JP2004313255A

JP2004313255A - Liquid feeding device of endoscope

Info

Publication number: JP2004313255A
Application number: JP2003107953A
Authority: JP
Inventors: Hideto Kurosawa; 秀人黒澤
Original assignee: Pentax Corp
Current assignee: Pentax Corp
Priority date: 2003-04-11
Filing date: 2003-04-11
Publication date: 2004-11-11
Anticipated expiration: 2023-04-11
Also published as: JP4338423B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To easily and minutely adjust the quantity of medical solution to be fed without deteriorating the versatility of an endoscope in a liquid feeding device of the endoscope for feeding a liquid from a liquid source outside the endoscope in a liquid passage formed inside the endoscope. <P>SOLUTION: The liquid feeding device of the endoscope has a flow adjusting means between the liquid source and an entrance of the fluid passage. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【技術分野】
本発明は、内視鏡の送液装置に関する。
【０００２】
【従来技術及びその問題点】
内視鏡による臨床検査時に、数滴または数ｃｃという微量な単位で薬液を送液する場合がある。内視鏡装置では、挿入部先端の洗浄に用いる送水手段や、挿入部先端から視野内の対象物に対して浄液液や薬液を噴出させる副送水手段が知られているが、これらの手段は上記のような微量の送液には適していないので、従来は次のようにして送液を制御していた。
【０００３】
図１１は、副送水手段を有する内視鏡１１０の例である。内視鏡１１０内には副送水用管路１１１が配設され、該副送水用管路１１１の一端部は把持操作部１１２に設けた副送水注入口１１３に接続し、他端部は挿入部１１４の先端に開口している。副送水注入口１１３に対して送液チューブ１１５が挿入され、該送液チューブ１１５に注射器１１６が接続されている。注射器１１６には薬液が入っており、内視鏡操作者以外の助手がその送液量を手動で調整する。注射器１１６から送出された薬液は、送液チューブ１１５を通って把持操作部１１１に入り、挿入部１１４の先端から滴下される。
【０００４】
図１２は、独立した副送水管路を備えていないタイプの内視鏡１２０を示している。この内視鏡１２０には鉗子などの処置具を挿通可能な処置具挿通用管路１２１が設けられ、該処置具挿通用管路１２１の一端部は把持操作部１２２近傍に設けた処置具挿入口１２３に接続し、他端部は挿入部１２４の先端に開口している。図１１の態様と同様に、処置具挿入口１２３に対して送液チューブ１２５が挿入され、該送液チューブ１２５に注射器１２６が接続され、助手が注射器１２６からの薬液の供給量を手動で調整する。注射器１２６から送出された薬液は、送液チューブ１２５を通って処置具挿通用管路１２１に入り、挿入部１２４の先端から滴下される。
【０００５】
図１１と図１２のいずれの態様でも、薬液の送出には助手が必要であり、しかも供給量が過度にならないように助手が気を配らなければならないので、作業性の改善が望まれている。また図１２の態様では、送液中は処置具の同時使用ができないという不具合もあった。
【０００６】
【発明の目的】
本発明は、薬液の供給量を容易に微調整可能な内視鏡の送液装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【発明の概要】
本発明は、内視鏡内に設けた流体流通路に、内視鏡外部の流体送出源からの液体を供給する内視鏡の送液装置において、液体送出源から液体流通路の入口の間に、流量調節手段を設けたことを特徴としている。
【０００８】
例えば、液体流通路は、内視鏡の把持操作部から挿入部先端に至る副送水用管路であり、流量調節手段は、該副送水管路の把持操作部側の開口端部に着脱可能に設けた絞り弁により構成することができる。
【０００９】
液体送出源から液体流通路の入口の間には、さらに開閉弁が備えられていることが好ましい。開閉弁は例えば電磁弁であり、この電磁弁をフットスイッチで制御すると操作性が良い。
【００１０】
また、液体流通路は、内視鏡のユニバーサルチューブ先端から挿入部先端に至る送水用管路と送気用管路とすることも可能である。この態様では、送水用管路と送気用管路は、内視鏡の把持操作部に設けた送気送水ボタンに接続されて送気及び送水が制御される。
【００１１】
この態様の内視鏡では、ユニバーサルチューブ先端のコネクタは液体送出源としてのポンプと液体タンクを有するプロセッサに接続され、該液体タンクからの送水用管路と送気用管路を有する接続チューブの先端部に、上記コネクタの接続口金に接続されるサブコネクタが設けられているとよい。そして、接続チューブ先端のサブコネクタと、コネクタの接続口金との間に、絞り弁を有する調整弁アダプタを選択的に着脱可能とすることで、通常の送気送水機能と微量の送液機能とを容易に使い分けることができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
図１ないし図５は、本発明の内視鏡送液装置の第１の実施形態を示している。本実施形態における内視鏡１０は電子内視鏡であり、操作者が把持する把持操作部１１と、可撓性を有する挿入部１２と、該把持操作部１１及び挿入部１２を接続する連結部１３を有し、把持操作部１１からはユニバーサルチューブ１４が延出され、連結部１３には処置具挿入口１５が設けられている。挿入部１２は、把持操作部１１に設けた湾曲操作ノブ１６を介して湾曲操作可能である。把持操作部１１にはまた、対物光学系により得られる画像を制御するための複数の制御ボタン１７が設けられている。
【００１３】
