JP2004283044A - 食材等の整形装置 - Google Patents

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Tokuyuki Hiragaki
徳之 平垣
Minoru Hiragaki
實 平垣
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Abstract

【課題】被加工物を前処理するための切断装置等を別途必要とせず、装置全体としてコンパクトで場所を取らず、故障も生じにくい新規な食材等の整形装置を提供する。
【解決手段】被加工物Aに対し、切削刃15を作用させ、被加工物Aを整形加工する装置において、この装置は、被加工物Aが切削刃15に臨むにあたり、遊動状態を確保し得るように規制される整形装置本体2と、前記被加工物Aを整形加工が行いやすいように予め所定形状に切断するための前処理装置3とを具備して成る。そして前記前処理装置3は、前記整形装置本体2の供給口に連通し、一つの被加工物Aを加工開始端40にて支持する受入筒4と、この受入筒4内に挿入自在でほぼ受入筒4の内径形状を有する送込切断刃50と、前記受入筒4上へ被加工物Aを所定時間間隔で載置する載置装置6とから成ることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば里芋等の食材を消費者のニーズに合わせ、球形状に整形仕上げをする場合等に適用することが好ましい食材等の整形装置に関するものである。
【0002】
【発明の背景】
例えば、身近な食材である里芋は、消費者の嗜好に合わせて中間加工としてほぼゴルフボール大のサイズに皮むきを兼ねた整形仕上げが施され、一定個数毎に袋詰された上、更に流通時においては必要に応じ冷凍状態で提供される。
このような中間加工にあたっては、被加工物である里芋等は自然産品であり、当然ながら形状が定形でないことから、機械を用いて形状仕上げを行うことが極めて困難である。このため上記中間加工を行うにあたっても効率や経済性で必ずしも最適とはいいがたいものの、手作業による加工に依存せざるを得ず、このため食材提供に携わる者は、必然的に工賃単価が安い地域においてこのような加工を行いコストの削減を図っている。しかしながら付加価値と流通・販売コスト等を総合的に考慮すると更なるコスト削減が要求されており、このためコスト削減に限界がある手作業に代わり得る機械による加工の実現が求められている。
【0003】
ところでこのような機械加工の要請に対応しようとした場合には、従来からの「挽き物」や「刳り物」のような加工手段を踏襲し、不定形な里芋を保持回転させ、これに切削刃を作用させることにより加工することは技術的に可能であると考えられ、まず想起される(例えば、特許文献1参照)。しかしながらこのような手法は被加工物たる里芋をチャッキングして回転させるという段取りを前提とするため、これに起因する不都合が予想され、必ずしも現実的な手法とは言い難い。すなわち里芋は一般に皮剥き加工された形状を維持したまま調理されることが多いから、加工時における保持のチャッキング痕が被加工物表面に残ることは商品価値を低下させることにつながり、また切削刃と被加工物との加工抵抗が大きい場合には、被加工物の形状が崩れてしまうような破損をもたらす上、更にこのような問題点を考慮してチャッキングを慎重に行うと、その段取り自体に極めて多くの時間が必要となり、本来の目的である作業能率や経済効率の向上は期待し得ないものとなる。そこでこのような例えば里芋等の整形加工を機械化するにあたっては、従来の工業製品、工業部品等の加工手法から離れ、根本的な発想の転換が必要とされていたのである。
【0004】
また更に円筒状の容器の底部に水平回転駆動される切断刃を有し、この容器の中にいくつかの被加工物を投入し、皮むきを行うタイプの皮むき器も発案されているが(例えば、特許文献2参照)、あまり容器内に被加工物を投入すると相互に被加工物が干渉し、綺麗な仕上がりが期待できず、ごく少量ずつ行った場合には、投入及び取出作業が面倒であり、家庭等で使用する分には問題ないが、大量の被加工物を処理する場合には、作業時間が全体として大幅にかかってしまうという問題があった。また投入量によって処理時間の調節を行わなければならないような面倒な点もあった。何れにせよ特許文献2のような容器の底部に水平回転駆動される切断刃を有した皮むき器にあっては、皮むき速度と仕上がりの均一さという点において、不満が残るものであった。
【0005】
そこで本出願人は上述したような背景から従来技術の問題点を解消する目的で、構造が簡単で、その作業能率の向上や経済性を向上させることのできる新規な食材等の整形方法並びに装置並びに整形製品の出願に及んでいるが(特願2002−82166)、この整形加工を行う被加工物の前処理は、別途切断装置を用いて、ある程度整形加工のしやすい大きさに切断することを行っていた。
このため、切断装置のための作業員が必要であったり、また切断装置と整形装置とを連結するコンベヤが必要であったりして比較的広い作業スペースを必要としていた。またホッパ等に前処理された被加工物を複数投入する形態を採った場合には、一度に多数の被加工物が供給され、装置内部で被加工物が詰まったりしてしまうなどのトラブルが発生することがあった。
