JP2004293402A - Mixer for gas engine - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス供給管を通じて供給されるガス等の燃料と、空気供給管を通じて供給される空気とを混合させることによって、混合気を生成するガスエンジン用ミキサの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガスエンジンとして、ガスヒートポンプやガスコージェネ等に適用されるものが知られている。ガスエンジンは、ミキサにより生成される燃料ガスと空気との混合気を燃料として駆動する。このように、ガスエンジン用ミキサでは、ガス供給管(ガス供給路)を通じてから供給される燃料ガスと、空気供給管(空気供給路)を通じて供給される空気(外気)とをベンチュリの部分で混合して、ガスエンジンの燃料となる混合気を生成している。そして、このようなミキサとして、ガス供給路にメイン通路およびバイパス通路の2系統の供給路を備えたものが公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このうち、メイン通路には、ネジ調整式(固定式)のニードル弁、または固定式のオリフィスを配置することにより、メイン通路からベンチュリに一定流量の燃料ガスを供給するようにしていた。そして、このメイン通路の固定式のニードル弁は燃料ガス等の種類により予め設定され、メイン通路の通路面積は一定とされていた。
これに対して、バイパス通路には、モータやソレノイド等のアクチュエータの駆動による可変式のニードル弁を配置することにより、バイパス通路からベンチュリに供給される燃料ガスの流量を調整可能としていた。そして、このバイパス通路の可変式のニードル弁を調節することにより、バイパス通路の通路面積を調節して、ガスエンジン始動時に燃料ガスを増量したり、燃料ガスの微量な流量調整等を行ったりしていた。
【0004】
そして、従来のガスエンジン用ミキサのバイパス通路に配設されるニードル弁の弁体であるニードルは、図9に示すような形状とされていた。図9に示すように、従来のニードル弁30のニードル32´は、その先端部が円錐状(または針状)に形成されている。断面視(または、側面視)では、ニードル32´の先端部分に、テーパ部32a´(傾斜が始まる位置32c´から先端位置32b´まで)が、ニードル32´の中心線Mに対して対称に形成されていた。また、このテーパ部32a´の中心線Mに対する角度(テーパ角、リフト方向に対する傾斜角)は角度θとなっていた。そして、このテーパ角は、ニードル32´のテーパ部32a´において、一定となっていた。つまり、テーパ部32a´は段差のない1段階に形成されていた。
【0005】
このような形状のニードル32´を、弁座31に対して移動(リフト)させて、ニードル弁30を開閉する場合には、バイパス通路28の通路面積Sは、図10に示すように変化する。通路面積Sとは、図9のB−B線でバイパス通路28を切断した場合において、弁座31の開口部分の面積(一定)から、ニードル32´の占める面積(リフト量Lにより可変)を差し引いたものである。図10において、横軸は、ニードル32´の移動量(リフト量)Lである。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−341335号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図10に示すように、ニードル32´のリフト量Lが大きくなるほど、通路面積Sは増加しているものの、その増加割合は、リフト量Lが大きくなるほど、緩やかになっていた(鈍化していた)。つまり、ニードル32´のリフト量Lが大きくなるほど、このリフト量Lの変化に対する通路面積Sが変化する割合が緩慢になっていた。このため、ニードル32´のリフト量Lが大きくなるほど、リフト量Lの変化に対するベンチュリに供給される燃料ガスの流量の変化が緩やかになっていた。つまり、リフト量Lを大きく増加させても、燃料ガスの流量はそれほど増加しないという結果となっていた。したがって、ミキサにより生成される混合気の空燃比がリニア(線形的)に変化する領域が狭くなり、燃料ガスの流量制御の可能領域は狭いものとなっていた。
そこで、本発明では、ガスエンジン用ミキサにおいて、バイパス通路に設けられるニードル弁のニードルのテーパ角を種々に変更することにより、ミキサにより生成される混合気の空燃比特性をリニアにし、燃料ガスの流量制御可能領域を広げることを課題とする。
【0008】
また、従来のガスエンジン用ミキサにおいては、次のような不具合もあった。
1つのガスエンジンで、2以上の異なる種類の(発熱量の異なる)燃料ガスを切り換えて使用する場合には、ミキサにおいて、例えば、ネジの固定位置の変更や、オリフィス径の変更など、メイン通路の固定弁を変更することにより対応していた。このため、2以上の異なる種類の燃料ガスを使用する場合には、同一のミキサを使用できないという問題点があった。
そして、ネジ固定式の固定弁を備えたメイン通路では、ミキサの製造時に、ネジの固定位置を微調整して、流量を微調整しているため、出荷後に、固定位置を変更した場合には、再度もとの固定位置に戻すことが難しいという不具合があった。
そこで、本発明では、ガスエンジン用ミキサにおいて、2以上の異なる種類の(発熱量の異なる)燃料ガスを切り換えて使用する場合にも、対応可能とすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、シリンダへの燃料供給路の上流側に、メイン通路とバイパス通路とを有し、各々の通路に流量調整弁を配設したガスエンジン用ミキサにおいて、バイパス通路側の流量調整弁をニードル弁とし、該ニードル弁のニードルを多段階に傾斜した形状とするものである。
【0010】
請求項2においては、前記ニードルの多段階の傾斜を、燃料ガスの種類に対応した傾斜角度としたものである。
【0011】
請求項3においては、前記ニードルに、空燃比が大となる領域に対応した傾斜角度と、空燃比が小となる領域に対応した傾斜角度を設け、燃料ガスの流量制御を行うものである。
【0012】
請求項4においては、前記ニードルに、空燃比が大となる領域で高精度に制御できる傾斜角度を設定し、燃料ガスの流量制御を行うものである。
【0013】
請求項5においては、シリンダへの燃料供給路の燃料上流側に、メイン通路とバイパス通路とを有し、各々の通路に流量調整弁を配設したガスエンジン用ミキサにおいて、第二のバイパス通路を設けるとともに、該第二のバイパス通路に燃料ガスの種類に対応させて、第二のバイパス通路を開閉させる弁を設けたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態について、添付の図面を用いて説明する。
