライド部114とを有しており、さらに係合部112側には凹部116を有している。また、後端側に形成された係合部112においてグリップ部材120とスライド可能に嵌合し、先端側に形成された移動部材スライド部114で移動部材224とスライド可能に嵌合するように構成されている。さらに係合部112側の一端には後端面112aが設けられており、その後端面112aの略中心にはネジ溝112bが形成されている。一方、移動部材スライド部114側の一端には先端面114aが設けられており、さらにその先端面114aには先端穴114bが形成されている。凹部116は、シャフト本体110の中空内面方向に向かって凸状に形成され、グリップ部材120に設けられた凸部126と嵌合したときに互いに円周方向に回転しないように構成されている。
【0019】
グリップ部材120は、樹脂製で一端部側が断面中空の略円形の筒状部材である。当該グリップ部材120は、中空部122と把持部124と、中空部122の中空内面方向へ突起してなる凸部126と穴128を備えてなり、中空部122は、シャフト本体110に設けられた係合部112とスライド可能に嵌合し、さらに、凸部126はシャフト本体110に設けられた凹部116と嵌合してグリップ部材120がシャフト本体110に対して回転するのを防止している。前記穴128は、グリップ部材120の後端部側に設けられており、かつ、シャフト本体110と嵌合させたときに、ネジ溝112bと略同心円となるようにあけられている。
【0020】
シャフト長さ調節機構140は、樹脂製又は金属製のハンドル142と、ネジ部144とを備えて構成されている。当該ネジ部144は、グリップ120に設けられた穴128側からグリップ部材120の中空部へ挿通され、さらにシャフト本体110の後端面112aに形成れているネジ溝112bと螺合するように構成されている。
【0021】
図2に示すように、シャフト長さ調節機構140のハンドル142をE方向に回転させると、シャフト本体110はネジ部144に沿ってD方向に移動する。また、逆にハンドル142をEと逆方向に回転させると、シャフト本体110は前記とは逆に図2のC方向に移動する。つまり、ハンドル142をE方向に回転させるとシャフト100の長さは全体として短くなり、また逆にハンドル142をEと逆方向に回転させるとシャフト100の長さは全体として長くなるように構成されている。これにより、ゴルファーの体格や好みに合わせたシャフト長さの調節が可能となる。
【0022】
次に、図1及び5に示すように傘体200は、傘骨210と、傘体開閉機構220と、圧力調節機構230と、開時位置告知機構240と、ロック機構250と、ロック解除機構260とを備えて構成されている。
【0023】
傘骨210は、図5に示すように、第一の傘骨体212と第二の傘骨体214とから構成され、第一の傘骨体212は固定端212aと、自由端212bとを有している。また、当該固定端212aは傘体開閉機構220の傘基台222と可動可能に係合している。
【0024】
次に、第二の傘骨体214は第一の固定端214aと第二の固定端214bとを有しており、当該第一の固定端214aは傘開閉機構220の移動部材224に可動可能に係合され、第二の固定端214bは第一の傘骨体212の自由端212b側の略中間の位置に可動可能に係合されている。
【0025】
傘体開閉機構220は、傘基台222と、移動部材224と、上限ストッパ226と、下限ストッパ228とを備えて構成されており、傘体200が開いた時には、移動部材224が上限ストッパ226と当接してスライド移動は停止し、閉じた時には、下限ストッパ228と当接してスライド移動が停止するようになっている。
【0026】
図4に示すように、傘基台222は、中空の断面略円形の筒状部材であり、シャフト本体110に設けられた係合部114の先端側に固定して設けられており、その外周に沿って所定の等間隔で複数の係合穴222aが穿設されている。それぞれの係合穴222aは第一の傘骨体212の固定端212aと可動可能に係合している。
【0027】
次に、移動部材224は、図3に示すように中空の断面略円形の部材であり、シャフト本体110に形成されている係合部114とスライド可能に係合しており、下側面にはさらにバネ受溝部224bが設けられており、当該バネ受溝部224bは圧力調整機構230のバネ232の一端と結合している。
【0028】
図3又は図4に示すように、移動部材224の外周面には、傘骨結合溝224aがその外周に沿って所定の等間隔で複数個穿設されており、各傘骨係合溝224aには第二の傘骨体214の第一の固定端214aが可動可能に係合している。
【0029】
