【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数のケーブルを識別するケーブル用識別タグに関し、特に光配線システムに利用される光ファイバコードを識別するのに用いて好適なケーブル用識別タグに関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の線状体を識別するケーブル用識別タグの一例として、光配線システムに配線された複数の光ファイバコードを識別するために、複数の光ファイバコードを結束して光ファイバコード集合体とし、その光ファイバコード集合体の外被に取付けられたケーブル用識別タグがある。
この光ファイバコード集合体に結束された光ファイバコードは、光ファイバコード集合体内でそれぞれ異なる色に配色されることによって識別されている。
【0003】
この光ファイバコードの接続替えを行う際、複数の光ファイバーコード集合体の中から目的の光ファイバーコードを有する光ファイバーコード集合体を、ケーブル用識別タグを確認して取出した後、光ファイバーコード集合体の中から、異なる色に識別された目的の光ファイバーコードを、作業者が視認して取出す。あるいは、目的の光ファイバーコードか否かについて、任意の光ファイバーコードの一端から他端に光を通過させ、それを作業者が視認することによって目的の光ファイバーコードを見つけ出し、目的の光ファイバーコードを取出すことも可能である。
【0004】
また、目的の光ファイバコードを識別する例として、ケーブル用識別タグを取付ける代わりに、1心の光ファイバコードに対して、その外被に光ファイバーコードの長手方向に沿って所定の間隔で識別記号あるいは識別色を複数付したものがある(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−57683号公報(第8−10頁、第5−14図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のケーブル用識別タグにおいては、光配線システムの拡大にともなって光ファイバコードの心数を増大させる必要が生じたことによって光ファイバコードの接続替えが頻繁に行われるようになり、ある光ファイバコード集合体に結束された一つの光ファイバコードが別の光ファイバコード集合体に結束されるため、各光ファイバコードを異なる色によって識別することで目的の光ファイバーコードを特定することが困難となった。そして、頻繁に接続替えされる膨大な量の光ファイバーコードを誤りなく管理するために、各光ファイバコード集合体にケーブル用識別タグを取付けるのではなく、1あるいは少数の光ファイバコードごとにケーブル用識別タグを取付けて管理する必要が生じた。
【0007】
また、光ファイバコードにケーブル用識別タグを取付ける際、光ファイバコードを過剰に曲げると、光ファイバコード内を通過するデータに伝送エラーが生じるため、光ファイバコードに過剰な曲げを生じないようなケーブル用識別タグの取付け作業が要求されており、また、取付け後においても光ファイバコードに対して過剰な曲げが生じないようなケーブル用識別タグが要求されている。
【0008】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、膨大な量の光ファイバーコードを確実に管理し、かつ、取付け時および取付け後に光ファイバコードに過剰な曲げを生じさせないようなケーブル用識別タグを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
請求項1に係る発明は、ケーブル用識別タグであって、管壁に一端から他端までらせん状に連続した間隙を有し、内側にケーブルを通されるスパイラル管と、該スパイラル管に設けられ、前記ケーブルを識別するための記号または文字が記される第1の表示部とを備えていることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、管壁に一端から他端までらせん状に連続した間隙を有し、内側にケーブルを通されるスパイラル管を備えていることにより、スパイラル管を回転させながらケーブルを管壁の一端の間隙から挿入し、スパイラル管の他端の方向にケーブルを送り出し、管壁の他端の間隙からケーブルを取出すことで、スパイラル管の内側にケーブルが通った状態となるため、このケーブル用識別タグを取付ける作業性が容易となる。また、スパイラル管をケーブルに取付ける際に、スパイラル管を屈曲させながらそのスパイラル管がケーブルに取付けられるため、ケーブルを屈曲させることなく、ケーブル用識別タグが取付けられる。
また、スパイラル管に設けられ、ケーブルを識別するための記号または文字が記される第1の表示部を備えていることにより、膨大な量のケーブルの中から目的とするケーブルを、スパイラル管に設けられた第1の表示部を視認して容易に抽出することが可能である。
【0011】
請求項2に係る発明は、ケーブル用識別タグであって、板状部と、該板状部の2ヶ所に設けられてそれぞれがケーブルを保持する2つの保持部と、前記板状部に設けられて前記ケーブルを識別するための記号または文字が記される第2の表示部とを備えていることを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、板状部と、板状部の2ヶ所に設けられてそれぞれがケーブルを保持する2つの保持部と、板状部に設けられてケーブルを識別するための記号または文字が記される第2の表示部とを備えていることにより、ケーブル用識別タグをケーブルに対して2つの保持部によって2ヶ所で保持することで板状部をケーブルに対して保持しているため、膨大な量のケーブルの中から目的とするケーブルを、板状部に設けられた第2の表示部を視認して容易に抽出することが可能である。
【0013】
請求項3に係る発明は、請求項2記載のケーブル用識別タグであって、前記保持部は、前記ケーブルからの脱着を回避するフックによって形成され、前記フックは、前記ケーブルの着脱位置が相互に反対方向を向いていることを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、保持部がケーブルからの脱着を回避するフックによって形成され、そのフックがケーブルの着脱位置が相互に反対方向を向いていることにより、ケーブル用識別タグに対して外力が作用して一方のフックがケーブルから脱着した場合、他方のフックが同時にケーブルから脱着することは極めて稀であり、その他方のフックがケーブルから脱落せずにケーブルに保持されたままの状態になる。したがって、ケーブル用識別タグによって管理されているケーブルの情報が紛失されずに管理されることとなる。
【0015】
