JP2004289477A - 撮像装置,画像記録サーバ,出力画像加工サーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者がデジタルカメラの内蔵用記録媒体の残量を気にしたり、この記録媒体から画像データを取り出すための余分な機器を携帯する必要がなく、容易に複数の利用者に画像データを容易に配布または配信する画像記録サーバ及び出力画像加工サーバを提供する。
【解決手段】本発明のデジタルカメラは、被写体を撮像してデジタル画像を形成するデジタルカメラであって、画像を撮像する撮像素子と、上記撮像素子から出力される画像データを一時記憶する画像記憶部と、上記画像記憶部に記憶された画像データを、無線を用いてネットワークに接続し、このネットワークを介して外部に設けられた記憶部に送信するインターフェースとを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明のデジタルカメラは、被写体を撮像してデジタル画像を形成するデジタルカメラであって、画像を撮像する撮像素子と、上記撮像素子から出力される画像データを一時記憶する画像記憶部と、上記画像記憶部に記憶された画像データを、無線を用いてネットワークに接続し、このネットワークを介して外部に設けられた記憶部に送信するインターフェースとを備える。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はネットワークに接続されたデータベースに対して、ユーザが撮像装置により撮像した静止画像データ及び動画像データの書込及び読出処理を行う画像データ記録システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、静止画像や動画像を作成・記録するデジタル・スチル・カメラ及びデジタル・ビデオ・カメラ(以下、総称してデジタルカメラ、請求項においては撮像装置)が、画素数が増加して画像の精細化が進んできており、また取り扱いの容易さにより広く普及してきている。
すなわち、デジタルカメラは、現像を要する従来のフィルム式カメラに比較して、撮像した画像をその場で確認することができ、撮像した画像データがデジタルデータであるため、メモリなどの記録媒体に、半永久的に保存が可能であり、また、撮像した画像の複製を容易に作成することが可能である。
【0003】
しかしながら、デジタルカメラは、画像データの加工及び閲覧を行おうとすると、編集・加工用のソフトウェアがインストールされたコンピュータ等が必要となる。
すなわち、デジタルカメラの画像データがデジタルデータであるため、画像データの加工・編集が容易にできる一方、この画像データを閲覧し、編集・加工するために、編集・加工用の機能を有するツールが必要となり、このツールを揃えることがユーザにとって大きな負担となる。
【0004】
また、デジタルカメラは、撮像した画像データを大量に蓄積させるために、高価な記録媒体を必要とする。
デジタルカメラは、画像の記録にフィルムを使用する訳ではなく、デジタルデータを蓄える内蔵用記録媒体を用いるが、フィルムに比較すると高価であり、一般のユーザが複数を保有することはコスト的に大きな負担となる。
また、デジタルカメラの内蔵用記録媒体は、比較的に小容量のものが多く、高画質・高解像度で撮像を行う場合、従来のフィルム式カメラと同様に、撮像時に残りの撮像可能枚数を確認する必要がある。
【0005】
さらに、上述したように、デジタルカメラの内蔵用記録媒体の容量が少ないため、撮像した画像データを内蔵用記録媒体から、他の大容量の記録媒体、例えば、CD−R,DVD−R,DVD−RAM等に退避させて置くことが必要となる。しかしながら、上述した大容量の記録媒体に格納させるため、専用の書込/読出装置及びソフトウェアが必要となり、価格的な負担が大きくなる。
そして、大容量の記録媒体に画像データを書き込む処理に手間がかかり、撮像した場所や日時に対応させて整理するために、多くの時間を浪費することとなる。
【0006】
また、画像データを処理するツール(編集加工用ソフトウェアがインストールされたコンピュータ、大容量の記録媒体の書込/読出装置等)を保有するユーザであっても、
・加工・編集する時間がない
・画像データを整理する時間がない
・デジタルカメラ内蔵用の記録媒体を複数購入する余裕がない
等の理由で、撮像したままの状態でデジタルカメラの内蔵用記録媒体に、画像データを残しておくユーザや、撮像場所や日時にかかわらず、とにかく記憶させておくだけのユーザも多く、デジタルデータの利点を用いて、画像データの整理を有効に行うことのできないユーザも多い。
【0007】
上述したような問題を解決するため、デジタルカメラを利用して撮像した画像データを提供するシステムとして、以下に示すシステムがある。
例えば、遊園地やテーマパークなどでデジタルカメラを借り、撮像を行い、返却時にデジタルカメラで撮像したデータを別の記録媒体(CD−R等)に書き込んでもらい提供してもらったり、インターネットなどのネットワークを介して、画像データを配信してもらうシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
また、デジタルカメラを用いて撮像した画像データを配信・記録するシステムとして、以下に示すシステムがある。
デジタルカメラを用いて撮像した画像データを、その場において別の記録媒体に複製する機能、及びインターネット上においてウェブページとして公開する機能を有するため、複数の利用者に画像データを容易に配布または配信することができる(例えば、特許文献2参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−297753号公報
【特許文献2】
特開2002−328870号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、ネットワーク経由で画像データの受け渡しができるものの、内蔵用記録媒体の容量に基づく撮像枚数を、撮像時に考慮して撮像する必要があり、上記容量の残量によっては十分な枚数の画像を撮像することが出来ない欠点がある。
また、デジタルカメラを借りる場所が限定されてしまうことや、自前のデジタルカメラを使用したとしても、特許文献1に記載された機能を有するシステムにある場所まで、画像データを内蔵用記録媒体から読み出すために、利用者がデジタルカメラを運ぶ必要がある。
【0011】
さらに、特許文献2に記載された技術は、デジタルカメラ以外にインターネットなどのネットワークへ接続する機能を有する携帯端末やパーソナルコンピュータを携帯する必要がある。
このため、利用者に対して、余分な機器を携帯したり、デジタルカメラ以外の機器の操作を行う等の手間がかかり、利用者にとって容易に使用できるシステムとは言い難い。
また、特許文献1と同様に、デジタルカメラの内蔵用記録媒体の容量の残量によっては十分な枚数の画像を撮像することが出来ない欠点がある。
【0012】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、利用者がデジタルカメラの内蔵用記録媒体の残量を気にしたり、この記録媒体から画像データを取り出すための余分な機器を携帯する必要がなく、容易に複数の利用者に画像データを容易に配布または配信する画像記録サーバ及び出力画像加工サーバを提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の撮像装置(例えば、撮像装置1)は、被写体を撮像してデジタル画像を形成する撮像装置であって、画像を撮像する撮像素子と、該撮像素子から出力される画像データを一時記憶する画像記憶部と、該画像記憶部に記憶された画像データを、無線を用いてネットワークに接続し、このネットワークを介して外部に設けられた記憶部に送信するインターフェースとを備えるため、外部の記憶部に撮像した画像データを、順次、転送して記憶させることにより、撮像装置内部に大容量の内蔵用記録媒体を設ける必要が無く、ユーザの金銭的な負担を無くし、またユーザが撮像装置の内蔵用記録媒体の容量の残りを気にすることなく、必要な枚数を撮像することが可能となり、さらに、内蔵用記録媒体から画像データを取り出すための余分な機器を携帯する必要がなくる。
【0014】
本発明の撮像装置は、撮像場所の位置情報を取得する位置情報取得部を備え、前記インターフェースが前記画像データに、この画像を撮像した位置情報を付加してネットワークに送信するため、後で撮像した画像データの整理を行う場合に、撮像場所の特定が画像データから可能であるため、撮像の履歴を一々残す手間が無くなり、容易に撮像場所を特定することが可能となる。
【0015】
本発明の画像記録サーバは、撮像装置により撮像された画像データを、ネットワークを介して、入力するインターフェースと、画像データに添付されたユーザの認証情報に対応して、このユーザの利用可能な記憶領域が設けられたユーザ領域とを備え、前記インターフェースが、添付された撮像の位置情報に対応付けて、前記画像データを前記記憶領域に記憶するため、上記位置情報に基づいて、認証情報に対応した記憶領域内に、撮像場所に対応した記憶領域を生成して、生成された記憶領域に画像データを記憶させるため、ユーザが一々撮像場所を特定して画像データを分類する必要が無くなり、ユーザが容易に分類された画像データを得ることが可能となる。
【0016】
本発明の画像記録サーバは、画像データに添付された認証情報と、認証情報保持部に記憶されている認証情報とを比較し、ユーザの認証を行うユーザ認証手段を備え、前記インターフェースがユーザの認証後、このユーザの画像データを前記記憶領域に記憶することにより、認証されたユーザのみがアクセス可能となるので、記憶された画像データを他人にアクセスされないセキュリティが得られる。
【0017】
本発明の画像記録サーバは、前記画像データの加工及び編集を行う店舗情報と、該店舗の位置情報とが記録された店舗データベースを備え、前記インターフェースが入力される位置情報の示す位置の近傍にある店舗を、前記店舗データベースから抽出して、ユーザに通知することにより、画像データの加工及び編集を行うことが可能な店舗をユーザが探す必要がなく、容易に通知された店舗に対して、加工及び編集を依頼することができる。
【0018】
本発明の出力画像加工サーバは、ネットワークを介して入力される、撮像装置で撮像された画像データを、一時的に保存するデータ一時保存部と、ユーザの選択する加工及び編集に従い、前記画像データに対して、加工及び編集処理を行い、この処理結果を変換画像データとして出力し、前記画像データの容量と加工及び編集処理の内容とにより、加工及び編集の料金を計算するデータ加工部とを有することにより、加工及び編集の内容及び手間に応じた料金を払うことで、加工及び編集に必要な特殊なソフトウェアを導入する負担が無くなり、また、コンピュータを有さないユーザも好みの状態に加工及び編集された画像データを得ることが可能となる。
【0019】
本発明の出力画像加工サーバは、前記変換画像データを所定の記録媒体に書き込み、該変換画像データの容量から書込料金を計算するデータ記録部を有することにより、記録媒体に書き込む装置をユーザが持つことなく、必要な枚数の記録媒体に必要な画像データを書き込むことが可能となるため、書き込むための装置を買う負担と、書込処理を行う手間を省くことができ、かつ、コンピュータを有しないユーザも、自身の撮像した画像データが書き込まれた記録媒体を得ることができる。
【0020】
本発明のプログラムは、撮像装置から入力される画像データをデータベースに記憶する画像記録サーバに、撮像装置により撮像された画像データを、ネットワークを介して、インターフェースにより入力するデータ入力手順と、前記データベースにおけるユーザの利用可能な記憶領域に、前記画像データに添付されたユーザの認証情報に対応して、この画像データを記憶させるデータ記録手順とを有し、前記インターフェースが、添付された撮像の位置情報に対応付けて、前記画像データを前記記憶領域に記憶させるためのプログラムである。
【0021】
本発明のプログラムは、撮像装置から入力される画像データの加工及び編集の処理を行う出力画像サーバに、ネットワークを介して入力される、撮像装置で撮像された画像データを、一時的にデータ一時保存部に保存させるデータ一時保存手順と、ユーザの選択する加工及び編集に従い、前記画像データに対して、加工及び編集処理を行い、この処理結果を変換画像データとして出力し、前記画像データの容量と加工及び編集処理の内容とにより、加工及び編集の料金を計算するデータ加工手順とを実行させるためのプログラムである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態である、撮像装置(デジタルカメラ),画像記録サーバ,出力画像加工サーバの構成および動作を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態である、撮像装置,画像記録サーバ,出力画像加工サーバを使用した撮像装置の画像データサービスシステムの構成を示す概念図である。