図1は本発明を適用する装置構成の一実施例を示す図、図2はバイパス通路に配置するニードル弁を示す図、図3はバイパス通路におけるリフト量−通路面積特性を示す図、図4(a)はニードル弁のニードルを示す図、図4(b)はバイパス通路におけるリフト量−通路面積特性、およびミキサにおけるリフト量−空燃比特性を示す図、図5は2種類の燃料ガスについてのミキサにおけるリフト量−空燃比特性を示す図、図6(a)はニードル弁のニードルを示す図、図6(b)はバイパス通路におけるリフト量−通路面積特性、およびミキサにおけるリフト量−空燃比特性を示す図、図7(a)はニードル弁のニードルを示す図、図7(b)はバイパス通路におけるリフト量−通路面積特性、およびミキサにおけるリフト量−空燃比特性を示す図、図8は2つのバイパス通路を有するミキサを示す図、図9は従来のバイパス通路に配置するニードル弁を示す図、図10は従来のバイパス通路におけるリフト量−通路面積特性を示す図である。
【0015】
図1は本発明を適用する装置構成の一実施例を示したものである。なお、以下では、ガスエンジン11用のミキサ10の実施例について説明しているが、デュアルフューエル用のミキサに適用することも可能である。
図1において、10はガスエンジン用ミキサ、11はガスエンジン、12はガス供給管、13はガスレギュレータ、14は空気供給管、15はエアクリーナ、16はベンチュリ、18はスロットル弁、19はスロットル弁駆動モータ、20は吸気管、21は排気管、22はコントローラ、23は空燃比センサである。
また、27は前記レギュレータ13とベンチュリ16との間に設けられるメイン部分のガス供給路(以下では、「メイン通路」という。)、28は前記メイン通路27に並列に設けられるバイパス部分のガス供給路(以下では、「バイパス通路」という。)、29は前記メイン通路27に配設される燃料調整弁としての固定弁、30は前記バイパス通路28に配設される燃料調整弁としてのモータ駆動式のニードル弁である。
【0016】
図1に示すように、ミキサ10は、ベンチュリ16、スロットル弁18、メイン通路27、バイパス通路28、固定弁29、ニードル弁30等から構成されており、ガス供給路として、固定弁29を備えるメイン通路27、およびニードル弁30を備えるバイパス通路28の2系統の供給路を有している。ミキサ10は、ガスレギュレータ13を介してガス供給管12から供給される燃料ガスと、エアクリーナ15を介して空気供給管14から取り入れる空気(外気)とをベンチュリ16の部分で混合して、ガスエンジン11を駆動するための燃料となる混合気を生成する。
【0017】
具体的には、ガスエンジン11のピストンが下降してシリンダ(燃焼室)40内が負圧となることにより、空気供給管14からエアクリーナ15を介して空気を取り入れる。このとき、取り入れられた空気がベンチュリ16を通過することにより、空気の流速が上昇する。ベンチュリ16は空気通路の一部を狭く(細く)絞られて形成されており、この狭い部分にガス供給路(メイン通路27)が連通されている。そして、ベンチュリ16を通過する空気の流速が上昇することによって、負圧が発生する(圧力が低下する)。この負圧を利用して、メイン通路27から燃料ガスを吸入して、空気と燃料ガスとの混合気を生成する。
【0018】
メイン通路27に備えられる固定弁29は、ネジ調整式のニードル弁となっており、予め定められた流量の燃料ガスを、ベンチュリ16に供給するために備えられている。なお、固定弁29に替えて、固定のオリフィスとしてもよい。
固定弁29は燃料ガスの種類等に応じて、弁体の位置が予め設定されて、一定の開度とされている。つまり、固定弁29の弁体はコントローラ22等によって制御されることなく、ミキサ10の製造時、あるいは据え付け時等のメンテナンス時に、予め調整されるのみとなっている。
【0019】
これに対して、バイパス通路28に備えられるニードル弁30は、モータ駆動による可変式とされており、ベンチュリ16に供給する燃料ガスの流量を調整するために備えられている。具体的には、ニードル弁30の弁体であるニードル32(図2)はアクチュエータとしてのモータの駆動により移動(リフト)される。モータは、制御手段であるコントローラ22と接続されており、該コントローラ22によりモータの駆動を制御することによって、ニードル32がリフトして、燃料ガスの流量を調整するようにしている。なお、モータ駆動に替えて、ソレノイドによりニードル32を移動させてもよい。
このとき、メイン通路27からベンチュリ16に供給される燃料ガスは一定流量となっているため、バイパス通路28からベンチュリ16に供給される燃料ガスの流量によって、ガス供給路からベンチュリ16に供給される燃料ガスの流量が調整される。つまり、バイパス通路28に備えられるニードル弁30によって、ベンチュリ16に供給される燃料ガスの流量が調整される。
そして、コントローラ22によりニードル弁30を制御することによって、ミキサ10(ベンチュリ16)で生成される混合気の空燃比を変化させることが可能となる。
【0020】
このように、ミキサ10で生成された混合気は、スロットル弁18に到達し、該スロットル弁18の開度によってスロットル弁18を通過する混合気の流量が変化する。具体的には、スロットル弁18の弁体はアクチュエータとしてのスロットル弁駆動モータ(ステッピングモータ)19の駆動によりその開度が変更される。ステッピングモータ19はコントローラ22と接続されており、該コントローラ22によりステッピングモータ19を制御することによって、スロットル弁18の開度を変更するようにしている。スロットル弁18の開度を大きくすることによって通過する混合気の流量が増加し、開度を小さくすることによって通過する混合気の流量が減少する。
【0021】
バイパス通路28のニードル弁30により燃料ガスの流量が制御され、スロットル弁18により混合気の流量が制御された後、混合気はガスエンジン11のシリンダ40内に吸気弁を介して吸入される。吸入された混合気は、吸気弁38および排気弁39が閉じた状態で、ピストンの上昇により圧縮される。圧縮された混合気は、高電圧発生回路36を介して点火プラグ35により点火されて、爆発する。爆発後には、排気ガスが排気弁39を介して排出される。このとき、排気ガスの空燃比が空燃比センサ23で検出される。該空燃比センサ23と高電圧発生回路36とクランク軸(出力軸)の回転を検知する回転数センサ37等はコントローラ22と接続されており、該コントローラ22に空燃比センサ23により検出された排気ガスの空燃比が入力される。コントローラ22は、この空燃比センサ23により検出された排気ガスの空燃比に基づいて、シリンダ40に吸入される混合気、つまり、ミキサ10により生成される混合気の空燃比を算出し、ニードル弁30の開度を制御するとともに、また、回転数センサ37により回転数や回転偏差等を演算し、スロットル弁18や高電圧発生回路36を制御して目標回転数で運転できるように制御している。