請求項4に係る発明は、請求項2または3記載のケーブル用識別タグであって、前記板状部と前記保持部とが一枚の平板によって形成され、前記平板は、前記ケーブルより低い剛性を有し、かつ前記ケーブルに取付けたときに弾性変形して前記ケーブルに対して復元力が作用し、前記保持部を前記ケーブルに押付けることを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、板状部と保持部とが一枚の平板によって形成されていることにより、この平板の製作を容易に行うことが可能である。
また、その平板が、ケーブルより低い剛性を有し、かつケーブルに取付けたときに弾性変形してケーブルに対して復元力が作用し、保持部をケーブルに押付けることにより、その平板が、取付け時においてケーブル自体を屈曲させることなく平板自体が屈曲してケーブルに取付けられ、また、取付け後においても、ケーブル自体を屈曲させることなくケーブルに対して屈曲して固定されることとなる。
【0017】
請求項5に係る発明は、ケーブル用識別タグであって、1対のケーブル固定部と、該1対のケーブル固定部の一方に設けられてケーブルを識別するための記号または文字が記される第3の表示部とを備え、前記1対のケーブル固定部間に前記ケーブルを挟んで固定することを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、第3の表示部を一方に設けた1対のケーブル固定部間にケーブルを挟んで固定することにより、ケーブルを挟み込む力によってケーブル用識別タグがケーブルに保持されるため、ケーブル用識別タグがケーブルから脱落することがない。したがって、膨大な量のケーブルの中から目的とするケーブルを、ケーブル固定部の一方に設けられた第3の表示部を視認して容易に抽出することが可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、この発明における第1の実施の形態を示す図であって、この発明を適用したケーブル用識別タグを示す図である。
ケーブル用識別タグ10は、スパイラル管11と、識別コード表示板(第1の表示部)12とを備えている。
【0020】
スパイラル管11は、光ファイバコード(ケーブル)Cを貫通できるように円筒状に形成され、その管壁の一端から他端までらせん状に連続した間隙部13を有する。このスパイラル管11は、容易に屈曲できるように、例えばポリエチレン、あるいはシリコン等のケイ素樹脂によって形成されている。
【0021】
識別コード表示板12は、光ファイバコードCの延長方向に細長い平板によって形成され、その内部には、その長手方向に延在した細長孔14が例えば2ヶ所設けられている。この識別コード表示板12は、容易に加工でき、かつ平面を保持できるように、例えばその材質がプラスチックとされている。また、識別コード表示板12の表面には、光ファイバコードCを識別するための記号または文字として、例えば2次元コード等の識別コードが記されたシール15が貼付されている。
【0022】
この識別コード表示板12は、間隙部13によって分割されたスパイラル管11の一端を、細長孔14の一方に裏面から挿入して貫通させ、細長孔14の他方に表面から挿入して貫通させた後、間隙部13のらせんに沿ってスパイラル管11の所定の位置まで移動させることによって、スパイラル管11に装着される。
【0023】
ケーブル用識別タグ10を光ファイバコードCに装着する際には、スパイラル管11の一端において間隙部13を広げ、その間隙部13に光ファイバコードCを側面から挿入した後、間隙部13に挿入された光ファイバコードCを、スパイラル管11を回転させてスパイラル管11の他端の方向に送り出し、スパイラル管11の他端において光ファイバコードCを間隙部13から取出す。光ファイバコードCを間隙部13から取出すと、スパイラル管11の円筒内に光ファイバコードCが挿入された状態となる。
【0024】
この場合、スパイラル管11の内側に光ファイバコードCが貫通した状態となるため、このケーブル識別タグ10を光ファイバコードCに取付ける作業が容易となる。また、スパイラル管11を光ファイバコードCに取付ける際に、スパイラル管11を屈曲させながら光ファイバコードCに取付けるため、光ファイバコードCを屈曲させることなく、ケーブル用識別タグ10が取付けられることとなる。
さらに、スパイラル管11を光ファイバコードCに取付けた後において、スパイラル管11に設けられた識別コード表示板12を備えていることにより、膨大な量の光ファイバコードCの中から目的とする光ファイバコードCを、シール15が貼付された識別コード表示板12を視認して容易に抽出することが可能である。
【0025】
上記の構成によれば、光ファイバコードCを屈曲させることなく、ケーブル用識別タグ10が光ファイバコードCに取付けられることとなるので、取付け時に光ファイバコードCに過剰な曲げが生じないようにすることができる。
また、スパイラル管11の内側に光ファイバコードCが貫通した状態において、スパイラル管11から光ファイバコードCに対して光ファイバコードCを屈曲させる外力が作用しないので、取付け後においても光ファイバコードに過剰な曲げが生じないようにすることができる。
【0026】
さらに、膨大な量の光ファイバコードCの中から目的とする光ファイバコードCを、その識別コード表示板12を視認して容易に抽出することが可能であるので、膨大な量の光ファイバーコードを確実に管理することができる。
【0027】
図2は、この発明における第2の実施の形態を示す図であって、この発明を適用したケーブル用識別タグを示す図である。
ケーブル用識別タグ20は、平面に形成され、両端が円弧状に形成された一枚の平板(板状部)21によって構成されている。
【0028】
平板21の両端には、光ファイバコードCを保持する保持部22,23が設けられている。
保持部22,23には、円形孔22b,23bが設けられ、平板21の外縁から円形孔22b,23bまで切断された切断部22a,23aが設けられており、保持部22,23がフック状に形成されている。切断部22aは、平板21の外縁から円形孔23bに向かって切断された方向と相互に反対方向となるように、円形孔22bに向かって切断されている。
【0029】
平板21の表面には、例えば2次元コード等の識別コードが記されたシール24が貼付されている。したがって、平板21は、識別コードが記された表示板(第2の表示部)を兼ねている。
この平板21は、光ファイバコードCより低い剛性を有しており、光ファイバコードCに対して光ファイバコードCを屈曲させない程度の復元力を有しており、例えばプラスチックによって形成されている。
【0030】
この場合、ケーブル用識別タグ20が一枚の平板によって形成されていることにより、例えば通常のプラスチック板を平板21になるように加工するのみでケーブル用識別タグ20が製作できるため、ケーブル用識別タグ20の製作が容易である。
【0031】
