JP2004295053A

JP2004295053A - Method for processing image information, image forming system, and program

Info

Publication number: JP2004295053A
Application number: JP2003097731A
Authority: JP
Inventors: Sachiko Hirano; 祥子平野; Tomonori Kawamura; 朋紀河村; Shigeo Tanaka; 重雄田中; Toru Hoshino; 透星野
Original assignee: Konica Minolta Inc
Current assignee: Konica Minolta Inc
Priority date: 2003-02-12
Filing date: 2003-04-01
Publication date: 2004-10-21

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To form a digital color proof which can express differences in finished products due to the kinds of print paper and can express the finish print using a special color by varying conditions such as dot density or the like, and to efficiently obtain a proof with high picture quality and reproducibility corresponding to various printing conditions from a little measurement data. <P>SOLUTION: The system is equipped with: a parameter operating means 9 for measuring the color characteristics of the target printed matter 2 and changing the an ink condition and color adding state of overprinting on the basis of the measured values and in accordance with set conditions; a rendering means 10 for changing the conditions of a paper quality; and a machine difference correcting means correcting changes with time or the like. A color correction table (density data) by changing the measured value or by adding the measured value is obtained so that various kinds of data conversion such as conversion from the density data to the light quantity of a proof image output apparatus can be easily performed. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザがコンピュータを操作して印刷物の仕上がりを事前に確認するプルーフを生成するため画像情報処理方法、画像出力装制御装置、画像出力システム及びコンピュータプログラムに関するものである。又、プルーフ画像の形成方法において、特にハロゲン化銀感光材料或いはハロゲン化銀カラー感光材料（以下、単に感光材料という）を好ましく用いることができるデジタルカラープルーフの生成に関する技術であり、少ない取得データから、種々の印刷条件に対応した高画質のプルーフ画像を効率的に得ることのできるデジタルカラープルーフの生成に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
印刷分野において、ハロゲン化銀感光材料は、高感度であること、色再現性に優れていること、連続処理に適していることから今日盛んに用いられている。こうした特徴からハロゲン化銀感光材料は、写真の分野のみではなく、印刷の分野でも、印刷の途中の段階で仕上がりの印刷物の状態をチェックするためのいわゆるプルーフの分野で広く用いられるようになってきている。
【０００３】
プルーフの分野では、コンピュータ上で編集された画像を印刷版製作用フィルムに出力し、現像済みのこのフィルムを適宜交換しつつ分解露光することによってイエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）の各画像を形成させ、最終印刷物の画像をカラー印画紙上に形成させることによりプルーフとし、対応する最終印刷物のレイアウトや色の適否を判断することが行われていた。
【０００４】
最近では、コンピュータ上で編集された画像を直接印刷版に出力する方式が徐々に普及してきており、このような場合にはコンピュータ上のデータから印刷版製作用フィルムを介することなく直接カラー画像を得ることが望まれていた。
【０００５】
このような目的には、昇華型・溶融熱転写方式や電子写真方式、インキジェット方式等種々の方式の応用が試みられてきたが、高画質な画像が得られる方式では費用がかかり生産性が劣るという欠点があり、費用が少なくてすみ生産性に優れた方式では画質が劣るという欠点があった。ハロゲン化銀感光材料を用いたシステムでは、優れた鮮鋭性等から、正確な網点画像が形成できるなど高画質な画像形成が可能であり、一方で上述したように連続した処理が可能であることや、複数の色画像形成ユニットに同時に画像を書き込むことができることから高い生産性を実現することが可能であった。
【０００６】
近年、印刷の分野でいわゆるデジタル化が進みコンピュータ内のデータから直接画像を得る要求が強まっており、ハロゲン化銀感光材料を直接ＬＥＤ等で露光する方式がこの分野で有利に使われ始めている。
【０００７】
このような方式においては、網点をさらに小さな単位（ここではこれを画素と表現した）に分割し、この画素を適切な露光量で露光する事によってその集合体として網点を再現することが可能である。例えとして簡単な例を挙げれば、１つの網点が１００個の画素で構成されるのであれば、５０個の画素を現像可能なように露光する事により網％が５０％の網点を形成する事ができる。印刷の特性を表現するのにドットゲインというパラメータが用いられるが、前記現像可能となる画素の数を変化させることによりドットゲインを変えることができる。この画素が、例えば印刷のイエロー（Ｙ）のインキとマゼンダ（Ｍ）のインキの重なった場所に存在する場合には、この画素を赤に発色させることにより再現することが可能となる。この時、プルーフ上では必ずしもＹとＭをえる条件を組み合わせる必要はなく別途（例えば、直接にＹ＋Ｍ相当の色を）設定することが可能である。これにより、色材の相違による視覚的なズレの調整などの大きなメリットを得ることができる。
【０００８】
また、印刷物においては、プロセスインキでは表現できない色や特殊な印刷効果を狙って、特色インキを使った印刷が行われる場合がある。
【０００９】
ハロゲン化銀感光材料を用いてデジタルデータに基づき面積階調画像を形成するシステムでは、各層の露光量を任意に変化させることにより、イエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）の濃度を変化させて、この３色の濃度成分の発色比で決められる一定の色域の中で、任意の色調を再現することが可能である。すなわち、プロセスインキのイエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）、ブラック（Ｋ）の組み合わせで表現可能な白を除く１５色以外に、ほぼ無限に近い色調表現が可能であるため前述の特色に近似した色調を再現することが可能である。
【００１０】
プロセスインキの組み合わせで表現される色調および特色等の任意の色調を、ハロゲン化銀感光材料を用いて再現するためには、イエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）、ブラック（Ｋ）の発色する濃度成分を適宜露光光量を調整して組み合わせる必要がある。
【００１１】
そのためには、印刷物において４色の組み合わせにより発色する色の各々について色分解を行なって、対応するプルーフを作成する際の露光条件をあらかじめ決定しておく必要がある。上記の４色の場合、あらかじめ決定すべき露光条件は、４色の組み合わせの数および印刷用紙の色である白の合計１６種類となる。
【００１２】
これに特色が１色追加された場合には、あらかじめ決定すべき露光条件は３２種類となり、２色使用された場合には６４種類となる。このように、対応すべき条件が一つ増えるごとにあらかじめ決定すべき露光条件はねずみ算式に増加する。これは、印刷用紙等についても同様である。つまり、多様な印刷物に対応して正確に近似できるプルーフを得られるシステムを構築しようとすると、色およびシステムに関する知識と多大な労力を要する困難な作業が必要となってしまう。
【００１３】
ハロゲン化銀感光材料を用いたシステムは、このように非常に有用なプルーフシステムを実現可能なものであるが、以上説明したように、目標とする印刷物の色版の数等が増えるに伴い、この露光条件をどのように規定するかが非常に大きな課題であった。
【００１４】
さらに、ハロゲン化銀感光材料を用いたシステムでは、印刷と同じ色材を使用する事ができないため、視覚的に近似した画像を得るためには、例えばＣＩＥＬＡＢ色空間の測定値としてずれた色に調整する必要があるなどの課題を有していた。
【００１５】
特許文献１の請求項には、ＡＯＭ（音響光学変調器）に印加するＯＮ、ＯＦＦ電圧値を制御することで、透過する光量を調整し、カラー感光材料の発色濃度を調整するカラー画像校正装置について開示されており、これにより発色濃度、ヌケ部の濃度が可変となり、印刷と近似した画像を形成することができ、特色印刷の校正が可能となることが開示されている。しかしながら、画像出力の条件をどのように決めればよいかなどの具体的な手段については何ら述べられていないし、示唆もされていない。
【００１６】
プルーフ画像作成装置としてハロゲン化銀感光材料を用いる装置が提案されており、網点の濃度を可変にできることが開示されている（デジタルコンセンサスプロパンフレット、コニカグラフィックイメージング（株）（２００２））。
【００１７】
特許文献２の請求項には、直接変調したＬＥＤを光源とする濃度とドットゲインを独立に調整する画像形成方法が開示されており、印刷画像との差異の小さいプルーフ画像が容易に得られることを開示している。しかし、各色をどのように調整することで目視での画像再現性が満足されるかについて何も述べられていない。
【００１８】
特許文献３の請求項には、特色版を使用する印刷物に対するプルーフ画像形成方法として、プロセス色変換過程、特色参照過程、特色変換過程、プロセス色変換画像データと前記特色変換画像データを組み合わせる合成過程、出力過程からなる画像形成方法を開示している。印刷物の色とプルーフの色をどのように調整するかという最も簡単なモデルは、濃度あるいはＬ＊、ａ＊、ｂ＊の値を両者で同じになるようにすることであるが、前述のように、ハロゲン化銀感光材料を用いたカラープルーフでは、印刷との色材の違いから色調を調整することが必要であるという課題がある。特許文献３には、こうした課題についての記載はなく、また、簡便に色を決める方法についての示唆もない。
【００１９】
特許文献４の請求項には、本印刷機における各色の刷順と透過度とに基づいて前記各色の刷り重ねの模擬演算を行う色校正方法が開示され、これにより、特色インキを刷り重ねる順番と特色インキの透過度とが考慮され色再現性が良好な色校正方法が提供される。しかし、特許文献４の公報カラム０００８には、「透過度は隠蔽性を有するインキ（不透過色インキ）によって隠蔽されていない面積率（％）、すなわち、下の色が印刷物の表面から見た色に影響する程度（％）のことである」と記載されており、「前記模擬演算過程は、刷り重ねにおいて下の色に影響されない不透過色については画素値と透過度を乗算した値（実効のある画素値）をその不透過色を刷り重ねる演算の前の透過度から減算して新たな透過度を生成し、その新たな透過度を刷順が次の下の色の実効画素値演算過程で用いる色校正方法」であると記載している。すなわち、不透過色インキ（光を全く透過しない）が上にあるか下にあるかの区別する上において刷り順が考慮されている。また、演算により再現する色を決定しているが、開示されている内容は限られた方法に関するものにすぎない。
【００２０】
【特許文献１】
特開平５−６６５５７号公報［請求項］
【特許文献２】
特開２００１−３０５７０１号公報［請求項］
【特許文献３】
特開平１０−２４８０１７号公報［請求項］
【特許文献４】
特開平１１−２９６６６４号公報［請求項］
【００２１】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、印刷物の仕上がりを事前に確認するプルーフ、特に網点の濃度を可変にすることにより、印刷用紙の違いによる仕上がりの差が表現でき、特色を使用した印刷物の仕上がりを表現できるデジタルカラープルーフを形成できるものであって、さらにユーザがコンピュータを操作して再現性よくプルーフを生成することのできる画像情報処理方法、画像出力方法、画像出力システム及びコンピュータプログラムを提供することである。また、少ない測定データから、種々の印刷条件に対応した高画質のプルーフ画像を効率的に得ることのできるデジタルカラープルーフシステム等を実現することにある。
【００２２】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載の発明は、印刷目標の色を、操作手段を操作して視覚的に設定可能に表示手段に表示する第１の表示段階と、印刷物から前記設定された印刷目標の色ごとにその色を特定するための色特性を求めて出力する取得段階と、予め準備されたプルーフ画像出力装置の色特性対基本色濃度の濃度特性テーブルを参照して、前記取得段階で出力される色特性を前記基本色の濃度に変換する変換段階と、前記変換段階で変換された前記各色に対する前記基本色の濃度をテーブルとして記憶する記憶段階と、前記記憶段階で記憶したテーブルのデータを前記プルーフ画像出力装置へ出力して印刷させる段階とを備えた。
【００２３】
請求項２記載の発明は、請求項１の発明において、前記色特性は、Ｌ＊ａ＊ｂ＊であるとした。
【００２４】
請求項３記載の発明は、基本色は、イエロー、マゼンダ及びシアンを含み、前記色には、前記基本色の組合せ及び／又はそれらの基本色の組合せと特色との組合せを含むこととした。
【００２５】
請求項４記載の発明は、前記予め準備される前記プルーフ画像出力装置の色特性対基本色濃度の濃度特性テーブルは、前記プルーフ画像出力装置が画像を形成するために保有する露光手段の露光量を決定するためのものとした。
【００２６】
請求項５記載の発明は、前記取得段階と変換段階の間に、前記取得段階で取得された色の色特性を基に、前記取得段階で取得されていない、所望の色の色特性を演算して求める段階を有し、前記変換段階は、前記取得段階で取得された色の色特性及び前記演算して求めた色の色特性を基本色の濃度に変換することを特徴とした。
【００２７】
請求項６記載の発明は、前記記憶手段が記憶する基本色の濃度の濃度テーブルを、前記プルーフ画像出力装置の感光材料特性を基に、画素単位の光量に変換する光量決定段階を有することとした。
【００２８】
請求項７記載の発明は、前記表示手段に、前記印刷物の材質固有の印刷特性及びその特性を調整入力可能に表示する第２の表示段階と、前記第２の表示段階で表示された印刷特性及びその調整された印刷特性の入力に応じて、前記取得段階で取得された色特性を修正して前記変換段階へ送るレンダリング段階を有し、前記変換手段は、修正された色特性について、基本色の濃度に変換することとした。
【００２９】
請求項８記載の発明は、色の重なりの下側の色を指定し、上側の色と視覚的に区別できるよう下側の色特性を調整する強調パラメータを入力可能に表示する第３の表示段階と、前記入力された色の強調パラメータに応じて、前記取得段階が出力する色特性をパラメータ演算回路で修正して出力するパラメータ変更段階とを備え、前記変換手段は、修正された色特性について、基本色の濃度に変換することとした。
【００３０】
請求項９記載の発明は、印刷に使用するインキの特性を入力可能に表示する第４の表示段階とを有し、前記パラメータ変更段階で前記入力されたインキの特性に応じて前記パラメータ演算回路が色特性を修正して出力し、前記変換手段は、修正された色特性について、基本色の濃度に変換することとした。
【００３１】
請求項１０記載の発明は、予め基準となる前記印刷物を基準となる前記プルーフ画像出力装置で印刷したときに取得された基本色の濃度に基づいて標準データとして保有しておいて、前記変換段階で得られた前記基本色の濃度と前記標準データとを比較し、差分に応じて変換段で得られた基本色の濃度を補正する補正段階を有し、前記記憶手段は、前記補正段階で得られた基本色の濃度をテーブルとして記憶することとした。
【００３２】
請求項１１記載の発明は、重ね刷りの一色を前記表示手段に指定可能に可能に表示するとともに、前記指定された一色について前記記憶手段を参照して指定された色見本を表示する第１のエジット段階と、前記一色の色を表すパラメータを操作手段で補正可能に表示する第２のエジット段階と、補正されたパラメータによる色を前記プルーフ画像出力装置で出力したと仮定した色をシミュレート計算し、そのシミュレートした色見本を表示する段階とを備え、所望の刷り重ね色を前記色見本を視覚認識しながら編集できる構成とした。
【００３３】
請求項１２記載の発明、前記取得段階の取得は、測定によって行い、さらに、色を指定し、濃度に影響するパラメータを入力可能に表示する段階と、そのパラメータに基づいて、前記記憶手段の基本色の濃度テーブルを補正演算し、前記プルーフ画像出力装置に送って印刷させる段階と、さらにその印刷物について測定した濃度値を表示するとともに、その濃度値を基に前記補正演算した濃度テーブルを更新する段階とを有し、測定結果をフィードバックできる構成とした。
【００３４】
請求項１３記載の発明は、印刷物の色を特定できる色特性を取得できる取得装置及び基本色の濃度に応じたデータを受けて前記印刷物に印刷するプルーフ画像出力装置とを制御して所望の印刷を行うための出力画像制御装置であって、前記プルーフ画像出力装置の特性である色特性対基本色の濃度特性テーブルを記憶する記憶手段と、前記取得装置から受けた、取得した色の前記色特性を所望の色に変更又は取得していない色を追加するため、条件を視覚的に入力操作可能に表示するＧＵＩ手段と、前記ＧＵＩ手段で設定された条件で前記取得装置で取得された色の色特性を変更又は追加して出力する変更手段と、前記変更手段から出力される各色についての色特性を前記濃度特性テーブルを参照して基本色の濃度データに変換する変換手段と、前記変換手段から出力される基本色の濃度データを前記プルーフ画像出力装置へ送るために記憶する手段とを備えた。
【００３５】
請求項１４記載の発明は、前記ＧＵＩ手段は、前記印刷物の材質固有の印刷特性及びその特性を調整条件を入力可能に表示し、印刷に使用するインキの特性を入力設定可能に表示し、又は／及び、色の重なりの下側の色を指定して上側の色と視覚的に区別できるよう下側の色特性を調整する条件を入力可能に表示するとともに、設定された各条件を前記変更手段に送る構成とした。
【００３６】
請求項１５記載の発明は印刷物の色を特定できる色特性を取得できる取得装置及び基本色の濃度に応じたデータを受けて前記印刷物に印刷するプルーフ画像出力装置とを制御して所望の印刷を行うための画像情報処理装置であって、前記プルーフ画像出力装置の特性である色特性対基本色の濃度特性テーブル、及び予め基準となる前記印刷物を基準となるプルーフ画像出力装置で印刷したときの基本色の濃度に基づく標準データとを記憶する記憶手段と、前記取得装置から受けた、取得した色の前記色特性を所望の色に変更又は取得していない色を追加するための条件を視覚的に入力操作可能に表示するＧＵＩ手段と、前記ＧＵＩ手段で設定された条件で取得された色の色特性を変更又は追加して出力する変更手段と、
【００３７】
前記変更手段から出力される各色についての色特性を前記濃度特性テーブルを参照して基本色の濃度データに変換する変換手段と、前記変換手段で得られた前記基本色の濃度と前記標準データとを比較し、差分に応じて変換手段で得られた基本色の濃度を補正する補正手段と、前記補正手段から出力される基本色の濃度データを前記プルーフ画像出力装置へ送るために記憶する手段とを備えた。
【００３８】
請求項１６記載の発明は、印刷物の色を特定できる色特性を取得できる取得装置及び基本色の濃度に応じたデータを受けて前記印刷物に印刷するプルーフ画像出力装置とを制御して所望の印刷を行うための画像情報処理装置であって、前記プルーフ画像出力装置の特性である色特性対基本色の濃度特性テーブルを記憶する記憶手段と、前記取得装置から受けた色特性を前記濃度特性テーブルを参照して基本色の濃度データに変換する変換手段と、前記変換手段から出力される基本色の濃度データを前記プルーフ画像出力装置へ送るために記憶する手段と、重ね刷りの一色を指定可能に表示し、かつ前記手段に記憶されたその指定の取得された色を読み出して色見本として表示するととも、その色見本の修正条件を入力可能に表示することによって、色編集を案内するＧＵＩ手段と、前記入力された修正条件に基づいて、前記記憶する手段に記憶された基本色の濃度データを補正し、補正された濃度データによる色をシミュレート計算し、そのシミュレートした色を前記ＧＵＩ手段に送って、修正後の色見本として表示させるとともに、前記記憶する手段の濃度データを更新するためのシミュレート手段とを備えた。
【００３９】
請求項１７記載の発明は、印刷物の色を特定できる色特性を取得できる取得装置及び基本色の濃度に応じたデータを受けて前記印刷物に印刷するプルーフ画像出力装置とを制御して所望の印刷を行うための画像情報処理装置を備えた画像出力システムであって、前記画像情報処理装置は、前記プルーフ画像出力装置の特性である色特性対基本色の濃度特性テーブルを記憶する記憶手段と、前記取得装置から受けた、取得した色の前記色特性を所望の色に変更又は取得していない色を追加するため条件を視覚的に入力操作可能に表示するＧＵＩ手段と、前記ＧＵＩ手段で設定された条件で取得された色の色特性を変更又は追加して出力する変更手段と、前記変更手段から出力される各色についての色特性を前記濃度特性テーブルを参照して基本色の濃度データに変換する変換手段と、前記変換手段から出力される基本色の濃度データを前記プルーフ画像出力装置へ送るために記憶する手段とを備えた。
【００４０】
請求項１８記載の発明は、網点を複数画素の集合体として面積階調の画像を形成する画像形成方法であって、予めプルーフ画像出力装置の露光を行うための基本色の濃度対光量特性を取得しておく準備段階と、目標印刷物の色の色特性を取得する取得段階と、前記色特性を基に前記色特性に対する基本色の濃度を求める変換段階と、画素を識別する画素情報を出力する段階と、前記画像情報を基に、前記濃度対光量特性を参照して、前記変換段階で求められた濃度を画素単位の光量に演算する段階とを備え、画素単位で露光量を制御して印刷する構成とした。
【００４１】
請求項１９記載の発明は、前記取得段階と前記変換段階の間に、前記取得段階で取得された色の色特性を基に、取得されていない所望の色の色特性を演算する段階を備えた。
【００４２】
請求項２０記載の発明は、網点を複数画素の集合体として面積階調の画像を形成する画像出力システムであって、予めプルーフ画像出力装置の露光を行うための基本色の濃度対光量特性を記憶して記憶手段と、目標印刷物の色の色特性を取得する取得手段と、前記色特性を基に前記色特性に対する基本色の濃度を求める変換手段と、画素を識別する画素情報を出力する画素生成手段と、前記画素情報を基に、前記濃度対光量特性を参照して、前記変換手段で求められた濃度を画素単位の光量に演算する演算手段とを備え、画素単位で露光量を制御して印刷する構成とした。
【００４３】
請求項２１記載の発明は、請求項２１の発明において、前記取得手段と前記変換手段の間に、前記取得手段で取得された色の色特性を基に、取得されていない所望の色の色特性を演算する手段を備えた。
【００４４】
請求項２２記載の発明は、コンピュータに印刷物の色を特定できる色特性を取得できる取得装置と、基本色の濃度に応じたデータを受けて前記印刷物に印刷するプルーフ画像出力装置とを制御させて所望の印刷を行うためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータに対して、前記プルーフ画像出力装置の特性である色特性対基本色の濃度特性テーブル、及び予め基準となる前記印刷物を基準となる前記プルーフ画像出力装置で印刷したときの基本色の濃度を含む標準データとを記憶させ、前記取得装置から受けた、取得した色の前記色特性を所望の色に変更又は取得していない色を追加するため条件を視覚的に入力操作可能に表示するＧＵＩを実行させ、前記ＧＵＩで設定された条件で取得された色の色特性を変更又は追加して出力させ、前記変更されて出力される各色についての色特性を前記濃度特性テーブルを参照して基本色の濃度データに変換させ、前記変換で得られた前記基本色の濃度と前記標準データとを比較し、差分に応じて変換で得られた基本色の濃度を補正させ、前記補正手段から出力される基本色の濃度データを前記プルーフ画像出力装置へ送らせるために記憶させる構成とした。
【００４５】
請求項２３記載の発明は、網点を複数画素の集合体として面積階調の画像を形成するために用いられるコンピュータプログラムであって、コンピュータに対して、予めプルーフ画像出力装置の露光を行うための基本色の濃度対光量特性を記憶させ、目標印刷物の色の色特性を取得させ、前記色特性を基に前記色特性に対する基本色の濃度を求めさせ、画素を識別する画素情報を生成させ、前記画素情報を基に、前記濃度対光量特性を参照して、前記求めた基本色の濃度を画素単位の光量に演算させる構成とした。
【００４６】
請求項２４記載の発明は、複数の印刷版により印刷される目標印刷物のデジタル画像データに基づいて、前記目標印刷物のプルーフである画像を画素の集合として形成するための画像情報処理方法であって、前記目標印刷物に用いる１の版が、１または２以上の他の版を用いた印刷の上に重ねて印刷するようにして用いられる場合に、前記目標印刷物における前記１の版の画像部分と１または２以上の前記他の版の画像部分とが重なる部分の色彩（１）と、前記重なる部分に対応する前記プルーフの画素における色再現としての色彩（３）との色差の絶対値をΔＥ１とし、前記色彩（１）と、前記１の版の画像部分が重なっておらず前記他の版の画像部分がある部分の色彩（２）との色差の絶対値をΔＥ２とし、前記色彩（１）と、前記１の版の画像部分があって前記他の版の画像部分が印刷されていない部分の色彩（４）との色差の絶対値をΔＥ３とし、前記ΔＥ２が前記ΔＥ３より大きい場合に、前記色彩（３）が、以下の式（Ａ）を満たすように変更される構成とした。
１≦ΔＥ１≦ΔＥ２−１・・・・・・・・・（Ａ）
【００４７】
請求項２５記載の発明は、複数の印刷版により印刷される目標印刷物のデジタル画像データに基づいて、前記目標印刷物のプルーフである画像を画素の集合として形成するための画像情報処理方法であって、前記目標印刷物に用いる１の版が、１または２以上の他の版を用いた印刷の上に重ねて印刷するようにして用いられる場合に、前記目標印刷物における前記１の版の画像部分と１または２以上の前記他の版の画像部分とが重なる部分の色彩（１）と、前記重なる部分に対応する前記プルーフの画素における色再現としての色彩（３）との色差の絶対値をΔＥ１とし、前記色彩（１）と、前記１の版の画像部分が重なっておらず前記他の版の画像部分がある部分の色彩（２）との色差の絶対値をΔＥ２とし、前記色彩（１）と、前記１の版の画像部分があって前記他の版の画像部分が印刷されていない部分の色彩（４）との色差の絶対値をΔＥ３とし、前記ΔＥ２が前記ΔＥ３より小さい場合に、前記色彩（３）が、以下の式（Ｂ）を満たすように変更される構成とした。
１≦ΔＥ１≦ΔＥ３−１・・・・・・・・（Ｂ）
【００４８】
請求項２６記載の発明は、複数のインキを重ねて印刷される目標印刷物のデジタル画像データに基づいて、前記目標印刷物のプルーフを画素の集合として形成する画像情報処理方法であって、前記目標印刷物において１のインキが他のインキに重ねて印刷されている部分に対応する前記プルーフの画素の色彩（３）が、前記画素の色彩（３）と、前記目標印刷物において前記他のインキだけが印刷される部分に対応する前記プルーフの画素の色彩（５）との色差の絶対値をΔＥ４とし、前記目標印刷物において前記１のインキだけが印刷される部分に対応する前記プルーフの画素の色彩（６）と、前記画素の色彩（３）との色差の絶対値をΔＥ５とした場合に、前記色彩（３）が、前記ΔＥ４と前記ΔＥ５との差の絶対値が前記目標印刷物の対応値より小さくなるように変更される構成とした。
【００４９】
請求項２７記載の発明は、多色刷りの目標印刷物の色特性を取得する取得手段と、前記色特性から基本色濃度を得て、前記基本色濃度に基づいて画像出力する画像情報処理手段と、前記画像情報処理手段からの画像出力により印刷物のプルーフを出力するプルーフ画像出力手段とを備えた画像出力システムであって、前記画像情報処理手段は、前記色特性を前記目標印刷物の性質に応じて変更または追加する変更手段と、前記変更または追加された色特性を前記基本色濃度に変換する変換手段とを備え、前記変更手段は、前記目標印刷物の印刷に用いる１の版が、１または２以上の他の版による印刷の上に重ねて印刷するようにして用いられる場合に、前記目標印刷物における前記１の版の画像部分と１または２以上の前記他の版の画像部分とが重なる部分の色彩（１）と、前記重なる部分に対応する前記プルーフの画素における色再現としての色彩（３）との色差の絶対値をΔＥ１とし、前記色彩（１）と、前記１の版の画像部分が重なっておらず前記他の版の画像部分がある部分の色彩（２）との色差の絶対値をΔＥ２とし、前記色彩（１）と、前記１の版の画像部分があって前記他の版の画像部分が印刷されていない部分の色彩（４）との色差の絶対値をΔＥ３とし、前記性質が、前記ΔＥ２が前記ΔＥ３より大きいものである場合に、前記色彩（３）を、以下の式（Ａ）を満たすように変更しうる構成とした。
１≦ΔＥ１≦ΔＥ２−１・・・・・・・・・（Ａ）
【００５０】
請求項２８記載の発明は、多色刷りの目標印刷物の色特性を取得する取得手段と、前記色特性から基本色濃度を得て、前記基本色濃度に基づいて画像出力する画像情報処理手段と、前記画像情報処理手段からの画像出力により印刷物のプルーフを出力するプルーフ画像出力手段とを備えた画像出力システムであって、
【００５１】
前記画像情報処理手段は、前記色特性を前記目標印刷物の性質に応じて変更または追加する変更手段と、前記変更または追加された色特性を前記基本色濃度に変換する変換手段とを備え、前記変更手段は、前記目標印刷物の印刷に用いる１の版が、１または２以上の他の版による印刷の上に重ねて印刷するようにして用いられる場合に、前記目標印刷物における前記１の版の画像部分と１または２以上の前記他の版の画像部分とが重なる部分の色彩（１）と、前記重なる部分に対応する前記プルーフの画素における色再現としての色彩（３）との色差の絶対値をΔＥ１とし、前記色彩（１）と、前記１の版の画像部分が重なっておらず前記他の版の画像部分がある部分の色彩（２）との色差の絶対値をΔＥ２とし、前記色彩（１）と、前記１の版の画像部分があって前記他の版の画像部分が印刷されていない部分の色彩（４）との色差の絶対値をΔＥ３とし、前記性質が、前記ΔＥ２が前記ΔＥ３より小さいものである場合に、前記色彩（３）を、以下の式（Ｂ）を満たすように変更しうる構成とした。
１≦ΔＥ１≦ΔＥ３−１・・・・・・・・（Ｂ）
【００５２】
請求項２９記載の発明は、複数のインキを用いて多色刷りされた目標印刷物の色特性を取得する取得手段と、前記色特性から基本色濃度を得て、前記基本色濃度に基づいて画像出力する画像情報処理手段と、前記画像情報処理手段からの画像出力により印刷物のプルーフを出力するプルーフ画像出力手段とを備えた画像出力システムであって、前記画像情報処理手段は、前記色特性を前記目標印刷物の性質に応じて変更する変更手段と、前記変更された色特性を前記基本色濃度に変換する変換手段とを備え、前記変更手段は、前記目標印刷物において１のインキが他のインキに重ねて印刷されている部分に対応する前記プルーフの画素の色彩（３）が、前記画素の色彩（３）と、前記目標印刷物において前記他のインキだけが印刷される部分に対応する前記プルーフの画素の色彩（５）との色差の絶対値をΔＥ４とし、前記目標印刷物において前記１のインキだけが印刷される部分に対応する前記プルーフの画素の色彩（６）と、前記画素の色彩（３）との色差の絶対値をΔＥ５とした場合に、前記色彩（３）が、前記ΔＥ４と前記ΔＥ５との差の絶対値が前記目標印刷物の対応値より小さくなるように変更しうる構成とした。
【００５３】
請求項３０記載の発明は、多色刷りの目標印刷物の色特性を取得する取得手段と、前記色特性から基本色濃度を得て、前記基本色濃度に基づいて画像出力する画像情報処理手段と、前記画像情報処理手段からの画像出力により印刷物のプルーフを出力するプルーフ画像出力手段とを備えた画像出力システムであって、
【００５４】
前記画像情報処理手段は、前記色特性を前記目標印刷物の性質に応じて変更または追加する変更手段と、前記変更または追加された色特性を前記基本色濃度に変換する変換手段とを備え、前記変更手段は、前記目標印刷物の印刷に用いる１の版が、１または２以上の他の版による印刷の上に重ねて印刷して用いられる場合に、前記重ねて印刷される部分に対応する前記プルーフの画素の各要素色濃度Ｄｊが、下記式（Ｃ）により演算されて前記色特性に追加される構成とした。
【００５５】
Ｄｊ＝Ａｊ（Ｕ，Ｏ）×Ｏｊ＋Ｂｊ（Ｏ）×Ｕｊ・・・式（Ｃ）
（ここで、ｊはプルーフ画像を形成する色材（ここではＹ、Ｍ、Ｃの３種）を表し、Ｄｊは、目標印刷物で前記の重ねて印刷される部分に対応するプルーフの画素の、色材ｊの発色値を意味し、係数Ａｊは、あらかじめ与えられた前記１の版による上色のトラッピング率を意味し、係数Ｂｊは、あらかじめ与えられた上色のインキの透明度を意味し、Ｕｊは前記他の版による下色のカラーコレクションテーブルの値を意味し、Ｏｊは上色のカラーコレクションテーブルの値を意味する。また、０＜Ａｊ＜１、０＜Ｂｊ＜１であり、Ｄ（ｊ−１）＝Ｕｊである。）
【００５６】
