JP2004286891A

JP2004286891A - Musical performance data processor and program

Info

Publication number: JP2004286891A
Application number: JP2003076653A
Authority: JP
Inventors: Norinao Aoki; 紀尚青木
Original assignee: Yamaha Corp
Current assignee: Yamaha Corp
Priority date: 2003-03-19
Filing date: 2003-03-19
Publication date: 2004-10-14
Anticipated expiration: 2023-03-19
Also published as: JP4144391B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a musical performance data processor which can be controlled by an external musical performance device without arranging any special control function nor disturbing normal musical performance operation, and a program. <P>SOLUTION: After a musical performance data processing system receives musical performance data Dm from an external musical performance device Em by a receiving means Dm of a musical performance data processor PC, a discrimination means DS discriminates whether the musical performance data are original musical performance data Dns based upon musical performance operation on the external musical performance device Em or data Dcm based upon special operation. In the case of the former, a normal processing means VP performs normal processing corresponding to the original musical performance data Dns. In the case of the latter, namely, when a plurality of pieces of element data constituting the received musical performance data Dm have a special specific combination Dcm, processing corresponding to the original musical performance data Dns is not performed and a function executing means CM executes a specific function of a specific function musical performance data processor PC. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子楽器のような外部演奏装置に接続される演奏データ処理装置を外部演奏装置により制御可能に動作させる演奏データ処理システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、ＭＩＤＩキーボード等の外部演奏装置と接続されて動作する電子楽器等の演奏データ処理装置において、当該外部演奏装置から演奏データ処理装置を制御可能にしたものは、例えば、特許文献１により提案されている。
【０００３】
【特許文献１】
特開平８−２３４７３１号公報。
【０００４】
この従来技術によれば、１６個有るＭＩＤＩチャンネルのうちの特定チャンネルのノートイベントを演奏データ処理装置（電子楽器）の制御コマンドに割当て、演奏データ処理装置は、特定チャンネルのノートイベントを受信すると、割り当てられた制御コマンドを実行するようになっている。
【０００５】
しかしながら、このような従来技術によると、特定チャンネルが制御コマンドに割り当てられてしまっているので、この特定チャンネルを通常の演奏処理に用いることができないという不都合がある。これに対して、ノートイベント等の演奏データを制御コマンドに割り当てず、専用の制御コマンドを外部演奏装置が出力できるようにすることも考えられるが、外部演奏装置の構成が複雑になる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の目的は、このような事情に鑑み、外部演奏装置に接続される演奏データ処理装置を動作させる際に、外部演奏装置から演奏データ処理装置を容易に制御することができる演奏データ処理システム、特に、特別な制御機能を外部演奏装置に設けずに、しかも、通常の演奏操作に支障をきたすことなく、演奏データ処理装置を制御可能にする演奏データ処理システムを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
この発明の主たる特徴に従うと、外部演奏装置（ＥＭ）からの演奏データ（Ｄｍ）の処理が可能な演奏データ処理装置（ＰＣ）であって、外部演奏装置（ＥＭ）から演奏データ（Ｄｍ）を受信する受信手段（１０ｐｒ；Ｐ５）と、受信された演奏データ（Ｄｍ）を構成する要素データ（各ノートイベント）が所定の組合わせ（Ｄｃｍ）であるか否かを判別する判別手段（ＤＳ；Ｐ６）と、要素データが所定の組合わせであると判定された演奏データ（Ｄｃｍ）に基づいて、この演奏データ処理装置（ＰＣ）の所定の機能を実行する機能実行手段（ＣＭ；Ｐ８）と、要素データが所定の組合わせでないと判定された演奏データ（Ｄｎｓ）に対応する通常処理を実行する通常処理手段（ＶＰ；Ｐ９）とを具備する演奏データ処理装置（ＰＣ）〔請求項１〕、並びに、外部演奏装置（ＥＭ）からの演奏データ（Ｄｍ）の処理が可能な演奏データ処理装置（ＰＣ）に対して、（ＥＭ）から演奏データ（Ｄｍ）を受信するステップ（Ｐ５）と、受信された演奏データ（Ｄｍ）を構成する要素データ（各ノートイベント）が所定の組合わせ（Ｄｃｍ）であるか否かを判別するステップ（Ｐ６）と、要素データが所定の組合わせであると判定された演奏データ（Ｄｃｍ）に基づいて、この演奏データ処理装置（ＰＣ）の所定の機能を実行するステップ（Ｐ８）と、要素データが所定の組合わせでないと判定された演奏データ（Ｄｎｓ）に対応する通常処理を実行するステップ（Ｐ９）とから成る手順を実行させるための演奏データ処理プログラム〔請求項４〕が提供される。なお、括弧書きは、後述する実施例において対応する参照記号又は用語を表わす。
【０００８】
この発明による演奏データ処理装置（ＰＣ）は、さらに、通常処理手段（ＶＰ；Ｐ９）により通常処理が実行される演奏データ（Ｄｎｓ）を外部演奏装置（Ｅｍ）へと返送する返送処理手段（１０ｐｓ；Ｐ１０）を具備する〔請求項２〕ように、さらに、外部演奏装置（Ｅｍ）が、この演奏データ処理装置（ＰＣ）の所定の機能に対応した機器であるときには（Ｐ２・ＹＥＳ→Ｐ３）、判別手段（ＤＳ；Ｐ６）の機能を無効にする判別無効手段（Ｐ６・ＮＯ→Ｐ９及びＰ６・ＹＥＳ→Ｐ７・ＮＯ→Ｐ９等）を具備し、通常処理手段（ＶＰ；Ｐ９）は、判別手段（ＤＳ；Ｐ６）の機能が無効にされたときは、受信された演奏データ（Ｄｍ）に対応する通常処理を実行する〔請求項３〕ように、構成することができる。
【０００９】
〔発明の作用〕
この発明による演奏データ処理システムにおいては、パーソナルコンピュータ等の演奏データ処理装置（ＰＣ）は、電子楽器等の外部演奏装置（Ｅｍ）から演奏データ（Ｄｍ）を受信し（１０ｐｒ；Ｐ５）、受信した演奏データ（Ｄｍ）が外部演奏装置（Ｅｍ）での演奏操作に基づく本来の演奏データ（Ｄｎｓ）である場合は（Ｐ６→ＮＯ）、この演奏データ（Ｄｎｓ）に対応した通常処理を実行する（ＶＰ；Ｐ９）。この際、受信演奏データ（Ｄｍ）を構成する複数の要素データが所定の組合わせ（Ｄｃｍ）であった場合には（Ｐ６→ＹＥＳ）、本来の演奏データ（Ｄｎｓ）に対応した処理は実行せず、演奏データ処理装置（ＰＣ）の所定の機能を実行するよう制御する（ＣＭ；Ｐ８）。
【００１０】