ケーブル用識別タグ20を光ファイバコードCに装着する場合には、平板21の裏面側に光ファイバコードCが通過するように、光ファイバコードCが切断部22aを通して円形孔22bに挿入されるとともに、光ファイバコードCが切断部23aを通して円形孔23bに挿入されることによって、光ファイバコードCに平板21が取付けられる。このとき平板21は、光ファイバコードCを屈曲させることなく、平板21自体を屈曲させて光ファイバコードCに取付けられる。
【0032】
平板21が光ファイバコードCに取付けられた後、平板21は光ファイバコードCの剛性によって屈曲されるが、光ファイバコードCに対して復元力が作用するため、この復元力によって、保持部22に設けられた円形孔22b内の一部および保持部23に設けられた円形孔23b内の一部を光ファイバコードCに押付ける。したがって、平板21は、保持部22によって光ファイバコードCに固定された状態となる。
【0033】
この場合、ケーブル用識別タグ20を光ファイバコードCに対して保持部22,23によって2ヶ所で保持することで、平板21を光ファイバコードCに対して保持しながら、膨大な量の光ファイバコードCの中から目的とする光ファイバコードCを、シール24が貼付された平板21を視認して容易に抽出することが可能である。
【0034】
また、平板21が、光ファイバコードCより低い剛性を有し、かつ光ファイバコードCに取付けたときに弾性変形して光ファイバコードCに対して復元力が作用し、保持部22,23を光ファイバコードCに押付けることにより、その平板21が、光ファイバコードC自体を屈曲させることなく光ファイバコードCに対して屈曲して固定されることとなる。
【0035】
また、ケーブル用識別タグ20に対して外力が作用して保持部22が光ファイバコードCから脱着した場合、保持部23が同時に光ファイバコードCから脱着することは極めて稀であり、保持部23が光ファイバコードCから脱落せずに光ファイバコードCに保持されたままの状態になる。したがって、ケーブル用識別タグ20によって管理されている光ファイバコードCの情報が紛失されずに管理されることとなる。
【0036】
このように、上記第2の実施の形態においては、膨大な量の光ファイバコードCの中から目的とする光ファイバコードCを、平板21を視認して容易に抽出することが可能である。また、平板21は、取付け時には光ファイバコードCを屈曲させることなく平板21自体が屈曲して光ファイバコードCに取付けられ、取付け後には光ファイバコードC自体を屈曲させることなく光ファイバコードCに対して屈曲して固定されることとなる。したがって、上記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0037】
図3は、この発明における第3の実施の形態を示す図であって、この発明を適用したケーブル用識別タグを示す図である。
ケーブル用識別タグ30は、板状部31と、保持部32,33と、連結部34,35とを備えている。
【0038】
板状部31は、表面が平面な平板によって形成され、その表面には、例えば2次元コード等の識別コードが記されたシール36が貼付されており、識別コードが記された表示板(第2の表示部)を兼ねている。
また、この板状部31は、例えば硬質のプラスチックによって形成されている。
【0039】
保持部32,33は、C字状のフックを形成して板状部31の両端に設けられており、光ファイバコードCを保持するようになっている。この保持部32,33は、一端のフックの開口部32aと他端のフックの開口部33aとが反対方向を向くように配置されている。また、この保持部32,33は、例えば硬質のプラスチックによって形成されている。
連結部34,35は、板状部31および保持部32,33をそれぞれ連結されている。この連結部32,33は、例えば折り曲げ可能なプラスチックによって形成されている。
【0040】
ケーブル用識別タグ30を光ファイバコードCに装着する場合には、板状部31の裏面側に光ファイバコードCが通過するように、光ファイバコードCに保持部32,33を取付けて固定する。このときケーブル用識別タグ30は、光ファイバコードCを屈曲させることなく、連結部34,35を屈曲させて光ファイバコードCに取付けられる。
【0041】
ケーブル用識別タグ30が光ファイバコードCに取付けられた後、ケーブル用識別タグ30から光ファイバコードCに対して押付ける力が生じないため、光ファイバコードCが屈曲することなく、ケーブル用識別タグ30が光ファイバコードCに取付けられた状態となる。
【0042】
この場合、ケーブル用識別タグ30を光ファイバコードCに対して保持部32,33によって2ヶ所で保持しているため、膨大な量の光ファイバコードCの中から目的とする光ファイバコードCを、シール36が貼付された板状部31を視認して容易に抽出することが可能である。
【0043】
また、ケーブル用識別タグ30に対して外力が作用して保持部32が光ファイバコードCから脱着した場合、保持部33が同時に光ファイバコードCから脱着することは極めて稀であり、保持部33が光ファイバコードCから脱落せずに光ファイバコードCに保持されたままの状態になる。したがって、ケーブル用識別タグ30によって管理されている光ファイバコードCの情報が紛失されずに管理されることとなる。
【0044】
このように、上記第3の実施の形態においては、膨大な量の光ファイバコードCの中から目的とする光ファイバコードCを、板状部31を視認して容易に抽出することが可能である。また、ケーブル用識別タグ30は、取付け時および取付け後に光ファイバコードCを屈曲させることなく連結部34,35が屈曲して光ファイバコードCに取付けられることとなる。したがって、上記第1および第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0045】
図4および図5は、この発明における第4の実施の形態を示す図であって、この発明を適用したケーブル用識別タグを示す図である。
ケーブル用識別タグ40は、外面が平面な1対のケーブル固定部41,42と、1対のケーブル固定部41,42の対向する面にそれぞれ配置されたコード固定材43,44とを備えている。
一方のケーブル固定部41は、その上面に例えば2次元コード等の識別コードが記されたシール45が貼付されており、識別コードが記された表示板(第3の表示部)を兼ねている。
【0046】
一方のケーブル固定部41は、本体部41aと、本体部41aの一端に設けられた着脱部41bと、着脱部41bの中央部に設けられた爪部41cとを備えている。
他方のケーブル固定部42は、本体部42aと、本体部42aの一端に設けられた支柱部42bと、本体部42aの他端に設けられた着脱部42cとを備えている。
【0047】
一方のケーブル固定部41の本体部41aは、その他端が他方のケーブル固定部42の支柱部42bに支持されている。また、一方のケーブル固定部41の着脱部41bは、その爪部41cで他方のケーブル固定部42の着脱部42cに引掛けることによって、着脱可能に固定されている。