上限ストッパ226は、シャフト本体110の係合部114を挿通して嵌合されており、その側面に設けられたロックナット226aを上限ストッパ226の側面に設けられたネジ溝と螺合させることによって、当該ロックナット226aとシャフト本体110とが当接するようにされ、上限ストッパ226を係合部114の任意の位置で固定することができるようにされている。
【0030】
下限ストッパ228は、図3に示すようにシャフト本体110の係合部114を挿通して勘合しており、側面に設けられたロックナット228aを下限ストッパ228に設けられたネジ溝と螺合させることによって、当該ロックナット228aとシャフト本体110とが当接し、下限ストッパ228を係合部114の所定の位置で固定することができるようにされている。
【0031】
以上の傘体開閉機構220により、移動部材224がシャフト本体110に設けられた係合部114上を図5に示すA方向に移動すると、それと共に第二の傘骨体214もA方向に移動させられる。移動部材224がA方向に移動すると、第二の傘骨体214はシャフト本体の軸に対して略垂直方向に起き上がり、それによって第一の傘骨体212が持ち上げられると共にシャフト本体110の軸に対して略垂直方向に起き上がって傘骨200が開く。逆に、移動部材224がB方向に移動すると、第二の傘骨体214も同じくB方向に移動し、第二の傘骨体214はシャフト本体110の軸と略平行になる。それにより、第一の傘骨体212がシャフト本体110方向に引っ張られてシャフト本体110の軸と略平行となり、傘体200は閉じられた状態となる。
【0032】
圧力調節機構230は、図3に示すように、バネ232と、調節用バネ下受部材234と、調節用ノブ部材236とを備えて構成されている。
【0033】
バネ232の一端側は、傘体開閉機構220の移動部材224に設けられているバネ受溝部224bに固定されており、他端側は調節用バネ下受部材234の端面部に形成されているバネ下受溝部234aに固定されている。本実施例では、バネ232を使用しているが、これに限らず、ゴム材等の他の弾性部材により代替可能である。
【0034】
調節用バネ下受部材234は、金属製又は樹脂製の中空の断面略円形の部材であり、シャフト本体110の係合部114上を図3に示すG又はH方向にスライド可能に設けられている。また、その一端側はストレート部であり、他端側は3つのスリットにより後端側において3つに割れた形状のテーパ部234cが形成されている。当該ストレート部の外周面上には所定の範囲で雄ネジ部234eが設けられている。一方、前記テーパ部234cの中空部内側には、調整用ノブ部材236を回して締め付けることにより、調節用バネ下受部材234をシャフト本体110に係止するための係止凸部234bが3箇所に設けられている。本実施例では、3つのスリットを備えたテーパ部234cとしているが、2以上のスリット部が形成されていればこれに限らないことは言うまでもない。また、本実施例では、係止凸部234bはテーパ部234cの3箇所に設けられているが、少なくとも1又は2箇所以上であれば、も同様の効果が得られる。
【0035】
調節用ノブ部材236は、中空の断面略円形の部材であり、その中空部内側面には雌ネジ部236aが設けられている。その雌ネジ部236aは調節用バネ下受部材234の外周面に設けられた雄ネジ部234eと螺合して当該雄ネジ部234e上を回転しながら図3に示すG又はH方向に移動するように構成されている。
【0036】
調節用ノブ部材236は、さらに中空部内側に向かって当該中空部を狭めるようにしてテーパ部236bが設けられており、調節用ノブ部材236を回転させると、当該調節用ノブ部材236はネジ部234eに沿って図3に示すG方向に移動し、調節用ノブ部材236に設けられたテーパ部236bと調節用バネ下受部材234のテーパ部234cとが当接して、テーパ部234cを図の矢印方向に押さえつける。
【0037】
調節用ノブ部材236に設けられたテーパ部236bと調節用バネ下受部材234のテーパ部234cが当接し、調整用ノブ部材236をさらに回すと、テーパ部236bによって調節用バネ下受部材234に設けられたテーパ部234cは図3の先端側は矢印方向に締め付けられる。当該テーパ部234cが矢印方向に押し付けられると、テーパ部234cに設けられている係止凸部234bが、係合部114に設けられている複数のリング溝114cの一つと係合することによって、調節用バネ下受部材234は固定する。尚、本実施例では、調節用ノブ部材236の外周面にはローレット加工を施し、使用者が調節用ノブ部材236を回し易くしているが、使用者が扱いやすくするために他の加工を施したり、又は調節用ノブ部材236を多角形形状としても良いことはいうまでもない。
【0038】