ユニバーサルチューブ１４から挿入部１２の先端部に亘って照明用ライトガイド、送気用管路及び送水用管路（それぞれ不図示）が配設され、挿入部１２の先端部には照明用レンズと送気送水ノズルが設けられている。ユニバーサルチューブ１４は不図示のコネクタを介して、画像信号処理用のプロセッサに接続される。図示しないがプロセッサには光源及び送気送水装置が付属しており、ユニバーサルチューブ１４のコネクタをプロセッサに接続した状態では、上記光源光が照明用ライトガイドを介して照明用レンズへ導かれる。また、コネクタとプロセッサの接続状態で上記送気送水装置のポンプを駆動すると、送気用管路と送水用管路を介して送気送水ノズルに対して送液または送気がなされる。この送液及び送気は、挿入部１２先端の対物レンズなどを洗浄及び乾燥するためのものである。送液と送気の切換は、把持操作部１１に設けた送気送水ボタン１８の操作によって行う。
【００１４】
処置具挿入口１５から挿入部１２の先端部に亘り、図示しない処置具挿通用管路が配設されている。処置具挿通用管路は挿入部１２の先端部に開口しており、処置具挿入口１５から挿入した鉗子などの処置具を該開口から突出させることができる。また、処置具挿通用管路は不図示の吸引用管路（吸引ポンプ）に接続しており、把持操作部１１に設けた吸引ボタン１９を操作することによって吸引を行うことができる。
【００１５】
内視鏡１０には、以上の各管路とは別に副送水用管路（液体流通路）２０が配設されている。副送水用管路２０は、その一端部が把持操作部１１に設けた副送水注入口（開口端部）２１に接続し、他端部が挿入部１２の先端部に設けた副送水ノズルに接続している。通常の使用状態では、副送水注入口２１に対して周知のタイプの副送水送出装置を接続し、副送水ノズルから前方（観察対象）に向けて、洗浄液や薬液を噴出させることができる。
【００１６】
一方、微量の薬液を滴下する場合には、副送水注入口２１に対して送液装置２５を接続する。送液装置２５は、基台２６上に設置されたポンプ２７と液体タンク２８、ポンプ２７と液体タンク２８の間に設けた電磁弁（開閉弁）２９、電磁弁２９制御用のフットスイッチ３０、副送水注入口２１近傍に設けた絞り弁３１を備えている。図２に示すように、液体タンク２８は内部が気密状態に保たれており、該液体タンク２８内にポンプ接続管路３２と送液用管路３３が挿入されている。送液用管路３３の先端部は液体タンク２８内の薬液Ｍの液面下に位置し、ポンプ接続管路３２の先端部は薬液Ｍの液面よりも上部の中空空間Ｓ１に位置している。液体タンク２８の内圧はポンプ２７によって調整可能である。ポンプ２７は圧縮空気の送出と吸引とが可能なタイプであり、液体タンク２８に正圧と陰圧（負圧）を選択して与えることができる。
【００１７】
ポンプ接続管路３２の途中に設けた電磁弁２９は、フットスイッチ３０の操作に応じて、ポンプ２７による液体タンク２８の内圧調整を許容または停止（阻止）させる。具体的には、外気と連通するリーク孔３４が電磁弁２９に形成されており、フットスイッチ３０のオフ状態ではリーク孔３４が開かれているので、空気流路は図２における矢印ａまたはｂのようになり、ポンプ２７を駆動させても液体タンク２８内が加圧または減圧されることがない。一方、フットスイッチ３０を踏み込んでスイッチオンさせるとリーク孔３４が閉じ、図２における矢印ｃまたはｄのような空気流路となり、ポンプ２７の駆動に応じて液体タンク２８の内圧が変化する。液体タンク２８の中空空間Ｓ１に空気が流入して内圧が高まると、薬液Ｍが送液用管路３３内へ流入して絞り弁３１側へ送られる。逆に液体タンク２８の中空空間Ｓ１に負圧が作用すると、送液用管路３３内の薬液Ｍが液体タンク２８内に戻される。
【００１８】
絞り弁３１の構造を図３に示す。絞り弁３１は、送液用管路３３に接続する筒状のチューブ接続突起３５と、副送水注入口２１に対して挿脱可能な筒状の挿脱軸部３６を有し、挿脱軸部３６の外周面には、それぞれが径方向に弾性変形可能なＯリング３７とスナップリング３８が設けられている。挿脱軸部３６を副送水注入口２１に挿入したとき、Ｏリング３７は挿脱軸部３６と副送水注入口２１の間を液密に塞ぎ、スナップリング３８は副送水注入口２１の内周部に形成した環状凹部（凸部）に係合して挿脱軸部３６を抜け止める。
【００１９】
絞り弁３１の内部には、一端部がチューブ接続突起３５の先端に開口し、他端部が挿脱軸部３６の先端に開口する薬液流路３９が形成されている。薬液流路３９は、チューブ接続突起３５及び挿脱軸部３６のそれぞれの軸線方向に向けて形成した一対の平行流路部３９ａ及び３９ｂと、該平行流路部３９ａ及び３９ｂを接続する直交流路部３９ｃとからなり、直交流路部３９ｃの途中に内径を小さくした山形断面形状の環状絞り部３９ｄを有する。直交流路部３９ｃの一端部は絞り弁３１の外部に連通しており、この連通部から調整弁４０が挿入されている。調整弁４０は先端側から順に、テーパー端部４０ａ、Ｏリング４０ｂ、雄ねじ部４０ｃ及び回動操作ノブ４０ｄを有している。雄ねじ部４０ｃは直交流路部３９ｃの開口部付近に形成した雌ねじ部３９ｅに螺合しており、回動操作ノブ４０ｄを正逆に回転操作すると、該ねじ部３９ｅ及び４０ｃを介して、図４及び図５に示すように調整弁４０が進退する。図４は、テーパー端部４０ａが環状絞り部３９ｄに接近しているが当接はしていない状態であり、流路が狭くなっているため、該状態での単位時間あたりの薬液Ｍの流量は、調整弁４０が存在しない場合よりも小さく抑えられている。図４の状態よりも調整弁４０を左方へ移動させると、テーパー端部４０ａが環状絞り部３９ｄに接近して流路がさらに狭くなり、単位時間あたりの薬液Ｍの流量はより小さくなる。逆に、図４の状態よりも調整弁４０を右方へ移動させると、テーパー端部４０ａが環状絞り部３９ｄの間の流路が広くなり、単位時間あたりの薬液Ｍの流量は増大する。図５の位置まで調整弁４０を移動させると、テーパー端部４０ａが環状絞り部３９ｄに当接して流路が塞がれ、副送水注入口２１側への薬液Ｍの流入は阻止される。このように、調整弁４０を回転させて軸方向に進退移動させることにより、薬液Ｍの流量を適宜変化させることができる。例えば、薬液Ｍを数滴ずつ送液したい場合には、適切な流量が得られる位置まで調整弁４０を移動させればよい。調整弁４０に設けたＯリング４０ｂは、薬液Ｍを雄ねじ部４０ｃ側に漏出させないための液密手段であり、図４及び図５に示すように、調整弁４０の進退位置に関わらず常に液密手段として機能し得る位置に設けられている。
【００２０】
以上の内視鏡装置は次のように使用する。図１のように送液装置２５を内視鏡１０に接続した状態で、絞り弁３１において適切な送液量が得られるように調整弁４０を調整しておく。ポンプ２７はポンプ接続管路３２に圧縮空気を送っているが、フットスイッチ３０を操作していないときには、この送気はリーク孔３４を通して外気にリークしており、液体タンク２８内が加圧されていない。よって薬液Ｍは副送水用管路２０に送られない（図２の矢印ａの流路）。薬液Ｍを滴下させるときにはフットスイッチ３０を踏み込む。フットスイッチ３０の操作は、両手が塞がっている状態でも内視鏡１０の操作者が自ら行うことができる。フットスイッチ３０の操作に応じて電磁弁２９においてリーク孔３４が閉じ、ポンプ２７からの圧縮空気が液体タンク２８内に流入し（図２の矢印ｃの流路）、液体タンク２８の内圧上昇に伴って送液用管路３３へ薬液Ｍが流入する。送出された薬液Ｍは絞り弁３１の薬液流路３９内に入り、環状絞り部３９ｄとテーパー端部４０ａの隙間によって単位時間あたりの流量を制限されつつ副送水用管路２０に送られ、挿入部１２先端の副送水ノズルから滴下される。使用中に薬液Ｍの滴下量を変化させたい場合は、絞り弁３１の調整弁４０を適宜進退操作すれば、副送水用管路２０への薬液Ｍの流入量を変えることができる。本実施形態では絞り弁３１を把持操作部１１の近傍に設けたので、この調整作業を行いやすくなっている。