一方のケーブル固定部41と他方のケーブル固定部42との間には、1または少数の光ファイバコードCが配置されるようになっている。
【0048】
コード固定材43,44は、一方のケーブル固定部41と他方のケーブル固定部42とが固定される際、それらの対向する面の間に1または少数の光ファイバコードCを挟んで固定するようになっている。このコード固定材43,44は、光ファイバコードCの表面の損傷を防止するために、弾性部材、例えばゴムによって形成されている。
【0049】
ケーブル用識別タグ40を光ファイバコードCに装着する場合、一方のケーブル固定部41の着脱部41bと他方のケーブル固定部42の着脱部42cとが固定されていた場合はその固定を解除してそれら着脱部41bと着脱部42cとを離間させ、コード固定材44の上面に1または少数の光ファイバコードCを配置させた後、着脱部41bと着脱部42cとを接合し、光ファイバコードCをコード固定材43,44間に挟んで固定する。
【0050】
この場合、1対のケーブル固定部41,42間に光ファイバコードCを挟んで固定することにより、光ファイバコードCを挟み込む力によってケーブル用識別タグ40が光ファイバコードCに保持されるため、ケーブル用識別タグ40が光ファイバコードCから脱落することがない。したがって、膨大な量の光ファイバコードCの中から目的とする光ファイバコードCを、シール45が貼付された一方のケーブル固定部41を視認して容易に抽出することが可能である。
【0051】
このように、上記第3の実施の形態においては、膨大な量の光ファイバコードCの中から目的とする光ファイバコードCを、一方のケーブル固定部41を視認して容易に抽出することが可能であるので、膨大な量の光ファイバーコードを確実に管理することができる。
【0052】
なお、上記各実施の形態において、ケーブル用識別タグは、光ファイバコードに限らず、例えば電線等一般のケーブルあるいは一般的な線状体について、同様の効果が得られる場合には適用可能である。
【0053】
また、上記第1の実施の形態において、ケーブル用識別タグ10に識別コード表示板12を設けずに、識別コードがスパイラル管11に直接記されてもよい。この場合、識別コードがスパイラル管11ごとに記されていることにより、光ファイバーコードCを1あるいは少数の心数単位で識別コードによって管理するため、膨大な量の光ファイバーコードCを確実に管理することができる。
【0054】
また、上記第2から第4のいずれかの実施の形態において、ケーブル用識別タグ20の平板21、ケーブル用識別タグ30の板状部31、あるいはケーブル用識別タグ40の一方のケーブル固定部41に識別コードが直接記されてもよい。この場合、識別コードが平板21、板状部31、あるいは一方のケーブル固定部41ごとに記されていることにより、上記と同様の効果が得られる。
【0055】
また、上記第3の実施の形態において、ケーブル用識別タグ30は一体成形されてもよい。この場合、ケーブル用識別タグ30を多量に製作する場合において、ケーブル用識別タグ30が一体成形されることによってその製作性が向上するとともに、ケーブル用識別タグ30が多量に製作されることによって経済性が向上するという効果も得られる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したこの発明のケーブル用識別タグにおいては、以下の効果を奏する。
請求項1に係る発明によれば、ケーブルを屈曲させることなくケーブル用識別タグが取付けられ、かつスパイラル管の内側にケーブルが通った状態でスパイラル管によってケーブルを屈曲させることがないので、取付け時および取付け後にケーブルに過剰な曲げを生じさせないようにすることができる。
また、膨大な量のケーブルの中から目的とするケーブルを、第1の表示部を視認して容易に抽出することが可能であるので、膨大な量の光ファイバーコードを確実に管理することができる。
【0057】
請求項2に係る発明によれば、ケーブル用識別タグをケーブルに対して2つの保持部によって2ヶ所で保持することで板状部をケーブルに対して保持しながら、膨大な量のケーブルの中から目的とするケーブルを、板状部に設けられた第2の表示部を視認して容易に抽出することが可能であるので、膨大な量の光ファイバーコードを確実に管理することができる。
【0058】
請求項3に係る発明によれば、ケーブル用識別タグに対して外力が作用して一方のフックがケーブルから脱着した場合、その他方のフックがケーブルから脱落せずにケーブルに保持されたままの状態になり、ケーブル用識別タグによって管理されているケーブルの情報が紛失されずに管理されることとなるので、膨大な量の光ファイバーコードを確実に管理することができる。
【0059】
請求項4に係る発明によれば、その平板が、ケーブルより低い剛性を有し、かつケーブルに取付けたときに弾性変形してケーブルに対して復元力が作用し、保持部をケーブルに押付けることにより、その平板が、取付け時においてケーブル自体を屈曲させることなく平板自体が屈曲してケーブルに取付けられ、また、取付け後においても、ケーブル自体を屈曲させることなくケーブルに対して屈曲して固定されることとなるので、光ファイバコードに過剰な曲げを生じさせないようにすることができる。
【0060】
請求項5に係る発明によれば、膨大な量のケーブルの中から目的とするケーブルを、ケーブル固定部の一方に設けられた第3の表示部を視認して容易に抽出することが可能であるので、膨大な量の光ファイバーコードを確実に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における第1の実施の形態に係るケーブル用識別タグの斜視図である。
【図2】この発明における第2の実施の形態に係るケーブル用識別タグの斜視図である。
【図3】この発明における第3の実施の形態に係るケーブル用識別タグの斜視図である。
【図4】この発明における第4の実施の形態に係るケーブル用識別タグの斜視図である。
【図5】この発明における第4の実施の形態に係るケーブル用識別タグの断面図である。
【符号の説明】
10,20,30,40 ケーブル用識別タグ
11 スパイラル管
12 識別コード表示板(第1の表示部)
13 間隙部
21 平板(板状部、第2の表示部)
22,23 保持部
22a,23a 切断部
31 板状部(第2の表示部)
32,33 保持部
41,42 コード固定部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a cable identification tag for identifying a plurality of cables, and more particularly to a cable identification tag suitable for identifying an optical fiber code used in an optical wiring system.