すなわち、外部演奏装置（Ｅｍ）側で、例えば、最低音を押しながら最高音を押す等の、普段の演奏ではあり得ない特殊な操作をすると、この特殊操作に基づき所定の要素データの組合わせを有する演奏データ（Ｄｃｍ）が生成されるので、この演奏データ（Ｄｃｍ）を受けた演奏データ処理装置（ＰＣ）は、これを特定のコマンドと認識して（Ｐ６→ＹＥＳ）は、当該特定コマンドに対応する所定機能の動作をする（ＣＭ；Ｐ８）。また、通常の演奏操作時に生成される演奏データ（Ｄｎｓ）に対しては、通常の演奏操作と判定して（Ｐ６→ＮＯ）当該通常の操作に対応した演奏処理の動作をする（ＶＰ；Ｐ９）。従って、通常の演奏処理（ＶＰ；Ｐ９）には支障をきたさずに演奏データ処理装置（ＰＣ）の所定機能を実行させることができる。
【００１１】
また、本来の演奏データ（Ｄｎｓ）に対応してなされる処理には、受信された当該演奏データ（Ｄｎｓ）を外部演奏装置（ＥＭ）へと返送する処理（１０ｐｓ；Ｐ１０）が含まれ、要素データが所定の組合わせである演奏データ（Ｄｃｍ）を受信した場合（Ｐ６→ＹＥＳ）は、このような返送処理を行わない。従って、外部演奏装置（ＥＭ）においては、通常は、演奏データ（Ｄｎｓ）が返送されることで、楽音発生等の演奏処理がなされるが、所定の組合わせの場合には（Ｐ６→ＹＥＳ）演奏データ（Ｄｃｍ）が返送されないことから、不要な演奏処理がなされることがない。
【００１２】
さらに、外部演奏装置（Ｅｍ）が所定の機能に対応した機器の場合（Ｐ２・ＹＥＳ→Ｐ３）、組合わせ判別（ＤＳ；Ｐ６）を無効にして（省略して）、受信された演奏データ（Ｄｍ）の要素データが所定の組合わせであるか否かに拘わらず（Ｐ６・ＮＯ→Ｐ９及びＰ６・ＹＥＳ→Ｐ７・ＮＯ→Ｐ９等）、当該演奏データ（Ｄｍ）に対応する通常処理を実行する（ＶＰ；Ｐ９）。従って、所定機能に非対応の外部演奏装置（ＥＭ）であっても、特殊組合わせの演奏データ（Ｄｃｍ）を所定機能実行コマンドとみなすことで、所定機能の実行（ＣＭ；Ｐ８）を指示することができるようにすると共に、独自に所定機能実行コマンドの送信（Ｍ４）が可能な所定機能に対応した外部演奏装置（ＥＭ）については、演奏データ（Ｄｃｍ）の要素データがどんな組合わせでも本来の演奏データ（Ｄｎｓ）と判定して通常処理（Ｐ９）を行うことで、処理工程を簡単にすることができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
〔システムの概要〕
図１は、この発明の一実施例による演奏データ処理システムのハードウエア構成ブロック図を示す。この演奏データ処理システムは、演奏データ処理装置ＰＣ及び外部演奏装置ＥＭから成り、この例では、外部演奏装置ＥＭには電子楽器が用いられる。また、演奏データ処理装置には演奏情報処理機能を有するパーソナルコンピュータＰＣが用いられ、その演奏情報処理機能には、演奏データの一致判定などの演奏データに対応した処理機能がある。なお、何れの装置ＰＣ，ＥＭも、通信機能を備え、通信ネットワークＣＮを介してサーバコンピュータＳＶ等の外部の情報処理装置と通信可能である。
【００１４】
外部演奏装置（電子楽器）ＥＭは、図１下部に示すように、中央処理装置（ＣＰＵ）１ｍ、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）２ｍ、読出専用メモリ（ＲＯＭ）３ｍ、外部記憶装置４ｍ、演奏検出回路５ｍ、パネル検出回路６ｍ、表示回路７ｍ、音源回路８ｍ、効果回路９ｍ、ＭＩＤＩ（ＭｕｓｉｃａｌＩｎｓｔｒｕｍｅｎｔＤｉｇｉｔａｌＩｎｔｅｒｆａｃｅ）インターフェース（ＭＩＤＩＩ／Ｆ）１０ｍ、通信インターフェース（通信Ｉ／Ｆ）１１ｍなどを備え、これらの装置１ｍ〜１１ｍはバス１２ｍに接続されている。
【００１５】
ＣＰＵ１ｍは、所定のソフトウエア・プログラムに従いタイマ１３ｍによるクロックを利用してユーザ演奏に伴う各種処理を行う。ＲＡＭ２ｍは、各種処理に際して必要なデータやパラメータを記憶するためのワーク領域として用いられ、ＲＯＭ３ｍは各種処理のための制御プログラムや制御パラメータを記憶している。外部記憶装置４ｍには、ハードディスクドライブ（ＨＤＤ）の外に、コンパクトディスク・リード・オンリィ・メモリ（ＣＤ−ＲＯＭ）、フレキシブルディスク（ＦＤ）、光磁気（ＭＯ）ディスク、ディジタル多目的ディスク（ＤＶＤ）、半導体メモリ等の外部記録媒体が利用され、必要な楽曲データや制御プログラムなどが記録することができる。
【００１６】
演奏検出回路５ｍは、これに接続される鍵盤等の演奏操作子１４ｍのユーザによる演奏操作内容を検出してＣＰＵ１の演奏処理機能部に導入し演奏データを生成するのに用いられる。なお、外部演奏装置（電子楽器）ＥＭの形態は、鍵盤楽器に限らず、弦楽器タイプ、管楽器タイプ、打楽器タイプ等の形態でもよい。パネル検出回路６ｍは、これに接続されるスイッチ等の設定操作子１５ｍによる操作内容を検出してＣＰＵ１の設定処理機能部に導入し外部演奏装置ＥＭの動作状態を設定するのに用いられる。また、表示回路６は、これに接続されるディスプレイ１６ｍをＣＰＵ１からの指令に従って制御し、装置ＥＭの動作状態や設定内容を表示するのに用いられる。
【００１７】
音源回路（ソフトウエアを含む）８ｍ及びＤＳＰ（ディジタル信号処理器）等を含む効果回路９ｍは、ユーザ演奏や楽曲データ自動演奏による演奏データに基づく楽音信号を生成し、Ｄ／Ａ変換器やアンプ、スピーカを含むサウンドシステム１７ｍは、両回路８ｍ，９ｍと共に楽音生成部を構成し、効果回路９ｍからの楽音信号に基づく楽音を発音する。
【００１８】
ＭＩＤＩＩ／Ｆ１０ｍは、演奏データ処理装置ＰＣ等の他のＭＩＤＩ機器と通信するためのインターフェースである。また、通信Ｉ／Ｆ１１ｍにはインターネットやＬＡＮなどの通信ネットワークＣＮを通じてサーバコンピュータＳＶ等の外部装置と交信することができる。通信Ｉ／Ｆ１１ｍ及び通信ネットワークＣＮは、有線のものに限らず無線でもよい。また、双方を備えていてもよい。
【００１９】
演奏データ処理装置（パーソナルコンピュータ）ＰＣも、図１上部に示すように、外部演奏装置ＥＭとほぼ同様のハードウエア構成を有し、演奏データ処理装置ＰＣは、ＣＰＵ１ｐ、ＲＡＭ２ｐ、ＲＯＭ３ｐ、外部記憶装置４ｐ、検出回路６ｐ、表示回路７ｐ、ＭＩＤＩＩ／Ｆ１０ｐ、通信Ｉ／Ｆ１１ｐ、バス１２ｐ、タイマ１３ｐ、設定操作子１５ｐ、ディスプレイ１６ｐなどを備え、音源回路８ｐ、効果回路９ｐ及びサウンドシステム１７ｐから成る楽音生成部は、必要に応じて設けることができる。また、これらの構成要素は、同一番号の参照記号が付記された外部演奏装置ＥＭの構成要素に対応し、これらと同様の機能を有する。
【００２０】
演奏データ処理装置ＰＣは、ＣＰＵ１ｐによる制御の下で、特に、一致判定などの通常イベント処理や所定機能の実行などに関わる演奏データ処理を含む各種処理を行うことができる。このため、演奏データ処理プログラム等の制御プログラムがＲＯＭ３ｐ又は外部記憶装置４ｐに記憶されており、この演奏データ処理プログラムには、通常イベント処理プログラムや所定機能プログラムなどのサブプログラムが含まれる。
【００２１】
なお、演奏データ処理装置ＰＣの検出回路６ｐは、これに接続されるマウスや文字キーボード等の操作子１５ｐの操作内容を検出してＣＰＵ１ｐの操作入力処理機能部に導入し処理装置ＰＣの動作状態を設定するのに用いられる。また、ＭＩＤＩＩ／Ｆ１０ｐには、ＭＩＤＩケーブルＭＣを介して外部演奏装置ＥＭのＭＩＤＩＩ／Ｆ１０ｍに接続され、両装置ＰＣ，ＥＭは、Ｉ／Ｆ１０ｐ，１０ｍを介して必要な情報をＭＩＤＩ形式で送受し合い、連係動作をすることができる。
【００２２】
また、演奏データ処理装置ＰＣ及び外部演奏装置ＥＭの各種処理に利用される制御プログラムや各種データは、外部記憶媒体（４ｐ，４ｍ）から、或いは、通信Ｉ／Ｆ１１ｐ，１１ｍを介してサーバコンピュータＳＶなどの外部装置から、演奏データ処理装置ＰＣ及び外部演奏装置ＥＭ本体に供給してもよい。
【００２３】
〔システムの機能〕
図２は、この発明の一実施例による演奏データ処理システムの主要な機能を概略的に表わす機能ブロック図である。ここで、図２を用いて、この演奏データ処理システムの概要を説明しておく。電子楽器等の外部演奏装置Ｅｍからの演奏データＤｍは、パーソナルコンピュータ等の演奏データ処理装置ＰＣの受信手段１０ｐｒで受信された後、判別手段ＤＳにおいて、外部演奏装置Ｅｍでの（１）演奏操作に基づく本来の演奏データＤｎｓであるか（２）特殊な操作に基づくデータＤｃｍであるかが判別される。前者（１）の場合は、通常処理手段ＶＰにて、本来の演奏データＤｎｓに対応した通常処理が実行され、後者（２）の場合、即ち、受信演奏データＤｍを構成する複数の要素データが特殊な所定の組合わせＤｃｍをもつ場合には、本来の演奏データＤｎｓに対応した処理は実行せず、機能実行手段ＣＭにて所定機能演奏データ処理装置ＰＣの所定の機能が実行される。
【００２４】
以下、図２について、より詳細に説明する。この演奏データ処理システムでは、外部演奏装置ＥＭは、電源のオンにより外部演奏装置ＥＭはＭＩＤＩ受信部１０ｍｒが動作可能になる。また、演奏データ処理装置ＰＣは、電源をオンするか、演奏データ処理プログラムが動作している状態で所定機能プログラムを起動することにより、所定機能のオン／オフを管制する所定機能起動部ＳＴの機能が立ち上がり、ＭＩＤＩ送信部１０ｐｓを介して、所定機能がオン（作動可能）になったことを表わす所定機能オンコマンドとローカルオフを指示するローカルオフコマンドＣｆとを外部演奏装置ＥＭのＭＩＤＩ受信部１０ｍｒに送信する。
【００２５】
