【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、端末機器がファームウエアのダウンロード処理の正常終了を自己認識し、ダウンロードした更新後のファームウエアにて自動立ち上げ処理を行うことを可能とする自動立ち上げシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、端末機器に対してファームウエアをダウンロードした後に、この更新したファームウエアにて利用者が立ち上げる際、次のような方法が採られていた。
【0003】
第一の方法は、ファームウエアダウンロード後に利用者が、当該端末機器の電源のOFF/ON処理を行い、端末機器の電源を再度ON状態にすることで更新ファームウエアにて立ち上げ処理を行うというものである。
【0004】
第二の方法は、ファームウエアをダウンロードした端末機器が、この端末機器の上位装置からリセット信号やリセットコマンドを受信することにより、当該端末機器の回路全体が電源投入時と同様の事象となった後に、更新ファームウエアにて立ち上げ処理を行うというものである。
【0005】
また、端末機器に最適なファームウェアを遠隔から自動的に置き換える端末機器の立ち上げ方法として、以下の先行技術文献に記載の発明がある。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−251381号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第一および第二の方法によると、遠隔の端末機器などにおいて更新ファームウエアにて立ち上げ処理を行う場合には、ファームウエアのダウンロード後に別の操作が必要であるため、上記従来技術は利便性に優れているとは言い難いものである。
【0008】
また、上記先行技術文献に記載の方法は、端末機器(上記先行技術文献では情報処理装置という)に通信回線によって接続された保守診断装置及び保守センタにより当該情報処理装置を立ち上げる方法であり、立ち上げ時に保守診断装置が主導となって立ち上げ処理及びファームウェア更新処理を行うものであるが、この保守診断装置に障害が発生した場合には、当該保守診断装置に接続されている全ての端末機器の立ち上げ処理及びファームウェア更新処理が実行されなくなる虞がある。
【0009】
以上の点を鑑みると、各端末機器毎に、ファームウエアのダウンロード処理の正常終了を自己認識し、ダウンロードした更新後のファームウエアにて自動立ち上げ処理を行うことができるように構成することが好ましく、利便性の面でも優れたものであると言える。
【0010】
そこで、本発明の目的は、端末機器に対してファームウエアのダウンロードが正常に終了したことを当該端末機器が自己認識し、新ファームウエアにて自動立ち上げ処理を行うことが可能な自動立ち上げシステムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の自動立ち上げシステムは、上位装置とネットワークで接続された端末機器内に、前記上位装置からファームウェアをダウンロードした後に当該ダウンロードした更新ファームウェアにて当該端末機器の自動立ち上げ処理を行うために備えられており、CPUと、前記上位装置と端末機器との通信接続を行う上位インタフェース回路と、ファームウエアを格納する電気的に書き込み可能な不揮発メモリと、プログラム処理をするためのプログラムワークメモリと、前記上位装置よりダウンロードしたファームウエアのデータを一時的に格納するダウンロード用退避メモリと、当該端末機器の動作処理を実行させる周辺回路と、前記上位インタフェース回路,CPU,プログラムワークメモリ,ダウンロード用退避メモリ及び周辺回路にリセット信号を発行して回路全体を電源投入時と同一事象にする処理および当該端末機器の再立ち上げ処理を行う自己リセット回路と、から構成されるものである。
【0012】
また、上記の自動立ち上げシステムは、前記更新ファームウェアに含まれるプログラムによって、当該ファームウエアのダウンロードの正常終了を認識して前記上位装置と当該端末機器との通信が一旦切断する処理と、電子回路全体を電源投入時と同様な状態とするための前記自己リセット回路による回路リセット処理とが行われ、しかる後に再立ち上げ処理が自動的に実行されるものである。
【0013】
また、上記の自動立ち上げシステムは、前記端末機器がどのバージョンのファームウエアにて動作しているかを前記上位装置にて認識するため、前記上位装置とのインタフェース上に、前記端末機器内の前記不揮発メモリに格納済のファームウエアのリビジョン情報を格納するリビジョン情報格納部を設け、前記端末機器が旧バージョンファームウエアにて動作していることを前記上位装置が認識した場合にのみ、新バージョンのファームウエアのダウンロード処理が実行されるようにすると良い。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る自動立ち上げシステムについて、図1を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る自動立ち上げシステムの構成図である。
【0015】
[自動立ち上げシステムの構成]
第一実施形態に係る自動立ち上げシステム1は端末機器20内に備えられており、図1に示すように、自動立ち上げシステム1内の上位インタフェース回路2を介して、上位装置10と端末機器20とがネットワーク30で接続されている。