[0002]
[Prior art]
As an example of a cable identification tag for identifying a plurality of linear bodies, in order to identify a plurality of optical fiber cords wired in an optical distribution system, a plurality of optical fiber cords are bundled into an optical fiber cord aggregate, There is a cable identification tag attached to the jacket of the optical fiber cord assembly.
The optical fiber cords bound to the optical fiber cord aggregate are identified by being arranged in different colors in the optical fiber cord aggregate.
[0003]
When the connection of the optical fiber cord is changed, the optical fiber cord aggregate having the target optical fiber cord is taken out from the plurality of optical fiber cord aggregates by checking the cable identification tag, and then the optical fiber cord aggregate is removed. Then, the operator visually recognizes and extracts the target optical fiber cord identified in different colors. Alternatively, it is also possible to pass light from one end to the other end of an arbitrary optical fiber cord, find out the target optical fiber cord by visually recognizing it, and take out the target optical fiber cord as to whether or not it is the target optical fiber cord. It is possible.
[0004]
As an example of identifying a target optical fiber code, instead of attaching an identification tag for a cable, instead of attaching a cable identification tag, an identification symbol is provided at a predetermined interval along the longitudinal direction of the optical fiber code on the jacket of the optical fiber code. Alternatively, there is one in which a plurality of identification colors are added (see Patent Document 1).
[0005]
[Patent Document 1]
JP 2001-57683 A (pages 8-10, FIG. 5-14)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described conventional cable identification tag, the need to increase the number of optical fiber cords has arisen with the expansion of the optical wiring system. Since one optical fiber cord bundled into a fiber cord aggregate is bundled into another optical fiber cord aggregate, it is difficult to identify the target optical fiber code by identifying each optical fiber code with a different color. became. Then, in order to manage the huge amount of optical fiber cords that are frequently changed without error, cable identification tags are not attached to each optical fiber cord assembly, but cable for each one or a small number of optical fiber cords. It became necessary to attach and manage identification tags.
[0007]
Also, when attaching the cable identification tag to the optical fiber cord, if the optical fiber cord is bent excessively, a transmission error occurs in data passing through the optical fiber cord, so that the optical fiber cord is not bent excessively. Attachment work of the cable identification tag is required, and a cable identification tag that does not cause excessive bending of the optical fiber cord even after the attachment is required.
[0008]
The present invention has been made in view of such circumstances, and has been designed to reliably manage an enormous amount of optical fiber cords and to prevent the optical fiber cords from being excessively bent during and after installation. It is intended to provide an identification tag.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention employs the following means in order to solve the above problems.
The invention according to claim 1 is an identification tag for a cable, wherein the spiral wall has a continuous space spirally from one end to the other end in the pipe wall, and a spiral pipe through which the cable is passed inside, and the spiral pipe is provided on the spiral pipe. And a first display unit on which a symbol or a character for identifying the cable is written.
[0010]
According to the present invention, since the tube wall has a continuous gap spirally from one end to the other end, and the spiral tube through which the cable passes is provided inside, the cable can be rotated while rotating the spiral tube. By inserting the cable from the gap at one end of the spiral pipe, sending out the cable in the direction of the other end of the spiral pipe, and taking out the cable from the gap at the other end of the pipe wall, the cable passes through the inside of the spiral pipe. The workability of attaching the identification tag for use becomes easy. Also, when attaching the spiral tube to the cable, the spiral tube is attached to the cable while bending the spiral tube, so that the cable identification tag can be attached without bending the cable.
In addition, by providing the first display portion provided on the spiral tube and displaying a symbol or character for identifying the cable, a target cable from a vast amount of cables can be connected to the spiral tube. The first display unit provided can be visually recognized and easily extracted.
[0011]
The invention according to claim 2 is a cable identification tag, comprising: a plate-shaped portion; two holding portions provided at two positions of the plate-shaped portion, each holding a cable; and provided on the plate-shaped portion. And a second display section on which a symbol or character for identifying the cable is written.
[0012]
According to the present invention, the plate portion, the two holding portions provided at two positions of the plate portion, each holding a cable, and the symbols or characters provided on the plate portion to identify the cable are provided. And the second display portion described above, the plate-like portion is held on the cable by holding the cable identification tag at two places with respect to the cable by the two holding portions. It is possible to easily extract a target cable from an enormous amount of cables by visually recognizing the second display portion provided on the plate-shaped portion.
[0013]
According to a third aspect of the present invention, in the cable identification tag according to the second aspect, the holding portion is formed by a hook for preventing the cable from being attached to or detached from the cable. Characterized in that they face in opposite directions.
[0014]
According to the present invention, the holding portion is formed by the hook for avoiding the detachment from the cable, and the hook has the attachment / detachment positions of the cables facing in opposite directions, so that an external force acts on the cable identification tag. When one hook is detached from the cable, it is extremely rare that the other hook is detached from the cable at the same time, and the other hook does not fall off the cable and remains held by the cable. Therefore, the information of the cable managed by the cable identification tag is managed without being lost.