外部演奏装置ＥＭでは、通常、演奏操作子１４ｍの演奏操作に応じて生成されるノートデータＤｎｔが音源８ｍに供給されるようになっている。ここで、上述のように、演奏データ処理装置ＰＣから両コマンドを受けた場合、外部演奏装置ＥＭは、所定機能オンコマンドの確認により、処理装置ＰＣと連係可能な動作状態となってＭＩＤＩ送信部１０ｍｓが能動化され、ローカルオフコマンドＣｆに従って、ノートデータＤｎｔを音源８ｍに供給しないようにセットされる。
【００２６】
外部演奏装置ＥＭがこのように処理装置ＰＣとの連係可能な動作状態であるときに、演奏操作子１４ｍをユーザが操作すると、この操作に応じてノートイベント等のＭＩＤＩイベントデータＤｍが生成され、このＭＩＤＩイベントデータＤｍは、ＭＩＤＩ送信部１０ｍｓを介して演奏データ処理装置ＰＣに送信される。なお、このデータＤｍは上述のローカルオフにより音源８ｍには供給されない。
【００２７】
演奏データ処理装置ＰＣでは、ＭＩＤＩ送信部１０ｐｒが、外部演奏装置ＥＭから発信されたＭＩＤＩイベントデータＤｍを受け取り、これをイベント判別部ＤＳに手渡す。イベント判別部ＤＳは、演奏装置ＥＭからの発信ＭＩＤＩイベントデータＤｍを解析し、当該発信ＭＩＤＩイベントデータＤｍが略同時の複数のイベントであるときには、当該イベントの組合わせが、予め定められた特別の組合わせであるかどうかを判別する。この組合わせは、通常の演奏においては有り得ないような所定の組合わせであり、「特殊組合わせ」と呼ばれる。この特殊組合わせには、例えば、演奏操作子１４ｍの最低音と最高音或いはこれらの音に隣接する音を同時に発生させるようなイベントの組合わせなどが採用される。
【００２８】
イベント判別部ＤＳは、このような判別の結果、発信ＭＩＤＩイベントデータＤｍを構成する略同時の複数のイベント（要素データ）が、特殊組合わせではなく、通常の演奏であり得る組合わせであれば、イベント判別部ＤＳは、このＭＩＤＩイベントデータＤｍを、外部演奏装置ＥＭの演奏操作子１４ｍの通常の演奏操作に基づく通常ＭＩＤＩイベントＤｎｓであると判別し、この通常ＭＩＤＩイベントデータＤｎｓを通常イベント処理部ＶＰに送る。そして、通常イベント処理部ＶＰは、この演奏データ処理装置ＰＣの通常イベントプログラムに従い、通常ＭＩＤＩイベントデータＤｎｓに基づく通常イベント処理を実行する。
【００２９】
通常イベント処理部ＶＰは、例えば、通常イベントプログラムが演奏データの一致判定機能を有していれば、通常イベント処理として一致判定機能を実行する。すなわち、通常ＭＩＤＩイベントデータＤｎｓを所定の模範ソングデータと比較して所定ソングの演奏が正しく出来たか否かを判定する。なお、この一致判定機能には、併せて、伴奏パートに関してＭＩＤＩイベント（以下、「補助ＭＩＤＩイベント」と呼ぶ）Ｄａｃを生成する伴奏機能を含ませることができる。
【００３０】
一方、イベント判別部ＤＳにおいて、イベントの組合わせが特殊組合わせであると判別された場合には、当該同時イベントＤｃｍを、演奏データ処理装置ＰＣにおいて所定機能を実行させるための所定機能実行コマンドとみなして、発信ＭＩＤＩイベントデータＤｍから抽出し、当該同時イベントＤｃｍに対応する所定機能実行コマンドをコマンド処理部ＣＭに送る。所定機能実行コマンドとしては、例えば、上述した一致判定機能を始動又は停止させるスタート／ストップ機能がある。そして、コマンド処理部ＣＭは、このコマンドに対応する所定機能を実行する。このようにして、外部演奏装置から所定機能の実行を制御することができるとともに、当該機能に対して演奏データを提供することができる。
【００３１】
さて、イベント判別部ＤＳは、通常のＭＩＤＩイベントと判定した場合には、さらに、通常ＭＩＤＩイベントデータＤｎｓをＭＩＤＩ送信部１０ｐｓにも送って、これを外部演奏装置ＥＭに返送させる。また、ＭＩＤＩ送信部１０ｐｓは、必要に応じて、通常イベント処理部ＶＰで生成された補助（伴奏パート）ＭＩＤＩイベントＤａｃをも受け取り、外部演奏装置ＥＭに返送する。つまり、演奏データ処理装置ＰＣから外部演奏装置ＥＭに返信される返送ＭＩＤＩイベントデータＤｐは、通常ＭＩＤＩイベントデータＤｎｓであるか、或いは、通常ＭＩＤＩイベントデータＤｎｓに補助ＭＩＤＩイベントＤａｃを加えたものである。
【００３２】
外部演奏装置ＥＭは、演奏データ処理装置ＰＣから返送されてきたＭＩＤＩイベントデータＤｐをＭＩＤＩ受信部１０ｍｒで受け取り、さらに、音源８ｍに手渡す。この返送ＭＩＤＩイベントデータＤｐには、ローカルオフコマンドＣｆによるセット動作で音源８ｍに供給されなかったユーザ演奏によるＭＩＤＩイベントデータＤｎｓが含まれる。これにより、ユーザの演奏操作に基づく演奏データが処理装置ＰＣ経由で音源８ｍに供給されることになる。
【００３３】
一方、演奏データ処理装置ＰＣで特殊組合わせと判定された場合は、特殊組合わせに該当するＭＩＤＩイベントＤｃｍが外部演奏装置ＥＭへと返送されないので、不要な楽音発生を防ぐことができる。（但し、特殊組合わせの複数ＭＩＤＩイベントを或る時間差を持って発生させた場合は、最初のＭＩＤＩイベントが発生した時点では未だ特殊組合わせと判定されないので、この最初のＭＩＤＩイベントの楽音は発生されることになる。）
【００３４】
なお、演奏データ処理装置ＰＣにおいて、電源をオフしたり所定機能プログラムを終了する操作等によって所定機能をオフしたときは、所定機能起動部ＳＴは、ローカルオンコマンドＣｎをＭＩＤＩ送信部１０ｐｓを介して外部演奏装置ＥＭのＭＩＤＩ受信部１０ｍｒに送信する。外部演奏装置ＥＭは、このローカルオンコマンドＣｎの受信によりローカルオンにリセットされ、演奏操作子１４ｍの演奏操作で生成されるノートデータＤｎｔを音源８ｍに供給可能として、演奏装置ＥＭ単独で演奏を行う通常状態に復帰する。
【００３５】
〔動作フロー例〕
図３は、この発明の一実施例による演奏データ処理システムの動作例を概略的に表わすフローチャートである。演奏データ処理装置ＰＣ及び外部演奏装置ＥＭは、図３の動作フローに従い、大略、図２の主要機能ブロック図で説明した機能を実行する。この動作フローでは、演奏データ処理装置ＰＣは、外部演奏装置ＥＭが所定機能に対応しているか否かに応じて異なる動作過程を経るようにした点で、図２で言及しなかった動作を呈する。なお、図３中の“※”印は、外部演奏装置ＥＭが所定機能対応機器の場合に採り得る動作ステップ乃至経路を表わす。
【００３６】
先ず、演奏データ処理装置ＰＣは、電源オンや、演奏データ処理プログラムが動作している状態で所定機能プログラムを起動したとき等の最初の段階で、外部演奏装置ＥＭに対する開始コマンドとして、所定機能のオンを表わす所定機能オンコマンドとローカルオフコマンドＣｆとを送信する（ステップＰ１）。
【００３７】
これに対して、外部演奏装置ＥＭは、所定機能対応機器の場合、これらの開始コマンドを受信し、所定機能オンコマンドを自動的に返送することができる（ステップＭ１）。すなわち、外部演奏装置ＥＭには、機種によって所定機能オンコマンドを認識できるものとできないものとがあり、所定機能オンコマンドの認識可能な外部演奏装置ＥＭの場合は、当該所定機能オンコマンドを演奏データ処理装置ＰＣへと返送して所定機能の実行を正式に指示する。
【００３８】
一方、認識不能の外部演奏装置ＥＭの場合には、このコマンドを無視してそのまま以下のステップに進む。何れの場合も、その後は、受信したローカルオフコマンドＣｆに基づいてローカルオフに設定し（ローカルオフを認識不能な外部演奏装置はあまり無い）、ユーザの演奏操作に基づく演奏データＤｎｔを音源８ｍに供給しないようにセットする（ステップＭ２）。
【００３９】
一方、演奏データ処理装置ＰＣは、開始コマンドの送信（Ｍ１）の後、外部演奏装置ＥＭから所定機能オンコマンドを受信したか否かを判断する（ステップＰ２）。ここで、外部演奏装置ＥＭから返送される所定機能オンコマンドを受信すれば（Ｐ２→ＹＥＳ）、外部演奏装置ＥＭが所定機能に正式に対応したものであると判定する（ステップＰ３）。逆に、当該所定機能オンコマンドを受信しない場合は（Ｐ２→ＮＯ）、所定機能に非対応であると判定する（ステップＰ４）。
【００４０】
次いで、外部演奏装置ＥＭにおいて、ユーザが演奏操作子１４ｍを操作すると、この操作に基づき生成されるＭＩＤＩイベントデータＤｍが演奏データ処理装置ＰＣに送信される（ステップＭ３）。演奏データ処理装置ＰＣは、このＭＩＤＩイベントデータＤｍを受信し（ステップＰ５）、受信したＭＩＤＩイベントデータＤｍが特殊組合わせのイベントであるか否かを判別する（ステップＰ６）。ここで、特殊組合わせと判定されると（Ｐ６→ＹＥＳ）、さらに、所定機能対応／非対応の判定（Ｐ３／Ｐ４）に基づいて、外部演奏装置ＥＭが所定機能に非対応の演奏装置であるか否かを識別する（ステップＰ７）。
【００４１】
演奏データ処理装置ＰＣにおいて、上述した対応／非対応識別ステップ（Ｐ７）で、外部演奏装置ＥＭが所定機能に非対応の機器（Ｐ４判定）であると分かったときは（Ｐ７→ＹＥＳ）、判定された特殊組合わせに応じて所定機能実行コマンドを特定した上、当該コマンドに対応する所定の機能を実行する（ステップＰ８）。そして、このコマンド処理の実行後、外部演奏装置ＥＭからの受信〔所定機能対応の外部演奏装置ＥＭ（Ｐ３）に対してはステップＰ５及びステップＰ８、所定機能非対応の外部演奏装置ＥＭ（Ｐ４）に対してはステップＰ５〕を待機する状態にリターンする。
