JP2004286477A - 芯ずれ測定装置 - Google Patents

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Kenji Tamatoshi
研二 玉利
Yuji Matsumoto
優二 松本
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Mitsubishi Power Ltd
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Babcock Hitachi KK
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Abstract

【課題】芯ずれが簡単にかつ精度良く測定でき、しかも再現性のある芯ずれ測定装置を提供する。
【解決手段】筒状部材1の下方に形成した下部開口部3の中心位置と、筒状部材1の上部開口部1aの中心位置との芯ずれ量を測定する装置において、芯ずれ測定装置を下部開口部1aの付近に設置して、下部開口部1aの中心位置に対する測定装置の設置位置を把握しておき、筒状部材1の上部開口部1aの中心位置から下部開口部3の中心位置側に向けて吊り下げ部材6を吊り下げ、吊り下げ部材6と測定装置の間を距離を測定して、測定値に基づいて下部開口部1aの中心位置に対する筒状部材1の上部開口部1aの中心位置の芯ずれを演算する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば原子炉圧力容器(RPV)などの精密機械加工品の芯ずれを測定する芯ずれ測定装置に係り、特に下げ振りを利用した測定において、下げ振りの示す位置を1/1000mm単位で測定可能な芯ずれ測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
縦置きで使用されるRPVにおいて、その軸方向の中心線は、RPV最下部中心に設けられている制御棒駆動機構用管台孔(CRDスタッブ孔)の内径中心とシュラウドサポートシリンダ最上部の内径中心を結ぶ線で定義される。そしてRPVの最上部フランジ部の平面上における周方向の0度−180度と90度−270度線の中心とのずれは0.4mm以内であることが要求されている。
【0003】
図3〜図5は従来の測定方法を説明するための図で、図3はRPV内にピアノ線を吊り下げた状態を示す断面図、図4は図3A部における芯ずれを測定する状態を示す拡大断面図、図5は透過型ターゲットを通して下側から下げ振り先端の位置を目視した状態を示す拡大図である。
これらの図において、1はRPV、1aはRPV上フランジ、2はRPVシュラウドサポータシリンダ、3はCRDスタッブ孔、4は下げ振り、4aは下げ振りの先端、5は透過型ターゲット、6はピアノ線、7は上向きアライメントスコープ(拡大望遠鏡)、8はターゲット保持具である。
【0004】
従来の測定方法は、
▲1▼.CRDスタッブ孔3の内径中心部に、ターゲット保持具8に保持された透過型ターゲット5を設置する。透過型ターゲット5は図5に示すように、寸法目盛り13が縦方向と横方向に施されている。
▲2▼.そしてRPVシュラウドサポートシリンダ2の内径中心からターゲット5に向けてピアノ線6に接続した下げ振り4を降ろし、
▲3▼.次に図4に示すようにRPVフランジの内径中心からターゲット5に向けて下げ振り4を降ろす。
▲4▼.CRDスタッブ孔3の真下に設置した上向きのアライメントスコープ7を用いて、ターゲット5の中心と下げ振り4の先端4aのずれを前記▲2▼及び▲3▼の場合について目視で測定していた。
【0005】
従来の公知技術として、下記の特許文献1〜3などを挙げることができる。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−317945号公報
【0007】
【特許文献2】
特公平6−317423号公報
【0008】
【特許文献3】
特公平10−26523号公報
これら従来の芯ずれ測定装置は、下げ振り自身の位置を測定するもので、振り子の原理を利用したものであり、後述する本発明のように下げ振りを支えるピアノ線の位置を直接測定するものではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の芯ずれ測定装置は、ターゲット5の中で下げ振り4の先端位置をアライメントスコープ7を用い0.01mm単位で読み取らなければならないため、読取者に熟練を要し、またアライメントスコープ7の設置・調整に時間がかかり、再現性のある測定を実施することは難しかった。
【0010】
また、下げ振り4の先端部4aの位置を1/100mmの精度で読み取る場合、必ずしもそれを支えるピアノ線6の中心を示している訳ではないから、補正するための測定や計算が別途必要であるなどの難点を有している。
【0011】
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、芯ずれが簡単にかつ精度良く測定でき、しかも再現性のある芯ずれ測定装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明の第1の手段は、筒状部材の下方に形成した下部開口部の中心位置と、その筒状部材の上部開口部の中心位置との芯ずれ量を測定する芯ずれ測定装置において、その芯ずれ測定装置を前記下部開口部の付近に設置して、その下部開口部の中心位置に対する測定装置の設置位置を予め把握しておき、前記筒状部材の上部開口部の中心位置から前記下部開口部の中心位置側に向けて吊り下げ部材を吊り下げ、その吊り下げ部材と前記測定装置の間を距離を前記測定装置で測定して、その測定値に基づいて前記下部開口部の中心位置に対する前記筒状部材の上部開口部の中心位置の芯ずれを演算することを特徴とするものである。
【0013】
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、前記吊り下げ部材が例えばピアノ線などの線状体からなり、その吊り下げ部材に例えば下げ振りなどの重りが接続されていることを特徴とするものである。
【0014】
本発明の第3の手段は前記第1の手段または第2の手段において、前記測定装置の先端部に例えば金属センサなどの近接センサが取り付けられ、その近接センサが前記吊り下げ部材に近接するとアラーム音あるいは画面表示などの警報を発する構成になっていることを特徴とするものである。
【0015】
本発明の第4の手段は前記第1の手段ないし第3の手段において、前記筒状部材が原子炉圧力容器であり、前記下部開口部が制御棒駆動機構用管台孔であることを特徴とするものである。
【0016】
本発明の第5の手段は前記第1の手段ないし第3の手段において、前記筒状部材が原子炉圧力容器の内側に設置したシュラウドサポートリングであり、前記下部開口部が制御棒駆動機構用管台孔であることを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施形態を図とともに説明する。図1はRPV内にピアノ線を吊り下げた状態を示す断面図、図2は図1B部における芯ずれを測定する状態を示す拡大断面図である。
【0018】
これらの図において、1は筒状のRPV、1aはRPV上フランジ、2はRPV1内に設置された筒状のシュラウドサポータシリンダ、3はRPV1の最下部中心に設けられたCRDスタッブ孔、4は金属などの重りからなる逆円錐状の下げ振り、6は下げ振り4を吊り下げるピアノ線、9は近接センサである金属センサ、10はマイクロメータ、11はセンサ制御アンプ、12は測定台、14は測定台保持具、15は測定台12に形成された透孔である。
【0019】
図2に示すようCRDスタッブ孔3に上側フランジを有する測定台保持具14ががたなく嵌入され、その測定台保持具14の下端、すなわちCRDスタッブ孔3の下方に測定台12が水平状態に固定されている。
【0020】
測定台12には下げ振り4よりも径大の透孔15が形成され、その透孔15に下げ振り4を吊り下げたピアノ線6が挿通されている。測定台12上には、金属センサ9を1/1000mmの精度で正確に移動させるマイクロメータ10が設置され、マイクロメータ10の先端部に金属センサ9が取り付けられ、金属センサ9はピアノ線6と近接対向している。
【0021】
金属センサ9は予めピアノ線6と一定の距離に近づいた場合、アラーム音または画面表示で測定者に知らせる機構を有している。測定者は、シュラウドサポートシリンダ2の中心またはRPV上フランジ1aの中心から降りた下げ振り4を支える金属製のピアノ線6に向かってマイクロメータ10(金属センサ9)を微動させ、金属センサ9がピアノ線6に対して一定の距離に近づいたとき、金属センサ9がそれを検知して、検知信号をセンサ制御アンプ11に出力する。センサ制御アンプ11からの制御信号によってアラーム装置(図示せず)がアラーム音を出力した時点の位置を自動的に測定して、芯ずれ量を演算部(図示せず)で演算する。
【0022】
金属センサ9の位置は、測定台12をCRDスタッブ孔3に対しずれのないように設置して、CRDスタッブ孔3の内径中心からの距離を予め測定して測定基準位置を把握しておく。ピアノ線6の直径は、予め下げ振り4と同じ荷重で引っ張ったときの線直径を測定しておく。
【0023】
前記金属センサ9の代わりに光センサを用いる測定装置でも同様の作用効果が得られる。光センサは発光部と受光部を有し、発光部から規定の幅を有する光束が照射される。受光部はその光束を横切るピアノ線の陰を感知し、光束の端から何mmの位置に影が、どのくらいの長さをもって存在するか光学的に測定する。光束の位置が、測定基準位置からどの位置にあるかを予め設定しておくことにより、ピアノ線の通る位置が正確に求められる。この場合、下げ振りを支える物は、金属である必要も無く、光を遮る部材であれば何でも良い。
【0024】
【発明の効果】
本発明は前述のような構成になっており、従来の目視による方法に比べて芯ずれが簡単にかつ精度良く測定でき、しかも再現性のある芯ずれ測定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態においてRPV内にピアノ線を吊り下げた状態を示す断面図である。
【図2】図1B部における芯ずれを測定する状態を示す拡大断面図である。
【図3】従来のRPV内にピアノ線を吊り下げた状態を示す断面図である。
【図4】図3A部における芯ずれを測定する状態を示す拡大断面図である。
【図5】透過型ターゲットを通して下げ振りの位置を目視した状態を示す拡大図である。
【符号の説明】
1:RPV、1a:RPV上フランジ、2:RPVシュラウドサポータシリンダ、3:CRDスタッブ孔、4:下げ振り、6:ピアノ線、9:金属センサ、10:マイクロメータ、11:センサ制御アンプ、12:測定台、14:測定台保持具、15:透孔