次に以上説明した圧力調節機構230の動作について説明する。
はじめに、調節用ノブ部材236は調節用バネ下受部材234のテーパ部234cを締め付けない状態とされており、この状態で、使用者であるゴルファー500は前記調節用バネ下受部材234を所定の位置まで自由にスライドさせ、バネ232を所定の引っ張り力になるように調整する。ゴルファー500が希望する引っ張り力となる位置まで調節用バネ下受部材234を移動させた後、調節用ノブ部材236をI方向に回して図3に示すG方向に移動させると、前述したように、調節用ノブ部材236のテーパ部236bが調節用バネ下受部材234に設けられたテーパ部234cを矢印方向に締め付けて、係止凸部234bが係合部114に形成されているリング溝114cに嵌合してお互いに係止状態となる。
【0039】
次に、バネ232の圧力を再調整する場合には、調節用ノブ部材236を図3に示すJ方向に回転させると、調節用ノブ部材236はH方向に移動し、テーパ部236bと当接して締め付けられていた調節用バネ下受部材234に設けられたテーパ部234cは、図3の矢印と反対方向に緩められ、調節用バネ下受部材234は係合部114上を自由にスライド可能とされる。従って、ゴルファー500は再び所定の引っ張り力を得る位置まで調節用バネ下受部材234を移動させることができ、再度、固定すれば再調整作業が可能となる。本実施例では、調節用バネ下受部材234をH方向に移動させる程、バネ232は伸びてバネ232が移動部材224を引っ張る力が強くなり、ゴルファー500が本発明に係るゴルフのスイング練習具1をスイングしたときに先端の傘体200が開くのに大きな風圧が必要となり、逆に調節用バネ下受部材234をG方向に移動させる程、バネ232は縮んでバネ232が移動部材224を引っ張る力が弱くなり、ゴルファー500が本発明に係るゴルフのスイング練習具1をスイングしたときに先端の傘体200が小さな風圧で開くように調整される。
【0040】
さらに、シャフト本体110に、圧力調節機構230の位置と風圧との関係を校正した目盛等を付しておくことによって、ゴルファー500の体格や経験に合わせて傘体200の開く強さを決め、それに合わせて予め所定の位置に設定することができる。
【0041】
次に、図4を用いて開時位置告知機構240の説明をする。
開時位置告知機構240は、警告発生器242と、スイッチ部244とから構成され、係合部114上に、かつ上限ストッパ226に隣接して設けられている。
【0042】
警告発生器242は、スイッチ部244が押圧されることにより音又は光を発するように構成され、傘体200が開いた時に傘体開閉機構220の移動部材224が当該スイッチ部244と当接してスイッチ部244が押圧されるように設置されている。これにより、スイッチ部244が移動部材224に押圧されると警告発生器242が動作して警告音が鳴り又は先端に設けられた図示しない警告灯が点灯するようにされている。
【0043】
これにより、移動部材224が開いてシャフト本体110の先端側へスライドし、開時位置告知機構240のスイッチ部244を押圧して、スイッチ部244と電気的又は機械的に接続された警告発生器242により警告音が発せられ又は警告灯が発光し、これによって、ゴルファー500がスイングをした際の傘体200の開時位置をゴルファー500自身が容易に認識することができる。
【0044】
次に、図4を用いてロック機構250及びロック解除機構260について説明する。
まず、ロック機構250は、ロックバネ252と、V字バネ253とを備えて構成されている。
【0045】
ロックバネ252は、ストッパ部材252aと、板バネ部252bを備えて構成されており、シャフト本体110の係合部114に設けられているロック機構収容溝部113に収容されるようにして設けられている。ストッパ部材252aはロックバネ252の一端側に設けられ、板バネ部252bはその他端側に設けられている。当該ストッパ部材252aは、その下側部分において、シャフト本体110の中空部内の内壁面に配置されたV字バネ253のバネの反力を受け、常に上方向(図4のKと反対方向)に持ち上げられるようにして構成されている。
尚、本実施例では、V字板バネ253を用いたが、2枚の板を合わせ、当該板の間に図4に示すようにバネ255等の弾性体を挟むように構成したり、又は図中のV字板バネ253とストッパ部材252aを一体成型により作成し、ストッパ解除ノブ部材262により押されたときにV字板バネ253部分で折り曲がることによってストッパ部材252aが図4のK方向に倒れるように構成しても同様の機能が得られる。
【0046】
次にロック機構250の動作について図4に基づいて説明する。