【0016】
そして前記自動立ち上げシステム1は、前記上位インタフェース回路2の他に、中央処理ICのCPU3と、ファームウエアを格納する電気的に書き込み可能な不揮発メモリ4と、プログラム処理をするためのプログラムワークメモリ5と、上位装置10よりダウンロードしたファームウエアのデータを一時的に格納するダウンロード用退避メモリ6と、当該端末機器20の動作処理を実行させるドライバなどを含んだ周辺回路7と、前記上位インタフェース回路2,CPU3,プログラムワークメモリ5,ダウンロード用退避メモリ6及び周辺回路7にリセット信号を発行して回路全体を電源投入時と同一事象にする処理および当該端末機器20の再立ち上げ処理を行う自己リセット回路8と、から構成されている。
【0017】
また本実施形態において、上位装置10からダウンロードされる更新ファームウエアには、当該ファームウエアのダウンロードの正常終了を認識して後述のように上位装置10と端末機器20との通信を一旦切断させる第一のプログラムと、電子回路全体を電源投入時と同様な状態とする回路リセット処理を前記自己リセット回路8に行わせる第二のプログラムと、が含まれているものとする。
【0018】
[自動立ち上げシステムにおける処理動作]
次に、以上のような構成の自動立ち上げシステム1において実行される処理手順について、図2を参照して以下説明する。図2は本実施形態に係る自動立ち上げシステムにおける処理手順を示すフローチャートである。
【0019】
[通常時の処理手順]
まず、上位装置10から端末機器20に対してファームウエアのダウンロードが開始されると(ステップST1)、このダウンロードされる更新ファームウエアのデータは、CPU3の処理認識により、上位インタフェース回路2を介してダウンロード用退避メモリ6に一時格納されていく(ステップST2)。
【0020】
ここで、更新ファームウェアのデータが正常にダウンロード用退避メモリ6に一時格納されると、この更新ファームウェアデータ内の上記第一プログラムに従い、CPU3から上位インタフェース回路2へ通信切断指示が出され、上位装置10と端末機器20との通信が一旦切断される(ステップST3,ST4)。
【0021】
そして、不揮発メモリ4内に既に格納済のファームウエアプログラムの中から、更新ファームウェアデータの複写を実行するためのデータ複写用プログラムが、CPU3によってプログラムワークメモリ5に書き込まれ、続いてこのデータ複写用プログラムに従って、ダウンロード用退避メモリ6に一時格納されていた更新ファームウエアのデータが当該ダウンロード用退避メモリ6から不揮発メモリ4へ書き込まれる(ステップST5)。
【0022】
こうして不揮発メモリ4への更新ファームウエアのデータ書き込み処理が終了すると、次にこの更新ファームウエアのデータ内の上記第二プログラムに従って、CPU3より自己リセット回路8へ回路リセット起動指示が出される(ステップST6)。
【0023】
回路リセット起動指示が出されると、自己リセット回路8により、上位インタフェース回路2,CPU3,プログラムワークメモリ5,ダウンロード用退避メモリ6及び周辺回路7に対してリセット信号が発行される。そしてこのリセット信号により、回路全体が電源投入時と同様の状態にリセットされる(ステップST7)。こうして回路全体がリセット状態となった後、更新ファームウエアに従ってCPU3により端末機器20が自動的に再度立ち上げられる(ステップST8)。
【0024】
以上の処理手順によれば、この端末機器20の再立ち上げ時には不揮発メモリ4内に更新ファームウエアのデータが既に書き込まれているため、この更新ファームウエアにて当該端末機器20の自動立ち上げ処理が行われることとなる。
【0025】
[異常時の処理手順]
尚、ステップST3においてダウンロード用退避メモリ6への一時格納処理が正常に終了する場合は上述のようにステップST4以降の処理手順となるが、例えばファームウエアのデータ量が多いために上位装置10との通信を繰り返し実行する必要がある際に、通信異常等によってファームウエアのダウンロードが異常終了してしまった場合には、本実施形態に係る自動立ち上げシステム1では以下のような処理手順をとる。
【0026】
まずステップST3の処理中に異常終了した場合には、前記不揮発メモリ4には、以前更新した旧ファームウエアが格納された状態のままなので、ダウンロード処理が異常終了した時点で、この旧ファームウエアのデータ内の上記第二プログラムに従って、CPU3より自己リセット回路8へ回路リセット起動指示が出されることとなる(ステップST9)。
【0027】
そして、旧ファームウエアに従ってCPU3により、上述の通常時と同様に端末機器20がリセットされ(ステップST10)、そして再度立ち上げられる(ステップST11)。その後に再度、ステップST1以降における上位装置10からのファームウェアダウンロード処理を行うこととなる。
【0028】
以上の処理手順によれば、ファームウェアのダウンロード処理が異常終了した場合でも、一端は旧ファームウエアにて自動立ち上げ処理が行われ、再度、更新ファームウェアのダウンロード処理によってこの更新ファームウエアにて端末機器20の自動立ち上げ処理が行われることとなる。
【0029】
[他の実施形態]