【００４２】
また、外部演奏装置ＥＭが所定機能に対応する演奏装置である場合、図３で※印が付記された破線のステップＭ４に示すように、演奏操作子１４ｍの操作ステップＭ３の前後で（図３ではステップＭ３の後）、外部演奏装置ＥＭからの受信を待機している演奏データ処理装置ＰＣに所定機能実行コマンドを送信することができる。これに対して、演奏データ処理装置ＰＣは、この所定機能実行コマンドを受信することができ、所定機能実行コマンドを受信した場合には所定機能実行ステップＰ８に進む。この所定機能実行ステップＰ８においては、図３のＰ８枠内に括弧書きで示すように、受信した所定機能実行コマンドに従って所定機能を実行する。
【００４３】
外部演奏装置ＥＭは、所定機能に対応している機器の場合は所定機能実行コマンドを送信することができるが、非対応の機器では送信することができない。このため、この例では、外部演奏装置ＥＭが所定機能非対応の演奏装置であっても所定機能実行を指示できるように、特殊組合わせのＭＩＤＩイベントＤｃｍを受信した場合は、所定機能実行コマンドとみなすようにしている〔Ｐ６（ＹＥＳ）→Ｐ７（ＹＥＳ）→Ｐ８〕。
【００４４】
また、所定機能対応の外部演奏装置ＥＭについては、上述した所定機能実行コマンド送信ステップＭ４及び所定機能実行ステップＰ８の動作により、特殊組合わせのＭＩＤＩイベントＤｃｍを所定機能実行コマンドとみなす必要も無いことから、次に説明するように、どのような組合わせであったとしても通常のＭＩＤＩイベントと判定するようにしている〔Ｐ６（ＹＥＳ）→Ｐ７（ＮＯ）→Ｐ９、或いは、Ｐ６（ＮＯ）→Ｐ９〕。
【００４５】
すなわち、演奏データ処理装置ＰＣでは、受信ＭＩＤＩイベントデータＤｍが特殊組合わせのイベントではなく通常ＭＩＤＩイベントデータＤｎｓであるとき（Ｐ６→ＮＯ）、或いは、受信ＭＩＤＩイベントデータＤｍが特殊組合わせイベントであっても（Ｐ６→ＹＥＳ）外部演奏装置ＥＭが所定機能対応機器（Ｐ３判定）のときは（Ｐ７→ＮＯ）、通常ＭＩＤＩイベントデータＤｎｓに対して通常イベント処理を行う（ステップＰ９）。通常イベント処理の後は、当該ＭＩＤＩイベントデータＤｎｓ乃至通常イベント処理で生成した補助ＭＩＤＩイベントＤａｃを返送ＭＩＤＩイベントデータＤｐとして外部演奏装置ＥＭに送信する（ステップＰ１０）。そして、このデータ送信処理の実行後、外部演奏装置ＥＭからの受信（Ｐ５，Ｐ８）を待機する状態にリターンする。
【００４６】
また、外部演奏装置ＥＭは、演奏データ処理装置ＰＣからの返送ＭＩＤＩイベントデータＤｐを受信すると、このデータに基づいて音源１０ｍを駆動し、演奏操作子１４ｍの操作（Ｍ３）〔所定機能対応装置では、更に、所定機能実行コマンド送信（Ｍ４）〕を待機する状態にリターンする。
【００４７】
なお、前述した所定機能非対応／対応ごとの処理のために、所定機能非対応の外部演奏装置ＥＭに対応して、ＭＩＤＩイベント受信ステップＰ５を所定機能非対応判定ステップＰ４のみに後続させ、所定機能対応／非対応識別ステップＰ７を省略して、特殊組合わせ判別ステップＰ６で肯定出力（ＹＥＳ）があると直ちに所定機能実行ステップＰ８に進むように構成すると共に、所定機能対応の外部演奏装置ＥＭに対応して、所定機能対応の判定ステップＰ３に続いて、別個のＭＩＤＩイベント受信ステップを設け、このＭＩＤＩイベント受信ステップから直ちに通常イベント処理ステップＰ９に進むように構成してもよい。
【００４８】
〔種々の実施態様〕
以上、図面を参照しつつこの発明の好適な実施の一形態について説明したが、これは単なる一例であって、この発明は、発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、種々の態様で実施することができる。
【００４９】
演奏データ処理装置ＰＣが実行する通常イベント処理機能や所定機能は、例示したものに限らない。通常イベント処理機能は、外部演奏装置ＥＭからの演奏データに対応した処理であれば何でもよい。例えば、外部演奏装置ＥＭからの演奏データに対して、補助データ（Ｄａｃ）として伴奏データを自動生成する自動伴奏や、和音進行に合わせて音高を変換する音高変換などの演奏補助機能がある。また、標準データとの一致度合いに応じた得点を楽しむ等の音楽ゲーム機能もあり、単なる演奏データ（Ｄｎｓ）の記憶機能を含む。また、所定機能についても、これら通常イベント処理機能のスタート／ストップ機能だけでなく、演奏データ処理装置ＰＣ自体が備える楽曲データに基づいて外部演奏装置ＥＭの楽音生成部（８ｍ−９ｍ−１７ｍ）で自動演奏させる際のスタート／ストップ機能や、複数の演奏データ処理項目から実行したい演奏データ機能を順次選択するなど、演奏データ処理装置ＰＣが有する演奏データ処理機能に関する設定や制御の機能であれば何でもよい。
【００５０】
特殊組合わせとしては、例示したものに限らない。また、特殊組合わせを複数用意しておき、それぞれ異なる機能に対応させても良いし、複数の特殊組合わせを１つの機能に対応させてもよい。特殊組合わせのパターンをユーザ設定可能としてもよいし、特殊組合わせと対応させる機能をユーザ設定可能としてもよい。
【００５１】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、演奏データ処理装置は、外部演奏装置から演奏データを受信し、当該演奏データに従って、外部演奏装置での演奏操作に基づく本来の演奏データに対応した通常処理を実行すると共に、受信した演奏データを構成する複数の要素データが所定の組合わせであった場合には、本来の演奏データに対応した処理は実行せず、演奏データ処理装置の所定の機能を実行するように制御しているので、通常の演奏処理には支障をきたさずに演奏データ処理装置の所定機能を実行させることができる。
【００５２】
また、演奏データに対応した処理を行う場合は、受信した演奏データを外部演奏装置へと返送する処理を行い、受信した複数の演奏データが所定の組合わせであったときには、当該返送処理を行わないようにしているので、通常は、演奏データが返送されることで外部演奏装置において演奏処理（楽音発生等）がなされるが、所定の組合わせの場合には、演奏データが返送されないことから、外部演奏装置において不要な演奏処理がなされることがない。さらに、外部演奏装置が独自に所定機能実行コマンドを送信可能な所定機能対応機器の場合には、組合わせ判別を無効にして（省略して）、受信された演奏データが所定の組合わせであるか否かに拘わらず、当該演奏データに対応する通常処理を実行するようにしているので、所定機能対応の外部演奏装置については、演奏データがどんな組合わせでも本来の演奏データと判定して処理工程を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、この発明の一実施例による演奏データ処理システム全体のハードウエア構成ブロック図である。
【図２】図２は、この発明の一実施例による演奏データ処理システムの概略的な機能ブロック図である。
【図３】図３は、この発明の一実施例による演奏データ処理システムの動作例を表わすフローチャートである。
【符号の説明】
ＳＴローカルオン及びオフコマンドＣｎ，Ｃｆを発生する所定機能起動部、
ＤＳ，ＶＰ，ＣＭイベント判別部、通常イベント処理部及びコマンド処理部、
Ｄｎｔユーザ演奏によるノートデータ、
Ｄｍ，Ｄｐ（発信及び返送）ＭＩＤＩイベントデータ，
Ｄｎｓ通常ＭＩＤＩイベント（本来の演奏データ）、
Ｄｃｍ特殊組合わせイベント（又は、対応する所定機能実行コマンド）、
Ｄａｃ補助（伴奏パート）ＭＩＤＩイベント。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a performance data processing system for controlling a performance data processing device connected to an external performance device such as an electronic musical instrument to be controllable by the external performance device.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a performance data processing device such as an electronic musical instrument that operates in connection with an external performance device such as a MIDI keyboard, in which the performance data processing device can be controlled from the external performance device, is proposed in, for example, Patent Document 1. Have been.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-8-234731.