【００２１】
フットスイッチ３０の踏み込みを解除すると、ポンプ２７からの圧縮空気が再びリーク孔３４から外部へ漏れるようになり（図２の矢印ａ）、薬液Ｍの滴下は停止される。なお、前述した通り、ポンプ２７を逆回転させて液体タンク２８内に陰圧をかければ（図２の矢印ｄの流路）、送液用管路３３や副送水用管路２０内の薬液Ｍを液体タンク２８に戻すこともできる。このポンプ２７の逆転駆動は、フットスイッチ３０とは異なる操作部材によって行わせることも可能であるし、ポンプ逆転用のスイッチをフットスイッチ３０に追加してもよい。
【００２２】
図６ないし図９は、本発明の内視鏡送液装置の第２の実施形態を示す。図６に示す内視鏡５０は、独立した副送水用管路を備えない点を除いては概ね第１実施形態の内視鏡１０と共通する構造であり、内視鏡１０と同様の把持操作部５１、挿入部５２、連結部５３、ユニバーサルチューブ５４、処置具挿入口５５、湾曲操作ノブ５６、制御ボタン５７、送気送水ボタン５８及び吸引ボタン５９を有している。
【００２３】
ユニバーサルチューブ５４の先端部に設けたコネクタ６０は、プロセッサ６１に接続されており、プロセッサ６１は、光源（不図示）と送気送水用のポンプ６２を内部に有し、該ポンプ６２からポンプ接続管路６３を介して液体タンク６４に圧縮空気を送ることが可能となっている。液体タンク６４は前述の液体タンク２８に似ているが、図９に示すように、液体タンク６４には、液体Ｌの液面下まで挿入された送水用管路６５に加えて、液面より上の中空空間Ｓ２までしか挿入されていない送気用管路６６も接続している点が異なる。
【００２４】
送水用管路６５と送気用管路６６を収納する接続チューブ６７は、液体タンク６４から出て、図６及び図７に示すようにサブコネクタ６８を介してコネクタ６０に接続される。具体的には、サブコネクタ６８の先端部はコネクタ６０に設けた接続口金６０’に形成した着脱孔６９に対して挿脱可能であり、該サブコネクタ６８の外周面には、それぞれが径方向に弾性変形可能なＯリング７０とスナップリング７１が設けられている。サブコネクタ６８を着脱孔６９に挿入したとき、Ｏリング７０はサブコネクタ６８と着脱孔６９の間を液密に塞ぎ、スナップリング７１は着脱孔６９の内周部に形成し環状凹部（凸部）に係合してサブコネクタ６８を抜け止めさせる。
【００２５】
内視鏡５０にはコネクタ６０から挿入部５２の先端部に亘り、送水用管路７２と送気用管路７３が配設されている。サブコネクタ６８をコネクタ６０の接続口金６０’に接続した状態で、送水用管路６５は送水用管路７２と連通し、送気用管路６６は送気用管路７３と連通し、これら一連の送水用管路６５及び７２と一連の送気用管路６６及び７３は、互いに流体流通が生じないように独立した管路となる（図７参照）。送水用管路７２と送気用管路７３の途中には送気送水ボタン５８が設けられている。図１０に示すように、送気送水ボタン５８はシリンダ部５８ａとピストン部５８ｂを有しており、ピストン部５８ｂはシリンダ部５８ａの内側に進退可能に支持されている。シリンダ部５８ａには、送水用管路７２を構成する第１管路７２ａと第２管路７２ｂ、送気用管路７３を構成する第１管路７３ａと第２管路７３ｂの計４つの管路が接続している。ピストン部５８ｂは、その上端部がシリンダ部５８ａから突出するように付勢されており、該付勢（突出）位置において上記第１管路７３ａと第２管路７３ｂを逆止弁５８ｃ’を介して連通させる通気路５８ｃがピストン部５８ｂに形成されている。通気路５８ｃは、リーク孔５８ｄを介して外部にも連通している。ピストン部５８ｂにはさらに、通水路５８ｅが形成されている。通水路５８ｅは、ピストン部５８ｂを押圧したときに上記第１管路７２ａと第２管路７２ｂを連通させる位置関係で形成されている。
【００２６】
以上の構造により、ポンプ６２から液体タンク６４へ圧縮空気を送ると、加圧された液体タンク６４から送水用管路６５を介して液体Ｌが送出され、同時に送気用管路６６から圧縮空気が送出される。液体Ｌと圧縮空気はそれぞれ、送水用管路７２の第１管路７２ａと送気用管路７３の第１管路７３ａを介して送気送水ボタン５８のシリンダ部５８ａへ送られる。ピストン部５８ｂを押圧しておらず、かつリーク孔５８ｄを塞いでもいない状態（図１０の左半分）では、シリンダ部５８ａを挟んで位置する送水用管路７２の第１管路７２ａと第２管路７２ｂは、ピストン部５８ｂによって互いの流体流通が遮断されており、液体タンク６４側から送られた液体Ｌは送気送水ボタン５８よりも先に進むことができない。一方、リーク孔５８ｄが塞がれていないので、液体タンク６４側から第１管路７３ａを介して送られた圧縮空気は挿入部１２側に向かう第２管路７３ｂではなくリーク孔５８ｄ側に流れて外部に放出される。したがって、挿入部１２先端の送気送水ノズルには液体Ｌも圧縮空気も到達せず、送気、送水のいずれもなされない。
【００２７】
シリンダ部５８ａの非押圧状態においてリーク孔５８ｄを指で塞ぐと、通気路５８ｃからの空気漏れがなくなるため、逆止弁５８ｃ’が開いて第１管路７３ａから第２管路７３ｂへ圧縮空気が流入し、送気送水ノズルから圧縮空気を噴出させることができる。
【００２８】
さらに図１０の右半分のようにピストン部５８ｂを押圧すると、送気用管路７３の第１管路７３ａと第２管路７３ｂの間の連通が遮断され、代わりに送水用管路７２の第１管路７２と第２管路７３が通水路５８ｅを介して連通する。これにより、液体タンク６４側から送出された液体Ｌが挿入部１２側の第２管路７２ｂに流入し、送気送水ノズルから液体Ｌが噴出される。
【００２９】
以上のような送気送水の切換構造は周知のものである。本実施形態ではさらに、この送水構造を用いて、微量な滴下が必要とされる薬液の送液も行うことに特徴を有する。その準備として、液体タンク６４内には通常の洗浄水の代わりに、滴下させるべき薬液Ｌを入れておく。また、コネクタ６０の接続口金６０’とサブコネクタ６８の間に、図８のように調整弁アダプタ７５を装着する。調整弁アダプタ７５は着脱突部７６と着脱孔７７を有している。着脱突部７６は、サブコネクタ６８と同様に外周部にＯリング７８及びスナップリング７９を有しており、コネクタ６０の接続口金６０’の着脱孔６９に対して着脱可能である。一方、着脱孔７７は着脱孔６９と同構造になっており、該着脱孔７７に対してサブコネクタ６８を着脱することが可能である。
【００３０】
