JP2004297108A - ホームネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来は、ネットワーク上の複数の機器間で連携動作を行うには、各機器の機能に基づいて、コントローラのプログラムが予め作られている必要があり、想定外の機器がネットワークに接続された場合には連携動作は不可能である。
【解決手段】コントローラ4は、ネットワーク5上の照明装置1、BGM再生装置2、スピーカ3の連携した動作により具現化される所望の雰囲気状態を示す抽象的な内容のコマンドをネットワーク5へブロードキャストに発行する。コマンドの抽象化レベルが高いときには、照明装置1が暗めで照明し、BGM再生装置2が静かな曲調の楽曲Aを再生し、スピーカ3が小さめの音量で再生音を発音するため、全体として落ち着いた雰囲気が得られる。コマンドの抽象化レベルが低いときには、室内は明るめの照明下で、明るい曲調の楽曲Cの再生音が大きめの音量でスピーカ3から発音されている状態の、明るい雰囲気が得られる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はホームネットワークシステムに係り、特に家庭内の複数の機器が互いにネットワークによって接続されて動作制御されるホームネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭内の複数の機器、例えばパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)やファクシミリ装置等の情報機器、テレビジョン受像機、ビデオデッキ、光ディスク装置等のAV機器、照明装置等の家電機器をネットワークによって接続したホームネットワークシステムにおいて、複数の家庭内機器に対して相互に連携動作制御を行うため、例えばAV機器で主に使用されるIEEE1394インターフェイスでは、AV/Cコマンドセットと呼ばれる機器制御のための一連のコマンドが規格化されており、これらのコマンドを被制御機器へ発行することによって被制御機器の制御が行われる。
【0003】
このようなホームネットワークシステムでは、ユーザーが操作する機器、あるいはプログラムによって制御される機器から他の機器に対して具体的な動作を指示するコマンド、例えばビデオデッキであれば、「録画」や「再生」というコマンドを相手機器に対して直接発行する事によって制御を行う。
【0004】
また、被制御機器の特性に合わせた操作画面を表示する事により、単一の機器を制御する柔軟性の高い方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、この特許文献1には、ネットワークによって接続された複数の電子機器同士で互いに制御を行うための電子機器の制御方法であって、自分自身の動作を制御する制御コードを含むHTML(Hyper Text Markup Language)データを送出するWWW(World Wide Web)サーバ機能を備えた第1の電子機器に対して、このHTMLデータにアクセスするWWWブラウザ機能を備えた第2の電子機器からアクセスして、第2の電子機器によって第1の電子機器の動作を制御するホームネットワークシステムが開示されている。
【0005】
これにより、家庭内の各機器にWWWサーバ機能を内蔵することにより、パソコンやインターネットアクセス機能付きテレビ(以下、インターネットTVという)等のWWWブラウザ機能を持つ第2の電子機器から、インターネットにアクセスするのと同じ操作方法で家庭内の各機器(第1の電子機器)の動作制御ができる。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−191463号公報(第2頁)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ホームネットワーク環境では、家庭内の複数の機器が自動的に連携動作し、適切な状態を自動的に作り出すことがネットワーク化の目的の一つである。例えば、ユーザーが居室内の雰囲気を設定する機能を考えた場合、「落ち着いた雰囲気」を所望した時には、BGM再生装置が適切な音楽を再生し、照明装置が明るさを調整する、などの複数機器間の連動が自動的に行われる事が望ましい。
【0008】
