JP2004308989A

JP2004308989A - Air-conditioner

Info

Publication number: JP2004308989A
Application number: JP2003101660A
Authority: JP
Inventors: Yoshio Okamoto; 誉士夫岡本; Yoshizo Fukushima; 義三福島; Tadashi Sakaguchi; 正坂口
Original assignee: Daikin Industries Ltd
Current assignee: Daikin Industries Ltd
Priority date: 2003-04-04
Filing date: 2003-04-04
Publication date: 2004-11-04

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an air-conditioner for producing an increase in the awakening senses of persons. <P>SOLUTION: The air-conditioner for performing air-conditioning operation to supply conditioned air into a room comprises a ultrasonic wave generating unit 8. The ultrasonic wave generating unit 8 generates awakening ultrasonic waves having characteristics of giving influences to autonomic nerve systems of persons. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は空気調和機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
空気調和機は、調和された空気を室内へ送風することにより居住者の快適感を向上させている。例えば、エアコンでは、冷風や温風を室内へ送風することにより室内の温度を居住者にとって快適な温度に保つことができる。また、空気清浄機では、導入した空気から塵や埃などの異物を除去した清浄空気を室内へ送風することにより、室内の空気を清浄に保ち居住者の快適感を向上させている。さらに、近年では、調湿機能、脱臭機能、マイナスイオン発生機能などを備えた空気調和機が登場し、室内を居住者にとって快適なものにしている（特許文献１参照）。
【０００３】
ところで、近年、人間の可聴音域である約２０Ｈｚから２０ｋＨｚの範囲を越える高周波成分を含んだ音には、それを除外した音に比べて、人間の快適感を向上させる効果（ハイパーソニック・エフェクト）があるという報告がされている（非特許文献１参照）。ここでは、２６ｋＨｚを超える高周波成分は、それ単独では人間に音として聞こえないにもかかわらず、それを含んだ音は、それを除外した音に比べて、脳波α波ポテンシャルを統計的に有意に増大させるとともに、共存する可聴音をより快適に感受させる効果を持つことが見出されている。α波は、人間が目を閉じ安静にリラックスしているとき等に増大する脳波であることが知られており、ハイパーソニック・エフェクトにより人間の快適感が向上すると考えられている。
【０００４】
このような、２０ｋＨｚ以上の人間の可聴音域を越える高周波成分を含んだ音は、自然環境に多く含まれているが、コンクリート等に囲まれた室内の空間ではほとんど存在しない。従って、上述した空気調和機による空気調和の対象となる室内空間においては、そのような音はほとんど存在せず、ハイパーソニック・エフェクトによる快適感の向上は、ほとんど期待できない。
【０００５】
そこで本願出願人は、先に出願した特願２００２−０８９１４９号特許出願において示されている空気調和機を案出している。この出願にかかる空気調和機は、２０ｋＨｚ以上の超音波を発生させる超音波発生器を備える空気調和機である。このような空気調和機により超音波を室内に発生させれば、居住者の快適感をさらに向上させることができる。
【０００６】
【特許文献１】
特開２００２−０６１８６４号公報
【０００７】
【非特許文献１】
大橋ら、「ハイパーソニック・エフェクトについて」、電子情報通信学会技術研究報告、ｓｐ９６−１１２（１９９７−０２）
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような空気調和機によれば、超音波によって居住者等にリラックス感を与えることができ、居住者等の快適感を向上させることができる。
しかし、居住者等の状況によっては、リラックスした状態よりも覚醒した状態のほうが望ましい場合がある。例えば、夜間に勉強している場合や、朝に目覚める場合などにおいては、癒しを受けるよりも覚醒した状態が望ましいことが多い。
【０００９】
本発明の課題は、人の覚醒感を増大させることができる空気調和機を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載の空気調和機は、調和された空気を室内へ送る空調運転を行う空気調和機であって、超音波発生器を備える。超音波発生器は、人の自律神経系に影響を与える特性を有する第１超音波を発生させる。
この空気調和機では、超音波発生器が発生させる第１超音波は、人の自律神経系に影響を与える。このため、この空気調和機は、第１超音波を発生させることによって、人の交感神経活動を高めることができる。これにより、この空気調和機では、人の覚醒感を増大させることができる。
【００１１】
請求項２に記載の空気調和機は、請求項１に記載の空気調和機であって、第１超音波の周波数は３０ｋＨｚ以上６０ｋＨｚ以下で規則的であり、音圧は３０ｄＢ以上１００ｄＢ以下である。
この空気調和機では、第１超音波の周波数が３０ｋＨｚ以上６０ｋＨｚ以下で規則的であり、音圧が３０ｄＢ以上１００ｄＢ以下である。人の自律神経系に影響を与える効果に関しては、このような特性の第１超音波が特に有効である。従って、この空気調和機では、人の覚醒感をより増大させることができる。
【００１２】
請求項３に記載の空気調和機は、請求項２に記載の空気調和機であって、第１超音波の音圧は約７０ｄＢである。
この空気調和機では、第１超音波の音圧は、約７０ｄＢである。自律神経系に影響を与える効果に関しては、約７０ｄＢの音圧がより望ましい。従って、この空気調和機では、人の覚醒感をより増大させることができる。
【００１３】
請求項４に記載の空気調和機は、請求項２または３に記載の空気調和機であって、第１超音波の周波数は、連続して一定である。
この空気調和機では、第１超音波の周波数は、連続して一定である。人の覚醒生還を増大させる効果に関しては、第１超音波の周波数は不規則に変化するよりも連続して一定であることが望ましい。従って、この空気調和機では、人の覚醒感をより増大させることができる。
【００１４】
請求項５に記載の空気調和機は、請求項２または３に記載の空気調和機であって、第１超音波の周波数はパルス状に変化し、周波数変化の時間間隔は一定である。
この空気調和機では、第１超音波は、等間隔のパルス状の波形である。人の覚醒生還を増大させる効果に関しては、第１超音波の周波数は不規則に変化するよりもパルス状に等間隔に変化することが望ましい。従って、この空気調和機では、人の覚醒感をより増大させることができる。
【００１５】
請求項６に記載の空気調和機は、請求項５に記載の空気調和機であって、第１超音波の周波数変化の時間間隔は、１０ｍｓｅｃ以下である。
この空気調和機では、第１超音波の周波数変化の時間間隔は、１０ｍｓｅｃ以下である。人の覚醒生還を増大させる効果に関しては、第１超音波の周波数変化の時間間隔は、１０ｍｓｅｃ以下であることが望ましい。従って、この空気調和機では、人の覚醒感をより増大させることができる。
【００１６】
請求項７に記載の空気調和機は、請求項１から６に記載の空気調和機であって、超音波発生器は、人に癒しを与える第２超音波をさらに発生させる。また、超音波発生器は、第１超音波と第２超音波とのいずれかを選択的に発生させる。
この空気調和機では、人の覚醒感を増大させる第１超音波だけではなく、人に癒しを与える第２超音波を発生させることができる。従って、人を覚醒させる場合と、人に癒しを与える場合とを選択的に切り換えることができる。
【００１７】
請求項８に記載の空気調和機は、請求項７に記載の空気調和機であって、第２超音波の周波数は３０ｋＨｚ以上６０ｋＨｚ以下でランダムに変化し、周波数変化の時間間隔は揺らいでおり、音圧は２０ｄＢ以上１００ｄＢ以下である。
この空気調和機では、第２超音波の周波数は、３０ｋＨｚ以上６０ｋＨｚ以下でランダムに変化し、周波数変化の時間間隔が揺らいでおり、音圧が２０ｄＢ以上１００ｄＢ以下である。人に癒しを与える効果に関しては、このような特性の第２超音波が特に効果的である。これにより、この空気調和機では、人に癒しを与える効果をより増大させることができる。
【００１８】
請求項９に記載の空気調和機は、請求項８に記載の空気調和機であって、第２超音波の音圧は、約４０ｄＢである。
この空気調和機では、第２超音波の音圧は、約４０ｄＢである。人に癒しを与える効果に関しては、約４０ｄＢであることがより望ましい。これにより、この空気調和機では、人に癒しを与える効果をより増大させることができる。
【００１９】
請求項１０に記載の空気調和機は、請求項７または８に記載の空気調和機であって、第２超音波の周波数変化の時間間隔は、１／ｆのリズムで揺らいでいる。
この空気調和機では、第２超音波の周波数変化の時間間隔は、１／ｆのリズムで揺らいでいる。この１／ｆゆらぎはリラクゼーション効果が高い。このため、この空気調和機では、人に癒しを与える効果をより増大させることができる。
【００２０】
請求項１１に記載の空気調和機は、請求項８から１０のいずれかに記載の空気調和機であって、第２超音波の周波数変化の時間間隔は、１０ｍｓｅｃ以下である。
この空気調和機では、第２超音波の時間間隔は、１０ｍｓｅｃ以下である。人に癒しを与える効果に関しては、上記の特性に加えてこのような時間間隔で超音波を発生させることがより望ましい。従って、この空気調和機では、癒しの効果をより高めることができる。
【００２１】
請求項１２に記載の空気調和機は、請求項１から１１のいずれかに記載の空気調和機であって、第１制御部と第１選択部とをさらに備える。第１制御部は、超音波発生器を制御する。第１選択部は、第１超音波の発生を選択する。そして、第１制御部は、第１選択部によって第１超音波の発生が選択されると、超音波発生器から第１超音波を発生させる。
【００２２】
この空気調和機では、第１選択部によって、超音波発生器から第１超音波を発生させることができる。このため、居住者等が覚醒する必要がある場合などに、第１選択部によって第１超音波の発生を選択することにより、覚醒感を増大させることができる。
請求項１３に記載の空気調和機は、請求項１から１２のいずれかに記載の空気調和機であって、第２制御部をさらに備える。第２制御部は、設定された時間に空調運転を開始させると共に超音波発生器を制御して第１超音波を発生させる。
【００２３】
この空気調和機では、設定された時間に空調運転を開始させると共に超音波発生器を制御して第１超音波を発生させることができる。例えば、朝に目覚める時間に空調運転が開始するように時間を設定すると、朝の目覚めの時間に第１超音波が発生する。これにより、覚醒感が増大し、快適に目覚めることができる。
請求項１４に記載の空気調和機は、請求項７から１１のいずれかに記載の空気調和機であって、第３制御部と第２選択部とをさらに備える。第３制御部は、超音波発生器を制御する。第２選択部は、第１超音波の発生と第２超音波の発生とのいずれかを選択する。そして、第３制御部は、第２選択部によって第１超音波の発生が選択されると、超音波発生器から第１超音波を発生させる。また、第３制御部は、第２選択部によって第２超音波の発生が選択されると、超音波発生器から第２超音波を発生させる。
【００２４】
この空気調和機では、第２選択部によって、第１超音波の発生と第２超音波の発生とのいずれかを選択することができる。このため、覚醒が必要な場合には第１超音波の発生を選択し、癒しが必要な場合には第２超音波の発生を選択することができる。このように、この空気調和機では、状況に応じて覚醒の効果と癒しの効果とを選択することができる。
【００２５】
請求項１５に記載の空気調和機は、請求項１から１４のいずれかに記載の空気調和機であって、超音波発生器は、第１超音波または第２超音波を照射する複数の超音波照射部を有する。
一般に、超音波は指向性を有するため室内の広範囲に超音波を照射することは困難である。
【００２６】
この空気調和機では、超音波発生器は複数の超音波照射部を有する。このため、一つの超音波照射部によって超音波を照射する場合よりも、室内のより広範囲に超音波を照射することができる。
【００２７】
【発明の実施の形態】
［空気調和機の概要］
図１に、本発明の一実施形態が採用された空気調和機１００を示す。
この空気調和機１００は、冷暖房や調湿が行われた調和空気を室内へ送る空調運転を行う装置である。
【００２８】
空気調和機１００は、室内の壁面等に取り付けられる室内機１と、室外に設置される室外機２とを備えている。室外機２には、室外熱交換器、室外ファン、電装品等がケーシングに収納されている（図示せず）。室内機１には、室内熱交換器が収納されており、室内熱交換器と室外熱交換器は、冷媒配管で接続されることにより冷媒回路を構成している。
【００２９】
［室内機の構成］
室内機１の外観を図２および図３に示す。図２は室内機１の正面図であり、図３は室内機１の側面図である。室内機１は、室内機ケーシング３、室内ファン４、室内ファンモータ４０（図４参照）、室内熱交換器５、電装品ユニット６、超音波発生ユニット８を有している。
【００３０】
〈室内機ケーシング〉
室内機１の室内機ケーシング３は、主として、室内機１の前方正面から上面、下面および側面を覆う前面パネル１０と、後方に位置する底フレーム１１とから構成されている。前面パネル１０の上面には多数のスリット状の開口からなる吸込み口１２が設けられている。また、前面パネル１０の前面下部には、調和された空気が吹き出す吹出し口１３が形成される。また、前面パネル１０は、室内機１の前面を覆う前面部分１４を有している。
【００３１】
〈室内ファンおよび室内熱交換器〉
室内ファン４は、室内ファンモータ４０によって回転駆動され、吸込み口１２から室内機ケーシング３の内部に取り込まれ室内熱交換器５を通り吹出し口１３から室内へと吹き出す空気の流れを生成する。室内ファン４は、細長い円筒形状を有しており、長手方向に長い形状となっている。室内ファン４は、回転軸が室内機１の長手方向に平行になるように配置されており、側面視において室内機ケーシング３の内部の中央付近に配置される。
【００３２】
室内熱交換器５は、通過する空気との間で熱交換を行う。室内熱交換器５は、略逆Ｖ字型の側面断面形状を有しており、室内ファン４の前方、上方、後方の上部を覆うように配置されている。
〈電装品ユニット〉
電装品ユニット６は、室内機１の長手方向に長い形状を有しており、室内機ケーシング３の前面部分１４の下部内側であって吹出し口１３の上側近傍に設けられている。電装品ユニット６は、本体マイコン６０等の制御部品を搭載するプリント基板と、プリント基板を収容する電装品箱とを有している。電装品ユニット６に収容される本体マイコン６０は、図４に示すように、後述する超音波用マイコン８０と共に空気調和機１００の制御を行う制御部９を構成する。本体マイコン６０は、室内ファンモータ４０、室内温度サーミスタなどの各種のセンサ６１、室外機２内の電装品２０、後述するリモコンからの信号を受信する入力ポート６２等と接続され、空気調和機１００の冷暖房や調湿などの空気調和機能の制御や超音波発生ユニット８の制御等を行う。
【００３３】
〈超音波発生ユニット〉
超音波発生ユニット８は、癒しの超音波（第２超音波）と目覚めの超音波（第１超音波）との２種類の超音波を発生させ室内へと照射する装置である。癒しの超音波は、有意的にα波を増大させ人にリラクゼーション効果を与える特性を有する超音波である。目覚めの超音波は、人の自律神経系に影響を与え人を覚醒させる特性を有する超音波である。
【００３４】
超音波発生ユニット８は、図２に示すように、電装品ユニット６に隣接して配置されており、正面視において電装品ユニット６の左側に配置されている。また、電装品ユニット６および超音波発生ユニット８は、図３に示すように、前面部分１４の下部の裏側に面して配置されており、前面部分１４の下部と室内熱交換器５との間に位置している。そして、超音波発生ユニット８は、超音波の発信方向が、室内機１の前方であってやや下方を向くように配置されている。
【００３５】
超音波発生ユニット８の構成を図４に示す。この超音波発生ユニット８は、主として、超音波用マイコン８０、増幅器８１、複数の圧電ブザー８２ａ，８２ｂ，８２ｃ、メモリ８３等により構成されている。
超音波用マイコン８０は、所定の超音波周波数の信号を発振する発振回路８４を有する。また、超音波用マイコン８０は、上述したように本体マイコン６０と接続されており、本体マイコン６０から超音波機能のオン・オフの制御や癒しの超音波と目覚めの超音波との選択の制御などを受ける。