調整弁アダプタ７５内には薬液流路８０と送気用流路８１が形成されている。調整弁アダプタ７５をコネクタ６０の接続口金６０’とサブコネクタ６８の間に介在させたとき、薬液流路８０の一端部は送水用管路６５に接続し、他端部は送水用管路７２の第１管路７２ａに接続する。また、送気用流路８１の一端部は送気用管路６６に接続し、他端部は送気用管路７３の第１管路７３ａに接続する。調整弁アダプタ７５の薬液流路８０は、第１実施形態の薬液流路３９と同様に、互いに平行な平行流路部８０ａ及び８０ｂと、該平行流路部８０ａ及び８０ｂを接続する直交流路部８０ｃと、直交流路部８０ｃの途中に位置する環状絞り部８０ｄとを有している。直交流路部８０ｃに対しては調整弁８２が挿入されており、該調整弁８２は、第１実施形態の調整弁４０と同様に先端側からテーパー端部８２ａ、Ｏリング８２ｂ、雄ねじ部８２ｃ及び回動操作ノブ８２ｄが設けられている。雄ねじ部８２ｃは、調整弁アダプタ７５に形成した雌ねじ部７５ａに螺合している。薬液流路８０と調整弁８２の機能は上記薬液流路３９及び調整弁４０と同じであるからその詳細な説明は省略するが、調整弁８２を回転させて軸方向に進退させると、環状絞り部８０ｄとテーパー端部８２ａの間の流路サイズが変化して、単位時間あたりの薬液（液体Ｌ）の流量を変えることができる。
【００３１】
以上の構造において薬液の滴下作業を行う場合は、調整弁アダプタ７５の調整弁８２によって薬液流路８０における流量を予め適正値に調整しておく。送気送水ボタン５８のピストン部５８ｂを押圧操作しない場合は、前述の通り送水用管路７２の第１管路７２ａと第２管路７２ｂの連通は遮断されているので、調整弁アダプタ７５における流量に関わりなく薬液は送気送水ボタン５８よりも先に送られることはない。このとき、送気用管路６６、第１管路７３ａ、通気路５８ｃ、第２管路７３ｂという経路が連通しているので、調整弁アダプタ７５を装着しない場合と同様に、リーク孔５８ｄを塞げば送気送水ノズルへ送気することができる。
【００３２】
ピストン部５８ｂを押圧すると、ピストン部５８ｂに形成した通水路５８ｅを通して送水用管路７２の第１管路７２ａと第２管路７２ｂが連通され、挿入部１２先端の送気送水ノズルまで薬液が送られる。このとき、送水用管路７２に入る薬液の流量は調整弁アダプタ７５によって制限されており、送気送水ノズルからは薬液が適切な量で滴下される。この薬液の滴下作業は送気送水ボタン５８の押圧によって実行するので、通常の内視鏡使用形態と同じく、把持操作部１１から手を離さずに内視鏡操作者が単独で行うことができる。薬液の流量を制御したい場合には、調整弁アダプタ７５の調整弁８２を適宜操作すればよい。
【００３３】
ポンプ６２は送気に加えて吸引も可能なタイプであり、ポンプ６２を薬液送出時とは逆回転させて液体タンク６４内に陰圧をかければ、管路（送水用管路６５、薬液流路８０、送水用管路７２）内の薬液を液体タンク６４に戻すこともできる。このポンプ６２の逆転駆動を行わせるための操作部材の態様は任意であるが、例えば第１実施形態のフットスイッチ３０のようなフットスイッチであると、内視鏡５０から手を離さずに操作できるので好ましい。
【００３４】
以上の各実施形態から分かるように、本発明の内視鏡送液装置によれば、薬液の供給量を内視鏡操作者が単独で容易に微調整することができ、従来の内視鏡装置に比べて作業効率が向上する。いずれの実施形態においても既存の送水（副送水）機構を利用するので、内視鏡１０、５０には特別な改変を加える必要がなく、低コストで提供することができる。特に、第２実施形態では、調整弁アダプタ７５を追加する以外はプロセッサ６１側も完全に既存のものを使うことができるので、コスト的に非常に有利である。また、いずれの実施形態においても、処置具挿通用の管路は送液に使用しないので、処置具の同時使用が可能である。
【００３５】
但し、本発明は以上の実施形態に限定されるものではない。例えば、図１では絞り弁３１が副送水注入口２１の近傍に設けられている。前述の通り、操作性という観点からは、絞り弁３１の設置位置は内視鏡１０の近くである方が好ましいが、絞り弁は、少なくとも機能上は副送水注入口２１と液体タンク２８の間に位置していればよい。よって、絞り弁３１に相当する部材を液体タンク２８のキャップに設けることも可能である。
【００３６】
【発明の効果】
以上から明らかなように、本発明によれば、薬液の供給量を容易に微調整可能な内視鏡の送液装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施形態に係る内視鏡と送液装置の外観図である。
【図２】図１の送液装置を一部断面として示した拡大図である。
【図３】図１の調整弁の拡大断面図である。
【図４】図３の調整弁を開いた状態の断面図である。
【図５】図３の調整弁を閉じた状態の断面図である。
【図６】本発明の第２の実施形態に係る内視鏡と送液装置の外観図である。
【図７】図６のユニバーサルチューブのコネクタ部付近における流体流通路を示す拡大断面図である。
【図８】図７のコネクタ部に調整弁アダプタを介在させた状態の拡大断面図である。
【図９】図６の液体タンクの断面図である。
【図１０】図６の内視鏡の送気送水ボタンの押圧状態と非押圧状態の断面図である。
【図１１】従来の内視鏡の送液装置の一例を示す図である。
【図１２】従来の内視鏡の送液装置の異なる例を示す図である。
【符号の説明】
１０５０内視鏡
１１５１把持操作部
１２５２挿入部
５４ユニバーサルチューブ
２０副送水用管路（液体流通路）
２７６２ポンプ
２８６４液体タンク
２９電磁弁（開閉弁）
３０フットスイッチ
３１絞り弁（流量調節手段）
６０コネクタ
６０’ 接続口金
６５送水用管路
６６送気用管路
６７接続チューブ
６８サブコネクタ
７２送水用管路
７３送気用管路
７５調整弁アダプタ[0001]
【Technical field】
The present invention relates to a liquid feeding device for an endoscope.
[0002]
[Prior art and its problems]
At the time of a clinical test using an endoscope, a drug solution may be supplied in a small unit of several drops or several cc. In the endoscope apparatus, there are known a water supply means used for cleaning the distal end of the insertion portion, and a secondary water supply means for ejecting a purified liquid or a chemical solution from a distal end of the insertion portion to an object in the field of view. Is not suitable for sending a small amount of liquid as described above, so that the liquid sending was conventionally controlled as follows.
