JP2004302758A - リカバリ方法及びリカバリシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】ネッワーク上の負荷を増大させることなく、容易にコンピュータをリカバリすることができるリカバリ方法及びシステムの提供。
【解決手段】サーバ10が、該サーバ10の起動状態において接続及び切断可能な第1のインタフェースを他の第2のインタフェースに変換する接続インタフェース変換手段12を備え、クライアント20a〜20cが、第1のハードディスクに格納した前記全記録情報を公衆回線通信網を介してサーバ10の磁気テープ装置11に格納し、サーバ20aのハードディスクに障害が発生したとき、サーバ10が磁気テープ装置11に格納した全記録情報を接続インタフェース変換手段を介してハードディスク13に格納し、クライアント20aの管理者に配送し、前記障害が発生したハードディスクをハードディク13と交換することにより、コンピュータの全記録情報をリストアするもの。
【選択図】 図1
【解決手段】サーバ10が、該サーバ10の起動状態において接続及び切断可能な第1のインタフェースを他の第2のインタフェースに変換する接続インタフェース変換手段12を備え、クライアント20a〜20cが、第1のハードディスクに格納した前記全記録情報を公衆回線通信網を介してサーバ10の磁気テープ装置11に格納し、サーバ20aのハードディスクに障害が発生したとき、サーバ10が磁気テープ装置11に格納した全記録情報を接続インタフェース変換手段を介してハードディスク13に格納し、クライアント20aの管理者に配送し、前記障害が発生したハードディスクをハードディク13と交換することにより、コンピュータの全記録情報をリストアするもの。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、コンピュータシステムにおけるハードディスクに障害が発生したとき、そのコンピュータのリカバリを行うことができるリカバリ方法及びリカバリシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に企業内のコンピュータシステムは、各担当者等に配置されるクライアントコンピュータ(以下、クライアントと呼ぶ)と、該クライアンにLAN配線を介して接続され、前記クライアントの制御等を行うサーバコンピュータ(以下、サーバと呼ぶ)と、前記LAN配線を介して公衆通信回線網を通って外部コンピュータシステムに接続するためのルータ等の通信機器とによって構成されている。また一般家庭におけるコンピュータシステムは、少なくとも1台のコンピュータと、該コンピュータを公衆通信回線網を通って外部コンピュータシステムに接続するためのルータ等の通信機器とによって構成されている。
【0003】
前記企業内及び家庭におけるコンピュータシステムは、例えばクライアントに接続されたハードディスクの機械的故障やウィルスや操作又は誤設定等に起因するプログラム障害(本明細書ではこれらをまとめて障害と呼ぶ)が発生した場合、クライアントを障害発生前の状態に戻すためのハードディスクのリカバリが必要である。
【0004】
従来技術によるリカバリの手法は、例えば企業内のコンピュータシステムの場合、LAN接続されたサーバに予めクライアントデータのバックアップを行っておき、クライアントに障害が発生した場合、当該クライアントに内蔵された起動用のハードディスクの初期化/オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムのインストールを行った後、前記サーバにバックアップしたデータを戻すことによって行われていた。
【0005】
尚、前述の従来技術によるコンピュータシステムにおけるデータのバックアップやリカバリに関する技術が記載された文献としては、例えば特開2002−358245号公報が挙げられ、この公報には、クライアントのデータをネットワークを介してサーバに退避すると共にクライアントの起動用OS(オペレーティングシステム)をフレキシブルディスク記録媒体等しておき、クライアントに障害が発生した場合、クライアントを前記記録媒体等を用いて起動し、前記サーバからデータ等をネットワーク又は光ディスク等を介してクライアントにリカバリすることが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来技術によるコンピュータシステムにおけるリカバリの手法は、障害が発生したハードディスクの初期化からオペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムのインストールを行い、更にサーバにバックアップしたデータを書き戻す戻す等の手順を必要とするため、リストアの作業が繁雑で且つ長時間を要すると共にネットワークを介して大量のデータをリストアするためにネットワークの負荷が増大すると言う不具合があった。
【0007】
また前記公報記載の従来技術は、起動用の記録媒体を必要とし、更に前記同様にネットワークの負荷が増大し、又は光ディスク等からデータのリストアを行うためには光ディスク装置との接続をSCSIインタフェース等を確立しなければならず、同様にリカバリ作業が繁雑であると言う不具合があった。
【0008】
