【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン撮影、等の被写体の撮影に使用される光学装置及びそれを用いた撮影装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
テレビジョン撮影に用いられる撮影装置は、ＴＶカメラ本体とＴＶレンズで構成され、ＴＶレンズをＴＶカメラに装着して使用する。このうちＴＶレンズはレンズ本体部とドライブユニットに大別され、レンズ本体部には撮影光学系とそれをマニュアル操作するためのマニュアルリングがある。またドライブユニットには、これらマニュアルリングを電動駆動するための、モータや制御基板、ＣＰＵが内部に格納され、外装面には電動制御を指示する各種スイッチや、操作部材が設けられている。
【０００３】
ＴＶレンズは、以前はマニュアルによるズームやアイリス操作が撮影の大半を占めていたが、最近では電動サーボによる撮影も頻繁に行われるようになり、ドライブユニットにも様々な機能が付加されている。
【０００４】
例えば任意のズーム位置を一度記憶すると、スイッチを押すことで記憶したズーム位置までモータ駆動するプリセット機能や、またこのプリセット機能をドライブユニット上の複数あるスイッチの中で、ユーザが自分の好きな位置のスイッチに自由に設定できる機能などがある。これらの様々な機能は、主として、外装面に設けたゴムキャップを外し、ディップスイッチの切り替えにより設定することで、カメラマンの撮影の幅を広げ、様々な撮影状況に応じて最適なカメラワークを実現することを可能にしていた。
【０００５】
しかし、ディッップスイッチの設定では、現在の設定状況を直感的に確認することが難しい為、図３の様にドライブユニットに液晶による表示器９を設けたものが存在し、設定状況を一目で確認また、表示器９を見ながら機能設定スイッチ１１を操作することで簡単に設定が可能なドライブユニットが、現在提案されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
この様な、液晶などによる表示器をもつレンズでは、設定内容を見やすくするため、表示エリアを可能な限り大きくとり、屋外で使用した場合でも確認可能な強めの輝度に設定されている。
【０００７】
また、表示器９の位置は確認が容易に行える位置、すなわちカメラマンがビューファーをのぞきながら確認可能な位置、またはドライブユニットを周りから見て、確認可能な位置に配置されている。
【０００８】
この為、コンサート会場などの周りが暗い撮影状況で使用する場合、カメラマンにとってビューファーに集中したいのに、表示器９が目に付いてしまい、撮影に集中出来なかったり、コンサート会場等、暗い場所での撮影では、周囲のお客さんからも、レンズの表示器９の部分が光って目立つ為、鑑賞に集中出来ないとクレームが出るという問題があった。
【０００９】
また、カメラマンが直接操作している場合と、カメラ−レンズをクレーンの上に設置し、カメラマンは下からの操作で地上からの映像をとる場合もあり、表示器９の存在が、コンサート会場のカメラから離れた場所にいるお客さんにしか、気づかない場合もある。また、屋外の撮影では、カメラにバッテリーとＶＴＲを搭載した、ケーブルレスの撮影が一般的であるが、この様なバッテリー運用時に表示器９の輝度を明るく設定しているため、表示器９で電力を常に消費することで、撮影可能な時間が短くなってしまったり、表示器９の寿命も短くなるといった問題があった。
【００１０】
この様な問題点を鑑みて、カメラマンにとっても、撮影状況によって周りの人にとっても、気にならないで、高寿命、低消費電力を考慮された表示手段を持つ、光学装置を提供することを目的としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本発明の光学装置では、
被写体の撮影に関する機能及び撮影データを表示する表示器を備え、前記表示器に表示する表示メニューとして前記被写体の撮影に関する機能の設定を行う機能設定表示メニューと前記撮影データを表示する撮影データ表示メニューが表示可能であり、前記機能設定メニューは、自動消灯許可メニューであり、前記撮影データ表示メニューは、自動消灯禁止メニューである構成をとる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
（第１の実施例）
図２及び図３は表示器付きＴＶレンズの全景を２方向から表したものである。図２の１はレンズ本体で、内部には撮影光学系があり、外側には、フォーカス、ズーム、アイリスを手動で操作するためのマニュアルリングがある。レンズ本体１には着脱自在に取り付けられるドライブユニット２が取り付けられている。図２のドライブユニット２にはマニュアルリングを電動駆動するためのモーターや、制御基板が格納されている。図２のシーソースイッチ３はズームをサーボ駆動する時に操作するコントロール部材で、Ｔの方向あるいはＷの方向にスイッチを押し込むと、押し込み量に応じたスピードで、ズームがテレ方向、あるいはワイド方向へ変化する。図２の４はスイッチ操作に応じてカメラへ信号を送り返すリターンスイッチで、図３の５は録画のトリガーとなるＶＴＲスイッチである。これらシーソースイッチ３、リターンスイッチ４、ＶＴＲスイッチ５は、テレビ撮影に関わる最も基本的なスイッチで、ＴＶレンズの操作性を継承する観点から、ＴＶレンズの長い歴史の中でも昔から変わらずに図示した位置に配置される。
【００１３】
