JP2004301318A - 高温・高圧ガス方向切換バルブ - Google Patents

高温・高圧ガス方向切換バルブ Download PDF

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Abstract

【課題】 小型化を図ると共に、切換をスムーズに行なう。
【解決手段】 流入通路122から流入してきた高温・高圧ガスGが、流出通路123に流入することによりロケットエンジンが駆動し、流出通路124に流入することによりベント状態となる。ピストン部110のシリンダ室111bへの駆動用ガスgの供給を停止すると、シリンダ室111aに作用する高温・高圧ガスGの圧力及びスプリング160のスプリング力により、ピストン112ひいてはポペット115がα方向に移動し、ポペット115により流出通路123が閉塞され、流路122と流路123が繋がる。シリンダ室111bへ駆動用ガスgを供給すると、ピストン112ひいてはポペット115がβ方向に移動し、ポペット115により流出通路124が閉塞され、流路122と流路123が繋がる。
【選択図】 図1

Description

本発明は高温・高圧ガス方向切換バルブに関し、特に液体ロケットエンジンにおいて高温・高圧ガスの流路切換に使用して好適なものである。
液体ロケットエンジンにおいては、エンジンの燃焼開始時もしくは燃焼終了時に、エンジンに供給される流体をバルブの作動により制御している。
この制御対象となる流体の温度範囲は、極低温と呼ばれる液体水素温度領域から400°Cを越える高温領域までと広く、このため流体の方向切り換えを用途とするバルブは、バルブに流入する流体の圧力、温度によりさまざまな種類がある。
通常、ガス等の流体の流路を切り換える方向切換バルブは、流路切り換えに伴い作動させる可動部からの流体の流出を防止するために、可動部にはシール材を設けている。
このシール材としては、対象となる流体の温度により樹脂材またはゴム材等の可撓材、及び金属が適切に選択されて使用されているため、バルブとしてはさまざまな種類が存在することになる。
このうち、樹脂材又はゴム材等の可撓材で作製されたシール材を使用するバルブは、使用温度域が限られる。
例えば400°C以上にもなる高温・高圧ガスの流路の切り換えを目的としたバルブでは、高温用として製造された可撓材で製作されたシール材でも、高温のために材料強度の著しい低下によりシール機能が損なわれ、バルブとしての機能を満足できない。
このため、高温・高圧ガス用の方向切換バルブでは、耐熱性に富む金属で作製された可撓性のある金属製ベローズをシール材として使用している。
図7は、このような金属製ベローズをシール材として使用するようにした、従来の高温・高圧ガス方向切換バルブを示す断面図である。
図7に示すように、高温・高圧ガスの流路切換を行なう高温・高圧ガス方向切換バルブ1は、ピストン部2と、ベローズ3と、ケース4を有している。
ケース4には、穿設されて形成された流路41と分岐部42が設けられている。ベローズ3は、ピストン部2のシャフト23の外周に配置されている。このベローズ3は、ピストン部2の作動時に流路41bを流れる高温・高圧ガスが、ピストン部2の可動部の隙間を通ってピストン部2に流入するのを防止する機能と、ピストン部2を駆動させるために用いるピストン駆動用ガス61,62が流路41bに流入するのを防止する機能とを有している。
ピストン部2は、シリンダ21と、ピストン22と、シャフト23と、ポペット24とからなる。
シリンダ21は、その円筒状の内部空間がケース4に形成されて構成されている。円板状のピストン22は、シリンダ21内に導入されるピストン駆動用ガス61又はベローズ3の内部に導入されるピストン駆動用ガス62の作動圧によって、シリンダ21内を往復摺動する。シャフト23は、その後端(図では左端)がピストン22の前面中心部に固着され、ピストン22の作動によりシリンダ21の軸方向に往復摺動する。ポペット24は、その中心部がシャフト23の先端(図では右端)に固着されて分岐部42内を往復摺動する。このポペット24が往復摺動することにより、分岐部42内にテーパ面として設けられたエンドシール部43と、ポペット24の前端外周部及び後端外周部に形成された球面が線接触し、流路41と流路41aまたは流路41bとを遮断又は連通する。