本発明の目的は、前述の従来技術による不具合を除去することであり、ネッワークの負荷を増大させることなく、容易にコンピュータをリカバリすることができるリカバリ方法及びリカバリシステムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明は、起動設定とプログラムとデータとを含む全記録情報を格納した第1のハードディスクに接続されたクライアントコンピュータと、該クライアントコンピュータと接続されたサーバコンピュータとを含むコンピュータシステムにおけるコンピュータのリカバリ方法において、前記サーバコンピュータが、該サーバコンピュータの起動状態において接続及び切断可能な第1のインタフェースを他の第2のインタフェースに変換する接続インタフェース変換手段と、前記クライアントコンピュータから転送された前記全記録情報を格納する記憶装置と、前記インタフェース変換手段に接続された前記第2のインタフェースをもつ第2のハードディスクとを備え、前記クライアントコンピュータが、前記第1のハードディスクに格納した全記録情報をサーバコンピュータの記憶装置に転送して格納し、前記クライアントコンピュータの第1のハードディスクに障害が発生したとき、前記サーバコンピュータが前記記憶装置に格納した前記全記録情報を前記接続インタフェース変換手段を介して第2のハードディスクに格納し、前記クライアントコンピュータに接続された第1のハードディスクを第2のハードディスクと交換することにより、クライアントコンピュータの全記録情報をリストアすることを第1の特徴とし、このリカバリ方法において、前記全記録情報が、ハードディスクのファイル管理情報と、起動時に読み込まれるブートセクタと、オペレーティングシステムとを含み、前記第1のインタフェース(例としてUSB方式)があり、前記第2のインタフェース(例としてIDE方式)があることを第2の特徴とする。
【0010】
また本発明は、起動設定とプログラムとデータとを含む全記録情報を格納した第1のハードディスクに接続されたコンピュータと、該コンピュータと公衆通信回線網を介して接続されたリカバリ用コンピュータとを含むコンピュータネットワークシステムにおけるコンピュータのリカバリシステムにおいて、前記リカバリ用コンピュータが、該リカバリ用コンピュータの起動状態において接続及び切断可能な第1のインタフェースを他の第2のインタフェースに変換する接続インタフェース変換手段と、前記コンピュータから転送された前記全記録情報を格納する記憶装置と、前記インタフェース変換手段に接続された前記第2のインタフェースをもつ第2のハードディスクとを備え、前記コンピュータが、第1のハードディスクに格納した前記全記録情報を公衆回線通信網を介してリカバリ用コンピュータの記憶装置に転送して格納し、前記コンピュータの第1のハードディスクに障害が発生したとき、前記リカバリ用コンピュータが前記記憶装置に格納した全記録情報を接続インタフェース変換手段を介して第2のハードディスクに格納し、前記コンピュータに接続された第1のハードディスクを障害が発生したコンピュータの管理者に配送し、前記第1のハードディスクを第2のハードディクと交換することにより、コンピュータの全記録情報をリストアすることを第3の特徴とし、このリカバリシステムにおいて、前記全記録情報が、ハードディスクのファイル管理情報と、起動時に読み込まれるセクタブートセクタと、オペレーティングシステムとを含み、前記第1のインタフェース(例としてUSB方式)があり、前記第2のインタフェース(例としてIDE方式)があることを第4の特徴とする。
【0011】
更に本発明は、起動設定とプログラムとデータとを含む全記録情報を格納した第1のハードディスクに接続されたコンピュータと公衆通信回線網を介して接続されたリカバリ用コンピュータを備えるバックアップセンタにおけるリカバリシステムにおいて、前記バックアップセンタが、起動状態において接続及び切断可能な第1のインタフェースを他の第2のインタフェースに変換する接続インタフェース変換手段と、前記コンピュータから転送された前記全記録情報を格納する記憶装置と、前記インタフェース変換手段に接続された前記第2のインタフェースをもつ第2のハードディスクとが接続されたリカバリ用コンピュータを備え、前記コンピュータから第1のハードディスクの前記全記録情報が公衆回線通信網を介して転送されたとき、前記全記録情報を記憶装置に記録し、前記コンピュータの第1のハードディスクに障害が発生したとき、前記記憶装置に格納した全記録情報を接続インタフェース変換手段を介して第2のハードディスクに格納し、該第2のハードディクを障害が発生したコンピュータの管理者に配送することを第5の特徴とする。
【0012】
【発明実施の形態】
以下、本発明の一実施形態によるリカバリ方法及びリカバリシステムを図面を参照して説明する。図1は本実施形態によるリカバリ方法を適用したコンピュタシステムを説明するための図、図2は本発明によるネットワークを介してデータのバックアップを行うコンピュータシステムにおけるリカバリシステムを説明するための図である。
【0013】
まず本発明によるリカバリ方法を適用したコンピュータシステムは、図1に示す如く、図示しないハードディスクをもち、且つ前記ハードディスクのシステム領域から起動用OSを読み込むと共に各種ブログラムの設定情報を読み込むことによって起動する複数のクライアント20a〜20cと、該クライアント20a〜20cとLAN14を介して接続され、磁気テープ装置11及び接続インターフェース変換手段12が接続されるサーバ10とから構成される。
【0014】
