JP2004297318A - Electroacoustic transducer - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、いわゆる動電型の電気音響変換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、動電型の電気音響変換器は、ダイアフラムと、このダイアフラムに前端部が固定されたボイスコイルと、このボイスコイルの後端部を収容する筒状磁気間隙が形成された磁気回路ユニットとを備えてなっている。
【0003】
その際、例えば特許文献1に記載されているように、多くの電気音響変換器においては、ダイアフラムを保護するため、これを前方側から覆うカバーが設けられている。そして、このカバーには、ダイアフラムからの音を前方へ向けて放射するための放音孔が形成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−146487号公報
【発明が解決しようとする課題】
近年、携帯電話機等の携帯用通信機器においては、その液晶画面が大型化してきているので、これに搭載される電気音響変換器は、その小型化を図ることが要請されてきている。ところが、電気音響変換器を小型化すると、その最低共振周波数が上昇してしまい、所期の周波数特性を得ることができなくなってしまう。これに対し、ダイアフラムの膜厚を薄くして15μm以下の値に設定すれば、最低共振周波数の上昇を効果的に抑制することが可能となる。
【0005】
しかしながら、このようにダイアフラムを薄膜で構成した場合には、次のような問題がある。
【0006】
すなわち、折畳み式の携帯用通信機器においては、これを折り畳んだとき、大きな風圧が電気音響変換器のカバーの放音孔を介してそのダイアフラムに作用するが、このときダイアフラムが薄膜で構成されていると、風圧によってダイアフラムが過度に変形してしまう、という問題がある。そして、このようにダイアフラムが変形してしまうと、製造時に設定されている音響特性に狂いが生じてしまうおそれがある、という問題がある。
【0007】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、動電型の電気音響変換器において、そのダイアフラムを薄膜で構成した場合においても、風圧によってダイアフラムが過度に変形してしまうのを未然に防止することができる電気音響変換器を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、所定の変形防止構造を設けておくことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0009】
すなわち、本願発明に係る電気音響変換器は、
ダイアフラムと、このダイアフラムに前端部が固定されたボイスコイルと、このボイスコイルの後端部を収容する筒状磁気間隙が形成された磁気回路ユニットと、上記ダイアフラムを前方側から覆うようにして設けられ、該ダイアフラムからの音を前方へ向けて放射するための放音孔が形成されたカバーとを備えてなり、上記ダイアフラムの膜厚が15μm以下の値に設定された電気音響変換器において、
上記ダイアフラム、磁気回路ユニットおよびカバーのうち少なくとも1つに、上記放音孔を介して上記ダイアフラムに作用する風圧によって該ダイアフラムが過度に変形するのを防止する変形防止構造が設けられている、ことを特徴とするものである。
【0010】
上記「放音孔」は、単一であってもよいし、複数であってもよい。
【0011】
上記「変形防止構造」は、カバーの放音孔を介してダイアフラムに作用する風圧によってダイアフラムが過度に変形するのを防止することができるものであれば、その具体的な構成は特に限定されるものではない。
【0012】
上記「過度に変形する」とは、鳴動時の最大振幅を超えて、すぐには元のダイアフラム形状に復帰し得ないほど大きく変形することを意味するものである。
【0013】
【発明の作用効果】
上記構成に示すように、本願発明に係る電気音響変換器は、ダイアフラムと、このダイアフラムに前端部が固定されたボイスコイルと、このボイスコイルの後端部を収容する筒状磁気間隙が形成された磁気回路ユニットと、ダイアフラムを前方側から覆うようにして設けられ、該ダイアフラムからの音を前方へ向けて放射するための放音孔が形成されたカバーとを備えてなり、そのダイアフラムの膜厚が15μm以下の値に設定されているが、ダイアフラム、磁気回路ユニットおよびカバーのうち少なくとも1つに、放音孔を介してダイアフラムに作用する風圧によって該ダイアフラムが過度に変形するのを防止する変形防止構造が設けられているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0014】