[0004]
According to this conventional technique, a note event of a specific channel among the 16 MIDI channels is assigned to a control command of the performance data processing device (electronic musical instrument), and when the performance data processing device receives the note event of the specific channel, The assigned control command is executed.
[0005]
However, according to such a conventional technique, since a specific channel is assigned to a control command, there is a disadvantage that the specific channel cannot be used for normal performance processing. On the other hand, it is conceivable that an external performance device can output a dedicated control command without assigning performance data such as a note event to a control command, but the configuration of the external performance device becomes complicated.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a performance data processing system capable of easily controlling a performance data processing device from an external performance device when operating a performance data processing device connected to the external performance device in view of such circumstances. In particular, it is an object of the present invention to provide a performance data processing system capable of controlling a performance data processing device without providing a special control function in an external performance device and without hindering a normal performance operation.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
According to a main feature of the present invention, there is provided a performance data processing device (PC) capable of processing performance data (Dm) from an external performance device (EM), wherein performance data (Dm) is transmitted from the external performance device (EM). Receiving means (10pr; P5) for receiving and discriminating means (DS; DS) for judging whether or not element data (each note event) constituting the received performance data (Dm) is a predetermined combination (Dcm). P6) and function execution means (CM; P8) for executing predetermined functions of the performance data processing device (PC) based on the performance data (Dcm) determined to be a predetermined combination of element data. Performance data processing device (PC) having normal processing means (VP; P9) for executing normal processing corresponding to performance data (Dns) determined that the element data is not a predetermined combination. Item 1] and a step (P5) of receiving performance data (Dm) from (EM) to a performance data processing device (PC) capable of processing performance data (Dm) from an external performance device (EM). ), A step (P6) of determining whether or not the element data (each note event) constituting the received performance data (Dm) is a predetermined combination (Dcm); (P8) for executing a predetermined function of the performance data processing apparatus (PC) based on the performance data (Dcm) determined to be A performance data processing program (claim 4) for executing a procedure comprising a step (P9) of executing a normal process corresponding to (Dns). Note that parentheses indicate corresponding reference symbols or terms in examples described later.
[0008]
The performance data processing apparatus (PC) according to the present invention further includes a return processing means (10 ps) for returning performance data (Dns) for which normal processing is performed by the normal processing means (VP; P9) to the external performance apparatus (Em). P10), when the external performance device (Em) is a device corresponding to a predetermined function of the performance data processing device (PC) (P2.YES → P3). , A discriminating invalidating means (P6.NO → P9 and P6.YES → P7.NO → P9, etc.) for invalidating the function of the discriminating means (DS; P6), and the normal processing means (VP; P9) When the function of the means (DS; P6) is invalidated, normal processing corresponding to the received performance data (Dm) is executed [Claim 3].