前記接続インターフェース変換手段12は、前記サーバ10のの起動状態において接続及び切断可能な第1のインタフェース(例えばUSB接続インタフェース)を他の第2のインタフェース(例えばIDE接続インタフェース)に変換するものであり、後述のハードディスク13への電源を電源アダプタから供給する機能及び電源コネクタも備えているものとする。例としてUSB−IDE変換を行う接続インターフェース変換手段12は、例えば特開2001−160026号公報に記載されている。
【0015】
例記USB(Universal Serial Bus)接続インタフェースとは、キーボードやマウス他の周辺機器をコンピュータに接続する共通のシリアルインターフェース規格であって、コンピュータを起動した状態でコネクタを抜き差し可能なプラグアンドプレイに対応したものである。またIDE(Integrated Device Electronica)接続インタフェースとは、コンピュータと内蔵用ハードディスクを接続するための標準的に使用されているハードディスクインターフェース接続規格である。
【0016】
さて、本実施形態によるコンピュータシステムは、正常動作時において、クライアント20a〜20c又はサーバ10に内蔵されたバックアッププログラムにが、クライアント20a〜20cの起動用ハードディスクから該ハードディスクの起動用OSを含むシステム領域や各種ブログラムの設定情報や各種データ等のディスクに記録された全ての記録情報(全記録情報と呼ぶ)を予め設定されたタイミングで読み出し、LAN14を介してサーバ10に転送し、該サーバ10が転送された全記録情報を磁気テープ装置11に各サーバ毎の情報として格納する。
【0017】
ここで例えばクライアント20aのハードディスクに何等かの障害が発生した場合、操作者が他のクライアント20b又は20c並びに他の手段によって前記クライアント20aに障害が発生したことをサーバ10に通知すると、該サーバ10は、当該クライアン20a対応の全記録情報を磁気テープ装置11を介して読み出し、前記接続インターフェース変換手段12を介してハードディスク13に転送する。
【0018】
前記全記録情報の転送は、一方のコネクタがサーバ10と接続され、他方のコネクタがハードディスク13に接続インターフェース変換手段12が、サーバ10から転送された全記録情報を変換しながらリカバリされる。このためハードディスク13に記録される内容は、先に磁気テープ装置11に格納したクライアント20aのハードディスクと全く同一である。
【0019】
本システムは、次いで前記ハードディスク13を接続インターフェース変換手段12から取り外し、クライアント20aの内蔵ハードディスクと交換することによって、クライアント20aのハードディスク環境をバックアップを行った時点での全記録情報に基づく環境にリカバリすることができる。
【0020】
次に図2を参照してネットワークを介してデータのバックアップを行うコンピュータシステムにおけるリカバリシステムを説明する。
図2に示すコンピュータシステムは、例えば企業31のコンピュータ(図示せず)と家庭32内のコンピュータ(図示せず)とを公衆通信回線網30を介してバックアップセンタのサーバ10に接続したものであって、前記企業31及び家庭32内のコンピュータは、前記クライアントと同様にハードディスクを接続し、且つ前記ハードディスクのシステム領域から起動用OSを読み込むと共に各種ブログラムの設定情報を読み込むことによって起動するものであり、サーバ10も同様に、磁気テープ装置11及び接続インターフェース変換手段12が接続されているものである。
【0021】
本実施形態によるコンピュータシステムは、正常動作時において、企業31及び家庭32の各コンピュータに内蔵されたバックアッププログラムが、自己のハードディスクから該ハードディスクの起動用OSを含むシステム領域や各種ブログラムの設定情報や各種データ等のディスクに記録された全ての記録情報(全記録情報)を予め設定されたタイミングで読み出し、公衆通信回線30を介してバックアップセンタのサーバ10に転送し、該サーバ10が前記転送された全記録情報を磁気テープ装置11に各コンピュータ毎の情報として、各コンピュータを識別する為のIPアドレス及び又はハードディスク固有に付与された識別番号及び又はOSに付与された識別番号と共に格納する。
【0022】
ここで例えば企業31のあるコンピュータのハードディスクに障害が発生した場合、企業の管理者が他のコンピュータ又は電話等の他の手段によって障害が発生したことをバックアップセンタに通知すると、該バックアップセンタのサーバ10が、当該障害が発生したコンピュータを前記コンピュータを識別する為のIPアドレス及び又はハードディスク固有に付与された識別番号及び又はOSに付与された識別番号を元に識別し、該識別されたハードディスク対応の全記録情報を磁気テープ装置11から読み出し、前記接続インターフェース変換手段12を介して接続インタフェースを持つハードディスク13に転送する。この全記録情報の転送は、前述実施形態と同様に、接続インターフェース変換手段12が、サーバ10から転送された全記録情報をインタフェースの変換を行いながら実行され、該ハードディスク13に記録される内容は、先に磁気テープ装置11に格納した障害発生コンピュータハードディスクと全く同一である。
【0023】
本システムは、次いで前記ハードディスク13を搬送手段33、例えば宅配便やバイク便等を用いて企業31に配送し、該企業31の管理者が障害の発生したコンピュータのハードディスクを前記ハードディスク13と交換することよって、障害が発生したコンピュータのハードディスク環境をバックアップを行った時点での環境にリカバリすることができる。