すなわち、本願発明に係る電気音響変換器が搭載された折畳み式の携帯用通信機器において、使用後にこれを折り畳んだとき、電気音響変換器にはその放音孔を介してダイアフラムに大きな風圧が作用するが、電気音響変換器には変形防止構造が設けられているので、この風圧によってダイアフラムが過度に変形するのを防止することができる。
【0015】
このように本願発明によれば、動電型の電気音響変換器において、そのダイアフラムを薄膜で構成した場合においても、風圧によってダイアフラムが過度に変形してしまうのを未然に防止することができる。そしてこれにより、製造時に設定されている音響特性に狂いが生じてしまうおそれをなくすことができる。
【0016】
ところで、携帯用通信機器に搭載される電気音響変換器の多くは、そのダイアフラムにおいてボイスコイルの内周側に位置する内周側部分が略凸球面状に形成されているので、この内周側部分が風圧によって容易に略凹球面状に変形しやすくなる。
【0017】
そこで上記構成において、ダイアフラムが鳴動時の最大振幅を超えて所定量以上変形したとき、その内周側部分に当接するように設けられたダイアフラムストッパにより上記変形防止構造を構成するようにすれば、簡単な構成によりダイアフラムの変形防止を図ることができる。
【0018】
あるいは上記構成において、ダイアフラムの内周側部分の径方向断面形状を凹凸状に設定することにより上記変形防止構造を構成することも可能である。この変形防止構造においては、ダイアフラムの内周側部分の剛性を高めることができるので、これにより該内周側部分が過度に変形してしまうのを防止することができる。このような変形防止構造を採用した場合にも、簡単な構成によりダイアフラムの変形防止を図ることができる。なお、ダイアフラムにおいて特に変形しやすいのは内周側部分であるが、ボイスコイルの外周側に位置する外周側部分についても径方向断面形状を凹凸状に設定するようにすれば、ダイアフラムの変形防止を一層確実に図ることができる。
【0019】
このようにする代わりに、ダイアフラムの内周側部分を略凹球面状に形成することにより上記変形防止構造を構成することも可能である。この変形防止構造においては、ダイアフラムの内周側部分を最初から略凹球面状に形成しておくことにより該内周側部分が過度に変形してしまうのを防止することができる。このような変形防止構造を採用した場合にも、簡単な構成によりダイアフラムの変形防止を図ることができる。
【0020】
また上記構成において、ダイアフラムからの音を前方へ向けて放射するための放音孔を、カバーにおいてボイスコイルの前方に位置する環状部位に形成することにより、上記変形防止構造を構成することも可能である。この変形防止構造においては、ダイアフラムにおいて比較的剛性が高い部分に風圧を作用させることにより、その内周側部分および外周側部分が過度に変形してしまうのを防止することができる。このような変形防止構造を採用した場合には、放音孔の形成位置を工夫するだけの簡単な構成によりダイアフラムの変形防止を図ることができる。
【0021】
あるいは上記構成において、放音孔をカバーの周壁部に形成することにより、上記変形防止構造を構成することも可能である。この変形防止構造においては、ダイアフラムに対して面直方向に直接大きな風圧が作用しないようにすることにより、その内周側部分および外周側部分が過度に変形してしまうのを防止することができる。このような変形防止構造を採用した場合にも、放音孔の形成位置を工夫するだけの簡単な構成によりダイアフラムの変形防止を図ることができる。
【0022】
また上記構成において、ダイアフラムが鳴動時の最大振幅を超えて所定量以上変形したとき、ボイスコイルの後端部に後方側から当接するように設けられたボイスコイルストッパにより、上記変形防止構造またはその一部を構成するようにすれば、ダイアフラム全体が大きく変形して該ダイアフラムに無理な力が作用するのを未然に防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
【0024】