[0009]
[Function of the Invention]
In the performance data processing system according to the present invention, a performance data processing device (PC) such as a personal computer receives (10pr; P5) performance data (Dm) from an external performance device (Em) such as an electronic musical instrument. When the performance data (Dm) is the original performance data (Dns) based on the performance operation on the external performance device (Em) (P6 → NO), the normal processing corresponding to the performance data (Dns) is executed ( VP; P9). At this time, if the plurality of element data constituting the received performance data (Dm) is a predetermined combination (Dcm) (P6 → YES), the processing corresponding to the original performance data (Dns) is executed. Control is performed to execute a predetermined function of the performance data processing device (PC) (CM; P8).
[0010]
That is, when a special operation that cannot be performed in a normal performance, such as pressing the lowest note while pressing the highest note, is performed on the external performance device (Em) side, a combination of predetermined element data is performed based on the special operation. Is generated, the performance data processing device (PC) receiving the performance data (Dcm) recognizes this as a specific command (P6 → YES) and issues the specific command. (CM; P8). Also, the performance data (Dns) generated during the normal performance operation is determined to be a normal performance operation (P6 → NO), and a performance process operation corresponding to the normal operation is performed (VP; P9). ). Therefore, the predetermined function of the performance data processing device (PC) can be executed without hindering the normal performance process (VP; P9).
[0011]
The processing performed in response to the original performance data (Dns) includes a process (10 ps; P10) of returning the received performance data (Dns) to the external performance device (EM). When the performance data (Dcm) having a predetermined combination of data is received (P6 → YES), such a return process is not performed. Therefore, in the external performance device (EM), the performance data (Dns) is normally returned to perform a performance process such as generation of a musical tone. However, in the case of a predetermined combination (P6 → YES). Since the performance data (Dcm) is not returned, unnecessary performance processing is not performed.
[0012]
Further, when the external performance device (Em) is a device corresponding to a predetermined function (P2 · YES → P3), the combination discrimination (DS; P6) is invalidated (omitted), and the received performance data ( Normal processing corresponding to the performance data (Dm) is executed regardless of whether the element data of (Dm) is a predetermined combination (P6.NO → P9 and P6.YES → P7.NO → P9, etc.). (VP; P9). Therefore, even if the external performance device (EM) does not support the predetermined function, the execution of the predetermined function (CM; P8) is instructed by regarding the performance data (Dcm) of the special combination as the predetermined function execution command. For an external performance device (EM) corresponding to a predetermined function capable of independently transmitting a predetermined function execution command (M4), any combination of element data of performance data (Dcm) By performing the normal processing (P9) by determining the performance data (Dns), the processing steps can be simplified.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
[Overview of the system]
FIG. 1 is a block diagram showing a hardware configuration of a performance data processing system according to an embodiment of the present invention. This performance data processing system comprises a performance data processing device PC and an external performance device EM. In this example, an electronic musical instrument is used for the external performance device EM. Further, a personal computer PC having a performance information processing function is used as the performance data processing device, and the performance information processing function includes a processing function corresponding to performance data such as performance data matching determination. Each of the devices PC and EM has a communication function and can communicate with an external information processing device such as a server computer SV via the communication network CN.
[0014]
As shown in the lower part of FIG. 1, the external performance device (electronic musical instrument) EM includes a central processing unit (CPU) 1 m, a random access memory (RAM) 2 m, a read-only memory (ROM) 3 m, an external storage device 4 m, a performance detection circuit. 5 m, a panel detection circuit 6 m, a display circuit 7 m, a sound source circuit 8 m, an effect circuit 9 m, a MIDI (Musical Instrument Digital Interface) interface (MIDII / F) 10 m, a communication interface (communication I / F) 11 m, and the like. 1m to 11m are connected to a bus 12m.
[0015]
The CPU 1m performs various processes associated with the user's performance using a clock from the timer 13m according to a predetermined software program. The RAM 2m is used as a work area for storing data and parameters necessary for various processes, and the ROM 3m stores control programs and control parameters for various processes. The external storage device 4m includes a hard disk drive (HDD), a compact disk read only memory (CD-ROM), a flexible disk (FD), a magneto-optical (MO) disk, a digital multipurpose disk (DVD), An external recording medium such as a semiconductor memory is used to record necessary music data and control programs.
[0016]
The performance detection circuit 5m is used to detect the content of a performance operation performed by the user on the performance operator 14m such as a keyboard connected thereto, and introduce the content into the performance processing function unit of the CPU 1 to generate performance data. Note that the form of the external performance device (electronic musical instrument) EM is not limited to a keyboard instrument, but may be a stringed instrument type, a wind instrument type, a percussion instrument type, or the like. The panel detection circuit 6m detects the operation content of the setting operation element 15m such as a switch connected thereto, and introduces the operation content into the setting processing function unit of the CPU 1 to set the operation state of the external performance device EM. The display circuit 6 controls the display 16m connected thereto in accordance with a command from the CPU 1, and is used to display the operation state and setting contents of the device EM.
[0017]
A sound source circuit (including software) 8m and an effect circuit 9m including a DSP (digital signal processor) generate a tone signal based on performance data from a user performance or automatic performance of music data, and a D / A converter or an amplifier. The sound system 17m including the speakers constitutes a tone generator together with the two circuits 8m and 9m, and emits a tone based on the tone signal from the effect circuit 9m.
[0018]
The MIDII / F 10m is an interface for communicating with another MIDI device such as the performance data processing device PC. The communication I / F 11m can communicate with an external device such as a server computer SV through a communication network CN such as the Internet or a LAN. The communication I / F 11m and the communication network CN are not limited to wired ones, but may be wireless. Moreover, both may be provided.
[0019]
As shown in the upper part of FIG. 1, the performance data processing device (personal computer) PC has almost the same hardware configuration as the external performance device EM. The performance data processing device PC includes a CPU 1p, a RAM 2p, a ROM 3p, an external storage device. 4p, a detection circuit 6p, a display circuit 7p, a MID II / F 10p, a communication I / F 11p, a bus 12p, a timer 13p, a setting operator 15p, a display 16p, and the like. The generator can be provided as needed. Further, these components correspond to the components of the external performance device EM to which the same reference numerals are added, and have the same functions.
[0020]
Under the control of the CPU 1p, the performance data processing device PC can perform various processes including normal event processing such as coincidence determination and performance data processing related to execution of a predetermined function. Therefore, a control program such as a performance data processing program is stored in the ROM 3p or the external storage device 4p, and the performance data processing program includes sub-programs such as a normal event processing program and a predetermined function program.
[0021]
The detection circuit 6p of the performance data processing device PC detects the operation content of the operation device 15p such as a mouse or a character keyboard connected thereto, and introduces the operation content into the operation input processing function unit of the CPU 1p, thereby operating the processing device PC. Used to set The MID II / F 10p is connected to the MID II / F 10m of the external performance device EM via a MIDI cable MC, and the two devices PC and EM transmit and receive necessary information in a MIDI format via the I / Fs 10p and 10m. Can work together.
[0022]
Further, control programs and various data used for various processes of the performance data processing device PC and the external performance device EM are transmitted from the external storage medium (4p, 4m) or the server computer SV via the communication I / Fs 11p, 11m. The performance data processing device PC and the external performance device EM may be supplied from an external device such as an external device.
[0023]
[System function]
FIG. 2 is a functional block diagram schematically showing main functions of the performance data processing system according to one embodiment of the present invention. Here, an outline of the performance data processing system will be described with reference to FIG. After the performance data Dm from the external performance device Em such as an electronic musical instrument is received by the receiving means 10pr of the performance data processing device PC such as a personal computer, the discrimination means DS performs (1) the performance operation by the external performance device Em. It is determined whether the data is original performance data Dns based on (2) or data Dcm based on a special operation. In the case of the former (1), normal processing corresponding to the original performance data Dns is executed by the normal processing means VP. In the case of the latter (2), that is, a plurality of element data constituting the reception performance data Dm are In the case of having a special predetermined combination Dcm, the processing corresponding to the original performance data Dns is not executed, and the predetermined function of the predetermined function performance data processing device PC is executed by the function execution means CM.