しかしながら、このような連携動作を機器間で行うためには、ユーザーが所望の雰囲気を指定するためのコントローラが、予めプログラムされている必要があり、指定の雰囲気に対するBGM再生装置が再生する楽曲、また指定の雰囲気に対する照明装置の明るさなどの情報を持ち、指定に応じた具体的動作をBGM再生装置や照明装置にネットワークを通じて指示する必要がある。
【0009】
このため、このような連携動作を複数の機器間で行うには、ネットワーク上の各機器がどのような機能を持っているかに基づいて、コントローラのプログラムが予め作られている必要があり、想定外の機器がネットワークに接続された場合には連携動作は不可能である。
【0010】
一方、特許文献1記載の従来のホームネットワークシステムでは、機器の詳細な動作を指示するための特定のコマンドが予め定められているわけでもないが、操作の対象は操作側機器(第2の電子機器)と直接接続関係を持っている一台の機器(第1の電子機器)だけであり、何らかのユーザーの操作により、複数の機器を連動して制御することについては考慮されていない。
【0011】
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、連携動作のためのコマンドとして機器の具体的動作ではなく抽象化した意味をそのまま伝達し、コマンドの解釈をネットワークに接続された各機器自身に委ねるという手段を用いることにより、ネットワーク環境での連携動作を可能にしたホームネットワークシステムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、互いにネットワークによって接続されており、入力されたコマンドを互いに独立して解釈し、自装置に予め定められた動作状態に対応付けて動作する、家庭内に設置された複数の被制御機器と、複数の被制御機器と同じ家庭内に設置されてネットワークによって接続されており、複数の被制御機器にネットワークを介してコマンドをブロードキャストに発行して複数の被制御機器を同時に制御するコントローラとを有し、コントローラは、コマンドとして、複数の被制御機器の連携した動作により具現化される所望の雰囲気状態を示す抽象的な内容のコマンドを発行し、複数の被制御機器を所望の雰囲気状態に対応した動作状態にそれぞれ制御することを特徴とする。
【0013】
この発明では、コントローラが発行する抽象的な内容のコマンドをネットワークを介して複数の被制御機器が同時に受信してそれぞれ独立に解釈し、複数の被制御機器がそれぞれ解釈した結果に基づいた動作を独立に行うようにしたため、複数の被制御機器の各動作からなる連携した一つの動作により、発行された前記コマンドの抽象的な内容に対応した所望の雰囲気状態を具現化することができる。
【0014】
また、本発明は上記の目的を達成するため、コントローラは、内容の抽象化のレベルが異なる予め定められた複数のコマンドの中から任意に選択された一のコマンドを、複数の被制御機器にブロードキャストに発行する手段を有し、複数の被制御機器は、ネットワークを介して入力されたコマンドの抽象化のレベルが低いコマンドほど優先して処理することを特徴とする。
【0015】
この発明では、複数の被制御機器がネットワークを介して入力されたコマンドの抽象化のレベルが低いコマンドほど優先して処理するようにしたため、複数の被制御機器が前回のコマンド入力に基づいてそれぞれ動作中であっても、今回入力されたコマンドの抽象化のレベルが、前回入力されたコマンドの抽象化レベルよりも低い時には、今回入力されたコマンドの優先処理を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になるホームネットワークシステムの一実施の形態のシステム構成図を示す。同図において、同一家庭内にある照明装置1、BGM再生装置2、スピーカ3及びコントローラ4が互いにネットワーク5に接続されてホームネットワークシステムが構築されている。
【0017】
上記の照明装置1は部屋の照明を行う装置であり、ネットワーク5を介して入力されるコマンドによって、照明光の明るさが可変制御される構成とされている。また、BGM再生装置2は、複数の楽曲が蓄積された記録媒体を再生する音楽再生装置であり、その出力はスピーカ3に接続されている。BGM再生装置2はネットワーク5を介して入力されるコマンドにより、再生する楽曲が設定できる構成とされている。また、スピーカ3はネットワーク5を介して入力されるコマンドにより、出力する音量が可変設定される構成である。