図1は、本願発明の一実施形態に係る電気音響変換器10を、上向きに配置した状態で示す側断面図であり、図2は、その平面図である。
【0025】
これらの図に示すように、本実施形態に係る電気音響変換器10は、外径が5〜20mm程度の外径を有する動電型の電気音響変換器であって、折畳み式の携帯電話機等の携帯用通信機器に搭載された状態でレシーバあるいはスピーカとして使用されるようになっている。
【0026】
この電気音響変換器10は、ダイアフラム12と、このダイアフラム12の外周縁部12aを支持するフレーム14と、前端部がダイアフラム12の環状平坦部12bに固定されたボイスコイル16と、このボイスコイル16の後端部を収容する筒状磁気間隙が形成された磁気回路ユニット18と、ダイアフラム12を前方側から覆うカバー20とを備えてなっている。
【0027】
ダイアフラム12は、その膜厚が15μm以下の値(例えば10μm程度)に設定されている。このダイアフラム12において環状平坦部12bの内周側に位置する内周側部分12Aは、凸球面状に形成されており、環状平坦部12bの外周側に位置する外周側部分12Bは、その径方向断面形状が凸円弧状に設定されている。そして、このダイアフラム12は、電気音響変換器10の鳴動時に、図1において2点鎖線で示す最大振幅の範囲内で振動するようになっている。
【0028】
フレーム14は、リング状に形成されており、その外周端部には環状フランジ部14aが形成されている。そして、このフレーム14における環状フランジ部14aの内周側には、ダイアフラム12を支持するダイアフラム支持部14bが形成されており、このダイアフラム支持部14bの内周側には、周方向複数箇所に複数の放音孔14cが形成されている。なお、このフレーム14には、ボイスコイル16のコイル端末が導通固定された1対の端子プレート28が埋設固定されている。
【0029】
磁気回路ユニット18は、略トレー状に形成された鋼製のベース22と、比較的厚い円板状に形成されたマグネット24と、比較的薄い円板状に形成された鋼製のヨーク26とからなり、そのベース22の外周部においてフレーム14の内周端部に固定されている。
【0030】
カバー20は、略逆トレー状に形成された鋼製板で鋼製されており、その外周縁部においてフレーム14のダイアフラム支持部14bに固定されている。このカバー20の中心部には、ダイアフラム12からの音を前方へ向けて放射するための円形の放音孔20aが形成されている。
【0031】
本実施形態においては、磁気回路ユニット18におけるヨーク26の中心部上面に、小径の円板状に形成された合成樹脂製のダイアフラムストッパ30が設けられている。このダイアフラムストッパ30は、ダイアフラム12が鳴動時の最大振幅を超えて所定量以上変形したとき、その内周側部分12Aに当接して、ダイアフラム12が過度に変形するのを防止する変形防止構造として機能するようになっている。
【0032】
また本実施形態においては、磁気回路ユニット18におけるベース22の周壁内面下端部にリング状に形成された合成樹脂製のボイスコイルストッパ32が、もう1つの変形防止構造として設けられている。このボイスコイルストッパ32は、ダイアフラム12が鳴動時の最大振幅を超えて所定量以上変形したとき、ボイスコイル16の後端部に後方側から当接するようになっている。
【0033】
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
【0034】
本実施形態に係る電気音響変換器10は、上述したように折畳み式の携帯用通信機器に搭載された状態で、レシーバあるいはスピーカとして使用されるようになっているが、このような携帯用通信機器において使用後にこれを折り畳んだとき、電気音響変換器10には、そのカバー20の放音孔20aを介してダイアフラム12に大きな風圧が作用する。その際、このダイアフラム12は薄膜で構成されているので、その凸球面状の内周側部分12Aが風圧によって凹球面状に変形しようとする。
【0035】
しかしながら本実施形態においては、ヨーク26の中心部に設けられたダイアフラムストッパ30が、変形しようとする内周側部分12Aの中心部位に当接してそれ以上の変形を防止するようになっているので、これにより内周側部分12Aが凹球面状に変形してしまうのを未然に防止することができる。
【0036】