【0023】
図1において、撮像装置1は、ユーザの操作に基づき、撮像した画像の画像データを、静止画像であれば写真として一枚毎または複数枚毎に、動画であれば所定の時間単位毎(例えば、30秒毎)に、ネットワーク2を介して画像記録サーバ3へ転送する。
ここで、ネットワーク2は、インターネット,専用データ回線,公衆データ回線等からなる情報通信網である。
また、このとき、撮像装置1は、GPS(Global Positioning System)等により位置情報を検出し、この位置情報を上記画像データに添付して、画像記録サーバ3へ送信する。
【0024】
画像記録サーバ3は、上記画像データをネットワーク2を介して入力し、内部のデータベースにおいて、ユーザの認証情報(ユーザIDまたはパスワード等)に対応した記憶領域に、入力したデータを記憶する。
出力画像加工サーバ8は、コンビニエンスストアや、写真店等の店頭に設けられ、出力加工サーバ4と、撮像データ記録装置5とから構成されており、画像記録サーバ3から入力される画像データの加工及び編集を行い、加工及び編集が行われた画像データ(変換画像データ)を、記録媒体6(記録用可搬媒体であるCD−R,CD−RW,DVD−R,DVD−RAM等)に書き込む。
【0025】
ユーザは、上記記録媒体を店頭に取りに行くが、店が遠方にある場合、ネットワーク経由で、出力加工サーバ4から上記変換画像データをダウンロードするか、ネットワークに接続できないユーザに対しては、宅配便等の配送システムを利用する。
すなわち、発送センタ7は、出力画像加工サーバ8の設置された店舗の店頭に行けないユーザの要求に応じて、指定された店舗から、上記変換画像データが書き込まれた記録媒体6を受け取り、この記録媒体を対応するユーザに配送する。また、発送センタ7に店舗と同様に出力画像加工サーバ8を設け、直接、ユーザから画像データの変換画像データへの変換処理の注文を受け、画像記録サーバ3からユーザの指定する画像データを、ネットワーク2を介して入力し、出力画像加工サーバ8により、この画像データから変換画像データを生成して、この変換画像データを記録媒体6に記録し、記録された記録媒体6を注文したユーザに配送するようにしてもよい。
【0026】
次に、図2のブロック図を用いて、撮像装置1の構成を詳細に説明する。
撮像装置1は、デジタルカメラ(デジタル・スチル・カメラ及びデジタル・ビデオ・カメラ等)であり、撮像素子11,バッファ領域部12,認証情報保持部13,GPS14,通信インターフェース15,画像データ生成部16,内蔵時計17,表示部18及び操作部19を有している。
撮像素子11は、CCD(電荷結合素子)またはCMOS(相補型MOS)イメージセンサなどから構成され、操作部19からのユーザの操作に基づき、被写体の画像データを取得し、画像データ生成部16によりデータ形式を整え、バッファ領域部12へ画像データ(データ形式として、例えば、静止画であればJPEG形式、動画であればMPEG形式)を蓄積する。
また、撮像した時点で、表示部18に、画像データ生成部16によりデータ形式を整えた画像データが表示される。
【0027】
このバッファ領域部12は、従来のデジタルカメラの内蔵用記録媒体、または送信するまでに画像データを蓄積する専用メモリであり、撮像素子11が撮像して得た画像データを、この画像データを撮像した位置の位置情報及び撮像の日時を示す時刻情報とともに一時記憶する。
ここで、認証情報保持部13は、無線電波圏外における撮像や、データ送信に対応するために設けられており、本体から着脱可能な不揮発性のRAMや、内蔵用記録媒体として一般的なメモリカードでも良い。
【0028】
認証情報保持部13は、画像記録サーバ3における記憶領域(例えば、ユーザ領域部32)を指定するためのユーザの認証情報(1人のユーザが複数持つことが可能である)が記憶されている。
これにより、ユーザが他のユーザにデジタルカメラを譲渡する場合や、新たにユーザが他のデジタルカメラを入手した場合、手放すデジタルカメラの認証情報保持部13のユーザの認証情報を消去すれば、不正使用の防止となる。
また、認証情報保持部13は、ネットワーク2に接続するための、ユーザ認証情報・機器情報(デジタルカメラの認証番号、例えばMACアドレスなど)・暗号化のための情報が記憶されている。
【0029】
GPS14は、「Global Positioning System」であり、撮像装置1の位置を検出して位置情報として出力するとともに、時刻情報を出力している。
また、カメラが内蔵時計17を搭載している場合には、この内蔵時計から時刻情報を取得することが可能である。
ここで、撮像素子11は、撮像が行われる毎に、GPS14から位置情報を読み取り、この位置情報とともに、撮像した画像データをバッファ領域部12へ格納する。
これにより、各画像データには、撮像した場所の位置情報と、撮像した時間の時刻情報とのデータが添付されることになる。
【0030】
通信インターフェース15は、例えば、IEEE802.11b,802.11a規格に準拠した無線インターフェースであり、無線LANサービス等を用いて、インターネットや他のネットワークシステムへのアクセス及び接続が可能である。
また、通信インターフェース15は、ユーザから、画像記録サーバ3への画像データの転送要求が入力されると、バッファ領域部12に格納されている画像データ(撮像した場所の位置情報及び撮像した時間の時刻情報を含む)を、ユーザの認証情報を添付して画像記録サーバ3へネットワーク2を介して出力する。
上述の説明において省略したが、撮像装置1には液晶表示装置などの表示部18が設けられており、ユーザは撮像しようとする画像,及び撮像した画像の確認を行うとともに、各操作をこの表示部18に表示される指示により行うものとする。
【0031】
次に、図3のブロック図を用いて、画像記録サーバ3について説明する。
通信インターフェース31は、ネットワーク2を介して、上記画像データの送受信を行う。
認証部36は、記憶処理を開始する時点において入力される認証情報を、認証情報保持部33に格納されている複数の登録認証情報と、逐次比較して、この登録認証情報のなかに、上記認証情報と一致するものがあるか否かの判定を行う。
【0032】
この認証情報保持部33は、ユーザ領域部32の記憶領域の利用登録を行ったユーザの認証情報が登録認証情報として記録されている。
この認証情報の登録は、ユーザがパソコンでインターネット等を介して行っても良いし、また、デジタルカメラを販売店で購入する際に販売店経由にて行われても良い。
【0033】
ユーザ領域部32においては、認証情報保持部33に登録されているユーザの画像データが、ユーザの登録認証情報(ユーザの入力する認証情報)に対応した記憶領域(ホルダ)に記録されている。
すなわち、上記画像データは、添付されている位置情報に対応して分類された記憶領域(ホルダ)に、撮像された日時及び時刻を示す時刻情報とともに、ホルダ名・ファイル名決定部39により上記記憶領域にファイル単位(時刻情報がファイル名)で格納される。
ここで、画像データは、記憶領域に認証情報/位置情報/時刻情報の階層構造(例えば、ユーザID/撮像場所/というホルダの下に撮影日時をファイル名)として格納されることになる。
【0034】
使用料金演算部38は、ユーザ領域部32におけるユーザの使用している記憶領域(認証情報に対応した記憶領域)全体の使用料の演算を行い、演算結果を料金データベース35へ格納する。
すなわち、使用料金演算部38は、ユーザ領域部32において、ユーザの使用している記憶領域の容量と、使用時間とに基づいて、例えば、
「使用料」=α×「容量」×「使用時間」
の演算式により使用料を計算する。ここで、αは「円/(ビット・時)」の次元を有する所定の係数である。
また、使用料金演算部38は、一定期間毎(例えば、一ヶ月毎)に使用料を、料金データベース35へ順次積算して記憶させ、この積算された使用料の内訳を、ユーザに対して電子メールまたはダイレクトメールなどで通知し、銀行引き落としや銀行振り込みなどにより使用料の徴収を行う。
【0035】
店舗情報データベース34には、後に述べる出力画像加工サーバ8が設置されている写真店、コンビニエンスストア、発送センタ7などの店舗が、位置情報に対応して記録されている。
また、店舗検索部37は、ユーザからの位置情報に基づいて、上記店舗情報データベース34を検索し、この位置情報の示す位置の近傍にある店舗を、この店舗情報データベース34から抽出して、抽出された店舗をネットワーク2を介してユーザへ通知する。
例えば、ユーザは、旅行先で撮像して画像記録サーバ3へ格納した画像データを、自宅近傍の写真店に対して所定の編集作業を行わせ、加工後の画像データ(変換画像データ)が記憶されたCD−RやDVDを受け取りに行くことができる。
【0036】
次に、図4のブロック図を用いて、出力画像加工サーバ8について説明する。
通信インターフェース41は、ネットワーク2を介して、画像記録サーバ3から入力される画像データを、データ一時保存部42に格納する。
また、通信インターフェース41は、ネットワーク2を介して、撮像装置1から、ユーザによる編集作業等を指示する加工要求の受信を行う。
ここで、通信インターフェース41は、上記加工要求に添付された認証情報が登録されたものか否かを、この認証情報を画像記録サーバ3に送信して、画像記録サーバ3に認証情報の判定を指示する。
撮像装置接続部44は、ユーザが店舗に赴いた際に、認証処理を自動で行うために、ユーザの撮像装置1(デジタルカメラ等)を接続させるためのものである。
表示・操作部45は、ユーザにより、上記撮像装置接続部44に対して、撮像装置1が接続させられると、認証情報保持部33(図2参照)から認証情報を読み出し、この認証情報を画像記録サーバ3へ通信インターフェース41を介して送信し、認証処理の要求を行う。
また、表示・操作部45は、ユーザが撮像装置1を店舗に持ってこなかった場合、認証情報(ユーザIDまたはパスワード等)を入力することで、この認証情報を画像記録サーバ3へ通信インターフェース41を介して送信し、認証処理の要求を行う。
また、表示・操作部45は、ユーザの認証の正常終了後(画像記録サーバ3から認証されたことが通知された後)に、ユーザの入力処理により、データ一時保存部42に保存されている画像データの加工・編集方法の選択やこの画像データを書き込む記録媒体6の枚数の設定を行う。
【0037】
データ加工部43は、上記加工要求に従った加工処理、例えば、JPEG形式の静止画の画像データを、解像度を低くしたり、ユーザの指定するフォーマット形式GIF(登録商標)やPICT(登録商標)に変更したり、閲覧に必要なソフトウェアを添付したりする処理を行う。
また、データ加工部43は、上記加工要求に従った加工処理として、MPEG形式の動画の画像データに、文字データを挿入したり、不必要な部分を削除したり等の編集処理を行い、閲覧に必要なソフトウェアを添付する処理を行う。
【0038】
また、データ加工部43において行われる加工及び編集の処理としては、HTML形式の文書とリンクさせ、汎用的なブラウザで閲覧できるデータ形式としたり、PhotoCD用データへデータ形式を変換する。
【0039】
そして、撮像データ記録装置5は、加工及び編集が行われた変換画像データを、記録媒体6に書き込み、記憶した変換画像データの容量に基づき、上記書込料金の計算を行う。
ここで、ユーザは加工・編集及び記録媒体の料金を店舗に支払う。この加工・編集及び記録媒体の料金に対する支払い方法は、直接に店舗において支払っても、銀行振り込みなどで予め支払っても良い。
このとき、データ加工部43は、画像データの容量と加工及び編集方法とにより、画像を書き込む記録媒体6の枚数に応じて、加工及び編集の料金を計算する。
【0040】
次に、図1,図2,図5を参照して、本実施の形態における撮像装置の動作例を説明する。図5は、撮像装置1の動作例を示すフローチャートである。
電源が入力されると内部の各回路が初期化された後に、以下に示す所定の動作を開始する(ステップS1)。
そして、通信インターフェース15は、ホットスポットなどの無線LANサービスのアクセスポイントに対して、撮像装置1の現在の位置が無線LANによる無線通信の圏内であるか否かの判定を行い、圏内であると判定した場合、処理をステップS3へ進め、圏外であると判定した場合、処理をステップS5へ進める(ステップS2)。