【0024】
前記サーバ10等を備えてリカバリを行うバックアップセンタは、このリカバリサービスを主に提供する企業、ハードディスクやコンピュータの製造メーカ、これらの販売店、コンピュータを企業31や個人32にレンタルを行うレンタル会社であっても良い。本システムを採用することによって前記バックアップセンタは、ハードディスクに関するユーザ環境をインターネット等の公衆通信網を介してバックアップし、センドバック修理時に障害が発生したコンピュータの前記ユーザ環境を復元したハードディスクを提供することによって、他社との差別化及び有償サービスによる収益向上を図ることができる。
【0025】
さらに自力にてハードディスクの交換ができないユーザには保守員が、前記ハードディスク13ともに持ち込み、交換するサービスを有償にて提供することもできる。
【0026】
またバックアップセンタが多数のコンピュータを企業にレンタルするレンタル会社またはPCベンダの場合、企業から指定されたOSやアプリケーションプログラム並びに各種設定情報からなる初期インストール情報を格納しておき、企業等のコンピュータからは操作者が作成したユーザデータのみのバックアップを行い、あるコンピュータに障害が発生した場合、ハードディスクに前記初期インストール情報及びバックアップを行ったユーザデータを転送することによって、企業に対して設定は初期状態且つユーザデータのみを保存した環境のハードディスクを提供することができる。これによって、例えば企業等の使用によって余分な環境設定及び設定データが追加されたハードディスクを初期状態に戻すこともできる。
【0027】
また本発明は、前記各実施形態によるサーバ10による全記録情報のバックアップを、時間経過に対応して定期的に複数回行うことによる複数世代にわたって行い、例えばウィルスに感染する前のハードディスク環境にリカバリする様に構成しても良い。
【0028】
また、HDDの輸送中の盗難・紛失の備えて、前記ハードディスク13のすべてのファイルにユーザー指示で暗号化し、ユーザが暗号を解除するサービスを提供することもできる。
【0029】
【発明の効果】
この様に本発明によるリカバリ方法及びシステムは、リカバリ用コンピュータが、該リカバリ用コンピュータの起動状態において接続及び切断可能な第1のインタフェースを他の第2のインタフェースに変換する接続インタフェース変換手段と、他のコンピュータから転送された全記録情報を格納する記憶装置と、前記インタフェース変換手段に接続された第2のインタフェースをもつ第2のハードディスクとを備え、前記コンピュータが、第1のハードディスクに格納した前記全記録情報を公衆回線通信網を介してリカバリ用コンピュータの記憶装置に格納し、前記コンピュータの第1のハードディスクに障害が発生したとき、前記リカバリ用コンピュータが前記記憶装置に格納した全記録情報を接続インタフェース変換手段を介して第2のハードディスクに格納し、前記コンピュータに接続された第1のハードディスクを障害が発生したコンピュータの管理者に配送し、前記第1のハードディスクを第2のハードディクと交換することにより、ネッワーク上の負荷を増大させることなく、容易にコンピュータのハードディスクをリカバリすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるリカバリ方法を適用したコンピュタシステムを説明するための図。
【図2】本発明のによるネットワークを介してデータのバックアップを行うコンピュタシステムにおけるリカバリシステムを説明するための図。
【符号の説明】
10:サーバ、11:磁気テープ装置、12:接続インタフェース変換手段、13:ハードディスク、14:LAN、20a〜20c:クライアント、30:公衆通信回線網、31:企業、32:家庭。
【産業上の利用分野】
本発明は、コンピュータシステムにおけるハードディスクに障害が発生したとき、そのコンピュータのリカバリを行うことができるリカバリ方法及びリカバリシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に企業内のコンピュータシステムは、各担当者等に配置されるクライアントコンピュータ(以下、クライアントと呼ぶ)と、該クライアンにLAN配線を介して接続され、前記クライアントの制御等を行うサーバコンピュータ(以下、サーバと呼ぶ)と、前記LAN配線を介して公衆通信回線網を通って外部コンピュータシステムに接続するためのルータ等の通信機器とによって構成されている。また一般家庭におけるコンピュータシステムは、少なくとも1台のコンピュータと、該コンピュータを公衆通信回線網を通って外部コンピュータシステムに接続するためのルータ等の通信機器とによって構成されている。
【0003】
前記企業内及び家庭におけるコンピュータシステムは、例えばクライアントに接続されたハードディスクの機械的故障やウィルスや操作又は誤設定等に起因するプログラム障害(本明細書ではこれらをまとめて障害と呼ぶ)が発生した場合、クライアントを障害発生前の状態に戻すためのハードディスクのリカバリが必要である。
【0004】
従来技術によるリカバリの手法は、例えば企業内のコンピュータシステムの場合、LAN接続されたサーバに予めクライアントデータのバックアップを行っておき、クライアントに障害が発生した場合、当該クライアントに内蔵された起動用のハードディスクの初期化/オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムのインストールを行った後、前記サーバにバックアップしたデータを戻すことによって行われていた。