このように本実施形態によれば、ダイアフラムストッパ30が変形防止構造として設けられているので、ダイアフラム12が薄膜で構成されているにもかかわらず、風圧によってダイアフラム12が過度に変形してしまうのを未然に防止することができる。そしてこれにより、製造時に設定されている音響特性に狂いが生じてしまうおそれをなくすことができる。
【0037】
しかも本実施形態においては、ベース22の周壁内面下端部に設けられたボイスコイルストッパ32が、ボイスコイル16の後端部に後方側から当接して、ダイアフラム12が後方へ大きく変形するのを防止するようになっているので、これによりダイアフラム12が予期しない変形をしたり、ダイアフラム12に無理な力が作用してしまうのを未然に防止することができる。
【0038】
なお本実施形態においては、ダイアフラムストッパ30が、円板状に形成されておりヨーク26の中心部上面に設けられているが、ダイアフラム12が鳴動時の最大振幅を超えて所定量以上変形したときその内周側部分12Aに当接し得るように構成されたものであれば、これ以外の形状や配置を採用してもよいことはもちろんである。
【0039】
また本実施形態においては、ダイアフラムストッパ30およびボイスコイルストッパ32の材質が合成樹脂であるものとして説明したが、その具体的材質については、特に限定されるものではなく、例えばシリコーン樹脂やサーモエラストマ等の軟質樹脂が採用可能である。あるいは、硬質樹脂を採用することも可能であり、また、例えばゴムや金属等のような合成樹脂以外の材質を採用することも可能である。
【0040】
図3は、上記実施形態の第1変形例を示す、図1と同様の図である。
【0041】
この図に示すように、本変形例においては、上記実施形態のようなダイアフラムストッパ30は設けられておらず、代わりに、ダイアフラム12の内周側部分12Aの径方向断面形状が凹凸状に設定されており、これにより変形防止構造を構成するようになっている。また本変形例においては、ダイアフラム12の外周側部分12Bについても、その径方向断面形状が凹凸状に設定されている。なお本変形例においても、電気音響変換器10の基本的構成は上記実施形態と同様であり、またボイスコイルストッパ32が設けられている点も上記実施形態と同様である。
【0042】
本変形例の変形防止構造においては、ダイアフラム12の内周側部分12Aの剛性を高めることにより該内周側部分12Aが過度に変形してしまうのを防止することができる。このような変形防止構造を採用した場合にも、簡単な構成によりダイアフラム12の変形防止を図ることができる。また本変形例においては、ダイアフラム12の外周側部分12Bについても、その剛性を高めることができるので、ダイアフラム12の変形防止を一層確実に図ることができる。
【0043】
図4は、上記実施形態の第2変形例を示す、図1と同様の図である。
【0044】
この図に示すように、本変形例においては、上記実施形態のように放音孔20aがカバー20の中央部ではなく、カバー20においてボイスコイル16の前方に位置する環状部位に形成されており、これにより変形防止構造を構成するようになっている。その際、放音孔20aは周方向に所定間隔をおいて複数個形成されている。なお本変形例においても、電気音響変換器10の基本的構成は上記実施形態と同様であり、またボイスコイルストッパ32が設けられている点も上記実施形態と同様である。
【0045】
本変形例の変形防止構造においては、カバー20においてボイスコイル16の前方に位置する環状部位に放音孔20aが形成されていることにより、ダイアフラム12において比較的剛性が高い環状平坦部12bに風圧を作用させることができるので、その内周側部分12Aおよび外周側部分12Bが過度に変形してしまうのを防止することができる。このように本変形例においては、放音孔20aの形成位置を工夫するだけの簡単な構成によりダイアフラム12の変形防止を図ることができる。
【0046】
図5は、上記実施形態の第3変形例を示す、図1と同様の図である。
【0047】
この図に示すように、本変形例においては、放音孔20aがカバー20の中央部ではなく周壁部に形成されており、これにより変形防止構造を構成するようになっている。その際、放音孔20aは周方向に所定間隔をおいて複数個形成されている。なお本変形例においても、電気音響変換器10の基本的構成ついては上記実施形態と同様であり、またボイスコイルストッパ32が設けられている点についても上記実施形態と同様である。
【0048】