【0022】
そして、本実施例では、ガスエンジン用ミキサ10におけるバイパス通路28に配置するニードル弁30の弁体であるニードル32を、図2に示すような形状としている。また、図4(a)、図6(a)、図7(a)に示すような形状とすることもできる。図9には、従来の形状のニードル32´を示している。
なお、以下では、断面視(または、側面視)におけるニードル32先端部の傾斜している部分を「テーパ部」32aと呼ぶこととする。ニードル32は先端32bを通る中心線Mについて対称な形状をしているため、テーパ部32aはこの中心線Mに対して対称となる。例えば、図2においては、テーパ部32aは、傾斜が始まる位置(以下では、「傾斜開始部」という。)32cからニードル32の先端32bまでとなっている。
また、断面視(または、側面視)におけるテーパ部32aの中心線Mに対する角度(鋭角)を、「テーパ角」と呼ぶこととする。つまり、テーパ角はニードル32のリフト方向に対するテーパ部32aの傾斜角である。例えば、図9においては、テーパ角は、角度θとなっている。
【0023】
そして、このようなニードル32を用いる場合のバイパス通路28の通路面積(以下では、単に「通路面積」ともいう。)Sは、図3に示すように変化する。また、図4(b)、図6(b)、図7(b)に示すようにも変化する。図10には、従来の形状のニードル32´を用いた場合の通路面積Sの変化を示している。
この場合、バイパス通路28の通路面積Sとは、ニードル弁30の弁座31の弁体側の面を含む平面(図2では、バイパス通路28をA−A線で切断した面)内において、ニードル弁30の弁座31の開口部分の面積から、弁体であるニードル32の断面積を差し引いた面積であり、ニードル弁30の開度を示す量である。この通路面積Sは、テーパ部32aのテーパ角が大きくなるほど、その変化が急となり、逆に、テーパ角が小さくなるほど、その変化は緩やかになるという特性を有する。
【0024】
図3、図4(b)、図6(b)、図7(b)、図10では、横軸をニードル32のリフト量Lとしている。ニードル32のリフトとは、ニードル32の弁座31に対する移動のことであり、本実施例では、ニードル32は、ソレノイド等のアクチュエータによってリフトされる。また、ニードル32のリフト量Lとは、前記ニードル32の弁座31に対する移動量(前記ニードル32の中心線M方向)であり、ニードル32の基準位置からの変位を示す量であり、ニードル弁30が開く方向にニードル32が移動するほど、このリフト量Lは大きくなる。この場合には、基準位置を、ニードル32が弁座31に密着する状態、つまり、ニードル弁30が全閉の状態でのニードル32の位置としている。そして、リフト量Lは、ニードル弁30が全開となるLmaxまで変化する。つまり、リフト量Lminでの通路面積Sはゼロであり、リフト量Lmaxでの通路面積Sは弁座31の開口部分の面積と等しくなる。
【0025】
また、図4(b)、図6(b)、図7(b)には、ニードル32のリフト量Lに対するミキサ10で生成される混合気の空燃比の変化を示している。前述したように、ニードル弁30を制御することによって、ミキサ10で生成される混合気の空燃比を調整させることができる。空燃比は、混合気中の燃料ガスの割合を示す量であり、混合気中に燃料ガスの量が多い場合には、空燃比が小である「リッチ」となり、逆に、混合気中に燃料ガスが少ない場合には、空燃比が大である「リーン」となる。このように、ニードル弁30を制御することにより、ニードル32のリフト量Lに応じて、混合気の空燃比を「リッチ」としたり、「リーン」としたりすることができる。
そして、前述した通路面積Sが大きくなるほど、この空燃比は小さくなり(リッチとなり)、逆に、通路面積Sが小さくなるほど、空燃比は大きくなる(リーンとなる)という特性を有する。
【0026】
ニードル弁30のニードル32の形状と、このニードル32のリフト量Lに対する通路面積Sの変化について、図2、図3を用いて説明する。
図2に示すように、ニードル32は、断面視(または、側面視)において、テーパ部32aを2段階(2段階傾斜)とした形状となっている。ニードル32のテーパ部32aには、屈曲部(角度切替部)32dが、傾斜開始部32cと先端32bの中途部に設けられている。この屈曲部32dでテーパ角(リフト方向に対する傾斜角)が変化しており、傾斜開始部32cから屈曲部32dまでを第1テーパ部32eとし、屈曲部32dから先端32bまでを第2テーパ部32fとしている。そして、第1テーパ部32eのテーパ角(角度θ1)を、第2テーパ部32fのテーパ角(角度θ2)よりも小さくしている(θ1<θ2)。
このように、テーパ部32aを、テーパ角の小さい(勾配が緩やかである)第1テーパ部32eと、テーパ角の大きい(勾配が急である)第2テーパ部32fとの2つのテーパ部から形成している。つまり、ニードル32は、テーパ部32aに段差を設けて、テーパ部32a´に段差のない(テーパ角が一定の)従来のニードル32´(図9)よりも、外側に膨らんだ形状となっている。言い換えれば、ニードル32は、ニードル32の先端部に、円錐台(第1テーパ部32eに相当する部分)を取り付けて、この円錐台の上面に、円錐台の上面と等しい底面の円錐(第2テーパ部32fに相当する部分)を取り付けたような形状となっている。
【0027】
図2のようなニードル32をリフトさせた場合には、バイパス通路28の通路面積Sは、図3の実線に示すように変化し、リフト量Lが増加するほど、つまり、ニードル弁30が開く方向にニードル32が移動するほど、通路面積Sが増加している。この実線のうち、リフト量がLminからL1までの部分は、テーパ角の小さい第1テーパ部32eが図2のA−A線上に位置している場合に対応し、リフト量がL1からLmaxまでの部分は、テーパ角の大きい第2テーパ部32fが図2のA−A線上に位置している場合に対応している。そして、リフト量L1のとき、テーパ部32aのテーパ角が変化する屈曲部32dが、図2のA−A線上に位置している。これに対して、図3の破線は、従来のテーパ角が一定のニードル32´(図9)をリフトさせた場合の通路面積Sの変化を示している。
このように、図2に示すような形状のニードル32の場合には、従来の形状のニードル32´の場合と比べて、リフト量がL1からLmaxまでの部分において、通路面積Sの増加割合(増加率)が大きくなっている。その理由は、本実施例のニードル32では、従来のニードル32´とは異なって、テーパ部32aに屈曲部32dを設けて、この屈曲部32dにてテーパ角を、角度が小さいθ1から角度が大きいθ2へ変化させているからである。
【0028】