請求項３１記載の発明は、請求項３０に記載の発明において、変更手段が、式（Ｃ）により各要素色濃度Ｄｊが演算されるに際し、０．９５≧Ｂｊであるか、若しくは１つ以上の要素色濃度についてＯｊ≧０．１５である場合には、Ａｊがあらかじめ与えられた値より小さくなるように変更されると共に、Ｂｊがあらかじめ与えられた値より大きくなるように変更されて前記Ｄｊが演算され、０．９５＜Ｂｊであり、かつ全ての要素色についてＯｊ＜０．１５である場合には、前記Ａｊがあらかじめ与えられた値より大きくなるように変更されると共に、前記Ｂｊがあらかじめ与えられた値より小さくなるように変更されて前記Ｄｊが演算される構成とした。
【００５７】
請求項３２記載の発明は、請求項３０に記載の発明において、さらに、１の版に使用しうる１又は２以上のインキ分類に対応して係数Ａｊと係数Ｂｊを格納したインキ分類テーブルを備えると共に、前記１又は２以上のインキ分類のいずれかが選択されうるインキ分類選択手段を備え、変更手段がＤｊを演算するに際し、前記選択手段から１のインキ分類が選択された場合には、当該１のインキ分類に対応する係数Ａｊと係数Ｂｊを前記インキ分類テーブルから読み出して、前記演算が行われる構成とした。
【００５８】
請求項３３に記載の発明は、請求項３０に記載の発明において、さらに、複数段階の強調度合いとそれに対応した係数Ａｊと係数Ｂｊとを格納した強調度合いテーブルを備えると共に、前記複数段階の強調度合いのいずれかが選択されうる強調度合い選択手段を備え、変更手段がＤｊを演算するに際し、前記選択手段から１の強調度合いが選択された場合に、当該１の強調度合いに対応する係数Ａｊと係数Ｂｊを前記強調度合いテーブルから読み出して、前記演算が行われる構成とした。
【００５９】
請求項３４に記載の発明は、１の版による印刷が、１または２以上の他の版による印刷の上に重ねて印刷された目標印刷物の色特性を取得する取得手段と、前記色特性から基本色濃度を得て、前記基本色濃度に基づいて画像出力する画像情報処理手段と、前記画像情報処理手段からの画像出力により印刷物のプルーフを出力するプルーフ画像出力手段とを備えた画像出力システムであって、前記１の版の画像部分と１または２以上の前記他の版の画像部分とが重なる部分の色彩（１）と、前記１の版の画像部分が重なっておらず前記他の版の画像部分がある部分の色彩（２）との色差の絶対値ΔＥ２が、０＜ΔＥ２＜３を満たすか、若しくは、前記色彩（１）と、前記１の版の画像部分があって前記他の版の画像部分が印刷されていない部分の色彩（４）との色差の絶対値ΔＥ３が、０＜ΔＥ３＜３を満たした場合に、アラートを発して、前記重なる部分の色変更をするかどうかの選択を促す警告手段を備える構成とした。
【００６０】
請求項３５記載の発明は、１の版による印刷が、１または２以上の他の版による印刷の上に重ねて印刷された目標印刷物の色特性を取得する取得手段と、前記色特性から基本色濃度を得て、前記基本色濃度に基づいて画像出力する画像情報処理手段と、前記画像情報処理手段からの画像出力により印刷物のプルーフを出力するプルーフ画像出力手段とをコンピュータにより実行するための画像出力プログラムであって、さらに、前記１の版の画像部分と１または２以上の前記他の版の画像部分とが重なる部分の色彩（１）と、前記１の版の画像部分が重なっておらず前記他の版の画像部分がある部分の色彩（２）との色差の絶対値ΔＥ２が、０＜ΔＥ２＜３を満たすか、若しくは、前記色彩（１）と、前記１の版の画像部分があって前記他の版の画像部分が印刷されていない部分の色彩（４）との色差の絶対値ΔＥ３が、０＜ΔＥ３＜３を満たした場合に、アラートを発して、前記重なる部分の色変更をするかどうかの選択を促す警告手段を実行する構成とした。
【００６１】
請求項３６記載の発明は、請求項３４に記載の発明において、さらに、検版優先モードまたは通常モードを選択するモード選択手段を備え、前記検版優先モードがあらかじめ選択されており、かつアラートが発せられた場合に、あらかじめ指定された色変更を実行する自動色変更手段を備える構成とした。
【００６２】
請求項３７記載の発明は、請求項３５に記載の発明において、さらに、検版優先モードまたは通常モードを選択するモード選択手段と、前記検版優先モードがあらかじめ選択されており、かつアラートが発せられた場合に、あらかじめ指定された色変更を実行する自動色変更手段とをコンピュータに実行させる構成とした。
【００６３】
請求項３８記載の発明は、請求項２７、２８、３０〜３４、３６のいずれかに記載の発明において、目標印刷物の１の版が、プロセスカラーを除くインキを用いる版である構成とした。
【００６４】
請求項３９記載の発明は、請求項２７〜３４、３６〜３８のいずれかに記載の発明において、画像処理システムが、目標印刷物のデジタル画像データに基づいて、濃度が独立に可変である要素色を組み合わされて形成された画素の集合により、前記目標印刷物のプルーフとしての面積階調画像を、支持体上に少なくとも３種の要素色を発色可能なハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀感光材料を露光して形成する構成とした。
【００６５】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて発明の説明を行うが、まず、発明の説明で用いる略語の表記方法や、使用する種々の技術用語の技術的内容に関して説明する。
【００６６】
［使用する技術用語の、表記または内容］
（ｉ）色の表記について
以下の説明に使用する印刷インキの色は、図３１に記載のように、略して表記することがある。
【００６７】
（ｉｉ）網点画像（色、特色）の形成について
図１にデジタルカラープルーフにおける網点の模式図を示す。図１に示すように、画像は画素（図中では◯で表した）に分割され、網点はこの画素の集合体として表される。その際、印刷物において網点が重なる部分は、デジタルプルーフにおいて対応する画素を共有することになる。例えば、図１には、基本色としてＹ（イエロー）、Ｍ（マゼンタ）、Ｃ（シアン）の各網点が一部（印刷物的に表現すれば、重なって）存在する。Ｙの網点は２本の斜めの実線で区切られた図面上部に存在する。Ｍの網点は同様の点線で区切られた図面下部に存在する。また、Ｃの網点は、破線で区切られた図面右部分に存在する。Ｙの網点とＭの網点が共有する（印刷物においては、インクが重なっている）画素はＲ（赤）、Ｙの網点とＣの網点が共有する画素はＧ（緑）、Ｙ、Ｍ、Ｃの網点が共有する画素はＧＹ（灰）で表される。
【００６８】
また、印刷物によっては、ＹＭＣ（またはＹＭＣＫ）以外の特別な色、いわゆる「特色」が用いられることがある。この特色のインキの版は「特色版」と呼ばれる。特色インキとしては、緑色、オレンジ色などのインキの他に、金色、銀色その他のメタリックカラーのインキ等の各種のインキが用いられる。さらに特色インキは、濃度が均一でない場合があり、ラメや金粉の混ざったものなどが用いられることもある。特色版は、ロゴのように予め特色であることが指定されている画像部品を再現する場合や、特色インキで刷ることによってカラー画像の色再現性を高めたい場合などに用いられることが多い。
【００６９】
図１には示していないが、特色版の網点がある場合には、該当する画素の色を特色に近似な色に調整することによりこれを表現することができるし、さらに特色版と他の版で共有されている画素を、刷り重ねの順序、個々の版の色、各インキの特性（透明度、インキののりやすさ等）を考慮した色に調整することにより表現することができる。
【００７０】
（ｉｉｉ）目標印刷物と測定（色データの取得）について
画像形成条件を決めるためには、実際の印刷物で各色がどのように再現されるかを調べる必要がある。このため、実際の印刷で用いられるインキを使った印刷物（以下、これを目標印刷物と呼ぶ。）で基本となるデータを取得する必要がある。これをベースとして、色再現に必要な条件を精度よく決めることが可能となる。
【００７１】
画像出力システムの対象となる印刷物は特に限定されないが、通常のＹ、Ｍ、Ｃ、Ｋの各プロセスインキを用いた印刷物が適する。ここで、ＫとＹ等が重なったオーバープリント色を含むようなものも適する。また、プロセスインキに加えて特色インキを用いた印刷物や、さらには、その特色インキがプロセスインキに刷り重ねられた印刷物にも適している。実際のシステムでは、対象とできる印刷物の種類は多いほど好ましいが、同時に、色の再現のための測定負荷も増える。そのため、求める精度と負荷の関係を考慮して、対象とする印刷物の範囲を決めればよい。
【００７２】
なお、目標印刷物の測定、若しくは、目標印刷物を測定すると記載する場合は、予め測定されているインキと同じインキを使う場合のように、すでに測定されたデータを適当な記録媒体から読み込むことによりその目的を達成できる場合は、これをも含めて「測定」と記載することがある。また、求める精度との関係で代表的なインキのデータで代用する事も可能であり、こうした場合も含めて「測定する」と記載することがある。
【００７３】
（ｉｖ）濃度、Ｌ＊ａ＊ｂ＊及び色の測定について
濃度とは、主に光学濃度を意味する。また、実質的にこれと同じ意味をもつ他の量に置き換えたものでもよい。例えば、ＣＬＩＥＡＢ色空間におけるＬ＊、ａ＊、ｂ＊等を、変換可能な代表値としてあげることが可能である。このほかには、ＣＩＥＬＵＶ色空間、ＸＹＺ色空間の座標値を好ましく用いることができる。ＣＩＥＬＡＢ色空間とは、ＣＩＥ１９７６（Ｌ＊ａ＊ｂ＊色空間）を指し、その座標の求め方については、ＪＩＳＺ８７２９−１９９４に記載されている。また、Ｌ＊ａ＊ｂ＊色空間の座標の値を、色の「特性」と呼ぶこともある。
【００７４】
（ｖ）アナリティカル濃度について
アナリティカル濃度は写真の分野でよく用いられる濃度の概念であるが、Ｙ、Ｍ、Ｃ色素を任意の量で発色させた時、Ｙ色素だけを同量発色させたときのＢ濃度をアナリティカルＢ濃度と呼び、Ｍ色素だけを同量発色させたときのＧ濃度をアナリティカルＧ濃度、Ｃ色素だけを同量発色させたときのＲ濃度をアナリティカルＲ濃度と呼ぶ。アナリティカル濃度は概念的な量であるが、計算によって求めることもできる。アナリティカル濃度に関しては、Ｔ．Ｈ．Ｊａｍｅｓ編、ＴｈｅＴｈｅｏｒｙｏｆＴｈｅＰｈｏｔｏｇｒａｐｈｉｃＰｒｏｃｅｓｓ、Ｍａｃｍｉｌｌａｎ、Ｎｅｗｙｏｒｋ、ｐ．５２４−５２９（１９７７）に記載されており、これを参考に求めることができる。
【００７５】
感光材料として、反射支持体を有するハロゲン化銀感光材料を使用した場合は、アナリティカル濃度も反射濃度として表しておくことが好ましい。また、システムでアナリティカル濃度として取り扱う数値は、本来のアナリティカル濃度から変換した数値であってもよい。数値の取り扱いとしては、アナリティカル濃度を１００倍して整数化した方が扱いやすく、好ましい。
【００７６】
［画像出力システムの全体構成］
まず、図２を用いて画像出力システムの全体の概略構成について説明する。
【００７７】
図２は、画像出力システムの全体構成例の概略を示したブロック図である。また、図４は、画像出力システム全体の概略の動作フローを示した図である。
【００７８】
画像出力システムは、目標印刷物２を測定してプルーフ生成に必要なデータを取得するための、目標印刷物２の測定手段（装置）３、測定手段３により得たデータに基づき画像データを加工する画像情報処理装置１００、画像データに網点を含ませる網点データ生成部１５、加工された画像データを感光材料に出力するプルーフ画像出力装置１を有してなる。
【００７９】
［プルーフ画像出力装置］
図２において、画像出力システムのプルーフ画像出力装置１は、データを一時記憶し、記録タイミングを調整するためのバッファと、印刷媒体（例えば感光材料）を、インキ、印刷用紙等の条件を反映して上記の画素ごとに露光を行ことによって所望のプルーフを得るための露光手段と、露光時に感光材料を担持するドラムと、これらの手段を必要な条件で制御する制御手段とを備えている。
【００８０】
［露光手段］
プルーフ画像出力装置１の露光手段は、レーザ或いは発光ダイオード（ＬＥＤ）等の各種の光源と、光源からの光量を調整する手段と、主走査方向および副走査方向に２次元に走査して、感光材料の所定位置に光源からの光があたるようにするための走査手段とを備えている（いずれも図示していない）。
【００８１】
露光手段は、画像情報処理装置１００によって生成されたＹ、Ｍ、Ｃ（或いはＹＭＣＫ）の各強度（濃度或いは濃度に対応した光量：露光エネルギー）を表した網点画像データを受けて、これらをいったんバッファに一時的に格納し、順次、別途生成されたドットクロックで読み出して、光源、例えば、緑色レーザ光源、赤色レーザ光源、青色レーザ光源を前記網点画像データのＹ、Ｍ、Ｃの強度に対応して発光させ、インキの色および／または印刷用紙の色（例えば、白地）に対応した色を持つ画像を露光する。
【００８２】
また、露光手段の露光制御部（ＣＰＵ及びプログラムで構成される。）は、ドラムにおける感光材料の先端位置の位置をセンサ類により検出する。また、ドラムの回転に伴って、ドラムに設けられたロータリーエンコーダが出力したパルス信号のカウントに基づいて、光学系の光源から射出される光の照射位置と、感光材料の画像記録領域が互いに対応して画像を形成できるように、ドラムの回転及び光源の位置を制御している。また、ドラムに保持されている感光材料に対して、光源を発光させて網点画像の画像出力（露光）を行う。
【００８３】
なお、感光材料に対し、主走査方向（ドラムの回転による方向）と副走査方向（光源の移動による方向）の２次元走査により記録される画像の画像記録密度は、網点画像による階調の再現性などの観点から主走査方向及び副走査方向共に６００ｄｐｉ以上が好ましい。より好ましくは１０００ｄｐｉ以上であり、さらに好ましくは１２００ｄｐｉ以上である。また、網点画像による階調の再現性の飽和や画像記録速度や装置コストなどの観点から、主走査方向及び副走査方向共に１万ｄｐｉ以下が好ましい。より好ましくは５０００ｄｐｉ以下である。ここで、ｄｐｉは、主走査方向又は副走査方向の１インチの長さの中に、画像記録される画素が幾つ並んでいるかを示す単位である。
【００８４】
また、露光の際における各色光の１秒当たりの記録画素数は、３００万画素／秒以上（特に１０００万画素／秒以上）であることが好ましい。また、露光光の各色の１秒当たりの記録画素数は、４０億画素以下（特に５億画素以下）が好ましい。これにより、駆動回路、露光出力強度が安定し、高速画像記録と高精細な画像記録を両立させることができる。また、調整が容易になり、コスト上も好ましい。
【００８５】
なお、露光手段の露光用光源は、ＢのＬＥＤを主走査方向に１０個並べ露光のタイミングを少しづつ遅延させることによって同じ場所を１０個のＬＥＤで露光出来るように調整してある。また、副走査方向にも１０個のＬＥＤを並べ隣接する１０画素分の露光が１度に出来る露光ヘッドを準備した。Ｇ、Ｒも同様にＬＥＤを組み合わせて露光ヘッドを準備した。各ビームの径は約１０μｍで、この間隔でビームを配列し、副走査のピッチは約１００μｍとした。１画素当たりの露光時間は約１００ナノ秒であった。
【００８６】
［制御手段］
プルーフ画像出力装置１の制御手段は、ＣＰＵ（コンピュータまたは中央演算装置）及び各部や装置または手段を制御するための画像出力プログラムと、その画像出力制御プログラム及び露光用データ等を記憶するメモリとからなり、ＣＰＵが画像出力プログラムを実行することにより、制御部として機能している。
【００８７】
［測定手段（装置）］
画像処理システムの測定手段（装置）３は、目標印刷物２の各色がもつ特性のデータを取得するための測定装置である。各色がもつ特性とは、先に説明した濃度も含まれるが、この例では、ＣＥＩＬＡＶ色空間におけるＬ＊、ａ＊、ｂ＊の各座標値を測定して出力している。
【００８８】
［網点データ生成部］
画像出力システムの網点データ生成部１５は、画像データに網点を設ける。その際、網点の面積内の複数の画素により網点画像を形成する。網点データ生成部１５は、その網点及び画素のデータ（座標位置を識別できる情報で、以下、網点データと呼ぶ。）を生成する。制御部８は、各部を制御して、結果として、前記露光手段を網点、画素ごとに濃度を決定して制御するためのカラーコレクションテーブルを作らせる（濃度を感光材料特性に応じて光量に変換した場合は、画素ごとに光量を決定したテーブルを作らせる）。
【００８９】
ここで、１つの網点は、１００以上の画素から記録されていることが、実際の印刷の網点に近い再現になり好ましい。より好ましくは２００以上である。また、１つの網点は、２０００以下の画素から構成されるように記録されていることが、画像データの取り扱いの容易さや高速な画像データ処理の観点から好ましい。
【００９０】
［画像情報処理装置］
画像出力システムの画像情報処理装置１００は、ハード構成としてＣＰＵ１００ａ及びメモリ１００ｂを有し、表示手段４としてのディスプレイと操作手段５としてのタッチパネル等を有する。画像情報処理装置１００は、システム全体の制御を行うと共に、測定装置３からの各色についての測定データＬ＊、ａ＊、ｂ＊を、濃度特性ファイルのデータを参照して、基本色（この例では、Ｙ、Ｃ、Ｍの各濃度）に変換してプルーフ画像出力装置１へ出力する。
【００９１】
画像情報処理装置１００のメモリ１００ｂには、表示手段４に、操作のための画面を表示するＧＵＩプログラム（視覚的に、容易に入力操作ができるプログラム）、画像情報処理装置１００の内部において、測定装置３、プルーフ画像出力装置１等と情報をやりとりするための制御プログラム等の、ＣＰＵ１００ａで実行可能なプログラム類およびそれらに必要なデータ類とを備えている。
【００９２】
なお、画像情報処理装置１００は、一般のパーソナルコンピュータ等であってもよいし、プルーフ画像出力装置と同じ筐体に収められた専用コンピュータであってもよい。
【００９３】
この画像情報処理装置１００について、図３を用いて詳しく説明する。図３は、図２の画像情報処理装置１００の詳細内容を示すブロック図である。図３のプルーフ画像出力装置１と目標印刷物２および測定手段（装置）３を除いた、符号が４から１５の部分が、画像情報処理装置１００に含まれる。
【００９４】
画像情報処理装置１００は、各種テーブル類等を格納した記憶手段１３、ＧＵＩ手段２００、制御部８、ノセ演算手段９、レンダリング手段１０、変換手段１１、機差補正手段１２、エジット手段１４を有してなる。以下、これらの各部分について説明する。
【００９５】
［記憶手段］
記憶手段１３は、機差補正手段１２により機差を補正されたカラーコレクションテーブルを格納し、プルーフ画像の出力に供する（図４のＳ８）。全色測定して作成されたカラーコレクションテーブルの一例を図８に示す。また、記憶手段１３は、その他、機差補正データ、濃度特性ファイル等を格納している。記憶手段１３は、一つのメモリあるいは複数のメモリで構成されていてもよい。
【００９６】
記憶手段１３に格納されているテーブル類やファイル類は、同様の機能を発揮する限り、分割されていたり、統合されていたりしてもよい。また、各テーブルに格納されたデータの表現も特に制限されるものではなく、例えば、濃度値として表現されていてもよいし、同じものがＬ＊、ａ＊、ｂ＊で表現されていてもよい。
【００９７】
［感材特性テーブル］
感材（感光材料）特性テーブルは、写真業界でよく知られた特性曲線に相当するテーブルであり、各色の感光材料の発色濃度とそれを得るのに必要な露光量の関係を表す。感材特性テーブルには、各種の感光材料の標準的な特性データが格納されている。
【００９８】
感材特性テーブルの作成は、露光量を低露光量から高露光量まで連続的または断続的に変化させて露光を行い、現像処理を経て生成した画像の濃度を測定して、露光量と発色濃度の関係を対応させることで得られる。
【００９９】
［濃度特性ファイル］
露光手段は、入力される濃度データから各光源の光量を決定して露光する。そのため、図１の画像情報処理装置１００は、その光源の特性にあった濃度データをあらかじめファイルとして用意しておき、露光手段に提供する必要がある。このファイルは重要であり、以下、濃度特性ファイルと呼ぶ。この濃度特性ファイルは、請求項１において、「色特性対基本色濃度の濃度特性テーブル」と表現されている。
【０１００】
濃度特性ファイルは、ハロゲン化銀感光材料のシアン、マゼンタ、イエローの各色材の様々な発色量の組み合わせ（Ｄｃ、Ｄｍ、Ｄｙ）と、その各々の組み合わせで生じる、濃度と色特性を表現する（Ｌ＊、ａ＊、ｂ＊）の組み合わせ（色調ともよばれている）との関係を表すテーブルである。この概念図を図６に示す。
【０１０１】
このような濃度特性ファイルの作成は、デジタルデータに基づいて波長の異なる光源を用いて、任意に光量を変化させて画像露光を行い、シアン、マゼンタ、イエローを発色可能なハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀感光材料を任意に発色させた組み合わせを作成し、その濃度あるいは色調を測定してカラーコレクションとの関係を対応させることによって可能である。また、シアン、マゼンタ、イエローの全てのカラーコレクションの組み合わせを作成しなくても、中間領域はデータを補完することで設定することができる。
【０１０２】
ここでは、上記の感材特性テーブルを参照して、図５に示したＣ、Ｍ、Ｙの各濃度を発色させるＢ、Ｇ、Ｒの光量を組み合わせることにより、１５×１９×１９色の計５４１５色のカラーパッチを出力し、Ｌ＊、ａ＊、ｂ＊及びステータスＴのＹ、Ｍ、Ｃ濃度を測定した。次に、色パッチのＬ＊、ａ＊、ｂ＊と、そのパッチを作成する際に与えたＢ光のみで発色させたＹパッチのＹ濃度、Ｇ光のみで発色させたＣパッチのＣ濃度、Ｒ光のみで発色させたＭパッチのＭ濃度をもとめ、この３種の量を対応させたテーブルを作成することによって、濃度特性ファイルを作成した。５４１５色のデータで膨大となるため図示を省略するが、イメージ的には、図６のようにＹ、Ｍ、Ｃの濃度の３次元座標においてＬ＊、ａ＊、ｂ＊のパラメータで色が特定されるようになる。
【０１０３】
なお、濃度特性ファイルの作成では、上記のように、感光材料の露光条件を変えるだけであるから、カラーパッチの数が多くても比較的容易に用意できる。
【０１０４】
このようにして作成された濃度特性ファイルは、図３の記憶手段１３に記憶されている。濃度特性ファイルは全色を測定して作成することが望ましいが、１８色或いは６色等を測定してあとは特色のノセ状態を演算してもとめることもできる（後述する）。
【０１０５】
［カラーコレクションテーブル］
前述のように、デジタルカラープルーフにおいては、画像は画素に分解され、この画素の集合体として網点が再現される。このため、画像データとして画素の色が決められた時、この色を具体的に規定する、すなわち、画像データが赤であった場合でも、それが濃い赤であるか、淡い赤であるか、紫がかった赤であるか黄色がかった赤であるかを規定する必要がある。
【０１０６】
カラーコレクションテーブルで規定する色の数は、印刷で使用するインクの数、求める再現の精度等で決まるが、例えば、プロセスインクＹ、Ｍ、Ｃ、Ｋと特色２色の組み合わせでは、Ｋ、Ｙ、Ｍ、Ｃの組み合わせとインクのない部分（白：Ｗ）を合わせて１６色となり、これらに特色２色との重なりを考慮すると６４色になる。
【０１０７】
次に、カラーコレクションテーブルを作成する方法について説明する。
一つの方法は、上記の組み合わせに相当するインキを刷り重ねた印刷物を用意しこれを測定する方法である。これは理想的であり、プロセスカラーのみで特色等を使用しないか、使用しても一色のような、印刷物が比較的容易に用意できるような場合に有効である。
【０１０８】
しかし、色材の違いによる補正を加えることが難しい。また、特色インキの種類は非常に数が多くあらかじめ用意するのは困難であること、また、印刷用紙の種類によっても仕上がりは大きく変化するため対応せざるを得ない等、すべての場合について、印刷物を用意して正確なデータを得ることは現実的に不可能である。この点、上記のように、単に露光条件を変えればよいだけの濃度特性ファイルの場合とは状況が異なる。
【０１０９】
従って、少ない数のデータから何らかの演算手段により求めることが好ましい。これを実現するために設けられているのが、後述するノセ演算手段９である。
【０１１０】
カラーコレクションテーブルのデータは、網点データ生成部１５からの画像データと併せてプルーフ画像出力装置１に転送してもよいし、予め転送してプルーフ画像出力装置１に記憶しておいてもよい。
【０１１１】
ここで、カラーコレクションテーブルと感材特性テーブルとを組み合わせる構成とすることによるメリットを説明する。
【０１１２】
カラーコレクションテーブルと感材特性テーブルとを組み合わせることなく、前記の画素を作成できる方法としては、例えば、画像形成に要するエネルギーと濃度の関係を、任意の刻みでエネルギーを変化した全ての組み合わせでカラーパッチを作成し、これを測定した結果をデータベースとしておけば任意の色を与えられた時、このデータベースを参照することにより各層の与えるべきエネルギーを求める方法が考えられる。
【０１１３】
しかし、この方法では、精度を上げるためには膨大な量の測定を行ってデータベースを作成する必要がある。また、感光材料の特性の変動（感光材料の製造バラツキによる変動の他、処理液の性能の変化によって変動する）を吸収するための手段が別途必要となる。
【０１１４】
一方、カラーコレクションテーブルと感材特性テーブルとを組み合わせる方式においては、Ｙ、Ｍ、Ｃ各層に与えるエネルギーと発色濃度の関係を求めておくことで少ないデータで精度よく必要なエネルギーを求めることが可能となり、システムの設計段階あるいは感光材料の色材の変更などに対しての対応が容易であるというメリットを有する。
【０１１５】
さらに重要なことは、プルーフ画像出力装置１は、特に露光手段は、温度等の環境起因による露光量の変動や、現像処理の活性の経時変動等により、基準の条件から変動して、発色する濃度や特性（色調）にずれが生じる場合がある。この場合に備え、生成された画像の濃度や特性（色調）を測定し、その測定値から予想値との濃度差、色差を計算し、予想値からのずれ量を算出して、ずれ分を露光量にフィードバックを行うことにより、補正が容易に行えメリットがある。
【０１１６】
［ＧＵＩ手段］
図３を用いて、画像情報処理装置１００のＧＵＩ手段２００に付いて説明する。ＧＵＩ手段２００は、表示手段４、操作手段５、パネルコントロール手段６及び表示情報記憶手段７を有する。
【０１１７】
パネルコントロール手段６は、予め表示情報手段７に記憶されている表示情報を、電源オン、或いは操作手段５で設定されたキーに応じて画面を読み出して表示手段４に表示させる。選択・設定・入力の操作は、表示手段４が参照されてマーカ等で操作手段５から行われる構成となっている。以下、選択・設定・入力の操作は、操作手段からなされるものとする。
【０１１８】
電源を入れるとパネルコントロール手段６は、表示情報記憶手段７から図１１のメイン画面を読み出して表示する（図４のステップＳ１：以下、ステップを省略し、Ｓ番号で示す。）。図１１の設定１が選択されると、図１２の測定画面が表示される。ここで色のパッチ（見本）、特色、インキ設定の画面がでてくるのでここで設定できる。ただし、この例では、特定の指示をしないと全色測定するので、このまま全色測定として説明する。なお、図１２の画面の上部のデータは、測定後の測定色についてのＹ，Ｍ，Ｃ濃度、Ｌ＊、ａ＊、ｂ＊の特性値を表示している。
【０１１９】
［制御部］
パネルコントロール手段６から測定の指示を受けた制御部８が測定装置１（請求項の取得装置、或いは取得手段、測定手段に相当する。）を制御して、目標印刷物の全色についてのＬ＊、ａ＊、ｂ＊の測定を行わせる（図４のＳ２）。なお、測定前に、図１２の測定キャリブレーションを設定して、測定装置を校正しておくことが望ましい。図３において、全色測定で、刷り重ねの下色を強調しない場合、及びインキ設定調整しない場合は、直接レンダリング手段１０に入る。なお、レンダリングも行わなければ変換手段１１へ入力される（図４で全てＮＯの場合）。図３のパラメータ演算手段９、レンダリング手段１０（図４のＳ３からＳ５）については、後記する。
【０１２０】
また、制御部８は、測定フィードバックも行う。これは、プルーフを出力後の色を再測定して、その際測定した測定値に基づいてカラーコレクションテーブルをプルーフ画像出力装置１へをフィードバックをして、再出力させて確認する（或いは確認してズレがあれば微調整するために）ために用いられる機能で、図１８の画面（測定画面のサブ画面）で操作して実行できる。
【０１２１】
図１８の画面に指示された色をプルーフ画像の中から選択して濃度等を入力する。測定された値と、計算で求められた色との濃度差、あるいは色差を計算し、ずれ分をソフト内で計算を行い、カラーコレクション値の差分として算出して、差分を補正されたカラーコレクションテーブルを再出力する。
【０１２２】
［ノセ演算手段９及びその画面］
ノセ演算手段９（パラメータ演算手段９ともいう）は、目標印刷物の測定により得られた色特性データが、必要な色特性データの全部ではなく限られた数だけである場合に、足りない色特性データをあらかじめ与えられたインキの特性等のデータから演算して追加する手段である。つまり、ノセ色演算を用いて、測定できなかった刷り重ね部分の色を、印刷インキの性状、印刷用紙の種類、印刷条件等に応じて、既測定の濃度または色調値を元に計算を行って生成することができる。これは変更手段の一部である。
【０１２３】
一般に印刷では、プロセスインキが使用され、それに印刷物によって異なる特色インキが使用される。プロセスインキの場合は、それらの組み合わせがあらかじめ決まっているため、組み合わせに対応した実験を行ってノセ色（対応する画素の色）をあらかじめ決めておくことができる。
【０１２４】
しかし、特色の場合は目標印刷物により異なるインキが使用されるため、あらかじめノセ色を決めておくということが困難である。そのため、目標印刷物で使用される特色が決まった段階で、できるだけ手間と時間をかけることなくノセ色を決める方法が重要となる。パラメータ演算手段９は、これを実現することを目的の一つとしている。
【０１２５】
ここで、特色には２つの使い方があり、プロセスインキの画像の上に特色インキの画像が刷り重ねられている場合（これをノセと呼ぶことがある）と、プロセスインキによる画像をなくし特色画像だけを印刷する場合（これをヌキと呼ぶことがある）である。ヌキの場合には、特色インキの色を考慮することで足りるが、ノセの場合には、下のインキの色が印刷物の色に反映するため、これをプルーフで再現する場合に、このインキの特性を考慮してプルーフを生成する必要がある。
【０１２６】
通常、印刷物の２色以上が重なった色調を、ハロゲン化銀感光材料の発色で良好に再現させるためには、２色のそれぞれ単独の色を再現させるのに要するＹ、Ｍ、Ｃの各濃度成分の単純な和では再現することはできない。また、機器の露光量制御を正確に行うためには露光量の制御範囲を狭めることが好ましく、この場合、好ましい発色濃度が求められてもこれを実現できないことがあり得、特に多くのインキが刷り重ねられた色でこのようなことが起こりやすい。そのため、印刷インキの重なった色に近似した発色を再現させるためには、一定の規則に沿った光量制御が必要となる。
【０１２７】
印刷物におけるＸ色（Ｘは２以上の整数）のインキ重なり部の光量の設定に関しては、印刷順に重なって新たに生成された１色目と２色目の重ね色を１色として設定したのち、新たに設定された１色目と２色目の設定値と３色目との関係から次の重ね色の設定ができる。
【０１２８】
複数の刷り重ね色の設定は、印刷順に重なって新たに生成された１色目と２色目の重ね色を１色として設定した後、新たに設定された１色目と２色目の設定値と３色目との関係から次の色の設定をしてもいし、１色目と２色目を下色として特性を設定し、３色目を上色として設定してもよい。
【０１２９】
上記の説明の中におけるパラメータ演算手段９（以下、ノセ演算手段９という。）は、次のようにこのノセについて使用される。
【０１３０】
（イ）測定装置３で測定していない色について演算でＬ＊、ａ＊、ｂ＊を求める場合に使用される。これは、図４において、ノセを行う（図４のＳ３）、表示画面にて条件を指定し、ノセ演算手段９によるノセ演算を行って（図４のＳ３ｂ）、データの追加を行うものである。これは前述した。
【０１３１】
（ロ）印刷物の仕上がりを予測するというプルーフの目的に照らして、第一義的には印刷物と可能な限り近似した仕上がりとなることが望まれる。しかし、上に透明度が低いインキが刷り重ねられる部分では、プルーフとしては、上のインキの透明度を高く再現した方が、下になる画像の状況が判別しやすく有利に用いられることがある。つまり、重ね刷りの下色を、プルーフでの色再現で強調し、プルーフにおいて下色を視覚的に認識・操作可能にし、結果として検版を可能にする場合（図４のＳ４−ＹＥＳ，Ｓ４ａ）である。これをノセ強調といい、これを行うためにノセ演算手段に付随して設けられている手段をノセ強調手段と呼ぶ。これは変更手段の一部である。
【０１３２】
（ハ）ノセの場合の再現色の計算に当たっては、インキの特性を考慮する必要がある。主な特性としてはインキの透明度で、これは主に刷り重ねるインキ（これを上色と呼ぶことがある）によって決まり、最終的な色に対する下になるインキ（これを下色と呼ぶことがある）の寄与の大きさを表す。もう一つの重要な特性は、トラッピング率で、上色と下色のインキの組み合わせや印刷版の印刷順序によって決まり、最終的な色に対する上色のインキの寄与の大きさを表す。これ以外の因子を考慮することがより精度を上げることができ好ましいが、効果の大きさは小さく作業の負荷を考慮すると前記２つの因子を考慮することが好ましい態様である。
【０１３３】
これらの要因を反映して調整するのが、ノセ演算手段９の重要な機能であるが、本機能は図１２の画面或いは図１６の画面をＧＵＩ２００で出力させ、画面を見ながら設定・調整する。設定された条件に基づいてノセ演算手段９が演算してレンダリング手段１０へ送られる（図４のＳ４−ＹＥＳ，Ｓ４ａ、４ｂ）。
【０１３４】
（インキ設定）
画像情報処理装置のノセ演算手段９で設けられているインキの設定について説明する。インキの設定は、図１６の画面で視覚的に設定できる。ノセ色が測定できない目標印刷物のカラーコレクションを設定する際に使われ、インキに関して、成分を詳細に設定することで更に精度の高いカラーコレクションを計算できる。
【０１３５】
インキ設定において考慮すべき内容は、下記の通りである。これらが画像情報処理装置で設定若しくは処理される。
【０１３６】
（イ）インキ分類の選択
・金属顔料を含有して透明性の低いシルバーインキ
・金属顔料を含有して透明性の低く着色した色メタリックインキ
・普通インキ通常の着色顔料や染料を含有したインキ
【０１３７】
その他、添加剤の性質や添加量によってもノセ色の設定に影響を及ぼす。添加剤の種類として次のものがある。
・メジウム（透明性の無色インキで彩度や濃度の調節や光沢を付与するために用いられる）
・白インキ
・色メタリックインキ
【０１３８】
（ロ）インキの透明度
ノセ色の色調は、目標とする印刷物の上色インキの透明性成分と非透明性成分との比率によって変化するからである。インキ組成に存在する代表的な透明性成分は、例えばメジウム、レジューサー、コンパウンドなどが挙げられる。メジウムとは透明性の無色インキで彩度や濃度の調節や光沢を付与するために用いられる。