【0041】
次に、認証情報保持部13は、通信圏内である場合、ユーザからのユーザID及びパスワード入力に基づいた、ユーザの認証処理が終了しているか否かの確認を行う。
すなわち、認証情報保持部13は、通信インターフェース15を介し、画像記録サーバ3に対して、処理を要求しているユーザの認証処理が終了しているか否かの問い合わせを行う。
このとき、画像記録サーバ3は、撮像装置1から入力される上記問い合わせに基づき、現時点で問い合わせのあったユーザの認証処理がすでに行われているか否かの回答通知を、撮像装置1へ送信する。
【0042】
そして、認証情報保持部13は、通信インターフェース15を介して入力された、画像記録サーバ3からの上記回答通知により、認証処理が終了していないことを確認した場合、処理をステップS4へ進め、認証処理が終了していることを確認した場合、処理をステップS5へ進める(ステップS3)。
次に、認証情報保持部13は、ユーザの認証処理が終了していない場合、画像記録サーバ3に対して、通信インターフェース15を介してユーザの認証情報を添付して認証処理の依頼通知を出力する。
そして、画像記録サーバ3において、すでに述べたように、認証部36は、記憶領域を使用するユーザの認証情報が、認証情報保持部33に記憶されているいずれかの登録認証情報と一致するか否かの判定を行い、ユーザの認証処理を行い、この認証結果を撮像装置1へ送信する(ステップS4)。
【0043】
次に、圏外であった場合と、認証処理が済み、画像データを記憶領域に記憶可能である場合、認証されてもいなくとも認証処理が終了した場合、撮像が開始可能となり、撮像動作が開始される(ステップS5)。
そして、通信インターフェース15は、ホットスポットなどの無線LANサービスのアクセスポイントに対して、撮像装置1の現在の位置が無線LANによる無線通信の圏内であるか否かの判定を行い、圏内でないと判定した場合、処理をステップS7へ進め、圏内であると判定した場合、処理をステップS8へ進める(ステップS6)。
次に、通信インターフェース15は、現在位置が通信圏内でない場合、撮像した画像データをバッファ領域部12に記憶させる(ステップS7)。
【0044】
一方、認証情報保持部13は、通信圏内である場合、通信インターフェース15を介して、ユーザの認証処理が終了しているか否かの確認を行う。
すなわち、認証情報保持部13は、内部に記憶されたログにより、ステップS3及びS4で認証処理が終了しているか否かの履歴を確認する。
そして、認証情報保持部13は、上記履歴により、認証処理が終了していないことを確認した場合、処理をステップS9へ進め、認証処理が終了していることを確認した場合、処理をステップS11へ進める(ステップS8)。
【0045】
次に、認証情報保持部13は、ステップS4と同様に、ユーザの認証処理が終了していない場合、画像記録サーバ3に対して、ユーザの認証情報を添付して認証処理の依頼通知を出力する。
そして、画像記録サーバ3において、認証部36は、記憶領域を使用するユーザの認証情報が、認証情報保持部33に記憶されているいずれかの登録認証情報と一致するか否かの判定を行い、ユーザの認証処理を行い、この認証結果を認証通知として撮像装置1へ送信する(ステップS9)。
【0046】
次に、認証情報保持部13は、上記履歴または認証通知に基づき、画像記録サーバ3におけるユーザの認証処理において、ユーザが問題なく認証されたか否かの判定を行う。
そして、認証情報保持部13は、正常に認証されたことを確認した場合、処理をステップS11へ進め、正常に認証がされなかったことを確認した場合、処理をステップS5へ戻し撮像を行う(ステップS10)。
【0047】
次に、通信インターフェース15は、バッファ領域部12に画像データが存在するか否かの検出を行う。
ここで、通信インターフェース15は、バッファ領域部12に画像データが存在することを検出した場合、処理をステップS12へ進め、バッファ領域部12に画像データが存在しないことを検出した場合、処理をステップS13へ進める(ステップS11)。
【0048】
そして、通信インターフェース15は、バッファ領域部12に格納されている画像データを、画像記録サーバ3へ送信し、送信した画像データをバッファ領域部12から削除する(ステップS12)。
次に、通信インターフェース15は、撮像素子11から出力される画像データ(静止画像であれば1枚分毎の画像データ,動画像であれば動画像データ)の送信を行う(ステップS13)。
そして、通信インターフェース15は、ユーザによる撮像処理が終了しているか否かの判定を行う。
ここで、通信インターフェース15は、例えば、デジタルカメラのレンズカバーが閉じられているか否かをセンサ等により検出して、撮像処理の終了を検出結果により判定し、終了と判定された場合、終了通知を画像記録サーバ3へ送信する(ステップS14)。
【0049】
また、上述した図5のフローチャートにおいては、通信インターフェース15が電源がオンされた時点または撮像直後の時点で、通信可能圏内にあるか否かの判定を行っているが、撮像動作のバックグラウンドにおいて、この撮像動作に並行して通信状態を監視して、通信圏内に入ったことが確認された時点で、認証処理及び画像データの送信を行うようにしても良い。
また、画像データを送信中に通信圏外となった場合、タイムアウトや送信のリトライの処理をバックグラウンドで行わせ、撮像中にユーザに無線LANの通信状態と画像データの送信の状態とを意識させない処理を行わせる。
【0050】
上述した処理により、本発明の撮像装置1は、ユーザが撮像した画像データ及び撮像中のデータを、無線の通信状態の良好な場所において直ちに画像記録サーバ3へ送信し、この画像データを画像記録サーバ3において記憶するため、内蔵用記録媒体に大容量のもの、または複数の内蔵用記録媒体を持つ必要が無く、ユーザに経済的に負荷を負わせることなく、また内蔵用記録媒体の容量の残りを気にすることもなくなる。
さらに、本発明の撮像装置1は、ユーザが内蔵用記録媒体から撮像した画像データを取り出すための余分な機器を携帯し、デジタルカメラ以外の機器の操作を行う必要が無くなり、十分な枚数の静止画または十分な時間の動画の画像データを容易に撮像することを可能とする。
【0051】
次に、図1,図3,図6を参照して、本実施の形態における画像記録サーバ3の動作例を説明する。図6は、画像記録サーバ3の動作例を示すフローチャートである。
撮像装置1から認証情報が入力されると(ステップS20)、認証部36は、この入力された認証情報と、認証情報保持部33に記憶された登録認証情報とを比較し、認証情報に一致する登録認証情報があるか否かの検出処理を行う(ステップS21)。
【0052】
すなわち、認証部36は、認証情報に一致する登録認証情報があることを検出した場合、認証が正常に行われたと判定し、一方、認証情報に一致する登録認証情報がないことを検出した場合、認証が正常に行われなかったと判定する。
そして、認証部36は、通信インターフェース31を介して、上記判定による認証結果を認証通知として、認証を依頼した(認証情報を送信した)撮像装置1へ送信する。
【0053】
また、認証部36は、認証情報保持部33において、認証処理が正常に行われた認証情報を一定時間(例えば、1時間)、認証履歴として記憶しておくため、すなわち、画像記録サーバ3は画像データの送信の無い状態が上記一定時間継続した場合、この一定時間の間に認証処理が終了したか否かの問い合わせが撮像装置1から送信されてきたとき、認証処理が正常に終了していれば(認証情報が記憶されていれば)、認証処理が終了していることを示す回答通知を出力し、認証処理が正常に終了していなければ(認証情報が記憶されていなければ)、認証処理が終了していないことを示す回答通知を出力し、認証が正常に行われたか否かを問い合わせに対して回答する。
【0054】
次に、通信インターフェース31は、認証が行われた撮像装置1からの画像データの受信を行い、ホルダ名・ファイル名決定部39へ出力する。
これにより、ホルダ名・ファイル名決定部39は、認証情報に対応した記憶領域を検索し(ステップS23)、この画像データに添付された位置情報に基づいて、この画像データをファイルとして格納するホルダ名を決定する(ステップS24)。
そして、ホルダ名・ファイル名決定部39は、画像データに添付された時刻情報に基づいて画像データのファイル名を決定する(ステップS25)。
【0055】
ここで、ホルダと、ファイル名との関係は、ホルダ名・ファイル名決定部39により、図7に示す階層構造により、ユーザ領域部32に格納される。
この図7において、あらかじめ生成されている認証情報に基づくホルダ(例えば、ユーザIDがホルダ名となっている)の下に、位置情報から求められる住所「○○市△△」のホルダが生成され、このホルダ内に、この○○市△△の住所の範囲で撮像された画像データのファイルが格納される。
【0056】
また、ホルダ名・ファイル名決定部39は、位置情報の住所が有名な場所の敷地に含まれていれば、すなわち、その有名な場所の敷地、例えば「□□××××ランド」の敷地内にあれば、ホルダの名称を住所でなく、その場所の名称として生成する。
画像データのファイルは、データ形式がJPEGであるとして、例えば、時刻情報において、画像を撮像した時間が2002年1月22日11時34分25秒であれば、「20020122113425.jpg」のファイル名となる。
【0057】
次に、ホルダ名・ファイル名決定部39は、認証情報に基づくホルダは、認証情報の登録時に生成されているため、位置情報に基づくホルダが生成されているか否かを、ユーザ領域部32を検索して、位置情報に対応する住所のホルダの有無を確認することにより判定する。
ここで、ホルダ名・ファイル名決定部39は、ユーザ領域部32において、位置情報に対応する住所のホルダが抽出されれば、ホルダがすでに生成済みとして処理をステップS28へ進め、一方、位置情報に対応する住所のホルダが抽出されなければ、ホルダがまだ生成されていないとして、処理をステップS27へ進める(ステップS26)。
【0058】
次に、ホルダ名・ファイル名決定部39は、位置情報に対応する住所のホルダが抽出されなければ、この位置情報に対応するホルダの生成を行う(ステップS27)。
そして、ホルダ名・ファイル名決定部39は、時刻情報に基づいて、ステップS25において作成した画像データのファイルを、この画像データの撮像された位置情報に対応したホルダに格納する(ステップS28)。
次に、ホルダ名・ファイル名決定部39は、撮像装置からの撮像処理の終了を示す終了通知が入力されたか否かの判定を行い、入力されていなければ処理をステップS23へ戻し、一方、入力されていれば処理を終了する(ステップS29)。
また、認証部36は、一定時間を越えて画像データが入力されないとき、対応する撮像装置1の認証情報の認証履歴を削除し、次回画像データが送信されてきた場合、再度の認証処理を行うようにする。
【0059】
次に、図1,図2,図3及び図8を参照して、ユーザの操作する撮像装置1と、画像記録サーバ3とのデータの送受信の動作例を説明する。図8は、ユーザの操作する撮像装置1と、画像記録サーバ3とのデータの送受信の動作例を示すフローチャートである。
ユーザは、撮像装置1により、画像データの加工及び編集の処理を依頼するため、撮像装置1に登録された自宅の住所(位置情報)またはGPS14による現在地の位置情報のいずれかと、自身の認証情報とを、店舗の問い合わせ情報とともに、画像記録サーバ3に送信する(ステップS31)。
【0060】
これにより、認証部36の認証情報の認証処理の後、店舗検索部37は、入力された位置情報の場所に最も近傍にある、出力画像加工サーバ8の設置された店舗を、店舗情報データベース34において検索し、抽出して(ステップS32,ステップS33)、検索された店舗の店舗情報(住所,電話番号等)を問い合わせたユーザの撮像装置1へ送信する(ステップS34)。
そして、ユーザは、撮像装置1により、上記店舗情報を受信/入力し(ステップS35)、店舗の場所が気に入らなければ、処理をステップS31に戻して、再度、店舗の問い合わせを行い、店舗の場所が気に入れば処理をステップS37へ進める(ステップS36)。
【0061】
次に、ユーザは、撮像装置1により、加工及び編集処理を要求する画像データのファイル名、またはホルダ名を指定し、対応する店舗の出力画像加工サーバ8への画像データのファイルの送信指示(データ送信指示)を、記録画像サーバ3へ出力する(ステップS37)。