【0006】
【特許文献1】
特開昭62−175159号公報(特許請求の範囲、第5図)
【特許文献2】
特公昭60−17503号公報(第1頁、第1図)
【0007】
【開発を試みた技術的課題】
本発明はこのような背景からなされたものであって、被加工物を前処理するための切断装置等を別途必要とせず、装置全体としてコンパクトで場所を取らず、故障も生じにくい新規な食材等の整形装置の開発を試みたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち請求項1記載の食材等の整形装置は、被加工物に対し、切削刃を作用させ、被加工物の表面形状を整形加工する装置において、この装置は、前記被加工物と切削刃とは相対的に移動するとともに、被加工物は切削刃に臨むにあたり、遊動状態を確保し得るように規制される整形装置本体と、前記被加工物を整形加工が行いやすいように予め所定形状に切断するための前処理装置とを具備して成るものであり、この前処理装置は、前記整形装置本体の供給口に連通し、一つの被加工物を加工開始端にて支持する受入筒と、この受入筒内に挿入自在でほぼ前記受入筒の内径形状を有する送込切断刃と、前記受入筒上へ被加工物を所定時間間隔で載置する載置装置とから成ることを特徴として成るものである。
この発明によれば、整形装置本体に所定時間間隔で被加工物が供給されるため、整形装置本体での被加工物の詰まりがほぼ完全になくなる。また食材等の整形装置とは別に切断装置(荒加工装置)を必要としなくなり、更に切断装置と整形装置とを結ぶコンベヤ等も必要としなくなる。また更に装置全体が製造ライン的なものではなくなるため、装置全体がコンパクトとなり、場所を取らず、狭小の場所にも設置可能となる。また整形装置本体において、被加工物が切削刃に臨むにあたり、遊動状態を維持しているから、被加工物は切削刃と接触して表面の切削を受けるのと同時に切削刃によっていくぶん遊動状態ないしは回転状態が付与され、これが継続されることによりその表面が満遍なく且つ例えば望まれる球形状等に切削されてゆくものであり、シンプルな構成の下に低コストの整形加工が確実になし得る。
【0009】
また請求項2記載の食材等の整形装置は、前記要件に加え、前記送込切断刃の中心には、押込ロッドが受入筒内へ向かって進退自在に設けられるとともに、この押込ロッドを受入筒内方向に付勢する付勢部材が設けられていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、送込切断刃による被加工物の切断後に、押込ロッドにより被加工物が押し込まれて、スムーズに受入筒内へ投入される。
【0010】
更に請求項3記載の食材等の整形装置は、前記要件に加え、前記受入筒は、ほぼ鉛直状態に設置されるものであり、その上端の前記加工開始端には、V字形溝が形成されていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、受入筒が鉛直状態に設置されているため、自然落下により前処理加工された被加工物がスムーズに整形装置本体の供給口に落下される。更に上端の前記加工開始端にV字形溝が形成されているため、被加工物が載置された際の載置安定性に優れ、被加工物が受入筒から転がって落下するようなことがなくなり、載置装置による載置ミスも生じにくくなる。
【0011】
更にまた請求項4記載の食材等の整形装置は、前記要件に加え、前記載置装置は、スラットコンベヤの搬送面に被加工物を支持する支持ロッドが設けられたものであり、一方前記受入筒には、この支持ロッドが当接するのを回避するための鉛直方向のスリットが形成されていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、載置装置が単純な構造で製造コストを抑えることができるとともに、支持ロッドと、スリットとの構成により、衝撃なく受入筒上に被加工物を載置でき、載置ミスが生じるのが大幅に防がれる。またスラットコンベヤであるため剛性に優れ、移送終端においても確実に支持ロッドは被加工物を支持する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図示の実施の形態に基づき説明する。図中符号1で示すものが本発明の食材等の整形装置であり、このものは被加工物Aに対し、切削刃15を作用させ、被加工物Aの表面形状を整形加工する装置である。そしてこの装置は前記被加工物Aと切削刃15とは相対的に移動するとともに、被加工物Aは切削刃15に臨むにあたり、遊動状態を確保し得るように規制される整形装置本体2と、この整形装置本体2の前記整形加工が行われる加工室21に連通する供給口22に連接される被加工物Aを整形加工が行いやすいように所定形状に切断するための前処理装置3とを具備して成る。因みに本実施の形態では図2に示されるように、同一構成をした整形装置本体2と前処理装置3とを、それぞれ七基並設されたものを適用するが、その他二基や三基あるいは一基で実施することも可能である。