図３の９はドライブユニット２のカメラ側の側面に設けた液晶による表示器、図３の１０はレンズの撮影に関わる様々な機能を設定するための機能設定スイッチである。図３の１１は表示器９の表示をマニュアルでＯＮ／ＯＦＦするスイッチで、必要な時だけ表示器９を点灯、必要でない場合には、消灯をマニュアルで行うために使用される。図２の６は機能スイッチＡで、レンズを用いた撮影に関わる様々な機能の中からひとつをこの機能スイッチＡ ６に割り当てることが可能である。
【００１４】
例えば、プリセット機能をこのスイッチに割り当てると、カメラマンはメモリースイッチ７と同時に機能スイッチＡ ６を押すことで現在のズーム位置が記憶できる。その後ズームがいかなる位置にある場合でも、この機能スイッチＡ ６を押すことで、ズームを記憶した位置に戻すことができる。また、図３の８は機能スイッチＢで、レンズの撮影に関わる様々な機能の中から一つをこの機能スイッチＢ ８にも割り当てることが可能である。例えば、スイッチを押すことでズームが往復動作する機能をこのスイッチに割り当てると、カメラマンは機能スイッチＢ ８を押し続けるとレンズは望遠端までズーミングし、深度の浅い望遠端でフォーカス合わせをした後で機能スイッチＢ ８から手を離すと元のズーム位置に戻すことができ、ピントの合わせのアシスト機能として利用することができる。
【００１５】
以上のドライブユニットのブロック図が図１である。
【００１６】
光学系１（ここではズームに限定する）には、位置検出用ポテンショメータ１８が連結接続され、一定サンプリング周期でポテンショメータ電圧読み込み用ＡＤ変換器１７によりディジタル信号に変換後、ＣＰＵ１３に取り込まれる。また、光学系１駆動用に、モーター１６が連結されている。ズームコントロール信号にあたるシーソー３の信号は、一定サンプリング周期でシーソー電圧読み込み用ＡＤ変換器１９によりディジタル信号に変換された後、ＣＵＰ１３に取り込まれる。ＣＰＵ１３はシーソー３と位置検出用ポテンショメータ１８の信号より、コントロール信号を作成し、一定サンプリング周期ごとにＤＡコンバーター１４のデータを更新する。ＤＡコンバーター１４でアナログ信号に変換されたアナログ信号により、モーター駆動ドライバー回路１５を通してモーター１６の制御を行う。リターンスイッチ４、ＶＴＲスイッチ５、機能スイッチＡ ６、機能スイッチＢ ８、ＭＥＭＯスイッチ ７、機能設定スイッチ１０、表示器ＯＮ／ＯＦＦスイッチ１１はＣＰＵ１３に接続されておりその接点情報がＣＰＵ１３に取り込まれる。９表示器は、２４表示器ドライバー回路を通して、ＣＰＵ１３によって、コントロールされる。ＲＯＭ２０、ＲＡＭ２１、Ｅ２ＰＲＯＭ２３もＣＰＵ１３に接続されており、ＲＡＭ２１には、表示器自動消灯用カウンター２２が存在する。Ｅ２ＰＲＯＭ２３は、設定変更データを記憶するものである。また、ＲＯＭ２０には、自動消灯許可／禁止メニューに関するデータテーブルが存在する。
【００１７】
図４のおよび図５は表示器９と機能設定スイッチ１０を拡大して表したものである。図４ ９ａはドライブユニットの各スイッチにどの機能が割り当てられているかというスイッチ設定確認メニューの例である。機能スイッチＡ ６は図４中のＦＵＮＣ Ａ、機能スイッチＢ ８は図４中ＦＵＮＣ Ｂに相当し、それぞれプリセット機能（Ｐｒｅｓｅｔ）と往復動作機能（Ｓｈｕｔｔｌｅ）が割り当てられている。ＶＴＲスイッチ５とリターンスイッチ４にも機能の割り当てが可能であり、ここではスイッチ本来の機能のＲＥＴ，ＶＴＲが設定されている。ユーザはこの画面を見て、現在のレンズの設定状況を確認することができる。ここでの表示メニューの機能は設定内容の確認である。
【００１８】
機能を各スイッチに割り当てるには、図５に示した機能設定スイッチ１０で行う。機能設定スイッチ１０は図中１０ａから１０ｄの４つの矢印キーとひとつのセットキー１０ｅで構成され、表示器９に表示される階層メニューに沿って、１０ａから１０ｄの４つの矢印キーでカーソルを移動して、複数ある機能の中から一つを選択し、セットキー１０ｅで確定する。図６の９ｂは表示器９で図４の９ａから設定変更を行った場合の内容を表したものである。機能設定スイッチ１０を用い、スイッチの誤操作防止を目的に、機能スイッチＡ ６及び機能スイッチＢ ８に、機能を何も割り当てない時の設定に変更した（ＯＦＦ）ことを表している。ここでの表示メニューの機能は、設定を選択し、設定変更内容の確認である。この９ａ，９ｂの様に設定、確認を扱う項目については、その目的が完了すれば表示の必要がなくなる為、自動消灯できることが望ましく、自動消灯許可メニューとする。
【００１９】
図７の９ｃは表示器９を用いて、電動ズームの時に操作するシーソースイッチ３の特性を設定するメニューの表示画面を表している。電動ズームはシーソースイッチ３の押し込み量に応じてズームスピードが変化し、押し込み量を最大にするとズームスピードは最高速でズームする一方、押し込み量を小さい時にはスローでズームする。この時の押し込み量とズーム速度の関係をカメラマンは表示器９と機能設定スイッチ１０を用いて任意に設定することができる。図７の表示画面において、横軸はシーソースイッチ３の押し込み量、縦軸はズーム速度を表し、シーソースイッチの押し込み量とズーム速度の代表的な３つの関係をそれぞれ２５ａ、２５ｂ、２５ｃの曲線で表示している。この中で２５ａはズームのスロー特性を重視した設定で、シーソースイッチを操作すると緩やかにズームし始めると同時に、低速域ではシーソースイッチを操作しても速度の変化量が少ないので、微妙ないスロー速度の設定が容易に行うことができる。一方２５ｃはズームの高速特性を重視した設定で、シーソースイッチを操作すると急激に動作するが、高速域でのスピード設定を容易に行うことが出来る。２５ｂは２５ａと２５ｃの中間の設定である。２５ｄはズーム特性を設定する数値を入力するエリアで、２５ａの特性を１、２５ｂの特性を５、２５ｃの特性を１０とした時、カメラマンは１から１０までの１０通りの数字の中から機能設定スイッチ１０ａ及び１０ｃを用いて所望の数値を選択し、１０ｅの確定キーを押すことでカメラマンが好みのズーム特性に確定する。