そして、ホルダ名・ファイル名決定部39は、通信インターフェース31を介して、上記データ送信指示が入力されると、指定された、ファイル名の画像データ、またはホルダ名のホルダに含まれる画像データを、出力画像加工サーバ8へ送信する(ステップS38)。
ここで、加工及び編集処理を要求する画像データを、一旦、全て出力画像加工サーバ4へ転送させて、後で店舗に赴いてから、対象となる画像を選択しても良い。
【0062】
ここで、ホルダ名・ファイル名決定部39は、指定された画像データのファイルが全て送信されたか否かの判定を行い、全て送信されていなければ、処理をステップS38へ戻し、送信処理を継続させ、一方、全て送信されていれば、処理をステップS40へ進める(ステップS39)。
そして、ホルダ名・ファイル名決定部39は、画像データの転送が全て終了した場合、送信が終了したことをユーザの撮像装置1へ通知する(ステップS40)。
【0063】
これにより、ユーザは、撮像装置1が画像データの送信が終了したことを示す通知を、画像記録サーバ3から受信すると、加工及び編集処理を依頼するため、認証情報を送信することにより、検索された店舗の出力画像加工サーバ8へのアクセスを行う(ステップS41)。
【0064】
次に、図1,図2,図4及び図9を参照して、ユーザの操作する撮像装置1と、出力画像加工サーバ8とのデータの送受信の動作例を説明する。
図9は、図8のフローチャートにより、事前に、画像記録サーバ3から出力画像加工サーバ8へ、画像データが送信された場合の、ユーザの操作する撮像装置1と、出力画像加工サーバ8とのデータの送受信の動作例を示すフローチャートである。
【0065】
通信インターフェース41は、画像記録サーバ3から画像データを入力し(ステップS51)、この画像データをデータ一時保存部42へ一時的に保存する(ステップS52)。
次に、撮像装置接続部44は、通信インターフェース41を介して、画像記録サーバ3に対して、処理を要求しているユーザの認証処理が終了しているか否かの問い合わせを行う。
このとき、画像記録サーバ3は、出力画像加工サーバ8から入力される上記問い合わせに基づき、現時点で問い合わせのあったユーザの認証処理がすでに行われているか否かの回答通知を、出力画像加工サーバ8へ送信する。
これにより、撮像装置接続部44は、この回答通知に基づき、認証が行われているか否かの判定を行い、認証が行われていれば処理をステップS53へ進め、認証が行われていなければ処理をステップS54へ進める(ステップS53)。
【0066】
次に、撮像装置接続部44は、ユーザの認証処理が終了していない場合、画像記録サーバ3に対して、ユーザの認証情報を添付した、認証処理を要求する依頼通知を出力する。
そして、画像記録サーバ3において、認証部36は、記憶領域を使用するユーザの認証情報が、認証情報保持部33に記憶されているいずれかの登録認証情報と一致するか否かの判定を行い、ユーザの認証処理を行い、この認証結果を認証通知として撮像装置1へ送信する(ステップS54)。
【0067】
次に、ユーザは、撮像装置1により、出力画像加工サーバ8に対して、加工及び編集を行う画像データの選択を行い、記録する記録媒体6の枚数を指定する。(ステップS55)。
そして、ユーザは、撮像装置1により、加工及び編集の操作内容を、撮像装置1の表示画面に表示された選択画面から選択し、出力画像加工サーバ8に対して、加工及び編集情報として送信する。
これにより、データ加工部43は、データ一時保存部42に記憶されている画像データに対して、上記選択された加工及び編集の処理を行う(ステップS56)。
【0068】
次に、撮像データ記録装置5は、データ一時保存部42に記憶されている、加工及び編集の終了した変換画像データを、記録媒体6に書き込む(ステップS57)。
そして、撮像データ記録装置5は、変換画像データが、設定された枚数の記録媒体6に書き込まれたか否かの判定を行い、書込が終了していなければ、処理をステップS57へ戻して書込処理を継続させ、書込が終了していれば、書込処理を終了させる(ステップS58)。
【0069】
上述した構成により、本願発明の画像記録サーバ3は、入力された画像データを、ユーザの認証情報(ホルダ)/撮像した位置情報(ホルダ)/撮像した画像データ(時刻情報を名称としたファイル)の階層構造に分類して、画像データをユーザ領域部32に記憶していくため、ユーザ自身が、撮像した画像データを整理する必要がなく、ユーザの負担を軽くすることが可能となる。
【0070】
次に、図1,図2,図3,図4及び図10を参照して、ユーザの操作する撮像装置1と、出力画像加工サーバ8とのデータの送受信の動作例を説明する。
図10は、直接ユーザが、店舗情報データベース34から抽出された店舗に行き、加工及び編集の処理を依頼する場合の、出力画像加工サーバ8の動作例を示すフローチャートである。
撮像装置接続部44は、入力されるユーザの認証情報を添付して、認証処理の依頼通知を出力する。
【0071】
画像記録サーバ3において、認証部36は、記憶領域を使用するユーザの認証情報が、認証情報保持部33に記憶されているいずれかの登録認証情報と一致するか否かの判定を行い、ユーザの認証処理を行い、この認証結果を認証通知として出力画像加工サーバ8へ送信する。
そして、撮像装置接続部44は、入力される認証通知により、認証を行う(ステップS61)
【0072】
認証された後、撮像装置接続部44は、通信インターフェース41を介して、ユーザの撮像した画像データの送信を要求するため、この画像データの送信を指示する要求信号を画像記録サーバ3へ送信する。
これにより、通信インターフェース41は、ユーザ領域部32から読み出された画像ファイルを、受信入力し(ステップS62)、この画像データを一時記憶部42へ一時的に保存する(ステップS63)。
そして、ユーザは、撮像装置1により、出力画像加工サーバ8に対して、加工及び編集を行う画像データの選択を行い、記録する記録媒体6の枚数を指定する。(ステップS64)。
【0073】
データ加工部43は、データ一時保存部42に記憶されている画像データに対して、上記選択された加工及び編集の処理を行う(ステップS65)。
次に、撮像データ記録装置5は、データ一時保存部42に記憶されている、加工及び編集の終了した変換画像データを、記録媒体6に書き込む(ステップS66)。
そして、撮像データ記録装置5は、変換画像データが、設定された枚数の記録媒体6に書き込まれたか否かの判定を行い、書込が終了していなければ、処理をステップS66へ戻して書込処理を継続させ、書込が終了していれば、書込処理を終了させる(ステップS67)。
【0074】
上述したように、本発明の出力画像加工サーバ8は、ユーザの指示に対応して、画像データを加工及び編集を行い、加工後の加工画像データを記録媒体へ書込処理するため、ユーザが加工及び編集用のソフトウェアを持つ必要が無く、かつパーソナルコンピュータを持たないユーザも加工及び編集が行え、デジタルカメラで撮像したデジタルの画像データを有効に利用することが可能となる。
【0075】
次に、本発明の実施の形態によるコンピュータが実行するためのプログラムについて説明する。
図2,3,4各々における撮像装置1,画像記録サーバ3,出力画像加工サーバ8におけるコンピュータシステムのCPUが実行するためのプログラムは、本発明によるプログラムを構成する。
このプログラムを格納するための記録媒体としては、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ、磁気記録媒体等を用いることができ、これらをROM、RAM、CD−ROM、フレキシブルディスク、メモリカード等に構成して用いてよい。
【0076】
また上記記録媒体は、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部のRAM等の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持するものも含まれる。
また上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから伝送媒体を介して、あるいは伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されるものであってもよい。上記伝送媒体とは、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体をいうものとする。
【0077】
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0078】
従って、このプログラムを図2,3,4のシステム又は装置とは異なるシステム又は装置において用い、そのシステム又は装置のコンピュータがこのプログラムを実行することによっても、上記実施の形態で説明した機能及び効果と同等の機能及び効果を得ることができ、本発明の目的を達成することができる。
【0079】
以上、本発明の一実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタルカメラ,画像記録サーバ,出力画像加工サーバを使用した画像データ処理システムの一実施形態である。
【図2】図1の撮像装置1の構成を示すブロック図である。
【図3】図1の画像記録サーバ3の構成を示すブロック図である。
【図4】図1の出力画像加工サーバ8の構成を示すブロック図である。
【図5】図1の撮像装置1の動作例を示すフローチャートである。
【図6】図1の画像記録サーバ3の動作例を示すフローチャートである。
【図7】図3におけるユーザ領域部32の記憶領域の構成を示す概念図である。
【図8】撮像装置1と画像記録サーバ3とにおける、データの送受信の動作例を示すフローチャートである。
【図9】出力画像加工サーバ8の動作例を示すフローチャートである。
【図10】出力画像加工サーバ8の動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…撮像装置,2…ネットワーク,3…画像記録サーバ,4…出力加工サーバ,5…撮像データ記録装置,6…記録媒体,7…発送センタ,8…出力画像加工サーバ,11…撮像装置,12…バッファ領域部,13…認証情報保持部,14…GPS,15…通信インターフェース,18…表示部,31…通信インターフェース,32…ユーザ領域部,33…認証情報保持部,34…店舗情報データベース,41…通信インターフェース,42…データ一時保存部,43…データ加工部
【発明の属する技術分野】
本発明はネットワークに接続されたデータベースに対して、ユーザが撮像装置により撮像した静止画像データ及び動画像データの書込及び読出処理を行う画像データ記録システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、静止画像や動画像を作成・記録するデジタル・スチル・カメラ及びデジタル・ビデオ・カメラ(以下、総称してデジタルカメラ、請求項においては撮像装置)が、画素数が増加して画像の精細化が進んできており、また取り扱いの容易さにより広く普及してきている。
すなわち、デジタルカメラは、現像を要する従来のフィルム式カメラに比較して、撮像した画像をその場で確認することができ、撮像した画像データがデジタルデータであるため、メモリなどの記録媒体に、半永久的に保存が可能であり、また、撮像した画像の複製を容易に作成することが可能である。
【0003】
しかしながら、デジタルカメラは、画像データの加工及び閲覧を行おうとすると、編集・加工用のソフトウェアがインストールされたコンピュータ等が必要となる。
すなわち、デジタルカメラの画像データがデジタルデータであるため、画像データの加工・編集が容易にできる一方、この画像データを閲覧し、編集・加工するために、編集・加工用の機能を有するツールが必要となり、このツールを揃えることがユーザにとって大きな負担となる。
【0004】
また、デジタルカメラは、撮像した画像データを大量に蓄積させるために、高価な記録媒体を必要とする。
デジタルカメラは、画像の記録にフィルムを使用する訳ではなく、デジタルデータを蓄える内蔵用記録媒体を用いるが、フィルムに比較すると高価であり、一般のユーザが複数を保有することはコスト的に大きな負担となる。
また、デジタルカメラの内蔵用記録媒体は、比較的に小容量のものが多く、高画質・高解像度で撮像を行う場合、従来のフィルム式カメラと同様に、撮像時に残りの撮像可能枚数を確認する必要がある。
【0005】
さらに、上述したように、デジタルカメラの内蔵用記録媒体の容量が少ないため、撮像した画像データを内蔵用記録媒体から、他の大容量の記録媒体、例えば、CD−R,DVD−R,DVD−RAM等に退避させて置くことが必要となる。しかしながら、上述した大容量の記録媒体に格納させるため、専用の書込/読出装置及びソフトウェアが必要となり、価格的な負担が大きくなる。