【０１３９】
またコンパウンドはインキと混ぜて印刷適性を改善するための、種々の製品の総称であり、インキのタックを下げるため等に用いられる補助剤である。レジューサーはインキの粘度低下やタックの調整に用いられる、腰切り剤と呼ばれる添加剤である。その他の透明性成分としてはワニス、不透明性成分としては、顔料や染料、金属粉などが分散または溶解された、市販されている一般的なインキが挙げられる。具体的には大日本インキ化学工業株式会社製スペースカラーバリウスＧ、バリウスＧＥＳ、バリウスＧＥＲ、校正用バリウスＧ、ダイスパーク、ＮＣＰシルバー等、あるいは、東洋インキ製造株式会社製、ＴＫハイユニティ、ＴＫハイユニティＯＮ、ＴＫハイユニティクイック、ＴＫハイエコー、ＴＫＰＤエコー、ＴＫハイユニティＳＯＹ、ＴＫハイエコーＳＯＹ１、等が挙げられるが、これらには限定されない。これらのインキを単独あるいは２種以上を任意の比率で調合して用いることも出来る。
【０１４０】
（ハ）インキの転写量
本機印刷機は高速に複数色の色を次々に印刷していくため、前に印刷した色が当然乾かないうちに次の色を印刷していかなければならない。その結果、インキが乾ききっていない状態で次の色を乗せようとするので、インキが１００％転移されない現象がおきる。これがウェットトラッピングという。インキの転写される割合（トラッピング率）は転写面が乾いているときほど高く、直前に多色が印刷された状態ではトラッピング率は小さくなる。
【０１４１】
上記の（イ）、（ロ）、（ハ）を考慮することにより、目標とする印刷物のこの現象を反映して各重なり色の適正な露光光量設定を行い、最適なイエロー、マゼンタ、シアンの発色濃度を制御することでより近似したプルーフ画像を得ることができる。
【０１４２】
なお、感材の支持体（ドラム）上に少なくともシアン、マゼンタ、イエローを発色可能なハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀感光材料を、デジタルデータに基づいて波長の異なる光源を用いて、任意に光量を変化させて画像露光を行った後、発色現像処理する階調画像の形成方法においてはイエロー、マゼンタ、シアンの各最大発色濃度（Ｄｍａｘ）を超える濃度設定は不可能なため、この範囲内での濃度設定が必要である。
【０１４３】
前述したように、目標印刷物で使用されているすべての色について濃度を測定しても良いが、図３のパラメータ（ノセ）演算手段９を使用することによって、目標印刷物から１８色だけ測定し、他の色のＬ＊、ａ＊、ｂ＊を求めることができる。したがって、少ない測定データで多くのデータが得られる特徴がある。以下に、上記のインク設定後、測定しない色についてカラーコレクションテーブルを求める演算方法を示す。
【０１４４】
透明度、トラッピング率を反映したカラーコレクションテーブルの作成の方法としては、下記の式（Ｃ）を用いる方法によった。なお、Ａ、Ｂにかかる関数表示の中でｊを付していないのは、これらがインキの種類で決まるからである。
【０１４５】
Ｄｊ＝Ａｊ（Ｕ，Ｏ）×Ｏｊ＋Ｂｊ（Ｏ）×Ｕｊ・・・式（Ｃ）
（ここで、ｊはプルーフ画像を形成する色材（ここではＹ、Ｍ、Ｃの３種）を表し、Ｄｊは、目標印刷物で前記の重ねて印刷される部分に対応するプルーフの画素の、色材ｊの発色値を意味し、係数Ａｊは、あらかじめ与えられた前記１の版による上色のトラッピング率を意味し、係数Ｂｊは、あらかじめ与えられた上色のインキの透明度を意味し、Ｕｊは前記他の版による下色のカラーコレクションテーブルの値を意味し、Ｏｊは上色のカラーコレクションテーブルの値を意味する。また、０＜Ａｊ＜１、０＜Ｂｊ＜１であり、Ｄ（ｊ−１）＝Ｕｊである。）
【０１４６】
Ａｊ、Ｂｊの値及び１８色の特性データからカラーコレクションテーブルを計算した例を図９に示した。図９で（ａ）表から（ｃ）表は、条件であって、（ａ）表は、上色のインキの透明度に係る係数の表、（ｂ）表はトラッピング率の表、（ｃ）表は、測定した色とその測定値である。これらの条件を基に、計算した結果が（ｄ）表である。
【０１４７】
［ノセ強調手段］
まず、ノセ強調を行う際の基本的な考え方について図３２を用いて説明し、続いて、ノセ強調手段で行う具体的な計算の仕方を、前述の式（Ｃ）を用いて説明する。
【０１４８】
（ノセ強調の考え方）
図３２は、ＹＭＣＫの各インキを用いて印刷された印刷物３００と、それに対応するプルーフ３１０を示した概念図である。ここで印刷物３００では、ＹＭＣＫのプロセスカラーが印刷された部分に一部重ねて、また一部はＹＭＣＫに重ならないようにして、特色であるＧＹが上色として印刷された例を示している。以下、下色であるＹＭＣＫのうちのＹを例にあげて説明する。
【０１４９】
図３２の印刷物３００で上色であるＧＹが濃すぎる場合、実際の印刷物においても下色であるＹの存在が確認しにくくなる。そのため、実際の印刷物に忠実な色再現を目指したプルーフでも、印刷物同様に下色であるＹの存在が確認しにくい。しかし、プルーフにおいては実際の印刷物に忠実であるよりも、データに下色のＹが存在するかどうかの確認ができることがより重要となる場合がある。そのような場合に、上色であるＧＹを実際の印刷物３００より薄くなるように、又は、下色のＹを強調してプルーフに表現することで、印刷物における下色の存在をプルーフ上で容易に確認できるようにする。このようなケースは、上色として通常のインキを用いた場合に、ごく普通に生じうる。
【０１５０】
まず、印刷物３００においてＹのみが印刷されている部分の色彩を（２）、Ｙの上にＧＹが印刷されている部分の色彩を（１）、ＧＹだけが印刷されＹが印刷されていない部分の色彩を（４）とする。さらに、対応するプルーフ３１０において、印刷物３００の色彩（１）に対応する部分の色彩（ノセ色）を（３）とする。また、色彩（１）と色彩（３）との色差の絶対値をΔＥ１、色彩（１）と色彩（２）との色差の絶対値をΔＥ２、色彩（２）と色彩（４）との色差の絶対値をΔＥ３とした場合とする。ここで、印刷物とプルーフが完全に同じ色再現を行っている場合は、当然ながらΔＥ１はゼロである。
【０１５１】
ここで、各部分の色彩によりノセ強調を表現すると以下のようになる。上記のように、上色であるＧＹが濃すぎて下色であるＹの存在がプルーフ上で確認できないということは、Ｙと重なり部分との色差ΔＥ２に比べて、ＧＹと重なり部分との色差ΔＥ３が、目視にとっては小さすぎると言うことである。
【０１５２】
従って、この場合に、プルーフのノセ色の色彩（３）を変化させ、有意な結果を得るためには１≦ΔＥ１であることが望ましい。また、色彩（３）は、印刷物の色彩（２）に近づきすぎても意味がないから、ΔＥ１≦ΔＥ２−１となる。従って、ΔＥ１が以下の式（Ａ）を満たすように、色彩（３）を変化させればよい。
１≦ΔＥ１≦ΔＥ２−１・・・・・・・（Ａ）
【０１５３】
上記のケースとは逆に、図３２の印刷物３００で、上色であるＧＹが薄すぎて、下色であるＹの上に印刷されているはずのＧＹの存在がプルーフ上で確認できないという現象も生じうる。これはレアケースであり、上色インキが極薄色インキであるような場合に生じうる。
【０１５４】
このような場合には、上色であるＧＹを実際の印刷物３００より濃くなるように強調して、または、下色のＹを薄くしてプルーフに表現することで、印刷物における下色の存在をプルーフ上で確認できるようにする。
【０１５５】
上記と同じ図３２の色彩及び色差の定義を前提として、上色であるＧＹが薄すぎて下色であるＹの上にあるはずのＧＹの存在がプルーフ上で確認できないということは、ＧＹと重なり部分との色差ΔＥ３に比べて、Ｙと重なり部分との色差ΔＥ２が、目視にとっては小さすぎると言うことである。
【０１５６】
従って、この場合にも、プルーフのノセ色の色彩（３）を変化させ、やはりΔＥ１がゼロより大きくなるようにする。有意な結果を得るためには１≦ΔＥ１であることが望ましい。しかし、色彩（３）は、印刷物の色彩（４）に近づきすぎても意味がないから、ΔＥ１≦ΔＥ３−１も満たす必要がある。従って、ΔＥ１が以下の式（Ｂ）を満たすように、色彩（３）を変化させればよい。
１≦ΔＥ１≦ΔＥ３−１・・・・・・・（Ｂ）
【０１５７】
上記と同様の表現を、プルーフにおける色彩を用いて表現することもできる。すなわち、印刷物３００でＹのみが印刷されている部分に対応するプルーフの部分の色彩を（５）、ＧＹだけが印刷されＹが印刷されていない部分に対応するプルーフの部分の色彩を（６）とする。さらに、色彩（３）と色彩（５）との色差の絶対値をΔＥ４、色彩（３）と色彩（６）との色差の絶対値をΔＥ５とした場合に、印刷物におけるΔＥ２とΔＥ３の差の絶対値よりも、プルーフにおけるΔＥ４とΔＥ５の差の絶対値が小さくなるように、プルーフのノセ色の色彩（３）を調製すればよい。
【０１５８】
いずれにせよ、色彩（３）は、重なり色をある程度表現しながら、しかも上色または下色の存在が確認できる程度に変更される。この変更の程度は、目視に対してどの程度の変更が有効かによって決まり、一定の官能試験により、ある程度の標準的な変更の程度が規定できる。しかし、判断者によって程度が異なるため、ノセ強調の程度は、システム外部からの操作により選択若しくは調整できるようにしている。
【０１５９】
以上のようにすることで、ノセ色の再現は実際の印刷物とは若干異なるものの、印刷物における下色または上色の印刷状態が、プルーフでより的確に判断できるようになる。
【０１６０】
（ノセ強調の演算）
ノセ強調の具体的演算では、上記で説明した式（Ｃ）を用いる。式（Ｃ）を再掲する。
【０１６１】
Ｄｊ＝Ａｊ（Ｕ，Ｏ）×Ｏｊ＋Ｂｊ（Ｏ）×Ｕｊ・・・式（Ｃ）
（ここで、ｊはプルーフ画像を形成する色材（ここではＹ、Ｍ、Ｃの３種）を表し、Ｄｊは、目標印刷物で前記の重ねて印刷される部分に対応するプルーフの画素の、色材ｊの発色値を意味し、係数Ａｊは、あらかじめ与えられた上色のトラッピング率を意味し、係数Ｂｊは、あらかじめ与えられた上色のインキの透明度を意味し、Ｕｊは下色のカラーコレクションテーブルの値を意味し、Ｏｊは上色のカラーコレクションテーブルの値を意味する。また、０＜Ａｊ＜１、０＜Ｂｊ＜１であり、Ｄ（ｊ−１）＝Ｕｊである。）
【０１６２】
この式は、測定装置で測定を行わなかった色の色特性を演算するためのものであるから、ノセ強調を行う場合は、問題となる色については測定の対象とせず、式（Ｃ）でノセ演算を行い、同時にノセ強調演算を行う。
【０１６３】
ノセ強調演算では、上記した二つの場合、すなわち、通常インキを用いた場合に、比較的多く問題が生じて行うべきノセ強調演算と、極薄色インキを用いた場合などに生じるレアケースの場合とで、計算の方向が異なる。まず、前者について説明する。
【０１６４】
（通常インキを用いた場合のノセ強調演算）
この場合、上色の透明度が小さいか、若しくは、上色の１つ以上の要素色濃度が濃すぎる場合であり、上記の問題となる範囲を、経験的に０．９５≧Ｂｊであるか若しくは１つ以上の要素色濃度についてＯｊ≧０．１５である場合と設定している。このような場合には、トラッピング係数Ａｊがあらかじめ与えられた値より小さくなるように変更されると共に、透明度係数Ｂｊがあらかじめ与えられた値より大きくなるように変更される。
【０１６５】
変更の程度は、前述したように目視にとって意味ある程度であるが、具体的には、変更されたトラッピング係数が、あらかじめ与えられたＡｊから０．０３〜０．５を差し引く範囲となるようにしている。好ましくは０．０５〜０．４を差し引く範囲である。また、変更された透明度係数は、あらかじめ与えられたＢｊからの増分が、１−Ｂｊの０．１倍〜１倍となるように設定した。好ましくは、０．２倍〜０．９倍である。
【０１６６】
また、後述するように、ノセ強調手段では、トラッピング係数や透明度係数の変更程度を、上色インキの特性分類ごとに異なる一定の範囲から選択できる選択手段を設けている。インキ分類は次のようなものである。
・金属顔料を含有して透明性の低いシルバーインキ
・金属顔料を含有して透明性の低く着色した色メタリックインキ
・普通インキ通常の着色顔料や染料を含有したインキ
・普通インキ＋メジウム
・普通インキ＋白インキ
【０１６７】
それぞれのインキ分類に対して、トラッピング係数、透明度係数は以下のように変更し得るように設定されている。
【０１６８】
シルバーインキでは、変更されたトラッピング係数のあらかじめ与えられたＡｊからの増分が、あらかじめ与えられたＡｊの０．６倍〜１倍、好ましくは０．７倍〜０．９５倍。変更された透明度係数は、あらかじめ与えられたＢｊからの増分が、１−Ｂｊの０．１倍〜０．９倍、好ましくは０．２倍〜０．８倍。
【０１６９】
色メタリックインキでは、変更されたトラッピング係数のあらかじめ与えられたＡｊからの増分が、あらかじめ与えられたＡｊの０．６倍〜１倍、好ましくは０．７倍〜０．９５倍。変更された透明度係数は、あらかじめ与えられたＢｊからの増分が、１−Ｂｊの０．１倍〜０．８倍、好ましくは０．２倍〜０．７倍。
【０１７０】
普通インキでは、変更されたトラッピング係数のあらかじめ与えられたＡｊからの増分が、あらかじめ与えられたＡｊの０．５倍〜１倍、好ましくは０．６倍〜０．９５倍。変更された透明度係数は、あらかじめ与えられたＢｊからの増分が、１−Ｂｊの０倍〜０．０５倍、好ましくは０．０１倍〜０．０５倍。
【０１７１】
これらのパラメータは、インキ分類テーブルに格納され、選択手段からいずれかのインキ分類が選択された場合に、対応するパラメータがテーブルから読み出されて、式（Ｃ）によりＤｊが演算される。
【０１７２】
なお、２種以上のインキの調合による場合は、それぞれのインキの調合比率に応じてそれぞれの好ましい値の間からパラメータが選べるようになっている。また、３種以上のインキの調合による場合は、比率の大きいものから２種のみを用いるようにしており、これでよい近似が得られる。
【０１７３】
さらに、ノセ強調手段では、ノセ強調の程度を三段階で選択できる選択手段を設けている。１段階目では、変更されたトラッピング係数は、あらかじめ与えられたＡｊから０．０３〜０．１５を差し引くようにしている。また、変更された透明度係数は、あらかじめ与えられたＢｊからの増分が、１−Ｂｊの０．１倍〜０．３５倍となるようにしている。
【０１７４】
２段階目では、変更されたトラッピング係数は、あらかじめ与えられたＡｊから０．１５〜０．２５を差し引くようにしている。また、変更された透明度係数は、あらかじめ与えられたＢｊからの増分が、１−Ｂｊの０．３５倍〜０．７倍となるようにしている。
【０１７５】
３段階目では、変更されたトラッピング係数は、あらかじめ与えられたＡｊから０．２５〜０．４を差し引くようにしている。また、変更された透明度係数は、あらかじめ与えられたＢｊからの増分が、１−Ｂｊの０．７倍〜１倍となるようにしている。
【０１７６】
このように、選択可能とすることで、操作者ごとに異なる判断に対応すると共に、操作が容易となるように工夫している。
【０１７７】
（極薄色インキを用いた場合のノセ強調演算）
逆に、極薄色インキを用いたような場合は、透明度係数Ｂｊが１に近く、つまり透明に近く、かつ上色の全ての要素色について薄い場合であり、このような場合を、経験的に０．９５＜Ｂｊで、かつ全ての要素色についてＯｊ＜０．１５である場合として規定している。このような場合には、前記Ａｊがあらかじめ与えられた値より大きくなるように変更されると共に、前記Ｂｊがあらかじめ与えられた値より小さくなるように変更される。
【０１７８】
変更されたトラッピング係数は、あらかじめ与えられたＡｊに、０．０３〜０．５を加算して求める。好ましくは０．０５〜０．４を加算する。また、変更された透明度係数は、あらかじめ与えられたＢｊからの増分が、あらかじめ与えられたＢｊの０．１倍〜０．９倍、好ましくは０．２倍〜０．８倍となるようにしている。
【０１７９】
また、前記したようなインキ特性分類の選択は、この場合はインキ種が限られるため必要ではなく、常に、変更されたトラッピング係数は、あらかじめ与えられたＡｊに０．０３〜０．５を加算して求めるようにしている。好ましくは０．０５〜０．４を加算する。変更された透明度係数は、あらかじめ与えられたＢｊからの増分が、あらかじめ与えられたＢｊの０．１倍〜０．９倍、好ましくは０．２倍〜０．８倍となるようにしている。
【０１８０】
さらに、前記したような三段階の選択も可能である。ここでは、１段階目は、変更されたトラッピング係数は、あらかじめ与えられたＡｊに０．０３〜０．１５を加算して求める。また、変更された透明度係数は、あらかじめ与えられたＢｊからの増分が、あらかじめ与えられたＢｊの０．７倍〜０．９倍としている。
【０１８１】
２段階目では、あらかじめ与えられたＡｊに０．１５〜０．２５を加算して求める。また、変更された透明度係数は、あらかじめ与えられたＢｊからの増分が、あらかじめ与えられたＢｊの０．５倍〜０．７倍としている。
【０１８２】
３段階目では、あらかじめ与えられたＡｊに０．２５〜０．４を加算して求める。また、変更された透明度係数は、あらかじめ与えられたＢｊからの増分が、あらかじめ与えられたＢｊの０．１倍〜０．５倍としている。
【０１８３】
そして、これらのように変更された係数ＡｊとＢｊから、式（Ｃ）を経てＤｊが演算される。これによりノセ強調が行われる。
【０１８４】
（ノセ強調の操作）
システムにおけるノセ強調の操作としては、ＧＵＩ２００で図１３に示す画面を読み出し、ノセ色（画素色）を選択して、画面右側の上段の濃度Ｄｙ、Ｄｍ，Ｄｃを下段のように調整できるようにしている。
【０１８５】
また、指定は、図１３の画面では隠れているが、選択窓が閉じた図１５からわかるように、操作者がＬ＊、ａ＊、ｂ＊で指定して調整できる。なお、指定されたＬ＊、ａ＊、ｂ＊は、パラメータ演算手段９で測定値ともに加減算されて（図４のＳ４ｂ）、レンダリング手段１０へ送られる。
【０１８６】
また、すでに説明したように、ＧＵＩ手段２００には、表示手段により表示された操作画面が参照され、操作手段からインキ分類が選択入力されることにより、ノセ強調の程度を変更させることができる選択手段を備えている。また、同様に、操作画面が参照されて、操作手段から強調程度を選択入力できる選択手段を備えている。
【０１８７】
［レンダリング手段１０とその画面］
レンダリング手段１０による補正では、印刷用紙の紙質による補正、濃度域のよる好ましい色調の補正等を行う。例えば、目標印刷物に対して、シアン、マゼンタ、イエローを発色可能なハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀感光材料を用いてプルーフ画像を形成する場合、その着色剤の性質や用いられる用紙の差異などに起因して、必ずしも同一の濃度、色調に合わせることが目視での近似性に関して最適になるとは限らない場合がある。レンダリング手段１０は、その用紙等の差を調整するための手段である。これは変更手段の一部である。対象とする用紙としては、アート紙・コート紙、マット紙、上質紙・色上質紙等を設定できる。
【０１８８】
ＧＵＩ２００で図１７に示す画面を読み出し表示されるので、操作者はそれを見ながら調整・設定ができる。調整・設定された情報やパラメータは、測定装置３で測定された、或いはノセ演算手段９でＬ＊、ａ＊、ｂ＊とともに、レンダリング手段１０で演算されて変換手段１１へ送られる（図４のＳ５−ＹＥＳ，Ｓ５ａ、Ｓ５ｂ）。
【０１８９】
次に、レンダリング手段における用紙等の設定について説明する。
印刷用紙の設定が図１７の画面で設定できるが、その印刷用紙に上質紙等を用いた印刷物は仕上がりの濃度が低く、比較的薄い画像が形成される。この場合、ハロゲン化銀感光材料のプルーフにおいては、濃度、色調の数値で近似させた画像はコントラストの不足した画像になる場合がある。その場合「レンダリング設定」画面において、コントラストを高めるような調整を行う。また、同様に上質紙に印刷された印刷物上のＫ（墨、ブラック）色の文字品質に関して、視認性を上げる目的で、墨版の画像が存在する領域、すなわち墨色とオーバープリントの部分のコントラストを高めるための操作を行うのが「レンダリング設定」画面中の低濃度補正である。また、墨の濃度については、単独で調整可能な設定画面を有している。
【０１９０】
また、印刷用紙の種類としては、多くの場合、アート紙、コート紙の群、マット紙の群、上質紙の群の３段階に分けることでほぼ所望の結果を得ることが可能となる。同じ上質紙に分類される印刷用紙でも着色の度合いによって補正のレベルを変えることが好ましい。
【０１９１】
また、プルーフ画像出力装置１やインキ、印刷条件などによって印刷用紙、あるいは転写済みのインキ上へのかさね色インキの転写量が様々である。前述のトラッピング量に応じてその着色量の計算を調整するのが「レンダリング設定」画面中のトラッピング補正である。
【０１９２】
［変換手段］
画像情報処理装置１００の変換手段１１は、記憶手段１３から、先に記憶しておいた濃度特性ファイル（図４のＳ１００）を読み出し、濃度特性ファイルの座標空間に、つまり図６のように前記測定装置３が測定したＬ＊、ａ＊、ｂ＊を当てはめ、測定したＬ＊、ａ＊、ｂ＊に相当するＹ、Ｍ、Ｃに分解した濃度Ｄｙ，Ｄｍ，Ｄｃに変換する（図４のＳ６）。なお、測定したＬ＊、ａ＊、ｂ＊と濃度特性ファイルのＬ＊、ａ＊、ｂ＊とが一致しない場合は、測定したＬ＊、ａ＊、ｂ＊に一番近い濃度特性ファイルのＬ＊、ａ＊、ｂ＊の値で代用してＤｙ、Ｄｍ、Ｄｃを決定してもよい。また、測定した目標印刷物のＬ＊、ａ＊、ｂ＊に近い複数のデータから演算することによって求めることができる。具体的な方法としては、重回帰によってＬ＊、ａ＊、ｂ＊の変化がＤｙ、Ｄｍ、Ｄｃにどのように影響するかを求め、この結果から推定する方法等がある。変換手段を経ることにより、カラーコレクションテーブルの原型ができあがる。
【０１９３】
［機器補正手段］
画像情報処理装置１００の機差補正手段１２は、予め記憶しておいた機差データ（請求項の標準データ；図４のＳ２００）により露光手段の特性のバラツキによる濃度を補正する。露光デバイスとしてＬＥＤを使う場合、特開２００２−７２３６７号に記載のように駆動電流により最大発光波長がずれる現象があり、この特性はデバイスにより変動するし、同じ駆動電流を流してもデバイスにより発光量が変動する。これらの特性はひとまとめにして機差として扱うことが機構の簡素化の観点から有利である。
【０１９４】
機差データは、感材特性テーブルの作成と同様に、規定の露光量で感光材料を露光後現像処理を行い、得られたパッチを濃度測定し、基準機での濃度と評価しようとする機器の濃度（あるいはその差分）の対応としてテーブルを作成することができる。
【０１９５】
変換手段１１で作成されたカラーコレクションテーブルの各欄の数値は、機差補正手段１２によって機差を補正されカラーコレクションテーブルが完成される。
【０１９６】
［単色エジットとエジット手段１４］
図３のエジット手段１４は、カラーコレクションテーブルのデータを個々に微調整するための機能である。印刷出力したものを再調整する場合に有効である（図４のＳ１０、Ｓ１２）。図１１のメイン画面中のプルダウンメニュー、図１４で調整したい色を選択する。図１４の画面には目標とする印刷物の色調と、計算上で設定されたカラーコレクションで生成されるプルーフの色調と、そこからカラーコレクションを調整したときに変動する色調をシミュレートした色調が表示手段４上に表示される。これらの色調と出力試料および目標印刷物を参照しながら色調を画面の調整ボタンで調整する。調整設定された条件をもとにカラーコレクションテーブルを演算し、演算後この値を用いて再計算を行って（シミュレート演算）表示する（図４のＳ１２）。
【０１９７】
［画像データから露光データへの変換処理流れ］
ハロゲン化銀感光材料を用いた例について説明すると、画像データ（濃度データ）は、最終的に各画素ごとの露光量データに変換され、露光手段に転送され画像露光が行われる。画像データから露光手段へのデータ転送のフローを図３０に示す。
【０１９８】
画像データ（濃度データ）から画像出力に用いられる露光データへの変換過程の一例を図２８および図２９に示した。
【０１９９】
ここで、図２８及び図２９を基に、図３０を用いて画素ごとの露光量を得る手法について説明しておく。まず、データを読み込む画素の番号（カウンタ：ｉ）を１に設定し（図３０のＳ２１）、画素１におけるＹ、Ｍ、Ｃ、Ｋ、特色があるか否かを表す画像データを図２８（ａ）表のように読み込む（Ｓ２２）。次にどの色が発色しているのかを組み合わせて画素の色を判断する（Ｓ２３）。これはテーブルを参照することにより達成される。たとえば図２８（ａ）表における画素１ではＹのみが発色しているので画素の色の図２８（ｂ）の判別テーブルのＹのみが１になっている欄で、画素の色はＹであると判断される（図２８（ｃ））。画素３ではＹとＭが発色しているため画素の色はＲとなる。同様に画素４はＫのみ発色しているため色もＫであり、画素５はＫとＭが発色しているので画素の色はオーバープリント色であるＫ＋Ｍとなる。こうした変換により図２８（ｃ）のように画素別画像データを作成する。次に、この色を作り出すためにＹ、Ｍ、Ｃ各画像形成層に与えるべき露光量を図２９（ｅ）のテーブルから読みとり（図３０のＳ２４）、各画素ごとに各層に与える露光量を並べた画像データとし、このデータをプルーフ画像出力装置１（露光手段）へ転送する（図３０のＳ２５）。
【０２００】
この作業の具体的な流れを、ハロゲン化銀感光材料の特性をアナリティカル濃度（１００倍して整数化してある）で表した例で説明する。画素の色から色ごとの各感光層の濃度テーブル図２９（ｄ）（カラーコレクションテーブル：ここでは、濃度値をコード化して示した。）を参照して各層のアナリティカル濃度を求める。この例では、図２９（ｄ）では、画素１はＹのみレベル１（アナリティカル濃度１１０）に発色させることがわかる。これを基に図２９（ｆ）の感光材料特性テーブルからＹの露光量はレベル（ｎ−４）であることが分かる。同様にしてＭ、Ｃについて露光量レベルを決めることができる。このようにして図２９（ｇ）の画素ごとの露光量データが作成される。
【０２０１】
画素ごとの処理が終わるとカウンタを＋１して次の画素についての処理を行う。以下これを繰り返し各画素ごとの露光量のデータを作成する。画像出力手段へのデータ転送のタイミングは画素単位で行ってもよいし、１回の主走査に必要なデータの処理が終わった時点でもよいし、全てのデータ処理が終了した時点であってもよい。画像出力手段ではこのデータを必要に応じてデバイスを制御する信号に変換して露光を行う。
【０２０２】
プルーフ画像出力装置１では、前記画素ごとの露光量データをもとに必要に応じて露光手段の駆動信号に変換し露光を行う。この露光手段の駆動信号に変換するプロセスは、制御手段に含ませることもできる。プルーフ画像出力装置１では、必要に応じてデータバッファを用いて露光のタイミングを調整してもよい。
【０２０３】
この時に想定したデータの構造を図２８、２９に示した。画像データとしては、画素の順に各色が発色しているかどうかのデータのみを持つものと想定した。Ｙ、Ｍ、Ｃ、Ｋ、特色の発色の有無の組み合わせのパターンから、テーブルを参照して画素の色が判断される。次に画素の色とＹ、Ｍ、Ｃ画像形成形成層の露光量のテーブルを参照し各層に与えるべき露光量が決定される。画素の色を判断する所と画素の色から各画像形成層の露光量を決定する所を分離しているのは、例えばＲを単色のＹとＭの単なる足し算ではなく独立に設定できるようにしたもので、要求する仕様により単純な足し算で表現してもよい。このように独立して設定できるようにすることで、より印刷に近似な画像を得ることができるし、また２つの画像データを使って緑と赤の２色で印刷するような場合の画像のチェックにも用いることができ、有用性の高いシステムが実現できる。
【０２０４】
上記の説明は、露光デバイスが一つのケースについて述べているが、露光デバイスが副走査方向に１０個並べられている場合であれば、画素１〜１０が副走査方向に並んだ画素を表し、主走査方向に１画素分ずれたデータは画素１１〜２０で表すというように読み替えて考えればよい。
【０２０５】
［実施例、比較例で用いた実験条件］
これから説明する実施例、比較例で用いた実験条件を説明する。
【０２０６】
（印刷条件）
特色Ｓ１（メジウム含有量多い透明な薄緑インキ）及び特色Ｓ２（透明度低い金属銀色インキ）を用いて目標印刷物を作成した。また、各種条件を変えてカラーコレクションテーブルを作成する。詳細条件は次の通りとした。
・プロセスインキ：大日本インキ化学工業（株）製スペースカラーバリウスＧ
・特色インキ色Ｓ１：大日本インキ化学工業（株）製Ｆグロスメジウム７５．１％、カラーガイド用グリーン２１．８％、ＦＧ４５透明黄３．１％ＤＩＣＮｏ．１５
・特色インキ色Ｓ２：大日本インキ化学工業（株）製ＮＣＰシルバー（銀色）ＤＩＣＮｏ．６２１
・透明性成分：着色性成分Ｓ１７５．１：２４．９Ｓ２０：１００
・刷り順：Ｋ→Ｃ→Ｍ→Ｙ→Ｓ１→Ｓ２
・印刷機：ローランドＲ７０４
・用紙：三菱製紙株式会社製の特菱アート１１０ｋｇ／四六判版ＫＰＧサーマルＣＴＰプレートＴＰ−Ｒ
・スクリーン：１７５線チェーンドット
・目標濃度値（ＤＩＮ−ＮＢ）：Ｙ＝１．１、Ｍ＝１．５、Ｃ＝１．５、Ｋ＝１．８
・目標ドットゲイン：１７％（５０％部）
【０２０７】
（目標印刷物の測定条件）
特菱アート１１０ｋｇを２枚重ねで机上に敷いた上に目標印刷物を置き、測定装置３としてエックスライト社製５２８型濃度計を用いてＬ＊ａ＊ｂ＊値を測定した。また、目標印刷物の作成：特色２版を含む計６版の各インキ単独及び種々の組み合わせで刷り重ねた印刷物を用意した。
【０２０８】
（ハロゲン化銀感光材料及び現像処理）
以下の実施例、比較例で用いたハロゲン化銀感光材料としては、特開２００２−３４１４７０号公報の実施例１に記載のハロゲン化銀感光材料Ｎｏ．１０１を用い、上記の露光手段（露光ヘッド）により、Ｂ、Ｇ、Ｒの光源を発光強度を変えて単独で発光させ、露光後、特開２００２−３４１４７０号公報の実施例１に記載の現像処理を行った。この試料のＹ、Ｃ、ＭのステータスＴ濃度を測定し、光量−発色濃度の対応を表す感材特性テーブルを得た。結果を図５に示す。光量値は最大光量を４０００とした相対値で表示した。
【０２０９】
（ブルーフの検版性及び印刷物との色調近似性の判断手法）
１０段階で目視によるランク評価を行った。ランク１０が最もよく、プルーフとしての実用上の下限がランク５であり、ランク５未満はプルーフとしての使用に適さないレベルである。ランクは評価者５人の平均値を用いた。
【０２１０】
【実施例１】
６色測定した値からのノセ演算による再現色の例である。Ｙ、Ｍ、Ｃ、Ｋ、特色Ｓ１、特色Ｓ２のみを測定し、その他のデータを演算によって求め、図１０に示すカラーコレクションテーブルを得た。
【０２１１】
前記印刷条件で、特色２版を含む計６版で作成した物を用意し、同じ画像データから図８、１０、１２のカラーコレクションテーブルを使用してプルーフ画像を作成した。このプルーフ画像を比較したところ、いずれもどこに特色が使われているか、特色の画像の下になった画像が透けて見えるようになっているかどうかなどのチェックが容易にできる画像を得ることができた。６色の基本色の測定から求めたカラーコレクションテーブルを用いた場合でも、検版性の観点からは十分な性能を有していた
【０２１２】
【実施例２】
１８色測定した値からのノセ演算による再現色の例である。オーバープリント色を含む１８色を測定し、その他のデータを演算によって求め、図１９に示すカラーコレクションテーブルを得た。
【０２１３】
前記印刷条件で、特色２版を含む計６版で作成した物を用意し、同じ画像データから図８、１０、１９のカラーコレクションテーブルを使用してプルーフ画像を作成した。このプルーフ画像を比較したところ、いずれもどこに特色が使われているか、特色の画像の下になった画像が透けて見えるようになっているかどうかなどのチェックが容易にできる画像を得ることができた。
【０２１４】
画質的にも全６４色を測定したカラーコレクションテーブルを使った場合と遜色のない画像を得ることができた。
【０２１５】
カラーコレクションテーブルの作成に必要なデータ数より少ないデータにより画像データの妥当性を検証するに足るプルーフ画像を得ることが可能であることが分かった。
【０２１６】
【実施例３】
他の条件によるカラーコレクションテーブル作成例である。上記実施例１におけるカラーコレクションテーブル図１０は、特定色の濃度Ｄｊ（透過濃度に対応）を上記式（Ｃ）、つまり
Ｄｊ＝Ａｊ（Ｕ，Ｏ）×Ｏｊ＋Ｂｊ（Ｏ）×Ｕｊ
において、Ａｊ＝Ｂｊ＝１として求めたものである。
【０２１７】
ここで、Ａｊ、Ｂｊを組み合わせて図１９に示すカラーコレクションテーブルを作成し、実施例１と同様にプルーフ画像を作成したところ、図８のカラーコレクションテーブルを使ったものとあまり差のない画質のプルーフ画像が得られた。
【０２１８】
【実施例４】
単独の特色からのカラーコレクションテーブル作成例である。次に、式（Ｃ）の係数Ａｊ、Ｂｊを適宜変化させて組み合わせて作成したカラーパッチを出力し、これを選択することにより、図２０のカラーコレクションテーブルを作成するようにし、プルーフ画像を作成した。このとき、特色インキを刷り重ねた印刷物は用いずに、特色インキ単独の印刷物のみを用いた。図２０のカラーコレクションテーブルを用いた場合も図１９のカラーコレクションテーブルを用いた場合と同様のプルーフ画像を得ることができた。つまり、特色インキ単独の様子から推測することができるという効果、全測定しなくとも単独の特色だけでもカラーコレクションが作れるという大きな改善効果が認められることが分かった。
【０２１９】
【実施例５】
ノセ強調演算の例である。実施例１において使用した目標印刷物の特色インキＳ２のすり重ね部分の透明度、トラッピング率を調整して図２１のカラーコレクションテーブルを作った。上記透明度、トラッピング率の変更以外は、実施例１と同様にして印刷して出力した。実際の目標印刷物よりもシルバーインキのすり重ね部分の色の重なり状態が容易に判別できる様になり、検版作業が容易になった。
【０２２０】
【実施例６】
印刷物において上色としてブラックインキを重ねた場合に、ノセ強調を行なうことにより、ノセ色において下色のインキの色彩を強調してプルーフを作成した例である。
【０２２１】
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの４版からなる人物及び風景の自然画像と、各版の重ね合わせパターンのパッチを含むデジタル画像データを用い、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの刷り順で、一般的な印刷条件により印刷物を作成した。
【０２２２】
次に、シアン、マゼンタ、イエローに対しブラック版を重ねるときのパラメータを印刷物の色彩値から得られる値から変化させ、ノセ色において下色を強調するように調製したプルーフ試料１０２〜１０４を作成した。使用したパラメータと主な下色との色差を表１に示す。
【０２２３】
自然画像とパッチそれぞれに対し、検版性及び印刷物との色調近似性について１０段階で目視によるランク評価を行った。結果を合わせて表１に示す。
【０２２４】
【実施例７】
印刷物の色彩値通りにノセ色の露光量を調整した以外は、実施例６と同様にしてプルーフ試料１０１を作成して評価した。結果を表１に示す。
【０２２５】
【表１】