はじめに、傘体開閉機構220の移動部材224はOの位置にあり、この状態では傘体200は閉じられた状態となっている。ゴルファー500が本発明に係るゴルフのスイング練習具1をスイングすることによって、そのスイングの際の風圧が傘体200に作用する。当該風圧により移動部材224はシャフト本体110上を移動し、Pの位置に達する。移動部材220が当該Pの位置に達することによって、傘体200が開く。ここで、移動部材224はロックバネ252に形成されたスロープ部252cに沿ってA方向に移動するが、この移動している移動部材224によって、ストッパ部材252aはK方向に押し付けられる。移動部材224がさらに移動してストッパ部材252aを越えてPの位置に達すると、ストッパ部材252aを押し付ける力はなくなり、ストッパ部材252aはV字バネ253のバネ反力によりKと反対方向に押し返され、元の位置に戻る。従って、当該Pの位置にあるストッパ部材252aにより移動部材224は図4に示すようにロックされることとなる。
上記の、ロック機構250を有することによって、ゴルファー500は自己のスイング中のどの位置で開いたかを確認することができる。
【0047】
次に、ロック解除機構260は、ストッパ解除ノブ部材262と、バネ部材264とを備えて構成されている。
【0048】
ストッパ解除ノブ部材262は、金属製又は非金属製の断面略円形の棒状の部材であり、先端側にはネジ部262aが設けられ、他端側は、押圧部262bを備えて構成されている。
【0049】
バネ部材264は、傘基台222の内部にバネが圧縮した状態で収容され、ストッパ解除ノブ部材262の先端側でその一部分と固定されている。
【0050】
ストッパ解除ノブ部材262は、押圧部262b側が傘基台222及びバネ部材264並びにシャフト本体110の中空部を挿通して軸方向に可動可能とされている。また、挿通された当該押圧部262bは、V字板バネ253の一の面の近くに位置するようにされ、ストッパ解除ノブ部材262のネジ部262a側の先端部が押圧されると、図4に示すQ方向に移動し、他端側の押圧部264bによってV字板バネ253の当該一の面が押し倒され(図4のI方向)、ロック機構250の板バネ部252bのバネ力によりストッパ部材252aは図4に示すG方向に下がる。これにより、移動部材224の固定状態が解除され、移動部材224は、バネ232の引っ張り力により、図4に示すB方向に引き寄せられて閉じるようにされている。
【0051】
次に、以上説明したゴルフのスイング練習具1の動作について説明する。
まず、図1又は図5に示すように使用者であるゴルファー500は、ゴルフのスイング練習具1のグリップ部材120を握り、ゴルフのスイング練習具1の長さを確認する。ゴルファー500の体格や趣向に合わない場合には、シャフト長さ調節機構140に設けられているグリップ長さ調整ネジ142を図5に示すE方向に回して、シャフト本体110とグリップ部材120と相対的な長さを変え、シャフト100の全体の長さを調節する。
次に、ゴルファー500は、通常のゴルフのスイングを行って(図6に示すS方向)、ゴルフのスイング練習具1を振ってみる。このとき、ゴルファー500の前腕510は、傘体200に作用する風圧の抵抗により図6に示すS方向とは逆方向に引っ張られて、前腕510が伸びる。ダウンスイングの初期段階において風圧による抵抗が少なくダウンスイング動作全体を通して前腕が引っ張られる感じが足りないと思った場合には、下限ストッパ228をシャフト本体110の先端側に移動させて、傘体200を閉じた状態でもある程度開いた状態にしておく。このようにすることによって、ダウンスイングの初期段階から大きな抵抗を受けることができる。このようにして、前腕510が引っ張られて振り動作が遅れることにより、ゴルファー500の腰の回転(図6に示すT方向)が先行するように作用するので、ヘッドのブレが少なく図示しないゴルフボールに最大ヘッドスピードで当たった時には、最適な角度で当たり、かつ飛距離も伸びることとなる。ことろが、スイングの際の風圧により、図示しないゴルフボールの位置よりも手前の位置で傘体200が開き、開時位置告知機構240により音が鳴った場合には、主に次の3つの原因が考えられる。一つ目は、圧力調節機構230により設定したバネ232の引っ張り力が弱い。二つ目は、ゴルファー500のダウンスイングの初期動作が速い。最後の三つ目は、ダウンスイングの初期に最大のスイングスピードが出ている。
【0052】