【００２０】
このメニューも設定項目であり、自動的に消灯されることが好ましく、自動消灯許可メニューとする。
【００２１】
図８の９ｄは、自動消灯時間設定メニューの表示自動消灯時間設定表示画面を表したものである。ここでは、前述の自動的に表示画面の消灯を行う場合の設定を行うものである。自動消灯の有効（ＳＥＴ）、無効（ＯＦＦ）の設定と自動消灯時間の設定を行う。設定されたデータは、Ｅ２ＰＲＯＭ２３にメモリーされ、自動消灯が有効設定（ＳＥＴ）にされた場合、自動消灯時間設定により、自動消灯までの時間を好み合わせて変更が可能になる。９ｄでは３０秒後に自動消灯する設定であることを示している。このメニューも、設定に関するものであり、自動消灯許可メニューとなる。
【００２２】
９ａ，９ｂ，９ｃ，９ｄの様な設定メニューの例とは異なり、図９の９ｅは、ＩＲＩＳ，ＺＯＯＭ，ＦＯＣＵＳのポジションデータの表示をあらわすメニューで、フォローデータ表示画面である。この表示は、ＩＲＩＳ、ＺＯＯＭ，ＦＯＣＵＳの位置が数値として表示され、レンズが動作することで数値が変化する。この機能の場合、意図的に現在のレンズフォロー確認用として常時表示を行いたいものであり、自動消灯しては、困る内容である。そこで、自動消灯禁止メニューとする。
【００２３】
９ａ，９ｂ，９ｃ，９ｄ，９ｅであげた自動消灯許可、禁止メニューについては、図１のＲＯＭ２０に図１０の様なデータテーブルを持ち、このデータテーブルを用いて自動的に自動消灯、消灯禁止の判断を行う。図１０の０ｘ０１が自動消灯許可メニュー、０ｘ００が禁止メニューとなる。（０ｘ００，０ｘ０１は１６進表示の０、１を表す。）
図１１は表示器９の点灯消灯に関する通常動作時のフローチャートである。
まず、表示器９が点灯しているかどうかをチェックする（Ｓ１）。このチェック後消灯中の場合は表示器ＯＮ／ＯＦＦスイッチ１１をチェックする（Ｓ２）。表示器ＯＮ／ＯＦＦスイッチ１１が押されていない場合は再び、最初（Ｓ１）に戻り表示器の点灯状態のチェックへ戻る。Ｓ２で表示器ＯＮ／ＯＦＦスイッチ１１が押された場合は、表示器９を点灯させ（Ｓ３）、図１の表示器消灯用のタイマーカウンター２２をクリア、タイマーカウントＵＰを禁止し、消灯に関する初期化を行う（Ｓ４）。Ｓ４の次には、表示器の自動消灯が許可されているかのチェックを行う（Ｓ５）。自動消灯が許可されていない場合は、Ｓ１に戻り、消灯から点灯の場合はＳ２→Ｓ３で点灯、点灯から消灯の場合は、Ｓ１１→Ｓ１０で消灯となり、表示器ＯＮ／ＯＦＦスイッチ１１でのみ、点灯消灯の動作が行える。Ｓ５で自動消灯が許可されている場合、現在の表示メニューが自動消灯許可されていかどうかをＲＯＭ２０にある図１０に示すデータテーブルによりチェックを行う（Ｓ６）。自動消灯が許可されないメニューとしては、レンズのフォロー表示させる図９の９ｅがある。この場合、Ｓ５での表示器９の自動消灯が許可されているかチェックで、許可されていない場合と同じく、表示器ＯＮ／ＯＦＦスイッチ１１でのみ、点灯消灯の動作が行える。自動消灯が許可されたメニューの場合は、消灯タイマーカウントの許可を行う（Ｓ７）。消灯タイマーカウントが許可されると、タイマーカウンターの割り込み処理が許可され、タイマーカウントの割り込み処理により、図１の表示器自動消灯用カウンター２２が一定周期で自動的にカウントＵＰされる。次に、図１の機能設定スイッチ１０操作の有無をチェックし（Ｓ８）、キー操作がない場合は、消灯設定時間と、消灯タイマーカウンターの時間を比較する（Ｓ９）。消灯設定時間より、消灯タイマーカウンター値が小さい場合は、図１の表示器ＯＮ／ＯＦスイッチ１１が押されたかをチェックし（Ｓ１１）、押されていない場合は、自動消灯許可チェックへ戻り、Ｓ５からＳ９動作を繰り返す。
【００２４】
Ｓ９で消灯設定時間より、消灯タイマーカウンター値が大きくなると、消灯動作をおこなう（Ｓ１０）。
【００２５】
これにより、マニュアル、自動による消灯が可能になる。
【００２６】
本実施例では、単純に消灯のみを行ったが、消灯直前に警告メッセージを表示し、一定時間経過後、表示画面をフラッシングさせてから消灯させても良い。
【００２７】
［本発明の実施態様］
本発明の様々な例と実施形態が示され説明されたが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は本明細書内の特定の説明と図に限定されるのではなく、本願特許請求の範囲に全て述べられた様々の修正と変更に及ぶことが理解されるであろう。
【００２８】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【００２９】
［実施態様１］
被写体の撮影に関する機能及び撮影データを表示する表示器を備え、前記表示器に表示する表示メニューとして前記被写体の撮影に関する機能の設定を行う機能設定表示メニューと前記撮影データを表示する撮影データ表示メニューが表示可能であり、前記機能設定メニューは、自動消灯許可メニューであり、前記撮影データ表示メニューは、自動消灯禁止メニューであることを特徴とする光学装置。
【００３０】
「実施態様２」
更に、前記表示器に表示された前記機能設定表示メニューの前記被写体の撮影に関する機能の設定を行う機能設定手段を有する実施態様１記載の光学装置。
【００３１】
「実施態様３」