これにより、ニードル弁30のニードル32のリフト量Lが大きくなるにつれて、バイパス通路28の通路面積Sの増加割合が緩やかになる(鈍化する)という、従来における不具合を解消できる。すなわち、ニードル32のリフト量Lが大きくなる部分、例えば、図3では、L1からLmaxまでの部分においても、通路面積Sの増加割合が鈍化することを抑制できる。そして、バイパス通路28からベンチュリ16に供給される燃料ガスの流量についても、その増加割合が鈍化することを抑制できる。
同様に、ニードル弁30のニードル32のリフト量Lを小さくする場合においても、バイパス通路28からベンチュリ16に供給される燃料ガスの流量の減少割合が鈍化することを抑制できる。
こうして、ニードル弁30のニードル32のリフト量Lが大きくなる部分、つまり、ニードル弁30の開度が大きい部分においても、リフト量Lに対する燃料ガスの流量変化を大きくして、ニードル32のリフト量Lの変化に対して効率よく、混合気の空燃比をリッチとしたり、リーンとしたりすることができる。このように、ニードル32のテーパ部32aを2段階に形成することにより、ミキサ10における燃料ガスの流量制御可能領域を拡大することができる。
【0029】
なお、ニードル32の形状を、図2に示すようなテーパ部32aを2段階としたものに替えて、テーパ部32aを3段階以上としてもよい。テーパ部32aを3段階とした場合には、テーパ部32aの中途部に2つの屈曲部を設けて、先端に近づくほど、テーパ角を大きくする。また、テーパ部32aのテーパ角が変化する屈曲部32dの部分の形状をR形状としてもよく、ニードル32のリフト量Lの変化に対して、通路面積Sの変化割合の鈍化を抑制できるような形状であればよい。
【0030】
ニードル弁30のニードル32の形状を、図4(a)に示すような形状とすることもできる。この場合には、ニードル32のリフト量Lに対する通路面積Sは、図4(b)に示すように変化する。また、図4(b)には、ニードル32のリフト量Lに対するミキサ10で生成される混合気の空燃比の変化を示している。破線は、従来のテーパ角が一定のニードル32´(図9)をリフトさせた場合の通路面積Sの変化と、これに伴う空燃比の変化である。
【0031】
図4(a)に示す形状のニードル32は、図2に示す先端を尖らせた場合とは違って、先端部分を平らな(前記ニードル32の中心線Mと直交するような)面32hとしている。つまり、ニードル32は、テーパ角の小さい第1テーパ部32eと、テーパ角の大きい第2テーパ部32fとからなり、第2テーパ部32fの先端部分を平らな面32hとしている。
【0032】
そして、図4(a)のようなニードル32をリフトさせた場合には、バイパス通路28の通路面積Sは、図4(b)の実線に示すように変化し、リフト量Lが増加するほど、つまり、ニードル32が、ニードル弁30の開く方向に移動するほど、通路面積Sが増加している。また、この通路面積Sの変化にしたがって、ミキサ10で生成される混合気の空燃比は、リフト量Lが増加するほど、リッチとなり、図4(b)の実線に示すように変化している。
この実線のうち、リフト量がL2からL4までの部分では、略直線的に空燃比が変化している。これに対して、従来の形状のニードル32´の場合には、空燃比が略直線的に変化する部分は、リフト量がL2からL3までの部分に限られている。
このように、空燃比特性がリニア(線形的)となる部分が、従来の場合よりも拡大している。このことを、図4(b)では、直線性確保領域として表している。つまり、ニードル32のリフト量に略比例して燃料ガスの流量を制御できるようになる。
【0033】
このように、ミキサ10における燃料ガスの流量制御を高精度で行える領域を拡大することができ、また、混合気の空燃比の制御領域を拡大することができる。また、これにより、ガスエンジン11の運転回転数、負荷率等によって、空燃比特性を変更させる際に、空燃比の変化量を直線的に設定できるため、コントローラ22において、空燃比センサ23により検出された空燃比に基づく、フィードバック制御を容易に行うことができる。
これとは逆に、空燃比が、図4(b)のようなリニアな特性を示すように、ニードル32のテーパ角を設定することも可能であり、この場合には、ニードル32の形状は、空燃比特性の線形性を確保できるような形状であれば、図4(a)に示すものに特に限定されない。
【0034】
また、図4(a)に示すような形状のニードル32を用いて、1つのガスエンジン11において2種類以上の燃料ガス、例えば、都市ガス、プロパンガス等を使用する場合にも対応することができる。
図5を用いて、1つのガスエンジン11で、発熱量の異なる2種類の燃料ガス(発熱量が大きい燃料A、発熱量が小さい燃料B)を使用する場合について、説明する。発熱量の異なる2種類の燃料ガス(燃料A、燃料B)を使用する場合には、発熱量の大きい燃料Aについては、テーパ角の小さい第1テーパ部32eの部分を利用して、流量調整を行い、発熱量の小さい燃料Bについては、テーパ角の大きい第2テーパ部32fの部分を利用して、流量調整を行う。
つまり、燃料Aの使用領域に対応させてニードルの傾斜角θ1を設定し、このテーパ角の小さい第1テーパ部32eが、図2のA−A線上に位置しているときに流量制御を行うようにしている。また、燃料Bの使用領域に対応させてニードルの傾斜角θ2を設定し、テーパ角の大きい第2テーパ部32fが、図2のA−A線上に位置している時に流量制御を行うようにしている。
【0035】
こうして、発熱量の大きい燃料Aを使用する場合には、ベンチュリ16に供給する流量は少なくてもよいため、通路面積Sが小さい領域において、燃料Aの流量調整を行うようにしている。この燃料Aの使用領域は、リフト量がL5からL7までの部分に相当する。そして、リフト量がL5からL7までの部分については、燃料Aについての空燃比は、略直線的に変化する。
これに対して、発熱量の小さい燃料Bを使用する場合には、ベンチュリ16に供給する流量を多くする必要があるため、通路面積Sが大きい領域において、燃料Bの流量調整を行うようにしている。この燃料Bの使用領域は、リフト量がL6からL8までの部分に相当する。そして、リフト量がL6からL8までの部分については、燃料Bについての空燃比は、略直線的に変化する。
【0036】
このように、ニードル弁30を操作して、ニードル32のテーパ部32aの異なるテーパ角の部分を利用することにより、1つのガスエンジン11において、2種類以上の燃料ガスを切り換えて使用することができる。
また、これにより、従来における不具合の解消を図ることができる。すなわち、2種類以上の燃料ガスを変更して使用する場合に、燃料ガスを変更するたびに、メイン通路27に備えられる固定弁29等のセッティングを変更する必要がなくなり、これにより、この場合にも同一のミキサを使用することができる。また、製造時において、使用する燃料ガスの種類に対応させるために、予めガスエンジン11およびミキサ10を製造して、在庫を確保しておく必要がなくなる。また、ガスエンジン11で使用する燃料ガスを変更した場合には、ユーザ自身が使用する燃料ガスの種類をコントローラ22に入力することより、燃料の種類に応じた使用領域に自動的に切り換えることが可能となるため、市場において選択可能な燃料ガスの種類が増加する。さらに、別部材を追加することなく、ニードル32のテーパ部32aの異なるテーパ角の部分を利用することにより、2種類以上の燃料ガスを、切り換えて使用することができる。
