JP2004305052A - Lure and lure main body - Google Patents

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a lure with which a catch of fish by a hook is secured even in the case of a weak bite and a lure main body used therefor. <P>SOLUTION: The lure main body 1 is equipped with a recessed part 5 and a connection member 4 having a ring-shaped part 4a is arranged inside the recessed part 5. The ring-shaped part 4a is formed so that its part is projected out from the opening of the recessed part 5. The part projected out from the opening of the recessed part 5 in the ring-shaped part 4a is nipped by nipping parts 11a and 11b of the hook 3 to connect the hook 3 to the connection member 4. In the operation, the bending part 10 of the hook 3 is positioned inside the ring-shaped part 4a. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ルアーフィッシングに用いられるルアーに関し、特には、ルアーにおけるフック(釣針)の取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、木製やプラスチック製のルアー(疑似餌)を用いたルアーフィッシングが盛んに行われている。ルアーフィッシングでは、対象魚の種類等に応じて種々のルアーが使用されており、例えば、ブラックバス等の小魚を餌とする肉食魚が対象魚の場合は、小魚に似せたルアーが使用されることがある。
【0003】
図9は、従来から使用されているルアーの一例を示す側面図であり、一部分のみを断面で示している。図9に示すように、ルアーは、ルアー本体31に、釣針32及び33を連結して構成される。ルアー本体31は中空構造を有しており、左側ボディ31aと右側ボディ31bとを接合することによって構成される。
【0004】
ルアー本体31の内部には錘(図示せず)が取り付けられている。錘には、ルアーの水中における姿勢を適正なものとするバランサーとしての役目や、キャストの飛距離を伸ばすという役目がある。また、錘がルアー本体31の内部で移動することによってラトル音が発生するように構成されたルアーもある。
【0005】
また、ルアー本体31には、釣糸39を結びつけるラインアイ34が埋め込まれたリップ40が設けられている。このため、リトリーブを行うと、リップ40が受ける水の抵抗によってルアーは潜行を始める。更に、ルアー本体31には、二つのフックハンガ35及び36が取り付けられている。フックハンガ35及び36は、金属製の線材をひょうたん状に曲げて形成されており、右側ボディ31aと左側ボディ31bとの間に挟み込まれている。
【0006】
また、ルアー本体31に取り付けられたフックハンガ35にはスプリットリング37を介して釣針32が連結され、フックハンガ36にはスプリットリング38を介して釣針33が連結される(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。釣針32及び33は、一般にトリプルフックとよばれるものである。なお、釣針32及び33は、スプリットリングを介さないで、フックハンガ35及び36に取り付けられる場合もある。
【0007】
図9に示すルアー本体31に釣針32及び33が取り付けられた状態でキャストが行われる。図9に示すルアーは、水中で魚を誘引し、誘引された魚はルアーを餌と間違えて食いつき、その結果、釣針32又は33にかかり、釣り上げられることになる。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−360128号公報(第2図)
【0009】
【特許文献2】
特開2002−330668号公報(第1図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図9に示すルアーにおいて、釣針32及び33は、スプリットリング37及び38(又はフックハンガ35及び36)に引っ掛けられているに過ぎず、図9中の矢印で示すように、ルアーの上下方向や左右方向、ねじれ方向に簡単に可動してしまう。このため、釣針32及び33の位置を保持できず、誘引された魚がルアーに食いついても、魚が釣針32又は33にかからなかったり、また魚が釣針32又は33にかかったとしてもかかりが甘くて簡単に外れてしまったりして、魚に逃げられてしまうという問題がある。
【0011】
また、この問題は、冬場など魚の活動が鈍っている場合のように魚の食いつきが弱い場合に生じ易く、特にルアーの後側(ラインアイ34の反対側)の釣針33において顕著である。
【0012】
本発明の目的は、魚の食いつきが弱い場合であっても、魚への釣針のかかりを確実なものとし得るルアー及びそれに用いられるルアー本体を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にかかるルアーは、釣針と、前記釣針が連結される連結部材を備えたルアー本体とを有する釣用のルアーであって、前記釣針は、鉤状の針部と前記連結部材を挟持する挟持部とを少なくとも有し、前記連結部材は、前記釣針の前記挟持部によって挟持され、且つ、外力による前記釣針の前記挟持部を中心とした可動が制限されるように構成されていることを特徴とする。
【0014】
また、上記本発明にかかるルアーにおいては、前記ルアー本体に、前記釣針における前記針部以外の少なくとも一部を収容する凹部が設けられている態様であるのが好ましい。
【0015】
上記態様においては、前記連結部材が、前記ルアー本体に固定され、前記凹部の内部から開口に向けて突出する環状部を有し、前記環状部は、その一部が前記開口から飛び出るように形成されており、前記釣針の挟持部が、線材を折り曲げて形成され、前記線材の折り曲げられた部分を前記環状部の内側に位置させた状態で、前記線材の曲げ応力に基づく弾性力によって前記環状部における前記凹部の開口から飛び出た一部を挟持しているのが好ましい。
【0016】
また、上記態様においては、前記環状部は、その前記凹部の深さ方向における長さが、その前記深さ方向に垂直な方向における長さよりも長くなるように形成されているのが好ましい。この場合、前記連結部材の環状部は、楕円形状又は長方形状に線材を折り曲げて形成されているのが特に好ましい。
【0017】
更に、上記態様においては、前記環状部の前記凹部の深さ方向における長さと、前記環状部の前記深さ方向に垂直な方向における長さとの比が、1:1〜10:1に設定され、前記環状部の前記凹部の深さ方向における長さと、前記釣針の前記折り曲げられた部分の前記凹部の深さ方向における長さとの比が、1:1〜10:1に設定されているのが好ましい。また、前記ルアー本体が、魚を模倣した形状を有しており、前記凹部が前記魚の尻尾に相当する位置に設けられているのが好ましい。
【0018】