そして、大容量の記録媒体に画像データを書き込む処理に手間がかかり、撮像した場所や日時に対応させて整理するために、多くの時間を浪費することとなる。
【0006】
また、画像データを処理するツール(編集加工用ソフトウェアがインストールされたコンピュータ、大容量の記録媒体の書込/読出装置等)を保有するユーザであっても、
・加工・編集する時間がない
・画像データを整理する時間がない
・デジタルカメラ内蔵用の記録媒体を複数購入する余裕がない
等の理由で、撮像したままの状態でデジタルカメラの内蔵用記録媒体に、画像データを残しておくユーザや、撮像場所や日時にかかわらず、とにかく記憶させておくだけのユーザも多く、デジタルデータの利点を用いて、画像データの整理を有効に行うことのできないユーザも多い。
【0007】
上述したような問題を解決するため、デジタルカメラを利用して撮像した画像データを提供するシステムとして、以下に示すシステムがある。
例えば、遊園地やテーマパークなどでデジタルカメラを借り、撮像を行い、返却時にデジタルカメラで撮像したデータを別の記録媒体(CD−R等)に書き込んでもらい提供してもらったり、インターネットなどのネットワークを介して、画像データを配信してもらうシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
また、デジタルカメラを用いて撮像した画像データを配信・記録するシステムとして、以下に示すシステムがある。
デジタルカメラを用いて撮像した画像データを、その場において別の記録媒体に複製する機能、及びインターネット上においてウェブページとして公開する機能を有するため、複数の利用者に画像データを容易に配布または配信することができる(例えば、特許文献2参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−297753号公報
【特許文献2】
特開2002−328870号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、ネットワーク経由で画像データの受け渡しができるものの、内蔵用記録媒体の容量に基づく撮像枚数を、撮像時に考慮して撮像する必要があり、上記容量の残量によっては十分な枚数の画像を撮像することが出来ない欠点がある。
また、デジタルカメラを借りる場所が限定されてしまうことや、自前のデジタルカメラを使用したとしても、特許文献1に記載された機能を有するシステムにある場所まで、画像データを内蔵用記録媒体から読み出すために、利用者がデジタルカメラを運ぶ必要がある。
【0011】
さらに、特許文献2に記載された技術は、デジタルカメラ以外にインターネットなどのネットワークへ接続する機能を有する携帯端末やパーソナルコンピュータを携帯する必要がある。
このため、利用者に対して、余分な機器を携帯したり、デジタルカメラ以外の機器の操作を行う等の手間がかかり、利用者にとって容易に使用できるシステムとは言い難い。
また、特許文献1と同様に、デジタルカメラの内蔵用記録媒体の容量の残量によっては十分な枚数の画像を撮像することが出来ない欠点がある。
【0012】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、利用者がデジタルカメラの内蔵用記録媒体の残量を気にしたり、この記録媒体から画像データを取り出すための余分な機器を携帯する必要がなく、容易に複数の利用者に画像データを容易に配布または配信する画像記録サーバ及び出力画像加工サーバを提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の撮像装置(例えば、撮像装置1)は、被写体を撮像してデジタル画像を形成する撮像装置であって、画像を撮像する撮像素子と、該撮像素子から出力される画像データを一時記憶する画像記憶部と、該画像記憶部に記憶された画像データを、無線を用いてネットワークに接続し、このネットワークを介して外部に設けられた記憶部に送信するインターフェースとを備えるため、外部の記憶部に撮像した画像データを、順次、転送して記憶させることにより、撮像装置内部に大容量の内蔵用記録媒体を設ける必要が無く、ユーザの金銭的な負担を無くし、またユーザが撮像装置の内蔵用記録媒体の容量の残りを気にすることなく、必要な枚数を撮像することが可能となり、さらに、内蔵用記録媒体から画像データを取り出すための余分な機器を携帯する必要がなくる。
【0014】
本発明の撮像装置は、撮像場所の位置情報を取得する位置情報取得部を備え、前記インターフェースが前記画像データに、この画像を撮像した位置情報を付加してネットワークに送信するため、後で撮像した画像データの整理を行う場合に、撮像場所の特定が画像データから可能であるため、撮像の履歴を一々残す手間が無くなり、容易に撮像場所を特定することが可能となる。
【0015】
本発明の画像記録サーバは、撮像装置により撮像された画像データを、ネットワークを介して、入力するインターフェースと、画像データに添付されたユーザの認証情報に対応して、このユーザの利用可能な記憶領域が設けられたユーザ領域とを備え、前記インターフェースが、添付された撮像の位置情報に対応付けて、前記画像データを前記記憶領域に記憶するため、上記位置情報に基づいて、認証情報に対応した記憶領域内に、撮像場所に対応した記憶領域を生成して、生成された記憶領域に画像データを記憶させるため、ユーザが一々撮像場所を特定して画像データを分類する必要が無くなり、ユーザが容易に分類された画像データを得ることが可能となる。
【0016】
本発明の画像記録サーバは、画像データに添付された認証情報と、認証情報保持部に記憶されている認証情報とを比較し、ユーザの認証を行うユーザ認証手段を備え、前記インターフェースがユーザの認証後、このユーザの画像データを前記記憶領域に記憶することにより、認証されたユーザのみがアクセス可能となるので、記憶された画像データを他人にアクセスされないセキュリティが得られる。
【0017】
本発明の画像記録サーバは、前記画像データの加工及び編集を行う店舗情報と、該店舗の位置情報とが記録された店舗データベースを備え、前記インターフェースが入力される位置情報の示す位置の近傍にある店舗を、前記店舗データベースから抽出して、ユーザに通知することにより、画像データの加工及び編集を行うことが可能な店舗をユーザが探す必要がなく、容易に通知された店舗に対して、加工及び編集を依頼することができる。
【0018】
本発明の出力画像加工サーバは、ネットワークを介して入力される、撮像装置で撮像された画像データを、一時的に保存するデータ一時保存部と、ユーザの選択する加工及び編集に従い、前記画像データに対して、加工及び編集処理を行い、この処理結果を変換画像データとして出力し、前記画像データの容量と加工及び編集処理の内容とにより、加工及び編集の料金を計算するデータ加工部とを有することにより、加工及び編集の内容及び手間に応じた料金を払うことで、加工及び編集に必要な特殊なソフトウェアを導入する負担が無くなり、また、コンピュータを有さないユーザも好みの状態に加工及び編集された画像データを得ることが可能となる。
【0019】
本発明の出力画像加工サーバは、前記変換画像データを所定の記録媒体に書き込み、該変換画像データの容量から書込料金を計算するデータ記録部を有することにより、記録媒体に書き込む装置をユーザが持つことなく、必要な枚数の記録媒体に必要な画像データを書き込むことが可能となるため、書き込むための装置を買う負担と、書込処理を行う手間を省くことができ、かつ、コンピュータを有しないユーザも、自身の撮像した画像データが書き込まれた記録媒体を得ることができる。
【0020】
本発明のプログラムは、撮像装置から入力される画像データをデータベースに記憶する画像記録サーバに、撮像装置により撮像された画像データを、ネットワークを介して、インターフェースにより入力するデータ入力手順と、前記データベースにおけるユーザの利用可能な記憶領域に、前記画像データに添付されたユーザの認証情報に対応して、この画像データを記憶させるデータ記録手順とを有し、前記インターフェースが、添付された撮像の位置情報に対応付けて、前記画像データを前記記憶領域に記憶させるためのプログラムである。
【0021】
本発明のプログラムは、撮像装置から入力される画像データの加工及び編集の処理を行う出力画像サーバに、ネットワークを介して入力される、撮像装置で撮像された画像データを、一時的にデータ一時保存部に保存させるデータ一時保存手順と、ユーザの選択する加工及び編集に従い、前記画像データに対して、加工及び編集処理を行い、この処理結果を変換画像データとして出力し、前記画像データの容量と加工及び編集処理の内容とにより、加工及び編集の料金を計算するデータ加工手順とを実行させるためのプログラムである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態である、撮像装置(デジタルカメラ),画像記録サーバ,出力画像加工サーバの構成および動作を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態である、撮像装置,画像記録サーバ,出力画像加工サーバを使用した撮像装置の画像データサービスシステムの構成を示す概念図である。
【0023】
図1において、撮像装置1は、ユーザの操作に基づき、撮像した画像の画像データを、静止画像であれば写真として一枚毎または複数枚毎に、動画であれば所定の時間単位毎(例えば、30秒毎)に、ネットワーク2を介して画像記録サーバ3へ転送する。
ここで、ネットワーク2は、インターネット,専用データ回線,公衆データ回線等からなる情報通信網である。
また、このとき、撮像装置1は、GPS(Global Positioning System)等により位置情報を検出し、この位置情報を上記画像データに添付して、画像記録サーバ3へ送信する。
【0024】
画像記録サーバ3は、上記画像データをネットワーク2を介して入力し、内部のデータベースにおいて、ユーザの認証情報(ユーザIDまたはパスワード等)に対応した記憶領域に、入力したデータを記憶する。
出力画像加工サーバ8は、コンビニエンスストアや、写真店等の店頭に設けられ、出力加工サーバ4と、撮像データ記録装置5とから構成されており、画像記録サーバ3から入力される画像データの加工及び編集を行い、加工及び編集が行われた画像データ(変換画像データ)を、記録媒体6(記録用可搬媒体であるCD−R,CD−RW,DVD−R,DVD−RAM等)に書き込む。
【0025】
ユーザは、上記記録媒体を店頭に取りに行くが、店が遠方にある場合、ネットワーク経由で、出力加工サーバ4から上記変換画像データをダウンロードするか、ネットワークに接続できないユーザに対しては、宅配便等の配送システムを利用する。
すなわち、発送センタ7は、出力画像加工サーバ8の設置された店舗の店頭に行けないユーザの要求に応じて、指定された店舗から、上記変換画像データが書き込まれた記録媒体6を受け取り、この記録媒体を対応するユーザに配送する。また、発送センタ7に店舗と同様に出力画像加工サーバ8を設け、直接、ユーザから画像データの変換画像データへの変換処理の注文を受け、画像記録サーバ3からユーザの指定する画像データを、ネットワーク2を介して入力し、出力画像加工サーバ8により、この画像データから変換画像データを生成して、この変換画像データを記録媒体6に記録し、記録された記録媒体6を注文したユーザに配送するようにしてもよい。
【0026】
次に、図2のブロック図を用いて、撮像装置1の構成を詳細に説明する。
撮像装置1は、デジタルカメラ(デジタル・スチル・カメラ及びデジタル・ビデオ・カメラ等)であり、撮像素子11,バッファ領域部12,認証情報保持部13,GPS14,通信インターフェース15,画像データ生成部16,内蔵時計17,表示部18及び操作部19を有している。
撮像素子11は、CCD(電荷結合素子)またはCMOS(相補型MOS)イメージセンサなどから構成され、操作部19からのユーザの操作に基づき、被写体の画像データを取得し、画像データ生成部16によりデータ形式を整え、バッファ領域部12へ画像データ(データ形式として、例えば、静止画であればJPEG形式、動画であればMPEG形式)を蓄積する。
また、撮像した時点で、表示部18に、画像データ生成部16によりデータ形式を整えた画像データが表示される。
【0027】