【0037】
また、ニードル弁30のニードル32の形状を、図6(a)に示すような形状とすることもできる。この場合には、ニードル32のリフト量Lに対する通路面積Sは、図6(b)に示すように変化する。また、図6(b)には、ニードル32のリフト量Lに対するミキサ10で生成される混合気の空燃比の変化を示している。破線は、従来のテーパ角が一定のニードル32´(図9)をリフトさせた場合の通路面積Sの変化と、これに伴う空燃比の変化である。
【0038】
図6(a)に示す形状のニードル32は、図4(a)に示すテーパ部32aが2段階である場合とは違って、テーパ部32aを3段階に形成している。図6(a)に示すように、テーパ部32aの中途部に2つの屈曲部32d・32kを設けて、この2つの屈曲部32d・32kにてテーパ角を変化させている。そして、第1テーパ部32eのテーパ角よりも、第2テーパ部32fのテーパ角を大きくするとともに、この第2テーパ部32fのテーパ角よりも、第3テーパ部のテーパ角を小さくしている。つまり、テーパ角の小さい第1テーパ部32eと第3テーパ部32gとの間に、テーパ角の大きい第2テーパ部32fが挟まれて形成されている。
【0039】
そして、図6(a)のようなニードル32をリフトさせた場合には、バイパス通路28の通路面積Sは、図6(b)の実線に示すように変化し、リフト量Lが増加するほど、つまり、ニードル32が、ニードル弁30の開く方向に移動するほど、通路面積Sが増加している。また、この通路面積Sの変化にしたがって、ミキサ10で生成される混合気の空燃比は、リフト量Lが増加するほど、リッチとなり、図6(b)の実線に示すように変化している。
この実線のうち、リフト量がL9からL10までの部分、およびL11からL12までの部分では、略直線的に空燃比が変化している。また、リフト量がL10からL11までの部分では、急激に空燃比が変化している。
これに対して、従来の形状のニードル32´の場合には、空燃比が略直線的に変化する部分は、リフト量がL9からL10の部分の1箇所に限られている。また、リフト量がL10を超える部分では、空燃比の変化は緩やかになっている。
【0040】
このように、図6(a)のようなニードル32を用いる場合には、混合気の空燃比特性がリニアとなる部分が、リーン側とリッチ側との2箇所に現れている。そして、リーン側のリニアな部分は、テーパ角の小さい第1テーパ部32eに対応し、リッチ側のリニアな部分は、テーパ角の小さい第3テーパ部32gに対応している。また、空燃比が急激に変化している部分は、テーパ角の大きい第2テーパ部32fに対応している。
これにより、図6(b)に示すように、リーン側制御域と、リッチ側制御域とに対応させて、ミキサ10において燃料ガスの流量制御を行うことができる。また、触媒不使用時と、触媒使用時とに対応させて、流量制御を行うことができる。
さらに、混合気の空燃比を急激にリッチ側へ切り換えることもできるため、ガスエンジン11において、触媒を使用する場合や最大出力を確保する場合等にも、対応することができる。
また、これとは逆に、空燃比が、図6(b)のような特性を示すように、ニードル32のテーパ角を設定することも可能である。つまり、リーン側、リッチ側の部分にて、それぞれに必要な空燃比の精度に対応させて、ニードル32のテーパ角を設定することができ、これにより、ガスエンジン11の設定可能な範囲を拡大することができる。また、従来におけるいわゆるパワー機構等を別途設ける必要がなくなる。
【0041】
また、ニードル弁30のニードル32の形状を、図7(a)に示すような形状とすることもできる。この場合には、ニードル32のリフト量Lに対する通路面積Sは、図7(b)に示すように変化する。また、図7(b)には、ニードル32のリフト量Lに対するミキサ10で生成される混合気の空燃比の変化を示している。破線は、従来のテーパ角が一定のニードル32´(図9)をリフトさせた場合の通路面積Sの変化と、これに伴う空燃比の変化である。
【0042】
図7(a)に示す形状のニードル32は、図4(a)に示す場合に対し、テーパ部32aのテーパ角が異なっている。図4(a)に示すニードル32では、第1テーパ部32eのテーパ角が、図9に示す従来のニードル32´のテーパ角よりも大きくなっている。これに対して、図7(a)に示すニードル32の場合には、第1テーパ部32eのテーパ角が、図9に示す従来のニードル32´のテーパ角よりも小さくなっている。
【0043】
そして、図7(a)のようなニードル32をリフトさせた場合には、バイパス通路28の通路面積Sは、図7(b)の実線に示すように変化し、リフト量Lが増加するほど、つまり、ニードル32が、ニードル弁30の開く方向に移動するほど、通路面積Sが増加している。この実線のうち、リフト量がL13からL14までの部分では、従来の場合よりも、通路面積Sが小さくなっており、また、その増加割合は緩やかになっている。
このような通路面積Sの変化にしたがって、ミキサ10で生成される混合気の空燃比は、ニードル32のリフト量Lが増加するほど、リッチとなり、図7(b)の実線に示すように変化する。この実線のうち、リフト量がL13からL14までの部分では、空燃比が略直線的に変化し、かつ、リフト量Lの変化に対して、空燃比の変化割合が緩やかになっている。
【0044】
このように、空燃比特性がリニアとなっているリーン側の部分において、リフト量Lの変化に対して、混合気の空燃比を緩やかに変化させることにより、失火限界に近いリーン側の領域での空燃比の調整精度を向上させることができ、失火に対して、マージンを持つことができる。そして、出力制御を高い精度で行うことができ、安定した運転を行うことができる。
また、これとは逆に、空燃比が、図7(b)のような特性を示すように、ニードル32のテーパ角を設定することも可能である。
【0045】
前述したように、本実施例では、ニードル弁30のニードル32のテーパ角を種々に変更することにより、ミキサ10における燃料ガスの流量制御等を行っている。そして、本実施例では、ニードル弁30の弁座31は一定形状としている。
これに替えて、ニードル弁30において、ニードル32を一定形状(例えば、図9に示すような形状)として、弁座31の開口部分の形状を変更することにより、燃料ガスの流量制御を行うようにしてもよい。
ニードル32のリフト量Lに対する通路面積Sの特性は、ニードル32のテーパ部32aの形状と、弁座31の開口部分の形状との相対的な関係によるものである。このため、ニードル32のテーパ角および弁座31の開口部分の両者を変更するようにしてもよい。