[0003]
FIG. 11 is an example of an endoscope 110 having a sub water supply unit. Inside the endoscope 110, a sub water supply pipeline 111 is provided, and one end of the sub water supply pipeline 111 is connected to a sub water supply inlet 113 provided in the grip operation unit 112, and the other end is inserted. It is open at the tip of the part 114. A liquid feed tube 115 is inserted into the sub water feed inlet 113, and a syringe 116 is connected to the liquid feed tube 115. The syringe 116 contains a drug solution, and an assistant other than the endoscope operator manually adjusts the amount of the solution to be sent. The drug solution sent from the syringe 116 enters the gripping operation unit 111 through the liquid feeding tube 115, and is dropped from the tip of the insertion unit 114.
[0004]
FIG. 12 shows an endoscope 120 of a type not having an independent sub water supply conduit. The endoscope 120 is provided with a treatment tool insertion pipe 121 through which a treatment tool such as forceps can be inserted, and one end of the treatment tool insertion pipe 121 is provided with a treatment tool insertion pipe provided near the grip operation unit 122. The other end is open to the tip of the insertion portion 124. As in the embodiment of FIG. 11, a liquid feeding tube 125 is inserted into the treatment instrument insertion port 123, a syringe 126 is connected to the liquid feeding tube 125, and the assistant manually adjusts the supply amount of the drug solution from the syringe 126. I do. The drug solution sent from the syringe 126 enters the treatment instrument insertion conduit 121 through the liquid sending tube 125, and is dropped from the tip of the insertion portion 124.
[0005]
In any of the embodiments of FIG. 11 and FIG. 12, an assistant is required for the delivery of the chemical solution, and the assistant must take care to prevent the supply amount from becoming excessive. Therefore, improvement in workability is desired. . Further, in the embodiment of FIG. 12, there is also a disadvantage that the treatment tools cannot be used simultaneously during the liquid feeding.
[0006]
[Object of the invention]
An object of the present invention is to provide a liquid feeding device for an endoscope that can easily finely adjust a supply amount of a drug solution.
[0007]
Summary of the Invention
The present invention relates to a liquid feeding device for an endoscope that supplies a liquid from a fluid delivery source outside the endoscope to a fluid flow passage provided in the endoscope. And a flow control means.
[0008]
For example, the liquid flow passage is a sub water supply conduit extending from the gripping operation unit of the endoscope to the distal end of the insertion unit, and the flow rate adjusting unit is detachable from an opening end of the auxiliary water supply conduit on the gripping operation unit side. Can be constituted by the throttle valve provided in the above.
[0009]
It is preferable that an on-off valve is further provided between the liquid delivery source and the inlet of the liquid flow passage. The on-off valve is, for example, an electromagnetic valve, and operability is good when the electromagnetic valve is controlled by a foot switch.
[0010]
Further, the liquid flow path may be a water supply pipe and an air supply pipe from the end of the universal tube of the endoscope to the end of the insertion section. In this aspect, the water supply pipeline and the air supply pipeline are connected to an air supply / water supply button provided on the gripping operation unit of the endoscope, and air supply and water supply are controlled.
[0011]
In the endoscope of this aspect, the connector at the distal end of the universal tube is connected to a processor having a pump as a liquid supply source and a liquid tank, and a connection tube having a water supply pipe and an air supply pipe from the liquid tank. It is preferable that a sub-connector to be connected to the connection base of the connector is provided at the distal end. And, by making the adjustment valve adapter having a throttle valve selectively removable between the sub-connector at the end of the connection tube and the connection mouthpiece of the connector, a normal air supply / water supply function and a small amount of liquid supply function are achieved. Can be easily used properly.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
1 to 5 show a first embodiment of an endoscope liquid sending device according to the present invention. The endoscope 10 according to the present embodiment is an electronic endoscope, and includes a grip operation unit 11 that is gripped by an operator, a flexible insertion unit 12, and a connection that connects the grip operation unit 11 and the insertion unit 12. A universal tube 14 extends from the gripping operation unit 11, and a connecting portion 13 is provided with a treatment instrument insertion port 15. The insertion section 12 can be operated to bend via a bending operation knob 16 provided on the gripping operation section 11. The grip operation unit 11 is also provided with a plurality of control buttons 17 for controlling an image obtained by the objective optical system.
[0013]
An illumination light guide, an air supply pipe, and a water supply pipe (not shown) are provided from the universal tube 14 to the distal end of the insertion section 12. An air / water nozzle is provided. The universal tube 14 is connected to a processor for image signal processing via a connector (not shown). Although not shown, the processor is provided with a light source and an air / water supply device. When the connector of the universal tube 14 is connected to the processor, the light from the light source is guided to the illumination lens via the illumination light guide. In addition, when the pump of the air / water supply device is driven in a state where the connector and the processor are connected, liquid is supplied or air is supplied to the air / water supply nozzle via the air supply pipe and the water supply pipe. The liquid supply and the gas supply are for cleaning and drying the objective lens and the like at the distal end of the insertion section 12. Switching between liquid supply and gas supply is performed by operating a gas supply / water supply button 18 provided on the grip operation unit 11.
[0014]
A treatment tool insertion conduit (not shown) is provided from the treatment tool insertion port 15 to the distal end of the insertion section 12. The treatment instrument insertion conduit is open at the distal end of the insertion section 12 so that a treatment instrument such as forceps inserted from the treatment instrument insertion port 15 can protrude from the opening. Further, the treatment instrument insertion pipe is connected to a suction pipe (not shown) for suction (not shown), and suction can be performed by operating a suction button 19 provided on the gripping operation section 11.
[0015]
The endoscope 10 is provided with a sub water supply pipe (liquid flow path) 20 separately from the above pipes. One end of the sub-water supply pipe 20 is connected to a sub-water supply inlet (opening end) 21 provided in the gripping operation unit 11, and the other end is connected to a sub-water supply nozzle provided at the distal end of the insertion unit 12. Connected. In a normal use state, a known type of sub-water supply / sending device is connected to the sub-water supply inlet 21 so that a cleaning liquid or a chemical solution can be ejected forward (to be observed) from the sub-water supply nozzle.
[0016]
On the other hand, when a small amount of the chemical is dropped, the liquid feeder 25 is connected to the sub water supply inlet 21. The liquid feeding device 25 includes a pump 27 and a liquid tank 28 provided on a base 26, an electromagnetic valve (open / close valve) 29 provided between the pump 27 and the liquid tank 28, a foot switch 30 for controlling the electromagnetic valve 29, A throttle valve 31 provided near the sub-water inlet 21 is provided. As shown in FIG. 2, the inside of the liquid tank 28 is kept airtight, and a pump connection pipe 32 and a liquid feed pipe 33 are inserted into the liquid tank 28. The distal end of the liquid sending pipe 33 is located below the liquid surface of the chemical liquid M in the liquid tank 28, and the distal end of the pump connection conduit 32 is located in the hollow space S1 above the liquid surface of the chemical liquid M. I have. The internal pressure of the liquid tank 28 can be adjusted by the pump 27. The pump 27 is a type capable of sending and sucking compressed air, and can selectively supply a positive pressure and a negative pressure (negative pressure) to the liquid tank 28.