更に、前記表示器の表示メニューをマニュアルで点灯又は消灯させるマニュアル操作手段を有する実施態様１又は実施態様２記載の光学装置。
【００３２】
「実施態様４」
更に、前記機能設定手段は、前記機能設定表示メニューの自動消灯許可を自動消灯禁止に可変できる機能を有する実施態様１〜３のいづれか一項記載の光学装置。
【００３３】
「実施態様５」
前記機能設定メニューの自動消灯する時間設定は変更可能である実施態様１〜４のいづれか一項記載の光学装置。
【００３４】
「実施態様６」
実施態様１〜５のいづれか一項記載の光学装置は、カメラ装置に接続されたレンズ装置である光学装置。
【００３５】
「実施態様７」
実施態様６記載のレンズ装置と、前記レンズ装置に接続された前記カメラ装置を備えた撮影装置。
【００３６】
【発明の効果】
以上説明したように、機能設定メニューを自動消灯許可メニューとすることにより、表示器表示を必要最小限に抑えること可能となる。これにより、レンズの表示器が気になり、カメラマンが撮影に集中出来ない問題、コンサート会場等、暗い場所での撮影で、周囲のお客さんが鑑賞に集中出来ないといった問題を解消できる。さらには表示器への通電時間を短く抑えることで、表示器の寿命を延ばしたり、カメラのバッテリー運用時の電力消費を抑え、撮影時間を延ばす事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のブロック図
【図２】レンズ外観図（１／２）
【図３】レンズ外観図 （２／２）
【図４】表示器メニュー スイッチ設定確認図
【図５】機能設定スイッチ外観図
【図６】表示器メニュー スイッチ設定図
【図７】表示器メニュー ズームカーブ設定図
【図８】表示器メニュー 自動消灯時間設定図
【図９】表示器メニュー フォロー確認図
【図１０】表示器自動点灯許可、禁止メニューデータテーブル
【図１１】表示器消灯点灯フローチャート
【符号の説明】
１ レンズ本体
２ ドライブユニット
３ シーソースイッチ
４ リターンスイッチ
５ ＶＴＲスイッチ
６ 機能スイッチＡ
７ ＭＥＭＯスイッチ
８ 機能スイッチＢ
９ 表示器
９ａ スイッチ設定確認表示画面
９ｂ スイッチ設定表示画面
９ｃ ズームカーブ設定表示画面
９ｄ 自動消灯時間設定表示画面
９ｅ フォローデータ表示画面
１０ 機能設定スイッチ
１１ 表示器ＯＮ／ＯＦＦスイッチ
１２ カメラ
１３ ＣＰＵ
１４ モーターコントロール用ＤＡコンバータ
１５ モーター用ドライバー回路
１６ モーター
１７ ポテンショメータ電圧読み込み用ＡＤコンバータ
１８ ポテンショメータ
１９ シーソー電圧読み込み用ＡＤコンバータ
２０ ＲＯＭ
２１ ＲＡＭ
２２ 表示器自動消灯用カウンター
２３Ｅ２ＰＲＯＭ
２４ 表示器用ドライバー回路
２５ａ ズームのスロー特性
２５ｂ ズーム中間特性
２５ｃ ズームの高速特性
２５ｄ ズーム選択特性番号[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an optical device used for photographing a subject, such as television photographing, and a photographing device using the same.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art A photographing apparatus used for television photographing includes a TV camera body and a TV lens. The TV lens is mounted on a TV camera for use. The TV lens is roughly divided into a lens body and a drive unit. The lens body has a photographing optical system and a manual ring for manually operating the photographing optical system. A motor, a control board, and a CPU for electrically driving the manual ring are stored in the drive unit, and various switches for instructing the electric control and operation members are provided on the exterior surface.
[0003]
In the past, manual zooming and iris operations accounted for most of the shooting of TV lenses, but recently, shooting with an electric servo has also been frequently performed, and various functions have been added to the drive unit.
[0004]