【0013】
まず整形装置本体2について説明する。整形装置本体2は、適宜の機枠Fに組み込まれた加工ヘッド10を主要部材の一つとするものであり、この加工ヘッド10は刃物ユニット11と、この刃物ユニット11に沿って設けられる被加工物Aの移送ガイドユニット12とを主要部材として構成される。なお以下の説明において被加工物Aは里芋を対象物の一例とするものであり、加工前の被加工物を符号A0で示すとともに、前処理加工後の被加工物をA1で示し、整形装置本体2での整形加工途中の被加工物をA2とし、更に整形加工後の被加工物をA3で示し、これらを総称するときに被加工物Aとして説明する。また前処理装置3により除去された部位を切断残片a1と呼称し、整形装置本体2により被加工物Aの除去される部位を便宜上表皮部aとし、除去された部位を切削表皮a2と呼称する。
【0014】
まず機枠Fは、適宜の強度を有する骨格部材と、外面パネルを構成する外殻部材とから成るものである。そしてこの機枠F内に設けられる加工ヘッド10における刃物ユニット11は、駆動モータM1によって駆動されるものであって、直接または適宜の減速・調速機構を介して設けられた駆動軸13に対し刃物ユニット11における回転ドラム14が接続される。この回転ドラム14はその外周部に切削刃15を複数個所、一例として6ヵ所6枚設けられているものであり、この切削刃15及び前記回転ドラム14の外周部はともにその周面が内側に凹嵌した、例えばプーリ状の形状をしているものである。なおこの凹嵌部分である外周凹部14Aが前記移送ガイドユニット12と組み合わされた位置において、被加工物Aの加工を行うスペースとなる。また回転ドラム14は軽量化のため、その側面がいくぶんか削り込まれて肉抜き部14Bを形成し、この肉抜き部14Bの外周側部位はテーパ状に傾斜し、後述する切削表皮a2の排出案内面14Cを形成している。
【0015】
切削刃15は一例として左右それぞれの切削刃単片15A、15Bにより構成されるものであり、それらの各切削刃単片15A、15Bは交互に左右に振り分けられるように取り付けられている(図4、図5参照)。これら各切削刃単片15A、15Bは、その刃先の投影形状については、これらを合成した有効刃形がほぼU字形になるように構成されている(図7(c)参照)。なお、例えば里芋等を被加工物Aとした場合に、これを球状に整形加工する場合には各切削刃単片15A、15Bは投影形状において一部重複状態に形成されることが好ましいものであって、概ねその側端から中心にかけての傾斜した部分を側部作用領域Z1、中心寄りの重複している下方領域を底部作用領域Z2とすると、底部作用領域Z2を重複させるように構成する。
【0016】
これら切削刃15と回転ドラム14との取付構造は、切削刃受部16を回転ドラム14の周面から中心に向けて全体としてほぼ渦巻方向に傾斜させてスリット状に構成し、この部分にボルト等の固定手段17で各切削刃15を固定する構造としたものである。なおこの切削刃受部16のスリットのギャップ寸法は、切削刃15の厚みよりも充分大きく形成し、そこに形成される残余のスペースを切削表皮a2の逃げスペース18とし、更にこの切削表皮a2の逃げスペース18の終端奥部(回転ドラム14の中心寄り)には、一定の円形状空間とした残片排出ポケット19を形成している。また切削刃受部16の回転ドラム14の厚み方向(軸方向)の幅寸法は、切削刃15の幅寸法よりいくぶんか大きくなるように形成する。もちろん回転ドラム14の厚み方向の全寸法にわたって切り込むように切削刃受部16を形成してももとより差し支えない。
【0017】
一方、このような構成を有する刃物ユニット11に対しては回転方向を上方から下方に迎えるような形状で、その上端近くから側部にかけて、その周面を覆うように移送ガイドユニット12が設けられる。このものはガイドトラフ20を主要部分とするものであり、ガイドトラフ20は一例として断面半円状であって、前記回転ドラム14の周曲率にほぼ沿うような側面形状を有する。そしてこのガイドトラフ20と前記回転ドラム14の外周凹部14Aとにより実質的に形成される空間を加工室21とするものであり、この加工室21は全体としてほぼ断面円形状に構成されているものであるが、その概略の径寸法は上方を大きく、下方を小さくするように構成されている。更に移送ガイドユニット12はガイドトラフ20の上端側に供給口22を設けるものであり、この供給口22に前処理装置3の受入筒4が中継シュート43を介して連結される。
【0018】
一方、ガイドトラフ20の下端は切り離し状態とされ、ここに加工室21の排出端として作用する排出口24が実質的に形成されている。また前記供給口22の下方位置には前記刃物ユニット11における回転ドラム14の外周凹部14Aに臨む位置に、そのスペースを塞ぐような閉塞板25が接続方向に傾くように形成され、実質的に被加工物Aが供給口22から投入された際に加工室21側に円滑に向かうように案内する作用を担っている。なお加工室21内で何らかの原因でトラブルが生じた場合等を想定し、図5に仮想線で概略を示すように一つのガイドトラフを容易に取り外すことができるように構成し、それらの被加工物Aを除去する等の点検作業ができるようにすることが好ましい。また前記排出口24に連続するように前記機枠Fには取出シュート24Aが設けられている。また切削表皮a2の飛散をそのままにすることは好ましくないから、その飛散部位にガイド板G等を取り付けて機枠F内の一定位置に落下するようにしている。