本変形例の変形防止構造においては、カバー20の周壁部に放音孔20aが形成されていることにより、ダイアフラム12に対して面直方向に直接大きな風圧が作用しないようにすることができるので、その内周側部分12Aおよび外周側部分12Bが過度に変形してしまうのを防止することができる。このように本変形例においても、放音孔20aの形成位置を工夫するだけの簡単な構成によりダイアフラム12の変形防止を図ることができる。
【0049】
図6は、上記実施形態の第4変形例を示す、図1と同様の図である。
【0050】
この図に示すように、本変形例においては、ダイアフラム12の内周側部分12Aが凹球面状に形成されており、これにより変形防止構造を構成するようになっている。
【0051】
上記実施形態においては、その磁気回路ユニット18が、ボイスコイル16の内周側にマグネット24が配置された内磁型ユニットとして構成されているが、本変形例においては、ボイスコイル16の外周側にマグネット24が配置された外磁型ユニットとして構成されている。これ以外の構成については、ボイスコイルストッパ32が設けられている点も含めて上記実施形態と同様である。
【0052】
本変形例の変形防止構造においては、ダイアフラム12の内周側部分12Aが最初から凹球面状に形成されているので、放音孔20aを介してダイアフラム12に大きな風圧が作用しても、略凸球面状のものと違い、物理的に凹方向へのそれ以上の変形が難しいため、その内周側部分12Aが過度に変形してしまうのを防止することができる。このような変形防止構造を採用した場合にも、簡単な構成によりダイアフラム12の変形防止を図ることができる。
【0053】
なお本変形例においては、磁気回路ユニット18が外磁型ユニットとして構成されているので、ダイアフラム12の内周側部分12Aが凹球面状に形成されていても、鳴動時に内周側部分12Aが磁気回路ユニット18と干渉してしまうのを容易に回避することができる。
【0054】
ところで上記実施形態および各変形例においては、その各々の変形防止構造のほかに、ボイスコイルストッパ32がもう1つの変形防止構造として設けられているものとして説明したが、このボイスコイルストッパ32が設けられていない構成とした場合においても、ダイアフラム12において特に変形しやすい内周側部分12Aについて、これが過度に変形してしまうのを未然に防止することができる。
【0055】
あるいは上記実施形態および各変形例において、その各々の変形防止構造が設けられていない構成としても、ボイスコイルストッパ32が設けられた構成とすれば、ダイアフラム12全体が大きく変形して該ダイアフラム12に無理な力が作用するのを未然に防止することができる。
【0056】
また、上記実施形態および各変形例の変形防止構造を適宜組み合わせて用いるようにすることも可能である。このようにした場合には、ダイアフラム12の変形防止を一層効果的に図ることができる。
【0057】
さらに、上記実施形態および各変形例に係る電気音響変換器10においては、ダイアフラム12の外形形状が円形であるものとして説明したが、例えば楕円形や角形等の円形以外の外形形状を有するダイアフラムを備えた電気音響変換器においても、上記実施形態および各変形例と同様の構成を採用することにより、これらと同様の作用効果を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る電気音響変換器を上向きに配置した状態で示す側断面図
【図2】上記電気音響変換器を上向きに配置した状態で示す平面図
【図3】上記実施形態の第1変形例を示す、図1と同様の図
【図4】上記実施形態の第2変形例を示す、図1と同様の図
【図5】上記実施形態の第3変形例を示す、図1と同様の図
【図6】上記実施形態の第4変形例を示す、図1と同様の図
【符号の説明】
10 電気音響変換器
12 ダイアフラム
12A 内周側部分
12B 外周側部分
12a 外周縁部
12b 環状平坦部
14 フレーム
14a 環状フランジ部
14b ダイアフラム支持部
14c 放音孔
16 ボイスコイル
18 磁気回路ユニット
20 カバー
20a 放音孔
22 ベース
24 マグネット
26 ヨーク
28 端子プレート
30 ダイアフラムストッパ
32 ボイスコイルストッパ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a so-called electrodynamic electroacoustic transducer.