【００３６】
増幅器８１は、超音波用マイコン８０と接続されており、超音波用マイコン８０から入力された超音波周波数の信号の電圧を増幅して出力する。
圧電ブザー８２ａ，８２ｂ，８２ｃは、増幅器８１により増幅された信号を超音波に変換する。圧電ブザー８２ａ，８２ｂ，８２ｃは、発音体に交流電圧を印加することにより発音体を振動させ、音波を発生させる素子である。この圧電ブザー８２ａ，８２ｂ，８２ｃに、超音波周波数の電圧を印加すると、発音体が超音波周波数で振動して超音波が発生する。圧電ブザー８２ａ，８２ｂ，８２ｃは、室内機１の吹出し口１３の上部に配置されており、発生させた超音波を室内へと送る。また、この超音波発生ユニット８は３つの圧電ブザー８２ａ，８２ｂ，８２ｃを有しており、図５に示すように、３つの圧電ブザー８２ａ，８２ｂ，８２ｃが水平面内で少しずつその設置角度が変わるように異なる方向へ向けて配置されている。ここで、図５は、図２における室内機１のＶ−Ｖ断面図において、圧電ブザー８２ａ，８２ｂ，８２ｃの配置を模式的に表したものである。超音波は、指向性が強いために広い範囲に送ることが困難であるが、これにより、矢印Ａ１、Ａ２、Ａ３のように、多方向に超音波を送り広い範囲に超音波を到達させることができる。なお、複数の圧電ブザー８２ａ，８２ｂ，８２ｃを鉛直方向に角度を変えて配置しても良い。また、超音波発生ユニット８は上記のように前面部分１４の下部の裏側に配置されているが、超音波発生ユニット８全体ではなく圧電ブザー８２ａ，８２ｂ，８２ｃのみを上記のように配置してもよい。
【００３７】
なお、超音波発生ユニット８は、空気調和機１００の他の装置とは別にユニット化されている。すなわち、超音波発生ユニット８は、本体マイコン６０を含む電装品ユニット６とは別体とされ、超音波用マイコン８０と本体マイコン６０とがコネクタ９０により接続されている。このように、超音波発生ユニット８はユニット化されているため、超音波発生機能を有しない既存の空気調和機にユニット化した超音波発生ユニット８を後付で取り付けることができ、安価かつ簡易に超音波機能を付加することができる。
【００３８】
〈超音波の波形〉
この空気調和機１００では、癒しの超音波と目覚めの超音波との２種類の超音波のうち一つが選択されて、室内へと照射される。癒しの超音波の波形を図６（ａ）に、目覚めの超音波の波形を図６（ｂ）に示す。なお、図６では、横軸が時間、縦軸が周波数を示している。また、「周波数」は、照射される超音波の周波数の範囲および周波数の変化の仕方を示す。「時間間隔」は、周波数変化の時間間隔であり、ある周波数の超音波が次の周波数に変化するまでの時間の範囲と変化の仕方とを示す。「音圧レベル」は、照射される超音波の発生源から１ｍ離れた位置での音圧を示す。
【００３９】
癒しの超音波では、周波数は、３０ｋＨｚ以上６０ｋＨｚ以下の範囲でランダムに変化する。この３０ｋＨｚ以上６０ｋＨｚ以下の周波数は自然界の音に含まれる成分に近いものである。また、時間間隔は１０ｍｓｅｃ以下の範囲で１／ｆゆらぎで変化する。音圧レベルは約４０ｄＢで一定である。
なお、この空気調和機１００では、超音波発生ユニット８から発生する癒しの超音波の１／ｆゆらぎに合わせて、室内へ送風される空気の風量または風速に１／ｆゆらぎを与える。また、癒しの超音波のゆらぎは、送風のゆらぎと同期している。以上のゆらぎ制御では、超音波用マイコン８０をソフトウェアにより制御し、発生させる癒しの超音波の周波数変化の時間間隔に１／ｆゆらぎを与えるように制御を行う。
【００４０】
目覚めの超音波では、周波数は、３０ｋＨｚ以上６０ｋＨｚ以下の範囲の所定値であり連続的に一定である。また、音圧レベルは、癒しの超音波よりも高く約７０ｄＢで一定である。なお、目覚めの超音波の波形は図７に示す波形であってもよい。この目覚めの超音波では、周波数は３０ｋＨｚ以上６０ｋＨｚ以下の範囲でパルス状に変化する。時間間隔は１０ｍｓｅｃ以下の範囲で一定である。従って、目覚めの超音波は、１０ｍｓｅｃ以下の所定の時間間隔で等間隔に、且つ、３０ｋＨｚ以上６０ｋＨｚ以下の範囲で強弱を繰り返すパルス状の波形となっている。また、音圧レベルは約７０ｄＢである。なお、図７では、パルスの周波数の最大値と最小値とが一定であるが、パルスの周波数の最大値や最小値がランダムに変化してもよい。
【００４１】
〈リモコン〉
この空気調和機１００は、リモコン７をさらに備えている。リモコン７は、空気調和機１００の制御信号を送信することにより、冷暖房や調湿などの空気調和機能や超音波発生ユニット８の超音波発生機能を操作することができる。
リモコン７は、図８に示すように、リモコン本体７０、出力ポート７１、液晶画面７２、操作ボタン７３を備えている。
【００４２】
出力ポート７１は、リモコン本体７０の上端に設けられており、空気調和機１００に設けられた入力ポート６２へ制御信号を送信する。
液晶画面７２は、リモコン７の前面に設けられている。液晶画面７２には、操作内容の表示画面や、設定温度、設定湿度、風量、超音波機能の設定などの各種設定画面が表示される。
【００４３】
操作ボタン７３は、リモコン７の前面であって、液晶画面７２の下方に設けられている。居住者は、操作ボタン７３を押すことにより、空気調和機本体や超音波発生ユニット８の制御内容の選択を行うことができる。操作ボタン７３には、運転・停止ボタン７３ａ、冷房ボタン７３ｂ、暖房ボタン７３ｃ、除湿ボタン７３ｄ、加湿ボタン７３ｅ、矢印ボタン７３ｆ、いやしボタン７３ｇ、めざめボタン７３ｈがある。居住者は、これらのボタンを押すことにより、各種の操作を行うことができる。特に、いやしボタン７３ｇを押すことにより、癒しの超音波の発生のオン又はオフを簡単に選択することができ、めざめボタン７３ｈを押すことにより、目覚めの超音波の発生のオン又はオフを簡単に選択することができる。
【００４４】
なお、タッチパネル方式の液晶画面を採用することにより、操作ボタン７３に代えて、液晶画面上に現れるボタン上の表示を押すことにより、各種の操作を行っても良い。
また、めざめボタンを押すことによって目覚めの超音波が照射されるだけではなく、空調運転の入タイマと連動して超音波発生ユニット８から目覚めの超音波が照射されてもよい。すなわち、リモコン７によって空調運転の運転を始動する時刻が入力されることにより、空気調和機１００はその時刻に空調運転の運転を開始する。そして、空気調和機１００は、空調運転の始動と共に超音波発生ユニット８を制御して、目覚めの超音波を照射させる。
【００４５】
［特徴］
（１）この空気調和機１００では、超音波発生ユニット８により、癒しの超音波を室内へと照射することができる。また、癒しの超音波は、空気調和機１００の送風音と重なるように発生する。このため、居住者が耳にする音には、可聴音である送風音に加えて、上記の特性を有する癒しの超音波が豊富に含まれることになる。従って、この音を耳にした居住者は、ハイパーソニック・エフェクトによってα波が増大する。α波は、人間がリラックスしているとき等に増大する脳波であり、この空気調和機１００により、居住者にリラックス効果が与えられ、居住者の快適感が向上する。
【００４６】
また、この空気調和機１００では、送風に１／ｆゆらぎを与えると共に、超音波発生ユニット８から発生する超音波の特性にも１／ｆゆらぎを与えている。１／ｆゆらぎは、人の拍動など生体のリズムと同じであるといわれている。自然界には様々なゆらぎがあるが、この生体リズムと同じ１／ｆゆらぎをもつようなもの、例えば、風の動き、樹木の年輪、ろうそくの炎、波の音等は、視覚的にも、聴覚的にも、また触覚的にも人に快適感を与えることが明らかにされている。従って、この空気調和機１００では、居住者へ与えるリラックス効果がより高くなっている。
【００４７】
（２）
この空気調和機１００では、超音波発生ユニット８により、目覚めの超音波を室内へと照射することができる。このため、目覚めの超音波によって、自律神経系が影響を受け、居住者等の交感神経活動が高められる。これにより、この空気調和機１００では、居住者等の覚醒感を増大させることができる。
【００４８】
（３）
この空気調和機１００では、上記のような癒しの超音波と目覚めの超音波とをリモコン７に設けられたいやしボタン７３ｇやめざめボタン７３ｈを押すことによって切り換えることができる。このため、この空気調和機１００では、癒しの超音波と目覚めの超音波とのいずれかを選択することにより、リラックス状態から覚醒状態まで人の状態を制御することができる。
【００４９】
（４）
この空気調和機１００では、超音波発生ユニット８は複数の圧電ブザー８２ａ，８２ｂ，８２ｃを有している。超音波は指向性を有するが、この空気調和機１００では、複数の圧電ブザー８２ａ，８２ｂ，８２ｃから広い範囲に超音波を照射することができる。このため、この空気調和機１００では、超音波を室内の広い範囲へと到達させることができる。
【００５０】
［他の実施形態］
（１）
上記の実施形態では、空気調和機１００は、冷暖房や調湿が行われた調和空気を室内へ送風し、室内の空気の調和を行う装置であるが、このような装置に代えて、図９に示すような空気調和機２００に超音波発生ユニット８を設けても良い。この空気調和機２００は、室内の床面に配置され、塵や埃あるいは臭い等を除去した空気を室内へと吹き出す空気清浄機である。この場合も、超音波を発生させることにより、居住者の快適感を向上させることができる。
【００５１】
また、上記の実施形態の空気調和機１００は、壁掛け型の空気調和機であるが、床置き型であっても良い。このような場合も、超音波を居住者へ到達させることができ、快適感を向上させたり覚醒感を増大させたりすることができる。
（２）
上記の実施形態では、空気調和機１００は、癒しの超音波の時間間隔を１／ｆのリズムで揺らがせているが、時間間隔だけではなく音圧レベルや周波数を揺らがせてもよい。
【００５２】
（３）
上記の実施形態では、癒しの超音波の音圧レベルは約４０ｄＢであるが、癒しの超音波の音圧レベルはこれに限られるものではなく、４０ｄＢ以下の音圧レベルであればよい。
（４）
目覚めの超音波の音圧レベルは約７０ｄＢが特に望ましいが、目覚めの超音波の音圧レベルはこれに限られるものではなく、３０ｄＢ以上１００ｄＢ以下の音圧レベルであればよい。
【００５３】
（５）
上記の実施形態では、超音波発生ユニット８は３つの圧電ブザー８２ａ，８２ｂ，８２ｃを備えているが、４つ以上の圧電ブザーが備えられてもよい。
また、上記の実施形態では３つの圧電ブザー８２ａ，８２ｂ，８２ｃが設けられているが、超音波発生ユニット８が複数設けられてもよい。
【００５４】
【発明の効果】
請求項１に記載の空気調和機では、超音波発生器が発生させる第１超音波は、人の自律神経系に影響を与える。このため、この空気調和機は、第１超音波を発生させることによって、人の交感神経活動を高めることができる。これにより、この空気調和機では、人の覚醒感を増大させることができる。
【００５５】
請求項２に記載の空気調和機では、第１超音波の周波数が３０ｋＨｚ以上６０ｋＨｚ以下で規則的であり、音圧が３０ｄＢ以上１００ｄＢ以下である。人の自律神経系に影響を与える効果に関しては、このような特性の第１超音波が特に有効である。従って、この空気調和機では、人の覚醒感をより増大させることができる。
【００５６】
請求項３に記載の空気調和機では、第１超音波の音圧は、約７０ｄＢである。自律神経系に影響を与える効果に関しては、約７０ｄＢの音圧がより望ましい。従って、この空気調和機では、人の覚醒感をより増大させることができる。
請求項４に記載の空気調和機では、第１超音波の周波数は、連続して一定である。人の覚醒生還を増大させる効果に関しては、第１超音波の周波数は不規則に変化するよりも連続して一定であることが望ましい。従って、この空気調和機では、人の覚醒感をより増大させることができる。
【００５７】
請求項５に記載の空気調和機では、第１超音波は、等間隔のパルス状の波形である。人の覚醒生還を増大させる効果に関しては、第１超音波の周波数は不規則に変化するよりもパルス状に等間隔に変化することが望ましい。従って、この空気調和機では、人の覚醒感をより増大させることができる。
請求項６に記載の空気調和機では、第１超音波の周波数変化の時間間隔は、１０ｍｓｅｃ以下である。人の覚醒生還を増大させる効果に関しては、第１超音波の周波数変化の時間間隔は、１０ｍｓｅｃ以下であることが望ましい。従って、この空気調和機では、人の覚醒感をより増大させることができる。
【００５８】
請求項７に記載の空気調和機では、人の覚醒感を増大させる第１超音波だけではなく、人に癒しを与える第２超音波を発生させることができる。従って、人を覚醒させる場合と、人に癒しを与える場合とを選択的に切り換えることができる。
請求項８に記載の空気調和機では、第２超音波の周波数は、３０ｋＨｚ以上６０ｋＨｚ以下でランダムに変化し、周波数変化の時間間隔が揺らいでおり、音圧が２０ｄＢ以上１００ｄＢ以下である。人に癒しを与える効果に関しては、このような特性の第２超音波が特に効果的である。これにより、この空気調和機では、人に癒しを与える効果をより増大させることができる。
【００５９】
請求項９に記載の空気調和機では、第２超音波の音圧は、約４０ｄＢである。人に癒しを与える効果に関しては、約４０ｄＢであることがより望ましい。これにより、この空気調和機では、人に癒しを与える効果をより増大させることができる。
請求項１０に記載の空気調和機では、第２超音波の周波数変化の時間間隔は、１／ｆのリズムで揺らいでいる。この１／ｆゆらぎはリラクゼーション効果が高い。このため、この空気調和機では、人に癒しを与える効果をより増大させることができる。
【００６０】
請求項１１に記載の空気調和機では、第２超音波の時間間隔は、１０ｍｓｅｃ以下である。人に癒しを与える効果に関しては、上記の特性に加えてこのような時間間隔で超音波を発生させることがより望ましい。従って、この空気調和機では、癒しの効果をより高めることができる。
請求項１２に記載の空気調和機では、第１選択部によって、超音波発生器から第１超音波を発生させることができる。このため、居住者等が覚醒する必要がある場合などに、第１選択部によって第１超音波の発生を選択することにより、覚醒感を増大させることができる。
【００６１】
請求項１３に記載の空気調和機では、設定された時間に空調運転を開始させると共に超音波発生器を制御して第１超音波を発生させることができる。例えば、朝に目覚める時間に空調運転が開始するように時間を設定すると、朝の目覚めの時間に第１超音波が発生する。これにより、覚醒感が増大し、快適に目覚めることができる。
【００６２】
請求項１４に記載の空気調和機では、第２選択部によって、第１超音波の発生と第２超音波の発生とのいずれかを選択することができる。このため、覚醒が必要な場合には第１超音波の発生を選択し、癒しが必要な場合には第２超音波の発生を選択することができる。このように、この空気調和機では、状況に応じて覚醒の効果と癒しの効果とを選択することができる。
【００６３】
請求項１５に記載の空気調和機では、超音波発生器は複数の超音波照射部を有する。このため、一つの超音波照射部によって超音波を照射する場合よりも、室内のより広範囲に超音波を照射することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】空気調和機の外観図。
【図２】室内機の正面図。
【図３】室内機の側面図。
【図４】空気調和機の制御ブロック図。
【図５】圧電ブザーの配置を示す図。
【図６】（ａ）癒しの超音波の波形を示す図。（ｂ）目覚めの超音波の波形を示す図。
【図７】目覚めの超音波の波形の他の例を示す図。
【図８】リモコンの正面図。
【図９】他の実施形態にかかる空気調和機の図。
【符号の説明】
８超音波発生ユニット（超音波発生器）
６０本体マイコン（第１制御部、第２制御部、第３制御部）
７３ｇいやしボタン（第２選択部）
７３ｈめざめボタン（第１選択部、第２選択部）
８２ａ−８２ｃ圧電ブザー（超音波照射部）
１００，２００空気調和機[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an air conditioner.
[0002]
[Prior art]
The air conditioner improves the occupant's comfort by blowing conditioned air into the room. For example, in an air conditioner, the temperature in a room can be maintained at a comfortable temperature for a resident by blowing cold or warm air into the room. Further, in the air purifier, clean air, which is obtained by removing foreign substances such as dust and dirt from the introduced air, is blown into the room, thereby keeping the room air clean and improving the occupant's comfort. Furthermore, in recent years, air conditioners equipped with a humidity control function, a deodorizing function, a negative ion generating function, and the like have appeared, and have made the room comfortable for residents (see Patent Document 1).