【0018】
更に、コントローラ4は、ユーザーが直接操作可能なスイッチを内蔵しており、スイッチにより入力された部屋の雰囲気などに応じたコマンドをネットワーク5へ出力する制御装置である。上記の部屋の雰囲気の例としては、「落ち着いた雰囲気」や「明るい雰囲気」などがある。
【0019】
ここで、上記のコントローラ4が出力するコマンドは、同じネットワーク5に接続された照明装置1、BGM再生装置2及びスピーカ3の各動作を具体的に、かつ、個別に指示するコマンドと、これらの各機器の連携動作により、室内を所望の雰囲気状態とするために、同時に送出される(すなわち、ブロードキャスト伝送される)、抽象化された内容のコマンド(以下、抽象コマンドともいう)とがある。この抽象コマンドにより照明装置1、BGM再生装置2及びスピーカ3は同時に動作が制御される。
【0020】
本実施の形態では、抽象コマンドの抽象化レベルとして3段階を使用する。最も低い抽象化レベル(レベル0)は、各機器の具体的な動作を規定する。例えば、BGM再生装置2に対しては楽曲の選択、再生/停止の制御などが可能である。
【0021】
中間の抽象化レベル(レベル1)は、部屋全体の音量調整、部屋全体の明るさの調整などを規定する。このレベル1の抽象コマンドは、特に対象となる機器を特定せず、ブロードキャストで全ての機器、すなわち、照明装置1、BGM再生装置2及びスピーカ3に伝送される。例えば、音量設定は各機器が自身が音を発生させる機能を持っている場合はその強さを調整するものである。
【0022】
最も高い抽象化レベル(レベル2)は、部屋全体の雰囲気設定を規定する。本実施の形態では、このレベル2の抽象コマンドは、「落ち着いた雰囲気」−「明るい雰囲気」というようなパラメータを持ち、レベル1の抽象コマンドと同様に、対象機器を特定せずブロードキャストで伝送される。
【0023】
これにより、例えば、BGM再生装置2の場合、図2に示すように、レベル0の抽象コマンドが入力されたときには、レベル0のコマンドのパラメータが楽曲番号であり、指示された曲目の設定を直接的に行うが、レベル1の抽象コマンドが入力されたときには、パラメータがジャンル番号であり、曲目のジャンルによる設定が可能であり、具体的な楽曲の指定は装置が自動的に行う。
【0024】
また、レベル2の抽象コマンドが入力されたときには、「雰囲気の明るさ」というコマンドの内容と明るさの程度が0−100の範囲のいずれかを示すパラメータに基づき、BGM再生装置2は、指定された部屋の雰囲気の明るさに最も適合した曲目を自動選択して再生する。従って、上記の場合は、どのレベルの抽象コマンドでも、BGM再生装置2が再生する楽曲が決定される事になる。
【0025】
また、各抽象コマンドについては、設定の開始および終了の2種のコマンドによって設定が有効な期間が設定される。更に、抽象化レベルの異なる抽象コマンドが同時に送られた場合、抽象コマンドの抽象化レベルが低い程優先的に処理され、また、各機器内で抽象化レベル毎に保持される。すなわち、より具体的な抽象コマンドを使用する事により、抽象化レベルの高い抽象コマンドによる設定を上書きする事ができる。
【0026】
これにより、例えば、スピーカ3では、各レベルの抽象コマンドを受け取った場合、図3のようになる。同図において、レベル2の抽象コマンドで「落ち着いた雰囲気」を指定して比較的小さな音量で再生音を発音している期間Iの途中の時刻t1で、ユーザーの直接的な指示により現在よりも低いレベル1の抽象コマンドがコントローラ4から送出された場合は、IIで示すように比較的大なる音量20で再生音が発音され、その途中の時刻t2で、ユーザーの直接的な指示により最も低いレベル0の抽象コマンドがコントローラ4から送出された場合は、IIIで示すように大なる音量60で再生音が発音される。
【0027】
その後、レベル0の抽象コマンドによる各機器の制御が時刻t3で終了すると、スピーカ3の音量は図3にIVで示すように、レベル0の抽象コマンド入力直前のレベル1の抽象コマンドの音量20に復帰する。その後、レベル1の抽象コマンドによる各機器の制御が時刻t4で終了すると、スピーカ3の音量は図3にVで示すように、レベル1の抽象コマンド入力直前のレベル2の抽象コマンドの音量に復帰する。このように、「落ち着いた雰囲気」を指定している最中でも、ユーザーの直接的な指示により、曲調の違う楽曲を演奏するなどの操作が可能になる。