【0019】
次に本発明の特徴的構成である前処理装置3について説明する。前処理装置3は、前記整形装置本体2の供給口22に連通し、一つの被加工物Aを上端の加工開始端40にて支持する受入筒4と、この受入筒4内に挿入自在でほぼ前記受入筒4の内径形状を有する送込切断刃50を具えた送込切断刃ユニット5と、前記受入筒4上へ被加工物Aを所定時間間隔で載置する載置装置6とを主要部材として成る。
以下、これら主要部材について詳細に説明する。
【0020】
前記受入筒4について説明する。受入筒4は、円筒形をしており、一例として図3に示されるようにほぼ鉛直状態に姿勢設定されており、中継シュート43を介して前記整形装置本体2の供給口22に連結される。この受入筒4の加工開始端40における被加工物Aが送り込まれる方向とは直交する方向の上端部には、V字形溝40aが形成され、送り込まれた被加工物Aが受入筒4上端の加工開始端40に留まりやすいようにされている。また受入筒4には、後述する載置装置6の支持ロッド61が当接しないように逃がすためのスリット41が鉛直方向に二本形成されている。また更に受入筒4の側面部には、送込切断刃50により切り取られた切断残片a1を排出するための平板状の排出ガイド42が、設けられるものであり、これが図示を省略する捕集槽に連通されている。
【0021】
前記送込切断刃ユニット5について説明する。このものはほぼ円筒形をした送込切断刃50を主要部材とするものであり、この送込切断刃50がスライダクランク機構52により上下に往復運動されるものである。送込切断刃50のほぼ中心には、図3における断面図に示されるように押込ロッド51が上下に昇降自在に設けられ、この押込ロッド51は、圧縮コイルスプリング51Aにより下方向へ付勢されているものであり、また所定下降位置で下降が規制されるストッパが設けられている。
【0022】
前記スライダクランク機構52について説明すると、図3に示されるように設置ブロック53上に案内ロッド54が立ち上げられ、ここにスライダ55が嵌挿されて上下動自在とされている。そしてこのスライダ55と前記送込切断刃50とは、連結アーム56により連結されている。設置ブロック53には図2、3に示されるようにクランクホイール57が中心軸58により回転自在に設けられ、この周縁側面にクランクロッド59の一端が回動自在に接続され、他端が前記スライダ55に対して回動自在に接続されている。
そして前記クランクホイール57の中心軸58には従動スプロケット58aが設けられ、この従動スプロケット58aと上方に設けられた駆動モータM2の駆動軸に設けられた駆動スプロケットMsとをチェーンMcで巻回して回転が伝達されている。
【0023】
次に載置装置6について説明する。載置装置6は、一例として搬送面が受入筒4に向かって若干の下がり傾斜に設定されたスラットコンベヤを用いるものであり、スラット60上の被加工物Aを支持するための支持ロッド61がスラット60上面に対しほぼ垂直に、所定間隔に左右二本が設けられている。
なおこのスラットコンベヤも前記駆動モータM2によって駆動するものであり、前記クランクホイール57の中心軸58に中継スプロケット58bが設けられ、別途機枠Fに設けられた中継スプロケット63を通ってスラットコンベヤの駆動軸62に設けられたスプロケット62aにチェーン64が巻回されて駆動モータM2の回転が伝達されている。
【0024】
本発明の食材等の整形装置1は以上のような具体的形態を有するものであって、以下この作動態様を説明する。
(1)受入筒上への被加工物の載置
まず前処理装置3の作動態様について説明すると、一例として手作業で載置装置6の支持ロッド61に支持されるようにスラット60上に加工前の被加工物A0を載置する。載置された被加工物A0は搬送面が受入筒4に向かって傾斜しているため、支持ロッド61により支えられた状態で受入筒4まで移送される。そして載置装置6の終端では、支持ロッド61は、図6(a)に示されるように、被加工物A0を支持した状態で受入筒4のスリット41を通過して通り抜けていくため、これに支持された受入筒4を通り抜けることのできない被加工物A0は、受入筒4の上端の加工開始端40に載置された状態となる。なお、各支持ロッド61の間隔で被加工物A0を載置した場合、一例として三秒に一つの時間間隔で受入筒4上へ被加工物A0が載置されるように載置装置6の速度設定がされている。従ってひいては整形装置本体2へ三秒ごとに前処理加工後の被加工物A1が送られるようになり、供給過多ということがなくなるため、整形装置本体2での整形加工途中の被加工物A2の詰まり等がほとんど生じることがない。
【0025】
(2)送込切断刃による切断前処理
