JP2004288457A - 高電圧切替器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ソレノイド1の作動子1aの進退方向と交差方向に可動接点軸6が支持される。可動接点軸6は、適宜の外径を有する長尺状の円柱体をなし、接点取付板7、8に回動自在に支持され、ソレノイド1に連動して回動する。可動接点軸6に可動接点が設けられる。可動接点は、可動接点軸6の一端側に設けられた第1の可動接点と、他端側に設けられた第2の可動接点2bとからなる。可動接点軸6に溝15が複数設けられる。固定接点は、第1、第2の可動接点の回動軌跡上に設けられ、第1の固定接点と第2の固定接点3bとからなる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、高電圧電源装置の高電圧オイルタンクなどの内部に実装される高電圧切替器に係り、特に医療用として用いられるのに好適な高電圧切替器に関する。
【0002】
【従来の技術】
高電圧切替器は、種々の高電圧電源に用いられており、例えば、X線電源装置などのような高電圧部の他の高電圧部品と一緒に高電圧オイルタンク内に封入されている。このような高電圧切替器は、他の高電圧部品やタンク壁に対して高い電気絶縁性が要求されている。
このような高電圧切替器の従来例としては、図8に示すように、ソレノイド51の作動によって可動接点軸52が回動すると、該可動接点軸52に設けられた可動接点53が一方の固定接点54から離れ、他方の固定接点55と接触することで、固定接点54側の回路を開成させると共に固定接点55側の回路を閉成させ、これによって双方の回路を切り替えるように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−373557号公報(段落番号0009−段落番号0011、第1図及び第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、高電圧切替器においては、ソレノイド51によって可動接点軸52が回動すると、その可動接点軸52に設けられた可動接点53が固定接点54から固定接点55へと接触することで回路が切り替えられるように構成されている。
【0005】
しかしながら、従来の高電圧切替器は、固定接点54側の回路及び固定接点側55と共に、これらとは異なる別の回路を同時に切り替えようとした場合、各回路ごとに切替器を別個に用意しなければならず、そのため、それぞれがソレノイド、電源を要し、構成部品を併用することができない結果、それだけコストが高くつくと共に、小型化することができない問題があった。
特に、X線電源装置のアノード側用の高電圧切替器と、カソード側用の高電圧切替器とは、オイルタンクに設置された場合、それぞれがJISの規格により電気的絶縁距離を確保する接地間耐圧が90kVとなっていて、両者間では180kVの耐圧を要することから、互いに距離を大きくとらざるをえず、そのため、両者を別個に設置する必要があることから、オイルタンクが大型化せざるを得ないのが実状であった。
【0006】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、アノード側用の回路とカソード側用の回路等を複数組同時に切り替えることができ、小型かつ安価で、しかも高電圧に確実に耐え得ることができる信頼性の高い高電圧切替器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、ソレノイドの作動によって可動接点を一方の固定接点から離して他方の固定接点に接触させて回路を切り替える高電圧切替器において、前記ソレノイドに連動する可動接点軸を、該ソレノイドの作動子と交差方向に回動自在に支持し、該可動接点軸上に複数の可動接点を互いに所定の距離隔てて設けると共に、これら各可動接点に対応させて各可動接点の回動軌跡上に一方の固定接点と他方の固定接点とを設けてなることを特徴とする。
【0008】