次に、上記目的を達成するために本発明にかかるルアー本体は、鉤状の針部と挟持部とを少なくとも有する釣針を連結して釣用のルアーを構成するルアー本体であって、前記釣針に連結される連結部材を有し、前記連結部材は、前記釣針の前記挟持部によって挟持され、且つ、外力による前記釣針の前記挟持部を中心とした可動が制限されるように構成されていることを特徴とする。
【0019】
上記本発明にかかるルアー本体においては、前記釣針における前記針部以外の少なくとも一部を収容する凹部が設けられているのが好ましい態様である。
【0020】
上記態様においては、前記連結部材が、前記凹部の内部から開口に向けて突出する環状部を有し、前記環状部は、その一部が前記開口から飛び出るように形成され、前記環状部の前記開口から飛び出た一部が、前記釣針の挟持部に挟持されるのが好ましい。また、この場合、前記環状部は、その前記凹部の深さ方向における長さが、その前記深さ方向に垂直な方向における長さよりも長くなるように形成されているのが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態にかかるルアー及びルアー本体について、図1〜図3を参照しながら説明する。図1は、実施の形態にかかるルアー及びルアー本体を示す側面図であり、ルアー本体の一部分については断面で示している。図2は、図1に示す断面部分を図1に示す断面と垂直な方向で切断した断面図であり、ルアーをその上下方向に垂直に切断して得られる断面を部分的に拡大して示している。図3は、図1に示す断面部分を拡大して示す断面図であり、ルアーをその左右方向に垂直に切断して得られる断面を部分的に拡大して示している。図3においては、釣針3は点線で示している。
【0022】
図1に示すように、ルアーは、釣針2及び3と、ルアー本体1とを少なくとも有した釣用のルアーである。ルアー本体1は、従来と同様に、左側ボディ1aと右側ボディ1bとを接合して構成され、魚を模倣した形状を有している。ルアー本体1の内部には、錘(図示せず)が取り付けられている。
【0023】
また、従来と同様に、ルアー本体1には、釣糸9を結びつけるラインアイ6が埋め込まれたリップ14が設けられている。更に、ルアー本体1には、スプリットリング8を介して釣針2を連結するフックハンガ7が取り付けられている。釣針2は、三つの針部12c〜12dとアイ13とを備えており、従来からルアーフィッシングで用いられているトリプルフックである。
【0024】
但し、図1に示すルアーは、従来技術において図9を用いて説明したルアーと異なり、図1〜図3に示すように、ルアー本体1に連結部材4を有している。また、図2に示すように、連結部材4に連結される釣針3は、両端に針部12a及び12bがそれぞれ形成された一本の線材を折り曲げて構成されている。
【0025】
更に、釣針3と連結部材4との連結は、挟持部11aと挟持部11bとによって、連結部材4を挟持することによって行なわれている。挟持部11aは、釣針3を構成する線材の折り曲げられた部分(折り曲げ部)10と針部12aとの間の部分であり、挟持部11bは、折り曲げ部10と針部12bとの間の部分である。挟持部11a及び11bによる連結部材4の挟持は、折り曲げ部10と挟持部11a及び11bとに生じた曲げ応力に基づく線材の弾性力によって行われており、図2中に示す矢印は挟持方向を示している。
【0026】
このように、図1〜図3に示すルアーによれば、釣針3は挟持部11a及び11bによって連結部材4を挟持しているため、従来技術において図9で示したルアーと異なり、釣針3が、ルアーの左右方向や上下方向、更にはねじれ方向に簡単に可動しないようになっている。
【0027】
このため、釣針3の位置を魚がかかり易い位置に保持することができるので、例え魚の食いつく力が弱い場合であっても、釣針3の針部12a及び12bは確実に魚に突き刺さることとなる。また、釣針3は、連結部材4に固着されていないので、挟持部11a及び11bを中心として可動できる。このため、釣針3は、魚に突き刺さった後は、魚の動きに追従して可動し、魚が暴れて釣針3から外れてしまうのが抑制される。
【0028】
一方、連結部材4は、釣針3の挟持部11a及び11bを中心とした可動を制限するように構成されている。但し、連結部材4による釣針3の可動の制限は、釣針3に突き刺さった魚が釣針3から外れないようにするための釣針3の可動までも制限するものではない。連結部材4による釣針3の可動の制限は、水流から受ける外力やキャスト時に水面からうける外力によって、釣針3の位置が、魚がかかり易い位置から外れてしまうのを抑制する程度である。
【0029】
図1〜図3に示すルアーでは、ルアー本体1の後部に、釣針3の針部12以外の少なくとも一部を収容する凹部5が設けられており、連結部材4は、この凹部5の内部に配置されている。また、連結部材4は、凹部5の内部から開口に向けて突出する環状部4aと、連結部材4をルアー本体1に固定する基部4bとで構成されている。更に、環状部4aと基部4bとは一本の線材を折り曲げて一体的に形成されている。また、基部4bは、従来技術において図9で示したフックハンガ36と同様に構成され、ルアー本体1に取り付けられている。
【0030】
また、釣針3は、線材の折り曲げ部10を環状部4aの内側に位置させた状態で、挟持部11a及び11bによって、環状部4aにおける凹部5の開口から飛び出た部分を挟持している。このため、上述したように、釣針3の挟持部11a及び11bを中心とした可動は、連結部材4の環状部4aによって制限されることになる。
【0031】
つまり、水流から受ける外力やキャスト時に水面からうける外力によって、釣針3が挟持部11a及び11bを中心としてルアーの上方向又は下方向に回転しようとすると、折り曲げ部10は、環状部4aの内側に接触することになる。よって、ルアーの上下方向における釣針3の可動範囲は、環状部4aにより、図3に示すθで規定される範囲に制限されることとなる。このθで規定された範囲内に釣針3が位置する場合は、魚がかかり易い位置に釣針3が位置していると言える。
【0032】
また、図3に示すθで規定された範囲は、釣針3の挟持部11a及び11bが連結部材4から外れることなく、連結部材4を挟持した状態で、釣針3がルアーの上下方向において可動できる最大の範囲である。具体的には、図3に示すθは、0度〜180度、好ましくは0度〜45度に設定する。
【0033】
なお、図1及び図3に示すように、ルアーをその側面から見たときに、釣針3の針部12a及び12bを除く部分が凹部5の深さ方向と平行な状態にあって、釣針3がこの状態からルアーの上下方向に可動しない場合に、θが0度となる。また、ルアーをその側面から見たときに、釣針3の針部12a及び12bがルアーの上側に位置し、且つ、針部12a及び12bを除く部分が凹部5の深さ方向に垂直な状態から、針部12a及び12bがルアーの下側に位置し、且つ、針部12a及び12bを除く部分が凹部5の深さ方向に垂直な状態まで、釣針3が可動できる場合に、θが180度となる。
【0034】
また、図3に示すθは、対象魚の種類や大きさに応じて設定できる。θの設定は、釣針3の折り曲げ部10における凹部5の深さ方向における長さh、釣針3を構成する線材の直径df、環状部4aにおける凹部5の深さ方向の長さ(以下「奥行き」)H、環状部4aにおける深さ方向に垂直な方向の長さ(以下「幅」)V、及び連結部材4を構成する線材の直径dの比を適宜設定することによって行うことができる。
【0035】
例えば、本実施の形態では、環状部4aの奥行きHと幅Vとの比は、1:1〜10:1、特には2.5:1に設定するのが好ましい。環状部4aの奥行きHと、釣針3の折り曲げ部10の凹部5の深さ方向における長さhとの比は、1:1〜10:1、特には2:1〜3:1に設定するのが好ましい。また、連結部材4を構成する線材の直径dは、環状部4aの幅Vの(1/5)倍〜(1/4)倍に設定するのが好ましい。更に、釣針3を構成する線材の直径dfは、(V−2d)の(1/2)倍〜(2/3)倍に設定するのが好ましい。