【実施例８】
印刷物において特色版を重ねた場合に、ノセ強調を行ってプルーフを得た例である。
【０２２６】
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック及び特色の５版からなる、文字を含む各版の重ね合わせパターンのパッチを有するデジタル画像データを用い、表２に示す通常インキまたは極薄色のインキ５種のそれぞれについて、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、特色の刷り順で、一般的な印刷条件により作成した印刷物に対し、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックに対し特色版を重ねるときのパラメータを変化させて求めた色彩値を目標に調整したプルーフ試料２１１〜２１５を作成した。パラメータ、色差は合わせて表２に示す。
【０２２７】
実施例６と同様に、検版性及び印刷物との色調近似性について１０段階で目視によるランキング評価を行った。結果を表２に示す。
【０２２８】
【実施例９】
実施例７において、ノセ強調を行なわない以外は同様にしてプルーフを得た例である。印刷物の色彩値を目標にベタ色の露光量を調整したプルーフ試料２０１〜２０５を作成した。パラメータ、色差は合わせて表２に示す。
【０２２９】
実施例７と同様に、検版性及び印刷物との色調近似性について１０段階で目視によるランキング評価を行った。結果を表２に示す。
【０２３０】
【表２】

【実施例１０】
トラッピング補正の例である。実施例２において使用した目標印刷物を再現するカラーコレクションのマゼンタおよびＧｙの設定を図２２のように変更した以外は同様にして評価を行った。評価結果としては、目視の観察で出力画像のグレー部分の赤みと赤成分の多い画像領域のバランスが、より目標印刷物の色に近づけられた。
【０２３１】
【実施例１１】
上質紙（濃度の薄い目標印刷物）の変更の例である。実施例１で用いた目標印刷物の作成において、印刷用紙を大昭和製紙（株）製の上質紙「しらおい」に変更し、ＣＭＹＫ版のみで、特色版を用いずに印刷物を作成した。これを実施例１と同様な手順で図２３のカラーコレクションテーブルを作成した。アート系の印刷物と同様に良好な目標印刷物近似性を得られた。
【０２３２】
次に、図２４のカラーコレクションテーブルの様にＫにかかわる色のカラーコレクション部を変更した以外は同様にして画像出力を行った。図２３のものに対して、文字部分の視認性がより印刷物に近似できた。
【０２３３】
【実施例１２】
特色エジットの例である。実施例３において出力サンプルの特色Ｓ１および特色Ｓ２の色調を目視で目標印刷物と見比べ、図１４のエジット画面上に表示される画面の色を参考にカラーコレクションを図２５から２６へ微調整した。その後、その変更に伴い、関連する色のカラーコレクション設定を図２６のように変更して出力比較した。結果として、上記の微調整により特色ノセ部分の目視での近似性がさらに向上した。
【０２３４】
【比較例１】
実施例３において使用した目標印刷物のＳ１およびＳ２の特色インキのすり重ね部分の設定を、Ｓ１とＳ２それぞれの単独の色で設定した図２７のカラーコレクションテーブルに変更した以外は実施例２と同様に画像出力を行った。特色のノセ色が設定されていないため、目標印刷物のすり重ね部分の微妙な色の差が表現されないため、検版性が満たされなかった。
【０２３５】
【実施例１３】
検版性の実証例である。ＣＭＳ（カラーマネジメントシステム：別の色あわせソフト）をコニカカラーマネジメントシステム（コニカ（株）製）と併用した例を以下に説明する。
【０２３６】
コニカ（株）製Ｃｏｌｏｒｃｏｎｔｒｏｌ−ＰＭＰｒｏを用いて、目標とする印刷物および実施例１のプルーフ出力物のＩＳＯ１２６４２標準カラーチャート中の５９３点をグレタグマクベス社製Ｓｐｅｃｔｒｏｓｃａｎを用いて測定し、それぞれのＩＣＣｐｒｏｆｉｌｅを作製した。続いて、コニカ（株）製Ｃｏｌｏｒｃｏｎｔｒｏｌ−ＬＭＰｒｏを用いて、前記２つのＩＣＣｐｒｏｆｉｌｅからデバイスリンクプロファイルを作成した。計算条件はレンダリングモードは相対白色、白地設定無し、にごり除去／ベタ保持条件は、中間のＫＣＭＹを全てＯＮ、ベタのＫＣＭＹＲＧＢを全てＯＮで行い、計算後の微調整（エディット）はおこなわずにデバイスリンクプロファイルを作成した。このデバイスリンクプロファイルをコニカＯＬシステムｖｅｒ．５．０を介して画像データをＫＣＭＹ版のみ１ｂｉｔＴＩＦＦ形式に網点分版した。
【０２３７】
特色版に関しては、実施例１と同じ１ｂｉｔＴＩＦＦ形式のデータを用いた。結果は、検版性を損ねることなくさらにグレーなどの、中間調の色調の近似性がより向上した。
【０２３８】
以上、実施例、比較例により本発明を説明したが、本発明は種々の変形が可能であり、上記の実施例または実施の形態で説明した具体的構成に限定されるものではない。
【０２３９】
【発明の効果】
印刷物の仕上がりを事前に確認するプルーフを精度良く生成できる。また、プルーフ生成に用いる濃度データをテーブルで管理し、ＧＵＩにより容易に変更できることから、下色や上色の状態を確認しやすくするなど、所望の色に加工することができる。また、感光材料や現像液の経年変化等を補正することができ、これらに起因する画質劣化を防止して再現色のよい画像ができる効果がある。少ない測定データから、種々の印刷条件に対応した高画質のプルーフ画像を得ることのできるデジタルカラープルーフを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】画像における網点と画素の関係を説明するための概念図である。
【図２】画像出力システムの全体構成例を示すブロック図である。
【図３】画像情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。
【図４】図３の機能構成の動作フローを説明するための図である。
【図５】感材（感光材料）特性テーブルの例を示す図である。
【図６】色空間座標の模式図である。
【図７】光量と濃度の組み合わせの例を示す図である。
【図８】実施例１で全色測定して作成したカラーコレクションテーブルを示す図である。
【図９】実施例１で計算して作成したカラーコレクションテーブルを示す図である。
【図１０】実施例２で作成したカラーコレクションテーブルを示す図である。
【図１１】ＧＵＩによる操作メイン画面の例を示す図である。
【図１２】ＧＵＩによる印刷ターゲットの条件設定画面の例を示す図である。
【図１３】ＧＵＩによるノセ色の選択画面において選択枝が表示された状態の例を示す図図である。
【図１４】ＧＵＩによる濃度特性の選択画面の例を示す図である。
【図１５】ＧＵＩによるノセ色の選択画面の例を示す図である。
【図１６】ＧＵＩによるインキ設定画面の例を示す図である。
【図１７】ＧＵＩによるレンダリング設定画面の例を示す図である。
【図１８】ＧＵＩによる測定フィードバック画面の例を示す図である。
【図１９】実施例１で作成したカラーコレクションテーブルを示す図である。
【図２０】実施例３で作成したカラーコレクションテーブルを示す図である。
【図２１】実施例１で作成したカラーコレクションテーブルを示す図である。
【図２２】実施例２で補正した個所を示す図である。
【図２３】実施例３で作成したカラーコレクションテーブルを示す図である。
【図２４】実施例３で作成した他のカラーコレクションテーブルを示す図である。
【図２５】実施例４で調整変更内容を示すテーブルを示す図である。
【図２６】実施例４で作成したカラーコレクションテーブルを示す図である。
【図２７】実施例５で比較したカラーコレクションテーブルを示す図である。
【図２８】画素ごとの発色有無の測定データから、画素ごとの色データを特定する概略フローを示した図である。
【図２９】露光量への変換を説明するための図である。
【図３０】画素ごとの露光量への変換フローを示す図である。
【図３１】インキで表現される色の表記を示す図である。
【図３２】印刷物等における各印刷部分間の色差の定義を示した概念図である。
【符号の説明】
１プルーフ画像出力装置
２目標印刷物
３測定手段（取得手段）
４表示手段
５操作手段
６パネルコントロール
７表示情報記憶手段
８制御部
９パラメータ演算手段（ノセ演算手段）
１０レンダリング手段
１１変換手段
１２機差補正手段
１３記憶手段
１５網点データ生成部
１００画像情報処理装置
１００ａＣＰＵ
１００ｂメモリ
２００ＧＵＩ
３００印刷物の例
３１０対応するプルーフの例[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an image information processing method, an image output device control device, an image output system, and a computer program for generating a proof in which a user operates a computer to check the finish of a printed matter in advance. Also, in a method of forming a proof image, the technique relates to generation of a digital color proof in which a silver halide light-sensitive material or a silver halide color light-sensitive material (hereinafter, simply referred to as a light-sensitive material) can be preferably used. The present invention relates to generation of a digital color proof capable of efficiently obtaining a high-quality proof image corresponding to various printing conditions.
[0002]
[Prior art]
In the field of printing, silver halide photographic materials are widely used today because of their high sensitivity, excellent color reproducibility, and suitability for continuous processing. Due to these characteristics, silver halide light-sensitive materials have been widely used not only in the field of photography but also in the field of printing, in the field of so-called proofing for checking the state of the finished printed matter in the middle of printing. ing.
[0003]
In the field of proofing, an image edited on a computer is output to a printing plate production film, and the developed film is appropriately separated and subjected to separation exposure to obtain yellow (Y), magenta (M), and cyan (C). ), The final printed matter is formed on color photographic paper to form a proof, and the layout and color of the corresponding final printed matter are determined.
[0004]
In recent years, a method of outputting an image edited on a computer directly to a printing plate has gradually become widespread. In such a case, a color image is directly converted from data on the computer without passing through a printing plate production film. It was desired to obtain.
[0005]
For this purpose, various methods such as a sublimation type / melt heat transfer method, an electrophotographic method, and an ink jet method have been tried, but a method that can obtain a high-quality image is expensive and has low productivity. However, there is a disadvantage that the image quality is inferior in the system which is low in cost and excellent in productivity. A system using a silver halide photosensitive material enables high-quality image formation, such as formation of an accurate halftone image, due to excellent sharpness and the like, while continuous processing is possible as described above. In addition, since images can be simultaneously written in a plurality of color image forming units, high productivity can be realized.
[0006]
In recent years, in the field of printing, so-called digitization has progressed, and there has been an increasing demand for obtaining an image directly from data in a computer. A method of directly exposing a silver halide photosensitive material with an LED or the like has begun to be advantageously used in this field.
[0007]
In such a method, it is possible to divide a halftone dot into smaller units (here, this is expressed as a pixel) and reproduce the halftone dot as an aggregate by exposing this pixel with an appropriate exposure amount. It is possible. As a simple example, if one halftone dot is composed of 100 pixels, halftone dots are formed by exposing 50 pixels so that halftone% can be developed. You can do it. A parameter called dot gain is used to express printing characteristics. The dot gain can be changed by changing the number of pixels that can be developed. If this pixel is present, for example, at a place where the printing yellow (Y) ink and the magenta (M) ink overlap, it is possible to reproduce this pixel by coloring it red. At this time, it is not always necessary to combine the conditions for obtaining Y and M on the proof, and it is possible to set separately (for example, a color equivalent to Y + M directly). As a result, a great advantage such as a visual adjustment of a deviation due to a difference in color material can be obtained.
[0008]
Further, in printed matter, printing using a special color ink may be performed in order to aim at a color or a special printing effect that cannot be expressed by the process ink.
[0009]
In a system that forms an area gradation image based on digital data using a silver halide photosensitive material, the density of yellow (Y), magenta (M), and cyan (C) can be changed by arbitrarily changing the exposure amount of each layer. , It is possible to reproduce an arbitrary color tone in a fixed color gamut determined by the color development ratio of the three color components. In other words, in addition to the 15 colors excluding white that can be expressed by a combination of the process inks yellow (Y), magenta (M), cyan (C), and black (K), almost infinite color tone expression is possible. It is possible to reproduce a color tone that is close to the special color.
[0010]
In order to reproduce an arbitrary color tone such as a color tone and a special color expressed by a combination of process inks using a silver halide photosensitive material, yellow (Y), magenta (M), cyan (C), black (K It is necessary to appropriately adjust the exposure light amount to combine the density components for color development.
[0011]
For that purpose, it is necessary to carry out color separation for each of the colors generated by the combination of the four colors in the printed matter, and to determine in advance the exposure conditions for creating the corresponding proof. In the case of the above four colors, the exposure conditions to be determined in advance are a total of 16 types, that is, the number of combinations of the four colors and the color of printing paper, white.
[0012]
If one extra color is added to this, there are 32 exposure conditions to be determined in advance, and if two colors are used, there are 64 exposure conditions. In this way, the exposure condition to be determined in advance increases in a mouse formula each time the condition to be dealt with increases by one. This is the same for printing paper and the like. In other words, when trying to construct a system that can obtain a proof that can be accurately approximated to various printed materials, difficult work that requires knowledge of colors and systems and a great deal of labor is required.
[0013]
A system using a silver halide light-sensitive material can realize such a very useful proof system, but as described above, as the number of color plates of a target print increases, How to define the exposure conditions was a very important issue.
[0014]
Further, in a system using a silver halide photosensitive material, the same color material as that used for printing cannot be used. Therefore, in order to obtain a visually similar image, for example, a color shifted as a measurement value in the CIELAB color space is used. There were issues such as the need to adjust.
[0015]
The claims of Patent Document 1 disclose a color image proofing apparatus that adjusts the amount of transmitted light by controlling ON / OFF voltage values applied to an AOM (acousto-optic modulator), thereby adjusting the color density of a color photosensitive material. It is disclosed that this makes it possible to change the color density and the density of a blank portion, to form an image similar to printing, and to perform proofreading of special color printing. However, no specific means such as how to determine image output conditions is described or suggested.
[0016]
An apparatus using a silver halide photosensitive material has been proposed as a proof image forming apparatus, and it is disclosed that the density of halftone dots can be varied (Digital Consensus Pro Pamphlet, Konica Graphic Imaging Corp. (2002)).
[0017]
The claim of Patent Literature 2 discloses an image forming method in which the density and the dot gain using a directly modulated LED as a light source are independently adjusted, and a proof image having a small difference from a printed image can be easily obtained. Is disclosed. However, there is no description about how to adjust each color to satisfy the visual image reproducibility.
[0018]
The claim of Patent Document 3 discloses, as a proof image forming method for a printed material using a special color plate, a process color conversion process, a special color reference process, a special color conversion process, and a combining process of combining process color conversion image data and the special color conversion image data. Discloses an image forming method including an output process. The simplest model of how to adjust the color of the printed matter and the color of the proof is to make the density or the values of L *, a *, and b * the same for both. In addition, in a color proof using a silver halide photosensitive material, there is a problem that it is necessary to adjust a color tone due to a difference in color material from printing. Patent Document 3 does not describe such a problem and does not suggest a method for easily determining a color.
[0019]
The claim of Patent Document 4 discloses a color proofing method for performing a simulated calculation of the overprinting of each color based on the printing order and transmittance of each color in the printing press. A color proofing method having good color reproducibility is provided by taking into account the transparency of the special color ink. However, the publication column 0008 of Patent Literature 4 states that “Transmissivity is an area ratio (%) that is not concealed by an ink having a concealing property (an impermeable color ink), that is, the lower color is viewed from the surface of the printed matter. It is described as "a degree (%) that affects the color". "The simulation operation process is a method of multiplying the pixel value and the transmittance for an opaque color that is not affected by the lower color in the overprinting ( Effective pixel value) is subtracted from the transmittance before the operation of printing the opaque color to generate a new transmittance, and the new transmittance is used as the effective pixel value of the next lower color in the printing order Color proofing method used in the calculation process ". That is, the order of printing is considered in distinguishing whether the opaque color ink (which does not transmit light at all) is above or below. In addition, the color to be reproduced is determined by calculation, but the disclosed contents relate only to a limited method.
[0020]
[Patent Document 1]
JP-A-5-66557 [Claim]
[Patent Document 2]
JP 2001-305701 A [Claims]
[Patent Document 3]
JP-A-10-248017 [Claims]
[Patent Document 4]
JP-A-11-296664 [Claims]
[0021]
[Problems to be solved by the invention]
The problem to be solved by the present invention is to provide a proof for checking the finish of a printed matter in advance, in particular, by changing the density of halftone dots, it is possible to express the difference in the finish due to the difference in printing paper, and to print a printed matter using a special color. Provided is an image information processing method, an image output method, an image output system, and a computer program which can form a digital color proof capable of expressing a finish and further enable a user to generate a proof with good reproducibility by operating a computer. It is to be. Another object of the present invention is to realize a digital color proof system or the like that can efficiently obtain a high-quality proof image corresponding to various printing conditions from a small amount of measurement data.
[0022]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, a first display step of displaying the color of the print target on the display means so as to be visually settable by operating the operation means, and for each color of the set print target from the printed matter An obtaining step of obtaining and outputting a color characteristic for specifying the color; and a color output in the obtaining step by referring to a density characteristic table of a color characteristic versus a basic color density of a proof image output device prepared in advance. A conversion step of converting characteristics to the density of the basic color, a storage step of storing a density of the basic color for each of the colors converted in the conversion step as a table, and proofing the data of the table stored in the storage step to the proof. Outputting to an image output device for printing.
[0023]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the color characteristics are L * a * b *.
[0024]
According to a third aspect of the present invention, the basic colors include yellow, magenta, and cyan, and the colors include combinations of the basic colors and / or combinations of the basic colors and the special colors.
[0025]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the density characteristic table of the color characteristics versus the basic color density of the proof image output device which is prepared in advance, wherein the proof image output device has an exposure amount held by an exposure unit for forming an image. Was determined.
[0026]
The invention according to claim 5, wherein between the acquisition step and the conversion step, a color characteristic of a desired color not acquired in the acquisition step is calculated based on a color characteristic of the color acquired in the acquisition step. And converting the color characteristics of the color obtained in the obtaining step and the color characteristics of the color obtained by the calculation into a density of a basic color.
[0027]
The invention according to claim 6, further comprising a light quantity determining step of converting a density table of the density of the basic color stored in the storage means into a light quantity in pixel units based on a photosensitive material characteristic of the proof image output device. did.
[0028]
The invention according to claim 7, wherein a second display step of displaying, on the display means, a print characteristic specific to the material of the printed material and the characteristic so as to be adjustable and input, and a print characteristic displayed in the second display step. And, in response to the input of the adjusted printing characteristics, a rendering step of correcting the color characteristics obtained in the obtaining step and sending the corrected color characteristics to the conversion step. It was decided to convert to color density.
[0029]
According to the eighth aspect of the present invention, a third display is provided in which a lower color of the color overlap is designated, and an enhancement parameter for adjusting a lower color characteristic so as to be visually distinguishable from an upper color is input-capable. And a parameter changing step of correcting and outputting the color characteristic output by the obtaining step by a parameter operation circuit in accordance with the input color enhancement parameter, wherein the converting means comprises: Was converted to the density of the basic color.
[0030]
The invention according to claim 9, further comprising: a fourth display step of inputting and displaying characteristics of the ink used for printing, wherein the parameter calculation circuit is operated in accordance with the input characteristics of the ink in the parameter changing step. Output the corrected color characteristics, and the conversion means converts the corrected color characteristics into the density of the basic color.
[0031]
According to a tenth aspect of the present invention, in the conversion step, the reference printed matter is stored as standard data based on the density of the basic color obtained when the reference proof image output device prints the reference printed matter. Compensating the density of the basic color obtained in the above and the standard data, and correcting the density of the basic color obtained in the conversion stage according to the difference, the storage means in the correction step The obtained density of the basic color is stored as a table.
[0032]
The present invention according to claim 11, wherein one color of the overprint is displayed on the display means so as to be able to be designated, and a color sample designated by referring to the storage means for the designated one color is displayed. An editing step, a second editing step in which the parameter representing the one color is displayed so as to be correctable by operating means, and a simulated calculation of a color assuming that the color based on the corrected parameter is output by the proof image output device. And displaying the simulated color sample so that the desired overprint color can be edited while visually recognizing the color sample.
[0033]
13. The invention according to claim 12, wherein the acquisition in the acquisition step is performed by measurement, and furthermore, a step of designating a color and displaying a parameter that affects density so as to be able to be input. Correcting the color density table and sending it to the proof image output device for printing; displaying the density value measured on the printed matter; and updating the corrected density table based on the density value. And a configuration in which measurement results can be fed back.
[0034]
According to a thirteenth aspect of the present invention, desired printing is performed by controlling an acquisition device capable of acquiring a color characteristic capable of specifying a color of a printed material and a proof image output device that receives data corresponding to the density of a basic color and prints the printed material on the printed material. An output image control device for performing the following: a storage means for storing a color characteristic versus a basic color density characteristic table, which is a characteristic of the proof image output device; and the color of the acquired color received from the acquisition device. GUI means for changing a characteristic to a desired color or adding a color which has not been acquired, a GUI means for visually displaying conditions so as to be operable to be input, and a color acquired by the acquisition apparatus under the conditions set by the GUI means. Changing means for changing or adding the color characteristics of the color data, and converting means for converting the color characteristics of each color output from the changing means into density data of a basic color with reference to the density characteristic table , And means for storing to send basic color density data outputted from said converting means to said proof image output apparatus.
[0035]
According to a fourteenth aspect of the present invention, the GUI unit displays a print characteristic specific to a material of the printed matter and the characteristic so that an adjustment condition can be inputted, and a characteristic of an ink used for printing is displayed so as to be settable. And / or display the condition for adjusting the lower color characteristic so that the lower color can be visually distinguished from the upper color by designating the lower color, and change each set condition as described above. It was sent to the means.
[0036]
The invention according to claim 15 controls an acquisition device capable of acquiring a color characteristic capable of specifying a color of a printed matter and a proof image output device that receives data corresponding to the density of a basic color and prints the printed matter on the printed matter to perform desired printing. An image information processing apparatus for performing, wherein a color characteristic which is a characteristic of the proof image output apparatus and a density characteristic table of a basic color, and a method in which the reference printed matter is printed by a reference proof image output apparatus. A storage unit for storing standard data based on the density of the basic color, and a condition for changing the color characteristic of the acquired color to a desired color or adding a color that has not been acquired, which is received from the acquisition device. GUI means for displaying the input operation operable, changing means for changing or adding and outputting the color characteristics of the color acquired under the conditions set by the GUI means,
[0037]
Conversion means for converting the color characteristics of each color output from the change means into density data of a basic color by referring to the density characteristic table; and a density of the basic color and the standard data obtained by the conversion means. And correcting means for correcting the density of the basic color obtained by the converting means according to the difference, and means for storing density data of the basic color output from the correcting means for sending to the proof image output device And with.
[0038]
According to a sixteenth aspect of the present invention, desired printing is performed by controlling an acquisition device capable of acquiring color characteristics capable of specifying the color of a printed material and a proof image output device that receives data corresponding to the density of a basic color and prints the printed material. Storage means for storing a color characteristic versus a basic color density characteristic table, which is a characteristic of the proof image output device, and a color characteristic table received from the acquisition device. Means for converting the density data of the basic color output from the conversion means to the proof image output device by referring to the proof image output device. And read out the specified acquired color stored in the means and display it as a color sample, and display the correction condition of the color sample so as to be inputtable. The GUI means for guiding color editing and the density data of the basic colors stored in the storage means are corrected based on the input correction conditions, and the color based on the corrected density data is simulated and calculated. And a simulating means for sending the simulated color to the GUI means for display as a corrected color sample and updating the density data of the storing means.
[0039]
According to a seventeenth aspect of the present invention, desired printing is performed by controlling an acquisition device capable of acquiring a color characteristic capable of specifying a color of a printed material and a proof image output device that receives data corresponding to the density of a basic color and prints the printed material. An image output system provided with an image information processing device for performing, the image information processing device, a storage means for storing a color characteristic vs. basic color density characteristic table which is a characteristic of the proof image output device, GUI means for changing the color characteristic of the acquired color to a desired color or adding a color which has not been acquired, which is received from the acquisition device, for visually displaying a condition so that input operation is possible, and setting by the GUI means Changing means for changing or adding the color characteristics of the color obtained under the set conditions, and outputting the color characteristics for each color output from the changing means with reference to the density characteristic table. Conversion means for converting the density data, and means for storing to send basic color density data outputted from said converting means to said proof image output apparatus.
[0040]
The invention according to claim 18 is an image forming method for forming an area gradation image by using halftone dots as a set of a plurality of pixels, wherein a density-light amount characteristic of a basic color for performing exposure of a proof image output device in advance. A preparatory step of acquiring a color characteristic of a target print, an acquiring step of acquiring a color characteristic of a target print, a conversion step of obtaining a density of a basic color for the color characteristic based on the color characteristic, and pixel information for identifying a pixel. Outputting, based on the image information, calculating the density obtained in the conversion step with reference to the density-to-light amount characteristic to the light amount in pixel units, and controlling the exposure amount in pixel units. Printing.
[0041]
The invention according to claim 19, further comprising a step of calculating a color characteristic of a desired color that has not been obtained, based on the color characteristic of the color obtained in the obtaining step, between the obtaining step and the converting step. Was.
[0042]
The invention according to claim 20 is an image output system for forming an area gradation image by using halftone dots as an aggregate of a plurality of pixels, wherein a basic color density vs. light amount characteristic for performing an exposure of a proof image output device in advance. Storage means for storing the color characteristics of the target printed matter; converting means for obtaining the density of a basic color corresponding to the color characteristics based on the color characteristics; and outputting pixel information for identifying pixels. A pixel generating means for calculating the light intensity in the pixel unit by referring to the density vs. light amount characteristic based on the pixel information, and an exposure amount in pixel units. Is controlled to perform printing.
[0043]
According to a twenty-first aspect of the present invention, in the invention of the twenty-first aspect, a color of a desired color that has not been acquired between the acquiring unit and the conversion unit based on a color characteristic of the color acquired by the acquiring unit. A means for calculating characteristics is provided.
[0044]
The invention according to claim 22 allows a computer to control an acquisition device capable of acquiring a color characteristic capable of specifying a color of a printed matter, and a proof image output device that receives data corresponding to the density of a basic color and prints the printed matter on the printed matter. A computer program for performing desired printing, wherein the computer provides the computer with a color characteristic versus a basic color density characteristic table, which is a characteristic of the proof image output device, and the printed matter as a reference in advance. The standard data including the density of the basic color when printed by the proof image output device is stored, and the color characteristics of the acquired color received from the acquisition device are changed to a desired color or a color not acquired is added. To execute a GUI for visually displaying the conditions so that the conditions can be input, and changing or adding the color characteristics of the colors acquired under the conditions set in the GUI. And converting the color characteristics of each color output after being changed into density data of a basic color with reference to the density characteristic table, and converting the density of the basic color obtained by the conversion and the standard data. The comparison is performed so that the density of the basic color obtained by the conversion is corrected according to the difference, and the density data of the basic color output from the correction unit is stored for transmission to the proof image output device.
[0045]
According to a twenty-third aspect of the present invention, there is provided a computer program used to form an area gradation image by using halftone dots as an aggregate of a plurality of pixels. Storing the density vs. light amount characteristic of the basic color, acquiring the color characteristic of the color of the target print, calculating the density of the basic color for the color characteristic based on the color characteristic, and generating pixel information for identifying a pixel. Based on the pixel information, the obtained density of the basic color is calculated into the light amount of each pixel by referring to the density vs. light amount characteristic.
[0046]
The invention according to claim 24 is an image information processing method for forming an image which is a proof of the target print as a set of pixels based on digital image data of the target print printed by a plurality of printing plates. An image portion of the one plate in the target print when the one plate used for the target print is used so as to be printed on top of printing using one or more other plates. The absolute value of the color difference between the color (1) of the portion where one or more image portions of the other plate overlap with the color (3) as the color reproduction at the proof pixel corresponding to the overlapping portion is ΔE1. The absolute value of the color difference between the color (1) and the color (2) of the portion where the image portion of the first plate does not overlap and the image portion of the other plate is present is ΔE2, and the color (1) ) And the first edition If the absolute value of the color difference from the color (4) of the portion where the image portion of the other plate is not printed is ΔE3, and the ΔE2 is larger than the ΔE3, the color (3) is , So as to satisfy the following expression (A).
1 ≦ ΔE1 ≦ ΔE2-1 (A)
[0047]
The invention according to claim 25 is an image information processing method for forming an image that is a proof of the target print as a set of pixels based on digital image data of the target print printed by a plurality of printing plates. An image portion of the one plate in the target print when the one plate used for the target print is used so as to be printed on top of printing using one or more other plates. The absolute value of the color difference between the color (1) of the portion where one or more image portions of the other plate overlap with the color (3) as the color reproduction at the proof pixel corresponding to the overlapping portion is ΔE1. The absolute value of the color difference between the color (1) and the color (2) of the portion where the image portion of the first plate does not overlap and the image portion of the other plate is present is ΔE2, and the color (1) ) And the first edition Where the absolute value of the color difference from the color (4) of the portion where the image portion of the other plate is not printed is ΔE3, and when the ΔE2 is smaller than the ΔE3, the color (3) is , So as to satisfy the following expression (B).
1 ≦ ΔE1 ≦ ΔE3-1 (B)
[0048]
27. The image information processing method according to claim 26, wherein a proof of the target print is formed as a set of pixels based on digital image data of the target print which is printed by superimposing a plurality of inks. In the above, the color (3) of the proof pixel corresponding to a portion where one ink is superimposed and printed with another ink is the same as the color (3) of the pixel, and only the other ink is printed in the target print. The absolute value of the color difference from the color (5) of the proof pixel corresponding to the portion to be printed is ΔE4, and the color (6) of the proof pixel corresponding to the portion where only the one ink is printed in the target print product. ) And the absolute value of the color difference between the color (3) of the pixel and ΔE5, the color (3) is the absolute value of the difference between ΔE4 and ΔE5 And configured to be changed to be smaller than the value.
[0049]
The invention according to claim 27, comprising: an acquisition unit that acquires a color characteristic of a target print of multicolor printing; an image information processing unit that acquires a basic color density from the color characteristics and outputs an image based on the basic color density; A proof image output unit that outputs a proof of a printed matter by outputting an image from the image information processing unit, wherein the image information processing unit sets the color characteristics in accordance with a property of the target printed material. Changing means for changing or adding, and converting means for converting the changed or added color characteristic into the basic color density, wherein the changing means is one plate used for printing the target printed matter is 1 or 2 The image portion of the first plate and one or more image portions of the other plate in the target print when used so as to be printed on top of printing by the other plate. The absolute value of the color difference between the color (1) at which the color overlaps and the color (3) as the color reproduction at the proof pixel corresponding to the overlapping portion is ΔE1, and the color (1) and the first plate The absolute value of the color difference from the color (2) of the portion where the image portion of the other plate does not overlap and the image portion of the other plate is present is ΔE2, and the color (1) and the image portion of the first plate are present. When the absolute value of the color difference from the color (4) of the portion where the image portion of the other plate is not printed is ΔE3, and the property is that the ΔE2 is larger than the ΔE3, the color (3) Can be changed so as to satisfy the following expression (A).
1 ≦ ΔE1 ≦ ΔE2-1 (A)
[0050]
The invention according to claim 28, an acquisition unit that acquires color characteristics of a target print of multicolor printing, an image information processing unit that obtains a basic color density from the color characteristics, and outputs an image based on the basic color density, Proof image output means for outputting a proof of a printed matter by image output from the image information processing means,
[0051]
The image information processing unit includes a changing unit that changes or adds the color characteristics according to the characteristics of the target print, and a conversion unit that converts the changed or added color characteristics into the basic color density. The changing means, when one plate used for printing the target print is used so as to be printed on top of printing by one or more other plates, is used for printing the one plate in the target print. Absolute color difference between the color (1) of the portion where the image portion and the image portion of one or more other plates overlap, and the color (3) as the color reproduction at the proof pixel corresponding to the overlap portion The value of ΔE1, the absolute value of the color difference between the color (1) and the color (2) of the portion where the image portion of the first plate does not overlap and the image portion of the other plate exists and is ΔE2, Color (1) and the above 1 When the absolute value of the color difference from the color (4) of the portion where the image portion of the plate is present but the image portion of the other plate is not printed is ΔE3, and the property is that the ΔE2 is smaller than the ΔE3 Further, the color (3) can be changed so as to satisfy the following expression (B).
1 ≦ ΔE1 ≦ ΔE3-1 (B)
[0052]
An invention according to claim 29, wherein an acquiring means for acquiring a color characteristic of a target printed material multicolored using a plurality of inks, a basic color density is obtained from the color characteristic, and an image is output based on the basic color density. And a proof image output means for outputting a proof of a printed matter by outputting an image from the image information processing means, wherein the image information processing means A changing unit that changes the color characteristics in accordance with the properties of the target print; and a conversion unit that converts the changed color characteristics into the basic color density, wherein the change unit converts one ink into another ink in the target print. The color (3) of the pixel of the proof corresponding to the portion that is overprinted is the color (3) of the pixel, and the portion of the target print where only the other ink is printed. The absolute value of the color difference from the color (5) of the corresponding proof pixel is ΔE4, and the color (6) of the proof pixel corresponding to the portion of the target print where only the one ink is printed; When the absolute value of the color difference between the pixel and the color (3) is ΔE5, the color (3) is changed so that the absolute value of the difference between the ΔE4 and ΔE5 is smaller than the corresponding value of the target print. The configuration was adopted.
[0053]
The invention according to claim 30 is an acquisition unit that acquires color characteristics of a target print of multicolor printing, an image information processing unit that obtains a basic color density from the color characteristics, and outputs an image based on the basic color density. Proof image output means for outputting a proof of a printed matter by image output from the image information processing means,
[0054]
The image information processing unit includes a changing unit that changes or adds the color characteristics according to the characteristics of the target print, and a conversion unit that converts the changed or added color characteristics into the basic color density. The changing means, when one plate used for printing the target printed matter is used by printing over one or more other printing plates, and the printing plate corresponding to the portion to be overprinted is used. The element color densities Dj of the proof pixels are calculated by the following equation (C) and added to the color characteristics.