この発明に係る高電圧切替器によれば、複数の可動接点が可動接点軸に配設されることで、一個のソレノイドによって複数の回路が同時に閉成したり開成したり操作される。
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の高電圧切替器において、前記第1の可動接点と第2の可動接点とのいずれか一方がアノード側で、他方がカソード側であることを特長とする。
この発明に係る高電圧切替器によれば、第1の可動接点と第2の可動接点とのいずれか一方がアノード側の回路をなすと共に、その他方がカソード側の回路をなすので、アノード側の回路及びカソード側の回路の双方を同時に切り替えることができる高電圧切替器を実現することができる。
【0010】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の高電圧切替器において、前記ソレノイドの作動子を元の初期位置に復帰させるコイルスプリングを有することを特長とする。
この発明に係る高電圧切替器によれば、ソレノイドに対する電力が遮断されたとき、コイルスプリングのばね力でソレノイドの作動子が元の初期位置に戻されるので、ソレノイドへの電力の遮断によって回路を良好に切り替えることができる。
【0011】
請求項4に係る発明は、請求項1から3のいずれか記載の高電圧切替器において、前記ソレノイドを固定したソレノイド固定板と、該ソレノイド固定板の両側に立設された接点取付板とを有し、該接点取付板及び前記ソレノイド固定板に沿面距離確保用の切欠部を設けていることを特長とする。
この発明に係る高電圧切替器によれば、ソレノイド固定板と接点取付板に沿面距離確保用の切欠部が設けられているので、第1の可動接点と第2の可動接点とを有しているにもかかわらず、沿面距離を確実かつ良好に確保することができ、高耐電圧用として極めて有益となる。
【0012】
請求項5に係る発明は、請求項1から4のいずれか記載の高耐圧切替器において、前記可動接点軸上に、その軸方向に溝を複数設けていることを特長とする。
この発明に係る高電圧切替器によれば、可動接点軸上に溝が複数設けられると、それだけ可動接点軸上での沿面距離を確保することができるので、これによっても第1の可動接点と第2の可動接点間の沿面距離をいっそう的確に確保することができ、高耐電圧用しての信頼性をより高めることができる。
【0013】
請求項6に係る発明は、請求項1から5のいずれか記載の高電圧切替器において、前記可動接点軸の回動に伴ってマイクロスイッチを作動させ、該マイクロスイッチの作動に基づいて複数の可動接点の切り替え状態を検出する検出手段を備えることを特長とする。
この発明に係る高電圧切替器によれば、可動接点軸の回動に伴ってマイクロスイッチが作動するので、万一、ソレノイドが作動しなくなったり、また各可動接点のいずれかが固定接点と接した時に溶着してしまって可動接点軸が元に回動しなくなることがあっても、それらが正常に動作しているか否かを判定でき、従って、切替器自体の動作の良否、即ち、切り替えの良否を判定できることで、安全性を高めることができる。
【0014】
請求項7に係る発明は、請求項4記載の高電圧切替器において、前記固定板に前記コイルスプリングをガイドする溝及び支持棒を設けていることを特長とする。
この発明に係る高電圧切替器によれば、ソレノイド固定板にコイルスプリングをガイドする溝及び支持棒が設けられているので、コイルスプリングの伸縮時、その伸張作用及び縮小作用を軸方向で的確に支持することができ、コイルスプリングのばね力を軸方向に沿い直線的に良好に発揮させることができる。
【0015】
請求項8に係る発明は、請求項6記載の高電圧切替器において、前記検出手段のマイクロスイッチを固定するスイッチ取付板を有し、該スイッチ取付板は、前記接点取付板の先端に設けられた溝にそれぞれ嵌合し、かつ該それぞれの接点取付板間に架装されていることを特長とする。
この発明に係る高電圧切替器によれば、スイッチ取付板が、接点取付板間に架装されているので、ソレノイド固定板とスイッチ取付板と接点取付板間を堅固な構造体に構成することができ、高電圧切替器としての構造上の剛性力をも充分もつことができる。