上記受入筒4上へ被加工物A0が載置され、支持ロッド61が下方へ逃げたタイミングで、図6(b)に示されるように、送込切断刃50がスライダクランク機構52により下降され、被加工物A0を整形装置本体2での整形がしやすいように切断していく。このとき送込切断刃50の中心の押込ロッド51は、被加工物A0の上面に当接し、そこに留まり圧縮コイルスプリング51Aは収縮されていく。そして図6(c)に示されるように、送込切断刃50が下死点まで到達し、完全に切断された前処理加工後の被加工物A1は、受入筒4からはみ出したストッパの役割となるものがなくなるため、図6(d)に示されるように、収縮された圧縮コイルスプリング51Aの付勢力により押込ロッド51が下方に押し出され、被加工物A1を受入筒4内へ突き落とす。送込切断刃50により切断された切断残片a1は、排出ガイド42を通って適宜設けられた捕集槽に回収される。
【0026】
(3)整形装置本体への被加工物の受入れ
一方、整形装置本体2については適宜の給電回路を閉成してモータM1を起動し、刃物ユニット11を回転駆動した状態としておく。なお例えば本発明者の経験的な数値としては、被加工物Aの性状により一概には言えないものの、例えば里芋を対象とした場合には直径300mm程度の回転ドラム14の場合、回転数を500〜1500rpm、好ましくは1000rpmとすることが好ましい。
【0027】
前処理装置3により前処理加工が行われた被加工物A1は、供給口22を通って刃物ユニット11における回転ドラム14の外周凹部14Aと、移送ガイドユニット12の内側面との間で構成される加工室21内に自重で落下してゆく。なおこの際、移送ガイドユニット12は供給口22の下方に閉塞板25を具えているから、シュートに乗ったような状態で勢いづいて加工室21側に案内されてゆく。従って投入された被加工物A1は切削刃15の作用を受けたとしても、それにつれて加工室21の上端より更に切削刃15の進行方向前方へ外れた位置に運ばれることがない。また加工室21の径寸法は、被加工物A1一個分がちょうど通過できる大きさであり、また前記前処理装置からの投入も所定時間間隔(一例として本実施の形態では3秒に一個の間隔)あるため、加工室21内で被加工物A1同士が互いの整形加工を邪魔するようなことがほとんどなく、ほぼ均一な所望の整形仕上がりとすることができる。またこのような被加工物A3の均一な所望の整形仕上げ及び取り出しは、被加工物Aの自然落下を利用して、装置を途中で停止させることなく連続して行われるものであり、作業効率が非常に良い。
【0028】
(4)−i.整形加工時の遊動
このようにして投入された被加工物Aが、加工室21において受ける加工の特徴としては、整形加工途中の被加工物A2自体は加工室21内に保持さているという制約はあるものの、実質的に強制的な保持等はされず加工室21内で充分遊動し得るような状態となっていることが挙げられる。なおその遊動とは、実質的に被加工物A2が刃物ユニット11における切削刃15と衝突状態に接触して切削を受けた際に、その姿勢を変化させたりする自由度があることを言うものであり、被加工物A2の性状によってはその動きが許される範囲で、例えば移送ガイドユニット12による付勢によっていくぶんか被加工物Aが刃物ユニット11側に押圧傾向を付与されるような状態としてもよい。
【0029】
(4)−ii.側周部の切削
このようにして投入された被加工物Aは、図7(a)(b)に示すようにその形状が比較的大きいことから、ほぼU字状ないしはV字状に上開き状になった切削刃15の有効刃形に因み、まずその底部を浮き上がり状態のまま側周部が各左右の切削刃単片15A、15Bとにより交互に接触し、それぞれの側部作用領域Z1で切削がなされる。すなわち図7(a)(b)に示すように整形加工途中の被加工物A2においてほぼ直径方向に延びる軸C1、C2を仮想した場合、図7(a)においては切削刃単片15Aが作用するものであって、切削刃単片15Aの側部作用領域Z1と被加工物A2が接触した瞬間、被加工物A2の表面を削り取るとともに、前記仮想した軸C1を中心に被加工物A2に対し図中反時計方向の回転を生起させるのである。次いで図7(b)に示すように回転ドラム14の回転に従い反対側の切削刃単片15Bが整形加工途中の被加工物A2に接触すると、同じく側部作用領域Z1において被加工物A2の表面を削り取り、前記軸C2を中心に図中時計方向に回転するのである。このような切削が繰り返され、整形加工途中の被加工物A2は加工室21内においてまず切削刃15の側部作用領域Z1によりその左右の側面が切削されるものと考えられる。
【0030】
(4)−iii.底部の切削
一方このような切削が進むと整形加工途中の被加工物A2は、その側部の径が小さくなり、従ってその底部が図7(c)に示すように底部作用領域Z2に接触するような状態となる。この底部作用領域Z2は各切削刃単片15A、15Bに形成されており、これに接触した整形加工途中の被加工物A2は、その底部が削り取られてゆく。そして被加工物A2は各切削刃単片15A、15Bの底部作用領域Z2と接触する都度、回転軸方向と平行な状態に仮想した被加工物A2の回転中心の軸C3に対し、これを中心とした回転ドラム14の回転方向とは逆向きの回転が与えられてくる。このような回転がなされた際に例えば整形加工途中の被加工物A2が天地逆となることも想定され、この場合には側部作用領域Z1に接触してない部位、すなわち大径のままで残っている部位が存在するときには、その部位が左右の切削刃単片15A、15Bの側部作用領域Z1に再び接触して底部が浮き上がった状態となって、再びその側部が側部作用領域Z1により前述したような作用の下に削り取られてゆくのである。そしてこれが進むと再び底部作用領域Z2に整形加工途中の被加工物A2が接触して、前記軸C3を中心としてあたかも加工室21内で回転ドラム14の外周部を転がるような動きによって、余すことなく被加工物A2の表皮部aが削り取られ、更に球状に形成されてくるのである。