[0015]
The invention according to claim 4 is the identification tag for a cable according to claim 2 or 3, wherein the plate-shaped portion and the holding portion are formed by one flat plate, and the flat plate has lower rigidity than the cable. And when attached to the cable, is elastically deformed, a restoring force acts on the cable, and the holding portion is pressed against the cable.
[0016]
According to the present invention, since the plate portion and the holding portion are formed by one flat plate, the flat plate can be easily manufactured.
In addition, the flat plate has lower rigidity than the cable, and when the flat plate is attached to the cable, the flat plate is elastically deformed to exert a restoring force on the cable. In some cases, the flat plate itself is bent and attached to the cable without bending the cable itself, and even after mounting, the flat plate is bent and fixed to the cable without bending the cable itself.
[0017]
The invention according to claim 5 is a cable identification tag, in which a pair of cable fixing portions and a symbol or a character provided on one of the pair of cable fixing portions for identifying a cable are written. And a third display unit, wherein the cable is fixed between the pair of cable fixing units.
[0018]
According to the present invention, the cable identification tag is held on the cable by the force for pinching the cable by clamping the cable between the pair of cable fixing parts provided on one side of the third display unit. The cable identification tag does not fall off the cable. Therefore, it is possible to easily extract a target cable from a vast amount of cables by visually recognizing the third display unit provided on one of the cable fixing units.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a view showing a first embodiment of the present invention, and is a view showing a cable identification tag to which the present invention is applied.
The cable identification tag 10 includes a spiral tube 11 and an identification code display plate (first display unit) 12.
[0020]
The spiral tube 11 is formed in a cylindrical shape so as to be able to penetrate the optical fiber cord (cable) C, and has a gap portion 13 which is spirally continuous from one end to the other end of the tube wall. The spiral tube 11 is made of, for example, polyethylene or a silicon resin such as silicon so as to be easily bent.
[0021]
The identification code display plate 12 is formed of a flat plate that is elongated in the direction in which the optical fiber code C extends, and has therein, for example, two elongated holes 14 that extend in the longitudinal direction. The material of the identification code display plate 12 is, for example, plastic so that it can be easily processed and a flat surface can be maintained. On the surface of the identification code display plate 12, a seal 15 on which an identification code such as a two-dimensional code is written as a symbol or a character for identifying the optical fiber code C is attached.
[0022]
In the identification code display plate 12, one end of the spiral tube 11 divided by the gap 13 is inserted into one of the elongated holes 14 from the back surface and penetrated, and inserted into the other of the elongated holes 14 from the front surface and penetrated. Thereafter, the spiral tube 11 is attached to the spiral tube 11 by moving the spiral tube 11 to a predetermined position along the spiral of the gap 13.
[0023]
When attaching the cable identification tag 10 to the optical fiber cord C, the gap 13 is widened at one end of the spiral tube 11, the optical fiber cord C is inserted into the gap 13 from the side, and then inserted into the gap 13. By rotating the spiral tube 11, the optical fiber cord C is sent out toward the other end of the spiral tube 11, and the optical fiber code C is taken out from the gap 13 at the other end of the spiral tube 11. When the optical fiber cord C is taken out from the gap 13, the optical fiber cord C is inserted into the cylinder of the spiral tube 11.
[0024]
In this case, since the optical fiber cord C penetrates the inside of the spiral tube 11, the work of attaching the cable identification tag 10 to the optical fiber cord C becomes easy. Further, when attaching the spiral tube 11 to the optical fiber cord C, since the spiral tube 11 is attached to the optical fiber cord C while bending, the cable identification tag 10 can be attached without bending the optical fiber cord C. Become.
Furthermore, after the spiral tube 11 is attached to the optical fiber code C, the identification code display plate 12 provided on the spiral tube 11 is provided, so that the target The fiber code C can be easily extracted by visually recognizing the identification code display plate 12 to which the seal 15 is attached.
[0025]
According to the above configuration, the cable identification tag 10 is attached to the optical fiber cord C without bending the optical fiber cord C, so that the optical fiber cord C is not excessively bent at the time of attachment. can do.
Further, in a state where the optical fiber cord C penetrates inside the spiral tube 11, no external force is applied from the spiral tube 11 to the optical fiber cord C to bend the optical fiber cord C. Excessive bending can be prevented.
[0026]
Further, since the target optical fiber code C can be easily extracted from the huge amount of optical fiber codes C by visually recognizing the identification code display plate 12, the huge amount of optical fiber codes can be obtained. It can be managed reliably.
[0027]
FIG. 2 is a view showing a second embodiment of the present invention, and is a view showing a cable identification tag to which the present invention is applied.
The cable identification tag 20 is formed of a single flat plate (plate-like portion) 21 which is formed in a flat surface and whose both ends are formed in an arc shape.
[0028]
At both ends of the flat plate 21, holding portions 22 and 23 for holding the optical fiber cord C are provided.
The holding portions 22 and 23 are provided with circular holes 22b and 23b, and are provided with cutting portions 22a and 23a cut from the outer edge of the flat plate 21 to the circular holes 22b and 23b. Is formed. The cut portion 22a is cut toward the circular hole 22b so as to be opposite to the direction cut from the outer edge of the flat plate 21 toward the circular hole 23b.
[0029]
On the surface of the flat plate 21, a seal 24 on which an identification code such as a two-dimensional code is written is attached. Therefore, the flat plate 21 also serves as a display plate (second display unit) on which the identification code is written.
The flat plate 21 has a lower rigidity than the optical fiber cord C, has a restoring force that does not cause the optical fiber cord C to be bent with respect to the optical fiber cord C, and is made of, for example, plastic.
[0030]
In this case, since the cable identification tag 20 is formed of a single flat plate, the cable identification tag 20 can be manufactured only by processing a normal plastic plate into the flat plate 21, for example. The manufacture of the tag 20 is easy.