[0003]
By the way, in recent years, a sound including a high-frequency component exceeding a range of about 20 Hz to 20 kHz, which is a human audible sound range, has an effect of improving human comfort compared to a sound excluding it (hypersonic effect). Is reported (see Non-Patent Document 1). Here, although a high-frequency component exceeding 26 kHz cannot be heard by humans alone as a sound, the sound including the same has a statistically significant increase in the electroencephalographic α-wave potential compared to the sound excluding it. It has been found that it has the effect of increasing and increasing the perception of coexisting audible sounds. It is known that the α-wave is an electroencephalogram that increases when a human is closed and relaxed, etc., and it is considered that the hypersonic effect enhances human comfort.
[0004]
Such sounds including high-frequency components exceeding the human audible sound range of 20 kHz or more are included in a large amount in the natural environment, but hardly exist in a room surrounded by concrete or the like. Therefore, such a sound hardly exists in the indoor space to be air-conditioned by the above-described air conditioner, and improvement of the comfort by the hypersonic effect can hardly be expected.
[0005]
Therefore, the present applicant has devised an air conditioner shown in Japanese Patent Application No. 2002-089149 filed earlier. The air conditioner according to the present application is an air conditioner including an ultrasonic generator that generates ultrasonic waves of 20 kHz or more. If ultrasonic waves are generated indoors by such an air conditioner, the occupant's feeling of comfort can be further improved.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-061864
[0007]
[Non-patent document 1]
Ohashi et al., "About Hypersonic Effect", IEICE Technical Report, sp96-112 (1997-02)
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
According to the air conditioner as described above, the occupants and the like can be given a feeling of relaxation by the ultrasonic waves, and the occupants and the like can have a more comfortable feeling.
However, depending on the situation of the occupant or the like, a state of awakening may be more desirable than a state of relaxation. For example, when studying at night or waking up in the morning, it is often desirable to be awake rather than healed.
[0009]
An object of the present invention is to provide an air conditioner that can increase the sense of arousal of a person.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
An air conditioner according to a first aspect is an air conditioner that performs an air conditioning operation for sending conditioned air indoors, and includes an ultrasonic generator. The ultrasonic generator generates a first ultrasonic wave having characteristics that affect a human autonomic nervous system.
In this air conditioner, the first ultrasonic wave generated by the ultrasonic generator affects a human autonomic nervous system. For this reason, this air conditioner can enhance human sympathetic nerve activity by generating the first ultrasonic waves. Thereby, in this air conditioner, the sense of arousal of a person can be increased.
[0011]
The air conditioner according to claim 2 is the air conditioner according to claim 1, wherein the frequency of the first ultrasonic wave is regular at 30 kHz or more and 60 kHz or less, and the sound pressure is 30 dB or more and 100 dB or less. .
In this air conditioner, the frequency of the first ultrasonic wave is regular at 30 kHz or more and 60 kHz or less, and the sound pressure is 30 dB or more and 100 dB or less. Regarding the effect on the human autonomic nervous system, the first ultrasonic wave having such characteristics is particularly effective. Therefore, in this air conditioner, the sense of arousal of the person can be further increased.
[0012]
An air conditioner according to a third aspect is the air conditioner according to the second aspect, wherein the sound pressure of the first ultrasonic wave is about 70 dB.
In this air conditioner, the sound pressure of the first ultrasonic wave is about 70 dB. For effects affecting the autonomic nervous system, a sound pressure of about 70 dB is more desirable. Therefore, in this air conditioner, the sense of arousal of the person can be further increased.
[0013]
An air conditioner according to a fourth aspect is the air conditioner according to the second or third aspect, wherein the frequency of the first ultrasonic wave is continuously constant.
In this air conditioner, the frequency of the first ultrasonic wave is continuously constant. Regarding the effect of increasing awakening of a person, it is desirable that the frequency of the first ultrasonic wave be continuously constant rather than irregularly changing. Therefore, in this air conditioner, the sense of arousal of the person can be further increased.
[0014]
An air conditioner according to a fifth aspect is the air conditioner according to the second or third aspect, wherein the frequency of the first ultrasonic wave changes in a pulse shape, and a time interval of the frequency change is constant.
In this air conditioner, the first ultrasonic waves have a pulse-like waveform at equal intervals. Regarding the effect of increasing the awakening of a person, it is desirable that the frequency of the first ultrasonic wave be changed at regular intervals in a pulse shape rather than being changed irregularly. Therefore, in this air conditioner, the sense of arousal of the person can be further increased.
[0015]
An air conditioner according to a sixth aspect is the air conditioner according to the fifth aspect, wherein a time interval of the frequency change of the first ultrasonic wave is 10 msec or less.
In this air conditioner, the time interval of the frequency change of the first ultrasonic wave is 10 msec or less. Regarding the effect of increasing awakening of a person, the time interval of the frequency change of the first ultrasonic wave is desirably 10 msec or less. Therefore, in this air conditioner, the sense of arousal of the person can be further increased.
[0016]
An air conditioner according to a seventh aspect is the air conditioner according to the first to sixth aspects, wherein the ultrasonic generator further generates a second ultrasonic wave for healing a person. Further, the ultrasonic generator selectively generates one of the first ultrasonic wave and the second ultrasonic wave.
With this air conditioner, it is possible to generate not only the first ultrasonic wave that increases the sense of arousal of the person, but also the second ultrasonic wave that heals the person. Therefore, it is possible to selectively switch between a case where the person is awakened and a case where the person is healed.
[0017]
The air conditioner according to claim 8 is the air conditioner according to claim 7, wherein the frequency of the second ultrasonic wave randomly changes between 30 kHz and 60 kHz, and the time interval of the frequency change fluctuates. , And the sound pressure is not less than 20 dB and not more than 100 dB.