【0031】
もちろんこのような作用は分析的に想定したものであり、実際の動きは被加工物A2が加工室21内で自由に遊動しているから、必ずしも整然と前記説明のように順序立てて加工されるものではなく、適宜被加工物A2の性状に応じた切削作用を受けているものと想定される。しかしながら結果的には整形加工後の被加工物A3はほぼ球状となって排出されるのである。なおこの整形加工後の被加工物A3の加工寸法は、実質的には加工室21の排出口24の径寸法により決定されるものと思われる。またこのような加工の際、被加工物Aは切削刃15に当接することはもちろんであるが、ガイドトラフ20の内面にも当接しているものであるから、このガイドトラフ20の内面をサンダ状の研摩可能な構成としておけば、表面の平滑仕上げも同時に達成できる。
【0032】
(5)切削表皮の排出
このような加工が継続されると、当然ながら被加工物A1の表皮部aが削り取られて切削表皮a2が生ずるものであり、これを単に放置しておくと加工室21ないしは切削刃15の部分におけるいわゆる目詰まり等が生じ、円滑な切削が期待できない事態が生じてしまうおそれも予想される。特に被加工物Aとして里芋等のいわゆる粘性液等を元々有している食材の場合にはその傾向が顕著である。このため本発明にあっては加工途中、常に円滑な表皮部aの除去がなされるものであって、切削刃15に当接して切削された切削表皮a2は、切削刃受部16により実質的に形成される切削表皮a2の逃げスペース18に入り込むようになる。この逃げスペース18は全体としてみると、中心に向かってほぼ渦状になるように傾斜していることにより、切削表皮a2は本来なら遠心力で遠心方向に飛ばされるところを逃げスペース18の奥底部に向かって移動するようになり、更にはその奥底部に連通した残片排出ポケット19に至るのである。このスペースはいくぶんか広い空間であるから、ここに至った切削表皮a2は残片排出ポケット19内においていくぶん自由な動きが許されるような状態となり、その部位での拘束がなくなるから、刃物ユニット11の回転による遠心力を受けてその側方から適宜飛び散ることとなる。その際に図7(d)に示すように切削表皮a2は回転ドラム14の肉抜き部14Bの外周側に供えられた排出案内面14Cに衝突しながら、外部へ飛散するので、結果として効率的に切削表皮a2が下方へ排出される。
【0033】
【他の実施の形態】
本発明の基本的な実施の形態は以上のようであるが、その他種々の改変が行い得る。
前記載置装置6としては、スラットコンベヤを用い、この搬送面の上面に支持ロッド61をほぼ垂直に設けたもので実施したが、その他図8に示すようにロボットアーム65により被加工物を把持し、このロボットアーム65により受入筒4上面に載置するようにしてもよい。
【0034】
また図9に示すように碗状に形成された凹部44の中心に受入筒4を上下動できるように構成しておき、被加工物を受け取る際には図9(a)に示すように凹部44下方へ下降して被加工物を受け取り、受け取った後、図9(b)に示されるように受入筒4を上昇するように構成しておいてもよい。なお因みに中継シュート43は、伸縮自在な蛇腹ホースを用いている。
【0035】
また本実施の形態では、整形装置本体2の駆動モータM1と、前処理装置3の駆動モータM2とを、別途のものを用いるようにしたが、共通の駆動モータを用い、適宜の伝達機構で刃物ユニット11、送込切断刃50及び載置装置6等を駆動するようにしてもよい。
【0036】
また更に送込切断刃50を上下に昇降させる機構として、スライダクランク機構52を示したが、その他、エアシリンダ等でスライダ55を上下動させてもよい。
【0037】
また更に基本的な実施の形態では、受入筒を鉛直状態に設置し、上端を加工開始端とした例を示したが、図10(a)に示すように受入筒を傾斜させて設置したり、図10(b)に示すように水平状態に設置することも可能である。なお図10(a)中、符号45で示す部材は支承板であり、加工開始端40に載置された被加工物A0の落下を防止するためのものである。
【0038】
また比較的大きいサイズの里芋等の被加工物Aの整形加工を行う場合には、送込切断刃50は、二本や三本等、複数本が近接されたものを用いてもよい。
すなわち図11に示す食材等の整形装置1における前処理装置3は、送込切断刃50が二本ずつ近接されたものを連結支持板7にて支持したもので、この近接された送込切断刃50に対応して受入筒4も二本ずつ近接されている。なおその他の構成については、前記基本的実施の形態で示したものと同様の構成を採るものであり、もちろん他の実施の形態で示したような適宜の改変も可能である。