また、ベローズ3は2枚の波形に成形された金属板で円筒状に形成されており、その一端(図では左端)がピストン22の前面(図では右面)にそれぞれ固着され、その他端(図では右端)がピストン22の前面に対向するケース4の壁面にそれぞれ固着されている。このベローズ3は、ピストン22の往復摺動に伴い伸縮して、ポペット24とエンドシール部43との接触ができるようにすると共に、流路41bを流れる高温・高圧ガスが、シャフト23の摺動用の貫通孔を介してシリンダ21内へ流入するのを防止するようにしている。
ピストン22の作動はピストン駆動用ガス61,62の供給を切り換えることにより行なう。
すなわち、ピストン22の前進作動の際には、シリンダ21の内部にピストン駆動用ガス61を導入し、併せてピストン駆動用ガス62の導入を止め、ベローズ3内部に導入されていたピストン駆動用ガス62をピストン22の前進作動により前面に押し戻すようにしている。
ピストン22の後退作動の際には、ピストン駆動用ガス61の導入を止め、併せて、ケース4の壁面に穿設された孔からベローズ3の内部にピストン駆動用ガス62を導入することにより、シリンダ21に導入されていたピストン駆動用ガス61をピストン22の後退により後方に押し戻すようにしている。
このように高温・高圧ガス方向切換バルブ1は形成されているので、シリンダ21内へのピストン駆動用ガス61の導入によるピストン22の前進により、図7(b)に示すように、ポペット24先端外周面が流路41a入口側に設けられているエンドシール部43を押圧する。この状態にすることにより、流入口に連通した流路41と一方の流出口に連通する流路41aとを遮断し、流路41と他方の流出口に連通する流路41bとを連通させることができる。
また、2枚のベローズ3の内部へのピストン駆動用ガス62の導入によるピストン22の後退により、図7(a)に示すように、ピストン22の前進により閉鎖されていた流路41aが解放されると共に、ポペット24の後端外周面が流路41b入口側に設けられているエンドシール部43を押圧することにより、解放されていた流路41と流路41bとの連通を遮断することができる。
なお、ベローズ3は、ピストン22、シャフト23、ポペット24又はケース4と同様に、インコネル718等の耐熱性の金属で形成されている。このため、流路41bを流れる高温・高圧ガスが、シャフト23が貫通したケース4の貫通孔を介して、シャフト23外周に沿ってシリンダ21内のシャフト23の周囲に流入することがあっても、シール機能を失うことがない。この結果、ピストン駆動用ガス61,62を導入するための孔への高温・高圧ガスのリークを防止することができる。
なお、液体ロケットエンジンにおける高温・高圧ガスの流路を切り換える弁としては、特許第2923274号に開示されている高温・高圧ガス用弁があるが、この高温・高圧ガス用弁ではリンク機構を用いて弁を作動させているため、構造が複雑で大型なものであった。
特許第2923274号公報
しかしながら、前述した液体ロケットエンジン等で使用される方向切換弁は、上述の高温環境に加えて、100Kgf/cm2 Gを越える高圧環境下で使用されているものもある。
このような高圧環境下でシール材としてベローズ3を使用しようとすれば、高圧によるベローズ3の破壊を防ぐために、ベローズの単位長さ当りの伸縮量はごく僅かな量しか取れない。前述したように、ポペット24を、一方の流出口に連通する流路41aの入口側に設けられているエンドシール部43と、他方の流出口に連通する流出口41bの入口側に設けられているエンドシール43との間で往復動できるようにするため、換言すれば、シリンダ21内でのピストン22の摺動距離を大きくするためには、ベローズ3の長さを長くして伸縮量を大きくする必要がある。このようにすると、自ずと高温・高圧ガス方向切換バルブ1全体のサイズも大型化する不具合がある。
ベローズ3の長さを短くするためには、ピストン駆動用ガス61,62の導入時に、ベローズ3を塑性変形範囲まで利用し伸縮をさせるようにしたものもある。しかし、このようにして利用するためには、ピストン22の摺動に必要な力が増加し、このためピストン22をはじめとするピストン部2の構成部材の径を大きくする必要が生じ、高温・高圧ガス方向切換バルブ1が大型化し、重量が増大する不具合は十分に解消できない。さらにベローズ3の耐久性が損なわれ寿命が短くなる不具合が生じる。
液体ロケットエンジン、特に、上段ロケットに装備されるエンジンで使用される高温・高圧ガス方向切換バルブの場合、その重量はロケット打ち上げ時からペイロード分離の直前まで、打ち上げ負荷として作用するため、軽量化が重要な課題であるにもかかわらず、従来の高温・高圧ガス方向切換バルブでは、上述した理由により、十分な軽量化を図ることができないという不具合があった。