【0016】
請求項9に係る発明は、請求項8記載の高電圧切替器において、前記スイッチ取付板に、沿面距離確保用の切欠部を設けていることを特長とする。
この発明に係る高電圧切替器によれば、スイッチ取付板に設けられた沿面距離確保用の切欠部により、スイッチ取付板においても沿面距離を充分確保でき、高耐電圧用としての信頼性をいっそう高めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1から図7はこの発明の一実施の形態に係る高電圧切替器を示す図であって、図1は高電圧切替器を示す一部破断の斜視図、図2は高電圧切替器の平面図、図3は高電圧切替器の正面図、図4は図3の右側面図、図5はソレノイドへの電力が遮断されたときの状態を示す説明図、図6はソレノイドへ電力が投入されたときの動作状態を示す縦断面図、図7は高電圧切替器の内部の構成を示す平面図である。
図1から図7において、符号100はこの実施形態の高電圧切替器、1はソレノイドである。この高電圧切替器100は、ソレノイド1の作動によって可動接点が固定接点に接触することで回路が切り替えられるようになっている。
【0018】
ソレノイド1は、図1、図3、図5及び図6に示すように、ソレノイド固定板4にボルト及びナットなどの締結部材5によって固定され、その作動子1aが図5に示す矢印方向Aに前進したり、図6に示すように後退したりすることで、ソレノイド固定板4上でその長さ方向に進退するようになっている。この実施形態のソレノイド1は、電力の供給によって励時されると、作動子1aが後退するタイプで構成されている。
【0019】
そして、ソレノイド1の作動子1aの進退方向と交差方向に可動接点軸6が支持されている。可動接点軸6は、図1〜図3に示すように適宜の外径を有する長尺状の円柱体をなしており、接点取付板7、8に回動自在に支持されている。接点取付板7、8は、ソレノイド固定板4の両側にボルトを介してそれぞれ立設されており、図2及び図3に示すように、可動接点軸6を回転自在に挿通するための挿通部10が設けられている。
具体的には、接点取付板7、8の一端に開口された挿通切欠(符示せず)が設けられ、その挿通切欠を含む位置に該挿通切欠と反対向きの挿通切欠(符示せず)を有するU字状の支持部材9がねじ止めされ、支持部材9の挿通切欠と接点取付板7、8の挿通切欠とで前記挿通部10が画成されている。
【0020】
上記可動接点軸6は、ソレノイド1に連動して回動するものであって、ソレノイド1と動力伝達部を介して連結されている。該動力伝達部は、図5及び図6に示すように、ソレノイド作動子1aと連結ピン11によって一端が連結された中間部材12と、可動接点軸6の軸方向の中央部に突設され、かつ先端部が中間部材12の他端に設けられた係合孔12aに挿入されることで係合する係合ピン13とを有し、ソレノイド1の作動子1aと共に中間部材12が進退移動したとき、それに伴って係合ピン13が揺動することで可動接点軸6が時計方向、反時計方向に回動するようになっている。なお、係合ピン13は、補強用筒体14を挿通している。
【0021】
そして、可動接点軸6に可動接点が設けられている。可動接点は、可動接点軸6の一端側(図1における左側)に図2、図3、図5及び図6に示すように設けられた第1の可動接点2aと、その他端側(図1における右側)に図1〜図6に示すように設けられた第2の可動接点2bとからなっている。これら第1の可動接点2aと、第2の可動接点2bとは、可動接点軸6上において互いに所定の距離を隔てて配設されている。
【0022】
この場合、第1の可動接点2aは、例えばアノード側用回路のものであり、第2の可動接点2bは、カソード側用回路のものであり、いずれも可動接点軸6にねじ止めされた板材の先端に突設されている。本例では、第1の可動接点2aは一個で構成され、第2の可動接点2bは三個で構成されて、しかもそれぞれが可動接点軸6上で互いに仕切壁6aによって絶縁されている。
なお、図1〜図3において、符号41は、第1の可動接点2aに接続された配線、符号42は第2の可動接点2bにそれぞれ接続された配線である。