In this air conditioner, the frequency of the second ultrasonic wave randomly changes from 30 kHz to 60 kHz, the time interval of the frequency change fluctuates, and the sound pressure is from 20 dB to 100 dB. With regard to the effect of healing a person, the second ultrasonic wave having such characteristics is particularly effective. Thereby, in this air conditioner, the effect of giving healing to a person can be further increased.
[0018]
The air conditioner according to claim 9 is the air conditioner according to claim 8, wherein the sound pressure of the second ultrasonic wave is about 40 dB.
In this air conditioner, the sound pressure of the second ultrasonic wave is about 40 dB. More preferably, the effect is about 40 dB for healing. Thereby, in this air conditioner, the effect of giving healing to a person can be further increased.
[0019]
An air conditioner according to a tenth aspect is the air conditioner according to the seventh or eighth aspect, wherein a time interval of the frequency change of the second ultrasonic wave fluctuates at a rhythm of 1 / f.
In this air conditioner, the time interval of the frequency change of the second ultrasonic wave fluctuates at a rhythm of 1 / f. This 1 / f fluctuation has a high relaxation effect. For this reason, in this air conditioner, the effect of giving healing to a person can be further increased.
[0020]
An air conditioner according to an eleventh aspect is the air conditioner according to any one of the eighth to tenth aspects, wherein the time interval of the frequency change of the second ultrasonic wave is 10 msec or less.
In this air conditioner, the time interval of the second ultrasonic wave is 10 msec or less. With respect to the effect of healing a person, it is more desirable to generate ultrasonic waves at such time intervals in addition to the above-mentioned characteristics. Therefore, this air conditioner can further enhance the healing effect.
[0021]
An air conditioner according to a twelfth aspect is the air conditioner according to any one of the first to eleventh aspects, further including a first control unit and a first selection unit. The first control unit controls the ultrasonic generator. The first selector selects generation of a first ultrasonic wave. Then, when the generation of the first ultrasonic wave is selected by the first selecting unit, the first control unit causes the ultrasonic generator to generate the first ultrasonic wave.
[0022]
In this air conditioner, the first selection unit can generate the first ultrasonic wave from the ultrasonic generator. For this reason, when the resident or the like needs to be awake, the sense of arousal can be increased by selecting the generation of the first ultrasonic wave by the first selecting unit.
An air conditioner according to a thirteenth aspect is the air conditioner according to any one of the first to twelfth aspects, further comprising a second control unit. The second control unit starts the air conditioning operation at a set time and controls the ultrasonic generator to generate the first ultrasonic wave.
[0023]
In this air conditioner, the air conditioning operation can be started at a set time, and the first ultrasonic wave can be generated by controlling the ultrasonic generator. For example, if the time is set so that the air conditioning operation starts at the time of waking up in the morning, the first ultrasonic wave is generated at the time of waking up in the morning. As a result, the sense of arousal increases and the user can wake up comfortably.
An air conditioner according to a fourteenth aspect is the air conditioner according to any one of the seventh to eleventh aspects, further comprising a third control unit and a second selection unit. The third control unit controls the ultrasonic generator. The second selector selects one of the generation of the first ultrasonic wave and the generation of the second ultrasonic wave. Then, when the generation of the first ultrasonic wave is selected by the second selecting unit, the third control unit generates the first ultrasonic wave from the ultrasonic generator. In addition, when the generation of the second ultrasonic wave is selected by the second selecting unit, the third control unit causes the ultrasonic generator to generate the second ultrasonic wave.
[0024]
In this air conditioner, either the generation of the first ultrasonic wave or the generation of the second ultrasonic wave can be selected by the second selection unit. Therefore, when awakening is required, generation of the first ultrasonic wave can be selected, and when healing is required, generation of the second ultrasonic wave can be selected. Thus, in this air conditioner, the effect of awakening and the effect of healing can be selected according to the situation.
[0025]
The air conditioner according to claim 15 is the air conditioner according to any one of claims 1 to 14, wherein the ultrasonic generator irradiates the first ultrasonic wave or the second ultrasonic wave. It has a sound wave irradiation unit.
Generally, since ultrasonic waves have directivity, it is difficult to irradiate ultrasonic waves over a wide area in a room.
[0026]
In this air conditioner, the ultrasonic generator has a plurality of ultrasonic irradiation units. Therefore, it is possible to irradiate the ultrasonic waves over a wider area in the room than when irradiating the ultrasonic waves with one ultrasonic irradiation unit.
[0027]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
[Outline of air conditioner]
FIG. 1 shows an air conditioner 100 employing an embodiment of the present invention.
The air conditioner 100 is an apparatus that performs an air-conditioning operation of sending conditioned air that has been subjected to cooling, heating, and humidity control to a room.
[0028]
The air conditioner 100 includes an indoor unit 1 mounted on a wall surface or the like in the room, and an outdoor unit 2 installed outdoors. In the outdoor unit 2, an outdoor heat exchanger, an outdoor fan, electrical components, and the like are housed in a casing (not shown). An indoor heat exchanger is housed in the indoor unit 1, and the indoor heat exchanger and the outdoor heat exchanger are connected by a refrigerant pipe to form a refrigerant circuit.
[0029]
[Configuration of indoor unit]
The appearance of the indoor unit 1 is shown in FIGS. FIG. 2 is a front view of the indoor unit 1, and FIG. 3 is a side view of the indoor unit 1. The indoor unit 1 includes an indoor unit casing 3, an indoor fan 4, an indoor fan motor 40 (see FIG. 4), an indoor heat exchanger 5, an electrical component unit 6, and an ultrasonic generation unit 8.
[0030]
<Indoor unit casing>
The indoor unit casing 3 of the indoor unit 1 mainly includes a front panel 10 that covers an upper surface, a lower surface, and side surfaces of the indoor unit 1 from the front front, and a bottom frame 11 that is located rearward. On the upper surface of the front panel 10, a suction port 12 composed of a number of slit-shaped openings is provided. Further, an outlet 13 from which conditioned air is blown out is formed in a lower part of the front surface of the front panel 10. Further, the front panel 10 has a front portion 14 that covers the front of the indoor unit 1.
[0031]
<Indoor fan and indoor heat exchanger>
The indoor fan 4 is driven to rotate by an indoor fan motor 40, and generates a flow of air that is taken into the interior of the indoor unit casing 3 from the suction port 12 and passes through the indoor heat exchanger 5 and blows out from the blowout port 13 into the room. The indoor fan 4 has an elongated cylindrical shape, and has a shape that is long in the longitudinal direction. The indoor fan 4 is arranged so that the rotation axis is parallel to the longitudinal direction of the indoor unit 1, and is arranged near the center inside the indoor unit casing 3 in a side view.