本発明は、上記従来技術に鑑み、高温・高圧ガスの切換を確実にできる軽量な高温・高圧ガス方向切換バルブを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の構成は、シリンダと、このシリンダ内に配置されてシリンダ内空間を第1シリンダ室と第2シリンダ室とに区画するピストンと、第2シリンダ室側に配置されて一端が前記ピストンに連結されてピストンと共に往復移動するシャフトと、このシャフトの他端に連結されピストンと共に往復移動するポペットとを有するピストン部と、
前記ポペットが位置する空間である分岐部と、この分岐部に連通しており高温・高圧ガスを分岐部に向けて流通させる流入通路と、前記分岐部に連通するとともに分岐部に臨む入口部に第1のエンドシール部を備えた第1の流出通路と、前記分岐部に連通するとともに分岐部に臨む入口部に第2のエンドシール部を備えた第2の流出通路とを有し、しかも、第1シリンダ室側から第2シリンダ室側に向けて前記ポペットが移動した際にポペットが第1のエンドシール部に当接して第1の流出通路を閉塞すると共に、第2シリンダ室側から第1シリンダ室側に向けて前記ポペットが移動した際にポペットが第2のエンドシール部に当接して第2の流出通路を閉塞する配置状態となっている流路構造部と、
前記流入通路と第1シリンダ室とを連通しているガス通路と、
第2シリンダ室に駆動用ガスを供給する駆動用ガス通路と、
前記ガス通路に介装されると共に排気通路が接続されており、第1のスイッチングモードでは流入通路と第1シリンダ室との連通状態を維持しつつガス通路と排気通路との連通を遮断し、第2のスイッチングモードでは第1のシリンダ室と排気通路との連通状態を維持しつつ第1のシリンダ室と流入通路との連通状態を遮断する三方弁とを具備することを特徴とする。
また本発明の構成は、上記構成要件の他に、
前記シャフトの往復移動を許容しつつこのシャフトの周面を緊密に把持するシャフト案内部を具備していたり、
第2シリンダ室と、第1と第2の流出通路のうちの一方とを連通する貫通孔を具備していたり、
第1シリンダ室側から第2シリンダ室側に向けて前記ピストンを付勢するスプリングを備えていたり、
前記シャフト案内部には、シールリングやガイドリングが配置されていたり、
前記ピストンには、ガイドリングが配置されていることを特徴とする。
また本発明の構成は、上記構成要件の他に、
前記シャフト案内部のうちシャフト周面を把持する面には、耐摩耗コーティングが施されているあるいはポリイミド樹脂が適用されていたり、
前記ピストンの外周面には、耐摩耗コーティングが施されているあるいはポリイミド樹脂が適用されているピストンリングが配置されていたり、
前記シリンダの内周面には、耐摩耗コーティングが施されていたり、
前記耐摩耗コーティングは、固体潤滑剤と無機系バインダーからなる膜であり、前記固体潤滑剤は黒鉛またはMoS2のいずれからなり、前記無機系バインダーはリン酸塩またはケイ酸塩のいずれからなっていたり、または、窒化処理した上に施した固体潤滑剤と無機系バインダーからなる膜であることを特徴とする。
本発明の高温・高圧ガス方向切換バルブでは、金属ベローズを使用する必要がなく、全体的に小型化を図ることができ、特に液体ロケットエンジン用のバルブとして好適である。
また、ピストンひいてはポペットの一方向への移動は、高温・高圧ガス自体の圧力を利用しているため、この一方向への移動を急峻に行なうことができる。したがって、液体ロケットエンジン用のバルブとして用いたときに、急峻にロケットエンジンの停止をさせることができる。
また本発明の高温・高圧ガス方向切換バルブでは、シャフトの往復移動を許容しつつこのシャフトの周面を緊密に把持するシャフト案内部を具備している構成とすることにより、全体を小型化しても、シャフトの往復移動を安定して行なうことができると共に、シリンダ室の密閉性を確保することができる。
また本発明の高温・高圧ガス方向切換バルブでは、貫通孔を介して第2シリンダ室のガスを抜くようにしているため、迅速且つ高精度に切換動作をすることができる。
また本発明の高温・高圧ガス方向切換バルブでは、第1シリンダ室側から第2シリンダ室側に向けて前記ピストンを付勢するスプリングを備える構成にすることにより、ノーマルベント状態を確保することができ、安全性が高い。