【0046】
次に、ガスエンジン用ミキサ10に第2のバイパス通路33を設けた実施例について、図8を用いて説明する。
本実施例では、図1に示すガスエンジン用ミキサ10に、メイン通路27およびバイパス通路28に対して、並列に第2バイパス通路33を設けている。つまり、ガス供給路として、メイン通路27、バイパス通路28、および第2バイパス通路33の3系統の供給路を有している。そして、第2バイパス通路33には、流量調整弁34が配設されている。第2バイパス通路33に備える流量調整弁34は、燃料ガスの種類に対応させて、開閉させるようにしている。流量調整弁34は、メイン通路27に備えられる固定弁29のように固定式としてもよく、また、バイパス通路28に備えられるニードル弁30のように可変式としてもよい。
【0047】
出荷時に、燃料ガスの種類が予め決められている場合には、流量調整弁34を固定式として、ネジや打込みプラグ等の密封手段を用いて、第2バイパス通路33を予め開閉させておく。
一方、市場で燃料ガスの種類が変わること等により、燃料ガスの種類を切り換えて使用する場合には、流量調整弁34を可変式として、モータ駆動式のニードル弁や燃料停止用ソレノイドを用いて、第2バイパス通路33の開度を調節する。
【0048】
そして、流量調整弁34の開度を調節することにより、1つのガスエンジン11において、2種類以上の(発熱量の異なる)燃料ガスを切り換えて使用する場合に、対応することができる。
発熱量の大きい燃料ガスを使用する場合には、ガス供給路からベンチュリ16に供給する流量を多くする必要があるため、流量調整弁34を開いて、第2バイパス通路33も利用して、燃料流量を多くする。つまり、燃料ガスは、メイン通路27と、バイパス通路28と、第2バイパス通路33とから供給される。
これに対し、発熱量の小さい燃料ガスを使用する場合には、ガス供給路からベンチュリ16に供給する流量は少なくてもよいため、流量調整弁34を閉じて、第2バイパス通路33を利用せずに、燃料流量を少なくする。つまり、燃料ガスは、メイン通路27と、バイパス通路とから供給される。
【0049】
このように、簡単な構成、および容易な制御により、燃料ガスの種類、つまり、燃料ガスの発熱量に対応した流量制御を行うことができる。また、流量調整弁34を可変式とした場合には、この流量調整弁34の開度を調節することにより、より精度の高い燃料ガスの流量調整を行うことができ、この場合には、より多くの種類の燃料ガスに対応することができる。
また、これにより、従来における不具合を解消することができる。すなわち、2種類以上の燃料ガスを変更して使用する場合に、燃料ガスを変更するたびに、メイン通路27に備えられる固定弁29等のセッティングを変更する必要がなくなる。また、製造時において、使用する燃料ガスの種類に対応させるために、予めガスエンジン11およびミキサ10を製造して、在庫を確保しておく必要がなくなる。また、ガスエンジン11で使用する燃料ガスを変更した場合には、ユーザ自身が使用する燃料ガスの種類をコントローラ22に入力することより、燃料の種類に応じた使用領域に自動的に切り換えることが可能となるため、市場において選択可能な燃料ガスの種類が増加する。
【0050】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
すなわち、請求項1に示す如く、シリンダへの燃料供給路の上流側に、メイン通路とバイパス通路とを有し、各々の通路に流量調整弁を配設したガスエンジン用ミキサにおいて、バイパス通路側の流量調整弁をニードル弁とし、該ニードル弁のニードルを多段階に傾斜した形状とするので、ガスエンジン用ミキサにおける燃料ガスの流量調整可能領域を拡大することができる。
【0051】
請求項2に示す如く、前記ニードルの多段階の傾斜を、燃料ガスの種類に対応した傾斜角度としたので、使用する燃料ガスの種類を変更した場合にも、ニードル弁を操作することにより対応可能となる。
【0052】
請求項3に示す如く、前記ニードルに、空燃比が大となる領域に対応した傾斜角度と、空燃比が小となる領域に対応した傾斜角度を設け、燃料ガスの流量制御を行うので、ニードル弁を操作して、ガスエンジン用ミキサを調節することにより、ガスエンジンの設定可能なの範囲を拡大することができる。
【0053】
請求項4に示す如く、前記ニードルに、空燃比が大となる領域で高精度に制御できる傾斜角度を設定し、燃料ガスの流量制御を行うので、空燃比が大となる領域において、出力制御を高い精度で行うことができ、安定したガスエンジンの運転を行うことができる。
【0054】
請求項5に示す如く、シリンダへの燃料供給路の燃料上流側に、メイン通路とバイパス通路とを有し、各々の通路に流量調整弁を配設したガスエンジン用ミキサにおいて、第二のバイパス通路を設けるとともに、該第二のバイパス通路に燃料ガスの種類に対応させて、第二のバイパス通路を開閉させる弁を設けたので、簡便な構成および容易な制御により燃料ガスの種類による流量制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する装置構成の一実施例を示す図。
【図2】バイパス通路に配置するニードル弁を示す図。
【図3】バイパス通路におけるリフト量−通路面積特性を示す図。
【図4】(a)はニードル弁のニードルを示す図、(b)はバイパス通路におけるリフト量−通路面積特性、およびミキサにおけるリフト量−空燃比特性を示す図。
【図5】2種類の燃料ガスについてのミキサにおけるリフト量−空燃比特性を示す図。
【図6】(a)はニードル弁のニードルを示す図、(b)はバイパス通路におけるリフト量−通路面積特性、およびミキサにおけるリフト量−空燃比特性を示す図。
【図7】(a)はニードル弁のニードルを示す図、(b)はバイパス通路におけるリフト量−通路面積特性、およびミキサにおけるリフト量−空燃比特性を示す図。
【図8】2つのバイパス通路を有するミキサを示す図。
【図9】従来のバイパス通路に配置するニードル弁を示す図。
【図10】従来のバイパス通路におけるリフト量−通路面積特性を示す図。
【符号の説明】
10 ミキサ
11 ガスエンジン
16 ベンチュリ
27 メイン通路
28 バイパス通路
29 固定弁
30 ニードル弁
31 弁座
32 ニードル
40 シリンダ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a technology of a gas engine mixer that generates a mixture by mixing a fuel such as a gas supplied through a gas supply pipe and air supplied through an air supply pipe.