【0039】
また上記図11に示す前処理装置と同様の技術思想の下に、例えば図12に示されるように送込切断刃50が複数本ずつ連接された手動作動式の独立タイプの前処理装置3Aを用意しておき、被加工物Aの種類に応じて適宜このものを用いるようにしてもよい。即ち図12に示す前処理装置3Aは、上面に平板が張設された矩形テーブル状の機枠Fのほぼ中央に、二つの受入筒4を隣接して設けられており、これら受入筒4の底部は機枠F上面を貫通し、この下方に設けられた取出シュート70に臨まされている。また機枠F上面には、複数本の案内ロッド71が立ち上げられ、これに対して昇降フレーム72が昇降自在に係止されるとともに、圧縮コイルスプリング73により上方に付勢されている。昇降フレーム72には、下部をこの昇降フレーム72の下面側に突出させた状態で、二つの送込切断刃50が固定して設けられている。また二つの送込切断刃50の上端は、連結板74により固定され、連結板74上面には、把手74aが設けられている。なお送込切断刃50内には、基本的実施の形態で示したような下方に付勢された押込ロッド51が設けられているものである。
以上のような前処理装置3Aを使用する際には、まず送込切断刃50は、圧縮コイルスプリング73により付勢されて上方に位置した状態であり、この状態で加工前の被加工物A0を受入筒4上の加工開始端40に載置する。そして把手74aを持ちこれを下方に押し下げ、送込切断刃50により加工前の被加工物A0を切断する。切断された前処理加工後の被加工物A1は受入筒4内を落下して取出シュート70上に落下して取り出される。また送込切断刃50は昇降フレーム72が受入筒4に当接することにより下降が停止されるものである。
【0040】
また整形装置本体2についても、図示されるような実施の形態の他、既に特願2002−082166で開示したように、種々の改変を行うことが可能であり、例えば回転ドラム14に換えて、ベルト基材に切削刃15を植設したものなどを用いてもよい。また切削刃15の形態も種々改変できるものであって、例えば切削刃単片15A、15Bの有効刃形も前述したようなU字形の他、V字形に近い形状で実施してもよいし、二枚ではなく三枚の切削刃単片でU字形等の有効刃形を形成するようにしてもよいものである。
【0041】
【発明の効果】
請求項1記載の食材等の整形装置によれば、前処理装置3により被加工物Aを整形加工が行いやすいように予め所定形状に切断されて、整形装置本体2に対し、所定時間間隔で被加工物A1が供給されるため、整形装置本体2での被加工物Aの詰まりがほぼ完全になくなる。また食材等の整形装置1とは別に切断装置(荒加工装置)を必要としなくなり、更に切断装置と整形装置とを結ぶコンベヤ等も必要としなくなる。また更に装置全体が製造ライン的なものではなくなるため、装置全体がコンパクトとなり、場所を取らず、狭小の場所にも設置可能となる。また整形装置本体2において、被加工物A2が切削刃15に臨むにあたり、遊動状態を維持しているから、被加工物A2は切削刃15と接触して表面の切削を受けるのと同時に切削刃15によっていくぶん遊動状態ないしは回転状態が付与され、これが継続されることによりその表面が満遍なく且つ例えば望まれる球形状等に切削されてゆくものであり、シンプルな構成の下に低コストの整形加工が確実になし得る。
【0042】
また請求項2記載の食材等の整形装置によれば、送込切断刃50の中心には、押込ロッド51が受入筒4内へ向かって所定範囲進退自在に設けられるとともに、この押込ロッド51を受入筒4内方向に向かって付勢する付勢部材が設けられているため、送込切断刃50による被加工物A0の切断後に、押込ロッド51により被加工物A1が押し込まれて、スムーズに受入筒4内を落下される。
【0043】
更に請求項3記載の食材等の整形装置によれば、受入筒4が鉛直状態に設置されているため、自然落下により前処理加工された被加工物A1がスムーズに整形装置本体2の供給口22に落下される。更に上端の加工開始端40にV字形溝40aが形成されているため、被加工物A0が載置された際の載置安定性に優れ、被加工物A0が受入筒4の加工開始端40から転がって落下するようなことがなくなり、載置装置6による載置ミスも生じにくくなる。
【0044】
更にまた請求項4記載の食材等の整形装置によれば、載置装置6は、スラットコンベヤの搬送面に被加工物を支持する支持ロッド61が設けられたものであり、一方受入筒4には、この支持ロッド61が当接するのを回避するための鉛直方向のスリット41が形成されているため、載置装置6が単純な構造で製造コストを抑えることができるとともに、支持ロッド61と、スリット41との構成により、衝撃なく受入筒4上の加工開始端40に被加工物A0を載置でき、載置ミスが生じるのが大幅に防がれる。またスラットコンベヤであるため剛性に優れ、移送終端においても確実に支持ロッド61は被加工物A0を支持する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食材等の整形装置の使用状態を示す側面図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】前処理装置を拡大して示す側面図である。