[0032]
The indoor heat exchanger 5 exchanges heat with the passing air. The indoor heat exchanger 5 has a substantially inverted V-shaped side cross-sectional shape, and is arranged so as to cover the front, upper, and rear upper portions of the indoor fan 4.
<Electric component unit>
The electrical component unit 6 has a shape that is long in the longitudinal direction of the indoor unit 1, and is provided inside the lower part of the front part 14 of the indoor unit casing 3 and near the upper side of the outlet 13. The electrical component unit 6 includes a printed circuit board on which control components such as the main body microcomputer 60 are mounted, and an electrical component box for housing the printed circuit board. As shown in FIG. 4, the main body microcomputer 60 housed in the electrical component unit 6 constitutes a control unit 9 for controlling the air conditioner 100 together with an ultrasonic microcomputer 80 described later. The main body microcomputer 60 is connected to the indoor fan motor 40, various sensors 61 such as an indoor temperature thermistor, the electric component 20 in the outdoor unit 2, an input port 62 for receiving a signal from a remote controller described later, and the like. The control of the air conditioning function such as air conditioning and humidity control, the control of the ultrasonic wave generation unit 8 and the like are performed.
[0033]
<Ultrasonic generator>
The ultrasonic generation unit 8 is a device that generates two types of ultrasonic waves, a healing ultrasonic wave (a second ultrasonic wave) and an awakening ultrasonic wave (a first ultrasonic wave), and irradiates the generated ultrasonic waves into a room. Healing ultrasound is ultrasound that has the property of significantly increasing alpha waves and providing a relaxation effect to a person. Awake ultrasound is an ultrasound that has the property of affecting the autonomic nervous system of a person and awakening the person.
[0034]
As shown in FIG. 2, the ultrasonic wave generating unit 8 is arranged adjacent to the electrical component unit 6, and is located on the left side of the electrical component unit 6 in a front view. Further, as shown in FIG. 3, the electrical component unit 6 and the ultrasonic wave generating unit 8 are disposed facing the lower side of the lower part of the front part 14, and the lower part of the front part 14 and the indoor heat exchanger 5 are connected to each other. Located between. The ultrasonic wave generating unit 8 is arranged such that the ultrasonic wave is emitted in a direction in front of the indoor unit 1 and slightly downward.
[0035]
FIG. 4 shows the configuration of the ultrasonic generation unit 8. The ultrasonic generating unit 8 mainly includes an ultrasonic microcomputer 80, an amplifier 81, a plurality of piezoelectric buzzers 82a, 82b, 82c, a memory 83, and the like.
The ultrasonic microcomputer 80 has an oscillation circuit 84 that oscillates a signal having a predetermined ultrasonic frequency. The ultrasonic microcomputer 80 is connected to the main microcomputer 60 as described above, and controls the ON / OFF of the ultrasonic function and the selection of the healing ultrasonic wave and the wake-up ultrasonic wave from the main microcomputer 60. And so on.
[0036]
The amplifier 81 is connected to the ultrasonic microcomputer 80, and amplifies and outputs the voltage of the ultrasonic frequency signal input from the ultrasonic microcomputer 80.
The piezoelectric buzzers 82a, 82b, 82c convert the signal amplified by the amplifier 81 into ultrasonic waves. The piezoelectric buzzers 82a, 82b, and 82c are elements that generate an acoustic wave by vibrating the sounding body by applying an AC voltage to the sounding body. When a voltage at an ultrasonic frequency is applied to the piezoelectric buzzers 82a, 82b, 82c, the sounding body vibrates at the ultrasonic frequency to generate ultrasonic waves. The piezoelectric buzzers 82a, 82b, 82c are arranged above the outlet 13 of the indoor unit 1, and send the generated ultrasonic waves indoors. The ultrasonic generating unit 8 has three piezoelectric buzzers 82a, 82b, and 82c. As shown in FIG. 5, the three piezoelectric buzzers 82a, 82b, and 82c have their installation angles little by little in a horizontal plane. They are arranged in different directions to change. Here, FIG. 5 schematically shows the arrangement of the piezoelectric buzzers 82a, 82b, 82c in the VV sectional view of the indoor unit 1 in FIG. It is difficult to send an ultrasonic wave to a wide area because of its high directivity, but this makes it possible to send the ultrasonic wave in multiple directions and reach the ultrasonic wave in a wide area as shown by arrows A1, A2, and A3. Can be. Note that the plurality of piezoelectric buzzers 82a, 82b, 82c may be arranged at different angles in the vertical direction. Further, the ultrasonic generating unit 8 is arranged on the back side below the lower part of the front part 14 as described above, but only the piezoelectric buzzers 82a, 82b and 82c are arranged as described above, not the entire ultrasonic generating unit 8. Is also good.
[0037]
The ultrasonic generation unit 8 is unitized separately from other devices of the air conditioner 100. That is, the ultrasonic wave generating unit 8 is separate from the electrical component unit 6 including the main body microcomputer 60, and the ultrasonic microcomputer 80 and the main body microcomputer 60 are connected by the connector 90. As described above, since the ultrasonic generating unit 8 is unitized, the ultrasonic generating unit 8 can be retrofitted to an existing air conditioner having no ultrasonic generating function. , An ultrasonic function can be added.
[0038]
<Ultrasonic wave>
In the air conditioner 100, one of two types of ultrasonic waves, that is, a healing ultrasonic wave and an awakening ultrasonic wave, is selected and emitted to the room. FIG. 6A shows the waveform of the healing ultrasonic wave, and FIG. 6B shows the waveform of the awakening ultrasonic wave. In FIG. 6, the horizontal axis represents time, and the vertical axis represents frequency. “Frequency” indicates the range of the frequency of the irradiated ultrasonic wave and the manner of changing the frequency. The “time interval” is a time interval of a frequency change, and indicates a range of time until an ultrasonic wave of a certain frequency changes to the next frequency and a manner of change. The “sound pressure level” indicates a sound pressure at a position 1 m away from the source of the irradiated ultrasonic waves.
[0039]
In the healing ultrasound, the frequency changes randomly in the range of 30 kHz to 60 kHz. The frequency of 30 kHz or more and 60 kHz or less is close to a component included in the sound of the natural world. Further, the time interval varies with 1 / f fluctuation within a range of 10 msec or less. The sound pressure level is constant at about 40 dB.
In this air conditioner 100, 1 / f fluctuation is given to the air volume or the air velocity of the air blown into the room in accordance with the 1 / f fluctuation of the healing ultrasonic wave generated from the ultrasonic generation unit 8. Moreover, the fluctuation of the healing ultrasonic wave is synchronized with the fluctuation of the blowing air. In the above-described fluctuation control, the ultrasonic microcomputer 80 is controlled by software, and control is performed so as to give 1 / f fluctuation to the time interval of the frequency change of the healing ultrasonic wave to be generated.