【0036】
また、環状部4aの形状は、特に限定されるものではないが、奥行きHが、幅Vよりも長くなる形状とするのが好ましい。具体的な環状部4aの形状としては、図1及び図3に示す楕円形状や、長方形状が挙げられる。なお、本明細書でいう「楕円形状」には、楕円の方程式によって表すことができる楕円形状だけでなく、図1及び図3で示す、長方形の短辺に、直径が短辺と同じ半円を結合して構成された形状も含まれる。また、環状部4aの形状が楕円の方程式によって表すことができる楕円形状である場合、楕円の長径が奥行きH、短径が幅Vとなる。
【0037】
更に、環状部4aは、釣針3の取替えが可能なように、その一部が、凹部5の開口から飛び出るように形成されているのが好ましい。環状部4aの開口から飛び出た部分の長さ(以下「飛び出し長さ」)Lは、釣針3を構成する線材の直径dfの1.5倍〜2倍に設定されているのが好ましい。
【0038】
また、図4に示すように、連結部材4の環状部4aには、挟持部11a及び11bが環状部4aを挟持する位置を固定するための凹部4c及び4dを設けることができる。図4は、図1〜図3で示す連結部材の他の例を示す斜視図であり、図4(a)と図4(b)とはそれぞれ異なる方向から連結部材を表している。
【0039】
図4に示すように、凹部4c及び4dは、釣針3を構成する線材の外周上において対向するように形成されている。また、凹部4c及び4dは、環状部4aにおける最もルアー本体1から離れた位置において、釣針を構成する線材の直径df(図2及び図3参照)に合わせて形成されている。
【0040】
このため、凹部4c及び4dが設けられた位置を挟持部11a及び11bの挟持位置とすれば、挟持部11a及び11bは凹部4c及び4dに嵌め込まれ、挟持位置は固定されることとなる。また、この場合、図3に示すθは0度となる。更に、凹部4c及び4dが形成されていない連結部材4を用いた場合よりも、魚がかかり易い位置に釣針3を保持することが容易となる。
【0041】
また、図1〜図3に示すルアーにおいては、上述したように、環状部4aの内側に釣針3の折り曲げ部10が位置するようにして、挟持部11a及び11bによる挟持を行っている。よって、釣針3の針部12が魚に完全に突き刺さった後は、釣糸9を巻き取る力と魚がルアーを引っ張る力とによって挟持部11a及び11bが連結部材4から外れ、釣針3は折り曲げ部10によって環状部4aに引っかかった状態となる。この場合、釣針3の可動範囲は広がるため、暴れた魚が釣針3から外れてしまうのがよりいっそう抑制される。
【0042】
更に、図1〜図3に示すルアーにおいては、上述したように、ルアー本体1に凹部5を設け、凹部5の内部に釣針3及び連結部材4の一部を収容することによっても、魚がかかる前における釣針3の可動を制限して、釣針3の位置を魚がかかり易い位置に保持している。
【0043】
例えば、ルアーの左右方向から水流や水面による外力を受けた場合、釣針は挟持部11a及び11bを中心にルアーの左右方向に回転しようとするが、このとき、釣針3の折り曲げ部10は凹部5の内壁に接触する。このため、釣針3の回転は制限され、釣針3の位置は魚がかかり易い位置に保持されることになる。
【0044】
更に、ルアーの上下方向から水流や水面による外力を受けた場合は、上述したように、釣針3の可動は連結部材4の環状部4aによって制限されているが、水流や水面から受ける外力が大きく、環状部4aによる制限を越えた場合は、釣針3は凹部5の内壁に接触して可動が制限される。
【0045】
なお、釣針3の可動が環状部4aによる制限を越える場合は、通常、挟持部11a及び11bによる連結部材4の挟持は不十分な状態となってしまうが、凹部5の内壁との接触によって挟持部11a及び11bによる挟持が完全に外れてしまうのは抑制できる。よって、このような場合であっても、従来技術において図9を用いて示したルアーよりも、釣針3の位置を魚がかかり易い位置に保持できると言える。
【0046】
また、凹部5の内部に釣針3及び連結部材4の一部を収容した場合は、釣針3及び連結部材4の全部をルアー本体1から露出した場合に比べて、釣針3の挟持部11a及び11bや、連結部材4の挟持部11a及び11bに挟持された部分に加わる水からの外力を緩和できるため、釣針3が連結部材4から外れるのを抑制できる。
【0047】
凹部5の形状や大きさは、連結部材4や釣針3の形状や大きさに合わせて設定すれば良く、特に限定されるものではない。例えば、図2に示すように、ルアーをその上下方向に垂直に切断して得られる凹部5の断面の形状は、矩形とするのが好ましい。これは、釣針3の折り曲げ部10と凹部5の内壁との接触によるルアー本体1の破損を抑制するためである。また、この点を考慮すると、凹部5のルアーの左右方向に平行な長さD1は、釣針3の折り曲げ部10のルアーの左右方向に平行な長さ(折り曲げ部10の幅)kの1.2倍〜2.0倍程度とするのが好ましい(図2参照)。
【0048】
一方、ルアーをその左右方向に垂直に切断して得られる凹部5の断面の形状は、上記のルアーをその上下方向に垂直に切断して得られる断面形状と同様に矩形であっても良いが(図2参照)、ルアー本体の強度を確保する点から、図3に示すように、連結部材4の形状に沿った形状とするのが好ましい。凹部の深さMやルアーの上下方向における長さD2(図3参照)は、環状部4aの奥行きHや幅V、飛び出し長さLに合わせて適宜設定すれば良い。
【0049】
連結部材4及び凹部5は、図1〜図4に示す態様に限定されるものではない。例えば、連結部材4は、ルアー本体1の本体部分と別個の部品である場合に限定されず、ルアー本体1の本体部分と一体的に成形したものであっても良い。また、連結部材4は、線材を折り曲げて形成されものに限定されず、プレス等によって打ち抜いて形成したものであっても良い。
【0050】
図5は、連結部材及び凹部の他の例を示す断面図である。図5に示す例では、連結部材15は、U字形に形成されており、ルアー本体16の外側に取り付けられている。釣針3は、図1〜図3に示した例と同様のものであり、連結部材15を挟持している。また、凹部17は釣針3の一部のみが収容できるように形成されている。なお、ルアー本体16は、図1〜図3に示したルアー本体1と同様に右側ボディと左側ボディとの2分割で構成されたものであり、図5では右側ボディのみが図示されている。
【0051】
図6は、ルアー本体の他の例を示す断面図である。図6に示す例では、連結部材4、凹部5及び釣針3は、図1〜図3に示した例と同様のものである。但し、ルアー本体18の構成が、図1〜図3に示したルアー本体1の構成と異なっている。ルアー本体18は、右側ボディ18aと左側ボディ(図示せず)とに加え、キャップ18bを備えている。キャップ18bは接合された右側ボディ18aと左側ボディとの後端に接合可能に形成されている。また、キャップ18bには、凹部5の開口と整合する貫通孔18cが設けられている。このため、図6に示す例では、連結部材4はルアー本体1の内部に完全に収容されることとなる。
【0052】
また、図1〜図3に示すルアーにおいては、前側(ラインアイ6側)の釣針2は、従来と同様の構造でルアー本体1に連結されているが、これに限定されるものでない。図7は、他の実施の形態にかかるルアー及びルアー本体を示す側面図である。
【0053】
図7に示す例では、ルアー本体1の後側だけでなく、前側にも凹部(図7においては図示せず)が設けられ、その内部に連結部材4が配置されている。また、前側の連結部材4にも釣針3が連結されており、釣針3は連結部材4を挟持している。このような態様とした場合は、ルアーの下側から食いく魚に対しても、釣針3を魚がかかり易い位置に保持できることとなる。
【0054】