尚、上記実施形態に係る自動立ち上げシステム1において、端末機器20がどのバージョンのファームウエアにて動作しているかを上位装置10にて認識するため、上位装置10とのインタフェース上に、不揮発メモリ4に格納済のファームウエアのリビジョン情報を格納するリビジョン情報格納部(図示せず)を設けても良い。そして、このような構成とした上で、端末機器20が旧バージョンファームウエアにて動作していることを上位装置10が認識した場合にのみ新バージョンファームウエアのダウンロード処理を行うようにすれば、上位装置10から端末機器20へのファームウエアダウンロード処理を効率的に行うことが可能となる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の自動立ち上げシステムによれば、端末機器に対してファームウエアのダウンロードが正常に終了したことを当該端末機器が自己認識し、更新ファームウエアにて自動立ち上げ処理を行うため、ファームウエアのダウンロード時に、特に他の操作を行うことなく更新ファームウエアにて端末機器が自動的に立ち上がることとなり、利便性の面で従来よりも優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る更新ファームウエア自動立ち上げ装置の構成図である。
【図2】第一実施形態に係る自動立ち上げシステムにおける処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:自動立ち上げシステム、2:上位インタフェース回路、3:CPU、4:不揮発メモリ、5:プログラムワークメモリ、6:ダウンロード用退避メモリ、7:周辺回路、8:自己リセット回路、10:上位装置、20:端末機器、30:ネットワーク[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an automatic start-up system that enables a terminal device to self-recognize a normal end of a firmware download process and perform an automatic start-up process with the updated firmware that has been downloaded.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when a user starts up with this updated firmware after downloading the firmware to a terminal device, the following method has been adopted.
[0003]
The first method is that, after downloading the firmware, the user turns off / on the power of the terminal device and turns on the power of the terminal device again to perform the startup process with the updated firmware. Things.
[0004]
In the second method, when the terminal device that has downloaded the firmware receives a reset signal or a reset command from a higher-level device of the terminal device, the entire circuit of the terminal device has the same event as when the power is turned on. Later, the startup processing is performed by the update firmware.
[0005]
In addition, as a method of starting a terminal device that automatically replaces firmware optimal for the terminal device remotely, there is an invention described in the following prior art document.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-9-251381
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the first and second methods, when the startup processing is performed by the update firmware in a remote terminal device or the like, another operation is required after the firmware is downloaded. Is not very convenient.