[0040]
In the wake-up ultrasound, the frequency is a predetermined value in the range of 30 kHz to 60 kHz and is continuously constant. Also, the sound pressure level is higher than the healing ultrasound and is constant at about 70 dB. The waveform of the wake-up ultrasonic wave may be the waveform shown in FIG. In the wake-up ultrasound, the frequency changes in a pulsed manner in the range of 30 kHz to 60 kHz. The time interval is constant within a range of 10 msec or less. Therefore, the wake-up ultrasonic wave has a pulse-like waveform that repeats its intensity at regular intervals of 10 msec or less at regular intervals and in a range of 30 kHz to 60 kHz. The sound pressure level is about 70 dB. In FIG. 7, the maximum value and the minimum value of the pulse frequency are constant, but the maximum value and the minimum value of the pulse frequency may be changed randomly.
[0041]
<Remote controller>
The air conditioner 100 further includes a remote controller 7. By transmitting a control signal of the air conditioner 100, the remote controller 7 can operate an air conditioning function such as air conditioning and humidity control and an ultrasonic generation function of the ultrasonic generation unit 8.
The remote control 7 includes a remote control main body 70, an output port 71, a liquid crystal screen 72, and operation buttons 73, as shown in FIG.
[0042]
The output port 71 is provided at the upper end of the remote control main body 70 and transmits a control signal to the input port 62 provided in the air conditioner 100.
The liquid crystal screen 72 is provided on the front of the remote controller 7. On the liquid crystal screen 72, a display screen of operation contents and various setting screens such as a setting temperature, a setting humidity, an air volume, and a setting of an ultrasonic function are displayed.
[0043]
The operation button 73 is provided on the front surface of the remote controller 7 and below the liquid crystal screen 72. The resident can select the control content of the air conditioner body and the ultrasonic generation unit 8 by pressing the operation button 73. The operation buttons 73 include a start / stop button 73a, a cooling button 73b, a heating button 73c, a dehumidifying button 73d, a humidifying button 73e, an arrow button 73f, a healing button 73g, and an awake button 73h. The resident can perform various operations by pressing these buttons. In particular, by pressing the healing button 73g, the on or off of the generation of the healing ultrasonic wave can be easily selected, and by pressing the awake button 73h, the on or off of the generation of the awake ultrasonic wave can be easily performed. You can choose.
[0044]
Note that, by employing a touch panel type liquid crystal screen, various operations may be performed by pressing a display on a button appearing on the liquid crystal screen instead of the operation button 73.
Further, not only the wake-up ultrasonic wave is emitted by pressing the wake-up button, but also the wake-up ultrasonic wave may be emitted from the ultrasonic wave generation unit 8 in conjunction with the air conditioning operation input timer. That is, when the time when the operation of the air conditioning operation is started is input by the remote controller 7, the air conditioner 100 starts the operation of the air conditioning operation at that time. Then, the air conditioner 100 controls the ultrasonic wave generation unit 8 at the same time as the start of the air conditioning operation, and irradiates the ultrasonic waves for awakening.
[0045]
[Characteristic]
(1) In the air conditioner 100, the ultrasonic wave generating unit 8 can radiate healing ultrasonic waves to the room. The healing ultrasonic waves are generated so as to overlap with the blowing sound of the air conditioner 100. For this reason, the sound heard by the occupants includes abundant healing ultrasonic waves having the above-mentioned characteristics in addition to the audible blowing sound. Therefore, a resident who hears this sound will increase the α-wave due to the hypersonic effect. The α-wave is an electroencephalogram that increases when a person is relaxing or the like, and the air conditioner 100 provides a resident with a relaxing effect and improves the occupant's feeling of comfort.
[0046]
Further, in the air conditioner 100, 1 / f fluctuation is given to the airflow and 1 / f fluctuation is given to the characteristics of the ultrasonic wave generated from the ultrasonic wave generating unit 8. It is said that the 1 / f fluctuation is the same as a rhythm of a living body such as a human pulsation. Although there are various fluctuations in the natural world, those that have the same 1 / f fluctuation as this biological rhythm, such as the movement of wind, annual rings of trees, the flame of a candle, the sound of waves, etc. It has been shown that both aurally and tactilely give a person a sense of comfort. Therefore, in the air conditioner 100, the relaxing effect given to the occupants is higher.
[0047]
(2)
In the air conditioner 100, the ultrasonic wave generation unit 8 can irradiate the room with the wakeful ultrasonic wave. For this reason, the autonomic nervous system is affected by the awakening ultrasonic wave, and the sympathetic nervous activity of a resident or the like is enhanced. Thereby, in this air conditioner 100, a feeling of awakening of a resident or the like can be increased.
[0048]
(3)
In the air conditioner 100, the healing ultrasonic wave and the wake-up ultrasonic wave can be switched by pressing the healing button 73g or the waking button 73h provided on the remote controller 7. For this reason, in this air conditioner 100, the state of a person can be controlled from the relaxed state to the awake state by selecting either the healing ultrasonic wave or the awakening ultrasonic wave.
[0049]
(4)
In this air conditioner 100, the ultrasonic generation unit 8 has a plurality of piezoelectric buzzers 82a, 82b, 82c. Although the ultrasonic waves have directivity, the air conditioner 100 can irradiate a wide range of ultrasonic waves from the plurality of piezoelectric buzzers 82a, 82b, 82c. Therefore, in the air conditioner 100, the ultrasonic waves can reach a wide area in the room.
[0050]
[Other embodiments]
(1)
In the above embodiment, the air conditioner 100 is a device that blows conditioned air that has been subjected to cooling, heating, and humidity control into a room to perform harmony of indoor air. Instead of such a device, FIG. The ultrasonic generating unit 8 may be provided in an air conditioner 200 as shown in FIG. The air conditioner 200 is an air purifier that is disposed on a floor in a room and blows out air from which dust, dust, odor, and the like have been removed to the room. Also in this case, by generating the ultrasonic waves, the comfort of the occupants can be improved.
[0051]
Further, the air conditioner 100 of the above embodiment is a wall-mounted air conditioner, but may be a floor-standing type. Also in such a case, the ultrasonic waves can reach the occupants, and the feeling of comfort can be improved and the feeling of arousal can be increased.
(2)
In the above embodiment, the air conditioner 100 fluctuates the time interval of the healing ultrasonic wave at a rhythm of 1 / f, but may fluctuate not only the time interval but also the sound pressure level and the frequency.
[0052]
(3)