【0023】
また、可動接点軸6には、溝15が複数設けられている。この溝15は、沿面距離を確保するためのものであって、可動接点軸6の長さ方向に沿い適宜の幅をもってかつ可動接点軸6の外形より小径に形成されている。
【0024】
一方、固定接点は、第1、第2の可動接点2a、2bの回動軌跡上に設けられている。
即ち、固定接点は、計二個からなる第1の固定接点3aと、計六個からなる第2の固定接点3bとからなっている。図1及び図4に示すように、第2の固定接点3bは、接点取付板8の外側部に突設された接点台16、17に対し、第2の可動接点2bに対応してそれぞれ三個ずつ設けられている。第1の固定接点3aは、図5及び図6に鎖線にて示すように、接点取付板7の外側部に突設された接点台16、17に対し、第1の可動接点2aに対応して一個ずつ設けられている。これら第1、第2の固定接点3a、3bは、接点台16、17にナットによって締結されている。
【0025】
そして、可動接点軸6の回動により、第2の可動接点2bのそれぞれが接点台16上の固定接点3aと、接点台17上の固定接点3aとのいずれか一方に接触することでそれぞれの回路が独立的に閉成され、これと同時に第1の可動接点2aも動作し、第1の可動接点2aが接点台16上の固定接点3aと、接点台17上の固定接点3aとのいずれか一方に接触することで回路が閉成される。
【0026】
他方、ソレノイド1の作動子1aを元の位置に復帰させるためにコイルスプリング18が設けられている。コイルスプリング18は、例えば圧縮ばねからなっており、図5〜図7において詳細に図示されていないが、その一端がソレノイド1の下部に引き掛けられると共に、その他端が動力伝達部の中間部材12の下部に引き掛けられ、ソレノイド1に対する電源が遮断されたとき、そのばね力でソレノイド1の作動子1aを元の初期位置に戻すようになっている。
【0027】
その場合、ソレノイド固定板4上には、コイルスプリング18をガイドするガイド部が設けられている。ガイド部は、ソレノイド固定板4に設けられた溝19と、支持棒20からなっている。溝19は、図5〜図7に示すように、ソレノイド固定板4の中央部にその長さ方向に沿い凹んで形成され、コイルスプリング18の下部が収納されている。支持棒20は、図5〜図7に示すように、一端がソレノイド固定板4の溝19内に設けられた受け座21に引き掛けられ、その他端がソレノイド1の底部側の溝19内を通り、かつコイルスプリング18に挿入されている。これら溝19及び支持棒20は、コイルスプリング18が左右方向や上方にずれることなく、作動子1aの進退方向に伸縮できるようにガイドしている。
【0028】
また、ソレノイド固定板4及び接点取付板7、8には切欠部22が設けられている。切欠部22は、沿面距離を確保するためのものであり、ソレノイド固定板4においては、図1及び図7に示すように、その端部を開口するように切り除いたり、また長孔形状にくり抜いたりすることによって形成され、接点取付板7、8においては、図4及び図6に示すように、長孔形状にくり抜かれることによって形成されている。
【0029】
更に、ソレノイド1によって可動接点軸6が回動するが、可動接点軸6の回動に伴ってマイクロスイッチ25を作動させ、該マイクロスイッチ25の作動に基づいて切替器の状態を検出する検出手段が設けられている。この検出手段は、図5及び図6に示すように、スイッチ取付板26にボルト、ナットなどの締結部材27等によって取り付けられたマイクロスイッチ25と、マイクロスイッチ25の作動桿25aを押圧したり解放したりする応動部材28と、応動部材28に一端が連結されると共に他端が可動接点軸6に連結された連動部材29とを有している。応動部材28は、スイッチ取付板26にねじ止めされた支持体30に作動桿25aに向かって進退可能に挿通されている。連動部材29は、応動部材28に設けられた孔28aに挿入しかつ係合されることで連結されている。
【0030】