【図4】整形装置本体の加工ヘッドを拡大して示す分解斜視図である。
【図5】同上側面図である。
【図6】前処理装置の作動態様を段階的に示す説明図である。
【図7】整形装置本体における切削刃の作用状態を示す説明図である。
【図8】載置装置の構成を異ならせた他の実施の形態を示す骨格的側面図である。
【図9】受入筒を上下動できるように構成した載置装置の他の実施の形態の作動態様を示す説明図である。
【図10】受入筒を傾斜させて設置した実施の形態(a)と、受入筒を水平状態に設置した実施の形態(b)を示す説明図である。
【図11】二つの送込切断刃を近接させて設けた前処理装置の他の実施の形態を示す斜視図である。
【図12】二つの送込切断刃を近接させて設けた独立タイプの前処理装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 食材等の整形装置
2 整形装置本体
3 前処理装置
3A 前処理装置
4 受入筒
5 送込切断刃ユニット
6 載置装置
7 連結支持板
10 加工ヘッド
11 刃物ユニット
12 移送ガイドユニット
13 駆動軸
14 回転ドラム
14A 外周凹部
14B 肉抜き部
14C 排出案内面
15 切削刃
15A 切削刃単片
15B 切削刃単片
16 切削刃受部
17 固定手段
18 逃げスペース
19 残片排出ポケット
20 ガイドトラフ
21 加工室
22 供給口
24 排出口
24A 取出シュート
25 閉塞板
40 加工開始端
40a V字形溝
41 スリット
42 排出ガイド
43 中継シュート
44 凹部
45 支承板
50 送込切断刃
51 押込ロッド
51A 圧縮コイルスプリング
52 スライダクランク機構
53 設置ブロック
54 案内ロッド
55 スライダ
56 連結アーム
57 クランクホイール
58 中心軸
58a 従動スプロケット
58b 中継スプロケット
59 クランクロッド
60 スラット
61 支持ロッド
62 駆動軸
62a スプロケット
63 中継スプロケット
64 チェーン
65 ロボットアーム
70 取出シュート
71 案内ロッド
72 昇降フレーム
73 圧縮コイルスプリング
74 連結板
74a 把手
A 被加工物
A0 (加工前の)被加工物
A1 (前処理加工後の)被加工物
A2 (整形加工途中の)被加工物
A3 (整形加工後の)被加工物
a 表皮部
a1 切断残片
a2 切削表皮
C1 軸
C2 軸
C3 軸
F 機枠
G ガイド板
M1 駆動モータ
M2 駆動モータ
Ms 駆動スプロケット
Mc チェーン
Z1 側部作用領域
Z2 底部作用領域

Claims (4)

  1. 被加工物に対し、切削刃を作用させ、被加工物の表面形状を整形加工する装置において、この装置は、前記被加工物と切削刃とは相対的に移動するとともに、被加工物は切削刃に臨むにあたり、遊動状態を確保し得るように規制される整形装置本体と、前記被加工物を整形加工が行いやすいように予め所定形状に切断するための前処理装置とを具備して成るものであり、この前処理装置は、前記整形装置本体の供給口に連通し、一つの被加工物を加工開始端にて支持する受入筒と、この受入筒内に挿入自在でほぼ前記受入筒の内径形状を有する送込切断刃と、前記受入筒上へ被加工物を所定時間間隔で載置する載置装置とから成ることを特徴とする食材等の整形装置。
  2. 前記送込切断刃の中心には、押込ロッドが受入筒内へ向かって進退自在に設けられるとともに、この押込ロッドを受入筒内方向に付勢する付勢部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の食材等の整形装置。
  3. 前記受入筒は、ほぼ鉛直状態に設置されるものであり、その上端の前記加工開始端には、V字形溝が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の食材等の整形装置。
  4. 前記載置装置は、スラットコンベヤの搬送面に被加工物を支持する支持ロッドが設けられたものであり、一方前記受入筒には、この支持ロッドが当接するのを回避するための鉛直方向のスリットが形成されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の食材等の整形装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010184301A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Wada Kikai:Kk 栗切り機
CN106042030A (zh) * 2016-07-08 2016-10-26 长阳清江农机制造有限公司 轮盘式木瓜纵向定位剖切机
CN111745711A (zh) * 2020-06-09 2020-10-09 武汉理工大学 一种家用助老切菜机

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