[0055]
Dj = Aj (U, O) × Oj + Bj (O) × Uj Equation (C)
(Here, j represents a color material (here, three types of Y, M, and C) that forms a proof image, and Dj is a proof pixel corresponding to the above-described overprinted portion in the target print. The coefficient Aj means the trapping rate of the upper color by the previously given one plate, the coefficient Bj means the transparency of the predetermined upper color ink, Uj means the value of the lower color correction table of the other version, Oj means the value of the upper color correction table, 0 <Aj <1, 0 <Bj <1, and D (J-1) = Uj.)
[0056]
According to a thirty-first aspect, in the thirty-third aspect, the changing means satisfies 0.95 ≧ Bj or one or more when calculating each element color density Dj by the equation (C). If Oj ≧ 0.15 for the element color densities of A, Aj is changed to be smaller than a predetermined value, and Bj is changed to be larger than a predetermined value, so that Dj is changed. Is calculated, and when 0.95 <Bj and Oj <0.15 for all element colors, Aj is changed to be larger than a predetermined value, and Bj is changed. The Dj is calculated so as to be smaller than a predetermined value.
[0057]
The invention according to claim 32 is the invention according to claim 30, further comprising an ink classification table storing coefficients Aj and Bj corresponding to one or more ink classifications that can be used for one plate. And an ink classification selecting unit that can select any one of the one or more ink classifications. When the changing unit calculates Dj, when one ink classification is selected from the selecting unit, The coefficient Aj and the coefficient Bj corresponding to one ink classification are read from the ink classification table, and the calculation is performed.
[0058]
The invention according to claim 33 is the invention according to claim 30, further comprising an emphasis degree table storing a plurality of levels of emphasis levels and corresponding coefficients Aj and Bj, and further comprising the plurality of levels of emphasis. When the changing means calculates Dj, when one of the degrees is selected from the selecting means, a coefficient Aj corresponding to the one of the degrees is selected. The coefficient Bj is read from the emphasis degree table, and the calculation is performed.
[0059]
The invention according to claim 34 is an acquisition unit that acquires color characteristics of a target print product in which printing by one plate is superimposed on printing by one or more other plates, and from the color characteristics. An image output system comprising: an image information processing unit that obtains a basic color density and outputs an image based on the basic color density; and a proof image output unit that outputs a proof of a printed matter based on an image output from the image information processing unit. A color (1) of a portion where the image portion of the first plate and one or more image portions of the other plate overlap, and the image portion of the first plate does not overlap and the other color The absolute value ΔE2 of the color difference from the color (2) of the portion where the image portion of the plate is present satisfies 0 <ΔE2 <3, or the color (1) and the image portion of the first plate are present. If the image portion of the other version is not printed When the absolute value ΔE3 of the color difference from the color (4) satisfies 0 <ΔE3 <3, an alert is issued and a warning unit is provided to prompt the user to select whether or not to change the color of the overlapping portion. .
[0060]
An invention according to claim 35 is an acquisition unit for acquiring the color characteristics of a target print product in which printing by one plate is superimposed on printing by one or more other plates, and a basic unit based on the color characteristics. An image information processing unit that obtains a color density and outputs an image based on the basic color density; and a proof image output unit that outputs a proof of a printed matter based on an image output from the image information processing unit. An image output program, further comprising: a color (1) of a portion where the image portion of the one plate overlaps with one or more image portions of the other plate; and an image portion of the one plate overlaps. The absolute value ΔE2 of the color difference from the color (2) of the portion where the image portion of the other plate satisfies 0 <ΔE2 <3, or the color (1) and the image of the first plate There is a part of the other version When the absolute value ΔE3 of the color difference with the color (4) of the portion where the image portion is not printed satisfies 0 <ΔE3 <3, an alert is issued to determine whether to change the color of the overlapping portion. The warning means for prompting the selection is executed.
[0061]
The invention according to claim 36 is the invention according to claim 34, further comprising mode selection means for selecting a plate inspection priority mode or a normal mode, wherein the plate inspection priority mode is selected in advance, and an alert is issued. An automatic color changing means for executing a color change designated in advance when issued is provided.
[0062]
According to a thirty-seventh aspect of the present invention, in the thirty-seventh aspect, a mode selection means for selecting a plate inspection priority mode or a normal mode, the plate inspection priority mode is selected in advance, and an alert is issued. In this case, the computer is made to execute an automatic color changing means for executing a color change designated in advance when the user makes a change.
[0063]
According to a thirty-eighth aspect of the present invention, in the invention according to any one of the thirty-seventh, twenty-eighth, thirty-four, and thirty-six, one plate of the target print is a plate using ink excluding process colors.
[0064]
According to a thirty-ninth aspect of the present invention, the image processing system according to any one of the twenty-seventh to thirty-sixth to thirty-sixth to thirty-sixth inventions, wherein the image processing system has an element color whose density is independently variable based on digital image data of the target print. The area gradation image as a proof of the target printed matter is converted to a silver halide emulsion having a silver halide emulsion layer capable of emitting at least three element colors on a support by a set of pixels formed by combining The material was formed by exposing to light.
[0065]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the invention will be described with reference to the drawings. First, description will be given of a method of expressing abbreviations used in the description of the invention and technical contents of various technical terms used.
[0066]
[Notation or content of technical terms used]
(I) About color notation
The color of the printing ink used in the following description may be abbreviated as shown in FIG.
[0067]
(Ii) Formation of halftone image (color, special color)
FIG. 1 is a schematic diagram of a halftone dot in a digital color proof. As shown in FIG. 1, an image is divided into pixels (represented by ◯ in the figure), and a halftone dot is represented as an aggregate of the pixels. At that time, the portions where the halftone dots overlap in the printed matter share the corresponding pixels in the digital proof. For example, in FIG. 1, each of the halftone dots of Y (yellow), M (magenta), and C (cyan) exists partially (overlapping in terms of printed matter) as basic colors. The halftone dot of Y exists at the upper part of the drawing separated by two diagonal solid lines. The halftone dot of M exists in the lower part of the drawing delimited by the same dotted line. Further, the halftone dot C exists in the right part of the drawing, which is separated by a broken line. Pixels shared by Y and M halftone dots (in the printed matter, ink overlaps) are R (red), pixels shared by Y halftone and C halftone dots are G (green), and Y , M, C are represented by GY (gray).
[0068]
Further, depending on the printed matter, a special color other than YMC (or YMCK), that is, a so-called “special color” may be used. This special color ink plate is called a “special color plate”. As the special color ink, various inks such as gold, silver or other metallic color inks are used in addition to green and orange inks. Further, the density of the special color ink may not be uniform, and a mixture of glitter and gold powder may be used. The special color plate is often used when reproducing an image component such as a logo which is designated as a special color in advance, or when it is desired to enhance color reproducibility of a color image by printing with a special color ink.
[0069]
Although not shown in FIG. 1, when there is a dot of the special color plate, this can be expressed by adjusting the color of the corresponding pixel to a color approximate to the special color. Can be expressed by adjusting the colors shared by the plates to colors that take into account the order of overprinting, the colors of the individual plates, and the characteristics of each ink (transparency, ease of ink application, etc.).
[0070]
(Iii) Target print and measurement (acquisition of color data)
In order to determine image forming conditions, it is necessary to examine how each color is reproduced in an actual printed matter. For this reason, it is necessary to acquire basic data in a printed matter using ink used in actual printing (hereinafter, referred to as a target printed matter). Based on this, it is possible to accurately determine the conditions necessary for color reproduction.
[0071]
The printed matter that is the target of the image output system is not particularly limited, but a printed matter using ordinary Y, M, C, and K process inks is suitable. Here, an ink containing an overprint color in which K and Y overlap each other is also suitable. It is also suitable for printed matter using a special color ink in addition to the process ink, and further, printed matter in which the special color ink is overprinted with the process ink. In an actual system, the more types of prints that can be targeted, the better, but at the same time, the measurement load for color reproduction also increases. Therefore, the range of the target printed matter may be determined in consideration of the relationship between the required accuracy and the load.
[0072]
In addition, when it is described that the target printed matter is measured or the target printed matter is measured, as in the case of using the same ink as the ink measured in advance, the measured data is read from an appropriate recording medium by reading the data. When the purpose can be achieved, the term "measurement" may be described including this. In addition, it is also possible to substitute representative ink data in relation to the required accuracy, and the term “measure” may be described including such a case.
[0073]
(Iv) Measurement of density, L * a * b * and color
The density mainly means an optical density. Further, the quantity may be replaced with another quantity having substantially the same meaning. For example, L *, a *, b *, etc. in the CLIEAB color space can be given as representative values that can be converted. In addition, coordinate values in the CIELUV color space and the XYZ color space can be preferably used. The CIELAB color space refers to CIE 1976 (L * a * b * color space), and how to obtain the coordinates is described in JIS Z 8729-1994. Also, the value of the coordinates in the L * a * b * color space may be referred to as a “characteristic” of a color.
[0074]
(V) Analytical concentration
Analytical density is a concept of density that is often used in the field of photography. When Y, M, and C dyes are formed in an arbitrary amount, and when only the Y dye is formed in the same amount, the B density is analyzed analytically. The G density when only the M dye is colored in the same amount is called the analytical G density, and the R density when only the C dye is colored in the same amount is called the analytical R density. Analytical concentration is a conceptual quantity, but can also be determined by calculation. For analytical concentrations, see T.W. H. James, Ed., The Theory of The Photographic Process, Macmillan, New York, p. 524-529 (1977), which can be determined with reference to this.
[0075]
When a silver halide photosensitive material having a reflective support is used as the photosensitive material, it is preferable that the analytical density is also represented as the reflection density. The numerical value treated as the analytical density in the system may be a numerical value converted from the original analytical density. As for the handling of numerical values, it is preferable to multiply the analytical concentration by 100 and convert it to an integer, because it is easier to handle.
[0076]
[Overall configuration of image output system]
First, a schematic configuration of the entire image output system will be described with reference to FIG.
[0077]
FIG. 2 is a block diagram schematically illustrating an example of the overall configuration of the image output system. FIG. 4 is a diagram showing a schematic operation flow of the entire image output system.
[0078]
The image output system measures the target print 2 and obtains data necessary for proof generation. The measurement unit (device) 3 of the target print 2, and an image for processing image data based on the data obtained by the measurement unit 3. The image processing apparatus includes an information processing apparatus 100, a halftone dot data generation unit 15 for including halftone dots in image data, and a proof image output apparatus 1 for outputting processed image data to a photosensitive material.
[0079]
[Proof image output device]
In FIG. 2, a proof image output device 1 of an image output system temporarily stores data and adjusts a recording timing and a printing medium (for example, a photosensitive material) by reflecting conditions such as ink and printing paper. An exposure means for obtaining a desired proof by performing exposure for each pixel described above, a drum for carrying a photosensitive material at the time of exposure, and a control means for controlling these means under necessary conditions.
[0080]
[Exposure means]
Exposure means of the proof image output apparatus 1 includes various light sources such as a laser or a light emitting diode (LED), means for adjusting the amount of light from the light sources, and two-dimensional scanning in the main scanning direction and the sub-scanning direction. Scanning means for causing light from a light source to hit a predetermined position of the material (both are not shown).
[0081]
Exposure means receives halftone image data representing the respective intensities (density or light amount corresponding to the density: exposure energy) of Y, M, C (or YMCK) generated by the image information processing apparatus 100, and Once stored temporarily in a buffer, and sequentially read out using a separately generated dot clock, the light sources, for example, the green laser light source, the red laser light source, and the blue laser light source are set to the intensity of Y, M, and C of the halftone image data. And an image having a color corresponding to the color of the ink and / or the color of the printing paper (for example, a white background) is exposed.
[0082]
Further, an exposure control section (comprising a CPU and a program) of the exposure means detects the position of the leading end position of the photosensitive material on the drum by sensors. In addition, the irradiation position of light emitted from the light source of the optical system and the image recording area of the photosensitive material correspond to each other based on the count of the pulse signal output by the rotary encoder provided on the drum as the drum rotates. The rotation of the drum and the position of the light source are controlled so that an image can be formed in the same manner. In addition, the light source emits light to the photosensitive material held on the drum to perform image output (exposure) of a halftone dot image.
[0083]
Note that the image recording density of an image recorded on the photosensitive material by two-dimensional scanning in the main scanning direction (direction by rotation of the drum) and the sub-scanning direction (direction by movement of the light source) has a gray scale of halftone image. From the viewpoint of reproducibility, the resolution is preferably 600 dpi or more in both the main scanning direction and the sub-scanning direction. It is more preferably at least 1000 dpi, and still more preferably at least 1200 dpi. Further, from the viewpoints of saturation of reproducibility of gradation by a halftone dot image, image recording speed, device cost, and the like, the density is preferably 10,000 dpi or less in both the main scanning direction and the sub-scanning direction. More preferably, it is 5000 dpi or less. Here, dpi is a unit that indicates how many pixels to be image-recorded are arranged within one inch in the main scanning direction or the sub-scanning direction.
[0084]
Further, the number of recording pixels per second of each color light at the time of exposure is preferably 3,000,000 pixels / second or more (especially 10,000,000 pixels / second or more). The number of recording pixels per second of each color of the exposure light is preferably 4 billion pixels or less (particularly 500 million pixels or less). Thereby, the driving circuit and the exposure output intensity are stabilized, and it is possible to achieve both high-speed image recording and high-definition image recording. In addition, the adjustment is easy, which is preferable in terms of cost.
[0085]
The exposure light source of the exposure means is adjusted so that ten B LEDs are arranged in the main scanning direction and the timing of the exposure is gradually delayed so that the same location can be exposed by the ten LEDs. Also, an exposure head was prepared in which ten LEDs were arranged in the sub-scanning direction, and exposure for ten adjacent pixels could be performed at one time. For G and R, exposure heads were prepared by combining LEDs in the same manner. The diameter of each beam was about 10 μm, the beams were arranged at this interval, and the sub-scanning pitch was about 100 μm. The exposure time per pixel was about 100 nanoseconds.
[0086]
[Control means]
The control means of the proof image output device 1 includes a CPU (computer or central processing unit) and an image output program for controlling each part, device or means, and a memory for storing the image output control program, exposure data and the like. The CPU executes the image output program to function as a control unit.
[0087]
[Measurement means (apparatus)]
The measurement means (device) 3 of the image processing system is a measurement device for acquiring data of characteristics of each color of the target print 2. The characteristics of each color include the density described above, but in this example, each coordinate value of L *, a *, and b * in the CEILAV color space is measured and output.
[0088]
[Dot data generator]
The halftone data generation unit 15 of the image output system provides halftone dots in the image data. At this time, a halftone image is formed by a plurality of pixels within the area of the halftone dot. The halftone data generation unit 15 generates the data of the halftone dot and the pixel (information that can identify the coordinate position, and is hereinafter referred to as halftone data). The control unit 8 controls each unit, and as a result, causes the exposure unit to create a color correction table for determining and controlling the density for each halftone dot and pixel (the density is adjusted to the light amount according to the photosensitive material characteristics). When the conversion is performed, a table in which the amount of light is determined for each pixel is created).
[0089]
Here, it is preferable that one halftone dot is recorded from 100 or more pixels because the reproduction is close to an actual printing halftone dot. More preferably, it is 200 or more. It is preferable that one halftone dot is recorded so as to be composed of 2000 or less pixels from the viewpoint of easy handling of image data and high-speed image data processing.
[0090]
[Image information processing device]
The image information processing apparatus 100 of the image output system has a CPU 100a and a memory 100b as hardware configurations, and has a display as a display unit 4, a touch panel as an operation unit 5, and the like. The image information processing apparatus 100 controls the entire system, and converts the measurement data L *, a *, and b * for each color from the measurement apparatus 3 with reference to the data of the density characteristic file to the basic color (this example). Then, the image data is converted into Y, C, and M densities) and output to the proof image output device 1.
[0091]
In the memory 100b of the image information processing apparatus 100, a GUI program (a program that allows the user to perform an input operation visually and easily) for displaying an operation screen on the display unit 4, A program such as a control program for exchanging information with the device 3, the proof image output device 1, and the like is provided with programs executable by the CPU 100a and data necessary for the programs.
[0092]
The image information processing apparatus 100 may be a general personal computer or the like, or may be a dedicated computer housed in the same housing as the proof image output apparatus.
[0093]
The image information processing apparatus 100 will be described in detail with reference to FIG. FIG. 3 is a block diagram showing details of the image information processing apparatus 100 shown in FIG. The parts with reference numerals 4 to 15 excluding the proof image output device 1, the target printed matter 2 and the measuring means (device) 3 in FIG. 3 are included in the image information processing apparatus 100.
[0094]
The image information processing apparatus 100 includes a storage unit 13 storing various tables and the like, a GUI unit 200, a control unit 8, a nonce operation unit 9, a rendering unit 10, a conversion unit 11, a machine difference correction unit 12, and an exit unit 14. Do it. Hereinafter, each of these parts will be described.
[0095]
[Storage means]
The storage unit 13 stores the color correction table in which the machine difference has been corrected by the machine difference correction unit 12, and provides the proof image for output (S8 in FIG. 4). FIG. 8 shows an example of a color correction table created by measuring all colors. In addition, the storage unit 13 also stores machine difference correction data, a density characteristic file, and the like. The storage unit 13 may be composed of one memory or a plurality of memories.
[0096]
The tables and files stored in the storage unit 13 may be divided or integrated as long as they perform the same function. The expression of the data stored in each table is not particularly limited. For example, the data may be expressed as a density value or the same may be expressed as L *, a *, b *. Good.
[0097]
[Sensitive material property table]
The photosensitive material (photosensitive material) characteristic table is a table corresponding to a characteristic curve well known in the photographic industry, and represents a relationship between a color density of a photosensitive material of each color and an exposure amount required to obtain the density. The photosensitive material characteristic table stores standard characteristic data of various photosensitive materials.
[0098]
To create the photosensitive material characteristic table, exposure is performed by continuously or intermittently changing the exposure amount from low exposure amount to high exposure amount, and the density of the image generated through development processing is measured, exposure amount and color development It is obtained by associating the relationship of the density.
[0099]
[Density characteristic file]
The exposure means determines the light amount of each light source from the input density data and performs exposure. Therefore, the image information processing apparatus 100 in FIG. 1 needs to prepare density data corresponding to the characteristics of the light source in advance as a file and provide the file to the exposure unit. This file is important, and is hereinafter referred to as a density characteristic file. This density characteristic file is expressed as a “color characteristic vs. basic color density density characteristic table” in claim 1.
[0100]
The density characteristic file expresses the combinations (Dc, Dm, Dy) of various color development amounts of the cyan, magenta, and yellow color materials of the silver halide photosensitive material, and the density and color characteristics generated by each of the combinations (Dc, Dm, Dy) ( 6 is a table showing a relationship with a combination of L *, a *, and b *) (also called a color tone). This conceptual diagram is shown in FIG.
[0101]
Such a density characteristic file is created by performing image exposure using light sources having different wavelengths based on digital data and arbitrarily changing the amount of light to form a silver halide emulsion layer capable of developing cyan, magenta and yellow. It is possible by preparing a combination in which the silver halide light-sensitive material is arbitrarily colored and measuring the density or color tone of the combination to correspond to the color correction. Further, the intermediate area can be set by complementing the data without creating a combination of all the color corrections of cyan, magenta, and yellow.
[0102]
Here, referring to the above-described light-sensitive material characteristic table, a total of 15 × 19 × 19 colors is obtained by combining the light amounts of B, G, and R for developing the respective densities of C, M, and Y shown in FIG. Color patches of 5415 colors were output, and the L *, a *, b * and status T, Y, M, C densities were measured. Next, L *, a *, and b * of the color patches, the Y density of the Y patch colored only with the B light given at the time of creating the patch, and the C density of the C patch colored only with the G light The density characteristic file was created by determining the M density of the M patch developed only with the R light and creating a table corresponding to these three amounts. Although illustration is omitted because the data of 5415 colors is enormous, the color is represented by the parameters of L *, a *, and b * in the three-dimensional coordinates of the density of Y, M, and C as shown in FIG. Be identified.
[0103]
Note that, as described above, the creation of the density characteristic file merely requires changing the exposure conditions of the photosensitive material, so that even if the number of color patches is large, it can be prepared relatively easily.
[0104]
The density characteristic file created in this way is stored in the storage unit 13 in FIG. It is desirable to create the density characteristic file by measuring all colors, but it is also possible to measure 18 colors or 6 colors and then calculate the fake state of the special color (described later).
[0105]
[Color Correction Table]
As described above, in a digital color proof, an image is decomposed into pixels, and a halftone dot is reproduced as an aggregate of the pixels. Therefore, when the color of a pixel is determined as image data, the color is specifically defined, that is, even if the image data is red, whether it is dark red or pale red, It is necessary to specify whether it is purple-red or yellow-red.
[0106]
The number of colors specified in the color correction table is determined by the number of inks used in printing, the required reproduction accuracy, and the like. For example, in the case of a combination of process inks Y, M, C, and K and two special colors, K, Y , M, C and the portion without ink (white: W) are combined into 16 colors, and 64 colors are considered in consideration of the overlapping of the two special colors.
[0107]
Next, a method of creating a color correction table will be described.
One method is to prepare a printed material in which inks corresponding to the above combinations are overprinted, and measure this. This is ideal, and is effective when a printed material can be prepared relatively easily, such as using only a process color and no special color or using one color.
[0108]
However, it is difficult to make corrections due to differences in color materials. In addition, the number of types of special color inks is very large and it is difficult to prepare them in advance, and the finish varies greatly depending on the type of printing paper. It is not practically possible to obtain accurate data by preparing data. In this respect, the situation is different from the case of the density characteristic file in which the exposure condition only needs to be changed as described above.
[0109]
Therefore, it is preferable to obtain from a small number of data by some kind of arithmetic means. What is provided to realize this is a later-described arithmetic operation means 9.
[0110]
The data of the color correction table may be transferred to the proof image output device 1 together with the image data from the halftone data generation unit 15, or may be transferred in advance and stored in the proof image output device 1. .
[0111]
Here, the merits of the configuration in which the color correction table and the light-sensitive material characteristic table are combined will be described.
[0112]
As a method of creating the pixel without combining the color correction table and the light-sensitive material characteristic table, for example, the relationship between the energy required for image formation and the density can be determined by changing the color in all combinations in which the energy is changed in arbitrary steps. If an arbitrary color is given by creating a patch and measuring the result of the measurement as a database, a method of determining the energy to be applied to each layer by referring to the database can be considered.
[0113]
However, in this method, it is necessary to create a database by performing an enormous amount of measurements in order to improve accuracy. In addition, a means for absorbing fluctuations in the characteristics of the photosensitive material (which fluctuates due to a change in the performance of the processing solution in addition to fluctuations due to manufacturing variations of the photosensitive material) is required separately.
[0114]
On the other hand, in the method in which the color correction table and the light-sensitive material characteristic table are combined, it is possible to accurately obtain the required energy with a small amount of data by obtaining the relationship between the energy applied to each of the Y, M, and C layers and the color density. Thus, there is an advantage that it is easy to cope with a system design stage or a change in the color material of the photosensitive material.
[0115]
More importantly, in the proof image output apparatus 1, the exposing means, in particular, fluctuates in color from the reference condition due to fluctuations in the exposure amount due to the environment such as temperature, fluctuations in the activity of the development processing over time, and the like. The density and characteristics (color tone) may be shifted. In preparation for this case, the density and characteristics (color tone) of the generated image are measured, the density difference and the color difference from the expected value are calculated from the measured values, the deviation from the expected value is calculated, and the deviation is calculated. By providing feedback on the exposure amount, there is an advantage that correction can be easily performed.
[0116]
[GUI means]
The GUI means 200 of the image information processing apparatus 100 will be described with reference to FIG. The GUI unit 200 includes a display unit 4, an operation unit 5, a panel control unit 6, and a display information storage unit 7.
[0117]
The panel control means 6 reads the display information stored in the display information means 7 in advance in accordance with the key set by the power supply or the operation means 5 and causes the display means 4 to display the screen. The selection, setting, and input operations are performed from the operation unit 5 using a marker or the like with reference to the display unit 4. Hereinafter, it is assumed that selection, setting, and input operations are performed by operating means.
[0118]
When the power is turned on, the panel control means 6 reads the main screen of FIG. 11 from the display information storage means 7 and displays it (Step S1: FIG. 4; hereinafter, the steps are omitted and denoted by S numbers). When the setting 1 in FIG. 11 is selected, the measurement screen in FIG. 12 is displayed. Here, a color patch (sample), special color, and ink setting screen appears. However, in this example, since all colors are measured unless a specific instruction is given, the description will be made as is with all colors. The data at the top of the screen in FIG. 12 indicates the Y, M, and C densities, L *, a *, and b * characteristic values for the measured color after measurement.
[0119]
[Control unit]
The control unit 8 that has received the measurement instruction from the panel control unit 6 controls the measurement device 1 (corresponding to the acquisition device or the acquisition unit or the measurement unit in the claims) to obtain L * for all colors of the target print. , A * and b * are measured (S2 in FIG. 4). It is desirable to set the measurement calibration shown in FIG. 12 and calibrate the measurement device before measurement. In FIG. 3, when the undercolor of the overprint is not emphasized or the ink setting is not adjusted in the all-color measurement, the processing directly enters the rendering unit 10. If no rendering is performed, the data is input to the conversion means 11 (in the case of NO in FIG. 4). The parameter calculation means 9 and the rendering means 10 (S3 to S5 in FIG. 4) in FIG. 3 will be described later.
[0120]
The control unit 8 also performs measurement feedback. This is because the color after the proof is output is re-measured, and the color correction table is fed back to the proof image output apparatus 1 based on the measured value at that time, and re-outputted to confirm (or confirm). This function is used for fine adjustment if there is any deviation, and can be executed by operating on the screen of FIG. 18 (sub-screen of the measurement screen).
[0121]
The color designated on the screen of FIG. 18 is selected from the proof image, and the density and the like are input. Calculate the density difference or color difference between the measured value and the calculated color, calculate the deviation in software, calculate the difference between the color correction values, and correct the difference Re-output the table.
[0122]
[Nose calculation means 9 and its screen]
When the color characteristic data obtained by measuring the target printed matter is not all necessary color characteristic data but a limited number of color characteristic data, the missing color characteristic This is a means for calculating and adding data from data such as ink characteristics given in advance. In other words, the color of the unprinted portion that could not be measured is calculated based on the measured density or tone value according to the properties of the printing ink, the type of printing paper, the printing conditions, etc. Can be generated. This is part of the change means.
[0123]
Generally, printing uses a process ink and a special color ink that differs depending on a printed material. In the case of process inks, their combinations are determined in advance, so that an experiment corresponding to the combination can be performed to determine the fake color (the color of the corresponding pixel) in advance.
[0124]
However, in the case of a special color, different inks are used depending on the target printed matter, and it is difficult to determine a fake color in advance. Therefore, when the spot color used in the target print is determined, it is important to determine the fuzzy color with as little effort and time as possible. The purpose of the parameter calculation means 9 is to realize this.
[0125]
Here, there are two ways to use the special color. When the image of the special color ink is overprinted on the image of the process ink (this may be referred to as “noise”), the image of the process ink is lost and the special color image is removed. Is printed (this may be referred to as “nuqui”). In the case of Nuki, it is sufficient to consider the color of the special color ink, but in the case of Nose, since the color of the lower ink reflects on the color of the printed matter, when reproducing this with a proof, use this ink. It is necessary to generate a proof in consideration of characteristics.
[0126]
Normally, in order to reproduce a color tone in which two or more colors of a printed material are superposed well by the color development of a silver halide light-sensitive material, each density of Y, M, and C required to reproduce each of the two colors independently. It cannot be reproduced with a simple sum of the components. In addition, in order to accurately control the exposure amount of the device, it is preferable to narrow the control range of the exposure amount. In this case, even if a desired color density is obtained, it may not be possible to realize this. This is likely to happen with overprinted colors. Therefore, in order to reproduce a color approximation to the overlapping color of the printing ink, light amount control according to a certain rule is required.
[0127]
Regarding the setting of the light quantity of the ink overlapping portion of X color (X is an integer of 2 or more) in the printed matter, the first color and the second color that are newly generated by overlapping in the printing order are set as one color, and then newly set. The next overlapping color can be set based on the relationship between the set values of the first and second colors and the third color.
[0128]
The setting of a plurality of overprinting colors is performed by setting the newly generated first and second overlapping colors to be overlapped in the printing order as one color, and then setting the newly set first color and second color setting values and the third color. Therefore, the next color may be set, the first color and the second color may be set as lower colors, and the third color may be set as upper color.
[0129]
The parameter calculation means 9 (hereinafter referred to as "noise calculation means 9") in the above description is used for this nose as follows.
[0130]
(A) Used when calculating L *, a *, and b * for colors not measured by the measuring device 3 by calculation. In FIG. 4, the nose is performed (S3 in FIG. 4), conditions are specified on the display screen, the nose calculation is performed by the nose calculation means 9 (S3b in FIG. 4), and data is added. is there. This has been described above.
[0131]
(B) In light of the proof purpose of estimating the finish of a printed matter, it is desired that the finish be as close as possible to the printed matter as much as possible. However, in a portion where ink with low transparency is overprinted on the upper side, as a proof, it is sometimes advantageous to reproduce the transparency of the upper ink at a higher level because the state of the image below can be easily discriminated. That is, the undercolor of the overprint is emphasized by the color reproduction on the proof, and the undercolor can be visually recognized and operated on the proof, and as a result, the plate inspection can be performed (S4-YES, S4a in FIG. 4). ). This is referred to as "noise emphasis", and means provided to accompany the nose operation means for performing this is referred to as "nose emphasis means". This is part of the change means.
[0132]
(C) In calculating the reproduced color in the case of Nose, it is necessary to consider the characteristics of the ink. The main characteristic is the transparency of the ink, which is mainly determined by the overprinted ink (this is sometimes called the upper color), and the ink below the final color (this is sometimes called the lower color) ) Represents the magnitude of the contribution. Another important characteristic is the trapping rate, which depends on the combination of the upper and lower color inks and the printing order of the printing plate, and indicates the magnitude of the contribution of the upper color ink to the final color. It is preferable to consider other factors because the accuracy can be further improved, but it is preferable that the above two factors are considered when the effect is small and the work load is considered.