[0008]
Further, the method described in the above prior art document is a method of starting up the information processing device by a maintenance diagnosis device and a maintenance center connected to a terminal device (referred to as an information processing device in the above prior art document) by a communication line, During startup, the maintenance diagnosis device takes the initiative to perform startup processing and firmware update processing. If a failure occurs in this maintenance diagnosis device, all terminals connected to the maintenance diagnosis device There is a risk that the device start-up process and the firmware update process will not be executed.
[0009]
In view of the above points, it is possible to configure each terminal device so that it can recognize the normal end of the firmware download process normally and perform the automatic startup process with the updated firmware downloaded. It can be said that it is preferable in terms of convenience.
[0010]
Accordingly, an object of the present invention is to provide an automatic start-up device capable of automatically recognizing that downloading of firmware to a terminal device has been normally completed, and performing an automatic start-up process with the new firmware. It is to provide a system.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the automatic start-up system according to the present invention includes a terminal device connected to a higher-level device via a network. A CPU, a higher-level interface circuit for communication connection between the higher-level device and the terminal device, an electrically writable nonvolatile memory for storing firmware, and a program Work memory for performing the above operation, a download save memory for temporarily storing firmware data downloaded from the higher-level device, a peripheral circuit for executing operation processing of the terminal device, the higher-level interface circuit, and a CPU. , Program work memory, download A self-resetting circuit for performing processing and re-start-up process of the terminal device to the entire circuit by issuing a reset signal to the same event and when the power is turned on in the save memory and peripheral circuits, is composed of.
[0012]
The automatic start-up system includes a process included in the update firmware that recognizes a normal end of download of the firmware and temporarily disconnects communication between the host device and the terminal device. Circuit reset processing by the self-reset circuit is performed to bring the entire apparatus into the same state as when power is turned on, and then restart processing is automatically performed.
[0013]
Further, the automatic start-up system, in order to recognize in which version of firmware the terminal device is operating in the higher-level device, on the interface with the higher-level device, the above-mentioned in the terminal device A revision information storage unit for storing revision information of firmware already stored in the non-volatile memory is provided, and only when the higher-level device recognizes that the terminal device is operating with the old version firmware, the new version is updated. It is preferable to execute a firmware download process.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an automatic startup system according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 1 is a configuration diagram of an automatic startup system according to an embodiment of the present invention.
[0015]
[Configuration of automatic startup system]
The automatic start-up system 1 according to the first embodiment is provided in a terminal device 20, and as shown in FIG. 20 are connected by a network 30.
[0016]
The automatic start-up system 1 includes, in addition to the upper interface circuit 2, a CPU 3 of a central processing IC, an electrically writable nonvolatile memory 4 for storing firmware, and a program work memory for performing program processing. 5, a save memory for download 6 for temporarily storing firmware data downloaded from the host device 10, a peripheral circuit 7 including a driver for executing operation processing of the terminal device 20, and a host interface circuit. 2, a process for issuing a reset signal to the CPU 3, the program work memory 5, the download save memory 6, and the peripheral circuit 7 to make the entire circuit the same event as when the power is turned on, and a process for restarting the terminal device 20 And a reset circuit 8.
[0017]
In the present embodiment, the update firmware downloaded from the host device 10 recognizes the normal end of the download of the firmware and temporarily disconnects the communication between the host device 10 and the terminal device 20 as described later. One program and a second program for causing the self-reset circuit 8 to perform a circuit reset process for bringing the entire electronic circuit into the same state as when the power is turned on are included.
[0018]
[Processing operation in automatic startup system]
Next, a processing procedure executed in the automatic startup system 1 having the above configuration will be described below with reference to FIG. FIG. 2 is a flowchart showing a processing procedure in the automatic startup system according to the present embodiment.