前記の一つ目が原因である場合には、圧力調節機構230の調節用バネ下受部材234を回してバネ232の力を強める方向に調節して、再度スイングをする。この時、図示しないゴルフボールの位置で傘体200が開いた場合には、当該ゴルフボールの位置でヘッドスピードが最大となり、スイングは良いことが分かる。一方、図示しない前記ゴルフボールの位置よりも手前で開いた場合には、再度圧力調節機構230により再調節を行い、前記ゴルフボールの位置で傘体200が開くようになるまで、圧力調節機構230によりバネ232の調節を繰り返す。
【0053】
前記の二つ目が原因である場合には、圧力調節機構230によりバネ232の引っ張り力を強くする方向に調節する。又はインパクトまでのスイングをゆっくりにするかのいずれかにより、図示しないゴルフボールの位置で傘体200が開くように調節する。
【0054】
前記の三つ目が原因である場合には、ゴルファー500のインパクトまでのスイングをゆっくりにして、所定のゴルフボールの位置で傘体200が開くようにスイングフォームを修正する。また、このようにダウンスイングの初期段階で最大のスイングスピードとなってしまう場合には、図3又は図5に示す下限ストッパ228をシャフト本体110の先端側に移動させて、傘体200を最大に閉じても当該傘体200が開いた状態になるように調整しておく。このように調整をすることによって、スイングをした時に傘体200が開いて風圧によるある程度の抵抗を受けるまでのタイムラグを極力少なくすることができ、ゴルファー500はダウンスイングの初期段階から風圧によって、より大きな抵抗を受けて自然とダウンスイングをゆっくりと行うことができる。この下限ストッパ228の調整はゴルファー500の体格やスイングの癖等により個別に調整するのが望ましい。
【0055】
一方、前記一つ目又は二つ目の原因により、傘体200が図示しないゴルフボールの位置を越えた後に開いた場合、又はスイングが終了しても開かなかった場合には、圧力調節機構230を調節してバネ232の引っ張り力を弱めて、ゴルフボールの位置で傘体200が開くように調節する。そのように調節された本発明に係るゴルフのスイング練習具1は、その調節時のフォームにおいて当該ゴルフボールの位置でヘッドスピードが最大となるものであるから、その後は、その設定を変更せず、当該ゴルフボール200の位置で傘体200が開くようにゴルファー500のスイングフォームを修正するようにする。
このようにして、スイングを練習することにより、ゴルファー500は、非常に手軽に最適なスイングフォームを体で覚えることができる。
【0056】
次に、本発明に係る圧力調節機構230の第二の実施形態について、図7に基づいて詳細に説明する。
第二の実施例に係る圧力調節機構230は、図7に示すように、バネ232と、調節用バネ下受部材234と、調節用ノブ部材236とを備えて構成されている。
【0057】
バネ232の一端側は、傘体開閉機構220の移動部材224に設けられているバネ受溝部224bと結合されており、他端は調節用バネ下受部材234の端面部に形成されているバネ下受溝部234aに固定されている。本実施例では、バネ232を使用しているが、これに限らず、ゴム材等の他の弾性部材により代替可能である。
【0058】
調節用バネ下受部材234は、金属製又は樹脂製の中空の断面略円形の部材であり、一端側はストレート部であり、他端側はテーパ部234cが形成されている。当該ストレート部には所定の範囲で雄ネジ部234eが設けられている。一方、中空部の内側面には一端側から所定の範囲で雌ネジ溝234fが設けられている。当該調節用バネ下受部材234の雌ネジ溝234bはシャフト本体110の所定の位置に設けられたネジ部112cと螺合し、調節用バネ下受部材234は回転しつつネジ部112cに沿ってシャフト本体110の長手方向に移動するように構成されている。
【0059】
調節用ノブ部材236は、中空の断面略円形の部材であり、その中空内側面には雌ネジ部236aが設けられている。その雌ネジ部236aは調節用バネ下受部材234の外周面に設けられた雄ネジ部234eと螺合して当該雄ネジ部234e上を回転し、かつ、スライドして移動するようにされている。
【0060】
次に、図3を基に圧力調節機構230の動作について説明する。
さらに調節用ノブ部材236には、中空部内側に向かって当該中空部を狭めるようにしてテーパ部236bが設けられており、調節用ノブ部材236を回転させることによって、当該調節用ノブ部材236を調節用バネ下受部材234に沿って、図3のG方向に移動させると、調節用ノブ部材236に設けられたテーパ部236bと調節用バネ下受部材234のテーパ部234cとが当接して係合する。
【0061】
前述のように、調節用ノブ部材236に設けられたテーパ部236bと調節用バネ下受部材234のテーパ部234cが当接することにより、調整用ノブ部材236は調節用バネ下受部材234と嵌合し、その後は、調整用ノブ部材236を図3に示すI方向に回転させると、調整用ノブ部材236と調節用バネ下受部材234が係合した状態で一体となってシャフト本体110のネジ部112cを軸方向に移動する。