また本発明の高温・高圧ガス方向切換バルブでは、ガイドリングを備えてシャフトひいてはポペットの傾き(倒れ)を防ぐようにしたので、ポペットによる流出通路の遮蔽性能が向上する。
また本発明の高温・高圧ガス方向切換バルブでは、シャフト案内部のうちシャフト周面を把持する面や、ピストンリングや、シリンダの内周面に、耐摩耗コーティングを施している。この耐摩耗コーティングを施すことにより、耐摩耗性が向上した。
以下に本発明の最良の形態を実施例に基づき詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の実施例1に係る高温・高圧ガス方向切換バルブ100を示す構成図である。この高温・高圧ガス方向切換バルブ100は、液体ロケットエンジンに搭載されて、高温・高圧(例えば400°C,200Kgf/cm2 )となっている高温・高圧ガスGの流れの切り換えを行なうものである。高温・高圧ガスGとしては、例えば水素ガスを用いている。
この高温・高圧ガス方向切換バルブ100は、ピストン部110と、流路構造部120と、ガス通路130と、駆動用ガス通路140とシャフト案内部150とスプリング160と三方弁180を主要部材として構成されている。
ピストン部110のシリンダ111は、ケース170に穿設されて形成されており、このシリンダ111内にはピストン112が配置されている。このため、シリンダ内空間はピストン112により、第1シリンダ室111aと第2シリンダ室111bとに区画されている。ピストン112の外周面には、ピストンリング113が取り付けられている。このピストンリング113には耐摩耗コーティングが施されている。耐摩耗コーティングの材質については後述する。
また、シャフト114は第2シリンダ室111b側に配置されており、シャフト114の一端(図では左端)がピストン112に連結されてピストン112と共に往復移動する。シャフト112の他端(右端)にはポペット115が連結されており、このポペット115もピストン112と共に往復移動する。
流路構造部120は、ケース170に穿設されて形成されている。この流路構造部120は、分岐部121と、流入通路122と、第1の流出通路123と、第2の流出通路124を有している。
分岐部121は、ポペット115が位置する空間であり、この分岐部121の空間内でポペット115は往復移動する。流入通路122は分岐部121に連通しており、高温・高圧ガスGを分岐部121に向けて流通させる。
第1の流出通路123は分岐部121に連通しており、分岐部121に臨む入口部にはエンドシール部123aを備えている。この流出通路123を流通していった高温・高圧ガスGは、ロケットエンジンのタービン(図示省略)に送られてタービンを駆動する。タービンが駆動すると、タービンに連結されたポンプが作動し、ポンプの作動により酸素と水素が噴射部に供給されて燃焼が行なわれる。即ち、液体ロケットエンジンが作動する。
第2の流出通路124は分岐部121に連通しており、分岐部121に臨む入口部にはエンドシール部124aを備えている。この流出通路124を流通していった高温・高圧ガスGは、ロケットエンジンのタービンに送られることはない。つまり、液体ロケットエンジンを停止させているときには、高温・高圧ガスGを第2の流出通路124にベントする。
ポペット115が第1シリンダ室111a側から第2シリンダ室111b側に向けて(図1,図2において矢印α方向に向けて)移動してくると、流出通路123のエンドシール部123aに当接する。この状態(図1に示す状態)になると、流出通路123が閉塞されて、流入通路122と流出通路124とが連通状態となり、液体ロケットエンジンが停止する。
また、ポペット115が第2シリンダ室111b側から第1シリンダ室111a側に向けて(図1,図2において矢印β方向に向けて)移動してくると、流出通路124のエンドシール部124aに当接する。この状態(図2に示す状態)になると、流出通路124が閉塞されて、流入通路122と流出通路123とが連通状態となり、液体ロケットエンジンが作動する。
結局、ポペット115の往復移動により、エンドシール部123aまたはエンドシール部124aに当接するように、流路構造部120の配置状態が設定されている。
ガス通路130は、ケース170に穿設されて形成されており、流入通路122と、シリンダ111の第1シリンダ室111aとを連通している。