そして、ソレノイド1に対する電源が遮断され、かつ可動接点軸6が図4、図5に示すように位置すると共に、第1、第2の可動接点2a、2bが接点台17側の固定接点3bに接触した状態にあるとき、応動部材28がマイクロスイッチ25の作動桿25aを押圧する一方、ソレノイド1が励磁され、図6に示すように、その作動子1aがコイルスプリング18のばね力に抗し吸引されることで、可動接点軸6が反時計方向(矢印方向C)に回動したとき、それに伴って連動部材29が応動部材28をマイクロスイッチ25から後退させる方向に移動させることで応動部材28がマイクロスイッチ25の作動桿25aを開放するようになっている。
【0031】
マイクロスイッチ25には図示しない外部機器に接続されている。そして、ソレノイド1の電力供給と遮断とに応じて可動接点部6が回動すると共に、その回動方向に応じ連動部材29が応動部材28をマイクロスイッチ25の作動桿25aに対し進退してマイクロスイッチがオン・オフされることで、第1、第2の可動接点2a、2bが一方の固定台16側の固定接点と、他方の固定台17側の固定接点とのいずれかに接触しているか否かを外部機器が検出できるようになっている。
【0032】
スイッチ取付板26は、図3に示すように、接点取付板7及び8の上端に設けられた溝31に嵌合され、かつボルト32によって締結されることで両接点取付板7、8間に架装されている。溝31は、図3に示すように、接点取付板7、8の上端部において、互いに対向する内側がL字状に切り除かれることで形成されている。
このスイッチ取付板26にも切欠部33が設けられている。切欠部33は、ソレノイド固定板4の場合と同様、沿面距離を確保するためのものであって、図2に示すように、一端が開口されるように切り除かれたり、長孔形状にくり抜かれたりして形成されている。
なお、ソレノイド固定板4、可動接点軸6、接点取付板7及び8、支持部材9、動力伝達部、接点台16及び17等の主要構成要素は、全て絶縁材料によって構成されているのはいうまでもない。
【0033】
この実施形態の高電圧切替器100は、上記のように構成されるので、次にその動作について述べる。
今、ソレノイド1に対する電力が遮断されたとき、図5に示すように、その作動子1aが解放されてコイルスプリング18のばね力によって中間部材12が矢印方向Aに前進すると、それに伴い可動接点軸6が矢印方向Bに回動するので、可動接点が固定台17側の固定接点に接触する。
つまり、第1の可動接点2aが接点取付板7に設けられた固定台17側の第1の固定接点3aと接触すると共に、第2の可動接点2bの各々が接点取付板8に設けられた固定台17側の第2の固定接点3bと接触し、これにより、それぞれの回路が同時に閉成されることとなる。
【0034】
この場合、第1の可動接点2a、第1の固定接点3a側がアノード側用の回路であり、第2の可動接点2b、第2の固定接点3b側がカソード側用の回路であり、従って、アノード側用の回路とカソード側用の回路との双方の回路を同時に切り替えることができる。
【0035】
また、可動接点軸6が上述のようにB方向に回動すると、それに伴い連動部材29が応動部材28を前進させてマイクロスイッチ25の作動桿25aを押圧させ、これにより、マイクロスイッチ25が例えばオン(若しくはオフ)するので、マイクロスイッチ25に接続された外部機器によって回路の切り替え状態を検出することができる。
【0036】
このような状態にあるとき、ソレノイド1に電力が投入されると、ソレノイド1が励時されることで作動子1aがコイルスプリング18のばね力に抗し図6に示すように後退し、それ応じて中間部材12も後退すると共に、該中間部材12の作動に伴って可動接点軸6が図6にて示す矢印方向Cのように反時計方向に回動するので、第1、第2の可動接点2a、2bが第1、第2の固定接点3a、3bから離れてこれと対向する固定接点3a、3bに接触することとなる。
【0037】
即ち、第1の可動接点2aが接点取付板7側の固定台17の第1の固定接点3aから離れると共に、図6に示すように固定台16の第1の固定接点3aに接触する一方、第2の可動接点2bの各々が接点取付板8側の固定台17の第2の固定接点3bから離れると共に、固定台16の第2の固定接点3bに接触し、これにより、上述したそれぞれの回路が開成されて、それらと異なる回路が同時に閉成されることとなる。