また、釣針3は、図1〜図3に示した例に限定されるものではなく、挟持部と針部とを有したものであれば良い。図8は、実施の形態にかかるルアー及びルアー本体で用いることができる釣針の他の例を示す斜視図であり、図8(a)〜(c)には態様の異なる釣針が示されている。
【0055】
図8(a)の例に示す釣針は、先端に針部21が設けられた3本の線材を一つに束ねたものに、クリップ状の挟持部22を設けて構成されている。また、図8(b)の例に示す釣針は、一本の線材の一方側に針部23を設け、他方側に折り曲げによってクリップ状の挟持部24を設けて構成されている。
【0056】
また、図8(c)に示す釣針は、図1〜図3に示した釣針に、針部29が先端に形成された線材28を取り付けて構成されている。具体的には、図8(c)に示す釣針は、両端に針部25が形成された線材を折り曲げて、折り曲げ部27と挟持部26a及び26bとを形成し、更に挟持部26bに線材28をロウ付けして作製されている。
【0057】
また、図1〜図3に示すルアーにおいては、ルアー本体1にはリップが取り付けられているが、これに限定されるものではなく、リップが存在しない態様であっても良い。更に、図1〜図3に示すルアー本体1は、魚の頭及び腹に相当する部分と、魚の尻尾に相当する部分とが、別体となり、これらが金具でジョイントされた態様であっても良い。なお、実施の形態に示した例では、ルアー本体1が、魚を模倣した形状を有している態様について説明したが、ルアー本体1の形状は特に限定されるものではない。
【0058】
【発明の効果】
以上のように、本発明にかかるルアー及びルアー本体によれば、釣針の位置を魚がかかり易い位置に保持できるため、特に冬場等の魚の食いつく力が弱い場合であっても、釣針の魚へのかかりを確実なものとできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態にかかるルアー及びルアー本体を示す側面図であり、ルアー本体の一部分については断面で示している。
【図2】図1に示す断面部分を図1に示す断面と垂直な方向で切断した断面図である。
【図3】図1に示す断面部分を拡大して示す断面図である。
【図4】図1〜図3で示す連結部材の他の例を示す斜視図であり、図4(a)と図4(b)とはそれぞれ異なる方向から連結部材を表している。
【図5】連結部材及び凹部の他の例を示す断面図である。
【図6】ルアー本体の他の例を示す断面図である。
【図7】他の実施の形態にかかるルアー及びルアー本体を示す側面図である。
【図8】実施の形態にかかるルアー及びルアー本体で用いることができる釣針の他の例を示す斜視図であり、図8(a)〜(c)には態様の異なる釣針が示されている。
【図9】図9は、従来から使用されているルアーの一例を示す側面図であり、一部分のみを断面で示している。
【符号の説明】
1 ルアー本体
2、3 釣針
4 連結部材
4a 環状部
4b 基部
5 凹部
6 ラインアイ
7 フックハンガ
8 スプリットリング
9 釣糸
10 折り曲げ部
11a、11b 挟持部
12a、12b 針部
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a lure used for lure fishing, and more particularly, to a structure for attaching a hook (fish hook) in the lure.
[0002]
[Prior art]
In recent years, lure fishing using lures (simulated bait) made of wood or plastic has been actively performed. In lure fishing, various lures are used depending on the type of target fish and the like.For example, when a carnivorous fish that feeds on a small fish such as a black bass is the target fish, a lure that resembles a small fish is used. Sometimes.
[0003]
FIG. 9 is a side view showing an example of a conventionally used lure, and only a part is shown in cross section. As shown in FIG. 9, the lure is configured by connecting fishing hooks 32 and 33 to a lure main body 31. The lure main body 31 has a hollow structure, and is configured by joining a left body 31a and a right body 31b.
[0004]
A weight (not shown) is attached inside the lure main body 31. The weight has a role as a balancer to make the lure's posture in the water proper and a role to extend the casting distance. There is also a lure configured so that rattle sound is generated by the weight moving inside the lure main body 31.
[0005]
Further, the lure body 31 is provided with a lip 40 in which a line eye 34 for connecting the fishing line 39 is embedded. Therefore, when the retrieve is performed, the lure starts to dive due to the resistance of the water received by the lip 40. Further, two hook hangers 35 and 36 are attached to the lure main body 31. The hook hangers 35 and 36 are formed by bending a metal wire into a gourd shape, and are sandwiched between the right body 31a and the left body 31b.
[0006]
Further, a hook 32 is connected to a hook hanger 35 attached to the lure body 31 via a split ring 37, and a hook 33 is connected to the hook hanger 36 via a split ring 38 (for example, Patent Document 1 and Patent Document 1). 2). The hooks 32 and 33 are generally called triple hooks. Note that the hooks 32 and 33 may be attached to the hook hangers 35 and 36 without using a split ring.