このバッファ領域部12は、従来のデジタルカメラの内蔵用記録媒体、または送信するまでに画像データを蓄積する専用メモリであり、撮像素子11が撮像して得た画像データを、この画像データを撮像した位置の位置情報及び撮像の日時を示す時刻情報とともに一時記憶する。
ここで、認証情報保持部13は、無線電波圏外における撮像や、データ送信に対応するために設けられており、本体から着脱可能な不揮発性のRAMや、内蔵用記録媒体として一般的なメモリカードでも良い。
【0028】
認証情報保持部13は、画像記録サーバ3における記憶領域(例えば、ユーザ領域部32)を指定するためのユーザの認証情報(1人のユーザが複数持つことが可能である)が記憶されている。
これにより、ユーザが他のユーザにデジタルカメラを譲渡する場合や、新たにユーザが他のデジタルカメラを入手した場合、手放すデジタルカメラの認証情報保持部13のユーザの認証情報を消去すれば、不正使用の防止となる。
また、認証情報保持部13は、ネットワーク2に接続するための、ユーザ認証情報・機器情報(デジタルカメラの認証番号、例えばMACアドレスなど)・暗号化のための情報が記憶されている。
【0029】
GPS14は、「Global Positioning System」であり、撮像装置1の位置を検出して位置情報として出力するとともに、時刻情報を出力している。
また、カメラが内蔵時計17を搭載している場合には、この内蔵時計から時刻情報を取得することが可能である。
ここで、撮像素子11は、撮像が行われる毎に、GPS14から位置情報を読み取り、この位置情報とともに、撮像した画像データをバッファ領域部12へ格納する。
これにより、各画像データには、撮像した場所の位置情報と、撮像した時間の時刻情報とのデータが添付されることになる。
【0030】
通信インターフェース15は、例えば、IEEE802.11b,802.11a規格に準拠した無線インターフェースであり、無線LANサービス等を用いて、インターネットや他のネットワークシステムへのアクセス及び接続が可能である。
また、通信インターフェース15は、ユーザから、画像記録サーバ3への画像データの転送要求が入力されると、バッファ領域部12に格納されている画像データ(撮像した場所の位置情報及び撮像した時間の時刻情報を含む)を、ユーザの認証情報を添付して画像記録サーバ3へネットワーク2を介して出力する。
上述の説明において省略したが、撮像装置1には液晶表示装置などの表示部18が設けられており、ユーザは撮像しようとする画像,及び撮像した画像の確認を行うとともに、各操作をこの表示部18に表示される指示により行うものとする。
【0031】
次に、図3のブロック図を用いて、画像記録サーバ3について説明する。
通信インターフェース31は、ネットワーク2を介して、上記画像データの送受信を行う。
認証部36は、記憶処理を開始する時点において入力される認証情報を、認証情報保持部33に格納されている複数の登録認証情報と、逐次比較して、この登録認証情報のなかに、上記認証情報と一致するものがあるか否かの判定を行う。
【0032】
この認証情報保持部33は、ユーザ領域部32の記憶領域の利用登録を行ったユーザの認証情報が登録認証情報として記録されている。
この認証情報の登録は、ユーザがパソコンでインターネット等を介して行っても良いし、また、デジタルカメラを販売店で購入する際に販売店経由にて行われても良い。
【0033】
ユーザ領域部32においては、認証情報保持部33に登録されているユーザの画像データが、ユーザの登録認証情報(ユーザの入力する認証情報)に対応した記憶領域(ホルダ)に記録されている。
すなわち、上記画像データは、添付されている位置情報に対応して分類された記憶領域(ホルダ)に、撮像された日時及び時刻を示す時刻情報とともに、ホルダ名・ファイル名決定部39により上記記憶領域にファイル単位(時刻情報がファイル名)で格納される。
ここで、画像データは、記憶領域に認証情報/位置情報/時刻情報の階層構造(例えば、ユーザID/撮像場所/というホルダの下に撮影日時をファイル名)として格納されることになる。
【0034】
使用料金演算部38は、ユーザ領域部32におけるユーザの使用している記憶領域(認証情報に対応した記憶領域)全体の使用料の演算を行い、演算結果を料金データベース35へ格納する。
すなわち、使用料金演算部38は、ユーザ領域部32において、ユーザの使用している記憶領域の容量と、使用時間とに基づいて、例えば、
「使用料」=α×「容量」×「使用時間」
の演算式により使用料を計算する。ここで、αは「円/(ビット・時)」の次元を有する所定の係数である。
また、使用料金演算部38は、一定期間毎(例えば、一ヶ月毎)に使用料を、料金データベース35へ順次積算して記憶させ、この積算された使用料の内訳を、ユーザに対して電子メールまたはダイレクトメールなどで通知し、銀行引き落としや銀行振り込みなどにより使用料の徴収を行う。
【0035】
店舗情報データベース34には、後に述べる出力画像加工サーバ8が設置されている写真店、コンビニエンスストア、発送センタ7などの店舗が、位置情報に対応して記録されている。
また、店舗検索部37は、ユーザからの位置情報に基づいて、上記店舗情報データベース34を検索し、この位置情報の示す位置の近傍にある店舗を、この店舗情報データベース34から抽出して、抽出された店舗をネットワーク2を介してユーザへ通知する。
例えば、ユーザは、旅行先で撮像して画像記録サーバ3へ格納した画像データを、自宅近傍の写真店に対して所定の編集作業を行わせ、加工後の画像データ(変換画像データ)が記憶されたCD−RやDVDを受け取りに行くことができる。
【0036】
次に、図4のブロック図を用いて、出力画像加工サーバ8について説明する。
通信インターフェース41は、ネットワーク2を介して、画像記録サーバ3から入力される画像データを、データ一時保存部42に格納する。
また、通信インターフェース41は、ネットワーク2を介して、撮像装置1から、ユーザによる編集作業等を指示する加工要求の受信を行う。
ここで、通信インターフェース41は、上記加工要求に添付された認証情報が登録されたものか否かを、この認証情報を画像記録サーバ3に送信して、画像記録サーバ3に認証情報の判定を指示する。
撮像装置接続部44は、ユーザが店舗に赴いた際に、認証処理を自動で行うために、ユーザの撮像装置1(デジタルカメラ等)を接続させるためのものである。
表示・操作部45は、ユーザにより、上記撮像装置接続部44に対して、撮像装置1が接続させられると、認証情報保持部33(図2参照)から認証情報を読み出し、この認証情報を画像記録サーバ3へ通信インターフェース41を介して送信し、認証処理の要求を行う。
また、表示・操作部45は、ユーザが撮像装置1を店舗に持ってこなかった場合、認証情報(ユーザIDまたはパスワード等)を入力することで、この認証情報を画像記録サーバ3へ通信インターフェース41を介して送信し、認証処理の要求を行う。
また、表示・操作部45は、ユーザの認証の正常終了後(画像記録サーバ3から認証されたことが通知された後)に、ユーザの入力処理により、データ一時保存部42に保存されている画像データの加工・編集方法の選択やこの画像データを書き込む記録媒体6の枚数の設定を行う。
【0037】
データ加工部43は、上記加工要求に従った加工処理、例えば、JPEG形式の静止画の画像データを、解像度を低くしたり、ユーザの指定するフォーマット形式GIF(登録商標)やPICT(登録商標)に変更したり、閲覧に必要なソフトウェアを添付したりする処理を行う。
また、データ加工部43は、上記加工要求に従った加工処理として、MPEG形式の動画の画像データに、文字データを挿入したり、不必要な部分を削除したり等の編集処理を行い、閲覧に必要なソフトウェアを添付する処理を行う。
【0038】
また、データ加工部43において行われる加工及び編集の処理としては、HTML形式の文書とリンクさせ、汎用的なブラウザで閲覧できるデータ形式としたり、PhotoCD用データへデータ形式を変換する。
【0039】
そして、撮像データ記録装置5は、加工及び編集が行われた変換画像データを、記録媒体6に書き込み、記憶した変換画像データの容量に基づき、上記書込料金の計算を行う。
ここで、ユーザは加工・編集及び記録媒体の料金を店舗に支払う。この加工・編集及び記録媒体の料金に対する支払い方法は、直接に店舗において支払っても、銀行振り込みなどで予め支払っても良い。
このとき、データ加工部43は、画像データの容量と加工及び編集方法とにより、画像を書き込む記録媒体6の枚数に応じて、加工及び編集の料金を計算する。
【0040】
次に、図1,図2,図5を参照して、本実施の形態における撮像装置の動作例を説明する。図5は、撮像装置1の動作例を示すフローチャートである。
電源が入力されると内部の各回路が初期化された後に、以下に示す所定の動作を開始する(ステップS1)。
そして、通信インターフェース15は、ホットスポットなどの無線LANサービスのアクセスポイントに対して、撮像装置1の現在の位置が無線LANによる無線通信の圏内であるか否かの判定を行い、圏内であると判定した場合、処理をステップS3へ進め、圏外であると判定した場合、処理をステップS5へ進める(ステップS2)。
【0041】
次に、認証情報保持部13は、通信圏内である場合、ユーザからのユーザID及びパスワード入力に基づいた、ユーザの認証処理が終了しているか否かの確認を行う。
すなわち、認証情報保持部13は、通信インターフェース15を介し、画像記録サーバ3に対して、処理を要求しているユーザの認証処理が終了しているか否かの問い合わせを行う。
このとき、画像記録サーバ3は、撮像装置1から入力される上記問い合わせに基づき、現時点で問い合わせのあったユーザの認証処理がすでに行われているか否かの回答通知を、撮像装置1へ送信する。
【0042】
そして、認証情報保持部13は、通信インターフェース15を介して入力された、画像記録サーバ3からの上記回答通知により、認証処理が終了していないことを確認した場合、処理をステップS4へ進め、認証処理が終了していることを確認した場合、処理をステップS5へ進める(ステップS3)。
次に、認証情報保持部13は、ユーザの認証処理が終了していない場合、画像記録サーバ3に対して、通信インターフェース15を介してユーザの認証情報を添付して認証処理の依頼通知を出力する。
そして、画像記録サーバ3において、すでに述べたように、認証部36は、記憶領域を使用するユーザの認証情報が、認証情報保持部33に記憶されているいずれかの登録認証情報と一致するか否かの判定を行い、ユーザの認証処理を行い、この認証結果を撮像装置1へ送信する(ステップS4)。
【0043】
次に、圏外であった場合と、認証処理が済み、画像データを記憶領域に記憶可能である場合、認証されてもいなくとも認証処理が終了した場合、撮像が開始可能となり、撮像動作が開始される(ステップS5)。
そして、通信インターフェース15は、ホットスポットなどの無線LANサービスのアクセスポイントに対して、撮像装置1の現在の位置が無線LANによる無線通信の圏内であるか否かの判定を行い、圏内でないと判定した場合、処理をステップS7へ進め、圏内であると判定した場合、処理をステップS8へ進める(ステップS6)。
次に、通信インターフェース15は、現在位置が通信圏内でない場合、撮像した画像データをバッファ領域部12に記憶させる(ステップS7)。
【0044】
一方、認証情報保持部13は、通信圏内である場合、通信インターフェース15を介して、ユーザの認証処理が終了しているか否かの確認を行う。
すなわち、認証情報保持部13は、内部に記憶されたログにより、ステップS3及びS4で認証処理が終了しているか否かの履歴を確認する。
そして、認証情報保持部13は、上記履歴により、認証処理が終了していないことを確認した場合、処理をステップS9へ進め、認証処理が終了していることを確認した場合、処理をステップS11へ進める(ステップS8)。
【0045】
次に、認証情報保持部13は、ステップS4と同様に、ユーザの認証処理が終了していない場合、画像記録サーバ3に対して、ユーザの認証情報を添付して認証処理の依頼通知を出力する。
そして、画像記録サーバ3において、認証部36は、記憶領域を使用するユーザの認証情報が、認証情報保持部33に記憶されているいずれかの登録認証情報と一致するか否かの判定を行い、ユーザの認証処理を行い、この認証結果を認証通知として撮像装置1へ送信する(ステップS9)。
【0046】
次に、認証情報保持部13は、上記履歴または認証通知に基づき、画像記録サーバ3におけるユーザの認証処理において、ユーザが問題なく認証されたか否かの判定を行う。