【0005】
尚、前述の従来技術によるコンピュータシステムにおけるデータのバックアップやリカバリに関する技術が記載された文献としては、例えば特開2002−358245号公報が挙げられ、この公報には、クライアントのデータをネットワークを介してサーバに退避すると共にクライアントの起動用OS(オペレーティングシステム)をフレキシブルディスク記録媒体等しておき、クライアントに障害が発生した場合、クライアントを前記記録媒体等を用いて起動し、前記サーバからデータ等をネットワーク又は光ディスク等を介してクライアントにリカバリすることが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来技術によるコンピュータシステムにおけるリカバリの手法は、障害が発生したハードディスクの初期化からオペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムのインストールを行い、更にサーバにバックアップしたデータを書き戻す戻す等の手順を必要とするため、リストアの作業が繁雑で且つ長時間を要すると共にネットワークを介して大量のデータをリストアするためにネットワークの負荷が増大すると言う不具合があった。
【0007】
また前記公報記載の従来技術は、起動用の記録媒体を必要とし、更に前記同様にネットワークの負荷が増大し、又は光ディスク等からデータのリストアを行うためには光ディスク装置との接続をSCSIインタフェース等を確立しなければならず、同様にリカバリ作業が繁雑であると言う不具合があった。
【0008】
本発明の目的は、前述の従来技術による不具合を除去することであり、ネッワークの負荷を増大させることなく、容易にコンピュータをリカバリすることができるリカバリ方法及びリカバリシステムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明は、起動設定とプログラムとデータとを含む全記録情報を格納した第1のハードディスクに接続されたクライアントコンピュータと、該クライアントコンピュータと接続されたサーバコンピュータとを含むコンピュータシステムにおけるコンピュータのリカバリ方法において、前記サーバコンピュータが、該サーバコンピュータの起動状態において接続及び切断可能な第1のインタフェースを他の第2のインタフェースに変換する接続インタフェース変換手段と、前記クライアントコンピュータから転送された前記全記録情報を格納する記憶装置と、前記インタフェース変換手段に接続された前記第2のインタフェースをもつ第2のハードディスクとを備え、前記クライアントコンピュータが、前記第1のハードディスクに格納した全記録情報をサーバコンピュータの記憶装置に転送して格納し、前記クライアントコンピュータの第1のハードディスクに障害が発生したとき、前記サーバコンピュータが前記記憶装置に格納した前記全記録情報を前記接続インタフェース変換手段を介して第2のハードディスクに格納し、前記クライアントコンピュータに接続された第1のハードディスクを第2のハードディスクと交換することにより、クライアントコンピュータの全記録情報をリストアすることを第1の特徴とし、このリカバリ方法において、前記全記録情報が、ハードディスクのファイル管理情報と、起動時に読み込まれるブートセクタと、オペレーティングシステムとを含み、前記第1のインタフェース(例としてUSB方式)があり、前記第2のインタフェース(例としてIDE方式)があることを第2の特徴とする。
【0010】
また本発明は、起動設定とプログラムとデータとを含む全記録情報を格納した第1のハードディスクに接続されたコンピュータと、該コンピュータと公衆通信回線網を介して接続されたリカバリ用コンピュータとを含むコンピュータネットワークシステムにおけるコンピュータのリカバリシステムにおいて、前記リカバリ用コンピュータが、該リカバリ用コンピュータの起動状態において接続及び切断可能な第1のインタフェースを他の第2のインタフェースに変換する接続インタフェース変換手段と、前記コンピュータから転送された前記全記録情報を格納する記憶装置と、前記インタフェース変換手段に接続された前記第2のインタフェースをもつ第2のハードディスクとを備え、前記コンピュータが、第1のハードディスクに格納した前記全記録情報を公衆回線通信網を介してリカバリ用コンピュータの記憶装置に転送して格納し、前記コンピュータの第1のハードディスクに障害が発生したとき、前記リカバリ用コンピュータが前記記憶装置に格納した全記録情報を接続インタフェース変換手段を介して第2のハードディスクに格納し、前記コンピュータに接続された第1のハードディスクを障害が発生したコンピュータの管理者に配送し、前記第1のハードディスクを第2のハードディクと交換することにより、コンピュータの全記録情報をリストアすることを第3の特徴とし、このリカバリシステムにおいて、前記全記録情報が、ハードディスクのファイル管理情報と、起動時に読み込まれるセクタブートセクタと、オペレーティングシステムとを含み、前記第1のインタフェース(例としてUSB方式)があり、前記第2のインタフェース(例としてIDE方式)があることを第4の特徴とする。
【0011】