In the above embodiment, the sound pressure level of the healing ultrasonic wave is about 40 dB, but the sound pressure level of the healing ultrasonic wave is not limited to this, and may be any sound pressure level of 40 dB or less.
(4)
The sound pressure level of the wake-up ultrasonic wave is particularly preferably about 70 dB, but the sound pressure level of the wake-up ultrasonic wave is not limited to this, and may be any sound pressure level of 30 dB or more and 100 dB or less.
[0053]
(5)
In the above embodiment, the ultrasonic generating unit 8 includes the three piezoelectric buzzers 82a, 82b, and 82c, but may include four or more piezoelectric buzzers.
Further, in the above embodiment, three piezoelectric buzzers 82a, 82b, 82c are provided, but a plurality of ultrasonic generating units 8 may be provided.
[0054]
【The invention's effect】
In the air conditioner according to the first aspect, the first ultrasonic wave generated by the ultrasonic generator affects a human autonomic nervous system. For this reason, this air conditioner can enhance human sympathetic nerve activity by generating the first ultrasonic waves. Thereby, in this air conditioner, the sense of arousal of a person can be increased.
[0055]
In the air conditioner according to the second aspect, the frequency of the first ultrasonic wave is regular at 30 kHz to 60 kHz, and the sound pressure is 30 dB to 100 dB. Regarding the effect on the human autonomic nervous system, the first ultrasonic wave having such characteristics is particularly effective. Therefore, in this air conditioner, the sense of arousal of the person can be further increased.
[0056]
In the air conditioner according to the third aspect, the sound pressure of the first ultrasonic wave is about 70 dB. For effects affecting the autonomic nervous system, a sound pressure of about 70 dB is more desirable. Therefore, in this air conditioner, the sense of arousal of the person can be further increased.
In the air conditioner according to the fourth aspect, the frequency of the first ultrasonic wave is continuously constant. Regarding the effect of increasing awakening of a person, it is desirable that the frequency of the first ultrasonic wave be continuously constant rather than irregularly changing. Therefore, in this air conditioner, the sense of arousal of the person can be further increased.
[0057]
In the air conditioner according to the fifth aspect, the first ultrasonic wave has an equally-spaced pulse-like waveform. Regarding the effect of increasing the awakening of a person, it is desirable that the frequency of the first ultrasonic wave be changed at regular intervals in a pulse shape rather than being changed irregularly. Therefore, in this air conditioner, the sense of arousal of the person can be further increased.
In the air conditioner according to the sixth aspect, the time interval of the frequency change of the first ultrasonic wave is 10 msec or less. Regarding the effect of increasing awakening of a person, the time interval of the frequency change of the first ultrasonic wave is desirably 10 msec or less. Therefore, in this air conditioner, the sense of arousal of the person can be further increased.
[0058]
In the air conditioner according to the seventh aspect, not only the first ultrasonic wave that increases the sense of arousal of the person but also the second ultrasonic wave that heals the person can be generated. Therefore, it is possible to selectively switch between a case where the person is awakened and a case where the person is healed.
In the air conditioner according to the eighth aspect, the frequency of the second ultrasonic wave randomly changes from 30 kHz to 60 kHz, the time interval of the frequency change fluctuates, and the sound pressure is from 20 dB to 100 dB. With regard to the effect of healing a person, the second ultrasonic wave having such characteristics is particularly effective. Thereby, in this air conditioner, the effect of giving healing to a person can be further increased.
[0059]
In the air conditioner according to the ninth aspect, the sound pressure of the second ultrasonic wave is about 40 dB. More preferably, the effect is about 40 dB for healing. Thereby, in this air conditioner, the effect of giving healing to a person can be further increased.
In the air conditioner according to the tenth aspect, the time interval of the frequency change of the second ultrasonic wave fluctuates at a rhythm of 1 / f. This 1 / f fluctuation has a high relaxation effect. For this reason, in this air conditioner, the effect of giving healing to a person can be further increased.
[0060]
In the air conditioner according to claim 11, the time interval of the second ultrasonic wave is 10 msec or less. With respect to the effect of healing a person, it is more desirable to generate ultrasonic waves at such time intervals in addition to the above-mentioned characteristics. Therefore, this air conditioner can further enhance the healing effect.
In the air conditioner according to the twelfth aspect, the first selection unit can generate the first ultrasonic wave from the ultrasonic generator. For this reason, when the resident or the like needs to be awake, the sense of arousal can be increased by selecting the generation of the first ultrasonic wave by the first selecting unit.
[0061]
In the air conditioner according to the thirteenth aspect, the air conditioning operation can be started at a set time and the first ultrasonic wave can be generated by controlling the ultrasonic generator. For example, if the time is set so that the air conditioning operation starts at the time of waking up in the morning, the first ultrasonic wave is generated at the time of waking up in the morning. As a result, the sense of arousal increases and the user can wake up comfortably.
[0062]
In the air conditioner according to claim 14, the second selection unit can select one of the generation of the first ultrasonic wave and the generation of the second ultrasonic wave. Therefore, when awakening is required, generation of the first ultrasonic wave can be selected, and when healing is required, generation of the second ultrasonic wave can be selected. Thus, in this air conditioner, the effect of awakening and the effect of healing can be selected according to the situation.
[0063]
In the air conditioner according to claim 15, the ultrasonic generator has a plurality of ultrasonic irradiation units. Therefore, it is possible to irradiate the ultrasonic waves over a wider area in the room than when irradiating the ultrasonic waves with one ultrasonic irradiation unit.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external view of an air conditioner.
FIG. 2 is a front view of the indoor unit.
FIG. 3 is a side view of the indoor unit.
FIG. 4 is a control block diagram of the air conditioner.
FIG. 5 is a diagram showing an arrangement of a piezoelectric buzzer.
FIG. 6A is a diagram showing a waveform of a healing ultrasonic wave. (B) The figure which shows the waveform of the ultrasonic wave of awakening.
FIG. 7 is a diagram showing another example of the waveform of the wake-up ultrasonic wave.
FIG. 8 is a front view of a remote controller.
FIG. 9 is a diagram of an air conditioner according to another embodiment.
[Explanation of symbols]
8 Ultrasonic generator (ultrasonic generator)
60 main body microcomputer (first control unit, second control unit, third control unit)
73g healing button (second selection part)
73h Awake button (1st selection section, 2nd selection section)
82a-82c Piezoelectric buzzer (ultrasonic irradiation unit)
100,200 air conditioner