For example, once an arbitrary zoom position is stored, a preset function that drives the motor to the stored zoom position by pressing the switch, or this preset function can be set by the user to the desired position among the switches on the drive unit. There are functions that can be set freely on the switch. These various functions are mainly achieved by removing the rubber cap provided on the exterior surface and setting it by switching the dip switch, expanding the width of the photographer's shooting and realizing optimal camera work according to various shooting situations Had to be able to.
[0005]
However, since it is difficult to intuitively check the current setting status with the setting of the dip switch, there is a drive unit provided with a liquid crystal display 9 as shown in FIG. Confirmation Also, a drive unit that can be easily set by operating the function setting switch 11 while looking at the display 9 is currently proposed.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In such a lens having a display device such as a liquid crystal display, the display area is set as large as possible in order to make the set contents easy to see, and the brightness is set to a high level that can be confirmed even when used outdoors.
[0007]
In addition, the position of the display unit 9 is arranged at a position where confirmation can be easily performed, that is, a position where the photographer can confirm while looking into the viewer or a position where the drive unit can be confirmed by viewing the drive unit from the surroundings.
[0008]
Therefore, when the surroundings of a concert hall or the like are used in a dark shooting situation, the photographer wants to concentrate on the viewer, but the display 9 becomes noticeable and cannot concentrate on the shooting. There is a problem that the surroundings of the lens display 9 are shining and conspicuous from the surrounding customers, and complaints arise if the user cannot concentrate on the viewing.
[0009]
In addition, there are cases where the cameraman directly operates and cases where the camera-lens is installed on a crane and the cameraman takes images from the ground by operating from below. In some cases, only customers far away from the camera will notice. In addition, in outdoor shooting, cableless shooting in which a camera is equipped with a battery and a VTR is common, but since the brightness of the display 9 is set to be bright during such battery operation, the display 9 is used. The constant consumption of power causes a problem that the photographable time is shortened and the life of the display 9 is shortened.