[0133]
Adjustment reflecting these factors is an important function of the fake calculation means 9. This function allows the screen of FIG. 12 or the screen of FIG. 16 to be output on the GUI 200, and is set and adjusted while viewing the screen. . The Nose calculating means 9 calculates based on the set conditions and sends it to the rendering means 10 (S4-YES, S4a, 4b in FIG. 4).
[0134]
(Ink setting)
The setting of the ink provided in the fake operation means 9 of the image information processing apparatus will be described. The setting of the ink can be set visually on the screen of FIG. It is used when setting the color correction of the target printed material where the fake color cannot be measured. By setting the components of the ink in detail, a more accurate color correction can be calculated.
[0135]
The contents to be considered in setting the ink are as follows. These are set or processed by the image information processing apparatus.
[0136]
(B) Selection of ink classification
・ Silver ink with low transparency containing metal pigment
・ Colored metallic ink with low transparency and containing metallic pigments
・ Normal ink Inks containing ordinary coloring pigments and dyes
[0137]
In addition, the properties of the additive and the amount of the additive also affect the setting of the nose color. The following are types of additives.
・ Medium (used to adjust saturation and density and to add gloss with transparent colorless ink)
・ White ink
・ Color metallic ink
[0138]
(B) Transparency of ink
This is because the color tone of the loose color changes depending on the ratio of the transparent component and the non-transparent component of the upper color ink of the target print. Representative transparent components present in the ink composition include, for example, media, reducers, compounds, and the like. The medium is a transparent colorless ink used for adjusting the saturation and density and imparting gloss.
[0139]
Compound is a general term for various products for improving printability by mixing with ink, and is an auxiliary agent used for lowering ink tackiness and the like. The reducer is an additive called a waist-cutting agent used for lowering the viscosity of the ink and adjusting the tack. Other transparent components include varnishes, and opaque components include commercially available general inks in which pigments, dyes, metal powders, and the like are dispersed or dissolved. Specifically, Space Color Barius G, Barius G ES, Barius G ER, Barius G for calibration, Die Spark, NCP Silver, etc., manufactured by Dainippon Ink and Chemicals, or TK High Unity, manufactured by Toyo Ink Manufacturing Co., Ltd. TK High Unity ON, TK High Unity Quick, TK High Echo, TKPD Echo, TK High Unity SOY, TK High Echo SOY1, and the like, but are not limited thereto. These inks can be used alone or in combination of two or more at an arbitrary ratio.
[0140]
(C) Ink transfer amount
Since this printing press prints a plurality of colors one after another at high speed, it is necessary to print the next color before the previously printed color naturally dries. As a result, the next color is applied while the ink is not completely dried, so that a phenomenon occurs in which the ink is not transferred 100%. This is called wet trapping. The rate at which the ink is transferred (trapping rate) increases as the transfer surface dries, and the trapping rate decreases when a multicolor image is printed immediately before.
[0141]
By considering the above (a), (b), and (c), appropriate exposure light amount setting of each overlapping color is performed by reflecting this phenomenon of the target printed matter, and the optimal yellow, magenta, and cyan colors are set. By controlling the color density, a more approximate proof image can be obtained.
[0142]
A silver halide photosensitive material having at least a silver halide emulsion layer capable of developing cyan, magenta, and yellow on a support (drum) of a light-sensitive material can be arbitrarily selected using light sources having different wavelengths based on digital data. In the method of forming a gradation image which is subjected to image development by changing the amount of light and then color developing, it is impossible to set a density exceeding the maximum color density (Dmax) of each of yellow, magenta and cyan. It is necessary to set the density within the range.
[0143]
As described above, the density may be measured for all the colors used in the target print, but by using the parameter (nose) calculating means 9 in FIG. 3, only 18 colors are measured from the target print, L *, a *, and b * of other colors can be obtained. Therefore, there is a feature that a large amount of data can be obtained with a small amount of measurement data. An operation method for obtaining a color correction table for a color not measured after the above-described ink setting will be described below.
[0144]
As a method of creating a color correction table reflecting the transparency and the trapping rate, a method using the following formula (C) was used. The reason why j is not added in the function display for A and B is that these are determined by the type of ink.
[0145]
Dj = Aj (U, O) × Oj + Bj (O) × Uj Equation (C)
(Here, j represents a color material (here, three types of Y, M, and C) that forms a proof image, and Dj is a proof pixel corresponding to the above-described overprinted portion in the target print. The coefficient Aj means the trapping rate of the upper color by the previously given one plate, the coefficient Bj means the transparency of the predetermined upper color ink, Uj means the value of the lower color correction table of the other version, Oj means the value of the upper color correction table, 0 <Aj <1, 0 <Bj <1, and D (J-1) = Uj.)
[0146]
FIG. 9 shows an example of calculating a color correction table from the values of Aj and Bj and the characteristic data of 18 colors. In FIG. 9, tables (a) to (c) are conditions, (a) table is a table of coefficients relating to the transparency of the upper color ink, (b) table is a table of trapping ratio, and (c). The table shows the measured colors and their measured values. The results calculated based on these conditions are shown in Table (d).
[0147]
[Nose emphasis means]
First, the basic concept of the nose emphasis will be described with reference to FIG. 32, and then a specific calculation method performed by the nose emphasis means will be described using the above-described equation (C).
[0148]
(How to emphasize Nose)
FIG. 32 is a conceptual diagram showing a printed matter 300 printed using each ink of YMCK and a proof 310 corresponding thereto. Here, in the printed matter 300, an example is shown in which the special color GY is printed as the upper color so that the YMCK process color is partially overlapped with the printed portion and partially not overlapped with the YMCK. Hereinafter, Y of the undercolor YMCK will be described as an example.
[0149]
If the upper color GY is too dark in the printed matter 300 in FIG. 32, it is difficult to confirm the presence of the lower color Y in the actual printed matter. Therefore, it is difficult to confirm the presence of Y, which is an undercolor, similarly to the printed matter, even in a proof aiming at color reproduction faithful to the actual printed matter. However, in the proof, it may be more important to be able to confirm whether the undercolor Y exists in the data, rather than being true to the actual printed matter. In such a case, the upper color GY is made thinner than the actual printed matter 300 or the undercolor Y is emphasized and expressed on the proof, so that the presence of the undercolor in the printed matter can be easily displayed on the proof. To be able to confirm. Such a case can occur very commonly when a normal ink is used as the upper color.
[0150]
First, in the printed matter 300, the color of the portion where only Y is printed is (2), the color of the portion where GY is printed on Y is (1), the portion where only GY is printed and Y is not printed. Is (4). Further, in the corresponding proof 310, the color (noise color) of the portion corresponding to the color (1) of the printed matter 300 is set to (3). Further, the absolute value of the color difference between the color (1) and the color (3) is ΔE1, the absolute value of the color difference between the color (1) and the color (2) is ΔE2, and the color difference between the color (2) and the color (4). Is assumed to be ΔE3. Here, when the printed matter and the proof perform completely the same color reproduction, ΔE1 is naturally zero.
[0151]
Here, when the nose enhancement is expressed by the color of each part, it is as follows. As described above, the fact that the upper color GY is too dark and the existence of the lower color Y cannot be confirmed on the proof means that the color difference between GY and the overlapping portion is smaller than the color difference ΔE2 between Y and the overlapping portion. ΔE3 is too small for visual observation.
[0152]
Therefore, in this case, it is desirable that 1 ≦ ΔE1 in order to change the hue color (3) of the proof and obtain a significant result. Further, since the color (3) is meaningless if it approaches the color (2) of the printed matter too much, ΔE1 ≦ ΔE2-1. Therefore, the color (3) may be changed so that ΔE1 satisfies the following expression (A).
1 ≦ ΔE1 ≦ ΔE2-1 (A)
[0153]
In contrast to the above case, in the printed matter 300 of FIG. 32, the upper color GY is too thin, and the presence of GY that should have been printed on the lower color Y cannot be confirmed on the proof. Can also occur. This is a rare case and can occur when the upper color ink is an extremely light color ink.
[0154]
In such a case, the upper color GY is emphasized so as to be darker than the actual printed matter 300, or the undercolor Y is lightened and expressed in a proof, so that the presence of the undercolor in the printed matter is expressed. Make it visible on the proof.
[0155]
Given the same definition of color and color difference in FIG. 32 as above, the fact that the upper color GY is too thin and the presence of GY that should be on the lower color Y cannot be confirmed on the proof means that GY This means that the color difference ΔE2 between Y and the overlapping portion is too small for visual observation as compared with the color difference ΔE3 between the overlapping portion.
[0156]
Therefore, also in this case, the hue color (3) of the proof is changed so that ΔE1 becomes larger than zero. In order to obtain a significant result, it is desirable that 1 ≦ ΔE1. However, since the color (3) does not make sense if it approaches the color (4) of the printed matter too much, it is necessary to satisfy ΔE1 ≦ ΔE3-1. Therefore, the color (3) may be changed so that ΔE1 satisfies the following equation (B).
1 ≦ ΔE1 ≦ ΔE3-1 (B)
[0157]
The same expression as described above can also be expressed using colors in the proof. That is, the color of the proof portion corresponding to the portion where only Y is printed in the printed matter 300 is (5), and the color of the proof portion corresponding to the portion where only GY is printed and Y is not printed is (6). And Further, when the absolute value of the color difference between the colors (3) and (5) is ΔE4 and the absolute value of the color difference between the colors (3) and (6) is ΔE5, the difference between ΔE2 and ΔE3 in the printed matter is obtained. The color (3) of the proof color may be adjusted so that the absolute value of the difference between ΔE4 and ΔE5 in the proof becomes smaller than the absolute value.
[0158]
In any case, the color (3) is changed so that the overlapping color is expressed to some extent and the presence of the upper color or the lower color can be confirmed. The degree of this change depends on how much change is effective for visual observation, and a certain sensory test can define a certain degree of standard change. However, since the degree differs depending on the judge, the degree of nose emphasis can be selected or adjusted by an operation from outside the system.
[0159]
By doing as described above, although the reproduction of the fake color is slightly different from the actual printed matter, the printing state of the lower color or the upper color in the printed matter can be more accurately determined by the proof.
[0160]
(Operation of Nose emphasis)
In the specific calculation of the nose emphasis, Expression (C) described above is used. Equation (C) is repeated.
[0161]
Dj = Aj (U, O) × Oj + Bj (O) × Uj Equation (C)
(Here, j represents a color material (here, three types of Y, M, and C) that forms a proof image, and Dj is a proof pixel corresponding to the above-described overprinted portion in the target print. The coefficient Aj means the trapping rate of the upper color given in advance, the coefficient Bj means the transparency of the ink in the upper color given in advance, and Uj means the coloring value of the lower color. Oj means the value of the color correction table for the upper color, 0 <Aj <1, 0 <Bj <1, and D (j-1) = Uj. )
[0162]
Since this formula is used to calculate the color characteristics of the colors that have not been measured by the measuring device, when performing noses emphasis, the color in question is not measured and the formula (C) is used. Nose operation is performed, and at the same time, nose enhancement operation is performed.
[0163]
In the fake emphasis calculation, the above two cases, that is, fake emphasis calculation that should be performed due to a relatively large number of problems when using normal ink, and rare cases that occur when using ultra-thin color ink, etc. And the direction of calculation is different. First, the former will be described.
[0164]
(Nose emphasis calculation when using normal ink)
In this case, the transparency of the upper color is low, or the density of one or more element colors of the upper color is too high, and the above problematic range is empirically determined as 0.95 ≧ Bj or It is set that Oj ≧ 0.15 for one or more component color densities. In such a case, the trapping coefficient Aj is changed to be smaller than a predetermined value, and the transparency coefficient Bj is changed to be larger than a predetermined value.
[0165]
Although the degree of the change is significant to the eyes as described above, specifically, the changed trapping coefficient is set so that 0.03 to 0.5 is subtracted from Aj given in advance. I have. Preferably, the range is 0.05-0.4. Further, the changed transparency coefficient was set so that the increment from Bj given in advance would be 0.1 to 1 times 1-Bj. Preferably, it is 0.2 to 0.9 times.
[0166]
Further, as will be described later, the nose emphasizing means is provided with a selecting means capable of selecting the degree of change of the trapping coefficient and the transparency coefficient from a certain range which differs for each characteristic classification of the upper color ink. The ink classification is as follows.
・ Silver ink with low transparency containing metal pigment
・ Colored metallic ink with low transparency and containing metallic pigments
・ Normal ink Inks containing ordinary coloring pigments and dyes
・ Normal ink + medium
・ Normal ink + white ink
[0167]
For each ink classification, the trapping coefficient and the transparency coefficient are set so that they can be changed as follows.
[0168]
For silver ink, the increment of the modified trapping factor from the given Aj is 0.6 to 1 times, preferably 0.7 to 0.95 times the given Aj. The changed transparency coefficient is 0.1 to 0.9 times, preferably 0.2 to 0.8 times, 1-Bj increments from Bj given in advance.
[0169]
For color metallic inks, the increment of the modified trapping factor from the given Aj is 0.6 to 1 times, preferably 0.7 to 0.95 times the given Aj. The changed transparency coefficient is 0.1 to 0.8 times, preferably 0.2 to 0.7 times, 1-Bj increment from Bj given in advance.
[0170]
For plain inks, the increment of the modified trapping factor from the given Aj is 0.5 to 1 times, preferably 0.6 to 0.95 times the given Aj. The changed transparency coefficient is 0 to 0.05 times, preferably 0.01 to 0.05 times, 1-Bj increments from Bj given in advance.
[0171]
These parameters are stored in an ink classification table, and when one of the ink classifications is selected from the selection means, the corresponding parameter is read from the table and Dj is calculated by equation (C).
[0172]
In the case of mixing two or more types of ink, parameters can be selected from among preferable values according to the mixing ratio of each ink. In the case where three or more inks are mixed, only two inks having a large ratio are used, and a good approximation can be obtained.
[0173]
Further, in the nose emphasis means, there is provided a selection means capable of selecting the degree of nose emphasis in three stages. In the first stage, the changed trapping coefficient is obtained by subtracting 0.03 to 0.15 from Aj given in advance. The changed transparency coefficient is set so that the increment from Bj given in advance is 0.1 to 0.35 times 1-Bj.
[0174]
In the second stage, the changed trapping coefficient is obtained by subtracting 0.15 to 0.25 from Aj given in advance. Further, the changed transparency coefficient is set so that the increment from Bj given in advance is 0.35 to 0.7 times 1-Bj.
[0175]
In the third stage, the changed trapping coefficient is obtained by subtracting 0.25 to 0.4 from Aj given in advance. The changed transparency coefficient is set so that the increment from Bj given in advance is 0.7 to 1 times 1-Bj.
[0176]
In this way, by making the selection possible, it is possible to cope with a different judgment for each operator and to make the operation easier.
[0177]
(Nose emphasis calculation when using ultra-thin color ink)
Conversely, when an ultra-thin color ink is used, the transparency coefficient Bj is close to 1, that is, it is close to transparent, and all element colors of the upper color are light. Is defined as 0.95 <Bj, and Oj <0.15 for all element colors. In such a case, Aj is changed to be larger than a predetermined value, and Bj is changed to be smaller than a predetermined value.
[0178]
The changed trapping coefficient is obtained by adding 0.03 to 0.5 to Aj given in advance. Preferably, 0.05 to 0.4 is added. Further, the changed transparency coefficient is set so that the increment from the predetermined Bj is 0.1 to 0.9 times, preferably 0.2 to 0.8 times the predetermined Bj. ing.
[0179]
In addition, the selection of the ink characteristic classification as described above is not necessary because the ink type is limited in this case, and the changed trapping coefficient always adds 0.03 to 0.5 to Aj given in advance. And ask for it. Preferably, 0.05 to 0.4 is added. The modified transparency factor is such that the increment from the predetermined Bj is 0.1 to 0.9 times, preferably 0.2 to 0.8 times the predetermined Bj. .
[0180]
Further, three-stage selection as described above is also possible. Here, in the first stage, the changed trapping coefficient is obtained by adding 0.03 to 0.15 to Aj given in advance. Further, the changed transparency coefficient is set such that the increment from Bj given in advance is 0.7 to 0.9 times Bj given in advance.
[0181]
In the second stage, it is obtained by adding 0.15 to 0.25 to Aj given in advance. In the changed transparency coefficient, the increment from Bj given in advance is 0.5 to 0.7 times Bj given in advance.
[0182]
In the third stage, 0.25 to 0.4 is added to Aj given in advance to obtain Aj. In the changed transparency coefficient, the increment from Bj given in advance is 0.1 to 0.5 times Bj given in advance.
[0183]
Then, Dj is calculated from the coefficients Aj and Bj changed as described above through the equation (C). As a result, nose enhancement is performed.
[0184]
(Operation of Nose emphasis)
As the operation of the emphasis emphasis in the system, the screen shown in FIG. 13 is read by the GUI 200, and the emphasis color (pixel color) is selected so that the density Dy, Dm, Dc at the upper right of the screen can be adjusted as shown at the lower. ing.
[0185]
The designation is hidden in the screen of FIG. 13, but as can be seen from FIG. 15 in which the selection window is closed, the operator can designate and adjust L *, a *, and b *. The designated L *, a *, and b * are added and subtracted together with the measured values by the parameter calculation means 9 (S4b in FIG. 4) and sent to the rendering means 10.
[0186]
As described above, the GUI unit 200 refers to the operation screen displayed by the display unit, and selects and inputs the ink classification from the operation unit, so that the degree of the emphasis can be changed. Means. Similarly, a selection unit is provided which allows the user to select and input the degree of emphasis from the operation unit by referring to the operation screen.
[0187]
[Rendering means 10 and its screen]
In the correction by the rendering means 10, correction based on the quality of printing paper, correction of a preferable color tone based on a density range, and the like are performed. For example, when a proof image is formed using a silver halide photosensitive material having a silver halide emulsion layer capable of developing cyan, magenta, and yellow with respect to a target printed matter, there are differences in the properties of the colorants and the paper used. Due to such factors, it may not always be optimal for visual similarity to match the same density and color tone. The rendering unit 10 is a unit for adjusting the difference between the sheets and the like. This is part of the change means. As the target paper, art paper / coated paper, mat paper, high quality paper / color high quality paper, and the like can be set.
[0188]
Since the screen shown in FIG. 17 is read out and displayed on the GUI 200, the operator can make adjustments and settings while viewing the screen. The adjusted and set information and parameters are measured by the measuring device 3 or calculated by the rendering means 10 together with L *, a *, and b * by the nose calculation means 9 and sent to the conversion means 11 (FIG. 4). S5-YES, S5a, S5b).
[0189]
Next, the setting of paper and the like in the rendering means will be described.
The setting of the printing paper can be set on the screen of FIG. 17, but a printed material using high quality paper or the like as the printing paper has a low finish density and a relatively thin image is formed. In this case, in a proof of a silver halide light-sensitive material, an image approximated by numerical values of density and color tone may be an image having insufficient contrast. In that case, adjustment is made on the “rendering setting” screen to increase the contrast. Similarly, regarding the character quality of the K (black, black) color on the printed matter printed on the high quality paper, the area where the black plate image exists, that is, the contrast between the black color and the overprinted part, for the purpose of improving visibility. The operation for increasing the density is the low density correction in the “rendering setting” screen. In addition, it has a setting screen that can adjust the density of black independently.
[0190]
In many cases, almost desired results can be obtained by dividing the printing paper into three stages, that is, a group of art paper, a group of coated paper, a group of matte paper, and a group of high-quality paper. It is preferable to change the correction level according to the degree of coloring even for printing paper classified as the same high quality paper.
[0191]
Further, the transfer amount of the overcolor ink onto the printing paper or the transferred ink varies depending on the proof image output device 1, the ink, the printing conditions, and the like. Adjusting the calculation of the coloring amount in accordance with the trapping amount is trapping correction in the “rendering setting” screen.
[0192]
[Conversion means]
The conversion unit 11 of the image information processing apparatus 100 reads the density characteristic file (S100 in FIG. 4) stored previously from the storage unit 13, and stores the read density characteristic file in the coordinate space of the density characteristic file, that is, as shown in FIG. The L *, a *, and b * measured by the measuring device 3 are applied, and converted into the concentrations Dy, Dm, and Dc decomposed into Y, M, and C corresponding to the measured L *, a *, and b * (FIG. 4). S6). If the measured L *, a *, and b * do not match the L *, a *, and b * of the density characteristic file, the L *, a *, and b * of the density characteristic file closest to the measured L *, a *, and b * Dy, Dm, and Dc may be determined by using the values of L *, a *, and b * instead. Further, it can be obtained by calculating from a plurality of data close to L *, a *, b * of the measured target printed matter. As a specific method, there is a method of determining how changes in L *, a *, and b * affect Dy, Dm, and Dc by multiple regression, and estimating from the results. By going through the conversion means, a prototype of the color correction table is completed.
[0193]
[Equipment correction means]
The machine difference correction unit 12 of the image information processing apparatus 100 corrects the density due to the variation in the characteristics of the exposure unit based on the machine difference data (standard data in claims; S200 in FIG. 4) stored in advance. When an LED is used as an exposure device, as described in JP-A-2002-72367, there is a phenomenon in which the maximum emission wavelength shifts due to a drive current, and this characteristic varies depending on the device, and the device emits light even when the same drive current flows. The amount fluctuates. Collectively treating these characteristics as machine differences is advantageous from the viewpoint of simplification of the mechanism.
[0194]
In the same way as in the preparation of the photosensitive material characteristic table, the machine difference data is used to perform development processing after exposing the photosensitive material with a specified exposure amount, measure the density of the obtained patch, and evaluate the density with the reference machine. A table can be created to correspond to the density (or the difference).
[0195]
The numerical values in the respective columns of the color correction table created by the conversion means 11 are corrected for machine differences by the machine difference correction means 12, and the color correction table is completed.
[0196]
[Single color edit and edit means 14]
The editing means 14 in FIG. 3 is a function for finely adjusting the data of the color correction table individually. This is effective when readjusting a printed output (S10 and S12 in FIG. 4). A pull-down menu on the main screen in FIG. 11 and a color to be adjusted in FIG. 14 are selected. The screen of FIG. 14 displays the target color tone of the printed matter, the color tone of the proof generated by the color correction set by calculation, and the color tone simulating the color tone that fluctuates when the color correction is adjusted therefrom. It is displayed on the means 4. The color tone is adjusted with the adjustment buttons on the screen while referring to the color tone, the output sample, and the target print. The color correction table is calculated based on the adjusted conditions, and after the calculation, recalculation is performed using this value (simulation calculation) and displayed (S12 in FIG. 4).
[0197]
[Conversion process flow from image data to exposure data]
To explain an example using a silver halide photosensitive material, image data (density data) is finally converted into exposure amount data for each pixel, and transferred to an exposure unit to perform image exposure. FIG. 30 shows a flow of data transfer from image data to exposure means.
[0198]
An example of the process of converting image data (density data) into exposure data used for image output is shown in FIGS.
[0199]
Here, a method of obtaining an exposure amount for each pixel will be described with reference to FIG. 30 based on FIGS. First, the number (counter: i) of a pixel from which data is read is set to 1 (S21 in FIG. 30), and image data indicating whether there is Y, M, C, K, and a spot color in pixel 1 is shown in FIG. a) Reading is performed as shown in a table (S22). Next, the color of the pixel is determined by combining which color is being developed (S23). This is accomplished by referencing a table. For example, since only Y is colored in pixel 1 in the table of FIG. 28A, the color of the pixel is Y in the column where only Y is 1 in the discrimination table of FIG. Is determined (FIG. 28C). In the pixel 3, since Y and M are colored, the color of the pixel is R. Similarly, the color of the pixel 4 is also K because only K is colored, and the color of the pixel 5 is K + M, which is an overprint color, since the pixel 5 is colored by K and M. By such conversion, image data for each pixel is created as shown in FIG. Next, the amount of exposure to be applied to each of the Y, M, and C image forming layers to create this color is read from the table in FIG. 29E (S24 in FIG. 30), and the amount of exposure to be applied to each layer for each pixel is determined. The image data is arranged and transferred to the proof image output device 1 (exposure means) (S25 in FIG. 30).
[0200]
A specific flow of this operation will be described with an example in which the characteristics of a silver halide photosensitive material are represented by an analytical density (integrated by multiplying by 100). Analytical density of each layer is obtained from the pixel color with reference to the density table of each photosensitive layer for each color by referring to FIG. 29D (color correction table: density values are coded here). In this example, in FIG. 29D, it can be seen that the pixel 1 develops only Y at level 1 (analytical density 110). Based on this, it can be seen from the photosensitive material characteristic table of FIG. 29 (f) that the exposure amount of Y is level (n-4). Similarly, the exposure level for M and C can be determined. Thus, the exposure data for each pixel shown in FIG. 29 (g) is created.
[0201]
When the process for each pixel is completed, the counter is incremented by 1 and the process for the next pixel is performed. Hereinafter, this process is repeated to create exposure amount data for each pixel. The timing of data transfer to the image output means may be performed in pixel units, at the time when data processing required for one main scan is completed, or at the time when all data processing is completed. Good. The image output means converts this data into a signal for controlling the device as necessary, and performs exposure.
[0202]
The proof image output device 1 performs exposure by converting the exposure amount data for each pixel into a drive signal of an exposure unit as necessary. The process of converting the signal into a drive signal for the exposure means can be included in the control means. In the proof image output device 1, the exposure timing may be adjusted using a data buffer as needed.
[0203]
The data structure assumed at this time is shown in FIGS. It is assumed that the image data has only data on whether or not each color is colored in the order of pixels. The color of the pixel is determined by referring to the table from the pattern of the combination of Y, M, C, K and the presence / absence of the spot color. Next, the exposure amount to be given to each layer is determined with reference to the table of the pixel colors and the exposure amounts of the Y, M, and C image forming layers. Separating the place where the color of the pixel is determined and the place where the amount of exposure of each image forming layer is determined from the color of the pixel is such that, for example, R can be set independently of simple addition of Y and M of a single color. It may be expressed by simple addition according to the required specification. By being able to set independently, an image closer to printing can be obtained, and an image in the case of printing in two colors of green and red using two image data can be obtained. It can be used for checking, and a highly useful system can be realized.
[0204]
Although the above description has described a case where the number of exposure devices is one, if the number of exposure devices is ten in the sub-scanning direction, pixels 1 to 10 represent pixels arranged in the sub-scanning direction, Data that is shifted by one pixel in the main scanning direction may be read as being represented by pixels 11 to 20.
[0205]
[Experimental conditions used in Examples and Comparative Examples]
Experimental conditions used in Examples and Comparative Examples which will be described below will be described.
[0206]
(Printing conditions)
A target print was prepared using spot color S1 (a transparent light green ink with a high content of medium) and spot color S2 (a metallic silver ink with a low transparency). Also, a color correction table is created by changing various conditions. Detailed conditions were as follows.
・ Process ink: Space color Varius G, manufactured by Dainippon Ink and Chemicals, Inc.
-Special color ink color S1: 75.1% of F gloss medium manufactured by Dainippon Ink and Chemicals, Inc., 21.8% of green for color guide, 3.1% of FG45 transparent yellow 3.1% DIC No. Fifteen
-Special color ink color S2: Nippon Ink Chemical Industry Co., Ltd. NCP Silver (silver) DIC No. 621
Transparent component: coloring component S1 75.1: 24.9 S2 0: 100
・ Printing order: K → C → M → Y → S1 → S2
・ Printing machine: Roland R704
・ Paper: Toshibishi Art 110kg / 46 size KPG Thermal CTP Plate TP-R manufactured by Mitsubishi Paper Mills, Ltd.
・ Screen: 175 line chain dot
-Target density value (DIN-NB): Y = 1.1, M = 1.5, C = 1.5, K = 1.8
・ Target dot gain: 17% (50% part)
[0207]
(Target print measurement conditions)
The target printed matter was placed on a table with two sheets of Tokishi Art 110 kg laid one on top of the other, and the L * a * b * values were measured using a X-Rite 528 densitometer as the measuring device 3. Preparation of target prints: A total of six prints, including two special color plates, were prepared by printing each ink alone and in various combinations.
[0208]
(Silver halide photosensitive material and development processing)
The silver halide photosensitive materials used in the following Examples and Comparative Examples include silver halide photosensitive materials No. 1 described in Example 1 of JP-A-2002-341470. 101, the B, G, and R light sources are independently illuminated by changing the light emission intensity by the above-described exposure means (exposure head), and after exposure, the development described in Example 1 of JP-A-2002-341470. Processing was performed. The Y, C, and M status T densities of this sample were measured, and a light-sensitive material characteristic table showing the correspondence between light intensity and color density was obtained. FIG. 5 shows the results. The light amount value is shown as a relative value with the maximum light amount being 4000.
[0209]
(Judgment method of Bruch's plate inspection and color tone similarity to printed matter)
The rank was visually evaluated at 10 levels. Rank 10 is the best, and the practical lower limit as a proof is rank 5, and a rank below 5 is a level unsuitable for use as a proof. The rank used the average value of five evaluators.
[0210]
Embodiment 1
It is an example of a reproduced color by the fuzzy operation from the measured values of six colors. Only Y, M, C, K, special color S1, and special color S2 were measured, and other data were obtained by calculation to obtain a color correction table shown in FIG.
[0211]
Under the above printing conditions, products prepared in a total of six plates including two special colors were prepared, and proof images were prepared from the same image data using the color correction tables of FIGS. By comparing the proof images, we can obtain an image that can be easily checked, such as where the spot color is used, whether the image under the spot color is visible through, etc. Was. Even when the color correction table obtained from the measurement of the six basic colors was used, it had sufficient performance from the viewpoint of plate inspection.
[0212]
Embodiment 2
It is an example of the reproduced color by the nose operation from the values measured for 18 colors. The 18 colors including the overprint color were measured, and other data were obtained by calculation, and a color correction table shown in FIG. 19 was obtained.
[0213]
Under the above printing conditions, a proof image was prepared using the color correction tables shown in FIGS. By comparing the proof images, we can obtain an image that can be easily checked, such as where the spot color is used, whether the image under the spot color is visible through, etc. Was.
[0214]
In terms of image quality, an image comparable to the case of using a color correction table measuring all 64 colors could be obtained.
[0215]
It has been found that it is possible to obtain a proof image sufficient to verify the validity of the image data with less data than the number of data required for creating the color correction table.
[0216]
Embodiment 3
9 is an example of creating a color correction table under other conditions. In the color correction table in the first embodiment, FIG. 10 shows that the density Dj (corresponding to the transmission density) of the specific color is calculated by the above equation (C), that is,
Dj = Aj (U, O) × Oj + Bj (O) × Uj
, Aj = Bj = 1.
[0219]
Here, a color correction table shown in FIG. 19 is created by combining Aj and Bj, and a proof image is created in the same manner as in the first embodiment. A proof image was obtained.
[0218]
Embodiment 4
It is an example of creating a color correction table from a single spot color. Next, a color patch created by combining the coefficients Aj and Bj in the formula (C) by appropriately changing them is output, and by selecting this, the color correction table shown in FIG. 20 is created to create a proof image. did. At this time, only the printed matter of the special color ink alone was used without using the printed matter overprinted with the special color ink. Even when the color correction table of FIG. 20 was used, a proof image similar to the case of using the color correction table of FIG. 19 could be obtained. In other words, it was found that the effect of being able to infer from the state of the special color ink alone and the great improvement effect of being able to make a color correction with only a single special color without performing all measurements were recognized.
[0219]
Embodiment 5
It is an example of a nose emphasis calculation. The transparency and the trapping rate of the overlapped portion of the special color ink S2 of the target print used in Example 1 were adjusted to create the color correction table of FIG. Printing and outputting were performed in the same manner as in Example 1 except for the changes in the transparency and the trapping rate. Compared to the actual target print, the overlapping state of the color of the rubbed portion of the silver ink can be easily determined, and the plate inspection work has been facilitated.
[0220]
Embodiment 6
This is an example in which when a black ink is superimposed as an upper color on a printed material, a proof is created by emphasizing the color of the lower color ink in the color of the nose by emphasizing the color.
[0221]
Using a natural image of a person and a landscape composed of four editions of cyan, magenta, yellow, and black and digital image data including patches of superposition patterns of the respective editions, the printing order of cyan, magenta, yellow, and black is generally used. Printed materials were prepared under various printing conditions.
[0222]
Next, proof samples 102 to 104 were prepared in which the parameters for superimposing the black plate on cyan, magenta, and yellow were changed from the values obtained from the color values of the printed matter, and the undercolor was emphasized in the nose color. . Table 1 shows the color differences between the parameters used and the main undercolors.
[0223]
Each of the natural image and the patch was visually evaluated on a scale of 10 for plate inspection and color tone approximation to printed matter. The results are shown in Table 1.
[0224]
Embodiment 7
A proof sample 101 was prepared and evaluated in the same manner as in Example 6, except that the exposure amount of the fog color was adjusted according to the color value of the printed matter. Table 1 shows the results.
[0225]
[Table 1]