[0017]
An electromagnetic valve 29 provided in the middle of the pump connection pipe line 32 allows or stops (blocks) the adjustment of the internal pressure of the liquid tank 28 by the pump 27 in accordance with the operation of the foot switch 30. Specifically, a leak hole 34 communicating with the outside air is formed in the solenoid valve 29, and when the foot switch 30 is off, the leak hole 34 is open. Thus, even if the pump 27 is driven, the inside of the liquid tank 28 is not pressurized or depressurized. On the other hand, when the foot switch 30 is turned on by depressing the foot switch 30, the leak hole 34 is closed and an air flow path as shown by an arrow c or d in FIG. 2 is formed, and the internal pressure of the liquid tank 28 changes according to the driving of the pump 27. When air flows into the hollow space S1 of the liquid tank 28 and the internal pressure increases, the chemical liquid M flows into the liquid supply pipe 33 and is sent to the throttle valve 31 side. Conversely, when a negative pressure acts on the hollow space S1 of the liquid tank 28, the chemical liquid M in the liquid supply pipe 33 is returned into the liquid tank 28.
[0018]
FIG. 3 shows the structure of the throttle valve 31. The throttle valve 31 has a cylindrical tube connection projection 35 connected to the liquid supply pipe line 33 and a cylindrical insertion / removal shaft portion 36 that can be inserted / removed from / to the sub water supply inlet 21. An O-ring 37 and a snap ring 38, each of which can be elastically deformed in the radial direction, are provided on the outer peripheral surface of the portion 36. When the insertion / removal shaft portion 36 is inserted into the sub-water supply inlet 21, the O-ring 37 closes the gap between the insertion / removal shaft portion 36 and the sub-water supply inlet 21 in a liquid-tight manner, and the snap ring 38 is formed inside the sub-water supply inlet 21. The engagement with the annular concave portion (convex portion) formed in the peripheral portion prevents the insertion / removal shaft portion 36 from coming off.
[0019]
Inside the throttle valve 31, there is formed a chemical liquid passage 39 having one end opening at the tip of the tube connection projection 35 and the other end opening at the tip of the insertion / removal shaft 36. The chemical solution flow path 39 has a pair of parallel flow paths 39a and 39b formed toward the respective axial directions of the tube connection protrusion 35 and the insertion / removal shaft 36, and a cross flow connecting the parallel flow paths 39a and 39b. An annular restricting portion 39d having a mountain-shaped cross section with a reduced inner diameter is provided in the middle of the orthogonal flow channel portion 39c. One end of the orthogonal flow path portion 39c communicates with the outside of the throttle valve 31, and the adjustment valve 40 is inserted from this communication portion. The adjustment valve 40 has a tapered end 40a, an O-ring 40b, a male screw 40c, and a rotation operation knob 40d in this order from the distal end side. The male screw portion 40c is screwed into a female screw portion 39e formed near the opening of the orthogonal flow channel portion 39c, and when the rotary operation knob 40d is rotated in the normal or reverse direction, the male screw portion 40c is turned through the screw portions 39e and 40c. As shown in FIG. 4 and FIG. 5, the adjustment valve 40 moves forward and backward. FIG. 4 shows a state in which the tapered end 40a is close to, but not in contact with, the annular restricting portion 39d. Since the flow path is narrow, the flow rate of the chemical liquid M per unit time in this state is shown. Is smaller than the case where the regulating valve 40 is not present. When the adjustment valve 40 is moved to the left from the state of FIG. 4, the tapered end portion 40a approaches the annular throttle portion 39d, the flow path becomes further narrower, and the flow rate of the chemical solution M per unit time becomes smaller. Conversely, when the adjustment valve 40 is moved to the right as compared to the state of FIG. 4, the flow path between the tapered end portion 40a and the annular throttle portion 39d becomes wider, and the flow rate of the chemical solution M per unit time increases. When the adjustment valve 40 is moved to the position shown in FIG. 5, the tapered end portion 40a abuts on the annular throttle portion 39d to block the flow path, and the inflow of the chemical liquid M to the sub water supply inlet 21 is prevented. As described above, by rotating the adjustment valve 40 and moving the adjustment valve 40 in the axial direction, the flow rate of the chemical liquid M can be appropriately changed. For example, when it is desired to feed the chemical solution M several drops at a time, the adjustment valve 40 may be moved to a position where an appropriate flow rate can be obtained. The O-ring 40b provided on the adjusting valve 40 is a liquid-tight means for preventing the chemical liquid M from leaking to the male screw portion 40c side. As shown in FIGS. It is provided at a position that can function as a dense means.
[0020]
The above endoscope apparatus is used as follows. With the liquid feeding device 25 connected to the endoscope 10 as shown in FIG. 1, the adjusting valve 40 is adjusted so that an appropriate liquid sending amount is obtained at the throttle valve 31. Although the pump 27 sends compressed air to the pump connection line 32, when the foot switch 30 is not operated, this air is leaking to the outside air through the leak hole 34, and the inside of the liquid tank 28 is pressurized. Not. Therefore, the chemical liquid M is not sent to the sub water supply pipeline 20 (the flow path indicated by the arrow a in FIG. 2). To drop the liquid medicine M, the foot switch 30 is depressed. The operator of the endoscope 10 can operate the foot switch 30 even when both hands are closed. In response to the operation of the foot switch 30, the leak hole 34 in the solenoid valve 29 is closed, and the compressed air from the pump 27 flows into the liquid tank 28 (flow path indicated by an arrow c in FIG. 2), and the internal pressure of the liquid tank 28 increases. Accordingly, the drug solution M flows into the liquid supply pipe 33. The sent chemical liquid M enters the chemical liquid flow path 39 of the throttle valve 31, and is sent to the sub water supply pipe 20 while the flow rate per unit time is limited by the gap between the annular throttle part 39d and the tapered end 40a, and inserted. It is dropped from the sub water nozzle at the tip of the part 12. When it is desired to change the drop amount of the chemical liquid M during use, the amount of the chemical liquid M flowing into the sub water supply pipe 20 can be changed by appropriately moving the adjustment valve 40 of the throttle valve 31 forward or backward. In the present embodiment, since the throttle valve 31 is provided near the gripping operation section 11, this adjustment work is facilitated.
[0021]
When the depression of the foot switch 30 is released, the compressed air from the pump 27 leaks to the outside again from the leak hole 34 (arrow a in FIG. 2), and the dripping of the drug solution M is stopped. As described above, if a negative pressure is applied to the liquid tank 28 by rotating the pump 27 in the reverse direction (the flow path indicated by the arrow d in FIG. 2), the liquid solution in the liquid supply pipe 33 and the sub water supply pipe 20 is removed. M can be returned to the liquid tank 28. The reverse rotation of the pump 27 can be performed by an operation member different from the foot switch 30, or a switch for reverse rotation of the pump may be added to the foot switch 30.
[0022]
6 to 9 show a second embodiment of the endoscope liquid feeding device according to the present invention. The endoscope 50 shown in FIG. 6 has substantially the same structure as the endoscope 10 of the first embodiment except that the endoscope 50 does not include an independent auxiliary water pipe. It has an operation section 51, an insertion section 52, a connection section 53, a universal tube 54, a treatment instrument insertion port 55, a bending operation knob 56, a control button 57, an air / water button 58, and a suction button 59.