[0010]
In view of such a problem, an object of the present invention is to provide an optical device having a display unit that takes into account a long life and low power consumption without being bothered by a photographer or a surrounding person depending on a shooting situation. And
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, in the optical device of the present invention,
A function setting display menu for setting a function related to shooting of the subject as a display menu to be displayed on the display, and a shooting data display menu for displaying the shooting data Can be displayed, the function setting menu is an automatic light-off permission menu, and the shooting data display menu is an automatic light-off prohibition menu.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(First embodiment)
2 and 3 show the entire view of the TV lens with a display from two directions. In FIG. 2, reference numeral 1 denotes a lens body, inside which there is a photographing optical system, and outside, there is a manual ring for manually operating focus, zoom and iris. A drive unit 2 which is detachably attached to the lens body 1 is attached. The drive unit 2 in FIG. 2 stores a motor for electrically driving the manual ring and a control board. The seesaw switch 3 in FIG. 2 is a control member that is operated when the zoom is servo-driven. When the switch is pushed in the direction of T or W, the zoom changes to the tele direction or the wide direction at a speed corresponding to the pushed amount. I do. Reference numeral 4 in FIG. 2 is a return switch for sending a signal to the camera in response to a switch operation, and reference numeral 5 in FIG. 3 is a VTR switch that triggers recording. The seesaw switch 3, the return switch 4, and the VTR switch 5 are the most basic switches related to television shooting. From the viewpoint of inheriting the operability of the TV lens, they are illustrated as they have been in the long history of the TV lens. Placed in the position.
[0013]
9 in FIG. 3 is a liquid crystal display provided on the side of the drive unit 2 on the camera side, and 10 in FIG. 3 is a function setting switch for setting various functions related to photographing of the lens. Reference numeral 11 in FIG. 3 denotes a switch for manually turning on / off the display of the display unit 9. The switch is used to manually turn on the display unit 9 only when necessary, and to turn off the display unit 9 when not necessary. Reference numeral 6 in FIG. 2 denotes a function switch A, and one of various functions related to photographing using a lens can be assigned to the function switch A6.
[0014]
For example, if a preset function is assigned to this switch, the photographer can store the current zoom position by pressing the function switch A 6 simultaneously with the memory switch 7. When the zoom is at any position thereafter, the function switch A6 can be pressed to return the zoom to the stored position. Reference numeral 8 in FIG. 3 denotes a function switch B, and one of various functions related to photographing of the lens can be assigned to the function switch B8. For example, if the switch is assigned a function that causes the zoom to reciprocate by pressing the switch, the cameraman will continue to press the function switch B8 to zoom the lens to the telephoto end, and after focusing at the telephoto end with a small depth, When the hand is released from the function switch B8, it can be returned to the original zoom position, and can be used as an assist function for focusing.
[0015]
FIG. 1 is a block diagram of the above drive unit.
[0016]
A position detecting potentiometer 18 is connected and connected to the optical system 1 (limited to a zoom in this case), and is converted into a digital signal by a potentiometer voltage reading A / D converter 17 at a constant sampling period, and is taken into the CPU 13. Further, a motor 16 is connected for driving the optical system 1. The signal of the seesaw 3 corresponding to the zoom control signal is converted into a digital signal by the seesaw voltage reading A / D converter 19 at a constant sampling cycle, and then is taken into the CUP 13. The CPU 13 creates a control signal from the signals of the seesaw 3 and the position detecting potentiometer 18 and updates the data of the DA converter 14 at regular sampling intervals. The motor 16 is controlled through the motor drive driver circuit 15 by the analog signal converted into the analog signal by the DA converter 14. The return switch 4, the VTR switch 5, the function switch A 6, the function switch B 8, the MEMO switch 7, the function setting switch 10, and the display ON / OFF switch 11 are connected to the CPU 13, and the contact information thereof is taken into the CPU 13. The 9 display is controlled by the CPU 13 through a 24 display driver circuit. The ROM 20, the RAM 21, and the E 2 PROM 23 are also connected to the CPU 13, and the RAM 21 includes a counter 22 for automatically turning off the display. The E 2 PROM 23 stores setting change data. Further, the ROM 20 has a data table related to an automatic light-off permission / prohibition menu.
[0017]
4 and 5 show the display 9 and the function setting switch 10 in an enlarged manner. FIG. 49a shows an example of a switch setting confirmation menu indicating which function is assigned to each switch of the drive unit. The function switch A 6 corresponds to FUNC A in FIG. 4, and the function switch B 8 corresponds to FUNC B in FIG. 4, and is assigned a preset function (Preset) and a reciprocating operation function (Shuttle), respectively. Functions can also be assigned to the VTR switch 5 and the return switch 4, and here, RET and VTR of the original functions of the switches are set. The user can check the current lens setting status by looking at this screen. The function of the display menu here is to confirm the settings.