[0002]
[Prior art]
BACKGROUND ART Conventionally, as a gas engine, an engine applied to a gas heat pump, a gas cogeneration, or the like is known. The gas engine drives a mixture of fuel gas and air generated by the mixer as fuel. As described above, in the gas engine mixer, the fuel gas supplied through the gas supply pipe (gas supply path) and the air (outside air) supplied through the air supply pipe (air supply path) are mixed at the venturi. As a result, an air-fuel mixture serving as fuel for the gas engine is generated. As such a mixer, a mixer having a gas supply path provided with two supply paths of a main path and a bypass path is known (for example, see Patent Document 1).
[0003]
Of these, a screw valve of a fixed (fixed) type or a fixed orifice is disposed in the main passage so that a constant flow rate of fuel gas is supplied from the main passage to the venturi. The fixed needle valve of the main passage is set in advance depending on the type of fuel gas or the like, and the passage area of the main passage is fixed.
On the other hand, by arranging a variable needle valve driven by an actuator such as a motor or a solenoid in the bypass passage, the flow rate of the fuel gas supplied to the venturi from the bypass passage can be adjusted. By adjusting the variable needle valve of the bypass passage, the passage area of the bypass passage is adjusted to increase the amount of fuel gas at the time of starting the gas engine, or to adjust a small amount of fuel gas flow. I was
[0004]
The needle, which is the valve element of the needle valve disposed in the bypass passage of the conventional gas engine mixer, has a shape as shown in FIG. As shown in FIG. 9, the needle 32 'of the
[0005]
When the needle 32 'having such a shape is moved (lifted) with respect to the
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-6-341335
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, as shown in FIG. 10, the passage area S increases as the lift amount L of the
Therefore, in the present invention, in the gas engine mixer, the air-fuel ratio characteristics of the air-fuel mixture generated by the mixer are changed linearly by changing the taper angle of the needle of the needle valve provided in the bypass passage so that the fuel gas is mixed. It is an object to expand a flow controllable area.
[0008]
The conventional gas engine mixer also has the following disadvantages.
When two or more different types of fuel gas (different in calorific value) are switched and used by one gas engine, the main passage in the mixer is changed, for example, by changing a screw fixing position or changing an orifice diameter. Was changed by changing the fixed valve. Therefore, when two or more different types of fuel gas are used, there is a problem that the same mixer cannot be used.
In the main passage with a screw-fixed fixed valve, the screw fixing position is finely adjusted and the flow rate is finely adjusted during the manufacture of the mixer, so if the fixed position is changed after shipment, However, there is a problem that it is difficult to return to the original fixed position again.
Therefore, an object of the present invention is to be able to cope with a case where two or more different types of fuel gas (having different calorific values) are switched and used in a gas engine mixer.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
That is, in a gas engine mixer having a main passage and a bypass passage on the upstream side of a fuel supply passage to a cylinder, and a flow control valve disposed in each passage, The flow control valve is a needle valve, and the needle of the needle valve has a shape that is inclined in multiple stages.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, the multi-step inclination of the needle is set to an inclination angle corresponding to the type of fuel gas.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, the needle is provided with an inclination angle corresponding to a region where the air-fuel ratio is large and an inclination angle corresponding to a region where the air-fuel ratio is small, and the flow rate of the fuel gas is controlled.
[0012]
According to a fourth aspect of the present invention, the needle is provided with an inclination angle that can be controlled with high accuracy in a region where the air-fuel ratio is large, and the flow rate of the fuel gas is controlled.
[0013]
According to a fifth aspect of the present invention, in a gas engine mixer having a main passage and a bypass passage on the fuel upstream side of a fuel supply passage to a cylinder, and a flow regulating valve disposed in each passage, a second bypass passage is provided. And a valve for opening and closing the second bypass passage is provided in the second bypass passage according to the type of the fuel gas.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, embodiments of the invention will be described with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is a view showing an embodiment of an apparatus configuration to which the present invention is applied, FIG. 2 is a view showing a needle valve arranged in a bypass passage, FIG. 3 is a view showing a lift amount-passage area characteristic in the bypass passage, and FIG. 4A is a diagram showing a needle of a needle valve, FIG. 4B is a diagram showing a lift amount-passage area characteristic in a bypass passage, and a lift amount-air-fuel ratio characteristic in a mixer, and FIG. 5 is a diagram showing two types of fuel gas. 6A is a diagram showing the needle of the needle valve, FIG. 6B is a diagram showing a lift amount-passage area characteristic in the bypass passage, and FIG. 6B is a diagram showing a lift amount-air-fuel ratio characteristic in the mixer. FIG. 7 (a) is a diagram showing a needle of a needle valve, FIG. 7 (b) is a lift amount-passage area characteristic in a bypass passage, and a lift amount-air-fuel ratio characteristic in a mixer. FIG. 8 is a diagram showing a mixer having two bypass passages, FIG. 9 is a diagram showing a needle valve arranged in a conventional bypass passage, and FIG. 10 is a diagram showing a lift amount-passage area characteristic in a conventional bypass passage. It is.
[0015]
FIG. 1 shows an embodiment of a device configuration to which the present invention is applied. Although the embodiment of the
In FIG. 1,
[0016]
As shown in FIG. 1, the
[0017]
Specifically, when the piston of the
[0018]
The fixed
The position of the valve body of the fixed
[0019]
On the other hand, the
At this time, since the fuel gas supplied from the
Then, by controlling the
[0020]
As described above, the air-fuel mixture generated by the
[0021]
After the flow rate of the fuel gas is controlled by the
[0022]
In this embodiment, the
In the following, the inclined portion of the tip of the
Further, an angle (a sharp angle) of the tapered
[0023]
Then, the passage area (hereinafter, also simply referred to as “passage area”) S of the
In this case, the passage area S of the
[0024]
3, 4 (b), 6 (b), 7 (b), and 10, the horizontal axis represents the lift amount L of the
[0025]
4 (b), 6 (b), and 7 (b) show changes in the air-fuel ratio of the air-fuel mixture generated by the
The air-fuel ratio decreases (riches) as the passage area S increases, and the air-fuel ratio increases (lean) as the passage area S decreases.
[0026]
The shape of the
As shown in FIG. 2, the
As described above, the
[0027]
When the
As described above, in the case of the
[0028]
As a result, the conventional problem that the increasing rate of the passage area S of the
Similarly, even when the lift amount L of the
Thus, even in a portion where the lift amount L of the
[0029]
It should be noted that the shape of the
[0030]
The shape of the
[0031]
The
[0032]
When the
In the solid line, in the portion where the lift amount is from L2 to L4, the air-fuel ratio changes substantially linearly. On the other hand, in the case of the needle 32 'having a conventional shape, the portion where the air-fuel ratio changes substantially linearly is limited to the portion where the lift amount is from L2 to L3.