[0002]
[Prior art]
In general, an electro-dynamic electroacoustic transducer includes a diaphragm, a voice coil having a front end fixed to the diaphragm, and a magnetic circuit unit having a cylindrical magnetic gap for accommodating a rear end of the voice coil. It is equipped with.
[0003]
At that time, as described in Patent Document 1, for example, many electroacoustic transducers are provided with a cover that covers the diaphragm from the front side in order to protect the diaphragm. The cover has a sound emission hole for emitting sound from the diaphragm toward the front.
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-11-146487 [Problems to be Solved by the Invention]
2. Description of the Related Art In recent years, liquid crystal screens of portable communication devices such as mobile phones have been increasing in size, and it has been demanded to reduce the size of electro-acoustic transducers mounted thereon. However, when the size of the electroacoustic transducer is reduced, its lowest resonance frequency is increased, and the desired frequency characteristics cannot be obtained. On the other hand, if the thickness of the diaphragm is reduced and set to a value of 15 μm or less, it is possible to effectively suppress the rise of the lowest resonance frequency.
[0005]
However, when the diaphragm is formed of a thin film as described above, there are the following problems.
[0006]
That is, in a folding portable communication device, when it is folded, large wind pressure acts on the diaphragm through the sound emission hole of the cover of the electro-acoustic transducer, and at this time, the diaphragm is formed of a thin film. In such a case, there is a problem that the diaphragm is excessively deformed by wind pressure. Then, when the diaphragm is deformed in this way, there is a problem that the acoustic characteristics set at the time of manufacture may be deviated.
[0007]
The present invention has been made in view of such circumstances, and in the case of the electrodynamic electroacoustic transducer, even when the diaphragm is formed of a thin film, the diaphragm is excessively deformed by wind pressure. It is an object of the present invention to provide an electro-acoustic transducer that can prevent the occurrence of the problem.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention achieves the above object by providing a predetermined deformation preventing structure.
[0009]
That is, the electroacoustic transducer according to the present invention is:
A diaphragm, a voice coil having a front end fixed to the diaphragm, a magnetic circuit unit having a cylindrical magnetic gap for accommodating a rear end of the voice coil, and provided so as to cover the diaphragm from the front side. A cover provided with a sound emission hole for emitting sound from the diaphragm toward the front, wherein the film thickness of the diaphragm is set to a value of 15 μm or less,
At least one of the diaphragm, the magnetic circuit unit, and the cover is provided with a deformation preventing structure for preventing the diaphragm from being excessively deformed by wind pressure acting on the diaphragm via the sound emission hole. It is characterized by the following.
[0010]
The “sound emission hole” may be single or plural.
[0011]
The specific configuration of the “deformation prevention structure” is not particularly limited as long as it can prevent the diaphragm from being excessively deformed by wind pressure acting on the diaphragm via the sound emission hole of the cover. Not something.
[0012]
The term "excessive deformation" means that the deformation exceeds the maximum amplitude at the time of sounding and is so deformed that it cannot immediately return to the original diaphragm shape.