【0062】
調節用バネ下受部材234に形成されているバネ下受溝部234aと移動部材224に形成されているバネ受溝部224bとの間に挟まれたバネ232が圧縮されて傘体200を引っ張る力が弱くなり、傘体200は弱い圧力で開くようになる。
【0063】
次に、調節用バネ下受部材234を図3に示すJ方向に回転させると、調節用バネ下受部材234と調整用ノブ部材236は係合した状態で一体となって係合部114上をH方向に移動する。従って、バネ232が伸びることによって、バネ232が移動部材224を引っ張る力が強くなるので、この場合には、傘体200を開くために前述の場合よりも強い圧力が必要となる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によるゴルフのスイング練習具によれば、シャフトの端部側に設けられ、スイング動作によって開くことにより、スイング動作を行っている使用者の腕に抵抗を与えると共に、所定の風圧を受けることによって開いた状態でロックされるように構成された傘体を備えていることによって、、スイング動作時に傘体が開き、当該傘体の抵抗によって使用者の腕が後方に真っ直ぐに引っ張られることによって、当該腕の振り動作よりも使用者の腰の回転動作が先行するようにスイング動作をすることができ、使用者は意識せずに腕の振り動作と腰の回転動作によってスイング動作をする練習ができるので、的確なスイングフォームでゴルフボールを打つ練習ができるという効果がある。
【0065】
また、本発明によるゴルフのスイング練習具によれば、シャフトの端部側にスイング動作に伴って開く傘体を設け、傘体がボールをインパクトすべき位置で開くようにスイング練習をすることによりゴルフクラブのヘッドスピードが最大となる位置でボールをインパクトすることを習得できるので、手軽にかつ使用者に無理を強いずにゴルフボールの位置にヘッドのインパクトを合わせることができる効果がある。
【0066】
また、グリップ部は長手方向に可動可能に設けられ、それによりシャフトの長さを調節可能とされているので、使用者の経験や体格によって前記シャフトの長さを合わせることが出来るという効果がある。
【0067】
また、傘体開閉機構は、傘が開いたときに音又は光を発し、開時位置を視覚又は聴覚で確認することができるようにされた開時位置告知機構をさらに有するので、使用者は視覚又は聴覚でインパクト位置を性格に把握することができるという効果がある。
【0068】
また、傘体は、開時圧力を調節するための圧力調節機構を備えているので、使用者のスイングする力によってその使用者に合った所定の圧力に設定することができるという効果がある。
【0069】
また、傘体を開いた状態で固定するロック機構と、そして、開いた状態の前記傘体を閉じるロック解除機構と、を備えて構成され、傘体がスイング動作に伴って開くと傘体はロック機構によって開いた状態で固定されると共に、ロック解除機構を動作させることにより開いた傘体が閉じられるので、使用者はスイングを終了し、傘体が開いた状態から、先端部分を地面等に突くだけで簡単にロックを解除して再度スイングの練習ができるという効果がある。
【0070】
また、シャフトの先端側にヘッドに近似の形状及び重さの重りを着脱可能に構成されているので、使用者は実際のゴルフクラブの感覚でスイングすることができ、自分の好みに合ったヘッドを選択することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るゴルフ・スイング・インパクト練習具1の一部断面の全体図である。
【図2】(a)は本発明に係るシャフト長さ調節機構140の側面を表す断面図であり、(b)はその正面図である。
【図3】(a)は本発明に係る圧力調整機構230の側面を表す断面図であり、(b)はその背面図である。
【図4】は本発明に係るロック機構250及びロック解除機構260を表す平面図及びその正面を表す断面図である。
【図5】本発明に係るゴルフ・スイング・インパクト練習具1を表す概略斜視図である。
【図6】本発明に係るゴルフ・スイング・インパクト練習具1の使用態様を表わす図である。
【図7】は本発明に係る圧力調整機構230の第二の実施形態を表す断面側面図であり、(b)はその背面図である。
【符号の説明】
1 ゴルフ・スイング・インパクト練習具
100 シャフト
110 シャフト本体
112 係合部
112a 後端面
112b ネジ部
113 ロック機構収容溝部
114 傘基台スライド部
114a 先端面
114b 先端穴
114c リング溝
116 凹部