[0024]
Hereinafter, FIG. 2 will be described in more detail. In this performance data processing system, when the power of the external performance device EM is turned on, the MIDI reception unit 10mr of the external performance device EM can operate. Further, the performance data processing device PC turns on the power or activates the predetermined function program in a state where the performance data processing program is operating, so that the predetermined function activation unit ST for controlling on / off of the predetermined function is provided. The function is started and a predetermined function on command indicating that the predetermined function is turned on (operable) and a local off command Cf for instructing local off are transmitted via the MIDI transmitting section 10ps to the MIDI receiving section of the external performance device EM. Send to 10mr.
[0025]
In the external performance device EM, normally, note data Dnt generated according to the performance operation of the performance operator 14m is supplied to the sound source 8m. Here, as described above, when both commands are received from the performance data processing device PC, the external performance device EM is brought into an operation state capable of coordinating with the processing device PC by confirming the predetermined function ON command, and the MIDI transmitting unit 10 ms is activated, and according to the local off command Cf, the note data Dnt is set so as not to be supplied to the sound source 8m.
[0026]
When the user operates the performance operator 14m while the external performance device EM is in an operating state in which the external performance device EM can cooperate with the processing device PC, MIDI event data Dm such as a note event is generated in accordance with the operation, The MIDI event data Dm is transmitted to the performance data processing device PC via the MIDI transmission unit 10 ms. Note that this data Dm is not supplied to the sound source 8m due to the above-mentioned local OFF.
[0027]
In the performance data processing device PC, the MIDI transmission unit 10pr receives the MIDI event data Dm transmitted from the external performance device EM, and hands it to the event discrimination unit DS. The event discriminating unit DS analyzes the transmitted MIDI event data Dm from the performance device EM, and when the transmitted MIDI event data Dm is a plurality of substantially simultaneous events, the combination of the events is determined by a predetermined special event. Determine whether the combination is a combination. This combination is a predetermined combination that is impossible in a normal performance, and is called a “special combination”. As the special combination, for example, a combination of events that simultaneously generate the lowest sound and the highest sound of the performance operator 14m or sounds adjacent to these sounds is adopted.
[0028]
As a result of such a determination, the event determination unit DS determines that if a plurality of substantially simultaneous events (element data) constituting the outgoing MIDI event data Dm are not special combinations but combinations that can be performed normally. The event determination unit DS determines that the MIDI event data Dm is a normal MIDI event Dns based on a normal performance operation of the performance operator 14m of the external performance device EM, and processes the normal MIDI event data Dns. Send to the department VP. Then, the normal event processing unit VP executes normal event processing based on the normal MIDI event data Dns according to the normal event program of the performance data processing device PC.
[0029]
For example, if the normal event program has a performance data match determination function, the normal event processing unit VP executes the match determination function as normal event processing. That is, the normal MIDI event data Dns is compared with the predetermined model song data to determine whether or not the performance of the predetermined song has been performed correctly. The coincidence determination function can also include an accompaniment function for generating a MIDI event (hereinafter referred to as “auxiliary MIDI event”) Dac for the accompaniment part.
[0030]
On the other hand, when the event discriminating unit DS determines that the combination of events is a special combination, the simultaneous event Dcm includes a predetermined function execution command for causing the performance data processing device PC to execute a predetermined function. Considering this, it extracts from the outgoing MIDI event data Dm and sends a predetermined function execution command corresponding to the simultaneous event Dcm to the command processing unit CM. The predetermined function execution command includes, for example, a start / stop function for starting or stopping the above-described coincidence determination function. Then, the command processing unit CM executes a predetermined function corresponding to the command. In this way, the execution of a predetermined function can be controlled from the external performance device, and performance data can be provided for the function.
[0031]
When the event determining unit DS determines that the event is a normal MIDI event, the event determining unit DS also sends the normal MIDI event data Dns to the MIDI transmitting unit 10ps and returns the same to the external performance device EM. The MIDI transmitting unit 10ps also receives an auxiliary (accompaniment part) MIDI event Dac generated by the normal event processing unit VP, if necessary, and returns it to the external performance device EM. That is, the return MIDI event data Dp returned from the performance data processing device PC to the external performance device EM is the normal MIDI event data Dns, or the normal MIDI event data Dns plus the auxiliary MIDI event Dac. .
[0032]
The external performance device EM receives the MIDI event data Dp returned from the performance data processing device PC by the MIDI receiving unit 10mr, and passes the MIDI event data Dp to the sound source 8m. The returned MIDI event data Dp includes MIDI event data Dns due to user performance that was not supplied to the sound source 8m by the set operation using the local off command Cf. As a result, performance data based on the performance operation of the user is supplied to the sound source 8m via the processing device PC.
[0033]
On the other hand, if the performance data processing device PC determines that the combination is a special combination, the MIDI event Dcm corresponding to the special combination is not returned to the external performance device EM, so that generation of unnecessary musical sounds can be prevented. (However, if a plurality of MIDI events of a special combination are generated with a certain time difference, the tone of the first MIDI event is generated because the special combination is not yet determined when the first MIDI event occurs. Will be done.)
[0034]
In the performance data processing device PC, when the predetermined function is turned off by an operation of turning off the power or terminating the predetermined function program, the predetermined function activation unit ST transmits the local on command Cn via the MIDI transmission unit 10ps. This is transmitted to the MIDI receiving unit 10 mr of the external performance device EM. The external performance device EM is reset to the local ON state by receiving the local ON command Cn, and can supply the note data Dnt generated by the performance operation of the performance operator 14m to the sound source 8m, thereby performing the performance by the performance device EM alone. Return to normal state.
[0035]
[Operation flow example]
FIG. 3 is a flowchart schematically showing an operation example of the performance data processing system according to one embodiment of the present invention. The performance data processing device PC and the external performance device EM generally execute the functions described in the main functional block diagram of FIG. 2 according to the operation flow of FIG. In this operation flow, the performance data processing device PC exhibits an operation not mentioned in FIG. 2 in that the performance data processing device PC goes through different operation processes depending on whether or not the external performance device EM supports the predetermined function. . Note that “*” marks in FIG. 3 indicate operation steps or paths that can be taken when the external performance device EM is a device compatible with a predetermined function.
[0036]
First, at an initial stage such as when power is turned on or when a predetermined function program is started while the performance data processing program is running, the performance data processing apparatus PC issues a predetermined function as a start command to the external performance apparatus EM. A predetermined function ON command indicating ON and a local OFF command Cf are transmitted (step P1).
[0037]
On the other hand, in the case of the equipment corresponding to the predetermined function, the external performance device EM can receive these start commands and automatically return the predetermined function ON command (step M1). That is, some external performance devices EM can and cannot recognize a predetermined function on command depending on the model. In the case of an external performance device EM that can recognize the predetermined function on command, the external device EM transmits the predetermined function on command to the performance data. It is returned to the processing device PC to formally instruct execution of the predetermined function.
[0038]
On the other hand, in the case of the external performance device EM that cannot be recognized, this command is ignored and the process proceeds to the following steps. In any case, thereafter, the local off is set based on the received local off command Cf (there are few external performance devices that cannot recognize the local off), and the performance data Dnt based on the performance operation by the user is transmitted to the sound source 8m. It is set so as not to be supplied (step M2).
[0039]
On the other hand, after transmitting the start command (M1), the performance data processing device PC determines whether or not a predetermined function ON command has been received from the external performance device EM (step P2). Here, if a predetermined function ON command returned from the external performance device EM is received (P2 → YES), it is determined that the external performance device EM is formally compatible with the predetermined function (step P3). Conversely, when the predetermined function ON command is not received (P2 → NO), it is determined that the predetermined function is not supported (step P4).