[0031]
When the cable identification tag 20 is attached to the optical fiber cord C, the optical fiber cord C is inserted into the circular hole 22b through the cut portion 22a so that the optical fiber cord C passes through the rear surface of the flat plate 21. The flat plate 21 is attached to the optical fiber cord C by inserting the optical fiber cord C into the circular hole 23b through the cutting portion 23a. At this time, the flat plate 21 is attached to the optical fiber cord C by bending the flat plate 21 itself without bending the optical fiber cord C.
[0032]
After the flat plate 21 is attached to the optical fiber cord C, the flat plate 21 is bent due to the rigidity of the optical fiber cord C. However, a restoring force acts on the optical fiber cord C. Is pressed against the optical fiber cord C in the circular hole 22b provided in the optical fiber cord C and in the circular hole 23b provided in the holding portion 23. Therefore, the flat plate 21 is fixed to the optical fiber cord C by the holding unit 22.
[0033]
In this case, by holding the cable identification tag 20 at two locations with respect to the optical fiber code C by the holding portions 22 and 23, an enormous amount of optical fibers can be held while holding the flat plate 21 with respect to the optical fiber code C. It is possible to easily extract the desired optical fiber cord C from the cord C by visually recognizing the flat plate 21 to which the seal 24 is attached.
[0034]
Further, the flat plate 21 has a lower rigidity than the optical fiber cord C, and when the flat plate 21 is attached to the optical fiber cord C, it is elastically deformed and a restoring force acts on the optical fiber cord C, thereby causing the holding parts 22 and 23 to move. By pressing against the optical fiber cord C, the flat plate 21 is bent and fixed to the optical fiber cord C without bending the optical fiber cord C itself.
[0035]
When an external force acts on the cable identification tag 20 and the holding section 22 is detached from the optical fiber cord C, it is extremely rare that the holding section 23 is detached from the optical fiber cord C at the same time. Does not fall off from the optical fiber cord C and remains in the optical fiber cord C. Therefore, the information of the optical fiber code C managed by the cable identification tag 20 is managed without being lost.
[0036]
As described above, in the second embodiment, the target optical fiber code C can be easily extracted from the huge amount of optical fiber codes C by visually recognizing the flat plate 21. Further, the flat plate 21 is attached to the optical fiber cord C by bending the flat plate 21 itself without bending the optical fiber cord C at the time of attachment, and is attached to the optical fiber cord C without bending the optical fiber cord C itself after attachment. In contrast, it is bent and fixed. Therefore, the same effect as in the first embodiment can be obtained.
[0037]
FIG. 3 is a view showing a third embodiment of the present invention, and is a view showing a cable identification tag to which the present invention is applied.
The cable identification tag 30 includes a plate-shaped portion 31, holding portions 32 and 33, and connecting portions 34 and 35.
[0038]
The plate-shaped portion 31 is formed of a flat plate having a flat surface, and a sticker 36 on which an identification code such as a two-dimensional code is written is affixed to the surface thereof. 2 display unit).
The plate portion 31 is formed of, for example, hard plastic.
[0039]
The holding portions 32 and 33 form C-shaped hooks and are provided at both ends of the plate-shaped portion 31 to hold the optical fiber cord C. The holding portions 32 and 33 are arranged such that the opening 32a of the hook at one end and the opening 33a of the hook at the other end face in opposite directions. The holding parts 32 and 33 are made of, for example, hard plastic.
The connecting portions 34 and 35 connect the plate portion 31 and the holding portions 32 and 33, respectively. The connecting portions 32 and 33 are made of, for example, bendable plastic.
[0040]
When attaching the cable identification tag 30 to the optical fiber cord C, the holding parts 32 and 33 are attached and fixed to the optical fiber cord C so that the optical fiber cord C passes through the back side of the plate-shaped part 31. . At this time, the cable identification tag 30 is attached to the optical fiber cord C by bending the connecting portions 34 and 35 without bending the optical fiber cord C.
[0041]
After the cable identification tag 30 is attached to the optical fiber cord C, no pressing force is generated from the cable identification tag 30 against the optical fiber cord C, so that the optical fiber cord C is not bent and the cable identification tag is not bent. The tag 30 is attached to the optical fiber cord C.
[0042]
In this case, since the cable identification tag 30 is held at two locations with respect to the optical fiber code C by the holding portions 32 and 33, the target optical fiber code C can be selected from an enormous amount of optical fiber codes C. The plate-shaped portion 31 to which the seal 36 is attached can be visually recognized and easily extracted.
[0043]
Further, when an external force acts on the cable identification tag 30 and the holding portion 32 is detached from the optical fiber cord C, it is extremely rare that the holding portion 33 is detached from the optical fiber cord C at the same time. Does not fall off from the optical fiber cord C and remains in the optical fiber cord C. Therefore, the information of the optical fiber code C managed by the cable identification tag 30 is managed without being lost.
[0044]
As described above, in the third embodiment, the target optical fiber code C can be easily extracted from the enormous amount of the optical fiber code C by visually recognizing the plate-shaped portion 31. is there. In addition, the cable identification tag 30 is attached to the optical fiber cord C by bending the connecting portions 34 and 35 without bending the optical fiber cord C at the time of attachment and after the attachment. Therefore, the same effects as those of the first and second embodiments can be obtained.
[0045]
FIGS. 4 and 5 show a fourth embodiment of the present invention, and show a cable identification tag to which the present invention is applied.
The cable identification tag 40 includes a pair of cable fixing portions 41 and 42 having a flat outer surface, and code fixing members 43 and 44 disposed on opposing surfaces of the pair of cable fixing portions 41 and 42, respectively. I have.
On one cable fixing portion 41, a seal 45 on which an identification code such as a two-dimensional code is written is attached on an upper surface thereof, and also serves as a display plate (third display portion) on which the identification code is written. .