また、駆動用ガス通路140は、ケース170に穿設されて形成されており、この駆動用ガス通路140を介して、駆動用ガスgが、シリンダ111の第2シリンダ室111bに供給される。駆動用ガスgの供給や供給停止は、図示しないバルブにより行なわれる。
シャフト案内部150は、ケース170に穿設されてシリンダ111の端面壁として機能している。このシャフト案内部150には、シャフト114が貫通しており、シャフト案内部150は、シャフト114の往復移動を許容しつつシャフト114の周面を緊密に把持している。シャフト案内部150のうち、シャフト114の周面を把持する部分には耐摩耗コーティングが施されている。耐摩耗コーティングの材質については後述する。
スプリング160はシリンダ室111a内に配置されている。このスプリング160は、第1シリンダ室111a側から第2シリンダ室111b側に向けて(図1,図2において矢印α方向に向けて)ピストン112を付勢する。
三方弁180は、ガス通路130に介装されている。また三方弁180には排気通路181が接続されている。そして三方弁180は、第1のスイッチングモードと、第2のスイッチングモードとに切り換えられる。
第1のスイッチングモードでは、流入通路122と第1シリンダ室111aとの連通状態を維持しつつ(即ちガス通路130の流通状態を維持しつつ)、ガス通路130と排気通路181との連通を遮断する(図1参照)。
第2のスイッチングモードでは、第1のシリンダ室111aと排気通路181との連通状態を維持しつつ、第1のシリンダ室111aと流入通路122との連通状態を遮断する(図2参照)。
三方弁180で扱うガス量は少ないので、三方弁180としては小型・軽量なものを使用すれば十分である。
上記構成となっている高温・高圧ガス方向切換バルブ100の動作を説明する。
ロケットエンジンが停止しているときには、第2シリンダ室111bへの駆動用ガスgの供給は停止されている。また三方弁180は第1のスイッチングモード(図1参照)になっている。このため、図1に示すように、ピストン112は、スプリング160のスプリング力により矢印α方向に押されており、α方向に移動したポペット115により流出通路123が閉塞されて、流入通路122と流出通路124とが連通した状態となる。このようにスプリング160のスプリング力により流出通路123を閉塞して、ノーマルベント状態としているため、電源が遮断されてもエンジンを安全にカットオフすることができる。
ロケットエンジンを駆動させるためには、三方弁180を第2のスイッチングモード(図2参照)にすると共に、駆動用ガスgを第2シリンダ室111bへ供給する。そうするとピストン112は、図2に示すように、駆動用ガスgのガス圧により、矢印β方向に移動して、β方向に移動したポペット115により流出通路124が閉塞されて、流入通路122と流出通路123とが連通した状態となる。このため、高温・高圧ガスGは流出通路123を通ってタービンに供給されて、ロケットエンジンが駆動する。このとき、第1シリンダ室111a内に入っていたガスは、三方弁180を通り排気通路181を介して排気される。
駆動していたロケットエンジンを停止させる際には、第2シリンダ室111bに供給していた駆動用ガスgを抜くと共に、三方弁180を第1のスイッチングモード(図1参照)に戻す。そうすると、第1シリンダ室111aに供給される高温・高圧ガスGによるガス圧力と、スプリング160のスプリング力により、ピストン112は急激にα方向に移動し、これに併せて、ポペット115も急激にα方向に移動して流出通路123を閉塞する。このため、ロケットエンジンを急峻に停止させることができる。
なお、シャフト案内部150は、シャフト114の往復移動を許容しつつシャフト114の周面を緊密に把持している。このため、シャフト114はスムーズ且つ安定して軸方向に移動することができる。特に、高温・高圧ガス方向切換バルブ100の全体を小型化して、シャフト114やピストン112が小型化しても、シャフト案内部150により、シャフト114の把持をしているため、シャフト114のスムーズで安定した軸方向移動を確保することができる。
また、シャフト案内部150は、シャフト114の往復移動を許容しつつシャフト114の周面を緊密に把持してこの部分のシールを確保している。また、ピストン112の外周面にピストンリング113を配置してこの部分のシールを確保している。このため、第2シリンダ室111bのシール性は高い。したがって、第2シリンダ室111bに供給した駆動用ガスgが、流出通路124や第1シリンダ室111aに漏れでることはない。また、高温・高圧ガスGが第2シリンダ室111b内に流入することもない。