[0018]
The function is assigned to each switch by the function setting switch 10 shown in FIG. The function setting switch 10 is composed of four arrow keys 10a to 10d and one set key 10e in the figure. The cursor is moved by four arrow keys 10a to 10d according to a hierarchical menu displayed on the display 9. Then, one of the plurality of functions is selected and set with the set key 10e. 6 represents the contents when the setting is changed from 9a in FIG. This indicates that the function setting switch 10 has been changed to a setting in which no function is assigned to the function switch A 6 and the function switch B 8 (OFF) in order to prevent erroneous operation of the switches. The function of the display menu here is to select a setting and confirm the setting change. Items that deal with settings and confirmations such as 9a and 9b do not need to be displayed if their purpose is completed. Therefore, it is desirable that the items can be automatically turned off.
[0019]
FIG. 9C shows a display screen of a menu for setting the characteristics of the seesaw switch 3 operated at the time of the electric zoom using the display 9. In the electric zoom, the zoom speed changes in accordance with the pushing amount of the seesaw switch 3, and when the pushing amount is maximized, the zoom speed is zoomed at the highest speed, while when the pushing amount is small, the zoom is slow. At this time, the photographer can arbitrarily set the relationship between the pushing amount and the zoom speed using the display 9 and the function setting switch 10. In the display screen of FIG. 7, the horizontal axis represents the amount of depression of the seesaw switch 3 and the vertical axis represents the zoom speed. Three typical relationships between the amount of depression of the seesaw switch and the zoom speed are represented by curves 25a, 25b, and 25c, respectively. it's shown. Among them, 25a is a setting that emphasizes the slow characteristic of the zoom. At the same time as the seesaw switch is operated, the zoom starts gently. Can be easily set. On the other hand, 25c is a setting that emphasizes the high-speed characteristics of the zoom, and operates rapidly when the seesaw switch is operated, but the speed can be easily set in a high-speed range. 25b is an intermediate setting between 25a and 25c. 25d is an area for inputting a numerical value for setting a zoom characteristic. When the characteristic of 25a is 1, the characteristic of 25b is 5, and the characteristic of 25c is 10, the photographer has a function from 10 numbers from 1 to 10. A desired numerical value is selected using the setting switches 10a and 10c, and the photographer decides on a desired zoom characteristic by pressing a decision key 10e.
[0020]
This menu is also a setting item, and is preferably turned off automatically.
[0021]
9d in FIG. 8 shows an automatic light-off time setting display screen of the automatic light-off time setting menu. In this case, the setting for automatically turning off the display screen is performed. The setting of the automatic light-off is enabled (SET), invalid (OFF), and the automatic light-off time is set. The set data is stored in the E 2 PROM 23, and when the automatic light-off is set to be valid (SET), the time until the automatic light-off can be changed as desired by the automatic light-off time setting. 9d indicates that the setting is to automatically turn off the light after 30 seconds. This menu also relates to the setting, and is an automatic light-off permission menu.
[0022]
Unlike the example of the setting menu such as 9a, 9b, 9c, 9d, 9e in FIG. 9 is a menu showing the display of the position data of IRIS, ZOOM, FOCUS, and is a follow data display screen. In this display, the positions of IRIS, ZOOM, and FOCUS are displayed as numerical values, and the numerical values change as the lens operates. In the case of this function, it is intended to always display the current lens follow confirmation intentionally, and it is troublesome to turn off the light automatically. Therefore, an automatic light-off prohibition menu is set.
[0023]
For the automatic light-off permission / prohibition menus described in 9a, 9b, 9c, 9d and 9e, the ROM 20 of FIG. 1 has a data table as shown in FIG. 10 and automatically turns off / light-off using this data table. Make a judgment. In FIG. 10, 0x01 is an automatic light-off permission menu, and 0x00 is a prohibition menu. (0x00 and 0x01 represent 0 and 1 in hexadecimal notation.)
FIG. 11 is a flowchart at the time of a normal operation regarding turning on and off of the display 9.