[0013]
Effects of the Invention
As shown in the above configuration, the electro-acoustic transducer according to the present invention has a diaphragm, a voice coil having a front end fixed to the diaphragm, and a cylindrical magnetic gap for accommodating a rear end of the voice coil. A magnetic circuit unit and a cover provided so as to cover the diaphragm from the front side and having a sound emission hole for emitting sound from the diaphragm toward the front, and a membrane of the diaphragm. Although the thickness is set to a value of 15 μm or less, at least one of the diaphragm, the magnetic circuit unit, and the cover prevents the diaphragm from being excessively deformed by wind pressure acting on the diaphragm through the sound emission hole. Since the deformation preventing structure is provided, the following operation and effect can be obtained.
[0014]
That is, in a foldable portable communication device equipped with the electroacoustic transducer according to the present invention, when it is folded after use, a large wind pressure acts on the diaphragm via the sound emission hole in the electroacoustic transducer. However, since the electroacoustic transducer is provided with the deformation preventing structure, the wind pressure can prevent the diaphragm from being excessively deformed.
[0015]
As described above, according to the present invention, in the electrodynamic electroacoustic transducer, even when the diaphragm is formed of a thin film, it is possible to prevent the diaphragm from being excessively deformed by wind pressure. As a result, it is possible to eliminate the possibility that the acoustic characteristics set at the time of manufacturing will be out of order.
[0016]
By the way, most of the electro-acoustic transducers mounted on portable communication devices have a diaphragm whose inner peripheral portion located on the inner peripheral side of the voice coil is formed in a substantially convex spherical shape. The portion is easily deformed into a substantially concave spherical shape by wind pressure.
[0017]
Therefore, in the above configuration, when the diaphragm is deformed by a predetermined amount or more beyond the maximum amplitude at the time of sounding, the deformation preventing structure may be configured by a diaphragm stopper provided so as to contact an inner peripheral portion thereof. With a simple configuration, it is possible to prevent deformation of the diaphragm.
[0018]
Alternatively, in the above configuration, the deformation preventing structure can be configured by setting the radial cross-sectional shape of the inner peripheral side portion of the diaphragm to be uneven. In this deformation prevention structure, since the rigidity of the inner peripheral side portion of the diaphragm can be increased, it is possible to prevent the inner peripheral side portion from being excessively deformed. Even when such a deformation preventing structure is employed, the deformation of the diaphragm can be prevented with a simple configuration. The inner peripheral portion of the diaphragm is particularly susceptible to deformation, but the outer peripheral portion located on the outer peripheral side of the voice coil can be prevented from deforming by setting the radial cross-sectional shape to be uneven. Can be achieved more reliably.
[0019]
Instead of this, it is also possible to configure the above-described deformation preventing structure by forming the inner peripheral side portion of the diaphragm into a substantially concave spherical shape. In this deformation prevention structure, the inner peripheral side portion of the diaphragm is formed into a substantially concave spherical shape from the beginning, so that the inner peripheral side portion can be prevented from being excessively deformed. Even when such a deformation preventing structure is employed, the deformation of the diaphragm can be prevented with a simple configuration.
[0020]
In the above configuration, it is also possible to form the above-described deformation preventing structure by forming a sound emission hole for emitting sound from the diaphragm toward the front in an annular portion of the cover located in front of the voice coil. It is. In this deformation prevention structure, by applying a wind pressure to a relatively rigid portion of the diaphragm, it is possible to prevent the inner peripheral portion and the outer peripheral portion from being excessively deformed. When such a deformation preventing structure is employed, the deformation of the diaphragm can be prevented by a simple configuration in which the position of the sound emission hole is simply devised.
[0021]
Alternatively, in the above configuration, it is possible to form the above-described deformation preventing structure by forming a sound emission hole in the peripheral wall portion of the cover. In this deformation prevention structure, by preventing a large wind pressure from acting directly on the diaphragm in the direction perpendicular to the surface, it is possible to prevent the inner peripheral portion and the outer peripheral portion from being excessively deformed. . Even when such a deformation preventing structure is employed, the deformation of the diaphragm can be prevented by a simple configuration merely devising the position of the sound emission hole.