そして、認証情報保持部13は、正常に認証されたことを確認した場合、処理をステップS11へ進め、正常に認証がされなかったことを確認した場合、処理をステップS5へ戻し撮像を行う(ステップS10)。
【0047】
次に、通信インターフェース15は、バッファ領域部12に画像データが存在するか否かの検出を行う。
ここで、通信インターフェース15は、バッファ領域部12に画像データが存在することを検出した場合、処理をステップS12へ進め、バッファ領域部12に画像データが存在しないことを検出した場合、処理をステップS13へ進める(ステップS11)。
【0048】
そして、通信インターフェース15は、バッファ領域部12に格納されている画像データを、画像記録サーバ3へ送信し、送信した画像データをバッファ領域部12から削除する(ステップS12)。
次に、通信インターフェース15は、撮像素子11から出力される画像データ(静止画像であれば1枚分毎の画像データ,動画像であれば動画像データ)の送信を行う(ステップS13)。
そして、通信インターフェース15は、ユーザによる撮像処理が終了しているか否かの判定を行う。
ここで、通信インターフェース15は、例えば、デジタルカメラのレンズカバーが閉じられているか否かをセンサ等により検出して、撮像処理の終了を検出結果により判定し、終了と判定された場合、終了通知を画像記録サーバ3へ送信する(ステップS14)。
【0049】
また、上述した図5のフローチャートにおいては、通信インターフェース15が電源がオンされた時点または撮像直後の時点で、通信可能圏内にあるか否かの判定を行っているが、撮像動作のバックグラウンドにおいて、この撮像動作に並行して通信状態を監視して、通信圏内に入ったことが確認された時点で、認証処理及び画像データの送信を行うようにしても良い。
また、画像データを送信中に通信圏外となった場合、タイムアウトや送信のリトライの処理をバックグラウンドで行わせ、撮像中にユーザに無線LANの通信状態と画像データの送信の状態とを意識させない処理を行わせる。
【0050】
上述した処理により、本発明の撮像装置1は、ユーザが撮像した画像データ及び撮像中のデータを、無線の通信状態の良好な場所において直ちに画像記録サーバ3へ送信し、この画像データを画像記録サーバ3において記憶するため、内蔵用記録媒体に大容量のもの、または複数の内蔵用記録媒体を持つ必要が無く、ユーザに経済的に負荷を負わせることなく、また内蔵用記録媒体の容量の残りを気にすることもなくなる。
さらに、本発明の撮像装置1は、ユーザが内蔵用記録媒体から撮像した画像データを取り出すための余分な機器を携帯し、デジタルカメラ以外の機器の操作を行う必要が無くなり、十分な枚数の静止画または十分な時間の動画の画像データを容易に撮像することを可能とする。
【0051】
次に、図1,図3,図6を参照して、本実施の形態における画像記録サーバ3の動作例を説明する。図6は、画像記録サーバ3の動作例を示すフローチャートである。
撮像装置1から認証情報が入力されると(ステップS20)、認証部36は、この入力された認証情報と、認証情報保持部33に記憶された登録認証情報とを比較し、認証情報に一致する登録認証情報があるか否かの検出処理を行う(ステップS21)。
【0052】
すなわち、認証部36は、認証情報に一致する登録認証情報があることを検出した場合、認証が正常に行われたと判定し、一方、認証情報に一致する登録認証情報がないことを検出した場合、認証が正常に行われなかったと判定する。
そして、認証部36は、通信インターフェース31を介して、上記判定による認証結果を認証通知として、認証を依頼した(認証情報を送信した)撮像装置1へ送信する。
【0053】
また、認証部36は、認証情報保持部33において、認証処理が正常に行われた認証情報を一定時間(例えば、1時間)、認証履歴として記憶しておくため、すなわち、画像記録サーバ3は画像データの送信の無い状態が上記一定時間継続した場合、この一定時間の間に認証処理が終了したか否かの問い合わせが撮像装置1から送信されてきたとき、認証処理が正常に終了していれば(認証情報が記憶されていれば)、認証処理が終了していることを示す回答通知を出力し、認証処理が正常に終了していなければ(認証情報が記憶されていなければ)、認証処理が終了していないことを示す回答通知を出力し、認証が正常に行われたか否かを問い合わせに対して回答する。
【0054】
次に、通信インターフェース31は、認証が行われた撮像装置1からの画像データの受信を行い、ホルダ名・ファイル名決定部39へ出力する。
これにより、ホルダ名・ファイル名決定部39は、認証情報に対応した記憶領域を検索し(ステップS23)、この画像データに添付された位置情報に基づいて、この画像データをファイルとして格納するホルダ名を決定する(ステップS24)。
そして、ホルダ名・ファイル名決定部39は、画像データに添付された時刻情報に基づいて画像データのファイル名を決定する(ステップS25)。
【0055】
ここで、ホルダと、ファイル名との関係は、ホルダ名・ファイル名決定部39により、図7に示す階層構造により、ユーザ領域部32に格納される。
この図7において、あらかじめ生成されている認証情報に基づくホルダ(例えば、ユーザIDがホルダ名となっている)の下に、位置情報から求められる住所「○○市△△」のホルダが生成され、このホルダ内に、この○○市△△の住所の範囲で撮像された画像データのファイルが格納される。
【0056】
また、ホルダ名・ファイル名決定部39は、位置情報の住所が有名な場所の敷地に含まれていれば、すなわち、その有名な場所の敷地、例えば「□□××××ランド」の敷地内にあれば、ホルダの名称を住所でなく、その場所の名称として生成する。
画像データのファイルは、データ形式がJPEGであるとして、例えば、時刻情報において、画像を撮像した時間が2002年1月22日11時34分25秒であれば、「20020122113425.jpg」のファイル名となる。
【0057】
次に、ホルダ名・ファイル名決定部39は、認証情報に基づくホルダは、認証情報の登録時に生成されているため、位置情報に基づくホルダが生成されているか否かを、ユーザ領域部32を検索して、位置情報に対応する住所のホルダの有無を確認することにより判定する。
ここで、ホルダ名・ファイル名決定部39は、ユーザ領域部32において、位置情報に対応する住所のホルダが抽出されれば、ホルダがすでに生成済みとして処理をステップS28へ進め、一方、位置情報に対応する住所のホルダが抽出されなければ、ホルダがまだ生成されていないとして、処理をステップS27へ進める(ステップS26)。
【0058】
次に、ホルダ名・ファイル名決定部39は、位置情報に対応する住所のホルダが抽出されなければ、この位置情報に対応するホルダの生成を行う(ステップS27)。
そして、ホルダ名・ファイル名決定部39は、時刻情報に基づいて、ステップS25において作成した画像データのファイルを、この画像データの撮像された位置情報に対応したホルダに格納する(ステップS28)。
次に、ホルダ名・ファイル名決定部39は、撮像装置からの撮像処理の終了を示す終了通知が入力されたか否かの判定を行い、入力されていなければ処理をステップS23へ戻し、一方、入力されていれば処理を終了する(ステップS29)。
また、認証部36は、一定時間を越えて画像データが入力されないとき、対応する撮像装置1の認証情報の認証履歴を削除し、次回画像データが送信されてきた場合、再度の認証処理を行うようにする。
【0059】
次に、図1,図2,図3及び図8を参照して、ユーザの操作する撮像装置1と、画像記録サーバ3とのデータの送受信の動作例を説明する。図8は、ユーザの操作する撮像装置1と、画像記録サーバ3とのデータの送受信の動作例を示すフローチャートである。
ユーザは、撮像装置1により、画像データの加工及び編集の処理を依頼するため、撮像装置1に登録された自宅の住所(位置情報)またはGPS14による現在地の位置情報のいずれかと、自身の認証情報とを、店舗の問い合わせ情報とともに、画像記録サーバ3に送信する(ステップS31)。
【0060】
これにより、認証部36の認証情報の認証処理の後、店舗検索部37は、入力された位置情報の場所に最も近傍にある、出力画像加工サーバ8の設置された店舗を、店舗情報データベース34において検索し、抽出して(ステップS32,ステップS33)、検索された店舗の店舗情報(住所,電話番号等)を問い合わせたユーザの撮像装置1へ送信する(ステップS34)。
そして、ユーザは、撮像装置1により、上記店舗情報を受信/入力し(ステップS35)、店舗の場所が気に入らなければ、処理をステップS31に戻して、再度、店舗の問い合わせを行い、店舗の場所が気に入れば処理をステップS37へ進める(ステップS36)。
【0061】
次に、ユーザは、撮像装置1により、加工及び編集処理を要求する画像データのファイル名、またはホルダ名を指定し、対応する店舗の出力画像加工サーバ8への画像データのファイルの送信指示(データ送信指示)を、記録画像サーバ3へ出力する(ステップS37)。
そして、ホルダ名・ファイル名決定部39は、通信インターフェース31を介して、上記データ送信指示が入力されると、指定された、ファイル名の画像データ、またはホルダ名のホルダに含まれる画像データを、出力画像加工サーバ8へ送信する(ステップS38)。
ここで、加工及び編集処理を要求する画像データを、一旦、全て出力画像加工サーバ4へ転送させて、後で店舗に赴いてから、対象となる画像を選択しても良い。
【0062】
ここで、ホルダ名・ファイル名決定部39は、指定された画像データのファイルが全て送信されたか否かの判定を行い、全て送信されていなければ、処理をステップS38へ戻し、送信処理を継続させ、一方、全て送信されていれば、処理をステップS40へ進める(ステップS39)。
そして、ホルダ名・ファイル名決定部39は、画像データの転送が全て終了した場合、送信が終了したことをユーザの撮像装置1へ通知する(ステップS40)。
【0063】
これにより、ユーザは、撮像装置1が画像データの送信が終了したことを示す通知を、画像記録サーバ3から受信すると、加工及び編集処理を依頼するため、認証情報を送信することにより、検索された店舗の出力画像加工サーバ8へのアクセスを行う(ステップS41)。
【0064】
次に、図1,図2,図4及び図9を参照して、ユーザの操作する撮像装置1と、出力画像加工サーバ8とのデータの送受信の動作例を説明する。
図9は、図8のフローチャートにより、事前に、画像記録サーバ3から出力画像加工サーバ8へ、画像データが送信された場合の、ユーザの操作する撮像装置1と、出力画像加工サーバ8とのデータの送受信の動作例を示すフローチャートである。
【0065】
通信インターフェース41は、画像記録サーバ3から画像データを入力し(ステップS51)、この画像データをデータ一時保存部42へ一時的に保存する(ステップS52)。
次に、撮像装置接続部44は、通信インターフェース41を介して、画像記録サーバ3に対して、処理を要求しているユーザの認証処理が終了しているか否かの問い合わせを行う。
このとき、画像記録サーバ3は、出力画像加工サーバ8から入力される上記問い合わせに基づき、現時点で問い合わせのあったユーザの認証処理がすでに行われているか否かの回答通知を、出力画像加工サーバ8へ送信する。
これにより、撮像装置接続部44は、この回答通知に基づき、認証が行われているか否かの判定を行い、認証が行われていれば処理をステップS53へ進め、認証が行われていなければ処理をステップS54へ進める(ステップS53)。
【0066】
次に、撮像装置接続部44は、ユーザの認証処理が終了していない場合、画像記録サーバ3に対して、ユーザの認証情報を添付した、認証処理を要求する依頼通知を出力する。
そして、画像記録サーバ3において、認証部36は、記憶領域を使用するユーザの認証情報が、認証情報保持部33に記憶されているいずれかの登録認証情報と一致するか否かの判定を行い、ユーザの認証処理を行い、この認証結果を認証通知として撮像装置1へ送信する(ステップS54)。
【0067】
次に、ユーザは、撮像装置1により、出力画像加工サーバ8に対して、加工及び編集を行う画像データの選択を行い、記録する記録媒体6の枚数を指定する。(ステップS55)。
そして、ユーザは、撮像装置1により、加工及び編集の操作内容を、撮像装置1の表示画面に表示された選択画面から選択し、出力画像加工サーバ8に対して、加工及び編集情報として送信する。
これにより、データ加工部43は、データ一時保存部42に記憶されている画像データに対して、上記選択された加工及び編集の処理を行う(ステップS56)。
【0068】