First, it is checked whether the display 9 is turned on (S1). If the light is turned off after this check, the display ON / OFF switch 11 is checked (S2). If the display ON / OFF switch 11 has not been pressed, the process returns to the beginning (S1) again and returns to the check of the lighting state of the display. When the display ON / OFF switch 11 is pressed in S2, the display 9 is turned on (S3), the timer counter 22 for turning off the display in FIG. 1 is cleared, the timer count UP is prohibited, and the initial state regarding the turning off is performed. (S4). After S4, it is checked whether automatic turning off of the display is permitted (S5). When the automatic light-off is not permitted, the process returns to S1. When the light is turned on, the light is turned on in S2 → S3. When the light is turned off, the light is turned off in S11 → S10. The operation of turning on and off can be performed. If the automatic light-off is permitted in S5, it is checked whether or not the current display menu is automatically turned off by using the data table in the ROM 20 shown in FIG. 10 (S6). As a menu for which automatic light-off is not permitted, there is 9e in FIG. In this case, it is checked whether or not the automatic turning-off of the display 9 in S5 is permitted. As in the case where the automatic turning-off is not permitted, the turning-on / off operation can be performed only by the display ON / OFF switch 11. In the case of the menu for which the automatic light-off is permitted, the light-off timer count is permitted (S7). When the turn-off timer count is permitted, the interrupt processing of the timer counter is permitted, and the timer 22 interrupt processing automatically counts up the display automatic turn-off counter 22 of FIG. Next, it is checked whether or not the function setting switch 10 of FIG. 1 has been operated (S8). If there is no key operation, the light-off setting time is compared with the time of the light-off timer counter (S9). If the light-off timer counter value is smaller than the light-off set time, it is checked whether the display ON / OF switch 11 in FIG. 1 has been pressed (S11). If not, the process returns to the automatic light-off permission check, and S5. To S9 are repeated.
[0024]
When the light-off timer counter value becomes larger than the light-off set time in S9, the light-off operation is performed (S10).
[0025]
This enables manual and automatic turning off.
[0026]
In this embodiment, only the light is turned off. However, a warning message may be displayed immediately before the light is turned off, and after a certain period of time, the display screen may be flushed and then turned off.
[0027]
[Embodiments of the present invention]
While various examples and embodiments of the present invention have been shown and described, those skilled in the art will recognize that the spirit and scope of the present invention is not limited to the specific description and figures herein, but rather to It will be appreciated that various modifications and changes are set forth which are all set forth in the following claims.
[0028]
Examples of embodiments of the present invention are listed below.
[0029]
[Embodiment 1]
A function setting display menu for setting functions related to shooting of the subject as a display menu to be displayed on the display, and a shooting data display menu for displaying the shooting data Wherein the function setting menu is an automatic light-off permission menu, and the photographing data display menu is an automatic light-off prohibition menu.
[0030]
"Embodiment 2"
The optical device according to claim 1, further comprising a function setting unit configured to set a function related to photographing of the subject in the function setting display menu displayed on the display.
[0031]
"Embodiment 3"
The optical device according to the first or second embodiment, further comprising manual operation means for manually turning on or off the display menu of the display.
[0032]
"Embodiment 4"
The optical device according to any one of embodiments 1 to 3, wherein the function setting unit has a function capable of changing an automatic light-off permission of the function setting display menu to an automatic light-off prohibition.
[0033]
"Embodiment 5"
The optical device according to any one of embodiments 1 to 4, wherein a time setting for automatically turning off the light in the function setting menu is changeable.
[0034]
"Embodiment 6"
The optical device according to any one of embodiments 1 to 5, wherein the optical device is a lens device connected to a camera device.
[0035]
"Embodiment 7"
An imaging device comprising: the lens device according to claim 6; and the camera device connected to the lens device.
[0036]
【The invention's effect】
As described above, by setting the function setting menu to the automatic light-off permission menu, it is possible to minimize the display on the display unit. As a result, it is possible to solve the problem that the photographer cannot concentrate on the shooting because the display of the lens is anxious, and the problem that the surrounding customers cannot concentrate on watching in a dark place such as a concert hall. Furthermore, by shortening the power supply time to the display, it is possible to extend the life of the display, reduce the power consumption when the battery of the camera is operated, and extend the shooting time.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of the present invention. FIG. 2 is an external view of a lens (1/2).
FIG. 3 is an external view of a lens (2/2).
[Fig. 4] Display menu switch setting confirmation diagram [Fig. 5] Function setting switch external view [Fig. 6] Display menu switch setting diagram [Fig. 7] Display menu zoom curve setting diagram [Fig. Time setting diagram [Fig. 9] Display menu follow confirmation diagram [Fig. 10] Menu data table for automatically turning on / off the display [Fig.
1 lens body 2 drive unit 3 seesaw switch 4 return switch 5 VTR switch 6 function switch A
7 MEMO switch 8 Function switch B
9 Display 9a Switch setting confirmation display screen 9b Switch setting display screen 9c Zoom curve setting display screen 9d Automatic extinguishing time setting display screen 9e Follow data display screen 10 Function setting switch 11 Display ON / OFF switch 12 Camera 13 CPU
14 DA converter for motor control 15 Driver circuit 16 for motor 16 Motor 17 AD converter for reading potentiometer voltage 18 Potentiometer 19 AD converter 20 for reading seesaw voltage 20 ROM
21 RAM
22 Counter 23E 2 PROM for automatic display off
24 display driver circuit 25a zoom slow characteristic 25b zoom intermediate characteristic 25c zoom high speed characteristic 25d zoom selection characteristic number