[0022]
Further, in the above configuration, when the diaphragm is deformed by a predetermined amount or more beyond the maximum amplitude at the time of sounding, the voice coil stopper provided to abut on the rear end of the voice coil from the rear side, the deformation preventing structure or the deformation preventing structure. If a part of the diaphragm is formed, it is possible to prevent the entire diaphragm from being greatly deformed and an excessive force from acting on the diaphragm.
[0023]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0024]
FIG. 1 is a side sectional view showing an
[0025]
As shown in these drawings, the
[0026]
The
[0027]
The film thickness of the
[0028]
The
[0029]
The
[0030]
The
[0031]
In the present embodiment, a
[0032]
In the present embodiment, a ring-shaped synthetic resin
[0033]
Next, the operation and effect of the present embodiment will be described.
[0034]
The
[0035]
However, in the present embodiment, the
[0036]
As described above, according to the present embodiment, since the
[0037]
Moreover, in the present embodiment, the
[0038]
In the present embodiment, the
[0039]
Further, in the present embodiment, the material of the
[0040]
FIG. 3 is a view similar to FIG. 1 showing a first modification of the above embodiment.
[0041]
As shown in this figure, in the present modification, the
[0042]
In the deformation preventing structure of the present modification, by increasing the rigidity of the inner
[0043]
FIG. 4 is a view similar to FIG. 1, illustrating a second modification of the above embodiment.
[0044]
As shown in this figure, in the present modified example, the
[0045]
In the deformation preventing structure according to the present modification, the sound
[0046]
FIG. 5 is a view similar to FIG. 1, showing a third modification of the above embodiment.
[0047]
As shown in this figure, in the present modification, the
[0048]
In the deformation preventing structure according to the present modification, since the
[0049]
FIG. 6 is a view similar to FIG. 1, illustrating a fourth modification of the above embodiment.
[0050]
As shown in this figure, in the present modification, the inner
[0051]
In the above embodiment, the
[0052]
In the deformation preventing structure of the present modification, the inner
[0053]
In this modification, since the
[0054]
By the way, in the above-mentioned embodiment and each modification, in addition to the respective deformation preventing structures, the
[0055]
Alternatively, in the above-described embodiment and each modified example, if the
[0056]
Further, it is also possible to appropriately combine and use the deformation preventing structures of the above embodiment and each modification. In this case, the deformation of the
[0057]
Further, in the electro-
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side cross-sectional view showing an electroacoustic transducer according to an embodiment of the present invention arranged upward; FIG. 2 is a plan view showing the electroacoustic transducer arranged upward; FIG. 4 is a view similar to FIG. 1 showing a first modification of the above embodiment. FIG. 4 is a view similar to FIG. 1 showing a second modification of the above embodiment. FIG. 5 is a third modification of the above embodiment. FIG. 6 is a view similar to FIG. 1, showing a fourth modification of the above embodiment.
Claims (7)
上記ダイアフラム、磁気回路ユニットおよびカバーのうち少なくとも1つに、上記放音孔を介して上記ダイアフラムに作用する風圧によって該ダイアフラムが過度に変形するのを防止する変形防止構造が設けられている、ことを特徴とする電気音響変換器。A diaphragm, a voice coil having a front end fixed to the diaphragm, a magnetic circuit unit having a cylindrical magnetic gap for accommodating a rear end of the voice coil, and provided so as to cover the diaphragm from the front side. A cover provided with a sound emission hole for emitting sound from the diaphragm toward the front, wherein the film thickness of the diaphragm is set to a value of 15 μm or less,
At least one of the diaphragm, the magnetic circuit unit, and the cover is provided with a deformation preventing structure for preventing the diaphragm from being excessively deformed by wind pressure acting on the diaphragm via the sound emission hole. An electroacoustic transducer characterized by the above-mentioned.
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- 2003-03-26 JP JP2003085206A patent/JP2004297318A/en active Pending
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