[0007]
Casting is performed with the fishing hooks 32 and 33 attached to the lure main body 31 shown in FIG. The lure shown in FIG. 9 attracts fish underwater, and the lured fish mistakes the lure for bait, and as a result, is hooked on the hook 32 or 33 and is caught.
[0008]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-360128 (FIG. 2)
[0009]
[Patent Document 2]
JP 2002-330668 A (FIG. 1)
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the lure shown in FIG. 9, the hooks 32 and 33 are merely hooked on the split rings 37 and 38 (or the hook hangers 35 and 36), and as shown by arrows in FIG. It can easily move in the left-right direction, twisting direction. For this reason, the positions of the hooks 32 and 33 cannot be maintained, and even if the attracted fish eats the lure, the fish does not catch on the hook 32 or 33, and even if the fish catches on the hook 32 or 33, the catch does not occur. However, there is a problem that the fish is easily removed because it is sweet and escaped by fish.
[0011]
This problem is more likely to occur when the fish bites weakly, such as when the activity of the fish is dull, such as in winter, and is particularly conspicuous in the hook 33 behind the lure (opposite the line eye 34).
[0012]
An object of the present invention is to provide a lure and a lure main body used for the lure, which can ensure that the hook is hooked on the fish even when the bite of the fish is weak.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a lure according to the present invention is a lure for fishing having a fishing hook and a lure body having a connecting member to which the fishing hook is connected, wherein the fishing hook has a hook-shaped hook portion. And at least a holding portion for holding the connecting member, wherein the connecting member is held by the holding portion of the fishhook, and the movement of the hook by the external force around the holding portion is limited. It is characterized by comprising.
[0014]
In the lure according to the present invention, it is preferable that the lure main body is provided with a concave portion for accommodating at least a part of the fishing hook other than the hook portion.
[0015]
In the above aspect, the connecting member has an annular portion fixed to the lure main body and protruding from the inside of the concave portion toward the opening, and the annular portion is formed such that a part thereof protrudes from the opening. The holding portion of the hook is formed by bending a wire, and in a state where the bent portion of the wire is positioned inside the annular portion, the annular portion is formed by an elastic force based on a bending stress of the wire. It is preferable that a portion of the portion protruding from the opening of the concave portion is pinched.
[0016]
Further, in the above aspect, it is preferable that the annular portion is formed such that a length of the concave portion in a depth direction is longer than a length in a direction perpendicular to the depth direction. In this case, it is particularly preferable that the annular portion of the connecting member is formed by bending a wire in an elliptical shape or a rectangular shape.
[0017]
Further, in the above aspect, the ratio of the length of the annular portion in the depth direction of the concave portion to the length of the annular portion in the direction perpendicular to the depth direction is set to 1: 1 to 10: 1. The ratio of the length of the annular portion in the depth direction of the concave portion to the length of the bent portion of the fishing hook in the depth direction of the concave portion is set to 1: 1 to 10: 1. Is preferred. Preferably, the lure body has a shape imitating a fish, and the recess is provided at a position corresponding to the tail of the fish.
[0018]
Next, in order to achieve the above object, a lure main body according to the present invention is a lure main body that constitutes a fishing lure by connecting a fishing hook having at least a hook-shaped needle portion and a holding portion, wherein the fishing hook is The coupling member is clamped by the clamping portion of the fishing hook, and is configured such that the movement of the fishing hook around the clamping portion by an external force is limited. It is characterized by the following.
[0019]
In a preferred embodiment of the lure main body according to the present invention, a recess is provided for accommodating at least a part of the fishing hook other than the hook portion.
[0020]
In the above aspect, the connecting member has an annular portion projecting from the inside of the concave portion toward the opening, and the annular portion is formed so that a part thereof protrudes from the opening, and the annular portion has It is preferable that a part protruding from the opening is pinched by the pinching portion of the fishing hook. Further, in this case, it is preferable that the annular portion is formed such that the length in the depth direction of the concave portion is longer than the length in the direction perpendicular to the depth direction.
[0021]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a lure and a lure main body according to an embodiment will be described with reference to FIGS. 1 to 3. FIG. 1 is a side view showing a lure and a lure main body according to an embodiment, and a part of the lure main body is shown in cross section. FIG. 2 is a cross-sectional view of the cross section shown in FIG. 1 cut in a direction perpendicular to the cross section shown in FIG. 1. FIG. 2 is a partially enlarged view showing a cross section obtained by cutting the lure vertically. ing. FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view showing a cross-sectional portion shown in FIG. 1, and shows a partially enlarged cross-section obtained by cutting the lure vertically in the left-right direction. In FIG. 3, the hook 3 is indicated by a dotted line.
[0022]
As shown in FIG. 1, the lure is a fishing lure having at least fishing hooks 2 and 3 and a lure main body 1. The lure main body 1 is configured by joining a left body 1a and a right body 1b, as in the related art, and has a shape imitating a fish. A weight (not shown) is attached inside the lure main body 1.
[0023]
As in the prior art, the lure body 1 is provided with a lip 14 in which a line eye 6 for connecting the fishing line 9 is embedded. Further, a hook hanger 7 for connecting the fishing hook 2 via a split ring 8 is attached to the lure body 1. The fishing hook 2 includes three hooks 12c to 12d and an eye 13, and is a triple hook conventionally used in lure fishing.
[0024]
However, the lure shown in FIG. 1 is different from the lure described with reference to FIG. 9 in the related art, and has a connecting member 4 in the lure main body 1 as shown in FIGS. Further, as shown in FIG. 2, the fishing hook 3 connected to the connecting member 4 is formed by bending a single wire having needle portions 12a and 12b formed at both ends.
[0025]
Further, the connection between the fishing hook 3 and the connecting member 4 is performed by holding the connecting member 4 by the holding portion 11a and the holding portion 11b. The holding portion 11a is a portion between the bent portion (bending portion) 10 of the wire constituting the fishing hook 3 and the needle portion 12a, and the holding portion 11b is a portion between the bent portion 10 and the needle portion 12b. It is. The holding of the connecting member 4 by the holding portions 11a and 11b is performed by the elastic force of the wire rod based on the bending stress generated in the bent portion 10 and the holding portions 11a and 11b, and the arrow shown in FIG. Is shown.
[0026]
As described above, according to the lure shown in FIGS. 1 to 3, since the hook 3 holds the connecting member 4 by the holding portions 11a and 11b, unlike the lure shown in FIG. The lure cannot be easily moved in the left-right direction, the up-down direction, or the twisting direction.