更に本発明は、起動設定とプログラムとデータとを含む全記録情報を格納した第1のハードディスクに接続されたコンピュータと公衆通信回線網を介して接続されたリカバリ用コンピュータを備えるバックアップセンタにおけるリカバリシステムにおいて、前記バックアップセンタが、起動状態において接続及び切断可能な第1のインタフェースを他の第2のインタフェースに変換する接続インタフェース変換手段と、前記コンピュータから転送された前記全記録情報を格納する記憶装置と、前記インタフェース変換手段に接続された前記第2のインタフェースをもつ第2のハードディスクとが接続されたリカバリ用コンピュータを備え、前記コンピュータから第1のハードディスクの前記全記録情報が公衆回線通信網を介して転送されたとき、前記全記録情報を記憶装置に記録し、前記コンピュータの第1のハードディスクに障害が発生したとき、前記記憶装置に格納した全記録情報を接続インタフェース変換手段を介して第2のハードディスクに格納し、該第2のハードディクを障害が発生したコンピュータの管理者に配送することを第5の特徴とする。
【0012】
【発明実施の形態】
以下、本発明の一実施形態によるリカバリ方法及びリカバリシステムを図面を参照して説明する。図1は本実施形態によるリカバリ方法を適用したコンピュタシステムを説明するための図、図2は本発明によるネットワークを介してデータのバックアップを行うコンピュータシステムにおけるリカバリシステムを説明するための図である。
【0013】
まず本発明によるリカバリ方法を適用したコンピュータシステムは、図1に示す如く、図示しないハードディスクをもち、且つ前記ハードディスクのシステム領域から起動用OSを読み込むと共に各種ブログラムの設定情報を読み込むことによって起動する複数のクライアント20a〜20cと、該クライアント20a〜20cとLAN14を介して接続され、磁気テープ装置11及び接続インターフェース変換手段12が接続されるサーバ10とから構成される。
【0014】
前記接続インターフェース変換手段12は、前記サーバ10のの起動状態において接続及び切断可能な第1のインタフェース(例えばUSB接続インタフェース)を他の第2のインタフェース(例えばIDE接続インタフェース)に変換するものであり、後述のハードディスク13への電源を電源アダプタから供給する機能及び電源コネクタも備えているものとする。例としてUSB−IDE変換を行う接続インターフェース変換手段12は、例えば特開2001−160026号公報に記載されている。
【0015】
例記USB(Universal Serial Bus)接続インタフェースとは、キーボードやマウス他の周辺機器をコンピュータに接続する共通のシリアルインターフェース規格であって、コンピュータを起動した状態でコネクタを抜き差し可能なプラグアンドプレイに対応したものである。またIDE(Integrated Device Electronica)接続インタフェースとは、コンピュータと内蔵用ハードディスクを接続するための標準的に使用されているハードディスクインターフェース接続規格である。
【0016】
さて、本実施形態によるコンピュータシステムは、正常動作時において、クライアント20a〜20c又はサーバ10に内蔵されたバックアッププログラムにが、クライアント20a〜20cの起動用ハードディスクから該ハードディスクの起動用OSを含むシステム領域や各種ブログラムの設定情報や各種データ等のディスクに記録された全ての記録情報(全記録情報と呼ぶ)を予め設定されたタイミングで読み出し、LAN14を介してサーバ10に転送し、該サーバ10が転送された全記録情報を磁気テープ装置11に各サーバ毎の情報として格納する。
【0017】
ここで例えばクライアント20aのハードディスクに何等かの障害が発生した場合、操作者が他のクライアント20b又は20c並びに他の手段によって前記クライアント20aに障害が発生したことをサーバ10に通知すると、該サーバ10は、当該クライアン20a対応の全記録情報を磁気テープ装置11を介して読み出し、前記接続インターフェース変換手段12を介してハードディスク13に転送する。
【0018】
前記全記録情報の転送は、一方のコネクタがサーバ10と接続され、他方のコネクタがハードディスク13に接続インターフェース変換手段12が、サーバ10から転送された全記録情報を変換しながらリカバリされる。このためハードディスク13に記録される内容は、先に磁気テープ装置11に格納したクライアント20aのハードディスクと全く同一である。
【0019】
本システムは、次いで前記ハードディスク13を接続インターフェース変換手段12から取り外し、クライアント20aの内蔵ハードディスクと交換することによって、クライアント20aのハードディスク環境をバックアップを行った時点での全記録情報に基づく環境にリカバリすることができる。
【0020】
次に図2を参照してネットワークを介してデータのバックアップを行うコンピュータシステムにおけるリカバリシステムを説明する。
図2に示すコンピュータシステムは、例えば企業31のコンピュータ(図示せず)と家庭32内のコンピュータ(図示せず)とを公衆通信回線網30を介してバックアップセンタのサーバ10に接続したものであって、前記企業31及び家庭32内のコンピュータは、前記クライアントと同様にハードディスクを接続し、且つ前記ハードディスクのシステム領域から起動用OSを読み込むと共に各種ブログラムの設定情報を読み込むことによって起動するものであり、サーバ10も同様に、磁気テープ装置11及び接続インターフェース変換手段12が接続されているものである。
【0021】