【0038】
第1の可動接点2a、第1の固定接点3a側がアノード側用の回路であり、第2の可動接点2b、第2の固定接点3b側がカソード側用の回路であり、電力が投入された場合も上述の場合と同様、アノード側の回路とカソード側の回路との双方の回路を同時に切り替えることができる。
【0039】
また、可動接点軸6が上述のように矢印方向Cに回動すると、それに伴い連動部材29が応動部材28を後退させてマイクロスイッチ25の作動桿25と離れ、これにより、マイクロスイッチ25が例えばオフ(若しくはオン)するので、マイクロスイッチ25に接続された外部機器によって回路の開閉状況を検出することができる。
【0040】
この実施形態においては、上述したように、ソレノイド1に応動する可動接点軸6上に、第1の可動接点2aと第2の可動接点2bとが所定の距離隔てて配設されているので、高耐電圧にも拘わらず、それぞれ異なる双方の回路の可動接点2a、2bを同一の可動接点軸6上に設けることができる。これにより、一個のソレノイド1によって第1の可動接点側の回路と第2の可動接点側の回路の切り替えをそれぞれ同時にかつ良好に行うことができるので、従来のように複数の切替器をそれぞれ別個に用意することが不要になるので、それだけ安価でかつ小型化を実現できる。
【0041】
しかも、第1の可動接点2a及び第1の固定接点3aがアノード側の回路をなすと共に、第2の可動接点2b及び第2の固定接点3bがカソード側の回路をなすので、アノード側用の回路及びカソード側用の回路の双方を同時に切り替えることができる高電圧切替器100を実現することができる。
【0042】
また、ソレノイド1に対する電力が遮断されたとき、コイルスプリング18のばね力でソレノイド1の作動子1aが元の初期位置に戻されるので、ソレノイド1への電力の遮断によって回路を良好に切り替えることができる。
【0043】
そして、ソレノイド固定板4と接点取付板7、8に沿面距離確保用の切欠部22が設けられているので、第1の可動接点2aと第2の可動接点2bとを有しているにもかかわらず、沿面距離を確実かつ良好に確保することができ、高耐電圧用として極めて有益となる。
【0044】
また、可動接点軸6上に溝15が複数設けられることでも、それだけ可動接点軸6上での沿面距離を確保することができるので、これによっても第1の可動接点2aと第2の可動接点2b間の沿面距離をいっそう確実に得ることができ、高耐電圧用しての信頼性をより高めることができる。
それに加え、スイッチ取付板26に沿面距離確保用の切欠部33が設けられているので、この切欠部33により、スイッチ取付板26においても沿面距離を充分確保でき、高耐電圧用としての信頼性をいっそう高めることができる。
【0045】
そして、可動接点軸6の回動に伴ってマイクロスイッチ25を作動させ、マイクロスイッチ25の作動に基づいて第1、第2の可動接点2a、2bの切り替え状態を検出する検出手段を備え、可動接点軸6の回動に伴ってマイクロスイッチ25が作動するので、万一、ソレノイド1が作動しなくなったり、また第1の可動接点2aと第2の可動接点2bとのいずれかが第1、第2の固定接点3a、3bと接した時に溶着してしまい、可動接点軸6が元に回動しなくなることがあっても、それらが正常に動作しているか否かを判定できる。従って、切替器自体の動作の良否、即ち、切り替えの良否を判定することができることで、安全性を高めることができる。
【0046】
また、ソレノイド固定板4にコイルスプリング18をガイドする溝19及び支持棒20が設けられているので、コイルスプリング18の伸縮時、その伸張作用及び縮小作用を軸方向で的確に支持することができ、コイルスプリング18のばね力を軸方向に沿い直線的にかつ良好に維持させることができる。そして、このコイルスプリング18が軸方向に直線的にガイドされると、ソレノイド1の作動子1aの進退時、作動子1aにブレが生じるが、そのブレを防止することもでき、ソレノイド1に対して極めて有効となる。
【0047】