ここで、シャフト案内部150のうちシャフト114の周面を把持する部分に施した耐摩耗コーティング、及び、ピストンリング113に施した耐摩耗コーティングの材質について説明する。
上記耐摩耗コーティングとしては、次の(1)〜(4)の中の、いずれか1つを採用した。
(1)黒鉛とリン酸塩とによる膜
(2)MoS2 とケイ酸塩とによる膜
(3)窒化処理した上に施した黒鉛とリン酸塩とによる膜
(4)窒化処理した上に施したMoS2 とケイ酸塩とによる膜
上記耐摩耗コーティングを、シャフト案内面150やピストンリング113に施したため、耐磨耗性が向上した。
ここで、上記耐摩耗コーティングの耐摩耗特性を、実験により確認したのでその実験例を説明する。
実験では、ピストンリングに見立てたリング状試験片と、スリーブ内面に見立てたディスク状試験片を揺動摺動させるリング/ディスク形摩耗試験を実施した。すべてのディスク材料とコーティングを行なったリング材は、ニッケル基合金であるインコネル718とした。温度は400°Cである。
試験結果を表1に示す。表1において、比較材Aは無処理、比較材Bは窒化処理したもの、比較材Cはテフロン樹脂(「テフロン」は登録商標)、本発明品(1)はポリイミド樹脂、本発明品(2)〜(5)は、上記(1)〜(4)のコーティングを施したものである。
本実験では、摩耗や変形が大きい場合や摺動面の損傷により摩耗係数が増加する場合は使用できないので、この状態になるまでの揺動回数(100回)を耐久性として評価した。
Figure 2004301318
表1から、比較材A〜Bでは、全く使用に耐えないことが分かった。本発明品(1)〜(5)は100回の揺動回数を経ても、十分な耐久性を保持していることが分かった。ロケットエンジンでは、最大でも揺動回数は20回であるので、100回の揺動回数にたえれば、安全性を考慮しても十分の耐久性であると判定することができた。また、この試験から、上記(1)〜(4)の耐摩耗コーティングを、シャフト案内部150に適用しても良好な効果が得られることが分かった。
なお、実験では、比較材Cと本発明品(1)は、図3(a)の態様で、本発明品(2)(3)は、図3(b)の態様で、本発明品(4)(5)は、図3(c)の態様にして実験を行なった。
つまり、図3において、200はニッケル基合金、201は耐熱樹脂または固体潤滑複合材、202はコーティング部、203は下地硬化(窒化処理)部、204はコーティング部である。
次に本発明の実施例2に係る高温・高圧ガス方向切換バルブ100Aを、全体構成図である図4及び要部拡大図である図5並びに図6を参照して説明する。なお、実施例2は、実施例1を改良したものであり、実施例1と同じ機能を果たす部分には同一符号を付し、重複する説明は省略し、実施例2に独特な部分を中心に説明をする。
図4及び図5に示すように、実施例2の高温・高圧ガス方向切換バルブ100Aでは、シャフト案内部150に貫通孔300が形成されており、この貫通孔300は、第2シリンダ室111bと第2の流出通路124とを連通している。
なお、貫通孔300は少なくとも1つ具備されており、必要に応じて複数の貫通孔300を形成しても良い。また、第2シリンダ室111bと、第1の流出通路123とを連通するタイプの貫通孔としてもよい。この貫通孔300の機能については後述する。
シャフト案内部150には、シャフト114の周面に摺接してシール機能を発揮する複数(本例では2個)のシールリング301,302が配置されている。この場合、図6に示すように、シールリング301の合口301aと、シールリング302の合口302aは、周方向の位置(位相)が異なるように配置してある。
このようにシールリング301,302を配置しているので、シャフト案内部150とシャフト114との間のシール性能が向上する。
またシャフト案内部150には、シャフト114の周面に摺接してシャフト114の傾き(倒れ)を防ぐ機能を発揮するガイドリング303が配置されている。このガイドリング303は周方向にわたる複数箇所で分割されている。
またピストン112の外周面には、シリンダ111の内周面に摺接してシャフト114の傾き(倒れ)を防ぐ機能を発揮するガイドリング304が配置されている。このガイドリング304は周方向にわたる複数箇所で分割されている。