[0019]
[Normal processing procedure]
First, when the download of firmware from the higher-level device 10 to the terminal device 20 is started (step ST1), the data of the updated firmware to be downloaded is recognized via the higher-level interface circuit 2 by the processing recognition of the CPU 3. The data is temporarily stored in the download save memory 6 (step ST2).
[0020]
Here, when the data of the updated firmware is normally temporarily stored in the download save memory 6, the CPU 3 issues a communication disconnection instruction to the upper interface circuit 2 in accordance with the first program in the updated firmware data, and Communication between the terminal 10 and the terminal device 20 is temporarily disconnected (steps ST3 and ST4).
[0021]
Then, from among the firmware programs already stored in the non-volatile memory 4, a data copying program for copying the updated firmware data is written into the program work memory 5 by the CPU 3, and subsequently the data copying program is executed. According to the program, the update firmware data temporarily stored in the download save memory 6 is written from the download save memory 6 to the nonvolatile memory 4 (step ST5).
[0022]
When the process of writing the update firmware data to the nonvolatile memory 4 is completed, the CPU 3 issues a circuit reset activation instruction to the self-reset circuit 8 in accordance with the second program in the update firmware data (step ST6). ).
[0023]
When a circuit reset start instruction is issued, a reset signal is issued by the self-reset circuit 8 to the upper interface circuit 2, CPU 3, program work memory 5, download save memory 6, and peripheral circuit 7. The reset signal resets the entire circuit to the same state as when the power was turned on (step ST7). After the entire circuit is thus reset, the terminal device 20 is automatically restarted by the CPU 3 according to the updated firmware (step ST8).
[0024]
According to the above-described processing procedure, when the terminal device 20 is restarted, the update firmware data has already been written in the nonvolatile memory 4. Will be performed.
[0025]
[Procedure when an error occurs]
If the temporary storage process in the download save memory 6 ends normally in step ST3, the processing procedure after step ST4 is performed as described above. However, since the firmware data amount is large, the When it is necessary to repeatedly execute the communication, and the firmware download is abnormally terminated due to a communication error or the like, the automatic startup system 1 according to the present embodiment performs the following processing procedure. .
[0026]
First, in the case of abnormal termination during the processing of step ST3, since the previously updated old firmware is still stored in the nonvolatile memory 4, when the download processing is abnormally terminated, the old firmware is deleted. In accordance with the second program in the data, the CPU 3 issues a circuit reset activation instruction to the self-reset circuit 8 (step ST9).
[0027]
Then, the terminal device 20 is reset by the CPU 3 according to the old firmware in the same manner as in the above-described normal state (step ST10), and is restarted (step ST11). After that, the firmware download process from the upper level device 10 after step ST1 is performed again.
[0028]
According to the above processing procedure, even if the firmware download processing ends abnormally, the one end is automatically started by the old firmware, and the update firmware is again downloaded by the update firmware. 20 automatic start-up processes will be performed.
[0029]
[Other embodiments]
In the automatic start-up system 1 according to the embodiment, the host device 10 recognizes which version of the firmware the terminal device 20 is operating on. 4 may be provided with a revision information storage unit (not shown) for storing the revision information of the firmware already stored. Then, with such a configuration, if the host device 10 recognizes that the terminal device 20 is operating with the old version firmware, the download process of the new version firmware is performed, Firmware download processing from the host device 10 to the terminal device 20 can be performed efficiently.
[0030]
【The invention's effect】
As described above, according to the automatic startup system of the present invention, the terminal device recognizes that the download of the firmware to the terminal device has been normally completed, and executes the automatic startup process with the updated firmware. Therefore, when the firmware is downloaded, the terminal device automatically starts up with the updated firmware without performing any other operation, which is more convenient than before.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of an automatic update firmware launching apparatus according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart illustrating a processing procedure in the automatic startup system according to the first embodiment.
[Explanation of symbols]
1: Automatic start-up system, 2: Upper interface circuit, 3: CPU, 4: Non-volatile memory, 5: Program work memory, 6: Save memory for download, 7: Peripheral circuit, 8: Self reset circuit, 10: Upper device , 20: terminal equipment, 30: network