[0027]
For this reason, since the position of the hook 3 can be held at a position where the fish can easily catch, even if the biting force of the fish is weak, the needle portions 12a and 12b of the hook 3 will surely pierce the fish. . Further, since the hook 3 is not fixed to the connecting member 4, it can be moved around the holding portions 11a and 11b. Therefore, after the hook 3 is pierced by the fish, the hook 3 moves following the movement of the fish, and it is possible to prevent the fish from falling off the hook 3 by violent movement.
[0028]
On the other hand, the connecting member 4 is configured to limit the movement of the hook 3 around the holding portions 11a and 11b. However, the limitation of the movement of the hook 3 by the connecting member 4 does not limit the movement of the hook 3 to prevent the fish piercing the hook 3 from coming off the hook 3. The limitation of the movement of the hook 3 by the connecting member 4 is such that the position of the hook 3 is prevented from deviating from the position where the fish is likely to catch due to the external force received from the water flow or the external force received from the water surface during casting.
[0029]
In the lure shown in FIGS. 1 to 3, a concave portion 5 for accommodating at least a part other than the needle portion 12 of the fishing hook 3 is provided at a rear portion of the lure main body 1, and the connecting member 4 is provided inside the concave portion 5. Are located. The connecting member 4 includes an annular portion 4 a protruding from the inside of the concave portion 5 toward the opening, and a base 4 b for fixing the connecting member 4 to the lure main body 1. Further, the annular portion 4a and the base 4b are formed integrally by bending a single wire. Further, the base 4b is configured similarly to the hook hanger 36 shown in FIG. 9 in the related art, and is attached to the lure main body 1.
[0030]
Further, in the state where the bent portion 10 of the wire is positioned inside the annular portion 4a, the fishing hook 3 sandwiches the portion of the annular portion 4a that protrudes from the opening of the concave portion 5 by the sandwiching portions 11a and 11b. Therefore, as described above, the movement of the hook 3 around the holding portions 11a and 11b is restricted by the annular portion 4a of the connecting member 4.
[0031]
In other words, when the fishing hook 3 tries to rotate upward or downward about the lures around the holding portions 11a and 11b by an external force received from the water flow or an external force received from the water surface at the time of casting, the bent portion 10 is placed inside the annular portion 4a. Will come in contact. Therefore, the movable range of the hook 3 in the vertical direction of the lure is limited by the annular portion 4a to a range defined by θ shown in FIG. When the hook 3 is located within the range defined by θ, it can be said that the hook 3 is located at a position where fish is likely to catch.
[0032]
The range defined by θ shown in FIG. 3 is such that the hook 3 can be moved in the up and down direction of the lure in a state where the connecting member 4 is held without the holding portions 11a and 11b of the hook 3 coming off the connecting member 4. This is the largest range. Specifically, θ shown in FIG. 3 is set to 0 to 180 degrees, preferably 0 to 45 degrees.
[0033]
As shown in FIGS. 1 and 3, when the lure is viewed from the side, the portion of the hook 3 except for the needle portions 12 a and 12 b is in a state parallel to the depth direction of the concave portion 5, and Is zero when the lure does not move up and down from this state. When the lure is viewed from the side, the needle portions 12a and 12b of the fishing hook 3 are located above the lure, and the portion excluding the needle portions 12a and 12b is perpendicular to the depth direction of the concave portion 5. When the hooks 12a and 12b are located below the lure and the hook 3 can be moved to a state in which the portion excluding the needles 12a and 12b is perpendicular to the depth direction of the recess 5, θ is 180 degrees. It becomes.
[0034]
In addition, θ shown in FIG. 3 can be set according to the type and size of the target fish. θ is set in the depth direction of the concave portion 5 in the bent portion 10 of the hook 3, the diameter df of the wire constituting the hook 3, and the length in the depth direction of the concave portion 5 in the annular portion 4 a (hereinafter “depth”). )) By appropriately setting the ratio of H, the length (hereinafter, “width”) V of the annular portion 4 a in the direction perpendicular to the depth direction, and the diameter d of the wire constituting the connecting member 4.
[0035]
For example, in the present embodiment, the ratio between the depth H and the width V of the annular portion 4a is preferably set to 1: 1 to 10: 1, particularly preferably 2.5: 1. The ratio of the depth H of the annular portion 4a to the length h in the depth direction of the concave portion 5 of the bent portion 10 of the fishing hook 3 is set to 1: 1 to 10: 1, particularly 2: 1 to 3: 1. Is preferred. Further, the diameter d of the wire constituting the connecting member 4 is preferably set to be (1 /) to (倍) times the width V of the annular portion 4a. Further, the diameter df of the wire constituting the hook 3 is preferably set to (1/2) to (2/3) times (V-2d).
[0036]
Although the shape of the annular portion 4a is not particularly limited, it is preferable that the depth H be longer than the width V. Specific examples of the shape of the annular portion 4a include an elliptical shape and a rectangular shape shown in FIGS. The “elliptical shape” referred to in this specification includes not only an elliptical shape that can be represented by an equation of an ellipse, but also a semicircle having the same diameter as the short side as shown in FIGS. Are also included. When the shape of the annular portion 4a is an elliptical shape that can be represented by an elliptic equation, the major axis of the ellipse is the depth H and the minor axis is the width V.
[0037]
Further, the annular portion 4a is preferably formed so that a part thereof protrudes from the opening of the concave portion 5 so that the fishing hook 3 can be replaced. It is preferable that the length L of the portion protruding from the opening of the annular portion 4 a (hereinafter referred to as “protrusion length”) is set to be 1.5 to 2 times the diameter df of the wire constituting the hook 3.
[0038]
Further, as shown in FIG. 4, the annular portion 4a of the connecting member 4 can be provided with concave portions 4c and 4d for fixing a position where the sandwiching portions 11a and 11b sandwich the annular portion 4a. FIG. 4 is a perspective view showing another example of the connecting member shown in FIGS. 1 to 3, and FIG. 4 (a) and FIG. 4 (b) show the connecting member from different directions.
[0039]
As shown in FIG. 4, the recesses 4c and 4d are formed so as to face each other on the outer periphery of the wire constituting the fishing hook 3. The recesses 4c and 4d are formed at positions furthest from the lure main body 1 in the annular portion 4a to match the diameter df (see FIGS. 2 and 3) of the wire constituting the fishing hook.
[0040]
For this reason, if the positions where the concave portions 4c and 4d are provided are the clamping positions of the clamping portions 11a and 11b, the clamping portions 11a and 11b are fitted into the concave portions 4c and 4d, and the clamping positions are fixed. In this case, θ shown in FIG. 3 is 0 degree. Furthermore, it becomes easier to hold the hook 3 at a position where fish is more likely to catch than when using the connecting member 4 in which the recesses 4c and 4d are not formed.