As described above, the portion where the air-fuel ratio characteristic becomes linear (linear) is larger than in the conventional case. This is shown as a linearity securing area in FIG. That is, the flow rate of the fuel gas can be controlled substantially in proportion to the lift amount of the
[0033]
As described above, the range in which the flow rate control of the fuel gas in the
Conversely, it is also possible to set the taper angle of the
[0034]
Further, it is possible to cope with a case where two or more types of fuel gas, for example, city gas, propane gas, and the like are used in one
Referring to FIG. 5, a case in which one
That is, the needle inclination angle θ1 is set in accordance with the use area of the fuel A, and the flow rate control is performed when the
[0035]
Thus, when using the fuel A having a large calorific value, the flow rate supplied to the
On the other hand, when the fuel B having a small calorific value is used, the flow rate supplied to the
[0036]
As described above, by operating the
In addition, it is possible to solve the conventional problems. That is, when two or more types of fuel gas are used after being changed, it is not necessary to change the setting of the fixed
[0037]
In addition, the shape of the
[0038]
The
[0039]
When the
In the solid line, the air-fuel ratio changes substantially linearly in the portion where the lift amount is from L9 to L10 and in the portion where the lift amount is from L11 to L12. Further, in the portion where the lift amount is from L10 to L11, the air-fuel ratio changes rapidly.
On the other hand, in the case of the needle 32 'having the conventional shape, the portion where the air-fuel ratio changes substantially linearly is limited to one portion where the lift amount is from L9 to L10. In a portion where the lift amount exceeds L10, the change in the air-fuel ratio is gentle.
[0040]
As described above, when the
As a result, as shown in FIG. 6B, the flow rate of the fuel gas can be controlled in the
Further, since the air-fuel ratio of the air-fuel mixture can be rapidly switched to the rich side, the
Conversely, it is also possible to set the taper angle of the
[0041]
Further, the shape of the
[0042]
The
[0043]
When the
According to such a change in the passage area S, the air-fuel ratio of the air-fuel mixture generated by the
[0044]
In this way, by gradually changing the air-fuel ratio of the air-fuel mixture with respect to the change in the lift amount L in the lean-side portion where the air-fuel ratio characteristic is linear, the lean-side region close to the misfire limit is obtained. The air-fuel ratio adjustment accuracy can be improved, and a margin can be provided for misfire. Then, output control can be performed with high accuracy, and stable operation can be performed.
On the contrary, it is also possible to set the taper angle of the
[0045]
As described above, in this embodiment, the flow rate of the fuel gas in the
Instead, in the
The characteristic of the passage area S with respect to the lift amount L of the
[0046]
Next, an embodiment in which the
In the present embodiment, a
[0047]
If the type of fuel gas is predetermined at the time of shipment, the
On the other hand, when the type of fuel gas is changed and used due to a change in the type of fuel gas in the market or the like, the
[0048]
By adjusting the opening degree of the
When a fuel gas having a large calorific value is used, it is necessary to increase the flow rate supplied from the gas supply path to the
On the other hand, when a fuel gas having a small calorific value is used, the flow rate supplied from the gas supply path to the
[0049]
As described above, with a simple configuration and easy control, it is possible to perform the flow rate control corresponding to the type of the fuel gas, that is, the calorific value of the fuel gas. In addition, when the flow
In addition, this makes it possible to solve the conventional problems. That is, when two or more types of fuel gas are changed and used, it is not necessary to change the setting of the fixed
[0050]
【The invention's effect】
The present invention is configured as described above, and has the following effects.
That is, in a gas engine mixer having a main passage and a bypass passage upstream of a fuel supply passage to a cylinder, and a flow control valve disposed in each passage, the bypass passage side The flow control valve is a needle valve, and the needle of the needle valve has a shape that is inclined in multiple stages, so that the flow rate adjustable region of the fuel gas in the gas engine mixer can be expanded.
[0051]
As described in claim 2, the multi-step inclination of the needle is set to an inclination angle corresponding to the type of fuel gas. Therefore, even when the type of fuel gas to be used is changed, it is possible to operate the needle valve by operating the needle valve. It becomes possible.
[0052]
As described in claim 3, the needle is provided with an inclination angle corresponding to a region where the air-fuel ratio is large and an inclination angle corresponding to a region where the air-fuel ratio is small, and the flow rate of the fuel gas is controlled. By operating the valve to adjust the gas engine mixer, the configurable range of the gas engine can be expanded.
[0053]
According to a fourth aspect of the present invention, the needle is set to a tilt angle that can be controlled with high accuracy in a region where the air-fuel ratio is large, and the flow rate of the fuel gas is controlled. Can be performed with high accuracy, and stable operation of the gas engine can be performed.
[0054]
According to a fifth aspect of the present invention, in a gas engine mixer having a main passage and a bypass passage on the fuel upstream side of a fuel supply passage to a cylinder, and a flow control valve disposed in each passage, a second bypass is provided. In addition to providing a passage, the second bypass passage is provided with a valve for opening and closing the second bypass passage in accordance with the type of fuel gas, so that the flow rate can be controlled by the type of fuel gas with a simple configuration and easy control. It can be performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing one embodiment of a device configuration to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a diagram showing a needle valve arranged in a bypass passage.
FIG. 3 is a diagram showing a lift amount-passage area characteristic in a bypass passage.
4A is a view showing a needle of a needle valve, and FIG. 4B is a view showing a lift amount-passage area characteristic in a bypass passage and a lift amount-air-fuel ratio characteristic in a mixer.
FIG. 5 is a diagram showing lift-air-fuel ratio characteristics in a mixer for two types of fuel gas.
6A is a diagram showing a needle of a needle valve, and FIG. 6B is a diagram showing a lift amount-passage area characteristic in a bypass passage and a lift amount-air-fuel ratio characteristic in a mixer.
7A is a diagram showing a needle of a needle valve, and FIG. 7B is a diagram showing a lift amount-passage area characteristic in a bypass passage and a lift amount-air-fuel ratio characteristic in a mixer.
FIG. 8 is a diagram showing a mixer having two bypass passages.
FIG. 9 is a view showing a conventional needle valve arranged in a bypass passage.
FIG. 10 is a diagram showing a lift amount-passage area characteristic in a conventional bypass passage.
[Explanation of symbols]
10 mixer
11 Gas engine
16 Venturi
27 Main passage
28 Bypass passage
29 fixed valve
30 Needle valve
31 valve seat
32 needle
40 cylinders
Claims (5)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003086573A JP4142480B2 (en) | 2003-03-26 | 2003-03-26 | Mixer for gas engine |
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