[0046]
The one cable fixing portion 41 includes a main body 41a, an attaching / detaching portion 41b provided at one end of the main body 41a, and a claw 41c provided at a central portion of the attaching / detaching portion 41b.
The other cable fixing portion 42 includes a main body 42a, a support 42b provided at one end of the main body 42a, and a detachable portion 42c provided at the other end of the main body 42a.
[0047]
The other end of the main body portion 41a of the one cable fixing portion 41 is supported by the support portion 42b of the other cable fixing portion 42. The detachable portion 41b of one cable fixing portion 41 is detachably fixed by hooking the detachable portion 42c of the other cable fixed portion 42 with its claw portion 41c.
Between one cable fixing part 41 and the other cable fixing part 42, one or a small number of optical fiber cords C are arranged.
[0048]
When one of the cable fixing portions 41 and the other cable fixing portion 42 are fixed, the cord fixing members 43 and 44 sandwich and fix one or a small number of optical fiber cords C between their facing surfaces. It has become. The cord fixing members 43 and 44 are formed of an elastic member, for example, rubber, in order to prevent the surface of the optical fiber cord C from being damaged.
[0049]
When attaching the cable identification tag 40 to the optical fiber cord C, if the attaching / detaching portion 41b of one cable fixing portion 41 and the attaching / detaching portion 42c of the other cable fixing portion 42 are fixed, release the fixation. After the detachable portion 41b and the detachable portion 42c are separated from each other and one or a small number of optical fiber cords C are arranged on the upper surface of the cord fixing member 44, the detachable portion 41b and the detachable portion 42c are joined, and the optical fiber cord C Is fixed between the cord fixing members 43 and 44.
[0050]
In this case, by fixing the optical fiber cord C between the pair of cable fixing portions 41 and 42, the cable identification tag 40 is held by the optical fiber cord C by the force for sandwiching the optical fiber cord C. The cable identification tag 40 does not fall off the optical fiber cord C. Therefore, the target optical fiber cord C can be easily extracted from the vast amount of optical fiber cords C by visually recognizing the one cable fixing portion 41 to which the seal 45 is attached.
[0051]
As described above, in the third embodiment, the target optical fiber cord C can be easily extracted from the huge amount of optical fiber cords C by visually recognizing the one cable fixing portion 41. Since it is possible, an enormous amount of optical fiber cords can be reliably managed.
[0052]
In each of the above-described embodiments, the cable identification tag is not limited to the optical fiber cord, and can be applied to a general cable such as an electric wire or a general linear body when a similar effect is obtained. .
[0053]
In the first embodiment, the identification code may be directly written on the spiral tube 11 without providing the identification code display plate 12 on the cable identification tag 10. In this case, since the identification code is described for each spiral tube 11, the optical fiber code C is managed by the identification code in units of one or a small number of cores. Can be.
[0054]
Further, in any of the second to fourth embodiments, the flat plate 21 of the cable identification tag 20, the plate-shaped portion 31 of the cable identification tag 30, or one of the cable fixing portions 41 of the cable identification tag 40. May be directly written with the identification code. In this case, the same effect as described above can be obtained by providing the identification code for each of the flat plate 21, the plate-shaped portion 31, and one of the cable fixing portions 41.
[0055]
In the third embodiment, the cable identification tag 30 may be formed integrally. In this case, when a large number of the cable identification tags 30 are manufactured, the manufacturability of the cable identification tags 30 is improved by integrally molding the cable identification tags 30, and the cost is increased because the cable identification tags 30 are manufactured in a large number. The effect that the property is improved is also obtained.
[0056]
【The invention's effect】
The cable identification tag of the present invention described above has the following advantages.
According to the first aspect of the present invention, the cable identification tag is attached without bending the cable, and the cable is not bent by the spiral tube when the cable passes through the inside of the spiral tube. And it is possible to prevent excessive bending of the cable after installation.
In addition, since the target cable can be easily extracted from the enormous amount of cables by visually recognizing the first display unit, the enormous amount of optical fiber cords can be reliably managed. .
[0057]
According to the second aspect of the present invention, the cable identification tag is held at two places by the two holding portions with respect to the cable, so that the plate-shaped portion is held with respect to the cable, so that a large amount of cables can be used. Thus, the target cable can be easily extracted by visually recognizing the second display portion provided on the plate-shaped portion, so that an enormous amount of optical fiber cords can be reliably managed.
[0058]
According to the invention according to claim 3, when an external force acts on the cable identification tag and one of the hooks is detached from the cable, the other hook does not fall off the cable and remains held by the cable. In this state, the information of the cable managed by the cable identification tag is managed without being lost, so that an enormous amount of optical fiber cords can be reliably managed.
[0059]
According to the fourth aspect of the present invention, the flat plate has lower rigidity than the cable, and when the flat plate is attached to the cable, the flat plate is elastically deformed to exert a restoring force on the cable, thereby pressing the holding portion against the cable. This allows the flat plate to be bent and attached to the cable without bending the cable itself during installation, and to be fixed to the cable without bending the cable itself even after installation. Therefore, it is possible to prevent the optical fiber cord from being excessively bent.
[0060]
According to the invention according to claim 5, a target cable can be easily extracted from a huge amount of cables by visually recognizing the third display portion provided on one of the cable fixing portions. As a result, an enormous amount of optical fiber cords can be reliably managed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a cable identification tag according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of a cable identification tag according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a perspective view of a cable identification tag according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a perspective view of a cable identification tag according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a sectional view of a cable identification tag according to a fourth embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
10,20,30,40 Identification tag for cable
11 Spiral tube
12 Identification code display board (first display unit)
13 gap
21 flat plate (plate-shaped part, second display part)
22, 23 Holder
22a, 23a Cutting part
31 plate-shaped part (second display part)
32, 33 Holder
41, 42 Cord fixing part