更に、スイッチ取付板26が、接点取付板7、8間に対し、それらに設けられた溝31に嵌合して架装されているので、ソレノイド固定板4とスイッチ取付板26と接点取付板7、8間を堅固な構造体に構成することができ、高電圧切替器100としての構造上の剛性力をも充分持たせることができる。
【0048】
そして、この実施形態の高電圧切替器100によれば、カソード側用の回路と、アノード側用の回路とをそれぞれ切り替えることができ、しかも実験によれば、電極間耐電圧180kV(規格3分)を10分間クリアすると共に、190kVにて3分間クリアし、その上、70万回(一般には10万回程度)もの駆動に耐えるものが得られた。従って、従来のように、オイルタンク内にそれぞれ専用の回路毎に切替器を設置する小とが不要になるので、タンクを小型化できると共に、それだけ少量のオイルで済むこともできた。
【0049】
なお、図示実施の形態では、ソレノイド1が通電されたとき、作動子1aが後退し、遮断されたときに前進するように構成された例を示したが、その逆であってもよいのは勿論である。また、可動接点軸6が矢印方向Bに回動することに伴いマイクロスイッチ25がオン(若しくはオフ)し、矢印方向C方向に回動することでオフ(若しくはオン)するように構成された例を示したが、常時オン状態にあって切り替えタイプのものを用いることもできる。更に、第1の可動接点が一個で、第2の可動接点が三個設けられた例を示したが、これに限定されるものではない。
なお、ソレノイド固定板4、接点取付板7、8及びスイッチ取付板26に設けられた切欠部22及び33は、図示実施形態に限らず、他の形状に形成されてもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、複数の可動接点が可動接点軸に配設されることで、一個のソレノイドによって各可動接点がそれぞれ異なる回路を閉成したり開成したりでき、それぞれの回路の切り替えを同時にかつ良好に行うことができ、小型かつ安価で、その上消費電力を節減できるという効果が得られる。
また、この発明によれば、それぞれ異なる回路を同時に切り替えるので、オイルタンクに設置した場合、それぞれの専用の切替器を所定距離離して設置することが不要になり、オイルタンクをそれだけ小型化できると共に、タンク内の絶縁油も少量で済むという副次的効果も得られる。
【0051】
請求項2に係る発明によれば、第1の可動接点と第2の可動接点とのいずれか一方がアノード側の回路をなすと共に、その他方がカソード側の回路をなすので、アノード側の回路及びカソード側の回路の双方を同時に切り替えできる高電圧切替器を実現できる効果が得られる。
【0052】
請求項3に係る発明によれば、ソレノイドに対する電力が遮断されたとき、コイルスプリングのばね力でソレノイドの作動子が元の初期位置に戻されるので、ソレノイドへの電力の遮断によって回路を良好に切り替えできる効果が得られる。
【0053】
請求項4に係る発明によれば、ソレノイド固定板と接点取付板に沿面距離確保用の切欠部が設けられているので、第1の可動接点と第2の可動接点とを有しているにもかかわらず、沿面距離を確実かつ良好に確保することができ、高耐電圧用として極めて有益となる効果が得られる。
【0054】
請求項5に係る発明によれば、可動接点軸上に溝が複数設けられると、それだけ可動接点軸上での沿面距離を確保することができるので、これによっても第1の可動接点と第2の可動接点間の沿面距離をいっそう的確に確保することができ、高耐電圧用しての信頼性をより高めることができる効果が得られる。
【0055】
請求項6に係る発明によれば、可動接点軸の回動に伴ってマイクロスイッチが作動するので、万一、ソレノイドが作動しなくなったり、また各可動接点のいずれかが固定接点と接した時に溶着してしまって可動接点軸が元に回動しなくなることがあっても、それらが正常に動作しているか否かを判定でき、従って、切り替えの良否を判定することができることで、安全性を高めることができる効果が得られる。
【0056】