【0028】
その他の照明装置1及びBGM再生装置2も上記と同様に、その機器の具体的動作を直接指定するレベル0のコマンド、音量の設定、明るさの設定というレベル1のコマンド、雰囲気の明るさを設定するレベル2のコマンドをそれぞれ受け付けることができる。例えば、照明装置1であれば、レベル0の抽象コマンドによる、明るさの設定、レベル1の抽象コマンドによる明るさの設定、レベル2の抽象コマンドの雰囲気の明るさから、照明装置1が独自に決定する明るさの設定が可能である。なお、サポートしない機能、たとえば、照明装置1に対する音量の設定は無視される。
【0029】
また、図1において、コントローラ4は、各機器に対して具体的動作を示すコマンドを発行する機能を持つと同時に、ユーザーが所望の部屋の雰囲気を指定する事ができ、例えば「落ち着いた雰囲気」、「明るい雰囲気」などの指定が可能である。この指定は「雰囲気の明るさ」という0〜100までの一次元の連続したパラメータとして数値化される。ユーザーがこれらの設定を行うと、コントローラ4はその数値パラメータを伴った抽象コマンド(レベル2)として居室内のネットワーク5にブロードキャストする。ネットワーク5に接続されているその他の機器(すなわち、照明装置1、BGM再生装置2及びスピーカ3)は、レベル2の抽象コマンドを受信すると、それぞれがそのコマンドに対応した動作を行う。
【0030】
レベル2の抽象コマンドの「雰囲気の明るさ」のパラメータは「0」が最も暗い状態であり、「100」が最も明るい状態である。ネットワーク5に接続されているコントローラ4以外の機器(すなわち、照明装置1、BGM再生装置2及びスピーカ3)は、このパラメータをそれぞれ独立して解釈し、自身の動作状態に対応付けを行う。パラメータに対する各機器の対応を図4に示す。
【0031】
以下、コントローラ4から「落ち着いた雰囲気」を設定した場合と「明るい雰囲気」を設定した場合の各機器の動作について順に説明する。
【0032】
(1)「落ち着いた雰囲気」に設定した場合
ネットワーク5に接続されているコントローラ4以外の各機器は、それぞれコントローラ4からブロードキャストされた「雰囲気の明るさ40」の抽象コマンドを受け取り、次のように動作する。BGM再生装置2は、図4に示すように、静かな曲調である楽曲Aを装着されている記録媒体から再生する。また、スピーカ3の音量は、図4に示すように落ち着いた雰囲気において最適として予め設定された小さめの「40」に設定される。また、照明装置1の明るさは、図4に示すように、落ち着いた雰囲気において最適として予め設定された暗めである「40」に設定される。なお、上記の音量の「40」及び明るさの「40」は音量及び明るさの最大値「100」に対する値ではなく、予め設定された所定の値に対する割合を示す。
【0033】
このように、照明装置1、BGM再生装置2及びスピーカ3が連携して動作することで、室内は暗めの照明下で、静かな曲調の楽曲Aの再生音が小さめの音量でスピーカ3から発音されている状態の、落ち着いた雰囲気が得られる。
【0034】
(2)明るい雰囲気に設定した場合
ネットワーク5に接続されているコントローラ4以外の各機器は、それぞれコントローラ4からブロードキャストされた「雰囲気の明るさ90」の抽象コマンドを受け取り、次のように動作する。BGM再生装置2は、図4に示すように、明るい曲調である楽曲Cを装着された記録媒体から再生する。また、この時スピーカ3は、図4に示すように、明るい雰囲気において最適として予め設定された大きめの音量「90」に設定される。同時に、照明装置1は、図4に示すように、明るい雰囲気において最適として予め設定された明るめの明るさ「90」に設定される。なお、上記の音量の「90」及び明るさの「90」は音量及び明るさの最大値「100」に対する値ではなく、予め設定された所定の値に対する割合を示す。
【0035】
このようにして、照明装置1、BGM再生装置2及びスピーカ3が連携して動作することで、室内は明るめの照明下で、明るい曲調の楽曲Cの再生音が大きめの音量でスピーカ3から発音されている状態の、明るい雰囲気が得られる。
【0036】
ここで、ユーザーが何らかの都合で音量を下げたいと考えた場合、コントローラ4を操作することにより、スピーカ3に対してレベル0の抽象コマンドをコントローラ4から出力させることで音量の設定を行うことができる。この場合、ネットワーク5に接続されているコントローラ4以外の各機器は「明るい雰囲気」の状態を保ったまま、レベルの違いによる優先処理によりスピーカ3の音量だけを下げる事ができる。また、そのレベル0の抽象コマンドを解除する事によって、元の音量90の状態に復帰できる。