[0041]
Further, in the lure shown in FIGS. 1 to 3, as described above, the holding portion 11a and 11b hold the lure so that the bent portion 10 of the hook 3 is located inside the annular portion 4a. Therefore, after the hook portion 12 of the hook 3 has completely pierced the fish, the holding portions 11a and 11b are disengaged from the connecting member 4 by the force of winding the fishing line 9 and the force of pulling the lure, and the hook 3 is bent. Due to 10, a state of being hooked on the annular portion 4 a is obtained. In this case, since the movable range of the fishing hook 3 is widened, it is further suppressed that the violent fish comes off the fishing hook 3.
[0042]
Further, in the lure shown in FIGS. 1 to 3, as described above, the fish is also provided by providing the concave portion 5 in the lure main body 1 and housing a part of the fishing hook 3 and the connecting member 4 in the concave portion 5. The movement of the hook 3 before such movement is restricted, and the position of the hook 3 is held at a position where fish can easily catch.
[0043]
For example, when receiving an external force due to a water flow or a water surface from the left and right directions of the lure, the fishing hook attempts to rotate in the left and right directions of the lure around the holding portions 11a and 11b. Contact the inner wall of For this reason, the rotation of the hook 3 is restricted, and the position of the hook 3 is maintained at a position where the fish easily catches.
[0044]
Further, when an external force due to the water flow or the water surface is received from the vertical direction of the lure, the movement of the fishing hook 3 is restricted by the annular portion 4a of the connecting member 4 as described above, but the external force received from the water flow or the water surface is large. When the limit of the annular portion 4a is exceeded, the movement of the fishing hook 3 is restricted by contacting the inner wall of the recess 5.
[0045]
When the movement of the fishing hook 3 exceeds the limit of the annular portion 4a, the holding of the connecting member 4 by the holding portions 11a and 11b is usually in an insufficient state. It is possible to prevent the holding by the portions 11a and 11b from completely coming off. Therefore, even in such a case, it can be said that the position of the hook 3 can be held at a position where the fish is more likely to catch than the lure shown in FIG. 9 in the related art.
[0046]
When the hook 3 and a part of the connecting member 4 are accommodated in the recess 5, the holding portions 11 a and 11 b of the hook 3 are smaller than when the entire hook 3 and the connecting member 4 are exposed from the lure main body 1. In addition, since the external force from water applied to the portion of the connecting member 4 held between the holding portions 11a and 11b can be reduced, the fishing hook 3 can be prevented from coming off the connecting member 4.
[0047]
The shape and size of the concave portion 5 may be set according to the shape and size of the connecting member 4 and the fishing hook 3, and are not particularly limited. For example, as shown in FIG. 2, it is preferable that the cross-sectional shape of the concave portion 5 obtained by cutting the lure vertically in the vertical direction is rectangular. This is to prevent the lure main body 1 from being damaged due to the contact between the bent portion 10 of the hook 3 and the inner wall of the concave portion 5. In consideration of this point, the length D1 of the concave portion 5 parallel to the left-right direction of the lure is equal to 1.1 of the length (width of the bent portion 10) of the bent portion 10 of the hook 3 parallel to the left-right direction. It is preferably about 2 to 2.0 times (see FIG. 2).
[0048]
On the other hand, the cross-sectional shape of the concave portion 5 obtained by cutting the lure vertically in the left-right direction may be rectangular as in the cross-sectional shape obtained by cutting the lure vertically in the vertical direction. (See FIG. 2), from the viewpoint of securing the strength of the lure main body, it is preferable that the lure body be shaped as shown in FIG. The depth M of the concave portion and the length D2 of the lure in the vertical direction (see FIG. 3) may be appropriately set according to the depth H, the width V, and the protruding length L of the annular portion 4a.
[0049]
The connecting member 4 and the concave portion 5 are not limited to the embodiments shown in FIGS. For example, the connecting member 4 is not limited to the case where it is a separate part from the main body portion of the lure main body 1, and may be formed integrally with the main body portion of the lure main body 1. Further, the connecting member 4 is not limited to a wire formed by bending a wire, but may be formed by punching out with a press or the like.
[0050]
FIG. 5 is a cross-sectional view illustrating another example of the connecting member and the concave portion. In the example shown in FIG. 5, the connecting member 15 is formed in a U-shape, and is attached to the outside of the lure main body 16. The fishing hook 3 is similar to the example shown in FIGS. 1 to 3, and sandwiches the connecting member 15. The recess 17 is formed so that only a part of the hook 3 can be accommodated. The lure main body 16 is composed of two parts, a right body and a left body, like the lure main body 1 shown in FIGS. 1 to 3, and FIG. 5 shows only the right body.
[0051]
FIG. 6 is a sectional view showing another example of the lure main body. In the example shown in FIG. 6, the connecting member 4, the concave portion 5, and the fishing hook 3 are the same as those in the example shown in FIGS. However, the configuration of the lure main body 18 is different from the configuration of the lure main body 1 shown in FIGS. The lure main body 18 includes a cap 18b in addition to a right body 18a and a left body (not shown). The cap 18b is formed so as to be able to be joined to the rear ends of the joined right body 18a and left body. In addition, the cap 18b is provided with a through hole 18c that matches the opening of the concave portion 5. For this reason, in the example shown in FIG. 6, the connecting member 4 is completely accommodated inside the lure main body 1.
[0052]
In addition, in the lure shown in FIGS. 1 to 3, the hook 2 on the front side (line eye 6 side) is connected to the lure main body 1 with the same structure as that of the related art, but is not limited thereto. FIG. 7 is a side view showing a lure and a lure body according to another embodiment.
[0053]
In the example shown in FIG. 7, a concave portion (not shown in FIG. 7) is provided not only on the rear side but also on the front side of the lure main body 1, and the connecting member 4 is disposed therein. The hook 3 is also connected to the front connecting member 4, and the hook 3 sandwiches the connecting member 4. In the case of such an embodiment, the fishing hook 3 can be held at a position where the fish easily catches the fish that is eaten from below the lure.
[0054]
Further, the fishing hook 3 is not limited to the examples shown in FIGS. 1 to 3 and may be any as long as it has a holding portion and a needle portion. FIG. 8 is a perspective view showing another example of a fishing hook that can be used in the lure and the lure body according to the embodiment, and FIGS. 8A to 8C show fishing hooks having different modes. .