本実施形態によるコンピュータシステムは、正常動作時において、企業31及び家庭32の各コンピュータに内蔵されたバックアッププログラムが、自己のハードディスクから該ハードディスクの起動用OSを含むシステム領域や各種ブログラムの設定情報や各種データ等のディスクに記録された全ての記録情報(全記録情報)を予め設定されたタイミングで読み出し、公衆通信回線30を介してバックアップセンタのサーバ10に転送し、該サーバ10が前記転送された全記録情報を磁気テープ装置11に各コンピュータ毎の情報として、各コンピュータを識別する為のIPアドレス及び又はハードディスク固有に付与された識別番号及び又はOSに付与された識別番号と共に格納する。
【0022】
ここで例えば企業31のあるコンピュータのハードディスクに障害が発生した場合、企業の管理者が他のコンピュータ又は電話等の他の手段によって障害が発生したことをバックアップセンタに通知すると、該バックアップセンタのサーバ10が、当該障害が発生したコンピュータを前記コンピュータを識別する為のIPアドレス及び又はハードディスク固有に付与された識別番号及び又はOSに付与された識別番号を元に識別し、該識別されたハードディスク対応の全記録情報を磁気テープ装置11から読み出し、前記接続インターフェース変換手段12を介して接続インタフェースを持つハードディスク13に転送する。この全記録情報の転送は、前述実施形態と同様に、接続インターフェース変換手段12が、サーバ10から転送された全記録情報をインタフェースの変換を行いながら実行され、該ハードディスク13に記録される内容は、先に磁気テープ装置11に格納した障害発生コンピュータハードディスクと全く同一である。
【0023】
本システムは、次いで前記ハードディスク13を搬送手段33、例えば宅配便やバイク便等を用いて企業31に配送し、該企業31の管理者が障害の発生したコンピュータのハードディスクを前記ハードディスク13と交換することよって、障害が発生したコンピュータのハードディスク環境をバックアップを行った時点での環境にリカバリすることができる。
【0024】
前記サーバ10等を備えてリカバリを行うバックアップセンタは、このリカバリサービスを主に提供する企業、ハードディスクやコンピュータの製造メーカ、これらの販売店、コンピュータを企業31や個人32にレンタルを行うレンタル会社であっても良い。本システムを採用することによって前記バックアップセンタは、ハードディスクに関するユーザ環境をインターネット等の公衆通信網を介してバックアップし、センドバック修理時に障害が発生したコンピュータの前記ユーザ環境を復元したハードディスクを提供することによって、他社との差別化及び有償サービスによる収益向上を図ることができる。
【0025】
さらに自力にてハードディスクの交換ができないユーザには保守員が、前記ハードディスク13ともに持ち込み、交換するサービスを有償にて提供することもできる。
【0026】
またバックアップセンタが多数のコンピュータを企業にレンタルするレンタル会社またはPCベンダの場合、企業から指定されたOSやアプリケーションプログラム並びに各種設定情報からなる初期インストール情報を格納しておき、企業等のコンピュータからは操作者が作成したユーザデータのみのバックアップを行い、あるコンピュータに障害が発生した場合、ハードディスクに前記初期インストール情報及びバックアップを行ったユーザデータを転送することによって、企業に対して設定は初期状態且つユーザデータのみを保存した環境のハードディスクを提供することができる。これによって、例えば企業等の使用によって余分な環境設定及び設定データが追加されたハードディスクを初期状態に戻すこともできる。
【0027】
また本発明は、前記各実施形態によるサーバ10による全記録情報のバックアップを、時間経過に対応して定期的に複数回行うことによる複数世代にわたって行い、例えばウィルスに感染する前のハードディスク環境にリカバリする様に構成しても良い。
【0028】
また、HDDの輸送中の盗難・紛失の備えて、前記ハードディスク13のすべてのファイルにユーザー指示で暗号化し、ユーザが暗号を解除するサービスを提供することもできる。
【0029】
【発明の効果】
この様に本発明によるリカバリ方法及びシステムは、リカバリ用コンピュータが、該リカバリ用コンピュータの起動状態において接続及び切断可能な第1のインタフェースを他の第2のインタフェースに変換する接続インタフェース変換手段と、他のコンピュータから転送された全記録情報を格納する記憶装置と、前記インタフェース変換手段に接続された第2のインタフェースをもつ第2のハードディスクとを備え、前記コンピュータが、第1のハードディスクに格納した前記全記録情報を公衆回線通信網を介してリカバリ用コンピュータの記憶装置に格納し、前記コンピュータの第1のハードディスクに障害が発生したとき、前記リカバリ用コンピュータが前記記憶装置に格納した全記録情報を接続インタフェース変換手段を介して第2のハードディスクに格納し、前記コンピュータに接続された第1のハードディスクを障害が発生したコンピュータの管理者に配送し、前記第1のハードディスクを第2のハードディクと交換することにより、ネッワーク上の負荷を増大させることなく、容易にコンピュータのハードディスクをリカバリすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるリカバリ方法を適用したコンピュタシステムを説明するための図。
【図2】本発明のによるネットワークを介してデータのバックアップを行うコンピュタシステムにおけるリカバリシステムを説明するための図。