[0023]
A connector 60 provided at the distal end of the universal tube 54 is connected to a processor 61. The processor 61 has a light source (not shown) and a pump 62 for air / water supply. Compressed air can be sent to the liquid tank 64 via the conduit 63. The liquid tank 64 is similar to the liquid tank 28 described above, but as shown in FIG. 9, the liquid tank 64 includes a water supply pipe 65 inserted below the liquid L and a liquid The difference is that the air supply pipe 66 inserted only up to the upper hollow space S2 is also connected.
[0024]
The connection tube 67 containing the water supply pipe 65 and the air supply pipe 66 exits from the liquid tank 64 and is connected to the connector 60 via the sub-connector 68 as shown in FIGS. Specifically, the distal end of the sub-connector 68 can be inserted into and removed from a detachable hole 69 formed in a connection base 60 ′ provided in the connector 60. Are provided with an O-ring 70 and a snap ring 71 that can be elastically deformed. When the sub-connector 68 is inserted into the attachment / detachment hole 69, the O-ring 70 closes the space between the sub-connector 68 and the attachment / detachment hole 69 in a liquid-tight manner, and the snap ring 71 is formed on the inner peripheral portion of the attachment / detachment hole 69 to form an annular concave portion (convex portion). ) To prevent the sub-connector 68 from coming off.
[0025]
The endoscope 50 is provided with a water supply pipe 72 and an air supply pipe 73 from the connector 60 to the distal end of the insertion section 52. In a state where the sub-connector 68 is connected to the connection base 60 ′ of the connector 60, the water supply pipe 65 communicates with the water supply pipe 72, and the air supply pipe 66 communicates with the air supply pipe 73. The series of water supply pipes 65 and 72 and the series of air supply pipes 66 and 73 are independent from each other so that fluid does not flow (see FIG. 7). An air / water supply button 58 is provided in the middle of the water supply line 72 and the air supply line 73. As shown in FIG. 10, the air / water supply button 58 has a cylinder part 58a and a piston part 58b, and the piston part 58b is supported inside the cylinder part 58a so as to be able to advance and retreat. The cylinder portion 58a includes a first conduit 72a and a second conduit 72b that constitute the water supply conduit 72, and a first conduit 73a and a second conduit 73b that constitute the air supply conduit 73. The pipeline is connected. The piston portion 58b is biased so that its upper end protrudes from the cylinder portion 58a, and in the biased (projected) position, the first conduit 73a and the second conduit 73b are connected to the check valve 58c '. An air passage 58c is formed in the piston portion 58b to communicate therewith. The air passage 58c communicates with the outside through the leak hole 58d. A water passage 58e is further formed in the piston portion 58b. The water passage 58e is formed in a positional relationship that allows the first conduit 72a and the second conduit 72b to communicate with each other when the piston portion 58b is pressed.
[0026]
With the above structure, when the compressed air is sent from the pump 62 to the liquid tank 64, the liquid L is sent from the pressurized liquid tank 64 via the water supply pipe 65, and at the same time, the compressed air is sent from the air supply pipe 66. Is sent. The liquid L and the compressed air are sent to the cylinder portion 58a of the air / water button 58 via the first line 72a of the water line 72 and the first line 73a of the air line 73, respectively. In a state in which the piston 58b is not pressed and the leak hole 58d is not closed (the left half in FIG. 10), the first pipe 72a and the second pipe 72a of the water supply pipe 72 located with the cylinder 58a interposed therebetween. Fluid flow between the pipes 72b is interrupted by the piston 58b, so that the liquid L sent from the liquid tank 64 cannot advance beyond the air / water button 58. On the other hand, since the leak hole 58d is not closed, the compressed air sent from the liquid tank 64 through the first pipe 73a is not directed to the second pipe 73b toward the insertion section 12 but to the leak hole 58d. It flows and is released outside. Therefore, neither the liquid L nor the compressed air reaches the air / water supply nozzle at the tip of the insertion section 12, and neither air supply nor water supply is performed.
[0027]
If the leak hole 58d is closed with a finger in the non-pressed state of the cylinder portion 58a, no air leaks from the air passage 58c, so that the check valve 58c 'is opened and compressed air flows from the first conduit 73a to the second conduit 73b. Flows, and compressed air can be ejected from the air / water supply nozzle.
[0028]
Further, when the piston portion 58b is pressed as shown in the right half of FIG. 10, the communication between the first conduit 73a and the second conduit 73b of the air supply conduit 73 is cut off, and instead, the water supply conduit 72 is closed. The first pipeline 72 and the second pipeline 73 communicate with each other via the water passage 58e. As a result, the liquid L sent from the liquid tank 64 flows into the second conduit 72b on the insertion section 12 side, and the liquid L is ejected from the air / water supply nozzle.
[0029]
The switching structure for air and water supply as described above is well known. The present embodiment is further characterized in that a chemical solution requiring a small amount of dripping is also sent using this water sending structure. As a preparation, a liquid L to be dropped is put in the liquid tank 64 instead of the normal washing water. Further, an adjustment valve adapter 75 is mounted between the connection base 60 ′ of the connector 60 and the sub-connector 68 as shown in FIG. The adjustment valve adapter 75 has a detachable projection 76 and a detachable hole 77. The attachment / detachment protrusion 76 has an O-ring 78 and a snap ring 79 on the outer periphery similarly to the sub-connector 68, and is attachable / detachable to / from the attachment / detachment hole 69 of the connection base 60 ′ of the connector 60. On the other hand, the attachment / detachment hole 77 has the same structure as the attachment / detachment hole 69, and the sub-connector 68 can be attached to and detached from the attachment / detachment hole 77.
[0030]
A chemical liquid channel 80 and an air supply channel 81 are formed in the adjustment valve adapter 75. When the adjustment valve adapter 75 is interposed between the connection base 60 ′ of the connector 60 and the sub-connector 68, one end of the chemical liquid flow path 80 is connected to the water supply pipe 65, and the other end is connected to the water supply pipe 72. To the first pipeline 72a. Further, one end of the air supply flow path 81 is connected to the air supply pipe 66, and the other end is connected to the first pipe 73 a of the air supply pipe 73. The chemical liquid flow path 80 of the adjustment valve adapter 75 is, like the chemical liquid flow path 39 of the first embodiment, a parallel flow path portion 80a and 80b parallel to each other and an orthogonal flow path connecting the parallel flow path portions 80a and 80b. It has a section 80c and an annular throttle section 80d located in the middle of the orthogonal flow path section 80c. An adjustment valve 82 is inserted into the orthogonal flow passage portion 80c. The adjustment valve 82 has a tapered end portion 82a, an O-ring 82b, and a male screw portion 82c from the distal end side similarly to the adjustment valve 40 of the first embodiment. And a rotation operation knob 82d. The male screw portion 82c is screwed into a female screw portion 75a formed on the adjustment valve adapter 75. The functions of the chemical liquid flow path 80 and the adjustment valve 82 are the same as those of the above-described chemical liquid flow path 39 and the adjustment valve 40, and thus detailed description thereof will be omitted. The flow path size between the portion 80d and the tapered end portion 82a changes, so that the flow rate of the chemical solution (liquid L) per unit time can be changed.