[0055]
The fishing hook illustrated in the example of FIG. 8A is configured by bundling three wires each having a needle portion 21 at the tip and providing a clip-shaped holding portion 22. The fishing hook shown in the example of FIG. 8B is configured such that a needle portion 23 is provided on one side of one wire and a clip-like holding portion 24 is provided on the other side by bending.
[0056]
The fishing hook shown in FIG. 8C is configured by attaching a wire rod 28 having a needle portion 29 formed at the tip to the fishing hook shown in FIGS. Specifically, the fishing hook shown in FIG. 8C is formed by bending a wire having needle portions 25 formed at both ends to form a bent portion 27 and holding portions 26a and 26b. Is manufactured by brazing.
[0057]
Further, in the lure shown in FIGS. 1 to 3, a lip is attached to the lure main body 1, but the present invention is not limited to this, and a mode in which no lip is present may be adopted. Furthermore, the lure main body 1 shown in FIGS. 1 to 3 may be configured such that a portion corresponding to the head and belly of the fish and a portion corresponding to the tail of the fish are separate bodies, and these are joined by metal fittings. . In addition, in the example shown in the embodiment, the aspect in which the lure main body 1 has a shape imitating a fish has been described, but the shape of the lure main body 1 is not particularly limited.
[0058]
【The invention's effect】
As described above, according to the lure and the lure body according to the present invention, the position of the fishhook can be held at a position where the fish easily catches. Can be ensured.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a lure and a lure main body according to an embodiment, and a part of the lure main body is shown in cross section.
FIG. 2 is a cross-sectional view of the cross-section shown in FIG. 1 cut in a direction perpendicular to the cross-section shown in FIG.
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view showing a cross-sectional portion shown in FIG. 1;
FIG. 4 is a perspective view showing another example of the connecting member shown in FIGS. 1 to 3, and FIG. 4 (a) and FIG. 4 (b) show the connecting member from different directions.
FIG. 5 is a cross-sectional view illustrating another example of a connecting member and a concave portion.
FIG. 6 is a sectional view showing another example of the lure main body.
FIG. 7 is a side view showing a lure and a lure main body according to another embodiment.
FIG. 8 is a perspective view showing another example of a fishing hook which can be used in the lure and the lure body according to the embodiment, and FIGS. 8 (a) to 8 (c) show fishing hooks having different modes. .
FIG. 9 is a side view showing an example of a conventionally used lure, and shows only a part in cross section.
[Explanation of symbols]
1 lure body 2, 3 fishing hook 4 connecting member 4a annular portion 4b base 5 concave portion 6 line eye 7 hook hanger 8 split ring 9 fishing line 10 bending portions 11a, 11b clamping portions 12a, 12b needle portion

Claims (7)

釣針と、前記釣針が連結される連結部材を備えたルアー本体とを有する釣用のルアーであって、
前記釣針は、鉤状の針部と前記連結部材を挟持する挟持部とを少なくとも有し、
前記連結部材は、前記釣針の前記挟持部によって挟持され、且つ、外力による前記釣針の前記挟持部を中心とした可動が制限されるように構成されていることを特徴とするルアー。
A fishing lure having a fishing hook and a lure body having a connecting member to which the fishing hook is connected,
The fishing hook has at least a hook-shaped needle portion and a holding portion for holding the connecting member,
The lure is characterized in that the connecting member is held by the holding portion of the fishing hook, and the movement of the fishing hook around the holding portion by an external force is restricted.
前記ルアー本体に、前記釣針における前記針部以外の少なくとも一部を収容する凹部が設けられている請求項1記載のルアー。The lure according to claim 1, wherein the lure main body is provided with a concave portion that accommodates at least a part of the fishing hook other than the hook portion. 前記連結部材が、前記ルアー本体に固定され、前記凹部の内部から開口に向けて突出する環状部を有し、前記環状部は、その一部が前記開口から飛び出るように形成されており、
前記釣針の挟持部が、線材を折り曲げて形成され、前記線材の折り曲げられた部分を前記環状部の内側に位置させた状態で、前記線材の曲げ応力に基づく弾性力によって前記環状部における前記凹部の開口から飛び出た一部を挟持している請求項2記載のルアー。
The connecting member has an annular portion fixed to the lure main body and protruding toward the opening from the inside of the concave portion, and the annular portion is formed so that a part thereof protrudes from the opening,
The holding portion of the fishing hook is formed by bending a wire, and in a state where the bent portion of the wire is positioned inside the annular portion, the concave portion in the annular portion is formed by an elastic force based on a bending stress of the wire. 3. The lure according to claim 2, wherein a part protruding from the opening is held.
前記環状部の前記凹部の深さ方向における長さと、前記環状部の前記深さ方向に垂直な方向における長さとの比が、1:1〜10:1に設定され、
前記環状部の前記凹部の深さ方向における長さと、前記釣針の前記折り曲げられた部分の前記凹部の深さ方向における長さとの比が、1:1〜10:1に設定されている請求項3記載のルアー。
The ratio of the length of the annular portion in the depth direction of the concave portion to the length of the annular portion in the direction perpendicular to the depth direction is set to 1: 1 to 10: 1,
The ratio between the length of the annular portion in the depth direction of the concave portion and the length of the bent portion of the fishing hook in the depth direction of the concave portion is set to 1: 1 to 10: 1. 3. The lure according to 3.
鉤状の針部と挟持部とを少なくとも有する釣針を連結して釣用のルアーを構成するルアー本体であって、
前記釣針に連結される連結部材を有し、前記連結部材は、前記釣針の前記挟持部によって挟持され、且つ、外力による前記釣針の前記挟持部を中心とした可動が制限されるように構成されていることを特徴とするルアー本体。
A lure main body that forms a fishing lure by connecting a fishing hook having at least a hook-shaped needle portion and a holding portion,
A connection member connected to the hook, wherein the connection member is held by the holding portion of the hook, and is configured such that movement of the hook by the external force around the holding portion is limited. A lure body characterized in that:
前記釣針における前記針部以外の少なくとも一部を収容する凹部が設けられている請求項5記載のルアー本体。The lure main body according to claim 5, wherein a concave portion is provided for accommodating at least a part of the fishing hook other than the hook portion. 前記連結部材が、前記凹部の内部から開口に向けて突出する環状部を有し、前記環状部は、その一部が前記開口から飛び出るように形成され、前記環状部の前記開口から飛び出た一部が、前記釣針の挟持部に挟持される請求項6記載のルアー。The connecting member has an annular portion protruding from the interior of the recess toward the opening, and the annular portion is formed so that a part thereof protrudes from the opening, and the annular portion protrudes from the opening of the annular portion. The lure according to claim 6, wherein the portion is held by the holding portion of the hook.
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