請求項7に係る発明によれば、ソレノイド固定板にコイルスプリングをガイドする溝及び支持棒が設けられているので、コイルスプリングの伸縮時、その伸張及び縮小を軸方向で的確に支持することができ、コイルスプリングのばね力を軸方向に沿い直線的に良好に発揮できる効果が得られる。
【0057】
請求項8に係る発明によれば、スイッチ取付板が、接点取付板間に架装されているので、ソレノイド固定板とスイッチ取付板と接点取付板間を堅固な構造体に構成することができ、高電圧切替器としての構造上の剛性力を充分もつことができる効果が得られる。
【0058】
請求項9に係る発明によれば、スイッチ取付板に設けられた沿面距離確保用の切欠部により、スイッチ取付板においても沿面距離を充分確保でき、高耐電圧用としての信頼性をいっそう高めることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る高電圧切替器を示す一部破断の斜視図である。
【図2】同じく高電圧切替器の平面図である。
【図3】同じく高電圧切替器の正面図である。
【図4】図3の右側面図である。
【図5】図4を縦断面した図であって、ソレノイドへの電力が遮断されたときの状態を示す説明図である。
【図6】同じく図4を縦断面した図であって、ソレノイドへ電力が投入されたときの動作状態を示す縦断面図である。
【図7】高電圧切替器の内部の構成を示す平面図である。
【図8】従来の高電圧切替器の一構成例を示す説明図である。
【符号の説明】
100 高電圧切替器
1 ソレノイド
1a ソレノイドの作動子
2a 第1の可動接点
2b 第2の可動接点
3a 第1の固定接点
3b 第2の固定接点
4 ソレノイド固定板
6 可動接点軸
7、8 接点取付板
15 溝
18 コイルスプリング
19 溝
20 支持棒
22、33 切欠部
25 マイクロスイッチ
26 スイッチ取付板
Claims (9)
- ソレノイドの作動によって可動接点を一方の固定接点から離して他方の固定接点に接触させて回路を切り替える高電圧切替器において、
前記ソレノイドに連動する可動接点軸を、該ソレノイドの作動子と交差方向に回動自在に支持し、
該可動接点軸上に複数の可動接点を互いに所定の距離隔てて設けると共に、これら各可動接点に対応させて各可動接点の回動軌跡上に一方の固定接点と他方の固定接点とを設けてなることを特徴とする高電圧切替器。 - 請求項1記載の高電圧切替器において、
前記複数の可動接点のうち、第1の可動接点と第2の可動接点とのいずれか一方がアノード側で、他方がカソード側であることを特長とする高電圧切替器。 - 請求項1又は2記載の高電圧切替器において、
前記ソレノイドの作動子を元の初期位置に復帰させるコイルスプリングを有することを特長とする高電圧切替器。 - 請求項1から3のいずれか記載の高電圧切替器において、
前記ソレノイドを固定したソレノイド固定板と、該ソレノイド固定板の両側に立設された接点取付板とを有し、該接点取付板及び前記ソレノイド固定板に沿面距離確保用の切欠部を設けていることを特長とする高電圧切替器。 - 請求項1から4のいずれか記載の高耐圧切替器において、
前記可動接点軸上に、その軸方向に溝を複数設けていることを特長とする高電圧切替器。 - 請求項1から5のいずれか記載の高電圧切替器において、
前記可動接点軸の回動に伴ってマイクロスイッチを作動させ、該マイクロスイッチの作動に基づいて前記各可動接点の切り替え状態を検出する検出手段を備えることを特長とする高電圧切替器。 - 請求項4記載の高電圧切替器において、
前記固定板に前記コイルスプリングをガイドする溝及び支持棒を設けていることを特長とする高電圧切替器。 - 請求項6記載の高電圧切替器において、
前記検出手段のマイクロスイッチを固定するスイッチ取付板を有し、該スイッチ取付板は、前記接点取付板の先端に設けられた溝にそれぞれ嵌合し、かつ該それぞれの接点取付板間に架装されていることを特長とする高電圧切替器。 - 請求項8記載の高電圧切替器において、
前記スイッチ取付板に、沿面距離確保用の切欠部を設けていることを特長とする高電圧切替器。
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