Embodiment 8
This is an example in which, when a special color plate is superimposed on a printed matter, a proof is obtained by performing noses emphasis.
[0226]
Using digital image data having a superposition pattern patch of each plate including characters, which is composed of five plates of cyan, magenta, yellow, black, and special colors, each of five types of normal ink or ultra-thin color ink shown in Table 2 For the printed matter created under general printing conditions in the printing order of cyan, magenta, yellow, black and special colors, the parameters for superimposing the special color plates on cyan, magenta, yellow and black were obtained. Proof samples 211 to 215 adjusted to target color values were prepared. Table 2 shows the parameters and the color difference.
[0227]
In the same manner as in Example 6, ranking evaluation was visually performed in 10 stages for plate inspection and color tone approximation. Table 2 shows the results.
[0228]
Embodiment 9
This is an example in which a proof is obtained in the same manner as in the seventh embodiment except that no-noise enhancement is not performed. Proof samples 201 to 205 were prepared in which the solid color exposure was adjusted with the color value of the printed matter as the target. Table 2 shows the parameters and the color difference.
[0229]
In the same manner as in Example 7, ranking evaluation was visually performed in ten stages for plate inspection and color tone approximation. Table 2 shows the results.
[0230]
[Table 2]

Embodiment 10
It is an example of trapping correction. The evaluation was performed in the same manner as in Example 2 except that the magenta and Gy settings of the color correction for reproducing the target print material were changed as shown in FIG. As a result of the evaluation, the balance between the redness of the gray portion of the output image and the image area containing a large amount of red components in the visual observation was closer to the color of the target print.
[0231]
Embodiment 11
This is an example of a change in high-quality paper (a target print having a low density). In the preparation of the target printed material used in Example 1, the printing paper was changed to high quality paper "Shiraoi" manufactured by Daishowa Paper Co., Ltd., and a printed material was prepared only in CMYK version without using a special color plate. The color correction table of FIG. 23 was created in the same procedure as in the first embodiment. As with the art prints, good similarity of the target prints was obtained.
[0232]
Next, image output was performed in the same manner as in the color correction table shown in FIG. 24 except that the color correction section of the color related to K was changed. 23, the visibility of the character portion was more similar to that of the printed matter.
[0233]
Embodiment 12
This is an example of spot color editing. In Example 3, the color tone of the special color S1 and the special color S2 of the output sample was visually compared with the target printed matter, and the color correction was finely adjusted from FIG. 25 to FIG. 26 with reference to the color of the screen displayed on the edit screen of FIG. Then, with the change, the color correction setting of the related color was changed as shown in FIG. 26, and the output was compared. As a result, the fine adjustment described above further improved the visual approximation of the spot portion of the special color.
[0234]
[Comparative Example 1]
Same as the second embodiment except that the setting of the rubbed portions of the special color inks of S1 and S2 of the target print material used in the third embodiment is changed to the color correction table of FIG. 27 which is set with a single color of each of S1 and S2. Image output. Since no spot color was set, a subtle color difference in the overlapped portion of the target print was not expressed, and the plate inspection was not satisfied.
[0235]
Embodiment 13
This is a verification example of plate inspection. An example in which a CMS (color management system: another color matching software) is used together with a Konica color management system (manufactured by Konica Corporation) will be described below.
[0236]
Using ColorControl-PM Pro manufactured by Konica Corporation, 593 points in the ISO12642 standard color chart of the target printed matter and the proof output of Example 1 were measured using Spectroscan manufactured by Gretag Macbeth Co., Ltd., and each ICC profile was measured. Was prepared. Subsequently, a device link profile was created from the two ICC profiles using ColorControl-LM Pro manufactured by Konica Corporation. The calculation conditions were as follows: rendering mode: relative white, no white background setting, smear removal / solid holding conditions: all intermediate KCMY ON, solid KCMYRGB all ON, device without fine adjustment (edit) after calculation Created a link profile. The Konica OL system ver. 5.0, the image data was halftone-separated into a 1-bit TIFF format only for the KCMY version.
[0237]
For the special color plate, the same 1-bit TIFF format data as in Example 1 was used. As a result, the approximation of the halftone color tone such as gray was further improved without impairing the plate inspection properties.
[0238]
As described above, the present invention has been described with reference to the examples and the comparative examples. However, the present invention can be variously modified, and is not limited to the specific configurations described in the above examples and embodiments.
[0239]
【The invention's effect】
A proof for confirming the finish of the printed matter in advance can be generated with high accuracy. Further, since the density data used for proof generation is managed in a table and can be easily changed by the GUI, it is possible to process the color into a desired color, for example, to make it easier to confirm the state of the undercolor or the upper color. In addition, it is possible to correct aging of the photosensitive material and the developing solution, and to prevent deterioration in image quality caused by these, thereby producing an image with good reproduced colors. A digital color proof capable of obtaining a high-quality proof image corresponding to various printing conditions from a small amount of measurement data can be realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a conceptual diagram for explaining the relationship between halftone dots and pixels in an image.
FIG. 2 is a block diagram illustrating an overall configuration example of an image output system.
FIG. 3 is a block diagram illustrating a functional configuration of the image information processing apparatus.
FIG. 4 is a diagram illustrating an operation flow of the functional configuration of FIG. 3;
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of a photosensitive material (photosensitive material) characteristic table.
FIG. 6 is a schematic diagram of color space coordinates.
FIG. 7 is a diagram illustrating an example of a combination of a light amount and a density.
FIG. 8 is a diagram illustrating a color correction table created by measuring all colors in the first embodiment.
FIG. 9 is a diagram illustrating a color correction table created by calculation in the first embodiment.
FIG. 10 is a diagram illustrating a color correction table created in a second embodiment.
FIG. 11 is a diagram illustrating an example of an operation main screen using a GUI.
FIG. 12 is a diagram illustrating an example of a print target condition setting screen using a GUI.
FIG. 13 is a diagram showing an example of a state in which a selection branch is displayed on a fake color selection screen by a GUI.
FIG. 14 is a diagram illustrating an example of a selection screen of a density characteristic using a GUI.
FIG. 15 is a diagram illustrating an example of a fake color selection screen using a GUI.
FIG. 16 is a diagram illustrating an example of an ink setting screen using a GUI.
FIG. 17 is a diagram illustrating an example of a rendering setting screen using a GUI.
FIG. 18 is a diagram illustrating an example of a measurement feedback screen by a GUI.
FIG. 19 is a diagram illustrating a color correction table created in the first embodiment.
FIG. 20 is a diagram illustrating a color correction table created in the third embodiment.
FIG. 21 is a diagram illustrating a color correction table created in the first embodiment.
FIG. 22 is a diagram illustrating a portion corrected in the second embodiment.
FIG. 23 is a diagram illustrating a color correction table created in the third embodiment.
FIG. 24 is a diagram showing another color correction table created in the third embodiment.
FIG. 25 is a diagram illustrating a table indicating details of adjustment changes according to the fourth embodiment.
FIG. 26 is a diagram illustrating a color correction table created in a fourth embodiment.
FIG. 27 is a diagram illustrating a color correction table compared in the fifth embodiment.
FIG. 28 is a diagram illustrating a schematic flow of specifying color data for each pixel from measurement data of color presence / absence for each pixel.
FIG. 29 is a diagram for explaining conversion into an exposure amount.
FIG. 30 is a diagram showing a flow of conversion into an exposure amount for each pixel.
FIG. 31 is a diagram showing the notation of colors represented by ink.
FIG. 32 is a conceptual diagram showing a definition of a color difference between each printed portion in a printed matter or the like.
[Explanation of symbols]
1 Proof image output device
2 Target printed matter
3 Measurement means (acquisition means)
4 Display means
5 Operating means
6 Panel control
7. Display information storage means
8 Control part
9 Parameter calculation means (Nose calculation means)
10 Rendering means
11 Conversion means
12 Machine difference correction means
13 Storage means
15 Halftone data generator
100 Image information processing device
100a CPU
100b memory
200 GUI
300 Example of printed matter
310 Examples of corresponding proofs