このようにガイドリング303とガイドリング304を配置することにより、シャフト114の傾き(倒れ)、ひいては、ポペット115の傾き(倒れ)を防ぐことができる。この結果、ポペット115がエンドシール部123aやエンドシール部124aに当接して、流出通路123や流出通路124を閉塞した際におけるシール性(流出通路の閉塞性)が向上する。
更にシリンダ111の内周面には、耐摩耗コーティングが施されている。耐摩耗コーティングの種類は、実施例1で用いたのと同じ種類のものを用いる。これにより、シリンダ111の内周面の耐摩耗性が向上する。
他の部分の構成は、実施例1と同様である。
ここで貫通孔300の機能を説明する。
駆動していたロケットエンジンを停止させる際には(ロケットエンジン駆動時にはポペット115はエンドシール部124aに当接している)、第2シリンダ室111bに供給していた駆動用ガスgを抜くと共に、三方弁180を第1のスイッチングモード(図4参照)に戻す。そうすると、第1シリンダ室111aに供給される高温・高圧ガスGによるガス圧力と、スプリング160のスプリング力により、ピストン112は急激にα方向に移動し、これに併せて、ポペット115も急激にα方向に移動して流出通路123を閉塞する。このようにして、ロケットエンジンを急峻に停止させることができる。
この場合、ピストン112のα方向への移動により、第2シリンダ室111b内のガスは、貫通孔300を通して流出通路124に排出される。つまり、第2シリンダ室111b内のガスが、ピストン112のα方向への移動を邪魔することがなくなる。したがって、ピストン112をより高速に移動させて、ロケットエンジンをより急峻に停止させることができる。
しかも、貫通孔300の孔径(漏れ面積)は予め決まっている。このため、ピストン112のα方向の移動速度は、高温・高圧ガスGの圧力と、スプリング160のスプリング力と、貫通孔300の孔径(漏れ面積)によって、ピストン112のα方向の移動速度は一定に決まる。このため、ロケットエンジンの停止タイミングをより精度よくコントロールすることができる。
なお、貫通孔300が無い場合には、ピストンリング113でのガス漏れ量や、シャフト案内部150とシャフト114との隙間でのガス漏れ量により、ピストン112のα方向への移動速度や移動タイミングがばらついてしまうことがある。特に、シャフト114やピストン112が傾いたりすると、上記ガス漏れ量が変化してしまい、ピストン112のα方向への移動速度や移動タイミングの「ばらつき」が大きくなってしまう。
実施例2では、貫通孔300を形成して第2シリンダ室111bのガスを抜いているので、ピストンリング113でのガス漏れ量や、シャフト案内部150とシャフト114との隙間でのガス漏れ量は問題とならず、精度良く且つ迅速にロケットエンジンの停止(流出通路123の閉塞)を行うことができる。
本発明は、液体ロケットエンジンの切換バルブや、その他の高温・高圧ガスを切り換える切換バルブとして利用することができる。
本発明の実施例1に係る高温・高圧ガス方向切換バルブを示す構成図。 本発明の実施例1に係る高温・高圧ガス方向切換バルブを示す構成図。 耐摩耗コーティング材の実験手法を示す構成図。 本発明の実施例2に係る高温・高圧ガス方向切換バルブを示す構成図。 本発明の実施例2に係る高温・高圧ガス方向切換バルブの要部を示す構成図。 本発明の実施例2に係る高温・高圧ガス方向切換バルブに用いるシールリングを示す斜視図。 従来の高温・高圧ガス方向切換バルブを示す構成図。
符号の説明
100,100A 高温・高圧ガス方向切換バルブ
110 ピストン部
120 流路構造部
130 ガス通路
140 駆動用ガス通路
150 シャフト案内部
160 スプリング
170 ケース
180 三方弁
181 排気通路
300 貫通孔
301,302 シールリング
303 ガイドリング
304 ガイドリング

Claims (13)

  1. シリンダと、このシリンダ内に配置されてシリンダ内空間を第1シリンダ室と第2シリンダ室とに区画するピストンと、第2シリンダ室側に配置されて一端が前記ピストンに連結されてピストンと共に往復移動するシャフトと、このシャフトの他端に連結されピストンと共に往復移動するポペットとを有するピストン部と、