[0040]
Next, when the user operates the performance operator 14m in the external performance device EM, MIDI event data Dm generated based on this operation is transmitted to the performance data processing device PC (step M3). The performance data processing device PC receives the MIDI event data Dm (step P5), and determines whether or not the received MIDI event data Dm is an event of a special combination (step P6). Here, when it is determined that the combination is a special combination (P6 → YES), based on the determination (P3 / P4) of the correspondence / non-correspondence of the predetermined function, the external performance device EM is replaced with a performance device that does not support the predetermined function. It is determined whether or not there is (Step P7).
[0041]
In the performance data processing device PC, when the external performance device EM is found to be a device that does not support the predetermined function (P4 determination) in the above-described corresponding / non-compliant identification step (P7) (P7 → YES), the determination is made. After specifying a predetermined function execution command according to the specified special combination, a predetermined function corresponding to the command is executed (step P8). After execution of this command processing, reception from the external performance device EM (steps P5 and P8 for the external performance device EM (P3) corresponding to the predetermined function, external performance device EM (P4) not supporting the predetermined function) Returns to the state of waiting for step P5].
[0042]
Further, when the external performance device EM is a performance device corresponding to a predetermined function, as shown in a broken line step M4 marked with * in FIG. 3, before and after the operation step M3 of the performance operator 14m (FIG. Then, after step M3), a predetermined function execution command can be transmitted to the performance data processing device PC which is waiting for reception from the external performance device EM. On the other hand, the performance data processing device PC can receive the predetermined function execution command, and upon receiving the predetermined function execution command, proceeds to the predetermined function execution step P8. In the predetermined function execution step P8, the predetermined function is executed according to the received predetermined function execution command as shown in parentheses in the P8 frame of FIG.
[0043]
The external performance device EM can transmit a predetermined function execution command for a device that supports the predetermined function, but cannot transmit it for a device that does not support the function. Therefore, in this example, when the MIDI event Dcm of the special combination is received, the external performance device EM receives the predetermined function execution command so that the external performance device EM can instruct the execution of the predetermined function even if the performance device does not support the predetermined function. [P6 (YES) → P7 (YES) → P8].
[0044]
Further, for the external performance device EM corresponding to the predetermined function, it is not necessary to regard the MIDI event Dcm of the special combination as the predetermined function execution command by the operation of the predetermined function execution command transmission step M4 and the predetermined function execution step P8 described above. Therefore, as described below, a normal MIDI event is determined regardless of the combination [P6 (YES) → P7 (NO) → P9, or P6 (NO) → P9].
[0045]
That is, in the performance data processing device PC, when the received MIDI event data Dm is not a special combination event but normal MIDI event data Dns (P6 → NO), or the received MIDI event data Dm is a special combination event. However (P6 → YES), when the external performance device EM is the device corresponding to the predetermined function (P3 determination) (P7 → NO), the normal event processing is performed on the normal MIDI event data Dns (step P9). After the normal event processing, the MIDI data Dns to the auxiliary MIDI event Dac generated in the normal event processing are transmitted to the external performance device EM as return MIDI event data Dp (step P10). After the execution of the data transmission process, the process returns to a state of waiting for reception (P5, P8) from the external performance device EM.
[0046]
When the external performance device EM receives the return MIDI event data Dp from the performance data processing device PC, the external performance device EM drives the sound source 10m based on this data, and operates the performance operator 14m (M3) [in the device corresponding to the predetermined function, , And returns to a state of waiting for transmission of a predetermined function execution command (M4)].
[0047]
Note that, for the above-described processing for each predetermined function non-correspondence / correspondence, the MIDI event receiving step P5 is made to follow only the predetermined function non-correspondence determining step P4 corresponding to the external performance device EM not corresponding to the predetermined function, and The function corresponding / non-corresponding identification step P7 is omitted, and if there is a positive output (YES) in the special combination determination step P6, the process immediately proceeds to the predetermined function execution step P8. In response to the above, a separate MIDI event receiving step may be provided following the determining step P3 corresponding to the predetermined function, and the process may immediately proceed to the normal event processing step P9 from the MIDI event receiving step.
[0048]
(Various embodiments)
The preferred embodiment of the present invention has been described above with reference to the drawings. However, this is merely an example, and the present invention can be variously modified without departing from the spirit of the invention. It can be implemented in the aspect of.
[0049]
The normal event processing function and the predetermined function executed by the performance data processing device PC are not limited to those illustrated. The normal event processing function may be any processing as long as it corresponds to performance data from the external performance device EM. For example, there are performance assist functions such as automatic accompaniment for automatically generating accompaniment data as auxiliary data (Dac) for performance data from the external performance device EM, and pitch conversion for converting pitches in accordance with chord progression. . There is also a music game function such as enjoying a score according to the degree of coincidence with the standard data, and includes a function of simply storing performance data (Dns). As for the predetermined function, not only the start / stop function of the normal event processing function but also the tone generator (8m-9m-17m) of the external performance device EM based on the music data provided in the performance data processing device PC itself. Any function for setting and controlling the performance data processing function of the performance data processing device PC, such as a start / stop function for automatic performance and a performance data function to be executed sequentially selected from a plurality of performance data processing items. Good.
[0050]
The special combination is not limited to the illustrated one. A plurality of special combinations may be prepared and correspond to different functions, respectively, or a plurality of special combinations may correspond to one function. The pattern of the special combination may be settable by the user, or the function corresponding to the special combination may be settable by the user.
[0051]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the performance data processing device receives the performance data from the external performance device, and, in accordance with the performance data, performs the normal performance data corresponding to the original performance data based on the performance operation on the external performance device. When the processing is executed and the plurality of element data constituting the received performance data are in a predetermined combination, the processing corresponding to the original performance data is not executed, and the predetermined function of the performance data processing device is performed. Is performed, the predetermined function of the performance data processing apparatus can be executed without hindering normal performance processing.
[0052]
When performing processing corresponding to performance data, processing for returning received performance data to an external performance device is performed. When a plurality of received performance data are in a predetermined combination, the return processing is performed. Normally, the performance data is returned, so that performance processing (musical sound generation, etc.) is performed in the external performance device. However, in the case of a predetermined combination, the performance data is not returned. Unnecessary performance processing is not performed in the external performance device. Further, when the external performance device is a device corresponding to a predetermined function that can independently transmit a predetermined function execution command, the combination determination is invalidated (omitted), and the received performance data is a predetermined combination. The normal processing corresponding to the performance data is executed regardless of whether or not the performance data of the external performance device is compatible with the predetermined function. The process can be simplified.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a hardware configuration block diagram of an entire performance data processing system according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic functional block diagram of a performance data processing system according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a flowchart showing an operation example of the performance data processing system according to one embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
ST A predetermined function activation unit for generating local on and off commands Cn and Cf,
DS, VP, CM event discriminator, normal event processor and command processor,
Dnt Note data from user performance,
Dm, Dp (send and return) MIDI event data,
Dns Normal MIDI event (original performance data),
Dcm special combination event (or corresponding predetermined function execution command),
Dac Auxiliary (accompaniment part) MIDI event.

Claims

A performance data processing device capable of processing performance data from an external performance device,
Receiving means for receiving performance data from an external performance device;
Determining means for determining whether or not element data constituting the received performance data is a predetermined combination;
Function execution means for executing a predetermined function of the performance data processing device based on performance data determined to be a predetermined combination of element data;
A performance data processing apparatus comprising: normal processing means for executing normal processing corresponding to performance data determined to be not a predetermined combination of element data.

further,
2. The performance data processing apparatus according to claim 1, further comprising return processing means for returning performance data for which normal processing is executed by said normal processing means to said external performance apparatus.

further,
When the external performance device is a device corresponding to a predetermined function of the performance data processing device, the external performance device includes a determination invalidation unit that invalidates a function of the determination unit,
2. The performance data processing apparatus according to claim 1, wherein the normal processing unit executes a normal process corresponding to the received performance data when the function of the determination unit is invalidated.

For performance data processing devices that can process performance data from external performance devices,
Receiving performance data from an external performance device;
Determining whether the element data constituting the received performance data is a predetermined combination,
Executing a predetermined function of the performance data processing device based on the performance data for which the element data is determined to be a predetermined combination;
Performing a normal process corresponding to the performance data determined that the element data is not a predetermined combination.