[0031]
When performing the dropping operation of the chemical liquid in the above structure, the flow rate in the chemical liquid flow path 80 is adjusted to an appropriate value in advance by the adjusting valve 82 of the adjusting valve adapter 75. When the piston portion 58b of the air / water supply button 58 is not pressed, the communication between the first conduit 72a and the second conduit 72b of the water supply conduit 72 is interrupted as described above. Regardless of the flow rate, the chemical is not sent before the air / water button 58. At this time, since the air supply pipe 66, the first pipe 73a, the ventilation path 58c, and the second pipe 73b are in communication with each other, the leak hole 58d is formed similarly to the case where the adjustment valve adapter 75 is not attached. If closed, air can be sent to the air / water supply nozzle.
[0032]
When the piston 58b is pressed, the first conduit 72a and the second conduit 72b of the water supply conduit 72 communicate with each other through a water conduit 58e formed in the piston 58b, and the chemical liquid is supplied to the air / water supply nozzle at the tip of the insertion portion 12. Sent. At this time, the flow rate of the chemical liquid entering the water supply conduit 72 is restricted by the adjusting valve adapter 75, and the chemical liquid is dropped in an appropriate amount from the air / water supply nozzle. Since the dropping operation of the chemical solution is performed by pressing the air / water button 58, the endoscope operator can perform the operation alone without releasing the hand from the gripping operation unit 11, as in the normal endoscope use mode. . When it is desired to control the flow rate of the chemical solution, the adjustment valve 82 of the adjustment valve adapter 75 may be appropriately operated.
[0033]
The pump 62 is of a type capable of suctioning in addition to air supply. If a negative pressure is applied to the liquid tank 64 by rotating the pump 62 in a reverse direction to the time when the chemical solution is sent out, a pipe (water supply pipe 65, chemical solution flow The liquid medicine in the passage 80 and the water supply conduit 72) can be returned to the liquid tank 64. The mode of the operation member for causing the pump 62 to perform the reverse rotation drive is arbitrary. For example, a foot switch such as the foot switch 30 of the first embodiment can be operated without releasing the hand from the endoscope 50. It is preferable because it is possible.
[0034]
As can be seen from the above embodiments, according to the endoscope liquid feeding device of the present invention, the endoscope operator can easily and independently finely adjust the supply amount of the chemical solution, and the conventional endoscope Work efficiency is improved as compared with the device. In any of the embodiments, since the existing water supply (sub-water supply) mechanism is used, the endoscopes 10 and 50 need not be specially modified, and can be provided at low cost. In particular, in the second embodiment, the processor 61 can completely use the existing one except for the addition of the regulating valve adapter 75, which is very advantageous in terms of cost. Further, in any of the embodiments, the treatment instrument insertion conduit is not used for liquid supply, so that the treatment instrument can be used simultaneously.
[0035]
However, the present invention is not limited to the above embodiment. For example, in FIG. 1, the throttle valve 31 is provided in the vicinity of the sub water supply inlet 21. As described above, from the viewpoint of operability, the installation position of the throttle valve 31 is preferably near the endoscope 10, but the throttle valve is at least functionally located between the sub-water supply inlet 21 and the liquid tank 28. It is good if it is located in. Therefore, a member corresponding to the throttle valve 31 can be provided on the cap of the liquid tank 28.
[0036]
【The invention's effect】
As is clear from the above, according to the present invention, it is possible to obtain a liquid feeding device for an endoscope that can easily finely adjust the supply amount of a drug solution.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external view of an endoscope and a liquid feeding device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged view showing the liquid feeding device of FIG. 1 as a partial cross section.
FIG. 3 is an enlarged sectional view of the regulating valve of FIG. 1;
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a state where an adjustment valve of FIG. 3 is opened.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a state in which the adjustment valve of FIG. 3 is closed.
FIG. 6 is an external view of an endoscope and a liquid feeding device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is an enlarged sectional view showing a fluid flow passage near a connector part of the universal tube of FIG. 6;
8 is an enlarged cross-sectional view showing a state where an adjustment valve adapter is interposed in the connector section of FIG. 7;
FIG. 9 is a sectional view of the liquid tank of FIG. 6;
10 is a cross-sectional view of the endoscope of FIG. 6 in a pressed state and a non-pressed state of an air / water supply button.
FIG. 11 is a diagram showing an example of a conventional liquid feeding device for an endoscope.
FIG. 12 is a diagram showing a different example of a conventional liquid feeding device for an endoscope.
[Explanation of symbols]
10 50 endoscope
11 51 Grasping operation unit
12 52 Insertion part
54 Universal Tube
20 Pipe for water supply (liquid passage)
27 62 Pump
28 64 liquid tank
29 Solenoid valve (open / close valve)
30 foot switch
31 Throttle valve (flow control means)
60 Connector
60 'connection base
65 Water supply pipeline
66 Air supply pipeline
67 Connection tube
68 sub connector
72 Water supply pipeline
73 Air supply line
75 Adjustment valve adapter

Claims

In a liquid delivery device for an endoscope that supplies a liquid from a fluid delivery source outside the endoscope to a fluid flow passage provided in the endoscope,
A liquid sending device for an endoscope, wherein a flow adjusting means is provided between the liquid sending source and an inlet of the liquid flow passage.

2. The liquid feeding device for an endoscope according to claim 1, wherein the liquid flow passage is a sub water supply conduit extending from a gripping operation section of the endoscope to a distal end of the insertion section, and the flow rate adjusting means is a sub water supply conduit. A liquid feeding device for an endoscope, which is a throttle valve detachably provided at an opening end on the side of the gripping operation unit.

3. The liquid feeding device for an endoscope according to claim 1, further comprising an on-off valve between the liquid supply source and an inlet of the liquid flow passage.

4. The endoscope liquid feeding device according to claim 3, wherein the on-off valve is a solenoid valve.

The liquid feeding device for an endoscope according to claim 4, further comprising a foot switch for controlling the electromagnetic valve.

2. The liquid feeding device for an endoscope according to claim 1, wherein the liquid flow paths are a water feeding pipe and an air feeding pipe extending from a distal end of the universal tube of the endoscope to a distal end of the insertion section. The conduit and the air supply conduit are connected to an air supply / water supply button provided in a grip operation unit of the endoscope.

7. The liquid feeding device for an endoscope according to claim 6, wherein the connector at the distal end of the universal tube is connected to a pump having a liquid supply source and a processor having a liquid tank, and is connected to a water supply pipe from the liquid tank. A liquid feeding device for an endoscope, wherein a sub-connector connected to a connection base of the connector is provided at a distal end portion of a connection tube having a pneumatic conduit.

8. The endoscope liquid feeding device according to claim 7, wherein an adjustment valve adapter having a throttle valve is selectively detachable between a sub-connector at a tip of the connection tube and a connection base of the connector. Mirror liquid transfer device.