    前記ポペットが位置する空間である分岐部と、この分岐部に連通しており高温・高圧ガスを分岐部に向けて流通させる流入通路と、前記分岐部に連通するとともに分岐部に臨む入口部に第1のエンドシール部を備えた第1の流出通路と、前記分岐部に連通するとともに分岐部に臨む入口部に第2のエンドシール部を備えた第2の流出通路とを有し、しかも、第1シリンダ室側から第2シリンダ室側に向けて前記ポペットが移動した際にポペットが第1のエンドシール部に当接して第1の流出通路を閉塞すると共に、第2シリンダ室側から第1シリンダ室側に向けて前記ポペットが移動した際にポペットが第2のエンドシール部に当接して第2の流出通路を閉塞する配置状態となっている流路構造部と、
    前記流入通路と第1シリンダ室とを連通しているガス通路と、
    第2シリンダ室に駆動用ガスを供給する駆動用ガス通路と、
    前記ガス通路に介装されると共に排気通路が接続されており、第1のスイッチングモードでは流入通路と第1シリンダ室との連通状態を維持しつつガス通路と排気通路との連通を遮断し、第2のスイッチングモードでは第1のシリンダ室と排気通路との連通状態を維持しつつ第1のシリンダ室と流入通路との連通状態を遮断する三方弁とを具備することを特徴とする高温・高圧ガス方向切換バルブ。
  2. 請求項1において、前記シャフトの往復移動を許容しつつこのシャフトの周面を緊密に把持するシャフト案内部を具備することを特徴とする高温・高圧ガス方向切換バルブ。
  3. 請求項1または請求項2において、第2シリンダ室と、第1と第2の流出通路のうちの一方とを連通する貫通孔を具備することを特徴とする高温・高圧ガス方向切換バルブ。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項において、第1シリンダ室側から第2シリンダ室側に向けて前記ピストンを付勢するスプリングを備えていることを特徴とする高温・高圧ガス方向切換バルブ。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項において、前記シャフト案内部には、前記シャフトの周面に摺接してシール機能を発揮するシールリングが配置されていることを特徴とする高温・高圧ガス方向切換バルブ。
  6. 請求項5において、前記シールリングは前記シャフトの軸方向に沿う複数箇所に配置されており、周方向に沿う各シールリングの合口の位置が異なっていることを特徴とする高温・高圧ガス方向切換バルブ。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項において、前記シャフト案内部には、前記シャフトの周面に摺接してシャフトの傾きを防ぐ機能を発揮するシャフト案内部側ガイドリングが配置されていることを特徴とする高温・高圧ガス方向切換バルブ。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項において、前記ピストンには、前記シリンダの内周面に摺接してシャフトの傾きを防ぐ機能を発揮するシリンダ側ガイドリングが配置されていることを特徴とする高温・高圧ガス方向切換バルブ。
  9. 請求項1または請求項8のいずれか一項において、前記シャフト案内部のうちシャフト周面を把持する面には、耐摩耗コーティングが施されているあるいはポリイミド樹脂が適用されていることを特徴とする高温・高圧ガス方向切換バルブ。
  10. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項において、前記ピストンの外周面には、耐摩耗コーティングが施されているあるいはポリイミド樹脂が適用されているピストンリングが配置されていることを特徴とする高温・高圧ガス方向切換バルブ。
  11. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項において、前記シリンダの内周面には、耐摩耗コーティングが施されていることを特徴とする高温・高圧ガス方向切換バルブ。
  12. 請求項9乃至請求項11のいずれか一項において、前記耐摩耗コーティングは、固体潤滑剤と無機系バインダーからなる膜であり、前記固体潤滑剤は黒鉛またはMoS2のいずれからなり、前記無機系バインダーはリン酸塩またはケイ酸塩のいずれからなることを特徴とする高温・高圧ガス方向切換バルブ。
  13. 請求項9乃至請求項11のいずれか一項において、前記耐摩耗コーティングは、窒化処理した上に施した固体潤滑剤と無機系バインダーからなる膜であることを特徴とする高温・高圧ガス方向切換バルブ。
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