【0037】
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、例えば上記の実施の形態では、音を発生している装置がスピーカ3だけであったが、更に他の機器が接続されており、複数の機器が音を発生している状況では、レベル1の部屋全体の音量設定コマンドを発行する事により、部屋内の音を発生している複数の装置に対して同時に音量の設定を行う事も可能である。
【0038】
また、コントローラ4が発行する抽象コマンドにより同時に連携して動作させる被制御機器は、照明装置1、BGM再生装置2、スピーカ3に限られるものではなく、例えば、雰囲気に応じた画像を再生するビデオデッキと、その再生画像を表示するディスプレイ装置なども含むものである。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の被制御機器の各動作からなる連携した一つの動作により、発行されたコマンドの抽象的な内容に対応した所望の雰囲気状態を具現化するようにしたため、一つのコマンドの発行により複数の被制御機器を連携して動作させて、そのコマンドの抽象的な内容に対応した所望の雰囲気状態を具現化するホームネットワークシステムを構築することができ、また、複数の被制御機器のそれぞれは、入力される同じコマンドに対して互いに独立して解釈した結果に基づいた動作を独立に行うため、ネットワーク上に新たに被制御機器が追加された場合でも、追加された被制御機器が独自にコマンドを解釈して動作することにより、追加された被制御機器を含めた連携動作ができる。
【0040】
また、本発明によれば、複数の被制御機器がネットワークを介して入力されたコマンドの抽象化のレベルが低いコマンドほど優先して処理することにより、複数の被制御機器が前回のコマンド入力に基づいてそれぞれ動作中であっても、今回入力されたコマンドの抽象化のレベルが、前回入力されたコマンドの抽象化レベルよりも低い時には、今回入力されたコマンドの優先処理を行えるようにしたため、被制御機器が連携して動作している状態においても、抽象化のレベルが低い具体的な内容のコマンドの発行により所望の被制御機器だけを直接的に動作制御することができ、使い勝手を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のシステム構成図である。
【図2】本発明で伝送するコマンドの抽象化レベルとパラメータとその意味を説明する図である。
【図3】本発明においてコマンドにより制御されるスピーカの音量の変化の一例を示す図である。
【図4】コマンドの雰囲気の明るさパラメータに対して、図1の各機器に設定された状態を説明する図である。
【符号の説明】
1 照明装置
2 BGM再生装置
3 スピーカ
4 コントローラ
5 ネットワーク

Claims (2)

  1. 互いにネットワークによって接続されており、入力されたコマンドを互いに独立して解釈し、自装置に予め定められた動作状態に対応付けて動作する、家庭内に設置された複数の被制御機器と、
    前記複数の被制御機器と同じ家庭内に設置されて前記ネットワークによって接続されており、前記複数の被制御機器に前記ネットワークを介して前記コマンドをブロードキャストに発行して該複数の被制御機器を同時に制御するコントローラと
    を有し、前記コントローラは、前記コマンドとして、前記複数の被制御機器の連携した動作により具現化される所望の雰囲気状態を示す抽象的な内容のコマンドを発行し、前記複数の被制御機器を前記所望の雰囲気状態に対応した動作状態にそれぞれ制御することを特徴とするホームネットワークシステム。
  2. 前記コントローラは、内容の抽象化のレベルが異なる予め定められた複数のコマンドの中から任意に選択された一のコマンドを、前記複数の被制御機器にブロードキャストに発行する手段を有し、前記複数の被制御機器は、前記ネットワークを介して入力された前記コマンドの抽象化のレベルが低いコマンドほど優先して処理することを特徴とする請求項1記載のホームネットワークシステム。
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