Claims (5)

  1. 筒状部材の下方に形成した下部開口部の中心位置と、その筒状部材の上部開口部の中心位置との芯ずれ量を測定する芯ずれ測定装置において、
    その芯ずれ測定装置を前記下部開口部の付近に設置して、その下部開口部の中心位置に対する測定装置の設置位置を予め把握しておき、
    前記筒状部材の上部開口部の中心位置から前記下部開口部の中心位置側に向けて吊り下げ部材を吊り下げ、その吊り下げ部材と前記測定装置の間を距離を前記測定装置で測定して、その測定値に基づいて前記下部開口部の中心位置に対する前記筒状部材の上部開口部の中心位置の芯ずれを演算することを特徴とする芯ずれ測定装置。
  2. 請求項1記載の芯ずれ測定装置において、前記吊り下げ部材が線状体からなり、その吊り下げ部材に重りが接続されていることを特徴とする芯ずれ測定装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の芯ずれ測定装置において、前記測定装置の先端部に近接センサが取り付けられ、その近接センサが前記吊り下げ部材に近接すると警報を発する構成になっていることを特徴とする芯ずれ測定装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の芯ずれ測定装置において、前記筒状部材が原子炉圧力容器であり、前記下部開口部が制御棒駆動機構用管台孔であることを特徴とする芯ずれ測定装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の芯ずれ測定装置において、前記筒状部材が原子炉圧力容器の内側に設置したシュラウドサポートリングであり、前記下部開口部が制御棒駆動機構用管台孔であることを特徴とする芯ずれ測定装置。
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