【符号の説明】
10:サーバ、11:磁気テープ装置、12:接続インタフェース変換手段、13:ハードディスク、14:LAN、20a〜20c:クライアント、30:公衆通信回線網、31:企業、32:家庭。
Claims (3)
- 起動設定とプログラムとデータとを含む全記録情報を格納した第1のハードディスクに接続されたクライアントコンピュータと、該クライアントコンピュータと接続されたサーバコンピュータとを含むコンピュータシステムにおけるコンピュータのリカバリ方法であって、
前記サーバコンピュータが、該サーバコンピュータの起動状態において接続及び切断可能な第1のインタフェースを他の第2のインタフェースに変換する接続インタフェース変換手段と、前記クライアントコンピュータから転送された前記全記録情報を格納する記憶装置と、前記インタフェース変換手段に接続された前記第2のインタフェースをもつ第2のハードディスクとを備え、
前記クライアントコンピュータが、前記第1のハードディスクに格納した全記録情報をサーバコンピュータの記憶装置に転送して格納し、
前記クライアントコンピュータの第1のハードディスクに障害が発生したとき、前記サーバコンピュータが前記記憶装置に格納した前記全記録情報を前記接続インタフェース変換手段を介して第2のハードディスクに格納し、
前記クライアントコンピュータに接続された第1のハードディスクを第2のハードディスクと交換することにより、クライアントコンピュータの全記録情報をリストアすることを特徴とするコンピュータのリカバリ方法。 - 起動設定とプログラムとデータとを含む全記録情報を格納した第1のハードディスクに接続されたコンピュータと、該コンピュータと公衆通信回線網を介して接続されたリカバリ用コンピュータとを含むコンピュータネットワークシステムにおけるコンピュータのリカバリシステムであって、
前記リカバリ用コンピュータが、該リカバリ用コンピュータの起動状態において接続及び切断可能な第1のインタフェースを他の第2のインタフェースに変換する接続インタフェース変換手段と、前記コンピュータから転送された前記全記録情報を格納する記憶装置と、前記インタフェース変換手段に接続された前記第2のインタフェースをもつ第2のハードディスクとを備え、
前記コンピュータが、第1のハードディスクに格納した前記全記録情報を公衆回線通信網を介してリカバリ用コンピュータの記憶装置に転送して格納し、
前記コンピュータの第1のハードディスクに障害が発生したとき、前記リカバリ用コンピュータが前記記憶装置に格納した全記録情報を接続インタフェース変換手段を介して第2のハードディスクに格納し、
前記コンピュータに接続された第1のハードディスクを障害が発生したコンピュータの管理者に配送し、前記第1のハードディスクを第2のハードディクと交換することにより、コンピュータの全記録情報をリストアすることを特徴とするコンピュータのリカバリシステム。 - 起動設定とプログラムとデータとを含む全記録情報を格納した第1のハードディスクに接続されたコンピュータと公衆通信回線網を介して接続されたリカバリ用コンピュータを備えるバックアップセンタにおけるリカバリシステムであって、
前記バックアップセンタが、起動状態において接続及び切断可能な第1のインタフェースを他の第2のインタフェースに変換する接続インタフェース変換手段と、前記コンピュータから転送された前記全記録情報を格納する記憶装置と、前記インタフェース変換手段に接続された前記第2のインタフェースをもつ第2のハードディスクとが接続されたリカバリ用コンピュータを備え、
前記コンピュータから第1のハードディスクの前記全記録情報が公衆回線通信網を介して転送されたとき、前記全記録情報を記憶装置に記録し、
前記コンピュータの第1のハードディスクに障害が発生したとき、前記記憶装置に格納した全記録情報を接続インタフェース変換手段を介して第2のハードディスクに格納し、該第2のハードディクを障害が発生したコンピュータの管理者に配送することを特徴とするリカバリシステム。
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JP2003093605A JP2004302758A (ja) | 2003-03-31 | 2003-03-31 | リカバリ方法及びリカバリシステム |
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JP (1) | JP2004302758A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006293447A (ja) * | 2005-04-06 | 2006-10-26 | Hitachi Ltd | ストレージバックアップサービスシステム、およびストレージバックアップサービス方法 |
-
2003
- 2003-03-31 JP JP2003093605A patent/JP2004302758A/ja not_active Withdrawn
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JP2006293447A (ja) * | 2005-04-06 | 2006-10-26 | Hitachi Ltd | ストレージバックアップサービスシステム、およびストレージバックアップサービス方法 |
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