Claims

An air conditioner that performs an air conditioning operation that sends conditioned air indoors,
An ultrasonic generator (8) for generating a first ultrasonic wave having characteristics that affect a human autonomic nervous system;
An air conditioner comprising: (100, 200).

The frequency of the first ultrasonic wave is regular at 30 kHz or more and 60 kHz or less, and the sound pressure is 30 dB or more and 100 dB or less.
The air conditioner (100, 200) according to claim 1.

A sound pressure of the first ultrasonic wave is about 70 dB;
The air conditioner (100, 200) according to claim 2.

The frequency of the first ultrasonic wave is continuously constant.
The air conditioner (100, 200) according to claim 2 or 3.

The frequency of the first ultrasonic wave changes in a pulse shape, and a time interval of the frequency change is constant.
The air conditioner (100, 200) according to claim 2 or 3.

The time interval of the frequency change of the first ultrasonic wave is 10 msec or less;
The air conditioner (100, 200) according to claim 5.

The ultrasonic generator (8) further generates a second ultrasonic wave that gives healing to a person, and selectively generates one of the first ultrasonic wave and the second ultrasonic wave.
The air conditioner (100, 200) according to claim 1 to 6.

The frequency of the second ultrasonic wave randomly changes at 30 kHz or more and 60 kHz or less, the time interval of the frequency change fluctuates, and the sound pressure is 20 dB or more and 100 dB or less.
The air conditioner (100, 200) according to claim 7.

The sound pressure of the second ultrasonic wave is about 40 dB.
The air conditioner (100, 200) according to claim 8.

The time interval of the frequency change of the second ultrasonic wave fluctuates at a rhythm of 1 / f.
The air conditioner (100, 200) according to claim 8 or 9.

A time interval of the frequency change of the second ultrasonic wave is 10 msec or less;
The air conditioner (100, 200) according to any one of claims 8 to 10.

A first controller (60) for controlling the ultrasonic generator (8);
A first selector (73h) for selecting generation of the first ultrasonic wave,
Further comprising
The first control unit (60) generates the first ultrasonic wave from the ultrasonic generator (8) when the generation of the first ultrasonic wave is selected by the first selecting unit (73h).
The air conditioner (100, 200) according to any one of claims 1 to 11.

A second control unit (60) that starts the air conditioning operation at a set time and controls the ultrasonic generator (8) to generate the first ultrasonic wave;
Further comprising,
The air conditioner (100, 200) according to any one of claims 1 to 12.

A third control unit (60) for controlling the ultrasonic generator (8);
A second selector (73g, 73h) for selecting one of the generation of the first ultrasonic wave and the generation of the second ultrasonic wave,
Further comprising
The third control unit (60) causes the ultrasonic generator (8) to generate the first ultrasonic wave when the generation of the first ultrasonic wave is selected by the second selection unit (73g, 73h). Generating the second ultrasonic wave from the ultrasonic generator (8) when the generation of the second ultrasonic wave is selected by the second selecting unit (73g, 73h);
The air conditioner (100, 200) according to any one of claims 7 to 11.

The ultrasonic generator (8) has a plurality of ultrasonic irradiation units (82a-82c) that irradiate the first ultrasonic wave or the second ultrasonic wave,
The air conditioner (100, 200) according to any one of claims 1 to 14.