次に、撮像データ記録装置5は、データ一時保存部42に記憶されている、加工及び編集の終了した変換画像データを、記録媒体6に書き込む(ステップS57)。
そして、撮像データ記録装置5は、変換画像データが、設定された枚数の記録媒体6に書き込まれたか否かの判定を行い、書込が終了していなければ、処理をステップS57へ戻して書込処理を継続させ、書込が終了していれば、書込処理を終了させる(ステップS58)。
【0069】
上述した構成により、本願発明の画像記録サーバ3は、入力された画像データを、ユーザの認証情報(ホルダ)/撮像した位置情報(ホルダ)/撮像した画像データ(時刻情報を名称としたファイル)の階層構造に分類して、画像データをユーザ領域部32に記憶していくため、ユーザ自身が、撮像した画像データを整理する必要がなく、ユーザの負担を軽くすることが可能となる。
【0070】
次に、図1,図2,図3,図4及び図10を参照して、ユーザの操作する撮像装置1と、出力画像加工サーバ8とのデータの送受信の動作例を説明する。
図10は、直接ユーザが、店舗情報データベース34から抽出された店舗に行き、加工及び編集の処理を依頼する場合の、出力画像加工サーバ8の動作例を示すフローチャートである。
撮像装置接続部44は、入力されるユーザの認証情報を添付して、認証処理の依頼通知を出力する。
【0071】
画像記録サーバ3において、認証部36は、記憶領域を使用するユーザの認証情報が、認証情報保持部33に記憶されているいずれかの登録認証情報と一致するか否かの判定を行い、ユーザの認証処理を行い、この認証結果を認証通知として出力画像加工サーバ8へ送信する。
そして、撮像装置接続部44は、入力される認証通知により、認証を行う(ステップS61)
【0072】
認証された後、撮像装置接続部44は、通信インターフェース41を介して、ユーザの撮像した画像データの送信を要求するため、この画像データの送信を指示する要求信号を画像記録サーバ3へ送信する。
これにより、通信インターフェース41は、ユーザ領域部32から読み出された画像ファイルを、受信入力し(ステップS62)、この画像データを一時記憶部42へ一時的に保存する(ステップS63)。
そして、ユーザは、撮像装置1により、出力画像加工サーバ8に対して、加工及び編集を行う画像データの選択を行い、記録する記録媒体6の枚数を指定する。(ステップS64)。
【0073】
データ加工部43は、データ一時保存部42に記憶されている画像データに対して、上記選択された加工及び編集の処理を行う(ステップS65)。
次に、撮像データ記録装置5は、データ一時保存部42に記憶されている、加工及び編集の終了した変換画像データを、記録媒体6に書き込む(ステップS66)。
そして、撮像データ記録装置5は、変換画像データが、設定された枚数の記録媒体6に書き込まれたか否かの判定を行い、書込が終了していなければ、処理をステップS66へ戻して書込処理を継続させ、書込が終了していれば、書込処理を終了させる(ステップS67)。
【0074】
上述したように、本発明の出力画像加工サーバ8は、ユーザの指示に対応して、画像データを加工及び編集を行い、加工後の加工画像データを記録媒体へ書込処理するため、ユーザが加工及び編集用のソフトウェアを持つ必要が無く、かつパーソナルコンピュータを持たないユーザも加工及び編集が行え、デジタルカメラで撮像したデジタルの画像データを有効に利用することが可能となる。
【0075】
次に、本発明の実施の形態によるコンピュータが実行するためのプログラムについて説明する。
図2,3,4各々における撮像装置1,画像記録サーバ3,出力画像加工サーバ8におけるコンピュータシステムのCPUが実行するためのプログラムは、本発明によるプログラムを構成する。
このプログラムを格納するための記録媒体としては、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ、磁気記録媒体等を用いることができ、これらをROM、RAM、CD−ROM、フレキシブルディスク、メモリカード等に構成して用いてよい。
【0076】
また上記記録媒体は、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部のRAM等の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持するものも含まれる。
また上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから伝送媒体を介して、あるいは伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されるものであってもよい。上記伝送媒体とは、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体をいうものとする。
【0077】
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0078】
従って、このプログラムを図2,3,4のシステム又は装置とは異なるシステム又は装置において用い、そのシステム又は装置のコンピュータがこのプログラムを実行することによっても、上記実施の形態で説明した機能及び効果と同等の機能及び効果を得ることができ、本発明の目的を達成することができる。
【0079】
以上、本発明の一実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタルカメラ,画像記録サーバ,出力画像加工サーバを使用した画像データ処理システムの一実施形態である。
【図2】図1の撮像装置1の構成を示すブロック図である。
【図3】図1の画像記録サーバ3の構成を示すブロック図である。
【図4】図1の出力画像加工サーバ8の構成を示すブロック図である。
【図5】図1の撮像装置1の動作例を示すフローチャートである。
【図6】図1の画像記録サーバ3の動作例を示すフローチャートである。
【図7】図3におけるユーザ領域部32の記憶領域の構成を示す概念図である。
【図8】撮像装置1と画像記録サーバ3とにおける、データの送受信の動作例を示すフローチャートである。
【図9】出力画像加工サーバ8の動作例を示すフローチャートである。
【図10】出力画像加工サーバ8の動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…撮像装置,2…ネットワーク,3…画像記録サーバ,4…出力加工サーバ,5…撮像データ記録装置,6…記録媒体,7…発送センタ,8…出力画像加工サーバ,11…撮像装置,12…バッファ領域部,13…認証情報保持部,14…GPS,15…通信インターフェース,18…表示部,31…通信インターフェース,32…ユーザ領域部,33…認証情報保持部,34…店舗情報データベース,41…通信インターフェース,42…データ一時保存部,43…データ加工部
Claims (9)
- 被写体を撮像してデジタル画像を形成する撮像装置であって、
画像を撮像する撮像素子と、
該撮像素子から出力される画像データを一時記憶する画像記憶部と、
該画像記憶部に記憶された画像データを、無線を用いてネットワークに接続し、このネットワークを介して外部に設けられた記憶部に送信するインターフェースと
を備える撮像装置。 - 撮像場所の位置情報を取得する位置情報取得部を備え、
前記インターフェースが前記画像データに、この画像を撮像した位置情報を付加してネットワークに送信する請求項1記載の撮像装置。 - 撮像装置により撮像された画像データを、ネットワークを介して、入力するインターフェースと、
画像データに添付されたユーザの認証情報に対応して、このユーザの利用可能な記憶領域が設けられたユーザ領域と
を備え、
前記インターフェースが、添付された撮像の位置情報に対応付けて、前記画像データを前記記憶領域に記憶する画像記録サーバ。 - 画像データに添付されたユーザの認証情報と、認証情報保持部に記憶されている認証情報とを比較し、ユーザの認証を行うユーザ認証手段を備え、
前記インターフェースがユーザの認証後、このユーザの画像データを前記記憶領域に記憶することを特徴とする請求項3記載の画像記録サーバ。 - 前記画像データの加工及び編集を行う店舗情報と、該店舗の位置情報とが記録された店舗データベースを備え、
前記インターフェースが入力される位置情報の示す位置の近傍にある店舗を、前記店舗データベースから抽出して、ユーザに通知することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の画像記録サーバ。 - ネットワークを介して入力される、撮像装置で撮像された画像データを、一時的に保存するデータ一時保存部と、
ユーザの選択する加工及び編集に従い、前記画像データに対して、加工及び編集処理を行い、この処理結果を変換画像データとして出力し、前記画像データの容量と加工及び編集処理の内容とにより、加工及び編集の料金を計算するデータ加工部と
を有する出力画像加工サーバ。 - 前記変換画像データを所定の記録媒体に書き込み、該変換画像データの容量から書込料金を計算するデータ記録部を有することを特徴とする請求項6記載の出力画像加工サーバ。
- 撮像装置から入力される画像データをデータベースに記憶する画像記録サーバに、
撮像装置により撮像された画像データを、ネットワークを介して、インターフェースにより入力するデータ入力手順と、
前記データベースにおけるユーザの利用可能な記憶領域に、前記画像データに添付されたユーザの認証情報に対応して、この画像データを記憶させるデータ記録手順と
を有し、
前記インターフェースが、添付された撮像の位置情報に対応付けて、前記画像データを前記記憶領域に記憶させるためのプログラム。 - 撮像装置から入力される画像データの加工及び編集の処理を行う出力画像加工サーバに、
ネットワークを介して入力される、撮像装置で撮像された画像データを、一時的にデータ一時保存部に保存させるデータ一時保存手順と、
ユーザの選択する加工及び編集に従い、前記画像データに対して、加工及び編集処理を行い、この処理結果を変換画像データとして出力し、前記画像データの容量と加工及び編集処理の内容とにより、加工及び編集の料金を計算するデータ加工手順と
を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003078772A JP2004289477A (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | 撮像装置,画像記録サーバ,出力画像加工サーバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003078772A JP2004289477A (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | 撮像装置,画像記録サーバ,出力画像加工サーバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004289477A true JP2004289477A (ja) | 2004-10-14 |
Family
ID=33293153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003078772A Withdrawn JP2004289477A (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | 撮像装置,画像記録サーバ,出力画像加工サーバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004289477A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2006126579A1 (ja) * | 2005-05-24 | 2008-12-25 | パイオニア株式会社 | 画像データ伝送システム及び方法、並びに該システムの送信側及び受信側を夫々構成する端末装置 |
-
2003
- 2003-03-20 JP JP2003078772A patent/JP2004289477A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2006126579A1 (ja) * | 2005-05-24 | 2008-12-25 | パイオニア株式会社 | 画像データ伝送システム及び方法、並びに該システムの送信側及び受信側を夫々構成する端末装置 |
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