Claims

A first display step of displaying the color of the print target on the display means so as to be visually settable by operating the operation means;
An obtaining step of obtaining and outputting a color characteristic for specifying each color of the set printing target from the printed matter, and
A conversion step of converting a color characteristic output in the obtaining step into a density of the basic color, with reference to a density characteristic table of a color characteristic versus a basic color density of a proof image output device prepared in advance;
A storage step of storing as a table the density of the basic color for each of the colors converted in the conversion step,
Outputting the data of the table stored in the storing step to the proof image output device and printing the same.

2. The image information processing method according to claim 1, wherein the color characteristics are L * a * b *.

2. The image information according to claim 1, wherein the basic colors include yellow, magenta, and cyan, and the colors include a combination of the basic colors and / or a combination of a combination of the basic colors and a special color. Processing method.

The density characteristic table of the color characteristics of the proof image output device and the basic color density prepared in advance is used to determine the exposure amount of the exposure unit possessed by the proof image output device for forming an image. The image information processing method according to claim 1.

Between the acquiring step and the converting step, based on the color characteristics of the color acquired in the acquiring step, not acquired in the acquiring step, comprising calculating and calculating the color characteristic of a desired color, 2. The image information processing method according to claim 1, wherein in the converting step, the color characteristics of the color acquired in the acquiring step and the color characteristics of the color calculated by the calculation are converted into the density of a basic color.

3. The method according to claim 1, further comprising the step of: converting a density table of the density of the basic color stored in the storage unit into a light amount for each pixel based on a photosensitive material characteristic of the proof image output device. 6. The image information processing method according to 3, 4, or 5.

A second display step of displaying, on the display unit, a print characteristic specific to the material of the printed matter and the characteristic so that the characteristic can be adjusted and input;
A rendering step of correcting the color characteristics obtained in the obtaining step and sending the color characteristics obtained in the obtaining step to the conversion step in response to the input of the print characteristics displayed in the second display step and the adjusted print characteristics.
7. The image information processing method according to claim 1, wherein the conversion unit converts the corrected color characteristic into a density of a basic color.

A third display step of designating a lower color of the color overlap and inputting and displaying an enhancement parameter for adjusting a lower color characteristic so as to be visually distinguishable from an upper color;
A parameter changing step of correcting a color characteristic output by the obtaining step by a parameter calculation circuit and outputting the corrected color characteristic according to the input color enhancement parameter,
7. The image information processing method according to claim 1, wherein the conversion unit converts the corrected color characteristic into a density of a basic color.

A fourth display step of displaying the characteristics of the ink used for printing in an input-capable manner,
In the parameter changing step, the parameter calculation circuit corrects and outputs the color characteristics according to the characteristics of the input ink, and the conversion unit converts the corrected color characteristics into a density of a basic color. 9. The image information processing method according to claim 8, wherein:

The reference color is stored in advance as standard data based on the density of the basic color obtained when the reference print is printed by the reference proof image output device, and the basic color obtained in the conversion step is stored. Comparing the density with the standard data, and correcting the density of the basic color obtained in the conversion stage according to the difference, wherein the storage means stores the density of the basic color obtained in the correction step; The image information processing method according to claim 1, wherein the image information is stored as a table.

A first editing step of displaying a single color of overprinting on the display means so as to be specifiable, and displaying a color sample designated by referring to the storage means for the designated color;
A second editing step of displaying the parameter representing the one color so that the parameter can be corrected by an operation unit;
Simulating the color assumed to have been output by the proof image output device with the corrected parameter color, and displaying the simulated color sample.
7. The image information processing method according to claim 1, wherein a desired overprint color can be edited while visually recognizing the color sample.

The acquisition in the acquisition step is performed by measurement, and
Specifying a color and displaying parameters that affect density in a manner that allows input;
Correcting the basic color density table of the storage means based on the parameters, sending the correction table to the proof image output device for printing,
Displaying a density value measured for the printed matter, and updating the corrected density table based on the density value;
7. The output image control method according to claim 1, further comprising the step of: feeding back a measurement result.

An output image control device for performing desired printing by controlling an acquisition device capable of acquiring a color characteristic capable of specifying a color of a printed material and a proof image output device for receiving data corresponding to the density of a basic color and printing the data on the printed material And
Storage means for storing a density characteristic table of color characteristics versus basic colors, which are characteristics of the proof image output device,
GUI means for displaying the condition visually so as to enable input operation, in order to change the color characteristic of the acquired color to a desired color or to add a color which has not been acquired, received from the acquisition device,
Changing means for changing or adding and outputting a color characteristic of a color obtained by the obtaining apparatus under the conditions set by the GUI means;
Conversion means for converting the color characteristics of each color output from the changing means to density data of a basic color with reference to the density characteristic table;
Means for storing density data of the basic color output from the conversion means for transmission to the proof image output device;
An image information processing apparatus comprising:

The GUI means displays the print characteristics specific to the material of the printed material and the characteristics so that adjustment conditions can be input, and displays the characteristics of the ink used for printing so as to be input-settable. A condition for adjusting the lower color characteristic so that the lower color can be visually distinguished from the upper color by designating the upper color is displayed so as to be inputtable, and each set condition is sent to the changing means. An image information processing apparatus according to claim 13.

An image information processing apparatus for performing desired printing by controlling an acquisition device capable of acquiring color characteristics capable of specifying a color of a printed matter and a proof image output device that receives data corresponding to the density of a basic color and prints the printed matter on the printed matter And
A color characteristic table, which is a characteristic of the proof image output device, and a density characteristic table of the basic color, and standard data based on the density of the basic color when the reference printed matter is printed by the reference proof image output device are stored. Storage means for
GUI means for displaying a condition for changing the color characteristics of the acquired color to a desired color or adding a color which has not been acquired, received from the acquisition device, so as to visually enable input operation,
Changing means for changing or adding and outputting the color characteristics of the color obtained under the conditions set by the GUI means;
Conversion means for converting the color characteristics of each color output from the changing means to density data of a basic color with reference to the density characteristic table;
Correction means for comparing the density of the basic color obtained by the conversion means with the standard data, and correcting the density of the basic color obtained by the conversion means according to the difference;
Means for storing density data of the basic color output from the correction means for sending to the proof image output device;
An image information processing apparatus comprising:

An image information processing apparatus for performing desired printing by controlling an acquisition device capable of acquiring color characteristics capable of specifying a color of a printed matter and a proof image output device that receives data corresponding to the density of a basic color and prints the printed matter on the printed matter And
Storage means for storing a density characteristic table of color characteristics versus basic colors, which are characteristics of the proof image output device,
Conversion means for converting the color characteristics received from the acquisition device to density data of a basic color with reference to the density characteristic table,
Means for storing density data of the basic color output from the conversion means for transmission to the proof image output device;
By displaying one color of overprinting in a specifiable manner, and reading out the designated acquired color stored in the means and displaying it as a color sample, and displaying the correction condition of the color sample in an inputtable manner, GUI means for guiding color editing,
Based on the input correction condition, the density data of the basic color stored in the storage unit is corrected, a color based on the corrected density data is simulated, and the simulated color is transmitted to the GUI unit. Sending, displaying as a corrected color sample, and simulating means for updating the density data of the storing means,
An image information processing apparatus comprising:

An image information processing apparatus for performing desired printing by controlling an acquisition device capable of acquiring a color characteristic capable of specifying a color of a printed material and a proof image output device that receives data corresponding to the density of a basic color and prints the printed material on the printed material An image output system comprising:
The image information processing apparatus,
Storage means for storing a density characteristic table of color characteristics versus basic colors, which are characteristics of the proof image output device,
GUI means for displaying the condition for visually changing the color characteristic of the acquired color to a desired color or adding a color which has not been acquired, received from the acquiring device,
Changing means for changing or adding and outputting the color characteristics of the color obtained under the conditions set by the GUI means;
Conversion means for converting the color characteristics of each color output from the changing means to density data of a basic color with reference to the density characteristic table;
Means for storing density data of the basic color output from the conversion means for transmission to the proof image output device;
An image output system comprising:

An image forming method for forming an area gradation image as an aggregate of halftone dots as a plurality of pixels,
A preparatory stage in which the density vs. light amount characteristic of the basic color for performing exposure of the proof image output device is obtained in advance;
An acquisition step of acquiring color characteristics of a color of a target print;
A conversion step of obtaining a density of a basic color for the color characteristic based on the color characteristic, and a step of outputting pixel information for identifying a pixel;
Based on the image information, referring to the density vs. light amount characteristics, calculating the density determined in the conversion step into a light amount in pixel units,
An image forming method, characterized in that printing is performed while controlling the exposure amount in pixel units.

19. The image forming apparatus according to claim 18, further comprising a step of calculating a color characteristic of a desired color that has not been obtained based on the color characteristic of the color obtained in the obtaining step, between the obtaining step and the converting step. Method.

An image output system that forms an area gradation image as an aggregate of halftone dots as a plurality of pixels,
Storage means for storing in advance the density vs. light amount characteristic of the basic color for performing exposure of the proof image output device;
Acquiring means for acquiring the color characteristics of the color of the target print;
Conversion means for determining the density of a basic color for the color characteristics based on the color characteristics,
Pixel generation means for outputting pixel information for identifying a pixel,
Calculating means for calculating the density obtained by the conversion means into a light quantity per pixel, with reference to the density vs. light quantity characteristic based on the pixel information;
An image output system wherein printing is performed by controlling the exposure amount in pixel units.

21. The image output device according to claim 20, further comprising means for calculating a color characteristic of a desired color that has not been acquired, based on a color characteristic of the color acquired by the acquisition means, between the acquisition means and the conversion means. system.

A computer for performing desired printing by causing a computer to control an acquisition device capable of acquiring color characteristics capable of specifying the color of a printed matter and a proof image output device that receives data corresponding to the density of the basic color and prints the printed matter on the printed matter A program,
For the computer,
A color characteristic vs. a basic color density characteristic table, which is a characteristic of the proof image output device, and standard data including a density of a basic color when the reference printed matter is printed by the reference proof image output device. Remember
Received from the acquisition device, to change the color characteristics of the acquired color to a desired color or to add a color that has not been acquired, to execute a GUI that visually displays a condition to allow input operation,
Changing or adding the color characteristics of the color obtained under the conditions set in the GUI, and outputting the color,
The color characteristics of each of the changed and output colors are converted into density data of a basic color with reference to the density characteristic table,
The density of the basic color obtained by the conversion is compared with the standard data, and the density of the basic color obtained by the conversion is corrected according to the difference,
A computer program for storing density data of a basic color output from the correction means for transmission to the proof image output device.

A computer program used to form an area gradation image as an aggregate of halftone dots as a plurality of pixels,
Against the computer
The density vs. light amount characteristic of the basic color for performing the exposure of the proof image output device is stored in advance,
Get the color characteristics of the color of the target print,
A density of a basic color for the color characteristic is determined based on the color characteristic,
Generating pixel information for identifying the pixel,
A computer program for causing the calculated density of the basic color to be calculated into a light quantity of a pixel unit by referring to the density versus light quantity characteristic based on the pixel information.

An image information processing method for forming an image that is a proof of the target print as a set of pixels, based on digital image data of the target print printed by a plurality of printing plates,
When one plate used for the target print is used so as to be printed on top of printing using one or more other plates,
The color (1) of a portion where the image portion of the one plate and the image portion of one or more other plates in the target print overlap (1), and the color reproduction as a color reproduction at a pixel of the proof corresponding to the overlap portion. The absolute value of the color difference from the color (3) is ΔE1,
ΔE2 is the absolute value of the color difference between the color (1) and the color (2) of the portion where the image portion of the first plate does not overlap and has the image portion of the other plate,
The absolute value of the color difference between the color (1) and the color (4) of the portion where the image portion of the first plate is present but the image portion of the other plate is not printed is ΔE3,
When the ΔE2 is larger than the ΔE3,
An image information processing method, wherein the color (3) is changed so as to satisfy the following expression (A).
1 ≦ ΔE1 ≦ ΔE2-1 (A)

An image information processing method for forming an image that is a proof of the target print as a set of pixels, based on digital image data of the target print printed by a plurality of printing plates,
When one plate used for the target print is used so as to be printed on top of printing using one or more other plates,
The color (1) of a portion where the image portion of the one plate and the image portion of one or more other plates in the target print overlap (1), and the color reproduction as a color reproduction at a pixel of the proof corresponding to the overlap portion. The absolute value of the color difference from the color (3) is ΔE1,
ΔE2 is the absolute value of the color difference between the color (1) and the color (2) of the portion where the image portion of the first plate does not overlap and has the image portion of the other plate,
The absolute value of the color difference between the color (1) and the color (4) of the portion where the image portion of the first plate is present but the image portion of the other plate is not printed is ΔE3,
When the ΔE2 is smaller than the ΔE3,
An image information processing method, wherein the color (3) is changed so as to satisfy the following expression (B).
1 ≦ ΔE1 ≦ ΔE3-1 (B)

An image information processing method for forming a proof of the target print as a set of pixels based on digital image data of the target print printed by superimposing a plurality of inks,
The color (3) of the pixel of the proof corresponding to a portion where one ink is printed on another ink in the target print,
ΔE4 is the absolute value of the color difference between the color (3) of the pixel and the color (5) of the proof pixel corresponding to the portion of the target print where only the other ink is printed;
When the absolute value of the color difference between the color (6) of the pixel of the proof corresponding to the portion where only the one ink is printed in the target print and the color (3) of the pixel is ΔE5,
The image information processing method according to claim 1, wherein the color (3) is changed such that an absolute value of a difference between the ΔE4 and the ΔE5 is smaller than a corresponding value of the target print.

Acquiring means for acquiring color characteristics of a target print of multicolor printing, image information processing means for obtaining a basic color density from the color characteristics and outputting an image based on the basic color density, and an image from the image information processing means Proof image output means for outputting a proof of the printed matter by output, an image output system,
The image information processing unit includes a changing unit that changes or adds the color characteristic according to the property of the target print, and a conversion unit that converts the changed or added color characteristic into the basic color density.
The changing means, when one plate used for printing the target print is used so as to be printed on top of printing by one or more other plates,
The color (1) of a portion where the image portion of the one plate and the image portion of one or more other plates in the target print overlap (1), and the color reproduction as a color reproduction at a pixel of the proof corresponding to the overlap portion. The absolute value of the color difference from the color (3) is ΔE1,
The absolute value of the color difference between the color (1) and the color (2) of the portion where the image portion of the first plate does not overlap and has the image portion of the other plate is ΔE2,
The absolute value of the color difference between the color (1) and the color (4) of the portion where the image portion of the first plate is present and the image portion of the other plate is not printed is ΔE3,
When the property is that the ΔE2 is larger than the ΔE3,
An image output system capable of changing the color (3) so as to satisfy the following expression (A).
1 ≦ ΔE1 ≦ ΔE2-1 (A)

Acquiring means for acquiring color characteristics of a target print of multicolor printing, image information processing means for obtaining a basic color density from the color characteristics and outputting an image based on the basic color density, and an image from the image information processing means Proof image output means for outputting a proof of the printed matter by output, an image output system,
The image information processing unit includes a changing unit that changes or adds the color characteristic according to the property of the target print, and a conversion unit that converts the changed or added color characteristic into the basic color density.
The changing means, when one plate used for printing the target print is used so as to be printed on top of printing by one or more other plates,
The color (1) of a portion where the image portion of the one plate and the image portion of one or more other plates in the target print overlap (1), and the color reproduction as a color reproduction at a pixel of the proof corresponding to the overlap portion. The absolute value of the color difference from the color (3) is ΔE1,
The absolute value of the color difference between the color (1) and the color (2) of the portion where the image portion of the first plate does not overlap and has the image portion of the other plate is ΔE2,
The absolute value of the color difference between the color (1) and the color (4) of the portion where the image portion of the first plate is present and the image portion of the other plate is not printed is ΔE3,
When the property is that the ΔE2 is smaller than the ΔE3,
An image output system capable of changing the color (3) so as to satisfy the following expression (B).
1 ≦ ΔE1 ≦ ΔE3-1 (B)

Acquiring means for acquiring the color characteristics of the target print material which has been multicolor printed using a plurality of inks; image information processing means for obtaining a basic color density from the color characteristics and outputting an image based on the basic color density; Proof image output means for outputting a proof of a printed matter by image output from the image information processing means,
The image information processing unit includes a change unit that changes the color characteristics according to the characteristics of the target print, and a conversion unit that converts the changed color characteristics to the basic color density.
The changing means may be configured such that a color (3) of a pixel of the proof corresponding to a portion where one ink is printed on another ink in the target print,
ΔE4 is the absolute value of the color difference between the color (3) of the pixel and the color (5) of the proof pixel corresponding to the portion of the target print where only the other ink is printed;
When the absolute value of the color difference between the color (6) of the pixel of the proof corresponding to the portion where only the one ink is printed in the target print and the color (3) of the pixel is ΔE5,
An image output system wherein the color (3) can be changed such that the absolute value of the difference between the ΔE4 and the ΔE5 is smaller than the corresponding value of the target print.

Acquiring means for acquiring color characteristics of a target print of multicolor printing, image information processing means for obtaining a basic color density from the color characteristics and outputting an image based on the basic color density, and an image from the image information processing means Proof image output means for outputting a proof of the printed matter by output, an image output system,
The image information processing unit includes a changing unit that changes or adds the color characteristic according to the property of the target print, and a conversion unit that converts the changed or added color characteristic into the basic color density.
The changing unit corresponds to a portion to be overprinted when one plate used for printing the target print is used by being overprinted on printing by one or more other plates. An image output system wherein each element color density Dj of the proof pixel is calculated by the following equation (C) and added to the color characteristics.
Dj = Aj (U, O) × Oj + Bj (O) × Uj Equation (C)
(Here, j represents a color material (here, three types of Y, M, and C) that forms a proof image, and Dj is a proof pixel corresponding to the above-described overprinted portion in the target print. The coefficient Aj means the trapping rate of the upper color by the previously given one plate, the coefficient Bj means the transparency of the predetermined upper color ink, Uj means the value of the lower color correction table of the other version, Oj means the value of the upper color correction table, 0 <Aj <1, 0 <Bj <1, and D (J-1) = Uj.)

When the changing means calculates each element color density Dj according to equation (C), if 0.95 ≧ Bj or Oj ≧ 0.15 for one or more element color densities, Aj Is changed to be smaller than a predetermined value, Bj is changed to be larger than a predetermined value, and the Dj is calculated,
If 0.95 <Bj and Oj <0.15 for all element colors, the Aj is changed to be larger than a predetermined value, and the Bj is predetermined. 31. The image output system according to claim 30, wherein the Dj is calculated to be smaller than a value.

Furthermore, an ink classification table storing coefficients Aj and Bj corresponding to one or more ink classifications that can be used for one plate is provided, and any one of the one or more ink classifications can be selected. An ink classification selecting means, and when the changing means calculates Dj, if one ink classification is selected from the selecting means, the coefficient Aj and the coefficient Bj corresponding to the one ink classification are stored in the ink classification table. 31. The image output system according to claim 30, wherein the calculation is performed by reading from the image output.

Furthermore, an enhancement degree table storing a plurality of levels of enhancement degree and corresponding coefficients Aj and Bj is provided, and an enhancement degree selection means capable of selecting any of the plurality of levels of enhancement degree is provided. When calculating Dj, when one degree of emphasis is selected from the selecting means, the coefficient Aj and coefficient Bj corresponding to the one degree of emphasis are read from the emphasis degree table, and the calculation is performed. 30. The image output system according to 30,

Acquiring means for acquiring color characteristics of a target printed material printed by printing on one plate over printing on one or more other plates; obtaining basic color density from the color characteristics; An image output system comprising: an image information processing unit that outputs an image based on a color density; and a proof image output unit that outputs a proof of a printed matter based on an image output from the image information processing unit.
A color (1) of a portion where the image portion of the one plate overlaps with one or more image portions of the other plate; and an image portion of the other plate where the image portions of the one plate do not overlap. Whether the absolute value ΔE2 of the color difference from the color (2) in the portion having 0 satisfies 0 <ΔE2 <3, or
The absolute value ΔE3 of the color difference between the color (1) and the color (4) of the portion where the image portion of the first plate is present but the image portion of the other plate is not printed is 0 <ΔE3 <3. An image output system comprising: a warning unit that issues an alert when the condition is satisfied, and prompts the user to select whether to change the color of the overlapping portion.

Acquiring means for acquiring color characteristics of a target printed material printed by printing on one plate over printing on one or more other plates; obtaining basic color density from the color characteristics; An image output program for executing, by a computer, an image information processing unit that outputs an image based on a color density, and a proof image output unit that outputs a proof of a printed matter based on an image output from the image information processing unit. ,
A color (1) of a portion where the image portion of the one plate overlaps with one or more image portions of the other plate; and an image portion of the other plate where the image portions of the one plate do not overlap. The absolute value ΔE2 of the color difference from the color (2) of a certain part satisfies 0 <ΔE2 <3, or
The absolute value ΔE3 of the color difference between the color (1) and the color (4) of the portion where the image portion of the first plate is present but the image portion of the other plate is not printed is 0 <ΔE3 <3. An image output program for executing a warning unit that issues an alert when the condition is satisfied, and prompts the user to select whether to change the color of the overlapping portion.

Further, a mode selecting means for selecting a plate inspection priority mode or a normal mode is provided, wherein the plate inspection priority mode is selected in advance, and when an alert is issued, an automatic color change which executes a color change designated in advance. The image output system according to claim 34, further comprising changing means.

Further, a mode selecting means for selecting a plate inspection priority mode or a normal mode, and an automatic color change which executes a color change specified in advance when the plate inspection priority mode is selected in advance and an alert is issued. 36. The image output program according to claim 35, causing the computer to execute the means.

The image output system according to any one of claims 27, 28, 30 to 34, and 36, wherein one plate of the target print is a plate using an ink excluding a process color.

An image processing system supports an area gradation image as a proof of the target print by a set of pixels formed by combining element colors whose densities are independently variable based on digital image data of the target print. The image according to any one of claims 27 to 34 and 36 to 38, wherein the image is formed by exposing a silver halide light-sensitive material having a silver halide emulsion layer capable of forming at least three element colors on a body. Processing system.