120 グリップ部材
122 中空部
124 把持部
126 凸部
128 穴
140 シャフト長さ調節機構
142 ハンドル
144 ネジ部
200 傘体
210 傘骨
212 第一の傘骨体
212a 固定端
212b 自由端
214 第二の傘骨体
214a 第一の固定端
214b 第二の固定端
220 傘体開閉機構
222 傘基台
222a 係合穴
224 移動部材
224a 傘骨結合溝
224b バネ受溝部
226 上限ストッパ
228 下限ストッパ
229 警告器
230 圧力調節機構
232 バネ
234 調節用バネ下受部材
234a バネ下受溝部
234b 係止凸部
234c テーパ部
234d 雄ネジ部
234e 雄ネジ部
234f 雌ネジ溝
236 調節用ノブ部材
236a 雄ネジ溝
236b テーパ部
240 開時位置告知機構
242 警告発生器
244 スイッチ部
250 ロック機構
252 ロックバネ
252a ストッパ部材
252b 板バネ部
252c スロープ部
253 V字バネ
260 ロック解除機構
262 ストッパ解除ノブ部材
262a ネジ部
262b 押圧部
264 バネ部材
300 ヘッド
500 ゴルファー
510 前腕

Claims (8)

  1. ゴルフのスイング練習具において、
    シャフトの端部側に設けられ、スイング動作によって開くことにより、スイング動作を行っている使用者の腕に抵抗を与えると共に、所定の風圧を受けることによって、開いた状態でロックされるように構成された傘体を備えていることを特徴とするゴルフのスイング練習具。
  2. ゴルフのスイング練習具において、
    シャフトの端部側にスイング動作に伴って開く傘体を設け、前記傘体がボールをインパクトすべき位置で開くようにスイング練習をすることによりゴルフクラブのヘッドスピードが最大となる位置でボールをインパクトすることを習得できるようにしたことを特徴とするゴルフのスイング練習具。
  3. ゴルフのスイング練習具において、
    一端側にグリップ部を有するシャフトと、そして、
    前記シャフトの前記グリップ部側とは反対側の端部側にスイング動作に伴う風圧によって開く傘体開閉機構が設けられた傘体と、
    を備えて構成され、
    前記傘体がボールをインパクトすべき位置で開くようにスイング練習をすることによりゴルフクラブのヘッドスピードが最大となる位置でボールをインパクトすることを習得できるようにしたことを特徴とするゴルフのスイング練習具。
  4. 請求項3に記載のゴルフのスイング練習具において、
    前記グリップ部は長手方向に可動可能に設けられ、それにより前記シャフトの長さを調節可能とされていることを特徴とするゴルフのスイング練習具。
  5. 請求項3又は4に記載のゴルフのスイング練習具において、
    前記傘体開閉機構は、傘体が開いたときに音又は光を発し、開時位置を視覚又は聴覚で確認することができるようにされた開時位置告知機構をさらに有することを特徴とするゴルフのスイング練習具。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のゴルフのスイング練習具において、
    前記傘体は、開時圧力を調節するための圧力調節機構を備えていることを特徴とするゴルフのスイング練習具。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のゴルフのスイング練習具において、
    前記傘体を開いた状態で固定するロック機構と、そして、
    開いた状態の前記傘体を閉じるロック解除機構と、
    を備えて構成され、
    前記傘体がスイング動作に伴って開くと当該傘体は前記ロック機構によって開いた状態で固定されると共に、ロック解除機構を動作させることにより開いた前記傘体が閉じられることを特徴とするゴルフのスイング練習具。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のゴルフのスイング練習具において、
    前記シャフトの先端側にゴルフヘッドに近似の形状及び重さの重りを着脱可能にされたことを特徴とするゴルフのスイング練習具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101326211B1 (ko) 2011-12-19 2013-11-08 주식회사 더 테니스 멀티 스윙연습기
KR102238093B1 (ko) * 2020-06-08 2021-04-07 김은종 부채타입 골프 스윙연습기

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